- 1二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:05:59
ミレニアムサイエンススクール付近
先生「う〜さむさむ!もうすっかり冬だなぁ……」
先生「最近は比較的平和だけど、パトロールはしっかりしないと」
先生「帰ったら晩飯何にしようかな〜?カレーに味噌汁は必須として……ってあれは!」
スケバンA「ほらオッサン、ここを通りたきゃ通行料出しな!」
住民「そ、そんなもの払う必要はないはずです……!」
スケバンB「なんだぁ!?じゃあここで大声出してヴァルキューレ呼んでやろうか!?」
スケバンB「私が『この人痴漢です!』って言えばオッサンどうなっちまうんだろうなぁ!」
住民「くっ……」
先生「パトロールしてて良かった。ちょっと!そこの君……」
???「そこの不良!おじさんから離れてください!」 - 2二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:09:10
スレ主です!
アリスの娘はオリキャラなので注意です!
あにまん初投稿頑張ります!
では! - 3二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:10:36
ズガァァァァァァン
スケバンA「おわっ!なんだ今の!?」
スケバンB「並の武器じゃねぇぞ!?」
???「今のは威嚇です。次は当てますよ?」
スケバンA「こいつ……」
スケバンB「おい、シャーレの先生もいる!引き上げるぞ!」
タッタッタッ
住民「本当に助かりました!」
???「いえ、私が通りかかって良かったですね!帰りは気をつけて!」
住民「はい!ありがとうございます。是非お名前を……」
???「……名乗るほどのものではありません。ほら、さっきのスケバンが仲間を連れてこないうちに!」
住民「は、はい!本当にありがとうございました!」 - 4二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:10:45
先生とアリスの娘…!? 生機融合体か何か!?
- 5二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:13:48
先生「こんばんは。治安維持に協力してくれてありがとう」
先生「私はシャーレの先生だけど……初めて会うね。その制服、ミレニアムの生徒かな?」
???「シャーレの先生……って!」
???「お父さん!!」
先生「…………え?」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
娘?「やっぱりお父さんです!うわあ、本当に若いです!」
先生「ええ!?若い!?お父さん!?私独身なんだけど!」
娘?「ああ、話が急すぎましたね。どうです?どこかで休憩しながらお話ししませんか?お父さん!」
先生「いやいきなりそんなこと言われても…………」
ドサッ
先生「?」 - 6二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:15:37
モモイ「」
ミドリ「」
ユズ「」
アリス「あ、先生!」
先生「……いや違うんだわ」
モモイ「先生がパ◯活してるーっ!!!!!!」
先生「モモイーッ!!!!!!」
ユズ「せ、先生……?」
ミドリ「うそ……でしょ……?」ヘタッ
先生「違う違う違う!この娘はたまたまここで初めて会った子で、話を聞かせてもらうためにどこかに入ろうとしてただけなんだって!」
娘?「それまんま◯パ活の説明でも通るじゃないですか。ちょっと落ち着きましょうよ」
先生「君がお父さんなんて呼ぶからだろ!」
娘?「いえ、事実ですから!」 - 7二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:33:16
娘?「それにしても良いタイミングです。ゲーム開発部の皆さんにもお会いしたかったですし!」
モモイ「え、もしかして私たちのゲームのファンとか……?」ボソボソ
ミドリ「知り合いではないし、その可能性はかなり高いかも……」ボソボソ
娘?「やっぱり皆さん昔から仲が良かったんですね!」
娘?「モモイさん、ミドリさん、ユズさん、そして…………」
娘?「お母さん!」
アリス「…………?」
先生「え"っ…………!?」
モモイ「アリスと先生の…………娘ーーーーっ!?!?!?」
アリス「? アリスは先生と結婚はしていませんよ?そもそもセッ」
