【閲覧・腐注意】我牙丸と雷市の

  • 1スレ主24/12/20(金) 20:00:39

    我牙雷ですれ違いストーリーを書きたい。
    せっかくならリアルタイムで反応を伺いたい。
    と思い立てたスレです。

    すれ違ってすれ違ってすれ違いまくるけど、最後にはしっかりHappy end(かも)!


    SSスレです。
    【腐向け・我牙雷】なので苦手な方はブラウザバック推奨。もしSSの途中でも苦手だと感じたら、そっとブラウザバックお願いします。
    下記のーNGー以外は自由に呟いていただいて構いません。
    スレ立て初心者ですので、間違ったことなどがあれば教えてくださると嬉しいです。

    ーNGー
    ・逆カプ/リバ
    ・キャラsage
    ・チクチク言葉

  • 2スレ主24/12/20(金) 20:01:36

    ちなみに絶対BL世界vs雷市part7でこの発言をしたのはスレ主です。
    それから、スレ主は我牙丸・雷市大好き人間なのでキャラsage等の意図は全くありません。

  • 3二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:07:14

    >>2

    ゆ、雪宮の提案はこのスレで使われますか?(震え声)

  • 4スレ主24/12/20(金) 20:09:03

    >>3

    安心してください

    ここにいる雪宮は綺麗な雪宮です

  • 5二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:11:50

    我牙雷スレ!!我牙雷スレじゃないか!!

  • 6スレ主24/12/20(金) 20:16:29

    >>5

    ようこそ!

    ここは存分に我牙雷を浴びれるよ(多分)!

    イチャイチャは多分そんなにしないけどね!

  • 7スレ主24/12/20(金) 20:18:01

    ープロローグー

    一歩引いて支えてくれる人が好きだった。
    そう言えば、『亭主関白かよ!』なんて言ってくる奴もいたけど、そうじゃねぇ。
    前は俺に任せてほしい。
    もし、自分がつまづくことがあったら、後ろから俺を支えて欲しいから。

    でも、そんな俺を狂わせる存在と、このブルーロックで出会った。
    いや、出会ってしまった。

    俺を狂わせた存在。

    それは、ブルーロックの守護神としてしられる男、“我牙丸吟”だった。

    一歩引いて支えてくれるなんてことはねぇし、俺が世話を焼いてやることの方が断然多い。
    挙句に飯を手で食う野生児ときたもんだ。

    いったい俺は、どこで間違えたのだろうか。

  • 8二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:20:58

    このスレ見て雷市発狂してそうとか思っちゃった自分は絶対BLの見過ぎだな…
    我牙丸さんのこと好きな(自分にとっては)新鮮な雷市いいね

  • 9スレ主24/12/20(金) 20:25:52

    この想いを気づかれてはいけない。
    気づかれてしまえば、あいつは離れてしまうのではないかという考えが消えないから。
    かと言って、避け続ければ怪しまれる。
    そして何より、我牙丸の眼中に入れないのは、俺が嫌だ。
    こんなことを思ってしまうのは正直悔しい。
    なんで俺様があんな野生児相手にこんな感情持たねーといけねぇんだクソッ!!

    つまりは、避けていると気づかれない程度の距離を保ちつつ、“我牙丸に惚れる前まで”の接し方をしていればいい、ということになる。


    そんなことを考えていたから、つい焦っちまったんだろうか。

  • 10二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:30:13

    >>8

    多分見つけたら発狂して暴れると思うww

    可哀想な雷市…(もっとやれ)

  • 11スレ主24/12/20(金) 20:39:03

    いつものように『シネ』だの『コロスゾ』だの、到底好きな奴に向ける言葉じゃねぇことを吐き捨てた。
    “いつもは”『はーい』とかテキトーに返事をしてた我牙丸は、ムッと眉間に皺を寄せながらこう言った。

    「なんか雷市、最近、俺に辛辣。俺、ここ来てから雷市とずっと一緒だけど、最近の雷市わかんねー。俺のこと嫌いになったのか?」

    いつもと違って饒舌な我牙丸に、俺は戸惑った。
    戸惑って、言っちゃいけねぇことを無意識に口にしてた。

    「はぁ? 俺ぁテメェなんか嫌いだ馬鹿が! チョーシ乗ってんじゃねぇ!」

    しまった、と思ったときにはもう遅かった。
    血の気が弾くのを感じ、恐る恐る我牙丸の顔を見る。
    すると我牙丸は、顰めっ面を解き、そっぽを向いて

    「………俺だって、そんなこと言う雷市、嫌いだ」

    と、言い放った。

  • 12二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:43:42

    今キャーキャー言ってる めっちゃ好きです

  • 13二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:45:24

    あにまんのせいで無遠慮に迫る我牙丸さんに悲鳴あげながら逃げる雷市のイメージしかないから急いでpixivで我牙雷見まくってきた
    このスレ好きです

  • 14スレ主24/12/20(金) 20:48:41

    >>12

    >>13

    わぁ嬉しい!みんなで立派な我牙雷民になろうね!

  • 15スレ主24/12/20(金) 20:51:40

    それから誰と何を話したか、どうやって部屋に戻って来たのか、よく覚えていない。

    ただ、ただ、胸が痛かった。

    『俺だって、そんなこと言う雷市、嫌いだ』

    頭の中で我牙丸の声が響く。

    「あ……ぁ………」

    これほどまでに、他人の言葉で心を痛めたことがあっただろうか。

    失敗した。あの時素直にそんなことねーって言っていれば。あいつを傷つけるようなことを言わなければ。こんな可愛げのかけらもない性格でなければ。

    そもそも、あいつを好きにならなければ。

    後から後から、後悔が胸を駆け巡って止まらない。
    俺はいったい、どこから間違えたのだろうか。
    さっきの会話か、それとも最初からか。

    「……好きになんか、ならなきゃ良かった」

    失恋というのは、こんなにも辛いことだったなんて、知らなかった。知りたくなかった。

    かつて、自分に告白してきた同級生を思い出す。
    あの女子も、こんな気持ちだったのだろうか。
    だとしたら、もうこんな思いなんて忘れ去ってしまっていればいいな、なんて考える。

    きっと俺は、もう無理だから。

  • 16スレ主24/12/20(金) 20:58:11

    我牙丸の視界に入るのが怖い。
    目が合えば逸らされるのだろうかとか、今まで見たことないような冷たい目で見られるのかとか、そもそも目を合わせてくれさえしないのか、なんて考えがぐるぐる回る。
    わかってる。あいつは簡単に誰かを嫌いになったりなんかしない、冷たくすることもないって。でも、俺が、怖いんだ。

