【オリウマ🎲・SS】デカ牝馬から生まれたチビ競走馬をウマ娘にして走らせる 2.5

[1 ◆z0gopat5hg 24/12/11(水) 22:03:07]

G1級4勝、最高馬体重596kgのでかすぎ牝馬、ビッグビッグビッグにオルフェーヴルを付けた結果、難産の末に産まれたのはドチビ競争馬、ビッグアルケミストだった
そのビッグアルケミストをウマ娘にして、トゥインクルシリーズを走らせるスレ

現在クラシック級10月　8戦4勝（主な勝ち鞍：潮騒記念、ジャパンダートクラシック）

[2 1 24/12/11(水) 22:04:36]

前スレを保守わすれて落としちゃったので、続きから始めます！！

1スレ目はコレ

架空の繁殖牝馬の子供をウマ娘にして走らせたい｜あにまん掲示板

これが2スレ目

【オリウマ🎲・SS】でっかわ牝馬から生まれた豆粒ドチビ競走馬をウマ娘にして走らせる②｜あにまん掲示板

過去に建てたスレの設定をwikiにまとめさせてもらっています

チーム＜エダシク＞シリーズ - 近頃のオリウマをまとめていこう Wiki*

[3 ビッグアルケミスト 24/12/11(水) 22:05:45]

……というわけでっ！　ビッグアルケミストだよ！　ケミ子さんって呼んでいいかんね

名前：ビッグアルケミスト

身長：145cm　　BWH：70/52/78　誕生日：6月7日

適正：芝D→C　ダートA　洋芝B　　距離適性：短距離A　マイルA　中距離A　　脚質：差し

耳：母譲りの大きな耳

耳飾り：右耳に、フェイクゴールドのイヤーカフ！（牡馬）

毛色：鹿毛　流星：中央に筋の通った一本　髪型はセミロングにサイドテール（髪留めはパイライト鉱石をイメージ）

寮：美浦寮　学年：高等部（編入）

勝負服：ミントグリーンのスポーツウェアの上にダウンコート。赤いタクティカルグローブを付けている

小さな見た目でも、中身はわりとおじさん趣味なウマ娘、ビッグアルケミストだよ。通称ケミ子さん！

G1級、ジャパンダートクラシックを勝って……ようやく「名前負け」じゃあなくなったかな？　たはは……。

ちっちゃい頃のトラウマや、体格や家庭関係のコンプレックスにも、ようやく折り合いがついてきたんだ。

妹には、引っ込み思案の次女ワイルドハント、気難しがり屋の三女、病気がちな末っ子がいて、全員トレセン学園生！

ケミ子さん自体は陰キャだけど……そろそろ、夢見たっていいよね？

[4 ビッグアルケミスト 24/12/11(水) 22:06:56]

【現在の戦績】
クラシック級
・メイクデビュー（中山ダート1200m）　9着
・クラシック級未勝利戦（小倉ダート1700m）　1着
・伏竜ステークス（OP/中山ダート1800m）　2着
・クラシック級1勝クラス（京都ダート1400m）　1着
・潮騒記念（シニア混合2勝クラス/函館芝1200m）　1着
・レパードS（GⅢ/新潟ダート1800m）　3着
・不来方賞（交流GⅡ/盛岡ダート2000m）　3着
・ジャパンダートクラシック（交流GⅠ/大井ダート2000m）　1着
【8戦4勝】

【競争馬としてのビッグアルケミストの情報は、前スレ参照】

【これだけ知ってればわかる、ウマ娘ビッグアルケミスト】
・趣味は歌謡曲を聞きながら読書と、果実酒のソーダ割りで晩酌。145cmなのにおじさんみたいな趣味
・小さい頃、ちびっこレース中におもらししてしまったトラウマで、レース前やレース中にお腹が痛くなっちゃう
・体の悪い母親代わりに家事をやっていて、トレセン学園に編入せざるを得なくなったものコンプレックスだった
・本格化も遅く、クラシック級になってからのデビューだったが、このたびダート三冠最終戦を勝利！

[5 ビッグアルケミスト 24/12/11(水) 22:08:45]

ケミ子さんの友達はこちら！　詳しいプロフィールは前スレを確認してね。

ドゥルガシデンカイ、通称「ルガシィ」。

美浦寮のルームメイトで、ケミ子さんの同年代。ティアラ路線で頑張ってるギャル系ウマ娘だよ。

桜花賞、オークスともに敗れたけど、秋華賞では前哨戦ローズSを勝って勢いがあるんだ。頑張って……！

アグネスディアボロ。通称「ディアちゃん」。

同級生だけど、飛び級だから2歳年下。でも、中等部の頃からレースで活躍していた、ダート路線の先輩でもある！

この前の夏合宿では、ディアちゃんの（ごにょごにょ）なヒミツを知ってしまって……大丈夫、黙ってるってば！

ワイルドハント。ケミ子さんの妹で、4姉妹の次女。ケミ子さんは「ハント」って呼んでるよ。

ケミ子さんに似ず、身長がでっかくて、胸もでっかいウマ娘。でも引っ込み思案でおどおどしてんだよね……。

今は、ディアちゃんと同じチーム＜エダシク＞に所属して、本格化を待っているところ。ハントも立派なウマ娘になるんだよ！

[6 ビッグアルケミスト 24/12/11(水) 22:09:45]

新しいお友達も増えたんだよ！

名前：ゲミンガ

身長：160cm　体つき：ふつう　路線：クラシック路線　脚質：追い込み

耳：ふつうの大きさ　耳飾り：右耳にレシーバーがついている（牡馬）

毛色：青鹿毛　流星：頭に主張の激しいアホ毛がある　髪型は外ハネ気味のショートカット

寮： dice1d2=2 (2) 【1:美浦寮　2:栗東寮】　学年：高等部

「当機がゲミンガです。アグネスディアボロお嬢様のボディガードをする傍ら、レースにも参加しております。

　主な戦績は、皐月賞1着、日本ダービー1着……いわゆる『二冠ウマ娘』というものです。

　……この仮面はなんなのですかって？　いずれ話す時が来ますよ。ははは」

今年の2冠ウマ娘で、ディアちゃんと同じチーム＜エダシク＞に所属するゲミンガさん。

顔を覆う真っ黒な仮面を被った、不気味……だけど、喋ると割と気さくなウマ娘なんだよ。

素顔どころか、素肌だってまったく見せない不気味さで、後方から追い上げる姿はまさに宇宙的恐怖！　一人称も「当機」とか言ってるし、本当にウマ娘なのかどうかも怪しい！

……いよいよ彼女も、クラシック三冠目の菊花賞に挑む。見届けなきゃ……！

[7 ビッグアルケミスト 24/12/11(水) 22:10:44]

関連人物だよ！

【トレーナー】通称：オッサン

ケミ子さんを見てくれているトレーナーさん。髪と髭に白髪の混じったロマンスグレーで、最近禁煙に成功したんだ。

わりとデリカシーには欠けているけど、おじさんっぽい趣味のケミ子さんとはウマが合うんだよね、これが。

トレーナーとしての腕も申し分ない……けど、どうしてオッサンはケミ子さんに会うまで担当を持ってなかったんだろう？

【せがれ君】

オッサンの息子。現在大学1年生で、装蹄師になるために勉強中。ときどき遠征に一緒についてくるんだ。

中肉中背でメガネをかけた、ザ・オタクみたいな見た目をしているけど、オッサンと違い配慮の出来る人で、陰キャなケミ子さんともわりと気が合う。

フラグは……うーん、どうかな？　まだ立ってはいないかも、かなぁ（現在の友好度：12/100）。

【チーム＜エダシク＞のトレーナー】

アグネスディアボロちゃんのトレーナーさん。後述するビッグビッグビッグさんの旦那さんでもある。

身長が小さくて（154cm）、メガネをかけててちょっと神経質そうな見た目だけど、めっちゃ愛妻家。

実はクラシック路線のウマ娘を担当するのは今回が初めてらしいんだけど、最初からゲミンガさんがダービートレーナーにしてくれたんだよね。すっごい。

[8 ビッグアルケミスト 24/12/11(水) 22:11:50]

