- 1二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:05:59
ミレニアムサイエンススクール付近
先生「う〜さむさむ!もうすっかり冬だなぁ……」
先生「最近は比較的平和だけど、パトロールはしっかりしないと」
先生「帰ったら晩飯何にしようかな〜?カレーに味噌汁は必須として……ってあれは!」
スケバンA「ほらオッサン、ここを通りたきゃ通行料出しな!」
住民「そ、そんなもの払う必要はないはずです……!」
スケバンB「なんだぁ!?じゃあここで大声出してヴァルキューレ呼んでやろうか!?」
スケバンB「私が『この人痴漢です!』って言えばオッサンどうなっちまうんだろうなぁ!」
住民「くっ……」
先生「パトロールしてて良かった。ちょっと!そこの君……」
???「そこの不良!おじさんから離れてください!」 - 2二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:09:10
スレ主です!
アリスの娘はオリキャラなので注意です!
あにまん初投稿頑張ります!
では! - 3二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:10:36
ズガァァァァァァン
スケバンA「おわっ!なんだ今の!?」
スケバンB「並の武器じゃねぇぞ!?」
???「今のは威嚇です。次は当てますよ?」
スケバンA「こいつ……」
スケバンB「おい、シャーレの先生もいる!引き上げるぞ!」
タッタッタッ
住民「本当に助かりました!」
???「いえ、私が通りかかって良かったですね!帰りは気をつけて!」
住民「はい!ありがとうございます。是非お名前を……」
???「……名乗るほどのものではありません。ほら、さっきのスケバンが仲間を連れてこないうちに!」
住民「は、はい!本当にありがとうございました!」 - 4二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:10:45
先生とアリスの娘…!? 生機融合体か何か!?
- 5二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:13:48
先生「こんばんは。治安維持に協力してくれてありがとう」
先生「私はシャーレの先生だけど……初めて会うね。その制服、ミレニアムの生徒かな?」
???「シャーレの先生……って!」
???「お父さん!!」
先生「…………え?」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
娘?「やっぱりお父さんです!うわあ、本当に若いです!」
先生「ええ!?若い!?お父さん!?私独身なんだけど!」
娘?「ああ、話が急すぎましたね。どうです?どこかで休憩しながらお話ししませんか?お父さん!」
先生「いやいきなりそんなこと言われても…………」
ドサッ
先生「?」 - 6二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:15:37
モモイ「」
ミドリ「」
ユズ「」
アリス「あ、先生!」
先生「……いや違うんだわ」
モモイ「先生がパ◯活してるーっ!!!!!!」
先生「モモイーッ!!!!!!」
ユズ「せ、先生……?」
ミドリ「うそ……でしょ……?」ヘタッ
先生「違う違う違う!この娘はたまたまここで初めて会った子で、話を聞かせてもらうためにどこかに入ろうとしてただけなんだって!」
娘?「それまんま◯パ活の説明でも通るじゃないですか。ちょっと落ち着きましょうよ」
先生「君がお父さんなんて呼ぶからだろ!」
娘?「いえ、事実ですから!」 - 7二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:33:16
娘?「それにしても良いタイミングです。ゲーム開発部の皆さんにもお会いしたかったですし!」
モモイ「え、もしかして私たちのゲームのファンとか……?」ボソボソ
ミドリ「知り合いではないし、その可能性はかなり高いかも……」ボソボソ
娘?「やっぱり皆さん昔から仲が良かったんですね!」
娘?「モモイさん、ミドリさん、ユズさん、そして…………」
娘?「お母さん!」
アリス「…………?」
先生「え"っ…………!?」
モモイ「アリスと先生の…………娘ーーーーっ!?!?!?」
アリス「? アリスは先生と結婚はしていませんよ?そもそもセッ」
ユズ「ア、アリスちゃん!!」 - 8二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:39:23
モモイ「先生やっぱりロリコンじゃん!一緒にゲームしてる時も、なーんかヤラシイ視線を感じると思ったんだよね!」
先生「やっぱり!?そもそもロリコンじゃないってば!」
ミドリ「はあ……はあ………………オ"ェ"ッ!!!!」
ユズ「お、落ち着いてミドリ!水!水飲める……?」
ミドリ「あ、ありがとう…………それで、アリスちゃんがお母さんで先生がお父さん……?」
エルフ「はい!私の名前は…………あー、エルフ!エルフって呼んでください!ミレニアムサイエンススクールの1年生です!」
モモイ「同い年!?じゃあ、アリスは私たちと出会う前に先生と既に出会っててセッ……妊娠、出産、子育てをして、先生とアリスはその事実を隠して『時計じかけの花のパヴァーヌ編』を進めてたって……こと!?」
先生「なわけあるか」
アリス「先生、鬼畜です!」
先生「今アリスもその容疑がかかってるんだからね?」
エルフ「ふふ、混乱させてしまいましたね」
エルフ「説明すると、そもそも学生結婚ではありません。私は未来から来たんです!」 - 9二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:46:36
先生「み、未来……?」
ユズ「さっきから衝撃的な展開が多すぎてついていけなくなりそう……」プシュー
エルフ「私はエンジニア部に所属しているんですが、ついにタイムマシンを完成させたんです」
エルフ「それでせっかくだから、若い両親や親しい人たちに会ってみようと思い、この時代に来たんです」
先生「な、なるほど……」
ミドリ「信じがたいですけど、それが一番合法ですよね」
先生「合法て」
モモイ「でも時間が経っても年齢差は埋まらないよね?やっぱりロリコンじゃん!!」
ミドリ「それでエルフちゃん、やっぱり先生って未来ではアリスちゃんと…………してるの?セッ」
先生「モモイ!ミドリ!」
エルフ「そこまで聞かれても困りますって!何が悲しくて親のそういう事情話さないといけないんですか!」 - 10二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:55:57
エルフ「い、いやあそれにしても、昔だからやっぱり建物とか設備とか古いなぁ〜。レトロチック・ロマンって感じですね!」
ユズ(話逸らした……)
先生「嘘でしょ……ミレニアムはキヴォトスでも最先端の技術のある場所だよ?」
ミドリ「エルフちゃんが入学するまでに相当進歩したみたいだね」
モモイ「ていうかその武器!かっこいい!アリスの武器に似てるけど……サイズは普通の銃と同じくらいだね」
エルフ「ええ、その通りです。エンジニア部の作品で、お母さんのレールガンの設計から発展させて、小型化に成功したものです」
先生「大きいのもそれはそれでロマンあるけどね。ちなみに名前はあるの?『光の剣:スーパーノヴァ』みたいな」
エルフ「え"っ!?い、いやそれはちょっと……」
アリス「アリス聞きたいです!発展型、姉妹機……テンションが上がる要素盛りだくさんです!」
エルフ「…………るぎ」
アリス「?」
エルフ「『闇の剣:ダークネスノヴァ』…………です///」 - 11二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:56:56
スズラン(救護騎士団子育て)とかホシノ娘とかいるけど、最初から名前ありは珍しいな
- 12二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:57:51
ミドリ「あっ、ああ……」
ユズ「だ、誰にでもそういう時期ってあるもんね……!」
エルフ「ほらあ!だから言いたくなかったんです!ていうか、名付けたの中学生の時ですから!若気の至りです!でも変更できなくて……」
先生・モモイ・アリス「「「かっこいい……!」」」キラキラ
エルフ「え」
先生「光に対して闇!」
モモイ「勇者の娘が魔王になるパターンね!あるある!」
アリス「シリーズものでよくあるパターンですね!アツいです!」
ミドリ「食いついてる……」
先生「間違いない!この子は私とアリスの子だ!!」
ユズ「ええ……」
エルフ「こんな形で信じてもらえるとは……」 - 13二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:02:38
アリス「はい!アリスもう一つ質問があります!」
アリス「アリスと先生は…………未来ではラブラブなんですか?」
ユズ(聞いちゃった!)
先生「ア、アリス!」
エルフ「あー…………ラブラブ、ですよ」
先生「お、おお……///」
モモイ「うわニヤけてる」
先生「いや全然」
ミドリ「アリスちゃんは、先生のこと好きなの?」
アリス「先生のことは好きですが……結婚についてはよくわかりません……」
モモイ「先生はともかく、今のアリスに恋愛感情は無さそうだよ……?」ボソボソ
先生「聞こえてるよ」 - 14二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:09:09
ユズ「未来から来たっていうのも嘘なのかな……?」ボソボソ
エルフ「…………信じるかは別ですけど、ユズさんは私の未来では社長になってますよ」
ユズ「!?」
エルフ「ミレニアムの卒業後にゲーム開発部の4人でゲーム会社を立ち上げて、そこで出したゲームが大ヒットしました」
エルフ「モモイさんはプロデューサー、ミドリさんはデザイナー、お母さんはプロジェクトマネージャー兼プログラマです」
エルフ「おかげで、私も生活は裕福です」
モモイ「お、おおお……!やっぱりテイルズ・サガ・クロニクルのシリーズがどこかでヒットしたんだよ!」
エルフ「あっ、それに関しては会社史上最悪の黒歴史として語り継がれてます」
モモイ「う"っ……」
モモイ「や、やっぱり華のJKとしてはさ!アリスと先生の恋愛模様が気になるよね!こっからどんな風にラブラブになるのかなぁ!?」
先生(話題逸らしたな) - 15二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:11:09
ミドリ「うぅ……祝福したいけど……複雑……」
エルフ「……まあ未来のことはいいじゃないですか。ネタバレしすぎは良くないと思います」
エルフ「あ、私セミナー行きたいです!」
モモイ「ゲッ、ユウカかぁ……ユズ、今ってうちの部なんか聞かれたらまずいことあったっけ?事情聴取の予行演習しておかなきゃ」
ユズ「今は大丈夫だと思う」
先生「犯罪組織かな?」 - 16二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:25:06
セミナー
エルフ「こんばんは〜……どなたかいらっしゃいますか……?」
ノア「はーい……あら?初めて会う方ですね?」
エルフ「ノアお姉さん!?」
ノア「私のことをご存知ですか……はて、私が人の顔を忘れるなんてことあるでしょうか?」
ユウカ「どうしたのよ一体」
エルフ「ユウカお姉ちゃん!」パァァ
ユウカ「お姉ちゃん!?わ、私たち初対面よね……?」
ユウカ(か、かわいい……!)
コユキ「あ〜またユウカ先輩がだらしない顔してる」パシャパシャ
エルフ「コユキお姉さん!?!?」
コユキ「お姉さん?」
ユウカ「撮らないで!!」
先生「ノア、ユウカ、コユキ。説明するよ」 - 17二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:29:17
エルフ「……というわけで、私は天童アリスと先生の娘なんです!」
ノア「えっそれって……」
ユウカ「先生アリスちゃんに手を出したんですか!?!?!?」
先生「なんか出したらしいよ、未来の私(諦め)」
コユキ「え〜先生やっぱりロリコンじゃないですか〜!にははは!」
先生「コユキ、後でお仕置きね」
コユキ「囧」 - 18二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:41:51
ノア「なるほど未来から……技術の進歩は凄まじいですね」
ユウカ「信じられないけど、嘘をついているようには思えないわね……」
コユキ「それでそれで!未来の私たちはどんな感じになってるんですか!?」
エルフ「えーっと、まずコユキお姉さんなんですけど、すごく綺麗な大人の女性になってます……」
全員「「「!?」」」
エルフ「喋り方も姿勢もスタイルもこの時代と全然違くて……え、本当に何があったんです?私の時代のコユキお姉さん、にはは♡(セクシーボイス)って感じです」
コユキ「え?え?」
ノア「よほど怖い目にあって、矯正せざるを得なくなったとか?」
エルフ(ノアお姉さんの教育でこうなった可能性が高い、というのは黙っておきましょう) - 19二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:54:48
エルフ「そしてノアお姉さんですが、おおよそ今と同じですね」
ノア「そうですか……」
エルフ「ただ、こう……本人を前にして言うのは気まずいんですが」
先生「ですが?」
エルフ「すごく……えっちなお姉さんって感じです、未来のノアお姉さん」
ノア「!?」
エルフ「あらあら♡とかうふふ♡とか言う感じの」
エルフ「むちっ♡むちっ♡むわぁ♡って感じです!」
先生「ほう……」
ミドリ「先生嬉しそうですね?」
先生「いやあ?」
ノア「私の身に何が起きたんでしょう……」
コユキ(たぶんそのまま大人になっただけじゃないですかね……) - 20二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:02:38
嘘だろ…ノアがまだまだ大きくなるだと…!そんなの僕のデータにないぞ!?