    あいつは何一つ悪くない。俺が悪い。
    『嫌い』なんて思ってもないことを言った俺が、あいつを好きになった俺が、全部悪い。

    「あー……どうすっかなぁ……」

    運悪く、あいつとは同部屋だ。
    イガグリや清羅、音留もいるとは言え、やっぱりキツイものがある。
    あーー部屋割りを教えられたときに喜んだ自分をボコボコにしてやりてぇ。
    これ以上あいつを傷つけて、嫌われるのが、怖い。

    「……ぁ」

    ならばもう、どうしようもないほど嫌われてしまえばいいんじゃないか。
    嫌われれば我牙丸から俺に近づくことはなくなるだろう。
    そうすれば、俺があいつを傷つけることはなくなるんじゃ、ないか?
    なら、もう、いいんじゃないか。

    すきになったおれが、わるいんだから。

  • 17スレ主24/12/20(金) 21:13:34

    そうと決まれば明日からやってやる。
    キリキリと痛む胸に気づかないフリをしながら、俺は目を閉じた。

    朝。いつもよりも早く目が覚めた。
    こんなに寝起きがいいのはいつぶりだろうか。
    ちらりと隣のベッドを盗み見る。

    「……ふはっ、間抜け面」

    愛おしいと、一つ上の男に抱くとは思えないような感情が頭を過ぎる。
    あぁ、だいぶ頭ぁイカれちまってんな、俺。
    キリキリと痛む胸を上から押さえつけて、蓋をする。
    これを最後に、俺は“これ”を永遠に眠らせる。
    だから、この一瞬だけ、コイツに恋する俺を、許してほしい。

    「……うっし!」

    小声で気合を入れ、ベッドから降りる。
    我牙丸の視界に入る前に、とっとと練習しに行くか。本番はそっからだ。
    昨日よりも幾分か軽い足取りで食堂に向かう。

    「あ、雷市くんおはよう。いつもより早いね」
    「テメーがいつも早すぎなんだよ」
    「早寝早起きは基本だからね」

    雪宮は毎朝決まった時間に起きて決まった時間に寝てっから健康体そのものらしく、その話を聞いた我牙丸が共感して…

    「……なんだか今日は元気ないね」
    「あ? どう見たらそうなんだ。俺ぁ毎日元気すぎて親が困るくらいだわ」
    「ふーん…そっか」

  • 18二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:14:33

    綺麗な雪宮じゃないか

  • 19二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:19:44

    >>4

    >>18

    そんないつもは汚いかのような…

  • 20スレ主24/12/20(金) 21:28:01

    >>15

    これ書いてて思ったんだけど、雷市ってすごく可愛い性格してるよね、好き

  • 21スレ主24/12/20(金) 21:28:41

    何かあったら言いなよ、と言って雪宮は食堂から去って行った。
    一体なんだったんだ? 元気がない?
    ンなワケねーよな、いつもの俺だよな……

    雪宮の発言は一旦忘れて、とりあえず朝食を食べる。

    「……?」

    いつものように喉を通らない。
    関係ねぇよな、ただ今日調子が悪いだけ、だよな。
    そろそろ食堂の人口が多くなる時間だ。
    もちろん、あいつも例外じゃねぇ。
    とことん嫌われてやる……けど、怖くないわけじゃねぇ。
    あいつがいつもより遅く起きることを願いながら、口に飯を運ぶ。
    あいつは起きるのがそんなに得意じゃねぇから、俺が起こしてやってた。
    俺も、朝は得意じゃねぇ。
    でも、あいつのためならまあいいか、なんてらしくねーこと考えちまって、気がついたら毎日やってた。恋って怖えな、人を変える。

    なんとか胃に全て流し込み、食器を返す。
    練習して体を使ったら、腹が減って普通に昼食・夕食を食べれるはずだ。
    食堂を出ようとしたとき、さっきの願いも虚しく我牙丸とすれ違った。

    「あ……待って、らーーー」

    我牙丸の低い声は、食堂にいる奴らの声にかき消され、俺の耳に届くことはなかった。
    誰かを呼び止めようとしたのだろうか。
    まあ、俺には関係ないことだが。
    できるだけ早く、それでいて不自然にならないように足を動かす。
    あいつに呼び止められる奴が羨ましいな、なんてことを考えながら。

  • 22スレ主24/12/20(金) 21:35:01

    「なんか雷市、今日めっちゃ調子いいな!」
    「ね。なんか身軽になったみたいやなぁ」
    「ハッ! 今まではテメーらばっか目立ってたかもしれねーが、こっからは俺の時代だ! せいぜい置いていかれねーようにしろよ!」
    「いや、雷市くんも十分目立っとったと思うよ」
    「嫌味か?? 嫌味なんか??」

    我牙丸への想いを仕舞い、何もかも吹っ切ろうとしている俺は、それはもう絶好調だった。
    見たか野生児!
    てかお前、朝フツーに起きれんのかよ俺が起こしてやってたときは全然起きなかったくせにこの野郎!

    「…にしても、我牙丸くん今日静かやない?」

    ドクン、と心臓が大きく鼓動する。

    「え? あー…言われてみれば確かに」
    「いつも静かだけど、今日は特にだな。静か静か」
    「雷市くん、なんでかわかる?」

    キリキリと胸が痛む。
    俺が知るわけないだろ、だって、あいつはいつだって静かだ。
    昨日だって、あんな我牙丸は初めて見た。

    「はっ……俺が、知るわけ……」
    「そっか。雷市くんがわからんならわらかんなぁ」
    「ンで……」
    「え? だって雷市くんーーー


    我牙丸くんと仲良えやん」

  • 23二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:36:30

    >>17

    我牙丸の寝顔見て微笑む雷市控えめに言ってすごく可愛い

  • 24二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:38:13

    >>21

    雷市に話しかけてるんだよきっと!!

    立ち止まって振り向いてくれよ!!

  • 25スレ主24/12/20(金) 21:47:10

    仲が良いのか、俺たちは。
    他人からみたら、仲が良いように見えていたのか。
    いくら仲が良いっつったって、他人の気持ちがわかるなんてことはそうない。
    そんなの、鰐間兄弟くらいだろう。
    けど、そう見えてたのか、俺たちは。

    喜ぶな。それは昨日捨てたろはずだろーが。

    潔が号令をかけ、練習が再開する。
    チラリとゴール前を見る。
    すると、何故かこちらを見ていた我牙丸と目が合った。

    「……ッ!」

    急いで目を逸らす。
    ダメだ、もうそっちを見るのはダメだ。
    雑念を振り払い、プレーに集中する。

    問題は、練習が終わった後だった。

    ドイツ棟ブルーロックメンバーでの練習が一通り終わり、各々自主練タイムへ移った。
    俺はどうするか…帰るか? いや、スタメンを維持するには練習しねーと…
    またぐるぐる考えながら歩き始めたとき、腕を掴まれた。

    「待って、雷市」

    俺の好きな奴の、俺の好きな、低い声。

    「………は」

  • 26スレ主24/12/20(金) 22:02:28

    我牙丸に、呼び止められた。
    なんで、我牙丸が、俺を……

    「話したいことあって、朝も食堂で見かけたから呼び止めようとしたんだ。けど、らいち聞こえてないみたいだったから」
    「っ俺は話したいことなんか……」
    「雷市、昨日は言いすぎてごめん」

    我牙丸の言葉に、頭が真っ白になる。
    我牙丸が、俺に、“ごめん”って…?

