【🎲・閲覧注意】ブルーロックス、魔法少年になる

1スレ主24/12/25(水) 19:30:33

『──あーあー、テステス。
ごきげんようブルーロックス。突然だけど君たちにはね、今日から魔法少年として人助けしてもらいます』

ダイス・安価によって進むオールキャラバトルロワイヤルSSスレ
スレ民参加型なのでよかったら書き込んでいってね

※死ネタ・グロテスク・猟奇的な描写など人を選ぶ内容をデフォルトで含みます
※キャラsage等の意図はありません
※絵心、アンリ、冴はいません
※最初のみネームドモブが出ます
※魔法少女○成計画の設定をお借りしています

ではまず導入、長いので少々お待ちを

2二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 19:31:54

このレスは削除されています

>>5

3二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 19:33:02

このレスは削除されています

>>5

4二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 19:35:21

wktk

5124/12/25(水) 19:35:34

>>2

>>3

その通り別人です

そのスレ主に迷惑かかっちゃうから消させてもらうね、似た内容で紛らわしくてスマンよコテハン変えるね

6124/12/25(水) 19:36:41

～潔視点～

──新英雄大戦中、今日も練習に励んでいた俺達。
そんな折、スピーカーから耳馴染みのない言葉が聞こえた。

黒名「潔潔、魔法少年ってなんだ」
潔「さぁ……？というか今の声、絵心さんでも帝襟さんでもなかったよな？」
氷織「違う人やね。不審者かなんかに乗っ取られたんと違う？」
雪宮「あはは、まさか。ブルーロックのセキュリティで外部から侵入するのは難しいんじゃないかな」

俺の周りにはすぐいつものメンツが集まり、そんな感じの会話を繰り広げる。
会話の内容とは打って変わって、雰囲気はまるで高校生の昼休み。なんともゆるやかな空気がそこには流れていた。

それもそうだ。俺達はこのときまだ、知らなかった。

──意地悪な神々の、悪趣味な遊びに巻き込まれることになるなんて。

『じゃあみんな、中央のスタジアムに集合ね～』

7124/12/25(水) 19:37:55

そうして俺達は、カイザーたち海外勢も含め今日居合わせた面子全員がスタジアムに集まった。スタジアムには困惑とざわめきが広がっていて、皆俺達と同じく説明無く急に呼び出されたんだと察することが出来た。

雪宮「やっぱり誰も何も知らないみたいだね、無視した方がよかったかな」
黒名「新しいイベントとかシステムの説明かもしれん。聞いといた方が得得」

ガーガー、ピーッ。
突如スピーカーから流れ出したノイズに、全員が息を飲む。間を開けず、さっきの怪しい声が機械を通して聞こえてきた。

『──諸君、よく集まってくれたね。まずはこれを受け取ってほしい』

俺の目の前にぽっと光の塊が現れ、つい受け止めるように差し出した手のひらに丸い端末のようなものがコトリと落ちる。
潔「なんだこれ、ゲーム機か何か？」
氷織「たま○っちみたいやね」

8124/12/25(水) 19:39:27

『申し遅れた、僕はまあ───BLTVの新しいスポンサーみたいなもんだよ。それはウチが開発したいわば『マジカルポッド』かな。身体能力増強装置なんだけどね、これを世界平和に役立てる為のテストを君たちに頼みたい』

端末の下方についた丸くて大きいボタンを押してみる。
すると、端末から光の粒子が溢れ出してあっという間に俺の体を包み込んだ。

潔「うおぁ！？何何なんだこれ！！」

叫ぶと同時に、光が弾ける。
現れた俺の姿は、見慣れたジャージ姿から何も変わっていなかった。拍子抜けして、自分の手のひらをぽかんと眺める。

黒名「──なんも変わってない、ない」
氷織「魔法少年なんて言うなら変身させてくれたっていいのになぁ」
潔「ホントだな、何がどう増強したんだ──」

9124/12/25(水) 19:40:41

軽く爪先で地面を蹴った、その瞬間。ドォン！！！と凄まじい音を立てて、スタジアムの芝が抉れた。轟音と舞い上がる土埃に、そこにいる全員の視線が集まるのを感じる。

雪宮「──い、潔くん？？」
潔「───おっ、あ、お……」
『これでわかったでしょ？じゃあ今日から魔法少年として活動ヨロシクー』

驚きで口が塞がらない俺を無慈悲にも置いてけぼりにして、『スポンサー』はそう言った。

10124/12/25(水) 19:43:46

《かんたん☆魔法少年入門》
1.魔法少年は、身体能力がパワーアップするよ
2.1人に1つ、自分だけの◾︎◾︎を持ってるよ
3.魔法少年以外の一般人に正体を知られてはいけないよ
※変身中は認識阻害が働いて、君たちの正体はバレないから安心してね
4.人助けポイントが少なかった人は◾︎◾︎するよ
5.◾︎◾︎する人数は、毎週変わるから気をつけてね

11124/12/25(水) 19:47:24

──というわけで、新英雄大戦は一時休戦。俺達は街に出て魔法少年としてこっそり人助けに勤しむ1週間を過ごした。

潔「なあ蜂楽、この魔法少年入門の2と4と5ってなんなんだ？」
蜂楽「わかんにゃ～い。まあもうすぐわかるでしょ」

そして丁度7日後、のんきにあくびをする蜂楽を横目に、俺達は再び全員がスタジアムに集まっていた。
ガーガー、ピーッ。

『はいはい魔法少年活動おつ。じゃあみんな気になってるだろう助けた人が少なかった人の発表ね。あ、安心してよ今回は1人だから』

みんなのゴクリ、と生唾を飲む音が鮮明に聞こえる。

『はい、エーミールくん、ゼロポイント。

─────────君は『脱落』でーす』

12124/12/25(水) 19:48:57

一瞬の間のあと、みんながほっと息を吐いた。エーミールは、たしかイングランド棟のU-20メンバーのうち1人だ。
当のエーミールは、頭の後ろで腕を組んで呑気に言う。

「ハッ、お前らバカだな、最初っから俺みたいに不参加キメてりゃさっさと抜けられたのによ。これで意味のわからんヒーローごっこともおさらばだぜ」

そうだよな、俺達本来サッカーやりにきてんだ。人助けもマジカルポッド？のテストも俺達の仕事じゃないし、さっさとストライキでも起こしてやればよかったよな。
その日はそれで解散し、各々練習に戻っていつも通り眠りについた。

そして次の朝、とあるニュースが監獄中を騒然とさせる。

────エーミール、心臓発作にて急死。

『脱落はイコール死だよ、言ってなかった？』

13二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 19:49:28

今後どうなるかわからないけどまほいくシステムだと相手が誰かわからないまま蹴落とすってことは普通にあり得るのが怖いな

>>17

14124/12/25(水) 19:50:50

皆が自然と集まった、早朝のスタジアム。
急な仲間の死に取り乱すもの、ケラケラと笑う声の主に罵声を浴びせるもの。そんな声を無視して、無慈悲に冷たくスピーカーから声が響く。

『仕方ないでしょー弱いヤツはテストプレイに役立たないもの。じゃ、次に残るのは上位23人。最後の一人になるまで続けるからね。あ、言い忘れてた──

───次の脱落までに残り23人切ってたら、脱落者はなしとするよ♪じゃ、せいぜい僕らを楽しませてよね』

──ブツ。スピーカーが切れる。

みんながざわめいていた。恐怖に耐えかね、助けてくれと叫び出すものもいる。俺達だって馬鹿じゃない。最後に言い残されたその言葉の意味をきっと全員が理解した。
──そう、理解してしまった！