関連人物の続き。この二人とは、特別なつながりを感じるんだ……。

【ビッグビッグビッグ】

ひょんな出会いから、悩みを聞いてくれたりしている元トレセン生のウマ娘。＜エダシク＞のトレーナーはビビさんの旦那さん。フォトスタジオの店員をしながら、勝負服を作る仕事をしてるんだ。

おなじ「ビッグ」って名前だから、あたしは「ビビさん」って呼んでいて、ビビさんからは幼名の「こかげちゃん」と呼ばれている。

今年の6月、全身麻酔を使うほどの難産の末に、ウマ娘の赤ちゃんを出産。今は「お母さん」として頑張ってるんだ。

それにしても……ビビさんとはずっと、運命めいたつながりを感じるんだよなぁ……。

【ボワオンブラージェ】

＜エダシク＞トレーナーと、ビッグビッグビッグさんとの間の赤ちゃん！　鹿毛の女の子！

ケミ子さんとは誕生日が同じなだけでなく、あたしの幼名「こかげ」とおなじ「木陰」という意味の名前……と、運命めいたつながりがある。

そして……なぜかケミ子さんに対してあたりが強い。なんで！？

[9 ビッグアルケミスト 24/12/11(水) 22:13:08]

いままでのあらすじ！（それ以前のあらすじは前スレ参照！）

・クラシック級春
伏竜ステークスで手痛い敗戦をしたケミ子さんは、その後行われた1勝クラスのレースで激走を披露！
これで、小さい頃にお腹が痛くなったトラウマとは、折り合いをつけることができるようになったんだ。
一方、同室のルガシィは桜花賞・オークスと連戦するも、2冠ウマ娘に阻まれてしまっていたんだよね……。

・クラシック級夏
6月になって少し経って、ビッグビッグビッグさんのお産が始まった。しかし、容態が急変して一時は「覚悟してください」って……でも、無事に生まれてよかった！
夏合宿前に行った函館での芝レースでは、シニア混合だったけどなんと勝利！　あたし、洋芝でも走れるんだ……！
そして夏合宿で、二冠ウマ娘のゲミンガさんと知り合ったり、ディアちゃんの（ごにょごにょ）なヒミツを知ったりしちゃったんだよね。
レースではダートに戻って、レパードS・不来方賞と連戦するも、いずれも3着。なんとか目標のジャパンダートクラシックには滑り込めたけど、この時期は勝ちきれなくてウジウジしてたなぁ……。

・クラシック級秋
そして迎えたジャパンダートクラシック。
レパードSや不来方賞の勝ちウマ娘、そして今年ダート2冠を達成したウマ娘を相手に、ケミ子さんはピッチ走法とストライド走法を切り替える走りをぶっつけ本番で繰り出す！
そして……差し切った！　あたしはとうとう、G1ウマ娘になれたんだ……！
でも、秋のG1シーズンはまだ始まったばかり。次はルガシィ、そしてゲミンガさんの番だよ！

[10 ビッグアルケミスト 24/12/11(水) 22:13:58]

（※今スレからの新要素として、今までに手に入れた持ち物が何らかの効果を発揮するようにします）

【現在の持ち物】

・ビビさんからのカバン：ビッグビッグビッグさん手作りの、フリルのワンポイントがついた飾りすぎないカバン。普段遣いできるように、って作ってくれたんだ。

　→効果　dice1d2=2 (2) （1:因子継承ダイスに固定値+5　2:ラーメンを食べる描写の度にランダムで選ばれた因子継承率がちょっと上昇）

・勝負下着：ルガシィに「一組はもっておきな」って買わされた、ショーツの一部がヒモになってる叡智な下着。ケミ子さんにも、使う時が来るのかな……？

　→効果　dice1d2=1 (1) （1:異性との友好度・絆上昇率がアップ　2:「そういうとき」が来た時にスキルを獲得）

・スーパーBIGサイズ：成り行きでディアちゃんから貰ってしまった、ディアちゃんがヒミツにしている「おねしょ癖」対策のおむつ。ケミ子さんにも履けちゃうんだな、これが。

　→効果　dice1d2=1 (1) （1:バ場判定ダイスで「良馬場」になりやすくなる　2:雨が降っていれば「良バ場◯」が発動する）

[11 二次元好きの匿名さん 24/12/11(水) 22:14:12]

立て乙です
ゲミンガちゃん本当にボンドルドみたいな雰囲気と見た目でじわじわ来てる

[12 ビッグアルケミスト 24/12/11(水) 22:59:05]

（※訂正：晩酌で飲んでるのは果実酒じゃなくて『果実酢』のソーダ割りです！！！　未成年飲酒ダメゼッタイ！）

（※引き続き、レス等いただけると、ビッグアルケミストのファンレターとして返信したり、まとめてレスしたりします。下記より再開です！）

＊　＊　＊　＊　＊

《夏を経て、ひとつ大人になった乙女たち。彼女らの闘気に圧され、京都レース場に降り続いていた雨も止みました》

10月半ば。京都レース場。天気は曇りだが、バ場は「重」と発表されている。

いよいよ、同室のルガシィ――ドゥルガシデンカイの大一番、秋華賞がはじまるんだ！

ディアちゃんに誘われ、京都レース場5階の指定席にて観戦することになったケミ子さん。

旅費とか全部ディアちゃん持ちだったんだけど、いいの……！？

「親のカネとコネというのは、こういうときに使うものなのじゃ。親の七光りも、捨てたものじゃないのじゃぞ」

あわわ……ディアちゃんのお母さん、アグネス議員さんありがとうございます！

さあ、ファンファーレも鳴って、枠入りが始まる。もちろん、ケミ子さんたちが応戦するのはルガシィただひとり！

トライアルのローズステークスを快勝し絶好調だが、一番人気はやはり桜花賞・オークスを連勝したダブルティアラのウマ娘。

ダート三冠はあたしケミ子さんが阻止しちゃって、続くトリプルティアラは達成されるのか阻止されるのかと、盛り上がっている。

《さあ枠入り終わって態勢完了……スタートッ！　クラシックティアラ路線の終着点、最後の2000mが始まった！》

【ドゥルガシデンカイの調子……　 4 + dice1d6=4 (4) 】（大きいほど勝率アップ！ 夏で強くなり固定値追加）

[13 ビッグアルケミスト 24/12/11(水) 23:34:14]

そしてスタート！

ルガシィの得意技は追い込み。しかし仕掛けどころの第三コーナーに、いわゆる「淀の坂」があるのが問題だ。

昔は「淀の坂はゆっくり登ってゆっくり下れ」というのが定説だったけど、ここでスタミナとパワーに物を言わせて押し切る戦法も使われている。

「どうしたのじゃ急に」

うっ、ついついケミ子さんも説明口調に！

ともかく、追い込み脚質のルガシィは「淀の坂」攻略がカギってことだね。

レースは中盤。ダブルティアラのウマ娘は中段で構えて、定説通りに坂の登りに入っていく。

そしてルガシィは……動いた！　坂の下りから急加速して「まくり」に入った！

「今までのルガシィには無い戦法なのじゃ……！　ダブルティアラのはもうじき最終直線に入るぞ！　追いついてくれ、ルガシィ！」

《さあ最終直線！　トリプルティアラまではあと１と半ハロン！　しかし後続から追い上げてくるのは水色の勝負服ドゥルガシデンカイ！

　快挙か！？　反逆か！？　残り１ハロンを切って先頭ぎゅっと固まって、しかし外からシデンカイ！　果たして――》

お願い、届いて――！　人目も憚らず、ディアちゃんと２人で「行け――ッ！」と叫んだ！

dice1d10=3 (3)

