【クロス?・閲覧注意】ブルロ表紙組でニチアサしようぜpart2

  • 1124/12/16(月) 19:49:44
  • 2124/12/16(月) 19:55:49

    〈登場人物・主人公陣営〉

    閃堂
    主人公。仮面ライダーエースに変身する。Jリーグで活躍する高校生フットボーラー。アンリちゃんと愛空の裏切りを知り沈んでいたが、友人達の励ましもあり再び前を向く。

    カイザー
    留学生のドイツ人。仮面ライダーディーラーに変身する。ソーサラー(ネス)とは元チームメイト。

    清羅
    高校生。閃堂とは別の学校のサッカー部。仮面ライダードローに変身する。

    馬狼
    高校生。閃堂達とは少し離れた町のサッカークラブに所属。仮面ライダーキングに変身する。ロレンツォとは元チームメイト。

    我牙丸
    高校生……?山奥に住んでる。仮面ライダージャックに変身する。ライデン(雷市)とは元チームメイト。

  • 3124/12/16(月) 19:58:16

    〈登場人物・敵陣営〉

    愛空
    閃堂のチームメイトにしてキャプテン、有能なCB。黒幕にしてラスボス。世界中のFWの殲滅を目論む。

    スペキュレーション/凪
    死神っぽい見た目の敵幹部。どうやらレオという子を人質にとられているようだ。目を覚ませば仲間になってくれるかも?

    ライデン/雷市
    戦士っぽい見た目の敵幹部。我牙丸とは元チームメイトらしい。自分がストライカーを目指せない世界に絶望。

    ソーサラー/ネス
    魔法使いっぽい見た目の敵幹部。カイザーの元チームメイトだったらしい。カイザーを世界一のFWにするため愛空に従う。

    アンリ
    ヒロイン。仮面ライダー達をアシストする…はずだったが、敵組織に寝返り仮面ライダークイーンに変身。昏睡状態の弟を救うため、閃堂たちの前に立ちはだかる。

    ロレンツォ
    仮面ライダーモンストロという名前の、敵側のライダーに変身する。スナッフィーという指導者の元、馬狼とチームメイトだったことがあるらしい。

    七星
    仮面ライダーアルコンという名前の、敵側のライダーに変身する。悪役には全く見えないと視聴者からはもっぱら評判。

  • 4124/12/16(月) 20:01:43

    〈主人公陣営・協力者〉

    雪宮
    閃堂のクラスメイトにして同じ高校のサッカー部に所属。ほぼ学校に来ない閃堂の大切な友人。モデルをやっていて顔が広い。

    氷織
    閃堂と雪宮の1学年下の後輩。同じ高校のサッカー部に所属。ほぼ学校に来ない閃堂の大切な友人。自他ともに認めるゲーマーで、インターネットや情報関係に精通している。


    とある海外チームの下部組織に所属している次世代のワールドクラスMF。たまたまU-20日本代表の練習に合流中、閃堂の正体を知る。敵の目的が気に入らず、閃堂達に協力を約束してくれた。コネでなんでも出来ちゃう。

    〈シナリオにより巻き込まれた方々〉

    玲王
    御影コーポレーションの御曹司。ライダーベルトの生みの親。今は敵組織の人質になっている。

    スナッフィー
    馬狼・ロレンツォの元指導者。2人の確執とは深い関係があるようだが……?

  • 5二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 20:08:50

    続き楽しみ
    悪役には全く見えないと視聴者からはもっぱら評判の七星味方になるって思われてそう

  • 6124/12/16(月) 20:25:50

    ~第○話!消えない絆、レオとスペキュレーション!~
    よっす。俺、我牙丸吟。前回俺と閃堂は七星……仮面ライダーアルコンと、急に現れた敵の親玉愛空に負けて入院するハメになった。傷は思ったより浅かったからすぐ退院できたけど。生死の境目を彷徨ったんだろって?俺たちヒーローだし、それくらい丈夫じゃなきゃやってられねって。そして閃堂のダチがくれた情報で、俺たちは御影玲王って男を救うために敵のアジトに潜入することになったんだ。



    暗い暗い地下施設の一室、SFみたいな生命維持装置の液体の中で俺──御影玲王は、ただ夢を見ていた。
    忘れもしないあの日、俺と凪が初めてベルトを完成させた日のこと。

    玲王「なぁ見ろよ凪!身体能力増強マシーン!!」
    凪「えーなにそれ、どうやって使うの」
    ここは高層マンションの一室……いや一フロア?とりあえず、俺ん家。俺は手に持ったゴツゴツした機械と設計書を、凪に見せつけるように掲げた。
    凪と呼ばれた男は、ふわふわの白い髪を揺らして振り返る。
    玲王「これをこう……こうやって体に装着すると身体能力が爆上がりすんの!すげーだろ?俺が作ったんだ」
    凪「そんなもの作ったの?相変わらずレオはチートだね。てゆーか、そんなもの使ってサッカーしたらドーピング疑惑とかで退場でしょ」
    玲王「なんだよ、凪のくせにマトモなこと言うなよ。ま、その通りだな。こりゃポイだ」
    凪「俺のくせにって何。てかレオ、帰るのめんどくさーい。ばあやさんに頼んで送ってほしー」
    玲王「ったく、仕方ねーなぁ凪は♪」

  • 7二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 20:26:15

    立て乙
    クライマックスだ

  • 8二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 20:28:44

    敵側の事情が明かされていくターンか…ドキドキする

  • 9124/12/16(月) 20:47:00

    そうして季節が過ぎ去り、棚の奥にしまい込んだ装置の存在も次第に忘れていった。だから、俺は気づかなかったんだ。
    ──装置と設計図が、何者かによって盗まれていたことに。

    白宝高校、サッカー部の練習場所。すっかり暗くなった空を見上げて、俺は自主練をそろそろ切り上げることにした。今日は凪はいない。アイツはあんまり体力ねーから、たまにサボるくらいは許してやらなきゃ。冷たい空気で冷えた耳がキンキン痛む。
    玲王「さっみぃ……今日はばあやに迎えに来てもらうか」

    ??「よぉそこの坊っちゃん。ちょっといいかい?」
    玲王「……あ?」

    声がした方を振り向くと、そこには黒いマントを着てフードを顔まで被った、明らかな不審者が佇んでいた。さっきまでピッチの上には俺しか立ってなかったから、本当に一瞬でそこに現れたんだと脳が理解する。
    玲王「誰だテメェ?ここは学校の敷地内だぜ、通報されてぇのか?」
    ??「いやぁ通報はごめんだな。ってことでとりあえず1つだけ聞きてぇんだけどさ
    ──コレ、見覚えある?」

  • 10124/12/16(月) 21:01:55

    玲王「ッ──それは──!!」

    マントの男が取り出したのは、紛れもなく俺が作った身体能力増強装置だった。改造されてベルトが付いたり若干見た目が変わってはいるが、そっくりだ。
    ??「どうやらおたくの傘下の企業が秘密裏にヒーローベルトだかなんだかを開発しちゃってねぇ。おかげで俺の計画が台無しになりそうなんだ」
    忘れててわからなかったけど、誰かがこっそり盗んでやがったのか。俺ん家のセキュリティは盗みに入れるようなあまっちょろいもんじゃないし、つか勝手に盗んで研究に使うような企業が傘下にあんのかよ!?突き止めて父さんに言いつけねぇと……って今はそれどころじゃねぇ。
    玲王「計画……?テメェの事情なんか知るかよ、急に現れて自分語りなんかしやがって。それと俺に何のカンケーがあんだよ」
    まあ開発したのは俺だから関係がないでも無いが、んなこた知る由もないんだから八つ当たりだ。するとマントの男が、やれやれと首を横に振りながら1枚の写真を取り出した。