    「俺、なんでかわかんねーけど、雷市に‘嫌い’って言われてショックで…」

    話が全く頭に入って来ない。
    やめてくれ、そんな真っ直ぐな目で俺を見ないでくれ。

    「らいち?」
    「っ…ンだよ」
    「本当にごめん。俺、“心にもねーこと言っちまって”」

    その言葉を聞いて、頭が真っ白になった。
    そうだ、俺も言っちまえばいいんだ、『悪かった。俺も心にもねぇこと言っちまった』って。
    でも人間、頭で考えるよりも先に口が動いちまうんだな。

    「……ハッ、何言ってんだ。本気だったろ?」
    「雷市、何言って、」

    「本当に思ってもねーなら、口に出ねーよ」

  • 27スレ主24/12/20(金) 22:03:49

    今日は一旦ここまでで。
    スレ主は明日早いので寝ます。
    おやすみなさい、良い夢を。

  • 28二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:05:05

    休日のお楽しみになりました

  • 29二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:08:56

    >>27

    読んでいて楽しかったです。おやすみなさい!

  • 30二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 01:51:28

    やばい尊い…

  • 31スレ主24/12/21(土) 08:26:32

    「っ違う! 本当に思ってなかったんだ!」
    「珍しく焦ってらぁ。そんなに慌てんなよ。今のは俺にだって当てはまるんだからよ」
    「え……」

    本当は、言いたくなんかない。
    でも言わねぇと、なんも始まらねぇ。
    これ言ったら、とっとと俺を嫌ってくれ。
    その方が、お互い楽だろ。

    「昨日言った通り、俺はお前なんか嫌いだ」

    胸がズキズキ痛い。
    もうこれ以上何も言わせんな、ずっと痛い。

    「ら、いち……」

    俺の腕を掴んでいる手を振り払い、自主練は諦めてさっさと廊下へ出る。
    頼むから追って来るなよ、殴る自信がある。
    後ろからイガグリが我牙丸を練習に大声で誘うのが聞こえてきた。
    これでもう大丈夫だろう。一安心だ。

    さっきからズキズキガンガン痛む胸を押さえつけ、俺は食堂に向かった。

  • 32二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 08:58:57

    このレスは削除されています

  • 33二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 09:00:42

    辛いので我牙雷の絡み置いておく

  • 34二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 09:06:12
  • 35スレ主24/12/21(土) 09:47:03

    ふふふ

  • 36スレ主24/12/21(土) 12:36:11

    おかしい。俺の喉が、胃が、おかしい。
    朝も昼も、そして夜の今も、食事が全然喉を通らない。
    腹は減ってるのに、全く食える気がしねぇ。
    夕食に悪戦苦闘するという、今まで経験しなかった事態に焦る。
    そうこうしてるうちに、食堂へ続く廊下が騒がしくなってきた。非常にまずい。
    朝と同じように、急いで胃に流し込み、急いで食器を返し、猛ダッシュで食堂を出た。

    はずだった。

    「雷市、待って、お願い」

    低い声に呼び止められる。
    朝みてぇに騒がしくねーから、当たり前に聞こえて来る。
    振り返ったら、その瞳を見たら、俺はまたこいつを好きになっちまう。
    だから、振り返らなかった。

    朝とは違って出来るだけ早く、全力で走って逃げた。

  • 37スレ主24/12/21(土) 16:50:16

    「っはぁ…はぁ……うぇ……っ」

    全速力で走ったからか、ものすごい吐き気に襲われ、トイレに逃げ込み食べたものを全て吐き出す。
    これは食ったあとすぐに走ったから。そうと決まっている。失恋とは全くもって関係ない。
    胃の中が空っぽになる感覚は、なぜか気持ち悪かった。

    風呂に入って寝よう。あいつが、帰ってくる前に。
    誰もいない5人部屋は、とても寒く感じた。

    シャワーを浴び就寝の準備をしていると、ルームメイト全員がかえってき帰ってきた。
    今すぐに寝ようとしてる俺を見てイガグリが焦ったように騒ぐ。

    「雷市が寝る準備してる!? えっ今何時だやべー時間じゃねーの…ってまだ全然遅くねーじゃねーか!」
    「別にいつ寝てもいいだろ。俺は寝るからお前ら騒ぐなよ。特にイガグリ」
    「うるせー!」

    この部屋は俺とイガグリ以外は基本的に騒いだりしねーから、俺が寝ればすげぇ静かになる。

    全員帰って来たのに、布団に入っているのに寒いのは、一体なぜなんだろうか。

  • 38スレ主24/12/21(土) 17:26:59

    今日もいつもより早く起きて支度し、食堂へ向かう。
    雪宮はもう食い終わったらしく、すれ違い様に「おはよう雷市くん」と言われた。
    今日はどうやら潔もいるらしい。
    あいつならそういうのに疎いだろうし、まあ大丈夫かとたかを括っていた。

    「なぁ雷市」
    「ンだよ早よ飯食え」
    「お前、我牙丸となんかあった?」
    「ンゴッホッッ!! クソガッッッ!!」
    「あ、ごめん大丈夫か?」
    「大丈夫に見えるか!?」

    こいつはサッカー以外だと鈍感で無害だと思ってたのに裏切りやがってチクショウ!!
    てかなんでこいつらそんなに俺にそんな構ってくるんだよほっとけや…
    まあ確かに、あれは2人きりのときだったからこいつらは知らねーし、気になっても仕方ない…のか?

    「……自主練のとき、我牙丸がずっと『雷市雷市』って言ってたのに、何かあったのかって聞いても教えてくれないから」

  • 39二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 19:04:01

    >>36

    振り返ってほしかったな…(涙)

  • 40二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 19:05:44

    切ねえ………

  • 41スレ主24/12/21(土) 20:13:48

    潔伝いに聞いた我牙丸の言葉を聞いて、不覚にもドキドキしてしまう。
    俺の名前ずっと言ってたとか、何なんだよあいつ!!クソッ!!!

    「別に何もねーよ」
    「うーん、でも……」
    「ンだよ」
    「雷市も我牙丸のこと避けてるように見えるし…いつもはイガグリとちょっかいかけたりしてただろ?」
    「う"っ……」

    痛いとこを突かれた。
    よしもう逃げるが勝ちだ!!
    ガタンッッと立ち上がって猛ダッシュで逃げる。
    デジャヴかよ…と思ったが自分にツッコんでる暇はないのでとりあえず走り抜ける。
    言いたかねえが、逃げ足は早い方なんだよ!

