- 11◆alir5FzDy9Up24/12/22(日) 21:10:29
- 2二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:12:19
スレ立て乙です
- 31◆alir5FzDy9Up24/12/22(日) 21:12:29
- 4二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:13:17
間に合って良かったです
スレ立てお疲れ様です - 5二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:14:25
スレ立て乙ですよー
間に合って良かった
終わりそうなところばっかり狙って埋めて来る荒し、最近多いね… - 6二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:16:04
スレ建ておつです!
いつも楽しみに見てます - 7二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:20:13
庇護欲と嫉妬心がデットヒート真っ最中
ここから巻き返して欲しいが全ては🎲次第…
見守ってます - 8二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:27:59
たておつです
続き楽しみにしてます - 9二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:47:03
立て乙保守
- 10二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:49:42
スレたて乙です
アレカガ楽しみです! - 111◆alir5FzDy9Up24/12/22(日) 23:35:10
本当にお待たせしました、アレカガターン開始です
どうでも良いんですが何故かこのスレスレタイで検索しても出てこないんですよね
スレタイ変えようか迷ってたんですがそんな余裕はありませんでした
■ ■ ■
翌日、アレックスが目を覚ますとアスランの寝ていたベッドはもぬけの殻になっており、アスランの私物は既に綺麗に片付けられていた。
朝食を食べるためにペタペタと食堂まで向かうと、そこには屋敷の主であるカガリがゆったりと紅茶を堪能していた。
「お、やっと起きたかアレックス」
「あ、あぁ……君は政務は?」
「ここ数日根詰めてたお陰で今日は午後からだ」
アレックスの問いにカガリは微笑んで頷くと、使用人へ目の前の青年分の朝食を準備する様に申し付けると、あっという間に朝食が運ばれてきた。
使用人によって手際よく準備された朝食を淡々と口に運ぶアレックスをカガリは穏やかな笑顔で見守っているため、アレックスはちょっとだけすわりの悪さを感じてしまう。
そんな内心に気付かないまま、カガリはアレックスへと問いかける。
「何かやりたい事、とか欲しい物はないか?」
―――欲しい物と言われた瞬間にアレックスの脳裏にぼんやりと浮かんだ姿を気づかなかった振りをして振り払うと、問いかけた目の前の彼女に向かって口を開いた。 - 121◆alir5FzDy9Up24/12/22(日) 23:35:26
■ ■ ■
「まさか2年間の記録が見たい、とはなぁ」
アスハ邸内の書庫の更に奥にある施錠された部屋へとカガリに連れられて来たアレックスは、ソファーに腰掛けて集中して目の前の書類を真剣な眼で読み込んでいた。
2年間と言う期間で様々な事があったオーブと言う国やアスハ家、そしてカガリとアスランの記録は膨大な量であり、書庫の隠し部屋の中の大半を占めている。
カガリのその一人事すら耳には入らない位に集中しているアレックスを横目に、カガリはその横に腰掛けると政務で必要な書類に目を通し始めた
静かな空間に、二人が紙を捲る音だけが響いていた。
「アレックス」
「……っ!す、すまない、集中していた」
「その様だな」
気づかない内に記録に集中しすぎてカガリが傍にいる事も忘れていたアレックスの動揺した様子に彼女がくすくすと笑うと、アレックスが恥ずかしかったのか照れてそっぽを向いてしまうので、ますますカガリの笑いが止まらない。
「すまない、そろそろ行政府へ向かわないといけない時間なんだ」
「あ、あぁもうそんな時間なのか……」
その言葉にアレックスが時計を見れば、針は昼も程近い時間を指し示していた。
まだ護衛として動くことが許されておらず、付いて行く事が出来ないアレックスに、カガリは「すまないな」と言いながらカードキーを差し出す。
「それは……」
「この部屋のカードキーだよ」
本来なら機密情報である筈の記録を、アレックスは自由に見て良いとカガリは告げている。
「今更だけど、見て良かったのか……?」
「今のお前には必要なんだろう?」
カガリは、その琥珀色の瞳でアレックスの不安を全て見通しているかのように、大丈夫だと告げる様に艶やかに微笑む。
そのカガリの想いが妙にくすぐったくて、でも嬉しくて。
渡されたカードキーを落とさない様に大切に握り込むのだった。 - 13二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 23:42:31
ほんまや引っ掛からんな
時間経ったら反映なのかもしれん
お気に入りに入れて管理しとこ - 14二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 10:46:19
2スレ目乙です
アレックスも浦島状態で大変よな… - 15二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:45:08
スレ立ておつです!