    ??「ここに写ってんの、誰かわかるか?」

  • 11124/12/16(月) 21:17:45

    玲王「────凪!!」


    男が取り出した写真には、自宅のベッドでスヤスヤ眠る凪が写っていた。
    俺は男に詰め寄り、胸倉を掴みあげる。フードの下から、ギラギラ光るオッドアイが覗いた。
    玲王「テメェ何の真似だ、凪に何をした!!」
    ??「何もしてねぇよ、"まだ"な。まあアイツの自宅はもう割れてる。俺の合図1つでどうにでもなるけどな」
    玲王「ッ──!!何が望みだ」
    俺は男から手を離し、精一杯睨みつける。
    ??「はは、話が早くて助かるよ」


    愛空「俺は愛空。さっそく俺たちのアジトに着いてきてもらおうか」

  • 12124/12/16(月) 21:31:52

    それから愛空のアジトに連れられた俺は、命令に従って新しく銃と日本刀のついた新しいベルトを開発した。
    玲王「おい、次はどうすればいい。どうせ解放する気なんざねぇんだろ?」
    愛空「理解が早くて助かるよ御曹司クン。まあそうだな、外に出てそのままサツに突き出したりでもされちゃ構わねぇから、この装置に入って大人しく囚われててくれ」
    玲王「どうせ俺の親がもう捜索し始めてると思うけどな」
    愛空「そりゃ心配要らねぇよ、そんくらいの根回しはしてるさ」
    一縷の希望が打ち砕かれるが、動揺を隠すように努めた。指示通り、カプセル型の装置に入った。
    玲王「──っ、凪は!約束通り凪は無事なんだろうな!!」
    愛「あー、その話なんだけどさ」
    部屋の中に、麻袋を被せられ手錠で拘束された1人の人間が運び込まれてくる。
    そいつは俺の前までつれて来られ、同時に装置が閉まった。愛空が顔に被せられた麻袋を取ると、現れたのは───


    愛空「凪って、この子で合ってたよな??」
    玲王「凪──────ッッッ!!!!」

    ───意識のない、凪本人だった。
    俺の慟哭は分厚いガラスに阻まれ、蛍光色の液体が投入される。俺の意識は、そこで途絶えた。

  • 13二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 21:39:53

    序盤の回で閃堂が愛空を頼るシーンをたくさん入れて欲しい
    なんなら仮面ライダー活動で上手くいかない時にも悩みを打ち明けたことがあるくらいの信頼関係を描写しておいてほしい
    その方が裏切りのダメージがでかいから

  • 14124/12/16(月) 21:56:42

    壁に向かって、ひたすらボールを蹴る。跳ね返ってきたボールを、足の甲に乗せるようにトラップする。
    玲王と出会った日、最初に見せた技。玲王との、サッカー人生のきっかけで始まり。まあ、俺は最初乗り気じゃなかったんだけど。

    スペキュレーション「──玲王」

    俺は、いつまでこんなことを続ければいいんだろう。ひとりぼっちのサッカーは、思ったより全然楽しくない。ねぇ玲王、レオ……。



    さて俺、閃堂と仲間4人はというと、雪宮・氷織が割り出した敵のアジトの近くで身を隠している。なんで2人がこんなハッカーも真っ青の活躍をしているのかというと、どうやら糸師冴と接触して手を組んだらしい。糸師冴の財力やコネをフルで使って協力してくれてんだと。恐ろしいんだか頼もしいんだか……

  • 15124/12/16(月) 22:25:25

    閃堂「清羅、カイザー、馬狼、我牙丸が乗り込んで注目を集めてる間に俺がアジトに潜入。最深部まで突っ切って御影玲王を救い出す!それでいいな?」
    馬狼「んなもん俺一人で十分だって言ったろ」
    我牙丸「無理すんな、キング」
    清羅「足引っ張ったら殺す」
    カイザー「全くだ、なんで俺がこいつらと共闘なんかしてやらなきゃいけないんだ」
    閃堂「うるせーお前らこんな時まで喧嘩すんなよ!

    ───いいか、絶対しくじんじゃねーぞ。そして生きて帰ってこい」
    俺がそう言うと、それまでの雰囲気はどこへやら。4人とも真剣な顔をしてベルトを装着する。
    見張りが外に出てきた。作戦開始の合図。4人が立ち上がり、アジトの正面へ向かって歩いて行く。


    「!?敵襲だ!!!」
    「「「「─────変身!!」」」」

    見張りが声を張り上げ、4人が変身した。俺は裏に回り込むように、足音を潜めて走る。雪宮と氷織が作ってくれた地図に記されている道順をスマホで確認しながら、ひたすら最深部を目指した。

  • 16124/12/16(月) 22:45:12

    ガシャァァアン!!!

    ガラスが割れるけたたましい音がして、溢れる液体と共に俺の体は重力に従って崩れ落ちる。眠っていた意識が急に覚醒すると、酸素を取り込めなくなった肺が空気を欲して、中を満たした液体をすべて吐き出した。

    玲王「ゲホッ、ゲホッ!!──ゴボッ!!!っ、はぁ、はぁ……なんだ、急に……」
    ??「良かった生きてた!!呼んでも目開けねーから死んでんのかと思って焦ったぜ」

    顔を上げると、サーモンピンクの髪色をした男がバールを片手に俺の顔を覗き込んでいた。握られてるバールから察するに、俺を助けてくれたのはコイツらしい。
    ……そんなことより。


    玲王「──っ、な、凪!!凪はどこにいるんだ!?」
    閃堂「落ち着けって。俺は閃堂。お前とその凪って奴について、詳しく教えてくれ」

  • 17124/12/16(月) 22:58:19

    玲王「──そうか、凪、俺のせいで……」
    閃堂「しょうがねーよ。お前は約束守って頑張ったんだろ?悪いのは愛空だ。クソ、あいつ……」
    俺は閃堂って男から、俺が眠っている間のことや凪のことを聞いた。
    閃堂達仮面ライダーのこと、敵のこと、愛空と閃堂の関係、アイツらの計画、そして──


    ──凪が幹部として、閃堂達と戦ってること。
    おそらく、人質になった俺を守るために。

    玲王「俺はアイツに……凪に、謝らなきゃいけねぇ。頼む閃堂、俺を凪の所まで連れて行ってくれ」
    閃堂「おう、任せろ!」
    玲王「あとそこの……そうだ、研究机の棚に隠してる"ソレ"を持って行ってほしい。きっと役に立つから」

  • 18二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 23:01:40

    パワーアップイベント!?