ユズ「ア、アリスちゃん!!」 - 8二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:39:23
モモイ「先生やっぱりロリコンじゃん!一緒にゲームしてる時も、なーんかヤラシイ視線を感じると思ったんだよね!」
先生「やっぱり!?そもそもロリコンじゃないってば!」
ミドリ「はあ……はあ………………オ"ェ"ッ!!!!」
ユズ「お、落ち着いてミドリ!水!水飲める……?」
ミドリ「あ、ありがとう…………それで、アリスちゃんがお母さんで先生がお父さん……?」
エルフ「はい!私の名前は…………あー、エルフ!エルフって呼んでください!ミレニアムサイエンススクールの1年生です!」
モモイ「同い年!?じゃあ、アリスは私たちと出会う前に先生と既に出会っててセッ……妊娠、出産、子育てをして、先生とアリスはその事実を隠して『時計じかけの花のパヴァーヌ編』を進めてたって……こと!?」
先生「なわけあるか」
アリス「先生、鬼畜です!」
先生「今アリスもその容疑がかかってるんだからね?」
エルフ「ふふ、混乱させてしまいましたね」
エルフ「説明すると、そもそも学生結婚ではありません。私は未来から来たんです!」 - 9二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:46:36
先生「み、未来……?」
ユズ「さっきから衝撃的な展開が多すぎてついていけなくなりそう……」プシュー
エルフ「私はエンジニア部に所属しているんですが、ついにタイムマシンを完成させたんです」
エルフ「それでせっかくだから、若い両親や親しい人たちに会ってみようと思い、この時代に来たんです」
先生「な、なるほど……」
ミドリ「信じがたいですけど、それが一番合法ですよね」
先生「合法て」
モモイ「でも時間が経っても年齢差は埋まらないよね?やっぱりロリコンじゃん!!」
ミドリ「それでエルフちゃん、やっぱり先生って未来ではアリスちゃんと…………してるの?セッ」
先生「モモイ!ミドリ!」
エルフ「そこまで聞かれても困りますって!何が悲しくて親のそういう事情話さないといけないんですか!」 - 10二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:55:57
エルフ「い、いやあそれにしても、昔だからやっぱり建物とか設備とか古いなぁ〜。レトロチック・ロマンって感じですね!」
ユズ(話逸らした……)
先生「嘘でしょ……ミレニアムはキヴォトスでも最先端の技術のある場所だよ?」
ミドリ「エルフちゃんが入学するまでに相当進歩したみたいだね」
モモイ「ていうかその武器!かっこいい!アリスの武器に似てるけど……サイズは普通の銃と同じくらいだね」
エルフ「ええ、その通りです。エンジニア部の作品で、お母さんのレールガンの設計から発展させて、小型化に成功したものです」
先生「大きいのもそれはそれでロマンあるけどね。ちなみに名前はあるの?『光の剣:スーパーノヴァ』みたいな」
エルフ「え"っ!?い、いやそれはちょっと……」
アリス「アリス聞きたいです!発展型、姉妹機……テンションが上がる要素盛りだくさんです!」
エルフ「…………るぎ」
アリス「?」
エルフ「『闇の剣:ダークネスノヴァ』…………です///」 - 11二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:56:56
スズラン(救護騎士団子育て)とかホシノ娘とかいるけど、最初から名前ありは珍しいな
- 12二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:57:51
ミドリ「あっ、ああ……」
ユズ「だ、誰にでもそういう時期ってあるもんね……!」
エルフ「ほらあ!だから言いたくなかったんです!ていうか、名付けたの中学生の時ですから!若気の至りです!でも変更できなくて……」
先生・モモイ・アリス「「「かっこいい……!」」」キラキラ
エルフ「え」
先生「光に対して闇!」
モモイ「勇者の娘が魔王になるパターンね!あるある!」
アリス「シリーズものでよくあるパターンですね!アツいです!」
ミドリ「食いついてる……」
先生「間違いない!この子は私とアリスの子だ!!」
ユズ「ええ……」
エルフ「こんな形で信じてもらえるとは……」 - 13二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:02:38
アリス「はい!アリスもう一つ質問があります!」
アリス「アリスと先生は…………未来ではラブラブなんですか?」
ユズ(聞いちゃった!)
