- 1二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:40:44
- 2124/12/14(土) 12:42:11
仮面ライダーか、たぶん過去スレにも無かったよな?
突発思いつき+スレ主はスレ立て初めてなので至らない点があったら申し訳ない、質問とかもお気軽に
あとモチーフとか決めたい要素あったら教えてくれ - 3124/12/14(土) 12:42:51
主人公
dice1d30=27 (27)
- 4二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:43:32
閃堂!いいねぽいぽい
- 5二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:44:03
あんまり違和感ないな
- 6二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:44:39
閃堂主人公にピッタリだわ変身してそう
- 7124/12/14(土) 12:45:01
めっちゃ主人公っぽくていいじゃん、明るい話になるといいね
じゃあ他に何人ライダー仲間がいるかな?
dice1d5=5 (5)
- 8124/12/14(土) 12:47:04
- 9二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:48:04
頼もしすぎる
- 10二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:48:58
アンリちゃん・馬狼・清羅・カイザー・我牙丸?
- 11二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:48:59
- 12124/12/14(土) 12:49:07
アンリちゃんが出ましたが女性ライダーもいいと思うからそのままで、重複は右
アンリちゃん・馬狼・清羅・カイザー・ガガ様だね - 13二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:50:19
女性ライダーはいいぞ!
個性豊かでいいね - 14二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:51:00
アンリちゃん→閃堂が喜ぶし頼りになるし可愛い
馬狼→なんだかんだちゃんとしてて頼りになる
清羅→ギリギリの戦いほど燃えそう
カイザー→問題児
我牙丸→野生児
完璧だな!ヨシ! - 15124/12/14(土) 12:51:38
戦うヒロインライダー大好きスレ主、アンリちゃんめちゃめちゃ望んでたから嬉しい
スレ民もニチアサ詳しくても詳しくなくても、妄想どんどん語って欲しいな、良いなと思ったら採用したい - 16二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:51:53
怪人達が可哀想だろうが!!!!!!
- 17124/12/14(土) 12:53:18
- 18二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:56:00
そんな…愛空…!
これ変身してない時に出会って仲良くなりそう - 19二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:56:17
- 20二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:56:44
愛空!頼りになる兄貴分が実は!な感じ?
- 21二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:58:07
そんな…愛空のこと信じてたのに…!!
- 22124/12/14(土) 12:58:32
女神…
閃堂がこの世界線でどういう人物か決めてから2人の関係も降ってみたいから先敵幹部決めちゃう
dice3d30=5 23 18 (46)
- 23二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:59:40
アンリちゃん?!
- 24二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 13:00:00
凪・雷市・ネスかな?
何気にしっくりくるな - 25二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 13:00:36
潜伏じゃないかな?
- 26124/12/14(土) 13:01:08
重複右…って言いたいけどアンリちゃんの闇堕ち美味しいな、ズレたらネスでそれもいいけどどうしよう迷う
ちょっとみんなの意見聞きたい - 27二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 13:03:42
どっちもおいしいし両方採用しちゃえば?(強欲)
- 28二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 13:04:44
愛空だけじゃなくアンリちゃんにも裏切られて茫然自失の閃堂
ネスに裏切られてキレるカイザー
雷市に裏切られて悲しむ我牙丸
いいね!! - 29二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 13:04:54
敵の時ネスの姿とか
- 30124/12/14(土) 13:09:27
じゃあ両方採用しちゃうか!闇堕ちアンリちゃんだと味方陣営減っちゃうし敵幹部から光堕ちほしいんだけど振ってもいい?アンリちゃん以外で
- 31二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 13:10:37
いいね!光堕ち誰になるかな…
- 32124/12/14(土) 13:12:21
光堕ち
dice1d3=1 (1)
1.凪
2.雷市
3.ネス
- 33二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 13:17:17
愛空、アマゾンズの仁さんみあっていい感じ
- 34124/12/14(土) 13:20:49
光堕ち凪めちゃくちゃ強そう
閃堂はこの世界線でどんな人?
dice1d2=1 (1)
1.原作通り(高校生、サッカー選手、カイザーネスがいるし時系列はネオエゴ?)
2.その他(安価)
- 35124/12/14(土) 13:24:32
原作通りね
ネオエゴとか書いてるけどやっぱこれ取り消させてくれ、収監状態だとどうやって戦うか見えない - 36124/12/14(土) 13:29:28
- 37二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 13:35:00
序盤でイケメンライバルポジのカイザーと敵か味方かボーダーライナー清羅
続いてアンリちゃん、敵が強くなってきた後半で馬狼ガガマルか
良い流れだ - 38二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 13:37:41
- 39二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 13:43:12
仮面ライダーエースとか?安直だけど
- 40二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 13:48:37
- 41124/12/14(土) 13:58:10
- 42124/12/14(土) 14:01:24
- 43二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 14:02:52
- 44二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 14:05:35
世界観がブルロじゃないなら2人とも留学生扱いでいいかと思ったけど…凪が原作通りだしなぁ
- 45124/12/14(土) 14:08:15
そういや別に閃堂が原作通りってだけで他は捏造でも全然いいね、そこ指定してないしなんなら収監も起こってないかもしれんけどみんなサッカーはやってればそこそこ関わりも持てるじゃん
- 46二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 14:21:42
じゃあ留学生でいいんじゃない?他のメンツも出身地とか考えたら集まらなそうだし、その辺はなあなあで
愛空ってこの場合どうなる?普通にU-20キャプテンのまま? - 47124/12/14(土) 14:31:57
個人的名前振り分けイメージ
アンリちゃん→クイーン
馬狼→キング
ディーラー→カイザー(キングとは別ベクトルで支配者っぽい)
ドロー→清羅(引き分け又は山札から引くって意味、ボーダーライナーぽい)
ジャック→我牙丸(あまり目立つ役割に見えないけど実はトリックスター) - 48124/12/14(土) 14:35:21
閃堂が社会人とか大学生設定になったら安価で決めようと思ってたけど閃堂が原作通りだから愛空もチームメイトで行くつもり、下手に関係変えるよりダイスの女神に従った方が面白いかなって
- 49二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 14:36:11
- 50124/12/14(土) 14:39:51
だいぶ設定集まったしちょっと導入だけでも書いてきてみるかな、みんなもじゃんじゃん妄想くれ、いいと思ったやつは借りちゃう
そのままでもいいと思ったけど凪は光堕ちしたらそのままライダー名にできそうだし決めるのアリだね
- 51二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 14:54:24
凪の光堕ちはやっぱり玲王関連なのかな
- 52124/12/14(土) 15:06:49
~第1話!仮面ライダーエース誕生!~
よっ!俺は閃堂秋人、高校三年生。Jリーグで活躍してて、日本代表U-20チームのエースだ。すげーだろ?大会も来年に控えててさ、今日も今日とて、寒空の下世界一のためにビシバシ練習中!ってワケ。
閃堂「なぁ愛空、明日の練習って……愛空?」
愛空「ん……ん?どうした?閃堂」
こいつは俺のチームメイト、オリヴァ愛空。うちのチームのキャプテンで、こう見えてすげー頼りになる奴……なんだけど、今日はなんか上の空みたいだ。練習中もなんというか、ボーっとしてたっつうか。
閃堂「おい愛空、腹でもいてぇのか?」
愛空「ちげぇよ、お前と違って積雪にはしゃいで雪食って腹壊して寝込んだりなんかするハズないだろ?ストックホルムじゃ雪は珍しくないんだ」
閃堂「それやめろって!!つか小学生ん時の話だからそれ!!」
愛空「じゃあ俺、今日は用事あるからちょっと早上がりするな。皆に伝えといてくれ」
閃堂「お、おう……」
そう言うなり、愛空はロッカーからスポーツバッグを取って、ひらひらと手を振りながら帰っちまった。チームメイトにも言えない悩みがあるってのか?モヤモヤする……
閃堂「……なんなんだよ」 - 53124/12/14(土) 15:23:14
閃堂「おつかれー」
モヤモヤした気持ちのまま、俺は練習を終えて帰路についた。見慣れたショッピングモールの噴水広場で、楽しそうにはしゃぐ家族連れの声が響く。今日は午前だけだから、この後は何も無い。あーあ、愛空に飯でも食いにいこうぜ、って誘いたかったのにな。
「きゃあああああっ!!」
そんな俺のボヤきは、急に聞こえたつんざく悲鳴に掻き消された。
閃堂「なんだ!?」
目の前の広場に集まっていた人たちが、蜘蛛の子を散らすように"何か"から逃げているのが見える。ある人は腰が抜け、ある人は転び、子供は泣き出し、もうめちゃくちゃな惨状ってとこ。平和な昼下がりのはずが、地獄絵図だった。俺は人の流れに逆らい、その中心の"何か"を確認しようと広場に向かった。
??「こっちへ来ないで!撃つわよ!!」 - 54124/12/14(土) 15:41:43
閃堂「あれは……!?」
広場の中心、噴水のあたり。そこに居たのは、思わず逃げ出したくなるような異形の怪人と、その怪物から親子を背に守るようにしてやたらとゴツゴツした銃を向ける、赤髪の女の子の姿だった。しかもよく見るとめちゃくちゃ美人でスタイルが良……じゃなくて!!
あれはどう見ても、怪人が女の子と親子を襲おうと目論む、そんな一部始終だ。早く助けねぇと……!
閃堂「やめろ!!」
俺は気づくと駆け出していた。ジリジリと距離を詰める怪人と赤髪の女の子の間に割って入る。
閃堂「今のうちに逃げろ!!」
??「っ!!貴方……!」
よく見ると、赤髪の女の子の銃を持つ手は震えていて、親子は腰が抜けて立てないようだった。
『なんだァ?テメェに用なんかねぇんだよ!!』
閃堂「ぅぐっ……」
そりゃそうだ。こんな恐ろしい怪人と女の子が向き合って怖くないわけがねぇ。つか俺も怖ぇ!こんな時に限ってなんでいねぇんだよ愛空!!