    「あっ!待てよ雷市ー!!」

    潔の呼び止める声を無視して部屋へと直行する。
    追って来る気配はなかった。

  • 42スレ主24/12/21(土) 21:17:14

    部屋に帰ると、昨日とは比にならないほどの吐き気に襲われた。
    慌ててトイレに籠り、全て吐き出す。
    これはもう、食後に全力で走ったからとかじゃない。
    異常だ。普通じゃない。
    俺の身体が、俺じゃないみたいだ。

    なんで、なんでなんでなんで。

    「はぁ…ひぐっ……も、むり……」

    失恋とは、こんなものなのか?
    世の中の奴らは、本当にこんなものを経験しているのか?
    わからない。

    だって、初めて人を好きになったんだから。

    無理だ。諦めてフィールドに向かおう。
    俺が今集中しなければいけないのは、こんな想いではなく世界一のFWになることだ。
    あいつも、いつか目が覚めるだろう。
    重い身体に鞭打って、俺はフィールドへ向かった。

  • 43二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 21:40:12

    逃げるんでない!雷市らしくないぞっ…!!

  • 44スレ主24/12/21(土) 21:55:37

    食っては吐き出しを繰り返し、それでもいつも通り練習をこなした。
    潔たちとの自主練には参加せずに、夜、全員が寝静まる時間帯に抜け出して自主練をした。
    自主練から帰って来ては、トイレに籠り結局捨てきれなかった恋心を吐き出した。
    何とかしてとことん嫌われなければ。

    でも、どうやって?

    食事は喉を通らず、睡眠不足が続いていく。
    こんなことを続けていたら、当然身体は壊れるだろう。

    いつも通りの練習中に、やけに視界がぼやけ、チームメイトの顔がよく見えなかった。
    疲れが溜まってるだけだと思い込み、特に休憩もせず練習を続ける。

    (ふぅ…なんか、今日はやけに疲れ……あ?)

    身体がふわふわする、動かない、あれ、今、どうなって。地面との距離が、近づく。

    ふと目をやると、目を見開いてる我牙丸が見えた。

    やっぱ俺、お前の目、すげぇ好きだな。

    雲ひとつない夜空みたいに、綺麗で真っ黒な目。

    俺、お前の目にどんなふうに映ってんのかな。

    焦ったようにこちらに駆けてくるあいつが見えて、ああ幻覚かと納得したと同時に、視界が暗転した。

  • 45二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 22:19:18

    “雲ひとつない夜空みたいに、綺麗で真っ黒な目”っていう表現がとても綺麗で好きです…!

  • 46スレ主24/12/21(土) 22:25:44

    最近、雷市が変だ。
    何でか知らねーけど、俺にすげぇ冷たい。
    雷市は他人に厳しいけど、自分にも厳しいし、その厳しさでチームを鼓舞することが何回もあった。
    でも、最近はそうじゃない。
    潔とかイガグリとかには今まで通りの接し方なのに、俺にばっかり冷たい。
    チームZの頃からずっと一緒だけど、最近の雷市が、わかんねぇ。

    だから、雷市に『嫌い』って言われてショックで、つい言っちゃいけないことを言っちまった。

    「俺だって、そんなこと言う雷市、嫌いだ」

    雷市の方を見ずに言ったのは、多分すげー怒られるだろうなと思ったから。
    どんだけ怒るんだろう、と思って構えたけど、いつまで経っても反応がなかった。

    「………らいち?」

    不思議に思って雷市の方を見たら、俺はこんなこと言ったのをすげー後悔した。
    綺麗な色の目を溢れそうなくらい見開いて、今まで見たことないようなカオしてた。

    「あ……らい、」

    謝ろうと思って手を伸ばしたけど、雷市は後ろ向いて走り出した。

  • 47スレ主24/12/21(土) 22:27:29

    とりあえず今日は一旦ここまでで。
    ちょくちょくある感想のおかげでモチベが上がっています、感謝!
    おやすみなさい、良い夢を。

  • 48二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 23:01:50

    このスレで我牙雷に目覚めた
    スレ主ありがとう

  • 49二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 23:34:28

    スレ主文豪っすねめっちゃ刺さるし目覚めた 明日も楽しみです

  • 50二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 23:52:08

    このレスは削除されています

  • 51スレ主24/12/21(土) 23:53:36

    酷い誤字してたので連投失礼します。

    >>48

    >>49

    本格的に寝る前にスレ開いたら嬉しいお言葉もらえてて飛び跳ねてます。

    我牙雷の民が増えて嬉しい限りです。

    それではおやすみなさい、良い夢を。

  • 52スレ主24/12/22(日) 09:25:56

    「まって、雷市」

    雷市に向けて伸ばした手は行き場を失い、無意味に元あった場所へ戻ってきた。
    どうしよう、雷市に嫌われたかもしんねぇ…

    嫌だ、雷市、嫌わないで。

    俺、雷市が、雷市のことが………


    ………雷市のことが、なんだろう。

    雷市はライバルで、大切な友達で、一緒に戦ってきた仲間で……
    それから、なんだろう?

    俺にとって、雷市はなんだ?

    わからない。知りたい。教えてくれ、雷市。
    そうだ、風呂か食堂か……それか部屋に帰れば、雷市がいるだろう。
    傷つけたことを謝って、教えてもらおう。
    雷市にとって、俺はなんなのか。
    そしたら、少しはわかるかもしれない。

    俺にとっての、雷市陣吾という存在が。

  • 53スレ主24/12/22(日) 11:13:23

    風呂にも食堂にも、雷市はいなかった。
    雷市はやることが早いな、さすがだ。
    部屋にはきっと雷市がいる。
    早く、雷市にごめんって謝りたい。雷市と話したい。
    勢いよくドアを開け、雷市の名前を呼ぶ。

    「……あれ、寝てる」

    いつもはギリギリまで起きて談笑してる雷市が、ベッドの上ですやすやと寝ていた。
    いつもの眉間に皺を寄せた厳しい顔じゃなくて、年齢相応な、見たことのない幼い寝顔。

    (そういえば、雷市の寝顔ってあんまり見たことないかも…)

    言ったらきっとものすごく怒られるだろうけど、俺には雷市の寝顔が、すごくかわいく見えた。

    朝、起きたらたくさん謝って、たんさん話そう。
    大丈夫。同じチームで、同じ部屋なのだから、機会はたくさんある。
    そうたかを括って、俺も眠りについた。


    次の日から、雷市は俺を避け続けた。

  • 54二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 11:17:36

    我牙丸さん視点切ねえ…

  • 55スレ主24/12/22(日) 12:07:29

    いつも起こしてくれる雷市が、今日はいなくなってた。当たり前だけど。
    のそりと自分で起きながら、やっぱり雷市の元気な声で起きるのがいいなぁって思った。
    イガグリたちと食堂に向かうと、食べ終わったらしい雷市とすれ違った。