「──俺達で最後の一人になるまで殺し合え、ってことか」

そう呟いたのは誰だったか。声の出ない俺には、もう確認する術が無かった。

15124/12/25(水) 19:53:03

《かんたん☆魔法少年入門》
1.魔法少年は、身体能力がパワーアップするよ
2.1人に1つ、自分だけの『魔法』を持ってるよ
3.魔法少年以外の一般人に正体を知られてはいけないよ
※変身中は認識阻害が働いて、君たちの正体はバレないから安心してね
4.人助けポイントが少なかった人は『脱落』するよ
5.『脱落』する人数は、毎週変わるから気をつけてね

16124/12/25(水) 19:54:33

《進行上のルール》
・まずスレ主がダイスを振り、描写するキャラを選びます。同時に1d2を振り、他のキャラとの接触が起こるかどうか決めます（1で接触なし、2で接触）
接触なしの場合このターンは描写なし、接触の場合スレ主が接触相手を決めます。特に理由はありませんが描写のしやすさの問題で1vs1固定とさせて頂きます

・接触の場合、安価を指定した後スレ民に1d3を振ってもらい、安価先の数値でキャラの生死が決まります（1で生存、2で片方が死亡、3で両方死亡）

・生死ダイスで2が出た場合はスレ主のシークレットダイスにて死亡キャラを決めます。どっちが死ぬか最後までわかりません

・重複した場合は振り直したりせず再戦となります

・絵心・アンリ・冴が出た場合、当人かスポンサー側の描写を少しいれて次へ進みます。接触相手として当たった場合は描写後接触相手を振り直します

・劇中の1日分に2組描写します。1週間後提示された人数を切っていなければダイスを振って当たったキャラが人助けポイント下位者として脱落します

17124/12/25(水) 19:57:47

長々導入お付き合いありがとうございました、進行の準備してくるのでここまでで質問とかあったら今のうちにくれると助かる

>>13

そこは特に姿変わらない体で行くよ、力不足でうまく描写しきれないので

>>18

18二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:06:48

>>17

了解、丁寧にありがとう

まほいくもブルロも大好きだから楽しみに待機してる

19二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:15:06

クリスマスに死のプレゼントか…

20124/12/25(水) 20:24:33

よしじゃあそろそろ行くよ

キャラの生死はスレ主とスレ民にかかってる

第1週・1日目前半

視点dice1d32=3 (3)

接敵dice1d2=2 (2)

21124/12/25(水) 20:26:21

接敵相手dice1d32=4 (4)

安価先>>24

22二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:27:11

最初によりによって仲良いここかよ！？

23二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:28:27

ダイスの女神の邪悪な意志を感じてニッコリ

dice1d3=2 (2)

24二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:28:59

dice1d2=2 (2)

>>21 >>26

25二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:29:42

うわスレ主ごめん数字押し間違えた

26二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:29:50

>>24

ダイスミスってね？1d3だよね

27124/12/25(水) 20:30:33

気にすんな再安価>>30

28二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:30:57

dice1d3=1 (1)

29二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:31:23

dice1d3=2 (2)

30二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:31:32

dice1d3=1 (1)

>>27 >>32

31二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:32:19

ダイスの女神のせめてもの温情を感じる

32二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:33:07

>>30

よしぶち抜いてやった！

33124/12/25(水) 20:34:50

～千切視点～

魔法:そこにいる誰よりも脚が速いよ

──コンコン、と車の窓をノックする。
この1文だけ見れば何の変哲もない日常の一コマ。

ただ俺は、高速道路を100キロはあろうスピードで爆走する車に並走し、外側から運転席でハンドルを握る御老人にむかって声をかけているのだ。

千切「おーい爺ちゃん、夜だからってそんなスピード出しちゃ危ないぜ。昔の血でも騒いだ？──おっと」
俺を視認した御老人が驚いて急ハンドルを切る。
事故って仕舞わないようにフルパワーで車を強めに抑えて正面を向かせ、制限速度ほどまでスピードを落とさせた。

千切「じゃあな、爺ちゃん。ふー、人助けとかあんま柄じゃねぇんだけどな」

34124/12/25(水) 20:39:35

高速道路を飛び降り、一般道に降りる。
──すると20mほど離れた所に人影が。暗くて常人の目では何も見えるはずは無いが、強化された魔法少年の視力はしっかりとその正体をとらえる。

千切「──國神？」

高い上背に鍛え上げられた体、オレンジ色の髪のその男は見間違えもしない、監獄生の中で数少ない友人である國神だ。こちらに背を向けていて、顔は見えない。

千切「おーい何やってんだよ！お前の担当ここじゃ──」
國神「来るんじゃねぇ」

再会の喜びに駆け寄ろうとすると強めの声で静止される。俺はつい足を止めちまった。

國神「バカかお前、コロし合いの真っ最中なんだぞ。俺がお前の細い首、へし折ってやっても良かったんだからな」

そういうとついにこちらを一度も向かないまま、國神は闇の中へ姿を消してしまう。その背中を、俺はやれやれとばかりに見送った。

千切「──なんだよ、お前が本当にヤる気ならとっくに全身バラバラにされてるっつーの」

35二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:39:37

そこにいる誰よりもって文言と条件にまほいく味を感じてすこ

36124/12/25(水) 20:41:59

30、千切國神の救済おめでとう

第1週・1日目前半

視点dice1d32=1 (1)

接敵dice1d2=1 (1)

接敵の場合接敵相手dice1d32=28 (28)

37124/12/25(水) 20:46:26

情報開示は接敵した時用にとっておきたいので飛ばします

第1週・2日目前半

視点dice1d32=20 (20)

接敵dice1d2=2 (2)

38二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:46:28

このレスは削除されています

39二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:47:47

このレスは削除されています

40124/12/25(水) 20:48:28

ごめミスった接敵相手dice1d32=30 (30)

安価先>>43

41二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:49:24

ネスと斬鉄か

dice1d3=1 (1)

42二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:50:36

dice1d3=1 (1)

43二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:50:43

dice1d3=1 (1)

>>40

44二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:50:44

dice1d3=2 (2)

45二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:50:54

dice1d3=1 (1)

46二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:50:55

あ

47二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:51:21

セーフ…？

48二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:52:13

セーフだ！よし！
ところで魔法少年って衣装も変わってない感じ？

>>51

49二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:53:17

両方生存嬉しいけど
このままだと1週間後に一気に結構な人数処分されることになるな

50二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:53:52

そうじゃん
どっちにせよ一週後にポイント次第で何人も落ちるわ

51124/12/25(水) 20:57:14

>>48

まあ特に変わってないかな、想定だとジャージとか

妄想捗るのであれば全然コスチュームで想像していただいて

52124/12/25(水) 21:06:56

～ネス視点～

魔法:選んだものに『まほう』をかけられるよ

ネス「あーあ、カイザーと離れちゃったなぁ」

僕は民家の冷たい屋根の上で三角座りしながら、マジカルポッドをぽちぽちと弄っていた。

ネス「まぁ、カイザーがそう簡単にやられるわけねぇです」
どちらかといえばフィジカル的に心配なのは僕の方だったり。腕っ節には自信あったんだけど、流石にアスリート相手じゃ厳しいものがあるなあなんてぐるぐる思考を巡らせていたら。

眼下に、とぼとぼふらふら歩くお婆さんの姿を見つけた。こんな夜道を1人じゃ危ねぇです。僕は屋根からお婆さんに向かって手をかざし、呪文を唱える。

ネス「お婆さんが無事にお家に帰れますように、元気になーれっ」

僕の魔法は強化系で、どうやら好きな相手の能力を増強できるらしい。初めて魔法の存在が明かされたときにちょっとワクワクしながら自分にかけて、ちょっとジャンプしただけなのにブルーロックの天井に思いっきり頭をぶつけて蹲ったのが記憶に新しい。

