- 1124/12/19(木) 10:06:23
の自分からメタ情報を渡されてアスランと同期になった世界線。
シンは２年早く（CE55年）生まれ、２年早く家族を、今度はブルーコスモスのテロで失ったものとする。
このスレは母と2週目のシンから色々と託された少年シン・アスカが心ただしく生きようと抗い、幸せになろうとする物語です
オーブ並びにプラントの設定があまり明快でない部分も描写する事がありますので、その際に独自設定を用いることがあります。
また、外伝や模型情報、スタッフ発言を全て網羅してはおりませんので、「そこ設定ある」等のご指摘は歓迎しております。
しかしながら、スレの進行上「このスレはこちらで行きます」と申し上げることもございます。
ラクスとシンとアビーとが急接近してしまったのでCP注意が付きました…リオさんとイングリットもまだ行動に移してないけど脳を焼かれてます
これでハーレムスレは目指してないと言ったら怒られます？
あとニコルとミーアが順調にカップル - 2124/12/19(木) 10:27:26
前スレ
【CP・年齢操作注意】シンが人生二週目【独自設定あり】PHASE10｜あにまん掲示板の自分からメタ情報を渡されてアスランと同期になった世界線。シンは２年早く（CE55年）生まれ、２年早く家族を、今度はブルーコスモスのテロで失ったものとする。このスレは母と2週目のシンから色々と託された…bbs.animanch.com第15話「新星の攻防」の続き
◎アスラン初陣、アスランとニコル、シンの精神面の弱さを知る
◎アビーがシンに本気になってしまう
◎ニコル初陣。シン、ニコルを庇って大戦果を挙げるもアサルトシュラウドが大破
◎シンのシグーで115mmレールガンシヴァ試験運用
◎オロール、マシュー登場
◎ヴェサリウスが罠にはまるがシンが敵旗艦を中破して敵将を討ち取ったのでその混乱に乗じて包囲突破
◎ヴェサリウス、大破したためガモフに護衛されて撤退
◎アデス、ため息をつきながらシンを弟子に
◎シン、ハインラインに完全に目を付けられる
◎新星攻防戦集結。新星はボアズに
第16話「卒業」
◎シン達の実地演習終了
◎シンへのネビュラ勲章授与決定
- 3124/12/19(木) 10:28:06
シンが人生二週目過去スレ＆情報まとめ
シンが人生二週目過去スレ＆情報まとめ | Writening【過去スレまとめ】 最初のスレ https://bbs.animanch.com/board/3975604/ 第1話「覚醒」 ◎シン・アスカ13歳、ブルーコスモスのテロにより家族を目前で失う ◎シン翁、精神が凍り付いたシン・アスカ13歳に代わ…writening.net過去スレまとめと情報まとめは分離すべきか試行錯誤中
そろそろ過去スレまとめは分離すべき？
- 4124/12/19(木) 10:28:53
主人公
シン・アスカ
１4歳。ザフトアカデミー入学式の日に誕生日を迎えた移民の孤児
別世界線のシン・アスカ翁（享年89）から夢という形でメタ情報と疑似経験、そして希望を託されて精神は回復している
疑似経験もあってかＭＳ操縦は既にエース級で武功によりネビュラ勲章を授与されることに
ラクス・クラインと心が通じ合い、歌手としてもブレイク中（その甲斐あってプラントとオーブの関係良好）
更にはアコード達とは精神通信ができるようになり、野生のアコードと言うべき存在になった上
DUPE粒子の恩恵により分身できるようになった
心の仮面が剝がれると一人称が俺でなく僕になる。同期以外からは好かれており、人たらし疑惑あり
特殊能力【レディキラー年上特化（好感度ダイスに＋20％ ただし好感度合計は最大100）】獲得してしまった
称号【血のバレンタインの予言者】効果：戦略・政略における判定diceに＋10
他に【歌姫の間男】【ジュールのツバメ】【プラントのカサンドラ】【ハインラインのモルモット】といった二つ名がある
開始時の主人公
シン・アスカ（2週目）
享年89歳。通称翁。若くして出世し（すぎ）たけど子供が出来たのを機にこれ幸いと退役して主夫業に専念
しかし、子育てが一段落したら政界に引っぱり出されて評議員までやらされる。
孫・曾孫に囲まれて天寿を全うしたと思ったら13歳の自分と似て非なるシン・アスカに憑りついていた
メゾンドアスカ住人になり、たまにシンに記憶を送り込んでくる
主人公の心の鎧
メゾンドアスカの面々
シンの心象風景。彼らからの愛、そしてシンの愛によって、悪意に対しては鉄壁の心性防御を誇る
別世界線の両親とこの世界でのシンの両親が合体してディスティニーの機体を形作り、そこに別世界線のシン・アスカ翁が宿っている。
花園は別世界線のレイとステラが変じたもので、マユも二人。
さらにディスティニーには月の光（別世界線のルナマリア）が差し込んで、時々いちゃついている
シュラとの模擬戦の際にその実力を発揮し、シンを完勝させた
- 5124/12/19(木) 10:29:40
プラントの人々
原作メインヒロインにしてこのスレの暫定ヒロイン
ラクス・クライン
当スレのヒロイン候補筆頭格である原作ヒロイン。最高評議会議長の娘でアスランの婚約者
シンと心が通じ合った結果メタ知識を得たばかりか、アコードとしての力に目覚めてしまう
プラントひいては世界の命運が自分の行動にかかっていると知らされ、その重圧に苦しんでいる
シンを必要としており互いに依存しているが、二人まとめて未来のヤマト准将に依存している
無事オルフェとは破談になり、アスランとの関係も良好。でも、どうするの、シンとの関係？
主人公の友人1号
レイ・ザ・バレル
シンの決意と苦悩を真の意味で知る数少ない人物の一人。【ダーム・デュ・ラック】【ブローディア】のメンバー
音楽仲間のミーアが傷つけられた件にデュランダルが関与したのではないかと疑っている。シンとの友情を自覚した
主人公の保護者1号（inプラント
ラウ・ル・クルーゼ
ザフトのエースで精鋭部隊クルーゼ隊の隊長
ラスボスへの道を歩み始めるが、芽生え始めたデュランダルへの疑心からレイの為にシンを鍛えようとする
上官としてシンやスターファイブを鍛え導く
主人公の保護者2号（inプラント
ギルバート・デュランダル
遺伝子学の若き権威。レイの保護者でもある。原作では2代目ラスボス
ディスティニープラン実現に向けて密かに暗躍。だが、タリアやラウ、レイとの関係など足元が疎か
- 6124/12/19(木) 10:30:32
スターファイブ
シンの同期のプラント期待の新星たち5人。いずれも最高評議会評議員の子弟。
その実力は他と懸絶する。ファンクラブもある（会員の大多数は学外）
アスラン・ザラ
スターファイブ筆頭格の完璧超人。ラクスとは婚約者であり恋愛感情もほのかにあるが、彼女がシンと親しい事に微かに嫉妬