コユキが妖艶なのも僕のデータにないぞ!? - 21二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:14:19
エルフ「最後にユウカお姉ちゃん!」
エルフ「ユウカお姉ちゃんは特に優しいんです!いつもお菓子とか服とか買ってくれます!」
モモイ「なんだかんだユウカは面倒見良いからね」
ユウカ「照れるわね……///」
エルフ「でもしょっちゅう抱きついてきたり匂いを嗅いだり、キスを要求してくるのは考えものですね」
エルフ「施しを受けている手前断れませんが」
モモイ「うわあ」
ユウカ「」
先生「ユウカ、最低」
ユウカ「ち、違……ええ!?」
モモイ「だっははははははwwwwwwやーいロリコンユウカ〜!」
ユウカ「モモイ!!」
エルフ「あ、モモイさん態度には気をつけた方がいいです」
エルフ「未来ではユウカお姉ちゃんにもゲーム開発部の会社を手伝ってもらっているんですが、ほぼ毎月のようにモモイさんはユウカお姉ちゃんにペコペコしてます」
モモイ「」 - 22二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:26:55
ユズ「絶対に不正はできないね」
ユウカ「なるほどね」
ミドリ「ヒエッ」
アリス「未来でもユウカと一緒にいられるんですね!」
ウィーン
ヒマリ「失礼します。セミナーと相談したいことが……あら?」
トキ「どうしましたヒマリ部長?……おや、そちらの方は……」
エルフ「おばあちゃん!トキ!」 - 23二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:28:01
ヒマリ…wおばあちゃん言われてるw
- 24二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:40:12
ヒマリ「おば……っ!?」
トキ「初めて見る顔ですが……私たちを知っている?」
先生「説明しよう」
アリス「先生!」
トキ「なるほど、つまり未来で先生はアリスとセッ…………してその子を授かり、立派なミレニアム生として成長し、この時代にやってきたと」
トキ「先生の趣味は理解しているつもりでしたが……まさか本当にアリスに手を出すとは」
先生「なーんかみんな私のことロリコンだと思ってるっぽいんだよなぁ。一番矛盾が生じるのはそこだと思うんだけど」
ヒマリ「待ってください。私がおばあちゃん扱いされる理由が一つも出てきませんでしたよ?説明を求めます!」 - 25二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:58:45
エルフ「ああ、それについては本当の祖母という意味ではなく、おばあちゃんのように私に良くしてくれてたので、あだ名のようなものです」
エルフ「両親が忙しい時も、トキと一緒に私の面倒を見てくれてたんです」
先生「前向きな理由だったね」
ヒマリ「まあ、良しとしましょうか」
トキ「というか、なぜ私は呼び捨てなんです?他の皆さんは『さん』付けなどしているのに」
トキ「もしや、気を遣わせないためにあえて友達のような距離感で接していた、とかでしょうか?」
エルフ「いえ、面倒見てくれたとは言いましたが、トキはうちに来てはいつも勝手に私のお菓子を食べたりお母さんのゲームを勝手に進めたり、お昼寝してばっかりでしたから」
エルフ「トキに敬意は示したくありません」
トキ「」
先生「後ろ向きな理由だったね」 - 26二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:10:50
アリス「トキは変わりませんね!」
ヒマリ「私も、理由は良かったとはいえ『おばあちゃん』ですか……」
エルフ「で、でも!おば……ヒマリさん未来でも大活躍ですよ!?」
エルフ「なんでも、卒業生のウタハさんやチヒロさん方と協力して、反重力装置を開発したとか!」
エルフ「それを利用して、車椅子で空を飛んだり超高速で走り回ったりしてるんです!」
ヒマリ「反重力装置……タイムマシンの前では霞みそうですが悪くないですね」
エルフ「すごいですよもう!授業でも歴史の偉人として紹介されて、学校内でも二つ名付きで呼ばれるくらい人気なんです」
エルフ「大地を駆け、空を自由自在に飛び回る様子を表して……」
ヒマリ「何でしょう……『超天才清楚系アクティブ美女ハッカー』とかですかね」
エルフ「『フリーダムババア』と呼ばれています!!」
トキ「んふっ」
ヒマリ「」
先生(妖怪の類だったか……) - 27二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:29:54
エルフ「あ、あれ……未来では結構気に入ってそうだったのに……」
ミドリ「大人になって丸くなった後ならまだしも、現役JKに『ババア』はキツいと思う……」
アリス「あの……リオ先輩!リオ先輩はどうなっているんですか!?」
ヒマリ「!」
エルフ「ああ、リオさんなら…….」
先生(リオ……かつては考え方の違いから対立はしたけど、色彩の危機が訪れた時には協力し合うことができた)
先生(未来では立ち直ってくれていると嬉しいんだけど、どうだろうか)
エルフ「リオさんも、ヒマリさんと同じく偉人として語り継がれていますよ」
エルフ「ミレニアムを守るためとはいえ罪を犯した過去があるとは聞いています。それでも私の知るリオさんは、自身の正義のあり方を今も探し続けている、といった印象です」 - 28二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:37:32
エルフ「ヒマリさんともよく協力し合ってるんですよ?昔は仲が悪かったみたいですが……」
先生「!!」
ユウカ「リオ会長……良かったですね、ヒマリ先輩」
ヒマリ「話だけ聞くとどうにも納得しがたい部分はありますが……私にも心境の変化があったのでしょうか」
アリス「そうですか……リオ先輩も元気なようで良かったです!」
エルフ「ちなみにリオさんの二つ名は『ジャスティスババア』です。ヒマリさんと対をなして、正義を求める者としてのものです」
先生「!?」
ヒマリ「んっふふふふふふ!いい気味ですねぇ♪」
先生「ヒマリさぁ……まあ、親しみを持たれてるという意味ではいいのかな?」 - 29二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:47:16
トキ「ところでエルフ、未来とは今から何年後なんです?」
エルフ「何年後……ですか?」
先生「そうか!みんなの近況も大事だけど、この平和があと何年続くか、未来の脅威なんかも確かめておかないと……」
トキ「いえ、先生は一体アリスが何歳の時にセッ……したのか気になっただけです」
先生「あのさあ!!今めっちゃいい雰囲気だったじゃん!ここで私の罪を掘り起こして楽しいかい!?」
エルフ「…………19年後です」
先生「答えちゃうの!?小さい子どもたちもいるのに!!」
ユウカ「つまり1年生のエルフちゃんの年齢15歳、今のアリスちゃんの年齢も15歳、先生とアリスちゃんがセッ……してから出産までを約1年とすると(早口)」
ユウカ「先生は18歳のアリスちゃんに手を出して、アリスちゃんは19歳で『母』になったことになります(大声)!!!!」
先生「さすが冷酷な算術使い、追及の仕方に容赦がない」
ユウカ「先生、最低です」
先生「ちっくしょおおおおおおおおおおお…………!!」 - 30二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:52:02
草
最低だな未来の自分 - 31二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:52:27
テンポ良くて面白いな…フリーダムババアとジャスティスババア好き
- 32二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:02:23
アリス「なるほど、3年後に先生はアリスに手を出す……リマインダーに予定を追加しました!」
モモイ「予定名は?」
アリス「『時計じかけの花のパヴァーヌ編 第4章 未成年レ◯プ!野獣と化した先生』です!」
先生「いやタイトル。てか3章は?しかも私が無理やりした前提?」
ミドリ「そんなものリマインドしなくていいから」
全員「」ジトー
先生「みんなも……さぁ!!そんなさぁ!!ゴミを見るみたいな目で見ないでよ!!!!」 - 33二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:06:49
ノア「そういえば、ヒマリ部長はセミナーに用があると仰ってませんでしたか?そちらの方は……」
ヒマリ「そうでした!丁度先生もいることですし、同席をお願いします」
ヒマリ「内容はアリスが来た時や色彩が来た時など、私たちの前に立ちはだかった機械の集団『Divi:Sion』についてです」
先生「!」
ヒマリ「実は最近廃屋付近で彼らの動きが活発化していると報告がありまして…………」
モモイ「なんか難しそうな話になってきたね」
アリス「エルフ、どうしますか?」
エルフ「うーん、お父さんもお仕事忙しそうだし、私たちだけで他の部活に行きたいです!」
ユズ「そっか、次はどこに行きたい?」
エルフ「C&Cです!」
ミドリ「先生、私たちは先に出ます。合流できそうなら連絡ください」
先生「わかった、気をつけてね」 - 34二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:09:09
ミレニアムサイエンススクール・エントランス
先生「ふー終わった終わった。エルフはと…………お!」
エルフ「あ、お父さん。お疲れ様です」
先生「どうだった?ネルたちには会えた?」
エルフ「いえ、ネルさんだけ外出中とのことでお会いできず……他の皆さんとはお話しできたので良いのですが」
先生「そっか、ネル忙しいもんね」
先生「…………少し、私とお話しする時間あるかい?」
エルフ「ええ、大丈夫ですよ」
先生「ありがとう。えっとね…………」
先生「未来の君の家庭環境について、気になることとか、もっとこうしたいなとか、あったりする?」 - 35二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:11:35
エルフ「…………言葉選びすぎです。要するに家庭環境に問題があるんじゃないかってことですよね?」
先生「……気になってたんだ。私とアリスについてはあまり話したがらなかった割に、他の生徒については積極的に話していたからね」
先生「あと、生活『は』裕福って言い方も気になって」
先生「考えすぎだったらごめんね?でも職業柄どうしても気になって」
エルフ「……………………はあ、お父さん鋭すぎです。生徒からモテるっていうのもあながち嘘じゃなさそうですね」
先生「……」
エルフ「別に問題ってほどじゃないですよ。お父さんもお母さんも一生懸命でいい人です」
エルフ「小さい頃はよく遊んだり、一緒にご飯を食べたりしてたんですけど、最近、特に高校生になってからあんまり家族の時間なくって」
エルフ「お父さんはずっといろんな生徒や卒業生につきっきりで、お母さんもゲームの会社だけじゃなくてミレニアム附属の研究機関の仕事も入ってくるようになって、家族3人揃うことが珍しくなりました」 - 36二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:13:47
おう…つらい
- 37二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:15:29
エルフ「でもお父さんはミレニアムの、キヴォトスの生徒たちのためだからって私に言って聞かせるんです。電話越しに」
エルフ「………………っ、私がいるのにですよ!?生徒のことは気にかけるのに、娘のことは蔑ろにしていいんですか!?」
エルフ「先生の仕事ってそんなに大事なんですか!?話を聞いて頷いて癒すだけで、誰でもできるでしょう、そんなこと!!あなたの仕事はマスコットキャラなんですか!?」
先生「……」
エルフ「……そんな中で、私の誕生日にそれは起きました」
エルフ「もう高校生だから、日々の生活に文句も言わないから大丈夫だと思ったんでしょうね」
エルフ「お父さんとお母さん、なんて言ったと思います?」
エルフ「『あなたは本当の娘じゃない』ですよ!?」 - 38二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:16:08
ロリコンじゃなかったのか…
- 39二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:23:30
先生「!」
エルフ「私は拾い子だったらしいです。なんか、道端に落ちてたとか、放っておけなかったとか、それでも愛してるとか」
エルフ「馬鹿にしないでくださいよ!!それって結局、見捨てるのも後味悪いから惰性で飼ってただけですよね!?」
エルフ「本当だったらお母さんだってもっと青春したかったでしょうし!お父さんだってこんな形じゃなく普通に結婚して、本当の子どもが欲しかったでしょうよ!」
エルフ「でも2人は責任感が強いからそれをしなかった!わかるんですよ、私が居なかったらもっとスムーズに良い家庭を築けたんだろうなって……」
エルフ「はあ、はあ…………はは、良かったですね。あなたは生徒に手を出すロリコンなんかじゃありませんよ」
先生「……」
エルフ「……そもそも、この名前だって気に入ってないんです。大切な人から取っただか何か知りませんが、おばあちゃんみたいなシワシワネームっぽいし……」 - 40二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:24:42
色々聞けて良かった笑って良いか分からないけど名前の所腹抱えて笑ってる
- 41二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:25:24
先生「……エルフが?」
エルフ「あっ…………いえ、違うんです。エルフは偽名です」
エルフ「本名名乗って過去に影響があるのも怖かったのもあるんですけど、この名前好きじゃなくて……」
エルフ「それでもうなんかいろいろ嫌になって、記憶にないくらいいっぱい2人に暴言吐いて、家を飛び出して来たんです」
エルフ「そのままミレニアムに籠って、悔しくてずっと開発してたら、タイムマシンが完成しちゃって、この時代に来たんです」
エルフ「本当はこの時代をめちゃくちゃにしてやろうかと思ったんですけど、若いお父さんやお母さんを見て、引き金を引けなくなってしまいました」
エルフ「……長々とすみませんでした。どう考えても親不孝ですよね。それもまだ先の話なのに」 - 42二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:27:40
先生「…………正直、今の私が何を言っても説得力は無いと思う」
先生「でも自分とアリスの性格はよくわかってるから、それを基準に答えるね?」
先生「まず……寂しい思いをさせて……ごめんね。君の言う通り、仕事を言い訳に家族を蔑ろにしていいわけがないんだ」
先生「……それから、私もアリスも君を拾ったことは絶対に後悔しないと思う。未来の私たちが君に言ったことは本当だろうし、きっと大丈夫と思っていたから話したんだろうね」
先生「……ただ、詰めの甘さが出たね。君の丈夫さに甘えていたんだと思う」
先生「きっと未来の私たちも、君を探してると思う。なんて言って謝ろうか、でも家出したことはきちんと叱らないと、とか考えながら。子どもが自分たちに愛想を尽かして家出するなんて、そんなの寂しすぎる」