1～4 《外からシデンカイ強襲！　曇天の京都に紫電ほとばしる！　ドゥルガシデンカイが差し切った！》

5～6 《トリプルティアラまであと少し、だがゴール前でドゥルガシデンカイと並ぶ！ トリプルティアラ dice1d2=2 (2) 【1:達成　2:阻止】！！！》

7～9 《先頭は大混戦！　大外から飛び込んできたドゥルガシデンカイが…… dice1d3=3 (3) 着！》

10　《なんと先頭逃げ切った！　ダブルティアラも、大外からのドゥルガシデンカイも抑えて見事な戴冠！》

[14 ビッグアルケミスト 24/12/12(木) 06:39:38]

《外からシデンカイ強襲！　並んだか！？　いいや差した、差し切ったっ！　先頭はドゥルガシデンカイっ！！

　曇天の京都に今、紫電がほとばしる！　ドゥルガシデンカイが差し切って、最後のティアラを見事戴冠！》

その差は dice1d3=2 (2) 【1:クビ差　2:半バ身　3:1バ身】！　ルガシィが……ルガシィが差し切った！！

ゴールの瞬間、ディアちゃんと2人で抱き合うケミ子さん！！　やった、やったぁ！！！

「やったのじゃ！　ケミ子に続いてルガシィも三冠阻止の大金星じゃ！！」

そっか、ルガシィがトリプルティアラを阻止したことで、ダート三冠に続いてまた偉業阻止だったんだ！

そうなると……これからクラシック三冠に挑むゲミンガさんには悪い流れになっちゃったかな……？

「……来週はこの京都レース場で、ゲミンガがクラシック三冠に挑む。あやつは常識外じゃぞ？　そんなジンクスなぞ、取るに足らんのじゃ！　それよりも、インタビューが始まるぞ！」

ターフビジョンには、ルガシィの顔がアップで映されている。涙で、せっかくキメたメイクがぐしゃぐしゃじゃん……！

インタビュアーが「この勝利を誰に伝えたいですかと」聞くと……

『もち、トレーナーと友達のみんな！　みんな見てる？　ウチ、やったよ！

　ここまで来るのにとっても苦しくて悔しくて、いっぱい泣いて……でもようやくここで輝けました！』

きっと今、京都レース場にいる人の多くはトリプルティアラ達成の瞬間を見に来ていたのだろう。

でも、そのように語るドゥルガシデンカイに、観客席は万雷の拍手で応えたのだった。

[15 二次元好きの匿名さん 24/12/12(木) 18:15:21]

保守

[16 ビッグアルケミスト 24/12/12(木) 18:20:23]

翌週、クラスではルガシィの秋華賞勝利のお祝いで大盛りあがり！

次走はなんと、ジャパンカップを予定だって！　さっすがルガシィ。ルームメイトとして鼻が高い！

さらに、ジャパンダートクラシックで二冠を破って勝ったケミ子さんと合わせて、二人揃って「三冠ブレイカー」なってあだ名で呼ばれるようになっちゃった。たはは……。

「嬉しいんだけどさぁ……すっごい嬉しいんだけどさぁ！　なんか縁起が悪くない？」

部屋に戻って、パジャマに着替えたルガシィがそう愚痴をこぼす。

まあ神社で言ったら、縁切りとかそっちの効果がありそうなあだ名ではあるよねぇ。

そうなってくると、心配なのは週末の菊花賞。ディアちゃんのボディガード兼チームの後輩、ゲミンガさんが三冠をかけて出走する。

「……ウチら、ディアちゃんにお誘い受けてるけど学園で応援しよっか？」

うん、そうしよ……。

【ゲミンガの菊花賞】

天気： dice1d10=1 (1) 【1～4 晴れ　5～8 曇り　9,10 雨】

バ場： dice1d10=4 (4) 【1～4良 5～7稍重 8～9重 10不良】

【ゲミンガの？？？　dice5d200=106 40 147 106 24 (423) （数字が大きいほど……！？）】

[17 二次元好きの匿名さん 24/12/12(木) 18:30:07]

穴党ぼく　「菊花賞追い込みは不利！今年は三冠が二度阻止されてて流れも悪い！本命は神戸新聞杯組！」

[18 ビッグアルケミスト 24/12/12(木) 22:34:22]

そして迎えた菊花賞当日。
寮のラウンジの大型テレビ前に、寮生たちが観戦のために集まっている。
でも、私たち「三冠ブレイカー」は縁起が悪いから、列の後ろから見守ろうね。

《ダート三冠はビッグアルケミストが、トリプルティアラはドゥルガシデンカイが阻止してみせました。
　果たしてクラシック三冠には刺客が現れるのか。それとも、二冠ウマ娘ゲミンガが達成してしまうのか！？》

「うわ、実況でもウチらの事言われてるじゃん……嬉しいけど、今はちょっとビミョーだね」

たはは……。そうだね。ケミ子さんたちは、三冠を達成してほしい側だもん。
いよいよ枠入りが始まる。以前、ゲミンガさんは「長距離は不得手」と言っていたけど、芝3000mはどのウマ娘にとっても初めての距離。彼女のポテンシャルなら！

《内枠ゲミンガ、ゲート内で落ち着いています。そして大外枠、阿寒湖特別から勝ち上がった16番ゲートイン。
　クラシックロードの終着点、菊花賞。3000メートルのファイナルラウンド……スタートッ！！》

スタートした！　ゲミンガさんは良いスタートを切ると、囲まれないように後方に下がって覗う姿勢だ。
1回目の第3コーナーを、内ラチ沿い最後方付近で通過していく。
マークしようにも、ここまで後方に下がられては対処は難しい。マークされていることを逆手に取った、ゲミンガさんの作戦か。

《さあホームストレッチ、注目のゲミンガなんと最後方で通過！　後方を気にして隊列はぎゅっと固まったまま第一コーナーを回っていきます》

先頭こそ並んで争っているものの、全体としてはかなりのスローペース。最終直線に入ってからが勝負になるだろう。

[19 ビッグアルケミスト 24/12/12(木) 23:10:23]

「ウチはイチかバチか、淀の坂から『まくり』を使った。ゲミンガさんは、限られたスタミナの中でどう動くんだろう……！？」

ルガシィがそう言っている間に、先頭がその「淀の坂」に差し掛かる。

ゲミンガさんはまだ動かない！　そのまま下りに差し掛かって……。

《……なんと、なぜそこにゲミンガが！　内ラチ沿いを這うようにゲミンガ猛追！》

「うっそでしょ！？　まるでワープでも使ったみたい！？」

き、聞いたことがある！　荒れた内ラチ沿いを嫌って他のウマ娘が外側に行くのを見計らって、あえて内ラチ沿いを行く掟破りの走行方法！　通称「ゴルシワープ」！

さらにゲミンガさんは「淀の坂をゆっくり下る」という掟破りもしている！　二重の掟破りだ！！

けれども、それをできるスタミナが残っているの！？　いや……残っているからこその「二冠ウマ娘」なんだ！

《内からゲミンガ！　荒れたバ場を縫うようにゲミンガ！　これが日本ダービーでも見せた『パルサー・ラン』だ！》

【“領域”パルサー・ラン　423 / 1000】

dice1d10=5 (5)

1～3　《内ラチを切り裂いて、爆発的な末脚！　ゲミンガ、三冠達成――ッ！！！》

4～7　《先頭に迫るゲミンガ！　逃げる16番！　しかし捉えた捉えたッ！　dice1d2=2 (2) 【1:ハナ差　2:クビ差】でゲミンガ勝利ィ！》

9,10　《なんとここでも三冠を阻止するウマ娘が現るっ！　16番、阿寒湖特別の申し子、二冠ウマ娘を打ち破った！》

[20 ビッグアルケミスト 24/12/13(金) 06:39:15]

