- 1二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 17:42:32
???「いやはや……本当にどこなんだここは?
気がついたら一面砂だらけの場所に立っていたし、歩き続けてようやく見つけた建物も廃墟だったときた。
知り合いに電話やモモトークを送ろうにもなぜかスマホが繋がらないし、これは本格的に遭難したか?
……いや、遭難というより百鬼夜行でいう“神隠し”というやつかな、これは?
私がなぜこんな砂だらけの地にいるのか、理由も原因もさっぱりわからないわけだしな。
アビドスにも砂漠はあるが……こんな延々と続く砂の世界ではなかったはずだ」
ホシノ「あれ~? なんかこの建物の中から人の声がするね~? 誰かいるの~?」
???「ん……?」
ホシノ「あ。本当に人が……って、あれ?
ねえ君、君の着ているその制服は――」
???「おお! 誰かと思えばホシノじゃないか!
私が突然いなくなったから心配して探しにきてくれたのか!?」
ホシノ「うへっ!?」
???「さすがは我が頼れる副会長殿だ。やはり身体能力と戦闘能力でお前に勝る者はいないな!」
ホシノ「ちょ、ちょっと待った!
いきなりなに言ってんの君!?」
???「……ん?
ホシノ、お前いつの間に髪なんて伸ばしたんだ? それともエクステか?」
ホシノ「い、いや、ちょっと人の話を聞いてよ! そもそも君は誰!?」
???「ははははは! ホシノ、お前はいつから冗談を言うようなキャラになったんだ?
自分の学校の生徒会長兼同級生の顔を忘れるようなやつじゃないだろう?」
ホシノ「えっ? 生徒会長? 同級生?」
【ここだけ並行世界のアビドスからホシノの同級生でアビドス高等学校の生徒会長である生徒が迷い込んできた世界】
【なお、並行世界のアビドスは砂嵐が起きておらず、学校と自治区の規模は三大校に匹敵する】 - 2二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 17:43:23
この世界のアビドス見たら絶句しそう(小並感)
- 3二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 17:44:08
こちらのアビドスについて知ったらドン引きそうだな
- 4二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:02:58
アヤネ「……で、とりあえず連れてきたというわけですか?」
ホシノ「う、うん……
さすがにあのまま放っておくわけにもいかないし……」
???「ははははは!
いやぁ、正直ここがアビドスだとはホシノから聞かされた当初は思わなかったぞ!
自分の知っている建物やらなにやらを見せられなければ、ドッキリかなにかかと思ったところだ!」
セリカ「いや……なんでアンタそんな楽しそうなのよ?
いきなり見知らぬ場所――というか、見知らぬ世界?
そこに迷い込んじゃったのに不安とか恐怖とかはないわけ?」
???「無論。ないわけではないさ。
しかし、それで冷静さを欠いたり、自分を見失うようではアビドスの生徒会長などやってられんよ。
したがって、私はこの状況はむしろ前向きに――楽しむべきだと判断した」
ホシノ「なんというポジティブ思考……」
アヤネ「しかし信じられませんね……
こことは違う世界のアビドス……しかもその生徒会長でホシノ先輩の同級生の方だなんて……」
???「私だって最初は半信半疑だったとも。
私の世界のミレニアムではそういうものを研究している部活もあると聞いたことはあったが……
それにしても、見たところ君たちは私よりもこの状況をすんなり受け入れているように感じるな?」
セリカ「ま、まあね……」
ホシノ「前例と呼ぶべき存在が1人いるからねぇ~」
- 5二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:04:31
元の世界では生徒会長がいきなり行方不明になって酷い事になっているだろうな
- 6二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:05:49
行方不明になった生徒会長……なんか既視感ある話だなあ
- 7二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:18:46
???「ほう……?
