【クロス・閲覧注意】なぎ1/2 2日目

  • 1二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 23:55:31

    呪泉郷に湧く泉の一つに落ちてしまった凪!
    パートナーにバレずに/パートナーにバレても、元の体に戻ることはできるのか!?

    注意!
    この二人は凪玲になる可能性があります

  • 2124/12/22(日) 23:55:56
  • 3124/12/22(日) 23:56:26

    ♨️お詫び
    風呂に入りながら前に立てた2日目スレに書き込んでいたところ、スマホを水中に落としてしまい、水滴が反応して誤ってスレごと削除してしまいました。
    色々と考えましたがどうしても完結させたいと思ったので、スレ主のエゴを優先させてもう一度スレを立てました。

    削除前に進んでいた箇所までは、ダイスの結果も同じものとして記載します。
    記録の残っていない部分に関しては記憶頼りとなるため細部に違いがあるかもしれませんが、大筋は同じになるようにしています。

    不手際が多く自己満足のような形になってしまいますが、まだ見てくださる方がいらっしゃいましたら、最後までお付き合いください。♨️

  • 4二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 23:58:22

    お風呂大好きスレ主!
    待ってたよ〜〜〜立て直しありがたい!また楽しみにさせてもらいます!

  • 5124/12/23(月) 00:01:03

    なぎが目を覚ますと、そこは水中だった。

    その状況はまったくなぎの理解を超えていたのだが、ありのまま今起こっていることを話すと、そのように何を言ってるのかわからないと思われそうな表現しかすることができなかった。

    なぎは面食らいつつも、ひとまず水面から顔を出すことにした。一日活動して、犬の体の動かし方はすっかり身に付いていた。

    玲王「あ、えっ…なぎ!?」
    なぎ「わん!(玲王!)」

    水面から顔を出してまず目に入ったのは、驚いた表情でこちらを見つめる玲王であった。
    相変わらずかわいいなぁとのんきに考えていると、玲王は焦った様子で目を更に見開いた。

    玲王「もしかして…溺れてるのか!?待ってろなぎ!今助けに行」
    なぎ「わん!(あーーーそれダメ!)」

    勘違いした玲王がなりふり構わず泉に飛び込もうとしたので、なぎは慌てて陸へ上がった。

  • 6124/12/23(月) 00:02:06

    玲王「よしよしなぎ、大丈夫か?寒くない?」
    なぎ「わん(俺は大丈夫だよ)」

    なぎは玲王に水滴が当たってしまわないよう細心の注意を払ってブルブルし、体中の水滴を振り払った。
    とはいえその長毛にはまだまだ水滴が付いている。にも関わらず、不思議と寒さは感じなかった。

    ?「あいやーお客さん、やはり白くてデカい犬になてしまたね」
    玲王「うわぁっなんだよ!?」

    玲王の背後から現れたのは、現地の案内人と思わしき人物だった。
    だんだんと何か思い出してきたような気がする。

    案内人「お客さんの落ちた白犬溺泉、そこで溺れた者皆白くてデカい犬になてしまう呪い的泉ね」
    玲王「白犬溺泉…?呪い…?」
    案内人「ここに湧いてる百以上の泉の一つ一つに、同じよな悲劇的伝説があるのよ。例えば娘溺泉で溺れた者皆若い娘に、熊猫溺泉で溺れた者皆パンダに、黒豚溺泉で溺れた者皆黒い子ブタになてしまう」
    玲王「悲劇的伝説…?」
    案内人「そんな訳で大変危険なのでもう誰も使てないのよ、この修行場。お客さん物好きね」
    玲王「…???」

    玲王はさっきから何を言っているのかわからない、と言いたげな表情をしている。
    一方でなぎには心当たりがありまくりだった。案内人の言葉は正しいと判断し、絶対に玲王をどの泉にも落とす訳にはいかないと決心する。
    例え玲王が子ブタになったとしたら、間違いなくこの世のどの子ブタよりもかわいい子ブタになるに違いないし玲王である以上その存在ごと愛せるのはわかりきっているのだが、それとこれとは話が少し別である。かわいいあまりに誰か他の奴に食べられそうになったらどうする?なぎはもしそうなったら自分が何をするかわからなかった。

  • 7124/12/23(月) 00:02:51

    なぎと玲王は、どういう訳か、凪がなぎになってしまう原因となったあの夢と同じ場所にいる。
    しかもなぎには、今回の夢と地続きになっている前回の夢の記憶が残っていた。一方で、玲王にはその記憶がないらしい。前回の夢から目覚めた時の反応から、ここでの出来事は夢から覚めるたびに綺麗に忘れてしまっていると考えた方が良いのだろうか。
    とにかく、今はなるべく早く夢から覚め、玲王をこの危険地帯から連れ出すべきだとなぎは考えた。

    玲王「うーん?なるほど!」
    なぎ「わん(玲王?)」

    玲王はさっきとうってかわって、すっきりした表情でぱんと手を打った。
    嫌な予感がする。

    玲王「つまりこれは…夢だ!俺もどこかに入ってみよう!」
    なぎ「わん!(玲王ー!)」

    嫌な予感が的中してしまった。
    玲王の優秀な脳は現実では起こりえないことだと判断し、これが夢だと結論づけてしまった。

    案内人「あいやーお客さん危ないよ!」
    玲王「大丈夫、夢の中だってわかりゃ何が起こっても怖くねえよ!自分の脳みそがどんな現象を生み出すか気になるしな!」

    確かに夢ではあるのだが、ただの夢ではない。ここで起こったことが現実にも影響を与えてしまう、恐ろしい夢なのである。
    とはいえ、犬の姿ではそれを玲王に伝える方法がない。今持っているホワイトボードに書いて伝えるか…いや、そんな時間はない。なぜなら玲王は今にもふらふらとそこらの泉に近づいていってしまいそうだからである。

  • 8124/12/23(月) 00:03:39

    なぎ「わん(玲王…!)」
    玲王「ん?どしたなぎ?もしかして…」

    玲王の着ている服の裾をなるべく優しく噛み、そっと引っ張った。
    玲王は歩みを止めてくれたが、果たして。

    玲王「お前も一緒に水遊びしたい?いいよ!」

    ダメだった。
    まずい、このままでは玲王が世界一かわいい(任意の動物)ちゃんになってしまう!

    なぎは必死で玲王を止めようとした。
    そしてやむをえず、その大きな体で正面から玲王の体にもたれかかった。

    玲王「わぁっ、なぎ?」
    なぎ「わん(玲王〜そっちいかないで〜)」
    玲王「……!」

    玲王は足を前に踏み出すのをやめた。その目はぱっと見開かれ、輝いている。
    どうやら興味をひくことに成功したようである。なぎは内心ほっとした。

    玲王「な…なぎ〜!なんだそれかわいい!抱っこしてほしいのか?もぉ、しょうがねーな♪よいしょ、」

    そう言って玲王が少しかがみ、なぎの体に抱きついた瞬間、なぎは頭から温かい何かを被ったような感覚を覚えた。

    ぱしゃっ

  • 9124/12/23(月) 00:04:09

    凪「!」
    玲王「えっ」

    あまりに突然のことだったので、一瞬、何が起こったかわからなかった。
    急に増加した凪の体重を受けとめきれずバランスを崩しかけた玲王の背に咄嗟に正面から腕を回し、倒れてしまわないように支える。

    そうしてはじめて、凪は、自分が人間の姿に戻っていることを悟った。

    案内人「あいやーお客さん申し訳ない!落ち着かせようと思て持てきた大量の白湯を転んだ拍子に頭から被せてしまた!」

    凪の背後で何やら説明口調の声が聞こえたのは認識していたが、凪も玲王も自分の直面している状況を理解するのに必死で、頭に全く入ってこなかった。

  • 10124/12/23(月) 00:06:10

    凪「……」
    玲王「……」

    思いがけず玲王を抱きしめる形になってしまっていることに気付いた凪は、体を離して恐る恐る玲王の様子をうかがう。
    目の前にいたはずの白い犬の体が一瞬にして人間の体に変化するのを目の当たりにした玲王は、信じられないものを見たと言いたげな表情で凪の顔を見つめていた。

    凪「あの…玲王?」
    玲王「……」
    凪「そ、そんなとこまじまじと見ないで」

    玲王の視線は、目の前にいるのが凪であること、目の前にあるのが人間の体であること、何も服を着ていない状態の凪に先程までしっかり抱きしめられていたことを確認するように動いていた。
    視線が凪の顔からだんだんと下がって体を辿っていることに気付いた凪は、慌ててある箇所だけは手で隠すことに成功した。
    無言のまま状況を確認し終えた玲王の視線は、またゆっくりと再び凪の顔に戻ってきた。
    そして。

    玲王「…………ばたんきゅ〜」
    凪「玲王!」

    脳がオーバーヒートしてしまったのか、玲王はくるくると目を回してしまった。
    凪はその場に倒れそうになった玲王を慌てて抱きとめたが、玲王がそれを認識することはなかった。

    「れ…玲王ーーっ」
    「あ〜〜っ気絶してしまた」
    「誰なんだお前、いやそんなことどうでもいい、玲王ーーっ」
    「まあ急な変化に驚いてしまうのはよくあるこ」
    「玲王ーーっ」

    悲痛な叫び声をあげて玲王の名前を呼んでも、玲王に反応は見られなかった。表情をよく観察したところ苦しそうな様子がないのが幸いであった。というか…ちょっと口角が上がって、幸せそうな表情をしているようにも見える。なんでだ。
    凪が諦めずに玲王に呼びかけを続けていると、突然、急激な眠気に襲われた。いや、眠気なのだろうかこれは。いつか感じた感覚に似ているものの、それが何だったかは思い出せなかった。
    体のぐらつきを感じた瞬間、咄嗟に凪は玲王を優しく地面に横たえた。それを確認してすぐに、凪は意識が遠のくのを感じた。