本来の歴史と異なり次席卒業に。最近シンのことが心配になってきた
イザーク・ジュール
スターファイブ次席のツンデレ枠。本来の歴史と異なり首席卒業に
シンとはライバルとして互いに切磋琢磨する
ニコル・アマルフィ
スターファイブ3席にして癒し枠。出会った当初からシンに友好的ですぐに打ち解けて親友になった
【ダーム・デュ・ラック】【ブローディア】のメンバー。ミーアに対しても容姿や声ではなく、内面や歌を評価するイケメン
シンの歪さとラクスと相互依存に気づき、心配している。やはり、真のイケメン
本来の歴史と異なり４席卒業に。
ディアッカ・エルスマン
スターファイブ4席にして悪友枠。原作でもイザークの親友。出会った当初からシンの事情を知っており複雑な表情であった。
ラスティ・マッケンジー
スターファイブ5席。ニコルに代わるシンのパートナー。撮影技術はプロ級
- 7124/12/19(木) 10:31:37
ミーア・キャンベル
ラクス・クラインとよく似た声を持つ新人歌手。デュランダルの画策によって容姿までラクスそっくりに整形されてしまった
それを契機に【ダーム・デュ・ラック】のメンバーとしてメジャーデビューを果たし、ラクスと【金環食】を組むが、
彼女の声ではなく歌を聞いてくれる大切な人々である【ブローディア】の皆と別れる気はない
ニコルからの情熱的なアプローチを受けて恋人関係にある。姑のロミナさんとの関係は複雑な模様
リオ・マオ
ラクスの付き人17歳。原作では自由から登場したラクスの秘書。
スキャンダル回避のためにラクスとシンの会席に同伴し自分がシンに熱烈に恋してしまう
ヒルダ・ハーケン
ラクスのSP。密かにラクスを愛しているがシンにも好印象
シーゲル・クライン
ラクスの父で最高評議会議長。娘にシンとの交流を許可する等理解のある人物
シンとラクスの状況を知り、二人に政治についての教育を施す
エザリア・ジュール
イザークの母で最高評議会議員。ザラ派のナンバーツー。シンがツバメであるという疑惑は日に日に深まる
ユーリ・アマルフィ
ニコルの父でロミナの夫で最高評議会議員。一応クライン派。既にニュートロンジャマ―キャンセラー開発済み
- 8124/12/19(木) 10:32:48
パトリック・ザラ
アスランの父で国防委員長。レノアの夫。バレンタインの悲劇で愛妻を失った事もあってプラント防衛に心血を注ぐ
コーディネーターの未来の為にナチュラル殲滅を謀るが、原作よりアスランへの愛情を表に出している
アイリーン・カナーバ
最高評議会議員。クライン派。シンに対して懐疑的
レイ・ユウキ
ザフトアカデミーの教官でスターファイブとシンの担任。原作でもアスランたちの恩師だった。
スターファイブとシンそれぞれに配慮しながらも厳しく鍛えた。
アーサー・トライン
ザフトアカデミーの助教でスターファイブとシンの副担任。良き理解者だが発言力は高くない
今度こそ、アサインルートを完走できるか！？
アレクセイ・コノエ
ジャガンナートの後任としてアカデミーに着任し、シンの幕僚課程を指導する
アビー・ウィンザー
ヴェサリウスの管制官。実は情報部員
シンをからかいながら監視するはずが木乃伊取りが木乃伊になって熱烈に恋してしまう
- 9124/12/19(木) 10:34:58
ミゲル・アイマン
「黄昏の魔弾」の二つ名を持つザフトのエースパイロット。シン達の2年先輩
原作では新星攻略戦で活躍したが、このスレではシンに活躍の場を持って行かれてしまった
フレデリック・アデス
ヴェサリウス艦長。胡散臭い仮面の上官や訳ありばかりの部下に囲まれつつも実直に任務を果たす
シンに対しても隔意があったが懐かれて面倒を見ている
アルバート・ハインライン
ハインライン設計局の誇る天才エンジニア。シンに目を付け色々とテストに利用する
オーブの人々
カガリ・ユラ・アスハ
ウズミの娘。シン（2週目）の記憶によれば未来の代表首長。
【サクラソウ】のヘリオポリス公演でシンと再会し、ラクスとも顔見知りになった。ラクスとシンの仲を疑っている
ファウンデーションの人々
シュラ・サーペンタイン
アコード最強の戦士。シンの実力を確かめる為にやってきたが、認めたくない
イングリット・トラドール
アコードの一員。シンに脳を焼かれ、ラクス側に寝返った
実は砲撃担当なのでアーサーとは得意分野が重なっている。意外と接点があるからワンチャン？
シン達の卒業後もアカデミー職員をしながらラクスの側近に収まる予定
- 10124/12/19(木) 10:35:43
コメントありがとうございます
前スレ194
これから戦いは続きますし、アラスカ、ボアズ、ヤキンと消耗するから何人生きて最初の戦後を迎えられるか…
前スレ195
フルネームがあって顔も声もある分ミネルバのモブパイロットたちより扱いよかったのね…
前スレ196、198
まぁ、ヘリオポリスでの開発は変えないことにしましたので…18話をお待ちください
前スレ197、199
前スレ200
その願いは…ドラゴンボールでも聖者委でも無理な気が…
なお、18話でdice振るよ、ラスティは
ミゲル、オロール、マシュー「「「俺たちは？」」」
- 11二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 13:00:09
そういえばこの世界線のシンはカウンターアコードなる存在に目覚めたけど翁はその事についてどう思ってるんだろうか
- 12二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 13:29:43
このレスは削除されています
- 13二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 18:22:37
訓練生の犠牲が少なかったのはアスカチャレンジの影響かなぁ……アスカチャレンジの訓練内容にシンの今回の闘いが追加されてそう……あと、艦の指揮官やってみようっていう複数人で挑戦するアスカチャレンジも追加されるな……
- 14二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 18:30:18
そういえばシン、訓練で船動かしたけど……ノイマン辺りから教わったかなぁ……？次動かす機会があったらバレルロールしたりして(笑)
- 15１24/12/19(木) 22:20:42
宇宙港ではアスラン、ニコルの許に家族たちが出迎えていた
シンの許にもレイとそしてトライン助教が出迎えてくれている
「やぁ、シン！お疲れ様、いやー、凄い活躍だったみたいだねぇ」
「よく無事に帰ってきてくれた」
「お前のことはこちらでも大きく報じられていた。ネビュラ勲章受勲間違いなしともっぱらだ」