53二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:10:00

ネスかわ

54124/12/25(水) 21:13:01

すると途端にお婆さんの背筋はしゃっきりのび、しっかりとした足取りで歩き始める。急に体が軽くなってびっくりしてるみたいで、少し僕も安心して笑みが零れた。

「──なぁ、ちょっと聞きたいんだが」

背後に瞬時に現れた気配に全身が粟立ち、弾かれたように立ち上がって距離をとる。こっそり後ろ手に、忍ばせておいたナイフを握った。
貴方はたしか、フランス棟の。

ネス「ざ、斬鉄……でしたっけ。僕に何か用ですか」
斬鉄「あぁ、ちょっと聞きたいことがある。凪と玲王のいるこの番地に行きたいんだがどこかわからん」

そうして斬鉄は何やら番地が書かれた紙をこちらに突き出してきた。その幼げな仕草からは殺意の類は感じられない。ほっと胸をなでおろし、書いてある住所の方角をゆびさす。

ネス「……あっちじゃないですか？全く、土地勘無い僕に聞かないでください」
斬鉄「そうか、助かる」

そう言って斬鉄はものすごいスピードで屋根から屋根を伝って飛び、夜の住宅街に消えてしまった。こんなときにお仲間に会いに行くだなんて、物好きにも程がありますね。

……まぁ、それは僕が言えたことでもないけど。

55二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:13:06

条件が広いシスターナナみたいな感じかな、強そう

56124/12/25(水) 21:15:06

なかなか戦わないね

第1週・2日目後半

視点dice1d32=31 (31)

接敵dice1d2=1 (1)

57二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:15:32

このレスは削除されています

58二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:15:38

「選んだもの」に魔法少年も含めることが出来るなら相当強いぞこのスキル
同時に魔法をかけることが出来る対象はn個まで、とか条件あるのかな

59124/12/25(水) 21:16:28

ダイスミスりまくってすまん

第1週・3日目前半

視点dice1d32=20 (20)

接敵dice1d2=1 (1)

60124/12/25(水) 21:19:01

このままだとマジで一気に1週間後脱落になりかねん
ルール変えてすまないんだけどここから強制接敵でいいか？スレ民のダイスの責任重くなるけども

61二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:20:34

いいと思うよ、スレ民に任せな

62二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:21:26

いやこれはしゃーないよ
スレ民としてもどうせ推しが死ぬなら一気に大量脱落されるよりしっかりバトルで描写貰った方が嬉しいし

63二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:22:18

どうせ散るなら派手に散って欲しい（ぐるぐる目）

64124/12/25(水) 21:25:33

スマン、たすかる

ではスレ主のエゴで3日目前半からやり直すよ

第1週・3日目前半

先に出た方の視点で開始dice2d32=18 31 (49)

安価先>>67

65124/12/25(水) 21:29:57

アンリちゃんが出たので振り直しdice1d32=22 (22)

66二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:30:36

dice1d3=2 (2)

67二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:31:00

dice1d3=1 (1)

>>64

68124/12/25(水) 21:35:42

～？？視点～

アンリ「すごいですね、以前と比べてトップスピードが──」

すっかり人の気配が消えたブルーロック内、指導者が選手を見守るモニタールームで赤髪の女は虚ろな目をして、誰も映らないモニターを眺めていた。
何が見えているのか、ブツブツと独り言を呟いている。

──馬鹿め、お前らの大切な原石は今僕のオモチャになってんだよ。

催眠から覚めたこの女が、どんな絶望の表情を見せるか楽しみだ。

69124/12/25(水) 21:40:35

～我牙丸視点～

魔法:どんな攻撃も弾くバリアを使えるよ

ポンッ、と俺は右手に小さなバリアを出現させて運動場の外へと大きく逸れたボールを弾く。

暗闇のなかキャッキャとバレーボールに興じ、今にも道路に飛び出そうとしていた小学生たちは、何も無い場所で急に跳ね返ったボールに怪訝そうな顔をした。

我牙丸「──ほいっ。おーい、こんな時間に遊んでないで早く帰れよーって聞いてないな」

「おばけだーっ！！」「にげろにげろ！！」
我牙丸「あ、見えてないのか」

認識阻害のことをすっかり忘れていた。そもそもこのくらいならわざわざ変身して弾くまでも無かった気はしたけど、まぁビビった小学生達は急いで家に帰ったみたいだから結果オーライでいいよな。

そのままぼーっと公園で夜を明かし、気づいた頃には朝日が登っていた。

70124/12/25(水) 21:42:17

第1週・3日目後半

先に出た方の視点で開始dice2d32=18 31 (49)

71124/12/25(水) 21:43:48

またかよ！振り直しdice1d32=12 (12)

安価先>>73

72二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:45:24

dice1d3=2 (2)

73二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:45:44

dice1d3=1 (1)

>>71

74124/12/25(水) 22:04:47

～士道視点～

魔法一定範囲内で無敵になれるよ

俺、士道龍聖は1人森の深くの泉の傍らに寝転がり、大あくびをしていた。

士道「あーあ、つまんねーの。誰も俺の事コロしにこねーじゃん？」

俺の魔法はどうやら一定範囲内限定の無敵状態らしくて、その範囲の大きさは16.5m×40.3mの長方形。つまりサッカーのペナルティエリアと同じデカさってワケだぜ♪
試しに魔法を使ってみた所、確かに殴っても引っ掻いても俺の体には傷1つつかなかった。血塗れになってボコり合うほうが正直興奮すっけど、これほどコロし合いに向いてる能力ってのもなかなかねーよな？♪

士道「んー、もう俺の方から出向いちまうかぁ！」

75124/12/25(水) 22:12:39

その悪魔は、森の木をワザと殴り倒し大きな音を立てながら進む。

その様子に気づいた1人。彼もまたフランス棟の選手で、名をシャルル・シュヴァリエ。
木に寝そべって昼寝を謳歌していた所、すぐ隣をブルドーザーのように突き進む士道が通って行ったのである。

シャルル「んぇ……何？」

彼が起きていれば一触即発、森中を焼き尽くす苛烈なバトルが始まっていただろうが、生憎彼の寝ぼけ眼が覚めた頃にはかの悪魔の姿は見えなくなっていた。

シャルル「うーん、気になる気もするけど行かなーい！」

そうして、若き魔法少年は再び夢の世界へと落ちて行った。

76124/12/25(水) 22:16:18

第1週・4日目前半

先に出た方の視点で開始dice2d32=3 10 (13)

77124/12/25(水) 22:16:52

安価先>>80

78二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 22:18:05

dice1d3=1 (1)

79二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 22:18:29

dice1d3=2 (2)

>>81

80二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 22:19:06

このレスは削除されています

>>77

81124/12/25(水) 22:23:58

ダイスミスかな？せっかくの機会だし直前の>>79で行くよ

82二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 22:26:42

せっかくの機会とは
にしても初脱落者か、どっちになるかな

83二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 22:31:16

今んとこ割と平和で安心、千切とネスがかわいいだけだ

ここから落とされる可能性もあるわけだが

84124/12/25(水) 22:39:56

俺は、誰もいなくなったブルーロックになんとなくふらふらと戻ってきていた。

つい最近まで、鎬を削りあう男達の声と熱によって活気づいていたそこはもう見る影もなく、ただただ清潔を保ち続けているのが廃墟よりもいくらか不気味に感じた。

千切「─────ぐッ！？！？」
すると、背中に強い衝撃を感じ、壁に強かに叩きつけられる。壁からパラパラと破片がこぼれ落ちるそれは、どう考えても魔法少年のソレだ。
尋常ではないオーラをまとうソイツの目は正気を失い、ギラギラと光っている。

