【🎲・閲覧注意】ブルーロックス、魔法少年になる2

1124/12/27(金) 20:13:32

『──あーあー、テステス。
ごきげんようブルーロックス。突然だけど君たちにはね、今日から魔法少年として人助けしてもらいます』

ダイス・安価によって進むオールキャラバトルロワイヤルSSスレ
スレ民参加型なのでよかったら書き込んでいってね

※死ネタ・グロテスク・猟奇的な描写など人を選ぶ内容をデフォルトで含みます
※キャラsage等の意図はありません
※絵心、アンリ、冴はいません
※最初のみネームドモブが出ます
※描写量は能力説明の難易度などによって差が生まれます、ご了承ください
※魔法少女○成計画の設定をお借りしています

2124/12/27(金) 20:14:19

《あらすじ》
新英雄大戦中、新しいスポンサーを名乗る謎の人物にテストプレイと称して『マジカルポッド』を渡され、魔法少年として人助けをすることになったブルーロックス。
そして1週間が立った頃、人助けを全くしていなかった1人がスポンサーにより脱落を告げられる。脱落すれば魔法少年をやめて練習の日々に戻れると、誰もがそう思った。
──しかし翌日、脱落者が遺体で発見される。

『脱落すれば死ぬ。次は上位23名以外を脱落とする』

このイス取りゲームを制した者のみが生き残る。そう理解した彼らは、イカれたコロし合いに身を投じるのだった。

3124/12/27(金) 20:14:52

《進行上のルール》
・まずスレ主がダイスを振り、描写するキャラを2人を選びます。基本先に出た方の視点で描写しますが重複した場合変わります

・安価を指定した後スレ民に1d3を振ってもらい、安価先の数値でキャラの生死が決まります（1で生存、2で片方が死亡、3で両方死亡）

・生死ダイスで2が出た場合はスレ主のシークレットダイスにて死亡キャラを決めます。どっちが死ぬか最後までわかりません

・重複した場合は基本再戦となりますが、あまりに出目のバランスが悪い場合まだ出番のないキャラからダイスで選んで交代とします

・絵心・アンリ・冴が出た場合、1回のみ当人かスポンサー側の描写を少しいれて次へ進みます。接触相手として当たった場合は描写後接触相手を振り直します

・基本、劇中の1日分に2組描写します（あまりに減らない場合エゴいスレ主がバトル回数を増やします）。1週間後提示された人数を切っていなければダイスを振って当たったキャラが人助けポイント下位者として脱落します

・ポイント下位で脱落した場合も特別ルールを適用し見せ場を作ります。内容は実際に脱落が起こった時に開示するのでまだ秘密です

4124/12/27(金) 20:15:54

《その他書き込みのルール》
・もちろんこのスレに関係ある内容であれば考察・雑談・質問など好きにOK！スレ主が描写中でも気にせず話して構いません

・キャラsageやヘイト、他人の意見の否定等荒れそうなレスはスレ主の判断で削除します。ご了承下さい

・他スレッドの話題は荒れる原因になり、そのスレ主やスレ民にも迷惑がかかってしまうため控えて頂けるとありがたいです。こちらも削除対象です
《例》
OK→「これ系のSS、毎回○○は××するよね」等
NG→「他スレの話」

・もちろん他スレで許可されていない場合このスレの話も厳禁です。まとめ・紹介系スレなどに持ちだすのは構いませんが、内容が閲覧注意であることをお忘れなきよう

5124/12/27(金) 20:16:19

《かんたん☆魔法少年入門》
1.魔法少年は、身体能力がパワーアップするよ
2.1人に1つ、自分だけの『魔法』を持ってるよ
3.魔法少年以外の一般人に正体を知られてはいけないよ
※変身中は認識阻害が働いて、君たちの正体はバレないから安心してね
4.人助けポイントが少なかった人は『脱落』するよ
5.『脱落』する人数は、毎週変わるから気をつけてね

6124/12/27(金) 20:17:50

前スレ

【🎲・閲覧注意】ブルーロックス、魔法少年になる｜あにまん掲示板『──あーあー、テステス。ごきげんようブルーロックス。突然だけど君たちにはね、今日から魔法少年として人助けしてもらいます』ダイス・安価によって進むオールキャラバトルロワイヤルSSスレスレ民参加型なので…bbs.animanch.com

7124/12/27(金) 20:26:25

最後の1日は2組終わってから脱落者発表です、いないけど

第1週・7日目前半

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d22=17 20 (37)

1.潔 2.蜂楽 3.國神 4.凪 5.馬狼 6.玲王 7.蟻生 8.時光 9.士道 10.乙夜 11.愛空 12.冴 13.カイザー 14.黒名 15.雷市 16.氷織 17.ロレンツォ 18.閃堂 19.清羅 20.斬鉄 21.シャルル 22.イガグリ

8二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:26:44

たておつ

9二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:27:27

たておつ‼︎

10124/12/27(金) 20:27:35

どっちも重複なので視点ダイスdice1d2=1 (1)

1.ロレンツォ 2.斬鉄

安価>>13

11二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:29:02

dice1d3=2 (2)

12二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:29:11

dice1d3=1 (1)

13二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:29:23

dice1d3=1 (1)

