もう虚しくなんてない!~総力戦編3.1~

  • 1◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/21(土) 17:45:03

    【注意】オリキャラ及びダイス要素が含まれますのでご注意ください。

    アリウスのちっこい一般事務員の早瀬リアちゃんが事務能力や交渉力をいかして仲間と一緒に反逆するスレの後日談的なスレです。
    現在パヴァーヌ2章っぽい所で進行中
    リアちゃんが連邦生徒会から予算をぶんどって来ました。防衛戦終了後の資金繰りにも一応の目処が立ったので予定通り迎え撃つ予定でしたが………なにやらトラブルが起きるようです………

  • 2◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/21(土) 17:46:03

    またしても落としてしまい申し訳ないです。仕事が一段落したので続行します。

  • 3◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/21(土) 17:46:52
  • 4◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/21(土) 17:51:42

    このスレでは、リアちゃんたちが頑張った結果、エデン条約襲撃直前でベアトリーチェの策が悉く潰され、ベアトリーチェの打倒にアリウスの兵力も加わった結果、アリウスがトリニティに併合され、アリウス分派として生活しています。
    また、戦力の増大の著しいトリニティへの牽制でSRTが一応存続しています。
    予算問題に一先ずの決着がつきましたがなにやらトラブルがありそうです。

  • 5◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/21(土) 17:56:38

    早瀬リア
    当時のアリウス唯一にして事務能力(100)をほこる事務員だった。
    現在はパテル分派所属。次席事務官兼首長補佐官。
    ミカ様大好きな忠臣。早瀬ユウカとは他人。
    仲裁と交渉担当だが圧政の気配を感じるとミカに止められることもしばしば。

    「ふぅ……1日はゆっくり過ごせそうですね………トリニティに戻る余裕はありませんが、休ませてもらいましょう………」

  • 6◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/21(土) 17:58:45

    準レギュラーキャラ
    血祭キョウカ
    トリニティの1年生
    アリウス分校出身のくそつよわんこ系後輩。ツルギを師と仰ぐ。
    「えっ!?今日と明日はもっと食べていいんすか!?」


    雨宮ミスズ
    リアのアリウス分校内戦時代からの同期で当時の隊長。リジェネ付与の神秘を有する。最近影が薄い。
    「食べ過ぎてお腹壊さないように気を付けるのよ?」

    八百万マイ
    リアのアリウス分校内戦時代からの同期。工兵隊の指揮をとる。
    ヒフミと友達。ペロロもいいけどウェーブキャットも好き。
    「ん!ヒフミ!ごはん食べに行こ!」

  • 7◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/21(土) 18:04:18

    早瀬ユウミ
    リアの妹。リアより大きい。
    リア並みの事務能力とそれなりの電子戦の知識を有する。戦闘力は他のアリウス生に比べると低い。
    実はインフラ系はユウミのほうができる。
    「あ、調査お疲れさまでした。こちら謝礼です……コーヒーマシンの方は後日郵送されるようです」

    矢向ミチル
    パテル分派の首席事務官。
    仕事人間で淡々と仕事を進めることと他校との調整に定評がある優秀な事務官。ミカに懐いているリアにミカの相手はほぼ投げている。

    「お疲れ様ですウイさん。ご協力感謝します。コーヒーでも飲んでいってください」

    事務官ちゃん×3
    アリウスからトリニティに潜入()する際にリアが穴埋めとして指導した事務員。トリニティに来てからもそのまま働いている。
    「ヒルキュウケイイッテクル」「コッチハマダカカル」「ナンカカッテキテ」

  • 8◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/21(土) 18:05:30

    「報告は以上よ」
    「なるほど………予算がかかるのは予想していましたがそこまでとは………とはいえ、解決したようでなによりですね……こちらの調査も終わったのでそちらに戻ります」
    諸々の問題に区切りがつき、余裕ができたため、調月リオはトリニティに出向いていた明星ヒマリに連絡を取っていた。
    「…わたしとしては、報告が済んだら貴女は他の生徒と一緒に避難しておいて欲しいのだけど……」
    『全知』の称号を持ち、ミレニアムにおいて明確に自身と同格と言える生徒であり、ミレニアムの本懐である『千年難題の解決』においてかけて欲しくない研究者の身を生徒会長であるリオは案じていた。

    「お断りですね。かわいい後輩たちだけを矢面にたたせる訳にはいきません。あなた達だけに任せたりしませんよ」

  • 9◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/21(土) 18:15:18

    「ゴハン!ゴハン!」「ハヤクタベイコ!」
    「タベホウダイ!」
    「お、落ち着けよ!」
    わちゃわちゃと群がるアリウス生徒達に引っ張られながらサキは叫んだ。食事の時間になれば直ぐに動き出すアリウス生達だが、制限の一部解除を伝えられた今日は一段と早い。
    「そもそも!食事を取りすぎるのはだな………」