千切「お前かよ時光」
時光「フゥッ、フゥッ──絶対、絶対生き残る……！」
千切「いいぜ、かかってこいよ筋肉ダルマ」

俺は時光に向かって強く地面が割れるような1歩を踏み出し、自慢の脚で思いっきり蹴りかかる。あまりに一瞬のできごとで受け身も取れなかった時光は俺の蹴りを正面から受けた。が──

千切「──ッ！……マッジかよ、硬ぇ！！」
平均的な魔法少年のそれよりも遥かに丈夫な体は衝撃を思いっきり跳ね返し、蹴りを入れた右脚の骨にパキリと亀裂の入る音がした。
間違いねぇ、時光の魔法はコレだ。

千切「くっ、これじゃ満足に戦えねぇな」
痛む左脚を庇いながら時光に背を向けて走る。一旦引いてから潔とかその辺の、味方になってくれそうなやつを探しに行った方がいい。一緒に戦ってくれるかは賭けだが、ここで1人死ぬよかマシだよな。

>>88

85124/12/25(水) 22:54:48

時光「逃がさない
─────俺が生き残るんだ！！」

──ヒュン。空を切る鋭い音。
──グシャ。柔らかい肉と血と、そして骨が砕ける嫌な音。

──それが、俺の下半身から。

千切「────っ、あ」

回転した視界が、元に戻った頃。地面に仰向けに伏せった俺の下半身は、大きな瓦礫で押しつぶされていた。
先ほど負った怪我か、それとも『そこにいる誰よりも』と制限された魔法の穴によってか。
時光がフルパワーで投げた瓦礫が、逃げる俺のスピードに打ち勝ってしまった。

時光「ごめんなさい……ごめんなさい」
体から、ゆっくりと熱が流れ出て行く。
のそのそと近寄ってきた時光が、俺の首に手をかけて少しずつ力を込め始めた。ミシミシと骨の軋む音がして、意識が遠のく。

──ごめんな、俺皆に守ってもらった脚、台無しにしちまった。諦めようと後ろを向いていた俺を、無理やり引っ張って立たせてくれたのに。
──ごめんな、あの時俺を見逃してくれたのに。

千切「──……ごめ、潔……凪、れお、ねぇ、ちゃ……ごめ……

───────くにが、み……」

──パキッ。
その音と同時に、俺の意識は途絶えた。

86124/12/25(水) 22:57:57

～時光視点～

時光「……ぅっ、ぐす……うぅ……」
時光は、すっかり支えを失いぐらんぐらんになってしまった千切の頭から目を離せずに泣いていた。

魔法:鋼のような肉体を持つよ

文字通り『鋼』と化した肉体は、その性質上硬ければ硬いほどにひびが入りやすい。
千切の蹴りを受けた胴体、そこに生じたひび割れからしとどに血を流しながら、けれど痛み気にもせずに泣いていた。

──ピコン♪
投げ出された端末に、一通のメールが届く。

《千切豹馬、脱落。
─────残り、31人》

>>161

87二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 23:14:36

千切…せっかく生きて戻れたのにな…

88二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 23:56:35

全然平和じゃなかった

>>84

右脚と左脚ごっちゃなってるけどあってるか？あってたらスマン(小声)

>>90

89124/12/26(木) 00:01:52

第1週・4日目後半

先に出た方の視点で開始dice2d31=5 25 (30)

脱落者の分は詰める感じで國神が3な

90124/12/26(木) 00:04:29

次は凛とロレンツォ、夜中は規制されるだろうから安価指定して朝に持ち越すよ>>93

>>88

スレ主誤字に定評があるんや、右脚でお願いします

そっちの方が可哀想だし

91二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 00:20:17

dice1d3=1 (1)

92二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 00:48:32

dice1d3=3 (3)

93二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 00:50:22

このレスは削除されています

>>90

94二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 00:50:58

dice1d3=3 (3)

95124/12/26(木) 01:05:55

珍しく規制かからなかったから戻ってきたんだがまた消えてるな、誰か結果見たスレ民いない？
もしかしてスレ主がなかなか減らなくて焦ってるから手伝ってくれるつもりでとワザと消してる感じか？
もしそうだとしたら特殊描写ちゃんと用意してるから気にしなくて大丈夫やで、結果誰も見れてなかったら3になっちゃうけど…

>>96

96二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 01:21:34

>>95

消える前に見たけど1だったよ

>>97

97124/12/26(木) 07:28:50

>>96

おkありがとう

98二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 08:02:47

このレスは削除されています

99124/12/26(木) 08:04:36

～凛視点～

魔法:その手で触れたもの全てを破壊できるよ

サラサラサラサラ──。
俺が触れた生垣の葉っぱが、そこだけ抉りとられたように塵と化して消える。

試しに自分の体にも触れてみたが、当たり前に自分の体は崩れていかない。
続いて変身を解除して生垣に触れてみる。当たり前だが何も起こらない。
再び変身し、次は『壊さない』ことを意識して生垣に触れてみた。俺の意思と反し、生垣は再び手の形に抉れて塵になる。

この魔法は自分の意思に左右されない常時発動型らしい。手のひらのみではあるが、魔法少年の姿でうっかり大切なものに触ってしまわないよう細心の注意を払う必要がありそうだ。

凛「……チッ、めんどくせぇ能力だぜ」

それを木の上から見下ろし、ニヤリとほくそ笑む不気味な男が1人。

100二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 08:10:25

死○木弔…？

101124/12/26(木) 08:16:24

「だぁー、いいもん見ちまったなぁ♪」
そいつは俺の前に降り立ち、体をゆらゆらと動かしながら距離を詰めてくる。

凛「殺されてぇのか？金歯野郎」
ロレンツォ「それは今の状況よーく考えてから言った方がいいと思うぜ、OK？誰が見てるかわからねぇトコで迂闊に魔法のお試しなんかしちゃダメだろ」
凛「……それで優位に立ったつもりか？ぬりぃこと言ってねぇでさっさとかかってこいよ」

空気までもが俺の手のひらに触れ、両手から黒い塵が立ち上る。
そんな威嚇をもろともせず、金歯の男はくるりと振り向いて俺に背を向けた。

ロレンツォ「おぉ怖い怖い。ま、バトルは次のお楽しみにしておこうぜ、OK？」
凛「あ？話はまだ終わってねぇぞ」

背中を向けひらひらと手を振りながら立ち去っていく。あまりに無防備な姿にこのまま首根っこ掴んで塵に変えてやろうかと思ったが、相手の手の内がわからねぇ。
余裕綽々な態度からして、相性の悪い魔法の可能性も高いように俺は思えた。

ロレンツォ「だぁー、じゃあお前の兄貴によろしくな♪」

そう言ってついに、金歯の男は昼下がりの町へと消えてしまった。

102二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 08:24:13

凛の魔法手限定とはいえ強すぎん？

あと質問なんだけど、重複は再戦だとダイス運によってめちゃめちゃ出るキャラと全然出ないキャラに分かれちゃわない？

>>103

103124/12/26(木) 08:37:27

>>102

そこは2回とかならまだしも一巡しないまま3回とか出たら流石にまだ出番無いキャラで振り直す、次アンリちゃんが出たらそれだな

第1週・5日目前半

先に出た方の視点で開始dice2d31=5 22 (27)

104124/12/26(木) 08:40:17

凛と雷市安価先>>107

105二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 08:43:57

dice1d3=2 (2)

106二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 08:45:44

dice1d3=3 (3)

107二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 08:46:29

dice1d3=1 (1)

