【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.6

  • 1ホットドリンク大好き24/12/24(火) 16:29:54

    【あらすじ】
    不知火カヤ、出ます。

  • 2ホットドリンク大好き24/12/24(火) 16:31:08
  • 3ホットドリンク大好き24/12/24(火) 16:32:39

    ───── SS:巨人の怪獣 ─────

    試験会場の変更が告げられたのは突然のことだった。
    肝心の会場がゲヘナの自治区だったが、美食研究会を名乗る人達の協力もあって何とか入り込むことが出来た。
    正直、今回の作戦に乗り気かというと嘘になる。

    ミヤコには許可もなくゲヘナ自治区に侵入するのが正しい道理だとは思えなかった。
    それが例え、トリニティから半ば強要されたものだとしても。
    先生が補習授業部を助けようとしなければ、ミヤコは梃子でも動かなかっただろう。
    ゲヘナ自治区に無断侵入する行為が、先生が死にかけたミレニアム郊外の閉鎖地域侵入に重なるからだ。

    しかし現実は非情であり、ミヤコを筆頭としたRABBIT小隊は、またも明らかに連邦捜査部としてでもオーバーワークと思える激務を先生と共にすることになった。
    トリニティの お偉いさんだか何だか知らないが、次 会ったら絶対ナギサにバックドロップを決めてやると心に決めながら。

  • 4ホットドリンク大好き24/12/24(火) 16:33:41

    ミヤコ:
    「でも またどうしてこんなことに・・・。」

    サキ:
    「そんなの知るか! 口じゃなくて手を動かせ!!」

    つい零れてしまった愚痴を拾われて同僚に叱咤されつつ、ミヤコはヘリに搭載された機関銃を斉射する。
    眼前には誰が味方とも知れない地獄が広がっていた。

    温泉開発部員A:
    「なんだアレ!!??」

    温泉開発部員B:
    「知るか! ほっとけ!! そんなことより開発だ!!」

  • 5ホットドリンク大好き24/12/24(火) 16:34:15

    風紀委員A:
    『応援!! 応援を!!!』

    風紀委員B:
    『温泉開発部を抑えろ!!』

    風紀委員C:
    『知るか!! それよりこっちの怪獣共をどうにかしないと不味いだろ!!!』

    風紀委員D:
    『突破された! 繰り返す!! 巨人の部隊に防衛ラインを突破された!!!』

    下でドンパチしているのを覆い隠すような、巨大な機械の怪物が戦場を蹂躙する。
    温泉開発部による爆発が霞むレベルの破壊光線やミサイルを容赦なくバラ撒いていた。

  • 6ホットドリンク大好き24/12/24(火) 16:34:48

    防衛室スタッフA:
    『目標部位の破壊を確認。』

    防衛室スタッフB:
    『了。 エネルギー充填120%・・・ファイア。』

    防衛室スタッフC:
    『対象沈黙。 次の対象に移る。』

    防衛室スタッフD:
    『是。 援護する。』

    それに対するは鎧を纏った巨人のような別種の怪物。
    手に思い思いの、砲塔と見紛う程の巨大な銃器を持ったソレらは、他戦力に構うことなく淡々と機械の怪物達を仕留めていく。
    その混沌とした戦場にあるまじき冷静さは、正体不明さも相まって、かえって恐怖と混乱を振りまいた。

  • 7ホットドリンク大好き24/12/24(火) 16:35:23

    防衛室スタッフE:
    『・・・小兵からの攻撃で装甲が小破した。 反撃の是非を問う。』

    防衛室スタッフF:
    『構わん。 カイザーの尖兵 排除が最優先だ。』

    巨人が地上に銃口を向ける。
    散弾銃を装備していたらしいソレが引き金を引くと、固まっていた戦力が一気に吹っ飛んだ。

    防衛室スタッフE:
    『・・・やけに強いのがいる。 恐らくネームドだ。』

    防衛室スタッフF:
    『銀鏡イオリか? 応援に向かう。
    近くに空崎ヒナは いないだろうな?』

    防衛室スタッフE:
    『いたら とっくに大破してる。』

    巨人達と他戦力との間にも交戦が始まり、場は一層混迷を極めた。

  • 8ホットドリンク大好き24/12/24(火) 16:36:18

    モエ:
    「マズッ・・・。」

    ミヤコ:
    「どうしたの───」

    ヘリの操縦をしていたモエから嫌な声が聞こえて振り返ると、ヘリの正面には どこから生えてきたのか巨大な蛇型の怪物が大口を開けて待機しているところだった。
    喉の奥から目が焼き付くような閃光が漏れる。
    これは退避も間に合わない。

    墜落を覚悟したミヤコだったが、覚悟したような衝撃が来ることは無かった。
    その前に横から来た巨人によって怪物の頭部が切り落とされたから。

    手に何故かチェンソーを持った その巨人は、ミヤコ達の方に一瞬一瞥をくれたが、直ぐに怪物の方へと向き直り、頭部が落とされてなお動く怪物の断面に手を突っ込むと、そのまま動力源と思わしき球体を引っこ抜いた。
    怪物は文字通り電源が切れたかのように、重力に従って倒れ込んだ。