  • 19124/12/16(月) 23:06:31

    俺は大鎌を振り下ろして、殴りかかってきた仮面ライダー達を薙ぎ払う。吹き飛ばされた4人がゴロゴロと地面に転がって、変身が解ける。
    カイザー「うッ……やるじゃねえかクソピヨ」
    我牙丸「いてて、アバラ折れたかもなこれ……」
    どこからどう見ても満身創痍だ。さっさと降参すれば楽になるのに、ヒーローってめんどくさいね。
    もうコイツらに勝機はない。一目瞭然だ。だってここには俺、ライデン、ソーサラー、クイーンの四天王が揃い踏み。下っ端も含めてざっと4、50人くらい?多勢に無勢なんてもんじゃなかった。
    馬狼「生意気だな面倒臭男のくせに……ッ!!」
    清羅「くっそ、勝算が……!」

    ライデン「あーあ、弱っちくてつまんねーの。さっさとトドメ刺しちまえよスペキュレーション」
    アンリ「………っ」
    ライデンがもう飽きたと言わんばかりに言う。アンリちゃんは倒れた4人から目を逸らすように、顔を背けていた。
    俺は大鎌を振りかぶり、倒れた4人が息を飲む。このまま振り下ろせば生身の4人は、確実に死ぬだろう。

    ……あれ、腕が動かない。
    ソーサラー「どうしたんですかスペキュレーション。何か悩みでも?」

  • 20二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 23:08:48

    玲王生きててよかった!光堕ちならこのまま生き残りそう
    でもこの用意周到なラスボスがみすみす逃すと思えなくて怖い

  • 21二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 23:09:42

    めっちゃ映像で見たい!

  • 22124/12/16(月) 23:19:21

    スペキュレーション「……っ」

    急に誘拐されて玲王を人質に協力を約束させられた日。
    いつかまた玲王と話せると信じて、罪のない一般人を襲う手下を眺めた日。
    アンリちゃんの涙を見た日。
    俺は今まで、たくさん手を汚してしまったと思う。
    でも、自分で人を殺したことはなかった。ここで、4人を殺してしまったら。殺したのが俺だと知ったら、目覚めた玲王はどんな顔をするだろうか。それを想像すると、急に怖くなって手が震える。

    ねぇ玲王、俺、どうしたらいい?玲王なら、どうする───?


    「────────やめろ!!凪!!!」

  • 23124/12/16(月) 23:29:30

    俺、御影玲王は大鎌を振り上げる死神を凪と呼んで、叫んだ。ピタリと動きをとめた死神が、鎌を下ろす。

    スペキュレーション「──玲王……???」
    玲王「おう、待たせて悪かった、凪。俺のせいでこんなことになって、本当にごめんな」
    閃堂「おいお前ら!大丈夫か!?」
    俺の横から閃堂が飛び出し、凪の前で倒れてる4人に駆け寄る。
    玲王「凪、いますぐそんなことやめろ。お前だって本当はこんなことやりたくないんだろ?」
    スペキュレーション「玲王……レオ、俺っ」
    玲王「わかってる。代わりにこれ使え、凪!!」

    俺は凪に向かってとあるものを投げた。凪が受け取ったそれは──


    スペキュレーション「身体能力増強マシーン……??」


    玲王「あぁ、つまり正真正銘ライダーベルトの"プロトタイプ"だ。信じてるぜ、俺の宝物!!」

  • 24二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 23:31:28

    熱い展開だ!

  • 25124/12/16(月) 23:40:44

    玲王が投げたベルトは、俺たちが付けてるものよりも大分ゴチャゴチャしていて試作品って感じがすげぇ。
    部屋を出る時玲王が俺に持っていけと言ったのはコレだった。愛空の目を盗み、記憶だけを頼りに毎日少しずつ再現して作った原初のベルト。
    閃堂「最初に攫われた日から、いつかお前にピンチが降り掛かってきたときのためにって準備してたらしいぜ。いいダチもってんじゃねーの」
    スペキュレーション「……」
    俺の言葉を聞いた死神ヤロー……凪の顔を思うマスクにヒビが入り、それが広がっていく。
    パリーン!!マスクが粉々に砕け散り、勢いでフードがめくれると、白髪が特徴的な長身の男が現れた。
    ライデン「テメェまさか、寝返るつもりかよ!?」
    ソーサラー「はぁ!?いやなんとなくそんな気はしてましたけど……ッ」


    凪「─────YES、BOSS。
    俺、頑張るから見てて──────変身」

    ベルトを装着した凪の手の中に、トランプカードが出現する。絵柄はスペードの"エース"。通称、スペキュレーションだ。
    凪がカードをバックルに翳すと、黒い光と蒸気がアイツの体を覆ってく。

    凪「仮面ライダースペキュレーション。
    ───世界一になるって、レオと約束したから」

  • 26124/12/16(月) 23:50:23

    玲王「かっこいいぞ凪ーー!!それでこそ俺の宝物だ♪」
    凪が変身した仮面ライダースペキュレーションは、黒いマントを被っていてなんか変身しても死神っぽい。でもその目にはさっきまでとは明らかに違う、エゴの炎がメラメラ燃えてんのが見えた。手にはそのまま大鎌を携えてて、あれを食らったらひとたまりもないだろうな。

    閃堂「っと、忘れてた。ほら!」
    俺は玲王に持っていけと言われたうち、"ベルト以外のもの"を重たいケースから取り出した。
    そこにあるのは剣、斧、弓の3つの武器。
    馬狼「あぁ?んだこれ」
    閃堂「玲王が改造した武器だってさ!」
    我牙丸「でも3つしかないぞ」
    カイザー「フン、俺は既に銃を持ってる。いらねぇ」
    閃堂「んじゃあとは俺か清羅?」
    清羅「あ?俺もある」
    清羅は懐に隠した短剣みたいなものを取り出した。
    閃堂「いつから持ってたんだよそんなの!!早く言え!!」
    清羅「あ?大分前だよ雑魚。敵に手の内明かすバカはいねーよ」
    そういや、カイザーも急にポストに突っ込んであっただかって銃持ってきたよな。誰が渡したんだ??まあそれは後で考えりゃいいか。
    それぞれ馬狼が斧、我牙丸が弓を取って立ち上がった。
    閃堂「俺は敵じゃねぇ!……ったく、じゃあこの剣は俺が使うぜ。いくぞお前ら……」


    「「「「「────変身!!!」」」」」

  • 27二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 00:04:46

    一斉変身!熱っちいな!

  • 28124/12/17(火) 00:28:53

    変身した俺たちが迫り来る下っ端を次々なぎ倒していく中、凪は1歩ずつ幹部たちに向かって歩みをすすめる。その覇気に気圧された3人が後ずさった。

    凪「ねぇ、戦況は逆転したけど───まだやるの?」

    ライデン「テメェ裏切り者の分際で!!今更ヒーローなんてなれると思うんじゃねぇぞぉ!!!」
    ソーサラー「僕達が負けるなんてそんなのッ……ありえない、ありえないありえない!!」
    アンリ「ここは一旦引きましょう──!!」

    3人がソーサラーの出した魔法陣に飲み込まれて消える。凪がこちらを振り向いた。
    凪「なれるし。レオが信じてくれたんだから。……ねぇ皆、危ないから退けてねー」
    大鎌を振りかぶった凪が、思いっきり振り下ろす。すると、黒い三日月型の波動みたいなもんが生まれて下っ端を一気に消し飛ばした。
    我牙丸「うおっ」
    清羅「くっ」
    なんと一発で戦闘終了。こりゃとんでもねー力だ……
    馬狼「おい加減しろヘタクソ!!」
    カイザー「手柄横取りか、クソ感心しねぇ」
    閃堂「いや俺の首まで吹っ飛ぶとこだったんだけど!?」

    凪「だから避けてっていったじゃん。ふー、戦うって疲れるー」
    玲王「さっすが凪!!」
    凪が変身を解いて壁にもたれ、玲王が飛びつく。


    凪「んじゃ改めて、俺、凪誠士郎。よろしく……ってレオ、もうあるけない。おんぶしてー」
    閃堂「幼稚園児か!!!」

    こうして、仮面ライダースペキュレーション──凪誠士郎が俺達の仲間になった。

  • 29124/12/17(火) 00:34:00

    いよいよ最終決戦ってことで次が最終話になるかな
    2スレ目まで付き合ってくれてるスレ民に感謝、完結までもうちょいなのでよろしく

  • 30二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 01:13:32

    凪めちゃくちゃかっけ〜!最終決戦楽しみ!