    「待って、雷市」

    声をかけたけど、賑やかな食堂の音で聞こえなかったのか、雷市はそのまま行ってしまった。
    あとで練習のときに謝ろう。とりあえず、今はなんか食わねーと。

    その後の練習でも、雷市は俺を見なかった。
    雷市の大きくて元気な声が、大きな目が、俺に向けられない、悲しい、らいち、声聞きたい、こっち見て。
    思いが通じたのか、雷市がチラリとこっちに視線をやった。
    が、すぐに目を逸らされた。悲しかった。

    練習後の自主練タイム。
    何か迷っている様子の雷市を呼び止める。

    「話したいことあって、朝も食堂で見かけたから呼び止めようとしたんだ。けど、らいち聞こえてないみたいだったから」

    戸惑っている雷市を他所に、俺は言いたかったことを素直に口にした。

    「雷市、昨日は言いすぎてごめん」

  • 56二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 12:11:18

    ちゃんと謝れる我牙丸さんと素直になれない雷市のすれ違いが切なすぎるんだ………

  • 57二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 12:13:31

    我牙丸さんに嫌われるっていう、めちゃくちゃ難しいことを雷市はしようとしてるからな…切な…

  • 58スレ主24/12/22(日) 12:35:59

    精一杯考えながら言葉を紡ぐ。
    雷市は、許してくれるだろうか。

    「本当にごめん。俺、心にもねーこと言っちまって」

    そう言った途端、雷市は目を見開いた。
    昨日と、同じカオだ。
    雷市は呆れたように『本気だったろ』と俺に向かって告げた。
    ちがう、あんなの本気じゃない、本当だ。

    「本当に思ってもねーなら、口に出ねーよ」

    そう言って吐き捨てるように笑った雷市は、もう俺のことなど眼中にないように見えた。

    違う、本当に思ってなんかなかった、信じて、お願いだから

    「昨日言った通り、俺はお前なんか嫌いだ」

    綺麗な色の瞳が俺を捉える。
    嫌だ、雷市、なぁ……!

    「ら、いち……」

    いつのまにか雷市の腕を掴んでいた手を振り払われ、廊下へと向かってしまった。
    追いかけようとしたけど、自主練に付き合ってくれと声をかけられた。

    追いかけて何を言うんだ?
    許してなんて、もらえないのに。

  • 59スレ主24/12/22(日) 14:24:53

    夜、やっぱり雷市は先に眠ってしまった。
    雷市はどうやったら許してくれるだろうか。
    俺、動物虐待もされるのは嫌だけど、それと同じくらい、や、それ以上に、雷市に嫌われるのは、すげー悲しい。

    「雷市……」


    そんな状況が続いていた数日経ったある日の深夜、小さな音がして、目が覚めた。

    目を凝らすと、雷市がベッドから抜け出してどこかへ向かった。
    便所か? と思い、目が覚めたついでに帰ってくるのを待っていたが、便所にしては遅すぎる。
    心配になってベッドから起き上がり、部屋の外へ出る。

    「雷市、どこだ…?」

    便所には、いなかった。
    食堂に風呂、いそうなところ全部探したけど、雷市がいたのは意外なところだった。

    ボールを蹴る音と、荒い息遣いが聞こえる。
    そう、雷市はフィールドにいた。
    自主練か。でも、どうしてこんな時間に……
    頭を傾げながら考えていると、一つの仮説に行き着いた。

    俺を避けるため、なのか……?

  • 60スレ主24/12/22(日) 14:42:20

    「はぁっ……もう、寝るか……」

    雷市がそう呟いたのが聞こえてきた。
    やばい、急いで帰らねーと…と思い回れ右をする。
    俺は、一つのミスを犯した。
    ここで雷市を待って、もっかい謝らないといけなかった。
    なのに、逃げ帰ってしまった。

    これ以上、雷市に嫌われるのが、怖かったんだ。

    部屋に帰り、布団に潜る。
    でも、待てど暮らせど、雷市は帰って来なかった。
    もう一度、恐る恐る外へ出る。
    一番近くの便所から、声が聞こえてきた。
    忍足で向かい、聞き耳を立てる。
    今考えると、とんだ悪趣味な行為だったが。

    「はぁ…ひぐっ……ぅあ……」

    何かを吐き出しているような声、それから

    「がぁ、ま……っ!す……」

    とても苦しくて、悲しい声。
    名前を呼ばれたような気がしたが、きっと気のせいだろう。
    雷市が俺の名前を呼ぶことなんて、ないのだから。

  • 61二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 15:00:40

    ごめん 切ないのにめちゃくちゃえっちで興奮した

  • 62スレ主24/12/22(日) 15:13:51

    >>61

    雷市陣吾はえっちなので仕方ないですね

    もう少しあとにもっと攻めたシーンを書くつもりなのでお楽しみに…

  • 63スレ主24/12/22(日) 15:14:21

    あの後、俺は逃げるように部屋へ戻った。
    雷市はもう少ししてから帰ってきたあと、穏やかな寝息を立てながら眠っていた。
    俺は、結局眠れなかった。
    なぁ雷市。今思ってること、全部俺に言ってくれないか?
    俺、雷市ともっかいたくさん話したいんだ。

    そんな日が続いていたある日、事件は起きた。

    いつも通りの練習中、俺は雷市がふらふらしていることに気がついた。
    あ、これ、やばいやつじゃ……と思ったときには、体が動いていた。
    雷市が倒れそうになる直前、目が合った。
    最近じゃあ滅多に見せない微笑みを見せた、気がした。
    地面に倒れる寸前、間一髪で雷市を抱き抱える。

    なあ雷市、起きたらいっぱい、話そうな。

  • 64二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 15:18:29
  • 65二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 15:19:47

    >>64

    しんみりしながら読んでたのに笑ってしまった

    それはそうと抱け

  • 66二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 15:48:33

    うおぉん体調不良雷市はじめて見たよえっちだよぉ

  • 67スレ主24/12/22(日) 16:49:45

    目を覚ますと、滅多に見ることのない医務室の天井が見えた。
    俺、たしか練習中に倒れて……

    「っらいち!!」

    勢いよくガバリと抱きつかれる。
    俺よりを包み込めるくらいデカくて、これほど声が低いのは、一人しかいない。

    「なっ……!?」
    「雷市良かった、本当に。大丈夫? しんどくない? 痛いとこない?」

    デカくて声が低い男…我牙丸は、倒れた飼い主を心配する犬のように俺に質問攻めをしてきた。
    瞬間、我牙丸に抱きつかれていることに気がつき、顔が真っ赤になるのが分かった。

    「顔赤い、やっぱ熱あるのか? らいち、心配だ……」

    耳と尻尾が垂れているのが見える。
    まだ疲れてんのかな、俺。
    とか考えてたら、

    「ひっ…!?」

    我牙丸の行動に、思わず声が裏返った。
    我牙丸が、自分の額を俺の額にくっつけてきたのだ。
    本当にやめてくれ、もうこれ以上、好きになりたくないんだ!

