- 1オークション運営◆a5A7OTixl624/12/22(日) 21:24:38
- 2オークション運営◆a5A7OTixl624/12/22(日) 21:24:48
- 3司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 21:26:03
【闇市No.0 アンリミテッド・オークション】
光当たる社会では都市伝説のようにしか語られない闇の世界、「No.0」を冠するブラックマーケット。
かの有力な闇ギルドの集会所や、大陸内外の裏で幅を利かせるマフィアの拠点等にも活用されている。
許可を得たほんの僅かな選ばれた者にしか入ることはできない…常に入れる者となれば更に一握り。
ここでは不定期に巨額が動くオークションが開催される
【アンリミテッド・オークション】と呼ばれるその催しでは、大いなる“価値”が集い人々に齎される。
出品者は運営団体だけでなく、多くの「No.0」入場者が品物を持って此処に集う
その目的は様々……
___…さて、今年も終わりを迎える頃ですが…4年ぶりに【アンリミテッド・オークション】を開催する運びとなりました。
今回はなんと特別ゲストもお呼びしております。
皆様、奮ってご参加の程よろしくお願いいたします…
オークション運営 トランスペル・グループ - 4司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 21:26:34
※【イベント解説】
オークションへの参加者として裏社会人ロールプレイをするイベントです
このスレ=オークション用の一時的ローカル掲示板結界みたいなものということで
本スレと似たような感覚で話してもらって構いません
冒険者達にはまず垣間見ることのない、この世界の別の側面を覗いてみよう、というコンセプトで
遠く間接的にしか繋がっていない距離感のイメージ
を持っておいてください
基本的に出品→リアクション→欲しい方がdice1d100でダイス振る→最大値の方に譲渡
を時間で区切って繰り返すサイクルを考えています
合間に雑談とか自由にやってください
イベント中でのプロレス行為や何なら(メタ同意の上で)ロストも許可しますが
戦るならオークション会場の外で、戦らないキャラやイベント進行を巻き込まない感じでお願いします
書き込みの方針は以下のような感じで適当にお願いします
何もなし or ※付き →メタ会話
「」→セリフ
()→心情
【】、[]→状況描写、地名とか
《》→二つ名とか
- 5司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 21:26:55
※既に出品物や登場キャラ設定を設定スレにて受け付けていますが
イベント中の今の飛び入りキャラ参加などOKですので遠慮なく参加していってください
※飛び入り出品はどうしても…!という場合、一人一つだけとします
こちらはお読みください
レギュレーション・サンプルキャラ
【レギュレーション・サンプル設定】 | Writening※【参加者レギュレーション】 ・通り名、危険度、プロフィール(内容自由)あたりを用意して共有しましょう ・どんな設定でもOK!ですが、潜入スパイみたいなのは要相談。ギルドがそうであるように此方も敵…writening.net現状出品が確定している商品のリストです
出品物リスト
【アンリミテッド・オークション】出品物リスト | Writening※リストの上から順番にオークションにかけていく予定です ※漏れがあれば報告お願いします _______________________________ 【出品物リスト】 【品目名】寿命タブレット666years 13枚セット 【出品者】オー…writening.netオークション会場周辺の設定資料。活用したい方はどうぞ
アンリミテッド・オークション(ロケーション設定) | Writening(※こういう場所があります、という設定資料 周辺施設に関してはフレーバーみたいなものですが もしRPにご活用したければご自由にどうぞ 声をかけてくだされば施設スタッフとして応対します※) 【ブラックマ…writening.net - 6司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 21:27:45
現在ターンが回っている商品
【品目名】試作型『虚空連続体』
【出品者】殲魔教団《アーキタイプ:ヴェーレ》
【説明】
バヴ=イル派の元幹部《アーキタイプ:ヴェーレ》が生前に着手していた実験物の試作品
『不変』と『受容』のミームを含んでおり、これそのものを として視認した存在に、“ある者の記憶”を観測する権利を与える
権利の授与は拒絶可能だが、一度でも受け入れれば不変的に記憶を与え続けられる、謂わば「生命が取り込める情報の許容量」を超えて、人智を超えた『叡智』を授ける人工的な神格級物質
操りやすい「気狂いの傀儡」を創造するにはもってこいの逸品
“万物の深淵に触れる時、知恵を持たぬ我らは皆、一滴の暗礁に浸かることになるだろう”
(アーキタイプ:ヴェーレの研究資料より抜粋)
(※締め切りは21:35まで) - 7『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/22(日) 21:41:03
(※スレ立てお疲れ様ですわ〜!)
(※唯の少し好奇心旺盛な良いトコのお嬢様みたいな雰囲気しか出せていない気がする………!) - 8濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 21:41:37
スレ立てお疲れ様です
あっうーんじゃあむり……
危険への嗅覚が鋭いカメリアちゃんでしたね - 9〈嗤う月兎〉24/12/22(日) 21:42:53
※立て乙でございます!
〈嗤う月兎〉が落札したらヤツの末路の一つが決まりますね。本望だろうしマ、ええか…… - 10魔眼僧正◆jll4miuyLM24/12/22(日) 21:44:50
※スレ立てお疲れ様です
前スレ191
「ありがとう御婦人!あゝ、そういやこれは君たちのところのご同業謹製か、それは頼りになるな
はは、己としてもこういうのは始めてでね。なにか……追手共の相手以外にもいい使い方をしてやれたらいいんだが」
【なんせ古い人間でね、こうしたモノは手に馴染まないと肩を竦めた】
【基本身一つでやってきたタイプなのだ】 - 11二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:45:14
「"赤い轍のカルガ"まで手を出すのか。精神を弄る事にかけては天才的な腕前を持つだろうに、傀儡を作るのにあんな大層な代物が必要なのかね?」
「大層なもの"だからこそ"、だろうさ。生命の枠を超えた闇の魔術師も少なくない。そういった手段は豊富だからな」
「はっ、其れで傲って廃人になるのなら幸運だな。俺にとってはだが」 - 12《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/22(日) 21:46:46
※お手軽に【【全知】】に踏み込んだのと同様の効果が得られる…!?冒険者でキレそうな人が何人か思い当たりますねこれは
※教団で外界絡みって、少女関係と見て良いんですかね。ヘビは“あの御方”の眷属的存在だったりしますが - 13司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 21:48:35
- 14《介添》◆mXB5l/0usE24/12/22(日) 21:48:58
- 15『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/22(日) 21:51:29
「あら、少し残念ですわね。悲しいですわ」
【平気で卓越した魔術師、或いは昨日の“アクセサリー”を厭った少女が囀った】 - 16《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/22(日) 21:54:04
※成程、でも結構そういう事ありそうですね。“あの御方”もあくまで幅を利かせてる支援者であって教団外の存在ですし
- 17〈嗤う月兎〉24/12/22(日) 21:57:24
- 18司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 21:57:30
- 19濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 22:02:59
【スリルを楽しむだけでなく実際に破滅まで楽しむとか筋金入りだなー、あこがれないけどという顔】
【彼女にとって危険というのはスリルを楽しむもの、逆にいえばあくまで回避可能なのが前提なのだ】
「あら……楽しめそうですね?」
- 20司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 22:05:14
- 21濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 22:06:54
【何かの余興かなという顔】
- 22『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/22(日) 22:07:58
- 23《介添》◆mXB5l/0usE24/12/22(日) 22:09:56
- 24魔眼僧正◆jll4miuyLM24/12/22(日) 22:13:22
- 25司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 22:14:41
- 26濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 22:19:30
「ふむ……つまり、今回は未解禁の……そして、未試験の商品が並ぶという宣伝かしら?」
「役に立つか、立たないかのギャンブル……なかなか興味を惹かれますねぇ」 - 27〈嗤う月兎〉24/12/22(日) 22:21:02
- 28司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 22:23:54
老人『紹介する製品は2つ」
【品目名】《E-CLOSSING》20機
【出品者】武器商人Teos
【説明】
ここで先行販売する新型モデル、1つ目だ。
逆関節2脚型の小型軍事用次元航行機。
強度、火力共に通常型に比べて相応に劣るがその分機動力が高く小回りが効くこと、また部隊としての連携に長けていることが利点として挙げられる。
今回無人運用にも対応した新型機の先行販売になる。拠点の防衛に向いていると評価しよう。
老人『従来の次元航行機はその特殊性ゆえに自動制御を排していたが、今回導入することにした」
老人『性能が有人に勝るとは言えないが、少なくとも弊社の試験運転では9体の協力で危険度Sクラスの魔物の撃破に成功した」
(※締め切りは22:33) - 29〈嗤う月兎〉24/12/22(日) 22:24:29
- 30《介添》◆mXB5l/0usE24/12/22(日) 22:26:50
「まあ、ソワスレラの─────」
「嗚呼《カルツォライオ》、貴方がこの場を好む理由が私も少し分かりました、このような噺に心を惹かれない人はおりませんもの」
「二つと三つ目、余興の語りを待たせていただきますわ、競売の方は申し訳ありません」
「私、世間と機械には疎いもので」
- 31魔眼僧正◆jll4miuyLM24/12/22(日) 22:27:36
- 32『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/22(日) 22:29:15
「あらあら、"デモンストレーション"となりますと────手始めに順番に殺していきでもしますの?えぇ、多少“瞳”から判断しただけですけれども」
「素晴らしい狙撃能力をお持ちと聞いておりますわ。もしかしたら私、此処からでも心を撃ち抜かれてしまうのかしら?」
【"それはそれで楽しみですわね"と特に隠し立てもせずに微笑みながら『調律家』は複雑に手指を組み換えた】
「ふむ、ふむ──────そうですわね」
【数多の人間の心を解体した指先が】
【無数の人間の脳を侵し壊す美貌が】
【────そして、"歌う"その口が】
「私は貴方のその心を肯定するわ。つまり、貴方が彼女をずっと『愉しませ続ければ』良いのではないのかしら?