  • 31二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 01:34:04

    いよいよ最終決戦
    因縁の相手と戦っていくのかなワクワクする
    エース ラスボス
    ディーラー ソーサラー
    ジャック ライデン
    キング モンストロ
    スペキュレーション クイーン(裏切り者同士繋がり)
    ドロー アルコン
    と勝手に予想楽しみ

  • 32124/12/17(火) 08:18:44

    お待たせしました最終決戦編
    全て書くとめっちゃ長いから急に決着ついたりするけど悪しからず

  • 33124/12/17(火) 08:20:48

    ~最終話!最終決戦!~
    ちーっす。俺、前回新しく仲間になった凪誠士郎。ついに迎えた作戦実行の日、閃堂たち仮面ライダーは一致団結して最後の戦いに挑むことに……あーもうめんどくさーい。レオ、ナレーション代わってよー。


    「……俺、世界一のDFになりたい」

    そう言った俺を、周りの大人の誰も止めることは無かった。
    別に俺もそれでいいと思ったし、誰かのために、が染み付いたストライカーとしてのサッカーよりよっぽど楽しく練習できた。
    だから俺は、自分の中で燻る炎に気づけなかったんだ。

    ──俺がDFとして名を上げ始めて、めでたくU-20の日本代表選手に選ばれたとき。このチームのワントップとして入った、閃堂秋人という男と出会う。
    閃堂「よろしくお願いしゃーっす」
    愛空「よろしくな」
    ツンツンした猫みたいだけど、どこか背伸びしたような幼さが抜けない可愛い後輩。俺はこいつを最大限活かすために、DFとして活躍を期待されているんだろう。肩に力が入る。
    そしてその日、同時に初めてストライカーとしての閃堂を知る。

    閃堂「うっし!!」
    「すげーぞ閃堂!」「やったな!」「エース!!」
    フィールド上、ひときわ輝くその姿に。


    愛空「────………あ」

    パキン。
    胸の奥で何かが砕ける、音がした。

  • 34124/12/17(火) 09:08:48

    ──愛空くん?ねぇ、愛空くん。

    アンリ「大丈夫ですか?愛空くん。ボーッとしちゃって」
    愛空「……ああ。ごめん、なんでもないよ」
    アンリ「しっかりしてください。最終決戦、明日なんだから。成功したら弟を助けてくれるって約束、ちゃんと守ってもらいますよ」
    愛空「ああ」
    とある高層ビルの屋上にて、月明かりが照らす二人の間には、その会話を最後に気まずい沈黙が落ちていた。

    アンリ「……どうして凪くんと御影くんを見逃したんですか?御影くんがこっそりベルトを作っていたこと、貴方が気づかないはずない。それに、私が武器や情報を盗み出して彼らに提供していたことも、気づいてたんでしょ」
    愛空「どうしてだろうなぁ……まぁ1つ言うとすりゃ、敵は強い方が燃えるからかな」
    アンリ「それだけ?」
    愛空「ま、伊達にキャプテンとして面倒見てきてないからな。変な話、信じてんだよ閃堂のこと。あいつは必ず全力で俺とぶつかりにくる、それこそ死ぬ気でな。

    ────全力のストライカー達を叩き潰して、俺が世界を変える。面白くなりそうじゃねぇか」
    アンリ「……」
    愛空「アンリちゃんもアイツらに付いたっていいんだぜ?助けてくれると思うぞ」
    アンリ「そんなこと言って、弟を人質にされた私が出来るわけないの知ってるくせに。それに言ったでしょう。もう私には彼らに合わせる顔がないの。最後まで、着いていきますよ」
    愛空「ハッ、頼もしいねぇ。じゃあさっさと帰って明日に備えるとしよう。おやすみアンリちゃん」


    黒いマントを風に靡かせた愛空が踵を返す。アンリは、月が隠れてしまった暗い夜空をずっと見上げていた。

  • 35二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 13:33:45

    めっちゃドキドキする

  • 36124/12/17(火) 16:22:40

    ──そして迎えた最終決戦の日。


    俺たち6人は、ベルトを装着しトランプと武器を持って、愛空が指定した戦場、薄暗いダンジョンの入口前に立っていた。
    敵側も幹部やライダーを総動員して俺たちを潰しに来るだろう。
    俺たちの顔や体には、この前の潜入で作った未だ癒えない傷がたくさん残っている。でも、そんなちっぽけな痛み全く気にならねぇ。なんたって今日、世界が愛空たちの手によって書き換えられてしまうかもしれないんだ。
    俺たちが負けたらそこで全てが終わる。

    カイザー「どうした秋人。そんな眉間にクソ皺寄せてたら戻らなくなるぞ」
    馬狼「フン、ビビってんなら今すぐ尻尾巻いて帰りやがれ」
    凪「正直普通にめんどくさい」
    閃堂「……お前らブレねーなこんな時まで」
    清羅「今日俺らで決着付けんだろ。燃えるぜ」
    我牙丸「うん、マジ絶好調だ俺」
    閃堂「俺だってやる気満々だっつーの!


    ────待ってろ愛空、ぶん殴って目ェ覚まさせてやるからな」

  • 37124/12/17(火) 16:43:10

    カイザー「あぁ、クソ犬に皇帝がなんたるかをもう一度叩き込んでやる」
    清羅「お前を半殺しにした奴を俺がぶっ倒せるんだろ。やってやろうじゃねーか」
    馬狼「今度こそ頭を垂れさせてやるぜ、不潔野郎」
    我牙丸「おう。雷市を連れ戻して、俺はアイツとまたサッカーがしたい」
    凪「まあ今回ばかりはめんどくさがってられないよね。お姫様の救出は任せて」
    閃堂「あぁいよいよ最後の戦いだぜ……準備はいいな!?」


    「「「「「「──────変身!!!」」」」」」

    俺たちはそれぞれ目標の敵の座標を目指して、ダンジョンの闇に消えていった。

  • 38124/12/17(火) 17:46:53

    ・カイザーvsネス

    ソーサラー「来てくれたんですねカイザー」
    カイザー「ああネス。俺をこんなクソ悪趣味な洞窟に呼び出すなんていいご身分だな」

    俺はダンジョンの一室、魔女の隠れ家のような空間に足を踏み入れた。
    あちこちに水晶だとか魔導書、動物の骨みたいなものが転がっていて足場が悪い。
    俺が右手に持った銃を、ネスが水晶の付いた杖をそれぞれ構える。
    ソーサラー「だからもうネスはやめてくださいって。
    ──君でも僕たちの計画に手出しはできない。じゃあ、いくよカイザー」

    カイザー「黙れクソ犬。忘れたか?俺は不可能を可能にする」


    スーツの上から、タトゥーが刻まれた首元をそっと撫でた。
    刻まれた"青薔薇"のその花言葉は──不可能。今は転じて、奇跡。

    俺は奇跡は願わねぇ。この手でお前に、その意味をもう一度教えてやる。

  • 39124/12/17(火) 18:18:24

    ~決着~

    ソーサラー「ぐッ!!──ゴホッ、ゴホッ……そ、そんな、僕が……負け……計画が………!!」

    俺の攻撃を受けたネスが、壁に激突して崩れ落ちる。カランカランと音を立てて杖が転がり、水晶にピシリとヒビが入った。
    地面に這い蹲るネスに近づき、その姿を見下ろす。その俺を、今度はネスが見上げた。
    ソーサラー「あ──」


