【コードギアス】ここだけシャーリーが… ※Part5【if・🎲注意】

  • 1二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:08:45

    ブリタニア軍に入隊した結果ダイス神の気まぐれでギアス世界最強候補&ナイトオブラウンズになっちゃった世界

    ギアスソシャゲのロススト参考

  • 2二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:12:28
  • 3二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:14:10
  • 4二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:20:37

    Part4&4.1のあらすじ
    ・実家にいる母親を迎えに行くが既に避難済み、避難所の方から銃声が聞こえる。
    ・避難所を襲っていた黒の騎士団(民兵)の部隊を撃退する。母親は怪我も無く無事。
    ・ルルーシュ、コーネリアを倒しギアスで真相を問いただすもオレンジ乱入(ここでPart4スレ落ち)
    ・母親と別れ避難所を出た後、卜部の部隊が占拠したエナジー保管所へ向かう。
    ・道中50機近くの無頼を討伐、機体は半壊する。
    ・ルルーシュ、乱入して来たオレンジをなんとか倒してC.C.の言うことを信じて神根島に。
    ・シャーリー、卜部が避難所を襲った部下を叱責中に乱入。向かって来た十数機を倒すもヴァリスのエナジーが切れる。
    ・スザクはロイド達に助けられた後にコーネリアのもとへ。
    ・シャーリーは卜部と交戦するもかすり傷しかつけられず敗北。その後保管所を取り返しに来たブリタニア軍のおかげで助かる。

  • 5二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:44:20

    あらすじその2
    ・スザクはコーネリアからゼロは神根島に向かったと聞き、自分も逮捕しに向かう。この時シャーリーを拾わない。
    ・学園で生徒達避難中にニーナがフレイヤ(不完全品)を抱えて乱入、ゼロへの復讐に囚われる。
    ・ルルーシュ神根島に到着。追って来たオレンジと再戦するもエナジーが少ない為C.C.が1人で相手をする。
    ・遺跡に着くがスザクとカレン乱入、仮面を壊され正体が露わに。
    ・ルルーシュはスザクにナナリーを一緒に助けようと申し出るも拒否され開き直る。
    ・交渉決裂し撃ち合いになるもスザクに返り討ちにされ捕まる。トウキョウ租界もブリタニア軍の援軍が到着し、一部を除き藤堂や他幹部、黒の騎士団員多数が逮捕。ブラックリベリオン終結。

  • 6二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 18:55:13

    あらすじその3
    ・スザクはルルーシュをシャルル皇帝の前に引きずり出し、自分をラウンズに入れるよう交渉、結果ラウンズになることが決まる。
    ・シャルルは「記憶改竄」のギアスでルルーシュの記憶を書き換える。ビスマルクはスザクに対する人質としてシャーリーもラウンズに入れる様シャルルに進言。
    ・シャルルは面白おじさんを発動、特例としてシャーリーをビスマルクに鍛えさせる。
    ・ビスマルク自らシャーリーを迎えに行き、僅か1ヶ月の鍛錬でラウンズになってもらうと宣言。
    ・シャーリーは卜部に負けた悔しさから鍛錬を即決。結果ダイス神の気まぐれでスザクを超え、ギアス世界最強候補に躍り出る。

  • 7二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 19:21:00

    あらすじその4
    ・シャーリーはナイトオブイレブンの称号を拝命。ラウンズ制服は騎士団シャーリースタイル+マントの色はライトオレンジ(#FED8B1)、シュネーとレドから感心される。
    ・スザクもナイトオブセブンの称号を拝命するが全く歓迎されず、シュネーも気に食わない様子。スザクはかかって来いやと文句ある奴に喧嘩を売る。シャルルは再度面白おじさん発動、スザクを倒した者に称号を渡すと決闘を煽る。
    ・39人も決闘希望者が出たので場所をコロシアムに変える。シャーリーはラウンズ達が怖いのでセシル達と一緒に観戦する。
    ・スザクの最初の相手は歴戦のボーモンド伯爵。フェイントからの攻撃までの一瞬にスザクの蹴りで決着。
    ・次の試合の前にスザクが「まとめてかかって来い(要約)」と希望者を挑発。希望者一同「調子に乗るな!」とキレるがシャルルが一喝し「スザクvs残りの希望者達」を認める。
    ・シュネーとレドが無謀だと考えるのを尻目にスザクは無傷&不殺で圧勝。シャルルから称号と一緒にユーロブリタニア査察の任務を与えられる。
    ・翌日シャーリーはラウンズのメンバーと顔合わせ、「1人を除き」怖い人達じゃないと安心する。

