- 1二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 09:59:24
- 2二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:00:04
よくやった若い海兵
ワンピースはそろそろ空島編も佳境かな - 3二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:01:56
立て乙
- 4二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:02:16
- 5二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:03:52
- 6二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:07:01
- 7二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:08:08
- 8二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:08:21
まあスタートの時点で矛盾よりクロスオーバーの面白さ重視だからね
これで漫画描きますってんならまだしも、面白い展開を脳内イメージするのが目的なんだから全体のバランスよりシーン毎の納得感と面白さが大事よね
- 9二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:10:18
ノリと勢いと凄味さえあれば多少の疑問なんて気にならないさ
- 10二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:10:32
カノープスとテイオーの頂上決戦後の存在しない記憶。投稿します。
筆が乗りすぎて、やたらと長いので、お目汚し失礼します。
1, テイオー
ボクはもう―――、走れない。
アレから、ボクは何度も同じ夢を見る。目の前で、兄弟が殺される夢。目の前で兄を殺されて、絶望に染まる弟の夢。そして、脚が砕け、助けに行くことも出来ずに、叫ぶしかない自分自身。
憧れの人と決別して、自分ならできると根拠の無い自信を抱いて―――、結局、ボクの手元に残ったのは、慢性的な睡眠不足と、その原因の悪夢。そして、折れて動かなくなった右脚。
偉大なる航路の片隅、ゴミ溜めの様なスラムで、動くこともままならず、膝を抱えて蹲る。
「全く、世の中とはよくできているもんで、身ほど知らずの小娘の末路としては、ひたすらに面白くもないほど順当だこと―――――。
なんて―――、あたしの芸風パクったようなこと、考えてるんじゃないでしょうね?」
突然、頭上から降ってきた聞きなじんだ声に、はじかれたように、顔を上げた。
「………ネイ、チャ―――?」
「おいっす。こんなとこで何してんの? テイオー」
赤銅色の髪を二つに括った海賊は、かつてと変わらない表情で、テイオーに手を差し伸べた。 - 11二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:10:32
- 12二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:10:39
- 13二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:11:17
2.マチカネタンホイザ
カノープス海賊団。船長ツインターボが率いる4人のウマ娘と1人の男からなる、小規模な海賊団だ。
活動方針は、ピースメイン。海賊を狩る、海賊である。
悪名轟く四皇や、超新星のように現れたスーパールーキー―――、麦わら海賊団のような話題性はないが、その実力は決して侮れず、四皇ですら「亡ぼすことは容易いが、その場合に予想されうる損耗は無視できず、その隙を他の四皇につかれ、攻め入られてはたまらない」と、政治的判断を優先させ、彼女らによる被害を黙認しているフシがある。
無論、わずかでも許容範囲を越えれば、意地と面子の生き物である海賊。さらにそのトップに君臨する四皇は、全てのリスクを許容して、彼女らを亡ぼしに来るだろう。しかし、カノープスは現在でも、変わらず活動を続けている。
そのことに、副長ナイスネイチャは「いや~、正直言って綱渡りの連続ですよ」と乾いた笑みを浮かべる。
そして、
「ミナミザカって、ああ見えて凄いからねぇ」
どこか間延びした口調で、自身の隣を歩くテイオーに語るのは、カノープスの台所番、コックのマチカネタンホイザであった。
「いったいどこから、獲物の情報を持ってきてるんだろうねぇ、早いし正確だし―――」
タンホイザが、カノープスの黒一点かつ唯一の人間の船員について語るものの、テイオーの頭には、その情報を受け入れる余裕がなかった。
二人が歩いてるのは、スラム街。しかも、中身がたんまりとつまった寸胴鍋(30L)を、片手に一つずつ4つ持ち歩いている。スラムの通りに調理済みの食料の匂いが流れ、それにつられた住人が、ぞろぞろと長蛇の列をつくり、ひたひたと彼女らの後を追っていた。
「ねぇ、マチタン……」
「―――この間も……って、どうかしたテイオー? あ! 鍋が重かった? 病み上がりなんだから、無理しちゃだめだよ?」
「いや、そうじゃなくて、うしろ」
「?」
「いや ? じゃなくてさ、良いの? これ」
「?????」 - 14二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:12:30
「ダカラ?????ジャナクテ!」
「今日もいっぱい集まったね?」
「キョウモ!?」
「うん。恒例の炊き出しだよ? みんなお腹空かせてるから、キバって配ってね、テイオー」
「エ?」
何してるんだ海賊。の一言が頭の中を駆け巡るテイオーを他所に「でも、無理しちゃだめだよ」と満面の笑みを浮かべるマチカネタンホイザだった。
3.イクノディクタス
今の世の中、スラムは珍しくない。時はまさに大海賊時代。秩序の内側で生きる事の出来ない人間が、海にあふれ出した無法の時代。
海が荒れれば、陸も荒れる。ところが、荒れた陸を収める能力も、その気も、為政者にはない。所詮は天竜人の奴隷頭、ご主人様の機嫌取りを疎かにしては自分が殺されるし、うまくおだてれば、お駄賃を貰える。
故に、自分の命と財布に関わらないことに注力する為政者など、悪魔の実より希少であり、畢竟、海のあちこちに、こうした『見放された土地』が生まれ、犯罪の温床になる―――。
「まぁ、本来はただの貧困地域をスラムと呼ぶだけで、スラムの住人=犯罪者予備軍と言うわけではないんですけどね」
と、したり顔で解説するのは、まごう事なき犯罪者、カノープス海賊団の脳筋船医、イクノディクタスである。
キミガイウカ? と如実に語る顔面をよそに、イクノはテイオーの負傷部分を診察し、
「さすが、鍛えているだけはありますね。回復速度も優秀です」
ぶすりと注射をぶち込んだ。 - 15二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:12:47
- 16二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:13:27
- 17二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:13:46
盛大な悲鳴を上げるテイオーを放って、注射器を医療ゴミ箱に放りこみ、何食わぬ顔でカルテに記入する
「ッッッッッッッ―――! ………。あのさ、前からちょっと聞きたかったんだけど?」
不意打ち注射の衝撃が薄れ、声を出せるほどに復帰したテイオーが、口を開く。
「なにか? 因みにこれからリハビリもかねて、子供たちと追いかけっこでもしてもらいますが」
「ボクノイシハ!?」