??「貴方、サッカー選手なの!?」
女の子が、俺が背負ったスポーツバッグを見て声を上げる。
閃堂「えっ!?そ、そっすけど……って今それどころじゃない!!早く逃げて!!」
??「いいえ、最っっ高!!貴方ならきっとこれが使える!!」
そう言って更に声を弾ませた女の子が傍らの重厚なケースから取り出したのは、変な形のバックルがついたベルトと1枚のトランプカード。サッカーボールがあしらわれたそれの絵柄は、ハートの『エース』だ。 - 55二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 15:47:25
アンリちゃん!!
- 56124/12/14(土) 15:54:44
『あぁん?なんのつもりだ?』
??「これをこうやって、腰につけて……っと」
閃堂「ちょっ……」
ガシュン!
そうこうしてるうちに、あっという間に俺の腰にそのベルトが巻かれた……というか、バックルからベルトが出現して俺の体に絡みついた。女の子の胸が俺の背中に……とかは今回も気にしてる場合じゃない。
閃堂「えっちょ、なにこれ!?」
困惑する俺の右手にトランプを握らせたあと、女の子は腰が抜けた親子を引きずり、やっと怪人の手が届かなそうな所まで下がった。
??「そのカードをバックルに翳して、ポーズを決めて変身!!です!」
閃堂「へ、変身!?俺が!?」
アンリ「私の名前は帝襟アンリ。じゃあ、また会いましょう!」
そう言って、女の子……アンリちゃんは親子を連れてさっさと広場を離れてしまった。
『待てよ!まだ話は終わってねぇ!』
閃堂「──正直よく分からねぇけど、街や街のみんなをめちゃくちゃにしたお前のことも許せねぇ……ここはアンリちゃんを信じてやってやるぜ──
─────────変身!!」 - 57124/12/14(土) 16:14:07
瞬間、俺の体は不思議な光と蒸気に包まれる。鳥の雛が殻を砕くように、蛹が繭を破るように、散らばった光と破片が俺の体を包み、 パワースーツへと変貌。文字通り、俺は"変身"していた。
『おい、こんなの聞いてねぇって……!お前、何モンだよ!?』
叫ぶ怪人に向かって、俺は。
「──仮面ライダーエース。
俺の前で好き勝手するやつは許さねぇ──この街のエースは、俺だ!!!」 - 58124/12/14(土) 16:33:48
『くっ……舐めやがってぇ!!』
閃堂「おわっ!」
怪人が大きく腕を振りかぶる。その腕には凶悪で切れ味の悪そうな、規格外のデカさの爪が生えていて、直撃したらひとたまりもねぇ。避けろっ!!
次の瞬間、体に浮遊感。
軽く飛んで避けるつもりが、ショッピングモールの最上階に届きそうなほど大きく飛び上がっていた。
『なんつー身体能力……!!人間のくせに!!』
閃堂「うわぁぁ!!っぶねぇ!?」
落ちる──と思って身構えたが、猫のように、実に身軽に着地した。なんなんだよこのスーツ!オーバーテクノロジーだろ!?でも……これなら!!
閃堂「おらぁ!!」
『ぐはっっ!?!?!?』
大きく腕を振りかぶり、怪人に殴りかかる。イメージ通り、怪人は大きく後ろに吹き飛びショッピングモールの壁に激突した。
閃堂「やったか!?」 - 59124/12/14(土) 16:44:59
『それでやれてるパターンなんて見たことあるワケ!?』
閃堂「うっそだろ!?」
『嘘じゃねぇよ、オラァッ!!』
閃堂「ぐっ!!」
勢いよく立ち上がった怪人の蹴りを腹に受け、広場をゴロゴロと転がる。
いてぇ!!変身してなきゃ死んでたな……
地面に手をついて立ち上がる。怪人がゆっくりとまたこちらに向かい、追撃を入れようとしてくる所だった。
閃堂「そりゃ人間じゃねーもんな、一筋縄じゃ……」
アンリ「エース!!」
閃堂「アンリちゃん!?」
アンリ「これを使って!!」
振り向くと、いつの間に戻ってきたのか髪を乱してこちらに向かって何かを投げようとしているアンリちゃんが植木の蔭に見えた。
親子を送り出して急いで戻ってきたのか、肩で息をしている。そんなアンリちゃんが持ってきたのは── - 60124/12/14(土) 17:01:07
閃堂「サッカーボール!?」
『アッハハハ!!そんなん何の役に立つってんだよ!!』
アンリ「このままじゃ、近くのスポーツショップから拝借したただのサッカーボールだけど……」
閃堂「勝手に拝借したの!?!?!?」
アンリ「そのベルトが持つ力と合わせれば、貴方にしか使えない必殺技が生み出せるハズ──さぁ、ベルトのギアをチェンジして!!」
閃堂「こ、こう?」
アンリちゃんの言う通り、バックルについたレバーのようなものを落とす。すると、「Final matchup!」とベルトから合成音声のようなものが流れ、俺の体からメラメラと燃えるようなオーラが立ち上り始めた。
閃堂「うぉお!!」
アンリちゃん「今よ!貴方の全力のエゴを叫んで、このボールをアイツに向かってシュートして!!」
『なんだ……!?体が、体が動かねェ!』
怪人の体を縛り付けるように俺のオーラがまとわりつき、動きをとめた。
そして、アンリちゃんが俺に向かって思いっきりボールを投げる。 - 61124/12/14(土) 17:07:47
「俺は──俺は、サッカーで世界一になって、ハリウッド女優と結婚してやるッ!!そのためにまずは、お前みてーな邪魔者サクッと倒してやるぜ!!
─────喰らえ、俺の全力シュート!!!!!!!!」
ドゴッッッッ!!!
怪人目掛けて放たれた俺のシュートは、吸い込まれるようにみぞおちにぶつかった。ざまぁみやがれ!!
『ぐぁぁあぁぁぁあああッッッ!!!』
煙と爆炎を上げて怪人が霧散する。ヤツが立っていた場所には、俺の蹴ったボールだけが残され、塵一つ残さず消えてしまったみたいだ。
アンリ・閃堂「「やったぁぁぁぁっっ!!」」
敵を倒すと共に変身が解ける。
閃堂「ぅおっ……と」
同時に、慣れない戦闘で体に疲れが溜まっていたのかよろけて座り込んでしまった。
そんな俺の前に、小さな手が差しのべられる。
アンリ「助けてくれてありがとうございました、仮面ライダー。
─────そういえば、貴方の名前を聞いても?」
俺は、その小さな手をしっかりと取る。
閃堂「──俺は閃堂秋人。いずれ、世界一のエースになる男!!!」
一方その頃、建物の陰では。
??「あーあ、失敗しちゃった。仮面ライダーが生まれる前にあのベルトを破壊するのが目的だったのに、邪魔が入ったな~
───帰って報告しなきゃ。"アイツ"が仮面ライダーになったなんて、知ったらどんな顔するかな、ねぇ……愛空?」
~第1話、完~ - 62124/12/14(土) 17:11:51
ってな感じで
次はアンリちゃん闇堕ちタイミング・凪光堕ちタイミングでも決めていこうかな
アンリちゃん闇堕ちdice1d2=1 (1)
1.変身前
2.変身後
- 63二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 17:15:52
これ最後凪!?楽しみ!!
- 64124/12/14(土) 18:21:48
アンリちゃんは変身前、つまり清羅カイザー変身後に闇堕ちってわけだ
凪光堕ちdice1d3=3 (3)
1.アンリちゃん闇堕ち前
2.アンリちゃん闇堕ち直後
3.味方陣営全員変身後
- 65124/12/14(土) 18:45:02
- 66二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:20:34
アンリちゃんちゃっかりボール盗んでてワロタ
- 67二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:25:20
凪光落ちするしトランプ繋がりで
スペキュレーション
日本で、伝統的にスペードのAをこう呼ぶことがあるらしい - 68二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:57:12
ディスカードとか
- 69二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:02:58
ブラックスカルとか?
めちゃくちゃ安直だけど・・・ - 70二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:05:13
- 71二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:06:22
いいねいいね
dice1d3=1 (1)
1.スペキュレーション
2.ディスカード
3.ブラックスカル
- 72124/12/14(土) 20:08:43
- 73二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:26:03
悪役の目的みたいなのって決めない?
- 74二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:42:10
悪い魔法使いってことで
ワーロック - 75124/12/14(土) 20:45:53
- 76二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 21:01:00
ソーサラー
- 77二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 21:26:56
- 78二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 21:30:01
ツァオベラー
ドイツ語で魔法使い - 79124/12/14(土) 21:35:31
dice1d3=2 (2)
1.ワーロック
2.ソーサラー
3.ツァオベラー
- 80124/12/14(土) 21:37:21
- 81二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 21:42:50
ジガンスクード
巨大な盾って意味 - 82二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 21:53:24
オスカー スウェーデン語で雷
- 83二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 21:55:17
1人くらい和風も、ってことでライデンとか
- 84124/12/14(土) 22:03:47
dice1d3=3 (3)
1.ジガンスクード
2.オスカー
3.ライデン
- 85124/12/14(土) 22:06:08
- 86二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 22:29:53
- 87二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 22:53:55
人類の救済
- 88二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 22:55:25
- 89124/12/14(土) 23:01:11
世界中のFWの殲滅or人類救済か、スケールがすごいな
dice1d2=1 (1)
1.世界中のFWの殲滅
2.人類の救済
- 90二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 23:50:16
アンリちゃん、世界中のFWを殲滅したくなっちゃったの…?