彼女が自滅するよりも、此の世界に生き続ける方がずっとずっと『愉しい』と思えるように───どうかしら?素敵な話だと思いませんこと」
【"素直"な人間に牙を剥く事はない】
(※わたくしこういう関係性好き!!!!!)
- 33〈嗤う月兎〉24/12/22(日) 22:32:43
- 34《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/22(日) 22:32:47
『あの名前…確か死んだはずの皇族だったか』
『やはり生きていたんだなぁ。本当にあの国には怪物が巣食っているらしい』
【男の目線は黙って笑みを携える司会の女に向いていた】 - 35『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/22(日) 22:34:58
- 36〈嗤う月兎〉24/12/22(日) 22:37:03
「魔眼僧正様……御言葉ですが………、私は何処かに『発散』などと『不純』な事は決して………」
【重々しく、厳しい表情】
※堅物ムッツリ野郎が何か言ってます
「そ────そ、れは………」
【魅力的な誘惑の言葉に揺れる。彼女を『愉しませ』続けることで留める────其れは、我等が麗しきボスを────恋しい『兎』を『手に入れる』も同然ではないか、と】
「其の様な……不敬な。【自分が用意した『愉しみ』で、自分の手で〈嗤う月兎〉が悦ぶ姿を想像し顔を赤らめる】いや…………それは…………悪くは……………」
「キヒヒッ、あはは?ひはは────」
「ッ!? 申し訳ございません。我等が尊貴なるボス、今すぐ落札の手続きを進めますれば………!」
- 37〈嗤う月兎〉24/12/22(日) 22:39:06
※性別不詳で押し通すつもりだったほぼ全裸の〈嗤う月兎〉の性別開示、〈威風〉のトドウの不毛で狂っている恋心を開示することになるとはこのリハクの目をもってしても
- 38濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 22:39:12
「ふーむ、今回はパスでしょうか……」
【優れた錬金術師であり、人を"壊す"手段にも長けた彼女だ。使えなくはないが……主に単独犯なのだ】 - 39司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 22:40:54
- 40魔眼僧正◆jll4miuyLM24/12/22(日) 22:43:48
- 41Dr.UFA24/12/22(日) 22:45:27
- 42司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 22:46:27
老人『次だ」
【品目名】《T-ZERONIZE》1機
【出品者】武器商人Teos
【説明】
先行販売モデルの2つ目になる。
兼ねてより実用化を計画していた4脚型の軍事用次元航行機、その第一号機だ。
今回の《T-ZERONIZE》は無限低温反応機構を有しており、絶対零度級の広範囲氷結攻撃を主軸とした兵器を多数搭載した。
また簡素だが無人運用にも対応している。この機体一つで数多の戦場を覆せると断言しようではないか。
老人『祖国はCLOTHと呼ぶ技術…軍事転用にあたり、より安定し破壊力に長けた機体の開発したかった」
老人『こちらも試験的に自動運転を搭載したが、無人では後衛がせいぜいだろうな」
(※締め切りは23:00) - 43二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:48:13
- 44『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/22(日) 22:48:49
「"悪くは"────ふむ」
【どうしようか、悩む。封じ込めているのなら自由を与えるべきだ。しかし彼は迷っているのだろう?其れを此処で決定させるのも尊重しているとは言えまい】
【スルリ、と艶やかに組んでいた美脚を再び床へと落ち着ける。立ち上がれば自然と人波が引いて、誰も邪魔をせずに独りでに彼女を躱す】
【カツ、カツとハイヒールの音を響かせながら妖艶な少女という何処か矛盾した属性の『調律家』は歩を進めた】
「(どう思いますかしら?アレ)」
【『調律家』は小声で囁いた。褒められて恐縮ではあるが、普段はもっと問答無用である場合が多いのでこう言った色恋沙汰には疎いのである。そもそもが年若いのだから仕方なくはあるが】
(※エミュスレは生き物だから………………いえ割と元凶みたいなわたくしが言えた事ではないのですけれども!)
「成程。素晴らしい捉え方だと思いますわ!
決して性能だけが全てという訳ではなく、運用構想次第で変わるもの────貴方が所属していた軍部も同様の考えなのかしらね」
(※其れは本当にそう)
- 45濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 22:49:53
- 46〈嗤う月兎〉24/12/22(日) 22:50:11
※トドウくんはもうダメそうですね。オモチャにされちゃいます
「キヒヒッ、ハハハッ、あはは────」
「やった、やった。一人勝ちだぞう。どんな風に『遊ぼう』か。『愉しみ』だな、なあ。トドウ────と、我等が耀しきボスは仰せでございます。………ええ、誠に。宜しゅうございまする………」
「ぐっ、ぐう…………!」
【何があろうとも揺らがない〈威風〉の二の文字を背負う男。しかし、前途洋々たる未来の栄華、約束された成功の路、高貴なる社会的地位を擲って付き従う『光差さぬ昏き旅路』を選び取った若者は、弱点〈恋バナ〉には矢鱈滅多らと弱かった。
ぐうの音も出ないとは此れ此の事。】
「ギヒッ───?」
「『ぐう』の音を出してどうした?────と、い、いえ。些事でございまする。私が〈嗤う月兎〉───我等が愛しきボスに唯心酔している噺に御座いますれば………!」
【たじたじである】
- 47濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 22:51:58
【愉しい寸劇を見るようにくすくすと笑っている】
- 48魔眼僧正◆jll4miuyLM24/12/22(日) 22:54:45
- 49司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 22:55:22
- 50濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 22:59:20
【バサッと扇子を拡げて仰ぐ。】
【その一振りで周囲に熱気が満ちた】
「……風邪をひいてしまいますわ」 - 51『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/22(日) 23:00:04
「あら、此れは此れは。素晴らしい性能ですわね?心の底からそう思いますわ。…………なのですけれども」
【『調律家』は小さく嘆息した】
「残念ながら、私では冷蔵庫として使う程度にしか用途が思い付きませんのよね。
此れでは手を挙げる権利もありませんわね。今回は大人しくしましょうか」
【其れこそ正しく"勿体ない"という事だろう、と】
「(成程、確かにそうですわよね。そうなると今の私達に出来る事は少なそうですわね)」
【コソコソと、黒い上等なハイヒールで爪先立ちをしながら言葉を交わし合う。楽しげに微笑みをその美貌に浮かべながら、『調律家』は魔眼僧正の言葉に同調した】
「そうですわね。"心"によって解決できる物事は、私達が普段思っているものよりもずっと多岐に渡るのですよ?
其れこそ、マトモに剣の修行もしていない少年一人が幼馴染の為だけに古龍を討てるくらいですもの」
- 52《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/22(日) 23:00:16
- 53司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 23:03:32
- 54〈嗤う月兎〉24/12/22(日) 23:03:52
「ギヒッ、ヒヒヒ、ひはは────」
「我等が慕うボス、次の落札の準備を………。え、」
「ヒャハハハ!」
「くっ……名を、其の様に連呼されては………その…………。いえ、オークション、愉しみにされていたオークションの次なる品物に御座いますよ……?」
【他の参加者と何やら『愉しんで』いる気配を察知したらしい〈嗤う月兎〉が座席から身を乗り出して〈威風〉のトドウのオートクチュール仕立てスーツを引っ張り、焦点の合わない『兎目』で見上げてきた。どこか『お前だけ愉しむなんて』と非難がましいそうに見える】
【見つめられた当のトドウはボスの言葉を伝達する余裕などなく、燃え上がる様な狂気的恋慕に身を焦がされていた】
(今はッ 余裕がッ 無いッ! 後ッ! 今はッ 待てッ! 辞めろ!)