アレカガきたぞ~ - 16二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 02:11:48
今更ながらスレ立て乙です〜
一体どうなるアレックス! - 17二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 12:20:57
(庇護欲アップをひたすら祈る勢)
- 18二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 23:03:55
しばらくアスランいないなら庇護・独占🎲無しかも?
続きが楽しみですね - 191◆alir5FzDy9Up24/12/25(水) 09:21:00
遅くなってすみません、続きもう少々お待ちください
- 20二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:04:45
ゆっくり保守るので大丈夫よスレ主
- 21二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 02:38:38
アレカガアレでもなんならカガアレでも全然オッケーだったりする
- 22二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 12:38:48
保守
- 23二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:35:36
保守
- 24二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:14:06
このレスは削除されています
- 25二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 10:20:13
⭐︎
- 26二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:27:18
保守
- 271◆alir5FzDy9Up24/12/28(土) 08:38:58
仕事納めしたので今日から投稿頻度少し上げられると思います!
もうちょっとお待ちください - 28二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 20:26:49
庇護欲アップを期待して待機
- 291◆alir5FzDy9Up24/12/28(土) 23:26:06
大変大変お待たせしました。
庇護嫉妬ダイスは暫くお留守番です。
とは言え折角のダイススレなので何かしらのかたちでダイスは活用したいのですがいい案が思い浮かばず
ダイスでSS勧められる人の凄さを改めて実感します
と言う訳で続きです
■ ■ ■
アレックスの最後の記憶であるザラ派のザフト脱走兵によるユニウスセブンの地球への落下テロ、ブレイク・ザ・ワールド。
そこからの詳細な記録が残されているファイルを、アレックスは無我夢中で集中して読み込んでいく。
アスラン・ザラのザフトへの復帰から始まった第二次連合・プラント大戦までの記録―――ラクス・クラインの暗殺未遂事件、クレタ沖での海戦、エンジェルダウン作戦、オペレーション・フューリー、ダイタロス基地での攻防戦、そして宇宙要塞メサイアでの最後の戦い。
その後行われた、アスランとカガリによる、オーブを私欲に目をくらみ民を蔑ろにしようとした『膿』を洗い出す為の大鉈振るい。
そして、カガリの悲願である軍縮への一歩である、『世界平和監視機構コンパス』の設立。 - 301◆alir5FzDy9Up24/12/28(土) 23:33:55
公式としての記録だけでなく、表に出すことは出来ない機密情報、そしてその全てに関りの深いオーブ国防軍アスラン・ザラ一佐による細かい補足。
この部屋を案内したカガリも忙しい中時間を作ってはこの部屋に来て、アレックスの疑問に対して丁寧に答えてくれていた。
カガリによる補足と共に、膨大な量の情報が纏められたファイルをアレックスが読み終えた時には1週間ほどが経過していた。
アレックスの記憶の無い時期の世界の、オーブの、そして代表であるカガリに起きた動乱の様子が、紙の上で文字を追うだけでも理解できる。
記載されている苛烈な戦況と、アレックス自身が今身を置いている、まるでぬるま湯の様な平穏な穏やかな環境とのアンマッチさにまるで物語を読んでいるかの様な感覚を受けた。
(……確かにあの頃の俺は、少し状況が傾いただけで世界が再び戦火に巻き込まれるような、そんな状況にを置いていた筈なのにな)