- 91124/12/15(日) 01:10:08
~第○話!ディーラー&ドロー!~
よっ!俺は閃堂秋人。この前、俺は怪人からアンリちゃんを助けて仮面ライダーエースに変身した。その後まぁ、なんやかんやでサッカーで世界一を目指しながら悪の親玉を滅ぼすっていう、めちゃくちゃ大変な任務をこなすことになったんだけど……って、仕方ないだろ!?アンリちゃんめちゃくちゃ可愛いんだから!断れるワケねーって!!
……とまあそんなこんなで、自分の正体や目的を周りになるべく明かさないだとか危なくなったら素直に逃げるだとか、なんかガキみたいな約束をいくつか守りながら俺はヒーローとして暗躍していた。
──今日の練習はいつもとちょっと違う。なんでも、他のクラブや大学のサッカーチームと合同練習だとか。俺は練習場の目の前の道を歩きながら、ぼーっとサッカーだとか仮面ライダー活動のこととか、これからのことについてなんか考えちゃったりしてた。愛空の様子も、相変わらずちょっとおかしい。
閃堂「あでっ!?」
??「全く、こんな道のド真ん中で考え事か?クソ関心しないねぇ」 - 92二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:11:57
愛空が世界中のFW殲滅したがるのはまあ…… 理由はあるな……
- 93二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:30:01
スレ主!スレ主!これって倒された悪役達ってどうなるの?死ぬの?
- 94124/12/15(日) 08:29:21
- 95124/12/15(日) 08:40:57
前触れもなく、誰かが蹴ったであろうサッカーボールが俺の頭にヒット。
閃堂「い~~~っ……」
クソっ冬場はボールが素肌に当たるといてぇんだよ!球技あるあるだろ!?
ボールがぶつかった前頭部を擦りながら、声のする方を抗議の意を込めて睨みつけてみる。
??「クソ滑稽」
閃堂「な……なんだよお前!まず謝れよ!!つか誰なんだよお前はぁ!!!」
カイザー「人に聞く前に自分から名乗れ……と言いたい所だが哀れな少年を気遣ってやるとしよう。俺はミヒャエル・カイザー」
カイザー。そう名乗った男は先端を青く染めた金髪を風にたなびかせて、なんというかいかにも優男って感じのいけすかねー風貌だ。私服姿だが、ここでボールを蹴っているということは練習相手だろうか。
閃堂「謝れっつってんだろ!俺は閃堂秋人だ、覚えとけ!」
カイザー「シュート?そりゃクソ大層な名前だな」
閃堂「なんだとコノヤロっ……!!」
次の瞬間、睨み合う俺とカイザーの間を影が横切って、カイザーの手にあったボールが素早く奪い取られた。
??「道のド真ん中で邪魔だ。どけ」 - 96124/12/15(日) 09:02:09
軽やかに着地したソイツは、人差し指に乗せたボールをくるくる回しながら言う。
分かりやすく言えば柄の悪そうなチビ。でもまあ、ここにいる理由といい肩から提げたスポーツバッグといい、こいつもサッカー選手なんだろう。
閃堂「なんっだお前……!だから誰なんだってのさっきから」
??「あ?お前から名乗れ」
閃堂「デジャブ!!」
カイザー「あれは名前じゃないのか?」
カイザーが指さしたのはスポーツバッグの隅。なるほど確かに名前が書いてあった。やっぱなんかスカしててムカつく奴。
閃堂「せ、せい……なぁ、何て読むんだこれ」
カイザー「クソ知らねぇ。俺は見ての通り留学生だ、漢字なんか読めねぇ」
閃堂「頼りにならねー!」
清羅「きよら、だブタ共。やんのか?やんねーのか?早く練習場に入れ」
カイザー「あぁ、それなんだが」
カイザーがおもむろに練習場の入口へ目を向ける。
カイザー「なにやらお取り込み中のようでな、入らせて貰えなかった。着替えることすら出来──」
ガッシャァァァァン!!! - 97二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 09:23:05
スレ主ちゃんとニチアサの時間に更新してて草なんだ
- 98124/12/15(日) 10:04:42
ニチアサ鑑賞のために毎週ウキウキで早起きしてるスレ主の話はやめろ恥ずかしいだろ
- 99124/12/15(日) 10:31:53
カイザー・清羅「「!?!?」」
閃堂「くっそ、まさか……!!!」
そのまさかだった。入口のドアガラスが割れて飛び散り、中から怪人がワラワラと現れる。見た所、大将首みてぇなもんはいなくてザコ敵だけ。幸か不幸か俺たち以外に通行人はおらず、練習場内にも襲われてる人の姿は確認出来ない。
アンリ「お待たせ、閃堂くん!!」
閃堂「サンキューアンリちゃん!!──くそ、2人とも早く逃げろ!!」
敵の匂い聞きつけたのかアンリちゃんが黒塗りの車で颯爽と登場し、俺にベルトとトランプを投げ渡す。
とりあえず2人を避難させて、見えなくなったら変身を──
カイザー「クソ断る。俺がこんな雑魚共相手に尻尾巻いて逃げ出すとでも?」
清羅「右に同じ。喧嘩なら買うぜ。ビビんなブタ共」 - 100二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 10:42:06
今更だがカイザー何語で喋ってんだ
- 101124/12/15(日) 10:50:38
閃堂・アンリ「はぁ!?!?」
閃堂「おっ、お前ら正気かよ!!コイツら人間じゃねーんだぞ!!」
アンリ「そうです!危険ですよ!」
カイザー「見りゃわかる。というかそれはお前達も同じハズだが……お前こそ何故逃げないんだ?秋人ぉ」
そう言ってニヤニヤとカイザーは俺の顔を覗き込んでくる。くっそ、こんな非常事態にまでいけすかねー奴!!
閃堂「ぐっ……俺の邪魔すんじゃねーぞ」
清羅「つか邪魔なのはお前。怪人共、やろーぜ俺と
──あ?何してんだ、お前」
アンリちゃん「せ、閃堂くん?」
俺は2人が見ている前でベルトを装着し、右手にトランプを掲げた。ごめんアンリちゃん、こいつらがバカなせいで正体隠しきれそうにねーよ……!!
閃堂「ごめんアンリちゃん!お説教なら後で受けっから!────変身!!!」 - 102124/12/15(日) 10:52:35
物語の都合上日本語堪能な留学生(漢字はまだ読めない)ってことにしといてくれ…カイザー頭いいみたいだし…
- 103124/12/15(日) 11:32:55
カイザー「なるほど、一部でひっそり話題になっているスーパーヒーロー……正体はお前だったか、秋人」
閃堂「うるせぇ、危ねーから大人しく下がってろ──うらぁ!!」
変身した俺を見て興味深そうに目を細めるカイザーを押し退け、押し寄せる怪人共を一体一体殴り倒して行く。
戦況は良好……に思えたが、耐えずゾンビみたいに復活し続ける怪人共に俺は少しずつ追い詰められていく。
閃堂「おりゃあっ、クソ……いつになったら消えるんだお前らっ……ぐっ!!テメェ!は、離せ!!」
動きが鈍ってきた俺は、ついに怪人に捕まってしまう。こんな雑魚なんかに……!!こんな所でやられてたまるかよ、俺はサッカーで世界一にならなきゃなんねぇんだ!せめてこいつらを生み出してる親玉を見つけさえすれば、何とかしないと……
カイザー「ふん、口ほどにもないな。大人しく下がってろ、なんてどの口が言ったんだかねぇ。──おい、そこの婦人。俺も戦わせろ」
清羅「お前負けそうじゃねーか。いいぜ、俺もお前に味方してやる、閃堂。そこの赤い女、俺にもそれ寄越せ」 - 104124/12/15(日) 12:10:24
アンリ「えっ……はいぃ!?」
閃堂「おまっ、何言って、クソっ離しやがれ!」
カイザー「なんだ、出来ないのか?」
アンリ「確かに予備のベルトとトランプはありますけど、これはまだ開発途中だしそもそもトランプだって白紙で……」
清羅「それでいいだろ。寄越せ。早くしねーと大変なことになるぜ。」
確かに清羅の言う通りだ、身動きが取れない俺をよそに、復活を通り越してもはや怪人達の数は増してきている。
アンリ「っ……!分かりました!使って!」
アンリちゃんが2人に向かって、バッグから取り出したベルトと白紙のカードを投げた。
閃堂「んな役もねぇカードに意味なんて……」
カイザー「何もカードゲームに必要なのは"トランプ"だけじゃないだろう?」
清羅「あい。トランプとプレイヤー、俺たちが狙うのはそのギリギリのボーダーラインだぜ」
アンリ「こんな展開、データに無い……!!」
カイザー「足を引っ張るなよ?いくぞ、刃」
清羅「こっちのセリフだ。俺に指示すんじゃねぇ───」
カイザー・清羅「───────変身」 - 105124/12/15(日) 12:33:32
バックルに、白紙で何も力が無いはずのトランプを翳す2人。
すると、俺が最初に変身したときみたいに2人の体に光が集まる。光と蒸気が散ったあとの2人は、俺とはまた違う姿の仮面ライダーに変身していた。
カイザー「仮面ライダーディーラー。戦場の支配者は、俺だ」
清羅「仮面ライダードロー。この戦いのボーダーラインを握る男だぜ」
閃堂「マッジかよ……本当にやりやがった」
アンリ「うわぁすごいすごい!!本当に変身しちゃったあ!!」
そのまま2人は、あっという間に怪人達をちぎっては投げという具合で片付けていく。つか強すぎんだろ!!こいつらさっきまで一般人で何でこんな喧嘩慣れしてんだよ!?