  • 8二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 19:35:24

    ダイス対抗時のシャーリー及び対抗相手の実力(合計値で勝負)

    シャーリーは現在スザク・カレン超え

    ※スレ主のイメージで設定しています。

    スザク・カレン超え 🎲×10+900
    スザク・カレン並み 🎲×9+720
    星刻・ビスマルク並み 🎲×8+560
    藤堂・ナイトオブラウンズ並み 🎲×7+420
    四聖剣並み 🎲×6+300
    ルルーシュ並み 🎲×5+200
    モブ兵士・モブ騎士団員並み 🎲×3+60
    素人並み 🎲×1±0

  • 9二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 19:59:04

    現在のシャーリーが軍人でいる理由
    「父の仇を討つため(復讐)」51%
    「自分と同じように大切な人を失って悲しむ人達を出さないため(人助け)」49%

  • 10二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 20:09:41

  • 11二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 21:38:44

    〜〜〜

    シャーリー「本当にエリア11に戻るの?」
    シャーリー母「ええ。この数ヶ月でだいぶトウキョウ租界も復旧したと言うし、新しく総督に赴任したカラレス侯爵が厳しくテロを取り締まっているそうだから、心配は無いと思うわ。」
    シャーリー「そう…」
    シャーリー母「それにしても、あなたがラウンズに選ばれたなんて聞いた時は腰を抜かしたわよ…あと何回こんなことを続ける気なの…?」
    シャーリー「あ、あはは…」
    シャーリー母「まぁ…あなたも皇帝陛下からラウンズの称号を頂いたんだから頑張らないとね…」
    シャーリー「お母さん…」
    シャーリー母「………本当はあなたを連れて帰りたい、前みたいに一緒に暮らしたい。でも今のあなたは自分のやるべきことを見つけたって顔をしてる。それなら、私は親として応援するわ。」
    シャーリー「…ありがとう、お母さん。私頑張るね。」
    シャーリー母「ええ…」

  • 12二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 01:16:56

    保守

  • 13二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 07:06:11

    〜〜〜

    カノン「例のブラックリベリオン以降、世界各地で反ブリタニア活動が盛んになっていますね。」
    シュナイゼル「世界に知られてしまったからね。ゼロによってブリタニアの支配が盤石ではないことが。」
    カノン「はい。それに対するプロパガンダとして組織された「グリンダ騎士団」でしたが、ベジャイアで大敗を喫してしまいました。いくら最新鋭の機体でも実戦では通用しなかった様です。ロイドがこの話を聞いたら悔しがるわね。」
    シュナイゼル「だろうね。それに、ベジャイアでは"ホワイトホーン"が出たとも言う。ロイドは黒の騎士団の新型機の系列だと見ているが…」
    カノン「おそらく、黒の騎士団に新型機を提供しているのは中華連邦のインド軍区、特にジャバルパル研究所は新型機をテロリスト達に横流ししているようです。」
    シュナイゼル「実体を持たぬテロリスト派遣組織、「ピースマーク」を通じて…か。これは、"戦力の強化"を急がないといけないね。」

  • 14二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 08:07:52

    カノン「戦力?軍備の強化ではなく?」
    シュナイゼル「ああ、もっとシンプルに戦力の強化だ。カノン、何故コーネリアが統治するエリア11があれ程の打撃を受けたと考える?」
    カノン「当然、ゼロのカリスマや行政特区の件もありますが…殿下は根本的な戦力不足とお考えで?」
    シュナイゼル「ああ。7年前の日本攻略で初めて「KMF」が実戦投入された。その後、敵無しだった我が国はナイトメアのマイナーチェンジは行っても、根本的なベースアップは図らなかった。しかし、敵勢力は違った。我々の技術を研究・解析し、我らのナイトメアに対抗、あるいは凌駕する機体を生み出し戦場に投入している。」
    カノン「黒の騎士団の紅蓮タイプや先のホワイトホーンがそうですね。なるほど、それで殿下はロイドを…」