「…そうか…ありがとう、レイ。そう言ってもらえるのが一番うれしいよ」
「シン？」
- 16１24/12/19(木) 22:43:13
「シン…笑顔を作るんだ。君は今やザフトの英雄だ」
「君が今考えているであろうこともわからなくはないけどそれを表情に出してはいけない」
「…それが英雄たる者の義務だ」
「…俺は英雄なんですかねぇ」
「英雄だとも。君は生きて帰ってきた」
「それどころかあれだけの武功を掲げて、なおヴェサリウスの戦死者は０だ」
「胸を張るんだ…でなければ死んでいった者たちも浮かばれない」
- 17１24/12/19(木) 22:51:49
「…アカデミーからの研修者にも？」
「未帰還者3名だ」
「それは…はい」
「戦争なんだ。皆が帰ってこれるわけじゃない」
「頭の中でそうと承知はしていても飲み込めないかもしれない。それでも命じるよ。飲み込めとね」
「…」
無言で敬礼
「（死か…俺も向き合っているつもりだったが本当に直視できているだろうか…）」
- 18二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 23:20:45
このレスは削除されています
- 19１24/12/19(木) 23:22:56
「うん…それはそれとして…シン」
「はい？」
「ごめんね」
「スマンな」
「どうしたんだ、二人とも・・・っ！？」
ヒルダ「よう、坊主。ラクス様がお呼びだ。ツラ貸しな」
シン「ひ、ヒルダさん！？レイ、トライン助教!助け…」
- 20１24/12/19(木) 23:30:33
「トライン助教、バレルさん、ご協力ありがとうございますね」
アーサーの手を取って両手で包み感謝を述べる
イングリットの好感度76＋ dice1d10=2 (2)
「いやぁ、トラドールさんにはいつも助けてもらってるからね…」
「それにシンには僕が説教するより皆さんに叱られた方が堪えるでしょうし」
ちょっとデレっとなるがすぐに真顔に戻るアーサー
どうやら彼も研修中のシンの行動について報告を受けていたらしい
柔和な顔だが目が笑っていない
「俺とトラインさんの役目はニコルとアスランの出迎えが終わるまでのお前の足止めだったという事だ」
「さぁ、あちらでお前の罪を数えるとしよう」
「た、たすけ…」
「覚悟を決めな、坊主！勝手やらかした奴は説教されるんだよ。心配かけさせられた皆になぁ」
- 21１24/12/19(木) 23:59:23
シンは無茶を重ねたことをその場にいた皆に叱られたが一番堪えたのは
「ごめんなさい、アスカ君。私が、私がニコルを守ってねって言ったばかりに…」
という言葉であった
「いえ、俺も守りたかったからで…」
「そんな、母さんがそんなことを…」
「え、いや、その、違わないけど違…」
「俺を庇ったのも母上から何か…」
「シン…もう隠し事は無しですわ」
「（貴女に隠しごとなんて何もしてないでしょうに…）」
「（…本当に？）」
「う…」
「ギルティ（鉄は熱いうちに打て、水に堕ちた犬は叩けが戦術の常道です）」
「……」
「（誰か助けて―）」
泣けど叫べどシンに助けの手が差し伸べられることはなかったと云う
- 22１24/12/20(金) 00:15:15
ザフトアカデミー
「よう、dice1d3=3 (3) （１なら赤い悪魔 ２なら赤鬼 ３なら紅眼）」
「なんだよ、それ？」
「お前の二つ名さ。敵がお前のことをそう呼んで怖れているらしい」
「大げさだな、俺が戦ったのはこの一月ほどのことでせいぜい4，5回しか戦ってないぞ」
「だけどさー、敵はわざわざお前を殺すために罠まで張ったのに逆に指揮官が殺されて逃げだったそうじゃん」
「そりゃー、お前を恨むし目の仇にもするだろー」
- 23１24/12/20(金) 00:17:47
投下途中ですが体調により本日の投下はここまでです
おつき合いいただきありがとうございました
ちなみに連合からの呼び名ダイスはネタで赤い彗星と真紅の稲妻とか選択肢に入れたら
そこをぶち抜く確信があるのでそれは避けました - 24二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 01:06:21
お疲れ様です
ネビュラ勲章貰えるレベルの功績はしてるよね
メタ貼ろうとした指揮官殺してるとか恐ろしい
野生動物の二つ名みたいな恐れ方されてるよ - 25二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 02:17:20
お疲れ様です
機体ではなく当人の身体特徴から命名されたか
次は何に乗るか決まってないので慧眼だったかも - 26二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 10:06:48
- 27二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 10:54:18
戦場で誰が乗ってるかなんて判るもんじゃないから、敵側ってことは恐らく重装ディンの
ぐぽ～ん
から付けられた蔑称なんじゃなかろうか。 - 28二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 11:53:28
- 29二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 12:22:05
醜聞が絶えないのでインキュバス（淫魔）だのゴブリン（小鬼）だの言われるかもな
- 30１24/12/20(金) 19:41:26
コメントありがとうございます
翁「連中の精神攻撃や読心に対抗出来て地力が奴らより強いから女帝が勝手に言ってるだけだろ」
翁「キラ隊長の事をアコードの失敗作と言ってたのと同様、一方的で意味のない分類さ」
ノイマンから教わったかはともかく射撃命令の発音から確実にオーブ式の艦長教育を施されてますね
僕らの人の業仮面が暗躍していました
ネビュラ勲章持ちのエース様になったのでそれなりの専用機が用意されます
ハインライン設計局のビックリドッキリメカも付録についてきますが
一応公式見解では「紅騎士」さん扱いです。まぁ赤鬼呼びが広まりそうですが
インキュバス呼ばわりはプラントの適齢期のお嬢さんをお持ちの良家のご家庭で陰口で警戒されてそうですが
アグネス経由でルナマリアやメイリンから淫魔扱いされて落ち込むシンが見られるか！？
- 31１24/12/20(金) 20:07:05
「赤目の復讐鬼だそうだ…」
「まぁ、お前の経歴を見たらナチュラルはともかくブルーコスモスは殲滅する奴と思われていてもおかしくはあるまい」
「成程…そういうキャラ付けでもいいかもしれないな」
「キャラ付けですか？（また、変なことをやらかす気では？）」