先生「ア、アリス!」
エルフ「あー…………ラブラブ、ですよ」
先生「お、おお……///」
モモイ「うわニヤけてる」
先生「いや全然」
ミドリ「アリスちゃんは、先生のこと好きなの?」
アリス「先生のことは好きですが……結婚についてはよくわかりません……」
モモイ「先生はともかく、今のアリスに恋愛感情は無さそうだよ……?」ボソボソ
先生「聞こえてるよ」 - 14二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:09:09
ユズ「未来から来たっていうのも嘘なのかな……?」ボソボソ
エルフ「…………信じるかは別ですけど、ユズさんは私の未来では社長になってますよ」
ユズ「!?」
エルフ「ミレニアムの卒業後にゲーム開発部の4人でゲーム会社を立ち上げて、そこで出したゲームが大ヒットしました」
エルフ「モモイさんはプロデューサー、ミドリさんはデザイナー、お母さんはプロジェクトマネージャー兼プログラマです」
エルフ「おかげで、私も生活は裕福です」
モモイ「お、おおお……!やっぱりテイルズ・サガ・クロニクルのシリーズがどこかでヒットしたんだよ!」
エルフ「あっ、それに関しては会社史上最悪の黒歴史として語り継がれてます」
モモイ「う"っ……」
モモイ「や、やっぱり華のJKとしてはさ!アリスと先生の恋愛模様が気になるよね!こっからどんな風にラブラブになるのかなぁ!?」
先生(話題逸らしたな) - 15二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:11:09
ミドリ「うぅ……祝福したいけど……複雑……」
エルフ「……まあ未来のことはいいじゃないですか。ネタバレしすぎは良くないと思います」
エルフ「あ、私セミナー行きたいです!」
モモイ「ゲッ、ユウカかぁ……ユズ、今ってうちの部なんか聞かれたらまずいことあったっけ?事情聴取の予行演習しておかなきゃ」
ユズ「今は大丈夫だと思う」
先生「犯罪組織かな?」 - 16二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:25:06
セミナー
エルフ「こんばんは〜……どなたかいらっしゃいますか……?」
ノア「はーい……あら?初めて会う方ですね?」
エルフ「ノアお姉さん!?」
ノア「私のことをご存知ですか……はて、私が人の顔を忘れるなんてことあるでしょうか?」
ユウカ「どうしたのよ一体」
エルフ「ユウカお姉ちゃん!」パァァ
ユウカ「お姉ちゃん!?わ、私たち初対面よね……?」
ユウカ(か、かわいい……!)