正直な所、あの頃泣いていたカガリを置いて『アスラン』は何をやっていたんだと言う想いと、悔しいがきっと今の自分も同じ立場なら同じ事をするだろうと言う確信がアレックスの中でせめぎ合う。
(あと気になるのは、このオーブ氏族や議会議員の裏ルートの調査と粛清……)
戦後の混乱収まらない中、カガリ・ユラ・アスハ主導の元、アスラン・ザラが調査を行い場合によっては直接的な処分までもが行われたと言うその出来事。
血腥い手段を使い行われた事と記載されていたそれは、良い意味でも悪い意味でも潔癖で、まっすぐで、理想論を掲げていた彼女が選んだとはアレックスはどうしても思えず、信じられなかった。
正しいと思い訴えても、戯言だと切り捨てられ聞いて貰うこそすらできず泣いていた彼女が、手を汚すことを厭わなくなったのかがアレックスにはわからず。ただぼんやりと天井を見つめる事しか出来なかった。
視線を書類に戻そうとした瞬間、ふと取り出したファイルが置かれていた棚の奥に隠される様、ひっそりと置かれている本がアレックスの目に入った。
気になって近づき手に取ってみると、それは数冊の日記帳だった。
表紙にはタイトルは書かれておらず、ページをめくるとそこには見覚えのある丁寧な文字で紡がれたアレックスの知る彼女の日々の記録。
―――それは、カガリ・ユラ・アスハの今までの手記であった。 - 31二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 10:40:28
保守
- 32二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 22:00:56
保守
- 33二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 22:13:07
- 341◆alir5FzDy9Up24/12/29(日) 22:27:07
アスハ家保管の資料なので、当主カガリの裁量で閲覧権限を決める事が出来るレベルの資料って感じですね
国家機密レベルや軍事機密レベルの物は行政府保管庫や軍内部に置かれていて勿論今のアレックスには閲覧は不可能です
勿論一般公開する事はまずい資料ではありますが、アレックスなら問題ないとカガリは判断してカードキーを渡してます
……と言う感じで考えておりました。ふわふわ設定ですが、二次創作なのである程度はお目こぼしいただけるとありがたいです
- 35二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 04:22:48
まあなんだかんだ言うてアレックスだし
- 36二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 15:19:54
ほっしー⭐︎
- 37二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 23:48:56
33だけどカガリの手記について言ったつもりでしたすみません
カガリは自分の手記をここに保管してるの把握してるのか、忘れてるのかどっちなのかなーと
続きの内容に関わると思うのでとりあえず待機してます! - 38二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 11:01:07
カガリとアスランで大掃除()したのはまあアレックス視点では信じがたいか
セイランの事でさえ最後まで信じようとしてたくらいだしなカガリ
それだけじゃ駄目だと学んだってことだな - 391◆alir5FzDy9Up24/12/31(火) 21:37:17
年越し前に滑り込みでちょっとだけ更新です
この話思いついた時に書きたい場所の一つでございました
来年ものんびりペースになるかと思いますが
ちゃんと完結させますのでよろしくお願いいたします
■ ■ ■
どくり、どくりと自身のの心臓が音を立てているのがわかる。
―――これは俺は見てはいけないものだから戻さなければ。
―――『彼女』が、今まで何を考えて行動し、生きて来たのかを知りたい。
相反する感情がぶつかり合い、結局アレックスの手はは知りたいと言う願望に負け静かに手記のページをめくり始めていた。
『アスランが、オーブの特使としてプラントへ渡る事になった。本音を言えば、離れて欲しくない。でも、ずっと苦しそうにしていた顔を見ていたら止める事など出来る訳がない。これで少しでもアスランの心が軽くなってくれれば良いんだが……』