    ネス「────この構図……
    なんか、あの時を思い出しますね」

    カイザー「──やっと思い出したか、ネス」


    俺を見上げるネスの纏ったローブが粒子になって消え、中から特徴的な癖毛の男が現れる。その目には涙が浮かんでいて、ネスの言う通り"あの時"を俺に思い出させた。


    『おいクソザコ、不可能を信じるか?』
    『立て。やるぞクソザコ』

  • 40124/12/17(火) 18:34:04

    カイザー「思い出したんなら早く立て。帰ったら調教し直して………ッ、おい」
    ネス「げほっ……ごめんなさい、それは出来ない……負けたら死ぬ。僕たちはロレ公達ライダーと違って、そういう契約だから」


    先ほど消えたローブみたいに、ネスの体が淡い紫の光の粒子になって足の先から少しずつ散っていく。俺はその存在を繋ぎ止めるように、薄くなった体を抱き起こした。
    ついに瞳から大粒の涙をポロポロと零し始めたネスが、最後の力を振り絞って俺の手をしっかりと握った。

    ネス「……っ、ごめんねカイザー、君との約束、忘れちゃって。君のこと、最後まで信じてあげられなくて。僕が、他でもないこの僕が一番信じなきゃいけなかったのに──」
    カイザー「わかった、もういい黙れ、ネス」
    体がどんどん消えていく。なんの気休めにもならないのに、俺はその手を強く握り返した。
    ネス「──カイザーが世界一になるの、隣で……見てたかったなぁ…………」

    その言葉を最後に、ネスの体が完全に霧散する。あいつの使っていた杖だけがそこに転がっていた。


    カイザー「───ゆっくり寝てろ、ネス。俺は1人でも、必ず世界一になる」

  • 41124/12/17(火) 19:00:05

    ・清羅vs七星

    俺が向かった先は開けた空間になってて、木々が生い茂る森の中みたいな場所だった。葉っぱの隙間から空まで見えてる。局所的な雨が降ってて地面がベチャベチャ。その上枝葉と蔦、木の根に足が取られそうで戦うには向いてねえって感じだな。

    侵入者を察知して、その空間の主が姿を現す。日本刀を腰に差したライダーだ。

    清羅「お前か、仮面ライダーアルコン」
    七星「そっちはたしか、ドローさんだったっすよね。申し訳ねっけど、俺の能力とは相性悪いと思いますよ」
    清羅「バカ言うんじゃねぇ。そっちの方が燃えんだよ、俺は」
    七星「なるほど、バトルジャンキーってのはドローさんのことだったんすか。……じゃあ遠慮なく本気でいかせてもらうべ!!」
    アルコンが刀を抜いて俺に向かって駆け出す。いいぜ、見極めてやろうじゃねーかボーダーライン。


    清羅「──いいぜ。全身全霊、本気のぶつかり合い……やろーぜ、俺と」

  • 42124/12/17(火) 19:14:39

    七星「くっ……ここまで、だべ……」

    アルコンが膝をついて、過度なダメージ蓄積により返信が解ける。俺は初めて見たけど、中身は俺と同じくらいの歳の若い男だった。
    七星「俺の負けっす。──一思いに、どうか」
    ソイツは目をぎゅっと閉じてそう言った。俺にトドメを刺せと、そう言ってんだろうか。
    俺は言われた通りに短剣を振り上げ──


    ───その手を、降ろした。

  • 43124/12/17(火) 19:27:21

    七星「え……?」
    いつまでも訪れない最期に疑問を覚えたのか、ゆっくりと顔を上げて俺を見た。
    清羅「やっぱやめた。つまらねぇ」
    七星「なっ……情けなんかかけねぇでくだせぇ!俺はこれでも地方の武士の血が流れてるんす、覚悟だって」
    清羅「勝ち確の状態で刺すトドメに意味なんかねーんだよ、雑魚」
    七星「なっ……」
    雑魚と呼ばれたソイツが驚きに目を見開く。

    清羅「つかなんつーんだお前。名前」
    七星「あ、七星……七星虹郎っす」
    清羅「そーかよ。俺に殺されたきゃまた出直してこい。サッカーでもいいぜ。やってやる」
    そう言って俺は変身を解除。振り返り、戦場を後にする。

    ──忘れんな、俺はボーダーライナーだ。生きるか死ぬかの戦いにしか興味ねぇんだよ。


    七星「勝手な人……このままノコノコ家なんか、帰れるわけねぇっすよ」
    傷だらけの七星の呟きは、誰にも聞き取られず消える。いつの間にか雨が上がった空には、虹がかかっていた。

  • 44124/12/17(火) 19:42:25

    ・馬狼vsロレンツォ

    ロレンツォ「やっほバロちゃん、元気?」

    馬狼「お陰様でなクソ不潔野郎」
    俺とロレンツォが対峙してるその空間は、墓地みてぇに趣味の悪い墓石が至る所にぶっ刺してある洞窟のような場所だった。
    そのうちの一つに行儀悪く座ったロレンツォが金歯を光らせて笑う。
    ロレンツォ「じゃ、早いとこつけちゃおうぜ決着。OK?」
    馬狼「あぁ、グダグダ引き伸ばすよりその方がいい───
    ───今度こそその薄気味悪い横っ面、引っぱたいてやらァ!!」


    俺の啖呵を聞いたロレンツォがベルトから銃を抜いてこめかみに当てる。銃声が響き渡った。
    ロレンツォ「了解♪どっちが正しいか、いまここで決めちまおうぜ!」

  • 45124/12/17(火) 19:56:21

    ~決着~

    ダメージ過多で倒れたロレンツォを、つま先で転がす。「うっ」と声を上げ、仰向けの状態で変身の解けたロレンツォと目が合った。

    馬狼「おいロレンツォ。もう決着はついた。俺の勝ちだ雑魚野郎」
    ロレンツォ「だぁー……アッハハ、俺の命もここまでってワケね」
    馬狼「あ?何わけわからねぇこと言ってやがる」
    俺はロレンツォから離れ、変身を解除。
    馬狼「俺に前科者になれってのか?」
    ロレンツォ「おいおいバロちゃん、そりゃないぜ。──俺はもう覚悟はできてる。OK?」
    馬狼「何がOKだ不潔野郎。
    ──さっさとロレンツォの元に帰って慰めてでめもらうこったな」


    ロレンツォ「スナッフィーはもう、サッカーは出来ねぇぜ」

  • 46124/12/17(火) 20:08:54

    馬狼「あ?」


    ロレンツォが空──正確には天井だが。を仰ぎながら言った。
    ロレンツォ「だぁー……スナッフィーは敵襲に巻き込まれて脚をケガしちまった。夢は潰えたんだ、もう世界は目指せねぇよ」
    馬狼「それがお前が捻くれてこんな組織なんざに肩入れする理由か。
    ふん、なら尚更さっさと飛んでって腑抜けのクソ指導者に言ってやることだな。