    「マズイカンヅメトウマイメシナラウマイホウガイイ」
    「クエルトキニクウベキ!」「ダカライマクウノハタダシイ!」
    「ヤキソバ!カラアゲ!ハンバァァァグ!」
    ウサギではアリウス生達を止められなかった。

  • 10二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 18:55:19

    たておつ

  • 11二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 20:07:50

    たておつです
    再び立てられて良かった

  • 12二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 00:05:18

    復活ありがてぇ

  • 13二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 08:32:17

    復活助かる

  • 14二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 17:47:13

  • 15◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/22(日) 18:54:21

    >>10

    >>11

    >>12

    >>13

    >>14

    ありがとうございます

    一応年末なので、本編の間に年越しネタかクリスマスネタを挟むかもしれません。

  • 16◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/23(月) 00:13:20

    ─トリニティ某所─
    「まさか……まさかこんなことが……」
    「どうするのですか?こうなった以上は何かしらの対応が必要です」
    学園校舎内部の一室に、それなりの数の生徒達が集まり、なにやら話していた。

    「何か迷う必要がある?」
    呆れたように発せられた言葉に、生徒達の視線が集まった。
    「ミカ様!これはそう簡単に対応を決められるものではありません!事実を伝えるかどうか、慎重に審議する必要があります!」

    「いや、ただサンタさんがいるかどうか伝えるだけじゃんね?」

  • 17二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 06:24:20

    保守

  • 18二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 08:46:52

  • 19二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 16:51:06

    そらアリウス勢はサンタなど知らんかったわな

  • 20◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/23(月) 20:28:34

    「うふふ♡アツコちゃんはサンタさんにナニをお願いするのでしょうか?」
    「サンタさん?」
    ことの発端は1年生のアツコの自習を手伝っていたハナコが話題を振ったことだった。アリウスが編入して以降、基礎学習の抜けが多い元アリウス生に同級生上級生問わず自習の手伝いをしているのはよく見られる光景となっていた。
    「ハナコ………サンタとはなんだ?」
    横でで同じ様に自習をしていたアズサが聞いたことで、ハナコは『おや?』と思った。
    「もしかして………サンタさんを知らないんですか?」

    「知らない……流行りの芸能人か何か?」
    「いやアツコ、何か頼みを聞いてくれるらしいから便利屋か配給担当の隠語かもしれないぞ?」

    この時、ハナコは嫌な予感がし始めた。

  • 21二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 00:57:17

    なんてこったい

  • 22二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 07:42:26

    保守

  • 23二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 15:21:16

    夢は持たせてあげたい
    しかし夢ばかり見せるのも…

  • 24◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/24(火) 20:03:48

    「キイタカ?」「キイタキイタ」「サンタノハナシ」
    「アカイフクキタ」「ハイキュウヤ」「イイモノタクサンモッテイル」
    「デモスグニカエッチャウ…」「オレイヲイハナイノハブサホウトイウモノ……」

    サンタの情報はアリウス生達にすぐに広まった。
    世の中のキッズ達がそうであるように、赤い服を着た髭のおじ様を一目みたいと夜更かしを計画するもの達もいた。

    「まさかクリスマス目前にこんなことになるとは………」
    「どうします?すでに夜警や監視体制を計画する生徒も出ていますよ?」

    良いことをしてくれるらしいが、自分達のテリトリーに侵入者が来る可能性がわかったアリウス達は、既に数人単位でクリスマスイブの夜の巡回計画を作り始めていた。純粋だがそこは最初はトリニティ襲撃に荷担していた一応わるい子達である。いい子に寝て待つことは出来そうに無いだろう。

  • 25二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 22:19:58

    これは…由々しき事態だ…

  • 26二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 06:26:28

    サンタ役にスネーク並みの潜入能力の持ち主を選ばなきゃ…

  • 27二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 14:49:16

    サンタ大作戦が始まってしまう

  • 28二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 19:59:28

    >>26

    SARUのお面被ってサンタ服着た不審者じゃ駄目かい?

  • 29◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/26(木) 00:09:18

    「そろそろアリウス分派寮の視察に行かせた生徒が戻ってくるはずです………様子を聞いてから判断しましょう」
    煮詰まり始めた会議の場で、視察の生徒を待つことを名目に小休止がとられた。

    「失礼します………」
    しばらくして視察に出向いた生徒が戻ってきた。しかし、その顔は暗い。

    「どうでしたか?サンタの不在を伝えることはできそうでしたか?」
    会議に参加していた一人が聞くと、視察の生徒は顔を手で覆ってうつむいてしまった。

    「無理です……あんな……あんなに楽しそうに、ツリーに飾り付けして……ベッドの枕元に大きな靴下ぶら下げて……ミルクとクッキーの入った買い物袋を抱えて帰って来るような子達にサンタの不在を伝えることはできません!」