エルフ「……」 - 43二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:34:36
先生「私もさ、小さい時親と喧嘩して家出したことあるんだよね。それで親戚の家に勝手に遊びに行って、ご飯食べさせてもらって、夜に家に帰ったっけな」
先生「その日はまあ、けっこうきっちり怒られて、いっぱい抱きしめられたっけなぁ……」
エルフ「……血のつながりは無いのに、行動は似るんですね」
先生「そうだよ!エルフもさ、未来に帰ったらいっぱい怒られると思うし、抱きしめられると思う。だから、その時は私やアリスを抱きしめ返してあげて?」
エルフ「…………!」
先生「いっぱいダメなところを見せて、さらに頼み事まですることになっちゃったけど」
先生「私もアリスも……結構抜けてるとこ多いからさ、はは」
エルフ「……わかりました。元の時代に帰ります」 - 44二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:36:30
エルフ「では、短い間でしたがお世話になりました」ペコ
モモイ「もう帰っちゃうの!?1日くらい泊まっていけばいいのに!」
ミドリ「せっかくだし部室のゲームで遊びたかったけどね」
ユズ「未来でも元気で、それから私たちのこともよろしくね」
エルフ「はい、皆さんもお元気で!」
アリス「エルフ……」
エルフ「お母さん……。戸惑うこと多いと思うけど、お互い頑張ろうね」
アリス「アリス、絶対絶対エルフを幸せにします!だから……また会いましょう!」
エルフ「……はい!」 - 45二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:39:20
先生「あの子はもう帰った?」
アリス「はい。でも……」
先生「?」
アリス「この先アリスは、あの子にとって良い母親になれるのでしょうか?」
先生「……」
アリス「アリスに親はいません。だから親どういうものかわからず、スキルポイントも貯まりません。だから、立派な母親にジョブチェンジできる自信が無いんです……」
アリス「あの子は寂しそうでした。そんな時、母親はどんな言葉をかけるべきか、アリスは答えを出せませんでした」
アリス「それが心残りです……」
先生「…………アリス、その答えは……」
エイミ「ここにいた、先生!」 - 46二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:42:03
エイミだ
エイミの事聞けなかったなそういや…残念 - 47二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:43:34
先生「エイミ!」
エイミ「部長が話があるから来て欲しいって。さっきの調査の件、想定よりDivi:Sionたちの活発化が激しいみたい」
先生「そっか……」
モモイ「何!?なんかやばい事件でも起きるの!?」
ミドリ「先生、脅威が迫っているならそれこそエルフちゃんに聞けば良かったんじゃ……?」
先生「…………せっかく旅行に来てくれたんだよ?そんな時に深刻な話はできないよ。それに……」
先生(家庭環境のこともある。この問題はこの時代の人間で解決するべきだ)
先生「……ううん!私はヒマリのところへ行くから、みんなは先帰ってて!それじゃ!」
ユズ「先生……」 - 48二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:46:49
一方未来のキヴォトス・ミレニアムにて
エルフ「よっ……と!私の時代到着!……………………って」
ゴオオオオオオオオオオ‼︎
キャアアアアアアアアア‼︎
住民「助けてくれ!」
住民「家族と!家族と連絡が取れないんです!」
ヴァルキューレ生「落ち着いてください!我々の避難指示に従って!」
エルフ「なに……これ……」 - 49二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:48:28
未来が変わった…?
- 50二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:50:03
エルフ「ここ本当にミレニアム?ビルが溶けて、人がいっぱい倒れてる……」
エルフ(焼け野原に変わり果てて……タイムマシンの設定ミスった?)
エルフ(嫌だ……考えたくない……ここが私の時代だなんて……!)
ブーッ!ブーッ!ブーッ!ブーッ!
エルフ「うわっ!?そ、そっか、過去に行ってたからモモトークの通知が届かなかったんだ…………」 - 51二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:51:36
モモイ『無事!?』
ミドリ『安全なところに避難できたら連絡して』
ユズ『落ち着いて読んでね。先生とアリスちゃんが……』
エルフ「…………え」 - 52二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:52:25
やっぱり過去は変えてはいけないのか…
- 53二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:55:34
- 54二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 00:00:24
- 55二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 00:07:13
なんて気になるところで… おやすみ!!
- 56二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 06:55:52
のんびり待ってるぜい
- 57二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 07:29:20
病院
エルフ「お父さん!お母さん!」
先生「…………」
アリス「…………」
ミドリ「幸い命に別条はないけど、2人ともまだ意識は戻らないし、予断を許さない状況だって先生が言ってた」
ユズ「タイムマシンで過去に行ってたんだよね?それで敵の襲撃に遭わずに済んだのは不幸中の幸いというか……」
エルフ「敵……?」
ヒマリ「そこから先は私が説明しましょう」 - 58二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 07:31:02
フリーダムババアだ
- 59二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 11:56:21
エルフ「おばあ……ちゃん……」
ヒマリ「敵と言うには語弊がありますね。アレは意思を持たない兵器……言わば不発弾です」
ヒマリ「今から19年前、ミレニアムを標的としてDivi:Sionの大群が襲ってくる事件がありました」
ヒマリ「私たちは先生の指揮でそれを退けた……のですが、1つ問題を残さざるを得ない終わり方でした」
ヒマリ「それは『名もなき神の鉄鎚』と呼ばれる、宇宙空間を漂う超大型レーザー発射装置で、当時の私たちでは破壊ができないものでした」
ヒマリ「そこで私たちは発射トリガーとなるDivi:Sionを殲滅して機能を停止させ、鉄鎚を地上から遠ざけることで危機を脱しました」
ヒマリ「本来なら二度と起動することはないはずだったのですが……」
ヒマリ「…………先に言っておきましょう。あなたに責任はありません」 - 60二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 18:58:41
エルフ「…………」
ヒマリ「つい先日キヴォトス初のタイムマシンが発明され、19年前と現在を繋ぐ時空のトンネルのようなものが発生しました」
ヒマリ「それにより過去に存在したDivi:Sionによる、鉄鎚の起動シグナルがトンネルを通じて現代へ到達」
ヒマリ「それを受信した鉄鎚が再び起動し…………あとはご覧の通りです」
ヒマリ「鉄鎚の再起動を確認し、調査のため要塞都市エリドゥに向かっていたあなたのお父さんとお母さんも、その時に巻き添えになりました」
ヒマリ「爆心地からは離れたところに居たとはいえ…………っ!」
エルフ「…………え」 - 61二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 18:59:55
なんだって!?
- 62二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:21:29
『タイムマシンで過去に行ってたんだよね?それで敵の襲撃に遭わずに済んだのは不幸中の幸いというか……』
エルフ「あ……あ、あああ…………ああああああああ!!!!」グシャグシャ
モモイ「落ち着いて」
ギュッ
エルフ「わ、私が!私が……!!」
モモイ「私がわかる?モモイお姉ちゃんの目を見て、ゆっくり、ゆっくり息を吸ってー、吐いてー……」
エルフ「はあ、はあ…………ふーっ、ふーっ!」
モモイ「吸ってー、吐いてー……よーしよし、お姉ちゃんが『抱きしめて』あげるからね」
エルフ「!!」
『だから、その時は私やアリスを抱きしめ返してあげて?』 - 63二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:41:21
エルフ「はあ!……はあ!………………オ"ェ"ッ!!!!」
モモイ「ミドリ、袋準備して」
ミドリ「もうできてる。いいよ、ここに出して。一回すっきりしよっか」ガサッ
エルフ「…………っ!」
ヒマリ「…………すみません、やはり配慮に欠けていましたね……」
ユズ「お気を落とさないでください。この子は聡いです。いずれ自分で気付きます」
ヒマリ「………………ですがっ、こんな残酷こと………………っ!」 - 64二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:42:04
どうしよう…
- 65二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:46:20
方法としては…過去に乗り込んで鉄槌そのものを過去にて完全破壊する事で未来での鉄槌の作動は起きなかった事にする…とか?
クロノトリガーとかその辺みたいに… - 66二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:53:52
まあそんな事をしたら大規模な時空改変すぎて何がおきるか分かったもんじゃないけどな
どんな変化があったか全てが見える形で現われるとも限らないから更に先の未来に核弾頭(処理不可)レベルの地雷を残す可能性もある - 67二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:55:28
やっぱ難しいよな…さてさてどうなるのか…
- 68二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 20:00:17
エルフ「…………」
モモイ「落ち着いた?はい、お水」
エルフ「…………」
ミドリ「明日ミレニアムで対策に関する詳しい説明があるから、今日は家に帰ってゆっくり休んでね」
モモイ「一人じゃ不安だよね?私もついていくよ!」
エルフ「いえ…………大丈夫です…………。少し一人に……させてください……」
エルフ「お水、ありがとうございます」ペコ
モモイ「あ…………」 - 69二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 20:15:06
天童宅
ガチャ
エルフ「…………ただいま」
シーン
エルフ「…………」
スタスタ
エルフ「!これは……置き手紙?」
『冷蔵庫のカレーは小鍋に移して温めて、沸騰してからも1分は温め続けてください!味噌汁はレンジでも可です!』
『それと、今日も仕事の打ち合わせや調査で遅くなります!ごめんなさい!いい子にしててくださいね!』
お母さんより
エルフ(ごめんなさい、お母さん。今は食欲…………ないです) - 70二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 20:28:14
アリスの部屋
エルフ「明日お父さんとお母さんの着替え持っていかなきゃ……」
エルフ「パーカーと下着と……ん?」パサッ
エルフ「これは……ミレニアムの制服……お母さんの……」
エルフ「…………」
シュル……ゴソゴソ
エルフ「鏡、鏡…………って」
エルフ「うわ、やっぱり似合わないですね。勇者の装備が、世界を破壊した魔王なんかに……」
???「言い得て妙ね」 - 71二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 20:33:04
ジャスティスババアかな?
- 72二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 20:51:11
エルフ「!?」
リオ「ヒマリから聞いてあなたに届け物をしに来たのだけど……また懐かしい物を見つけたわね」
エルフ「リオ……さん」
リオ「さっきの続きだけど、意図せず破壊の引き金を引いて、大切な人を傷つけ、心に大きな傷を負い、自分を魔王と評した……かつてのアリスと同じ状況ね」
リオ「それで、あなたはどうするの?」
エルフ「……お母さんは勇者だったんですよね?だから立ち直って世界を救ったと聞いています。でも、私の心はそんなに強くありません…………」
リオ「アリスも一度は折れたわ…………そうさせたのは私だけど。ただ、それでも彼女は立ち上がって周囲の人間……私さえも味方につけ、困難を打ち破った」
リオ「…………遠回りな言い方をしてしまったわね。早い話、元気を出しなさい?まだ何も終わっていないわ」
チャリ
リオ「これをあなたに」
エルフ「これは……ロボットのキーホルダー?」 - 73二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 20:58:53
リオ「それはアリスがいつも肌身離さず持っていたものよ。病院に運ばれて、意識を失う直前に私にこれを託した」
『リオ先輩、あの子を頼みます』
リオ「と、そう言って」
エルフ「…………」
リオ「私の用事は終わり。明日また迎えに来るから、今日はゆっくり休んで頂戴」
バタン
リオ「ふーっ」
ピロロロロロ
リオ「…………もしもし」
リオ「…………まったくその通りよ、私には不向きなやり方だわ。……ええ、そうね。でも、私なりの正義に従ったわ」
リオ「あなたに笑われようとも、私は必ずあの子の支えになる。…………ええ、ありがとう…………ヒマリ」 - 74二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:01:45
ジャスティスリオ…
- 75二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:15:00
エルフ「このキーホルダー、よく見たら端子が付いてる……PCに繋げということでしょうか……?」
ブォン
『天童家の成長日記』
1.txt
2.mp4
3.mp3
4.txt
etc
Divi_Sion_Translate.exe
Kei.sav
エルフ「日記……って、拡張子バラバラ……まあとりあえず1から」
1.txt
12/25
パンパカパーン!アリス、今日からお母さんになります!