『アスランがプラントへ渡る直前、指輪を渡してきた。あんな渡し方はないんじゃないか?なんて言ってしまったけれど、本当は嬉しかった。名前を捨て、オーブの代表首長として、そしてセイラン家との関係も上手く行かずに泣いてばかりの私をずっと支えてくれたアスラン。今はただ感謝と、無事でいてくれることを祈るばかりだ』
『再び国を灼くという悲劇を繰り返さぬ為に大西洋連邦との同盟締結と、そしてユウナと結婚する事になった。これが正しい道だとは思ってはいない。でも、オーブの為にはこうするしかなかない、するしかないんだ。ごめん、ごめんアスラン……』
『久しぶりに再会したアスランは何故かザフトへ戻っていた。彼のぶつける言葉に、私は何も言い返すことが出来なかった。「オーブを同盟になんか参加させるべきじゃなかった」それはその通りだ。同盟に参加なんかさせたくなかった……でも、だったらどうすれば良かったんだ!わからない、何もわからない……』
そこに記された文字は、決して他の誰にも溢す事の出来なかった『彼女』の心からの叫び声に見えた。 - 401◆alir5FzDy9Up24/12/31(火) 21:38:26
手は震えるが、ページをめくる手は止まらない、止められない。
アレックスは手記を夢中になって読み進めていく。
紙の上で今までの記録を、彼女の想いを追いかけているアレックスにはきっとすべてを理解する事は出来ないだろう、それでも。
(一つだけわかったのは、『彼女』が今笑えているのは彼女が本当の意味で強いからだ)
アレックスの中の『カガリ』は、死にたがりだった自分に光を与えてくれた救いの女神の様な人だった様に思う。
けれど、きっとそれは間違っていた。
完璧な女神ではなく、ただの人だからこそずっと無力感に泣き続けていたのだ。
そして、きっと傷ついて、悩んで、それでも最後は立ち上がり人を引き付ける強いひと。
今の彼女を形作る本当の想いを、心の叫びに触れる度に、少しずつアレックスの中にいるカガリと『彼女』の笑顔が重なっていった。
『私はオーブの理念を愛している。けれど、今の時代は残念ながら綺麗ごとだけではその理念を貫き通す事が出来ないのだ。争いが好きな訳ではない。血を流したい訳でもない。でも、ラクスが言った通り想いだけでも駄目なのだ。そして力だけでも。力は力でしかなく、どう適切に使うかが大事なのだ。だから、私は武器を手に取ろう。いつか本当の意味でこの武器を置くことが出来る事を願って―――』
手記の最後のページに書かれた一文を読み終え、アレックスが顔を上げるとそこには彼女―――『カガリ』が穏やかな笑顔で微笑んで見つめていた。
「すっ、すまない……勝手に見てしまって……」
「ああ、構わないさ。その鍵を渡した時にお前が日記を見つけてみる事も勿論考えていたし。まぁちょっとだけ恥ずかしいけどな」
くすくすと笑いながらそう言って、目の前の彼女はハンカチを差し出してくる。
その理由がわからず首を傾げると、彼女はそっと自身の目の下を人差し指でとんとんと叩く。
彼女のその様子をみて自分の手をそこにやれば濡れていて、気付かない内に泣いている事にアレックスは気がづいた。 - 411◆alir5FzDy9Up24/12/31(火) 21:39:42
この辺り人によって全く解釈が変わってきそうで難しかったです
とりあえずこの話ではこんな感じでと言う事で…
それでは皆さま良いお年を! - 42二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 21:53:11
先が気になる…!
スレ主さんも良いお年を! - 43二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 02:57:56
あけおめ!
特にわだかまり無く終われて良かった
もしやアスランの方はまだこのカガリの手記は読めてないのでは - 44二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 12:39:58
ああもう若者達がみんな悩んでいるのにまともな大人はいねえのか!………死んでるなあ
あけおめです!
お元気に過ごせますように! - 45二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 00:07:05
☆
- 46二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 00:07:20
余裕なカガリ様いいね…
アレックスより年上の余裕感が成長を思わせる - 47二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 10:51:13
遅ればせながらあけおめです!