コユキ「あ〜またユウカ先輩がだらしない顔してる」パシャパシャ
エルフ「コユキお姉さん!?!?」
コユキ「お姉さん?」
ユウカ「撮らないで!!」
先生「ノア、ユウカ、コユキ。説明するよ」 - 17二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:29:17
エルフ「……というわけで、私は天童アリスと先生の娘なんです!」
ノア「えっそれって……」
ユウカ「先生アリスちゃんに手を出したんですか!?!?!?」
先生「なんか出したらしいよ、未来の私(諦め)」
コユキ「え〜先生やっぱりロリコンじゃないですか〜!にははは!」
先生「コユキ、後でお仕置きね」
コユキ「囧」 - 18二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:41:51
ノア「なるほど未来から……技術の進歩は凄まじいですね」
ユウカ「信じられないけど、嘘をついているようには思えないわね……」
コユキ「それでそれで!未来の私たちはどんな感じになってるんですか!?」
エルフ「えーっと、まずコユキお姉さんなんですけど、すごく綺麗な大人の女性になってます……」
全員「「「!?」」」
エルフ「喋り方も姿勢もスタイルもこの時代と全然違くて……え、本当に何があったんです?私の時代のコユキお姉さん、にはは♡(セクシーボイス)って感じです」
コユキ「え?え?」
ノア「よほど怖い目にあって、矯正せざるを得なくなったとか?」
エルフ(ノアお姉さんの教育でこうなった可能性が高い、というのは黙っておきましょう) - 19二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 20:54:48
エルフ「そしてノアお姉さんですが、おおよそ今と同じですね」
ノア「そうですか……」
エルフ「ただ、こう……本人を前にして言うのは気まずいんですが」
先生「ですが?」
エルフ「すごく……えっちなお姉さんって感じです、未来のノアお姉さん」
ノア「!?」
エルフ「あらあら♡とかうふふ♡とか言う感じの」
エルフ「むちっ♡むちっ♡むわぁ♡って感じです!」
先生「ほう……」
ミドリ「先生嬉しそうですね?」
先生「いやあ?」
ノア「私の身に何が起きたんでしょう……」
コユキ(たぶんそのまま大人になっただけじゃないですかね……) - 20二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:02:38
嘘だろ…ノアがまだまだ大きくなるだと…!そんなの僕のデータにないぞ!?
コユキが妖艶なのも僕のデータにないぞ!? - 21二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:14:19
エルフ「最後にユウカお姉ちゃん!」
エルフ「ユウカお姉ちゃんは特に優しいんです!いつもお菓子とか服とか買ってくれます!」
モモイ「なんだかんだユウカは面倒見良いからね」
ユウカ「照れるわね……///」
エルフ「でもしょっちゅう抱きついてきたり匂いを嗅いだり、キスを要求してくるのは考えものですね」
エルフ「施しを受けている手前断れませんが」
モモイ「うわあ」
ユウカ「」
先生「ユウカ、最低」
ユウカ「ち、違……ええ!?」
モモイ「だっははははははwwwwwwやーいロリコンユウカ〜!」
ユウカ「モモイ!!」
エルフ「あ、モモイさん態度には気をつけた方がいいです」
エルフ「未来ではユウカお姉ちゃんにもゲーム開発部の会社を手伝ってもらっているんですが、ほぼ毎月のようにモモイさんはユウカお姉ちゃんにペコペコしてます」
モモイ「」 - 22二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:26:55
ユズ「絶対に不正はできないね」
ユウカ「なるほどね」
ミドリ「ヒエッ」
アリス「未来でもユウカと一緒にいられるんですね!」
ウィーン
ヒマリ「失礼します。セミナーと相談したいことが……あら?」
トキ「どうしましたヒマリ部長?……おや、そちらの方は……」
エルフ「おばあちゃん!トキ!」 - 23二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:28:01
ヒマリ…wおばあちゃん言われてるw
- 24二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:40:12
ヒマリ「おば……っ!?」
トキ「初めて見る顔ですが……私たちを知っている?」
先生「説明しよう」
アリス「先生!」
トキ「なるほど、つまり未来で先生はアリスとセッ…………してその子を授かり、立派なミレニアム生として成長し、この時代にやってきたと」