「ありませんが? 怪我人病人は、主治医に絶対服従なさい。それがルールです」
「ワケワカンナイヨー!」
叫ぶテイオーなぞどこ吹く風、イクノディクタスは、マイペースに話を続ける。
「それで、私に訊きたい事とは?」
次の診察が控えているから、早く言え。と、急かす。
「……。あのさ、君ら海賊でしょ?」
「はい。総賞金額18億3696万ベリーの海賊団です」
「それは知ってる。それが、なんで、こんな所で慈善事業なんかやってるのかってのを聞きたいのさ」
「故郷ですから」
「は?」
「故郷ですから」
眉毛一つ動かさず、イクノは告げた。
「私とタンホイザさん、そしてターボさんは、物心つく前にさらわれて、この国の貴族に売られまして、さらにそこから逃げだして、このスラムで生活していたんです」
「………」
「まぁ、酷いものでしたよ、文字通りに腐肉を喰らい、泥水をすする、そんな生活でした。誰もかれもが貧しいですからね、他人を助ける余裕なんてありません。それからしばらくして、ネイチャさん、ミナミザカさんと出会い、彼女たちとカノープス海賊団を立ち上げたわけです。
主な活動内容は、海賊相手の略奪、および密貿易で、後者の対象は世界政府加盟国並びに非加盟国、海軍、海賊なんでもござれ。
ネイチャさんがおっしゃる通り、綱渡りの毎日ですが、コツは本気で潰しに行く方が面倒くさいと思わせる事ですね。
もちろん、1回の実入りは少ないですから、その分数をこなさないといけません。過密スケジュールこれに窮まれりですが、ミナミザカさんのマネジメント能力は非凡なモノですので、何とかこなせています」 - 18二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:14:22
立て板に水に語られる、カノープスの内情に、テイオーは驚きを隠せない。
「……なんで?」
「なんで? ああ、今は陸地で活動している理由ですか? 頂上決戦の所為です。海の情勢がいまだに落ち着かないので、立ち回りの方針がまだ固まらないのです。食料も医薬品も余裕があるとはいえ限りがあるので、早めに固めないといけません」
「違う。 なんで、そんな目に遭っても、ここを故郷だと思って守れるの?」
テイオーの問いに、イクノはしばし沈黙し、
「なにか、勘違いしているようですね」
まっすぐ、テイオーの目を見つめる。
「奪わなければ、奪われるのです。大海賊時代とは、そういう時代なのです」
「……」
「出来ることをやって、状況の一部になる。やらなければならない事をやって、責任を果たす。そして、やりたい事をやれるように努力する―――」
学も無かった奴隷に、出来ることなどたかが知れている。ウマ娘として持って生まれた腕っぷしで、外敵を排除する事だけ。それをする事で。スラムの仲間として生存を許された。
そして、スラムを守り続ける責任を、私掠と密輸で他勢力との関係性を築き、世界の一部になる事で果たしている。
そうしなければ、何もできずに、とっくの昔に死んでいた。ただ、それだけの事なのだと、イクノは言う。
「……。君たちが、そこまでして、やりたい事って何なの?」
「ワンピースに決まっているでしょう? 海賊ですよ、私たちは」
「……そりゃ、そうか」
「では逆に、あなたは、これからどうしたいのですか? テイオーさん」
沈黙。
それが、テイオーの迷いを、克明に語っていた。
「時間はあります。少し考えてみるといいでしょう」
さしあたっては――、と戸口の先を指で示し
「あの子たちと遊んでいらっしゃい、主治医命令です」
イクノは、パワフルキッズにもみくちゃにされる未来へと、テイオーを蹴りだした。
「ワケワカンナイヨー!!」 - 19二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:15:20
4.ツインターボ
逃亡者。
こと、ウマ娘に関してその言葉の意味は、字義より大きく乖離する。
ウマ娘武術には、型と呼ばれる4種の戦闘スタイルがある。
その内の一つ、二蹴の型。最初から全力をぶつけ、敵を打ちのめす超速攻の型。
その戦いが、どういう光景を描き出すのか? その答えが今、カノープス海賊団船長ツインターボによって証明された。
甲高い、鉄を高速でこすりつけるような音が、空間に溢れていた。
30人いた完全武装の仲間は、既に3人にまで減っていた。
その海賊の親玉は、目の前の現実を理解できなかった。
理解できないまま、部下がさらに一人減った。
彼が、依頼を受け、このスラムを焼き払おうと、ついでにカノープスのシノギを奪おうと、ガキどもと戯れるウマ娘2匹に襲撃をかけてから、まだ2分と経っていない。だというのに、既にすべての部下は、ただの肉塊に成り下がり、血の海を作って転がっていた。
「ふざけんなよ……」
音がやまない。
とても耳障りな甲高い音。鼓膜から脳味噌を、ヤスリで削るようなイヤな音。
この音を出しているのは、一人のウマ娘だ。青い髪を二つにくくった、チンチクリンのガキが音源だ。
しかし、彼の目には、スラムのガキどもをかばう、栗毛のウマ娘しか映らない。
理解が追い付かない。騒音に思考がかき乱される。
最後の部下がやられた。もう残るは自分ひとりだ。破れかぶれで構えた武器が、あっさりと跳ね飛ばされる。
恐怖に踵を返し、逃げようとする。
その最後の瞬間。漸く彼の視覚は、騒音の元を捉えることが出来た。
―――狂気に冒された双眸。三日月に嗤う口。ぬらりと光る乱杭歯。 - 20二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:15:58
その所為で、死ぬまでの僅かな時間を、魂の底から恐怖に震えることになり、結局、3分かからず、31人の海賊が、地面の染みに生まれ変わったのだった。
「ターボ疲れた!」
そんな一方的に戦いを終わらせて、青いウマ娘は不平を漏らす。
ツインターボ。カノープス海賊団の船長にして、超一流の二蹴使い―――逃亡者の異名をもつウマ娘である。
「相変わらず、速いね」
「ターボはいつも全力! だって気持ちいいもん!」
肩で息をしながら、それでもドヤ顔でピースサインを決める。
「あいつら、何者なんだろう」
おびえる子供たちをなだめながら、テイオーは疑問を口にした。
「しんない! だからミナミザカの所に行こう!」
単純な回答で、先陣を切るターボの後を、テイオーは慌てて追った。
その時。一発の銃弾が、ツインターボを捉えた。
鈍い音を発て、命中する弾丸。
糸の切れた人形のように、ツインターボは崩れ落ちた。
「ターボ!?」
子供たちの悲鳴をかき消すかのように、下卑た笑いが響き渡る。
「二蹴ウマ娘を始末するには、やっぱりこの手に限るなぁ!」
先手必勝超速攻を旨とする二蹴には、スタミナ切れと言う明確な弱点が存在した。
「お前っ!」
「おーっと、動くなよ。別動隊は俺だけじゃねぇんだぜ」
わらわらと、物陰から出てくる重武装の海賊たち。
「国のゴミ溜めを焼却処分しにきたんだ、テメェらごと灰にするのは造作もねぇ」
しかし、と男は舌なめずりする。
「女子供に、ウマ娘は高く売れる。焼いちまうのはもったいねぇ。
だから動くなと、火炎放射器が槍衾の様にテイオーに突き付けられた。 - 21二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:17:05
「………くそっ」
小さく毒づく。自分一人なら、本調子ではない今でも、十分にこいつらを制圧できるだろう。しかし、子供たちがいるこの状況では、それもままならない。
屈辱と自責が、炎となってテイオーを焼く。
「安心しろ、他のカノープスの連中も、まとめて俺の財布の肥やしにしてやるからなぁ」
―――甲高く、異音が轟いた。
海賊の一人が、己の炎にまかれ、火達磨になる。
「いま、なんていった?」
また一人、海賊が燃える。
「イクノやマチタン、ネイチャをどうするって?」
仲間への害意を高らかに宣言され、怒りでイグニッションしたエンジンが、うなりを上げる。