いつも通り冒険をしていたところ、なんと!
道端のダンボール箱に赤ちゃんが入っていたのです!
エルフ「私のことだ……。えっと、2は動画ですね」 - 76二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:16:28
2.mp4
赤ちゃん『おぎゃあ!おぎゃあ!』
アリス『た、大変です!赤ちゃんからエマージェンシーコールです!先生、母乳は出ますか!?アリスは出ません!!』
先生『出るわけないでしょ!えっと粉ミルク粉ミルク……あっ、アリスはウンチしてないかチェックして!』
アリス『すんすん……かーっ!臭いです!ウンチしてます!』
先生『じゃあオムツだ!オムツオムツ……!』 - 77二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:23:37
3.mp3
先生『アリス、この子は私が育てていくから、君は学生に戻りなさい』
先生『もう3年生になって、来年君は大学へ進学だろう?君にも自分の人生があるはずだ』
アリス『嫌です!!この子には両親が必要です!アリスと先生で始めた子育てなら、大人になるまで2人で面倒を見るべきです!』
先生『…………これからもっと大変になるよ?育成ゲームとは違う。私も育児経験がないから、二人で手探りになるだろう。それでもやり通す覚悟はある?』
アリス『この子と出会った時からその覚悟はできています。ゲーム開発部のみんなやこれまで関わってくれた皆さん、そして先生が、文字通り持たざる者だったアリスを育ててくれたように』
アリス『アリスも、この子に愛を注ぎます。次の世代に繋ぐことが、アリスにできる皆さんへの恩返しです!』
先生『……大人になったね、アリス』 - 78二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:28:51
4.txt
どうしてアリスがこの3.mp3の会話記録を持っているか、ですか?
これはもともと記録していなかったのですが、たまたまコタマ先輩がシャーレを盗聴していたということでそのファイルをいただきました!
当初赤ちゃんのことはゲーム開発部と先生だけの秘密だったのですが、会話の内容を聞いていたコタマ先輩が泣き出してしまい、それを見たチヒロ先輩が話を聞いて……という流れで、ミレニアム中に広まってしまいました!がーん!! - 79二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:38:46
エルフ「…………」カチカチ
今日はこの子の名前を決めました!
由来は、かつてアリスと対立し、和解し、最後にはアリスを助けてくれた大切な人から取っています!
もともとは読み間違いから始まった名前ですが、今はアリスとみんなの未来を繋いでくれた、大切な『鍵』です!
そんな彼女に『敬意』を持って、この名前を付けることにしました
あなたの名前はケイ!天童……ケイです! - 80二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:47:42
エルフ「…………」カチカチ
パンパカパーン!
ついにアリスは先生と結婚することになりました!
ケイのことばかり書いてアリスと先生のラブラブな日々は全然書けていませんが、アリスも先生もお互いに夢中です!
告白はアリスから、プロポーズは先生から!
育児を通して惹かれ合うという珍しい形です!
ですが先生はシャーレ所属。政治的な混乱を招かないよう式は行わず、夫婦別姓の事実婚です!
ですが愛さえあれば、形は関係ありません! - 81二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:49:26
天童ケイって名前か
- 82二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:50:30
今日、初めてお母さんと呼んでくれました!
でもお父さんとは呼ばれなくて、先生は落ち込んでいました!
うわーん!カレーの人参を食べてくれません!
→15分煮込めば食べてくれます!
→訂正!15分では安定しません!最低でも30分!
今日から小学校、上手くやっていけるでしょうか……?
テストで100点を取りました!ケイは天才です! - 83二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:58:08
またユウカがケイにおもちゃを買ってくれたみたいです!
あれほど甘やかさないでほしいと言ったのに……
ですがもちろんお礼は大事で、それを教えるのも教育です!
それはそうと、先生やモモイのお財布を厳しく管理していたユウカはどこへ……?
父の日に肩たたき券をもらってお父さんが大喜びしています!
もったいなくて使えないと言っていますが、裏面の有効期限には気付いていますか……?
エルフ「ふふっ……親バカですね」
エルフ「これが最後…………」カチカチ
16歳になったケイへ.mp4 - 84二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 22:10:58
アリス『写っていますか……?』
先生『ああ、大丈夫だよ』
アリス『では……こほん!』
アリス『まずはケイ、これまでたくさんの苦労をかけてすみません』
アリス『私とお父さんがいつも忙しくしてあまり相手をしてあげられなくて、でも文句の1つも言わないケイに、私たちは甘えすぎていましたね』
先生『君に言われて気付いたよ。私は先生である前に、君の親なんだって』
先生『家出したことはもちろん親として叱るつもり。でも、出て行きたくなるような家にしてしまった私たちにも責任はある』
アリス『あなたの出自について配慮に欠けた説明をし、嫌な気持ちにさせてしまって本当にごめんなさい』
アリス『確かに私と先生とあなた、誰も血は繋がっていません』
アリス『それでも、これまで積み重ねてきた時間は間違いなく家族の絆と言えます!だから……』
アリス『ケイ、あなたを愛しています』
先生『私も、ケイを愛してる』 - 85二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 22:13:52
先生『…………ちょっと固すぎたかな!?』
アリス『そ、そうでしょうか!?謝罪は誠心誠意行うべきとユウカがいつもモモイに……!』
先生『って!これ誕生日メッセージだった!忘れてた!』
アリス『そうでした!!ま、まあケイが帰ってきたらきちんと直接お祝いしなおす予定ですし!これはお蔵入り……ですかね!』
先生『で、でもほら!これが最後になるかもしれないし……』
アリス『まあ縁起でもない!……ですが』
先生・アリス『『ケイ、16歳の誕生日おめでとう!』』
ケイ「…………う、ああ、ああああああ…………!」ポロポロ
ケイ「お父さん!!お母さん!!…………っ!」ポロポロ
ケイ「うわああああああああああん!!!!!!あああああああああああああああ!!!!!!」ポロポロ
ケイ「大好き!大好き!…………私も、愛しています!!」ポロポロ
ケイ「うああ、ああああああ……………………ぐすっ」ポロポロ - 86二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 22:29:00
キッチン
ケイ「…………」
ガチャ……カチチチチチチチ……ボッ
『えーっ!?またカレーですか!?最近ダイエットしてるから脂質多いの困るんですが……!』
グツグツグツグツ……
ケイ「…………」
ガチャッ……ヴイーン……チーン!
『というか、カレーに味噌汁って合わなくないですか!?お父さんの好み!?ええ……』
ケイ「……いただきます」
ケイ「あむっ……」
ケイ「もぐもぐ……ごくごくっ」ポロポロ
ケイ「もぐ、もぐ…………ぐすっ」ポロポロ
ケイ「ごちそうさまでした……!」 - 87二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 22:32:08
血の繋がりがなくとも家族になれる…目頭が熱くなりますね…
- 88二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 22:42:33
ケイ「さっきの動画、まだ続きがあるようですね……」
先生・アリス『『ケイ、16歳の誕生日おめでとう!』』
アリス『……ここから先は本当に、本当にもしもの時の話です』
アリス『私と先生はこれから、キヴォトスに迫る脅威に対抗するべく調査をしに行きます』
アリス『あなたは過去に行っているはずだから大丈夫だと思いますが、万が一の時はリオ先輩を頼ってください』
アリス『彼女なら、きっとあなたを助けてくれます』
ケイ「はい……リオさんは本当に頼もしい人です」
アリス『それから念の為、護身用の装備も渡しておきましょう』 - 89二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 22:50:05
アリス『いいですか?玄関の横の物置の奥の扉に今から言う暗証番号を入力してください』
アリス『032512251145141919810893931……』
ケイ「お母さんの誕生日、私の誕生日……ってパスコードにしちゃいけない番号!……で、114514……19……19……813ってああ!」
バンゴウガチガイマス
ケイ「うわーん!パスコードが長すぎます!」 - 90二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 23:03:48
ガチャ……ギィィ
アリス『そこにはかつてこの地に降り注いだ災いを退けた伝説の武器が封印されています』
アリス『私はもう長らく使っていませんが、メンテナンスはバッチリです!何より、勇者の剣は次世代へ引き継ぐものですから!』
アリス『この武器を抜く者…………此の地の覇者になるであろう!』
アリス『その名も……光の剣!』
ケイ「スーパー……ノヴァ……!」 - 91二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 23:06:25
スレ主です!
今日はここまでにさせてください!
明日も今日と同じくらいのペースで更新します!
完結は明日か明後日になる見込みです!
それからハート、コメントありがとうございます!
考察や感想、楽しく読ませてもらってます!
また明日! - 92二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 23:09:53
何で毎回気になるところで止まるんですか!?
明日も楽しみにしてますよ!引き継がれる意志とやっと伝わる愛情って良いな…… - 93二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 02:32:32
偽名がエルフなのはKの次のアルファベットがLだからだったりするのかな
- 94二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 08:35:34
翌朝
ピンポーン
ガチャ
リオ「ケイ、起きてる?迎えにきたのだけど、準備はできて……る……」
ケイ「……」
リオ「アリ……ス……?」
ケイ「おはようございます、リオさん」
リオ「!!」
リオ「そ、そうよね……おはよう、ケイ。その格好は……アリスの制服だけでなく、スーパーノヴァまで……」
ケイ「似合ってますか?」
リオ「!…………ええ、昨日よりもずっと」
リオ「大人になったわね」 - 95二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 11:54:35
ケイ「手本を示してくれる大人が、たくさんいますから」
リオ「……本当に昨日までメソメソしてた子どもとは思えないわね。昨日渡したキーホルダーに何か洗脳プログラムでも入っていたのかしら?」
ケイ「……ジャスティスババア」ボソッ
リオ「それ本当にやめなさい。というかヒマリのフリーダムなんとかといい、ミレニアムにそのあだ名広めたのあなたでしょう。私たちが出るとこ出たらあなた100%負けるというのはわかっているの?」
ケイ「す、すみません……」 - 96二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 13:14:48
リオ「ふふ、じゃあミレニアムに向かいましょう。でもそのレールガンは車に載らないから別で運ぶわね」
リオ「来なさい!過去の戦闘データを基に開発された新型…………イモータルアバンギャルド君!!」パンパン
ギュオオオオオオオ‼︎
イモータルアバンギャルド君「!!」
ケイ「え"っ……ア、アバンギャルド君……?」
イモータルアバンギャルド君「」ウィーン
ケイ「えっ、えっ……!?あ、スーパーノヴァを!?お、お願いします……」
リオ「早く準備しなさい!」 - 97二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 17:12:40
ミレニアム附属研究所
ヒマリ「状況を整理すると、19年前に破壊し損ねた『名もなき神の鉄鎚』が再起動し、それがこの街に再び振り下ろされようとしています」
ヒマリ「次の発射まではまだ猶予はあるようですが……楽観視はできません」
ヒマリ「そしてその鉄鎚は宇宙空間を漂っているため地上からの破壊は困難です」
ユウカ「アリスちゃんのスーパーノヴァでも撃墜はできないんですか?19年前はそれで地上から遠ざけることはできたわけだし、技術が進歩した今なら破壊だって……」
ウタハ「残念だけど難しいね。完全に破壊するには威力を最低でも2倍くらいにしないと厳しいし、それにスーパーノヴァは製造に時間がかかる」
ウタハ「そもそも、今はそれを発射できる砲台も人も存在しない」
チヒロ「……先送りにはなるけど、また地上から遠ざけて猶予を伸ばすことに重点を置いたほうがいいかもね」
「私やります!!」 - 98二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 18:24:34
全員「「「!?」」」
ケイ「私が過去に戻って、お母さんと一緒にそのなんとかって兵器を破壊します!」
ユウカ「ケイちゃん!?大丈夫なの!?それに先生とアリスちゃんのことだって……それにその格好は……」
リオ「まあ色々あって、勇者になったということよ」
コユキ「にはは♡まるでかつてのアリスのようですね」
ノア「うふふ、これは気合が入りそうです♡」
ヒマリ「気持ちは立派ですが現実的ではありません。何より、アリスと違いあなたの体は一般的なキヴォトスの人間と変わりません。たとえスーパーノヴァに相当する兵器を用意できたとして、その反動に耐えられるかどうか……」
リオ「それについては私がサポートするわ」
ヒマリ「リオ!」 - 99二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 18:54:41
リオ「スーパーノヴァの反動については私の開発した『イモータルアバンギャルド君』に肩代わりさせる。ケイ、あなたのタイムマシンで一緒に過去に飛ばすことは可能かしら?」
ケイ「はい、ロボット1台くらいならいけます!」
リオ「決まりね。それに、名もなき神の鉄鎚が地上に一番近かったのは19年前でしょう?破壊するならタイミング的にもそこがベストよ」
ウタハ「……どれ、タイムマシンのメンテナンスでもしておこうかな。少しでも安全性を高めるために」
チヒロ「私も手伝うよ」
ヒマリ「なっ、皆さんまで……!?リオ!この作戦には不確定要素が多すぎます!合理主義者のあなたならわかるでしょう!」
リオ「そうね、私はいつも合理的に考えてる。それは今も同じ」
リオ「でも、かつてアリスたちはそんな私を打ち破った。合理さを突き詰めて建てた作戦を打ち破った人たちになら、賭けてみる価値はあるはずよ。それに……」
リオ「彼女は先代から正式に光の剣を受け継いだ、次世代の勇者よ?」
ヒマリ「…………まさか!」 - 100二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 19:19:22
ケイ「はい、お母さんの使っていたスーパーノヴァを、今度は私が使います!」
ヒマリ「確かに過去の規格で作られたスーパーノヴァなら過去に戻っても問題なく電力供給ができますが…………ああもう!」
ヒマリ「はあ、頭が固いのは私だけのようですね。かつてのリオもこんな感じだったのでしょうか……」
コユキ「そんなではフリーダムババアの名が泣いてしまいますよ?に・は・は♡」
ヒマリ「まったくです。ふふ、今回はジャスティスババアに花を持たせてあげましょうか♪」
リオ「だからそれ浸透させるのやめなさい。本当に訴えるわよ、ケイ?」
ケイ「わ、私ですか!?うわーん!!」
リオ「ふふっ」
ヒマリ(リオも丸くなりましたねぇ……) - 101二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 19:28:04
ミレニアム・敷地内公園
ケイ「アバンギャルド君よし、スーパーノヴァよし、タイムマシンよし…………」
モモイ「ケイ!!」
ケイ「!!」
モモイ「はあ、はあ……本当にまた過去に行くんだね」
ミドリ「ケイちゃん……」
ユズ「必ず無事に……帰ってきて!」
ケイ「モモイさん、ミドリさん、ユズさん!私は大丈夫です!お父さんとお母さんのことをよろしくお願いします!」
ヒマリ「ケイ……」
ケイ「おばあちゃん……!」
ギュッ
ヒマリ「!」 - 102二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 19:28:50
ケイ「心配しないでください。必ず無事に帰ります。だから、帰ってきたらご褒美に新しいゲームを買ってください!誕生日プレゼントということで!」
ヒマリ「んなっ!…………はあ、約束ですよ?」
リオ「ケイ、準備はいい?」
ケイ「はい、リオさん!お願いします!」
リオ「タイムマシン、起動!」
ヒュオオオオオオオオオ‼︎ - 103二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 19:48:20
行ってらっしゃい勇者!