  • 68スレ主24/12/22(日) 17:40:04

    「あ、ごめんらいち。急にくっついて……」

    そんなあからさまにしょげてんじゃねぇ。
    俺はお前に嫌われるためにこの数日を過ごしてきたっていうのに、お前は、どうしてそんなに……

    「雷市、俺な、ずっと考えてたんだ。雷市が、どうしたら俺のこと許してくれんのかって」
    「は……?」
    「俺のせいで、雷市倒れちまったのかなって思って…ごめん、雷市。謝ったって許してくれないかもしれないけど、本当に、ごめん」

    元はと言えば、お前に冷たくした俺が悪いのに。
    意地張って嫌いだって言った、俺が、全部、俺が悪いのに、なんで、お前はっ……!

    「テメェは、悪くね、じゃねぇかよ」
    「雷市…?」
    「俺が悪いだろ、全部! なんでお前がそんなに謝んだよ!! 悪くねぇだろお前っ!! なのに、なんでっ……!!」
    「ちがう、らいち、落ち着いて」
    「さっさと嫌いになりゃあいいだろ! こんな、運んでもらって感謝もしねぇ、暴言吐いて謝りもしねぇ奴のことなんか……っ!」
    「雷市、待って、なんでそんな…」
    「俺ばっかこんなっ……なんで、なんでなんでなんで! 俺は、お前のこと……っ!!」


    好きになっちまったんだろうな……?


    こんなこと、俺が言えたことじゃねぇけど。

  • 69二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 17:55:33

    我牙丸さんの言い分も雷市の言い分もわかるから余計に辛い…

  • 70スレ主24/12/22(日) 18:55:34

    『俺ばっかこんなっ……なんで、なんでなんでなんで! 俺は、お前のこと……っ!!』

    俺がオロオロしていると、医務室の先生が帰って来たので、俺は退散させられた。
    さっき雷市に言われたことが、頭をぐるぐる回ってる。

    なぁ雷市、俺のことが、なんだ?
    嫌いなのか? それとも、また別のことか?
    わからない。雷市のことをもっと知りたい。
    でもきっと、雷市はそれを許してくれない。

    知ってどうする、って雷市は言うだろう。
    それもわからない。でも、ただただ、知りたいんだ。
    だって、雷市ともっと一緒に………

    一緒に?

    俺は、雷市と一緒にいたいのか?

    俺にとって、雷市は何だ?

    また頭がぐるぐるする。
    いくら考えても、答えが出ない。
    でもこれを知らないと、雷市はこの先、俺と一緒にいてくれることがなくなる気がする。

    答えを探すべく唸っている俺に、ある人物が話しかけて来た。

    「我牙丸くん、何か困りごと?」

  • 71スレ主24/12/22(日) 19:56:58

    最悪だ。一思いにころしてほしい。
    倒れた俺を運んでくれた我牙丸に、感謝の言葉も言わず暴言を吐いた。
    それどころじゃない。我牙丸にとって意味わからねーことをめちゃくちゃ言い立てた。
    あいつは一ミリも悪くねぇのに……

    でも、これで完全に嫌われただろう。
    これで良かった、俺の努力は報われた。
    これからは、俺が避けなくてもあいつから関わってくることはないだろう。
    これでやっと自由に………

    「あ? ンだこれ……」

    目から、雫が溢れ出して止まらない。
    果たしてこの選択は良かったのだろうか。
    あのとき、『ごめん、ありがとな』と素直に言えば良かったのではないか。
    もう、全てがあまりにも遅すぎたが。

    恋をしたのが悪かった、と俺はあのとき悟った。


    本当に、そうなのか。


    ただ、好きになっただけなのに。


    後悔しても遅すぎた思いに、己の袖を濡らした。

  • 72スレ主24/12/22(日) 20:51:22

    「はぁっ……らいち、どこだ……っ!?」

    ここにはいない、ここにもいない、どこだ、どこだ、雷市はどこにいる?

    雷市、雷市、雷市っ……!!


    [十数分前]


    「我牙丸くん、何か困りごと?」
    「あ、雪宮…」

    唸っていた俺に話しかけてきたのは、同じくドイツ棟でチームメイトの雪宮だった。
    俺は俺よりも色々経験が豊富そうな雪宮に話を聞いてもらうか迷った。
    だって、雷市は嫌かもしれねーから。

    でも、このままだと俺は答えが分からないまま雷市と仲直りできないと思う。
    だから、迷ったけど、雪宮に話を聞いてもらうことにした。

    「実は……」

  • 73スレ主24/12/22(日) 21:22:19

    「なるほどね」
    「俺、どーしたらいいんだ……?」

    ぽつりぽつり今まであったことを呟くように話すと、雪宮は全てお見通しだったかのような表情を見せた。

    「……今から話すことは、きっと我牙丸くんにとって驚く内容だと思う。我牙丸くん、雷市くんは大切な存在だよね?」
    「もちろんだ。俺、雷市が大切」
    「じゃあ大丈夫かな」

    雪宮は微笑みながら、自分の知っていることを全部教えてくれた。

    「俺さ、休憩時間とかにみんなのことを観察するの、結構好きなんだ」

    いったい何の話だろう、と俺は思った。
    でも、重要なのはそのあとだった。

    「だから、気づいたんだ。いや、気づいちゃった、の方が正しいかな」

    今から話すのは、雪宮が俺に話してくれたことの全貌だ。

  • 74スレ主24/12/22(日) 22:11:59

    休憩中の様子ってさ、みんな違っててなかなか興味深いんだ。
    潔くんは更なる高みへ行くためのアイデアを考えてるし、氷織くんは黒名くんとパスの出し方だったり、自分の武器の話だったり。
    それで、雷市くんは、五十嵐くん、それから我牙丸くんと一緒にいることが多いんだ。
    もちろん、そうじゃない日だってある。

    我牙丸くんは雷市くんと潔くんたちの方に行くときもあると思うんだけど、たまに雷市くんは一人離れてるときがあるんだ。
    雷市くんって元気で賑やかだけど、そういうときは静かなんだよね。
    最初は、考え事してるのかな、って気にしてなかったんだけど、いつもそうだから気になってさ。
    あの日も、ふと静かな雷市くんの方を見たら……普段の元気な雷市くんとは違う、すごく穏やかな顔をしてたんだ。
    何を見てるんだろうと思って雷市くんの視線の先を見ると、潔くんに絡んでる我牙丸くんたちがいてさ。
    その時はまだ、第一次セレクションから一緒って言ってたから、仲良いんだな、くらいにしか思ってなかったんだ。