  • 15二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 08:54:35

    シュナイゼル「そうだ。ロイドが作り出した「ランスロット」は素晴らしい。これまでの機体と一線を画する新発想・新技術が盛り込まれた、「第七世代機」と呼ぶに相応しい機体だ。あれをブリタニア軍の新しいスタンダードとするのは、これからの戦いを考えれば至極当然のことだろう?」
    カノン「仰る通りです。だからこそ、ロイド率いる特別派遣嚮導技術部を再編し、「キャメロット」として立ち上げたのですね。」
    シュナイゼル「うむ、これから忙しくなるだろうね。ロイドも、そして"彼女"も…」
    カノン「彼女…フェネット卿のことですか?」
    シュナイゼル「ああ。特派改め、キャメロットのテストパイロットでもある枢木卿は父の遣いで欧州に行ってしまったからね。そこで、もう1人のテストパイロットである彼女の出番という訳さ。」

  • 16二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 09:01:04

    今更すぎる話だけど亡国のアキトと双貌のオズでAEUも地獄だよな

  • 17二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 09:31:37

    カノン「それについてですが…良かったのですか?キャメロットを、枢木卿とフェネット卿の"共通の"ナイトメア開発チームにして…前例がありませんよ?"複数のラウンズが1つの開発チームを共有する"だなんて。普通なら各々自分の開発チームを持つのに…」
    シュナイゼル「うん?私は別におかしいとは思わないよ。ラウンズは称号と共に"大公爵"の地位も賜るが、彼女は元平民だから特派以外にそういう伝手を持っていない。ならば、古巣である特派のメンバーがいるキャメロットを選ぶのは当然だろう。」
    カノン「………つまり、フェネット卿の"わがまま"ですか?」
    シュナイゼル「言ってしまえばね。ま、陛下がお許しになっているのだから、私達がとやかく言うことでは無いさ。」
    カノン(にしてもちょっと甘過ぎないかしら…)

    シュナイゼル(さて、彼女はどんな活躍を見せてくれるのかな…?)フフッ…

  • 18二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 10:34:06

    ビスマルクより強いからこれに限らず大抵のわがまま通りそう

  • 19二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 12:22:15

    〜〜〜

    ガヤガヤ…!
    技師A「シュタイナー・コンツェルンのファクトリーから機体が届いたぞ!3番に回せ!」
    技師B「10番、フレームのチェック急げ!午後に外装が届く予定だ!」

    ロイド「う〜ん。何だか賑やかだねぇ。」
    セシル「ナイトオブラウンズの各工房から機体やパーツが届き始めたからですね。」
    ロイド「えっ?他の工房から?どうして?」
    セシル「どうしてって、ロイドさんが完成まで見ることになったからでしょう。シュナイゼル殿下のお話を聞いていなかったんですか?」
    ロイド「ええ〜っ!?僕はランスロットを量産していいとしか…」
    セシル「それも大事な仕事ですが、これより特派はキャメロットに再編され各工房をまとめるるんです。ロイドさんは責任者になるんですから、きちんと仕事してもらいますよ。」
    ロイド「ひえ〜…でもまぁ、僕も色んな工房のナイトメアを見られるのはやぶさかじゃないけどね。一体どんな『変態』の作品があることやら…」ニヤニヤ…

  • 20二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 12:29:32

    >>16

    偶然かち合わないだけでXΩでタイミングがズレてグリンダ騎士団vs wZERO隊 

    あったな


    アキト、レイラが大変なことになりつつも

    シンの暗躍で「な、何が起きてるの⁈」なオルドリン居た

  • 21二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 13:08:43

    セシル「自分のことを棚に上げて…でも他の工房の機体は後回しです。今は急いでランスロットの予備パーツを組み上げないと。」
    ロイド「またぁ?前に一機、「グレイル」に仕立て直したでしょ?それに量産化の実証実験機ならフレームを再設計する必要があるじゃない。」
    セシル「そのそのグレイルの活躍の結果ですよ。この間のタレイランの翼によるテロ事件、あれをグリンダ騎士団が防いだでしょう?その功績を称えられて、今度セントラル・ハレー・スタジアムでKMFリーグの記念試合が開催されるんです。そこに展示する機体を提供せよというお達しですよ。」
    ロイド「それならグレイルを飾ればいいじゃない。」
    セシル「現役で稼働している機体を展示する訳にはいかないでしょう?」