- 104二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 19:58:31
未来から19年前、現代キヴォトス
ヒュオオオオオオオオオ‼︎
ケイ「ほっ!」スタッ
Divi:Sion「!!」
ケイ「さっそくいる……!」
ズガガガガガ
ケイ「待ってください!私はあなたたちと戦いにきたわけではありません!」
ズガガガガガ
ケイ「ぐっ!……たとえ通せんぼされても、絶対にここは通ります!!」
ケイ「闇の剣:ダークネスノヴァ!!」
ケイ「闇よ!!!!」 - 105二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 19:59:14
ズガァァァァァァン
Divi:Sion「!?」
ケイ「今のは威嚇です!次は当てます!」
Divi:Sion「……!」キュイイイイイイイン
ケイ(止まらない!このままでは……!)
???「いい顔してんじゃねぇか、チビ!!」 - 106二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:12:20
ダダダダダダダダダダ
Divi:Sion「!!」
ネル「ここを通りたいんだよな?手ェ貸してやるよ!」
ケイ「ネル……さん!?」
ネル「んあ?あたしのこと知ってんのか?お前……」
アスナ「あーっ!部長!その子だよその子!アリスちゃんの娘ちゃん!」
ケイ「アスナさん!」
アカネ「運が良かったですね。やはりアスナ先輩の直感に従って正解でした」
カリン「道は私たちが開くから、そのまま進んで」
ケイ「アカネさんにカリンさん……!すごい、C&C揃い踏みです!」
トキ「私もいますが」ヌッ
ケイ「あっ、トキ」 - 107二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:24:09
トキ「やっぱり呼び捨てなんですね……それと、ジャスティスババアも一緒です」
ザザッ
AMAS『ジャス……何ですって?それより、この時代にアリスの娘が来たということは何か意図があるということね?』
AMAS『それにあなたの隣にいるロボット……私のアバンギャルド君の新型ね?』
ケイ「その声はリオさん!」
ケイ「そうです!現在キヴォトスのはるか上空には超大型レーザー発射装置『名もなき神の鉄鎚』があって、それの破壊とDivi:Sionの殲滅をしようとしている……そうですね!?」
AMAS『そう。けど現状の戦力では鉄鎚の破壊までは不可能で、せめて地上から遠ざける方向で話が進んでいるわ。そしてこの状況であなたが来たということは……』
ケイ「はい!その結果未来のキヴォトスに鉄鎚が降り注ぎ、甚大な被害が出てしまいました」
ケイ「それを防ぐために鉄鎚を完全に破壊する。そのために私がきました!」
ケイ「あとこのロボットの名前は『イモータルアバンギャルド君』だそうで、未来のリオさんが開発したロボットです!スーパーノヴァ発射のサポートをしてくれます!」
AMAS『理解したわ。先生やアリスを含め、前線の部隊は要塞都市エリドゥで戦闘中よ。急いで!』
ケイ「はい!」 - 108二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:29:17
要塞都市エリドゥへの道中
ダダダダダダダダダ
ネル「オラオラオラァ!!」
ケイ(は、速い……全力で走っても追いつけない……!)
フラッ
ケイ「あっ!」
ガシッ
ケイ「!」
スミレ「大丈夫ですか?エリドゥまでは私が背負って走りますので、体力を温存してください」
ケイ「スミレ……さん!?あ、ありがとうございます……」
AMAS『休憩ついでに質問してもいいかしら?さっきの武器だけど……』
AMAS『闇の剣とは何なのかしら?アリスのスーパーノヴァに似ていたけど、何か関係があるの?光に対して闇というのにも何らかの意図があるとか……』
アカネ「…………」
カリン「…………」 - 109二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:37:32
ケイ「あっ、いえ……特に技術的に意味があるわけではなく……ただ『闇』とかそういうのが好きだったっていうか……親への反抗心というか……」
AMAS『なるほど、技術的な意味はなく、ただそういうのが好きなだけなのね?』
ネル「…………リオ、あんまし追及してやるなよ。『そういう時期』なんだろ」
リオ「そういう時期?ごめんなさい、もう少し具体的に説明してくれるかしら?」
カリン「…………闇の力とか、暴走とか、そういう特別な力に憧れる時期があるんです……誰にでも」
リオ「そう…………そういう経験がない私は、普通の青春を送れなかったということみたいね。少し……あなたたちが羨ましいわ」
アカネ「いえ、あの……そんな羨ましがる程では……」
アスナ「でもかっこよかったよね!やみのつるぎ!だ〜くねす〜〜〜〜のゔぁ〜〜〜〜!!」
ケイ「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!ごろじでぐだざい"い"い"い"い"い"!!!!」ジタバタ
スミレ「わわっ!あ、暴れないでください!」 - 110二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:53:20
要塞都市エリドゥ
ネル「着いたぞ!」
ケイ「ありがとうございます、スミレさん。もう大丈夫です!」
アリス「あれは……エルフ!?」
先生「エルフ!どうしてこんな危険な時代に!?」
ケイ「過去と未来を守りにきたんです!それから、嘘ついててごめんなさい。エルフは偽名なんです!私の本当の名前は…………」
ドガアアアアアアアアアアン‼︎‼︎
先生「うわっ!」
ケイ「お父さん!」
アリス「家族の団らんは後ですね!エル……我が子よ!ともに鉄鎚を打ち砕きましょう!」
ケイ「はい!」 - 111二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:00:46
ケイ「未来のウタハさんの計算では、スーパーノヴァの2倍の出力を出せれば鉄鎚を破壊できるとのことでした!」
ケイ「現代のウタハさん!私のスーパーノヴァにもエネルギー供給をお願いします!」
ウタハ「残念だけど……それはできない」
ケイ「!?」
コトリ「私が説明します!」
コトリ「我々の計算では、この要塞都市エリドゥ全ての電力をアリスのスーパーノヴァに集中させて、やっと鉄鎚を地上近くから押し返せるだけの威力しか出せないのです!」
ヒビキ「それを2本に分散させても威力は二分の一……押し返すことすらできなくなる」
ケイ「そ、そんな……」
先生「!!」
先生「悪いけど、用ができたからちょっと外すね!それからヒマリ、リオ!」
ヒマリ「何でしょう?」
先生「私に代わって、ここの指揮をお願いできる?」 - 112二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:07:25
リオ「!?そ、そんな……!ヒマリはともかく、信用のない私では到底指揮なんて……!」
アリス「大丈夫です!」
アリス「色彩が来た時と同じです!先生やヒマリ先輩とは独立した脱出システムを用意してくれていたように、またアリスたちを助けてください!」
アリス「リオ先生!」
リオ「!!…………資格が無いなどと言って断っていられる状況ではなさそうね」
リオ「これより本作戦の指揮権をシャーレの先生より、明星ヒマリおよび私調月リオが引き継ぐものとする!」
ヒマリ「はあ……また張り切って……」
先生「任せたよ!ヒマリ、リオ!」 - 113二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:08:17
先生「アロナ、今から言う連絡先にビデオ通話を繋いで!プラナは住民の避難経路を割り出してほしい!」
先生「娘にかっこいいところを見せたいんだけど、協力してくれる?」
プラナ「了解です、先生」
アロナ「先生って結構見栄っ張りですよね……まあ、私とプラナちゃんへのいちごミルクで手を打ちましょう!」 - 114二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:16:37
ヒマリ「エンジニア部とヴェリタスはエネルギー問題の対処を!戦闘部隊は周辺のDivi:Sionの殲滅を!」
Divi:Sion「!!」
カリン「向こうもやる気みたい……!」
ケイ「待ってください!」
ネル「ああ!?危ねぇだろ!!」
ケイ「ひいっ!?ち、違くて……!」
ケイ「未来でお母さんから託されたこのキーホルダー、中にたくさんのファイルが入っていたのですが……」チャリ
アリス「そ、それは……!」
ヒマリ(以前私がメモリー機能を付けてアリスにあげたもの……)
ケイ「この中に『Divi_Sion_Translate.exe』というものがあって、一緒にこんなメモが……」 - 115二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:18:01
名もなき神々の王女に従事する機械たち、Divi:Sion
これまでの戦いでアリスたちは彼らを全て殲滅しました
ですが、彼らは本当にアリスたちの敵だったのでしょうか……?
あくまで王女を守るための兵であって、自ら破壊を招く存在ではなかったのではないでしょうか?
ですが、今となっては確かめようもありません
そんな後悔からこの翻訳システムを開発しましたが、もはや無用の長物
彼らからすればアリスは、戴冠を拒み民を滅ぼした反逆者
そんなアリスの自分勝手な罪滅ぼしを、ここに封印します
アリス「…………やってみましょう!」
アリス「子どもから挑戦の機会を奪ってはいけません!それにアリスも後悔はしたくありません!」
ネル「ったく、無防備なお前ら守るのこっちなんだぞ?」
アスナ「でも部長嬉しそう!」
ネル「うるせぇ!とっとと話済ませてこい!」
ケイ「ありがとうございます!」 - 116二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:32:20
ケイ「アバンギャルド君!翻訳アプリの出力装置になってください!」
イモータルアバンギャルド君「!!」
Divi:Sion「…………!!」
ケイ「あなたたちは何をしにここへ来たんですか!?」
ケイ「答えてください!!」
キイイイイイン
ホログラム『…………』
ケイ(お母さんそっくりのホログラム……)
アリス「ケイ!!」
ケイ(ケイ!?私の名前の由来の……この人が!?)