  • 30二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 09:09:14

    可愛すぎるやろ

  • 31二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 19:14:56

    言い辛い…

  • 32二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 19:28:53

    人生初(?)の季節のイベントにウキウキしてるアリウス組かわいいね……
    もっと人生を楽しめ……

  • 33◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/27(金) 00:36:39

    「アワテンボウノ~♪」「サンタクロース♪」「クリスマス」

    「マエーニー♪」「ヤッテキタ」

    視察に出向いた生徒が資料として提出した動画には、最近知ったのであろうクリスマスソングを、少し調子を外しながら歌い、寮内に飾りと致死性の無いトラップを仕掛けて回っているアリウス生たちの姿があった。


    「ミカ様……流石にこれは………」

    「う~ん……そうだね………」


    dice1d4=3 (3)

    1、今年は黙っておこうか

    2、いや、言っちゃおう

    3、黙っておくけど対策が必要だね

    4、リアちゃんを呼んでくれる?

  • 34二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 11:11:06

    眩しい…!

  • 35◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/27(金) 19:07:56

    「黙っておくけど、対策は必要だよね?」
    「そうです………このままでは問題があります」

    ミカの言葉に、会議に参加していたパテル分派の3年生達は重く頷いた。


    「これではサンタさんとしてこっそりプレゼントを置きに行けません!」

  • 36二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 06:50:26

  • 37◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/28(土) 16:41:17

    アリウス分校崩壊から正式にトリニティに編入されるまでの間、解放戦を終えて燃え付き状態になっていたアリウス生達はしばらくパテル分派や他の分派の生徒の部屋に間借りして過ごしていた。その間の「う゛ぁにう゛ぁに」鳴いている姿に母性を刺激された上級生達は以降年下のアリウス生達を猫可愛がりしていた。

    「普段は自立を妨げないために過剰な施しをしないよう言われてますから控えていましたが………クリスマスにサンタさんとしてなら問題ありませんよね!?」
    「まず落ち着くじゃんね?」

  • 38二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 22:01:19

    プレゼントだ!サンタさんはいたんだ!
    と喜ぶアリウス生は確かにかわいいだろうな
    今までは赤い例のアレがガメてたから貰えなかっただけで、皆いい子にしてたので今年はようやく貰えたねって褒めてあげて成功体験の一つにしてあげたいよね……

  • 39◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/29(日) 08:38:36

    「落ち着いてなどいられません!あの子達がサンタの不在を知ったら……!」

    『エッ?サンタサンイナイノ?』『ガンバッテジュンビシタノニ……』
    『クッキートミルクカタヅケナキャ……』
       『『『ばにたす……』』』

    働き者のよい子達にそんな仕打ちをすることなど、いくらちょっと陰湿な校風のあるトリニティの中でも派閥にどっぷり浸かっていたパテル分派生にもできなかった。むしろ自分達が歩みを正した証人たる彼女達を害する気など起きようはずもなかった。

    「あー……はいはい、わかったわかった。とりあえず今年はバレないように渡すってことでいいからさっさと準備しよう?手続きはリアちゃんに任せとくからちゃんと書類だしてね?」

    パテル分派の生徒達は「はて?」と首を傾げた。
    「ミカ様?早瀬事務次長も元はアリウスの生徒ですから伏せた方がよいのでは?」
    尋ねるとミカは「あー」と苦笑いを浮かべた。

    「リアちゃん達にはミチルちゃんがばらしちゃったからね……」

  • 40◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/29(日) 16:15:46

    早瀬姉妹ちょっと高めの文房具と椅子にのせるクッションをプレゼントされると同時にサンタの不在を知らされてしまったハプニングはあったが、ミカのゴーサインが出たこともあり、クリスマスイブの作戦が決行された。

    「さあ皆さん、どんどん食べてください!」
    「エッ?イイノ?」「コンナニゴウカナノイイノ?」
    アリウス生達にとっては普段の食事ですら良いものを食べさせてもらっていると思っているが、目の前のパーティー料理は普段は金銭感覚を破壊するからと高いものを奢ることを控えさせられているトリニティのお嬢様方が鬱憤を晴らすが如く用意したもの。手をつけることすら躊躇してしまうような高級そうな料理が並んでいた。

    「ええ!年に一度のおめでたい日です!遠慮する必要はありません!」

    作法に疎いアリウス生達のために料理は既に切り分けられており、目の前の皿に盛られていた。

  • 41◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/29(日) 23:07:34

    「オイシイ!」「ウマイ!ウマイ!」
    「うわぁ…!こんなに美味しいものをたくさん食べれるなんて夢みたいですね!でも食べたら無くなってしまうんですね……虚しいですn…え?おかわりもいしケーキもあるんですか!?」
    「ふふふ!たくさん食べてくださいね」
    もっきゅもっきゅと料理をうまそうに食べているアリウス生達を見てほっこりしつつ、茶を飲むトリニティの上級生達……
    「……こんなによくしてもらって、なんだか申し訳なくなるな……」
    手渡された皿をじっと見ながらサオリが呟いた。
    「いいんですよ、貴女方アリウス分派がトリニティの一員として自立する目処がたったお祝いでもあるんですから!楽しんでください」
    「そうか……では、有りがたくいただこう」
    皆の様子を見ていたサオリも料理に手をつけ………



