御陵衛士ってどういう活動をしてたの?

  • 1二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:02:45

    歴史に詳しい人教えて下さい
    出来れば時系列とかも細かく

  • 2二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:27:24

    簡単に言うと天皇陵の警備をやってた組織だけど他藩の重臣との交流や政治活動も同時にやってたみたい
    新選組から円満に分離した組織で、思想としては開国・徳川勢力を維持したままで天皇を中心とした諸藩連合の成立を目指していて盟主の伊東甲子太郎が建白書を提出したりしてる
    新選組の近藤勇とは特に長州藩の扱いを巡って意見が異なっていたけど、途中までは近藤との約束を守り新選組脱退者の受け入れを断ったりそれなりにうまくやっていたいたらしい
    しかし大政奉還後に新選組側から急速に敵視され(御陵衛士に潜入していた斎藤一が近藤暗殺計画?を掴んだのが原因とも)、盟主伊東が騙し討ちに近い形で暗殺されその遺体を餌に集まった隊士も襲撃され壊滅する(油小路の変)
    その後残党は薩摩藩を頼り一部は赤報隊に加入する

    だいたいこんな感じであってると思う
    時系列まで細かくは資料とか手元に持ってないから無理や…

  • 3二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:38:40

    龍馬暗殺のときも現場に駆けつけてたりしてたよね
    龍馬暗殺の犯人新選組説は伊藤甲子太郎の証言が原因だったはず

  • 4二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:59:45

    >>3

    なお新撰組説には『伊東暗殺計画の準備をしてた』っていう完璧なアリバイが発覚したから現在は否定されてる模様

    なんか因果めいたものを感じる

  • 5二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:01:53

    ・近藤暗殺計画←具体的な証言や書簡がない。
    ・薩摩藩と接近してた←寧ろ距離を取ってた

    油小路の原因は、恐らく長州藩への対応の食い違いじゃないかなと思う

  • 6二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:05:38

    タイムマシーンの開発に期待だ

  • 7二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:06:42

    近藤暗殺計画は永倉の回顧録が出典だっけ
    御陵衛士側の記録にそれらしいものが無いし、もし計画があったら近藤との会合に1人で行って泥酔して帰ろうとした伊東が不用心すぎるんだよね

  • 8二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:07:07

    Wikipediaとか見ても詳しい時系列は全く書かれてないんだよね……

  • 9二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:09:48

    銀魂くらいフィクションなら『実は裏で鬼兵隊が糸を引いてました』なんていうことが出来ちゃうけど
    史実でも第三者の介入があったりしたんだろうか?

  • 10二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:22:28

    伊東甲子太郎の弟の鈴木三樹三郎は大正まで生き延びたんだから御陵衛士時代の何らかのこと残しておいてもいいだろうにね……

  • 11二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:27:30

    たぶん油小路の変に関しては黒幕がいるとかはないんじゃないかな…
    自分が知ってる限り他藩や幕府有力者等の関与を裏付ける資料もないし

    なぜ新撰組が御陵衛士の粛清を決断したか、については今後の研究に期待したいところだけど

  • 12二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:36:48

    >>10

    本来なら土佐閥なのに陸援隊に入り込んでた新撰組の間諜をスルーして信用を失い

    偶々逃げ込んだ先の薩摩に何となく居座って薩摩閥面している元・水戸の人間の活動記録


    どっかで炎上したら誰も庇ってくれないし黙ってるのが吉だと思う

  • 13二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:52:02

    いずれ『〇〇のスマホ』みたいな感じで取り扱ってもらえないかな

  • 14二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 07:28:02

    薄桜鬼でも斎藤一と藤堂平助が攻略対象なら一緒に御陵衛士に行っちゃっても良かったのに無かったのは具体的な活動が分からなかったからなんだろうな……

  • 15二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 07:33:38

    >>5

    薩摩に接近したのはあくまで油小路の変の後なんだよね

    そこから逆算してもっと前から薩摩の手先だったんだ!って言われるけどよく調べたらそこまででもない

    伊東存命時は新選組の他には幕臣永井尚志や中岡慎太郎との関係が深い

  • 16二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 07:39:39

    ちょっと古いサイトだけど伊東甲子太郎の足跡をまとめたサイト見つけた

    伊東甲子太郎の事件簿4−慶応3年1〜5月www4.plala.or.jp

    情報が古いから最新研究とは違う部分もあるかもしれないけど、大体のことはこれで把握できる気がする

  • 17二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 08:16:01

    >>16

    ありがとう

  • 18二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 09:02:05

    英会話教室で、あいらぶゆうとかやってました「マジ」

  • 19二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 09:23:59

    小説家とか作家はこの数多の諸説ありから選んで物語にしてるんだから大変だ

  • 20二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 09:38:57

    幕末派って人脈ありきの時代だからね

    京都の政局に首突っ込みたいけど
    伝があるのが藤堂の縁はあるけど思想的には正反対の新選組しかない時点で
    新選組と縁が切れたら田舎ヤクザと親交結ぶとかささやかなことしかできなかった