《見事っ！　ゴール前で捉えたッ！　我が国のレース史に、新たな蹄跡が刻まれました！　漆黒の超新星、ゲミンガっ！　三冠達成です！》

ラウンジが湧く！　やったぁ――っ！　ゲミンガさんが、ゲミンガさんがクラシック三冠だぁ！！

それにしても最終直線の末脚、物凄かったなぁ。実況に『パルサー・ラン』って言われてたけど、まるで桁の違うような、あれを出されたら勝てっこない、みたいな……。

「ウチ、地元の友だちに聞いたことある。偉業を成せるウマ娘はだいたいスッゴイ力を発揮できるんだって。たしか……“りょーいき”？ とか言ってたかな」

感の鋭いルガシィも、あの走りに引っかかるものを覚えたのだろう。

それにしても……“領域”か。そんなもの、本当にあるのかなぁ？　……なんて言っている間にヒーローインタビューだ！

【仮面の三冠ウマ娘のヒーローインタビュー！　ここで仮面を……　dice1d2=2 (2) 】

1　脱ぐ！

2　「ははは。秘密のままのほうがチャーミングでしょう？」

[21 二次元好きの匿名さん 24/12/13(金) 17:39:38]

保守

[22 ビッグアルケミスト 24/12/13(金) 17:50:26]

>>15>>21　毎度、保守あり！　続き待っててくれて嬉しいな！

＊　＊　＊　＊　＊

「ところでゲミンガさん、一部では顔を晒さずにレースを走っていることへの是非というのがあるのですが……」

ヒーローインタビューの終わり際、一人のインタビュアーがゲミンガさんに放った言葉だ。

仮面のウマ娘というキャッチーな触れ込みで、とうとう三冠ウマ娘にまで上りつめた。しかし「替え玉なのではないか」「そもそも本当にウマ娘なのか」という声は、当初から言われていたこと。

それにしてもちょっと失礼じゃないの？　隣のルガシィともども、テレビに向かって憤る。

「ははは。そのような声があるのはもちろん承知しています。しかしこの場でさらすのはまだ相応しくないでしょう。

　当機は12月末、有馬記念に出走を検討しています。その後改めて、機会を設けましょう」

「おお」と、記者たちがざわつく。今年の年末、とうとうゲミンガさんの正体が明らかになるんだ……！

なにはともあれ三冠は達成され、ケミ子さんたちのそれぞれの大一番は幕を閉じた。次もあたしたちは、それぞれのG1レースに挑んでいく。

……で、菊花賞が終わったところでケミ子さんの休息もおわり！　いよいよ東京大賞典に向けてトレーニングしていくよ！

でも……なんか体の調子がおかしいような……！？

【休息を挟んで、ケミ子の体は…… dice1d4=3 (3) 】

1　めちゃくちゃ調子がいい！（トレーニングが確実に成功）

2　さすがに体は鈍ってるかぁ（プラス・マイナス効果なし）

3　おなかがぷにぷに……

4　お肌が荒れてる……

[23 ビッグアルケミスト 24/12/13(金) 22:51:37]

「おいケミ子、ちょっと太ったんじゃねぇか？」

トレーニング再開初日。あたしのトレーナー、オッサンは早速ノンデリ発言をしてきた！

オッサン、ケミ子さんだって中身オジサンでもいちおう乙女なんだかんね！　すこしは言葉を選んでってば。

「だって、JDC勝利のお祝いにパーティ行ってきたんだろ？　その足で秋華賞勝利パーティ、三冠記念パーティにも行ってたらふく溜め込んできたんじゃねぇか。

　あー……いいなぁ三冠。オッサンも夏合宿でゲミンガちゃんの面倒見たんだから、ダービートレーナーでいいよな？」

よくないよくない。便乗しないで。

まあ確かにパーティに参加してたけど……じ、実はお祝いに前々から挑戦したかった、大食いチャレンジメニューにも挑戦しちゃっててさ。たはは……。

「なんだぁ、そんなの聞いてねぇぞ。ったく、そんだけ満喫してたら腹も出てくるに決まってるだろう」

はぁい……ケミ子さん、泳ぎますね……。じゃ、オッサン、ビート板取ってきて！

「お前泳げなかったのか？」だって？　う、うん。そうだよ……。おこちゃまっぽいからあんまり知られたくなかったんだよう！

【体重が元通りになるまで dice5d3=2 1 1 3 2 (9) 日かかった！】

＊　＊　＊　＊　＊

さ、体重がもとに戻ったら、改めて東京大賞典に向けて練習だ。

オッサンいわく、東京大賞典には現役最強の地方ウマ娘が参戦してくるらしい。油断はできないね。

【ケミ子、東大受験への道！　dice1d3=2 (2) 】

1:出走者に話を聞こう！（因子強化）　2:基礎能力を底上げだ（スキル強化）　3:新しい技術！（スキル取得）

[24 ビッグアルケミスト 24/12/14(土) 06:30:21]

やはり基礎練習は大事。坂路、ウッドチップ、そしてプール調教。

天気の悪い日でも、エアロバイクでがっちりトモを鍛えて、大井のダートをしっかり蹴り上げられるようにしなきゃ。

「しかしケミ子、JDCのラストで見せたピッチとストライドの切り替えは、あらためて見事だったぞ。お前さんはあの走りをモノにできてるのか？」

そんな練習のクールダウン中、オッサンがそう聞いてきた。

うーん……まあコンディションにもよるけど「ここだ！」って瞬間ははっきりわかるようになったかな。

はっ。これがあの噂されている“領域”ってやつ！？

「“領域”とはまた大層な言葉を知ってるな、ケミ子。だが、そんな簡単に到れるはずがねぇだろう。

　そもそもあれは、極限まで高められたレースへの没入からくるランナーズハイと、そこから繰り出されるベストパフォーマンスを合わせた通称だ。簡単に言うが、針の穴を通すような条件で初めて発揮されんだぞ？」

むぅ……じゃあオッサンの目から見て“領域”に入ってるウマ娘っている？

「そりゃあもう、三冠ウマ娘の連中だな。ダート三冠ナダジュピター、新・三冠ウマ娘ゲミンガの最終直線も“領域”に達していたかもな。

　もちろん、ケミ子が随意にしてるオルフェーヴルも、だ。凱旋門賞での最終直線には、オッサンも流石に夢を見た」

そっか。あたしもこの前のゲミンガさんの菊花賞ですごい気迫を感じた。やっぱりあれが“領域”なんだ。

あのレースにはものすごい「ギラギラ」があった。あたしのジャパンダートクラシックのときとは、比べ物にならないぐらいの「ギラギラ」が。

それに……凱旋門賞、か。

【基礎トレーニングでスキル発動率アップに挑戦！】　

dice100d10=　（一度でも80以上が出れば発動率アップ！）

[25 ビッグアルケミスト達 24/12/14(土) 06:52:29]

>>24

うわーん！　ダイスミスった！　

dice10d100=81 11 77 4 70 59 23 83 58 70 (536)

～ファンレターへの返信（※メタ視点）～

>>11

おや。当機へのファンレターですね。改めましておはようございます、ゲミンガです。

この度は応援の程、ありがとうございました。おかげで菊花賞でもベストパフォーマンスを繰り出すことが出来ました。

ちなみに仮面のデザインですが、広範囲の視界を確保するにはこの形状がベストでした。仮面の下は、いずれ……。

（※競争馬としては、パシュファイヤー付きのメンコを着用していたものと思われます）

>>17

一番人気に推されてる子じゃあなくて、そっから下剋上を狙う子が大穴を開けたときの空気が好きなレースファン、いるよね。

ケミ子さんのジャパンダートクラシックでも、勝ちきれてなかったくせして4番人気だったのは、そういうファンが多いからなのかも。

ちなみに、神戸新聞組で一番倍率が高かったのは dice1d200=145 (145) 倍だね。

[26 二次元好きの匿名さん 24/12/14(土) 11:56:41]