「ターボ!」
「てめぇっ! なんで生きてやがる!」
海賊の絶叫を無視し、再点火したツインターボは告げる。
「テイオー、子供たち連れて、みんなの所へ」
「でもっ」
「ターボを信じろ」
煌々と燃え上がる狂った瞳が、テイオーの反駁を封じ込めた。
「……ッ みんなっ、逃げるよっ!」
子供たちを走らせ、テイオーは最後にその後を追う。追手はいない、駆け出す前に、首が胴から離れている。
「ちぃっ、まずはコイツからぶっ殺せ!」 - 22二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:18:22
火炎放射器が業火を吐き出した。
しかし、炎よりもターボの方が速い。容赦なく間断なく、髪に一筋の焦げ跡すら残さず、海賊たちを、地面の染みに加えてゆく。まず1秒、次は0.7秒、更に次は0.5秒、そのさらに次は―――、ターボの動きは加速を続ける。
これは異常だ。
二蹴の弱点はスタミナだ。すでに一戦終えているターボには、もはやひとかけらのスタミナも残っていないはずだ。
ならば、
速く、速く、速く、速く―――。
強く、強く、強く、強く―――。
一体何を燃料に、加速を続けるのか。
酸素欠乏に軋む肺、無謀な酷使に悲鳴をあげる筋肉。肉体は既に限界に達し、それでも限界などないと、ベタ踏みされたアクセルに従い、命をすり減らし、ただ破滅へ向かう。
ツインターボは、その速度で海賊どもを轢き殺し、しかし、最後の一人の前で、遂に逆噴射した。
「―――、―――、―――、―――、―――、」
膝をつき、動きを止め、大きく肩で息をするツインターボ。
唇を割って漏れる音を、呼吸音と呼ぶには―――、それは、余りにも終わっていた。
「くそっ、脅かしやがって」
九死に一生を得た海賊は、悪態をつき、ターボの胸倉を掴み上げる。
「クソガキが、一人でイキってこのザマだ」
皆殺しにしなければ、逆に殺される。一人で戦うのはこういうことだと、ターボの頭に銃口を突きつけた。
「てめぇを始末して、すぐにもう一人も後を追わせてやる」
冷たい銃口に突き動かされ、うなだれていた顔が、表情を晒す。
甲高い吐息は既に潰え、煌々と輝いていた狂気の瞳は、鈍く。体にみなぎっていた覇気も、今では小さく、弱弱しい。
それでも、乾いた唇は、三日月の様に嗤っていた。 - 23二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:18:34
「何がおかしい」
ターボは嗤っている。可笑しくてたまらないと哂っている
「おまえ、ばかだなって」
くすくすと狂ったように嘲っていた。
「ターボもテイオーも、ひとりじゃないんだ」
海賊は、引き金を引く暇も、疑問の声を上げる間もなく、
「えい、えい、むん!」
放り投げられた巨大なガラクタに、潰された。
「ターボ大丈夫?! 無茶しすぎ!」
「マチタァン! ターボむちゃくちゃ疲れたー!」
「もう、一人で暴れまわるからだよ! とりあえずこれ食べて、イクノの手伝いに行くよ!」
「わーい、ターボ、マチタンの料理大好き~」
マチカネタンホイザ謹製、暴食の森の食材を加工した栄養食にかじりつき、ターボは先に駆け出した彼女の後を追うのだった。 - 24二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:19:02
大物が来たな……
- 25二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:20:05
5.ナイスネイチャ
―――これはいったいどうしたことだ。
彼は貴族で、この事態の黒幕だ。
そして、彼は混乱していた。
彼の計画では、雇った海賊にスラムを放火させ、暴徒鎮圧の目的で、私兵を投入、カノープス海賊団を始末し、その略奪、密輸ルートを手に入れ、ついでに雇った海賊の口を封じ、国家のゴミ掃除が完了する手はずであった。
そうすれば、彼の派閥は一気に力を増し、権力の中枢へより一層食い込むことになる。
しかし、計画の初歩。ゴミ捨て場を焼き払うための炎すら、いまだに上がらず、偵察にはなった部下も依然として戻らない。
計画が進まない苛立ちを抑えきれず、護衛を伴い現場を確認するためにやってきた彼を、スラムの入り口で待ち構えていたのは、
一人のウマ娘と、地面に転がる部下たちであった。
「おいーす。そこそこ元気なネイチャさんでーす」
「きさまっ、スラムに巣食うゴミムシが何をしている!」
「うわっ、スゴイ嫌われよう。これでも私らの納税額って結構多いんだけどねぇ」
「薄汚い海賊風情が、ゴミ溜めの中を這いずっていればいいものを」
「あー……。おじさん。あたしの話聞いてないね」
困ったもんだと、頭をかくナイスネイチャだったが、まぁあいいかと、懐から書類束を取り出し、投げつけた。
「それ、読んでみなよ。面白いから」
不遜な態度をとる海賊に激高し、今にも飛び掛かろうとする彼を、護衛の一人が引き留める。彼の震える手には、ネイチャが寄越した書類が握られていた。
差出がましい部下を怒鳴りつけようとした彼だが、書類に捺された印章に手を止め、すぐさまひったくるように、それを部下から奪い取った。
「貴様っ、これは!」
「そ。アンタを捕縛しろって言う、ココの王様の命令書。ついでに、命令先は、アンタの敵対派閥」 - 26二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:20:45
「なぜだ!?」
「いや、海賊を雇い入れて、自国で暴れさせるなんて、どっからどう見たって、騒乱罪と外患誘致罪よね
あ、因みに、私らカノープス海賊団がアンタとアンタが雇った海賊の始末を請け負ったから。1千万ベリーで」
「っっっっっっ! この件はっ! 国王がっ! お許しに! なった筈だ!」
「あー、その事ね……」
ナイスネイチャは、心底哀れんだ貌で―――、
「―――ハメられたのよ、アンタ」
「……。なん、だと―――」
「マリンフォード頂上決戦で、世界の勢力図が変わった。アレは、どんな田舎でも、その余波が押し寄せるレベルの大事件だもの。だからアンタたちみたいに、これを機に自分の財布を膨らませようってやつは、どこにでもいるって事よ」
―――権力闘争と言う名のレースに、お前は負けたのだと、ただの事実を告げた。
「………。おのれぇ……」
ただの事実。しかし、不都合な真実。それをすんなり受け入れられる人間は、そう多くはない。
そして煮えたぎる怒りと絶望を、何かにぶつけたがるのが、追い詰められた人間の性。
貴族の男は、懐から取り出した銃を、ネイチャに向けて発砲した。
乾いた音が奔る。弾丸は過たず標的を目指し、
鈍い音を発て、突如割り込んできたテイオーに、弾き飛ばされた。
「ネイチャ!」
「お疲れさんテイオー。―――今度は、間に合ったじゃない」
「・・・・・・っ。まさか―――君」
「そんな事より、状況はどう? 教えてくれる?」 - 27二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:20:55
「ああ、うん。スラムの東側に潜伏してた海賊は、イクノが制圧して残党を狩りだしてる。西側は、ターボがほとんど制圧したのを、マチタンがとどめを刺して、今は二人してイクノの方に援護に向かってる」
「ありがと―――。となると、あともう少しで終わりそうね」
ネイチャの眼光が鋭さを増し、黒幕の貴族をねめつける。
「そういうことだから、おとなしく捕まったほうが身のためだよ。少なくとも裁判は受けられるんじゃない? まぁ、まず縛り首だろうけど」
「っ! 海賊風情がッ!」
激昂した黒幕の視線が、テイオーを捉える
「キサマ海軍将校であろう! それがなぜ海賊の味方をする!」
「―――っ」
言葉につまるテイオーの前に、すっとネイチャが割り込んだ。
「他人の事より、自分の心配したら? このままじゃ、一族郎党、まとめて破滅だよ? ちょっとは、保身ってやつを考えてもいいんじゃない?」
―――あたしの言ってる事、わかるよね?