「ああ、俺はレディ・ラクスとのデュオ活動でナチュラルとの融和を主張してきた」
「それが戦争になれば戦果を挙げて英雄様扱い。矛盾だと俺本人ですら思う」
「だったら、やはり家族を殺したブルーコスモスは許せないと訴えていくのが筋ではある」
「…ナチュラル虐殺に加担や肯定はしかねるしナチュラルとの融和も諦めないがな」
「それに多少主張を過激化させる以上その点以外は礼儀正しく振舞わなきゃいけないけどな」
「（エイプリルフールクライシスを見逃した時点でどの口がと自重もしたくなるけど）」
- 32１24/12/20(金) 20:29:22
「あー、ナチュラルとの融和はするし戦争も早くやめよう！」
「でも、それはそれとして汚物（ブルーコスモス）は消毒だ！ってキャラロールするのか」
「ま、いいんじゃねーの。バレタインの虐殺やらかしてその上で俺たちの自爆とかぬかす奴らなんか皆殺しにしても」
「ナチュラル殲滅を口にしないだけまだ穏当だからな…」
「うち（ザラ家）の係累はそういう人が増えていてな…そこまではやりすぎな気もするんだが、父上にしてからが…」
「パトリック様は最近集会でもそのように広言されているらしいな。それにしても、紅眼か」
「何故敵は戦果を挙げたのがシンだと知っているのだ？」
「そのシンがその二つ名で呼ばれているらしいと広まったのは連中の【危険な敵】リストが逆輸入された結果だと聞いたが」
「シンを殺す為にクルーゼ隊を罠にかけようとしたそうだし…スパイか？」
「考えたくはないがその可能性はあるな…」
- 33１24/12/20(金) 20:44:03
「情報漏洩はあるにしても情報部が逆に利用するために故意に流出させた可能性もあるだろ」
「そもそもが俺はプロパガンダ前提でアカデミー入学に際して色々便宜を図ってもらってたわけだし」
「そしたら、お前はブルーコスモスから見ると悪い意味で有名人だったんで狙われたってことか？」
「じゃないのか？クルーゼ隊の内情が筒抜けだったら俺よりクルーゼ隊長やアスランを殺しに来るだろ」
「ネビュラ受勲のエースに国防委員長令息だぞ」
※シンは情報の流出元が当のルーゼ隊長でシンについてもブルーコスモスを思いっきり煽っていた事実を知りません
「それもそうか…」
「まぁ、これからはブルーコスモスでなくてもお前を優先的に殺しに来そうだがな、ネビュラ勲章最年少受勲予定者？」
- 34１24/12/20(金) 21:38:05
「…授与式の段取り聞いた…スマン、イザーク」
「ん？ああ、主席の俺を差し置いてという奴か…俺は一向にかまわん！」
「むしろ、そんな奴を抑えて首席だったという事を誇りにするし」
「働きでもお前の上を行けると証明して見せれば良いだけの事だ！」
「さすがだな、イザーク！それでこそ、ともに競ってきたお前だ！！」
「おー、おー二人だけで盛り上がっちゃってからに」
- 35１24/12/20(金) 23:27:52
「……」
「どうしたんだ、アスラン？」
「こう、蚊帳の外に置かれるのって本当に腹立たしいよな」
「…ええ、分かります…分かるようになってきました！」
「あら、ニコルまで」
「そういうお前も青筋が立ってるぞラスティ」
「うん、気分はよくないよね…」
「まぁ、シンは最初散々俺達にそういう扱いを受けてきたんだからやり返したいってのもわからんでもないけど？」
「イザークの奴まで俺たちを無視して二人で盛り上がるってのはないいんじゃないか、おい」
- 36１24/12/20(金) 23:31:24
「…そんなつもりはない。ただ、MSの腕についてはこいつに一歩どころか二歩三歩先を行かれているからな」
「正直こいつに勝ちたいという思いがこう、ふつふつとな」
「ああ、ついにクルーゼ隊長も突破してクリアしたんだっけ、アスカチャレンジ？」
「表は、な。なんだ、あの大魔王モードとやらは！あの分身、戦った時もそうだったが理不尽すぎるぞ！」
「だとさ、大魔王様？まぁ、俺はミゲルさんは突破したけどヴぇステンフルスさんで止まってるから戦ったことないけどさ」
「シン・アスカさんはイメージ戦略上ブルーコスモス以外には紳士的で礼儀正しい【赤の騎士】様であるように」
「とマネージャーさんに言われてますので大魔王などと言う通称には遺憾に思います」
- 37１24/12/20(金) 23:37:45
「今更ベビーフェイスは無理がねーか？」
「ラクスさんには借りてきた猫のようになるという設定になりましたので…」
「まぁ、卒業式にダーム・デュ・ラックとサクラソウの歌がありますからシンの騎士ぶりをお楽しみいただけるのではないかと」
「それはそれは…」
「ま、楽しませてもらおうかな」
「笑かしてもらうさ」
「（あれ？卒業式で友人と婚約者がラブソングをデュエットするのか？俺の立場って…）」
※今更ながら自分の立ち位置の危うさに危機感を抱いたアスランさん
- 38１24/12/20(金) 23:38:54
投下途中ですが本日の投下はここまでです
お付き合いいただきありがとうございました - 39二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 02:23:48
お疲れ様です
アスランって今、世間にどういう目で見られているんでしょうね
シンともイザークとも仲良くしてますが - 40二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 10:09:00
- 41二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 11:24:09
お疲れ様です
アスランはようやく危機感を抱くようになったか
シンはともかくとしてもラクスとはコミュを交わさないとね 折角のシンの気遣いが無くなっちゃうから - 42二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 14:36:04
ほう、シンが赤騎士…ルベドなら白騎士と黒騎士の枠は誰になるんだ？ 白に当てはまりそうなのはイザークな気はしますけど。 黒って誰だ？
- 43124/12/21(土) 15:45:19
- 44124/12/21(土) 16:31:15
CE70年7月31日
ザフトアカデミー
卒業式
「…以上を持って卒業生挨拶を終えさせていただきます」
イザークが卒業生首席として挨拶を終えると卒業証書の授与となる
「続きまして、卒業証書授与。イザーク・ジュール」
「ハイ！」
イザークは降壇し着席してからさほど間を置かずに再度登壇し国防委員長パトリック・ザラから卒業証書を授与される
次席のアスラン以降はクラスごとに授与される形となり、次々と卒業生の名前が読み上げられていく
実地研修中に未帰還となった3名の名前が読み上げられた際には卒業生全員の「哨戒任務中です」との声が唱和した
