- 1白染セツナ24/12/15(日) 02:04:59
体験入部でもいいですから来てください……
あらすじ:
共通の友人である宇沢レイサを通じて、白染セツナは放課後スイーツ部との交流を始めた。トリニティでの留学生活を謳歌し、少しずつ心を開いていく彼女。しかし、セツナの笑顔の裏にはまだ、深いトラウマが隠されていた。
救護騎士団のミネ団長はセツナが抱える心の傷を癒すため、スパルタ訓練を決意する。自信が無かったセツナに、身を守るための技術と心構えを教え、次第に彼女の心に変化が訪れる。しかし、真の治療にはもう一歩が必要だった。
団長の手によるEMDRを受けたセツナは、ついにトラウマの根源である「無力感」と向き合うことに。自分を支配していた恐怖を乗り越え、彼女は少しずつ自分を取り戻していく。
そして、セツナの心の傷が癒えた時、彼女はついにゲヘナに帰るべき時が来た
ーー見送人多すぎないですか?
前スレのリクエスト:
原点へ帰るのだ(救急医学部) - 2白染セツナ24/12/15(日) 02:06:05
前スレです
ひょっとして……|あにまん掲示板ゲヘナ一番忙しいのはうちなの?お馬鹿さんたちが暴れたら死体が増えるし風紀委員会が動いたらお馬鹿さんたちが死体になるし下手すると風紀委員会の方々も死体になるかもしれないしよく風紀委員会=忙しいのイメージ…bbs.animanch.com【オリキャラ・SS・🎲】救急医学部はアットホームな職場です part2|あにまん掲示板異論は認めません……!あらすじ:誰も知らない所で、過酷な救護活動(週6徹夜で19連勤)を続ける、救急医学部の一般部員、白染セツナ。過労で倒れ、酷い後遺症を抱えた彼女は、部長のセナと先生(ついでにサヤ)…bbs.animanch.com【オリキャラ・SS・🎲】実家のような安心感、それが救急医学部です part3|あにまん掲示板むしろもう住んでいますあらすじ:大火災の中、命がけで負傷者を救い出したセツナ。しかし、その過酷な経験が彼女の心と体に深い傷を残してしまった。再び訪れた静かな病室生活の中、セツナは優しい仲間たちに支えら…bbs.animanch.com【オリキャラ・SS・🎲】健康と生活を支える福利厚生、救急医学部 part4|あにまん掲示板医療設備が充実してるから、倒れても安心です(三敗)。あらすじ:火事によるトラウマを抱えながらも、少しずつ前に進む日々を送っていたセツナ。ゲーム開発部では仲間たちと楽しみを共有し、トレーニング部では体を…bbs.animanch.com【オリキャラ・SS・🎲】救急医学部、未経験者歓迎です part5|あにまん掲示板実戦から学ぶ、誰でも即戦力です。あらすじ:お馬鹿な誘拐犯(元爆弾魔)から過激な荒療治を受けたものの、未だにトラウマを克服できていない白染セツナ。そんな彼女が導き出したトラウマ克服の答えは、まさかの鍛え…bbs.animanch.com【オリキャラ・SS・🎲】フレックスタイム制導入済み、救急医学部 part6|あにまん掲示板労働時間は自ら決められます、好きなだけ伸ばせます。あらすじ:トラウマを乗り越えるため、ゲヘナを離れ、トリニティに短期留学したセツナ。慣れない環境に戸惑いながらも、彼女はトリニティの生徒たちと絆を築こう…bbs.animanch.com【オリキャラ・SS・🎲】がんばり次第で高収入、救急医学部 part7|あにまん掲示板お金が貯まる一方です。あらすじ:セツナがいじめられていることを知り、彼女を救うために、シャーレの先生をはじめ、救護騎士団の団長ミネ、シスターフッドの長サクラコ、ゲヘナの救急医学部部長セナ、そして風紀委…bbs.animanch.com【オリキャラ・SS・🎲】成長できる職場、救急医学部 part8|あにまん掲示板【オリキャラ・SS・🎲】成長できる職場、救急医学部 part8一ヶ月の勤務で二ヶ月分の経験が積めます。あらすじ:ティーパーティーとのお茶会でトリニティ生たちとついに和解を果たした白染セツナ。罰や謝罪を…bbs.animanch.com - 3白染セツナ24/12/15(日) 02:06:44
ステータス
戦闘 29+12 (防御しかできない)
事務 13
医療 71
知性 33
運動 68
技術 22
政治 76
交渉 33
創作 71
倫理 100
慈悲 44
神秘 49
倫理の化け物
ゲーム 38
ガーデニングに 95
料理 71
お茶淹れスキル 99
お茶会マナー 79
容姿:立ち絵通り、目つきが悪い、角がデカい、ハスミパイ
身長:188cm
武装(非殺傷縛り)
グレラン(煙玉や催眠弾)
救護波(?)
