パジャマユウカとさ、深夜に

1二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:22:54

修学旅行の夜、ホテルを抜け出してなんとなくコンビニに行こうとしたら、
道の先にパジャマ姿に一枚羽織ったユウカがいて、
ひそかにあこがれがあった僕はキモくならないように気をつけながら「ユウカ？」って声をかけるんだ
ユウカはびっくりした様子で肩を跳ねさせて、
振り返って僕の顔を見てほっとしたように「なんだ、あんたね」なんてくすりと笑うんだ
こんな夜にホテルの外に出るなんて不良だね、なんてからかったら「あんたもでしょ」とか肘で脇腹をつつかれて、そのまま近くのコンビニにでも行こうかと連れ立って歩き出すんだ

月が輝くぐらいの夜だから人通りなんて全くなくて、すこし肌寒い空気も相まって僕らはちょっと不安になって、
ふと並んで歩く手が触れた時、どちらからともなく手を握りながら歩きはじめるんだ
コンビニに着いたけど特に買うものもなく出てきたから、何にしようか手をつないだままなんとなく店内を見渡して、
特に買うものないねって笑いあうんだ
その時になってまだ僕らが手をつないだままだったことに気付いて、二人ともが照れながら棚の商品を無意味に見たりしてるんだ
そんな時、ユウカがレジ横のホットスナック売り場を見て、
もう深夜だからと売り尽くし割引で袋に入れられたまま入っているチキンやらを指差すんだ
僕もいいねと同意して、修学旅行だからと温かい懐をここぞとばかりに使ってユウカのぶんも出したりして
それでコンビニの横、チキンをほおばるユウカを見ながら、
「意外とそういうの、食べるんだね」って笑うと、ユウカも「いいでしょ、おいしいんだから」ってジト目で僕を見ながらもう一口チキンにかぶりついたりして。
僕が食べていたハッシュポテトをみて、「それ、おいしそうね」って意地悪そうな顔で笑うから、
僕はそっと差し出して、代わりにユウカが食べていたチキンを貰ってひとくち交換をして。

そうして、ちょっとした修学旅行の夜の冒険とやけに唇に残るチキンの脂を感じながら、
僕とユウカはちょっとお互いを意識した空気のままホテルへと戻っていくんだ

そんな光景がこのメモロビから見えてきたよ

2二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:23:56

素敵だね

3二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:25:24

良いね。青春の味がする。乞食のようで不躾なお願いだがもう少し振る舞ってくれないかな？

>>11

4二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:26:08

すげえ、純度100％の青春の手触りだ…

5二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:28:45

こんな光景を思い浮かべられる奴がなんであにまんなんかに居るんだ

6二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:31:09

透き通る青春じゃん

7二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:31:44

お前は眩しすぎる、偉大に見えるほどに…

8二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:33:30

修学旅行から帰ってきたかの様な臨場感…

9二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:37:28

これは透き通るような世界

10二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:41:51

もう涙なんざとっくに忘れたと思ってたんだけどな…

11二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:55:18

>>3

うまくできるかわからないけど、もう少しだけ想像してみるよ

ユウカと一緒に夜のコンビニに行った次の日、隣県のスポットまでバスで移動する予定だったんだ

そこで班の人数が5人だから、バスの4人席に乗っていくときに男子班と女子班が混ざる席があるんだ

まったくの偶然で僕が座った席がその席で、隣の席にはユウカが座ってきてふたりとも昨夜の気まずさと気恥ずかしさを抱えたまま「お、おう」とか「う、うん」とかぎこちなく挨拶するんだ

窓際を譲るために一度立ち上がるんだけど、その時座席間の狭いスペースをすれ違うから肩や腰が擦れるのと同時、ユウカの柑橘系みたいな髪の香りが鼻をくすぐって、僕はまたドキドキさせられてしまうんだ

バスの移動時間は1時間ないくらいなんだけど、その間ずっと気まずいと嫌だからと、僕のほうから勇気を出してワイヤレスイヤホンを片方ユウカに差し出すんだ

お互いに近い耳にはなにも着けずに、片耳だけを着けて一曲ずつおススメを出し合うことにして、

バスの走行音と他の座席の皆が騒ぐ声を片耳だけのイヤホンが遮断してくれて、ボックスのふた席に座っている僕たちだけがいるような感覚になるんだ

渾身の勇気を振り絞ってユウカの手を握ってみたら、ユウカもそっと握り返してくれて、

きゅっと握った指の細さや肌のきめ細やかさにまたドキドキしてしまうんだ

そうして、何曲かを流し終わったころ、ぽすんと僕の肩に重さが掛かって、

何かと思ったとき、鼻にさっき嗅いだ柑橘系のいい匂いが香ったことで、ユウカが頭をあずけてきたんだと気づくんだ

やっぱり夜更かししてコンビニに行ったから寝不足だったみたいで、静かな寝息をたてているから、起こさないよう、できる限り僕は体を動かさないようにして、握ったままのユウカの手の感触と、触れ合う肩の柔らかさばかりが脳内を走ってしまうんだ

まつげも長いんだな、とか、髪もさらさらだな、とか、指も細くてきれいだな、とか、

……かわいいな、とか。

そんなことを思いながら、残り40分くらいの道路ができるかぎり混んでいることを願って背もたれに身体を預けるんだ

こんな光景が見えたよ

>>15 >>16

12二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:55:28

俺なんて修学旅行の夜は友達と1時までゴッ○フィールドやってたくらいしか思い出ねぇ…

>>15

13二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:57:34

修学旅行何て友達の話の重さにパンイチになって雰囲気を和ませたくらいしか無い…
透き通って良いね…ユウカと青春してるな…

>>15

14二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:00:21

なんかこのスレ、失った青春に溢れてる…

>>26

15二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:03:52

>>11

良いですね。ほのかな桃色のカーテンを纏った青春のグラデーションを感じます。ご提供頂いた小さな秘密の１ページ、じっくり味合わせていただきますね……

>>12 >>13

騒音のようで楽しげな良い青春の香りがしますね

16二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:05:19

>>11

静かなせいで余計意識しそうでこっちもドキドキしてきた

17二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:07:58

3部屋全員集まって富士ステークスで串カツ馬券のギャンブルしたなぁ

18二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:09:40

なんかユウカと2人で自販機の前で話してた記憶が……

19二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:10:52

クラスでノアと笑ってるユウカの姿が見える…

20二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:29:34

この顔してからかってきてそう

かわいい

21二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:47:38

これからお仕事だけど、22時過ぎにまた何か書きたいから好きなシチュでも投げといてくれると嬉しい

>>27

22二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:48:38

寝そうになったらシャーペンで小突いてくるユウカ…

23二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:49:31

マトモなスレ主で俺嬉しいよ

24二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:59:15

やはりここは体育祭の借り物競争で頑張る2人を...

>>25

25二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:00:29

>>24

絶対○○な人って書かれた紙引くやつ～

26二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:01:21

>>14

始まってすらいなかったやつもいる・・・

27二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:02:59

>>21

頑張って……

シチュは委員会の帰りたまたま遭遇してなんとなく一緒に帰る…

28二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:11:26

なんかシチュ出したいけど想像しようとすると胸が締め付けられる…

29二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 23:23:24

お土産屋さんで木刀見かけてテンション上がってる俺くんとそれを見て呆れるユウカとか見たいです