- 13.5周年からの新任24/12/26(木) 14:36:45
- 23.5周年からの新任24/12/26(木) 14:37:06
9
- 3二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 14:37:19
8
- 4二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 14:37:31
7
- 5二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 14:37:44
6
- 6二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 14:37:56
5
- 7二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 14:38:07
4
- 8二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 14:38:17
3
- 9二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 14:39:24
2
- 10二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 14:39:35
1
- 11二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 14:40:50
スレ立てありがとうございます
体調不良で保守できなくなるとは思わなかった、申し訳ない - 123.5周年からの新任24/12/26(木) 17:06:31
毎度ながらですが、スレ主は私なので気にされず楽しんで頂ければ幸いです。
- 133.5周年からの新任24/12/26(木) 18:35:04
「では、規約違反に対する相応の懲罰があなた方に課されるでしょう。幸い環境再現の力は今この場に於いて無法の力ですから」
「なん───」
「理解でき───」
無名の司祭が言い切るより早く、理解する間も無く彼等の姿は消えていた。
「───さて。それでは次の用事を済ませましょう」
ん。
ここは……どこだろう?
ホシノ先輩、どこ?
……。
そうだ、私はあの雷に撃たれて……。なら私は死んじゃったのかな……。
あと少しだったのに……。
「でも、シロコは良く頑張ったよ」
……先生?
「うん、私だよ」
……先生、ごめん。
私、ホシノ先輩を、皆を、キヴォトスを守れなかった。
やっぱり私には無理だった。
「でもずっと一人で頑張ったんでしょ?」
うん。私頑張ったよ。 - 14二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:51:48
保守
- 153.5周年からの新任24/12/26(木) 23:25:55
保守
- 16二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:50:34
保守
- 17二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 11:05:07
保守
- 18二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:12:52
保守
- 19二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:06:34
「なら、もう良いんじゃないかな?」
先生?
「シロコは十分頑張ったよ。おいで私の膝で休むと良いよ」
先生、ちょっと変。
でも……もう疲れたし、少し休ませて貰うね。
「ええ、それで良いのです。砂狼シロコよ」
先生?なんて言ってるの?
よく聞こえない。
「ヒヒッ……安らかに眠ると良いでしょう」
私に扮した者の前に立ち、目を閉じたシロコを抱き上げる。
”おやすみシロコ”
”後は私達に任せてね”
「ん。お疲れ様。後は私と先生に任せて」
「なっ!?先生だとッ!?何故ここに貴様がいる!!それに死の神も!?ここは小生の創り出した領域はずだ!!それに貴様は今──」
”そうだね、本来の私はここにはいない”
”でも別に君に説明する理由も無いし”
”そろそろ私の生徒から離れて貰おうかな ” - 20二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 09:56:38
ほ
- 21二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 12:26:52
保守
- 223.5周年からの新任24/12/28(土) 22:48:04
「貴さ───!」
”さあ、行こうか”
”今度は私達の出番[ターン]だよ”
「クソがァッ!!何度RULEBOOK[コデックス]を無視すれば気が済むッ!!」
キヴォトスの破滅は始まった。そのはずだった。
倒れ込んだシロコをまたも黒い光が包んでいた。幾度と無く地下生活者の策略の決定的瞬間を阻み続けた謎の光はやはりその成功を拒んだ。
それだけでなくシロコの精神に干渉し、再び立ち上がる事の無い様にと画策したにも関わらず、それも抵抗する術もなく自身が作ったはずの空間から弾き出された。その事実が更に地下生活者の怒りを積み上げていた。
「クックックッ、随分と興奮なさっていますね?」
突然の訪問者にピタリと動きを止め地下生活者は振り向く。 - 23二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 23:49:09
保守
- 24二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 10:44:09
保守
- 25二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 21:31:40
保守
- 26二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 23:30:04