  • 11二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 00:08:17

    やったーなぎ1/2だ!続きも楽しみにしてます

  • 12124/12/23(月) 00:14:01

    まだ見てくれる人がいて嬉しいです!
    もう二度と風呂でスレ開かないようにします!多分
    このスレもよろしくお願いします〜♡

  • 13二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 00:19:03

    このスレ凪がエゴいし玲王が可愛いくて最高だからまたスレ立ててくれてありがとうスレ主

  • 14124/12/23(月) 07:37:01

    そこで凪は目を覚ました。

    全くリアリティのある夢だった。というか実際、現実に起こった出来事のような気さえしている。

    まだ夢と現実の狭間にいるような感覚で、裸の凪に抱きつくような体勢で寝ている玲王の頭をそっと撫でた。


    凪は、dice1d2=1

    1.二度寝しようとする

    2.すぐに異変に気付く

  • 15124/12/23(月) 07:37:46

    ああ、幸せだ、と凪は思った。

    起きたら目の前に好きな子がいて、体温を分け合うようにくっついていられる。

    こんなに幸せなのに起きてしまう理由なんてない。二度寝しよう。

    何度も頭を撫でたら起きてしまうだろうか。でももっと触りたいな。

    素肌に玲王の頬が触れていて気持ちいい。本当はもっと玲王の肌に触りたいけど、玲王の着ている服が少し邪魔だ。裾から手を入れたら怒るかな。でも触りたいし。起こしちゃったらごめんね。


    凪はぼんやりした脳でそう考え、玲王の背中側から服の中に手を入れた。


    「んっ」


    玲王の肩が跳ねた。


    凪はそこで、やっと異変に気付いた。


    玲王は、dice1d2=2

    1.顔を真っ赤にして凪を見つめていた

    2.寝起きが良くないのでまだ半分夢の中にいる

  • 16124/12/23(月) 07:38:20

    「……!?」

    「んぅ…」

    「!?!?」


    朝起きたら玲王にぎゅうっと抱きつかれていた!

    凪にとっては一大事である。

    凪の心臓は一気に大きな音を立て始めた。体に密着している玲王の頬に心臓の拍動が伝わって起こしてしまうのではと心配になるほどだった。

    しかも、どさくさに紛れていい匂いのする髪に顔を埋めたり、服の中に手を入れたりしてしまっている。慌てて玲王の服の中から手を抜いた後にも、玲王の肌の滑らかな感触がまだ残っているように感じられ、凪はしばらく自分の腕に残った体温を堪能した。


    その最中に、ふと気付いた。

    凪の体は、寝た時のような犬の状態ではなく、人間の状態に戻ってしまっているということに。


    凪は、dice1d2=1

    1.この姿を玲王に見られる訳にはいかない、しかも全裸だし!急いでベッドから抜け出そうとする

    2.この姿を玲王に見られる訳にはいかないけれど玲王に抱きつかれているこの状況をもっと堪能したい!真剣に悩む

  • 17124/12/23(月) 07:39:07

    天国から地獄に落とされたような気分だった。

    玲王に抱きつかれているという夢みたいな状況を自ら脱しなければいけない理由ができてしまった。しかし、もし玲王にこの姿を見られてしまったらこの先ずっと抱きついてくれることがなくなるかもしれないのだ。それはもっと嫌だ。

    それに、全裸なのも良くなかった。玲王に全裸でベッドに潜り込んでくる変態だと思われてしまうことは何としても避けたい。


    幸い玲王は寝起きが良くないようで、今もうにゃうにゃと言いながら目を閉じたままでいる。玲王が完全に起きてしまう前に隠れようと、凪は背中に回された玲王の腕を急いで、しかし玲王を起こしてしまわないようにそっと外そうとした。


    凪は、dice1d2=2

    1.ベッドから出ることに成功した!まだ玲王は目を覚ます様子がない

    2.ベッドから出ることに成功した!玲王がもうすぐ目を覚ましそう

  • 18124/12/23(月) 07:40:46

    「凪」

    「!」


    やけにはっきりとした発音で名前を呼ばれて、凪の動きは止まった。

    ぱっと玲王の顔を見る。

    眉毛がきゅっと寄せられているものの、目はまだ閉じている。


    玲王がまだ半分夢の中にいることに安心したのも束の間で、せっかく持ち上げた玲王の腕が、今度は凪の首にしっかりと回された。

    凪はいよいよ、本格的に焦り始めた。

    ますます体を離しづらくなってしまう。というかこの体勢は危険すぎる。一つのベッドで密着?しかも片方は全裸?俺たちまだ付き合ってないのに。付き合ってないよね?え?俺と付き合ってくれるの?玲王、俺のこと好きなの?


    「いかないで」

    「え?」


    凪は目を見開いて玲王の顔を見つめた。

    玲王は目を閉じたまま、それ以上は何も言わなかった。


    凪は、dice1d3=1

    1.聞き間違いかと思う

    2.玲王の頬を撫でる

    3.玲王の頬にキスしようとする

  • 19124/12/23(月) 07:41:19

    凪は、好きな子からの更なる接触を受けてかなり気が動転していたのかもしれない。


    「……」

    …あるいは、何か他の理由があったのかもしれないが。


    とにかく、凪の脳内で玲王の言葉は、何か別の言葉をそう聞き間違えてしまったのだと判断された。


    「…ごめんね、玲王」


    凪は小さくそう呟いて、首に回された玲王の腕から抜け出した。


    玲王は急に寒くなった腕の中に何かを探しているような動きをしていた。ますます眉毛が寄せられ、いつ目を開いてもおかしくはなさそうな様子だった。


    凪は、dice1d2=1

    1.部屋の中で戻り方を探す

    2.浴場へ向かう

  • 20124/12/23(月) 07:41:45

    自分の体のぶん空いてしまった空間を埋めるために玲王にそっと布団をかけ直してから、凪は部屋中を見渡した。

    もう時間がない。しかし全裸で部屋の外に出る訳にもいかないし、服を着る時間も惜しい。まずは部屋の中から探すのが良いだろう。

    いつも物を玲王に管理してもらっているから、どこに何が置いてあるかいまいち覚えていない。しかし凪には一つだけ心当たりがあった。

    昨日、玲王が食事と一緒に飲料水を持ってきてくれていたのを覚えていたのだ。犬が飲みやすいように薄い皿に注いだものと、その替えとしてペットボトルに入っているものも。

    凪は思った通りの場所にそれが置いてあるのを確認して、ペットボトルの方を手に取った。


    玲王は、dice1d2=1

    1.ぱっちりと目を開ける

    2.まだぼんやりしながら目を開ける

  • 21124/12/23(月) 07:42:17

    玲王がぱっちりと目を開けるのと、なぎが空になったペットボトルを床に落としたのはほぼ同時だった。


    「…なぎ…?」

    「わん(玲王、おはよう)」


    あとほんの少しでもタイミングが遅ければ、人間の姿を見られてしまっていただろう。玲王が朝にあまり強くなくて助かった。


    玲王はぽかんとした表情でなぎを見つめている。

    まだ脳が覚醒しきっていないのかもしれないと思い、なぎは玲王のいるベッドに近付いた。


    玲王は、dice1d2=2

    1.なぎにタオルを被せる

    2.少し様子がおかしい?

  • 22124/12/23(月) 07:42:46

    「……」

    「わん(玲王?)」


    玲王は目をぱちくりさせたあと、いきなりその顔を真っ赤にしてぷるぷると震えだした。


    「わん(え、玲王どうしたの?その顔かわいい)」

    「う、うぅ…俺、なんであんな…!」

    「わん(玲王ー?)」


    玲王は、dice1d2=2

    1.何があったかをなぎに説明してくれる

    2.恥ずかしくて言えないみたい

  • 23124/12/23(月) 07:43:31

    「そもそもなんであんなおかしな……たんだ…まさか……が、…だなんて…確かに………けど。…だって…………ても、後……あれ………す……よなぁ。……の願望………なの……?…と一緒に……、…………て、……も、…………でって…あ"ーっもぉ!!!」