【のぼせあがった若造の必死の逆切れ】
【しかし内心の素直な恋心-したごころ- は心のメモにクッキリとメモを取っている────】
「キャハハ、ハハハッ、あは────」
【パフォーマンスに気を取られた〈嗤う月兎〉に、ホッと胸を撫で下ろす〈威風〉のトドウ。もはや此の場においては、恋に溺れる一人の男としっかり認識されてしまった哀れな狂人】
- 55魔眼僧正◆jll4miuyLM24/12/22(日) 23:04:22
- 56《介添》◆mXB5l/0usE24/12/22(日) 23:09:07
- 57『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/22(日) 23:10:20
「ふふっ、ありがとうございますわ。
しかし私としては非常に面白いパフォーマンスだと思いますわよ。全ての客に知らしめる気が毛頭ないという事は、総監さんが客を選ぶ側であると自認をしていらっしゃるという事でしょう?」
【にこにこ、世間話でもするような調子で『調律家』は口遊んだ】
「あら、新しい方かしら!もしかして貴方も機械に関心がありまして?」
【パワードスーツの姿に興味を示しながら、横目で『調律家』は新たな来客に目を配った】
「ふふっ、」
【"見逃そう"と、此の段に至って『調律家』は決定を下した】
【────此処に至ってだ。内心を見透かして漸く自身の"心に素直である"と認めて“チェロ”の弦から指を離した】
「彼の魔眼僧正さんにそう言って貰えるのも嬉しいですわね?ありがとうございますわ、少し自信に思える事が増えたかもしれません」
- 58司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 23:11:44
- 59司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 23:13:55
『それでは、本日最後の商品の紹介にまいりましょう』
『このために、キャンドレットさんにはステージに立ってもらいましたからね』 - 60Dr.UFA24/12/22(日) 23:16:46
- 61魔眼僧正◆jll4miuyLM24/12/22(日) 23:17:28
「く、はは。頑張り給えよ若人!
なァに、多少の暴走とトライアンドエラーは若いもんの特権なんだ。自分の気持ちにもちったあ耳を傾けてやるといい」
「なに、年寄りの知恵袋程度さ。これでも四方を巡り始めて長くてね、仲良くなった友人の中には技術者もいたんだよ
彼は……残念ながら別の道を進むことになってしまったが」
【“別の道を進んだ”】
【魔眼僧正のやってきたことを知るならば、その言葉が彼によって唆されて悪事を成してしまった哀れな人物を指していることが分かるだろう】
「こちらこそ、君のような芯のあるお嬢さんと知り合えて喜ばしいよ
未だ大悟に指先すらかからぬ身としてたまに己を見失いそうになるが、君のような方と出会えるならばまだ世に光はあると思える」
- 62濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 23:17:57
- 63二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 23:18:23
「【海上プラント】だと?海は寒い。妻が欲しがらなければ良いのだが」
「テメェの人形、大概はテメェに嫌がらせするんだから今の内に送る書類でも作っときゃ良いだろ」
「長期だと?何らかの形で“目”を誤魔化す手段でもあるのか?最悪、其れの為だけに申請をしても良いかもしれんな」
「りりりりり。環境を、把握しています、よ。湿度と温度は問だいになりません」 - 64司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 23:20:42
- 65『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/22(日) 23:21:37
- 66《介添》◆mXB5l/0usE24/12/22(日) 23:22:35
- 67濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 23:23:19
(※老人と同じように浸食されるやーつ?)
- 68司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 23:23:38
- 69魔眼僧正◆jll4miuyLM24/12/22(日) 23:24:40
※ソワスレラの機神ってたしかソワスレラ三部作イベントでなんか厄厄してたような……
※当時未参加なので詳しくは知りませんが - 70司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 23:24:41
- 71濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 23:26:28
- 72〈嗤う月兎〉24/12/22(日) 23:26:51
※トドウくんはこれまで悪い事いっぱいしたから…こんな目に遭っても仕方ないよね……
※トドウくんが〈嗤う月兎〉の言葉が分かるのは愛パワーですが、周囲に伝えるのをトドウくんに任せっきりにしているのは……つまり……?
【『見逃された』ことを肌感覚で感じ取った〈威風〉のトドウ。『恋心』で塗り固めた仏頂面を漸く取り戻し〈嗤う月兎〉の忠実なる従者の様に粛々と背後に控えた】
【今更取り繕っても色々手遅れだと思う】
「キヒッ、ヒヒヒッ、ハハハ───」
「ほう。気になる。此の様な場で態々報せる様な依頼だ。きっと『寒く』て、『凍えそう』で、たくさん死んで『愉しい』ぞ────と、我らが麗しきボスは仰せでございます。…畏まりまして御座いまする。早速『手』の者に確認させましょう」
【『人の気持ちも知らないで好き勝手に───』と苦虫を噛み潰した顔で一瞥する〈威風〉のトドウ】
【自由に振る舞い『遊ぶ兎』を最も側で見つめる為に、彼女の『不要』なモノにならぬため、どれ程『忍耐』を重ねたか。期待させるなという思いが歯軋りになって漏れた】
※とっても照れています
「お、お、おお────キハッ!ハハハ───」
「最後のメインディッシュだ。あゝ何が待ち受けているのだろう。匂い立つ厄災の香りが芳しく…待ち切れない。トドウ、トドウ。さあ────と、我らが畏みボスは仰せでございます。ええ、貴方の御心の侭に。希くば、私めも供に────」
dice1d100=79 (79)
- 73魔眼僧正◆jll4miuyLM24/12/22(日) 23:32:52
- 74《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/22(日) 23:33:01
- 75Dr.UFA24/12/22(日) 23:33:32
- 76《介添》◆mXB5l/0usE24/12/22(日) 23:34:05
- 77『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/22(日) 23:40:53
「ふふっ、お褒めに与り光栄ですわ。
しかしご謙遜も程々に。私と出逢わずとも、貴方はその道を歩み続ける事が出来る方───少なくとも私の目にはそう見えますわ」
「世に光は私以外にも数多満ち満ちている、とても素晴らしい事だと思いませんか?」
【可憐に微笑む。他者の心とその心に従った道行きに対するスタンスとしては似通っているだろうな、と感じ取れたから】
【好意を隠さずに『調律家』は“チェロ”を構え、】
「"無限"が好きなのは彼らの性なのでしょうか?」
【一音が奏でられたその刹那、"断絶"が『調律家』を周囲から区切った。
空間が致命的に『変質』する。極北に至った魔術が素晴らしき至高の旋律を愛するが故に起動した】
【───ほう、と嘆息する】
「私、人の心の方にずっと興味がありますので。
元から“目”を付けられそうな術式を持っておりますのに。此れ以上は流石に御免ですわ。」
(※マトリョーシカ型に透明な異界を何層かで自身が極力認識されないようにしている。効果があるかどうかは分からない、知ッテテモ言ワナイ)
(※世界からすらも『追放』できる魔術と、知れる限りは全てを『変質』させられる魔術の二つがあるので本気で怖がってる節がある)
(※うおおおおおおおお!!!!!!!!)
- 78司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 23:44:37
- 79〈嗤う月兎〉24/12/22(日) 23:45:00
※もしかして:バカップル
※悪魔の心臓に機神の欠片を侵食させて進化と知力を与えて無人機を活用した音楽テロコンボくらいしか思い付かないですね
※いざという時の自爆機能はお手軽全知を使う - 80濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 23:46:29
「――なかなか、楽しい催しでしたわ。お疲れ様です」
【ぱたんと扇子を閉じて微笑む】 - 81司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 23:47:43
『…ふぅ』
【部屋の掃除でもやりきったような、いや、そういう態度をとっているだけのような…虚ろな笑みを浮かべた】
『と、いうわけで!2日目のプログラムはこれにて終了となりまーす』
『ついに次回が最終日ですね』
(※た、多分…) - 82『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/22(日) 23:49:29
(※ 《自己判断で進化する知能》に対して『探求を加速させる音楽』を認識させたら暴走しそうかなとも思ったけどそもそも心がない可能性の方が高いですわねぇ!!!)
- 83司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 23:49:37
『再開時刻は案内板に掲示するので、それをご参照くださーい』
(※オークション再開は明日の19時ごろを予定!)
