- 1二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:12:13
- 2二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:12:56
わかったよおばあちゃん
- 3二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:13:05
- 4二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:13:09
- 5二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:13:40
フィンランドあたりの挨拶だったはず
- 6二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:13:41
ゴッフがマスターの事1回君付けで呼んでていつも呼び捨てじゃなかったっけとなった
- 7二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:13:54
モイはこんにちはとかの挨拶
- 8124/12/11(水) 20:15:27
「モイ」(moi)は呼びかけの言葉だぁよ
「やぁ!」だったり「こんにちは!」という感じで、親しみを持った挨拶って感じの意味なんだぁよ
「モイモイ!」と重ねると「じゃあね〜!」って意味になったり、よく使われる言葉なんだぁよ
- 9二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:15:58
ねえばあば フィンランド語ってッキとかッコとかkの促音がつく名前が多い気がするんだけどなにか理由があるの?
- 10124/12/11(水) 20:17:45
ヨウルブッキ
意味はフィンランド語で「クリスマスの山羊」だぁよ
古くから北欧では冬の時期、いたずら好きや贈り物を配る存在として山羊の精霊が親しまれていたんだぁよ
この「冬に贈り物をする山羊の精霊」という伝承は、西洋から入った聖ニコラウス…つまり、サンタクロースの伝承と結び付いたんだぁよ
結果として、山羊の精霊は次第に「山羊の化身が人の形をとったお爺さん」なんかの形になったんだぁよ
最終的には似ている文化として結ばれていって、今のサンタクロースと同じ「クリスマスに子供へ贈り物を配る、赤い服に白い髭の存在」としてフィンランドで親しまれるようになったんだぁよ
とはいえ、西洋や日本のサンタクロース像と違って、玄関から入って談笑したり、トナカイじゃなくて馬車に乗ったりっていう違いは残ってたりするんだぁよ - 11124/12/11(水) 20:23:06
フィン人
フィンランドの人々という意味のFinnoiを訳した言葉だぁよ
現代ではフィンランドの人々を指すけど、この場合はクラウディウス・プトレマイオスが『地理学』において語った、極北の狩猟民族を指すんだぁよ
これがスオミ人、サーミ人のどちらを指すかは曖昧だけど、以下の2点よりサーミ人だとされているんだぁよ
1.極北
カレワラに登場する、私ロウヒが収める地のポホヨラは「痩せた土地」や「凍える風吹く地」として作中で語られるんだぁよ
このポホヨラはサーミ人の住んでいた地域がモチーフだからこの「寒い土地」という特徴はサーミ人と一致するんだぁよ
2.狩猟
カレワラでは主人公であるワイナモイネンが住むワイナラは「豊穣の地」
逆に私ロウヒが住むポホヨラが「死の土地」なんて形容されるんだぁよ
これは主人公側のモチーフであるスオミ人の住む土地はラップランド南部に属していて、農耕が可能だったことから来ているんだぁよ。
逆にサーミ人は地面すら凍る北方では農業ができないから、狩猟を生業としていたんだぁよ
主にこの2点からこの「フィン人」はサーミ人を指すとされるんだぁよ - 12二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:24:20
今回割とパルシのルシがコクーンでパージしてる
- 13二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:31:34
このレスは削除されています
- 14二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:35:34
サミー所に住んでるサーミ人、なんちゃって
- 15124/12/11(水) 20:37:53
クッレルヴォ
カレワラの中でも、完全版と呼ばれる全50章からなる方に出てくる人物だぁよ
強すぎる力のあまり、何をするにも上手くいかなかった悲劇の少年。というのが大まかな説明だぁよ
元は単なる強すぎる力が故の弊害、というエピソードだったけど、編纂の際に神匠イルマリネンとエピソードが作られたんだぁよ
私の言っている下衆な真似っていうのはそれなんだぁよ
30〜36章あたりの、イルマリネンの奥さんやクッレルヴォの奴隷(使用人/仕える人)生活についてがそのエピソードだぁよ。
ちなみにカレワラは民間伝承を編纂した物語だから、一章ごとに教訓となるものが設定されているんだぁよ
このエピソードの場合は、「指示する時は明確に言いましょう」とか「子供のしつけはちゃんとしましょう」だぁよ - 16二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:39:03
やべえ普通に助かるスレだ
- 17二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:44:36
トナクソってどういう意味?