カイザー「おい、こりゃどうしたら片付くんだ?」
アンリ「ベルトのギアをチェンジしてから、全力シュートです!!全身全霊でエゴを込めて!!」
清羅「あい」
敵の腕をひねりあげた2人が、アンリちゃんの言う通りバックルについたギアをチェンジする。「Final matchup!」の音声に合わせ、まずはカイザーがシュートの体勢をとった。
カイザー「──膝まづけ雑魚ピエロども、世界一になるのはこの俺だ」 - 106124/12/15(日) 13:01:08
カイザーが振り抜いた右脚はものすごい速さでボールを捕らえ、怪人の群れを直撃。くっそ、悔しいけどこいつサッカーうめぇ!
そのまま跳ね返ったボールが、清羅の足元に舞い落ちる。
清羅「ほざけ皇帝。言っただろーが──この世界の命運を握るのは、俺なんだよ」
清羅の放ったシュートが、さっきカイザーが狙い撃った所に丁度重なるように吸い込まれていく。次の瞬間、それを中心にものすごい衝撃波が発生した。
閃堂「うわっ───」
アンリ「きゃっ」
衝撃波は大きく超新星爆発みたいに広がり、周りの木々を揺らしながら戦場を包む。すると、あっという間に全ての敵が霧散した。俺の体もようやく解放される。2人と俺の変身が解けた。
閃堂「ち、チートかよ……」
カイザー「これがカイザーインパクトだ」
清羅「あ?最後に決めたのは俺だ」
閃堂「ん?いやなんか忘れ……っておい!!お前ら!!練習に遅れるーーーっっ!!!!」
こうして、俺には新しく愉快な?仲間ができたってワケ。
アンリ「私も、私にも戦える力があれば……どうして私じゃないのっ……??」
そして、騒ぐ3人の後ろで車の陰に身を隠しながら、アンリは一人呟くのだった。 - 107124/12/15(日) 13:08:07
お待ちかね倒された悪役の行末ダイス
1.生存(一般人に戻る)
2.消息不明
3.退場
雷市dice1d3=3 (3)
ネスdice1d3=3 (3)
アンリちゃんdice1d3=2 (2)
愛空dice1d3=3 (3)
- 108124/12/15(日) 13:13:30
じゃあアンリちゃん以外全員退場(死亡)で…これは鬱作
アンリちゃんの闇堕ち原因>>113
- 109二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 13:16:09
ベルト開発してんの御影コーポなんかな?(創作で便利な御影コーポ)
- 110二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 13:38:06
みんな死んじゃうのか、、ほんとに子供向け番組?
これスレ主以外も振っていいの? - 111二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 14:03:18
凄いカッコいい
シビアなライダーだ
闇落ち…よくあるのは味方側からの裏切り、復讐だけど - 112124/12/15(日) 14:13:42
許可しよう、話に反映できるかは約束できないとだけ
- 113二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 14:28:53
- 114124/12/15(日) 14:42:48
ひっそり逃げ切ってバッドエンド逃れようとしてたけどその指摘が来てしまったな、振るか
1.生存
2.消息不明
3.退場(死亡?)
閃堂dice1d3=2 (2)
清羅dice1d3=2 (2)
カイザーdice1d3=2 (2)
馬狼dice1d3=2 (2)
我牙丸dice1d3=2 (2)
凪dice1d3=1 (1)
あんまりマニアックにするつもりも無かったからさっきは断言してしまったが退場・死亡といえど色々あるんだ、最近だと死んだと思ったら別の世界線に移ったりアイテム化したことにして救済したりね、それについても振ってみようかな
- 115二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 14:46:39
113だけどごめん安価スルーしてしまった
バカスカ退場者出るシリアスストーリーっぽいから、じゃあアンリちゃんの闇堕ち理由は「事件に巻き込まれて昏睡状態になった弟を救うため」で - 116二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 14:47:31
凪以外みんな消息不明!?!?
- 117二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 14:47:47
光堕ち凪だけ明確に生存するの業が深え………
- 118二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 14:49:24
これ最終回で凪が語り部だったと判明するやつでは?
ナレーション凪の人がやってた理由これかーってなるやつ
「めんどくさいけど、あいつらのこと覚えてるのは俺だけだから」って書き残してるやつ - 119124/12/15(日) 14:50:16
- 120124/12/15(日) 14:54:53
消息不明組は結局どうなった?
dice1d4=1 (1)
1.ひっそり生きていて戦いの傷を癒してる
2.別の世界線へ転移
3.何か別の存在になってしまった
4.別の組織に拾われ洗脳(劇場版へ続く…かな?)
- 121二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 15:22:56
何それ胸熱!
- 122二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 15:40:13
悪役の退場組にもワンチャンないですか
愛空はラスボスだからどうしようもないがネス雷市はアイテム化でライダーのパワーアップに繋がる展開とか - 123124/12/15(日) 15:52:31
悪役退場組救済チャレンジ
1.アイテム化
2.死亡するが転生
3.死亡するが劇場版で復活(劇場版でまた死ぬかも)
雷市dice1d3=2 (2)
ネスdice1d3=3 (3)
愛空dice1d3=3 (3)
- 124124/12/15(日) 15:55:42
雷市、次の人生はヒーローになれるといいね
というわけで劇場版復活組はどういう感じで出てくる?
1.光堕ち(第3陣営的な?)
2.再び敵で
ネスdice1d2=2 (2)
愛空dice1d2=2 (2)
- 125二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 16:00:24
wow…これって劇場版でも黒幕愛空なのか気になるな
- 126124/12/15(日) 16:41:30
- 127124/12/15(日) 16:47:33
アンリちゃん闇堕ちで途中からアシストキャラがいなくなるのでここで登場人物を増やそうと思います
変身しないタイプの味方、何人?
dice1d3=3 (3)
- 128124/12/15(日) 16:48:15
dice3d30=15 17 23 (55)
- 129124/12/15(日) 16:53:55
協力者は雪宮、冴、氷織で決定
- 130124/12/15(日) 17:19:13
協力者達の設定
1.原作通り(高校生、フットボーラー)
2.安価
雪宮dice1d2=1 (1)
冴dice1d2=1 (1)
氷織dice1d2=1 (1)
- 131二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 17:23:57
さっきから味方がなんか強そう
- 132124/12/15(日) 17:58:40
- 133二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 18:01:00
このレスは削除されています
- 134二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 18:13:34
すごい!!!めっちゃかっこいいです
- 135二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 18:56:28
ライバルライダーポジにカイザー、変身しない協力者ポジに冴は強い
ほぼ相打ちみたいな結果だから敵サイドにも補強欲しいな - 136二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 19:04:49
愛空劇場版までいっても改心しないのか………
- 137124/12/15(日) 19:06:43
いいね、じゃあ幹部は変身ってより怪人に近いし新しく2人くらい敵対ライダー作ろうか
重複右で
dice2d30=27 26 (53)
- 138124/12/15(日) 19:09:53
ロレンツォ、七星です
2人はどういう勢力?dice1d2=1 (1)
1.敵組織側
2.第三勢力
2人の生死dice1d3=2 (2)
1.生存(一般人に戻る)
2.消息不明
3.退場(死亡?)
- 139124/12/15(日) 19:10:53
生死ダイスミスったやりなおし
ロレンツォdice1d3=1 (1)
七星dice1d3=2 (2)
- 140二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 19:15:44
七星!?!?
- 141124/12/15(日) 19:32:44
2人は劇場版は
1.光堕ち
2.黒幕
ロレンツォdice1d2=1 (1)
七星dice1d2=2 (2)
- 142二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 19:36:39
マジでストライカーvsディフェンダーの構図なの女神すごすぎる
- 143124/12/15(日) 19:40:32
では行こうアンリちゃん闇堕ち編
~第○話!クイーンの真意!~
ご機嫌いかがかな?下僕共。ミヒャエル・カイザーだ。前回までのおさらいといこう。この俺と刃が新たに仮面ライダーに変身し、クソ雑魚の秋人クンを救ってやり、俺たちもヒーロー活動に仲間入り……ってとこだが、まあ秋人がうるさくて適わねぇ。──おっと、本人のお出ましだ。じゃ、続きはその本人に語ってもらうとしよう。
閃堂「だぁからお前らちゃんと話聞けっつの!!」
カイザー「聞いてやってるだろ?大体なんだ、こんな昼間にカフェなんかに呼び出して。大学生はお子ちゃまと違って暇じゃないんだぞ」
清羅「それな。つーわけで、さようなりぃ」
閃堂「うっせぇ!!集まった傍から解散しようとすんな!つかカイザー、んな分厚い本開きながら話なんか聞けるわけねーだろ嘘つくな!」
とある日の昼下がり、俺は新しく仲間になった2人を市内のカフェに集め、作成会議を開こうとしてたんだけど。
カイザーはやたら分厚くて文字がギッシリ詰まった本を読み、清羅は無駄にアクロバットなリフティングを続けていてびっくりするくらい協調性ってモンがねぇ。つかその本何語だよ、ぜんっぜん読めねぇ。
カイザー「お前も読むか?少しは残念な脳みそがマシになるんじゃないか」
閃堂「誰が残念な脳みそだ!少しは馴れ合う姿勢とか見せねーのかよ!?」
清羅「うるせぇ。叫ぶんじゃねぇ」
カイザー「そうだぞ秋人ぉ。それにお前こそ、どうせアンリに言い付けられてるから俺たちと関わってるだけだろ?」
カイザーが本をパタン、と閉じてサングラスを外す。こいつの腹立つ態度は、まあ当たり前だけどヒーローになろうが変わりゃしねぇ。 - 144124/12/15(日) 19:56:25
閃堂「そりゃそうだろ……つかその話なんだけどさ、」
カイザー「またアンリに連絡先貰って浮かれて発熱した話か?聞き飽きた」
閃堂「ちげぇよ!!いや違わねぇけどそうじゃなくて!