>>10

14二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:34:13

ロレンツォ・斬鉄ともに生存か
2人の魔法が気になるね

15124/12/27(金) 20:37:45

～ロレンツォ視点～
魔法:何度でも蘇るよ

暗く冷えた空気の充満する、夜の墓地。そこに俺は1人佇み、月を見上げていた。
懐からナイフを取り出し、脳髄を抉るように側頭部から深めにブッ刺す。
一瞬の痛みと共に意識が消え──

──ポンッと間抜けな音と共に、再構築された頭部がナイフを俺の頭から押し出す。同時に俺の意識は闇から再浮上ってワケ、OK？

ロレンツォ「だぁー、文字通りガチのアンデッドってワケだ」

───ドドドドド、キキーッ。
刹那、まるで猪の大群が坂をかけおりるような轟音が響く。土埃を上げながらこちらへ突進してきたそれは、急ブレーキのような音を立てて俺の前でピタリと止まった。

ロレンツォ「あー……なんだっけ、P・X・Gの……」
斬鉄「斬鉄だ。なぁ、ここはどこなんだ？道に迷ってしまった」

土埃が晴れ、1人の少年が姿を表す。フランス棟の剣城斬鉄だ。
ったく、夜中にこんな大音立てて走ったらダメ、OK？

16二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:40:27

ハードゴアアリスみたいに変身してる間は殺せない系か

17124/12/27(金) 20:50:51

ロレンツォ「見ての通り墓だぜ？日本の墓って四角い石建てんのね、イタリアにもこういう墓あるけどぉ」
斬鉄「そうか。夜にお墓に行くのは良くないらしいぞ。じゃあな」
ロレンツォ「……だぁー、迷子なんじゃねぇの？」

そう言ってすぐ、勝手に話しかけた上に勝手に走り去ってしまった。どこを、誰の元を目指してるんだか知らねぇけど、こんな時に大音立てて走り回るなんてちょっと危機感無さすぎんじゃねってのはお節介すぎ？

《糸師凛、七星虹郎、脱落。
─────残り、21人》

つい今朝届いたメールに記されていた、脱落者の名前。どっちも、お前のチームメイトだろうに。

この状況でも猪突猛進なその姿勢は、勇気か蛮勇か。だぁー、ちょっと俺には判断つかねぇな。

ロレンツォ「みすみす見逃してやるなんて……俺も、優しいなぁ♪」

18124/12/27(金) 20:53:22

第1週・7日目後半

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d22=11 9 (20)

1.潔 2.蜂楽 3.國神 4.凪 5.馬狼 6.玲王 7.蟻生 8.時光 9.士道 10.乙夜 11.愛空 12.冴 13.カイザー 14.黒名 15.雷市 16.氷織 17.ロレンツォ 18.閃堂 19.清羅 20.斬鉄 21.シャルル 22.イガグリ

19二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:53:37

変身前がバレている以上逆に魔法がバレたら積極的に狙われそうね
殺せるかは別として

20124/12/27(金) 20:54:51

愛空と士道安価>>24

21二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:55:29

dice1d3=3 (3)

22二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:55:56

dice1d3=3 (3)

23二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:56:07

dice1d3=1 (1)

24二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:56:16

dice1d3=2 (2)

>>20

25124/12/27(金) 21:28:45

～愛空視点～
魔法:相手のデータが可視化するよ

『ニホンノウサギウサギ科ノウサギ属
体長:49cm 体重 2kg 固有魔法:なし』

愛空「なるほど」
俺は木々の間から現れたウサギを注視し、表示された情報を読み終えると目を閉じる。フィン……と音を立てて瞳に浮かんだ照準のマークが消えた。

愛空「相手の魔法の詳細まで分かっちまうんだもんなぁ。他の奴らがどうなのかまだわからんが……俺だけだったらこりゃ大分アドバンテージになるな」
ただずっと注視してないと消えちまうのが玉に瑕か。まあ読んですぐ頭に入れちまえば特に問題もないし、そこまでデメリットにはならなそうだな。

「──よぉ、こーんなとこで何してんの？♡」

パキッ。枝を踏み折る音と共に背後から聞こえたのは、最凶の『悪魔』の声。

愛空「……そこのウサギちゃんにナンパしてただけだぜ、って言ったら信じるか？」
士道「どっちでもいいな♪本題はそれじゃねーし、たまたま見つけたのがつよそーなお前でお得お得ぅ」

振り向いてその姿を視界に入れると、俺の魔法が突きつけてきたのは理不尽なまでのその力量の差。

『固有魔法:一定範囲内で無敵になれるよ』

26124/12/27(金) 21:54:14

ッ、マジか──不平等にも程があんなこれ。

士道「──うらぁ！！」
俺が驚きに顔を歪めた一瞬の隙をつき、飛び上がった士道がこちらに蹴りかかる。そしてちょうど、PAエリア程の大きさの四角い空間が士道を中心に展開された。

愛空「あんま舐めて貰っちゃ困るぜ！！」
俺はそのエリア外に思いっきり飛び出し、あらかじめ隠し持っておいた鉄パイプをその鍛えあげた腕力で投擲する。

しかしスピードを落とさず士道の首筋に届いたかに思えた鉄パイプは、衝撃ひとつ与えられずに地面へと転がり落ちた。
士道「ちょいちょい、それはこっちのセリフだぜ？」
愛空「まぁそうなるよな。じゃあ作成を変えるとするか！」