それはつまり、私以外にもこの世界に迷い込んだ者がいるということか?」
ホシノ「うん。
ただ、あの子の場合は乗り込んできたというか……なんというか……」
アヤネ「せ、説明するのに困りますね……」
セリカ「まあ、要は違う世界から迷い込んできた人はあなたがはじめてじゃないってことよ」
???「なるほど。理解した。
最初の事例ではないのなら君たちのその落ち着きようも納得だ。
――しかし、ホシノと違ってアヤネとセリカは私の世界の二人と大して変わりはしないな」
セリカ「えっ!?」
アヤネ「わ、私たちのこと知ってるんですか!?」
???「当然だ。私の世界でも君たちはアビドスの生徒だからな。
アヤネは一年生ながら我が生徒会の役員をしているし、セリカは……」
セリカ「な、なによ……?」
???「ああ、いや……その……なんだ?
たびたび詐欺の被害に遭ってはアヤネを通して生徒会や私に泣きついてくる」
セリカ「ちょっ!?」
アヤネ「セリカちゃん……」
ホシノ「違う世界でもセリカちゃんはセリカちゃんだったか……」
セリカ「ち、違う世界の私の話でしょ!?
なんでみんな揃って私にそんな目を向けるのよ!?」
???「……その様子だと、やはりこちらのセリカもそうなのか?」
アヤネ「は、はい……」
セリカ「ちょっと!?
“やはり”ってなによ、“やはり”って!?」 - 8二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:44:09
(ガラッ)
ノノミ「皆さん、おはようございます」
シロコ「……あれ? 一人多い?」
セリカ「あっ。ノノミ先輩、シロコ先輩!」
???「ん……?」
ノノミ「おや?
えっと……朝からお客様ですか?」
シロコ「ノノミ、でもあの人が着てるのアビドスの制服」
ノノミ「あ。本当ですね~。
もしかして……転校生!?」
アヤネ「あ……いや……
こちらの方は転校生といいますか……」
???「――やはり十六夜ノノミか」
ノノミ「はい?」
???「私の世界ではネフティスと繋がりが深いハイランダーの管理室に所属しているが……
こちらの世界ではアビドスに入学しているのだな」
ノノミ「えっ? ネフティス……?」
???「それと……そちらの子ははじめて見る顔だな。私の世界のアビドスにはいない子だ」
シロコ「っ……!?」 - 9二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:45:24
- 10二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:47:27
普通に考えたらこの世界にも同じ生徒が存在する筈だよな
どこの学校にいるんだろ - 11二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:49:39
これオリキャラスレ...オリキャラスレじゃない?
- 12二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 19:08:05
向こうのアビドスにはノノミもいないのか
- 13二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 19:36:36
ノノミ「違う世界のアビドスの生徒会長さんですか~。
それはびっくりですね~」
シロコ「うん。“彼女”がいなかったら信じられなかったかも」
???「……しかしホシノ、本当なのか?
この世界のアビドスの生徒はここにいる五人だけというのは?」
ホシノ「ここに来るまでに説明した通りだよ。
この世界のアビドスは数十年前から発生してる砂嵐のせいでほとんど砂漠化して、生徒どころか人が減ってるんだ」
アヤネ「生徒会も現在は存在せず、私たち廃校対策委員会がその後継として活動しているのが現状です」
???「ふむ……
盛者必衰とはいうが、砂嵐が数十年も続くだけでこうなるとは……」
セリカ「その言い方だと、あんたの世界では砂嵐は起きてないの?」
???「ああ。砂祭りが行われる砂漠地帯の砂が風に乗って市街地や学校の敷地内に砂を積もらせることはあるが……」
ホシノ「…………」
ノノミ「ということは、ネフティスもこの世界のようなことにはなってないんでしょうね。
ちょっとそちらの世界が羨ましいです……」
セリカ「借金もないでしょうしね……」
???「借金?」
アヤネ「この世界の砂嵐や砂漠化の被害によるインフラの復旧などで莫大な借金を抱えているんです。
9億円ほど……」
シロコ「自治区の土地のほとんども企業に買収されてて、私たちじゃどうすることもできない状態になってる」
???「そうか……」
ホシノ「…………」
- 14二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 19:55:54
ノノミ「……ところで、これから先どうするつもりなんですか?」
???「うん……?
どうするとは?」
アヤネ「いや……自分の世界に帰りたいとは思わないんですか?」
???「そりゃあ、“帰りたくない”と言えば嘘になってしまうが……
帰還するための方法がわからない以上はどうすることもできんだろう?」
セリカ「だから、その帰る方法が見つかるまでどうやって生きていくかって聞いてんのよ?」
???「ああ、そういうことか。
それは別に問題なかろう?