(※それまでは今日と同じくフリータイムになります)
(※せっかくなので色々使ってください) - 84魔眼僧正◆jll4miuyLM24/12/22(日) 23:50:33
- 85〈嗤う月兎〉24/12/22(日) 23:51:34
- 86濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 23:51:48
- 87司会◆9zLS6405T.24/12/22(日) 23:53:44
※商品を組み合わせた悪魔コンボっていう発想は事前には正直ありませんでした…
※スレってワンダーランド! - 88濡椿◆BuOGBplkzY24/12/22(日) 23:55:03
- 89《介添》◆mXB5l/0usE24/12/22(日) 23:55:09
「嗚呼、ソワスレラの貴方、お加減はいかがです?些か身を粉にしたご様子で、しかしその奉仕の御心は善き信心とお見受けしました」
「ええ、ええ!善き巡り合わせを、今日という日に貴方と私が出会えたことに祝福を、その身を以ってこの場に対面した軌跡を、末にて至る運命の数々を祈りましょう」
【老人に向けて祈りを捧げ、彼が睨んでいた虚空に対しても穏やかに微笑みかけた】
「あら、明日もあるのですね、この催しは」
「ええ、ええ!楽しみましょうこの祭事を、愉しみましょうこの巡りを!我らが主と一期一会の出会いに感謝を捧げます」
【そしてまた会場全体に祈りを込め、《介添》は2日目の競売場を後にした】
(※別の幹部へのプレゼント、人工神格は好き好むところですので、機神の欠片はどう足掻いても悪用されます、最も恐るべき形での出力を出しそう)
- 90二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 23:55:44
(※GM様、参加した皆さま、本日もお疲れ様でした!
いや本当にわくわく楽しいですね。オークションの商品や紹介も参加者同士のキマったやり取りも
所で当方”「大戦錠(ウォーロック)”カカル・カルカの日記」を出品投稿したものなのですが
いよいよ明日出品という事でこれイメージの表現不足だったかなという所の補足追記を失礼ながら
「地方」というのは大体小さな衝合前の世界(後に衝合によりこの世界の1地方になった)位のイメージで書きました
わざわざ面倒な事するより他所行って大国狙えばよかったのでは?は疑問になる所でしょうし) - 91魔眼僧正◆jll4miuyLM24/12/22(日) 23:57:12
- 92『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/22(日) 23:57:45
- 93《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/23(月) 00:01:33
- 94濡椿◆BuOGBplkzY24/12/23(月) 00:07:36
- 95『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 00:13:30
- 96『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 00:14:27
- 97〈嗤う月兎〉24/12/23(月) 00:14:55
※トドウより可哀想な存在 それが"犯罪芸術家"ラスベージェフくんなのですね。どう調理されるのか大変楽しみですわ〜!
- 98濡椿◆BuOGBplkzY24/12/23(月) 00:16:36
- 99二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 00:17:51
※悪党の集いだから当然なんだけど可哀想な存在もたくさん出てくる……一部可哀想の方向性が異なるけど
- 100『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 00:20:36
- 101濡椿◆BuOGBplkzY24/12/23(月) 00:22:05
- 102『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 00:41:01
【───目を開けた。"そう"する事が可能であるとは認識していたが、事実可能であるとやはり不快であった】
【"やっと"追い詰められ、そして最期には脳だけになるまで破壊され尽くしたというのに
漸くトゥルーエンドまで辿り着いたセーブデータを削除されて一からニューゲームさせられるかの如き気分であったが、】
「こんばんは、ラスベージェフさん。
気分は如何かしら?」
【ひょいっ、と】
【そう口にしてしまえる程の軽やかさで以て一人の女性がラスベージェフの腹部に座り込んで馬乗りになった。体重は感じない。幻であるかのようだが、生身の質感がある】
【仄かに華の香りがする。南国の華だろう、と数々の犯罪を"演出"してみせた明晰な頭脳で推測を立てられた】
【ふんわりと、まるでピクニックに来たかのような明るい笑顔と雰囲気の女性であった】
【黒白の礼服。太腿の三分の一までを覆う短い黒のスカートと、スカートの縁程の高さまでを覆う黒い刺繍の入ったタイツに包まれた脚が柔らかく腹の上に押し付けられている】
【白い優美な礼服に純黒のネクタイを付けて、踵に至るまで後ろ髪を伸ばした美しい女性だ
少女と女の中間。無垢な美しさと妖艶さを併せ持つ彼女に問い掛けられ、ラスベージェフは満面の笑顔を浮かべた】
『最悪だね。よりにもよって、真逆吾輩を蘇らせるとは……………此れ程死者に鞭打つ行いが他にあるのかい?』 - 103濡椿◆BuOGBplkzY24/12/23(月) 00:51:12
- 104『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 01:04:17
「ふふっ」
【真っ向から罵倒されたというのに、その美貌に微笑みを浮かべて嬉しそうに女性は声を上げた】
【一切の面識はない。しかしどういった存在であるのか、積み重ねた経験と知識によって導き出す事は容易だ────独自の判断基準を有する社会不適合者である】
(最悪だ)
【心の底からそう思っている】
【何時殺されるのか分からない、こんな奴に。追い詰められるまでもなく、機械的に殺されるのは御免被る。媚びを売るのも同様だ】
【抜け出そうと藻掻く。質感こそあるが体重は全くと言って良い程、其れこそ幽霊ではないのかと今も疑いそうに程度には薄い。ならば逃れられる可能性はある】
【質量の問題だ。しかし抜け出すよりも疾く、両の手首が掴まれた────地殻そのものに固定されているかのように、ピクリとも動かない】
(コイツ)
【通常、全ての生命は法則に従っている。そこには理があって、其れによって説明が能う筈であるのに────悪夢めいていた。目を逸らしていないのに知らぬ間に過程が進み、有り得ない加速度と膂力を実現している】
【至近距離。手首を掴む為に息の触れ合いそうな程の距離に近付いて、クスッと女性が笑った】
「私、貴方が好きです」
『イカレ女に好かれて吾輩に何の得があるのだね?総合的には損しかあるまい』
【イカレ女が増えたとげんなりしつつ、ラスベージェフは最悪を更新した】
『死ぬ事が目的ではない。吾輩が望んでいるのは、誰かに"追い詰められる"事だ…………最初から生殺与奪の権を握られるのは不愉快でね』
- 105濡椿◆BuOGBplkzY24/12/23(月) 01:11:31
- 106『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 01:24:54
『あぁ、完璧に理解しているとも。契約書でも用意するかね?"互いは互いの心の中で認識している契約を守らなければならない"とでも吾輩が書こうか?
面白い見世物になるだろうな』
【さっさと言えと促しながら、皮肉を口にする。彼は"犯罪芸術家"ラスベージェフは生殺与奪の権を人に握られながらも意地悪く口元を歪めた】
【ツ─────、と。白く細い指が滑らかに滑って手首から鎖骨を経由して額に至る
二人の女に押し倒される一人の男というシチュエーションの中でラスベージェフが感じるいるのは強い不快感とストレスだけだ】
【淫靡な雰囲気なんて此処にある筈もない。捕食者と被捕食者、或いは狂人に絡まれた哀れな被害者の関係に過ぎない】
「貴方の心は"脳髄"を通じて今正に奏でられている────素晴らしい事だと思いません?」
『心がハートにないのはどうなのかね?あぁ、だがしかし吾輩はつい先程まで脳だけだったのだから、その物言いも間違ってはいないか』
【妖艶な動作に心を惹かれる事もなく解放された方の腕を思い切り振り抜く。殴り飛ばす、そうでなくとも押し退ける程度は可能ならばと思っていたが】
【やはりピクリとも動かない。黒白の礼服の少女は排除できないと認識して、観念したようにラスベージェフは肩を竦めた】
『降参だ。アンタ達に従うよ』
「いいえ、貴方の其れは偽りの"想い"ですわね?」
- 107濡椿◆BuOGBplkzY24/12/23(月) 01:36:30
「――いいえ? くふ、全くもってそうではありません」
「そこに、私はいつで飽きたら放棄してもよい、を追加するべきですねぇ」
【にまにまと笑う】
「……では、説明しておきましょうか。あなたのその体は、長い期間放置すると腐りはじめるように、不完全にできています。」
「防腐処理と修繕ができるのは、私だけ。」
「あなたは死にたくなければ犬のように私の手元に帰ってこなければなりません……どうでしょう? その体が首輪であり、鎖なのです」
「紙切れなど用意するまでもなく、必然的に――その体を私が用意した以上、あなたは私のモノなんですよぉ。」
【"要求"はそれだけ。ただ、自分の手元に忠犬のように戻ってきなさいと、それだけが濡椿の望んでいることだった】
- 108『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 01:50:07
【黒薔薇と十字架の意匠が刻まれた“チェロ”の弦が震える。ラスベージェフは黒白の礼服の少女が何に執着する狂人であるかを、その時漸く理解した】
【────心が深く掻き乱されたようにも、一つの形に定まったようにも思う。不思議な心持だった】
『吾輩を、吾輩の望む形で死なせろ』
【イカレ女共に声を大にしてそう言える。こんな事で望みを捨てて堪るものか。例え生殺与奪の権を手に握られていたとしても、其れを口にできるだけの"勇気"があった】
『コレが"吾輩"にとっての絶対条件だ。此方は既に一度気分良く死んでいるのだぞ?不愉快にさせられ続けるのなら再び死んだ方がマシだ────ハッ、その限りでは狗のように戻ってやるよ』
(※まだ途中ではありますけれども、眠気がファイナルストライクしてきたので一旦落ちますわ………!申し訳ありませんわ〜〜!!!)