    でも、何回もそれが続いてたら、『あ、違う』って気づいた。

  • 75スレ主24/12/22(日) 22:13:00

    本日はここまでです。
    明日で完結します。
    おやすみなさい、良い夢を。

  • 76二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:13:36

    おやすみなさい!
    ユッキーはよく見てるな…

  • 77二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:15:33

    明日で完結!楽しみです!
    最近稀に見る綺麗なユッキーだぁ

  • 78二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:45:29

    うわぁ凄い……このユッキーめっちゃ綺麗………

  • 79二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 01:34:11

    綺麗なユッキーや…

  • 80スレ主24/12/23(月) 08:31:53

    雷市くんが穏やかな顔をして見てるのは、特定の人がいる方向にだけ。
    五十嵐くんでも、潔くんでもない。
    その人のことを見てる雷市くんは、俺から見たら微笑んでるように見えたんだ。
    それでね、“雷市くんはもしかすると、その人が好きなのかもしれない”って、思った。

    そうそう、雷市くんすごいんだよ。
    ふっと顔を背けたと思えば、次の瞬間相手が雷市くんの方を見るんだ。毎回ね。
    多分、相手がこっちを見るタイミングを分かってるんだと思う。

    でもね、ある日を境に、雷市くんの顔から微笑みが消えたんだ。
    穏やかな顔から一変して、すごく悲しそうな表情で、その人のことを見てた。
    そのときだけなら良かったんだけど、次の日も、その次の日も。
    さすがに心配になって、思い切って聞いたんだ。

    『もしかして、彼のことが好きなの?』って。

    そのときの雷市くんの顔を見て、聞いたことを後悔したんだ。
    だって、雷市くんが見たことないくらい、すごく辛そうな顔をしたから。

  • 81スレ主24/12/23(月) 09:13:47

    ここまでの話を聞いて驚いた。
    俺はそんなこと今まで気づいたことなかったのに、雪宮はそこまで知っていたなんて。
    それに、それを直接聞けるなんて。
    俺の考えてることが分かったのか、雪宮はニコリと笑って俺を励ました。

    「大丈夫、気づかなくて当然だよ。だって、雷市くんは我牙丸くんに気づかれないようにしてたんだから」
    「………え」

    それってつまり…と聞く前に、雪宮は俺にこう告げた。

    「俺から言えることはここまで。ねぇ我牙丸くん、もう、分かったんじゃない?」

    そう言われると同時に、俺は迷うことなく駆け出した。
    これを逃せばもう二度と修復できない関係を、悲しませてしまった雷市を取り戻すために。

    頑張れ、と雪宮からの声援が聞こえた。

    ありがとう雪宮。


    俺、ちゃんとわかったよ、雷市。


    俺な、大好きなんだ、雷市のこと。


    雷市も、そうだったらいいな。

  • 82スレ主24/12/23(月) 10:29:09

    誰もいない廊下を重い足取りで歩く。
    医師に寝不足と食欲不振がバレ、「何で今まで黙ってたんだ」と言われてしまった(すげぇ心配された)。
    いや言えるワケなくね?
    『失恋して辛いので食欲もなければ夜も眠れません』とか言えるか??
    それだけでなく、ちょっと休んでいけって言って出ていくもんだから、大丈夫だと思って柄にもなく泣いてたら、扉が開いて『ごめん忘れ物…あ、ごめんね大丈夫……?』とか言われた。
    泣いてるとこ見られるとか最悪だマジで……

    あー…部屋戻りたくねぇ……
    さすがによ、あんな八つ当たりされたら誰だって『何だこいつ勝手にキレやがって』ってなんだろ?
    バカだな俺も。
    さっさと謝っときゃ、今頃こんなことにならなかっただろうに。

    「……ががまる」

    あいつの名前を呟く。
    返事なんて返って来ねぇのに。

    すると、誰かが全速力で走ってくるような音が聞こえてきた。

    ……こっちに向かって来てるよな、これ。


    「っはぁ、雷市!!! 見つけたっ!!」

  • 83スレ主24/12/23(月) 12:14:04

    四方八方に走り続けて、やっと見つけた。

    「雷市っ!!!!」

    振り向かれなかったらとか、赦してくれなかったらとか、不安なことはたくさんあるけど。
    でも、それでも。

    「がが、まる………?」

    雷市と一緒にいたいから。
    雷市のことが、好きだから。

    「らいちっ!! 俺、雷市が好きだ!!!」

    声を大にして告白すると、雷市は綺麗な瞳をまん丸に見開き、顔を真っ赤にした。
    雷市の目に、俺が写ってる。

    俺、雷市の目、すごい好きだな。

    夜空に浮かんだ月みたいに綺麗で、すげー好き。

    その目に、俺はどんな風に写っているんだろう。

    「………やめろよ」
    「雷市?」

    「同情、なんか、すんなよっ!!」

  • 84二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 12:16:41

    素直になれよ雷市!!!!

  • 85二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 12:25:49

    我牙丸も雷市もお互いの目を夜空と月に例えてるのいいなぁ…

  • 86スレ主24/12/23(月) 15:44:17

    同情って、何のことだ。
    俺は、本当のことを言ったんだ、雷市。

    「おれがぁ……っ!てめ、のことすき、だぁら、ンなこと言うんだろっ……!?そ、んなん、やめろ、よっ……も、これいじょ、すきに、なりたくね……っ!」

    雷市の綺麗な瞳から、涙が溢れる。

    俺のことが、すき?
    これ以上好きになりたくない?

    何でだ、俺も、俺もこんなに雷市が大好きなのに。
    雷市のこと、泣かせるつもりなかったのに。
    もう何回目だ、雷市を傷つけたのは。
    これ以上悲しませたくないのに。
    耐えきれなくなったのか、雷市は袖で涙を乱雑に拭い、走り出そうとする。

    嫌だ、もう二度と、離したくない……っ!!

    離さずにいられる方法は思いつかなかった。けど、そんなのよりも先に、体が動いてた。

    「雷市……っ!!」

    後ろからそっと雷市を抱きしめる。


    「雷市、お願い。もう、俺から離れて行かないで……?」

  • 87二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 15:53:24

    うぉぉぉぉぉぉ!!