世界が違うとはいえ、私がアビドスの生徒であることに変わりはない。
帰るための方法が見つかるまではこの学校の生徒として君たちと一緒に過ごさせてもらおうと思っているが?」
ホシノ「えっ!?」
???「ん……?
ホシノ、不満なのか?」
ホシノ「いや……不満というか……その……」
シロコ「ん、ホシノ先輩はこう言いたいんだと思う」
1:空席だった生徒会長の座に就く人が突然現れたから混乱してる(対策委員会編3章前)
2:生徒会長は自分。譲れない(対策委員会編3章後)
dice1d2=1 (1)
- 15二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 20:32:04
???「なに……?
廃校対策委員会は生徒会の後継組織で、ホシノはその委員長なのだろう?
それならば、ホシノがこのアビドス高等学校の生徒会長的存在ではないのか?」
アヤネ「え、ええ……
確かにその通りなのですが……」
セリカ「なぜか生徒会長の肩書きだけは拒否してるのよね、ホシノ先輩」
シロコ「だから実質生徒会長は空席状態」
ノノミ「以前そうした事情などもあってちょっとゴタゴタしてしまったこともありまして……」
???「ホシノ、なぜ生徒会長を名乗らないのだ?
私は私の世界の小鳥遊ホシノのことしか知らない。
だが、君が私の知るホシノと同等の能力を有しているのであれば、十分生徒会長の役目は果たせると思うのだが?」
ホシノ「そ、それは……」
???「――まあ、人には言えない理由があるのならば無理して聞きはしないさ。
しかし、生徒会長がいないとなると、他校や連邦生徒会との外交に支障が生じたりしないか?」
セリカ「ああ、そこは大丈夫よ。
先生が仲介とかいろいろと支援してくれてるから……」
???「先生?」
ノノミ「もしかして、そちらの世界ではシャーレは存在しないんですか?」
???「シャーレ?
科学の実験とかで使われるガラス製の受け皿のことか?」
シロコ「……これは本当に存在しないみたい」
アヤネ「では、先生に事情を説明することが第一ですね」
ノノミ「早速シャーレに連絡しましょう」 - 16二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 20:54:43
うん……?先生が居ない?
……連邦生徒会長が現役だった世界線か? - 17二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 20:59:15
先生「――なるほど、そちらの事情は把握したよ。
しかし、まさか違う世界のアビドスの生徒、それも生徒会長が現れるなんて……」
???「対策委員会の者たちから聞いた話では、私は二例目らしいが、事実か?」
先生「うん。
おそらく君とはまた別の世界だと思うけど、確かに違う世界の生徒がこの世界に一人来ている」
???「一応お尋ねするが、先生は私が自分の世界に帰還するための方法に心当たりは?」
先生「残念だけど、私にはないね。
でも、今言った別の世界から来た生徒ならなにか心当たりがあるかもしれない」
???「では、まずはその者を探し出すのが私の当面の目的となりそうだな……」
先生「それ以外でもなにか困ったことがあったら遠慮なく言ってね?
たとえ違う世界の子であっても、生徒の助けになるのが先生だから……」
???「感謝する、先生。
では、外でアビドスの皆を待たせているので今日はこれで失礼させてもらおう」
先生「うん。またね」
先生「……アロナ、プラナ、どうだった?」
アロナ『はい、先生。
調べてみましたが、やはり彼女はこの世界の生徒でも、プラナちゃんの世界の生徒でもなさそうです』
先生「やはりそうか……
アビドスで砂嵐が起きていないと聞いた時点でそうだろうな、と思っていたけど……」
プラナ『私とアロナ先輩の世界とはまた違う――
数十年前の時点でキヴォトスの歴史が枝分かれした並行世界ということになりますね』
アロナ『これは、もしかしたら今まで直面してきたどんな問題よりも解決が難しいものになるかもしれません……』
- 18二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 21:13:18
セリカ「あ。出てきた」
アヤネ「え~っと……先輩、どうでしたか?」
???「ああ、君たちの言った通りだ。
シャーレの先生は私が自分の世界に帰るために協力や助力を惜しまないと約束してくれた」
シロコ「先生はそういう人。
困っている生徒を絶対に見捨てたりはしない」
ノノミ「それじゃあ、次は帰りながら新しいスマホを買わないとですね~」
???「そうだな。私が今持っているものは通話もモモトークもできないし……
しかし、私の世界のアビドスの学生証で身分証明はできるのだろうか?」
セリカ「たぶん大丈夫じゃない?
