- 1二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:04:07
- 2二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:04:38
- 3二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:04:57
- 4二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:05:27
- 5二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:06:15
- 6二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:06:26
保守
- 7二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:06:38
ほしゅ
- 8二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:06:49
捕手
- 9二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:07:07
前回のあらすじ
- 10二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:07:20
電車でGO
- 11ドルモンノテイマー24/12/18(水) 18:44:37
……本当にこれから必要になったなぁ。あそこなら気づかれても下手に入り込めない。はず
- 12イブキ24/12/18(水) 18:48:15
- 13ドルモンノテイマー24/12/18(水) 18:53:22
- 14ヘレナ24/12/18(水) 19:07:18
- 15ドルモンノテイマー24/12/18(水) 19:10:08
- 16イブキ24/12/18(水) 19:13:32
- 17ドルモンノテイマー24/12/18(水) 19:18:34
- 18ノワール24/12/18(水) 19:26:06
- 19Xテイマー24/12/18(水) 19:33:05
- 20ドルモンノテイマー24/12/18(水) 19:34:32
- 21ノワール24/12/18(水) 19:37:10
- 22Xテイマー24/12/18(水) 19:38:07
- 23ドルモンノテイマー24/12/18(水) 19:46:12
- 24シエル24/12/18(水) 19:48:43
- 25ドルモンノテイマー24/12/18(水) 20:02:31
- 26雨鉄24/12/18(水) 21:54:27
- 27ドルモンノテイマー24/12/18(水) 21:56:02
- 28シエル24/12/18(水) 22:02:05
- 29雨鉄24/12/18(水) 22:03:51
- 30Xテイマー24/12/18(水) 22:04:28
「おいっちにー!さんしー!」「ぎょー!りょー!しー!はー!」
【暇なので隅の方でラジオ体操し始めるアグモンとベタモン】
所で遙子さん、何作ってるん?
「私のデジヴァイスの拡張装置……うまく作動しないな」 - 31ドルモンノテイマー24/12/18(水) 22:08:46
- 32ディノタイガモン24/12/18(水) 22:15:57
- 33ドルモンノテイマー24/12/18(水) 22:17:19
- 34シエル24/12/18(水) 22:25:35
- 35ディルビットモン24/12/18(水) 22:26:15
- 36ドルモンノテイマー24/12/18(水) 22:29:06
- 37シエル24/12/18(水) 22:29:36
- 38ディルビットモン24/12/18(水) 22:29:49
「今ミートパイも焼いている
元々我々の夕食用だったものを急遽転用したからすこし少ないかもしれないが、そこは容赦してもらいたい
さて……ここに来たと言うことは」
「何か、“その必要”が生まれたという事です」
ディルビットモンの後ろの扉から身を出して、するりと姿を現したヘレナ
そのまま手にしたミトンを外して二人を手招きする
「少し手伝ってもらえるかしら
熱くてパイのバットが持てないのよ」 - 39ドルモンノテイマー24/12/18(水) 22:35:49
- 40ディノタイガモン24/12/18(水) 22:41:53
- 41シエル24/12/18(水) 22:45:08
- 42ディルビットモン24/12/18(水) 22:49:25
- 43ドルモンノテイマー24/12/18(水) 22:50:07
- 44ヘレナ24/12/18(水) 22:55:28
- 45ドルモンノテイマー24/12/18(水) 22:59:08
……は? え? だってヘレナさんは日本人とフランスのハーフだって。そんなに離れてるならインブリードなんてそうそう
(そのどっちかがとてつもなく偏ってる? まさか?)
……わかりました。任せてください
(ミトンを手に取ると手にはめる)
- 46ヘレナ24/12/18(水) 23:10:47
「そう、占星の力は遺伝由来…畢竟、一族内での血統を重要視する
だから私達はみんな、ずっと前の世代からそれが顕在化するほどに遺伝病を発症し続けている
どこかの王家の血友病のようにね
さぁ、焼けたわ、お願いね」
バチリ、音を立ててオーブンが開かれ
溢れる熱気と蒸気が藤宮に流れていく
肉汁の香りとパイ生地の香り、そして窯の特有の焼けた風がその身を包むほどに湧き上がった
「うん、良い感じ」
包み焼きは窯の内部の温度だけでなく
その日の気温・湿度、食材の状態や含水率
パイ生地の捏ね具合やそもそもの小麦の品種にまで左右される
全く同じように焼いても違う味になってしまう難しい料理だが、彼女はそれを一目見るだけで断言する - 47ドルモンノテイマー24/12/18(水) 23:15:47
- 48シエル24/12/18(水) 23:16:07
- 49ヘレナ24/12/18(水) 23:34:30
- 50ドルモンノテイマー24/12/18(水) 23:39:24
- 51ヘレナ24/12/18(水) 23:56:20
「一族内の“純血”を守り続ければ、いずれその“血の呪い”によって滅びることは分かりきっていた
だから内部ではなく、外部に同じ力を持つ者を見出し、その血を取り入れることで力を維持したまま血を薄める事にした、らしいわ
まぁもう両親共に居ないから、馴れ初めを聞くことはできない
そう言ってもらえると嬉しいわ、私が母から受け継いだ血と教え以外で唯一の物だもの
もちろんミートパイだけじゃなくて、『料理』というカテゴリの話よ?」
彼女は微笑みと共に皿にパイを移し、それぞれに配るとディルビットモンがティーカップに紅茶を注ぐ。
「茶菓子というには重いかもしれんな
胃薬が必要な者はいるか?肉・小麦・コーン油にアレルギーはないかね?」
- 52ドルモンノテイマー24/12/19(木) 00:01:14
- 53ディルビットモン24/12/19(木) 00:23:12
「では問題なさそうだな、よろしい
皆、紅茶にミルクと砂糖は必要かね?
シュガーポットはこちらに置いておくぞ」
テーブルに角砂糖の入ったシュガーポットを置いて、それぞれのティーカップに湯気の立つ紅茶を注ぎ
カトラリーと皿を配するディルビットモン
シエルと雨鉄にも声を掛けて、着席を促す
「さぁそちらも、君らにはアレルギーはないか
……なさそうだな」
「実は、潜在的に持っている人は、割といる
でも所詮それは『潜在』する程度でしかない
顕在化した、しっかりとした『力』になるほどの人は、やはり旧家の人間
だから、あまり意味はなかったみたいね
さぁ、ティータイムにしましょう」