俺は思いっきり地面を殴り、回りの木々が吹き飛ぶほどの衝撃波を発生させる。土と草が巻き上がって俺の姿を隠す。
そして士道が次に目を開けたとき、俺の姿はもうそこには無い。

士道「──おいおいマジかよ、元日本代表キャプテンともあろう男が聞いて呆れるぜ！！早く出てこいよー」

そうして士道は衝動のまま、羆のように暴れ回る。木々を殴り倒しながら俺を探し、山の表面を駆け回り続けた。

27124/12/27(金) 22:11:20

～士道視点～

「あ～つまんね……」

粗方探し回ったが山中のどこにも愛空の姿は無い。俺の魔法はエリア内で無敵になれる、つまり誰よりステータスが高くなる。つまり、アイツみてぇに俺より腕っ節の強い奴がエリア内にいたら俺の能力が跳ね上がる、という要領でサーチにも使える。
ただ、それですら反応しなかったっつーことは──

士道「マァジで逃げたわけ？」

ボーダーも下回ったし確かに爆発以外で戦う理由は俺にもねぇ。実際に端末の時計は結果発表の10分前、つまり22時50分を差していた。

──しゃーねぇ、俺も帰ってスポンサーちゃんの横っ面でもぶん殴りに行くかぁ！
そう思い、くるりと後ろを向いたその時。

28124/12/27(金) 22:13:10

愛空「──よぉ」
士道「──がはっ──────」

急に眼前に現れた愛空が、その太い腕で俺の鳩尾をぶち抜いた。

士道「ッ、どこに──いやがった──」
愛空「簡単だよ、地中だ。
窒息したりお前を見失ったりしねぇように、なるべく地表近くにな。お前の『魔法』、見つけやすくて助かったぜ」

あの時愛空は、どこかに逃げたのではなく土を被って地中に潜ったのだ。俺のエリアは地中は範囲外だし、その視認のしやすさや暴れ回って視界を良くしてしちまったのが仇になったみてぇだ。

士道「はは、なるほどなぁ……その忍耐力が、お前の爆発ってワケ、ね……」
愛空「あぁ。元日本代表キャプテンなめんな」

ゆっくりと、体温、光、そして音が遠のいていく。ヤベェ、こりゃもう無理だなぁ？

愛空「安心して眠れよ。お前もう限界だろ？見えてんだよ俺には、そういう魔法だからな。

───お前の分まで、爆発してやっからさ」

士道「────ハハッ♪……………」

そして、結果発表まで残り7分。俺は、愛空の腕の中で息を引き取った。

29124/12/27(金) 22:29:22

～潔視点～

『はいはい結果発表ね。今週のポイント脱落者はゼロ人でーす。おめでとー』

深夜の23時。スタジアムに集められた俺たちは、そんなふざけた祝福の言葉を頂いてしまった。

潔「何がおめでとうだ、ふざけんな──

────お前のせいで、もう8人も死んでんだぞ！！！」

22時53分。スタジアムへ向かう俺たちの端末に届いたのは、士道の脱落の知らせ。集まった面々の顔は想像通り青ざめていて、どこからともなく漂う血の匂いに体調を崩してしまいそうだった。

『じゃあ君が身代わりになれば良かったじゃん？脱落した子たちのおかげでのうのうと戦わずに生き残れてるくせに』
潔「っ……」
『じゃあまた1週間後ねー、今度のボーダーは13人。じゃあせいぜい頑張ってよ、魔法少年♪』

──ブツッ。
その音を最後に、集まった面子は散り散りになっていく。仲間を殺した奴が、この中に混じっているのだ。信用なんかできない、早く1人になりたい──
痛々しいまでに、そんな空気を全身で感じる。俺は鋭敏な自分の五感を恨んだ。

──コロし合いの、第2週目が幕を開ける。

30124/12/27(金) 22:31:10

第2週・1日目前半

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d21=20 9 (29)

1.潔 2.蜂楽 3.國神 4.凪 5.馬狼 6.玲王 7.蟻生 8.時光 9.乙夜 10.愛空 11.冴 12.カイザー 13.黒名 14.雷市 15.氷織 16.ロレンツォ 17.閃堂 18.清羅 19.斬鉄 20.シャルル 21.イガグリ

31124/12/27(金) 22:32:46

シャルルと乙夜 >>35

32二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:33:28

dice1d3=3 (3)

33二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:33:47

dice1d3=1 (1)

34二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:33:48

dice1d3=1 (1)

35二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:33:48

dice1d3=3 (3)

>>31

36二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:34:07

どんどん死んでく

37二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:34:18

はえーよ！！！

38二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:34:43

ダイス目が極端

人殺しが紛れ込んでるって知って焦ったかな…

39124/12/27(金) 22:43:37

～シャルル視点～
魔法:言ったことと真逆のことが起こるよ

シャルル「んーじゃあ、キミは空を飛べる！」

適当に葉っぱの裏にぶら下がって休眠を取っていた蝶々を1匹捕まえ、俺は魔法をかける。
急に眠りから叩き起された哀れな蝶々は慌てて逃げようと必死に羽をバタつかせるけど、頑張りも虚しくポトリとコンクリにその小さな体が落ちる。