    玲王はぐるぐると頭を抱えて考え込んだかと思うと、いきなり大きな声を出して記憶を引っ張り出すのをやめた。

    顔を上げた拍子に、じっと玲王を見つめていたなぎと目があった。


    「うぅ、ごめんなぎ…朝から見苦しいもんを…」

    「わん(玲王が見苦しい瞬間なんてないよ。でも大丈夫?何かあったの?)」

    「なぎ…」


    玲王はなぎの体温とふわふわに癒されようとして、なぎに向かって両腕を伸ばそうとした。


    玲王は、dice1d2=1

    1.なぎをわしゃわしゃ撫でた

    2.なぎを撫でようとしたが、なぎに触れる前に手が止まってしまった

  • 24124/12/23(月) 07:44:19

    「ってなぎ、お前、びしょ濡れじゃねーか!」

    「わん(やっちゃった)」

    「ああ、昨日持ってきた水か。蓋閉めんの忘れてたかな…もぉ、朝から水遊びしたくなっちゃったのか?」


    玲王は、自分の手が濡れてしまうのも気にせず、なぎの頭に手を置いた。

    そのまま優しく、感触を確かめるように数回撫でた。


    「……」


    その後、今度は両手で思い切りわしゃわしゃと撫で始める。


    「お前天才なのに、こういうとこはやっぱワンちゃんだな!わんぱくなんだから!」

    「わん(わぁ〜玲王の撫で撫できもち〜)」


    なぎが玲王の気が済むまで好きにさせていると、玲王の手がぴたりと止まった。


    「…うん、やっぱ、犬だよな」

    「…わん?(…玲王?)」


    確かめるように呟いて、玲王の手が離れていった。


    「…よし、なぎ!ドライヤーで乾かしてやるからな!うちの天才犬が風邪でもひいたら大変だ」

    「…?」


    すっかりいつも通りの様子に戻った玲王に何があったか尋ねる手段は、今のなぎにはなかった。


    なぎは、dice1d2=1

    1.今日は1日玲王と一緒にいようと考える

    2.今日は玲王に着いていかず、戻り方を探すことに専念しようと考える

  • 25124/12/23(月) 07:46:01

    ドライヤーを片手に持った玲王に丁寧に体毛を乾かされながら、なぎは鏡越しに玲王の表情を伺った。


    先程までの玲王は、明らかに様子がおかしかったような気がする。

    というか多分今も、なんでもないような顔をして、頭の中では何やら色々と考えてしまっているのだ。

    玲王は顔に出やすいくせに、本心を隠すのがうまい。玲王が隠そうと思ったことは、凪には看破することが難しい。


    だから、なぎは決心した。

    今日一日ずっと玲王と一緒にいて、玲王のどんな変化も見逃さないようにしようと。


    それでまた考え込んでしまっているようだったら、視界に割り込んで撫でてもらって、リラックスしてもらおう。

    今のなぎはふわふわなので、多分玲王を癒せるはずだ。


    「……」

    「…はい、乾いた!ばっちりふわふわだ」

    「わん(ありがと〜)」


    ドライヤーのスイッチを切った玲王の手が、最後になぎをひと撫でして離れていった。


    「さ、そろそろ食堂行くか!」

    「わん(おっけ〜)」


    玲王は、dice1d2=1

    1.誰にも会わずに席に着く

    2.席を探している最中に誰かと会う

  • 26二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 10:47:13

    またスレ立ってて嬉しいです
    最後まで見届けようと思います

  • 27124/12/23(月) 12:45:21

    なぎと玲王は食堂に着いた。

    人の姿はそこそこあったものの、壁に近い隅のテーブルが空いていた。


    「わん(玲王、あそこ空いてるよ)」

    「ん?その席がいいのか?」


    昨日みたいになぜか降ってきた白湯を浴びてしまうことがないように、なぎは玲王を隅の席に誘導した。


    玲王は、dice1d2=1

    1.一人で食事を受け取りにいった

    2.なぎを連れて食事を受け取りにいった

  • 28124/12/23(月) 12:45:47

    玲王は辺りを見渡した後、少し申し訳なさそうになぎに聞いた。


    「なぎ、ここで良い子に待っててくれるか?」

    「わん(うん)」


    なぎは天才なのでもちろん待てる。肯定の意味で鳴くとそれが通じたのか、玲王は頭をひと撫でして、なぎをそこに残して食事を受け取りにいった。


    なぎは、dice1d2=2

    1.受け取り場所のすぐ近くの席に座っている

    2.受け取り場所から離れた席に座っている

  • 29124/12/23(月) 12:46:15

    なぎたちが選んだ席は受け取り場所から少し離れており、それもあって玲王は少し不安そうな顔をしていた。

    なぎは無事にお留守番をして玲王に褒めてもらう、と意気込んだ。


    なぎは、dice1d2=1

    1.何事もなくお留守番ができた

    2.誰かに話しかけられた

  • 30124/12/23(月) 12:46:44

    玲王は少し離れたところから、なぎのいる席を何回か振り返った。

    そしてなぎが無事にお留守番をしていることを確認すると、少し安心したようににこっと笑って手を振ってくれた。かわいい。


    「お待たせなぎ!良い子に待てて偉いぞ〜!」

    「わん(天才だからね)」


    トレーを持った玲王が席に戻ってきたのでご褒美の撫で撫でを堪能してから、二人は食事をとった。


    なぎは、dice1d2=1

    1.玲王に食べさせてもらった!

    2.玲王に食べさせてもらいたかった…

  • 31124/12/23(月) 12:47:16

    なぎにとって今は、玲王にあーんをしてもらう絶好のチャンスであった。

    昨日は食べさせてもらうことができなかったが、あの時望んだ通り、今日は玲王にお願いしてみよう。


    「くぅん(玲王〜)」

    「ん?どうしたなぎ?」

    なぎはペーストの盛られたお皿を鼻先でそっと玲王のほうへ押して、高めの甘えた声で鳴いた。

    玲王はきょとんとした顔でなぎの顔を見つめたあと、はっと心配そうな顔になった。


    「もしかして食欲ないのか!?大変だっなぎ安心しろすぐに病院に」

    「!?」

    なぎは慌てる玲王を止めるために、急いで一口ペーストを舐めた。


    「…食欲、ない訳じゃないのか?うーん…味が気に入らないとかかな」

    「わん(うん、食欲あるよ。正しくは玲王に食べさせてもらいたい欲だけど。……あれ?)」


    なぎはそこで、自分の致命的な失敗に気付いた。

    気が逸っていたあまり、食べさせてもらうためのスプーンやフォークがないことに今ようやく気付いたのだ。考えてみれば、犬のなぎに本来必要ないものであった。

    これでは食べさせてもらうことができない。


    落ち込むなぎに対して、玲王は当たり前のような顔をして、ペーストを少し指ですくった。


    「ほら、食べられる?」


    なぎの目の前に、そっと玲王の指が差し出される。

    なぎはうろたえた。

    玲王の指を舐めるなんてそんなこと、許される訳がない。玲王の指が汚れてしまう。ああでももう既に指先にペーストが付いてしまっているし、玲王が心配そうな顔をしてこっちを見てるし、でも好きな子の指を舐めるなんてそんな、まだ付き合ってないのに、


    なぎは、dice1d2=1

    1.10秒悩んだ

    2.0.1秒悩んだ

  • 32124/12/23(月) 12:47:52

    なぎはその優秀な脳で大いに悩んだ。

    5秒くらい経過したところで小さな悪魔の凪が「玲王に合法的に触れるチャンスだろ男なら覚悟決めろ」と囁き、小さな天使の凪が「玲王がせっかくお前のこと考えて行動してくれたんだから覚悟決めろ」と囁いても悩み続けた。