アスカガアレ待機! - 48二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 22:12:16
保守
- 49二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 09:49:35
☆
- 501◆alir5FzDy9Up25/01/03(金) 18:05:41
新年あけましておめでとうございます
今年もよろしくおねがいいたします
続きです
■ ■ ■
「あ……俺、泣いて……」
「アイツも―――アスランもさ、それ読んだとき全く同じようにボロボロと泣いてたからな」
「アスラン、も……」
「その日記、アスランには見せるつもり無かったんだけど、うっかり見つかっちゃったんだよなぁ」
アレックスの涙をハンカチで優しく拭いながら懐かしむようにそう言って苦笑するカガリの言葉に、不器用で辛辣な自分と同じ顔をした男を思い出す。
超然とした態度を見せていたあの男も、ずっと藻掻き苦しんだのだろうか。アレックスには想像する事しか出来ない。
日記の所々に見られたインクの滲んだ痕は、目の前の彼女の物なのか、それともあの男の物なのか。
一つだけわかるのは、二人を形作った経験は決して楽な物ではなかった事。けれど、それを確かに糧にして絆の糸をを結びなおした事だけは、今のアレックスにもわかった。
彼女の軌跡と想いの一端に触れたことで今の自分の中に産まれていた望みをアレックスは確かに理解する。
どうすれば叶えられるのか、それはこれから探さなければいけない。
けれど、その自分の中に出来た想いが確かに曖昧だったアレックスの輪郭を確かなものへと変えていく。
「……少し、吹っ切れたみたいだな?」
アレックスの顔つきが、少し変わった事に気付いたカガリが、鮮やかに笑って問いかける。
「あぁ。―――俺の、『本当の望み』が、やりたい事が少しだけわかったんだ」
微笑んでアレックスはそう言うと、目の前の女性の身体をそっと抱きしめた。
「君を―――『カガリ』の悲しみの涙を拭うのではなく、二度と流さなくて済むように守りたい。身体もだけではなく、その心も。君の全てを守りたいんだ」 - 51二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 22:37:45
アレックスの想いキタァァァァァァァァ!!!
アスランに聞かれていたら間に合っていますと言わんばかりに突撃してくるやつキタァァァァァ!!! - 52二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 09:52:55
どう答えるカガリ!
恐らく聞くの2回目だろうけど - 53二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 20:06:45
保守
- 54二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 00:24:31
実質アスランが2人というのは心強すぎる件
うまいこといってほしいな〜 - 55二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 11:29:58
本編でも十分オーブの力強いのにアスラン二人は確かにやばすぎるな
- 56二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 23:00:31
保守
- 57二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 10:57:47
強くなったアレックスに期待しつつ待機
- 58二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 20:32:43
待機&保守
- 59二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 08:05:02
ほし
- 60二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 19:09:04
アスラン2人いますってなったらコンパスにもほしい!っていつかなりそう
- 61二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 00:57:48
保守
- 62二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 11:02:42
保守
- 63二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 21:14:09
保守
- 64二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 08:08:28
アスカガアレ三人でぎゅっとしながら寝て欲しい
- 65二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 19:17:45
🌟
- 66二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 00:35:29
保守
- 67二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 10:49:14
ほ
- 68二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:31:59
保守
- 69二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 07:55:19
ほ
- 70二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 17:01:03
何それ超見たい…
- 71二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 01:07:46
期待のほっしー⭐︎
- 72二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 12:11:32
パッピー!(違うほし)
- 73二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:46:08
保守
- 74二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 11:31:14
⭐︎
- 75二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 22:57:44