囁くようなその声は、とても魅惑的に、追い詰められた精神に染み込んだ。彼は、ふらふらと夢遊病者の様に銃を構え―――。
自分の主人を撃ち殺した。
勝てば官軍、負ければ賊軍。さらには、絶対正義の象徴たる海軍将校までが、彼らに立ち塞がった。
家族、妻や子供の未来すべてをかけてまで、彼は、この男に付き合うことは出来なかった。
「―――、逆族は、処刑した……」
震える声で告げるその宣言に、ネイチャは酷薄に笑う。
「それ、ちゃんと裁判で言いなよ?」 - 28二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:21:46
5.トウカイテイオー
青い空、青い海。
テイオーは、再び海に出ていた。
あれから、イクノの治療とタンホイザの料理、ターボに天真爛漫に振り回されて、ネイチャの心遣いを受け、脚はほぼ完治し、心も軽くなった。
そして何より、あんな写真を見せられて、何時までも燻ってなんていられなかった。
背に負う背嚢の中には、折りたたまれた1月前の新聞が、大切に仕舞われている。
マリンフォード、オックスベルの16点鐘。決戦の爪痕が色濃く残る海軍本部で、モンキー・D・ルフィがやらかした暴挙。
テイオーとて、16点鐘の意味は知っている。だから、新聞がこぞって、ルフィが新時代の幕開けを宣言したと書き立てるのも無理はないだろうと思う。
「ルフィガ、ソンナコトカンガエテルワケナイヨネー」
彼の幼馴染として、それだけは断言できる。おそらく誰かの入れ知恵で、何か別の意図が隠されているのだろう。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
目の前で兄をなくしたルフィが、それでも再び進み出したことが、何より嬉しかった。そして、彼の幼馴染として、自分だけが蹲っているなんて、絶対に嫌だった。
「ルフィに会いに行く」
思い立ったら、もう、じっとなんてしていられない。こうなる事を予想して、新聞を隠していたネイチャたちには、せめてカノープスが船を出せるぐらいに情勢が落ち着いてからのほうが良いと諭されたが、もはや衝動は止めようがなかった。
だからテイオーは、みんなが寝静まった夜、例の新聞記事だけを持って、寝床を抜け出した。
もっとも、こっそりと港から出発しようとしたところ、そこに待ち構えていたカノープスのミナミザカ船員から、餞別です。と手渡された背嚢に、当座の路銀と食料とログポースが、カノープスの四人からのメッセージと一緒に入っていたのには、笑うしかなかったが。 - 29二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:22:27
「ありがとう、みんな」
広い空、広い海。
小舟にかけられた帆は、海風を受けて満帆だ。
テイオーは、順調に進む舟の上で、遮るものの無い太陽を一身に浴びる。
ふと、日がかげる。いつの間にか、テイオーの小舟に並走するように、軍艦が一隻並んでいた。
軍艦はテイオーの進路を塞ぐように進路を取り、テイオーも見慣れた船影に、帆をたたむ。
「探したぞ、テイオー」
「まさか、君が来るなんてね。どういう人選だよ」
甲板から顔を出した葦毛のウマ娘もまた、見知った顔だった
「テイオー! アタシたちもいるよー」
「あ、コラバカ! 引っ張るな!」
「ナニソレ? BNWが勢ぞろいなんて、億越えの賞金首でも追っかけてるの?」
ビワハヤヒデ少将、ナリタタイシン中佐、ウイニングチケット中佐。
三人そろえば、BNWと畏れ謳われる、海軍でも指折りの実力者の、揃い踏みだった。
「まずは、話がしたい。舫と梯子を下すから―――」
「必要ないよ」
言うが早いか、テイオーは自身の船の係留ロープを掴んだまま、軍艦の甲板まで跳びあがる。
「……。見事な月歩だな。既に、そこまで回復していたか」
ちょっと結ばせてねぇと、左舷側の甲板の手すりに、ロープを結ぶテイオーをみて、ビワハヤヒデは独り言ちた。
「はい、お待たせ。で? 話って何?」
「話があるのは、わたくしですわ」 - 30二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:23:02
声の主は、BNWの後ろに居た。
軍艦の甲板、その中央に設えられた、不釣り合いに上品なテーブル。しかし、その席に着くウマ娘とあわせれば、一服の絵画の様な完成度を誇っていた。
テーブルにつき、優雅に紅茶を飲んでいるウマ娘も、BNWと同じく見知った顔。
テイオーは波で揺れる甲板を堂々と横切り、彼女の向かいに腰掛ける。
「やっぱり君もいるよね、マックイーン。コレ、君の船だし」
「ええ。あなたも壮健のようで、何よりですわ。テイオー」
【海軍の名優】メジロマックイーン中将は、嫣然と微笑んだ。
「で? 話って何?」
「では、単刀直入に訊かせて頂きますけれど、あなた、これからどうなさるおつもりで?」
「とりあえずは女ヶ島かな?」
「成程。義兄が恋しくなりましたか」
「ちがうよ。まずは会いに行きたいだけ。その後の事はまぁ、その後かな? 因みに、そういうふうにボクら4人をまとめる心算なら、ボクが3番目だからね」
「それは、それは……。失礼いたしました」
「ねぇ、ちょっといい?」
テイオーの真後ろに控えていたウイニングチケットが、たまらず割り込んできた。
「二人とも何を言ってるのか、アタシたちには、さっぱりわかんないんだけど? ねぇ、タイシン?」
右を向いて、タイシンに尋ねる。
「あたしに振るな。そもそも、大体予想できるでしょ」
「うそー! ハヤヒデはー?!」
逆隣りのハヤヒデは顎に指をあてた後、
「いや、奥歯にものが挟まったような話で、まどろっこしくはあるが、おおよその内容は推測できる」
「えー?! わからないのアタシだけ?!!!」
ショックだー! と頭を抱えるチケットに、呆れた視線を向けるタイシンと、額を抑えるハヤヒデ。彼女らの姿に、テイオーは懐かしくなって顔をほころばせた。
「ごめん、ごめん。ボクはこれから、女ヶ島に行く心算って話。ルフィに会うためにね」
「ああ、そういうこと―――って、えええええええええ!?」
甲板に、チケットの絶叫が響き渡る。
「テイオー! 戻って来てくれないの?!」 - 31二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:23:34
「戻れないよ。海軍からすれば、エースとルフィをかばおうとした裏切り者だよ? ボク」
「それは、問題にはならない」
ハヤヒデが、口を開いた。
「記録を調べたら、海賊をかばった大尉が雑用同然の三等兵に降格し、今でも海軍で働いている前例があった。
テイオー、あなたにまだ、正義を背負い戦う意思があるのなら―――」
「……ごめんね」
「何で? 情勢は判ってんでしょ? 今、海軍がどうなってるか」
静かに、努めて冷静に、タイシンが問いただす。
「うん。どうせ赤犬あたりが、頂上決戦では損害ばっかで何の成果もなかったから、それを取り返そうと、強硬路線に打って出ようとしてるんでしょ?」
「わかってんなら早い。弱肉強食がこの海の掟。あたし達は、常に最強を求められる。アンタほどの戦力を遊ばせておく余裕は、今のアタシたちにはない!」
「少なくとも、今のボクじゃ、海兵は出来ないよ」
「どおしてぇ!? もうすっかり元気じゃん!」
悲鳴のようなチケットの絶叫。
「体の問題じゃなくて、覚悟の問題かな―――?」
「どういうことだ?」
静かに、ハヤヒデが問う。
「ボクが背負いたい正義(しんねん)は、海軍のそれとは違うんじゃないかなって、すこし―――、迷ってる」
だから―――、とテイオーは微笑んで、
「ルフィに会いたいんだ。彼、無茶苦茶だけど、自分の信念だけは曲げない人だから。会って話して、自分を見つめなおしたい」
その答えに、タイシンは、無言で、こぶしを握り締めた。
「まぁ、こういうわけで、テイオーの決意は固いようですわね。『仕方がありませんわ』」
「うん。仕方がないよ。だから―――、わざわざBNWを連れてきたんでしょ?」
「ええ。海軍としては、あなたが抜けるのも痛いですけれど、まかり間違って、革命軍とでも接触されたら、面倒臭いどころの話ではありませんからね」
「だろうと思った」
「あら、予想の範囲内でした?」
「ううん。復帰を促されたのは正直予想外。問答無用で捕まえに来るもんだと思ってた」 - 32二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:24:37