- 18二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:47:51
Wikiのカレワラ読んだ感じだと、クッレルヴォはイルマリネンの嫁(=ロウヒの娘?)をパンの中に石が入ってたという理由で殺してるからなぁ
そりゃロウヒからすると最大級の罵倒になるわな - 19124/12/11(水) 20:50:36
いい質問だぁよ、サルミアッキをあげようね
フィンランド語にkが多い理由ははっきりと分かっていないけど、主に2つの理由からそうなっている考えられるんだぁよ
1つ目は歴史的な要因だぁよ
そもそもとしてフィンランド語の祖先であるウラル語族…この場合はウラル祖語の方が正しいかもだぁね
単純にこの祖語は音素が少ないんだぁよ
破裂音(k,p,g)は発音しやすいっていう特徴から、言語が発生するときに最初の方に出てきやすいんだぁよ
だから少ない音素の中でも破裂音が多かったのがウラル祖語なんだぁよ
カレワラの中で私を表すときに”akka”(おばあちゃん)って言葉が使われるけど、これも古いフィンランド語より更に前、ウラル祖語の頃からほぼ同じ単語があることからも言えると思うんだぁよ
この特徴が寒冷で自然豊かな、人の出入りが少ない地域という特徴で保たれたのが要因かもしれないね
2つ目は文法的な要因だぁよ
詳しい説明は省くけど、フィンランド語を始めとするフィン・ウゴル語派では子音交替っていう末尾を変化させる単語の変化が多く起こるんだぁよ
これに便利だったからこの特徴が残ったと考察もできるね
正直あんまりわからないけど、大まかにこんな風に考察はできると思うんだぁよ
- 20二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:51:01
横から補足
かつてサーミはラップ人と呼ばれていたんだけど、「ラップ」にはスウェーデン語とノルウェー語で「破片、ボロ切れ」という意味があり、蔑称であるとして、現在は使われていないんだ
だから「ラップランド」という土地名も、現在では問題になっていたりするよ
サーミは紀元前三〇〇〇年頃からフィンランドおよびスカンディナヴィア半島北部地域に定住しているけど、もとはロシアの東北部から移動してきたウラル語族だ
- 21二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:52:03
シナリオスキップしてたから助かる
- 22二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:54:12
サルミアッキ?ぐだがシナリオで食べてた飴ってマジであんな味がするの?
- 23二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:54:30
レンミンカイネン「許された…」
- 24二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:55:13
- 25二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:59:14
まあ石入れたのは嫌がらせだからどっちもどっちって感じもするけど…
- 26二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:01:33
空のかけら
これはカレワラ第一章の部分が元となっているんだぁよ
カレワラの第一章では、ある水鳥が登場するんだぁよ
カヴェ(カーヴェ)という水の乙女が陣痛に苦しんでいる場面
そこで荒れ狂う波、風雨に晒され、止まる場所がない水鳥が飛んできて
天の乙女イルマッタルが肩を貸して、そこに止まった水鳥は感謝して卵を産むんだぁよ
そうして波の間に落ちた卵は割れて…ここからは和訳したものを貼るんだぁよ
「卵の下の部分は
大地となり、
卵の上の部分は
天となった。
茶色の上の部分は
太陽となって輝き、
白色の上の部分は
月となって照らした。
斑模様の部分は
星々となり、
黒い部分は
空に浮かぶ雲となった。」
こんな感じで世界が出来上がった。というのがカレワラにおける創世神話なんだぁよ
だから、「空のかけら」「空を支える殻」というのはこれが元になっているんだぁよ - 27二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:02:42
ラップ人という言葉に聞き覚えあったけど幼少期に読んだ雪の女王だわ
ゲルダの旅の途中で出てくるやつ - 28二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:02:52
有識者ニキネキのスレだ!すげえ助かる!
- 29二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:03:36
作中だといつの間にか死んだことになってるイルマタル
- 30二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:04:23
- 31二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:06:04
- 32二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:06:27
カレワラ全50章のうち10分の1くらいが結婚式の描写なんだよね
- 33二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:06:43
はえーすっごいためになる…
- 34二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:07:44
サンキューロウヒおばあちゃん
- 35二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:08:21
- 36二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:08:48
- 37124/12/11(水) 21:11:33
- 38二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:12:33
- 39二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:18:37
そもそもフィンランドは日本が言っているだけで向こうでは国名はスオミだからな
アテネウム美術館でカンテレもロウヒの緑像も見たけれど駅の郵便局も宛先がやっぱりスオミ
あとFateのガンドは実際の伝承となんか違う
そもそもヴァイキングが自分たちの言葉で悪霊ガンドを
スオミにサーミ人は嘘吐きで悪霊を太鼓叩いて操るんだと言ったもの
現地の言葉では違う名前の可能性があった - 40二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:25:07
グンヒルドの師匠がフィンランドの魔術師だから同じ魔術体系の大御所が出張ってきて緊張してんじゃないかな
- 41二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:28:41
まだロウヒ婆ちゃんのことを怖れてるとは決まっとらんし
- 42二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:29:12
- 43124/12/11(水) 21:33:26
解釈によるけど、そこは多分イルマッタル≒カヴェなんだぁよ
Kaveっていうフィンランド語を知らないから私は別のものとして訳したけど、カヴェとイルマッタルが同一のものとして語られている(異名?)とも読み取れるんだぁよ
一応女性を示す名詞であるのはわかるけど、イルマッタル(空気の乙女)と違って特定の単語の変化とも思えないんだよ
多分民話を編纂するときに似たような立場の女性神格が混同されたとかじゃないかなぁ、とも思うんだぁよ
はっきりしなくて申し訳ないんだぁよ…
- 44二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:41:19
関係ないけどこのシュン…って顔すき
- 45二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:50:12
ニキネキっつかジジババ…
- 46二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:56:39
博識ニキ助かる
- 47二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 22:09:31
ヨルムンガンド(大いなる獣)にヴァナルガンド(ヴァン河の獣)
とガンドって古ノルド語で獣や魔物、悪霊のことだからな
ヴァイキング方式だし悪霊をけしかけるガンド撃ちはノルウェー
それを外から自分たちの言葉で表した
- 48二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 22:49:34
博識二キの解説を見るときが一番楽しい
- 49二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 00:43:01
さらっと私が翻訳したカレワラっていってるのもよくわからない