- 109《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/23(月) 01:58:37
- 110濡椿◆BuOGBplkzY24/12/23(月) 01:58:38
- 111『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 09:43:55
『クッ、クゥ、クァ─────』
【言の葉を弄び、策謀を巡らせるだけの知性が脳髄に刻み込まれていた。真意を欺瞞し、望む姿の自分を魅せる技術があった】
【“チェロ”が響いている。憂鬱な音色だった。定められた筋書きが破綻して、秩序は誰にも制御不能な混沌の姿を取り戻す】
【笑いが込み上げていた。クツクツと“不吉”な音色が響く。喜ばしい事柄は再誕してから何一つとして起こっていない】
『"吾輩が望む形で"と、そう言っただろう?舞台を作り上げるセンスで吾輩に勝る自信があるのなら別だがな』
【啖呵を切っている。皮肉を口にしている。余裕があるからではなく、唯其の"感情"を抑えられないからという理由だけで】
【かつてのラスベージェフは勇者に倒される魔王であり、勇者の助けを待ち侘びる姫であり、正しき心に憧れる村人であり、未来の為の技術を勇者に提供する技術者であり、其れら全てを配置する創作者であり、そのゲームを遊ぶ一人の子供だった】
【今の彼は一人の矮小な人間に過ぎない】
【悪は敗北するものであり、其れは正義の剣だけでなくより一層悍ましい悪の手によるものである事もある。命をイカレ女に握られ、脅迫される立場の、彼が"消費"して来た弱者と同じ矮小な人間】
『ハ、ハ、ハ…………………や、やはり、吾輩は』
【“チェロ”の音色が響き続けている。上機嫌にラスベージェフは笑った】
【彼は何処にもいる人々と同じ生理的感性を抱いている。苦痛は快楽には決して変ぜず、当然ストレスも人並みに感じられるだけの感覚が備わっている】
【五十を超えても生気に漲っていた躰が一気に老け込んだかのようだった。恐怖に脂汗がぐっしょりと顔を濡らして、殴られるように軋む頭が痛い。彼は矮小な一人の人間に過ぎなくなっている。彼の心は一つの演奏に晒され続けていた】
・・・・・・・・・・・
【元気の出る苦痛など嘘だ。其処に在るのは陰鬱で凄惨な悲劇に過ぎず、身も心も削られるような恐怖だけが厳然と存在しているだけだ。重ねて言おう、ラスベージェフは苦痛を快楽とは到底思えない。彼は“恐怖”を知っている】
『“苦痛”が好きだ……………ッ』
【彼は、情動に突き動かされるだけの矮小な一人の人間に過ぎない。しかし───もしも“恐怖”に抗う心こそが“勇気”と呼ばれるのならば、彼はこう呼ばれるだろう】
【“勇者”】
- 112『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 09:47:50
- 113《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/23(月) 15:13:43
【魑魅魍魎蔓延る薄暗い街を、まるで観光に来た一般人のように散策する】
『私はこういう場所に来るとつい出費が嵩む。新品だったスクロールをまた買い替えてしまったよ』
【オークションパレスの入口前まで戻ってくると、案内板に浮かび上がるエンブレムに目をやる】
【遠い時代の文字で綴られた『TRANSCEND SPEL』と、垂直に傾いた壊れた天秤】
『良い会社だよな、3年前から特にそう思ってる。中途採用とかやってくれないかな』
「…社長、ゲームセンターに行きたいです」
『理解ってるよ。遊んでくるといい』
『ん?あぁ、勿論。だが最近は机でノートを開かなくなって久しい。たまには初心に帰るのも悪くないかもなぁ』
『最近専ら努めているのは、いかに世界に理想的な定理を適用するか…という、半分は哲学的な営為でね』
『いかに如何なるものを数字に換算するか…ま、言葉遊びみたいなものだよ』
- 114濡椿◆BuOGBplkzY24/12/23(月) 15:22:18
- 115二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 15:31:38
「資格を入手し、許可を得て、招待され訪れる…手段は1つだけ。我々のような利用者には此処がどこなのかも理解らないのだから面白い」
「…仮に探す身になるなら…古代文明の遺跡というだけで大きなヒントだな。ルルマリーナに点在するが数は少ない」
「俺も【太陽の塔】くらいしか知らないが」
【太陽の塔…ルルマリーナ大市場より少し離れにあるダンジョン。ギルテシーア商会により所有・管理され第一層は観光地化されている】
「まず外から見て遺構だと分かる状態ではなかろうよ」
「…どうだろうな、管理者の技量次第じゃないか」 - 116グランドロック◆R7wp58p.a224/12/23(月) 15:54:30
【スクロールからクエスト依頼を眺める】
【キャンドレットとかいう老人が出した大規模依頼だ】
「……ふん」
【要約すると】
【海上に建設中である特殊開発基地__その襲撃と占領の計画】
【あの老いぼれ、随分と祖国に怨恨を溜めているようだ】
【充分に余裕を持った綿密な作戦計画が立てられており、慎重さと熱意だけは確からしい】
【が、一見目立った粗はないその内容も、所詮机上の空論頼りという時点で岩男には甘い思考にしか見えなかった】
「しかも基地を壊しては駄目なんじゃぁないか。これでは不満足な仕事になる未来しか見えん」
「己には駄目だ、デカい依頼なら良いという話じゃない」
【岩男は溜息をついた】 - 117オークション運営◆a5A7OTixl624/12/23(月) 16:57:05
※誠に申し訳ないのですが…体調が優れなくて
オークション再開までの時を1日分伸ばすことって許されますかね?
中々GMは体力使うので…しっかり完遂できるか自信がなく…※ - 118二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:20:20
※全然許されると思いますよー! 無理は禁物ですので、自身の体を労わりながらゆっくりGMしてくださればー!
- 119〈嗤う月兎〉24/12/23(月) 17:22:08
※GM様のご都合が一番ですわ〜!お大事になさって
※しかし明日は『例の日』なので参加できるか不安が… - 120英雄疾病24/12/23(月) 17:25:47
※許されない理由もないでしょう。所詮は遊び、所詮は趣味に過ぎないのですから間違っても健康を犠牲にしてまでやるもんではないですし……
演出上は明確に延期されたことにするか、時間を歪めるかどちらの処理になりますかね - 121オークション運営◆a5A7OTixl624/12/23(月) 17:48:00
※ありがとうございます…!
※まぁなんか、衝合で時間おかしくなったことにしてもう一日分、フリータイムとさせていただきます
※それまで開放するので、自由にRPしていただいて問題ないです…! - 122濡椿◆BuOGBplkzY24/12/23(月) 18:05:14
了解です~!
それではお待ちしております! - 123『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 18:44:06
(※了解しましたわ〜!!!!お大事にですわ!!)
- 124『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 19:18:43
「えぇ、そうですわね。私の"演奏"は決して煽動の魔術ではなく、本心を曝け出させるだけの魔術ですので─────」
【美しく微笑みを浮かべている。"苦痛"に狂い果て自己の破滅を希求する有様となったラスベージェフに慈愛を感じている】
【欲望を抑え切れずに盛大に燃え上がる儚い蝋燭が彼女の愛する“人の形”であり、その結果として廃棄処分が下されたとしても"想いの侭に振る舞った結果である"として気にしない】
【────"犯罪芸術家"ラスベージェフは制約から解き放たれている。少なくとも、彼の"心"の限りはそうである】
【尽きぬ闘志が不死身めいた継戦能力を与えるように、過剰な探究心が学問の進歩を著しく進めるように、其れは自然な事だった】
【苦痛に苛まれて笑っている彼は過去最高に冴えている】
【何もかも壊せそうな程に】
『さて、滅ぼせるものを探そう。最高の舞台の為には【参考資料】が必要だ─────何か良いものを知っているのなら教えて欲しいものだな?"飼い主"様』
「制御ができませんの」
【役者も監督も脚本家も意図せぬ狂った破滅劇場。狂ったように響き続け繰り返される悲鳴めいた音楽が彼の心だ】
【人の心が織り成す無限の綾模様、其れをこそ彼女は至高の芸術だと認識している】
- 125『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 19:21:35
(※可哀想な犯罪者を描写しようと思ったら可哀想な境遇も含めてエンジョイする狂犬になるのはルールで禁止ッスよね?)
