ん、SSを不法投棄していく。

  • 1二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:03:18

    タイトルのごとく、途中で力尽きて続きが書けなくなったSSをここに置いていく

    とりあえずドキュメントにある分を垂れ流していくことにする。

  • 2二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:04:49

    便利屋68にハルカが加入した頃の話【ムツ×ハル】


    アル「ハルカについて、課長と室長はどう思う?」

    カヨコ(社長が私達を役職で呼ぶということは、私とムツキに社員としてのハルカの働きを聞いているって事・・・・・・私は社長に直接的な危害さえ加えなければなんでもいいと思ってるけど・・・・・・)

    ムツキ「うーん・・・・・・あんまり面白そうな子じゃないかも?」

    アル「そ、そういうのじゃなくて現場での働きとか・・・・・・!」

    カヨコ「戦闘の腕は・・・・・・うん。まぁ」

    ムツキ「良くて鉄砲玉?」

    カヨコ「いや、言い方・・・・・・でも確かに私たちと連携が取れてるとは言い難いよね」

    アル「や、やっぱりそうなのね・・・・・・うぅ、どうすればいいかしら・・・・・・となると新人教育は必要よね、企業として・・・・・・」

    カヨコ(アウトローって新人教育とかするの・・・・・・?)

  • 3二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:05:49

    ん、一応保守しておく

  • 4二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:07:50

    ドアが開く、ドアを開けた主の性格のようにそろりと。

    ハルカ「あ、あの・・・・・・ゴミ出し、終わりました。他に何かお仕事はありますか・・・・・・?」

    カヨコ(頼んだ仕事はキッチリやってくれるし、良い子だとは思うけど)

    ムツキ(なんだか『良い子』の型にハマってて面白みがないんだよね〜・・・・・・教育係はカヨコちゃんかアルちゃんにやってもらおっと♪)

    アル「それでね、ハルカの教育係を決めたいんだけど、ハルカとしては誰から教わるのがいいかしら? もちろん遠慮なんかせずに指名してちょうだい! 」

    ハルカ「え・・・・・・え、え? 私が、き決めるんですか・・・・・・!?」

    アル「そう、ここにいる3人の中から選んでくれる?」

    ハルカは顔を青くして汗をかきながら、懸命に3人の顔をぐるぐると、目まぐるしく見ていく。

  • 5二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:09:14

    ハルカ「え、えと・・・・・・では・・・・・・あの、ムツキ室長・・・・・・で」

    アル「あら」

    カヨコ「へぇ、なるほど・・・・・・そうなるんだ」

    ムツキ「え・・・・・・私・・・・・・??」

    アル「じゃ! そういう事だからお願いね、ムツキ室長」

    ムツキ「え、アルちゃん!?」

    カヨコ「頑張ってね、何かあったら相談して」

    カヨコはムツキの肩をポンと叩いて仕事に戻る。

    ハルカ「よ、よろしくお願いしますっ!!」

    ハルカは腰を90°に折り曲げて頭を下げる。

    ムツキ「え・・・・・・えええぇぇえええ〜〜〜!?!?」


    それからムツキによる新人教育が始まった。

  • 6二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:09:57

    >>3

    ありがとね

  • 7二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:11:16

    ムツキ「んっと〜、大体の1日の予定はホワイトボードに書いてあるから見ておいてね」

    ハルカ「予定・・・・・・ほとんど空欄ですが・・・・・・」

    ムツキ「最近は暇だからね〜」



    ムツキ「これがうちのホームページで〜定期的に活動報告を上げてるの」

    ハルカ「カッコイイです・・・・・・」

    ムツキ「うーん、黒背景に赤文字はちょっとかわいくないかな〜」



    ムツキ「これがお得意さんのリストね、ちゃんと覚えとくんだよ〜」

    ハルカ「・・・・・・・・・・・・」メモメモ

    ムツキ「んじゃ、後は〜〜・・・・・・戦闘訓練、やろっか♪」

  • 8二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:16:06

    ドカーーーーーン!!