アンリちゃんと連絡がつかねーってんだよ!」
俺の魂の叫びを聞いて、2人が顔を見合わせる。
カイザー「だからどうした?」
清羅「興味ねぇ」
閃堂「はぁ!?アンリちゃんが心配じゃねーのかよ」
清羅「別に」
カイザー「うら若き乙女なら隠し事の1つや2つくらいあるだろ。しつこい男は嫌われるぞ」
清羅「ベルトだって俺らが預かってんだし、別になんともねー」
そう言うと、カイザーはコーヒーを啜って読書に戻り、清羅もリフティングを再開してしまった。
なんなんだよこいつら。薄情なやつらだ。こんなんでヒーローが務まるかっての。
閃堂「そりゃそうだけど……なんつーか、今回はそういうのじゃねーっつーか、嫌な予感がするっつーか……」
「うわぁぁあ!!誰か、助けてくれぇ!!!」 - 145124/12/15(日) 20:05:34
刹那、大通りから聞こえる叫び声。それを合図と言わんばかりに、あちこちから悲鳴が上がる。俺たち3人は弾かれたように、大通りへ向かって走り出した。
??「お、ヒーローのお出ましじゃん」
閃堂「見つけた!お前の好きにはさせねぇ!」
騒動の中心へ向かって、大通りを逆行するとそこには、死神みたいなボロボロの黒装束にフードを目深に被ったヤツがいた。チラッと見える目元は、骸骨みたいなマスクで覆われてる。
これまでの怪人の親玉よりも格上の、わかりやすく言うなら四天王って感じ?とにかく、今までのやつらとはレベルがちげーってのを肌でビンビン感じる。
清羅「久々に強そうなヤツが来たじゃねーか。燃えるぜ」
カイザー「さっさと片付けるぞ。コーヒーが冷める」
閃堂・清羅・カイザー・「「「──変身!」」」
変身した俺たちを前に、その死神ヤローは退屈そうにあくびをしながら言った。
??「ふわぁ……やる気満々な所悪いんだけど、今日お前たちの相手をするのは俺じゃないんだよね」 - 146二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 20:15:18
清羅、カイザー、馬狼、我牙丸、凪って全然変身しなくても敵倒せそう
- 147124/12/15(日) 20:19:41
??「ここは私に任せてください。スペキュレーション」
その声はやけに聞き覚えがあって、俺の耳と脳ミソは理解するのを拒否した。けれど、俺の目に映るその姿は何度も一緒に戦った──
──アンリちゃんそのものだったんだ。
閃堂「あ、アンリちゃ……?な、なんで」
スペキュレーション「んじゃ後はよろしくー。アンリちゃん……じゃないか、『クイーン』」
クイーン。そう呼ばれたアンリちゃんが取り出したのは見間違えもしない、ライダーベルトとトランプ──ハートの"クイーン"。
アンリ「ごめんなさい閃堂くん。貴方にはここで地獄に落ちて貰う必要があります。
───────変身」
アンリちゃんがトランプをバックルに翳すと、光と蒸気じゃなくて闇と血の渦みたいなものが体を包んで変身した。俺を射止めるような目線がめちゃくちゃ冷たくて、俺を優しく支えてくれたアンリちゃんはもう居ないんだって強く感じちまったんだ。 - 148124/12/15(日) 20:34:07
アンリ「仮面ライダークイーン───この戦場の未来は、私が変える」
カイザー「チッ、裏切りやがったのか」
清羅「実力も未知数か……クソ、ボーダーラインが見えねぇ」
呆気にとられて動けない俺の前に出た2人が、先に変身してアンリちゃん……いや、仮面ライダークイーンに向かって走り出す。
閃堂「ま、待てよ……!!」
俺も続いて変身した。足がもつれてうまく走れねぇ。ショックで目が霞む。こんなときアイツなら、愛空ならどうするんだろう。くそ、こんなんじゃダメだ、俺。
アンリ「私には時間が無いから……申し訳ないけど、全力でいかせてもらう」
クイーンが俺たちに向かって指を差すと、まわりで控えていた雑魚敵が一気に陣形を組んで俺たちに襲いかかる。おかしい、アイツらにこんな統率力なんて……まさか。
カイザー「あれがあの女の能力ってワケか……ぐッ」
清羅「うぐっ、コイツら強え。こんな力なかったはずだろ……強化系の能力ってことかよ」
先に敵と取っ組みあった2人が為す術なく力負けして行く。それを俺は見ていることしか出来なかった。
だってアイツら2人、性格はうぜーっつーかイケすかねーけど、戦闘能力じゃひよっこの俺よりずっと上だ。そんなアイツらが押されちまう相手、俺じゃ勝てっこねーって。
閃堂「クソっ……」
俺はそうやって、迫ってくる拳を避けることもできなかった。ヒーロー活動をしてきて初めて俺はこう思った。
ああ──負ける。 - 149124/12/15(日) 21:15:16
カイザー「クッ……クソがぁっ……」
清羅「げほっ……ごほっ」
閃堂「アンリちゃ……っ、目を、目を覚ませぇ!!」
蓄積したダメージで変身が解けてしまった俺たちは、傷だらけで地面に転がっていた。
縋り付くように叫ぶ俺を、アンリちゃんは見ないように踵を返す。俺たちを取り囲んでいた敵達も、アンリちゃんの後ろに続くようにぞろぞろと戻って行った。
??「あいあいお疲れー、アンリちゃん。あとは俺が引き継ぐから」
閃堂「っ!?その声──」
アンリちゃんと入れ替わるようにして姿を現したそいつは、鮮やかなインナーカラーに特徴的なオッドアイで……
わかりやすくいえば、めちゃくちゃ見覚えがあった。いや、あったなんて所じゃない。だってソイツは──
閃堂「愛空─────!?」
愛空「よぉ、閃堂。随分痛めつけられちまったみてぇだな。こんな体じゃ、サッカーなんて出来ないんじゃないのか?」
閃堂「あ………」
隣に倒れている清羅とカイザーを無視して、ショックで声が出せなくなった俺の顔を愛空が覗き込む。愛空の瞳に映った俺は、絶望に打ちひしがれた顔をしてやがった。
そんな俺を見てふっと笑った愛空は、ひらひらと手を振りながら身を反し、闇にとけるように消えていく。
愛空「じゃ、チームの皆に宜しくな?特に"FW"連中。まあ、もう会うことはねぇだろうけど」
視界が滲んで、火傷するみてぇな熱さの涙が俺の握りこぶしに降り注ぐ。全力で握った右手には、血が滲んでた。
閃堂「クソっ……なんで、なんでだよ愛空!クソ、クソぉ───!!!」
──それを最後に、愛空はチームから姿を消した。 - 150124/12/15(日) 21:29:10
- 151二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 21:39:54
カイザーと清羅の2番目に出てきそう感はなんかめちゃくちゃわかるわ
- 152二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 21:45:16
モンストロ
イタリア語でおばけ - 153二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 21:50:57
フランス語で【虹】を意味するアルコンスィエルから前半取って『アルコン』
- 154124/12/15(日) 22:25:25
ロレンツォは仮面ライダーモンストロ、七星は仮面ライダーアルコンで決定、ではアシストキャラ編いこう
~第○話!熱い友情!~
あい。TVの前のブタ共、清羅刃だ。前回、俺たちは裏切ったアシスト女にボコられた末、黒幕が閃堂の知り合いだったってわかった。このままじゃ、ボーダーラインとか関係なくアイツらに勝てねぇ。俺たちはもっと強くなる必要があるみてーだ。
燃えるぜ、やってやろうじゃねーか。
とあるジメジメとした、地下施設の一室にて。玉座に座った愛空と、新入り──クイーンのアンリちゃんの会話を、俺、スペキュレーションは扉越しに聞いてた。
アンリ「本当に、本当に彼らを倒したら──弟は、助かるのよね……!?」
愛空「もちろん、というか事件に巻き込んじまったのも元はといえば俺の不注意だし?約束するぜ」
アンリ「───っ!!」
アンリちゃんがカツカツとヒールを鳴らしながらこちら側、出口に向かってくるのが聞こえる。俺はあわててドアから飛び退いた。バタっと乱暴にドアがあけられる。
一瞬アンリちゃんと目が合った。その瞳に涙が浮かんでいるのがうっすらと見える。俺は入れ替わるようにして部屋に入った。
スペキュレーション「泣いてたよ、アンリちゃん」
愛空「おっと、また泣かしちまったか。罪な男だねぇ、俺も」
スペキュレーション「よく言うよ。弟くんだって、アンリちゃんを組織に引き込むためにワザと巻き込んだくせに」
愛空「何の話だかなあ」 - 155124/12/15(日) 22:56:15
スペキュレーション「ねぇ、そろそろレオを返してよ」
俺がそう言うと、愛空の顔から軽薄そうな笑みが消えた。
愛空「それはできねえ相談だなぁ」
かっと頭に血が上るのを感じるが、冷静に、俺は訊ねた。
スペキュレーション「なんで。ベルトをバラまいてた女は引き込めた。もう御影コーポレーションに関係なんかないでしょ」
愛空「ああ、その通りだな。ただなぁ、俺は不安要素は片っ端から潰して行きたいタチでねぇ」
スペキュレーション「………」