ずっとスキル不発だったからこの強化は大きい
それと、出来るのなら前スレのファンレターも返信して♡

[27 ビッグアルケミスト 24/12/14(土) 17:45:09]

～引き続きファンレターへの返信（※メタ視点）～

>>26

やっぱ基礎は大事！　コーナーで冷静に周りを見れるようになったり、終盤の仕掛けどころをきっちり見分けられるようになってきたよ！

そいえば、スレ切り替えのゴタゴタで前のファンレターに返信しそびれちゃったな。ちょっと振り返って答えるね。

【トレーニング成功！　スキル発動率が1.5倍になった！】

（前スレ93、113）

どんどんウマ娘離れした外見が明らかになってく、ゲミンガさんへの反応だね。

ゲミンガさんの嫌でも目に入る真っ黒な勝負服が、視界の隅からじわじわと上がってきて……目を離した隙にはもう隣に！

ううっ、夢に出たらおねしょしちゃいそう……。今日は、ディアちゃんに譲ってもらったコレ、履いて寝よっかな……？

（前スレ98、100、106）

これは、不来方賞に負けちゃって落ち込んでた時のファンレターだ。

たはは……ジャパンダートクラシックに勝った今だから言えるけど、やっぱりどん底から這い上がったほうが気持ちいいよね。

JDCに出られなかったら、もっと大きな挫折イベントになってたかもだ。橋の上で意味深にたそがれて、そのまま飛び降りちゃいそうになるとか……。

（前スレ123、125、128）

あっ、これジャパンダートクラシック勝った直後のだ！　みんな応援ありがとう！

こんなケミ子さんでも、応援してくれてる人がいるの、嬉しいな。

まさか一気にコンプレックスまで解消されちゃうとは、だ。さらに強くなった走りを、東京大賞典で見せちゃうかんね！

[28 ビッグアルケミスト 24/12/14(土) 18:47:27]

基礎トレーニングで、冷静に周りを見れるようになってきた！
東京大賞典は、ジャパンダートクラシックと同じ大井レース場の2000m。
そうして、あっという間に12月。ここで、オッサンのもとにあるニュースが舞い込んできた。

「……やべぇ事になったな。東京大賞典に、スプリッツァナガンが出走してくる。ラストランになるそうだ」

スプリッツァナガン……？　ああ、知ってる知ってる。ルームメイトのルガシィの同級生だって言ってた。
地元・園田トレセンのエースだって聞いてたけど、そんなにヤバいの？

「ヤバいも何も、地方所属でありながら、先日のチャンピオンズカップを勝利し今年の中央ダートG1連覇。
　ダート最強世代と言われた『SSA』最後の一人で、名実ともに現役最強のダートランナーだ。
　そのリッツァの持ち味は、一か八かの大逃げ。他の連中が勝負を仕掛けられないトリックスターぶりが厄介だな」

『SSA』ってのは、サンディスター、スプリッツァナガン、そしてアグネスディアボロの頭文字を取った、ダートクラシック初代世代の強者3人をくくった通称だね。
サンディスターは今年の春のサウジカップをラストに引退。アグネスディアボロは無期限休養していたけど、先日正式に引退発表した。
そして最後の一人、園田のスター・スプリッツァナガンが東京大賞典を最後に引退……ってわけだ。

「スプリッツァナガンは、2年前の東京大賞典で大逃げを成功させて勝っている。今回は……荒れるな」

そだね……心してかかろう。
今年の東京大賞典は、大きな区切りのレースになりそうだ。ケミ子さんも万全の体制で望むぞ！

[29 ビッグアルケミスト 24/12/14(土) 18:50:31]

――12月になったということは、ルガシィとゲミンガさんのそれぞれのレースがあったということ！

結果を伝えていくね。

【ドゥルガシデンカイのジャパンカップ　dice1d10=1 (1) 】

1　まさかまさかの……1着！？

2～4　掲示板入りする大健闘。1 + dice1d5=5 (5) 着

5～8　クラシック組やシニア級の猛者に揉まれるも上位入着。 dice5d2=2 2 2 2 2 (10) 着

9,10　ローズSからの走り詰めがたたったか…… dice6d3=2 2 3 1 2 2 (12) 着

【ゲミンガの有馬記念　dice1d10=2 (2) 】

1,2　最後方から一気！　G1を4連勝で年度代表ウマ娘を確実に！

3～6　勝負は最後の最後までもつれ込んだ！　結果は dice1d3=3 (3) 着

7～9　シニア級のウマ娘たちによる新三冠への洗礼！　dice1d6=3 (3) 着

10　序盤から組まれるきついマーク！　勝負の風が向かずに dice2d4=1 3 (4) 着

[30 二次元好きの匿名さん 24/12/14(土) 18:58:39]

これに続けるかケミ子

[31 二次元好きの匿名さん 24/12/14(土) 20:37:33]

>>29

ルガシィの判定ダイス2以上の結果ダイスことごとくエライ事になってて芝

[32 二次元好きの匿名さん 24/12/14(土) 21:05:13]

３歳有馬は歴代最強馬論争上位候補への特別チケット

[33 ビッグアルケミスト 24/12/14(土) 22:06:07]

11月後半、ルガシィが挑んだジャパンカップ。

相手はシニア級を戦い抜いてきた猛者のみならず、海外からの挑戦者も多数参戦した中で、いくら直近のG1を勝っているとはいえ人気は高くはなかった。

しかし、逃げ馬多数が競り合って先頭集団が総崩れした中を縫って、ルガシィが先頭に躍り出た！　海外からの挑戦者と写真判定になるものの……ハナ差で1着をもぎ取ったんだ！

クラシック級のティアラ路線からジャパンカップを制したのは、あのトリプルティアラ・ジェンティルドンナ以来。

この勝利の後、ドゥルガシデンカイは密かにこう呼ばれ始める。『史上最強のギャル』と！

そして、東京大賞典を目前に控えた今年最後の日曜日・有馬記念！

クラシック級のルガシィの活躍も覚めないまま、今度はゲミンガさんが怒涛の活躍を見せた。

三冠ウマ娘だけあり、最初からきついマークを受けるものの、年末の中山レース場、最終直線の芝は大荒れ。

そこからは菊花賞の再現だった！　大荒れの内ラチ沿いを超ピッチ走法、通称『パルサー・ラン』で駆け上がる！

結果はクビ差の1着！　しかし着差以上の勝利とは、こういうことを言うのだろう。これで年度代表ウマ娘への選出を、確実なものとしたんだ。

有馬記念のヒーローインタビューで、ゲミンガさんは「次のURA表彰に合わせ、会見を開きます」と宣言。いよいよ、ゲミンガさんの素顔が明らかになる……！

そして12月29日。いよいよ東京大賞典の日がやってきた！

天気： dice1d10=2 (2) 【1～4 晴れ　5～8 曇り　9雨　10雪】

バ場： dice1d10=3 (3) 【1～6 良 7,8稍重 9重 10不良】（アイテム効果で良バ場の確率上昇）

枠順： dice1d15=12 (12) 番

ライバル・スプリッツァナガンの枠順： dice1d15=11 (11) （被った場合は+1）

[34 ビッグアルケミスト 24/12/15(日) 08:38:34]