>>104

108二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 09:07:09

みんな生存意欲高いな！？安価延ばしてみたら？変わらないかな

>>110

109二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 10:32:53

既に重複多いね、まだ描写されてない側に視点くらいは移してもいいんじゃないか？やっぱ固有スキル気になる

>>110

110124/12/26(木) 12:57:51

>>108

次から試しに安価1個2個先にずらしてみようか、あとあまりにも膠着状態続くから5日目から1日4組に増やすぞ！逆に減りすぎるようなら裁量でもどす

そして>>109の案を採用して雷市視点で次描写します、ルールが変動して申し訳ない

まさか3分の1の両生存ここまで引き続けると思わなかったんだ

111124/12/26(木) 13:09:18

～雷市視点～

魔法:どんなに戦っても疲れないよ

端末を握りしめた手がわなわなと震える。力いっぱい握り潰しても、どういうワケか端末は魔法少年のイカれた握力に耐えやがった。

雷市「なァんだこのふざけた能力はァ！！セクシーさのカケラもねぇじゃねーかよォ！！」

俺はもっとこう、スペシャルな必殺技とかめちゃくちゃカッケェ使い魔とか、そういうのを想像してたのに。俺にこの能力を割り振ったやつは呆れちまうほどセンスがねぇな！！

雷市「──フン！！」

怒りに任せ乱暴に端末をポケットに突っ込むと、夜の冷たい空気で冷えきったアスファルトの上をズカズカ進む。

──だが、まだ今の俺は知らない。この魔法は、魔法少年同士の戦いに置ける最も重要な役割を果たす鍵のうちの1つだったっつーことを。

112124/12/26(木) 13:17:21

～～～

そのまま暫く突き進むと、視線の先に見覚えのある黒髪の後ろ姿を見つけた。

雷市「アッおま、凛！！！」
凛「──あ？」

どうやら歩いている内に、コイツが担当している区域に足を踏み入れていたらしい。
振り向いたその顔には青筋が浮かび、両手からは焦げや錆のような匂いを放つ黒いオーラが立ち上ってやがる。
まさに幕末の人斬りのような殺気を放つその姿にも、俺は臆することなく近づいて行った。

雷市「何だァテメェ？殺気がダダ漏れすぎて警察犬も呆れておねんねしちまうぜ？俺とやるってのか？あぁん？」
しかし凛は俺を無視し、近くの民家の屋根に飛び乗る。

雷市「あ、おいテメェ！逃げるつもりかよ！！」
凛「チッ、今ここでお前みてぇなぬりぃ雑魚ブッ潰しても俺の気は晴れねぇんだよ……ガキはさっさと帰って寝腐ってろ」

そうして住宅街の屋根の上を飛び移り、あっという間に姿を消してしまったのだった。

雷市「お前の方が歳下だろうがコラァ！！！！」

113二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 16:31:02

過労タヒ枠だから疲れないのかなライチは

114124/12/26(木) 17:01:28

第1週・5日目前半②

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d31=21 22 (43)

115124/12/26(木) 17:04:15

どっちも2回目じゃん！dice1d2=2 (2)

1.我牙丸視点 2.雷市視点

安価>>119

116二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 17:10:52

dice1d3=2 (2)

117二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 17:11:54

dice1d3=1 (1)

118二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 17:12:10

dice1d3=1 (1)

119二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 17:13:25

dice1d3=2 (2)

>>115

120二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 17:17:26

うわぁここ二人で…

121二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 17:22:41

初手の千切・國神といい関係あるメンツを引き裂きたがってるな女神

122二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 18:17:43

どっちが脱落しても地獄

123二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 18:20:58

能力だけ見たらバリアVS無限スタミナってなかなかに燃える対戦カードなんだけどね
雷市と我牙丸じゃなければ…いや誰が当たっても地獄なんだけど

124124/12/26(木) 19:35:15

～雷市視点～

我牙丸「──雷市、本当にやるつもりなのか」
雷市「あぁ、逃げんなよ野生児」

夕暮れ時の寂れた廃工場、そこで俺と我牙丸は対峙していた。
我牙丸の魔法についての情報はねぇ。ただまあ、本人に関係があるものって考えると自ずと絞れてくる。イカれた身体能力か、守護神から取って防御系か。

雷市「ハッ、ビビって逃げ回っててもどうせ人助けなんたらとやらで無理やりブッコロされんだ。最期くらい派手にいこうぜ」
我牙丸「お前がその気なら……
───わかった。かかってこい、雷市」

雷市「ッシャオラァ！！」
俺は思いっきり踏み込んで我牙丸へ突進、そのままの勢いで拳を振るう。

我牙丸「甘いぞ」
──キィン！
甲高い音を立て、衝撃と共に拳が大きく後ろに弾かれる。その隙を狙って鳩尾に飛んできた蹴りを、俺はなんとか捻りながら避けた。

雷市「──ッ、クソ硬ぇバリアじゃねぇかよ守護神様ァ……俺のセクシーボディじゃなきゃいくら強化された身体とはいえ拳の方が耐えらんなかったぜ」

125124/12/26(木) 19:43:09

俺の拳を弾いた我牙丸の右腕にはアイツを庇うように青いバリアが出現していた。
これで能力は割れた。魔法少年の腕力でも傷1つ付かねぇバリアなら、ジェット機でもぶつけねぇと物理で倒すのは無理か。こりゃ一筋縄じゃいかねぇだろうが、俺には算段がある。

雷市「その魔法じゃどうせ大した攻撃力はねぇんだろ？ヤってみろよこの俺様をなァ！！」
我牙丸「バカめ、山は俺のテリトリーだぞ」

近くに積み上がっていた廃材を投げつけ、我牙丸に向かって思いっきり挑発した。そしてくるりと背を向け、俺たち2人は木々が生い茂る山の中へと駆けていく。

～～～

雷市「──もう終わりだぜ我牙丸、覚悟決めろ」
我牙丸「──くッ、ハァ、ハァ……」

あれからどれほど戦い続けていただろうか。
西へと落ちていた太陽は1周し、東から朝日となって登り始めている。
そして目の前で我牙丸は崩れ落ち、泥と傷に塗れた大きな体を冷たい地面に横たえた。

雷市「今千切の所に送ってやる」

126124/12/26(木) 19:50:42

～我牙丸視点～

魔法少年になった雷市の無限のスタミナを、『魔法』ではなく『身体強化の延長線上』と信じて疑わなかった俺の負けだった。

我牙丸「……獲物を必要以上に深追いしない……狩りの、掟……なのにな」
あれから半日以上、体力の消耗を起こしやすい山の中を駆け回り、息付く暇もなく全力で戦い続けた身体は、もう限界を訴えている。

魔法少年における身体強化のカラクリは、結局元々の体力の単純な掛け算にすぎない。だからこそ、俺は雷市の魔法を最後まで見抜けなかった。それは俺が、あいつの無尽蔵のスタミナを知っていて、そして信じていたから。
もう俺の体はバリアを出すことはおろか、拳を握ることだってできない。

雷市がこちらに近づいてきて、たくましい足を俺の胸の上に乗せる。

我牙丸「──雷市。

─────ちゃんと、生き残れよ」

返事の代わりに、雷市は俺の心臓を踏み抜く。
アイツなりの最後の優しさなのか、俺は苦しまずに最期のときを迎えられたのだった。

127二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 19:59:11

我牙丸ー！
チームZが減ってく…

128二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 20:07:16

これ雷市だいたいの相手にこの方法で勝てるんじゃないか？？

>>133

129124/12/26(木) 20:18:37

第1週・5日目後半①

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d30=12 10 (22)

130124/12/26(木) 20:19:58

重複だけど時光視点はやってないはずだから時光視点で行くよ

安価>>134

>>135

131二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 20:23:03

dice1d3=2 (2)