  • 21二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 10:24:28

    斎藤一が本当にスパイなんだとしたらどうやって連絡取ってたんだろう?
    薄桜鬼だと乞食や物乞いに変装した山崎にこっそり密書渡してたけど

  • 22二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 13:54:17

    やっぱり物語に書くにはそれとなく知識を入れつつファンタジー風味の架空の設定の方がいいのかな?

  • 23二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:05:20

    >>21

    バレたらただじゃ済まないだろうにね

  • 24二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:42:57

    「伊東や御陵衛士が近藤勇暗殺を企てた」っていうのは永倉新八しか言っていない説なんで、これは虚偽なんではないかなあと思う

    元々この話は永倉が大正になってから新聞連載した「新選組顛末記」が元で、結構永倉が話を盛ってるんじゃないかともいわれているのと、
    なにより明治初年に永倉が板橋に建てた近藤勇と新選組隊士の慰霊碑に、伊東甲子太郎や服部武雄ら御陵衛士の名も彫られているんだよね
    永倉が本当に「伊東や御陵衛士が近藤勇暗殺を企てた」と考えていたのなら、近藤勇の慰霊碑に伊東たちの名を掘ったりするかな?

    「伊東や御陵衛士が近藤勇暗殺を企てた」のではなくて、むしろ真逆で「近藤勇が伊東を殺したから、御陵衛士たちにとって近藤は仇敵となった」という流れではないかと

  • 25二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:30:37

    明治元年なんて喧嘩別れした直後なんだからやるやらないで言うなら永倉はやりそうだぞ?
    今の近藤の欠点イメージも永倉の証言だけだったりするぐらいには結構な安置だし

    と言うか御陵衛士は生き残り同士で証言食い違ってるのが定説が定まらない一番の理由なんで
    永倉はあんま関係ないかな

  • 26二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:50:34

    永倉の芹沢ageも多分に近藤sageの心情入ってるっぽいしな

  • 27二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 20:09:16

    近藤暗殺計画が最近否定気味なのは伊東の立場が以前考えられてたより幕府寄りってのもあると思う

    昔は討幕側派と佐幕派の単純な対立構造で理解されてきたから近藤暗殺説も受け入れられてきたけど
    伊東は近藤のような幕府制堅持論者ではないにせよ徳川が新政府に参画するのは当然のように受け入れてる穏健派なんだよな
    同時代でいえば土佐藩の後藤象二郎に近い考え方で、近藤は後藤象二郎の議論に理解を示し親交を求めたことで知られるように主義主張だけでいえば即殺し合いになるほどじゃない
    あと動機と言われる新撰組乗っ取りはもう管轄も違う組織として独立してるんだから無理がある
    更に近藤を殺す予定なら伊東側の動きが油断しすぎ。見え透いた罠に乗っちゃうのもアレだし隊士も各地に散ってのんびり休暇取ってるやつもいるし緊張感があんまりない

    もっとも伊東は近藤のやり方(特に脱退者の処遇)については批判的だったと言われるし、伊東と交友関係にあった龍馬・中岡暗殺が新撰組の犯行と疑われたことから両者が急速に関係を拗らせた可能性はある
    もしくは大政奉還前後で討幕派が台頭するのを見て、伊東が完全に討幕派に寝返り裏切られたと新撰組側が思い込んだ可能性も否定はできないかなぁ

  • 28二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 20:25:46

    >>25

    篠原がどうも適当で自己顕示欲が強い人物っぽいのがな

    昔は司馬遼太郎が短編の主役にしたぐらいだから人物だと思ってたんだが

  • 29二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 21:58:18

    これ言ったら元も子もないけど生き証人が全員死んで更に戦争で資料が焼失しちゃったのをあっちこっちバラバラであやふやなまま後世の人間が纏めた可能性もあるんだよね

  • 30二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:32:03

    >>28

    阿部「近藤襲撃を自分の手柄みたいに言うんじゃねー。むしろ足手まといだったじゃねーか!」

  • 31二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 04:05:07

    上でも書かれているけど、維新から30年以上たった時に篠原泰之進の「伏見街道で近藤勇を狙撃したのは俺」って回想に阿部十郎が「嘘だ!篠原はあの時逃げただろ!」と激怒して絶交したって話がなんとも生々しいというか
    30年以上たっても二人の心中では「近藤勇を狙撃」が譲れないような重大事だったのかな?と思わせる