──うん、俺の言ったことと"真逆"のことが起きたね！
シャルル「にゃっはは、やっぱなかなか面白いねコレ♪じゃあ次は──」
良い暇つぶしを手に入れ、キャッキャとはしゃいでいた俺だったけれど、魔法少年になったとてその飽き性が治るはずもなく。

シャルル「ねーもうつまんなーい！！ロキー、俺もう帰るー！！いつになったら終わるのコレ！！」
「ちゅーす。俺ロキじゃねーけどちょっといい？」

俺の顔に影が掛かる。日を遮る形で正面に立ち、俺の顔を覗き込んでいたのは、スペイン棟の忍者の人だ。
シャルル「忍者のお兄さんだ！どうかした？」
乙夜「いやーつまんなそーにしてたからつい声掛けちった。じゃ早速、俺とかくれんぼやろうぜ。にんにん」

40124/12/27(金) 23:03:59

そう言って忍者のポーズを取ったお兄さんが、影に解けるようにスっと姿を消す。
シャルル「！？」

消えた姿を探してキョロキョロ辺りを見回していると、途端にほっぺたに何かが当たる感覚。思いっきり頭を反って避けようとするが、針のようなものが俺の頬を引き裂いて温かい液体を零した。

シャルル「ほんとに忍者みたい、すごいすごーい！じゃあ──お兄さんの魔法のコト、教えてくれない！！」

乙夜「俺の魔法は『一定時間自分の存在を消せるよ』………───ッあれ、マジか」
シャルル「そこだッ！！」

背後からお兄さんの声が聞こえて、思いっきり回し蹴り。何も無い空間に当たった右脚だけど、手応えはしっかりあった。
乙夜「くっ……っやべー、一筋縄じゃいかねーってワケね。いーじゃん、アガるアガる」

けれどすぐ、魔法の代償が俺の体に降りかかる。ドクンと大きく跳ねた心臓は身体中の血流を乱し、鋭い痛みが全身を襲った。

──あいたたー、やっぱ魔法少年相手じゃ虫とは比べらんないくらい体に負担が掛かるワケね♪あんまり使いすぎないようにしないと。

シャルル「ッ………いいよお兄さん、俺久しぶりにめっちゃ楽しいかも！」

41124/12/27(金) 23:15:20

～乙夜視点～
魔法:一定時間自分の存在を消せるよ

ちゅーす。俺、乙夜影汰。
目の前に傷だらけで転がってんのはP・X・Gの最年少MF、シャルル。
歳下をいたぶりまくるってのはあんまアガんねーけど、コイツの能力マジ強すぎ。何回も足元掬われそうになったぜ。

シャルル「……っ、げほっ…………ぁ」
乙夜「わりーねシャルル。俺もダセーけど必死なんだわ。今ノリとか言ってらんねーの」

ただどうやらその能力は使う相手の強さや作用する事象によって無視できないダメージがシャルルの体に返ってくるっぽくて、最後のほうはフラッフラのシャルルを俺がひたすら切り刻むだけになってた。
そろそろ可哀想だからトドメを刺してやろうと思う。シャルルの首下、太い血管に仕込み針をスっと当てた。

乙夜「痛めつけてゴメンな、もう楽になれっから」
シャルル「───……。

────ん、───しゃ─こ─ぃ───」

乙夜「え？なんて？」
よく聞こえないままだったが、俺はシャルルの頸動脈を掻っ切る。これでもう、目覚めることはねーな。まだ若いし女の子と遊びたかっただろうけど、ゴメン。

42124/12/27(金) 23:29:10

冷たくなったシャルルに手を合わせた俺は、痛む脚を引きずりながら原っぱを歩いていく。俺の体にも無視出来ないくらいのダメージは入ってて、もう戦えるほど体力は残ってなさそー。

乙夜「……ゆっくり、帰ればいいし」
念の為他の魔法少年に見つからないように魔法を使って姿を隠す。10分以内に身を隠せればとりあえずOKだ。
そうして、ゆっくり進む俺の体が線路に差し掛かったとき、俺の網膜を強烈な光が焼く。

乙夜「───マジ、かよ──！？」

猛スピードで走る快速電車が、俺の眼前に迫ってきていた。
この時間に電車は通らねーハズ。いくら俺でもそんくらいリサーチして戦場選んでるし？どちらにせよピンチ。消耗しきった体力じゃ快速電車なんかにぶち当たったら即お陀仏だぜ。
とりあえず運転手に手を振ろうか迷ったが、俺の姿は今消えてる。しかも能力は一旦発動したら10分経たないと切れねーの。

『────ん、───しゃ─こ─ぃ───』

……そういや最期、シャルルが力を振り絞って呟いた言葉。それを俺なりに考えてみる。

───はは、やるじゃんあのガキ。烏ぅ、俺もうすぐそっちにいけそうだわ───

猛スピードで走る車体が俺の体にぶち当たる。全身が軋む音と痛みに耐えらんなかった俺は、そのまま意識を失ってった。

『このじかん、でんしゃはこない』

43124/12/27(金) 23:34:44

第2週・1日目後半

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d19=5 14 (19)