パラミシア系ビリビリの実『静電気人間』
パラミシア系タメタメの実『バッテリー人間』
ゾーン系ウオウオの実モデル『電気うなぎ』
パッと思い付くのでこれくらい
『バッテリー人間』なら蓄電の必要と容量から話が作りやすいし、自家発電のゴロゴロの実との差別化できたりしないかな
- 33二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:24:38
「だって、雑用同然の三等兵ですわよ? 私の船で、コキつかってやろうと思って
居りましたわ」
「そんなことだろうと思った」
「何余裕ぶってくっちゃべってる訳? あたしら程度、簡単に出し抜けるって言いたいのっ」
会話を辞めないテイオーの肩を、いらだち交じりタイシンが掴みにいく。
その瞬間だった。
突如、大きなうねりが、船を突き上げる。大きく揺れる甲板。テイオーが動いた。
「無礼めるな!」
この程度でバランスを崩すと思ったのか! テイオーの言動を、言外の侮辱と受け取り、明確な怒りこめて、タイシンが掴みかかる。
しかし、予想外に大きく跳躍したテイオーに、その手は空を切った。
「チケット!」
「りょーかい!」
左舷側に走るチケット。手摺を飛び越え、テイオーが乗っていた舟を確保。
ハヤヒデは、舟に乗るため、テイオーが着地するであろう予測地点に、抜き打ちのナイフを投擲する。
結果、チケットは無人の舟に一人佇み、ハヤヒデのナイフを慌てて避ける羽目になった。
「なに?!」
テイオーが跳んだのは、軍艦の左舷側ではなく、右舷側。手摺を飛び越え、海面に降り立ち、「走っていた」。
「は?」
その光景に、タイシンは硬直し、マックイーンは―――、
「まぁ、空気よりは、蹴りやすいですわね、波は」
「何のんきなことを―――!」
銃声。
海の先、テイオーに向けて引き金を引いていた。
直後、小さくなったテイオーが、頬に手を当て、こちらを振り向く。
「貸しにしておきますわよ! トウカイテイオー!」 - 34二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:25:13
張り上げたマックイーンの言葉が届いたのか、テイオーは渋面を作ると、そのまま海の向こうへと走り続けていった。
「あんた、最後の一発、わざと外したね」
「ええ、いつの間にやら、見分色も武装色もかなり練りこまれていたようですので―――、拳銃程度では止められませんわ」
「結局、逃がしちゃったじゃない」
「焦る必要はありませんわ、タイシンさん」
マックイーンは芝居がかった仕草で、銃口からたなびく硝煙を吹き消した。
「テイオーの目的地は判っています。わたくしたちも、麦わらのルフィの所へ向かいますわよ」
両舷全速。海軍中将メジロマックイーンの乗艦「ダイヤモンドペルセウス号」は、女ヶ島への進路をとった。
青い空、青い海。
広い空、広い海。
流れを蹴って、海上を走る。密度がある分、空を蹴るよりよっぽど楽だ。
海流の速さは、およそ3ノット(時速約5.6キロ)から4ノット(時速約7.4キロ)。テイオー自身の脚も計算に入れれば、ログポースが示す次の島まで、約半日。今の調子なら、十分走り切れる。
今のテイオーは、水平線の果てまで、走って行けそうな心持ちだった。
障害物一つない広大な空間を、何のしがらみもなく、ただひたすらに走る。走る。走る。
それだけで、世界が広がる。見分が広がる。風の音、波のうねり、海中を泳ぐ魚の群れ、天空を行く海鳥の羽ばたき。そのすべてが手に取るようにわかる。
まるで、自分が世界で、世界が自分になったようだった。
「大丈夫。ボクは―――、走れる」 - 35二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:26:15
■ ミナミザカ
夜も更けて―――、
テーブルに向かい、取扱商品リストの整理を終え、彼は一息ついた。リストの内訳は銃剣類など武器が5で、保存食など食料が5。化粧品など生活雑貨は、頂上決戦からこちら、急激な減少傾向にあった。
取引相手は、海賊、革命軍、地方海軍基地、賞金稼ぎ、自警団、私兵の類から、一般人と多岐にわたる。そのすべてで、食料と武器の需要が急増していた。
「………」
――このままでは終わらない。まだ、まだまだ、続きがある。
インベルダウンから解き放たれた凶悪犯の存在。マリンフォードの崩壊による、海軍の権威失墜。白ひげという重石が無くなったことにより、活動を活発化させる不逞の海賊たち。頂上決戦後の世界には、不安の種が、そこかしこに蒔かれている。
そして、その不安はすでに一般市民にも浸透している。その事実が、武器と食料の需要増加という目に見えるデータで現れたのだ。
「お疲れ」
一息ついたミナミザカに、声がかかった。
「ネイチャさん」
現れたナイスネイチャは、両手に持った湯気の立つマグカップの片方をミナミザカの前に置き、自分も卓についた。
「テイオーのこと、ありがとね」
「いいえ。あなたたちのやりたい事を、サポートするのが私の役目ですから」
それに、と言葉を続ける。
「テイオーさんの存在は、渡りに船でしたしね」
頂上決戦からこちら、この国の貴族が浮足立っている情報は耳に入っていた。カノープスの生み出す利益を狙う輩は多い。混乱に乗じて、どんな形にせよ、その内こちらに手を出してくることは容易に想像ができた。
反撃はたやすい。腐っても億越えの海賊ウマ娘が4人。そうそう簡単に潰されることはない。だが、その後が困る。ここで大っぴらに国家と敵対してしまえば、これからの活動に支障をきたす。
カノープスの目的は、この国を転覆させる程度の事ではないのだから。その時が来るまで、たとえ反社会的な、裏社会の存在であっても、カノープス海賊団はまだ、社会の一部でいなければいけない。 - 36二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:27:30
故に、事態の後処理をどうするのか、それが頭の痛い問題だった。
そこに、ネイチャが連れてきたのが、海軍中将トウカイテイオー。本人がどうあれ、絶対正義の象徴である海軍将校の肩書は、いくらでも使いようがあった。
「なんにせよ。グレイターミナルの二の舞を防ぐことが出来たのは、上々です」
「そうね。あんなの、二度と御免だわ」
カップに口をつけ、ネイチャは静かに、かつて焼かれた「故郷」に思いを馳せる。
ふと、ミナミザカがまとめていた資料に目が目に留まる。
「どう? データはまとまった?」
「ええ。あと、もう一波乱か、二波乱はありそうですね」
権威を傷つけられた海軍、赤犬の動きは予想がつく。そこに、黄猿、青雉がどう絡んでいくか―――、
「まだまだ予断は許されませんが、そろそろ我々も出港できそうです」
「そっか。ドラゴンに報告は?」
「そちらも既に。ああ、そうだ、本部の方から、一ついい知らせがありました」
「いい知らせ? なに?」
「サボさんが、記憶を取り戻したそうです」
「―――。マジ?」
「ええ。エースさんの訃報がトリガーだったそうです」
「……そっか。そうなんだ―――」
かつて、グレイターミナルで見た光景。あの灰色の世界でキラキラ輝いていた、兄妹の様な4人。
その内の一人は、もう二度と戻らないが……、それでも、一人が帰ってきてきた。
「そして、そのサボさんからのお願いなんですが、一つ、探してほしい悪魔の実があるそうです」
「成程。じゃ、出港準備、始めないとね」
ナイスネイチャは、マグカップを空にして、立ち上がった。
to be continued - 37二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:29:08
- 38二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:30:26
うわぁ! さらっと超大作をあげるな!
超大作あげるなら先に何レス使うか言っといてくれるとその分あけとくから助かる - 39二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:33:28
- 40二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:33:42
お疲れ!
