- 1二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 18:54:06
- 2二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 18:54:36
- 3二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:00:16
ええ……スレ残ってたら気まぐれに書くかなって思ってただけなのにすげぇ無茶振りやん…(前スレ7の人)
……言い出しっぺだしちょっと待ってて、ネタ考えるわ - 4二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:01:45
お願いします
- 5二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:12:33
10まで埋めとけ
- 6二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:16:10
ケイ可愛い
- 7前スレ7の人24/12/19(木) 19:17:24
キヴォトスのD.U.区にある超法的機関、連邦捜査部シャーレ
ここでは唯一、外の世界から来た大人の人…みんなからは『先生』と呼ばれる人間がいる
その先生は今日も忙しそうに書類仕事をしている
いつもはシャーレのお仕事を手伝う当番の生徒が最低でも1人はいるはずだが、今日は珍しく先生1人での作業だ
《先生、今日もお疲れ様です。少し疲労が溜まってるようなので休憩してはどうですか?》
突如先生のデスク近くに置かれてあるタブレット端末、『シッテムの箱』から女の子の声が聞こえた
このシッテムの箱は、失踪する前に連邦生徒会長が先生の為に残していったタブレット端末で、他の大人や生徒たちには機動することもできないオーパーツのような物である
そのシッテムの箱には、赴任した時から頼りになるスーパーAIの相棒と、ある事件を切っ掛けにもう一人の頼もしい相棒がいる - 8二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:18:45
- 9二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:28:16
ケイ実装してほしいな
- 10二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:29:21
実装フラグ立ってたっけ?
- 11前スレ7の人24/12/19(木) 19:34:33
しかし、今さっきの声は2人の相棒…『アロナ』と『プラナ』の者ではない……
そう…今のシッテムの箱には……『3人目の相棒』が存在している
"心配してくれてありがとう。『ケイ』。この書類が終わればちょうど良いタイミングで休めるから、それまでは待ってくれるかな?"
そう…声の主はかつて『名も無き神々』が作り出したアンドロイド……『AL-1S』、今はアリスと呼ばれる少女のもう一つの人格的な存在だった『Kye』がシッテムの箱に住んでいるのだ
ケイ《そう言って昨日も徹夜で仕事してましたよね? その結果また倒れたじゃないですか。王女……アリスが悲しむので無理はしないでください》
"うっ……それを言われると厳しいね…わかったよケイ。しっかり休む事にするよ"
ケイの説得もあり、すぐに過労する先生を休ませる事に成功する
今となってはこれがシャーレの日常となりつつある
《はぇ~…すごいですねケイちゃん……あのワーカーホリックの先生を休ませるなんて…》
《そうですね先輩。私たちが言っても聞いてくれませんから、ケイさんは凄いと思います》
シッテムの箱からさらに2人の女の子の声が聞こえてきた
明るい声色の子は初期からサポートしてくれるアロナと、別世界の先生のシッテムの箱からこっちに来たプラナの声だ - 12飯作るから少し遅れる24/12/19(木) 19:49:27
ケイ《むしろ貴方がたの職務怠慢じゃないんですか? サポート用AIなら先生の健康管理もしっかりしてください》
そう2人に注意するケイ
しかしアロナは怒られてると勘違いして落ち込みだす
アロナ《う……ごめんなさいケイちゃん……これじゃあサポートAI失格ですね…》
ケイ《あっ……》
あまりの落ち込み様にケイも困惑する
本人としては軽く言ったつもりだったのだが…性格がつめたそうとかプラナ以上に冷静とでも思われてるのか……言葉以上に台詞を受け取られたようだ