    「「「「………ハッ!?サンタサンハ!?」」」」

    気づけば朝になっていた。

  • 42二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 08:44:47

    盛ったのか……それとも満腹の眠気か……

  • 43二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 15:37:14

    別のもので楽しませて気を逸らさせる
    赤ちゃんかな

  • 44◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/30(月) 20:14:30

    「「「「……(。-ω-)zzz」」」」スヤァ……
    ご馳走を食べさせ、デザートにクリスマスケーキを出してからしばらくすると、テーブルについていたアリウス生達はみな眠ってしまっていた。

    「ふふふ……流石は救護騎士団に教わった眠気を誘う食事内容と山海經から取り寄せた効果が優しい代わりに無味無臭無色で体に優しい睡眠導入剤ですね……素晴らしい効き目です」

    わりと救護案件の発言が出たが、先に騎士団に『ゆっくり眠らせたい』と話を通しておいた上に、アリウス分派全般の中長期的な治療方針として『一般的な生活に慣れさせること』『肯定感を高めること』の2点が有ったため、おそらくお目こぼし頂けるだろう。

    「さ、ベットに運んで寝かせましょう………罠の場所は把握していますね?」
    「はい!視察に出向いた際に記録してあります!」

    「よろしい!では参りましょう!」

    そしてベットに運んでそれぞれの枕元の靴下にプレゼントを捩じ込み、しっかりミルクとクッキーを頂いて引き上げていった。
    そして朝になる。

  • 45二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 01:52:16

    うーん強い

  • 46◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/31(火) 08:35:15

    「クッキートミルクナクナッテル!」
    同室の生徒が声を挙げたのを聞いて、ハッとしたように枕元周辺を見回した。
    「アッタ!プレゼントアッタ!」
    枕元ではなくベットの脇に、靴下では入りきらなかったのか申し訳程度に靴下が引っかけられた一抱えありそうな大きな箱が綺麗にラッピングされて置かれていた。
    アリウス生達は顔を見合わせた。

         「「サンタサン…ホントニイタ!」」

    それからしばらく、アリウス分派寮のあちこちから歓声が上がった。

  • 47◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/31(火) 15:08:51

    「ミテミテ!」「プレゼントモラッタ!」「サンタサン!」
    朝になり、トリニティの上級生達がアリウス分派寮の様子を見に行くと、プレゼントを抱えたアリウス分派の生徒達が嬉しそうに駆けてきた。
    「あらあら、よかったですね。今年は皆さんいい子にしていたのでサンタさんも届けてくださったのですね」
    「ワタシタチ……イイコ?」
    「ええ、働き者のとってもいい子です」

    そう言って頭を撫でてやるとアリウス分派の生徒は嬉しそうに目を細めた。

    仕込みとプレゼント代で他校なら白目を向きたくなるような額がかかっているが、かわいいかわいい後輩たちの嬉しそうな顔がみられたのでプライスレス

  • 48◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/31(火) 22:06:39

    「どうも!今年もご贔屓にしていただきありがとうございます!」
    「ああ、こちらこそ世話になったな。来年もよろしく頼む」
    アリウス分派寮の前で、トラックで乗り付けた自販機研究会の部長とアリウス分派首長錠前サオリがそんな会話をしていた。

    「いやぁすみませんね、本当は調理までこちらで請け負いたいところなのですが、今年は去年以上に注文が入っていまして………」

    昨年は突発的にトリニティの主要派閥からの大口注文があり、年末に手の空いていた食品系の部活の査定を大きく押し上げたが、今年は防衛戦に参加した学校や団体からの事前注文が沢山入り、12月後半はその準備に追われていた。

    「問題ない、去年どういうものか見せて貰ったからな、今年は自分達でやってみたいと言う意見も多かったからな」
    そう答えるサオリの後ろでは………

    「ナベハコベ!」「ネギヨウイシタカ?」「ソバトドイタゾ!」
    「オユワカセ!オユ!」「ヤクミハ?」「ヒヨリガカイニイッタ!」

    アリウス分派の生徒達が年越しそばの準備をしていた。

  • 49二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 07:51:08

    よかったねぇ(後方親面感)

  • 50二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 16:19:02

    アリウス生達猫可愛がり上級生達「お年玉は…?」

  • 51二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 16:30:29

    えび天ないのかえび天!それかかき揚げ!
    で、アリウスの子達にお年玉かあ
    総額いくらになるんだろ?