1.潔 2.蜂楽 3.國神 4.凪 5.馬狼 6.玲王 7.蟻生 8.時光 9.愛空 10.冴 11.カイザー 12.黒名 13.雷市 14.氷織 15.ロレンツォ 16.閃堂 17.清羅 18.斬鉄 19.イガグリ

44124/12/27(金) 23:35:34

馬狼と氷織 >>48

45二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:36:30

dice1d3=2 (2)

46二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:36:37

dice1d3=1 (1)

47二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:37:00

dice1d3=2 (2)

48二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:37:19

dice1d3=2 (2)

>>44

49二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:37:21

dice1d3=2 (2)

50124/12/27(金) 23:50:32

～馬狼視点～
魔法:自分より格下はみんな言うことを聞くよ

馬狼「……フン」

俺は1人ビルの屋上であぐらをかいて座り、小さくて丸っこい端末を隅から隅までチェックしていた。
やけに凝ったデザインの割についてる機能は自分の魔法の紹介と魔法少年入門、メールアプリに人助けポイントとかいう胡散くせぇ項目のみだ。たまに運営から誰が脱落しただのメールが届いて、アプリはそれを表示できるが返信は出来なかった。

馬狼「んな能力、圧倒的に俺が有利だろうが。シねっつったらシぬのかよ」
ただ1つ、俺には気になる事があった。
魔法の詳細があえて伏せられ、理解しにくい文で表されている。これはきっとこのイカれたゲームを盛り上げるためのジョーカー的要素なんだろう。

馬狼「──チッ、悪趣味なクソ野郎が」
詳細が判明するまでは、俺であっても油断はできねぇ。改めて気を引き締め、場所を変えようと立ち上がった。

───ッチュン。

──鋭い音とともに、小石のようなものが腿を掠める。立ち上がってなけりゃ、今頃頭部をぶち抜かれていた所だった。

51124/12/28(土) 00:03:53

小石が飛んできた方向を振り向くと、俺がいたビルよりも少し背の高い、100mほど向こうのビルの上に人影を発見する。

氷織「──あ、やば」
馬狼「──ッテメェこの水色野郎！！！」

魔法少年の優秀な聴力はその小さな呟きもしっかりと拾う。聞きなれた監獄生の声だった。
氷織はすぐさま逃げようと後ろを振り向くが、俺が思いっきり屋上の床を蹴り飛びかかる方が速い。あっという間に距離を詰めた俺は氷織に掴みかかり、俺よりも華奢な体はコンクリートに押さえつけられた。

氷織「ッ、たぁ……」
馬狼「動くな！！！！」

氷織の体がピシリ、と固まる。まるで凍りついたように動かなくなった自分の四肢に驚いてやがるみたいだ。その顔に、一筋の冷や汗が流れるのが見えた。

氷織「！？う、動けん……ッ！なるほど、言霊みたいな魔法……っちゅーことやね」
馬狼「黙れ雑魚が。なんで俺様を狙ったか知らねぇがいい機会だ。ここでその差を分からせてやる」
氷織「くッ──……」

52124/12/28(土) 00:13:00

身体的なステータスが氷織を上回った俺は、自分の魔法で先制することに成功した。すぐに首をへし折ってやろうと首根っこを掴み、ギリギリと締め上げる。

氷織「……っぁ、が……」
馬狼「無駄に抵抗すんなクソが。苦しむだけだぞ」
血液が塞き止められて赤くなった氷織の顔が苦痛に歪む。そんな中でも、コイツは強気に口角を上げた。

氷織「なんで僕が馬狼くんを狙ったか……やったっけ？っ……教えたるよ、最後やし……」
馬狼「あ？」
氷織「倒すなら、王様や……僕、ゲーマーやもん」

馬狼「くだらねぇ。ダラダラ喋ってねぇでさっさとくたばれ」
更に力を込める。首の太い骨が、ミシッと軋む音がした。
氷織「はは、僕が喋ってるんはな───

───必殺技の、時間稼ぎやで」

──さくっ。
間抜けな音を立て、何かが俺の後頭部に深く突き刺さる。

馬狼「───あ……？」

何が何だかわからないまま、俺は氷織に覆い被さるように倒れ……そのまま、光を失った。

53124/12/28(土) 00:24:54

～氷織視点～
魔法:絶対に狙いを外さないよ

馬狼くんの頭に刺さったナイフを引き抜き、半開きのままの目をそっと閉じさせる。

僕の魔法は、視認している範囲内で狙いを定めたものに必ず投げたり蹴ったりしたものを命中させる。
そのスピードや軌道は使い手の力量に左右されるけど、そんなんは僕の得意分野や。

馬狼くんに狙いを定めたとき、小石を投げる前に真上に向かって高く高く、間違ってもバレんように小型のナイフを放り投げておいた。
その後に小石をワザと掠らせる程度にコントロールし、馬狼くんをおびき出す。

ふぅ、死ぬかと思った。僕の首がへし折られる前に成功して何よりやわ。馬狼くんが強いんは予想出来てたけど、洗脳タイプとはなぁ。最初にナイフ投げとらんかったらなんも出来ずに今頃僕はあの世やわ。

氷織「堪忍な、馬狼くん。
──馬狼くんを強いと思とるんは、ちゃんとホンマやで」

屋上に息絶えた馬狼くんを置いて、ビルから飛び降りる。そして身を隠すように、僕は繁華街の雑踏の中に消えていった。

54二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:26:52

着実に人が減っていってるなぁ

55124/12/28(土) 00:31:43

第2週・2日目前半

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d18=13 1 (14)