ケイ《その……ごめんなさいアロナ先輩…少しきつい言い方になってしまいましたが……いえ、私が全部悪かったです……先輩に偉そうな態度をとって申し訳ありませんでした…》
ケイが精一杯心を込めてアロナに謝る
そんなケイにプラナがフォローを入れる
プラナ《そうですよ先輩。ケイさんは悪気があって言ったわけではないですから、そんなに落ち込まないでください。ケイさんも逆に困ってしまいます》
プラナは言葉通りに受け取らず、きちんと先輩と後輩のフォローも入れる
これではどちらが先輩かわからないなと少し思った - 13飯作ってるから完結まで遅れる24/12/19(木) 20:24:25
"アロナ。ケイはアロナの事を思って言ってくれたんだからそんなに落ち込まないで。ただケイもちょっとキツイ言い方になったのは反省点だから、これからは気を付けようね。"
アロナ《はい。先生》
ケイ《次からは気を付けます、先生》
"うん。二人ともえらいね。それじゃあいちごミルクあげるから、仲直りしようね? プラナの分もあるよ"
アロナ《わーい! ありがとうございます先生!》
プラナ《私にも良いんですか?先生》
"良いよ。元々そのつもりで買ってきたからね"
プラナ《……ありがとう御座います。先生》
どうやら機嫌は治ったようだ
ちょっと物で釣ったみたいだけど…アロナは元気いっぱいでないとね - 14飯作ってるから完結まで遅れる24/12/19(木) 20:45:23
ケイ《……? いちごミルク???》
アロナ《あれ? ケイちゃんいちごミルクを知らないのですか?》
ケイ《いえ…? ただ牛乳にいちごを混ぜた飲み物ではないんですか?》
プラナ《それは違いますよケイさん》
アロナ《そうですよケイちゃん! こんな美味しい飲み物を知らないなんて損ですよ! さぁ、まずは飲んでみてください!》
ケイ《!? ま…待ってくださいアロナせんぱ…!》
プラナ《先輩……それは一種のぱわはらでは?》
アロナ《そんな事ありませんよプラナちゃん。ささ、まず一口でも!》
ケイ《わ…わかりましたからペットボトルを離してください!》
そう言ってケイはアロナからいちごミルクを受け取る
ケイにとっては未知の物だからか、少し緊張しているように見える
そして……
ゴクッ…
一口飲んだ - 15前スレ7の人24/12/19(木) 21:17:17
ケイ《…!! 甘くて……おいしい…》
アロナ《でしょ? ケイちゃんも気に入ってくれて良かったです!》
プラナ《先輩。元々は先生が買ってきた物です》
そうやってプラナがアロナにツッコミを入れてる間にもケイは夢中でいちごミルクを飲み続ける
すると当然……
ケイ《あっ……なくなってしまいました…》
あまりにも夢中になり過ぎたのか、あっという間に飲み干してしまった
心なしか少し悲しそうにも見える
"ふふ。そう来ると思ってもう一本用意してあるよ"
そう言って先生はケイに2本目のいちごミルクを渡した
ケイ《…! 私なんかが2本も貰っちゃってよいのでしょうか?》
"良いよ。今はケイも私の大切な生徒の1人なんだから、遠慮しないでね?" - 16前スレ7の人24/12/19(木) 21:29:04
アロナ《ああー! ずるいですよ先生! アロナにももう一本いちごミルクをください!》
プラナ《駄目ですよ先輩。先輩はいつでも飲めるんですから、今日はケイさんに花を持たせましょう》
アロナ《ぶー…わかりました。アロナはみんなのお姉ちゃんですからね! さあケイちゃん。プラナちゃんも一緒に飲みましょう! みんなで飲めば美味しさも3倍ですよ!》
プラナ《その理屈はわかりませんが……確かに一緒ならいつもより美味しいのは確かです》
アロナ《さぁケイちゃん! これからもずっと一緒ですよ!》
ケイ《…………ハイ! アロナ先輩! プラナ先輩!》
アロナ《なんならお姉ちゃんと呼んでも良いですよ?》
プラケイ《それは嫌ですアロナ先輩》
アロナ《がーん!》
いつも通りのシャーレの日常
しかし今日だけはいつもより賑やかなアロナたちなのであった… - 17前スレ7の人24/12/19(木) 21:29:44
以上になります
思ってたよりも長くなってすまない - 18二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:33:22
スレ主です
素晴らしいSSありがとございます! - 19二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 08:18:12
保守