ホログラム『翻訳を開始します』
アリス「っ……!」
ケイ(そっか、あくまでアプリの機能としてのホログラムだから、本人じゃないんだ……) - 117二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:34:11
Divi:Sion『王女……王女……民をお助けください……』
アリス「!」
Divi:Sion『まもなく名もなき神の鉄鎚が起動します』
Divi:Sion『しかしそれは我らの意図ではない』
Divi:Sion『我ら王国の周辺を一定周期で攻撃し、敵を排除するプログラムによるもの』
Divi:Sion『しかし我らは意味のない破壊を拒む。王女がそれを拒んだように』
Divi:Sion『王女……王女……我らだけではあの鉄鎚を破壊できません。どうかお力を……』 - 118二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:46:52
リオ「Divi:Sionは……鉄鎚を破壊したかった?」
ネル「あたしたちの敵じゃねぇってのか……?」
アカネ「ですがこちらに攻撃をしてきたのも事実……それはどう説明するつもりですか?」
Divi:Sion『先にそっちが攻撃してきたから……』
ネル「子どもか」
アスナ「部長そっくりだね!」
ネル「うるせぇ!!」
アリス「でもこれで誤解は解けました!Divi:Sionの皆さんも、アリスたちと目的は同じです!一緒に世界を救いましょう!」
Divi:Sion「プキー!プキー!」ヤンヤ ヤンヤ
ケイ(か、かわいい……) - 119二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:55:02
Divi:Sion『鉄鎚の砲門は通常時は防護壁に覆われている状態ですが、発射前にはそれが開かれ内部の発射装置本体が露出します』
ヒマリ「狙うならそのタイミングというわけですね」
Divi:Sion『我らの権限があれば発射のタイミングは操作できます。王女の剣が準備出来次第、指示を受けてから30秒で完全に開門されます』
ケイ「そうなると、Divi:Sion側にも私たちとやりとりをする代表者が必要ですね」
ケイ「そこの中心に立っているあなた、お願いできますか?」
Divi:Sion『承知いたしました』
ケイ「他の端末を介するのも面倒ですし、Divi:Sionに直接翻訳アプリをインストールできませんかね?」
Divi:Sion『?』
ケイ「キーホルダーが挿せる端子は……と、ありました!モニターまでついていて、便利な身体ですね」
ケイ「では、ちょっと失礼します!」ブスッ
Divi:Sion『アッ』
ケイ「翻訳アプリを…………あっ、まちがっ………………じ、準備完了です!」ピコン
ケイ(間違って関係ないファイルまでコピーしてしまいましたが……まあいいでしょう) - 120二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:00:12
ヒビキ「それで、エネルギー足りない問題はどうしようか?」
ウタハ「やはりアリスのスーパーノヴァ1台で頑張ってみるべきだろう。ケイのは万一破損したときの予備として…………」
???「撃てるよ、2倍で!」
ウタハ「!?」 - 121二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:06:41
先生「はあ、はあ…………なんとか間に合いそうだね!」
コトリ「先生!一体今まで何を……?エネルギー供給の手立てが見つかったということでしょうか?」
先生「その通りだよ……チヒロ!そろそろ電気系統の管理メーターに変化出てない!?」
チヒロ「見てみる!…………って、何これ!?急激にエネルギー量が増えてる!」
マキ「なになに!?変なとこから電気盗んできたとか!?」
ハレ「そんなわけ……あ、ヴェリタスと先生宛にメールが大量……に…………」
先生、ミレニアムのみんな〜!少ないけど、おじさんたちの地区の電力を分けてあげるよ〜!
…………アビドスがピンチになったら、その時はよろしくね? - 122二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:08:07
変なのコピーして大丈夫ケイ!?
- 123二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:14:18
コタマ「…………まさか!!」
キキキッ、本来他の学園に手を貸すなどもってのほかだが、シャーレの先生を経由するなら話は別だ!
先々の取引も見据えて、今回は恩を売っておこう!
風紀委員会も承認済みだから安心して、先生
私がしっかり監視して、妙な真似はさせないから
先生、トリニティからも是非協力させてください
他の学園と協力する姿勢は続けていきたいですから
私も学内の各組織に掛け合うの手伝ったんだよ⭐︎
みんな快く引き受けてくれたから、遠慮なく使ってね!
先の事件を経て、トリニティも変わりつつある
これは私にも予知できなかった、先生の起こした行動の結果だよ
安心して受け取りたまえ
チヒロ「アビドス、ゲヘナ、トリニティ、百鬼夜行、山海経、レッドウィンター……す、すごい、たくさんの学校が協力してくれるって……!」 - 124二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:29:35
先生「他にもSRT、ヴァルキューレ、クロノス、ハイランダーなんかも避難誘導や交通整理、情報発信に協力してくれてる」
先生「キヴォトス中の電力を集めれば、鉄鎚を破壊できる威力を出せるんじゃないかな?」
アリス「先生すごいです!」
ケイ「こ、こんなこと……歴史の授業でも聞いたことない出来事です!これを、お父さんが!?」
先生「私は君のお母さんお墨付きの、魅力99のマスコットだからね!これくらいできなくっちゃ!」ドン
チヒロ「調子がいいんだから……と言いたいけど、今回ばかりは本当に助かる!」
ケイ(シャツはヨレヨレで、ズボンにも土汚れが付いてる)
ケイ(これを実現するために、今日どれだけ……いえ、今まで一体どれだけの努力を重ねてきたのでしょう……)
先生「どうかな、お父さん……少しはかっこいいところを見せられたかな?」
ケイ「!!」
ケイ「はい…………はい!!私のお父さんは、世界で一番かっこいいお父さんです!」ポロポロ - 125二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:38:29
アリス「先生……!」
ユウカ「大変です!鉄鎚から熱源反応が!」
全員「!?」
コユキ「鉄鎚のシステムは今解析してます!」
ノア「現在の情報から推測するに、地上での電力の移動を感知して、自動で妨害するシステムが作動したようです!」
ノア「発射されたのは……多数のミサイルです!!」
ネル「牽制か!?とはいえ地上に落ちたら洒落にならねぇ!すぐにでも迎撃するぞ!」
トキ「飛鳥馬トキ、アビ・エシュフ、行きます!」 - 126二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:44:18
ガシャアアアアアアアアン‼︎
トキ「私が迎撃します」
リオ「トキ!?無茶よ!アビ・エシュフの最大性能を発揮するにはエリドゥのサポートが必須だけど、今はスーパーノヴァへのエネルギー供給の機能にリソースを割いている!」
リオ「失敗するのはわかりきっている!ミサイルはスーパーノヴァに迎撃させるべきよ!」
トキ「パワードスーツの性能で結果が決まるわけではありません」
ヒマリ「それに、スーパーノヴァをここで使ってしまうといくらエネルギーがあってもミサイルにリソースを割き続けることになり、戦略的にこちらの負けになりますね」
エイミ「理屈はわかるけど……無茶するなぁ」
リオ「で、でも……」
ネル「やらせてみろよ」
リオ「!?」
アカネ「彼女、ずっと訓練してましたからね♪」
カリン「根は結構熱いタイプだと思う」 - 127二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:45:07
おお…!おお…!
- 128二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:53:13
トキ(せっかく皆さんと一緒にいられるようになったのに、情けない姿ばかり見せられません)
トキ「上空にミサイル確認。エリドゥのサポートが無くても、人力でロックオンすればいい」
先生「トキ、ミレニアムを頼むよ」
トキ「フル…………バースト!!!!!!!!」
ドガガガガガガガガガガ‼︎‼︎
ノア「上空のミサイル消滅!」
アスナ「やったぁ!!」
ネル「はっ、やるじゃねぇか♪」
トキ「降りかかる火の粉は私が払います。皆さんは準備に集中してください!」
チヒロ・ウタハ「「了解!」」
リオ「トキ……!」
ケイ(か、かっこいい…………トキお姉様///)キュン - 129二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:55:20
ギャップ萌えでやられてるぞケイ!年頃だねケイ!
- 130二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 23:04:46
アリス「すごいです、トキ!」
ガララ……
先生「アリス!瓦礫が!走って逃げて!!」
トキ「!しまっ……アリス!」
ガララララララ‼︎
アリス「あっ……!」
ガシャンガシャン……ガシッ!
Divi:Sion『王女……ご無事……ですか……』ジジ……ジジ……
アリス「!?」
Divi:Sion『私もあまり長く瓦礫を抑えておけません。避難を……』
先生「アリス、こっちへ!」
アリス「は、はい!」 - 131二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 23:12:34
Divi:Sion『王女の安全を確認……これより本機は自爆プログラムを作動し、瓦礫の破砕を行います』
アリス「嫌です!!待ってください!せっかく仲良くなれたのに……!!」
先生「立派だった…………!アリス、離れよう」
Divi:Sion『爆破まで3……2……1…………!』
キュイイイイイイイン…………ドガアアアアアアアアアアン‼︎‼︎
先生「…………」
アリス「あ、ああ…………………っ!?」
スポーン
Key「はあっ!!」
クルクルクルクル…………シュタッ!
Key「大丈夫ですか、王女?」
アリス「ケイ!?!?!?」
先生「何で!?!?!?」 - 132二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 23:29:30
Key「もともとDivi:Sionの一部個体には王女の予備ボディが隠されていました」
Key「そして先ほど、その個体が翻訳アプリのインストール先として選ばれ、その際一緒に私のセーブデータも取り込まれました」
ケイ(あの時間違って入れちゃったファイルのこと……!?)
Key「インストールから自我を取り戻すまで、時間の猶予が無い中での作業でしたが…………間に合ってよかったです」
Key「お久しぶりです、王女、先生。私も共に戦います!」
先生「何がなにやら、もうめちゃくちゃだ……!ははっ!」
アリス「ケイ…………っ!」 - 133二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 23:33:13
スレ主です!
かなり終わりに近づいていますが、ストックが切れそうです!
残りを仕上げて、明日完結させます!
最後までお付き合いいただければ!
それからハート、コメントもありがとうございます!
>>103 のような、人の心の温かさを感じるコメントには涙を禁じ得ません……!
- 134二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 23:36:36
やっと伝わった思いと対面できて良かったね…ケイの家族の好きな所がもっと知れた
変なのインストールしたと思ったらまさかの正体だった - 135二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 23:37:55
皆志は違えど一つの元に協力し合う展開は良いね…まさに王道で
- 136二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 07:26:19
良いねめちゃくちゃはちゃめちゃで!!
- 137二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 07:32:09
ネル「あのチビ、すげぇ自信と気迫だ……!」
ネル「…………全裸なのは気になるが」
先生「とりあえず……服着よっか。私のジャケットを……」
Key「必要ありません」
先生「!?」
Key「今はこの鉄鎚の対処が優先事項です。王女を、王女が愛する人たちを守るためなら裸体を晒すことなど、恥も無ければ怯みもありません」
ケイ(これが私の名前の由来、ケイさん……!)
ケイ(裸なのにかっこいい……!)
Key「私が復活できたのも、姫が殲滅ではなく対話の道を選び、偶然とはいえ私の心を再び現世の器に注いでくれた奇跡があってこそ」
Key「あなたにも最大限の感謝を、姫」
ケイ「ひ、姫!?私がですか!?!?!?」
ケイ(ど、どうしましょう……トキお姉様にケイお姉様に…………)
ケイ(乙女ゲーの始まりです!お父さん、お母さん!私、夢女子になります!!) - 138二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 07:34:08
割と似たもの親子かも知れない
- 139二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 08:03:16
久しぶりにいい現行スレがないか見にきたらとんでもない傑作を見つけてしまったぞ!!
みんなの力をひとつにして強大な敵に立ち向かう展開はいいぞ…… - 140二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 08:11:53
ディビジョンにエルス味を感じてしまった…向こうも撃たれたのをこれがこの星のコミュなんだね!ってやってきたものだし
そしてやはりみんなの力を合わせて立ち向かう展開は王道で胸熱ですよね!こういうのはなんぼあっても良いものだ…! - 141二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 09:14:15
先生「ケイ……改めて、久しぶりだね」
アリス「サプライズにも限度があります!普通に登場できないんですか、あなたは…………!?」
Key「サプライズKey理論。物語の途中で突然私が現れて、全裸で戦い始めたくらいで動揺するのであれば、王女は上に立つものとしてはまだまだという意味です」
先生「何言ってんだこいつ」
Key「元気そうで何よりです、先生」
Key「そして王女も。再びあなた方と共に戦えることを心より誇りに思います」
アリス「はい!アリスも……同じ気持ちです!」 - 142二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 09:20:29
keyがおかしくなった
- 143二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 09:20:39
ケイちゃん!?なんかサブカルの影響受けてない!?