「いよいよじゃな、ケミ子。ほれ、差し入れじゃ」

大井レース場の控室に、ディアちゃんとそのお姉さんが挨拶に来た。

お姉さんも、東京大賞典で2着に入った実力者だったんだって。でも、その時の勝者は今日のライバル、スプリッツァナガン……！

「……リッツァは、お主の今日の敵であると同時に、わらわの古くからの戦友でもある。

　今日ばかりは、どちらかに肩入れすることはできぬ。許すのじゃ……」

うん。過去のレース映像を見て研究したけど、ディアちゃん達『SSA』の絆の強さはわかってるよ。

だから今日は全力でぶつかっていくつもり。見ててねディアちゃん。そして、ディアちゃんのお姉さんも。

「ディアからかねがねお話は伺っております。夏合宿で、私に代わりディアのおむつ替えをしていただけたとか」

「わーわーわー！　よりによってなんでソレなのじゃ！　もっとあるじゃろうに！」

ふふっ、ディアちゃんって昔から皆の妹キャラなんだね。

大丈夫ですよお姉さん。ディアちゃんは同級生で、年下で、とっても頼りになるレースの先輩ですから！

「……ディア、良いご友人を持ちましたね」

「うむ、わらわの曇りを晴らしてくれた、自慢の親友なのじゃ。

　それではわらわは、リッツァの所にも差し入れしてくる。腑抜けたレースをしたら許さぬからの！」

そういって二人は控室から去っていった。

差し入れは……うわ、高級そうなイタリアンプリンだ！　レースまでまだ時間はある。オッサン食べていい？　答えは聞いてない！　食べちゃえ！

【気晴らし度　dice1d100=49 (49) （高いほど固有スキルの効果アップ！）】

[35 ビッグアルケミスト 24/12/15(日) 11:01:07]

「おいもう少し味わって食べろ。オッサンでも知ってる、並んでも買えない有名パティシエのプリンだぞ」

え゛！？　そうなの！？　トレセンプリン部を開設しそうになるぐらい美味しかったから、一瞬で食べきっちゃった……。

あの……オッサンはゆっくり食べていいかんね。

＊　＊　＊　＊　＊

《来年のホープたちが集ったホープフルステークス、日本レース界のスターが集った有馬記念が終わった！

　しかし今年最後の国際GⅠレースは、この東京大賞典！　日本ダートレースの総決算、パドックの時間がやってまいりました！》

いよいよ始まったパドック。ケミ子さんの勝負服は、本体は薄着だけどダウンジャケットがあるからそんな寒くないんだ。

客席の方を見ると、ワイルドハントと三女・末っ子の妹たちがいる！　お姉ちゃん、いいところ見せたるかんね！

「お姉ちゃん、頑張ってぇ……！」「――姉さん、ファイト」「まけちゃいやだよ、おねえちゃん！」

《客席に手を降っておりますのは、渾身の走りでダート三冠を阻止してみせたビッグアルケミスト！　勢いのまま、来年のダート界エースに名乗りを上げる！》

《そして次に姿を見せましたのは……》

「よっす！　リッツァちゃんファイナルフォームやで！　リッツァちゃん劇場も今日で見納めや。最後にドでかい花火打ち上げて、東京大賞典を『大笑点』に改名させたるからな！　全員覚悟しぃや！」

な、何――っ！？　この真冬の寒空の下、ビキニの水着にマフラーだけの勝負服は！？

[36 ビッグアルケミスト 24/12/15(日) 16:49:37]

《今日でいよいよラストラン！　最後の最後までビキニを貫いた園田の元気娘スプリッツァナガン！
　本年の中央ダートG1を総なめした初代ジャパンダートクラシック覇者！　最後の勝負はやはり、大井2000m！》

寒くないのかな！？　いや、そう思った側から「ぶぇっくしょんっ、っくしょー」ってクシャミしてる。
そんなビキニ姿を気にする様子もなく、客席に見に来ていたルガシィやディアちゃん、そしてディアちゃんのお姉さんに、背が高くてヘルメットを被ったお姉さん――今年春に引退したサンディスターに挨拶を交わしている。
あの冗談みたいな姿から繰り出される大逃げ……想像しただけで怖いね。うわ、こっちに近寄ってきた。

「よっす！　アンタがルガシィの言ってたルームメイトやな！　ちっさい頃からルガシィは勘が鋭くて、隠し事ができひんねや！　ウチ、ちっさい頃レーズンパンが苦手で半分だけ食べたふりして机ん中隠しとったんやけど、それをルガシィにチクられて喧嘩に……。おっと、別に今は仲悪いわけやないんやで？　そいえばよう見たらアンタ、ディアのおチビちゃんよりおチビやないかい！　現役んころのアグネスディアボロが背中を追ってくるヒリつく感じ、アンタも味あわせてくれそうやな。ほな、ウチは先に生かせてもらうで。ウチの逃げ足にチビらんようにな！　なっはっは！」

……ひぃ。こっちが話す隙を与えず、喋りたいこと全部言って、そのまま地下バ道に歩いていく。
とても、これからラストランに挑むような雰囲気じゃない。けど、その「いつも通り」こそが、スプリッツァナガンというウマ娘の強みなのだろう。
ケミ子さんだって……いつも通りで！

[37 ビッグアルケミスト 24/12/15(日) 17:37:30]

《幾度となく熱戦が繰り広げられた、今年の大井レース場。歓喜に湧いた二冠の瞬間、新たな帝王賞ウマ娘の誕生、逆襲のジャパンダートクラシック。

　そして今日は、新旧ダートウマ娘の共演が実現。後進に道を譲るのか、花道を飾るのか！　順調に枠入りが進んでおります》

西日の大井レース場。澄み切った空に、白い息が映える。

11番にスプリッツァナガンが入り、その隣にあたし、ビッグアルケミストがゲートインする。

「……おチビちゃん、『領域』って知っとるか？」

ゲート内でぼそりと、あたしに向かってスプリッツァナガンが呟く。

そういえばルガシィが『領域』について聞いたのは、地元の同級生だったって。それってスプリッツァナガンさんの事だったのか。

「ま、ウチはまったくわからへんやねどな！　ウチにできんのはたった一つだけ。イチかバチかの大逃げや」

なら、ケミ子さんにできるのはひとつだけ。

最後の直線であなたのことを抜くことだけだけですよ、スプリッツァナガン！

「言うやんおチビちゃん。ウチとアンタは、これが最初で最後の勝負や。ウチの背中、目に焼き付けときや……ビッグアルケミストぉ！」

・常時スキル：差しのコツ【発動！】/良バ場○【発動！】

・ペース dice1d2=2 (2) 【1ハイペース 2スローペース】

・スキル：コーナー回復 / 快速 dice2d3=1 2 (3) 【1,2で発動！ 3で不発……】（強化！）

・中盤 dice1d5=3 (3) 【数字が大きいほどうまくいく】

・末脚 dice3d5=4 3 4 (11) 【数字が大きいほど加速！ 10以上で末脚爆発！】

・固有スキル『スイッチ走法』 3 + dice1d5=2 (2) 【10に近いほど末脚が更に強化！】

　（気晴らし度によりダイスの数値が上昇！）

・スプリッツァナガンの調子　dice1d12=11 (11)

　（１か８かで絶好調！　１と８から離れるほどに調子ダウン）

[38 ビッグアルケミスト 24/12/15(日) 21:11:52]

《さあ西日を背負ったウマ娘１５人がゲートイン完了。暮れの大一番、東京大賞典……スタートぉッ！！》

いよいよゲートが開く！　……くっ、久しぶりの良バ場だから少し滑っちゃったかも！？
でも、これぐらいの出遅れはまだ問題ない。外枠からの出走だから、最初の直線でとにかく内ラチ側へ！

《１１番スプリッツァナガン、やはり最後も大逃げ！　抜群のスタートで既に差は１バ身！　スタンド前を先頭で通過！》

しかし凄かったのはスプリッツァナガンだ。すぐ隣をスタートしたかと思ったら、次の瞬間には突き放されている！
これが大逃げのポテンシャル……これを最終直線で抜かさないといけないのか！
そのまま彼女が先頭を取って、第一コーナーへ差し掛かっていく。