いつもの長くて10レスやつかと思えば長編で草 - 41二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:33:46
- 42二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:35:57
投下お疲れ様です!最近のフクキタルスレは良長文SSが沢山出てきて次元が違うな…
- 43二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:38:34
- 44二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:38:41
スマホで参加民は辛い
怪文書を書くと指が攣りそうになる - 45二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:39:39
積極的に放出するのがゴロゴロなら、ビリビリ(仮)は体内で発動して身体能力の向上や思考の加速が出来るとかかね
出力を上げると余剰分が放出されて触れると結果的に感電する - 46二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:41:19
ドレスローザの話だけど…
10分の時間稼ぎは大会の参加者でできたのにライスが加わる必要あるかなと考えた結果、強さ2倍増しドフィは鳥カゴと併用して大量の寄生糸使ってくるんじゃないかと思った。だから大会参加者は寄生糸の被害を食い止めるために大勢で動かなきゃいけないし、寄生糸を避けられる少数精鋭がドフィの相手をしなきゃいけない
ここでライスとマックイーンの出番ですよ - 47二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 10:54:17
これ許されんだろw
- 48二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 11:08:54
長編愛してる
- 49二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 11:22:00
- 50二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 11:24:50
- 51二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 11:27:17
そこら中に電磁石を作って急発進と急停止を繰り返すヒットアンドアウェイ戦法のタマか
- 52二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 11:37:56
- 53二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:17:17
オグタマの関係性って原作のサボコアみたいなもん何だろか
- 54二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:18:30
- 55二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:24:33
ウマ娘と人の融和を願っていたが、天竜人の護衛をさせられている内にどちらが本当の自分か分からなくなっていった人間の海兵
- 56二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:27:48
グレイターミナルでなお自由に駆け回っていたテイオーやルフィ達をキラキラしたものとして見てたんだろうな
- 57二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:31:29
テイオーとかシチーさんとか設定に加わったし2年前コビメッポ編もだいぶ熱い話になってんだろうな
- 58二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:32:01
- 59二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:33:37
- 60二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:34:46
オグリとタマは人攫いや海賊相手に賞金稼ぎをしてて、標的がバッティングしたことで小競り合いが起き、やり合った末に友情的なモノが生まれて連むようになるイメージがある。そんでベルノちゃんが海賊にピーチ姫状態になったところを二人して潰しにかかる
- 61二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:35:11
海軍ウマ娘のお蔭で捕まった後も魚人よりはセーフティネット機能してるからな
諸島外でストリートチルドレンやってるようなのは人攫いの摘発は出来たけど捕り物の最中に保護しきれなかった子供達 - 62二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:35:12
やっぱり天竜人殴らなきゃ……
- 63二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:36:10
- 64二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:36:31
マリージョアの懸賞金ボーナスステージ呼びは流石に笑う
- 65二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:36:59
このレスは削除されています
- 66二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:37:36
- 67二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:37:58
ちょくちょくライナーを曇らせに巻き込もうとしてくるじゃん
- 68二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:38:02
人攫いに攫われたウマ娘の子孫以外にもモブ海兵として海軍に所属してるウマ娘の子どもってのも多そう
- 69二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:40:21
- 70二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:40:59
- 71二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:42:16
- 72二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:42:49
- 73二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:43:41
- 74二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:44:45
奴隷化、もしくは殺されるか…死んだ方がマシ
- 75二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:45:03
- 76二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:45:43
いいですよね
いつか素敵な衣装を着てキラキラしたステージに立ってウイニングライブすることを夢見てたウマ娘が天竜人の奴隷にされてクソローテで走り続けることになるの - 77二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:47:01
このレスは削除されています
- 78二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:48:12
- 79二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:50:03
ウマ娘と関わり深くて人間嫌いの馬というとヘイローとサンデーサイレンスか…
- 80二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:50:22
来たなマーチ曇らせ族……私もだよ。
- 81二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:51:30
マーチを事前に曇らせておけばオグリの行動理由にもなるというアレ。カサマツから出た理由が帰ってこないマーチを探すためだったりするんだ…
- 82二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:52:47
- 83二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:54:02
なおマリージョア強襲以外だと割と天竜人はウマ娘に殴られてる模様
- 84二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:55:19
- 85二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:57:58
- 86二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 12:59:58
- 87二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:04:40
オグリもマーチを追いかけた先で1発くらいは殴ってそう
- 88二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:08:16
- 89二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:09:44
忘れられがちだけどまずCP0倒せるレベルじゃないと話にならんもんなぁ
- 90二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:11:20
シャボンティ諸島周辺くらいなら割と気軽に実力者付けずに出歩いてそうではある
- 91二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:12:20
- 92二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:12:46
- 93二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:14:41
- 94二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:17:03
参考までにかつての同僚はフーズフーさんの懸賞金は
5億4600万ベリー
だからこの前後は最低いる - 95二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:17:12
- 96二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:18:37
- 97二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:19:12
こうして見るとウマ娘は「海軍」には入るかもしれんが天竜人を頂点とする世界政府直轄のCPに入るかは微妙だな……
- 98二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:21:21
このレスは削除されています
- 99二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:24:08
- 100二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:25:11
- 101二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:26:07
でも割り切れずにぐちゃぐちゃの精神で天竜人守るフラッシュはみたい
- 102二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:26:46
オグリならいけるだろって思ったけどそもそもオグリの戦闘スタイルまだ妄想されてない?
七武海ってことしかでてなくないか
普通に無能力で覇気使いの差しかな
スキル演出からオグリの覇気は色が黒じゃなくて金に光輝くとかどう?
- 103二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:31:52
何一つ柔軟な意識で割り切ったり出来ないタイプなのに最初に立てたプランに拘るからトレーナーがそこの調整代わりにやってあげるのがフラッシュシナリオ
自分で修正プラン立てようとしたら修正し過ぎでトレーナーに止められる辺り筋金入りのメンタル不器用だわ - 104二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:36:49
CP0が天竜人直属であってそれ以外のCPは政府所属って感じなんじゃなかったっけ
CP9は表向きには存在しない期間だから堂々と表を歩くような天竜人の護衛には向かんだろうし - 105二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:37:42
ちょいとssというか怪文書
私は奴隷のウマムスメ、今日も走る、いや走らされる…これで何日連続だろう?まあ走らない日は奴らの乗り物にされるだけだけど、それでも走らさせるよりマシだ、痛いし辛いしそして何よりも…走っていると故郷を思い出してしまう…そんな事を考えてるうちにゲートが開いた、私も走り出した「負けてはいけないから」痛い体に鞭を打って走った———私は勝った今日は勝てた…私に負けた子達は絶望の表情を浮かべている、当然だ負けたら暴力は当たり前食事や睡眠すら与えてもらえないことも多々ある、勝てたとしても最低限食事と睡眠が与えられるだけで向こうの気分次第では暴力をふられるけど…さあウイニングライブに向かわなきゃ、子供のころ憧れてたかわいい衣装とは全然違う官能的な衣装でいやらしいポーズを取るだけの物だけど…そんな生活がいつまで続くんだろうと、思っていた…その夜に高笑いと共に私達は解放された、嬉しかった何年かぶりにその感情が浮かんだ…けれども人間は嫌いだ、もう戻ったところで人間と共に過ごせる気がしないこの数年間で結局私は壊されてしまっていた… - 106二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:46:33
オグリは勝利の鼓動を絡めて特異体質か覇気の独自運用技術で強みを出していきたい
- 107二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 13:54:33
- 108二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:12:55
ギア2越えて覇気で心臓とか血管強化して心肺機能の限界超える勝利の鼓動状態とかのが強者感出ていいな
- 109二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:13:54
オグリは無能力でウマ娘空手を極めていてほしい
勝利の鼓動をうまく組み込めないかな - 110二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:14:50
- 111二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:27:50
オグリのイメージ。
ウマ娘空手を修めた王下七武海、ヘイセイ海賊団の船長。また、革命軍幹部でもある。
元王下七武海バーソロミュー・くまの後釜として、くま本人の推薦に応じて就任した。
戦闘能力は非常に高く、名のある海賊を多く打倒し、その優れた美貌から一般人からのファンも多い。
オグリキャップ人形は彼女の故郷・トレセン諸島カサマツ島の重要な収入源でもある。
悪魔の実は食べていないが、ウマ娘の中でもなお優れた心肺機能を持ち連続での戦闘も何の苦もなくこなす正真正銘の怪物である。また、カナヅチでもある。
彼女の戦う理由:故郷でみんなと自由に走りたいから。そのために海賊や世界貴族の魔の手から故郷を守ろうと革命軍に加入した。
主な技は有馬騎燃(武装色を全身に纏った突進、なんか金色に光る)、春秋参流(蹴り技、コチラも金色に光る)
また、先輩にしてライバルの一人でもあるタマモクロス(ビリビリの実の放電ウマ娘)との協力技”X(クロス)・グランプリ”は強力無比である。
他にも同胞であるスーパークリーク、イナリワンと共に放つ”平星三強”は噂では巨人族の放つ”最強の槍”にも比類するとも言われている。
X・グランプリは宝塚記念と有馬記念の語呂合わせ技の合体技のイメージ。 - 112二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:39:02
俺の中でタマのイメージがストロンガーになりつつある
- 113二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:39:54
- 114二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:42:53
このOPにフクキタルがいるように見えてきた
- 115二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:43:29
- 116二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:44:44
- 117二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:46:10
- 118二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:50:09
天皇賞春秋制覇の語呂合わせ技が明らかにストロンガー電キックなんですね分かります。
- 119二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:51:22
ココロの地図で占って大凶がでて叫びながら落ちるフクキタル
- 120二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:53:45
ストリーミングサービスでワンピースのOPを聞きながら映像を脳内再生してると、ウマ娘が混ざるようになってきた
- 121二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:55:41
ウィーアー東方神器verとかウマ娘沢山挟めそう
- 122二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 14:56:28
- 123二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:00:11
その際前任の警備員は奴隷往きにされてクソより惨めな生活を送ることになるんだよね……
- 124二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:02:17
海軍に捕縛兼保護された茶ひげ達が最初は警戒してたタキオンと徐々に仲良くなっていく扉絵連載は知っているな?