愛空「ライダーベルト、その起源はお前とこの御影の坊っちゃん、だろ?じゃあ離すわけにいかないよなあ脳内設計図クン」
スペキュレーション「じゃあ最初の約束の、「変身者が出る前にベルトを回収出来たらレオを解放する」って約束、ウソだったんじゃん」
「はっ」と愛空が笑う。俺はなるべく殺気をぶつけるように愛空を睨んだ。
愛空「どうだったかねぇ、忘れちまったよ」
玉座から立ち上がった愛空は、俺の横を通り過ぎてどこかへ行ってしまい、薄暗くて居心地が悪い部屋に俺一人が残された。
スペキュレーション「くそ……
───すぐ助けるから待ってて、レオ」 - 156二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 23:05:03
スゴいワクワクする
ちょっと重め設定のライダー感凄い! - 157124/12/15(日) 23:12:33
氷織「でもまさか、あの噂のダサいヒーローが閃堂くんやったなんてなぁ。びっくりやわ」
雪宮「そうそう、『ハリウッド女優結婚ヒーロー』ね」
閃堂「それやめろってもー……必死だったんだからさぁ」
そして俺、閃堂はと言うと、久々に登校した学校で友達に協力を仰いでいた。
普段は練習があってなかなかいけない高校だけど、久しぶりに来た俺があまりにも傷だらけなもんで、同じサッカー部の雪宮と氷織が声をかけてくれたんだよ。
そしたら弱った勢いでポロっと活動について言っちまったんだけど……2人はすぐに信じてくれた。
どうやら、誰が撮影したのか俺の初戦闘時の動画がSNSでバズったらしい。俺もエゴサはよくすっけど全然知らなかった。だってついてるあだ名が「ハリウッド女優結婚ダサヒーロー」だぜ?動画は必殺技シーンだけで正体が俺だってのは分からないようになってた。けど2人ったらよ、「「このダサい発言は閃堂くんなら納得」」っつー理由で信じてくれたんだよ。ひでぇよなぁ……
閃堂「まあ本題に入るとして、こいつを見つけたんだけどさ……」
俺が取り出したのは、USBメモリ。どういう訳か、練習場のボールにガムテープでくっつけられてたんだ。
雪宮「へぇ~USBメモリか。家にPC無いの?見てみたらいいのに」
閃堂「見てみようとしたに決まってんだろ。でもなんか、アクセス権限?だかでパスワードがどうのって、2時間頑張っても見れなかったんだよ」 - 158二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 23:42:01
うわー愛空悪いやつだ
- 159124/12/15(日) 23:50:40
氷織「そーゆーのはこの僕に任しとき?」
閃堂「え、パスワードわかんの?」
氷織「廃人ゲーマーの氷織くんやで?どんだけの脱出ゲームをリリース日にクリアして、開発者泣かせたと思てるん?」
雪宮「うわぁ……でもそれってなんか関係ある?」
氷織「もちろんあるで。パスワードにはある程度の規則性ってのがあるもんや。それにフィボナッチ数列だとか、そういうパスワードに選ばれやすいんも……あれ、閃堂くんもう時間やない?」
雪宮「ほんとだ。今日学校は午前中だけで、午後からU-20代表チームで練習じゃなかった?ほら、すごいMFが来るみたいなこと言ってたし」
閃堂「うわ!?忘れてたぁ!!ごめん、雪宮、先生に閃堂帰りましたって伝えといてくれ──」
俺は時計にスマホに目をやって飛び上がった。すぐに教室へ走って荷物を取りに行こうと思い立ち上がる。
……と、ふと愛空のことを思い出した。あれからもちろん、一度も顔を合わせていない。多分、今日も来ねぇ。思えば俺が初めて変身した日も、愛空はずっと変だった。あのときからあいつは、俺を裏切ってたってことかよ。ちくしょー……
ぽすっ。急に、背中に2枚の手が添えられた。
閃堂「うおっ!?な何!?」
氷織「なんて顔してるん。そのいけすかないすごいMFさんに怒られてまうよ?」
雪宮「そうだよ閃堂くん。これは俺たちに任せて、辛いことがあったら遠慮しないで相談しに来て。俺たち、閃堂くんの友達だよ」
閃堂「氷織、雪宮……」
2人の言葉が、ひび割れた心の隙間に染み渡る。長らく忘れていたような、そんなやすらぎを感じた。
閃堂「───おう、行ってきます!!」 - 160124/12/16(月) 00:17:32
それから俺は送迎の車に乗って練習場へと向かった……んだけど、なんつーか妙にピッチの方が騒がしい。というか騒がしいわりに不自然に人が居ねえ。嫌な胸騒ぎがする。車を飛び出して、ピッチに向かって走った。
閃堂「糸師冴!?何やってんだあのヤロー!変身!」
今日練習に参加するはずだった下まつげが特徴的な世界的MF、糸師冴が敵に囲まれてるのが見えた。俺は糸師冴の死角に回り込んで変身し、取り囲んでいた敵の群れをドロップキックで蹴散らす。
冴「あん?」
閃堂「バッカ早く逃げろお前!!」
仁王立ちのまま動かない糸師冴を揺さぶる。すると背後で蹴散らした敵のうち一体がむくりと起き上がり、俺に武器を振りかぶる。肝心の俺はというと、逃げるそぶりも見せねぇ糸師冴に気を取られ、気づくのがコンマ数秒遅れてしまった。
閃堂「やべっ……!」
カイザー「よそ見するな秋人、クソ無様」
いつの間に来たのか変身したカイザーが電子銃で敵を撃ち抜き、俺は危機一髪難を逃れた。
閃堂「おうワリ……ってなんだよその銃!いつゲットしたんだよ」
カイザー「クソ知らねぇ。起きたらポストに突っ込んであったんだ」
閃堂「んなバカな」
つかそんなもん使ってんじゃねぇ警戒しろよ。
冴「おい、なんだテメェら」
カイザー「名乗ってる暇はねぇ。下がってろ」
??「──ふふ、やっと会えましたねカイザー」 - 161124/12/16(月) 00:35:20
閃堂「!?」
頭の上から声がした。ふと影が差し込んで、見上げてみるとそこには魔法使いみてえな三角帽子とローブを靡かせた……なんだ、ムウ○ージとかそんな見た目のヤツがふわふわ浮いてやがった。つかこいつ、今カイザーに向かってやっと会えましたねって言ったか……!?
カイザー「……ネス」
ソーサラー「違うよカイザー、その名前は僕捨てたんです。ソーサラーと呼んでください」
ネス、そうカイザーに呼ばれた奴はソーサラーと名乗った。名前が2つ!?どういう意味だよ!?
ソーサラー「ほらほら君たち、いつまでも伸びてないで帰りますよ……っと!」
ソイツが手を掲げると、手のひらにパッと魔法陣が現れて、伸びてピラミッドを作っていた敵達が一瞬で吸い込まれるように消えた。
ネス「じゃあ今日はこれで、カイザー。僕は必ず約束を果たします。世界中のFWを殲滅して──君を世界一にする」
カイザー「チッ……やっぱりお前、あの警察ヤローの下についてやがったのかクソ犬。頼んでねぇ」
閃堂「お、おいそれより今──なんて!?」
ネス「世界中のFWを殲滅する。それが目的ですよヒヨっ子ヒーローさん──」
そういうと、魔法使いもどきは自分も魔法陣に入って消えてしまった。俺とカイザーは変身を解き、すかさずそのままカイザーの肩を掴んだ。
閃堂「おいどういうことだよカイザー……説明しろよ」 - 162124/12/16(月) 00:52:14
カイザー「──あいつは化け物じゃねぇ、元人間だ。名前はアレクシス・ネス……
元々俺と組んでたMFだ」
閃堂「元人間……!?つかチームメイトか……よ……?」
デタラメ言ってんのかとカイザー顔を覗き込んだら、そこには普段のヘラヘラした様子からは想像もつかないほど眉間に皺を寄せていて、思わず言葉を失った。
というか、さっきの言葉がホントならコイツはアンリちゃん含めて2回も裏切られてんのか。ならあの時妙に冷静だったのも納得出来る。
カイザー「クソ離せ」
閃堂「あっ……おい!!」
乱暴に俺の手を振りほどくと、カイザーはスタスタどこかへ行ってしまった。
閃堂「なんだよやっぱやな奴……つか、それならあの死神ヤローも実は人間……?」
冴「おい」
閃堂「うおあっ!?」
冴「お前だったのか、グラドル結婚ヒーロー」
やべぇ全く喋らねーから存在忘れてコイツの前で変身解除しちまった!!
閃堂「うっ……ぐ、グラドルじゃねーよ」
冴「アイツ、目的は世界中のFWの殲滅だとか言ってたな
────仕方ねぇ、俺も力を貸してやる」
閃堂「はっ……?」
俺が首を傾げると同時に、尻ポケットのスマホが震えた。着信だ、相手は雪宮。直ぐに出る。
雪宮「──閃堂くん、氷織くんが解除して解析してくれたよ!」
閃堂「マジ!?!?はっや!!!」
氷織「えっとな、USBにはベルトやトランプの開発会社の情報とかあとは、他のベルト保有者の情報なんかも書いとったよ。もしかしたら仲間になってくれるんと違う?あとUSBの持ち主は……帝襟アンリさん??」
閃堂「───────アンリちゃん……」
俺はあの初めて変身した日の、小さな手の温もりを思い出した。 - 163124/12/16(月) 00:58:10
筆が乗って思った以上の長編になってしまった
次はお待ちかねキング回で - 164二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 01:25:24
ついにキング!