1.潔 2.蜂楽 3.國神 4.凪 5.玲王 6.蟻生 7.時光 8.愛空 9.冴 10.カイザー 11.黒名 12.雷市 13.氷織 14.ロレンツォ 15.閃堂 16.清羅 17.斬鉄 18.イガグリ

56124/12/28(土) 00:33:05

氷織はさっき能力出したし潔で描写しよかな

潔と氷織 >>60

57二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:33:26

dice1d3=1 (1)

58二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:34:22

dice1d3=2 (2)

59二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:34:33

dice1d3=1 (1)

60二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:35:07

dice1d3=2 (2)

>>56

61二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:36:34

また関係ある同士でやり合ってる…涙

62124/12/28(土) 00:52:16

～潔視点～
魔法:体をパズルのピースみたいに分解できるよ

潔「──よっ、と」
ぎゅっと目を閉じて、パズルのピースで構成されている自分を強くイメージ。

──ぱらっ。パラパラパラ………

すると、俺がイメージした通りにパラパラ体が崩れ始める。目の前の柵の向こうにピースが1枚ずつ移動し身体を再構築すると、人1人も通り抜けられないような狭い柵を簡単に越えることが出来た。

これが俺の見つけた、自分の魔法の使い方。攻撃に使えそうなものじゃなかったのはちょっと残念だけど、なかなか使い勝手がいい。
そして俺は早朝の路地裏を駆けていく。ここに留まるのは、他の奴らに見つかる可能性が高まる。

潔「────氷織」

そしてすぐ、俺は足をとめた。路地裏を抜け、目の前にふらりと現れた氷織から──

──あまりに濃い、血の匂いがしたから。

63二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:53:56

このレスは削除されています

64二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:54:38

じゃ続きは明日で、スレ主休日だから大丈夫だと思うけど落としかけたら保守頼みますわ

65124/12/28(土) 10:21:34

《乙夜影汰、シャルル・シュヴァリエ、馬狼照英、脱落。
──────残り、17人》

潔「血の匂い……氷織お前、3人のうちだれか……やったのか？」
氷織「ふふ、どう思う？潔くんも、一緒にやろか？」
潔「真面目に聞いてるんだよ！大体、俺らがやらなくたって────ぁ」

そこまで言って、あのとき『スポンサー』に言われた言葉を思い出す。

『脱落した子たちのおかげでのうのうと戦わずに生き残れてるくせに』

潔「──。……いや、なんでもない。
───────やるんだな、氷織。本当に」
氷織「覚悟決まったみたいやね。かっこええよ潔くん──────よッ、と！」

潔「ッ！！」
氷織が親指で弾いた何かがこちらに猛スピードで飛んでくる。咄嗟に体を分解して避けたが、すぐ背後の壁に着弾したそれはなんと銃の実弾のようだ。そんなのどこで手に入れたんだよ……！

氷織「おっと、避けられてもうたね。お互いすぐ倒れる気はないやろし、長期戦といこか」
潔「ああ───望むところだぜ」

66124/12/28(土) 10:53:53

～～～

潔「──っ、くそッ───！！」
氷織の魔法は遠隔タイプで、どうしたって決定打に欠ける上に近接戦闘しか打つ手のない俺とは相性が悪い。防戦一方どころか体力を削られ続けた俺は、もはやジリ貧で敗北を待つだけになっていた。

氷織「らしくないやん、潔くん。世界一のストライカーに攻撃意識は欠かせんで？」
潔「るっせ、んなことわかってんだよ！」
パチンパチンと銃弾を弾き続ける氷織には距離を取られ続け、ギリギリで分解して避けるか拾った鉄材で撃ち落とすか。俺にはそれしかとれる選択肢がない。

氷織「もう勝負はついたな。じゃ、必殺スキル行くで──」
氷織が近くにあったトラックに詰んであるコンテナを持ち上げ、魔法少年の腕力で思いっきり放物線を描くように放り投げる。
潔「舐めんな、そんな遅せぇ攻撃──
────、は？」

直前で体を分解し、少し右に避けた俺の体を──
追いかけるようにコンテナが軌道を変える。

氷織「スピード調節さえすればな、若干の追尾機能もつくんよ」
潔「やば、避けられな───ッ！！」
急いでもう一度体を分解するが、もう遅い。
俺はバラバラと崩れてピースの山になり、そのまま重たいコンテナに押しつぶされた。

氷織「………。
……………………さよなら、潔くん」

67124/12/28(土) 11:02:26

～氷織視点～

最後の別れを済ませ、コンテナの下敷きになった潔くんにくるりと背を向けた。その時。

────パラパラパラパラ。

氷織「ッ！？そんなまさか、どこや！？」
潔「後ろだぜ、氷織」

パズルのピースが集まる音とともに、背後から聞こえた潔くんの声。振り向く前に僕の体は支えを失い、うつ伏せに倒れた。

氷織「なるほどなぁ。手から再構築して速攻狙い──にしても、どうやって抜け出せたん」
潔「簡単だ。お前の靴の中に1個、ピースを飛ばしておいた。1個でも無事に動ければ再構築はできる」