トキ「先生の趣味は理解しているつもりでしたが……まさか本当にアリスに手を出すとは」
先生「なーんかみんな私のことロリコンだと思ってるっぽいんだよなぁ。一番矛盾が生じるのはそこだと思うんだけど」
ヒマリ「待ってください。私がおばあちゃん扱いされる理由が一つも出てきませんでしたよ?説明を求めます!」 - 25二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:58:45
エルフ「ああ、それについては本当の祖母という意味ではなく、おばあちゃんのように私に良くしてくれてたので、あだ名のようなものです」
エルフ「両親が忙しい時も、トキと一緒に私の面倒を見てくれてたんです」
先生「前向きな理由だったね」
ヒマリ「まあ、良しとしましょうか」
トキ「というか、なぜ私は呼び捨てなんです?他の皆さんは『さん』付けなどしているのに」
トキ「もしや、気を遣わせないためにあえて友達のような距離感で接していた、とかでしょうか?」
エルフ「いえ、面倒見てくれたとは言いましたが、トキはうちに来てはいつも勝手に私のお菓子を食べたりお母さんのゲームを勝手に進めたり、お昼寝してばっかりでしたから」
エルフ「トキに敬意は示したくありません」
トキ「」
先生「後ろ向きな理由だったね」 - 26二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:10:50
アリス「トキは変わりませんね!」
ヒマリ「私も、理由は良かったとはいえ『おばあちゃん』ですか……」
エルフ「で、でも!おば……ヒマリさん未来でも大活躍ですよ!?」
エルフ「なんでも、卒業生のウタハさんやチヒロさん方と協力して、反重力装置を開発したとか!」
エルフ「それを利用して、車椅子で空を飛んだり超高速で走り回ったりしてるんです!」
ヒマリ「反重力装置……タイムマシンの前では霞みそうですが悪くないですね」
エルフ「すごいですよもう!授業でも歴史の偉人として紹介されて、学校内でも二つ名付きで呼ばれるくらい人気なんです」
エルフ「大地を駆け、空を自由自在に飛び回る様子を表して……」
ヒマリ「何でしょう……『超天才清楚系アクティブ美女ハッカー』とかですかね」
エルフ「『フリーダムババア』と呼ばれています!!」
トキ「んふっ」
ヒマリ「」
先生(妖怪の類だったか……) - 27二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:29:54
エルフ「あ、あれ……未来では結構気に入ってそうだったのに……」
ミドリ「大人になって丸くなった後ならまだしも、現役JKに『ババア』はキツいと思う……」
アリス「あの……リオ先輩!リオ先輩はどうなっているんですか!?」
ヒマリ「!」
エルフ「ああ、リオさんなら…….」
先生(リオ……かつては考え方の違いから対立はしたけど、色彩の危機が訪れた時には協力し合うことができた)
先生(未来では立ち直ってくれていると嬉しいんだけど、どうだろうか)
エルフ「リオさんも、ヒマリさんと同じく偉人として語り継がれていますよ」
エルフ「ミレニアムを守るためとはいえ罪を犯した過去があるとは聞いています。それでも私の知るリオさんは、自身の正義のあり方を今も探し続けている、といった印象です」 - 28二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:37:32
エルフ「ヒマリさんともよく協力し合ってるんですよ?昔は仲が悪かったみたいですが……」
先生「!!」
ユウカ「リオ会長……良かったですね、ヒマリ先輩」
ヒマリ「話だけ聞くとどうにも納得しがたい部分はありますが……私にも心境の変化があったのでしょうか」
アリス「そうですか……リオ先輩も元気なようで良かったです!」
エルフ「ちなみにリオさんの二つ名は『ジャスティスババア』です。ヒマリさんと対をなして、正義を求める者としてのものです」
先生「!?」
ヒマリ「んっふふふふふふ!いい気味ですねぇ♪」
先生「ヒマリさぁ……まあ、親しみを持たれてるという意味ではいいのかな?」 - 29二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:47:16
トキ「ところでエルフ、未来とは今から何年後なんです?」
エルフ「何年後……ですか?」
先生「そうか!みんなの近況も大事だけど、この平和があと何年続くか、未来の脅威なんかも確かめておかないと……」
トキ「いえ、先生は一体アリスが何歳の時にセッ……したのか気になっただけです」
先生「あのさあ!!今めっちゃいい雰囲気だったじゃん!ここで私の罪を掘り起こして楽しいかい!?」
エルフ「…………19年後です」
先生「答えちゃうの!?小さい子どもたちもいるのに!!」