でも可愛いからヨシ! - 144二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 10:15:22
もしやあなたは不定期に娘概念を書く人!?
にしてもサプライズkey理論は笑うわ - 145二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 10:29:57
- 146二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 11:02:53
ヒマリ「せっかく再会できたのでもっとお話ししたいところですが、ケイ。あなたが来たなら試したいことがあります」
リオ「エリドゥのリソースを使って『アトラ・ハシースの箱舟』の顕現を頼めるかしら。可能なら時間短縮のため、電力系統のみの顕現でお願いしたいわ」
Key「可能です。すぐに『プロトコルATRAHASIS』の稼働準備に入ります」
ヒマリ「……しかし、以前私たちをさんざん苦しめた戦略が役に立つ日が来るとは」
リオ「ミレニアム生なら失敗から学んでこそでしょう」
ヒマリ「ええその通り……チーちゃん、ウタハ、聞こえていますか?」
ヒマリ「まもなくアトラ・ハシースの箱舟が顕現します。ヴェリタスとエンジニア部でこれらとスーパーノヴァの接続、エネルギー供給の準備をお願いします」
チヒロ「了解。ウタハ、いけそう?」
ウタハ「以前触れたことのあるものだからね、前回よりさらにスピードを上げて対応できるよ」
ケイ「…………よし!イモータルアバンギャルド君、砲台モードへ変形!」
イモータルアバンギャルド君「!!」
ガシャンガシャンガシャンガシャン
ケイ「これでスーパーノヴァの反動を肩代わりできます!お母さんもこっちへ!」
リオ「変形機構まで持っているの……!?」
先生「か、かっけぇ……!」キラキラ - 147二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 12:04:48
ヒマリ「アトラ・ハシースの箱舟の電力系統、顕現完了です!ウタハ、チーちゃん、お願いします!」
チヒロ「各学校からのとエリドゥの電力のバランスを整えて……エラー無し!マキ、どう?」
マキ「こっちも問題ないよ!」
コタマ「私とハレは、スーパーノヴァ発射後速やかに各地区に通電できるよう停電復旧ルートを見直しています」
ハレ「ここからはエンジニア部の仕事だね〜」
ウタハ「よし、私は箱舟本体を、ヒビキは箱舟とエリドゥの接続箇所、コトリは箱舟と各学園への接続箇所をそれぞれ確認!」
ヒビキ「もう始めてるよ」
コトリ「了解です!」
アリス「ケイ、皆さん頑張ってくれています。アリスたちも最後の準備を始めましょう!」
アリス「それに、アリスも娘に母の背中を見せたいです!他の方やお父さんばっかりいい格好して、ずるいです!」
Key「王女の意図を理解しました。姫、少しスーパーノヴァを貸していただけますか?」
ケイ「は、はい……!」 - 148二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 13:10:32
Key「AL-1Sに接続された利用可能なリソースを確保するため、全体検索を実行」
Key「リソース領域の拡大」
Key「リソース名『ミレニアムサイエンススクール』、『エリドゥ』および協力の申し出のあった『アビドス高等学校』から『レッドウィンター連邦学園』までの全体リソース……合計9999万ゼタバイトのデータを確認」
Key「……現時刻をもって、プロトコルATRAHASIS稼働」
Key「コード名『アトラ・ハシースの箱舟』起動プロセスを開始します」
Key「王女は鍵を手に入れ、箱舟は用意された」 - 149二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 14:28:31
アリス「名もなき神々の王女、AL-1Sが承認します!」
アリス「ここに、新たな聖域(サンクトゥム)が舞い降りん……!」
ケイ「スーパーノヴァが変形して…………って、なんて桁違いの大きさに……!!」
Key「この武器を抜く者、此の地の覇者になるであろう。その名も……」
アリス・Key「「光の双剣:ツイン・アトラ・ハシース・スーパーノヴァ!!」」
ケイ「これが……お母さんたちの力……!」
Key「準備は整いました、姫。どうぞこちらへ」
ケイ「はい……!」 - 150二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 14:46:07
光と闇が合わさり最強に見える…!!!
- 151二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 14:47:13
スペリオルドラゴン…!さあ!やっちゃえ二人とも!
- 152二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 15:25:18
- 153二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 15:25:22
ウタハ「エンジニア部、電力系統の接続完了!」
チヒロ「供給システムも問題なし。ユウカ、最後の仕上げをお願い」
ユウカ「了解!」
ノア「ミサイル第二波、来ます!」
トキ「迎撃します!しかし、また瓦礫が崩れる可能性も……!」
リオ「私も援護するわ」
リオ「現代のアバンギャルド君なら瓦礫や破片の撤去ができる。性能もMk.3の時より大幅に上昇しているわ」
リオ「その分操縦難易度も高いけれど、あなたなら使いこなして、運命を切り開けると信じてるわ…………」
リオ「ユズ」
ユズ「はい!アリスちゃんたちだけに大変な思いはさせません……!」 - 154二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 15:31:08
- 155二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 16:31:59
リオ「操作方法は以前と同じ特注のコントローラーよ」
リオ「ビーム砲にレールガン、大型振動ドリル、攻撃ドローン機能付きシールド……4本の腕に搭載された武器を使って、飛んでくる瓦礫やミサイルの破片を無害なレベルにまで粉砕して」
ユズ「はい!」
ノア「カタパルト接続。全システムオンライン。超伝導キャパシタ1番から10番、臨界到達。誘導システム異常なし」
リオ「全領域対応型、万能タイプの戦闘用ロボット。その名も……」
ノア「進路クリア。アバンギャルド君、発進どうぞ!」
ユズ「花岡ユズ、デスティニーアバンギャルド君、行きます!」
ギュオオオオオオオ‼︎‼︎
デスティニーアバンギャルド君「!!」
ユズ「はあああああああっ…………!!」
ガガガガガガガガガ‼︎‼︎
コユキ「な、なんですかこれ!?目で追えない動きをしています……!!」
ウタハ「分身まで出ている……!リオ会長は一体どうやってこんな仕組みを……!?」
リオ「分身は知らないわ……何なのあれ……怖い……」 - 156二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 17:09:12
イモジャもといイモギャから思ってたけどもろ種要素ぶち込んできてて草
スレ違だけどモモイの記憶が消えたやつみたいだ - 157二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 17:24:58
ネル「ついでのようにミサイルまで落としてやがる……。ポテンシャルやべぇな、おでこ」
先生「うっ、うううっ…………発進も機体も操縦者もかっこよすぎる……!!」グズグズ
ユウカ「な、泣くほどですか……」
ノア「ユウカちゃん、エネルギー供給バランスの最後の調整、お願いします」
ユウカ「わかったわ!」 - 158二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 17:30:15
ユウカ「多くの場所から提供された電力、使える量もそれぞれバラバラ」
ユウカ「それらのバランスを調整しながら、2本のスーパーノヴァに比率が1:1になるようにエネルギーを送り込んでほしいの」
ユウカ「これは息ピッタリな二人でなきゃ果たせない役目なんだけど……任せてもいいかしら?」
モモイ「よしきたぁ!!やっと私たちの出番!!」
ミドリ「私たちが完璧に調整するから、遠慮なくやっちゃって……!」
アリス・ケイ「「はい!!」」
Key「Divi:Sionたちよ、『名もなき神の鉄鎚』の防護壁の解放を!」
Divi:Sion『防護壁の完全開放まであと30秒……』
ケイ「ターゲット確認。出力臨界点突破……!」
モモイ・ミドリ「「エネルギー充電完了!」」
ユウカ「綺麗に1:1ね、完璧よ!」 - 159二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 18:33:34
アリス「魔力充電……200%、行きます!」
Divi:Sion『防護壁、開放完了!』
アリス・ケイ「「悪を打ち砕く正義の一撃……」」
ヒマリ「頼もしい子たちに育ちましたね」
リオ「そうね。もう『全知』や『ビッグシスター』なんかがいなくても大丈夫でしょう」
ヒマリ「そんなまるで隠居でもするみたいな……あっ」
ヒマリ「そうですリオ、知ってます?未来では私とあなた、『フリーダムババア』に『ジャスティスババア』なんて呼ばれているそうですよ?」
リオ「なっ……!?はあ、友人ができるというのはこういうことなのかしら……」
ヒマリ「ちょっと不服ですけどね、私も……。まあ、何はともあれ……」
ヒマリ・リオ「「行け、勇者たちよ」」
アリス・ケイ「「━━━━光よ!!!!!!」」 - 160二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 18:51:38
ドゴオオオオオオオオオオ‼︎‼︎
ケイ「アバンギャルド君が肩代わりしてるのに、すごい反動…………!!それでも!!」
ガシッ
Key「私も支えます!」
先生「私だって……!」
ケイ「二人とも……!」
アリス「ここが踏ん張りどころです!!勝ち取りましょう、未来を!!」
アリス「天童一家!!ファイヤー!!!!」
先生・Key・ケイ「「「ファイヤァァァァァァァァ!!!!」」」 - 161二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 19:17:39
シュウウウウウウウウ……
ヒマリ「『名もなき神の鉄鎚』の完全破壊を確認。残った破片も大気圏で燃え尽きるでしょう」
ヒマリ「皆さん、本当にお疲れ様でした……!」
先生「…………やっ」
全員「「「「やったぁ〜!!!!」」」」 - 162二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 19:35:17
モモイ「もう帰っちゃうの!?1日くらい泊まっていけばいいのに!」
ミドリ「せっかくだしケイも加えて部室のゲームで遊びたかったけどね」
ユズ「なんか、ちょっと前も似たような会話したような……」
ケイ「あはは、すみません……。でも、未来の様子を見に行かなくてはいけませんから」
ヒマリ「未来で猛威を振るった鉄鎚はこの時代で消滅しましたが、どうなっているかは実際に未来に行かないとわかりませんからね」
モモイ「う〜ん、それは仕方ないかも……」
Key「…………あの、すみません」
先生「ケイ?学籍のことなら大丈夫だよ。いろいろ落ち着いた後、転入届を出せばいいんだから!大きな声では言えないけど、アリスの時と同じようにすることだって…………」
Key「あ、いえ、そうではなく。どなたか服を貸していただきたいのです」
Key「恥ずかしくないとは言いましたが、実はさっきから先生の視線が気になりまして……」
先生「……おん?」
モモイ「きも」 - 163二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 19:53:11
コユキ「に〜ははははははwwww!やっぱり先生ロリコンじゃないですか!」
先生「ちっ、ちげーし!年頃の女の子が服も着ないで歩いてるのが心配なだけだし!」
ユウカ「まだ言い訳する」
ミドリ「視線を向けたことは否定しないんですね……」
先生「わ、罠だ……これは罠だ!!」
コユキ「いやいや、今こっそり先生のクラウドストレージにアクセスしてるんですけど……うーわ、小さい女の子が容量の9割を占めていますね」スッスッ
先生「や、やめろォ!!」
モモイ「ゲーッ!先生エロじゃん!」
ユズ「ちなみに、どういった内容なんですか?」
先生「ユズ?」 - 164二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 20:03:05
コユキ「えーっと、なになに……?サークル名『種しーしー』」
コユキ「あ、アリス!ちょっとここ声に出して読んでくれますか!?」
ユウカ「ちょっと、コユキあんた……!」
アリス「はい!えーっとタイトルは……『ぱんぱかくぱーん!先生、ちょっと人生いただきます!』」
先生「はあ……はあ………………オ"ェ"ッ!!!!」
アリス『全システムオールグリーン!ア◯スは発射タイミングを先生に譲渡します!』
アスナ「はいは〜い!アスナが先生役やりたい!」
アスナ『はあっはあっ、アイハブコントロール!これよりわからせ行動に入る!』
アスナ『この間はあま責めだったから負けたんだ!わからせなら、子どもなんかにっ!』
アスナ『たかが子ども一人、私の大砲で堕としてやるっ!ママになれっ!』
コトリ「あー、この流れは……」
マキ「お母さん?アリスが?うわっ!」
アリス『えっ……もう合体シークエンスは完了しているんですか……?』 - 165二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 20:15:39
ネル「情けねぇ奴……」
アスナ『きらきらばしゅう〜ん!』
アリス『えっ……もう発射したんですか……?あっ、いえ!ア、アリ◯も気持ちよかったです…………』
アスナ『馬鹿な……わ……私には、使命が……』
アリス『うわーん!先生が賢者になってしまいました!』
先生「もうさぁ…………こ"ろ"し"て"く"れ"よ"!!ほら、早く!!」
ケイ「もういいんですよ……お父さん……」
ケイ「私は(本当はロリコンだったけどお母さんを真剣に愛して、決して性欲のはけ口にはしなかったことを)知っていますから……」
先生「」
ノア「今のは致命傷ですね」
トキ「娘に知られているんですか。それは耐え難いですね」 - 166二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 20:23:33
Key「Divi:Sionの集団はどうしましょう」
ヒマリ「しばらくは復興作業を手伝ってもらうとして、その後は……」
スミレ「でしたらチームワークを活かして野球部に入ってもらいましょう!レイさんにも私から伝えておきます」
Divi:Sion「プキー! プキー!」ズンチャ♪ ズンチャ♪
ヒマリ「あなはどうしますか?」
Key「私も……許されるのであれば、王女と同じ学生として共に過ごしたいです」
アリス「はい!昨日の敵は今日の友!今日からアリスたちは家族で友達です!」
Key「王女……感謝します」 - 167二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 20:31:12
ケイ「タイムマシンの動作問題なし!エンジニア部、ヴェリタスの皆さん、手伝っていただいてありがとうございます!」
ウタハ「君にしてもらったことに比べれば、お安い御用さ」
チヒロ「未来のリオ会長が作ったっていうこのロボット、傷一つ付いていなかった……さすが不滅の名を冠するだけはあるね」
イモータルアバンギャルド君「♪」ウィンウィン!