なるほどなぁ。捕まえて瓶の中にでも隔離しておくべきやったかぁ。
氷織「ッ、いたた……なぁ潔くん、僕もうこんな足じゃサッカーもバトルもできんよ。早く楽にして」

僕のアキレス腱は両足首とも鋭い爪か何かによってすっぱり切り裂かれ、もう二度と、立ち上がることすら出来ない。

氷織「なぁ潔くん。この僕をコロすんやから……

──絶対絶対、潔くんが王様になってな」

潔「……。──ああ、約束する」

その言葉に安心して頷き、僕はゆっくり目を閉じる。何か冷たくて鋭いものが、僕の脊椎をスパッと切り裂いた。

68124/12/28(土) 11:07:50

第2週・2日目後半

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d17=10 17 (27)

1.潔 2.蜂楽 3.國神 4.凪 5.玲王 6.蟻生 7.時光 8.愛空 9.冴 10.カイザー 11.黒名 12.雷市 13.ロレンツォ 14.閃堂 15.清羅 16.斬鉄 17.イガグリ

69二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 11:09:02

ドイツボロボロすぎる

70124/12/28(土) 11:11:33

カイザーとイガグリ >>74

71二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 11:13:02

dice1d3=1 (1)

72二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 11:13:19

dice1d3=2 (2)

73二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 11:13:45

dice1d3=3 (3)

74二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 11:13:59

dice1d3=1 (1)

>>70

75124/12/28(土) 11:31:21

～カイザー視点～
魔法:青い薔薇が戦場を支配するよ

──クソイカれた殺し合いが始まってから、1週間以上が経った。

俺は1人、山中の開けた空き地で張り巡らされた茨に囲まれて立っている。
所々に青い薔薇を咲かせたそれは、首筋にある特徴的なタトゥーから毛細血管のように空き地中に伸びていた。

自分の首筋から広範囲に伸びた茨の網に意識を集中させる。
木々のざわめき、地中を這う虫、野山を駆ける野生動物の足音全てが一気に情報として流れ込む。急激に熱を上げる脳に耐えかねた俺は思考をシャットアウトしてしまった。

カイザー「──ッ、相変わらずクソ気持ち悪ぃ」
今度は茨を自分の四肢のように扱い、木々の隙間から俺の様子を伺うガリガリに痩せたタヌキを締め上げた。ピイピイと喚いてもがく哀れなタヌキを解放してやり、茨の繋がる首筋を締め付けるように左手で掴む。

──ピシッ。茨が、新たな侵入者を捉える。
すぐさまその足を捕え、眼前に吊るしあげた。

76124/12/28(土) 12:07:33

カイザー「……クソハズレか」
五十嵐「なんだとてめ、おいカイザー！！下ろせ！！──ぎゃふっ！おい！！」
カイザー「下ろしてやっただろ」

かかった獲物は同じ棟の寺坊主。ハァ、とため息をついてそのまま地面に落とすと、何が気に入らないのか地団駄を踏んで怒り出す。
五十嵐「下ろすってのは優しく丁寧に地面に足をつけてやることだろ！！乱暴に落とすのは下ろすとは言わねぇ！！ったくよー」
カイザー「………」

そう言って立ち上がり、土埃を払うソイツの体の細かい傷がシュウウ……と煙を上げて消えていく。
──こいつの魔法か？

カイザー「ハッ、そんな態度を取っていていいのか？ここは見ての通り俺の庭だ。このまま薔薇の肥料にしてくれてやってもいい」
五十嵐「ひっ……な、なんだよ、俺だって──」
カイザー「クソ冗談に決まってるだろ。お前みたいな格下潰しじゃ俺はもうクソ楽しめねぇ。さっさと消えろ」

五十嵐「う、うるせー！！俺だっていつかお前なんか捻り潰してやるんだからなクソ皇帝ー！！南無三！！」

その強気な言葉とは真逆に、ソイツは尻尾を巻いて逃げ出す。ハッとその後ろ姿を鼻で笑い、俺は月光を浴びる青薔薇の中にその身を横たえた。

77124/12/28(土) 12:09:28

第2週・3日目前半

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d17=11 16 (27)

1.潔 2.蜂楽 3.國神 4.凪 5.玲王 6.蟻生 7.時光 8.愛空 9.冴 10.カイザー 11.黒名 12.雷市 13.ロレンツォ 14.閃堂 15.清羅 16.斬鉄 17.イガグリ

78124/12/28(土) 12:11:25

黒名と斬鉄>>82

斬鉄は3回目なので生存が出たら一回も出てないキャラに交代で

79二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 12:12:32

dice1d3=3 (3)

80二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 12:12:47

dice1d3=2 (2)

81二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 12:13:15

dice1d3=2 (2)

82二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 12:14:10

dice1d3=1 (1)

>>78

83二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 12:17:11

生存意欲戻ってよかった

84124/12/28(土) 12:24:03

斬鉄の代わりdice1d6=3 (3)