ここまで来るのに自動販売機で試してみたら問題なく使えたんでしょ?」
???「ああ。通貨も私の世界と同一のもののようだ」
アヤネ「それなら問題ないと思いますが……」
ノノミ「ダメだった時はもう一度先生に掛け合ってみればいいだけですよ~」
???「それもそうか。
――ん?」
ホシノ「…………」
ノノミ「あれ? ホシノ先輩、どうしたんですか?」
シロコ「なんか珍しく難しい顔してる」
ホシノ「……みんな、ひとつ重要なこと忘れてない?」
セリカ「え?」
アヤネ「重要なこと?」
- 19二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 21:15:34
…せやね!
- 20二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 21:48:38
ホシノ「――私たち、その子の名前まだ聞いてない」
アヤネ「あっ……!」
ノノミ「そ、そういえばそうでしたね~」
セリカ「言われてみれば……」
シロコ「ん、すっかり忘れてた」
???「……すまない。
いの一番に自己紹介をすべきところをしていなかった私のミスだ……」
セリカ「じゃ、じゃあ、気を取り直して今自己紹介してもらいましょうか?」
アヤネ「そ、そうですね。
せっかくみんないるわけですし……」
シロコ「それがいい」
ノノミ「というわけなので、お名前を教えていただいてもいいですか~?」
???「ああ。もちろん」
ホシノ「…………」
???「私の名前は――」
1:新鈴殿メリア
2:双角イスカ
3:蘇輝レミ
4:梔子ユメ(なん……だと……)
dice1d4=1 (1)
- 21二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 22:24:55
メリア「私の名前は新鈴殿(しんりんでん)メリア!
自分で言うのもなんだが、人は私を“外地を抑圧せし守護者”とも“偉大なる勝利者”とも“太陽に愛されし者”とも呼ぶ!」
セリカ「た、太陽に愛されし者?」
ホシノ「偉大なる勝利者って……」
メリア「然り。他にもいろいろと異名があるが……よかったら全て言おうか?」
アヤネ「い、いえ、結構です」
ノノミ「……もしかして、意外とキャラが濃い人だったり?」
シロコ「か、かっこいい……!」
ホシノ「シロコちゃん!?」
シロコ「ホシノ先輩、私たちもなんかかっこいい異名がほしい!」
ホシノ「え、ええ~……?」
メリア「ふむ……
ならば生徒会長として私が直々に皆にイカした二つ名を付けて……」
ホシノ「やめて!」
ノノミ「なんだか今まで以上に賑やかになりそうですね~?」
アヤネ「そ、そうでしょうか?」
セリカ「むしろ騒がしくなりそうな気が……」
ホシノ「ノノミちゃーん、見てないでシロコちゃんたち止めてよ~!」
メリア「ははははは! 照れるなホシノ!」
シロコ「ん、ホシノ先輩もかっこいい異名つける!」
メリア(異名か……
そういえば、私の世界にはホシノのことを“暁のホルス”などと呼ぶ胡散臭い輩がいたが……
さすがにこの世界にはいないよな?) - 22二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 23:01:01
「――どういうことだ、これは?」
「別の物語の産物が流入している……
この物語が歪な創作に成り果てたことによる弊害か?」
「地下生活者を解き放ち、先生という“主人公”に差し向けることで物語を本来の形に戻す――
これではその筋書き(プロット)がハナから意味を成さぬ」
「地下生活者の能力も“異なる創作”の存在の前には無力――
ゲマトリアであれに対抗する手段を有している者は現状私以外に存在しない」
「……やむを得ん。
難易度は跳ね上がることになるが、私自ら先生に挑み、修正(リテイク)を行おう」
「ゲマトリアという役割(ロール)を失ったからとて、我らは“崇高”への探求を捨てたわけではない――
シャーレの先生……そして、“招かれざる異物”よ、そのことをしかと胸に刻むがいい」
「そういうこった」
- 23スレ主25/01/01(水) 23:06:30
そんなわけで、一旦ここで投下終了
ダイスの結果もありますが、このスレの趣向は「オリキャラとかいうバグによって完全に別の物語と化した対策委員会編3章」です
敵は地下生活者ではなくフランシスになります
たぶんこのスレ中で完結できると思いますが、よろしければ最後までお付き合いください - 24スレ主25/01/01(水) 23:07:07
- 25二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 00:47:59