  • 52二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 16:35:28

    うーんかわいい

    TSした上で撫で回したい…

  • 53◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/01(水) 22:56:35

    「エイッ」ぼちゃっ!ぼちゃっ!
    自販機研究会から受け取ったベースの汁を大鍋にどぼどぼと注いで火にかけ、沸々と沸きかけたところで今年のメイン食材を投入した。それは………

    「もともとそんなに高くないけど………親鶏ってふつうの鶏もも肉とかより安く手に入るんだね」
    親鳥である。若鶏に比べて多少硬いため高いものを見ると怖くなってしまうアリウス分派生でも手にとりやすい値段で売られていた。

    「がんばって卵を産んでくれていたのに、産めなくなったら安く売られてしまうんですね……む、虚しいですね……だからおいしく食べてあげましょうね………」

    分派の伝統を作っていきたいと言う意見が多く、技術的に難しい天ぷらは避け、安価で調理も煮込むだけでいい鶏蕎麦が選ばれた。ぐーるぐーるとかき混ぜながら煮ることしばらく………蕎麦も茹で上がり鶏から染みだした脂の浮いた汁をかけて配膳された。

    「では、今年1年を乗りきれたことに感謝して頂こう」

          「「「イタダキマス!」」」

    分派全員で蕎麦を啜る。昨年共に蕎麦を啜った生徒はみな側に居る。来年もまたそうであることを願ってアリウス生達は蕎麦を啜った。

  • 54◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/01(水) 22:59:09

    あけましておめでとうございます
    昨年は本スレをお引き立ていただきありがとうございました
    本年もリアちゃんとミカ様、アリウス分派の生徒達をよろしくお願いいたします

  • 55二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 06:43:18

    鳥蕎麦良いよね……

  • 56二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 17:08:20

    鴨蕎麦も良いぞ

  • 57◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/02(木) 19:21:53

    >>50

    「わかっているとは思いますが………お正月だからと言って『他の自治区』では非常識になるような額を渡してはいけません」

    大晦日に行われたパテル分派の会合で、事務長の矢向ミチルは分派の生徒達に釘を刺した。


    『はい……わかりました……』


    分派の生徒達は渋々頷いたが、事務長は嫌な予感がした。


    「………そこのあなた、いくら渡すつもりかここで出してみなさい」

    適当な生徒をさしてそういった。

    「まあ……取り敢えず『1つ』のつもりですけど………」


    そう言って取り出したのは『1つ』の札束だった。

    「………渡すならこれくらいですね」スッ

    事務長は札を1枚抜いた。分派生はホッと胸を撫で下ろした。

    「よかった……もっと減らされたらどうしようかと思いましたわ……」

    「そうですわ……普段あげられない分、お年玉くらいはあげたいもの」



    「なにを言っているのです?あげていいのはこっちです」

    事務長はヒラヒラと札を1枚振った。


    『そ、そんなぁ!?』

    こうしてアリウス生の金銭感覚の破壊は事前に防がれた。

  • 58二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 22:48:55

    札束はやめなさい札束はw

  • 59二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 01:40:51

    いつかの金銭感覚を破壊された未来のヒヨリがハーゲンダッツばっかり食うようになるのなんか好き

  • 60二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 10:15:37

    アリウスちゃん達には手作りクッキーでいいんだ……金額じゃないんだ……

  • 61◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/03(金) 13:55:23

    「はぁ……まったく、いいですか?ミカ様をご覧なさい。普段はちゃらんぽらんですが、こと彼女達に対する接し方はお見事なものですよ?」
    「ただいま~」「ただいま戻りました」
    そしてそこに、あいさつ回りに出ていたミカとリアが戻ってきた。
    「ミカ様?ちょっとしたあいさつ回りにしては少々時間がかかりすぎではありませんか?」
    会合が終わるギリギリに戻ってきた首長に尋ねた。
    「あー……ちょっとナギちゃんとお茶したついでにアリウスの子達に差し入れしてきたからね……」
    ナギサを連れ出してカフェでお茶をし、ついでにいくらか焼き菓子を買ってアリウス分派にあいさつついでに差し入れをして帰ってきたため少し遅くなってしまっていたのだ。こういった会合に支障が出そうな行動を、普段は諌めるリアも今回はどこか楽しそうにしている。

    「わかりましたか?これですよ?これくらいでちょうどいいのです」

  • 62◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/03(金) 22:46:52

    三が日も過ぎたので明日からぼちぼち本編に戻りたいと思います。

    コポポポポ……
    「………こんなところですかね」
    連邦生徒会での会談に用いた残りでコーヒーを淹れ、事務室内に適当なパーテーションで作った休憩スペースに向かう。
    「あぁ……ようやく一息つけます……」
    エリドゥの備品庫から拝借した大型のクッションに体を沈めてコーヒーを啜る。腹に落ちた熱がじわりと広がり、カフェインが覚醒作用をもたらす前、僅かに眠気を強くさせる。