ユウカ「つまり1年生のエルフちゃんの年齢15歳、今のアリスちゃんの年齢も15歳、先生とアリスちゃんがセッ……してから出産までを約1年とすると(早口)」
ユウカ「先生は18歳のアリスちゃんに手を出して、アリスちゃんは19歳で『母』になったことになります(大声)!!!!」
先生「さすが冷酷な算術使い、追及の仕方に容赦がない」
ユウカ「先生、最低です」
先生「ちっくしょおおおおおおおおおおお…………!!」 - 30二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:52:02
草
最低だな未来の自分 - 31二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:52:27
テンポ良くて面白いな…フリーダムババアとジャスティスババア好き
- 32二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:02:23
アリス「なるほど、3年後に先生はアリスに手を出す……リマインダーに予定を追加しました!」
モモイ「予定名は?」
アリス「『時計じかけの花のパヴァーヌ編 第4章 未成年レ◯プ!野獣と化した先生』です!」
先生「いやタイトル。てか3章は?しかも私が無理やりした前提?」
ミドリ「そんなものリマインドしなくていいから」
全員「」ジトー
先生「みんなも……さぁ!!そんなさぁ!!ゴミを見るみたいな目で見ないでよ!!!!」 - 33二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:06:49
ノア「そういえば、ヒマリ部長はセミナーに用があると仰ってませんでしたか?そちらの方は……」
ヒマリ「そうでした!丁度先生もいることですし、同席をお願いします」
ヒマリ「内容はアリスが来た時や色彩が来た時など、私たちの前に立ちはだかった機械の集団『Divi:Sion』についてです」
先生「!」
ヒマリ「実は最近廃屋付近で彼らの動きが活発化していると報告がありまして…………」
モモイ「なんか難しそうな話になってきたね」
アリス「エルフ、どうしますか?」
エルフ「うーん、お父さんもお仕事忙しそうだし、私たちだけで他の部活に行きたいです!」
ユズ「そっか、次はどこに行きたい?」
エルフ「C&Cです!」
ミドリ「先生、私たちは先に出ます。合流できそうなら連絡ください」
先生「わかった、気をつけてね」 - 34二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:09:09
ミレニアムサイエンススクール・エントランス
先生「ふー終わった終わった。エルフはと…………お!」
エルフ「あ、お父さん。お疲れ様です」
先生「どうだった?ネルたちには会えた?」
エルフ「いえ、ネルさんだけ外出中とのことでお会いできず……他の皆さんとはお話しできたので良いのですが」
先生「そっか、ネル忙しいもんね」
先生「…………少し、私とお話しする時間あるかい?」
エルフ「ええ、大丈夫ですよ」
先生「ありがとう。えっとね…………」
先生「未来の君の家庭環境について、気になることとか、もっとこうしたいなとか、あったりする?」 - 35二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:11:35
エルフ「…………言葉選びすぎです。要するに家庭環境に問題があるんじゃないかってことですよね?」
先生「……気になってたんだ。私とアリスについてはあまり話したがらなかった割に、他の生徒については積極的に話していたからね」
先生「あと、生活『は』裕福って言い方も気になって」
先生「考えすぎだったらごめんね?でも職業柄どうしても気になって」
エルフ「……………………はあ、お父さん鋭すぎです。生徒からモテるっていうのもあながち嘘じゃなさそうですね」
先生「……」
エルフ「別に問題ってほどじゃないですよ。お父さんもお母さんも一生懸命でいい人です」
エルフ「小さい頃はよく遊んだり、一緒にご飯を食べたりしてたんですけど、最近、特に高校生になってからあんまり家族の時間なくって」
エルフ「お父さんはずっといろんな生徒や卒業生につきっきりで、お母さんもゲームの会社だけじゃなくてミレニアム附属の研究機関の仕事も入ってくるようになって、家族3人揃うことが珍しくなりました」 - 36二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:13:47
おう…つらい
- 37二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:15:29
エルフ「でもお父さんはミレニアムの、キヴォトスの生徒たちのためだからって私に言って聞かせるんです。電話越しに」
