“卒業したウタハから手紙だ”

1二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:16:15

“元気にしてるかな…”

『拝啓、先生へ

出来たよ、星系一つを改造して作り上げたチャペルとラ〇ホを兼ねる巨大時空要塞だ

これで今からそっちの世界へ迎えに行くからね

逃げられるなんて思わないように

白石ウタハ』

“……え？”

2二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:18:53

規模がデカすぎる

3二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:19:46

Hから始まる愛かぁ…

4二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:24:23

何先生を捕まえるために星系まるごとテラフォーミングしてるんだ

5二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:24:31

星系って事は最低でも太陽系サイズ？

6二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:25:23

SF(Space Fuck)

>>7

7二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:27:20

>>6

ある意味ファンタジーやろがい！！

8二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:28:09

テラニーにくらべたらチャペルがある分マシかな

9二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:30:35

SF(すこしふしぎな)って事か怖いな

10二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:30:56

これが式場であるチャペル型第一惑星

これがありとあらゆるプレイを可能とするラ〇ホ型第二惑星

これが私と先生の子ども達を何百人でも何億人でも育てられる人工子宮と保育器を兼ねた第三惑星

これが保育園・幼稚園～高校と各年代用のレジャーランドまで揃った第四～第七惑星だ

"わ…ぁ…"

>>31

11二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:31:20

泣いちゃった！

>>12

12二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:32:28

>>11

教え子の成長を涙を流して喜ぶ先生の鑑！ヨシ！

13二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:35:45

"子供作るのはともかく
そんなにたくさん認知出来ないよ…"

14二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:38:17

この大事業、完成させるまでに何百年かかるんだよ。時空歪める精神と時の部屋的な技術も開発してない？

15二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:39:13

子供作るのは否定しないんですか先生

16二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:40:42

このままドアインザフェイスで性交を成功させるまで行くのがウタハだよ
「じゃあ先っぽだけで良いから」なんて言ったらまあしょうがないかになるかも！？

17二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:50:18

キヴォトスを去ったのは3年くらい前だろうか。

まさに激動の日々だった。

何度死にかけたかわからないし、働き過ぎで気に病むことも数知れなかった。

その度愛する生徒達が助けてくれた。

本当に感謝しかない。

だけどいずれはキヴォトスを出ていかなければならなかったし、丁度その頃連邦生徒会長の───が帰ってきた。

当然私はお役御免になる。

18二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:57:19

正直言って未練タラタラに違いなかった。

けれど契約は守らなければならなかったから、本当に仕方ないんだよね。

それでも今なお後ろ髪を引かれる思いでいる。

妥協なく働いてたら過労が当然の日々。

楽しくも辛く厳しい日常だったに違いない。

その一方、現在の穏やかな日々が尊いと感じているのもまた事実なんだ。

死の危険が少ない。

もうこれだけでご飯5杯は軽くイケるね。

なんだよもう一人の私って。

もう、なんで死んじゃったの。あなたに託された分も頑張らなきゃって思って頑張ってたら、常に過労死と隣り合わせになっちゃったんだよね。

……いや、あなたのせいじゃないよね。あなたも私なら、きっと同じように過ごしてきたんだろうから。

19二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 20:04:41

コトン。

昔を懐かしんでいるとそんな音がした。

郵便受けに届けが入ったのだろう。

私はすぐさま家を出て、ポストの中身を検める。そこには薄い封筒1枚。

差出人を確かめた。

ウタハだ。

彼女は私と懇意にしていた生徒のひとりだ。だからキヴォトスを去る前、何かあったら連絡してと私の住所を教えていた。

モモトークが使えたらよかったんだけど、こっちとあっちじゃ文字通り世界が隔絶してて電波なんか届きっこない。

もし使えてたら頻繁に連絡を取っていただろうね。

20二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 20:06:27

ここからアレかぁ…側から見れば引きつつも笑える

21二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 20:10:02

自分以外の元生徒も受け入れるつもりの規模だなこれ
いや独り占めか…？

22二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 20:12:23

もう助からないゾ♡

23二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 20:14:27

“元気にしてるかな……”

そう呟き、私は封を切って手紙を読むことにする。

なにせ私と彼女は、先生と生徒の垣根を超えそうになった仲だ。

いつか再会出来たら、一人の男と女で新しい関係を始めようと約束した。

それほどの関係だ。

それはそうと、あれからもう3年経っている。

卒業したウタハも私と同じで外の世界に行ったけど、私と彼女の行き先もまた別の世界だった。

お互い色んな出会いがあったろう。

ちなみに私はウタハ以上の相手を見つけられなかった。

でも彼女はそうじゃないはずだ。

ひょっとしなくても、いい相手が見つかっていなければおかしい。

24二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 20:21:04

それだけの評価をしていたからこそ、私は彼女を突き放すしかなかった。

卒業してすぐ付き合うなんて、色々勘ぐられて嫌だったのは認めよう。

でもそれ以上に、私の存在が彼女にとってネックになるのが嫌だったのは間違いない。

ウタハの行き先は、キヴォトスに負けず劣らず治安のよくないところだ。

命が惜しくなかったと言えば嘘になる。

だけど当時の私が彼女と一緒に行ったんじゃ、すぐさま合体妊娠出産まで一直線なテンションだった。

それだけの行間があった。

いや、嫌でしょ。ウタハ自身の目的を私の性欲で塗りつぶしてしまうだなんて、大人として。人として。

25二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 20:23:25

先生ゾッコンだ…そこで踏みとどまれるのは流石ね
…そのかわり三年分の積もり積もった想いをこれからぶつけられるけどね！受け止めてくれよ先生

26二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 20:24:40

3年待った！

27二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 20:28:01

前にも卒業してコズミックレベルになった生徒のスレ無かったか？

28二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 20:28:40

そういう無駄な言い訳を脳裏に浮かべながら、私は手紙を読んでいく。

『拝啓、先生へ

出来たよ、星系一つを改造して作り上げたチャペルとラ〇ホを兼ねる巨大時空要塞だ。
これで今からそっちの世界へ迎えに行くからね。

逃げられるなんて思わないように。

白石ウタハ』

……まさか、ね。

そう思ったのも束の間、私が空を見上げると空間がひどく歪んでいた。

やがてアトラ・ハシースさながらの要塞が出現。

『先生、もう逃げられないよ？』

鳴り響くウタハの声が、私の行く末を決定づけたように思えた。

おわり