筋肉
盾 - 4白染セツナ24/12/15(日) 02:07:00
好感度
セナ→セツナ 67
セツナ→セナ 85
ヒナ→セツナ 66
セツナ→ヒナ 35
セツナ→先生 100
セツナと救急医学部の皆の仲良し度 100
サヤさんとの仲良し度 57
ルミとの仲良し度 89
ミネ団長との仲良し度 38
ゲーム開発部との仲良し度 62
スミレとな仲良し度 72
ジュリ 幼馴染
パンちゃんに懐かれる
レイサの好感度 98
火や煙がトラウマ 治療済
トリニティ生の態度と警戒 解除済み
正実の警戒 解除済み
セツナが救護騎士団モブたちとの関係 60
モモフレンズ浸食率 5 - 5124/12/15(日) 02:10:30
- 6二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:36:21
たておつ
救急医学部の服って何気に難しい色してて再現しにくいんだよな…… - 7二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:39:33
なんとかセルフで10まで埋めないと落ちるってば……
- 8二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:53:02
深夜スレは10まで行かなくでも落ちない…筈
- 9二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 03:02:25
たておつです
…そういえばゲヘナ送りにされたトリニティモブはどうなったんだろうか - 10二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 03:02:56
そして10
- 11二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 10:48:44
- 12二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 19:37:18
ティーパーティーはゲヘナ生一人のために壮大な送別会をするのをやめろー!(ミノリ画像略)
- 13白染セツナ24/12/16(月) 03:25:31
私はレイサさんに続いて、トリニティでできた友達にも、自分がゲヘナに帰ることを伝えました。その瞬間から、怒涛の誘いが始まりました。お茶会に食事会、お出かけの予定がびっしり詰まり、文字通りおはようからおやすみまでスケジュールが埋まってしまいました。これがいわゆるセレブ生活なのでしょうか。この前ナツさんが冗談っぽく言っていたトリニティの社交界デビューなんて、本当に体験してしまいそうです。
そんな中、ナギサさんからもメッセージをいただきました。回復祝いの言葉と共に、お茶会へのお誘いまで。気軽な笑顔で「いっそのこと、このままトリニティに転入しませんか?」なんて冗談を言われましたが、もちろん丁重にお断りしました。でもその後、なぜかナギサさんが本気で残念そうな顔をしていた……あれ冗談ですよね?
そして帰還当日、久しぶりに救急医学部の制服に袖を通しました。この瞬間、自分が救護騎士団のセツナではなく、救急医学部のセツナに戻ったのだと実感します。お土産の量があまりにも膨大になってしまったので、大半は郵送することにしました。これで帰り道の荷物はだいぶ軽くなります。
最後にもう一度、空っぽになった寮室を振り返りました。「帰るんですね」と、胸の奥で静かに実感が広がります。最初から長く住むつもりではなかったので、形のある物はほとんど買いませんでした。でも、形のない物――皆さんとの思い出なら、こんなにもたくさん抱えています。
「よし。」
グレネードランチャーがしっかりショルダーホルスターに収まっていることを確認し、部屋に一礼してから扉を閉めました。 - 14白染セツナ24/12/16(月) 03:28:56
駅に向かう道すがら、トリニティの景色をもう一度目に焼き付けます。どこか清々しい空気が流れ、整然とした街並みが視界を満たします。心に刻むように、ゆっくりと歩を進めました。
「確か、レイサさんと団長たちは見送りに来るって言ってたはず……」
駅に近づくと、なんだか妙な人混みが見えました。今日はお祭りか何かでもあるのでしょうか?少し気後れしながらも、人の流れを避けて歩こうとしたその時――
「セツナさん!どこに行くんですか!こっちですよ!」
人混みの中から聞き慣れたレイサさんの声が響きました。振り返ると、彼女が大きく手を振りながらぴょんぴょん跳ねています。その姿を見て、思わず笑ってしまいそうになりましたが、返事をする間もなく、彼女が私の手を掴んで引っ張り始めました。
「皆、セツナさんのことを待っていますよ!」
「え?待つって、どういうことですか?」
戸惑う私に、レイサさんは一瞬驚いた顔を見せました。
「あ、もしかして聞いていませんでしたか?」
「ええ、全然……」
「……セツナさんの送別会です!」
「え?」
目を丸くする間もなく、私は人混みを引っ張られるように通り抜け、広場の中心まで連れて行かれました。そこには、ミネ団長やハスミさん、サクラコさんが立っていました。そしてその傍らには、ティーテーブルに座っているナギサさんの姿も。
一気に視線が自分に集中していることに、ようやく気付きました。これまでの人混みは、ただの通行人ではなかったんだ、と実感します。最初、レイサさんの大声が理由かと思っていましたが、どうやらそれではなさそうです……。
「セツナさん、お待ちしておりました。」
ナギサさんが微笑みながら席を立ち、私の方に歩み寄ってきました。
「ナギサさん、これは一体……?」
「言いましたよね。セツナさんの留学を全面的に支援すると。そして、見送りも最後までしっかりやらないといけません。」
ナギサさんは集まっている人々を見渡しながら、はっきりとした声で言いました。
「これより、白染セツナさんの送別式を執り行います!」 - 15124/12/16(月) 03:29:29
ナギサ様dice1d100=29 (29) %は冗談です
そしてお土産は dice1d3=3 (3)
1. 全部自腹で
2. 一部はナギサ様から支援を受けました
3. 全部ナギサ様からもらったカードで……
- 16二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 09:05:02
7割本気、そして全額負担
ナギちゃん…?