    その結果思考が色々な方向に飛びかけたところで、玲王の心配そうな表情が目に入った。

    その次の瞬間、なぎは思わず、その指先をぺろりと舐めてしまった。


    「お!」

    「……」


    玲王がぱっと嬉しそうな顔になり、いそいそともう一度ペーストを指先ですくってなぎに差し出した。

    なぎは結局それも舐めとってしまった。欲には勝てなかったようだ。


    「食べさせたら食えるっぽいな?…もしかして、自分で食べんの面倒だっただけ?」

    「…わん(…うん)」

    「もぉ、なんだよー!そんなとこまでそっくりだな!」


    玲王はなぎが体調不良でなかったことに安心した様子で笑顔になった。そして、徐に席を立ち上がった。


    「なぎ用のスプーン持ってくる!全部俺が食べさせてやるからな!」


    そう言って、また席を離れていった。


    なぎと玲王は、dice1d2=1

    1.何事もなく食事を終えた

    2.誰かに話しかけられた

  • 33124/12/23(月) 12:48:19

    それからなぎは、ひたすらに玲王によるあーん♡を享受し続けた。

    とても咀嚼を面倒くさがっていた男と同一人物とは思えないほどの勢いで、玲王の差し出すスプーンに向かって口を開ける。


    「なぎ、あーん♡」

    「わーん」

    「たくさん食べて偉いな!もっかいいくぞ、あーん♡」

    「わーん」


    本人たちは全く気付いていなかったが、周囲の人たちは二人を中心に他を寄せ付けない雰囲気が漂っていることを感じ取り、近付こうとできる人はいなかった。


    2日目の朝食の時間は、こうして無事に過ぎていった。


    なぎと玲王は、dice1d2=1

    1.食堂をあとにしようとしたところで誰かに会う

    2.誰にも会わずに食堂をあとにする

  • 34124/12/23(月) 12:49:04

    「ごちそうさまでした!さて、そろそろ行くか」

    「わん(練習にも着いてくからね〜)」

    「ふふ、完食できて偉かったな〜!あれ美味しいのか?」

    「わん(玲王に食べさせてもらったらなんでも美味しいよ)」


    玲王が椅子を引いて立ちあがろうとしたところで、ちょうど食堂に入ってくるところだったネスとカイザーの姿が目に入った。


    「あれ、おはよ。今日はいつもより遅いんだな」

    「あ、おはようございます玲王。犬さんも。今日はカイザーの寝起きが一段と悪くて起こすのに時間がいたたたた」

    「早く飯食うぞネス。腹減った」

    「ごめんなさいカイザー!じゃあ、また今度ね」

    「おう、またな(毎朝起こしてんのかな)」


    玲王はネスにどこか自分と似たようなものを感じ取ったようだ。

    軽く会話をして別れ、それぞれ別の方向に向かおうとした時である。


    「よし。なぎ、今日も練習頑張るぞ!」

    「わん(頑張る玲王を見てるよ)」

    「……えっ?」


    ネスは、dice1d2=1

    1.思わず振り返る

    2.平静を装った

  • 35124/12/23(月) 12:49:44

    玲王がなぎのことをなぎと呼ぶのを聞いた瞬間、ネスが驚いたような表情で振り返った。


    「ん?どうしたんだよネス」

    「わん(あー…)」


    ネスは、dice1d3=3

    1.凪、さん?と聞く

    2.正体…と呟く

    3.ここが食堂であることを思い出す

  • 36124/12/23(月) 12:50:53

    ネスは驚いた表情で何か問いたげな表情をしていたが、周りに人がたくさんいることを思い出したのか、口をつぐんだ。


    「えっと…すみませんなんでもないです!…うん、確かに、凪さんが気にしないなら、玲王も知っておいた方が良いよね」

    「知…?何のことだ?」

    「わん(あー…)」

    「わかりました、引き続き僕は誰にも言いませんので!」

    「ネス?」

    「わん(なるほど)」

    「それにしても、あんな色々されたのを受け入れるなんて…。もしかして玲王って、凪さんのこと…。あ!ごめんなさいなんでもない!」

    「ネス…?」

    「わん(完全に勘違いしてるっぽい)」

    「とにかく丸く収まってよかった!じゃあ僕行きますね、カイザーに怒られちゃう。また今度!」

    「ネス…??」

    「わん(人の話聞かないタイプだ)」


    ネスは驚いた様子から何やら納得した様子になり、最終的には少し照れた様子へところころ表情を変えながら、なぎと玲王を微笑ましいものを見るかのような目で見た。

    一人で結論を出したかと思うと、玲王が疑問符を浮かべているのに気付かないまま、少し離れた場所にいるカイザーのところへ駆けていった。


    玲王は、dice1d2=2

    1.ネスの言葉に引っかかるところがあった

    2.イヤホンの故障を疑う

  • 37124/12/23(月) 12:51:35

    嵐のように去っていったネスをぽかんとした表情で見送った玲王は、これ故障しちまったかな…と呟きながら、まじまじと自分の着けていたイヤホンを見つめた。


    一方で、なぎは話の噛み合わなさの原因に気付いていた。

    ネスは恐らく、玲王がなぎの正体は凪であることをなんらかの方法で知ったのだと思ったのだろう。考えてみれば、なぎの正体を知っているネスにとっては、なぎと呼ばれている理由についてそちらの方が一番に思い浮かぶはずなのだ。

    そしてこれはネスに限った話ではない。同じくなぎの正体を知っている斬鉄や千切、そして恐らくカイザーもまた、同じような勘違いをする可能性が高い。

    そうなった場合、玲王もすでに知っているから良いだろう、となんの悪気もなく玲王の前でなぎの正体について話してしまうことも考えられる。


    なぎは、dice1d2=2

    1.なぎの正体について知っている人のみに事情を話すべきだと考える

    2.いっそのこと、全員に正体を話してもいいかもしれないと考える

  • 38124/12/23(月) 12:52:01

    なぎにとって、玲王に正体をバレないように隠しながら元の体質に戻ることが第一の目標である。

    それを考えた上で今取れる最善の行動は、ブルーロックにいる玲王以外の全員に事情を伝えてしまうことだとなぎは考えた。


    そうすれば、少なくとも玲王の目の前で斬鉄に「凪、なぜ正体がバレているのに中身まで犬のフリをして玲王に甘えてるんだ?人間の時は自分で食べてただろう。どうした凪、なぜ目を逸らしているんだ?」と暴露される事態や、何も知らない人に「その犬凪なの?そういえばこの間食堂で全裸の凪を見たって噂が云々」と言い放たれる事態や、食堂のど真ん中の席しか取れずなぜか降ってきた味噌汁を頭から被ってしまう事態などは避けられるだろう。


    ひとまず方向性は決まったが、玲王以外の全員に周知する方法については慎重に考えなければならない。


    なぎは、dice1d2=1

    1.絵心を頼ろうと考える

    2.実際に変身して見せようと考える

  • 39124/12/23(月) 12:52:32

    一番確実なのは絵心の手を借りる方法だとなぎは考えていた。各棟への連絡も、絵心なら容易だろう。

    しかし、それにはまず絵心に現在の状況を伝える必要がある。

    呼び出しがされない限りなぎが一人(一匹)で絵心を訪ねるのは不自然だし、そもそも今日のなぎはできる限りずっと玲王と一緒にいると決めていた。絵心を訪ねるタイミングについては改めて考える必要がある。

    そう結論を出したなぎは、イヤホンをじっと見つめる玲王の顔を見上げた。


    「わん(玲王〜)」

    「ん?あっ、こんなとこで考え事してる場合じゃねえな。俺たちもそろそろ練習行くか、なぎ!」

    「わん(は〜い)」


    二人は揃って食堂をあとにした。


    玲王は、dice1d2=2

    1.いつもより調子が悪いみたい?

    2.いつも通りに練習をこなすことができた

  • 40124/12/23(月) 22:10:15

    その日の玲王も、昨日と同様に完璧にメニューをこなしていた。

    凪がいない時でも、サッカーのパフォーマンスに影響は全く出ていないようだ。


    「……」


    なぎは練習に打ち込む玲王の姿を、フィールドの外からじっと見ていた。


    なぎは、dice1d2=1

    1.クリスに話しかけられた

    2.絵心に呼び出された

  • 41124/12/23(月) 22:11:44

    「やあナギ!…と、玲王が呼んでいたな。俺もそう呼んで構わないかい?」


    玲王を見つめるなぎに、選手たちに聞こえない程度に抑えた声量でそう話しかけたのは、クリスだった。


    「わん(プリンス)」

    「キミのことをレオがそう呼ぶのを聞いたときは驚いたけど…どうやらまだ知られてはいないようだね?」

    「わん(うん)」


    クリスは、玲王がなぎと呼んでいるのを聞いても玲王に正体がバレたのだとは思わなかったらしい。

    さすがマスター、鋭い観察眼によるものだろうか。


    「そうだろうな。いくら今犬の姿だったとしても、玲王がキミを元人間だとわかっていてこうしているのだとしたらちょっと…な?思わず何か怒らせるようなことでもしたのかと聞いてしまうところだった」

    違ったらしい。

    クリスがちらっと目線をやった先には、玲王が練習前に置いていってくれた水や犬用おやつ、それに噛んだら音の鳴る犬用おもちゃまでもがきちんと並べられていた。いつの間に用意していたのだろうか。


    「ということは、ただ似ているというだけでそう呼ぶことにしたのか。とにかく、引き続きキミの正体について俺は何も知らないことにしよう」

    「わん(ありがと)」


    なぎは、dice1d3=2

    1.クリスに連れられて一緒に練習場の外へ出る

    2.クリスに変身の条件について説明しようと考える

    3.玲王から目を離さないことを優先する

  • 42124/12/23(月) 22:12:31

    なぎは昨日から、密かに機会をうかがっていた。

    自分の正体を知っている人に、自分の変身のきっかけについて伝えることのできるタイミングである。

    今となっては玲王以外であれば誰に知られても構わなくなったのだが、やはり最初は事情を知っている人に伝えて様子を見るのが良いだろう。

    そういう意味で、この状況は好機であった。


    なぎはもう一度、練習中の玲王に視線を戻した。


    玲王は、dice1d2=2

    1.練習に集中している

    2.たまたまなぎの視線に気がついた

  • 43124/12/23(月) 22:13:01

    ちょうどなぎのいる方向を見たタイミングでなぎと目が合った玲王は、真剣な表情からぱっと一転してかわいい笑顔を見せた。

    こちらに大きく手を振ってくれたので、それに応えるようになぎは右手を上げた。


    真剣な表情ももちろん好きだが、好きな子の笑顔というのは格別である。


    なぎはその笑顔を、誰よりも近くで見るのが好きだったのだ。


    「わん(玲王、俺、頑張るね)」


    今日はずっと玲王のそばにいると決めていたが、練習中であれば元気そうなので、少し目を離しても大丈夫だろうか。

    なぎはそう思って、玲王が練習に戻ったのを見届けてから、クリスを練習場の外に連れ出した。


    「ナギ、どこへ…ん?もしかしてついてこいって言ってるのか?」


    クリスも何かを察してついてきてくれたので、なぎはそのまま目的地へと向かった。


    なぎは、dice1d2=2

    1.浴場へ向かう

    2.食堂へ向かう

  • 44124/12/23(月) 22:14:33

    なぎは食堂を目指した。

    目的を果たすためならば浴場に向かうのが手っ取り早いとも思ったが、他の誰かが入ってきてしまう可能性もある。

    食堂であれば、目的のものを手に入れてから誰もいない部屋に移動すれば済む話だろう。


    なぎは、dice1d2=1

    1.あえて玲王の方を振り向かずに向かう

    2.練習場が見えなくなる前に玲王の方を振り向く

  • 45124/12/23(月) 22:15:08

    練習中の玲王を残して練習場を出たなぎは、一度も振り返らずに食堂へ向かった。

    理由としては「キラキラした玲王に見惚れているうちにタイミングを逃してしまってはいけないから」という単純なものだが、もちろん玲王にそれは伝わっているはずもない。


    「…なぎ…?」

    だから、なぎは、練習場を出ていくなぎの背中を見る玲王がどのような表情をしていたかを知ることはなかった。


    なぎは、dice1d2=1

    1.誰にも会わずに食堂に到着した

    2.途中で誰かと会った

  • 46124/12/23(月) 22:16:13

    練習の行われている時間帯なだけあって、なぎたちは廊下で人に会うことなく食堂まで到着した。

    今のところ、食堂にも人影は見当たらない。


    なぎは周囲を確認すると、身に付けていたホワイトボードを外して床に置いた。

    受け取った時に絵心の前で数回使用した後は専ら突然人間になった時に股間を隠すための役割しか果たしていなかったが、また本来の役割を果たしてもらう時が来たようである。


    なぎは器用にマーカーのキャップを外し、「hot water」と書いてからクリスに見せた。


    「お湯?」

    「わん(お湯)」


    クリスは不思議そうな顔をしながらも、置いてあったスクイズボトルに一杯になるまでお湯を入れてくれた。


    なぎは、dice1d2=2

    1.誰も来ないであろう部屋に移動しようとする

    2.誰かの話し声を聞く

  • 47二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:16:38

    このレスは削除されています

  • 48124/12/23(月) 22:17:23

    無事に目的のものを手に入れることができたなぎは、食堂の外から誰かの話し声がすることに気付いた。

    お湯が冷めてしまってはいけないし、面倒なことになる前に早く立ち去ろうとする。


    なぎは、dice1d2=1

    1.誰かが食堂に入ってくる前に急いで食堂を出た

    2.話し声の正体に気付いた

  • 49124/12/23(月) 22:18:01

    少し距離があったために声の主が食堂に入ってくる前に脱出できたが、そのせいで話している内容や人数、声色については判断がつかなかった。

    かすかに聞き取れた音が最近話した誰かの声に似ていた気がしたが、気のせいだろうか。まあ玲王の声でないことは確かなので、他の誰の声かということは大きな問題ではないかもしれない。