《さあ向正面入りまして、先頭スプリッツァナガン。およそ３バ身離れて大井のエース。反逆の錬金術師ビッグアルケミストは中段後方に控えました》

できればもう少し前に出たかったけれど、中段外側の位置でもうじき第三コーナーだ。
先頭とはどれぐらい離れてるだろうか？　大逃げする先頭を気にせず自分の勝負に徹しているのか、レースは思ったよりペースが上がっていないように思える。
大丈夫！？　このままだと逃げ切りを許してしまうんじゃない！？　いや……まだ冷静に。二度目のターンで脚を溜めながら、勝負が動くタイミングを覗う。

――今だ。前が詰まって隊列が横になり始めた。横に広がりきる前に前に出て、前に誰もいない状態でスパートを切る！

（ギヒぃ、ギヒぃ……！　やっぱ中4週キッツいわぁ……！　意識遠くなんのも早いわぁ♡　気持ちええっ♡）

《さあ最終直線、先頭は未だスプリッツァナガン！　大井のエースはペースについていけない！　だが外から上がってきたのはビッグアルケミストだ！》

[39 ビッグアルケミスト 24/12/15(日) 22:28:44]

最終直線、前を遮るものはいない。であれば……ここでスイッチ！

ピッチ走法からストライド走法へ――くっ、モノにしたとはいえ、急に足の回転を変えるとバランスが崩れてしまう！

もうお腹が痛くなることもない。一度スピードに乗れば、あとは真っ直ぐ息の続く限り前進するのみだ！　

《スプリッツァナガン逃げる、しかしその脚は緩んできている！　ラストラン、最後の花道、大井の直線！

　逃げ切るのか、逃げ切るのか！　だが外からビッグアルケミスト！》

（ぎひィっ、ぎひィ……♡　意識トビそ……っ♡　でも後ろからすごい勢いで上がってくんのは……あのおチビちゃん！

　いっつもウチのことを邪魔すんのは、ちっちゃいウマ娘ばっかやねんなぁ！）

《後続からビッグアルケミスト反逆の錬金術師！　現役最強に牙を剥く！　果たして勝負は――》

dice1d10=5 (5)

1,2 《小さな体をねじ込んで！　差し切ったっ！　新時代のダート最強に名乗りを上げたのは、ビッグアルケミスト！》

3～5《ビッグアルケミスト、その差は dice1d2=2 (2) 【1クビ差 2ハナ差】か！？　現役最強を退けた！！》

6～7《ゴール前、リッツァとビッグアルケミストが並んだ！　写真判定は…… dice1d2=1 (1) 【1:11番　2:12番】！》

8～10《リッツァ失速っ！　後続も追い上げる！　反逆の錬金術師、ここは dice1d5=4 (4) 着までです》

[40 ビッグアルケミスト 24/12/15(日) 23:24:46]

力のかぎり砂を蹴って前に、前に！　どんどん音が遠く、視界が暗くなっていく。

ああ――こんな調子じゃ“領域”なんて程遠いのだろう。

しかし、遠くなっていく意識の中、聞き覚えのある声が確かに届いた。

「ゆけ――っ！　ゆくのじゃ――っ！」

ディアちゃんの声。それは、あたしとスプリッツァナガン、どっちに向かって発せられたんだろう。

でも――その声で意識が戻る！　前に進める！

《スプリッツァナガン粘れるか、粘れるか、しかし外からビッグアルケミストっ！

　ビッグアルケミスト、ゴール前で並んでっ！　大接戦でゴール！！　現役最強と、未来のエースが同時にゴール！》

ゴール板の先で、スプリッツァナガンとあたしはともにバランスを崩しダートの上に転がる。

はぁっ……はぁっ……追いつけないかと、思いました、よっ……！

「ぎひっ……ぎひっ……。おチビちゃん、やるやないか……！　ちっさい体の、どこにそんな力があんねん……！

　はぁーっ、ウチの負けやウチの負け！　おチビちゃん完全にウチの事抜かしとったわ！

　……でも、久しぶりにヒリつく勝負できたわ。これでようやく、肩の荷をおろせるってもんやな」

掲示板には「１２ハナ」の表示――本当だ。あたしが、スプリッツァナガンに、勝っている……！

二人砂だらけのまま観客席の前に戻ると、ものすごい拍手と「ビッグ！」「ビッグ！！」のコール。

観客席に目をやると、ボロ泣きするディアちゃんの姿が目に入った。

【？？？？？　dice1d30=30 (30) / 100（累計100以上で……！？）】

[41 ビッグアルケミスト 24/12/16(月) 06:32:52]

「ケミ子……ビッグアルケミストよ、ようやったのじゃ」

ライブを終えたあと控室に、すっかり涙で目を腫らしたディアちゃんがやってきた。

たはは……お嬢様がそんな顔してちゃダメでしょ。

……スプリッツァナガンさん、すっごく、すっごく強い逃げウマ娘だったよ。ケミ子さんが勝てたのは――

「その先は言うでない。お主は確かに実力で、リッツァを退けたのじゃ。

　わらわ達『SSA』が終わり、新しい時代を担っていくのはお主、ビッグアルケミストなのじゃ！」

うん……うん。ディアちゃんがそう言ってくれるのなら、その通りなのかもしれないね。

その言葉を口に出すのに、ものすごい葛藤が頭の中を行き来したに違いない。

あたしがディアちゃんを「ぎゅー」してあげようと手を広げると、その前にディアちゃんの方から胸に飛び込んできた！

「うわぁぁぁあん！　リッツァに勝ったのが、ケミ子で良かった……っ！」

うん……ありがとう、ありがとうディアちゃん！

誰からの祝福よりも、今はアグネスディアボロという一時代を築いたウマ娘からのその言葉が、一番胸に響いたのだった。

【アグネスディアボロからの因子継承！　82 + dice1d50=28 (28) ％！（累計100%で……？）】

＊　＊　＊　＊　＊

その翌日。激走のあとの気だるさの中、帰省への荷造りを進めていると、急にオッサンともども学園の理事長室に呼び出された。

真剣な顔で座っている理事長……あれ？　ケミ子さん、なにかやっちゃいました？

「招致っ！　ビッグアルケミストくん宛に、アラブ首長国連邦からドバイワールドカップへ招致の連絡が来ているっ！」

「……おいおい、マジかよ理事長」

[42 ビッグアルケミスト 24/12/16(月) 18:22:20]

その後、すぐにお正月になってしまった。実家に戻って、G1級を2勝したことをあらためて家族に報告したんだ。

そして……ドバイワールドカップの招致が来ていることも。

お父さんもお母さんも喜んでくれたよ！　ドバイにも、ぜひ行くべきだってさ。

ただ……おじいちゃんだけは……

「G1っつっても、砂場だろう？　八田でやってるかけっこと変わらねぇんじゃねぇか」

八田ってのは、地方レース場・金沢レース場と、金沢トレセンがある場所のことだ。

おじいちゃんは、孫がウマ娘ばかりで、金箔職人である一族の跡取りがいないのをずっと気にかけている。

おまけに全員、近場の金沢トレセンじゃなくて中央に行っちゃったもんだから、アンチを拗らせちゃってるっぽいんだよね。

「早く、跡取りでも連れて帰ってきてくれりゃいいんだがなぁ」

「ちょっとおじいちゃん！　お姉ちゃんに対してそれは……」

ワイルドハントが割って入ってくれたけど……きっと、おじいちゃんのこの考え方は変わらない。

認めてもらうには、もっと、もっと勝っていかないといけないんだ……！

そんな感じで、ちょいと落ち込むこともあったお正月だけど、後ろめたいこともなく久しぶりに羽を伸ばせたなぁ。

さて……お正月にあったことを少し話そっか。

【ケミ子のお正月！　dice1d4=4 (4) 】

1　トレーナーにせがれ君！？　どうして金沢に！

2　ディアちゃん家の新年会にお呼ばれ

3　ワイルドハントの付き添いで、ビッグビッグビッグさんの家に

4　ちょっとだけ、家のことをお手伝いしていこっかな

[43 ビッグアルケミスト 24/12/16(月) 22:14:45]