    ───世界一になるのは俺だ。俺の活躍を見て、またサッカーがしたいなんて言っても俺ぁ待ってやらねぇ。ってな」


    呆然としているロレンツォを置いて俺はこの戦場を去ろうと歩き出す。
    ロレンツォ「活躍する自分の背中を見せてスナッフィーにまた夢を思い出させようってか。
    ──相変わらずカッコイイねぇバロちゃんは♪」

    俺はその言葉に、返事はしなかった。勝手に解釈してニタニタ笑ってる金歯野郎が、鬱陶しかったから。

  • 47124/12/17(火) 20:20:43

    ・我牙丸vs雷市

    我牙丸「よお雷市。約束通り連れ戻しに来たぞ」
    ライデン「あぁ?」

    雷市が待っていたのは、ゴツゴツした岩場が広がる空間だった。崖みたいになってるとこもあって、変身してるとはいえ落ちたら流石に死にそう。そんな岩場の頂点で、雷市は俺を待ち構えていた。
    ライデン「誰も待ってねぇよクソ野生児がァ!!オラ早くかかってこいよ、今日こそうるせーその口黙らせてやる!!」
    我牙丸「わかった、さっさと白黒つけよう。俺が勝ったら──

    ──ちゃんと戻ってこいよ、雷市!!」


    俺は弓を構えて、不安定な岩場を蹴った。

  • 48二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 20:34:21

    ドキドキする

  • 49124/12/17(火) 20:34:31

    ライデン「ガハッ──まだだ、まだ終われねぇ!!ゴボッ」

    傷だらけでボコボコに凹んだ鎧をガシャガシャ鳴らしながら、雷市は立ち上がろうとする。吐いた血で手が滑り、岩場から転がり落ちそうになった体を俺は咄嗟に支えた。
    ライデン「……なんの、つもりだ……テメェ」
    我牙丸「雷市、もういい。諦めろ」
    ライデン「あァ!?舐めん──ゴホッ!!」
    血の塊を吐き出した雷市の身につけた鎧が、明るい光の粒子になって消える。倒れてきた体は昔より軽くて、戦いのダメージを嫌でも感じさせた。俺も変身を解く。


    雷市「──クッソ、ダセェ……なあお前もそう思ってんだろ?」
    我牙丸「……何の話?」

    雷市「俺ぁストライカーにもなれなきゃ、ヒーローにもなれねぇし……自分の手で世界を変えることも出来ねぇ……チクショウ!このまま死ぬなんざ、ごめんなのに……ッ!!」

  • 50124/12/17(火) 20:45:18

    我牙丸「俺はそう思った事は1度もないぞ」


    悔しさに顔を歪める雷市の体は、光の粒子となって空にパラパラと散り始める。
    我牙丸「確かに最初コンバートになったときはびっくりした。
    けど……一番後ろから見るお前の背中は、すごく頼もしかったぞ。お前とやるサッカー、楽しかった」

    雷市「──なんっだよそれ……今こんな時に言ってんじゃねぇよ……」
    我牙丸「うん、その通りだ。遅くなってごめんな、雷市」
    すると、雷市が急に全力で俺の胸ぐらを掴んだ。


    雷市「──我牙丸っ、絶対、絶対世界一になれよ!!中途半端なとこで折れやがったら俺様がぶっ殺しに来てやるからなァ!!覚えとけ!!」

    我牙丸「──おう、約束だ」
    それを最後に、フッと雷市の体から力が抜け、体が完全に霧散する。
    その粒子が天へと登るのを、俺は最後まで見届けた。

  • 51二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 20:49:44

    雷市ー!!!!!

  • 52124/12/17(火) 20:58:43

    ・凪vsアンリ

    閃堂「なぁ、アンリちゃん──凪から聞いたぜ。俺たちを裏切った理由……なんで俺たちに相談してくれなかったんだよ」

    俺は愛空のもとへ向かう途中、立ちはだかったアンリちゃんにそう訊ねた。アンリちゃんは俺の言葉を聞いて俯く。
    思えばあの日から今日までずっと、俯いてるアンリちゃんしか見てないな。初めて会った日の弾けるみたいな笑顔が今や懐かしい。
    アンリ「……言った所でどうなるっていうの」
    閃堂「そりゃすぐに何とかすることは出来ないけど……俺だって色んな人に頑張って頭下げたり、詳しい医者探したり、アンリちゃんのためならなんだって頑張ったよ!!」
    アンリ「やめて……私はもう、あの頃の自分になんか戻れな……」

  • 53124/12/17(火) 21:09:15

    凪「──まだ居たんだ。ここは俺に任せて先行きなよ、閃堂」

    背後の暗闇の中から、凪が大鎌を携えて現れた。
    アンリ「君は……」
    閃堂「凪!ってお前、来んの遅せぇよ!どこで道草食ってたんだあぁん!?」
    凪「しょうがないじゃん。走るの疲れた」
    閃堂「どこがしょうがないんだよ!!」
    凪「まぁそれは置いといてさ、早く愛空の所行きなよ。俺がアンリちゃんと戦う」
    閃堂「──あぁ、わかった。アンリちゃんにあんま乱暴すんなよ!!」
    俺は凪の言う通りここは任せることにして、アンリちゃんの横を走り抜け愛空のもとへと向かった。


    凪「バカだねあいつ、散々痛めつけられたのにまだアンリちゃんのこと気遣っちゃって。

    ──じゃあ裏切り者同士、積もる話もあるって事で。早く変身しなよ」
    その言葉を聞いたアンリちゃんが、装着したベルトにトランプを翳した

  • 54124/12/17(火) 21:24:46

    アンリ「っ、はぁ、はぁ………」
    凪「もうやめにしようよアンリちゃん。これ以上やったら死んじゃうよ」

    変身が解けたアンリちゃんが、よろよろと壁によりかかる。
    アンリ「いいえ、まだ──!……くっ!!」
    再び変身しようとトランプを翳すが、傷を負った体では上手く変身できずトランプを落としてしまう。
    凪「ねぇ、もうこれでわかったでしょ。俺たちは勝つ。愛空は弟くんを助けてくれないよ。
    俺、愛空が弟くんを監禁してる病院知ってるんだ。救い出して、ちゃんとした所で診てもらおうよ」
    アンリ「私は───」
    凪「わかってる、今更合わせる顔がないんでしょ。そんなの気にしない。

    ──だって俺たちは、閃堂は、ヒーローだから。」
    俺は変身を解いて、アンリちゃんに手を差し伸べる。その手をアンリちゃんが取ることはなかった。


    アンリ「──ありがとう。でも、自分の行動の責任は自分で取りたいから。虫のいい話だけど弟をどうか……よろしく」
    そう言ってアンリちゃんは闇に消える。

    凪「……ほんと、強情っぱり」
    そして俺は弟くんを救出するため、1人ダンジョンの入口へと引き返して行った。

  • 55二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 21:27:35

    アンリちゃん…

  • 56124/12/17(火) 21:37:02

    ~最終決戦中、市内では~

    ヒーローが居なくなった市内では、敵の下っぱみたいなもんが暴れ回っとった。
    雪宮「皆さん、慌てないで!こっちに!」
    氷織「危ない!っと」

    逃げ惑う人々を誘導しながら、僕と雪宮くんは玲王くんから貰った特殊な銃で敵を一体ずつ撃ち倒していく。なんで玲王くんと知り合ってるかって?データ解析したんは僕や。御影玲王の名前を忘れるわけないやろ?御影コーポレーションに鬼電して、無理やりコンタクトを取ったら快く協力してくれた。ほんま、金持ちさんは心が広いわぁ。
    氷織「にしてもこの銃、ほんまに便利やけど……玲王くんが作ったんかな。高校生がそんなんできるもん?」
    雪宮「あはは、俺たち一般人じゃ想像つかないよね」
    すると、僕たちの前に下っぱ達をはねとばしながら黒い高級車が止まった。