    誰かに見つかることなく食堂を脱出したなぎたちは、無人の廊下を次の目的地に向かって進んだ。

    なるべくまた人に会わないように急いで歩くと、すぐに目的地に到着した。


    「この部屋に用があるのか?」

    「わん(まあ誰もいない部屋ならどこでも良いんだけど)」


    なぎとクリスは、空き部屋のようになっているそこに入った。


    なぎは、dice1d2=1

    1.重大なミスに気付くことができた

    2.重大なミスに気付くことができなかった

  • 50124/12/24(火) 09:40:17

    ここまでが削除前に進んでいた箇所になります!
    ここからは通常通りダイスを振っていきます

  • 51124/12/24(火) 09:44:21

    なぎはそこで、重大なミスを犯してしまったことに気付いた。

    食堂から脱出することばかりに気を取られて、すっかり忘れてしまっていたようだ。


    「わん(あ)」

    「ナギ、どうした?」

    「わん(水…)」

    なぎはもう一度ホワイトボードを床に置き、先程書いた「hot water」の一部を消して「water」にしてから、再びクリスに向けた。


    「水…なるほど、もしかしてお湯ではなく水が必要になったのかい?」

    慌ててホワイトボードの空いているところに「no」と書き足して訂正する。

    「違う?ではお湯と水の両方が必要だということかな」

    「わん(そうそう)」

    「ふむ。しかしナギはあまり動かないほうがいいかもしれないな。誰かに見つかると面倒なんだろう?」


    なぎがどうしようかと考える前に、クリスがスクイズボトルを置いて立ち上がった。


    「俺が取ってこよう!少し待っていてくれ」

    そう爽やかな笑顔を浮かべるクリスはとても頼もしかった。あの玲王が懐いているのも納得できる。…ちょっと嫉妬したことも何回かあったけど。


    クリスはなぎを残し、元来た道を戻っていってくれた。この距離だし、5分もかからないうちに戻ってきてくれるだろう。よほどのことが起こらない限りは、ここで待っていれば問題ないはずだ。


    「なぎ…?なぎー…?」

    「!?」


    クリスではなくなぎのほうに、よほどのことが起こってしまった。


    なぎは、dice1d2=1 (1)

    1.冷静になろうとする

    2.ちょっと焦る

  • 52二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 11:54:44

    更新嬉しー

  • 53124/12/24(火) 18:40:23

    それは、玲王の声だった。好きな子の声を間違えるはずもない。


    一瞬心臓が跳ねたものの、なぎはどうにかして冷静になろうとした。

    ここで焦って玲王に正体を勘づかれてしまうようなことがあれば、これまでの苦労が水の泡である。恐らくあと少しで戻ってくるであろうクリスが持っている水の入ったボトルと、今部屋にあるお湯の入ったボトルを見たら、賢い玲王には怪しまれてしまうかもしれない。

    それに、これを逃したら、事情を知る人に情報を伝えられる機会がこの先いつ訪れるかわからない。


    そう、だからここで感情に任せて玲王のもとに駆け出すなんてことは、一番やってはいけないことのはず。


    「なぎ…」


    なぎは、dice1d4=1 (1)

    1.でも玲王が呼んでるのに側にいない訳にはいかない!部屋を飛び出す!

    2.でも玲王の声が寂しそうなことに気付いて部屋を飛び出す!

    3.でもやっぱり玲王に会いたいので部屋を飛び出す!

    4.玲王が自分を探しにきた理由を考える

  • 54124/12/24(火) 18:41:31

    女神ありがとう凪はこうでなくちゃな!

  • 55二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 18:56:00

    さすが凪!

  • 56二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 18:56:32

    実質一択でわろた エゴいぞなぎ犬!

  • 57二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 02:29:56

    さす凪!

  • 58124/12/25(水) 07:24:11

    玲王が自分を呼ぶのなら、何があろうと玲王の側にいなければならないのである。


    玲王の寂しそうな声を聞いた瞬間になぎは我慢できなくなって、応えるように鳴くと部屋を飛び出した。


    「わん!(玲王!)」

    「!なぎ?」


    声のする方に廊下を全速力で走り抜けていくと、思った通りの場所に玲王の姿が見えた。


    なぎは、dice1d2=1 (1)

    1.きちんと玲王の側で止まっておすわりができた!

    2.勢いを殺しきれず、玲王の腕の中に抱えられてしまう

  • 59124/12/25(水) 07:37:01

    玲王は遠くから走ってくるなぎを見つけると、ぱっと顔を輝かせた。その顔かわいい。


    なぎは天才なので、急いでいても玲王にぶつかってしまうことのないように気をつけた。

    まるで急ブレーキでもかけたかのように、玲王の手の届く位置できれいに止まっておすわりをして見せた。


    「わん(玲王、来たよ)」

    「なぎ〜!こんなとこにいたのか!」


    玲王のわしゃわしゃを享受しながら目を閉じる。

    見たところ玲王は元気そうになったし、何か困りごとがあるという訳ではなさそうだった。

    じゃあ、どうして自分を探しにきたのだろうか、となぎは考える。


    玲王は、dice1d3=1 (1)

    1.手に犬用おもちゃを持っている

    2.心配だったのだと言う

    3.寂しかったのだと言う

  • 60二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 10:59:02

    かわいいな〜なぎ

  • 61二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:13:55

    忠犬(ただし玲王相手に限る)の凪めちゃくちゃかわいい

  • 62124/12/26(木) 00:37:34

    玲王がなぎを探しにきた理由。

    もしかして、自惚れても良いのだろうか。


    例えば、急にいなくなって心配したとか。そばにいないと、寂しいとか。


    いや、さすがに都合が良すぎるか。

    なぎがドキドキしながらふと目を開けると、玲王の足元に、何やら見覚えのあるものが置いてあるのが目に入った。

    そして、さっきまで玲王が何かを手に持っていたことを思い出す。


    「もしかしてこのおもちゃ、気に入らなかったか?安心しろなぎ!俺が必ずお前にぴったりのおもちゃを探し出してやるからな!」

    「…………(…………)」

    「あれっ…な、なぎ?どうしよ、なぎがチベットスナギツネみてえな目になっちまった!あっ…尻尾も下がりきってるー!?」

    「…………(…………)」


    玲王はどうやら、なぎが犬用おもちゃに一切触れなかったことがどうしても気になってしまって、わざわざなぎを探しにきたらしい。

    まあ薄々わかっていたことではあるが、やはり何事もそううまくはいかないのだった。


    なぎがチベスナの目をしていると、クリスが手に水の入ったボトルを持ってやってきた。


    「レオ。すまない、ナギが散歩したそうだったので勝手に連れ出してしまった。探したかい?」

    「散歩…!そうだったのか、気付かなかった…。プリンス、なぎを見ててくれてありがとうございました!」


    玲王は、dice1d2=1 (1)

    1.練習場へ戻ろうとする

    2.クリスの持っている水に気付く

  • 63二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 00:56:22

    チベスナの犬の凪草

  • 64二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 10:45:37

  • 65二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 11:07:13

    サラッとそれらしい理由が咄嗟に出てくるクリスできる男でカッコイイ

  • 66124/12/26(木) 11:28:26

    「そうか散歩か…。確かに、体動かしたくもなるよな。これからはランニングとか一緒にやってみるか!」

    「わん(めんどくさいけど…玲王が一緒ならまあ、やってもいいよ)」

    「よしよし!…あ、もうそろそろ休憩も終わる頃だな?早く戻んねえと」


    玲王はなぎを撫でたあと、犬用おもちゃを手に立ち上がった。


    「そうだな!ナギ、俺たちも戻るかい?」

    「わん(うーん…そうだね、戻った方がいいかな)」

    「よし、それじゃあナギはレオと一緒に先に戻っていてくれ!俺はちょっとやることがあるから、終わったらすぐに向かうさ」

    「わかりました!」


    なぎと玲王は練習場に向かって走りだし、クリスはそれとは逆方向に向かった。

    そっちは空き部屋のある方向だ。さりげなくボトルを振っていたから、もしかすると部屋に置いてきてしまったお湯の入ったボトルもどうにかしてくれるつもりなのかもしれない。

    さすがのなぎにも申し訳ない気持ちがない訳ではないのだが、今はクリスの言葉に甘えることとしよう。


    その後玲王は練習に戻り、少ししてからクリスも戻ってきた。

    そして、それから練習が終わるまで、なぎは玲王の様子だけをじっと見ていた。


    玲王は、dice1d3=2 (2)