情景が浮かぶ文章力スレ主凄い - 165二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 02:23:23
文章力もあって画力もあるスレ主しゅげぇ…
- 166124/12/16(月) 08:04:19
~第○話!仮面ライダーキング!~
帝襟アンリです。前回までのあらすじです。雪宮くん、氷織くん、糸師冴くんの力を借りてまだ見ぬ仲間の居場所を特定した閃堂くんは、清羅くんを連れてとある山奥に来ているみたいです。では、私はここまでで。もう私は、彼らに合わせる顔なんてありませんから……。
閃堂「起きろって!!こんな田舎の電車1本乗り過ごしたらとんでもねーことになんだからな!」
俺は電車の席でグースカいびきをかいてる清羅を引きずり、市内からは離れた田園風景広がる駅に降りた。
清羅「うるせーこの時間はいっつも昼寝してんだよ」
閃堂「赤ん坊かよ、ったく……とりあえず任務遂行だ、キングバロウとやらを探しに行くぞ」
清羅「あ~い……」
閃堂「だから寝んな重てぇって!」
そして俺達は氷織と雪宮が解析し、糸師冴がコネで割り出したとあるクラブチームを尋ねた。名前付きの顔写真も既に手に入れていたからすぐに見つかったぜ、デケェ図体でツンツン頭のゴリラみてぇな奴。そこまでは確かに順調だったんだよ。
馬狼「断る」
閃堂「え」 - 167124/12/16(月) 08:29:12
馬狼「たりめーだろうが。俺はテメェらみたいに暇じゃねぇんだ、馴れ合いなら勝手にやってろ」
そう鼻を鳴らして言い放った馬狼は、踵を返して練習に戻ろうとする。なんでどいつもこいつもこう自分勝手なヤツばっかなんだよライダーってのは!
閃堂「こっちだってお前みてーなやつ居ても居なくても変わんねーわ……って言いてぇとこだけど!お前の力が必要なんだよ悔しいけど!頼む、この通り」
馬狼「断るっつって……ッッ!?」
俺たちの間を横切って、いつだったかの練習場前みたいに清羅がブレイクダンスじみた体の動きで馬狼からボールを奪い取る。
清羅「あい。んじゃ勝負な。俺が勝ったら着いてこいゴリラ」
馬狼「あぁ?上等だこのクソチビが──」
ドガァァァン!!!!!バリバリバリ!!
2人の喧嘩は、空を引き裂く雷鳴と強烈な稲妻によって中断させられた。随分近くに落ちたみたいで、大地がグラグラと揺れている。見間違いじゃなきゃ、ピッチのど真ん中に落雷した。
閃堂「雷……!?おかしい、空めっちゃ晴れてんのに」
清羅「違ぇ。アレ見ろ」
清羅が指さした先は、未だ煙が巻き上がるピッチのど真ん中。 - 168124/12/16(月) 08:53:07
??「ギャハハハ!!!セクシーヴィラン様のお出ましだぜェ!!!」
煙が散ったそこに居たのは、ゴツゴツして無骨な鎧を来た怪人。どっからどう見ても、こいつも四天王。死神ヤローや魔法使いもどきヤローと同格レベルの強敵だ。鎧ヤローが練習していた選手のうち1人を捕まえて右手で締めあげ、左手に持ったハンマーを一振り。すると、ズバァァン!!と再び落雷が練習場を襲った。
「うっ……く、た、たすけてくれ……」「うわぁぁあっ!!逃げろぉ!!!」「ひっ……」「お、押すんじゃねーよ!!」
あっという間にクラブの選手達は大パニックを起こし、散り散りになって逃げ出した。
閃堂「チッ、また新しい敵かよ……!清羅、馬狼、行くぞ!変身だ!」
清羅「あい」
馬狼「何言ってやがる?俺は変身なんかしたことねーぞ」
閃堂「は……?お前、俺たちより先にベルト持ってたんじゃねぇのかよ」
馬狼「確かに半年前くらいに知らねぇ赤髪の女が訪ねて「貴方には仮面ライダーの素質があるはず」だかなんだか言って変なベルトとトランプを押し付けて行きやがったが……俺はそれが使えた試しがねぇ。それにあんな幹部みてーなヤツに会ったのは初めてだ」
閃堂「じゃあ今まで襲われたらどうやって倒してたんだ?」
馬狼「あ?あんなクソザコ、素手でとっちめられたに決まってんだろ」
閃堂「脳みそまで筋肉かよ!……まぁでも、持ってはいるんだろ?」
馬狼はバッグからバックルを取り出す。ベルトが腰に巻き付き装着され、トランプ──ダイヤの"キング"を翳したが、俺たちが変身するときみてーにトランプが光らなかった。 - 169124/12/16(月) 10:20:23
ライデン「なんで変身できねーのか、このライデン様が直々に教えてやるよカス共!!そのベルトはなぁ、世界一のストライカーになる素質とエゴ、そして戦いに挑む強い意志や理由がねぇと反応しねぇ。つまりそこのクソゴリラヤローは素質もエゴも死んじまった腑抜けの王様ってことなんだよ!!!」
馬狼「あぁ?誰に向かって口聞いてやがる……ッ!!」
そう言われた馬狼のこめかみには青筋が浮いていて、握りしめられた拳は力を込めすぎて真っ白になってた。
なるほど、確かに俺、カイザー、清羅が変身したときはピンチだったしな。世界一のストライカーの素質だかエゴだかは判断出来ねぇけど、追い詰められた時じゃなきゃ力が発揮出来ないってのは筋が通ってる。
ライデン「そんな腰抜けキングくんに優しー俺様からキッカケのプレゼントだ!!
───────出番だぜロレンツォ!!!」
ロレンツォ「呼ばれちゃったぜぇ……久しぶりだな、バロちゃん♪」
馬狼「─────チッ、不潔野郎………」 - 170124/12/16(月) 11:19:46
ライデン「ハッ、俺が全員ぶちのめしてやりてーとこだが生憎『野生児』に会いに行かなきゃなんねーんでな、じゃあ後は任せたぜ」
ロレンツォ「仕事仕事♪」
そう言ってライデンはハンマーを一振りした。ズバァァァン!!その体が稲妻と共に消える。
ロレンツォ。そう呼ばれた不健康そうな男は金歯を光らせ気味悪く笑うと、懐から俺たちのものとは違う──回転式銃を携えたベルトを取り出して腰に装着した。
清羅「おい、どういうことだ」
閃堂「つかあいつ、ベルト……仮面ライダーなのかよ……?」
俺たちより前に立つ馬狼の表情は、しっかりとは見えないが変わらず顔面には血管が浮いている。噴火前の火山みてーな、激烈な怒りを感じて肌がビリビリした。
馬狼「ロレンツォ……昔同じチームで同じ指導者の元練習したDFだ。クソ野郎が、いつの間に寝返ってやがった──スナッフィーとの約束を忘れたのかクソ不潔金歯がァ!!」
ロレンツォ「だぁー、忘れるわけねーだろ?つか俺なりにスナッフィーのためっつーか
────とりあえず変身、な?」
ロレンツォがベルトから銃を外し、自分のこめかみに当てる。まるで自害にも見えるような行動だが、躊躇いなくトリガーは引かれた。飛び出した光弾がロレンツォの頭蓋を貫き、傷口から血と闇が飛び散り──それが集まって、奴はおどろおどろしい見た目の仮面ライダーに変身しやがった。
ロレンツォ「──だぁー、仮面ライダーモンストロ。今の俺、億どころか兆……OK?」 - 171二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 11:35:59
えっ…スナッフィー…???
- 172124/12/16(月) 12:23:27
閃堂「アッチ側、アンリちゃん以外にもライダーがいんのかよ!」
ロレンツォ「お前ら、GO♪」
ロレンツォが指をパチンと鳴らすと、地面から泥人形のゾンビみてぇなやつが生まれてユラユラと俺たちに向かう。
清羅「チッ、また戦況が変わったな。いいぜ、やろーぜ俺と」
閃堂・清羅「「変身!!」」
俺と清羅は変身して、迫り来る泥人形を一体ずつぶちのめしてく。でも元々が土だの雑草だので出来てるからか壊しても壊しても復活してキリがねぇ。
馬狼はというと、射殺さんばかりにロレンツォを睨みつけてた。
ロレンツォ「なんだよバロちゃん、いつまで腑抜けてんの?」
馬狼「いいぜ、やってやるよ裏切り野郎が……その発言、取り消させてやる。泣いて地べたに頭擦り付けても俺ぁスナッフィーみてぇに許してやらねぇぞ?」
次の瞬間、馬狼の手の中のカードが光りだす。ダイヤの"キング"を、バックルに翳した。馬狼の体を、光と蒸気が覆っていく。
閃堂「変身すんのか!馬狼!」
光が散り、蒸気が上がったそこに立っていたのは、紛れもなく仮面ライダーだった。
馬狼「仮面ライダーキング。
───俺がこの戦場の"王様"だ!!!」 - 173124/12/16(月) 13:14:02
ロレンツォ「いいぜぇ、バロちゃん……いや、仮面ライダーキング♪」
閃堂「馬狼、これ使え!」
落ちていたボールを拾い、変身した馬狼の足元目掛けてキック。
馬狼「俺に指図すんじゃねぇヘタクソ!!」
閃堂「誰がヘタクソだ!そもそも俺はFWだっつーの!」
清羅「おい早くしろ。こいつらうじゃうじゃ復活しやがる……住宅街に出てっちまうぞ」
馬狼「喰らいやがれ裏切り不潔野郎!!」
馬狼が蹴ったボールはものすごい勢いでロレンツォに向かっていく。ライオンみてーなエフェクトが発生して、そのとんでもない殺気に形を保っていられなくなった泥人形どもはボロボロに砕けて消え去った。
馬狼「世界一は、"王様"は俺だと──
───テメーの石頭に刻みつけてやる!!」
シュートをモロに食らったロレンツォは一溜りもなく倒れ──
ロレンツォ「だぁー。そのシュート、価値ゼロ……ガッカリだぜキング」 - 174124/12/16(月) 14:00:43
──なかった。
超スピードで突き進むボールを、ロレンツォがシュートブロックの要領で頭でクリア。額の前には、五角形のバリアが出現し主の身を守っていた。勢いを殺されたボールが虚しく地面に落ちる。
馬狼「なっ……なんだと」
閃堂「バリア!?そんなんアリかよッ」
清羅「DFの能力って訳か。チッ」