  • 57124/12/17(火) 21:47:07

    その後部座席から降りてきたのは、サングラスをかけた冴くん。

    雪宮「危なっ!」
    冴「おい、こりゃどうなってやがる」
    氷織「見た通り、雑魚退治やで。ヒーローは出払ってるから、閃堂くん達が帰ってくるまで町は僕らで守んねん。にしても、いいとこに来てくれたなぁ」
    雪宮「しかも車で、ね」
    冴「何の話だ」

    雪宮くんがスポーツバッグの中から取り出したのは、サッカーボール。
    うちの学校のを、勝手に持ちだしてきた。顧問にバレたらみっちり叱られてまうね。
    雪宮「昨日、ネット上に出回ってるエースの動画を見たんだよね。俺たちにも何か出来ることは無いかって」
    氷織「そしたら、必殺技にはサッカーボールが必要なんちゃう?って気づいてなぁ」
    雪宮くんが冴くんにサッカーボールを投げ渡す。
    雪宮「これ、急いで閃堂くんに届けて欲しいんだ」
    氷織「僕らは町の警備で忙しいし、玲王くんは恰好の的やからいまは家で大人しくしてもらっとる。本人は来たがってたけどな。つまり今すぐコレを届けられるんは、冴くんしかいないんよ」

    冴くんがはぁ、とため息をつく。
    冴「……まさか俺が足に使われる日が来るとはな。緊急事態だ、乗ってやる」
    雪宮「ありがとう!場所は今から送るから。急げば10分もしないで着くと思うよ」
    氷織「閃堂くんによろしくな」
    冴くんが車に乗りこみ、すぐに車を発信させる。また下っぱを巻き込みながら真っ直ぐ道路を突き進んで行った。

    氷織「スペインってあれが正しい運転なんやろか……」
    雪宮「絶対違うと思うよ。さぁ俺たちも、気合い入れていこう!!」

  • 58124/12/17(火) 21:59:26

    ・閃堂vs愛空

    俺がダンジョンを抜けるとそこには、開けた荒地みたいな景色が広がっていた。
    目の前に、風にマントを靡かせる愛空の姿が見える。その隣にはバカデカイ装置みたいなのが設置してあって、メラメラとただならぬオーラを放っていた。

    愛空「来ると思ってたぜ、閃堂」
    閃堂「あぁ、愛空。お前の目、ぶん殴って覚まさせに来た」
    愛空がゆっくりとふりむき、装置を撫でる。
    愛空「この装置は今まで襲ったストライカーや市民達のエゴを集めた器だ。完成まであと少し
    ───お前を倒せば、完成する。この装置が起動すれば、世界からストライカー達の存在は綺麗さっぱり消えちまうってワケさ」

    愛空が計画の全貌を語る。
    そんなこと、俺が絶対絶対許すわけねぇ。愛空がなんでこんなんなっちまったかは全く分からねーけど、止めなきゃ世界がめちゃくちゃになるし俺たちの存在は無かったことになる。

    ────絶対、止める!!


    閃堂「お前が何でそんなことやりたいのかサッパリわからねーままだけど……お前はここで俺が止める。覚悟しろよ、愛空!」
    愛空「ああ。全力でかかってこいよ」
    閃堂「行くぜ───変身!!!」

  • 59124/12/17(火) 22:10:29

    ~決着~

    閃堂「次こそ─────ぐッ!?」

    愛空を囲うように現れたバリアが俺の攻撃を跳ね返す。ロレンツォも我牙丸もバリア使いだったけど、愛空のバリアは誰より硬ぇ!しかも衝撃を反射してきて、攻撃すればするほど俺の体がダメージを受ける。さすが世界レベルのFWってワケだ。

    閃堂「はぁ、はぁ、くっそ……わかってたけどやっぱ強ぇ……!!」
    愛空「そりゃどうも。随分と大口叩くもんだから期待してたんだが……大したことねぇじゃねえか、閃堂」
    対する愛空は、全くダメージを受けている様子がない。このままじゃジリ貧だ。でも俺には愛空を倒せるいい案が思いつかねぇ。なんとか、なんとかしねぇと──!
    閃堂「クソ、この状況を打破する何かがありゃ……ッ」

    その時、急に荒野に黒い車が乱入する。
    閃堂「車ッ!?」
    愛空「おいおい、何だってんだ?」
    ドリフトしながら急停止したその車から現れたのは。

  • 60124/12/17(火) 22:18:52

    「──おいヘボヒーロー。押されてんじゃねぇぞ」


    閃堂「──糸師冴っ!?」
    愛空「おっと、天才ちゃんのお出ましか」
    車から降りてきたのは日本の至宝とかいうMF、糸師冴だった。その手に乗っているのは──
    ───サッカーボール。

    閃堂「それだぁ!!」
    冴「なにが「それだ」だゴミヒーローが。俺が来てなきゃみっともなく這いつくばってる所だったろうが。こんなとこで負けて死んだらぶっ殺してやる。
    ───お前の過保護な友人と、俺からの貴重なアシストだ。受け取れ」
    閃堂「いけすかねー奴……っていいてぇとこだけど今回だけはマジナイス!!頼む!!」
    めちゃくちゃな暴言を吐く糸師冴が、ボールを地面に置いてキックのモーションに入る。俺も続いて、シュートの体勢をとった。
    愛空「おっと、こりゃやばいか───ッ!?」

    緩やかに弧を描いて飛んできたボールが、シュートモーションを取った俺の右脚に吸い込まれるように──ヒット。

    閃堂「──俺はエースだ……俺がサッカーを、ストライカーを、世界を救うッ!!

    ───喰らえ愛空、俺の全力シュート!!」


    勢いよく放たれたシュートは空気を切り裂いて愛空へ向かって真っ直ぐ、真っ直ぐ進んでいく────

  • 61124/12/17(火) 22:28:02

    ……─────。

    俺、愛空は自分へ向かってくるボールをただ、ただ見つめていた。
    あの日、閃堂のシュートを見て俺に芽生えた感情は、本当に憎悪の類だっただろうか。あの音は、俺の心が折れた音だっただろうか。
    今はもう、わからない。けれど。

    (眩しいな───)
    突き進むボールが、輝いて見える。閃堂らしい、真っ直ぐで鮮烈なシュートだ。
    なあ、あの日俺はもしかして、閃堂に──



    ──憧れたんじゃなかろうか。

    バリィィイイン!!!!
    ボールがバリアを突き破って、俺の胸に当たる。

    ──なぁ、閃堂。今気づいても遅せぇんだけどさ。
    俺、お前と一緒に世界を目指して、あわよくば、もう一度ストライカーに──



    そんな思いが芽生えた瞬間、戦場は真っ白な光に包まれ──
    ──俺の意識は、そこで途絶えた。

  • 62124/12/17(火) 22:34:29

    それから、何週間も後の話。

    ダンジョンを離れた俺の目は、戦場を覆う真っ白な光を目撃する。そしてその後、市内に溢れかえっていた下っぱ達が綺麗さっぱり消え去った。
    逃げ惑っていた市民も、急に我に返って自分が何をしていたか分からないとばかりに日常生活に戻った。