(※マゾヒストはルール無用だろ) - 126二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:40:44
※幸せそうなのでマイペンライ!
- 127二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 21:22:18
(※私はいいと思う)
(※by出品者) - 128二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 21:26:20
※ラスベージェフくんとっても叡智でいいと思いますぜ姐御
- 129濡椿◆BuOGBplkzY24/12/23(月) 21:43:34
「くふ。楽しみですねぇ、後は結果をご覧じろと………良い舞台を期待しましょう。」
【くすくすと笑う】
「では、飼い主として餌くらいはあげましょうか」
「私これでも、仕事はじっくり仕込む主義なので……"友達は多い"のですよぉ」
【提示した情報はシンプル。濡椿の名代であることを証明するカード。それは鍵であり、割符でもあるもの。】
【それと同時に、表と裏、脅迫したものも裏取引したものも問わない、協力者のリスト。濡椿の所有するセーフハウスの場所。】
【つまるところ――白紙の小切手だ。自分の権利で使えるものはすべて使っても構わないという、手札の解放】
【――調律家が制御不可能の劇を描くなら、自分もそれを活かすアクセントを。火を注ぎ、暴走を加速させ、より広くを焼かせる。】
【それだけの理由で、ぽんと自分の全てを差し出す――そんな破滅的な賭けを、遊びの時の濡椿は好んだ。】
- 130『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 22:19:10
- 131濡椿◆BuOGBplkzY24/12/23(月) 22:51:16
【にんまりと満足げな笑みを浮かべた】
「ええ、派手なのを期待していますよぉ。」
【賭けとは言ったが、リターンは期待していない】
【ご主人様のためにとって来いができるようにも見えないからだ。こちらを気遣う理性はないだろう。】
【だから、利益はもぎ取る。】
【流れを乗りこなし、甘い汁を掬い取る……無秩序に引っ掻き回しながら、虎視眈々とチャンスを狙うのだ】
【ここでつながりを強めるべき人脈、切り捨てるべき人脈。】
【鎖は手放したが、こちらのコネを使うなら足跡くらいは辿れようか。】
【掠め取れる利益を最大化できるように思案する】
「くふ……楽しみですねぇ」
【利益が、ではない。うまくいかなくてもゲームはゲーム。】
【過程を楽しむ、成果が出れば嬉しい。だから賭けであり、遊びなのだ】
「――面白いゲームにしましょうね?」
- 132『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 23:03:38
【ラスベージェフは笑っている】
【理解している。利益を啜ろうとしているのだと。だが真っ当な快不快の最も基礎的な感覚さえも深い感情の旋律に呑み込まれた彼にとって、其れは何ら考慮するに値しない事柄だ】
『俺は好きにする、アンタも好きにしな』
【───“ゲーム”。そうだ。此れは一つのゲームである】
【幼少期に頭の中でだけ積み上げて遊んでいた犯罪の記録が甦る。怪物が人の面をして育つのが怖くて仕方がなかった彼の家族は玩具の一つも彼に与えはしなかったから】
【今、彼には全てが与えられている】
【玩具は全て贅沢極まりない一級品。しかも全てが本物だ。遊び場は広々とした世界で、彼はその中で好きに動ける】
【その代わり、失敗すれば死ぬ。他でもない彼の命が望まない形で終わるかもしれない。平穏を求めて生きても失敗するのと同じ程度の結果になるだけである】
『────あぁ、全く楽しいゲームだな』
- 133『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/23(月) 23:04:31
(※という具合でわたくしからは以上になりますわ!)
(※長々とお付き合い頂きありがとうございましたわ〜!!!!!皆さんもありがとうございますわ!!!!!) - 134濡椿◆BuOGBplkzY24/12/23(月) 23:14:36
(※こちらこそ、ご一緒させていただけて嬉しかったです!)
(※ありがとうござました!) - 135《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/24(火) 14:41:36
「………」
【量子クレーンゲームに挑戦し続ける秘書を横目に、思案に耽る】
『…お。今、波が来たね』
【極僅か…だが感知できなくもない歪みの波及】
『この時期だし、期間限定のなにか…“サンタクロース”かな』
『まったく、衝合の影響というのは何時何処にも届くから恐ろしいよなぁ』
【左手の黒い手袋に目をやった】 - 136二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 17:40:45
「あれがトランスペル・グループの社章」
「不公平、不均衡、不具合、本来無いモノの付加…そういう主題が込められているんだと」
「下のあれは文字か?見たことがない…自動翻訳も無効」
「さぁ?」
「ところで…時が延びてるな。いつの間の影響か」
【2人組の男はひそひそ話しながら会場へ入っていく】 - 137オークション運営◆a5A7OTixl624/12/24(火) 17:44:39
(※20時開催を目処に準備中です)
(※日にちが日にちなので参加厳しい!という方が割といる感じであれば再度調整します) - 138濡椿◆BuOGBplkzY24/12/24(火) 18:40:49
こちらは問題ないデース
- 139濡椿◆BuOGBplkzY24/12/24(火) 19:47:47
【高レートカジノで遊んでいる】
「なかなか当たりませんねぇ……」
【ぼちぼち稼いではいるが、どうにも上手く稼げないことに首をかしげていた】
【今撤退すればプラスだが、このまま勝ちきれないままずるずると引きずられれば先はわからない】
【それでも賭けを続ける姿勢を見せるカメリアに周囲のプレイヤーがひっそりとほくそ笑み……】
「な……な、にが起こった!?」
「バカな……10000クレジットでストレートフラッシュだと?!」
「テメェアマァッ、サマしてんじゃねぇだろうな……ッ!?」
【瞬間、場の空気が一気に冷え込むような寒気を全員が感じた】
「イカサマ? それはあなた達ですよねぇ?」
【その冷気を――恐怖を目の前の女の気配が発していることに気づいて男達がガタッと立ち上がる】
「なっ、なんだとぉ!?」
「テメェ何を根拠に!」
「……なっ、ナメやがって! 覚悟できてんだろうなあ!!」
「証拠ならそこに。」
【女が扇を振るうと、不可視の空気の刃によって男たちのスーツの裾や袖が裂かれ――】
【……そこから、テーブルのものと同じ柄のカードがこぼれ落ちていく】
【見物していたギャラリーや、カジノのスタッフからもざわめきが漏れる】
「……――舐めた真似をしてくれますねぇ……覚悟はよろしいでしょうかぁ?」
「サァ、首を揃えて払ってもらいますよぉ。」
【流れは完全に女の側にあった。】
「なっ……いつから……!」
「っ、悪かった! 掛け金は払う……! おいてめぇら、ずらかるぞ!」
【最後の負け分をテーブルに投げ置くと、男たちは踵を返して走り出す】 - 140濡椿◆BuOGBplkzY24/12/24(火) 19:48:06
「くふ。」
【その直後、糸が切れたように男たちがが倒れ込んだ】
「結構……――掛金を払わせる前に殺したら、賭けの配当が無効になってしまいますからねぇ……」
「くふ、くふふ……これでもう我慢しなくていい!! そうですねぇ!?」
【ぐるりと視線を向けられ、周囲のウェイターが目を逸らす。――このカジノ内では、これから起こるショーは合法だ】
【沸き立つギャラリーから歓声が降るのを背に感じながら、しかしその熱気とは反して背筋は凍るように冷えていき――】
【数刻後。たっぷり楽しんでつやつやとした顔で女がカジノから出てきた】 - 141『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/24(火) 19:59:03
(※わたくしも問題ありませんわ〜!)
- 142《介添》◆mXB5l/0usE24/12/24(火) 19:59:40
こちらも大丈夫ですわ〜
- 143グランドロック◆R7wp58p.a224/12/24(火) 19:59:56
(※開始して大丈夫なのか…な?)
「何か流れていたな」
「…あれだ、聖夜だったか…どこの文化か知らんが」
「…じっとしていても苛立つだけだな」
【岩男はふと、8枚目のタグを渡した女を思い浮かべていた】 - 144二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 20:03:07
※年末なので外界神が強み。たぶん他の日でも忙しいのは変わらないのでそのままGO!!で良いかとー
- 145色彩の信徒◆PETEOB6gKw24/12/24(火) 20:04:08
- 146司会◆9zLS6405T.24/12/24(火) 20:05:12
【スタッフルームにて】
『さーて、調子は良いですか?ま、限界超えてた余剰分を処理したんだから、良くなっててほしいんですが』
【司会の女は老人と会話していた】
老人『あぁ、好調だよ。今は力を分け与えることに何の躊躇もない」
老人『…余はかつて、この力を支配するつもりでいた…が、間違いだった。我々はむしろこの"流れ"に従うべき歯車なのだ」
老人『我が愛しい祖国は今、その使命を忘れている。惜しい、あぁ惜しい」
『……ま、どうせなら観客席で楽しんでいってくださいよ。アナタも満足できることを祈っていますよ』 - 147司会◆9zLS6405T.24/12/24(火) 20:08:52
- 148『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/24(火) 20:09:46
- 149司会◆9zLS6405T.24/12/24(火) 20:10:32
『司会は最後まで私、ハレルヤ・クォータニアが務めさせていただきます』
『さぁいきましょう、まずは演劇作家の方の出品がいくつか!』
『アート関係の品物って、なんかオークション!って感じしません?ねぇ』
【品目名】舞台装置No.097『崩れた未来の華』
【出品者】《英雄疾病》Il cattivo per voi.