1.蜂楽 2.凪 3.玲王 4.蟻生 5.閃堂 6.清羅

85二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 12:44:01

このレスは削除されています

86124/12/28(土) 12:45:09

～黒名視点～
魔法:選んだ人間の『惑星』になれるよ

黒名「やっぱり、何度考えても意味がわからんわからん」

誰もいなくなったブルーロック付近の森で俺は、相変わらず意味のわからない自分の魔法の説明にうーんうーんと頭を悩ませていた。
魔法を試そうにも誰かと接触する必要が出てくる。だって指定相手は人間だから、その辺の動物とかじゃ試せそうにない。
それに、もう何人も脱落者が出ている。もう皆きっとコロし合いに抵抗などないだろう。簡単に会いに行こうとは思えなかった。

自分の両頬をバチン、と叩いて立ち上がる。何日間問題から目を逸らしてきた？物は試しだ、今朝通ったタクシーの運転手の顔でも思い出して魔法を試してみよう。
黒名「──よし、覚悟覚悟……ッ！！」

タクシー運転手の顔を強くイメージし、目を瞑る。一瞬の浮遊感の後、俺の体は道端で停車しているタクシーの上へと着地した。周囲に爆風が巻き起こってちょっと慌てたが、人が居なくてよかったよかった。

黒名「っと！これ、瞬間移動に使えんのか。すげぇすげぇ」

「───くーろなっ」

87124/12/28(土) 13:09:24

黒名「うぉっ！！？」

急に耳元で声が聞こえ、誰かの腕にグッと引き寄せられる。しまったしまった、油断してた……！！

黒名「──って、なんだなんだ。玲王か」
頭上を見ると、俺を胸元にホールドした玲王がクスクス楽しそうに笑っていた。にしてもさっきも言った通り、近くには誰もいなかったはずだが──

玲王「なんだってなんだよ、急に現れてびっくりさせんな？奇襲されたのかと思って身構えたぜ」
黒名「ち、違う違う！襲ったつもりはない。魔法を試してみたらたまたまここにワープして……玲王のテリトリーだったとは知らんかった」

俺は慌ててそう答える。じたじたと足を浮かせて抵抗すると、ようやく俺の体は解放された。

玲王「っと、そんな焦んなくても俺も戦う気なんかねーって。これから凪の様子見に行くとこでさ、黒名も一緒に行くか？」
黒名「んーいや、今回はやめとくやめとく。自分の持ち場に戻る」
玲王「おう、そっか。あんま油断すんなよ？
──次会う時は、敵同士かもしんねーからな」

そう言って玲王は不敵に口角を吊り上げると、凪がいるらしき方向に飛び去ってしまった。

元戦友の仲直りを喜ぶべきか、さっきの言葉を重く受け止め警戒すべきか。
俺はまた、頭を悩ませながら持ち場に帰ることとなった。

88二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 13:12:22

玲王にホールドされてジタバタする黒名の絵面ほんわかするし2人ともかわいい
次会う時のことは考えたくないな……

89124/12/28(土) 13:12:27

第2週・3日目後半

先に出た方の視点で開始（重複なら初登場キャラの視点で）

dice2d17=1 14 (15)

1.潔 2.蜂楽 3.國神 4.凪 5.玲王 6.蟻生 7.時光 8.愛空 9.冴 10.カイザー 11.黒名 12.雷市 13.ロレンツォ 14.閃堂 15.清羅 16.斬鉄 17.イガグリ

90124/12/28(土) 13:13:39

閃堂と潔>>94

91二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 13:14:14

閃堂と潔両方推しだ…生きてくれ！！

dice1d3=3 (3)

>>98

92二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 13:14:24

dice1d3=2 (2)

93二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 13:14:30

dice1d3=1 (1)

94二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 13:14:44

dice1d3=2 (2)

>>90

95二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 13:14:51

dice1d3=3 (3)

96二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 13:15:37

うわー！！！！！

97二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 13:16:02

あぁ...

98二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 13:16:24

俺>>91、現在涙目

99二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 13:17:29

閃堂死にそう…

100124/12/28(土) 13:47:22

～閃堂視点～
魔法:自分の気持ちが皆に伝播するよ

閃堂「くっそー勝てる未来が見えねー……」

俺は認識阻害が掛かっているのをいいことに、まだ人通りの多い公園のベンチにどかっと頭を抱えていた。
つい一昨日だったか、氷織の脱落が知らされて、現在残っているのは16人。とりあえずあと1人脱落すれば、一旦ボーダークリアだってのに。
閃堂「──……いてッ！？」

頭上の木から頭に何やら硬いものが振ってきて、確かめようとそれを掴むとそれは、ぐったりとした姿の小鳥だった。頭をさすりながら、元気のない小鳥を両手で包み込む。

閃堂「何だってんだよ……まぁでも、俺のせいだよな。ちょっと待てよ……」
すると俺は、今までに言われた褒め言葉やSNSの書き込みなんかを思い出して無理やりテンションを上げてみる。

ピピピッ。小鳥はそうひと鳴きすると翼を広げて飛び立った。すっかり元気みてぇで良かったぜ、心配させやがって。
とまぁこのように、俺の魔法はこうやって周りの生き物の気分を変えちまえる。最初こそ、こっそりハリウッド女優と両思いにでもなってやろうと思ってたんだけどな──

閃堂「──ックソ、こんな時に──！！」
すると、強化された第六感が、ビリリと脳に直接接敵を知らせる。

絶対に死んでやらねぇ。そう決意した俺は、自分の魔法で生き残る方法を必死に探るのだった。