- 26スレ主25/01/02(木) 11:39:20
名前の元ネタは全員歴史上の偉人で古代エジプトの王、要はファラオだった人物由来
ファラオは地上におけるホルスの化身という役割があるので、ホシノ絡みのキャラという意味も含んで
新鈴殿メリア
ラムセス2世。最近はギリシャ語名のオジマンディアスのほうで有名な人
苗字の新鈴殿は彼が建築したアブ・シンベル神殿から。シンベル→新ベル→新鈴
名前のメリアは当時の王族に付けられる誕生名「メリアメン」から
余談だが、この人判明しているだけでも別名・異名が50以上ある。めっちゃ多い
双角イスカ
アレクサンドロス3世。いわゆるアレキサンダー大王
名前のアラビア語読みおよび中東での伝承上の名前イスカンダルと同じく伝承上の異名「双角王」から
蘇輝レミ
プトレマイオス1世。古代エジプト中興の祖
彼の称号「ソーテール」と名前を英語表記して英語読みした場合の「トレミー」から
- 27二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 14:57:21
はえー
たしかにアビドスと関係深そうなチョイスだわ - 28二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 14:58:39
本日はホシノの誕生日ですね
- 29二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 22:10:26
メリア「こちらの世界にも柴関はあるんだな。
……うん。私の知る柴関のラーメンと変わらない味だ」
セリカ「そうなの?
その……やっぱり、そっちの世界の柴関は……」
メリア「ああ。連日お昼時は行列ができるほど繁盛しているぞ。
アビドス以外の自治区からわざわざ足を運んでくる者も多い」
セリカ「そ、そうなんだ……」
メリア「……しかし、こっちの柴関が屋台だというのはちょっと驚いたな。
私の世界では市街地の一角に店を構えていたのだが……
やはりこれも砂漠化による人口減少の影響なのだろうか?」
セリカ「ま、まあ……そうなんじゃない?」
セリカ(店もあったけど、頭のおかしいやつに爆破されたなんてさすがに言えないわよ……) - 30二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 05:39:17
メリア「アヤネ、帳簿の書き方はこれで問題ないか?」
アヤネ「はい、大丈夫です。
……すいませんメリア先輩、手伝っていただいて」
メリア「気にするな。私も何か仕事をしないとどうも落ち着かなくてな……」
アヤネ「あはは。職業病ってやつですか?」
メリア「ふふ。そうかもしれん」
アヤネ「……そういえば、メリア先輩の世界の私ってどんな子なんですか?」
メリア「うん?」
アヤネ「外見は変わらないし、生徒会の役員だとは言っていましたが……」
メリア「少なくとも私の知る限りでは私の世界のアヤネとセリカもこちらの二人と大して変わりはないぞ?
ただ……そうだな……私の世界のアヤネであえて君と違うところを挙げるとすれば……」
アヤネ「挙げるとすれば?」
メリア「キレると手がつけられん」
アヤネ「……えっ?」
メリア「たびたび生徒会の他の者がふざけた真似をしてアヤネを怒らせることがあってな……
そうなるとアヤネは生徒会室のデカいテーブルをちゃぶ台のように豪快に吹っ飛ばすようにひっくり返して……
みんな私やホシノに止めてくれとせがんでくるから私たちが止める破目になるのだが、なかなか静まらなくてな。
さすがに武力制圧をするわけにもいかんし……って、どうした?」
アヤネ「い、いえ……
そ、そちらの世界の私は結構アグレッシブなんですね……」
メリア「うん。確かに」
シロコ「こっちのアヤネも大して変わらな――」
ホシノ「シロコちゃん、今それ言ったらマズいから黙ってようね」 - 31二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 14:39:18
- 32二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 02:24:34
保守
- 33二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 12:40:44
可愛い
- 34二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 20:43:37
メリア世界のホシノが髪を伸ばしてないということはメリア世界のユメ先輩ってまだ生きてる?