    1.練習後、昼食をとるため食堂へ向かった

    2.練習後、放送で呼び出された

    3.練習後、自らなぎを連れて絵心のところへ向かった

  • 67二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:58:38

    なぎ「見てるよ玲王、ずっとね」

  • 68二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 07:46:37

    これは凪誠士郎ですわ…

  • 69二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 12:04:02

  • 70124/12/27(金) 17:40:56

    午前の練習が終わり、玲王はまっすぐになぎのところへやってきた。


    「なぎーっ!よしよし良い子だったな!」

    「わん(練習お疲れ、玲王〜)」

    「腹減ってるだろ?今から昼食だからな!」

    「わん(また食べさせてね〜)」


    練習中はどうしても物理的に距離がうまれてしまうが、練習が終わればこのように触れてもらうことができる。

    なぎがそのことに幸せを感じていると、突然放送が流れた。


    「えーと、御影玲王は今すぐにこちらへ来い。犬は…どっかそのへんにおいといて一人で来てねー」

    「……(……)」

    「えっ…そんな!こんなかわいいなぎに何かあったら大変だろ!」


    なぎは思わず不満げな表情になってしまった。練習中は我慢したのだから、それ以外の時くらい一緒にいたいのに。一体どんな理由で玲王は呼び出しをされたのか。

    一方で玲王は、なぎを一匹で放置して一人で向かうことに不満がある様子だ。


    玲王は、dice1d2=2 (2)

    1.クリスに話しかけられる

    2.食堂に寄ってなぎを預かってくれる人を探す

  • 71124/12/27(金) 23:51:01

    玲王は急いで食堂に向かうと、ある人物の姿を探した。


    「誰かなぎのことちょっと見ててくれるやついねえかな…ネスとか…ネスとか…」


    昨日なぎに会ってから最初に関わって色々と世話になったこともあり、なぎに関することにおいて玲王はネスを信頼しているようだった。

    なぎも、事情を知っているネスといれば自由に動きやすいので助かる。


    玲王は、dice1d4=2 (2)

    1.なぎをネスに預ける!

    2.なぎを斬鉄に預ける!

    3.なぎを千切に預ける!

    4.なぎをカイザーに預ける!

  • 72二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 08:08:41

    斬鉄か!お世話はちょっと心配だけどなぎの意思を汲み取るのは上手そう

  • 73二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 10:54:45

    頼んだぞ斬鉄

  • 74124/12/28(土) 20:42:33

    しかし、ネスはまだ食堂に来ていないようだった。


    「わん(いないね)」

    「くっ…そううまくはいかないか。できれば信頼できる人に預けたいんだけど…」


    そこへ、ちょうど食堂へ入ってきた斬鉄の姿が目に入った。


    「斬鉄!そうだお前になら頼めるかも…!」

    「ん?どうしたんだ2人とも」

    「実は俺今から絵心んとこ行かなきゃいけなくて、なぎを…えっと、この犬を預かってくれる人を探してるんだよ!」

    「?なるほど、俺が凪と一緒にいればいいんだな?」

    「そゆこと!多分ちょっとの間だけなんだけど、頼めるか?」

    「フルコースだ。任せておけ」

    「斬鉄〜!お前っていいやつ!オフコースだけど!」

    「わん(よろしく)」


    あっという間に話がまとまったかと思うと、玲王は最後になぎの頭を一撫でして、慌ただしく食堂を出ていった。


    「なぎ、いい子にしてろよ!じゃあ斬鉄、すまねえけど頼むな!」


    なぎは、dice1d2=2 (2)

    1.とりあえず斬鉄と一緒に食事をとろうとする

    2.玲王のいない今であれば事情を説明しやすいのでは?と考える

  • 75二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 02:11:08

  • 76二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 10:40:00

    もしかしてするのか?食堂で変身…

  • 77124/12/29(日) 20:48:04

    玲王の背中を見送ってから、なぎは斬鉄と一緒に席についた。

    斬鉄の取ってきてくれた食事に手をつけず、部屋中を見渡す。さっきと比べて人の数が増えてきたように感じる。もう少しすれば、昼食を食べにきた人たちで食堂がごった返すはずだ。


    ここを逃せば、玲王に伝わってしまうかもしれない。

    せめて事情を知っている人には、なぎが今どのような状況にあるかを伝えておきたい。あわよくば、ここに来る全員に。


    「それにしても、玲王に正体が知られてからもなんで犬の姿のままでいるんだ?」

    「わん(それについて早く話さなきゃいけないんだけど…)」


    なぎはホワイトボードを取り出そうとしたが、空き部屋で使用したまま、あの部屋に置いてきてしまったことを思い出した。


    仕方なく、斬鉄が食べ終わるのを待つことにする。


    なぎは、dice1d2=2 (2)

    1.斬鉄をウォーターサーバーの前に連れていく

    2.斬鉄たちを浴場に連れていく

  • 78124/12/30(月) 07:39:28

    「あれ。食べないのか?」

    「……(……)」


    斬鉄が不思議そうな目を向けてくるので、形だけでも食べているように見えるよう、ペーストに口をつけた。

    そのままの状態で、方法について考える。


    お湯自体はここで簡単に手に入る。ただ、自分では操作できないため斬鉄とうまく意思疎通を図って手伝ってもらう必要がある。

    前回同様に浴場まで行けば、自分でもお湯を出すことができる。ただここから浴場までの移動距離を考えると、玲王が食堂に戻ってくるまでにあまり時間の余裕がなくなりそうだ。


    なぎは少し悩んだ末に、ホワイトボードも使えないことを考慮して、浴場へ行くことを選択した。


    そうと決まれば急がなければならない。玲王がここに戻ってくるまでに浴場へ行き、変身し、みんなに事情を説明して、また変身し、ここに戻ってくる必要がある。


    なぎは、dice1d2=1 (1)

    1.斬鉄が食べ終わったらすぐに出発しようとする

    2.自分の正体を知っている人が食堂に来るまでほんの少し待とうとする

  • 79二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 16:39:41

  • 80124/12/30(月) 23:49:37

    そうと決まれば、あまり長い時間ここで待っている訳にはいかない。

    せめて斬鉄の他に事情を知っているネスや千切、ついでに恐らくカイザーにも伝えておきたいのだが、ひとまず人間に戻ることを優先させた方が良いだろう。最悪、紙に書いたり斬鉄に伝言を頼んだりすれば、情報を伝えること自体は可能だからだ。


    「ごちそうさまでした。あれ、凪。あまり減ってないな。それ、やっぱり美味しくないのか?」

    「わん(斬鉄、ついてきてくれるかなぁ)」

    「む?待て凪、どこへ?」


    なぎが席から離れると、斬鉄は戸惑いながらもついてきてくれた。手になぎの食事のトレイを持って。


    なぎは、dice1d2=2 (2)

    1.食堂を出るまでに千切に会った

    2.食堂を出るまでに千切とカイザーに会った

  • 81二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:27:15

    正体知ってる組大集合だ!でも一番話しておくべきネスがいないの不安だなぁ

  • 82二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 09:00:26

  • 83124/12/31(火) 11:35:20

    「あれ?な…玲王のとこの犬と斬鉄じゃん。玲王は?」

    「わん(あっ千切。ちょうど良いところに。ついてきてー)」

    「え?どこ行くんだ?」

    「よくわからんが、もしかしたら何か見せたいものがあるのかもしれないと思ってな。玲王にも一緒にいるように言われたし、こうやって追跡してるんだ」

    「見せたいもの?…もしかして例の変身関連か?俺もついてこうかな」


    「わん(あ。カイザー発見)」

    「あっおい凪、今度はどこへ…カイザー?」

    「あー、やっぱそうなんだ。てことでカイザー、お前にもついてきてもらうぜ」

    「は?急になんだ」

    「わん(なんでネスが一緒じゃないのかわからないけどまあいいや。ついてきてー)」

    「おいクソピヨ、引っ張るな」


    「てか、斬鉄もカイザーも玲王の前ではこいつのこと凪とかクソピヨとか呼ぶなよ?バレちまうだろ」

    「いや、それに関しては大丈夫だ。玲王自身が凪って呼んでたからな」

    「は!?えっじゃあ凪、玲王に正体バラしたのか?いつの間に…だったらなんで犬の姿のままなんだ?」

    「わん(それ誤解だってば。まあいいか、もうすぐ説明できるし)」


    急ぎ足で歩いていたなぎたちは、浴場へ到着した。


    なぎは、dice1d2=2 (2)

    1.誰もいない浴場へ入った

    2.人がいるのがわかったが無視して浴場へ入った

  • 84二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 20:36:42

    ワクワク

  • 85125/01/01(水) 01:44:28

    「どうやらすでに人がいるようだな」

    「それもかなり大人数な。今昼間だぞ?どーする凪…っておい!」


    浴場の扉越しにもわかる大人数の存在も気にせず、なぎは扉を開けてそのまま浴場へと入っていった。


    「ふぅ、まさかスプリンクラーが壊れて俺たち全員水浸しになるなんてなー」

    「そのせいでこんな時間に風呂入ることになった訳だけど…まあたまにはこういうのも良」

    「わん(ちょっとシャワー貸して)」

    「犬ー!?」


    「おい良いのかよ?俺ら以外に見られちまうぞ」

    「わん(玲王以外になら知られてもいい。後で口止めもしっかりするし)」


    なぎは迷わずにシャワーで温水を出し、頭から浴びた。


    その場にいる全員が、立ち込める湯気の中から、人間の姿が浮かび上がるのを見た。


    なぎは、dice1d2=1 (1)

    1.騒ぎを鎮めることを優先した

    2.自分の状況を説明することを優先した

  • 86二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 11:29:28

    そりゃ騒ぎにもなるよ!!

  • 87二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 20:09:54

  • 88二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 02:58:35

    ほ!