保守
- 761◆alir5FzDy9Up25/01/13(月) 23:47:25
体調崩しておりました…皆様も腰はご大事に
保守本当にすみません、ありがとうございます
■ ■ ■
正直な所、アレックスは目の前の『彼女』を心の中にいる『カガリ』と同じ様に愛しているかと問われると迷わず頷く事はまだ出来ない自覚はある。
それでも、確かに目の前で笑う彼女を愛しく感じ、二度と悲しみの涙を拭う事が無いようにと思う気持ちは確かだった。
アレックスに突然抱きしめられたカガリは一瞬驚いて琥珀色の瞳を丸くした後、苦笑するとポツリと溢す。
「―――お前も、アイツと同じこと言うんだなぁ」
そう言って抱きしめるアレックスの背中にカガリは手を回すと、ぽんぽんと叩くいた後に優しく撫でる。
心地よい彼女の手の温もりを背中に感じながら、アレックスはそっと目を閉じた。
この温もりが、けっして自分の物にはならない事実から目を背けながら。
「今日はお前に、これを渡しに来たんだ」
暫く抱きしめた後、カガリはそっとアレックスから離れると、胸元から一枚のカードを取り出した。
差し出されたそれを受け取ると、そこには「アレックス・ディノ」の名前が書かれている。
「これは……俺の身分証、か?」
「あぁ、少し時間がかかったが戸籍の準備が出来た。……待たせて済まなかったな」
「いや……」
戦時下では、様々な理由で戸籍を必要する人間の数は少なくは無い為、アレックスの戸籍の作成自体もスムーズに行えたのだろう。
国家元首であるカガリ自身がアレックスの身元保証人として挙手しているのだから猶更だ。
アレックスは手の中のカードの、自分の名前の部分を指でそっと撫でる。
こうして形として突きつけられると、ほんの少しだけ自分が「アレックス・ディノ」という一人の人間である実感が浮かぶ気がする。
そうして、知らず知らずの間に口元が緩むアレックスを見て、
カガリはそっと笑うと、口を開いた。
「―――早速で悪いが、明日から私の護衛を頼む」
私の予定はここに全部入っているから。そう言いながら、カガリは携帯端末をアレックスに渡す。
「わかった」
それを受け取りながらカガリの言葉にアレックスは頷く。早速カガリのスケジュールを確認すると、明日のスケジュールを見てアレックスは驚いて目を見開いた。
『PM 13:00- アスハ邸別荘にて、キラ・ヤマト、ラクス・クラインと面会予定』 - 77二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 23:52:30
スレ主待ってたよおかえり
でも体調心配だ… - 78二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 23:54:01
スレ主腰やってしまったんか、無理しないようになー
アレックスがどう足掻いても結ばれないと心の奥底では分かっているのが…
キラとラクスはさてさてどんな顔するか - 79二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 11:53:59
スレ主お大事に・・・!
キララクとはどんな絡みになるかな - 80二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 22:57:24
スレ主おかえり
無理せずやってください - 81二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 23:09:55
スレ主おかえりなさい!
腰は大事なので無理なさらず - 82二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 10:22:42
保守
- 83二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 21:16:45
保守
- 84二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 08:37:34
- 85二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 18:14:10
保守
- 86二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:17:57
続きです
■ ■ ■
翌日、カガリは午前中首相官邸にて政務を行った後、アレックスを連れキラとラクスの住むアスハ家所有の別荘まで車で移動していた。
カガリはアスハ家お抱えの運転手が運転する車の後部側の座席に座り、ぼんやりと流れる風景を見ている。
彼女のその口元は柔らかく緩んでいて、二人に会えることを心から楽しみにしている事が見て取れた。
目の前でそんな姿を見せるカガリの横顔を見ながら、アレックスは記憶の中のキラとラクスの姿を思い出す。
戦う事に傷ついて、ぼんやり安楽椅子に座りオーブの海を見つめていた幼馴染と、その彼を献身的に支えていた元婚約者。
昨日読んだカガリの手記の中では大分回復し元気にしている記載を見つけ安堵したと同時に、改めて時間の経過を突き付けられた気持ちになった事を思い出す。
(……俺は、キラに合った時に何を思うんだろうか)
そして、自分を見たキラは何を感じ、何を言うのか。
予想出来ないまま、結局考える事を諦めてアレックスも目の前のカガリを真似て到着するまで窓の外の景色を眺めて続けていた。
■ ■ ■
「いらっしゃい、カガリさん。……そして『アレックス』も」
カガリとアレックスがラクスが現在生活を行っているアスハ家所有の別荘へと到着すると、キラとラクスは穏やかな笑みで二人を出迎えてくれた。
そんなラクスにカガリは勢いよく抱き着き、続けて隣で微笑んでいるキラに抱き着く。
「ラクス!キラも!二人共元気そうだな!」
「うん、カガリのお陰でね」
「カガリさんもお元気そうで何よりですわ。……お忙しい中、わざわざご足労頂き本当にありがとうございます」
「いや、私が二人に会いたくて来たんだ!」
普段の為政者としての顔ではなく、年相応の女性の顔で心から嬉しそうに二人と会話をしている。
アレックスはそんな3人を一歩下がった位置からぼんやりと眺めていた。
ラクスはアレックスのそんな様子を一目見ると笑みを深め、二人に声を掛ける。
「積もる話もありますし、部屋の中へどうぞ。……ふふ、今日は手に入った桃でタルトを作ったので是非お二人に食べて欲しいのです」
その言葉に、カガリは楽しみだなー!と口にしながらラクスと二人並び立って家の中へ入って行く。
キラもアレックスの背中を軽く叩くと中に入る様に促すのだった。 - 87二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 06:43:44
続ききた!