    「…っ、ぁふ……(コトッ…)……zzz……」

  • 63二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 09:26:47

    保守

  • 64二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 12:21:55

    シエスタだと思えば

  • 65二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 18:14:28

    コーヒーナップか

  • 66◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/05(日) 00:37:26

    ─約20分後─
    「……zzz………………ん……」ムクリ……
    寝入ってかそれ程たたずにリアは目を覚ました。
    「んー……(バキバキバキ…)…これは少しメンテナンスが必要ですね……」
    アリウス時代なら身体中の凝りやダメージなど気にならなかったことだが、一度トリニティで適切な休息を与えられ、救護を受けて体調を万全に整えられた状態を経験してからは自身の不調にも気づきやすくなっていた。
    「昨日の時点で仕事を片付けておいて正解でした……」
    短時間の睡眠をとったことで仕事でハイになっていた神経の緊張がとれ、自身の疲労度を概ね正確に理解できるようになっていた。

    「『救護(物理)』レベルですね……ミカ様のお世話を終えたら少し早めに休むとしましょう……」

  • 67二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 10:45:36

  • 68◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/05(日) 18:06:36

    「「「「………………」」」」ズーン……
    合流する前に食事を取ろうと食堂に寄ってみたが、机を前にして項垂れている生徒がちらほらと見受けられた。
    「……?」
    「ほ!ひあひゃんはいへん!ほっひっふ!」
    「こら!ちゃんと口の中のもの飲み込んでから話しなさい!」
    不思議に思いながら日替わりの定食を受け取って席を探していると、もっちゃもっちゃとご飯を口に詰め込みながら自分を呼ぶ声が聞こえた。

  • 69二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 02:00:07

  • 70二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 10:03:45

    なんだなんだ何があったんだ

  • 71◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/06(月) 14:16:21

    「リア、こっちこっち!」
    「ミスズ……キョウカもいっしょでしたか」
    昔からの付き合いであり、パテル分派の同僚でもあるミスズに呼ばれてリアは席に着いた。
    「ひはひゃんはひへんほ、ほはんっふは?ほほっほひんふはは、ひっはひはへふんっふひょ?」
    「細いからいっぱい食べろですって」
    口にいれたまま話すキョウカに呆れながらミスズが通訳をした。
    「あなたやヒヨリみたいに貯められる方がアリウスでは珍しいのですがね………ああ、そういうことですか」
    キョウカに返事を返すと同時に、リアはアリウス分派の生徒達が項垂れている理由に思い至った。

    「ナゼ?ナゼ?ナゼ?」「コンナニオイシイノニ……」
    「イッパイタベテイイッテイワレタノニ………」

    「思ったよりすぐお腹いっぱいになって沢山食べられないのを残念がっているだけでしたか」
    リアはスッと手を合わせてから味噌汁を啜った。

  • 72二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 21:14:36

    明日また食べられるという当たり前のはずの幸せが馴染むにはまだ短いし、存亡の秋である戦いが差し迫ってるもんなぁ

  • 73二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 08:15:54

    幸せと悲しみが一遍に押し寄せて大変だな

  • 74◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/07(火) 15:36:22

    そもそも、今のアリウス生達は成長期真っ盛りの時期に内戦があった世代であり、サオリ達スクワッドや一部の生徒を除けば早期に発達が止まって体躯の小さい者が多かった。身長もそうだがトリニティに来るまでお腹いっぱい食べた経験が無かった者もおり、まだ成長期が終わっていなかった一部の1年生や中等部生徒、ヒヨリのようななんかよくわからないのを除いて胃が小さい生徒が多かった。
    「ふぅ……1人前食べれば十分です」
    「ほんとよね……」
    「ん……おなかいっぱい……」
    味噌汁とメインの魚、野菜の小鉢2品と茶碗1杯のご飯……リアと同期組はまだ丼飯を掻き込んでいるキョウカを茶を啜りながら眺めた。

  • 75二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 01:39:42

    戦闘はツルギ
    食事はハスミ
    正実ツートップから薫陶を受けたキョウカちゃんである

  • 76二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 10:03:31

    質素なのはまぁ悪いことじゃないし
    慣れていこう

  • 77◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/08(水) 20:06:40

    「けぷっ……おなかいっぱいッス……」
    あの後、カレーのルーを追加してさらに丼飯3杯とうどんを平らげたキョウカはいっぱいになって膨れたおなかを幸せそうに撫でた。
    「ごちそうさまでした……じゃ、わたしはミカ様の所に行くから」
    「ん、リアもしっかり休むべき」
    「そうね、折角自由にしていいって言われたんだからちゃんと休みなさいよ?ミカ様も昨日だいぶ働いてたみたいだし」

  • 78二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 06:59:59

    いっぱい食べる君が好き

  • 79二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 16:09:42

    キョウカちゃんかわいいね……
    もっと食え……

  • 80◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/09(木) 20:08:51

    「ええ、そうさせて貰います」

    席を立つついでにミスズとマイの食器も適当に重ねて下げておいた。キョウカの分は多すぎたので放置してきた。


    「さて……ミカ様はどちらでしょうか……」

    自分の主を探してちっこい事務官は廊下をてくてくと歩いた。


    リアは………

    dice1d3=1 (1)