  • 89二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 10:05:29

    しゅ

  • 90二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 16:16:17

    このレスは削除されています

  • 91125/01/02(木) 18:02:07

    「全員、見てたでしょ。こういうことだから」


    シャワーから滴る水滴の音がやけに大きく聞こえるほど、浴場は静まりかえっていた。


    「凪…?」

    「さっき、犬…あれ?」

    誰かが、目の前で起こった出来事が本当であることを信じられずに声を漏らした。


    「さっきの犬が俺だよ」

    凪はさも当たり前のことを言うかのような表情で、平然とそう言った。


    その場にいた全員が、目を見開いた。

    次の瞬間、先程までの静寂が嘘のように、浴場が騒がしさに包まれる。

    「え…えーーーーーーーー!?」

    「はぁ!?こんな…え、現実!?」

    「今の手品?」

    「凪お前人間じゃなかったのかよ!じゃあ何だ!?」

    「おい玲王はいねえのかよ何が起こってるか説明してほしいのに!」

    「うるさ…こんなむさ苦しい場所に玲王を連れてくる訳ないだろ」

    早く事情を説明してまた犬になって玲王が到着するまでに食堂へ戻らなければならないのだが、この状況ではうまく話が伝わらないだろうと思い、凪は騒ぎが鎮まるのを待つことにした。


    一方で、凪と一緒にやってきた3人もまた、凪が変身するところをまじまじと見たのはこれが初めてであった。

    「犬が人間になるとこ、初めて見た…」

    「誰だってそうだろ!てか斬鉄、思ったより冷静なのな?俺はまだ正直現実の出来事だって信じきれてないんだけど…」

    「玲王だって凪が犬になること知ってたみたいだし、玲王みたいに賢い人が受け入れてるなら俺が知らなかっただけでよくあることなんじゃないかと思えてきて」

    「なんだそれ!」


    凪は、dice1d2=1 (1)

    1.玲王がなぎの正体について知っているというのが誤解であることを先に話す

    2.まず経緯から順番に説明していく

  • 92125/01/02(木) 18:15:04

    「あー、それについてなんだけど、誤解なんだよね」


    周りのざわめきがようやく少し落ち着いたのを感じ取り、凪はやっと本題に入ることができた。


    「まず知っておいてほしいのは、玲王はさっきの白い犬が俺だってことはまだ知らないってこと」

    「えっそうなのか?」

    「でも…玲王、あの犬のこと凪って呼んでるんだろ?」

    斬鉄と千切がもっともな疑問を投げかける。


    「玲王、あの犬が俺に似てるって理由でなぎって呼んでるから。何回か危ないとこはあったけど、まだ玲王には正体バレてない」

    「な…なんだそれ…いやある意味お前たちらしいよな」


    カイザーは、dice1d2=2 (2)

    1.口を挟む

    2.とりあえず話の続きを聞く

  • 93二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 02:05:36

  • 94二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 10:53:45

  • 95二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 20:20:20

  • 96125/01/04(土) 01:02:17

    凪の話を聞いてカイザーが一瞬眉を顰めたのが気になったが、その後特に何も言う様子がなかったので、凪はそのまま話を続けることにした。


    「今までの経緯を話すと、まず、どういう訳か朝起きると犬になってて」

    「そこが一番よくわからねーけど、まあ、うん」

    「最初にネスに会って、色々あって正体知られて」

    「……」

    「その後食堂にいたらお前らの前でも変身しちゃって」

    「あ、そうだ。あの時は目の前に急に凪が現れたから驚いたぞ」

    「まさかあそこでお湯が降ってくるなんてね。…ああ、変身のきっかけについても知っておいてほしかったんだった」


    凪はもう一度シャワーに手を伸ばし、今度は水を出した。


    頭から水を被ると現れるのは、先程の白い犬である。


    周囲が再びざわめく。

    なぎは全員が自分の姿を見たことを確認し、またシャワーからお湯を出した。


    「……って感じで、水を被ると犬になって、お湯を被ると人間に戻るようになった」


    平然と言い放つ凪に対して、周囲は呆然とするのみであった。


    「だから、玲王の前でだけは絶対にお湯を被る訳にはいかない」

    「それで昨日玲王と風呂入るの嫌がってたのか」

    「そう。本当、惜しいことした…まあとにかく、俺が伝えたかったのはそれくらいだから」


    凪は、dice1d2=1 (1)

    1.水を被って元に戻ろうとする

    2.カイザーに話しかけられる

  • 97125/01/04(土) 01:32:32

    凪は伝えたいことを伝えきったかと思うと、すぐに水を被って犬の姿に戻ろうとした。


    「あとは早くネスにもこの話しなきゃ…。唯一ネスだけ玲王が犬の正体をもう知ってるって誤解してるし。あ、そうだカイザー。今日はなんでネスと一緒じゃないの?今どこにいるか知ってる?」


    シャワーに手を触れさせつつ振り返ると、先程と同じように眉を顰めたカイザーの表情が目に入った。


    「え。何?何かあったの」

    「……さっきから言うべきか迷っていたことだが」


    カイザーは、dice1d2=2 (2)

    1.ネスの居場所について話してくれる

    2.ネスの居場所に案内してくれる

  • 98二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 05:44:16

    もしかしてネスも呪泉郷に⁉︎

  • 99二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 10:59:06

  • 100二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 19:05:54

    ねす1/2があるということ…!?かわいいな…

    この世界って呪泉郷が実際にあるのかな?それとも夢の中でらんまの世界に繋がってるのか?

  • 101125/01/04(土) 20:53:57

    カイザーは少し迷ってから、出入り口に向かって歩きだした。


    「……いや、実際に見せるべきだな。どうするかはお前が判断しろ」

    「え?」

    「お前らはついてくるなよ。絶対だ」


    凪以外の全員に対してそう言い放ってから部屋を出ていってしまったカイザーを追いかけるようにして、慌てて凪も部屋を出た。


    「あっちょっと!急にどうしたんだ…?」

    「ああ、一体どうしたんだ?全裸にタオルを巻いただけで行ってしまうなんて」

    「…まあ確かにそっちも気になるけど…」


    「ねえ、ちょっと。どういうこと?」

    「簡潔に言うと、ネスは今多分玲王と一緒にいる」

    「え!?」

    「声デカ」


    凪は、dice1d2=1 (1)

    1.カイザーに話を聞く

    2.カイザーに話を聞く余裕がない

  • 102二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 20:58:15

    ピンチやんけ!!!!

  • 103二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 21:04:41

    声デカ凪草

  • 104125/01/04(土) 21:06:35

    「ネスが玲王と一緒にいるって、ど、どういう」

    「落ち着け。…多分こっちだ」


    凪は気が気ではなかった。未だに誤解したままのネスが玲王と一緒にいるということは、いつ正体が玲王にバレてもおかしくない状況にあるということだ。


    しかし、玲王は絵心のところに向かったのだから、安心していいと思っていたはずなのに。


    カイザーは、dice1d2=2 (2)

    1.まず質問をしてくる

    2.これまでの経緯を教えてくれる

  • 105125/01/04(土) 21:47:55

    「放送で一人で来いって指示されてたから油断してた…もしかして絵心のところ行った帰りにネスと会ったのか?でもそれにしては早すぎるような」

    「いや、俺とネスが玲王に会ったのは多分絵心のところに向かう途中だ」

    「そんな…どうして」

    「…何か噛み合わない会話をした後に玲王がネスを連れていった」

    「!?」

    「問題はその会話の内容だ」


    カイザーは走っていた足のスピードをゆるめ、話す声量を落としながらこう言った。


    「…玲王は犬のおもちゃの話をしていたんだと今ならわかる」

    「は?」

    「黙って聞け。…でもあの時は何の話をしているのかわからなかった。それで、どうやらネスは勘違いをしたらしい」

    「…何。何の話だって勘違いしたの」


    カイザーはとても言いにくそうにしているが、凪としては一刻も早く聞き出さなければならない。


    カイザーは、dice1d2=2 (2)

    1.質問をしてくる

    2.小声でネスの勘違いについて教えてくれる

  • 106二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 02:03:10

    ネスはどんな勘違いをしたんだ!?
    あとカイザー意外と面倒見よくて苦労人枠っぽそうなの面白い

  • 107二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 10:49:17

    ネスの勘違いに期待

  • 108125/01/05(日) 20:39:43

    「いいか、落ち着いて聞けよ」

    「え…うん」

    「……ネスは多分…多分だが」

    「……」

    「…アダルトグッズの話だと勘違いしてる」

    「……」

    「……」

    「…………!?!?」


    凪はたっぷり2秒ほどかけて、その言葉をようやく理解した。


    驚きすぎて声も出なかった。


    凪は、dice1d2=1 (1)

    1.経緯を尋ねる

    2.衝撃的すぎてカイザーの話に集中できない

  • 109二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 20:43:03

    ネス!!なんでだ!!

  • 110二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 20:44:27

    ガチ草 ネス天然にもほどがあるだろ!

  • 111二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 20:56:47

    大人のおもちゃと勘違いしちゃったかー

  • 112二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 04:07:15

  • 113二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 11:38:59

    ヤバい…面白すぎる…!

  • 114二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 22:17:42

    続きが読みたい!

  • 115125/01/07(火) 01:20:47

    「な、なん…なんで?なんでそんなことに?」


    一体どのような勘違いをしたらそんなことになるのか。ネスって四六時中そんなことを考えているのか。もしかして変態なのか。


    一周まわってネスの性癖に想いを馳せている凪を置いて、カイザーは続ける。


    「会話の中での相手の言葉を偶然2人ともが全て違った方向に受け取ったとしか言いようがない。前提となる認識が違うのならこういうこともあり得…なくはないだろ」

    「そんな…じゃあネスは本当に四六時中アダルトグッズのことを考えてる変態だってこと?」

    「前提ってそっちじゃねえよ。…まあその影響も否定はできないがそれは置いといて。ネスは、玲王があの犬の正体をお前だって知ってるって誤解してるんだろ」

    「ああ、そっちか」


    確かに、その認識の違いは大きい。玲王が犬についての話をしている時、ネスはそれを人間についての話だと思い込むことになるのだ。


    問題は、その認識のずれが2人のどちらかに察せられてしまった時、ネスが人間についての話をしていると知ることになる玲王は、同時になぎが凪であるということも知ってしまうという可能性が限りなく高いということだった。

    いや、既に2人がその認識のずれに気付いてしまっている可能性さえある。

    どうにかまだすれ違ったままの会話をしていてくれと願って、凪はふとあることに気付いた。


    凪は、dice1d2=2 (2)

    1.自分が2人の会話を止めるつもりでいた

    2.カイザーが2人の会話を止めると思っている

  • 116二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 10:50:56

    カイザー任せか!