スレ主乙です。キラとアレックスの会話が気になる - 88二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 16:41:46
アレックスの感覚的に2人が平穏に過ごせるように自分が頑張らないといけないって決めてる時だろうしなあ
元気になったのは嬉しいけど結局自分は何も出来なかったのではないかとか思い詰めそうでこわいお - 89二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 00:06:24
続き期待の保守
- 90二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 08:55:38
続き待ってます保守
- 91二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 18:50:15
保守
- 92二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 00:56:11
保守
- 93二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 11:39:50
保守
- 941◆alir5FzDy9Up25/01/19(日) 20:32:15
続きです
キラもラクスもアスランもカガリも口調皆難しい…
エミュ得意な人凄いなーと思います
■ ■ ■
キラとラクス、そしてカガリはラクスの用意した紅茶とタルトを口にしながら穏やかな顔で他愛のない近況を報告し合っているのをアレックスは黙ったまま見つめていた。
記憶より少しだけ年齢を重ねたラクスの笑みは、アレックスの記憶の中の彼女よりも随分と穏やかで綺麗で、そして普通の女性のように見える
そしてアレックスが内心でそれ以上に驚いたのは、幼馴染のキラの変化だった。
記憶の中の彼はずっと何処か影のあった傷ついた陰りのある表情ったが、今浮かべている笑みは心からのものに見える。何より鍛える事もしておらず、食事の量も多くなくてとても細い印象のあったその身体は、着ている服の上からでも鍛えている事がわかった。
第2次連合・プラント大戦後、カガリが主導してオーブ連合首長国・プラント・大西洋連邦が共同創設した組織、「世界平和監視機構コンパス」に参加していた二人が紆余曲折あって今オーブにて穏やかな生活を行っている事は公式記録やカガリの手記で読んではいたが、実際にその姿を目にすると記憶の中の二人の姿の変化に時間の経過を実感させられる。
それでも二人の顔を見ればその変化は悪いものではない様でアレックスは二人に対して感じたのが安堵の気持ちが大きかった事にほっとする。
少しだけ浮かぶ寂しさは気づかない振りをして、切り分けられた桃のタルトをそっと口に運ぶと、優しい味がした。
アレックスがタルトを食べ終わるのを見計らって、ラクスがキラへ声を掛ける。
「キラ、わたくしどうしてもカガリさんと二人でお話ししたい事がありますの」
「わかった。『アレックス』、ちょっと良い?」
「だが、俺は護衛として……」
「大丈夫、この屋敷のセキュリティはアスランと僕の二人で組んだものだから。……そこまで言えば、わかるだろ?」
「……あぁ」
「大丈夫、何かあったらすぐ呼ぶから」
アスラン自身がセキュリティチェックを行い、プログラミングをキラが担当しているのなら、下手な護衛よりは余程信頼できるのはアレックスにもよくわかる。
笑顔で手を振るカガリとラクスを背中に、キラに連れられてアレックスは部屋の外へ出るのだった。 - 95二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 01:12:49
続き来た!
キラが何を話すのか楽しみ - 96二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 08:56:18
続き乙です
監督が言ってたとおり外見から分かるレベルでキラが鍛えてる!
アレックスにとってはキラやラクスも守る対象だったから二人の様子を見てちょっと安心できたかな? - 97二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 19:01:40
保守
- 98二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 00:27:29
続きありがとうございます!
スプーンカチャカチャキラと嫁守る為に鍛えたキラ見比べたらそりゃ驚くよなアレックス
どんな話するんだろー - 99二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 11:09:05
好物の桃のタルト出してくれてるの細かくて好きです
キララクのアレックスへの愛を感じる - 100二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 22:03:39
保守
- 101二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 08:07:49
保守
- 102二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 19:09:05
キララクの夫婦感増し増し状態に驚くアレックスかわよ
- 103二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 19:09:13
保守
- 104二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 01:15:15
保守
- 105二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 12:10:59
保守
- 106二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 22:36:30
ほ
- 107二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 10:03:38
ほっしー⭐︎
- 108二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 21:36:58
ほっしゅ
- 109二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 09:20:31
保守
- 110二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 18:31:07
ほ
- 111二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 02:22:32
保守
- 112二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 12:57:27
⭐︎