エルフ「………………っ、私がいるのにですよ!?生徒のことは気にかけるのに、娘のことは蔑ろにしていいんですか!?」
エルフ「先生の仕事ってそんなに大事なんですか!?話を聞いて頷いて癒すだけで、誰でもできるでしょう、そんなこと!!あなたの仕事はマスコットキャラなんですか!?」
先生「……」
エルフ「……そんな中で、私の誕生日にそれは起きました」
エルフ「もう高校生だから、日々の生活に文句も言わないから大丈夫だと思ったんでしょうね」
エルフ「お父さんとお母さん、なんて言ったと思います?」
エルフ「『あなたは本当の娘じゃない』ですよ!?」 - 38二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:16:08
ロリコンじゃなかったのか…
- 39二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:23:30
先生「!」
エルフ「私は拾い子だったらしいです。なんか、道端に落ちてたとか、放っておけなかったとか、それでも愛してるとか」
エルフ「馬鹿にしないでくださいよ!!それって結局、見捨てるのも後味悪いから惰性で飼ってただけですよね!?」
エルフ「本当だったらお母さんだってもっと青春したかったでしょうし!お父さんだってこんな形じゃなく普通に結婚して、本当の子どもが欲しかったでしょうよ!」
エルフ「でも2人は責任感が強いからそれをしなかった!わかるんですよ、私が居なかったらもっとスムーズに良い家庭を築けたんだろうなって……」
エルフ「はあ、はあ…………はは、良かったですね。あなたは生徒に手を出すロリコンなんかじゃありませんよ」
先生「……」
エルフ「……そもそも、この名前だって気に入ってないんです。大切な人から取っただか何か知りませんが、おばあちゃんみたいなシワシワネームっぽいし……」 - 40二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:24:42
色々聞けて良かった笑って良いか分からないけど名前の所腹抱えて笑ってる
- 41二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:25:24
先生「……エルフが?」
エルフ「あっ…………いえ、違うんです。エルフは偽名です」
エルフ「本名名乗って過去に影響があるのも怖かったのもあるんですけど、この名前好きじゃなくて……」
エルフ「それでもうなんかいろいろ嫌になって、記憶にないくらいいっぱい2人に暴言吐いて、家を飛び出して来たんです」
エルフ「そのままミレニアムに籠って、悔しくてずっと開発してたら、タイムマシンが完成しちゃって、この時代に来たんです」
エルフ「本当はこの時代をめちゃくちゃにしてやろうかと思ったんですけど、若いお父さんやお母さんを見て、引き金を引けなくなってしまいました」
エルフ「……長々とすみませんでした。どう考えても親不孝ですよね。それもまだ先の話なのに」 - 42二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:27:40
先生「…………正直、今の私が何を言っても説得力は無いと思う」
先生「でも自分とアリスの性格はよくわかってるから、それを基準に答えるね?」
先生「まず……寂しい思いをさせて……ごめんね。君の言う通り、仕事を言い訳に家族を蔑ろにしていいわけがないんだ」
先生「……それから、私もアリスも君を拾ったことは絶対に後悔しないと思う。未来の私たちが君に言ったことは本当だろうし、きっと大丈夫と思っていたから話したんだろうね」
先生「……ただ、詰めの甘さが出たね。君の丈夫さに甘えていたんだと思う」
先生「きっと未来の私たちも、君を探してると思う。なんて言って謝ろうか、でも家出したことはきちんと叱らないと、とか考えながら。子どもが自分たちに愛想を尽かして家出するなんて、そんなの寂しすぎる」
エルフ「……」 - 43二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:34:36
先生「私もさ、小さい時親と喧嘩して家出したことあるんだよね。それで親戚の家に勝手に遊びに行って、ご飯食べさせてもらって、夜に家に帰ったっけな」
先生「その日はまあ、けっこうきっちり怒られて、いっぱい抱きしめられたっけなぁ……」
エルフ「……血のつながりは無いのに、行動は似るんですね」
先生「そうだよ!エルフもさ、未来に帰ったらいっぱい怒られると思うし、抱きしめられると思う。だから、その時は私やアリスを抱きしめ返してあげて?」
エルフ「…………!」
先生「いっぱいダメなところを見せて、さらに頼み事まですることになっちゃったけど」
先生「私もアリスも……結構抜けてるとこ多いからさ、はは」