  • 9ホットドリンク大好き24/12/24(火) 16:36:39

    モエ:
    「あー、いまの食らったら面白かっただろうなぁ・・・。」

    ミヤコ:
    「バカなことを言わないでください・・・死んでもおかしくありませんでしたよ・・・。」

    ちょっと残念そうなモエとは対象的に、ミヤコは冷や汗ダラダラだった。
    あの巨体から放たれる熱線を耐えるなんて、それこそ人間ではない。
    下手をすれば墜落どころかヘイローが砕けていた。

    死の危険が過ぎ去ったことから来る安堵感で崩れ落ちそうになるミヤコだったが、不意に入ってきた通信に対応する為に何とか堪える。
    出ると、それは補習授業部の面々が危険領域から脱したことを伝える先生からの連絡だった。

  • 10ホットドリンク大好き24/12/24(火) 16:37:33

    ミヤコ:
    「分かりました。 現地で合流しましょう。」

    一つ息を吐く。
    本当は先生が無事なことから膝どころか五体投地したいレベルの安堵感が襲ってきているが、作戦中であるというSRTとしての理性が何とか押しとどめた。

    ミヤコ:
    「モエ、囮役は終了です。
    少し離れたところにヘリを降ろしましょう。」

    モエ:
    「は~い。」

    後は補習授業部の試験を終えるだけだ。
    全く大変な目にあったが、まさかこれ以上 何かあることはないだろう。

    脳裏に結果的に助けてくれたことになる例の巨人のことが思い浮かんだ。
    はて、あの僅かに漏れ出る紫色の光の意匠は何処かで見たような・・・。

  • 11二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 16:38:59

    このレスは削除されています

  • 12ホットドリンク大好き24/12/24(火) 16:39:47

    ───── SS:巨人と怪獣 ~Fin~ ─────


    >>3

    ×:巨人の怪獣

    〇:巨人と怪獣

  • 13二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 16:56:29

    温泉vs風紀vsカイザーvs防衛室の四つ巴はまぁ地獄でしょうなぁ。

  • 14二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 19:57:10

    保守

  • 15二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 20:01:18

    ゴールドマグロへの対応を考えると
    割とクリスマスとかのイベントも楽しんでそうだなカヤ様

  • 16二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 21:30:50

    「クリスマスなのですよ?」

    ワンチャン言いそう

  • 17二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 22:51:50

    生体部品を使用し巨人で破壊光線を撃つ。
    なるほど巨〇兵か。

  • 18ホットドリンク大好き24/12/24(火) 22:54:17

    撃つか・・・破壊光線。

  • 19二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 01:40:38

    このレスは削除されています

  • 20ホットドリンク大好き24/12/25(水) 11:26:02

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    カヤ:
    「失礼しますよ。」

    柴さん:
    「・・・店仕舞いの時間だ。」

    ホシノ:
    「・・・そうみたいだね。」

    カヤ:
    「クリスマスなのですよ?
    もっと楽しそうにしたら どうです?

    そんな お二人ですから、私から細やかなクリスマスプレゼントがありますよ。」

  • 21ホットドリンク大好き24/12/25(水) 11:27:22

    ホシノ:
    「へぇ・・・何を持ってきてくれたのかな?」

    カヤ:
    「先日 遠征先で10キロの黄金が発掘されたので それを───」

    柴さん:
    「やはり店仕舞いをするしかないみたいだ。」

    ホシノ:
    「はい、解散 解散。」

    カヤ:
    「おやおやおや・・・。(ションボリ)」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 22ホットドリンク大好き24/12/25(水) 16:56:55

    <大乱闘から少し前>


    ───『宵鳴きの霧骸(ネーベルダージ)』・・・それは一種の人造人間です。

    名もなき神々の墓を暴き、その聖体を拝領することで造られたソレは、ヘイローを持つ生徒であれば誰もが操縦可能な超大型決戦兵器になります。


    その性能は凄まじく、マエストロの『聖徒の交わり』に匹敵する出来であると自負しています。

    ・・・まぁ、当のマエストロは品性に欠けると酷評するでしょうが。

    とはいえ兵器としての完成度は『宵鳴きの霧骸』の方が上です。

    アンブロジウス並みの性能を、遥かに安価な形で成立させているのですから。


    しかも汎用性も凄まじく、バックパックの換装によって運用方法の変更は勿論、武装も各種銃器を取り揃えることによって普段の戦闘と大差ない操作感を実現───


    ───なんです? ここからが良いところなのですが・・・。


    ・・・。


    ───そうですか・・・技術的な部分は然程 重要ではありませんか・・・。

    それもそうですね、残念です。


    ではこの話はアルさんに後で聞いて貰うとして。(え? という顔をするアル)

    次は作戦の話をするとしましょう。

  • 23二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 19:41:15

    なんでも屋だからね。しょうがないね。

  • 24二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 00:38:16

    >>3

    特殊部隊仕込みの筋力でバックドロップされたらナギちゃん壊れちゃう

  • 25二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 02:04:31

    透き通った青春にブラボとエヴァを悪夢的コラボする所業…!

スレッドは12/26 14:04頃に落ちます

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