  • 117二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:25:29

    変態説をカイザーにも否定してもらえないかわいそかわいいネスに幸あれ…

  • 118二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 01:57:57

  • 119二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 13:02:14

  • 120125/01/08(水) 21:28:37

    「カイザーはその会話をどうやって止めるつもりなの?」

    「は?」

    「は?」


    「…え?俺が止めるって言ったのか今」

    「そりゃそうだろ、俺今全裸だし」

    「どっか適当な場所で水浴びてこればいいだろ」

    「犬の状態でどうやって止めろって言うんだ」

    「知らねえよ玲王に体当たりでもしろ」

    「そんなこと玲王にできる訳ないだろ」

    「俺には関係ないことだ、というかここまで連れてきてやった時点でありがたく思え」

    「ここまで来たんだったら最後に会話終わらせるくらい簡単だろ」


    凪はふてぶてしかった。


    凪は、dice1d2=1 (1)

    1.カイザーに会話を終わらせられない理由を尋ねる

    2.2人の話し声を聞く

  • 121二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 01:31:09

  • 122二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 10:55:21

    カイザーの反応も気になるな

  • 123125/01/09(木) 21:31:25

    「会話に割り込んでネスを引き剥がすなんて簡単じゃない?何かそうしたくない理由でもあるの?」


    凪が尋ねると、カイザーは気まずそうな表情をした。


    「……ネスはあれで頑固なところがあるから…もし会話を中断させようとした時に、どうしても伝えたいことだけは伝えようとするかもしれないだろ」

    「…それってどちらにせよ、放っておいたら伝えることになる内容でしょ」

    「……」

    「……何かネスの口から聞きたくない内容でもあるの?」

    「……」


    カイザーはその問いには答えてくれなかった。


    「…とりあえず、2人はこの辺りにいるはずだ。さっきこちらに走っていった」


    凪は、dice1d2=2 (2)

    1.2人がどの部屋にいるかわからなかった

    2.2人の話し声を聞く

  • 124二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 00:30:19

    このレスは削除されています

  • 125125/01/10(金) 00:31:55

    いくつかの部屋が並んでいる廊下で足を止めた2人は、ある部屋から何やら話し声がするのに気付いた。


    「ここまで来たんだから、あとは自分でなんとかしろよ」

    「無理だって。わかった、じゃあ協力してくれたらこっちも何かで力になってやる」

    「クソいらねえ」


    極限まで声量を抑えて会話をしながら、凪はその部屋の入り口にゆっくりと近づいた。

    一方で、カイザーはその場から動こうとしなかった。もしかすると、何か聞きたくない内容があるという凪の予想は当たっているのかもしれない。


    凪は、dice1d2=2 (2)

    1.会話の内容をはっきりと聞きとることができた

    2.会話の内容をところどころ聞きとることができた

  • 126二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 10:58:36

    ところどころか
    どの辺かな

  • 127二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:32:04

    苦労人ポジのカイザー良いな

  • 128二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 02:28:57

  • 129二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 10:56:40

  • 130二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 19:46:43

    凪にとっては切羽詰まった状況だけど玲王とネスが何やら二人で過ごしてるの可愛いんだ

  • 131二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:11:14

    待機

  • 132二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 10:12:30

    保守

  • 133二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:33:20

    このレスは削除されています

  • 134二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 00:41:43

    楽しみにしてます

  • 135二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 10:57:03

  • 136125/01/13(月) 20:07:40

    保守クソ感謝!!最近書き込めてなくて申し訳ない、論文の提出期限が迫ってて…

    この先、凪またはカイザーがネスは玲王が好きなんだと勘違いする描写が出てきますが、玲王とネスの間に恋愛感情はないし凪玲です!

    よろしくお願いします!

  • 137125/01/13(月) 20:13:25

    また、もしかするとこの先、ダイス次第ではカイネスっぽい描写が出てくるかもしれません。匂わせ程度の描写になる予定です。1に注意書きができてなくて申し訳ありません。
    あの時はこういう方向に行くと思ってなかったんだ…!本当にすみません!
    色々と不手際が多くて申し訳ないのですが、まだお付き合いいただけるようでしたら嬉しいです!

  • 138125/01/13(月) 20:15:49

    部屋の中からは、明らかに玲王とネスのものだとわかる声が聞こえていた。

    しかし、凪とカイザーのいる位置からでは、会話の全てを聞き取ることはできなかった。2人は普段より声量を抑えて会話をしているようだ。


    凪がもう少し身を乗り出して、会話の内容を少しでも把握しようとした時だった。


    「そんなの、玲王が好きだからに決まってる!」

    「!」


    凪は、dice1d3=3 (3)

    1.かなり動揺する

    2.少し動揺する

    3.全く動揺しない

  • 139二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 03:52:36

    さすが顔に出ない男だな凪は

  • 140二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 11:11:44

    保守

  • 141二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 22:38:19

    保守しながら待機

  • 142125/01/15(水) 10:12:23

    凪は先程まで熱心に聞こうとしていた会話の断片から、この言葉はネスが玲王を好きなのだという意味で発された言葉ではないことを理解できた。

    部屋の入り口のそばで耳をそばだてていた凪にはそれがわかった。

    しかし、そうでなかったカイザーにとっては違うらしい。


    ネスの声が廊下まではっきりと聞こえた瞬間、凪は視界の隅で、カイザーの肩がぴくりと跳ねるのを見た。


    カイザーは、dice1d3=2 (2)

    1.部屋に入っていこうとする

    2.動かなくなってしまう

    3.声を出してしまう

  • 143二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 11:12:53

    また続きが気になる引きだな

  • 144二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:31:28

    このレスは削除されています

  • 145125/01/16(木) 09:39:39

    「っ」


    カイザーは信じられないと言いたげな表情で目を見開いたまま固まった。

    そして、あれほど帰りたがっていたのが嘘のように、その場から動かなくなってしまった。


    「ちょっ、」


    凪はカイザーを引っ張り、2人が万が一入り口へ目を向けたとしても視界に入らない位置に移動させた。

    先程と同じように極限まで声量を抑えて、凪はカイザーに話しかけた。


    「おい、あんなとこで動かなくなるなよ。急に2人が振り向いて気付かれたら、咄嗟に話合わせられんの?」

    「……」

    「…は?え、どうかしたの」

    「……別になんでもない」


    凪には、カイザーが一体何を考えているのかわからなかった。


    凪は、dice1d2=2 (2)

    1.聞こえてきた2人の会話を聞くことを優先する

    2.カイザーを正気に戻すことを優先する

  • 146二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 20:41:32

  • 147二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 00:45:20

    カイザーを戻すの優先か
    とにかくがんばれ

  • 148二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 11:13:41

    保守

  • 149二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 22:25:50

  • 150二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 09:58:55

    スレ主論文頑張ってね

  • 151二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 11:16:37

    保守しながら待ってるよ

  • 152二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 22:35:36

    保守

  • 153125/01/19(日) 07:55:17

    みなさん保守ありがとう!論文完成の目処が立ってきたので明日から再開できそうです
    待っててくれる人がいて嬉しい!もうちょっとだけ待っててください!

  • 154二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 09:51:23

    待ってます
    スレ主こそ無理しないでね

  • 155二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 20:44:21

    保守しとくね

  • 156125/01/20(月) 02:36:15

    論文完成しました!長い間更新できてなくて申し訳ない!
    お風呂入って寝て起きてから再開予定です!よろしくね
    報告兼保守

  • 157二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 07:52:25

    論文お疲れ様です
    あんまり無理はしすぎないでね
    更新待ってます

  • 158125/01/20(月) 17:59:58

    ありがとうございます!
    今から少しずつ書いていきます〜遅くなって申し訳ない
    よろしくお願いします!

  • 159125/01/20(月) 18:00:32

    早くあの会話を終わらせたいが、何やらおかしな様子のカイザーをこのまま2人の中に放り込む訳にもいかない。

    2人の会話を一刻も終わらせるために、仕方なく凪はひとまずカイザーと話をすることにした。


    「しっかりしてよ、何があったのか知らないけど…さっきのネスの言葉がショックだったのか?」

    「!?…は?別に全くそんなんじゃこれっぽっちも」

    「いや絶対嘘だろ」


    カイザーが明らかにショックを受けている様子なのは、凪の目から見ても一目瞭然であった。

    凪は心底面倒くさそうに続ける。


    「さっきあんたがいた場所からだと聞こえなかったと思うけど、あの2人、誰が好きとかそういう話してないと思うよ」

    「……は?」

    「いいからここでちょっと聞いてなって」

    「……」


    カイザーは少し悩んでから、恐る恐るといった様子で、凪と同じように部屋の中の会話に耳をそばだてた。


    凪たちは、dice1d2=2 (2)

    1.会話の内容をはっきりと聞きとることができた

    2.会話の内容をところどころ聞きとることができた

  • 160二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 01:50:36

    更新されてるー
    スレ主ありがと

  • 161二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 11:19:28

    スレ主論文お疲れ様です
    でも無理はしすぎないようにね

  • 162二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 22:29:47

    保守

  • 163二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 10:00:24

  • 164二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 11:14:09

    どこを聞き取ったのかな

スレッドは1/22 23:14頃に落ちます

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