- 35二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 21:24:45
アビドスが砂漠化してないなら生きてるんじゃないかな
……と思ったけど、あの人砂祭りが行われる砂漠地帯で普通に遭難して死にそうだw - 36二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 22:06:49
笑い事じゃないが?
- 37二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 03:48:51
シロコ「メリア先輩」
メリア「うん? なんだシロコ?」
シロコ「メリア先輩の世界のホシノ先輩ってどれくらい強いの?」
メリア「ホシノの強さ? 気になるのか?」
シロコ「ん」
メリア「そうだな……私の世界のホシノはぶっちゃけて言ってしまうと“最強”だ」
シロコ「おお……!」
メリア「実際は本当に最強かどうかはわからないが、間違いなくキヴォトスで五本の指に入る強者なのは確かだ。
私の世界のゲヘナの空崎ヒナ、トリニティの剣先ツルギ、ミレニアムの美甘ネルと並んでその名をキヴォトス中に轟かせている」
ノノミ「そちらの世界でもヒナさんたちはお強いんですね~」
メリア「腕っぷしやパワーだけならトリニティの聖園ミカやスケバンたちのヘッド的存在である栗浜アケミっていうやつとかも強いが……
総合的な戦闘力ではホシノたちには劣るな」
セリカ「アケミっていうのははじめて聞く名前ね……どんなやつなの?」
メリア「一言で言うとガチムチだ。全身が筋肉の塊のような女でな。
ぶっちゃけ、スケバンじゃなくてボディビルダーあたりやっていたほうが大成するだろと言いたくなる」
セリカ「そ、そうなんだ……」
アヤネ「もしその人がこの世界にもいたらちょっと恐ろしいですね……」
メリア「まあ、基本的に自分から喧嘩仕掛けたりするようなやつじゃないから、仮にこの世界に存在しても手を出さなければ問題ないと思うぞ?」
ノノミ「スケバンや不良の方たちも自分なりのルールを持って生きてますからね~」
メリア「――で、私の世界のホシノの強さの話に戻るが、ホシノの強さは本当に半端ないぞ?
数値で表現するなら戦闘力530000ってところだ」
シロコ「ごじゅ……!?」
ノノミ「わ~。それはすごいですね~♧」
アヤネ「そこは普通に50万でいいのでは……?」
セリカ「なんで53万……?」 - 38二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 04:00:18
シロコ「ちなみにメリア先輩はどれくらい強い?」
メリア「私か?
私の素の強さはホシノの dice1d9=7 (7) 割といったところだ。
だいたい戦闘力10000~20000で私の世界では“強い”と称されるレベルだから、私も十分強いぞ。
ホシノたちだけがワンランク上どころか飛び抜けていると言っていい」
シロコ「……先輩から見て私の戦闘力はどれくらい?」
メリア「う~ん……
実際にシロコが戦っているところはまだ見たことがないからわからないが……
こうして見た感じの雰囲気では戦闘力 dice1d100=13 (13) 000ってところか?」
シロコ「ん! 私も十分強い!」
メリア「そうだな。
まあ、お互いホシノには及ばんが……」
シロコ「ホシノ先輩に負けないくらいこれから強くなればいい」
メリア「はっはっは! その意気だ!
シロコのような心強い後輩がいて、こっちの世界のホシノが羨ましいなぁ!」
セリカ「……もしかして、メリア先輩の世界のアビドスってかなり荒っぽい土地なんじゃないかしら?」
アヤネ「かつてアビドスにはシェマタと呼ばれる伝説の生徒会長が存在したとも云われてるし、あり得なくはないかも……」