そうか、お茶(99)だもんね… - 17二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 20:33:59
結構本気…別に一生じゃないけどお別れは寂しいものね
- 18二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 20:36:17
ナギちゃん…重いよ…
いや色々気持ちはわかるけども…! - 19二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 01:26:03
駄目だ、レイサの存在でどうしても銅鑼とか鳴らして送別するのが頭に浮かんでしまった それは山海経だ
- 20二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 09:04:37
- 21白染セツナ24/12/17(火) 19:20:09
「――白染セツナさん」
ナギサさんが、いつもより一段と凛とした声で私の名前を呼びました。彼女の視線は真っ直ぐにこちらを捉え、その表情はどこか誇らしげにも見えます。
「あなたがゲヘナからトリニティにやってきたことで、私たちは多くのものを得ました。混乱の中、誠実に、そしてまっすぐに向き合うその姿に、私たちは幾度となく励まされ、支えられたのです。」
図らずも、サプライズ送別式の主役になってしまいました。どう見ても、これは送別式というよりも表彰式――いや、もっと格式ばった儀式に近い雰囲気です。正直、ここまで大仰にされると、なんだか背中がむずがゆくなります。
視線が集まっているせいで、どうしても背筋がピンと伸びてしまいます。ナギサさんは一言一言を丁寧に紡ぎ、まるで式典の演説のような堂々とした口調です。
「友情とは、時に距離や境遇を超えて育まれるもの――そう教えてくれたのも、あなたです。あなたがゲヘナに戻ったとしても、私たちのこの友情が揺らぐことは決してありません。あなたと共に過ごした日々を、私たちは大切にし続けるでしょう」
周囲から自然と拍手が沸き起こります。私は居心地の悪さに思わず頬を掻き、礼儀正しく一礼を返しました。こそばゆい気持ちの中にも、確かな温かさが胸に広がっていきます。――ナギサさんは本当に、こういうところが堂に入っているのですね。 - 22白染セツナ24/12/17(火) 19:21:07
「そして、セツナさん。これは友好の証として、あなたに贈るティーセットです。ぜひ、ゲヘナでも私たちのことを思い出しながら、お茶を楽しんでください」
そう言いながら、ナギサさんが私にラッピングされた箱を手渡してきました。思ったよりも軽くて、思わずきょとんとしてしまいます。
「あれ……?」
私が首を傾げていると、ナギサさんが顔を少し寄せ、小声で囁きました。
「中身は空ですよ。少しお値段が張りますので、後日、きちんと配送させていただきます」
ティーパーティーホストであるナギサさんが「お値段が張る」と仰っています……?
「……お値段を聞いてもいいんでしょうか?」
「ふふ、それはセツナさnの淹れる紅茶に相応しいもの――とだけお答えしておきます」
にこりと微笑むナギサさん。あまりにも自然すぎるその笑顔に、これ以上追及する勇気は出ませんでした。――絶対、かなり高級なものですよね。怖くて具体的な額は聞けません。
でも、どうしても一つだけ確認したいことがあって、私は小声で尋ねました。
「……どうして事前に教えてくれなかったんですか?」
「それはもちろん、セツナさんが気が変わるかもしれないからですよ」
「気が変わる、ですか?」
「ええ。そうしたら、この送別式は――歓迎会に早変わりですからね」
「ええと、何の話いですか?」
「もちろんセツナの転入の話です。」
どうしよう。やっぱりあの「転学」の話、冗談じゃなかったらしいです。
**
短めの更新、次は団長との話です - 23二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 23:36:20
ははは…
- 24二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 08:30:09
ナギちゃん重い…
配送って、もしかしてイチカ?
ティーセット、列車、ゲヘナ線、うっ、頭が…