132二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 20:23:49

dice1d3=3 (3)

133二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 20:24:55

>>128

攻撃やスピード特化にはあんまり刺さらないんじゃない？

dice1d3=1 (1)

134二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 20:25:59

dice1d3=3 (3)

>>130

135二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 20:32:25

>>130

千切が死んでるからズレるんじゃない？

>>137

136二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 20:34:10

このレスは削除されています

137124/12/26(木) 20:35:20

>>135

スマンそうだ

烏ともう1人絵心の代わりdice1d30=23 (23)

138124/12/26(木) 20:55:22

絵心の分の描写

～？？目線～

アンリ「絵心さん絵心さん！見ましたか今のゴール！」

虚ろに濁った目のまま、男を絵心と呼びながら揺さぶる赤髪の女。
しかし彼女よりも強く僕の催眠を受けている男は、一言も発さず目の焦点も合わず、ただひたすら人形のように椅子に座り続けているだけ。

──絵心甚八。プロジェクトの責任者はコイツか。もし途中でゲームが失敗に終わるようなことがあれば僕は姿をくらまして、全ての責任を押し付けてやることが出来る。

にしし、いいこと思いついちゃった。僕は1人ほくそ笑んでいた。

139二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 20:57:34

雷市出過ぎで草

>>140

140二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:21:25

>>139

我牙丸と千切の分ずれて二子じゃない？

141二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:29:22

雷市は長期戦できる相手なら強いだろうけど速攻や一撃必殺してくる相手には弱そう、今出てるメンバーだと凛とか
今回は我牙丸が攻撃系の魔法じゃないから刺さったけど

142二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:29:38

脱落者の分は詰めるのでは？

143124/12/26(木) 21:39:30

画像にバッテンするやつだけじゃ分かりづらいから次から表つけるんでそれ参考にしてくれよな
現時点はこれだぞ、次から脱落組に加えて描写だした絵心アンリちゃんも抜いとくよ

1.潔 2.蜂楽 3.國神 4.凪 5.凛 6.馬狼 7.玲王 8.蟻生 9.時光 10.絵心11.士道 12.烏 13.乙夜 14.雪宮 15.愛空 16.冴 17.アンリ 18.カイザー 19.ネス 20.黒名 21.雷市 22.氷織 23.二子 24.ロレンツォ 25.閃堂 26.清羅 27.七星 28.斬鉄 29.シャルル 30.イガグリ

>>144

144二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:40:18

>>143

有能

145124/12/26(木) 21:56:13

～烏視点～

魔法:『弱いトコ』を教えて貰えるよ

（ヤバい、鍵なくしちゃった）（我慢できなくてキャバ行っちまった……嫁さんにドヤされる……）（宿題の範囲どこまでだっけ？）（次のテスト、赤点だったらスマホ没収……）

人通りの多い大通りを人の流れに逆らって歩いていくと、そんな老若男女様々な声が俺の頭ん中に次々流れ込んでくる。ウッと思わず顔を顰めた。

烏「チッ、うっさいわぁ……浮気野郎は黙ってシバかれとけっちゅーねんボケカス」
俺の魔法だかなんだかは相手の弱いトコ、つまり見抜かれたくない弱点の情報をソイツが俺の脳内に直接喋る形で教えて貰えるってシロモンらしい。無駄に凝ってるくせに基準はガバガバで、宿題の範囲とかそんなん弱点のうちに入らんやろボケ。んなもんは俺助けられへんぞ。

まあ真面目な話、分析系の能力持ちはブルーロックスにも多いやろうし細部で差別化測ったんやろな。にしても情報の範囲もっと絞らんかい。

（──ここから右斜め下、約60°……避けられませんように！）

146124/12/26(木) 22:09:45

「ッ────！！？」

溢れかえった情報に混じり、流れ込んできた聞き覚えのある声。俺は咄嗟に通行人を避けて街灯の上に飛び退いた。

二子「避けちゃダメじゃないですか。通行人に当たります」
烏「ハッ、詰めが甘いで二子」
二子「完全に後頭部、捉えてたはずなんですけどね。もしかしなくとも分析能力持ちですか？」

二子は頭がキレる。この一瞬で俺の魔法を見抜いたみたいや。首筋につぅっと冷や汗が垂れる。

二子「僕も同じです。

───では今夜、僕と踊ってくれませんか？」

あの人差し指と親指で丸を作り、前髪で隠れた目の前に持ってくる特徴的なポーズをし、もう片方を見下ろした俺に向かって差し出す。

烏「ラストダンスの誘いか。ええで、踊り明かしたる」

147124/12/26(木) 22:28:39

～二子視点～
魔法:1番危ない所がわかるよ

──視界に映る照準が、烏くんの頭部に重なっている。

十分に距離を取ってビルの屋上を走りながら、ついさっき烏くんを襲撃するまで確認していた各SNSや掲示板の書き込みを思い出す。

『今日建築現場で足滑らせて落ちそうになったんだけど次の瞬間普通に鉄骨に立ってた』『昼間乗用車持ち上げてる人見た気がするんだけど……テレビかなんかで見た顔だったかも『誰かに助けられたのに顔が思い出せない』『もしかしてヒーロー的な存在なんじゃね？』

認識阻害を掛けているらしいが、運営側は明らかにワザと半端に一般人の記憶を残している。
その真意はわからない。だが僕の眼は、1つそこからルールの致命的な穴を見つけ出す。

（──3。僕たちはメディアの露出も多く世間的な注目度は高い。通行人の多い所で変身が解けるようなことがあれば──）

烏「なるほど、狙いはそれか」
二子「ぐッ！？」

思考に耽る僕の顎の下、太い血管を烏くんがフルパワーで投げたコンクリの破片が切り裂く。温かい液体が噴出し、ぐらりとバランスを崩す。
──まずい、急所をやられた。このままじゃ負ける──！！

148124/12/26(木) 22:45:05

二子「──かかりましたね」
烏「なっ──」

烏くんに飛びかかり、いつのまにか眼前に迫っていた海へと共にもつれ落ちる。

僕の魔法は、ずっと烏くんの頭部──つまり頭脳を警戒している。そこから、能力を索敵・分析・読心系に絞った。
1番危険な読心を警戒し、詰まないよういくつも脳内に作戦を思い浮かべ、本心をひた隠す。
そのうち1つが、それとなく逃げ場のない場所へ誘導すること。
魔法にもそれなりに制限があるみたいで、きっと烏くんが読心系であれば『何か1つ』のみであると予想。その1つが何かは分からないが運良く当たっていたらしく、僕の作戦はバレなかった。

だがこれは結局、捨て身の攻撃。烏くんを逃がさないよう羽交い締めにした体は、どんどん海の底へ沈んでいく。
もしかしたら魔法少年に酸素は必要ないんじゃないかと期待して飛び込んでみたんですが、普通にもう苦しいですね。

（く、苦しい──あぁ、死にたくない──）

僕がそう、ふと思った瞬間。
烏くんの体から、抵抗する力が一瞬抜けた。

──そんなん、俺かて一緒やボケ。
そう聞こえたのは幻聴か否か。ついにわからないまま酸欠で意識を失った僕たち2人の息と体温は、冷たい海水に奪われてしまった。

149124/12/26(木) 22:52:59

第1週・5日目後半②

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d26=3 26 (29)

1.潔 2.蜂楽 3.國神 4.凪 5.凛 6.馬狼 7.玲王 8.蟻生 9.時光 10.士道 11.乙夜 12.雪宮 13.愛空 14.冴 15.カイザー 16.ネス 17.黒名 18.雷市 19.氷織 20.ロレンツォ 21.閃堂 22.清羅 23.七星 24.斬鉄 25.シャルル 26.イガグリ