エルフ「……わかりました。元の時代に帰ります」 - 44二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:36:30
エルフ「では、短い間でしたがお世話になりました」ペコ
モモイ「もう帰っちゃうの!?1日くらい泊まっていけばいいのに!」
ミドリ「せっかくだし部室のゲームで遊びたかったけどね」
ユズ「未来でも元気で、それから私たちのこともよろしくね」
エルフ「はい、皆さんもお元気で!」
アリス「エルフ……」
エルフ「お母さん……。戸惑うこと多いと思うけど、お互い頑張ろうね」
アリス「アリス、絶対絶対エルフを幸せにします!だから……また会いましょう!」
エルフ「……はい!」 - 45二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:39:20
先生「あの子はもう帰った?」
アリス「はい。でも……」
先生「?」
アリス「この先アリスは、あの子にとって良い母親になれるのでしょうか?」
先生「……」
アリス「アリスに親はいません。だから親どういうものかわからず、スキルポイントも貯まりません。だから、立派な母親にジョブチェンジできる自信が無いんです……」
アリス「あの子は寂しそうでした。そんな時、母親はどんな言葉をかけるべきか、アリスは答えを出せませんでした」
アリス「それが心残りです……」
先生「…………アリス、その答えは……」
エイミ「ここにいた、先生!」 - 46二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:42:03
エイミだ
エイミの事聞けなかったなそういや…残念 - 47二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:43:34
先生「エイミ!」
エイミ「部長が話があるから来て欲しいって。さっきの調査の件、想定よりDivi:Sionたちの活発化が激しいみたい」
先生「そっか……」
モモイ「何!?なんかやばい事件でも起きるの!?」
ミドリ「先生、脅威が迫っているならそれこそエルフちゃんに聞けば良かったんじゃ……?」
先生「…………せっかく旅行に来てくれたんだよ?そんな時に深刻な話はできないよ。それに……」
先生(家庭環境のこともある。この問題はこの時代の人間で解決するべきだ)
先生「……ううん!私はヒマリのところへ行くから、みんなは先帰ってて!それじゃ!」
ユズ「先生……」 - 48二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:46:49
一方未来のキヴォトス・ミレニアムにて
エルフ「よっ……と!私の時代到着!……………………って」
ゴオオオオオオオオオオ‼︎
キャアアアアアアアアア‼︎
住民「助けてくれ!」
住民「家族と!家族と連絡が取れないんです!」
ヴァルキューレ生「落ち着いてください!我々の避難指示に従って!」
エルフ「なに……これ……」 - 49二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:48:28
未来が変わった…?
- 50二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:50:03
エルフ「ここ本当にミレニアム?ビルが溶けて、人がいっぱい倒れてる……」
エルフ(焼け野原に変わり果てて……タイムマシンの設定ミスった?)
エルフ(嫌だ……考えたくない……ここが私の時代だなんて……!)
ブーッ!ブーッ!ブーッ!ブーッ!
エルフ「うわっ!?そ、そっか、過去に行ってたからモモトークの通知が届かなかったんだ…………」 - 51二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:51:36
モモイ『無事!?』
ミドリ『安全なところに避難できたら連絡して』
ユズ『落ち着いて読んでね。先生とアリスちゃんが……』
エルフ「…………え」 - 52二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:52:25
やっぱり過去は変えてはいけないのか…
- 53二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 23:55:34
- 54二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 00:00:24
- 55二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 00:07:13
なんて気になるところで… おやすみ!!