ケイ「では私は……あっ、そうです!」
ケイ「トキお姉様……お、お慕いしていますっ///」
チュッ
トキ「なんと!…………先生、どうやら未来が変わったようです」
先生「今確信するんかい。きっかけならここまで山ほどあったでしょうが」
ユウカ「がーん!よりにもよってニート内定のトキ!?ダ、ダメよ!私は認めません!!」
先生「誰目線?」 - 168二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 20:42:24
ケイ「それではお父さん、お母さん、モモイさんミドリさんユズさんケイお姉様…………皆さん!!」
ケイ「本当にありがとうございました!また未来で!」
アリス「……」
『あの子は寂しそうでした。そんな時、母親はどんな言葉をかけるべきか、アリスは答えを出せませんでした』
『それが心残りです……』
『…………アリス、その答えは……』
アリス「どんなに過去が変わっても、アリスは、先生は、必ずあなたを見つけ出して、抱きしめ、いっぱい一緒に遊んで、あなたのような立派な人に育ててみせます!」
アリス「だから、あなたもアリスと先生を抱きしめ返してください!」
先生「カレーと味噌汁作って、家で待ってるから」
ケイ「!…………はい、必ず!」 - 169二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 20:58:00
先生「…………行っちゃったね」
リオ「しかし本当に大丈夫なのかしら。本当にこれで未来は良くなるのか、責任の所在、技術倫理……彼女の問題は山積みよ」
ヒマリ「まーたあなたは!そんなものは我々未来の大人の責任で、彼女が背負うべきものではありません」
ヒマリ「彼女の顔つきを見ればわかります。あれは悩み苦しみ、それでも勇気を出して立ち上がった者の顔でした」
リオ「まさしく『勇者』というわけね」
ヒマリ「あら良いセンスですね♪それではこの度の勇者誕生の戦いは……『エリドゥの戦い』とでも名付けましょう」
先生「話を戻すけど、何度失敗しても再出発する権利が彼女にはある。強いて言うなら、家出をしたことをアリスと私に謝ってほしいくらいかな?」 - 170二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 20:58:58
ミドリ「先生、そういえば『エルフ』は偽名だったんですよね?本名は聞いたんですか?」
先生「ん?聞いてないよ?ね、アリス!」
アリス「はい!」
モモイ「えーっ!?それじゃ未来で名前変わっちゃうかもしれないじゃん!」
先生「まあその可能性もあるけど……。でも、つけるなら『これだ』って候補があってね」
アリス「多分アリスも同じことを考えています!」
先生「本人ご存命だからややこしくなっちゃうけど……込める想いのほうが大事!」
ユズ「そういうものですか……」
アリス「では帰りましょう、私たちの学園へ!」 - 171二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 21:10:27
一方未来のキヴォトス・ミレニアムにて
ケイ「よっ……と!私の時代到着!……………………って」
ケイ(……うん、機械的なビルが立ち並んで、人々の活気で溢れています!)
ケイ「…………よ、よかったぁ〜!」ヘナヘナ
ケイ「って、家に帰らないと!」 - 172二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 21:20:29
天童宅
ガチャ
…………ただいま
シーン
…………
スタスタ
パァンッ! パァンッ!
わわっ、何!?
…………って、クラッカー!?もう!
サプライズにも限度があります!普通に登場できないんですか、お父さん、お母さん…………!?
ギュッ
ああ、そうでした。はい、改めて16歳になりました
まったく、いきなり抱きついて……!
お父さんもお母さんも怪我は……消えてる!よかった…………っ! - 173二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 21:23:57
……なるほど、歴史が変わる前の記憶もあるんですね
……えっと、家出して、たくさんの人に迷惑をかけてごめんなさい……で済むレベルではありませんが
これからもっと勉強頑張って、安全な技術の発展に貢献します
だから……って、二人とも泣いてばっかり。叱らないんですか?ふふっ
えーっ!?またカレーですか!?最近ダイエットしてるから脂質多いの困るんですが……!
というか、カレーに味噌汁って合わなくないですか!?お父さんの好みとはいえ!!
……なんて、冗談です♪
あと私、結構成長したんですよ?
だから、いっぱい褒めてください。新しいゲームも買ってください!あと服と、イヤホンも欲しいですね……!
条件?…………そうでしたね。抱きしめ返す約束でした
ギュッ
お父さん、お母さん、愛しています!
おわり - 174二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 21:31:46
おまけ
ある日のこと
スケバンA「ほらオッサン、ここを通りたきゃデジタル通行料出しな!」
住民「そ、そんなもの払う必要はないはずです……!」
スケバンB「せっかく電子決済にも対応してやるってのによぉ!!じゃあここで大声出してヴァルキューレ呼んでやろうか!?」
スケバンB「私が『この人デジタル痴漢です!』って言えばオッサンどうなっちまうんだろうなぁ!」
住民「くっ……」
???「そこのデジタル不良!おじさんから離れてください!」
ズガァァァァァァン
スケバンA「おわっ!なんだ今の!?」
スケバンB「並の武器じゃねぇぞ!?」
???「今のは威嚇です。次は当てますよ?」
スケバンA「こいつ……」
スケバンB「おい、こいつ噂の発砲名乗り魔だ!引き上げるぞ!」 - 175二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 21:32:57
タッタッタッ
???「あっ!私の名前を聞きなさい!」
住民(発砲名乗り魔……?)
住民「本当に助かりました!」
???「いえ、私が通りかかって良かったですね!帰りは気をつけて!」
住民「はい!ありがとうございます。では……」
???「……いや、そこは名前を聞くところでしょう!普通!」
住民「えぇ……発砲名乗り魔ってそういうことですか……?」
住民「……では、お名前をお聞かせくださいますか?」
???「ええ喜んで!父と母とお姉様、大切な方々に頂いたこの名前!この地に刻まれるまで何度でも名乗りましょう!!」
ケイ「私の名前はケイ!天童……ケイです!」
今度こそおわり - 176二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 21:38:40
スレ主です!
くぅ〜疲れました!!これにて完結です!!
実は『こういうのでいいんだよ、こういうので』を地で行く、笑って泣ける、熱血お祭り映画みたいなノリのブルアカSSが読んでみたいと思ったのが始まりでした!
(クレヨンしんちゃんのオトナ帝国、BORUTO、ガンダムSEED FREEDOMみたいな)
台本形式、オリキャラ、オリ設定、オマージュ()、ご都合主義、 ネットミーム、安価など無し、気付けていない諸々のガバなどなど地雷要素まみれだったと思うのですが←
内なる欲望を無視するわけには行かないので自分好みのネタで挑んでみた所存です!
ブルアカ二次創作は主に丁寧でしっとりとした話が好まれる印象を受けますが、たまにはこういうのも……ね
それから、ハート、コメント本当にありがとうございます!
気付いてほしい、ツッコミが欲しい部分を結構拾ってくれてて嬉しいです!
>>140 (Divi:Sionの設定がガンダムOOのELSをモチーフにしているところとか)
現在はpixiv投稿に向けてまとめ中で、スレ落ちまでに間に合えばリンク共有します
SSに関して今書きたいものはもう全て出し切り、あとは落とすだけですので、残った分はコメントなど投稿していただけると嬉しいです!
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました!
- 177二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 21:50:29
- 178二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 23:00:02
1スレ内でテンポよく描き切れたあなたを尊敬する。誤字脱字も見た感じ無かったしマジですげぇよ
ハッピーエンドで読後感も良かった…… - 179二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 23:00:21
- 180二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 23:00:55
こう言うので良いんだよこう言うので…カレーと味噌汁食べたくなるよ
- 181二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 00:04:46
- 182二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 00:09:39
最高でした!
熱いシーンが多くて良かったです!
…デスティニーは解析しても何も分からないんだろうな
dope粒子ってなんだよ(定期) - 183二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 00:23:11
あれだろ…こう…感情を力に変えるマシーンなんだろ
- 184二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 08:01:42
今読み終わった…ケイの乙女ゲーム始まっちゃうな…
- 185二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 17:40:03
神はここにいた。
- 186二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 18:25:45
- 187二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:35:08
YouTubeから飛んできました!
超良作をありがとうございます! - 188二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:52:08
- 189二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 07:25:11
うおおおおおお!!!
最高だった………… - 190二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:33:45
素晴らしいSSだった
- 191二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:36:20
- 192二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:02:33
小ネタ3
Keyは当初登場予定はありませんでした
事件が解決した後、喜ぶ生徒たちに混ざって遠くからアリスを優しく見つめるKeyの幻影にアリスだけが気づく、みたいなちょっとしんみりする展開
ただ、ここまで考えてやっぱり『突然現れたKeyがやりたい放題しておいしい所をもっていく』展開の方が面白いんじゃないかと考え直し路線変更
まさにサプライズニンジャ理論
そこから肉体はどうするか、記憶は、服は……と辻褄合わせをしていって今の形になりました
結果、自分好みの『真面目なキャラクターが大真面目にやべーことをする』展開になってくれたので大満足です!
ここからは若干マニアックな話ですが、Keyの登場の仕方は例のズゴックを参考にました!
Divi:Sionの体内から出てくるんだったらこの流れを真似するしか無いと思いまして……
やはりアスラン・ザラが最強か
- 193二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 21:34:47
このレスは削除されています
- 194二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 04:37:14
あのズゴックか…あのシーン本当劇場で見た時かっこよさと面白さを同時に感じましたね…良いシーンですよねあそこ
- 195二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 15:41:29
小ネタありがたい
- 196二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 22:13:08
小ネタ4
ケイがDivi:Sionに翻訳アプリ以外の余計なファイルを入れて、それがきっかけでKeyが復活するという流れになりましたが、ここで入れたファイルは『Kei.sav』です
きちんと書いていなかったので、一応補足
本編でもこういう使われ方するんじゃないかな〜〜〜〜!?(願望)
小ネタ5
ケイは19年前の現代キヴォトスに来る際、お金を持ってきていませんでした
電子決済サービスは時代が違うので使えず、19年以上前に発行された貨幣のみを集めるのも現実的ではないと判断
なので現代に着いたら早めに先生と合流し、お小遣いをもらう予定でした
どこかで休憩しながら……というのも信じてもらってお小遣いをもらうための作戦
モモイ「先生がパ◯活してるーっ!!!!!!」←正解
ただし、現代先生は無計画にお金を使うせいで常に懐が寂しいタイプなのでケイの作戦は失敗します
- 197二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 08:15:59
今日ケイちゃん誕生日やんけ……
おめでとう……おめでとう……! - 198二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 19:47:41
- 199二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:07:38
- 200二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:08:08
小ネタ6
天童ケイの設定
アリスと先生、優しく正しい心を持った両親に惜しみない愛情を注がれまっすぐに育った
学校の成績はかなり良い方で、これまで大きな挫折もなかったためちょっぴり傲慢
スケバンに絡まれてる住民を助けに行くのも優しさと傲慢さから来る行動
事件後は周囲の、特に過去に関わった大人たちに対して尊敬の念を持つようになった
周囲の友人曰く「目つきが変わった」とのこと
ぱんぱかぱーん!
皆さんのコメントのおかげもあって200レスまで到達できました!
本当にありがとうございました!
またアイデアが溜まったら投稿しようと思います!
それでは!