150124/12/26(木) 22:54:24

國神とイガグリ安価>>154

151二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:55:23

dice1d3=1 (1)

152二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:55:54

dice1d3=1 (1)

153二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:56:02

dice1d3=1 (1)

154二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:56:12

dice1d3=1 (1)

>>150

155二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:00:23

全部1！！！

156二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:03:13

ダイスの神の強い意志を感じる

157二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:05:03

まあ残ろうが結局…
なんでもないです

158二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:05:37

國神なかなかに豪運だな、いつまで保つことやら

159124/12/26(木) 23:10:34

～國神視点～
魔法:そこにいる誰よりも力持ちだよ

夜の繁華街で1人、2tトラックを片手で持ち上げる人影がある。

飲酒運転で大暴走し、まだ熱の引かない飲み屋街に猛スピードで突っ込んできたトラックを、俺は片手で受け止めて持ち上げていた。
周りの人々があんぐりと口を開け、ある人は腰を抜かしながら俺に注視している。

國神「……フン」

トラックを道に降ろし、ビルの屋上に飛び上がって人前から姿を消す。
俺に驚いていた人達やトラックの運転手は、途端にきょとんとした顔に戻り何事も無かったかのように歓談を再開した。認識阻害、だったかの影響だ。

───────────千切が、死んだ。

先日届いたメールには、感情の感じられない短い文でアイツが脱落した事実が綴られていた。
初日以降、俺はアイツに会ってねぇ。だから本当かどうかはわからねぇ。
それに心配する義理も、もう持ち合わせてないつもりだ。

國神「……せっかく忠告してやったのに」

160124/12/26(木) 23:16:54

──ドンッ。
「ヒィ！？」

誰かと背中がぶつかった。一般人ならば謝ろうと振り向いた瞬間、目に入ったのは。

國神「なんでこんなとこにいやがんだ、イガグリ。ここはテメェのシマじゃねぇ」
五十嵐「──く、國神ぃ！？」

俺に突き飛ばされたのか、潰れたカエルのように無様な格好で地面に転がってるイガグリがいた。

國神「ンなとこに寝てやがったら踏み潰しちまうぞ」
五十嵐「じょ、冗談でもんなこと言うんじゃねぇよ！いや、俺だってやるときゃ……」

──ピコン♪
可愛らしい音と共に魔法の端末が震え、メールの着信を知らせる。舌打ちをした後、仕方なく内容を確認することにした。

《我牙丸吟、烏旅人、二子一揮、脱落。 ────────────残り、25人》

國神「………」
五十嵐「………」

結局その後、メールの内容を見て途端に顔を青くしたイガグリが「南無三！！」と叫びながら逃げ出してしまい、俺はその背中を何もせず見送るだけとなった。

161124/12/26(木) 23:18:51

>>86

気づいたんだけどここの残り人数、絵心冴アンリちゃん入っちゃってるんだよね

正しくは28人です

162124/12/26(木) 23:20:44

第1週・6日目その1

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d26=12 16 (28)

1.潔 2.蜂楽 3.國神 4.凪 5.凛 6.馬狼 7.玲王 8.蟻生 9.時光 10.士道 11.乙夜 12.雪宮 13.愛空 14.冴 15.カイザー 16.ネス 17.黒名 18.雷市 19.氷織 20.ロレンツォ 21.閃堂 22.清羅 23.七星 24.斬鉄 25.シャルル 26.イガグリ

163124/12/26(木) 23:21:50

ユッキーとネス安価>>167

164二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:23:28

dice1d3=1 (1)

165二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:25:16

ドイツ！！dice1d3=3 (3)

166二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:25:28

dice1d3=2 (2)

167二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:25:47

どうだ！？

dice1d3=3 (3)

>>163 >>168

168二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:27:20

>>167

うわあぁぁあああ！！！

169二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:28:23

嘘だろおい

170124/12/26(木) 23:39:41

～雪宮視点～
魔法:絶対に壊れない『剣』を持つよ

雪宮「うーん、なんかちょっと適当じゃない？俺の能力。絶対名前ネタだよね」

俺はコンテナまみれの倉庫で1人、自分の身体から生成された剣を眺めて呟いた。俺と言えばスピードとかドリブルだと思うんだけど、速さは千切くんや斬鉄くんに勝てないしドリブルはきっと魔法に関係ないから仕方ないかと納得しておくことにした。

まあでも、絶対に壊れないってのはなかなか便利で良いね。
さっき、とりあえず思いっきり倉庫の重たい扉でこの剣を挟んでみた所剣は無傷で衝撃を跳ね返し、逆に大きな音を立てて倉庫の扉がひしゃげてしまった。
……この扉、どうしよう。とりあえず無人の倉庫で良かった。人が居たら絶対騒ぎになってただろうから。

雪宮「よし、そろそろ移動しようか」
剣を自らの心臓の辺りに差し込むようにすると、光の粒子を零しながら俺の体内に消えた。倉庫の出入口へ向かって、ゆっくり歩いていく。

雪宮「────あ」
するとその出入口に見慣れた人物が一人、月光を背に立ち塞がっていた。

171124/12/26(木) 23:53:24

雪宮「どうかしたの？ネス」
ネス「久しぶりですね、剣優。もう言葉はいりませんよね？あと2人です、やりましょう」
ネスのその言葉は、俺に既にこの世を去った仲間達を思い出させる。少しだけ、目の前が暗くなった気がした。

ネス「油断は禁物です、よ！超かたくなーれ！！」
その一瞬の隙をついて、ネスが引きちぎったコンテナの扉をこちらに放り投げる。
すかさず胸から剣を抜き、スパッと真っ二つに切り捨てた。

雪宮「不意打ちは感心しないよ」
ネス「ありゃ、もしかして魔法の相性悪いですかねこれ。じゃ、元気になーれ！」
すかさず斬りかかるも、途端に身体能力が向上したネスにあっさりと避けられてしまう。
倉庫の外に躍り出た2人は、積み上げられたコンテナの周りをぐるぐると、鬼ごっこのように駆け回りながらしばらく攻防を繰り広げた。

──ふと頭上に影が差す。上を見ると、俺の頭上に大量の鉄骨がクレーンから降り注いでいるところだった。

ネス「僕がこの鉄骨にどんな魔法をかけたと思います？これはですね、

──────クソ重くなーれ」

172124/12/27(金) 00:10:00

～ネス視点～

剣優の体に、倍以上の重さになった鉄骨が大量に降り注ぐ。地響きが起こり地面がえぐれ、魔法少年といえどこれは無視できないダメージになるはずです。

雪宮「──俺の剣は、絶対に壊れない」

ネス「なっ……

──────ぐふッ！！？」
自らの剣をつっかえるようにして地面に突き刺し無理やり空間を作った剣優が、鉄骨の隙間から飛び出す。完全に不意を付かれた僕の腹部に、深々と剣が突き刺さった。剣優は僕の体に剣を突き刺したまま、最期のときを迎えるのを待っているようだ。

──その剣を僕は、強化したままの腕力で引き抜き無理やり奪い取る。剣優の顔が驚きに歪んだ。

ネス「か、いざーの敵は僕が、ひとり……でもッ！

───クッッッソ強くなーれ！！！」

僕が強化したのは他でもない、奪い取った剣優の『剣』。最後の力を振り絞って振るったそれは彼の首を掠め、傷の浅さとは不釣り合いなほど理不尽に、一瞬でその命を刈り取ってしまった。

ネス「えへへ、カイザー……ぼ、く……やったよ………────。」

しかし既に体温を失いかけていた僕の体は抵抗も虚しく、既に鼓動の止まった剣優の体に折り重なるようにして息絶えた。

173124/12/27(金) 00:17:19

ボーダーを下回ったので1日2組に戻すよ

第1週・6日目後半

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d24=21 5 (26)

1.潔 2.蜂楽 3.國神 4.凪 5.凛 6.馬狼 7.玲王 8.蟻生 9.時光 10.士道 11.乙夜 12.愛空 13.冴 14.カイザー 15.黒名 16.雷市 17.氷織 18.ロレンツォ 19.閃堂 20.清羅 21.七星 22.斬鉄 23.シャルル 24.イガグリ

174124/12/27(金) 00:18:39

七星と凛安価>>178

175二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:20:09

さっきから関係のある2人が出てくるな

dice1d3=1 (1)

176二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:23:09

dice1d3=2 (2)

177二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:23:55

dice1d3=1 (1)

178二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:24:14

dice1d3=3 (3)

>>174

179二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:25:33

あ、ごめん…！！！
凜ちゃん、七星…

180二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:26:22

さっきから全滅多くない？
あまりにもハイペースに死んでいく…

181二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:26:44

な、連続で...