【説明】
昔作ったんだけど最近は全く使わなくてね。
刺さった相手の理想の未来を固定してそれを最優先させたり、固定した未来ごと砕いて理想を捻じ曲げたり………精神作用だから弾く人は弾くしちょっと本体が脆すぎるから気をつける事だね?
『へぇ、よくできてるなー』
(※締め切りは20:20まで) - 150色彩の信徒◆PETEOB6gKw24/12/24(火) 20:17:35
「あら!ここでよかったみたいですね、間違えていないようでひと安心です
うふふ、ええ今日はクリスマス…私は『彼女』を伝えねばなりませんが、今日は数多の人々が安寧と幸せの中に穏やかなひとときを過ごしている…
このようなめでたく、喜ばしい日ですもの!
きっと、良いことと神々のご加護がありますね!」
【……闇オークション、闇市、犯罪の禍根
その中においてごく真っ当かつ平凡な…平和主義者はかえって異質であり
そもそもとして、彼女からは正常という名の異常が漏れ出ていた
だがそれに気にもとめず、彼女は人々の平穏を神に祈りながら少し緊張した面持ちでステージへと目を向けている】
「あら…?これは……
夢を目指すその助けとも、我々の夢を理解して貰う一助ともなる作品ですわね!」
- 151《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/24(火) 20:17:46
- 152『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/24(火) 20:19:15
- 153濡椿◆BuOGBplkzY24/12/24(火) 20:19:34
- 154歯車老人◆ffCQsuUsIY24/12/24(火) 20:19:36
- 155二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 20:20:41
※!? おじいちゃん本気出してきた
- 156『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/24(火) 20:21:07
(※今日もダイスの女神様が絶好調ですわね!?!?)
- 157英雄疾病24/12/24(火) 20:21:40
- 158《介添》◆mXB5l/0usE24/12/24(火) 20:22:01
- 159司会◆9zLS6405T.24/12/24(火) 20:23:14
- 160司会◆9zLS6405T.24/12/24(火) 20:23:58
- 161色彩の信徒◆PETEOB6gKw24/12/24(火) 20:24:35
「あ、わ、私でしょうか!?」
【わたわたと振り返り純粋な…狂気と色に侵された目を向ける獣人】
「え、えへへ!そう言っていただけで嬉しい限りです!
きっと、『彼女』もお喜びになられます!
本来は私達の作品も出品したかったのですが…流石にそこまでの影響力は私達にはまだ無くて…えへへ」
【―――というより、それほどまでに有用だからこその出品の許諾とも言えるのだが
全てを捻じ曲げる、上書きする、変質させる
…混沌そのもの、無秩序による暴力はそれだけで価値がある】
「は、はい!私、シロックは色彩のアトリエ…ひいては、我々の神たる『彼女』の色を世界に広めるべくここへと参りました!
まだまだ理解はされないですが…いつか彼女の芸術と世界を理解して貰うために、その一歩のために…!
あ、な、涙は『彼女』からの授かりものです!
えへへ…この涙で絵を描くと、実体化したり物を絵にできたりするんです!」
【無邪気に、無警戒に……ただの芸術家として、今彼女はここにいる
だからこそ、『狂気』である】
- 162色彩の信徒◆PETEOB6gKw24/12/24(火) 20:28:05
- 163《介添》◆mXB5l/0usE24/12/24(火) 20:32:45
- 164『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/24(火) 20:34:19
「あら、『神』なんですのね。えぇ、確かにそうとして言えないかもしれない性質なのかもしれませんわね………………しかし、」
【『調律家』は微笑んでいる。無秩序の混沌、己が心だけに従う異形の精神構造をこそ至高の芸術して在るべき形と定義する彼女にとってその姿勢は】
「素晴らしい目標ですわね!えぇ、その心と努力は私にとっても正に感嘆するべきものですわ!
ですけれど、理解───貴女は多くの方にその芸術を理解して貰いたいんですの?その結果否定されれば悲しいような気もしますけれども」
「あらあら………………」
【困ったように微笑みながら、少女は頬に当てた。他人を操るなんて所業は彼女にとって発想の範疇の外にある行為だ、特段欲望を刺激されない】
- 165司会◆9zLS6405T.24/12/24(火) 20:35:39
- 166司会◆9zLS6405T.24/12/24(火) 20:36:24
- 167濡椿◆BuOGBplkzY24/12/24(火) 20:38:12
- 168濡椿◆BuOGBplkzY24/12/24(火) 20:38:31
うおっ急に本気出してきた
- 169色彩の信徒◆PETEOB6gKw24/12/24(火) 20:40:46
「あ、ありがとうございます!
理解こそが最善ではあります…しかし
例えば、風景や物品、物事を全て理解している方が全てではありません」
【少し苦笑いしながら、彼女は言う】
「けれど、理解できずとも皆さまは日常の様々な事を受け入れていらっしゃいます
当然、新たなる概念や芸術等は全てが全てすぐに受け入れられるわけではありません
…けれど」
【ある意味、その目標は全ての芸術家が目指す境地でありゴール地点】
「理解は無理だとしても、日常の一部となり…受け入れられるなるのなら
それは、私共の目標への一歩となりますから!」
【…世界を歪ませる危険な集団、だがしかしてその思いはどこまでも善なる芸術家達
異端で、異常で……正常な、狂気】
わっ!や、やりました!えへへ…!
(※まさかダイス神が本気を出すとは…!?)
- 170『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/24(火) 20:41:38
「──────あら」
【一言、美しい少女は呟いた。】
【酷く美しい瞳でじっと舞台の上の“英雄未満”を見詰めている。立ち上がる気がないのか、折れてしまったのか、そんな貌をしているのは何故なのか?何よりも尊い自由意志のないように振る舞うのは何故なのか?
自らの意思を捨てる行為への嫌悪と、だからこそ“救わねばならない”という慈愛の矛盾した"想い"が捻じ曲がりながら外界へと出力される】
「あらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあらおらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあら─────興味深い、ですわね?」
【手を挙げた】
dice1d100=50 (50)
- 171『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/24(火) 20:42:46
(※丁度半分とかやっぱり設定と描写を読んでおりません女神様!?)
(※しかしダイスの揺れがメチャヤバですわねぇ!!!!) - 172色彩の信徒◆PETEOB6gKw24/12/24(火) 20:43:20
- 173グランドロック◆R7wp58p.a224/12/24(火) 20:44:37
- 174《介添》◆mXB5l/0usE24/12/24(火) 20:46:13
「エイユウ、満たされたエイユウの前にあるもの……ええ、ええ!私は英雄は好きです、とてもとても好きですよ」
「彼らはとても尊く、美しく、激しく、煌びやかで、そして儚い─────」
「嗚呼《ヴェーレ》、貴方は英雄に殺された、貴方は英雄に導かれた、嗚呼……その英雄に満たなかった貴方は、なんて哀しいひと」
【聖女は一つの興味を持ち、その物に値をかけようと手を挙げた】
dice1d100=3 (3)
- 175〈嗤う月兎〉24/12/24(火) 20:46:31
※入力遅くなりますが何とか参加しますわ〜!
【形容し難い突起物が頭部を貫通する異様な風采の〈嗤う月兎〉がオークション会場に入り込んできた】
【オパールの遊色効果を連想させる虹色の輝きを纏う乱れ髪を揺らしながらケタケタと嗤っている】
「ケッ、けひひ、ヒハハ?─────」
「おおっと遅くなったな。いやはや面目ない。だが許してくれるな。今は………『狼』か。ふむ。『兎』が『狼』を飼うも『一興』だろうサ。折れた『何ぞ』が『愉しい』に生まれ変わるかもしれないだろ?─────と、我等が麗しきボスは仰せでございます」
【従者の様に音もなく背後に付き従う猛禽類の様に鋭い気迫の男。〈威風〉のトドウは心身に一切の乱れなきまま代行として言葉を告げ、眼鏡のフレームを中指で押し上げた】
dice1d100=10 (10)
- 176《介添》◆mXB5l/0usE24/12/24(火) 20:47:17
うわあ邪悪な本心が透けてる
そうだよねぇ、「神」に祈るお前は「英雄」に対してはその価値をかけるよね…… - 177〈嗤う月兎〉24/12/24(火) 20:48:45
※のわ〜〜〜〜極端なダイス結果ですわ〜〜〜>99と3
※安価漏れもしておりますわ〜〜〜〜!