- 45１24/12/21(土) 17:47:39
「以上卒業生237名、正式にザフトの一員となりました。未来ある若者たちの前途に神の祝福を」
「…続きましてネビュラ勲章授与式に移ります。シン・アスカ、前へ」
「はい！」
パトリック「シン・アスカ、貴君の戦功抜群にしてプラントへの多大な貢献と献身を認め、それを賞するとともにネビュラ勲章を授与する」
パトリック「今後もザフトの誉れとして模範たることを期待する」
シン「は、今日この日を誉とし、プラントの為粉骨砕身を誓います」
「シン・アスカ、君には僚友を鼓舞するためにパーソナルカラー並びにパーソナルマークの使用を許可する」
「また、更なる戦果を期待し専用機を与える。機体はこれだ」
- 46二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 17:53:49
あ、赤い！
わるものっぽい！ - 47１24/12/21(土) 19:14:29
シンのパーソナルカラーは赤が認められ、パーソナルマークは白地に赤の斜線が３本入るというシンプルなものである
※アーサー王伝説のランスロットの紋章を拝借しました
専用機はハインラインが手ずから調整したシグーアサルト。ついでに115mmレールガンシヴァも試作品の第２弾が供与された
※画像はアストレイシリーズのジスト機から。目立つような色なのは理由が違いますが
- 48１24/12/21(土) 20:23:31
「それでは皆さんの卒業と受勲をお祝いして、この方が歌のプレゼントです」
「ラクス・クラインさん、どうぞ！」
「皆さん、卒業、おめでとうございます。今日の良き日をお祝いいたしまして歌わせていただきます」
「静かな～♪」
ラクスが登壇するとシンは降壇することなく裾に下がり、ニコルも列から離れて演奏準備に入る
卒業生、参加者たちから歓呼の声が木霊した
- 49124/12/21(土) 22:19:00
一曲目が歌い終わると共に
騎士っぽい盛装をしたシンが登場
「まぁ、シン。ネビュラ勲章受章おめでとう。私もパートナーとして誇らしいですわ」
「レディから祝辞をいただけるとは光栄の極み」
「まずは帰ることこそが最高の誉れですよ」
すっと手を差し出す
「お言葉、胸に刻みます」
ラクスの手を押し戴き、その手にキスをする呈で自分の手袋に口づける
※貴婦人の手に接吻をする儀礼は実際に淑女の手にするのではなく自身の手袋にするのが作法だそうです
- 50124/12/21(土) 22:58:26
そして、サクラソウとして二人のデュエット
新曲で、この歌ではシンはザフト将兵、ラクスを銃後のプラント市民に擬され
「君を守るために戦地に赴く」
「貴方の生きての帰りを待つ」
といった内容であった。
ザフトアカデミーという場所柄か、はたまたアスランに気を遣ったのか、恋愛要素は控え目となっていた
- 51二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 23:43:48
シンは「愛するものを護るために戦地へ行きます」と言い、ラクスは「あなたの護る場所で貴方の帰りを待ちます」って返す曲…うん、他のメンバーも居たなら恋愛要素薄いけどデュエットだからちょっと言い訳しずらい気がが
- 52124/12/22(日) 00:09:54
ラクスが裾から舞台をさり、余興も終わりかと思われたがもう一方の裾からミーアが登場
「みなさーん、卒業おめでとーございまーす！あ、シンもおめでとう」
「ありがとう…でも、軽くない？」
「いやいや、重厚とか正統派とかは金環食でもラクス様にお任せしてますから」
「えー、ラクス様が舞台袖に下がられて私が代わりに出てまいりましたのは、実は今サプライズ企画の準備が行われておりまして」
「で、それが整うまでの間を私とシンで埋めろということになりましたからです」
「ミーア、ミーア、ぶっちゃけすぎ。というか、俺も祝われる側なのにこの扱い酷くない？」
「えー、シンの発言にも一理あるとお思いの皆さん、サプライズ企画持ち込んだのはこいつですか」
「ええ、こんな無茶な企画持ち込んでくれちゃって、厳粛であるべき式を何だと思っているのか」
「文化祭か何かと勘違いしてるんじゃないかとのお叱りのお言葉は全部こいつにお願いいたします」
- 53124/12/22(日) 00:12:29
「ひどっ！？わたしたーちともだーち！ナカーマでしょう、俺たち」
「えー？（ハッと気づいたかのようなわざとらしい表情）ああ、そうか、そうよね…あんた、友達少ないものね」
「アカデミーでもほとんどいないというか片手の指で数えられるものね。友達確認には必死になるわよね…ごめんなさい」
「そ、それ、シャレになってないんですけど…」
※スターファイブの５人以外ほぼ友達がいないアスカさん
「さて、青（ブルーコスモス）を狩る真紅の騎士様を軽く弄ったところで、ちょうどサプライズ企画の準備もできたようです」
「それでは次の曲ですが、こちらもデュエット曲となります。女性パートはもちろんレデイ・ラクス！」
「そして、男性パートはこちらの方です！」
- 54124/12/22(日) 00:33:36
「いや、この方ですと言われても…何が何だか」
小声で
「（あー、最高評議会からの要望で俺とレディ・ラクスがデュエットしたわけだが」
「婚約者の晴れの舞台でそれやっちゃうのはあまりよくない噂を呼ぶのはわかるよな）」
「ああ、それあまぁ確かに」
小声
「（そういう訳でお前とレディの間について余計な噂が立たないようにお前とレディのラブソングデュエットをサプライズでぶっこんだ）」
「おい、俺に一言もなく…」
小声
「（なにせ時間がなかったんでな。前もって伝えてもお前の立場上断れないし事前練習などしても付け焼刃ではどうにもならん）」
「（サプライズならどれだけ音程外れても皆気づかんふりをしてくれる）」
「（歌詞カンペとか俺とミーアでフォローするから諦めてレディと歌え！）」
手を伸ばして
「アスラン」
小声
「（ほら、手を取って、そしてGO！だ）」
諦めてラクスの手を取る
- 55124/12/22(日) 00:35:20
今夜投下はここまでです
体調というか眠気のせいで飛び飛びの投下になって申し訳ありませんでした
お付き合いいただきありがとうございました - 56二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 02:18:21
お疲れ様です
ニコルの彼女なだけあって彼氏好み？のリアクションを引き出してるね
アスランは良かったね - 57二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 02:37:34