182二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:28:31

推しがことごとく…

183二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:31:00

さっきまで無事な面々が多かった反動と言わんばかりに死んでいく…実際週の終わりが近づいて焦って動き出すメンバーが増えてくると思うと妥当でもあるんだよなこのダイス結果

184二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:34:04

キャラが共倒れするのは心にくる
凛ちゃんさんに掴まれて崩壊する七星がいるのか

185124/12/27(金) 00:38:42

～七星視点～
魔法:新しい才能が見つかるよ

何度端末の電源を落として付けて、付けて落としてを繰り返しても画面はそれしか表示しない、俺にこれ以上の情報を与えてくれない。ついに俺はしゃがみこんで頭をがしがしと掻きむしった。

七星「うーんやっぱわかんねぇべ……めちゃくちゃ料理が上手くなってたりとかすんだべか……？」
コロし合いなんてものがもちろん苦手な俺は、なるべく人助けに尽力する形でここまで生き残ってきた。なんらかの戦闘系の能力だとしたら気づけないのも仕方がない。

ふと、メール欄の右上に表示された①が目に入る。

《雪宮剣優、アレクシス・ネス、脱落。
───────残り、23名。》

ついさっき届いたその通知は、連日届いていたものと同じ。気が滅入ってしまった俺は、メールを表示せずに通知を閉じてしまった。

──ガサ、ガサ。
木々を掻き分けて、誰かがこちらへ進んでくる足音が聞こえる。しまった、落ち込んでばっかで全然気が付かなかったべ……！

186124/12/27(金) 00:40:26

メインのIPに規制かかったのでこの辺で明日に持ち越しいい夢見てなスレ民

187二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:40:53

おネスがかわいいなぁうふふとかきしょいこと考えてたら推しが全滅した

188二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 10:01:58

推しの魔法がとてもきになる

189124/12/27(金) 19:25:18

七星「うわっ、と───！」
ヒュン、と空を切る音を立てて黒い塵の塊みたいなものが飛び出してくる。
咄嗟に避けたが、受け止めなくて正解だったようだ。ソレが飛び出してきた所から生えていた低木が大きく抉れていたのだ。

七星「凛さん！」
凛「コロス……」
ソレが正体を表す。両手から黒いオーラを立ち上らせていたのは、紛れもない凛さんだった。顔中に血管が浮き上がり、野生動物のように舌をだらんと垂らしている。

凛「テメェ、この期に及んでビビってんじゃねぇだろうな」
俺は、ごくりと唾を飲んだ。内心の動揺が、見抜かれてしまっていたから。……やっぱり凛くんには敵わないべ。俺もそろそろ、覚悟決めんと。
七星「……っ、まさか……じゃあお手合わせ、お願いします！！」

──ピコン。端末から、途端に謎のアップデート音。

『視界が輝いて見えるよ』
魔法の説明欄が書き加えられ、そこに記されていたのはそんな一文だった。
───新しい才能が見つかるって、そういう。

七星「って、こんなん使えるわけねぇっす────！！！！」
逃げるは恥だが役に立つ！！とりあえず俺は凛さんに背を向け、森の木々の中をジグザグに駆けていった。

190124/12/27(金) 19:48:52

～～～

その後、約1時間くらい。
俺と凛さんは、山中を穴だらけにしながら命懸けの鬼ごっこを続けていた。まぁ鬼はずっと凛さんっすけど。

『身体能力が上がるよ』『植物に詳しくなるよ』『野良猫に好かれるよ』『頭の回転速度が上がるよ』『編物が上手くなるよ』
など、使えるのか使えないのかよくわからない魔法は、時間経過で1個ずつ増えていく。

凛「ハッ、ハッ──もう限界だろ田舎モン──！」
七星「はぁっ……はぁっ───……」
けれど使うタイミングなどもちろんなく、時々大きめの石を蹴り抜いたりと若干の反撃を加えながら鬼神と化した凛さんから全速力で逃げ続けた脚は疲労を訴えている。

七星「ぅあっ！？」
そしてついに脚がもつれ、山の斜面をゴロゴロ転がって静止。そこに凛さんが駆け寄り、トドメを刺そうとその右手をこちらに伸ばしてきた。

凛「もう終わりだぬるザコ。結局お前は俺に勝てねぇんだよ」

──ピコン。

俺の手中の端末から、最後のアップデート音が成る。

191二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 19:59:03

七星ぇ、、、

192124/12/27(金) 20:02:45

～凛視点～

七星「──もうこれで終わり、っすか……」
消耗しきった体で勢いよく山中を転がった体はボロボロで、息も絶え絶え。そんな状態でもしぶとく田舎モンは口を開いた。

凛「あ？今更命乞いとかダセェことすんな。先にくたばった奴らも地獄で呆れてるぜ」
七星「はは、地獄じゃなくて天国だべ……みんな、いい人……っすよ……。って、そうじゃなくて、最後の最後に、凛くんに──」
凛「コロされて良かった、か？ぬりぃな」
俺は躊躇無くその腹に触れる。衣服と肉体が黒く塵になって巻き上がり、そのまま大きな穴を開けた。

七星「──まさか追いつけるなんてな、って」

田舎モンはそれを最後に息絶え──
──自分の体から、黒くもやが立ち上がる。
凛「──あ？」

急に全身から体温が逃げた気がして、自分の腹部を見下ろす。
──そこには、アイツと全く同じ大きさの穴が開いていた。

アイツの手から転がり落ちた端末。そこに表示された、最後新たに開花した『才能』。

『自分と同じ傷を相手に与えるよ』

──なん、で……クソ……にい、ちゃ……！！

霞む視界と崩れる足。必死に伸ばした手は空を切り、倒れた俺はもう指1本も動かせなくなってしまった。

193124/12/27(金) 20:17:19

次スレ

【🎲・閲覧注意】ブルーロックス、魔法少年になる2｜あにまん掲示板『──あーあー、テステス。ごきげんようブルーロックス。突然だけど君たちにはね、今日から魔法少年として人助けしてもらいます』ダイス・安価によって進むオールキャラバトルロワイヤルSSスレスレ民参加型なので…bbs.animanch.com

以下は200まで適当に埋めてくれるとたすかる

194二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:19:14

たておつ
推しが死にましたつらいです

195二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:19:39

七星……凛ちゃん……

196二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:20:17

たておつ
スレ主、SS本当上手いね……

197二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:23:58

スレ立ておつ

198二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:25:46

たておつ
辛いけど続き楽しみ

199二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:28:41

推しがどうか生き残りますように……

200二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:29:19

ダイス振るときは塩を舐めようと心に決めた