- 125二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:12:21
そして七色に光る髭にされちゃってショックを受けるあれでしょ?
次の週に極彩色に発行するモルモット中佐が出て茶髭たちはまたもショックを受けて、それがたきおんの旦那と聞いてドン引きするやつだよね。
知ってる知ってる
- 126二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:16:25
- 127二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:18:04
- 128二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:19:18
原作より海軍軍人の天竜人への嫌悪すごそう
- 129二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:22:42
上司が派遣する部下について最低限の配慮くらいしろ過ぎる
- 130二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:29:23
ミョスガルド聖の護衛兼召使いのフラッシュ概念はありですか?
イメージ的には東方のレミリアと咲夜みたいな和気藹々とした関係性が築けそうなのだが。 - 131二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:33:38
「人を愛せないならその分ボクが愛そう。
怒るならその分ボクが怒ろう。
だからどうか……人の総てを嫌わないでくれないか。
それでもなお許せないというのなら、僕と共にアンナモノを許すこの世界と戦って欲しい」
世紀末海賊団四大ルール(他細かい物有り)
過度な暴力、略奪は厳禁
正当防衛以外で一般市民の殺傷は厳禁
不当な暴力は許さない
天竜人は殴る
- 132二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:34:28
アリです。扉絵連載シリーズでやってほしい
海賊や海軍に所属するより出番は少なくなりそうだけど、
天竜人の配下になりながらも良好な関係を築いているって、
シナリオのポジションとしてムッチャ重要度高そうだし
- 133二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:34:57
海兵だろうが付けられた護衛だろうが気が向いたら奴隷にしてきそうな気がするぞ世界貴族
- 134二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:36:53
- 135二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:57:51
このレスは削除されています
- 136二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 15:59:20
読んでも読んでも追いつかない!
今やっと22スレ目をまで来たのにまだこんなに先があるなんて - 137二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 16:02:16
- 138二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 16:08:11
このレスは削除されています
- 139二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 16:09:22
- 140二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 16:16:08
- 141二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 16:17:10
実際ここの掲示板でもトップクラスに続いてそうだもんなこのシリーズ
- 142二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 16:51:12
- 143二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 16:53:13
- 144二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 16:57:02
- 145二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 16:59:46
俺の記憶ではDブロックで戦ってレベッカといい勝負するんだけど途中でハクバとの乱戦になっちゃって隙を突かれて場外に落とされてたな
描き方としては事故みたいに描かれててレベッカも本意じゃないみたいな表情してたけど、観客からのブーイングが強くなってたな
- 146二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 17:01:50
強いとはいえ人間対ウマ娘族だから案外ちょうどいい感じなんだろうな・・・
- 147二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 17:02:45
ワンピース特有の白目で吹き飛ぶキングの想像が容易過ぎる
- 148二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 17:13:56
ここの幼少テイオーは主にエースと喧嘩になって飛び蹴りかましてから反撃されて最終的に泣かされてそうでとてもかわいい
- 149二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 17:17:28
だいたい皆キング予選落ちの記憶か。予選落ちしたときは2chまとめでコメディ要員かなと笑われてたのに、ウンスと再開後のサボやウンスと共に藤虎とサブちゃんたち海軍足止めして「あの麦わら帽子を支えるのが黄金世代の役目」発言で手のひら返しした読者多かったよな。
プリンセスがウソップの賞金に目の色変えた奴らに対して「恩を仇で返すとは許せませんわ!」って言いながらウソップをお米様抱っこして蹴散らすシーンは笑ったけど - 150二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 17:21:11
たぶんテイオーと盃兄弟は最初はめっちゃ反目してた。
エース、サボ、ルフィの順番で仲良くなっていたイメージ。
エースは多分、ロジャーの情報への反応から同類の匂いをかぎ取って、サボはもともとコミュ力が高いし3人の中で一番大人だし。
ルフィとはクソガキ同士で張り合ってたけど、なんか大きな冒険を一緒にやって、一番仲良くなるイメージ。
- 151二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 17:24:35
このちょっとの間にキングは見聞色出来なそうなイメージになっちまった
- 152二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 17:34:21
相手の攻撃を泥臭く回避していく様が最高に似合うからな
- 153二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 17:36:52
駿蹄拳
竜爪拳とウマ娘武術を組み合わせた、革命軍に所属するウマ娘が使う戦闘術
タマが考案し、オグリが完成させた。
ウマ娘の最も発達した部位である足を利用した蹴りで放つ。
物体の核を破壊する龍爪拳と、衝撃波を叩きつけるウマ娘武術を組み合わせ、核に衝撃を一点集中させて破壊する。 - 154二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 17:46:25
個人的なコルボ山での三兄弟とテイオーの関係。
割とすぐ仲良くなるのはサボとルフィ。
「おまえ海兵になんのか、じゃあ海で会う時は敵同士だな!」
「ソウダヨー、キミタチゼンイントッツカマエチャウヨー!」
そんなノリで仲良くなる。
エースは持ち前の警戒心でなかなか仲良くなれない。
むしろ、母親のお話を嬉々として喋っているテイオーがムカついて仕方がない。
というわけでケンカ勃発、コーザとビビのように殴り合いを通じて和解する。
「おまえ……中々やるじゃねぇか。気に入った!」
「エースコソフツウノニンゲンナノニボクトゴカクニタタカエルナンテスゴイネ!」
それ以降は仲良く森を冒険したり、町にて食い逃げをしたりする。
なお、サボのガチトーンの忠告によりグレイターミナル、王都に侵入する際にテイオーは耳と尻尾を隠すようにする。
「いいから、耳と尻尾は隠せ! 前に王都から逃げ出したウマ娘がいて、そいつを探しに王都の兵士が何人もグレイターミナルにやってきたことがあったんだ。……お願いだ」
この際にテイオーとネイチャは面識を持つようになる。
サボが父親に引き取られそうになる場面でテイオーがウマ娘である場面で、テイオーがウマ娘であることが発覚。
ウマ娘の愛好家は多いからとポルシェーミはテイオーを捕まえようとするも、直前にネイチャが投石して妨害、エースとルフィの足止めもありテイオーとネイチャは脱出に成功する。
グレイターミナルが炎上した時は、ダダンによりダダンの屋敷にむりやり拘束されてしまう。この時にネイチャは革命軍に迎えられる。
サボの死にテイオーはすごい泣く、めっちゃ泣く。エースはキレた。
それいこう、大切な者を守れられるようにエースとルフィと一緒に鍛える様になる。
こんな感じかな、個人的なイメージプロットは。 - 155二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 17:50:46
- 156二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 17:55:23
- 157二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 18:07:25
俺の記憶だと、強化技の「高松宮祈念」からの必殺居合「煌」でキングパンチを正面から破って勝つんだけど、力を使い果たしちゃってバルトロメオの横入りで負ける感じだった。
のちのスカイの言葉であの戦いが
「決まれば四皇をも沈める一撃」と「黄金世代最速最強の一撃」だってことが判明するのいいよね。
- 158二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 18:28:16
サボウンスキング対藤虎サブちゃんの対決はどちらの株も落とさない、むしろ上がる戦いだったよな。
能力を使えばドレスローザが破壊されるからって藤虎から厳命されていながらも戦えてたサブちゃんの将来が気になるよ
- 159二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 18:28:59
一流の副船長はドレスローザの調査中に暗部に触れ過ぎちゃってドフィに消されちゃってたんだよね。
- 160二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 18:46:41
エルの動向を考えたいのだが