ロレンツォ「そんなヘボシュートじゃ俺たちの王の首に刃は届かないぜ?まー、ゾンビちゃん達も倒されちゃったみてぇだし今日のとこはここまでな♪また会おう、OK?」
変身を解除したロレンツォの体は闇の渦に飲まれ、消えた。俺たちも変身を解除する。
閃堂「必殺技をバリアはズルだろ……」
馬狼「……おいヘタクソ。気が変わった、俺も戦ってやる」
閃堂「えっ、マジで!!」
馬狼「勘違いすんな……俺はあのクソ不潔金歯野郎の目ェ覚まさせて、謝らせてやりてぇだけだ」
閃堂「おお!んじゃ俺たちの拠点案内するから今から行こうぜ」
馬狼「オイ……話聞いてなかったのか?馴れ合うつもりはねぇ」
閃堂「つれないこと言うなよ。って清羅、あちこち行くなって!はぐれたら死ぬぞ田舎は!」
こうして俺たちには、また一人いけすかねー仲間が増えたんだ。
雪宮「あぁ、もしもし閃堂くん。最後のライダーなんだけど……なんか山にこもってサバイバル生活してる人らしいよ」
閃堂「は?」 - 175124/12/16(月) 14:14:02
次我牙丸さん仲間にしに行きましょう
これ2スレ目入っちゃうかもしれないな - 176二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 16:16:36
これでついに出揃うのか!楽しみ
- 177二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 17:02:12
wkwk
- 178二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 17:04:37
ついにガガ様が来るか
楽しみすぎる - 179二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 17:09:35
山で人1人探すの大変だから
我牙丸さん探すだけで今スレ終わりそうだな - 180124/12/16(月) 17:30:06
みんな待機ありがとう、じゃあいくぜ
- 181124/12/16(月) 17:32:06
~第○話!仮面ライダージャック!~
俺は馬狼だ、覚えとけヘタクソ共。前回は俺が仮面ライダーキングとして戦場に降臨したワケだが……ロレンツォ、仮面ライダーモンストロには逃げられちまった。クソっ、このままじゃ終われねぇ。っつーワケでヘタクソ閃堂は次の仲間とやらを探しに山に登って行った。あ?俺……?バカ言ってんじゃねぇ、着いていく訳がねーだろ。馴れ合うつもりはねぇ。
突然の大雨でぬかるんだ地面に転がる。夜闇を稲光が切り裂くのが見えた。蓄積したダメージのせいで変身が解け、ごぼっと熱い血の塊を口から吐き出した。
──おっと、自己紹介忘れてた。
俺は我牙丸吟。仮面ライダージャックとも言う。
稲妻を背負った鎧の怪人が、這いつくばる俺を笑いながら見下ろした。血が目に入って、視界が悪い。
我牙丸「くっ……げほっ、雷市、本当に戻ってくる気はないのか……?」
ライデン「その名前で呼ぶんじゃねぇ野生児が!!……あん時の俺はもう、終わったんだよ
────ストライカーを目指せねぇ世界なんざに、存在していい理由は無ェ」
雷市、俺がそう呼んだ怪人はゆっくりと木々の闇に消えていく。
我牙丸「雷市………」
俺の呟きも、誰にも聞かれることなく闇に溶けてった。 - 182124/12/16(月) 17:50:02
よう、閃堂だ。俺は今日、例のサバイバルヤローを探しに1人慣れねぇ山を登ってる。ある程度の拠点位置は氷織が特定してくれたけど、そこまでは道無き道を自分の足で歩いていかなきゃなんねぇ。つか氷織のサーチ能力、もうハッカーとかに片足つっこんでんだろ。
木の根でボコボコして足場が悪い斜面を、転びそうになりながら俺は登ってく。後ろからパキッと枝の折れる音がして、思わず飛び上がっちまった。
閃堂「ヒィッ!?って、なんだ鳥かよ………っ!?うわぁぁあ!!!」
ほっとして気が抜けた俺は、設置されていたロープに足をひっかけてしまいそのまま木に吊られる形で宙ぶらりんになる。なんだコレ狩猟罠!?誰だよこんなとこに置いたやつ!!
閃堂「た、たすけてくれ誰かーー!!!」
とか叫んだって来るわけねー。再三言うけど今日は俺1人だから。まああのザ・自分勝手3人が付き合ってくれるわけないよな。前回清羅を連れて行けたのは奇跡みたいなもんだったってこと。チクショウ!
閃堂「俺、まだハリウッド女優と結婚できてねぇ。こんなとこで死ぬわけにいかねーってのに……おい、マジで誰か!居ないか!?」 - 183二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 18:09:45
このレスは削除されています
- 184124/12/16(月) 18:11:41
??「おー。呼んだ??」
閃堂「ギャーーーーーーッッ!!!!!!!」
ガサガサっと木々を掻き分けて現れたのは、二本足で立つクソでけー熊。しかも日本語喋る。何言ってるかわかんねぇと思うけど俺もわかんねぇ。
とりあえず、俺は今度こそ本気で死を覚悟した。
閃堂「ツッコミたい所はいっぱいあるけど……とりあえず、お前が仮面ライダージャック本人でいいんだな?」
我牙丸「うん。俺がジャック」
我牙丸と名乗った熊の毛皮を被った男はそう名乗った。いや熊の毛皮を被った男ってなんだよって思うだろーし俺もめちゃくちゃ思うけど、雪宮と氷織に教えてもらった事前情報だと山篭りしてサバイバル生活してる奴ってことだったし多分間違いねぇ。さっきの罠も狩猟用に我牙丸が仕掛けたみてぇだし。ちなみに毛皮は怖ぇから脱がせたぜ。
閃堂「じゃ、単刀直入に言う。長くてめんどくせーのは俺もごめんだし。──俺達の仲間になって、一緒に戦ってくれ」 - 185124/12/16(月) 18:24:38
我牙丸「いいぞ」
閃堂「やっぱダメかーそうだよな……っえぇ!?今なんて!?」
我牙丸「だからいいぞーって」
閃堂「いいのかよ!?もっとこう俺を断るとか、バカにするだとか喧嘩ふっかけてくるだとか、そういうの挟まなくていいのか!?!?」
我牙丸「普通挟まないだろ?もしかして他の仲間と仲悪い?」
正直俺はめちゃくちゃ感動してた。ここにきてスッと仲間になってくれる奴が現れるなんて──!!皇帝気取りカイザーやバトルジャンキー清羅、自分勝手キング馬狼じゃなくてコイツを真っ先に仲間にしたかったよ俺はぁ!
閃堂「よっしゃあ!てかお前、そういやなんでそんな顔面傷だらけなんだ?猿にでも引っかかれたとか?」
ガッツポーズを決めたあと、さっきから気になっていた顔の包帯について訊ねる。山には慣れてそうだし、転んだとか木にひっかけたわけじゃ無さそうだ。我牙丸は俺の質問を聞いて俯いてしまった。
我牙丸「……雷市を」
閃堂「ラ……イチ?何の話?」
我牙丸「ライデン……アイツの正体は、雷市陣吾。俺と同じチームで、一緒にサッカーやってたんだ。
──────俺はアイツを、助けたい」 - 186二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 18:27:41
最後の最後でやっと普通に仲間になってくれてよかった…曲者多すぎんよ!
- 187124/12/16(月) 18:34:57
閃堂「我牙丸……」
我牙丸が雷市と呼んだのは、馬狼を探しに行ったときに出会ったあの雷ヤローだった。
カイザーと魔法使いもどきヤロー、ソーサラーの件で幹部が元々人間であったということは確認済。つまり。
閃堂「あいつ……お前の知り合いだったのか」
我牙丸「ああ。俺と同じ高校でサッカー部のチームメイトだったんだ」
閃堂「えお前高校通ってんの?山から!?」
我牙丸「え、俺なんか変なこと言った?」
閃堂「い、いや別に……」
我牙丸は俺たちと同じ、高校生でフットボーラーだった。山で槍でも持って猪とか追っかけてるイメージしかなかったからびっくりしたけど、こいつも変身出来てるなら当たり前か。
我牙丸「……俺は今はFWはやってない。雷市もそうだ。でも俺はストライカーの素質をベルトに認められて変身できた──その事実が、同じくポジションをコンバートした雷市の心を傷つけたんだ。俺よりアイツの方が、ストライカーでいることに執着があったから
────俺はアイツとまたサッカーをして、背中を押してやりたい」
閃堂「じゃあ尚更仲間になろーぜ。俺もさ、アイツらの中に連れ戻したい奴がいっぱいいるんだ。俺たちで目覚まさせてやろう!!!」
我牙丸「閃堂……よし、乗った!」
我牙丸は俺が差し出した手を取り、力強く握った。 - 188124/12/16(月) 18:45:53
??「──お取り込み中失礼するっす!」
閃堂・我牙丸「「!?」」
??「よっと!」
頭上から声が聞こえて、顔を上げた。木々の葉っぱがガサガサと揺れ、現れた人影が地面めがけて飛び降りる。忍者みたいに着地したそいつは、俺たちとそう歳の変わらない純朴そうな少年だった。──腰に装着された、日本刀を携えた無骨なライダーベルトさえなきゃ。
閃堂「また仮面ライダーかよ!?しかもその形、お前も敵だなコノヤロー!!」
我牙丸「また…?どういうことだ!?」
閃堂「話は後だ。戦う準備しろ我牙丸!」
七星「その通りっす、流石噂のヒーローだべ──申し遅れました、俺は七星虹郎っす。いざ、参る!!」
武士みてーに名乗りを上げて勢いよく刀を抜いた七星は、その刀身を切腹するように自分の腹に突き刺す。またもや、傷口から血と闇が溢れ渦を巻き、七星の体を覆っていく。闇と血潮が散って、七星は打刀を携えた姿の仮面ライダーに変身した。
七星「仮面ライダーアルコン──じょわじょわすっぺ!!」