- 58二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 09:42:55
- 59二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 09:44:38
- 60二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 09:47:19
- 61二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 09:51:27
- 62124/12/22(日) 10:28:30
控室
「な、なんとか歌い終えたぞ…」
「お疲れ様です、アスラン」
「ああニコル、曲の途中で入ってきてくれて助かった。」
「さすがにラクス嬢と１対１でデュエットをカラオケとかでもなく人前でやるときついですからねぇ」
「とにかくラクス様とデュエットしたという事実だけ残ればいいからブローディアの皆で乱入は決まっていたのよ」
「ただ、想定以上に会場が盛り上がっていたのでな。タイミングを計り損ねて遅くなってしまった。そこはすまない」
「そうか…いや、いいんだ。ただ、シーゲル様と父上の前であんな…」
- 63二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 10:42:00
カラオケでデュエットソングだと「愛が生まれた日」とかかな
30年前の曲だが - 64二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 10:45:54
このレスは削除されています
- 65二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 10:47:35
「よぉ、シーゲル様とパトリック様をお見送りしてきたぞ」
アスラン「シン、お前、お前―っ」
シン「あ、お前もお見送りしたかったのか？」
シン「お二人とも、『アスランも疲れているだろうから（今はそっとしておこう）』とおっしゃっておられたんでお前に声をかけなかったんだが」
アスラン「そういう問題じゃない！」
「安心しろ。お前の代わりに俺たちがお見送りしておいた」
「シンとラクス様の二人にお見送りを任せたらお前に歌わせた意味がなくなるからな。ちゃんと俺たち３人も一緒にお見送りしたぜ」
「（お二人とも何とも言えない表情をしていたが）いい式だったとおっしゃっていたから大丈夫だよ、アスラン」
「とにかく、お前も参加する式典で俺とレディ・ラクスがデュエットしつつスキャンダルにしないというオーダーは完遂できた」
「お前とデュエットできてレディもお喜びだし、みんな幸せで終わってよかった、よかった」
「そうなんだろうか…何か致命的なやらかしをした気がするのだが」
アスランの懸念は不幸にも的中する
このデュエット事件は数年後の彼の結婚式でのお祝いムービー（友人一同作成、仕上げ：キラ・ヤマト）まで引用される定番のネタとなったのである
- 66二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 10:52:40
- 67二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 12:19:43
- 68１24/12/22(日) 14:52:17
「では、シン、俺たちも行こうか」
「ああ」
スターファイブの面々はそれぞれの家で開かれる祝宴に参加するために帰っていった
アスランはラクス、ニコルはミーアを伴っての帰宅である
…実地研修の際にニコルの帰りを待つ間アマルフィ家とミーアとの間で話し合いがなされて親公認の仲になったようだ
※二人がアマルフィ夫妻に認められるために滅茶苦茶頑張りました
そして、シンはアカデミーの寮を引き払い、軍の官舎に入居するまでの数日間をデュランダル博士の邸宅に居候することになった
- 69１24/12/22(日) 15:05:30
デュランダル博士邸
「やぁ、シン。いらっしゃい。卒業おめでとう。レイも出迎えご苦労様だったね」
「卒業おめでとう、シン。ささやかながら財布は私、場所はギルバート提供で宴席を用意させてもらったよ」
「私たちだけでは華がないので彼女もいっしょにね」
「卒業おめでとう、シン。あと、事後報告になりますが」
「私はこれからもザフトアカデミーの臨時職員として働きながら学ばせてもらうことになりました」
「貴方がプラントに戻ってきたらこれからも会えますね」
「（シュラはアウラ様の許に戻しました）」
「（私が貴方とラクス様、それにデュランダル博士との監視と連絡を務めることになります）」
- 70１24/12/22(日) 15:28:13
「デュランダル博士、クルーゼ隊長、イングリットさん、ありがとうございます…嬉しいです」
（つまり…諦めていないんですね、デュランダル博士もアウラ博士も）
目を伏せながら頷くイングリットを見つめながらシンは思う
アカデミーでは自分のことを伏せながらの生活だったが、ここでは全ての事情を共有する者が、理解者たちが集っている
それなのに何故だろう、全てを明かせているわけでないスターファイブとの学校生活の方に温かみを感じるのは
あるいは将来自分はアカデミーでの生活をこそ自分の黄金期として思い起こすのかもしれない
だが、それでも、もうアカデミーでの生活は終わったのだ
おそらく最後であろうモラトリアムは終わり、これからはザフトの赤服としての戦いが始まる
- 71１24/12/22(日) 15:34:00
第16話「卒業」
ザフトアカデミー編
終 - 72１24/12/22(日) 16:03:30
2スレ目から延々と続きてきたザフトアカデミー編が終了いたしました
当初はスターファイブや教官たちを多少描写したら、赤服卒業でdice1d10振って順位決めてヘリオポリス襲撃に行く予定がせっかくだからプラントにも多少根をはらせよう、でないとストライクのパイロットがキラと知った時点で出奔しかねないとアカデミー描写を増量したら気づいたときには卒業までに１０スレかかったという…
お陰でレイ、ニコル、イザークとは友人ということに説得力が出たんではないかと期待しております
その副作用で色々荒れなことにもなっていますが…ちなみにアカデミー編長期化による変更点をまとめますと…
Before
・赤服だけどぎりぎりの１０位ぐらいで入校当初のイメージからか劣等生のイメージが付きまとう
・支援射撃や撃墜アシストなどチームプレイでの活躍が主の為コバンザメ扱いを受けることもある
・総じて地味。赤服なのに無名
After
・赤服三席卒業。イザーク、アスランと並ぶ別格ビッグスリー扱い