原作でロジャー海賊団のクルーとバレない様な立ち回りしてたバギーと黄金世代の知名度
この二つをどう両立させたらよいのだろう? - 161二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 18:48:56
- 162二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 18:50:18
今レベル6収監中でインペルダウン編でバギーが助けに行く感じだっけ
既にバギーがシャンクスと見習いしてたの明かされてるタイミングだからその登場その位置で感付かれないのは無理じゃない? - 163二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 18:55:37
カリスマ持ちのバギーに囃し立てそうなエル本当相性いいな
バギーが持ち上げられるシーンで凄いはしゃいでそうなのが簡単に想像つく - 164二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 18:57:58
妹分がいたのもあってバギー自身、本編ほど鈍ってないんだよね
- 165二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 18:58:55
- 166二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:00:26
リッチーとじゃれ合ってそうだし、アルビダ姐さん!って呼びそうだし、
カバジと一緒に曲芸してそうだし、荒くれごとへの参加以外、
バギー海賊団への馴染み方がハンパないな - 167二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:00:49
エルが捕まってから自棄になってて精神的に隙だらけだった
- 168二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:01:44
頂上戦争後にモージやカバジと一緒に元囚人たちから「うおおおエルの姐さーん!!」って囃し立てられてた記憶がある
- 169二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:04:21
ロジャー時代のバギーが二束三文のお宝の中からマスクを見つけて、
「泣き虫顔をとっとと隠せ!」って言いながらマスクを渡すんだけど、
それがエルを勇気づける切っ掛けとなって、黄金世代でも群を抜いて成長するんだよな
- 170二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:21:12
ウマ娘海賊は捕まったのが天竜人に伝わる前にインペルダウン送りにする海軍の涙ぐましい努力よ…
- 171二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:25:30
- 172二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:26:44
考察:エルはバギーと同行してた?どのタイミングで捕まった?
①エルはバギーとずっと一緒にいたよ説
・初期ルフィの相手としては強すぎ。エルの性格上、手加減なども考えにくい。
初期バギーは洒落にならない被害を出していた悪役なので、
何の理由もなしに加担するエルはウマ娘ファンに受け入れられるだろうか。
②初期バギーの時、エルは既にインペルダウンに捕まってたよ説
・初期の荒れたバギーを補填する理由の一つになる。
マギー玉の仕込みなど、インペルダウン収監を想定していたと脳内保管可能。
レベル6(少なくとも下層部)への投獄となれば、エルが黄金世代であると、
海軍にはバレていると思われるが、捕まった時には大々的に報道されるはず。
バギーの性格を考えると助けにいかない(orいけない)のは自然だが、
それはちょっとドライすぎやしないか、とも思える。
(※実際、バギーが捕まった時には、配下は全員諦めていたが・・・)
ちなみにバギー登場からインペルダウン編まで50日以上が経過。(ファン考察)
③初期バギーの時、エルとは何らかの理由で別れていた説
・有力候補。戦力として桁違いなので、見栄を気にするバギーが、
エルを一時的に単独行動させてた、というのは納得できなくもない。
Aお宝探しなどのポジティブな理由
B海軍から逃げるために殿となって行方不明などネガティブな理由
どちらも有り得るが、Bであれば荒れたバギーとも繋がるため、
エルは海軍の追跡から逃れ続け、バギーが逮捕される前日くらいに、
新聞での逮捕報道が流れた、と考えれば自然になるか
恐らく、エルを捕まえたのはブロワイエだと思われる(私見) - 173二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:29:44
漂流してるウマ娘がいれば海軍船で秘密裏にトレセン諸島に送り、捉えた海賊のウマ娘は天竜人にバレないようにインペルダウンのウマ娘区画に入れ、海賊所属のウマ娘にも天竜人に目をつけられないように手を回している世界政府の尽力たるや
- 174二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:31:35
天竜人が害悪過ぎる……
- 175二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:33:37
- 176二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:35:22
インペルダウンMr3&バギー会話妄想
「下に向かう!? なぜ!?君もあのバカの同類ガネ?」
「世界級のバカと一緒にすんな! 俺にはちゃんと考えがある」
近寄って耳打ちするバギー
「ここには俺に従順なやつがいる、懸賞金は五億以上だ」
「ご、五億!? なにかの冗談ガネ」
「冗談だったらあいつを囮にしてとっとと出てるにきまってるだろ。とにかく、ここを出ても周りは海軍だらけ、ならあいつを利用して手下を集めるのが得策だ」
「なるほど、一理ある」
※このあとスフィンクスを見てやっぱ帰ろうとします - 177二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:43:19
妹分のヒモ状態のバギーもバギーに頼られるとニコニコで応えちゃうマスクエルも割と解釈一致だからこまるこまらない
- 178二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:47:03
- 179二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:48:16
原作だと6目指すルフィ達と上階層荒らすバギー組で分かれる
- 180二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:48:26
- 181二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:50:59
- 182二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:51:03
- 183二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:52:22
行ってない。
ルフィたちがレベル6にいたときは上層階にいて騒ぎを起こして脱出しようとする→マゼランに毒の壁で塞がれて絶体絶命→黒髭襲来のどさくさに紛れて再び脱出&クロコダイルとジンベイが加わったルフィたちが追いつくって流れだったはず
- 184二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:52:47
やっぱマリージョア徹底的に焼くべきだろ
- 185二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:54:37
BNWはハヤヒデ以外は中佐っていうルフィがルッチと戦ってた時に一味全員で大量に相手してた大佐軍団以下だからルッチは無理やろ
- 186二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:55:49
でもマリージョアには未だに謎に包まれたラスボス候補のイム様がいるし……
- 187二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:56:12
それは(このスレ無関係に)そう
- 188二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:56:22
なんでレベル6なんかに収監されてたのか分からないような気弱な子がバギーにマスク渡された途端獅子奮迅の大活躍だから参るね!
- 189二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:02:15
- 190二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:10:37
もうダメデース…エルはおしまいなんデース…
何だこいつ、レベル6に入るようなやつじゃないだろ!
バギー登場、マジボイスでマスクを手渡す
エルコンドルパサー!復活デース!
ウマ娘武術と空中殺法で獄卒獣をフルボッコにしてる
レベル6だわこいつ…
この手のひら返しは笑った - 191二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:19:17
- 192二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:22:11
- 193二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:27:11
- 194二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:39:44
- 195二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:44:02
- 196二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:46:20
マルゼンさん暇潰しで島の一つや二つ沈めてそう(偏見)
- 197二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:47:04
- 198二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:47:39
マルゼンさんほんとなんで懸賞金そうでもないの…
- 199二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:48:19
私見だがマルゼンはロックス組じゃないかな
スペちゃんらが産まれる前の話
それで解散後は海賊辞めたとか - 200二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:49:13
オペラオーと少々ハルウララだけ設定詰め出されてるからドトウとアヤベさんは皆どういうふうに思ってるか気になる。
具体的には能力者か否かとか。