  • 32二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 12:53:50

    阿部十郎は近藤先生と打ち合っても一本もとれないって言ってたらしいね
    撃ったのは富山弥兵衛だったような
    水戸藩に殺されたらしい

  • 33二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 19:12:48

    るろうに剣心北海道編やABURAとか、最近御陵衛士を描いた創作が増えている(しかも悪役ではない)のがうれしい

  • 34二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 20:58:48

    油小路の変が無かったらクリスマス会とかやったりしてたのかな?
    当時はオランダ正月って言ってたみたいだけど

  • 35二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 04:41:28

    自分が伊東に興味を持ったのが、伊東が大政奉還直後に朝廷に提出して、暗殺時にも懐に入っていた建白書(つまり暗殺当日に近藤に見せた可能性が高い)だったんだけど、その内容が
    ・大政奉還を歓迎する(大政奉還に反対の近藤と意見が異なる)
    ・新政府は朝廷が掌握する。薩長や徳川家もこの新政府に参加する(大政奉還後も主導権を握ろうとする慶喜とも、武力討伐を目指す薩長とも意見が異なる)
    と、近藤とも慶喜とも薩長とも異なる政権構想を持っていたのが非常に興味深く感じた

    研究書によっては「新政府を主導するのは徳川家でも薩長でもなく、伊東をスタッフとする朝廷。つまり伊東が新政府を主導する!これこそ伊東の野望!」と描くこともある。
    さすがにそこまでは妄想すぎるwとは思うけど、
    「私のような幕臣でもなく、大藩でもない人間でも政治に参加できるような政権」が伊東の理想像だったとはいえるのでは?なんか近代の立憲議会制の萌芽の思想ともいえるのかなと思った。

  • 36二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 09:53:45

    >>31

    近藤関係なくシンプルに篠原のフカシに気難し屋の阿部がキレたんじゃねーの


    伊東死後は伊東と付き合い長くて年長者の篠原がまとめ役だったのはまぁ信じていいと思う

    同時に内外の証言から言って篠原が語るように油小路に罠を覚悟で篠原たちが向かったとは到底思えない

    どうみても無策で突っ込んでる(そもそも伊東の生死も判断できてない)

    それに関しちゃ阿部同意した側だし多少の粉飾も口は挟まないけど

    死んだ時に武装で固めてては見苦しいまで言っちゃ正解引いておきながら戦死した服部への愚弄だし

    逃げた自分たちは不言実行もいいとこじゃねーかってのが阿部の想いなんじゃないか

  • 37二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 16:20:30

    >>33

    早くアニメで見てみたいもんだ

  • 38二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:37:54

    悪役じゃない伊東甲子太郎が主人公の物語ってあるのかな?

  • 39二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:43:19

    このレスは削除されています

  • 40二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 03:30:19

    御陵衛士が岐阜の博徒・水野弥三郎と交流があるのも面白い点だと思う。

    幕末期の博徒は単なるばくち打ちではなく、強大な軍事力、組織力を持っていて幕末の政局を左右する存在。
    幕府や新政府側も厳しく弾圧する一方で、その力を頼りに手を組んだりもしていたわけで(水野やその兄弟分・黒駒勝蔵は赤報隊に参加したり、尾張藩が結成した草莽隊に博徒勢力が参加したりしている)

    博徒という幕末の一大勢力と手を組むことで、伊東や鈴木三樹三郎が何を意図していたのかという点が興味深い。

  • 41二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 12:30:50

    >>35

    その辺の伊東案の興味深いのが、龍馬の大条理や薩土盟約や新政府綱領八策あたりに見られる龍馬の発想にかなり近いこと


    龍馬と伊東というと、伊東が一方的に尋ねて龍馬はスルー気味という話が多くて

    お陰で伊東達が龍馬を殺してそれを新選組になすりつけたという悪役にして小物創作話が目立つけど

    お互いに行き来していた様子があることから実際は意外に親しかったっぽい

    御陵衛士も龍馬の死に際して弔歌を何首も残してるし

  • 42二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 20:33:42

    >>33

    いつか御陵衛士サイドのスピンオフを描いて欲しいものだ

  • 43二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 01:35:36

    元奇兵隊総督の赤禰武人と伊東がつながりがあったと聞いてへーってなった
    長州を幕府に恭順させたい伊東と、幕府との戦争は長州の破滅だと危機感を抱いた赤禰との考えが一致したってことなのかね

    まあその結果長州に戻った赤禰は、裏切り者として扱われて悲惨な最期を遂げることになってしまったのだけど

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