ゴルシ焼きそば販売計画!〜ハルウララを攻略せよ!の巻

  • 1二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 22:14:01

    202X年、東京の府中にある中央トレセン学園でとあるウマ娘の声がこだました。

    「こ、こ、こ、これは!これは傑作だぜええーー!!だぜぇぇー!ぜぇー・・・ぇぇー・・・ぇー・・・」

    彼女の名はゴールドシップ。焼きそばを愛し、焼きそばに全てを捧げる偉大なる女神様だ。今日もお煎餅を片手に焼きそばを焼いていたところ、世界の常識が2π覆るとんでもない焼きそばが完成したのだ。

    「この焼きそばは、絶対に売り切らなきゃならねぇ!売れ残りになんてなったらアタシはゴルゴル星の小笠原諸島沖に沈められちまう!」

    しかし、いくらうまい焼きそばができようとも売れるかどうかは別である。どれだけ味が良かろうが所詮は焼きそば、カップヌードルの足元にも及ばないポットヌードルだ。それが宇宙の真理なのである。

    「なんとか、なんとか売る方法を考えないと!」

    パッキングした焼きそばが冷めきり、見るも無惨なスターゲイジー焼きそばになるまでおおよそ30分。温め直しではこの味を出すことはできない。30分で全てを解決するアイデアは果たして───

  • 2二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 22:22:05

    「・・・・・・いるじゃねぇか!こいつを売り切れるヤツが!」

    ゴールドシップが想定している人物とは、ゴルシと同じく中央トレセン学園所属のウマ娘───ハルウララだ。

    ハルウララの愛嬌と諦めない精神においてはあらゆるウマ娘は彼女の右に出ることはない。その愛嬌によって名門たるトレセン学園の受験を突破し、トレセン学園中のウマ娘たちを虜にした彼女。何度負けようともどれだけ突き放されようとも決して諦めずひたすらにゴールへ走る彼女。そんな彼女こそがゴルシ焼きそばを売り切るキーなのだ。

    「聞いたことがある。ハルウララは大量の売れ残りのニンジンを全部売り切ったってな」

    とある商店街で、かつて農家のおじさんが持ち込んだニンジンがあった。しかしあまりにも量が多すぎた故に大量に売れ残り、途方に暮れていたところ彼女の呼びかけによって全てを売り切った。そんな実績があるのだ。

    「こうしちゃいられねぇ!待ってろよハルウララ!ゴルシちゃん号、発進!」

    果たしてゴルシは無事にハルウララに協力を取り付けることができるのか───?

  • 3二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 22:28:57

    「ってことなんだ!頼むよハルウララ〜」

    「えーっ!?それは大変だよ!焼きそば売らないと世界がやみに飲み込まれちゃうんでしょ!?おひさまがないとみんな困っちゃうよー!」

    「いやいや、ウララ。騙されてる騙されてる」

    ゴールドシップ様の交渉を邪魔するこの娘はセイウンスカイ。猫だ。

    「それに、今ウララはセイちゃんの日向ぼっこに付き合ってもらっているのです。それを勝手に連れて行かれちゃぁ神様仏様あと理事長とたづなさんあたりが黙っちゃいないよ」

    「神に仏に理事長にたづなさんだって!?くそっ、そいつらを黙らせる方法はねぇのかよ!」

    本来ならばこの焼きそばの味で黙らせてやりたい。しかしおそらく神も仏も飯は食わない。理事長とたづなさんは先程ランチを食べに外に出かけて行った。これではいけませんね。

    「にゃはは、わかってるよね?これ、だよ」

    「くっ、わ、分かったよ・・・・・・持ってけドロボー!」

    セイウンスカイが要求してきたもの、それはゴルシが持っていた後がけ鰹節である。彼女の視線の先にいる多数の猫がその目を輝かせて今か今かと待ち侘びていたのだ。

    「毎度あり〜。あっ。ついでに焼きそばちょーだい」

    「おう。200円な」

    こうして、世界に平和は訪れたのだった。

  • 4二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 22:36:59

    「焼きそばいりませんかー!?おいしいよー!」

    「順調順調!ゴルシ焼きそば販売中だぜー!」

    ハルウララの協力により564kgあったゴルシ焼きそばは85kgまで減っていた。オグリンが200kg、スペペペペが185kg食い尽くし残りは今日も可愛いライスシャワーが買って行ったからだ。

    「ウララさん、何をやってるの?」

    彼女はキングヘイロー。ハルウララのルームメイトであり一流のウマ娘を目指し今日も府中をどんぶらこどんぶらこと練り歩いているウマ娘だ。

    「あっ、キングちゃん!焼きそばいりませんかー?」

    「じゃあひとつもらおうかしら、じゃなくて!あなた次の授業移動教室でしょ?準備は済ませたの?」

    「・・・・・・あーっ!忘れてたーっ!」

    「まだ30分あるから大丈夫大丈夫!それに焼きそば残り85kgあるんだぜ?」

    「いくらなんでも作りすぎよ!」

    仕方がない。お煎餅を片手に作っていたら袋が破けて麺が全部出てしまったからである。

    「はぁ、仕方ないわね。このキングヘイローも手伝ってあげるわ!」

    「おー!キングちゃんがいれば100人力だ!」

    「こいつは頼もしい!頼むぜ、キング!」

    ゴルシ焼きそばの売れ行きは果たして───!?

  • 5二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 22:44:07

    「完売!だー!!!ありがとなー!お前ら!」

    「焼きそばおいしかったねー」

    「まあ、そうね。ただ、今後はちゃんと量を考えて作ってちょうだい」

    「へっへっへ、気をつけるでヤンス」

    残っていた焼きそばはキングの取り巻きがハルウララの友人たちを集めてオペラオーの焼きそば劇場を開催したところ全て売り切ることができた。まさに奇跡、トレセン学園で起こった奇跡である。

    「んじゃあ報酬はスイス銀行に振り込んどくな!また頼むぜ、相棒!」

    「まっかせて!」

    「いや、任されないで!ほどほどにして!」

    こうして、今日もトレセン学園が闇に包まれることは防がれたのであった。しかし彼女を見つめる視線がまだあったことは誰も知らない・・・・・・。

    「ふっふっふ、アレを全て売り切るとは流石ですね!バクシーン!」
    「でもでも、もっともーっと食べてもボーノだよ☆」
    「ウチの前で粉もんを売り捌くとはええ度胸しとるやないか」
    「スペぺぺぺぺぺぺ」

    頑張れゴールドシップ!負けるなゴールドシップ!小笠原の未来は君のお煎餅にかかっているぞ!

    ゴルシの焼きそばロード〜春麗珍道中〜 完!

  • 6二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 22:45:08

    終わりのマーベラス☆

  • 7二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 22:45:55

    即興でこんなもん書くもんじゃねぇな。頭がおかしくなる。2度しか書かねぇ。

  • 8二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 22:46:38

    >>1

    一周して元に戻ってるじゃねえか!!

  • 9二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 22:49:50

    >>5

    春麗?

  • 10二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 22:53:05

    なんだこれ

  • 11二次元好きの匿名さん22/03/09(水) 01:16:21

    やべぇ焼きそば食べたくなった

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