″……そういえばシミコって″

  • 1二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:44:24

    ″図書館にある全ての本を読破してるんだよね?″

    シミコ「はいっ!……何かお探しの本でも?」

    ″著者が『生塩ノア』の本はトリニティにある?″

    シミコ「はい、『思い出の詩集』は『詩』のコーナーにありますよ!」

    ″その詩集、読み終えた人がいないって話を聞いたことがあるんだ″

    ″……感想とか聞かせてもらえないかな?″

    シミコ「はい。完全記憶能力者の著者が、その人生の出来事……かなり大部分の記憶を詩的に表現したもので、物珍しさだけでなく著者の文才もあってかかなり引き込まれますよ」

    シミコ「引き込まれるあまり、半分を超えたあたりで……だんだん夢と現実との境目が崩れていくような感覚になっていくんです。脳が『忘れる』という機能すらも『忘れ』て、膨大な情報を処理しようとする内に……気がついたら、エラーを起こしたパソコンを強制シャットダウンするみたいに……そのまま眠ってしまうんです」

    ″シミコでも眠っちゃうんだね。″

    シミコ「はい。なので、1時間の読書と3時間の居眠りを繰り返して……そんな調子で、読破に丸1週間かかってしまいましたね……」

    ″読書にかける気合いがすごい……″

  • 2二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:46:11

    ノア…よかったな…

  • 3二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:47:00

    あぁっ!ノアが凄い勢いでミレニアムからっ!!

  • 4二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:48:12

    シミノア

  • 5二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:48:37

    ええ話や
    早くノアに伝えないと

  • 6二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:50:37

    >>3

    ノアは感激した

    かの叡智にあふれるトリニティの図書館のシミコに礼を言わねばならぬと

    ノアはミレニアムのセミナーの書記である、政治はおそらくわかる

    だが、それとは関係なくその傍らで詩を書いていた

    しかし、それらを誰に渡してもいい睡眠薬だった、ノーベル平和賞もばっちり、かんぺきー。

    などと返されてしまう


    「先生、本当に私の詩集を彼女が?」


    “うん、間違いないよ”


    ノアは、礼状をもってトリニティへと走った

  • 7二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:52:00

    まぁノアにならシミコバレてもいいか…

  • 8二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:52:04

    >>6

    キヴォトス名作劇場「走れノア」

  • 9二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:52:34

    魔導書の類だよこれ
    魔法だよこれ

  • 10二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:53:46

    ″それで、感想はどんな感じだった?″

    シミコ「はい。……大げさなことを言いますが、この詩集は一人の人間の『人生の断片』なのだと……そう確信するほど、強い思いが込められていたように思います」

    シミコ「失礼な言い方にはなってしまいますが……少し、重い女(ひと)だな、という風にも……」

    ″そんな感じだった?″

    シミコ「はい。ですが、その瞬間の細かな思いまで伝わってくるような詩だからこそ、そう感じたのかもしれません……」

    シミコ「例えるなら、夢の中で少女時代の筆者と同じ思い出を共有していくような。そんな不思議な感覚になる素敵な詩集ですよ」

    シミコ「どうですか?今度は先生も私と一緒に、詩の世界に出かけてみるなんていうのは……」

    ″いいね!″

    ″私も気になってきたし、頑張って予定を空けておくよ。″

  • 11二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:54:54

    シミコも可愛いんよなぁ

  • 12二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:58:50

    失礼で申し訳ないんだけどノアってユウカ以外に友達いないイメージだしこれは嬉しいだろうね…

  • 13二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 01:02:04

    >>12

    そりゃ、乗り物にも乗らずに勢いだけで走り出すわ

オススメ

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