    廃墟エリアの空き地で派手な爆発が起こる。
    ムツキが仕掛けていた爆弾だ。
    様々な場所に爆弾が仕掛けてあり、まともに潜伏することもままならない。

    ハルカ(うぅ・・・・・・開けた場所で多少の被弾は覚悟して突っ込むしか・・・・・・)

    スゥと息を吸って、吐く。

    ハルカ「い、行きます!」

    物陰から飛び出し、ムツキに向かって一気に距離を詰める。
    その時、待っていたと言わんばかりにムツキが何かを放り投げるのが見えた・・・・・・それはハルカのわずか後方に落ちる。
    さっきまで大量に仕掛けられた爆弾の数々から容易に想像が着く、爆弾だ!

    ハルカ(ま、前へ!!)

    さらに前に進みかけた時、前方に敷設された地雷が見て取れた。

    ハルカ「・・・・・・え?」

  • 9二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:18:04

    背後でさっきのボストンバッグが派手に爆発する。

    ハルカ「!?」

    爆風に弾かれて吹き飛んだ先には地雷原が待ち構えている。

    ハルカ「う、うわぁぁぁああああ!?」

    いくつかの地雷が連鎖して爆発していく。
    爆発が収まり、土煙が晴れ、ハルカもまだなんとかまだ立って居る。

    ムツキ「へぇ・・・・・・まだ立っていられるんだ。でもざーんねん。今日はここまでだね」

    ムツキの持つアサルトライフルがハルカを撃ち抜き、ハルカはそのまま意識を手放した。

    ムツキ「・・・・・・やっぱ、つまんないなぁ・・・・・・」

    ムツキは気を失ってしまったハルカを担ぎながら独り言をこぼした。

  • 10二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:22:22

    翌日も戦闘訓練をした。
    相変わらずムツキの爆弾による搦手により翻弄され、ボコボコにされたハルカをムツキが担いで帰ってくる。
    そんな日が数日続いた。

    カヨコ「ちょっとやり過ぎなんじゃない?」

    流石に見かねたか、カヨコが苦い顔で言って来た。

    ムツキ「・・・・・・カヨコちゃんはどう思うの、ハルカちゃんの事」

    カヨコ「いい子だと思うよ。指示すればちゃんと聞いてくれるし」

    ムツキ「私はそういうのは求めてな〜いの! あの子は動きは鈍いし要領良くないし戦闘も全然でさぁ・・・・・・でも、根性はある・・・・・・ちゃんと鍛えればもうちょっとはマシに・・・・・・マシに・・・・・・・・・・・」

    カヨコ「ムツキ・・・・・・?」

    ムツキ「なんでもない。そろそろ訓練の時間だから行ってくるね」

    そう言ってムツキはさっさと踵を返して事務所を後にする。



    ムツキ(なんであの子の事だけ、こんなにつまらないって感じるんだろ・・・・・・。
    他の二人は全然そんなこと無いのに・・・・・・)

  • 11二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:25:09

    いつもの訓練場所に着くと、ハルカは何やら隅の方でしゃがみこんでいた。

    ムツキ「・・・・・・何してんの?」

    ハルカ「あっ、え、えっと・・・・・・雑草を、見てました」

    ムツキ「・・・・・・雑草?」

    ハルカ「え、あ、えと・・・・・・好き、なんです。雑草が・・・・・・その、私、みたいで・・・・・・名前も呼ばれない、何物でもない感じが・・・・・・私、みたい、だなって・・・・・・」

    ムツキ「・・・・・・・・・・・・」

    ムツキ(何者でもない・・・・・・か・・・・・・)


    その日のムツキはいつになく強火だった。

  • 12二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:26:55

    その日のムツキはいつになく強火だった。
    起爆した爆弾の煙幕を使ってハルカに肉薄し、空いた腹部に強烈に前蹴りを入れる。

    ハルカ「ゔっーーー!?」

    後方に吹き飛んで、ただトタンを重ねた様な粗雑な壁にぶち当たり、へたり込む、間髪入れずに足元に飛んでくるボストンバッグ・・・・・・嫌でも先が想像出来る。

    ハルカ(逃げっ・・・・・・!)