- 178《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/24(火) 20:49:48
- 179司会◆9zLS6405T.24/12/24(火) 20:50:36
- 180司会◆9zLS6405T.24/12/24(火) 20:52:22
『さて、今度はまた商品の空気が変わりますよ』
【品目名】ブラックボックス・シップ 3隻
【出品者】《ヘビ》
【説明】
端的に言ってしまえば密流用の大型船だな。
時代は大陸間交易に移行しつつある!というのが俺の意見でね。ここにいる皆も意識してる人は多いんじゃないか?
まぁ海や空を運ぶ間は、場所が魔境だし誤魔化し効くけど。結局陸に近づいて何処かしら入出港するとなると足がつきやすいよね。世の中は予想以上に窮屈だからさ
そこで、船自体に次元の位相からズラすくらい本気の偽装結界を施しちゃおう!と作ってみたのがコチラ。結果的に航行中の安全性上昇にも繋がってベストだったよ
既に俺は愛用してるし、効果は保証しよう
『大きさ可変なんですって。このミニチュアが大型貨物船になるとは…面白いなー』
『余程でかくなきゃなんでも運べそうですよ』
(※締め切りは21:03) - 181色彩の信徒◆PETEOB6gKw24/12/24(火) 20:54:24
- 182色彩の信徒◆PETEOB6gKw24/12/24(火) 20:55:09
※こ、こいつ…駆け引きって物を知らねぇ…!?
欲しいものにとりあえず全ツッパしてやがる…! - 183濡椿◆BuOGBplkzY24/12/24(火) 20:55:20
- 184『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/24(火) 20:56:34
「えぇ!素晴らしいですわね……………理想への努力、其れに折れぬ心、そして"相手を思い遣る"心」
【純粋な善意によって悪逆を為す、という意味では似通っているのだろう。】
【『調律家』は感情至上主義の音楽家であり、正しい心を隠さずに打ち明け行動に移す事をこそ尊いと思う種の破綻者だ。故に、彼女は、確かにその献身と努力に胸を打たれて】
「"強引に心を捻じ曲げようとしていらっしゃらなくて良かったですわ!"」
【“チェロ”の弦から『調律家』は手を離した】
(※大丈夫ですわ〜〜!!)
「えぇ!お気に召して頂けたのなら何よりですわ!
昔訪ねた事があったのですけれども、“生きた人”は一人も立っておらず飽きて帰ってきてしまいましたの。其れが貴方の楽しみになるのなら、これ以上はありませんわね」
【黒薔薇と十字架の異形の“チェロ”を一節だけ早奏きする。】
【其れだけで空間が歪んで色を変え、無明の漆黒を鏡のように映し出した。余りの低温によって分子すら崩壊する魔境への入り口だ。その脅威度は尋常の計器ではそもそも観測する事すら不能だろう。『変質』の魔術だった】
「─────此方を通れば“永久凍獄最外縁”に辿り着けますわ。そこから先は貴方自身の手で障害を壊しながら進む必要があるのでしょうけれども、ね」
- 185《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/24(火) 20:58:25
- 186〈嗤う月兎〉24/12/24(火) 21:00:47
「キヒヒ、ヒヒヒッ、ヒヒヒ─────」
「遅くなったワケは今宵は『聖なる夜』だろ。少ぅしばかり『善行』に励んで来たんだよ。みんな『一緒』に、ちょっぴり反抗期の『仔』も『仲良ぅく』食卓を囲んでね。蝋燭に火を灯して一人一人に『歌』だって歌ってやってサ。いいだろ、とっても大きな声で『喜んで』くれたよ────と、我等が高貴なるボスは仰せでございます」
【〈嗤う月兎〉は、その言葉を肩代わりする〈威風〉のトドウはそう嘯くが、実際には悲劇的な『正義の弁護士一家心中』として翌日の新聞一面を賑やかし世間の心胆を寒からしめるだろう】
「ひひは、ハハハ、ギヒヒッ─────」
「《亡霊》だって生み出せそうね。ようし取り敢えず買いだ!─────と、我等が偉大なるボスは仰せでございます」
dice1d100=18 (18)
- 187〈嗤う月兎〉24/12/24(火) 21:01:27
※〈嗤う月兎〉クス………フーシャ村が!
- 188色彩の信徒◆PETEOB6gKw24/12/24(火) 21:02:12
- 189『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/24(火) 21:02:22
「余り、大組織とは一緒に動きませんのよね……………」
【残念そうに『調律家』は嘆息した。単独犯罪者であるという以上に、彼女は組織が当然制定する規則の一切を破滅させる“悪癖”───彼女にとっては心よりも優先される事がないので当たり前の行為だが───があった。無法の中でも存在する暗黙の了解も、一種の秩序だ】
【そして彼女は無秩序な情動をこそ愛していた】
「そもそも『変質』で大抵の移動は済んでしまいますもの。残念ながら見送りですわね」
- 190《介添》◆mXB5l/0usE24/12/24(火) 21:04:32
- 191英雄疾病24/12/24(火) 21:04:43
「…………ああ、今日の日は作家が随分多いのだな?形式は違えど根本的に交わらない芸術はない。何処かで道が交差すれば、より良い作品も生まれようか」
【英雄疾病、そして人生演劇は一貫して資金力に欠けるそれである。出ていくものに糸目はつけず、パトロンは持たないうえ略奪は演出上の最低限のみ】
「ともあれ、それだけの価値を見出すものがあることは喜ばしいことだ。″機械仕掛け″の足しになる」
【故に、この場のような臨時的収入は何よりも大切に扱うべきだ】
「おや、貴女が拾ったか」
【厭となるほどに焼きついた顔の持ち主に眉を上げる】
「″それ″がどうなろうと私の知るところではないうえ、どうしようと貴女の自由だが────」
【そのまま、幼子が壊れた玩具を見るように狼を一瞥する】
「一度は裏切ったのだ、適切な躾は施すべきだろう」
「………ふむ。私のみならば未開の域でなければ既に私がいる」
「役者たちも、それぞれの本拠がある」
【必要と、価値を照らし合わす。一時的な資金力は得たものの、それでも対象は吟味しなければならない】
「興味は惹かれるが、必要はないな」
- 192司会◆9zLS6405T.24/12/24(火) 21:07:14
- 193司会◆9zLS6405T.24/12/24(火) 21:07:36
- 194色彩の信徒◆PETEOB6gKw24/12/24(火) 21:08:00
- 195色彩の信徒◆PETEOB6gKw24/12/24(火) 21:09:31
- 196《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/24(火) 21:10:40
- 197濡椿◆BuOGBplkzY24/12/24(火) 21:11:23
- 198《ヘビ》◆YY9O6qhX.U24/12/24(火) 21:12:42
- 199『調律家』◆o4H3Dx3iss24/12/24(火) 21:13:51
(※スレ立てお疲れ様ですわ〜!)
【『調律家』はにこにこと笑顔を浮かべている】
【とても純真な箱入り娘のようにその芸術への探求に感嘆し、つい先程まで"演奏"すら厭わない質疑を行っていたのにも関わらず】
【しかし、其れはその"心"に従っているだけだ】
「ふふっ、もし宜しければ何かしらの援助を致しましょうか?私、貴女方の活動を応援したくなってしまいましたの!」
【芸術を意志に関わらず強引に脳に刻み付けるのは嫌悪する所であるが、鑑賞した者が“教化”されるのであれば特に気にしない】
【そういった価値観の持ち主だった】
(※一途に頑張っている人を、応援したい)
(※そんな女)
- 200〈嗤う月兎〉24/12/24(火) 21:14:04
※手当たり次第に買おうとするから予算が尽きたとしか思えない数字。シャンク(複数系)、あとは頼みましたよ
「ケヒヒ、ヒヒヒッ、ヒヒッ─────」
「仔犬は彼女の手に渡ったか。うんうん。『大事』にしてくれそうだ。きっと『倖せ』になるだろうなあ─────と、我等が気高きボスは仰せでございます」
※立て乙ですわ〜〜〜!
「キヒャヒャ、ヒャハッ─────」
「そうとも。一生忘れられない『悦び』と『希望』を深く深く、死ぬほど、深ぁく刻んであげたよ。子ども達も、大好きなパパと『遊んで』もらえて『喜んで』いたよ───と、我等がボスは仰せでございます」
【素直な芸術家に笑みを深くし、凄惨な拷問に苦しみ死を望む家族を自らの手で殺めた弁護士の絶望────を、軽やかに囀る狂人だった】