・アスカチャレンジに代表されるように、MS操縦技術は歴代最高との評価。卒業式当日にネビュラ勲章最年少受勲したエース
・芸能活動でラクスとデュオを組み、プラントのみならずオーブでもスター
・SEED能力を使いこなす上に分身能力やアコード通信など特殊能力に覚醒
- 73１24/12/22(日) 16:10:56
うわぁ、改めて列挙するとすごいスーパーになっております、当スレのシン
また、このスレは最初ルナマリアヒロインだとか言っておりましたので
ルナマリアやアグネスとの再会あるいは登場シーンも仮作成しておりました
が、ここまでシンが変わってしまうとシーンが成り立たなくなりましたので没となっております
そこで本日はその没シーンを供養を兼ねて投下して締めさせていただきたく存じます - 74１24/12/22(日) 16:22:12
没イベント供養１
CE71年9月1日
レイのアカデミー入学式、多忙のクルーゼ隊長に代わって出席したシンは出会ってしまう
「ご家族のかたですか」
赤服がきたので関心があるようだ
「あ、いや、知人の子が入学したものだから非番だったし一言祝いに」
懐かしさと愛おしさを押し殺してぶっきら棒にこたえる
レイ「シン！」
シン「よう、レイそこにいたのか首席入学おめでとさん」
レイ「…ありがとうございます。お忙しいでしょうにわざわざ？」
シン「イザークの奴が自分の隊を持つようになったからな。ちょっとバタバタしているが」
シン「所詮は古株なだけの副隊長格だ。それほどでもない」
シン「すまんな、俺が残ってクルーゼ隊長にきていただければよかったんだが」
レイ「いえ、貴方にきていただけでうれしいです」
シン「そうか…デュランダルさんは…」
レイ「ギルなら今は今は校長とお話を」
- 75１24/12/22(日) 16:30:15
没イベント供養２
「そうか、せっかくのデュランダルさんとの時間邪魔して悪い。邪魔したな」
「新入生総代のあいさつ、ザフトに入っての最初の任務だ、しっかりな。じゃあ、おれはこれで…」
立ち去ろうとするシンに
「クルーゼ隊ってあの英雄ラウ・ル・クルーゼが率いるエース部隊ですよね。そこの副隊長さんですか、あの、お名前は」
そういえばアカデミーにいたころはミーハーなところがあったな、ルナ
シン「名乗るほどのものじゃあないさ。クルーゼ隊と言ってももう昔みたいな精鋭じゃない」
シン「そういわれた皆はあの足つきとの戦いでいなくなった（ラスティ、ミゲル、オロール、マシュー、ニコル、アスラン、ディアッカ…）」
シン「今じゃあ味噌っかすの山猿の俺が古株になっちまった」
ルナマリア「え…あの…」
シン「お嬢さん、君たちの代から赤服の定員は倍の20人になる。それは良いことばかりじゃあない」
シン「…それだけ組織の中堅を担う人材がいなくなっているんだ」
シン「だから、まずは生き延びることを大切にな。そして、仲間と連携し助け合うことそれを忘れるな」
シン「若い子の間ではさして評価されない項目だが、これからのザフトには必要なことだから」
- 76１24/12/22(日) 16:35:42
没イベント供養3
それだけ言い残し足早に立ち去る
ミゲルが自分たちにしてくれたように先輩としてふるまえたろうか。
もう少し残って戦訓でも話してやるべきだったろうか
だが、もう限界だった。
ルナと呼びかけ抱きしめたいという衝動を抑え込むのは
「…名前、教えてくれたって…」
「シン・アスカ。俺たちより２期上の先輩だ」
- 77１24/12/22(日) 16:43:36
没イベント供養4
入学式からしばらくたったころ
「シン・アスカぁ？ああ、ザラとジュールの腰巾着ね」
（フレグ）
「腰巾着やってるおかげで何とかコネとお情けで赤福に慣れた奴だっけ。しょーもない」
「戦友を命がけで助けて連れ帰ったとか言ってほめる奴いるけどさー」
「自分がやることやって敵を倒して安全を確保してから救助すればいいだけじゃん。チキン野郎だよ」
「そうか、そうよね。自分に自信があって高い実力があるならそうすべきよね」
この二人から裏切られて、この人物評は揺らいでそこから…
という流れの予定だったわけですが…
アスカチャレンジと最年少ネビュラ勲章受勲相手にいくらアグネスでもそこまで下に見れないでしょうから
没となりました。南無南無
- 78１24/12/22(日) 16:49:50
本日の投下はここまでです
明日第17話「栄光のクルーゼ隊」の予告を投下予定です
え、さっさとヘリオポリスに行け、いやぁ、ちゃんとクルーゼ隊の人たちがどんな人たちだったか描写しないと
ストライクへの怒りが沸き立たないじゃないですか…原作突入への大事な前振りですよ（邪悪）
お付き合いいただきありがとうございました - 79二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 18:11:21
- 80二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 18:18:12
- 81二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 18:27:48
お疲れ様です
場合によってはこのスレ限定という但し書きがあるけも掘り下げがあると本編を改めて見返した時にしんみりしたり色々ありそうですから掘り下げは歓迎です
没ネタのシンはルナが出た事でモチベが僅かに上がった気がしますね 下手したらルナを庇って不可能を可能にしてそうです - 82二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 23:25:49
- 83二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 02:07:40
- 84１24/12/23(月) 10:29:19
次回予告
- 85１24/12/23(月) 10:29:43
シンとスターファイブ達は正式にザフトの一員となりクルーゼ隊に配属される
- 86１24/12/23(月) 10:30:01
乗艦はヴェサリウスⅡ
- 87１24/12/23(月) 10:30:20
再会を喜び任務に励む
- 88１24/12/23(月) 10:30:41
そして、戦いは停滞しつつも
- 89１24/12/23(月) 10:31:02
激動の時に向けて胎動を始めていた
- 90１24/12/23(月) 10:31:25
次回「栄光のクルーゼ隊」
生きて、抗え
- 91二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 13:25:30
なんでいきなり全滅しそうなタイトルつけるの?!