    ──閃堂が、勝った。歴史は書き変わらず、愛空達は倒されたんだ。

    けど、消えたのは愛空達だけじゃない。
    俺以外の仲間たちの存在も、まるで最初から無かったみたいに消えちゃったんだ。


    俺?俺は凪。
    あの時見えた光は、最後の最後に芽生えた愛空のエゴで完成した装置が誤作動を起こして、爆発した際のものだったんだ。
    アンリちゃんの弟を救出に向かっていた俺だけが巻き込まれずに済んで、カイザー、清羅、馬狼、我牙丸、そして──閃堂。

    爆発に巻き込まれたあいつらの存在だけが、きっと書き換えられてしまった。

  • 63二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 22:36:41

    皆…

  • 64124/12/17(火) 22:40:01

    雷市とネスはそれぞれ我牙丸、カイザーが撃破。
    七星は行方をくらませて、ロレンツォはイタリアに帰って恩師に会いに行ったらしい。
    アンリちゃんは俺に弟くんを託して、そのまま失踪。あ、弟くんは御影コーポレーションに頼んでめちゃくちゃ良い病院に移してもらえて、まだ目は覚めないけど経過は良好らしいから安心していーよ。

    俺はというと、普通の高校生に戻って今までと変わらない日常を過ごしてる。ワンチャンレオなら覚えてないかなって閃堂達について聞いてみたけど、「誰の話だ?ゲームのキャラか何かか?」だって。この様子じゃ、本当に俺しか覚えてないのかもしれないな。

    凪「ふぁー。文章書くってたいへーん」
    そして今、俺は白宝高校の屋上で1人、物語を綴ってる。
    内容はもちろん、アイツらのこと。
    俺はアイツらが死んだなんて全く思ってない。きっと、どこかでひっそり戦いの傷を癒してるんじゃないかって、そう予想してる。
    めんどくさいけど、アイツらのことを覚えてるのは俺しかいない。アイツらをこの世界に存在していたことにできるのは俺だけなんだ。
    玲王「おーい凪、練習いくぞ!」
    凪「待ってよレオー」
    それに、これを見たアイツらがまたひょっこり顔を出してくれるかもしれないから。


    ──タイトルは何にしよう。うーん、安直だけどこれでいっか。



    ─────────仮面ライダーエース。

  • 65二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 22:41:14

    >>62

    ちょっとまてよ?

    コレ、閃堂にパス出した冴も消えてね?

  • 66124/12/17(火) 22:42:19

    これにて完結!めっちゃ長かったけどここまで御付き合い頂いた皆さん本当にありがとうございました!ベルト開発ミカコポや語り部になる凪などスレ民の素晴らしい妄想も借りながらなんとか書ききれたぞ
    見返してみたら誤字まみれでヤバかった、特に2週間を10日と勘違いしてる閃堂がいて酷すぎるこれはスレ主がアホすぎただけだスマン閃堂…

  • 67124/12/17(火) 22:44:08

    スレ主SS書くの初めてだからよく分からんとこあったら気軽に聞いて欲しい、答えるよ
    以下はダイスで遊ぶなり雑談で潰すなり落とすなり任せる
    スレが落ちないうちはちゃんと管理するからね

  • 68124/12/17(火) 22:45:37

    >>65

    そそそそそこは変身者だけってことで

    スレ主の描写力が足りないんやびっくりさせてスマンな

    きっと光が消えたあと1人で荒野に立ってて「?」ってなっただろうな日本の至宝

  • 69二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 22:46:35

    >>66

    スナッフィーがロレンツォになってたのちょっと笑っちゃったけど

    凄く面白い仮面ライダーパロSSで読み応えあったよ!

    ラストの閃堂達が消息不明オチを、凪以外誰も覚えてないことにしたのはスルッと飲み込めて良い締めだと思った

    スレ主お疲れ様でした!!

  • 70二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 22:48:43

    スレ主お疲れ様!
    めっちゃ面白くて続き楽しみにしてたから終わっちゃって寂しい気持ちも綺麗に終結して満足感もある素敵な作品だったよ

    スレ主がもし良ければスレ主の絵で全キャラ見てみたいなってエゴだけ書いとくね

  • 71二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 22:57:06

    スレ主お疲れ様
    すんごく面白かった!

  • 72二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 22:58:39

    >>67

    スレ主これがSS処女作…だと!?凄い!

    読み応え凄かった結末わかっててもドキドキした

  • 73二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 23:01:46

    本当にありそうで凄い
    ビターエンドとはいえ希望のある終わり方だし気持ちいい

  • 74124/12/17(火) 23:07:25

    >>69

    ホンマやん

    馬狼「スナッフィーもロレンツォだろ」ってことで見逃してくれ…

    >>70

    描き切る前にスレが落ちさえしなければ載せたいなって思ってるよ

  • 75二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 23:14:20

    完結おめ!
    初手で主人公っぽい閃堂に黒幕愛空、味方に素で戦闘力トップクラスの人達だったり敵幹部に味方と関係ある人来たりめちゃくちゃ有能な協力者ができたりスレ主のダイス運も光ってたな

  • 76124/12/17(火) 23:36:18

    いや正直…士道とか乙夜が出て「下ネタと女好きは親御さんから怒られるぞ!!」って笑い飛ばしたりするつもりだったんだがダイスの女神がガチ人選お出ししてきて正直スレ主も戸惑ったというか…


    てなわけでずっと振りたくてウズウズしてたダイス振ってみちゃいます

    次回作主人公dice1d40=16 (16)

  • 77124/12/17(火) 23:37:43

    重複右
    じゃないと悪役が復活して次の主人公とかいうヤバ展開になっちまう、次回作主人公黒名らしいです

  • 78二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 23:43:10

    黒名か…仮面ライダーシャーク?

  • 79二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 23:46:30

    次回作の主人公
    つまり愛空や七星が出てくる劇場版の主人公も黒名で
    光で閃堂たちが飛んだ先が劇場版の黒名がやられかけてるシーンっていうある熱い展開か…

  • 80二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 23:49:06

    黒名「変身変身」

  • 81二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 23:49:12

    >>79

    自レス

    ある熱い展開のあるは誤字


    黒名主人公の次回作にもチョイ役で凪と玲王が出てきたら劇場版の布石になりそう

  • 82二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 00:00:30

    スレ主スレ主!まだ劇場版が残ってるぞ!

  • 83124/12/18(水) 00:20:03

    劇場版の内容ダイスってことでいい?

    劇場版dice1d3=3 (3)

    1.消息不明の主人公陣営まさかの闇堕ち!代わりに雪宮・氷織・冴が変身して戦う

    2.もう1人の仮面ライダーエース!?帰ってこい閃堂!偽物が暴れてるぞ!

    3.閃堂達が転移した先は次回作の世界!?エースvsシャーク!

  • 84二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 00:38:33

    転移だ
    なんか希望が見えるのイイネ!

  • 85二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 07:10:42

    >>74

    スレ主の絵楽しみ楽しみ


    >>83

    うおお!これは劇場版が見たくなる

  • 86二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 07:28:57

    >>83

    1作主人公(しかも死亡判定あり)vs2作主人公とかアツい展開すぎる

  • 87二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 08:30:55

    劇場版で次回作の主人公が助けに来てくれるのはあるあるだけど戦っちゃう!?

  • 88二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 11:48:18

    質問なんだけどどんな作品参考にしたとかある??こういう質問求めてる訳じゃなかったらごめん

スレッドは12/18 23:48頃に落ちます

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