ケミ子さん、ドバイワールドカップに行くっつっても、実はパスポートを持ってないんだよね。たはは……。

だから、学園が冬休みの間に申請をしにいかなくちゃいけないから、ハント達妹3人は先に学年に帰り、ケミ子さんだけ役所で申請してから帰ることになったんだ。

そこで、お父さんが……

「そういえば、父さんの仕事場って入ったこと無かったよな。見ていくか」

お父さんは金箔職人の中でも、金を叩いて伸ばす「澄」の工程の職人だ。

工房の中に入ると、金を溶かすための機械や、打ち伸ばすための機械ハンマーが並んでいる。

おもむろにお父さんは仕事を始め、途中になっていた作業を再開した。ガンガンガンと、リズムよく機械ハンマーが上下して、紙の間に挟まれた金を打ち伸ばしていく。

「……こかげの、レースでの脚のリズムが、この澄打機のリズムにそっくりなんだ」

っ、お父さん、あたしのレースをそこまで見てくれてるんだ。ありがとうね。

……あたし、正直あんまりこの家が好きじゃなかった。伝統にかこつけていびるおじいちゃん達、理不尽だもん。

でも、お父さん、お母さんがレースを見てくれてるなら……また、帰ってきてもいいかな。

【父馬オルフェーヴルからの因子継承！　44 + 5 + dice1d60=11 (11) ％！（累計100%で……？）】（アイテム効果で+10%）

[44 ビッグアルケミスト 24/12/16(月) 22:59:01]

（※謎の+5%は効果を決めかねて消し忘れたやつです！　無視してね！）
【現在の因子継承率】
・オルフェーヴル：55%
・ビッグビッグビッグ：176%
・アグネスディアボロ：110%（イベント待ち！）
・ワイルドハント達：50%

【せがれ君との友好度　12 / 100】

＊　＊　＊　＊　＊

「しっかし……ケミ子もとうとうこんなところまで来ちまったか」

……いや、本当だね。G1級を勝つことを目標にしてきたけど、ここまでトントン拍子にきちゃって、ドバイWCの招待まで来ちゃうだなんてさ。
お正月が過ぎて学園に戻り、トレーニングを再開する前に、改めて今年のレースを確認する。
ドバイには行くのかって？　……うん。こんな機会、めったにないもん。パスポートだって間に合うように申請してきたし。

「そういや、ルームメイトのドゥルガシデンカイもドバイ行きを決めたらしいじゃねぇか。三冠ウマ娘、ゲミンガも同じくドバイシーマクラシックに行くと聞いている」

そうそう。ジャパンカップを勝ったルガシィと、三冠ウマ娘ゲミンガさんは、ともにドバイシーマクラシックへの出走を決めたんだ。
いやぁ……ルームメイト揃ってドバイ遠征とは、照れますなぁ。たはは……。

[45 二次元好きの匿名さん 24/12/16(月) 23:04:11]

友だちがいることで帯同ウマ娘補正とか…あれば嬉しいなあ（ｷﾗｷﾗ）　

[46 1 24/12/17(火) 06:48:43]

～インターミッション（閑話休題）～

ドゥルガシデンカイとスプリッツァナガンが兵庫出身の同級生という設定ですが、
これはともに「勝負服のメインカラーが水色」「名前に軍事関連の単語が入っている」という点から、同一の馬主の競争馬がウマ娘となった、と解釈したものです
スプリッツァナガンの活躍の後、中央での馬主資格を取得したのち所有したのがドゥルガシデンカイだったのでしょう
この馬主の相馬眼すごいな

～おしらせ～
本日、帰宅時間が遅くなることが確定しております
端末が広域規制に捕まっており外出先での投稿ができませんので、保守のご協力をお願いします

[47 二次元好きの匿名さん 24/12/17(火) 12:18:00]

保守

[48 1 24/12/17(火) 20:21:43]

>>47

保守ありがとうございます！

明日も帰宅時間がこれぐらいになる予定ですので、ご協力いただけたら幸いです

今日はいったん話をお休みして、今まで決めてなかった競争馬としての情報を決めていきたいと思います

【ビッグアルケミストの主戦騎手】

ビッグアルケミストの主戦騎手を決めていなかったので、2024年度（12月現在）の美浦所属リーディングジョッキーから決めていきたいと思います

dice1d4=4 (4) 【1勝利数順　2勝率順　3連対率順　4三着内率順】で dice1d20=10 (10) 位の現役ジョッキー（※永野Jは引退しているため、当たった場合上にずれる）

[49 1 24/12/17(火) 20:50:16]

2024年12月現在の三着内率順で10位のジョッキーは、2022年デビューの佐々木大輔騎手です

今年に入って重賞を3勝しており、今後が期待されているルーキー騎手ですね

父親が凱旋門賞に挑戦したエルコンドルパサー、ナカヤマフェスタの調教助手をつとめていた事もあり、海外挑戦への野心もありそうです

【ドゥルガシデンカイ、ゲミンガの父馬】

それぞれ別路線で活躍しているルガシィとゲミンガですが、彼女らの競争馬としての父をダイスで決めていきましょう

2026年に2歳となっているので、2022年以降に種牡馬入りした競争馬が父である可能性もあります。そこら辺も加味してダイスを振りましょう

・ドゥルガシデンカイ…… dice1d6=4 (4)

1 2022年に種牡馬入りした競争馬で、種付け数 dice1d5=2 (2) 位の種牡馬

2 ↑と同様で種付け数 dice1d10=5 (5) 位の種牡馬

3 2023年の種牡馬リーディング dice1d10=8 (8) の種牡馬

4 　〃　の種牡馬リーディング dice1d15=11 (11) の種牡馬

5 2024年(12月現在)の種牡馬リーディング dice1d10=3 (3) の種牡馬

6 　〃　の種牡馬リーディング dice1d15=9 (9) の種牡馬

・ゲミンガ…… dice1d6=5 (5)

1 2022年に種牡馬入りした競争馬で、種付け数 dice1d5=2 (2) 位の種牡馬

2 ↑と同様で種付け数 dice1d10=7 (7) 位の種牡馬

3 2023年の種牡馬リーディング dice1d10=2 (2) の種牡馬

4 　〃　の種牡馬リーディング dice1d15=13 (13) の種牡馬

5 2024年(12月現在)の種牡馬リーディング dice1d10=3 (3) の種牡馬

6 　〃　の種牡馬リーディング dice1d15=15 (15) の種牡馬

[50 1 24/12/17(火) 22:03:51]

うわーっ！　エピファネイアから二頭目の三冠馬が生えてきた

というわけで、ゲミンガの父はエピファネイアとなりました
デアリングタクトやエフフォーリアは勿論、本スレでビッグアルケミストの特徴の一つで挙げられた「ダノンデサイル」の父でもあります
皐月賞・日本ダービー2着だった父の無念を晴らす3冠達成は、大盛りあがりだったに違いありません
でもパシュファイヤー付けてるあたり、気性はアレなんだよね……

一方、ドゥルガシデンカイの父馬はドレフォンとなりました
皐月賞馬ジオグリフの他、先日の中日新聞杯を勝利したデシエルトの父である輸入種牡馬ですね
日本の主要血統ではないストームキャット系の種牡馬となりますので、ルガシィの母方にはディープインパクトだったりキングカメハメハだったりが名を連ねているのかもしれません

[51 1 24/12/18(水) 06:39:57]

～おしらせ～
昨日に引き続き、今日も帰宅時間が遅くなりますので、保守のご協力をお願いします
できれば今日は続きを始めたいな……！