  • 88二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 15:54:11

    エンダァァァァ

  • 89二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 15:58:34
  • 90スレ主24/12/23(月) 16:41:47

    あったかい。
    包み込んでくれる体が、冷えた体を温めてくれているような感じがした。

    「雷市、本当だ。本当に大好きなんだ。お願い、信じて」
    「信じ、られっかよ……っ!お前は、やさし、から、同情してるだけだろ……!?」
    「違う、雷市が好きなんだ」

    低く、それでいて優しい声色だった。

    「雷市の声で起きるのが好き。練習のとき、真剣な顔してる雷市が好き。雷市の笑った顔が好き。俺を見てくれる目が好き。俺を呼んでくれる声が好き。俺、雷市が大好き」

    今までにないくらいに饒舌で、熱烈な告白。
    本当に、俺のことが好きなんだって伝わってくる。
    もう出し切ったと思った涙が、また溢れ出て、止まらない。
    恐る恐る振り返ると、俺の大好きな人の、大好きな瞳と目が合った。

    「……俺も、我牙丸が、我牙丸のことが、   」




    ずっと言えなかった、たった三文字の言葉を、ようやく言えた。

  • 91スレ主24/12/23(月) 18:15:44

    「らいちぃ、疲れた…ぎゅーってして」
    「ったく、しゃあねぇなぁ……」

    普段はこの程度の練習量では疲れるはずのない、ブルーロック随一のGKが、体力自慢で有名な男に、ハグを求める。
    その男も、満更でもなさそうに見えた。

    「なぁ、あの二人どーなってんの……!?」
    「昨日までぎこちない雰囲気出しとったのになぁ……」
    「だよな、ぎこちなかったよな!?」
    「落ち着け落ち着け」

    そんな二人を見て混乱する同チームのメンバーに対し、とある男は静かに微笑んだ。

    「上手くいったみたいで良かったよ、二人とも」


    「なぁ、ちゅーもして」
    「ばっ……! あいつらがいるだろーがっ……!!」


    このままだとキス以上もしてしまいそうな雰囲気の二人に対し、一人を除いた全員の心が一致した。


    「「「「他所でやってくれっ!!!!!」」」」


    ー終ー(エピローグあり)

  • 92二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:25:57
  • 93二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:29:37

    >>87

    >>92

    伏線回収しててバカ笑ったやめてくれ腹捩れる

  • 94二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:37:39

    >>91

    我牙雷最高!我牙雷最高!!

  • 95スレ主24/12/23(月) 19:21:11

    エピローグ〜Y.Kさんのお話〜

    俺に質問? はい何でしょう。
    ああ、あの二人のことですか。
    ぶっちゃけ言うと、最初っから両想いなのは俺からして丸分かりでしたね。
    雷市くんは我牙丸くんに言った通りなんですけど、問題は我牙丸くん。
    彼、普段から雷市くんに対して無自覚独占欲丸出しでしたから。
    雷市くんに避けられ始めてからずーっとしょんぼりしてましたし。(雷市くん、無事謝れて良かったね!)
    えっ俺だけしか気づいてなかった……!?
    それに、潔くんたちは今日から付き合ったみたい、って話したりしてましたけど、結構前から付き合ってますよ、あの二人。
    付き合ってすぐの頃はお互い気恥ずかしいのかぎこちない関係だったのて、仕方ないと言えば仕方ないんですけどね。
    それから、あの二人、多分ヤることヤってますよ。
    昨日までぎこちなかったのはそのせいでしょうね。
    とりあえず、上手くいってるみたいで安心しました。
    やっぱり、あの二人は仲良くしてるのが似合いますから。

    じゃあ、俺はここで。

    そうそう、スレ主からオマケ話があるそうだけど、人を選ぶ話らしいから注意してね。

    それではまた!

    ー完ー

  • 96二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:25:28

    イェイイェイ我牙雷最高!我牙雷最高!
    オマエも我牙雷最高と叫びなさい!!

  • 97二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:26:18

    このレスは削除されています

  • 98二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:27:08

    ごめんなさいミスった

    >>96

    イェェエイ我牙雷最高!!

  • 99スレ主24/12/23(月) 19:28:38

    スレ主の私利私欲にお付き合いくださり、ありがとうございました!
    以上で物語は完結となります。
    以下はオマケ(蛇足)です。
    本編もスレ主の性癖盛り盛りでしたが、ここからさらにすごいスレ主の性癖が出まくるので、キャラ崩壊気味だしセリフに♡付いてるし、とにかくかなりアレなので、苦手な方は全力で自衛お願いします(ワンクッション挟みます)。
    本当に!!

  • 100二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:30:34
  • 101二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:32:32

    >>95

    ユッキーはそこまでお見通しなのかよ強すぎだろ

  • 102スレ主24/12/23(月) 19:34:09

    >>86

    >>90

    (本当はここでもすれ違わせるつもりだったことはスレ民には内緒だね…)

  • 103二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:35:18

    この二人って本編で一回もチーム離れたことないの良いよね

  • 104二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:37:52

    >>103

    わかる

    しかもトライアウトではBとCだったけど部屋一緒だったし

  • 105二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:42:19

    髪色も金と銀で相性バッチリ

  • 106スレ主24/12/23(月) 19:45:59

    二人の後日談です。

    >>99で言ったとおり、閲覧注意になります。

    《キャラ崩壊・♡喘ぎ注意》

    x.gd
  • 107二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:50:28

    >>106

    最高にえっちで大興奮しましたありがとうございます!完結おめでとうございます!!

  • 108二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:51:21
  • 109二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:59:03
  • 110スレ主24/12/23(月) 19:59:08

    >>107

    >>108

    ありがとうございます!

    今我牙丸視点書いてるので少々お待ちを…

  • 111二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 20:02:21
  • 112二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 20:03:10

    >>111

    来週このシーン見たら吹いてしまうからやめるんだ

  • 113スレ主24/12/23(月) 20:12:37

    >>110

    我牙丸視点出来上がり。

    こちらも閲覧注意になります。

    《キャラ崩壊・♡喘ぎ注意》

    x.gd
  • 114二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 20:20:54
  • 115二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 20:29:18

    >>114

    喜んでもらえて嬉しい限りです!

    こちらこそありがとう!

  • 116二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 21:36:51

    スレ主〜!
    雷市総受けスレ出来てたんだけど、このスレ紹介してもいいですか?

  • 117二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 21:44:51

    >>116

    もちろんOKです!!

    我牙雷を布教できるのならなんでもします

  • 118スレ主24/12/23(月) 21:46:37

    >>117

    コテハン忘れてたけどスレ主です!

  • 119二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 21:47:02

    >>117

    >>118

    やった!ありがとうございます!!

  • 120スレ主24/12/23(月) 22:22:29

    寝る前に一言!
    みなさん、読んでいただいて本当にありがとうございました。感想などいただけて嬉しかったです!
    みなさんが我牙雷の民になってくれてたらいいな…
    それではおやすみなさい、良い夢を!

  • 121二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:23:26

    このスレが最近の楽しみでした…
    スレ主こんな最高なSSをありがとう…!!

  • 122スレ主24/12/23(月) 22:32:16

    >>121

    最高の言葉をありがとうございます!(感涙)

    また思いついたらスレ立てするかもしれないので、その時は気軽に立ち寄ってくれたら嬉しいです…!

  • 123二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 00:28:30

    我牙雷に気ぶる夜○月に笑った

    女々しい雷市とドSな我牙丸さんが見れて幸せですありがとう…

  • 124二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 08:26:00

    >>123

    そう言っていただけて幸せです!ありがとう!!

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