    派手に爆発するバッグ。
    煙が晴れると、そこにハルカが横たわっていた。

    ムツキ「ハルカちゃん、起きてる・・・・・・?」

    ムツキがアサルトライフルの先でハルカの頬をつつく。

    ハルカ「ぅ・・・・・・」

    少し呻いて、ハルカは薄目を開ける。やはりそのタフさにはムツキも目を見張る物がある。
    しかし、ムツキが彼女に求めているものはそんなものでは無かった。

  • 13二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:28:25

    ムツキ「ねぇ、そんなんでアルちゃんを守れるの? なんでいつも迷ってるの? どうしてもっとやれるはずなのにそうしないの? 本当はアルちゃんの事、そこまで好きじゃないから本気にならないの? 今の爆発も、避けれたよね」

    思っていたことを捲し立てる。
    ハルカはかすれる声で答えた。

    ハルカ「・・・・・・いいの、でしょうか・・・・・・」

    ムツキ「なにが?」

    ハルカ「私・・・・・・なんかが、アル社長を・・・・・・お慕いしても、いいのでしょうか・・・・・・課長や、室長の方が・・・・・・もっと、私なんかよりもっと・・・・・・社長の事・・・・・・」

    ムツキ「え・・・・・・? 私たちに遠慮してたって事?」

    こくり、とハルカは頷く。
    ムツキの中で全てが繋がった気がした。
    ハルカがどこかつまらない存在だったのは彼女自身が自分を押さえ込んでいたから?
    それも、自分やカヨコに遠慮して・・・・・・。

  • 14二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:30:04

    ムツキ「・・・・・・あは、は・・・・・・バカみたい。私たちに遠慮なんて要らないよ。もっと本気でぶつかって来れば良いの。もちろんアルちゃんにも」

    ハルカ「いいんですか・・・・・・?」

    ムツキ「好きにやりなって、私たちみんなそうしてるんだから」

    ハルカ「本気で・・・・・・・・・・・・そうすれば・・・・・・私みたいな、雑草でも・・・・・・何者かに、なれるんでしょうか・・・・・・?」

    ムツキ「うーん、それは無理じゃない? 雑草は雑草だよ」

    バッサリとムツキが切り捨てる。

    ハルカ「え、あ・・・・・・っ、や、やっぱりそうですよねごめんなさい私みたいなのが何者かになるなんて烏滸がましいですよねごめんなさい」

    ムツキ「雑草は雑草でいいじゃん。私は好きだよ、雑草みたいに何度でも立ち上がって来るところ」

  • 15二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:32:01

    ハルカ「・・・・・・・・・・・・っ!! あ、あの、私まだ・・・・・・やれます。もう一度・・・・・・」

    そう言って再び立ち上がろうとするハルカが、体を支えるために突いていた手を退けると、少しよれてしまった小さな花が顔を出した。

    ムツキ「!・・・・・・さっき爆弾を避け無かったのって・・・・・・」

    ハルカ「えっと、はい・・・・・・この子が見えたので・・・・・・咄嗟に・・・・・・」

    ムツキ「・・・・・・なんだ、いいモノ持ってんじゃん・・・・・・今日は帰って、また明日続きをしよっ”ハルカ”」

    ハルカ「! はっ、はい! お願いします!」



    カヨコ「はぁ・・・・・・またボロボロじゃん・・・・・・ほらハルカ、顔拭くからこっち来て」

    ハルカ「す、すみません私なんかのために・・・・・・!!」

    濡れタオルでごしごしと顔を拭く。

    ハルカ「あ、あの・・・・・・私、もっと頑張って、お役に立ちたいです!お2人と、アル様の為に!」

    ムツキ カヨコ((・・・・・・アル・・・・・・様??))

    顔を見合わせて首を傾げる二人と反対にハルカは目を輝かせていた。

  • 16二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:32:40

    翌日

    ムツキ「じゃあ今日は一緒に爆弾仕掛けに行こっか」

    ハルカ「爆弾・・・・・・ですか・・・・・・?」

    ムツキ「くふふ、爆弾はいいよ〜♡  派手だしさ、作り方から設置のコツまでムツキちゃんが教えてあげるね~♪」



    続きはWEBで!!!!!!!

  • 17二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:33:40

    ん、才能の不法投棄
    今までに至った関係性が妄想できて良いSS
    つまらないと感じた理由が素敵

  • 18二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:39:33

    この後ムツキの調教によりハルカがボマーとして覚醒していくのを考えてたんだけど煮詰まってしまったんだよね。

  • 19二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:52:10

    >>18

    なるほど…なんやかんやあって社長に対して自分が役立てるものとして誇りに持ち展開か

  • 20二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:54:25

    >>19

    役割を見つけ・・・ハルカは弾けた

  • 21二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 11:47:50

    ちょうど一区切りついたけど、続くの?

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