    1、すぐにミカを見つけた

    2、見つからないので宿舎の方に行ってみた

    3、見つからないので防壁の方に行ってみた

  • 81二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 07:37:34

    幸先良いな

  • 82二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:19:22

    保守

  • 83◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/11(土) 05:43:13

    「むむ…!多分あっちですね」
    適当に歩いて廊下の分かれ道にあたり、数秒立ち止まったリアはさほど迷うこと無く右に曲がった。
    そして………

    「ミカ様!やはりこちらでしたか!」

    セルフカフェで小休止を取っているミカを見つけた

  • 84◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/11(土) 07:01:22

    内容極薄で申し訳ありません
    一昨日から自宅周辺がレッドウィンターになっていてくたばってました。今日も除雪と雪降ろしです。

  • 85◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/11(土) 17:41:23

    「およ?リアちゃんもう休憩はいいの?」
    特に仕事もないため暇を出していた側近がやって来たことにミカは首をかしげた。
    「はい、お陰さまで少しお昼寝ができましたし昼食も頂いたので大丈夫です」
    「そっかぁ、もう少し休んでも大丈夫だよ?お茶くらい自分で淹れるし」
    昼寝と休憩だけで戻ってきた副官にミカは苦笑いした。
    「いえ、ミカ様の側に控えるくらいならまったく苦になりませんので」
    「そっかぁ………じゃあ、一緒にお茶する?」

    「はい!ミカ様!」

  • 86◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/11(土) 22:01:00

    「折角だから会長さんも誘ってみようか?」

    ミレニアムのセミナー会長、調月リオ
    リアやユウカ達事務官に劣らぬどころか上回るほど働き詰めて居る生徒である。準備段階における諸々の問題が片付いたので普通なら休んでいると思われるが………

    「ミカ様ミカ様、暇ができたから休むようなふつうの器用さがあればセミナーはあそこまで拗れていないかと………」

    『ミレニアムのビックシスター』等と渾名されるほど回りを自分の管理下に置きたがる難儀な性質を持っている彼女が戦前の非常時に大人しくなにもせず休めるとリアは思えなかった。

  • 87二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 08:28:33

    あんまり人の事は言えんな

  • 88◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/12(日) 16:47:26

    「リアちゃんに言われたらおしまいじゃないかな?」

    ミカがそう言うと、リアはムッと口を尖らせた。

    「ミカ様、わたしは圧政者ではないので、暇な時間を全て仕事や他人の動向を把握することに使ったりしません。もっと有意義に休日を過ごしています」

    何かと仕事に追われたり勉強をしたり、救護講習(ガチ)でう゛ぁにう゛ぁにしたりしていると思われがちだが、リアとて休みの日は好きに過ごしている。


    例えば………

    dice2d7=6 7 (13)

    1、朝食を用意したり

    2、コーヒー豆を買いに行ったり

    3、おつかいに行ったり

    4、ウィンドウショッピングしたり

    5、本を買いに行ったり

    6、カフェに寄ってみたり

    7、他の自治区に行ってみたり

  • 89二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 00:09:02

    わりと遠出してるのね

  • 90◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/13(月) 10:19:05

    「わたしだって仕事をしてないときはカフェに寄ってみたり他の自治区に出向いてみたりしています!仕事ばかりしているわけではありません」


    リアは自分がいかにまっとうな休日を過ごしているか述べた。


    リアはそう言っているが実際は………

    dice1d3=3 (3)

    1、本当に休日満喫している

    2、大体が外で仕事して半休の場合

    3、半分以上ミカ様に着いていった時

  • 91二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 15:04:25

    でしょうね

  • 92二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 22:48:13

    むしろ納得したわ

  • 93二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 09:39:41

    かわいいからヨシ!

  • 94◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/14(火) 18:56:21

    「………………ん?」
    リアが挙げた休日の過ごし方にミカは首をかしげた。『なんかここ最近の自分の過ごし方に似ているぞ?』と
    「リアちゃん、最近カフェに行ったのはいつかな?」
    「……ミレニアムに出向く3日前ですね」
    「他の自治区に遊びに行ったのは?」
    「その1週間前ですね………」
    ミカは少し困ったような顔をした。

    「ねえリアちゃん………………

    それほとんどわたしに着いてきたやつじゃない?」

    「………楽しい事を教えてくれるミカ様は大好きです」

  • 95二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 22:01:33

  • 96二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 08:13:35

    ははは…

  • 97◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/15(水) 10:12:54

    アリウスの趣味保有率

    dice1d100=93 (93)

  • 98二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 19:35:27

    >>97

    めっちゃ趣味出来てる!!

    何割ペロロに染まったのかな?