- 92二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 14:07:43
- 93二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 15:15:06
いきなりデスノボリが立った！？
- 94二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 15:55:10
不穏な脂肪フラグを建設すな。
- 95二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 15:56:07
間違えた死亡フラグだ……とにかく生きろ。
- 96二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:00:50
イザークどうなった
- 97二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:50:59
没イベントの未来ではクルーゼ隊から独立してジュール隊を結成してるみたい
- 98二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:09:37
本編でもアスランのジャスティス受領辺りでイザーク隊結成してるからな
レイの入学時期的にそれ以降だから、シンのセリフは本編通りに進んだ場合に発生する没イベントでのセリフだな - 99１24/12/23(月) 21:54:04
コメントありがとうございます
元画像も敵役のキャラの乗機ですし…
あくまでもシンは「ザフト兵士」、ラクスは「プラントの銃後」のそれぞれの概念の擬人化という呈ですが
まぁ深読みして騒ぐ人は出てくるでしょう
ミーアはアイドル路線の人ですからね
プロパガンダもあってのシンのネビュラ受勲なので特別番組が組まれるレベルかと
当然オーブのマスコミも中継しているでしょう
他の中立国は微妙。連合はオーブの放送の孫引き引用でしょうね
カガリは…
「どこまでが演技なんだ、この二人」
と悩みを深くしているでしょう
「歌姫の騎士団」ではなく「歌う騎士団」になってしまいますね（笑）
学生時代のバカ騒ぎの一挿話としてでしょうね
シンとラクスのオーブでの人気を思うとそんなこと言ったら「紹介しろ」ってことになるでしょうしね…
ミゲルとラスティとオロールとマシューのイベントを考えないといけませんね（邪悪）
ありがとうございます。
ただ、前作で最後の見せ場をジャガンナートに持って行かれてしまいましたので
やり過ぎないようにはしようと自制はしたいです
最初はシンが夢で見た翁への友人ムーブではなくて、アスランへの対応に近いでしょうからねぇ…
- 100１24/12/23(月) 22:13:28
「ふむ、アウラ博士とアコード達の取り込みはうまくいったか」
「あのような野生のアコードともいうべき存在がいるのだ、小異を捨てて大同を取るのが道理」
「それに、ラクス嬢の近辺に侍るシンとイングリットへの嫉妬故にオルフェも操りやすくなった」
「本当にありがたい存在だったよ、ラクス・クライン、シン・アスカ」
- 101二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:15:33
議長が何やら悪巧みを考えてる…頼みの綱のイングリットもまだ下地を作ってる最中だし、しばらくは議長は様子見か…
- 102１24/12/23(月) 22:17:59
「とはいえ、二人とも知りすぎているし、イングリットのように【汚染】される者も出てきた」
「できるならば退場願いたいところだが…ラクス・クラインは下手な処理ではシン翁の世界同様に藪蛇になりかねない」
「シンもまだまだ必要な駒だ。少なくともロゴスを暴き出して処理する目途が立つまでは」
「その時まではせいぜい活用させてもらおう。となると、その後の処理の手配だが…」
「レイは優しい子だ、いくら私の為でも使えないだろう」
- 103１24/12/23(月) 22:24:13
「となるとアコード達だが、シュラ一人では手に負えないかもしれない」
「…であれば、やはり彼か、アスラン・ザラ。ラクス・クラインのお陰でシンとの間には隙がある」
「それにシュラとの関係も悪くはない。シュラと二人掛かりならば…」
「いや、イザーク・ジュールと組ませても尚シン・アスカに敗れた。やはり彼を強化していく必要があるか」
「シュラと彼の成長を見ながらシンの処分時期を考えるとしよう」
「その為にもアスラン・ザラのレベリングが必要だな。ラウから頼まれていた件もある」
「ここは国防委員長閣下に一働きお願いするとしよう」
- 104１24/12/24(火) 00:15:14
第17話
「栄光のクルーゼ隊」 - 105１24/12/24(火) 00:51:06
CE70年8月1日
ザフトアカデミーを卒業したシンとスターファイブは赤服を拝領し精鋭部隊であるクルーゼ隊に配属となった
乗艦はヴェサリウスⅡ
新星攻防戦に参加した先代ヴェサリウスは帰還こそできたものの損傷が激しく、修理しても戦闘に用いるには適さないと判定され高速輸送艦へ改装されることとなった。
激戦を潜り抜けたクルーたちは新造艦を与えられ乗り換えになったのである。
また、ヴェサリウスⅡには新技術が試験採用されており、MS搭載定数が6機から10機へと大幅増となっている。
- 106１24/12/24(火) 01:48:56
すみません
体調不良のため今夜の投下はここまでです - 107二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 03:31:14
お疲れ様です
この人、目の付け所は間違ってないのに見通しが甘い
ムーブメントを作ることはできても読むことができないというか
そういうところアウラ先輩に似てるね
自分でアカデミーの教壇にたつくらいのことはすべきだった