保守
- 27二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 09:18:15
保守
- 28二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 16:14:15
このレスは削除されています
- 293.5周年からの新任24/12/30(月) 16:15:25
「……貴様は。──の───」
「今は黒服と名乗っています。貴方もそれを把握していたはずでしたが、記憶に混濁でも?」
「……ええ。小生にも少し色々と……それよりも黒服よ。何故今更小生の元に姿を現したのです?貴様の願った世界の終焉はここに来ずとも観られるはず」
「世界の終焉……。クックックッ、それを観測する事も確かに興味深いですが、今の私はそこに重きを置いていませんので」
「ならば小生の邪魔をしに来たと」
「いえいえ、むしろ貴方にとって可能性になりうるカードを渡しに来たのですよ。一度は袂を分かったとはいえ、我々はゲマトリアでしょう?」
「……」
殺気立った地下生活者は黒服の言葉の真意を測りかねて押し黙ってしまう。
目的を達するための一押しを黒服は惜しまない。
「信用ならない、そう考えるのは至極当然の事でしょう。ですからしっかりと、砂の一粒まで確かめて下さい。全ての問いへ真摯に応えてみせましょう」
沈黙が訪れる。黒服もこれ以上の後押しは疑念を深めるだけと理解し、続けない。 - 30二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 03:02:06
保
- 31二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 13:47:02
保守
- 323.5周年からの新任24/12/31(火) 17:02:12
「……………………いいでしょう。ではこの契約の果てに貴様が求める答えとは?」
「答え……そうですね。新たな可能性の発見のため、でしょうか」
「貴様はこの世界に何を見出した?」
「水鏡に映る月。そう結論付けました」
「貴様の勝利条件は何だ?」
「ある神秘の救出、正しくは摘出です。それこそが貴方の策略を覆す事態を招く事になった要因でも有ります」
「何故貴様がその神秘に肩入れする必要があるのです?研究対象に情を抱く様な質では無いでしょう?」
「ええ、私自身はあなたの言う通りです。しかし、私の契約相手は先生ですので」
「何ィ……?」
再び空気がピリつく。地下生活者が対戦相手と捉えている先生が契約者だと言うのだから当然だ。話し合いの雰囲気では無くなってしまうが構わず黒服は続けた。
「ご安心ください、この世界の先生ではありません。私も同様にこの世界の私ではありませんから」
「この世界のではない……?つ、つまり?この世界の先生がどうなろうと構わないと?」
「ええ、私が契約したのは私の世界の先生です。私が手出をする必要は無いでしょう。まああなたがこちらの先生に勝利しようと目的さえ達成できれば問題はありませんが」
「……」
再び沈黙が訪れる。 - 33二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 23:22:34
保守
- 34二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 09:32:39
新年おめでとうございます
保守 - 353.5周年からの新任25/01/01(水) 17:10:42
黒服から聞き出した情報を熟考し地下生活者は答えを出す。
「良いでしょう。小生のキャンペーンに加わる事を許します。しかしッ!あくまでもコレは小生のキャンペーン!如何なる邪魔も許しはしないッ!あの匿名の行人の様になりたくなければコレを忘れぬ事です。ヒッヒヒヒッ……」
「ええ、肝に銘じておきましょう」
「では契約内容の確認をしましょうか?」
「はい、まずは───」
地下生活者との契約を済ませた黒服は
我々は別の世界から来ている事。
こちらの世界では地下生活者は敗北している事、またその理由の一部も。
こちらの先生に複数の生徒を指揮する力は無い事。
等の情報を伝え「細かい話はまた」と姿を消した。
”さあ、始めようか”
「ん。よろしくね、先生」
眼前には顕現したセトの憤怒。それはこのキヴォトスを、アビドスを滅ぼさんと咆哮にも似た異音を発し、空に暗雲と雷を湛えていた。
そしてその災害に立ちはだかるは砂狼シロコと───
「先生?その格好……大丈夫なの?」
”?”
”私の姿?”
シロコにそう言われ彷徨わせて違和感に気付く、やけに視線が高い。そして自分の手を見ると指は枝のように細く包帯で肌が隠れる程巻かれていた。
見慣れない、しかしその指には確かな覚えがある。 - 36二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 22:52:57
保守
- 37二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 09:35:15
保守
- 383.5周年からの新任25/01/02(木) 15:58:52
”も、もしかして今の私”
”プレナパテスになってるー!?”
「クックックッ、ようやくお気付きですか?先生」
”黒服!!どこにいるの!?”
「ここですよ」
胸の辺りから声が聞こえる、とても嫌な予感がする。予想が外れている事を願いながら何度も取ったことのある動作をしてソレを取り出す。
”うわぁ……”
「クックックッ、随分な反応ですね。表情が分からずとも感情が手に取る様に分かりますよ」
手には画面の割れたシッテムの箱、そのディスプレイは問題なく点灯しているが、問題なのはその表示されている者だ。
不敵な笑みを浮かべた黒服の顔が画面いっぱいに表示されていた。 - 39二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 22:50:50
保守
- 40二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 23:27:23
保守