  • 99二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 19:46:38

    おぉ、ほとんどが趣味もってる
    良い事だ

  • 100二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 07:35:18

    リアちゃんはもう仕事が趣味みたいになっちゃったんだろうな

  • 101二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 18:07:41

    娯楽は沢山あるからね

  • 102◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/16(木) 21:46:36

    食べ物系の趣味

    dice1d4=1 (1)

    1、25% 2、50% 3、80% 4、9割以上

    モモフレンズの趣味占有率

    dice1d100=91 (91)

    その他

    dice1d100=69 (69)

    合計が100%を越えたら食べ物とセット

  • 103二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:30:58

    ヒフミとアズサにマイがここぞとばかりに布教しまくったんだろうか……

  • 104二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 09:02:20

    やはりモモフレンズ、モモフレンズは全てを解決する・・・!

  • 105二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 19:15:16

    保守

  • 106◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/17(金) 20:39:57

    もともと趣味娯楽とは縁遠い環境にあったアリウス分派にとって、最初の娯楽は『食事』であった。一番美味しいものが配給の砂糖だったところにもたらされた多種多様な食事は鮮烈な衝撃を彼女達に与え、今もなおアリウス生の趣味の中心的位置を占めていた。
    しかし、『衣食足りて礼節を知る』と言うが、真っ当な生活を送れるようになって生きる糧以外に目が向くようになり始めた頃………

        ──あはは………──

    『やつ』が現れた。

  • 107二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 08:02:13

    導入がホラーなんよ

  • 108◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/18(土) 17:21:44

    ペロロ様の人気シェア

    dice1d100=30 (30)

  • 109二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 00:56:01

    席巻はしなかったか
    いやでも趣味率と考えると結構高いな

  • 110二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 09:58:18

    保守

  • 111二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 21:05:15

    保守

  • 112◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/19(日) 21:10:43

    当然のことだが、アリウス自治区にマスコットなど居るわけがない。せいぜいがたまに出てくるネズミ(食料)くらいで、愛らしいペットやマスコットなど存在せず、『かわいい』の文化や価値観は成熟していなかった。

    ─あはは、皆さん……これがモモフレンズです─

    そんなかわいいに欠片も免疫を持たないアリウス分派の生徒達にモモフレンズを与えたところ、中等部や初等部の生徒達を中心に大ヒットした。
    人によっては『なんかキモい鳥』と表現されるペロロ様も、マスコットの価値観が形成途上のアリウス分派は抵抗無く受け入れられ、凡そ3割のファンを獲得した。

  • 113二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 08:20:27

    モモフレが普及してペロロ率3割…
    恐ろしい…

  • 114二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 18:58:36

    色彩ペロロジラが現われた時にアリウスの子達がどんな反応するか気になるな

  • 115◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/20(月) 21:26:01

    リア一派のモモフレグッツ保有者

    1、2、持ってる 3、持ってない

    リア

    dice1d3=3 (3)

    ユウミ

    dice1d3=1 (1)

    ミスズ

    dice1d3=2 (2)

    キョウカ

    dice1d3=3 (3)

    マイ

    持ってる

    事務官ちゃん達

    dice3d3=1 1 3 (5)

  • 116二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 08:23:01

    リアとキョウカが持ってないの解釈一致

  • 117二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 08:23:09

    事務官ちゃん1人持ってないの意外
    おそろかと思ってた

  • 118二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 12:41:19

    リアはそりゃまぁ持ってないよな

  • 119◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/21(火) 20:16:59

    「え?モモフレンズっスか?」
    「ん、かわいいからキョウカも買ってみるといい」
    防衛戦が始まる前、トリニティの食堂で丼飯を掻き込んでいたキョウカに、マイがモモフレンズのカタログを見せていた。

    「んんん………?ちょっとわたしにはよくわかんないッス!それよりマイちゃんパイセン!これ見てほしいッス!」
    カタログを返したキョウカは付箋を着けた雑誌のページを開いて差し出した。

    「大通りの問屋さんで山海經と百鬼夜行ふぇあっていうのやってるッス!美味しそうなものいっぱい有るらしいッス!」

    どうやらキョウカはモモフレンズよりメシフレンズ()の方がよかったらしい。

  • 120二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 20:20:12

    花より団子……
    成長期だから仕方ないよね

  • 121二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 07:56:57

    >>119

    はは…

  • 122二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 18:51:49

    いっぱいお食べ

  • 123◆K7oi2p2CoQ9Y25/01/22(水) 22:03:10

    かわいいより食い気が勝っているためにモモフレに興味を示さなかったキョウカに対し、同じようにモモフレグッズを持っていなかったリアは………


      「ミカ様やユウミの方がかわいいので」


    かわいいの矛先が別の方向に固定されているためまったく興味を示さなかった。

    「でもユウミが喜ぶのでこの猫と鳥のぬいぐるみはありがたく頂いておきます。」

  • 124二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 07:59:14

    あら^〜

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