  • 22二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 13:58:02

    ロイド「はいはい、分かりましたよ…ところで、次世代機量産化計画の名前って決まったの?」
    セシル「次世代機のペットネームが「ヴィンセント」に決まったので「ヴィンセント・プラン」になるかと。」
    ロイド「ヴィンセントねぇ…個人的にはもっとカッコイイ名前がいいんだけど。」
    セシル「そんなこと言ってるとまたカノンさんに怒られますよ?あっ。名前と言えば、"あの子"の名前決まったんですか?」
    ロイド「勿論。」
    セシル「シャーリーちゃんのサザーランドカスタムがボロボロになったからと、キャメロット立ち上げのどさくさに紛れて一気に完成させちゃいましたもんね。それで、なんて名前にしたんです?」

    ロイド「『アロンダイト』、それが彼女の剣の名さ。」

  • 23二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 14:36:36

    〜〜〜

    カノン「さて、次はダラスですが、ハイシュナイゼンでの移動になります。」
    シュナイゼル「新造された浮遊航空艦か。アヴァロン以降、他にも量産が進んでいるようだね。」
    カノン「はい。これも殿下が発足したグリンダ騎士団の活躍あってこそですね。彼女らのグランベリーの活躍のおかげでその性能が認められています。」
    シュナイゼル「そうか、今度マリーに会ったら礼を言わないとね。」
    カノン「では今度開催されるKMFリーグの視察の際に?」
    シュナイゼル「いや、あれはカリーヌに任せることにしたよ。今は「例の計画」を進めたい。」
    カノン「その為のダラスですか。」

  • 24二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 15:07:30

    このレスは削除されています

  • 25二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 16:13:45

    シュナイゼル「ああ。彼女の研究と私の計画が合わされば、『戦争の意味自体を変える』ことができるからね。」
    カノン「戦争の意味…」
    シュナイゼル「ふっ…まだ空想の域を出ないさ。しかし、これはおそらく現実になる。そのためにも彼女、『ニーナ・アインシュタイン』と話をしておきたい。」
    カノン「分かりました。ですが、そうなると枢木卿への目が甘くなってしまいますね。」
    シュナイゼル「その件なら父上に話を通しておいたよ。彼はナンバーズであったとしてもナイトオブラウンズの1人、"親衛隊"を持ってもおかしくはないさ。」

  • 26二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 16:59:47

    カノン「流石殿下。手回しがいいことで。」
    シュナイゼル「人聞きが悪いね。人選は君に任せるよ。」
    カノン「そう仰ると思って既に候補を2人選んでおります。こちらを。」スッ…
    シュナイゼル「ふっ、君こそ手回しがいいじゃないか。ふむ、「シュネー・ヘクセン」と「レド・オフェン」か。」
    ペラッ…
    シュナイゼル「シュネーはマークスマンシップが突出していて他の成績も優秀、ブリタニアへの忠誠心も高い。レドは成績こそ優秀だが特筆すべき点は………なるほどね。君らしい人選だ。いいだろう、ダラスから戻るまでに彼らの実力を見たい。手筈を頼むよ、カノン。」
    カノン「イエス・ユア・ハイネス。」

  • 27二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 17:50:57

    〜〜〜

    ギュァァァ…!
    ガキィン…!
    シュネー「くっ!さっきからトンファーでインファイトばかり…!」
    レド「お前は射撃が得意だからな。それに槍を使ってるんだ、わざわざ距離を取らせる訳ないだろう?」
    シュネー「だが、私だって接近戦は不得手という訳ではない!」
    ブォンッ!
    レド「おっと!」
    ギュァァァ…
    レド「やるじゃないかシュネー…!だが!」
    ギュァァァッ!
    シュネー「はぁっ!」ブォンッ!
    レド「おっと!」バッ!
    ガシッ!
    シュネー「!?」
    グイッ!
    シュネー「うわっ!」
    \ドガァンッ!/

    レド「勝負あり…だな。」
    シュネー「くっ…」

  • 28二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 18:37:24

    〜〜〜

    シュネー「くそっ…また負けた…」
    レド「シュネー、最近変だぞ。やけにナイトメアでの模擬戦にこだわるじゃないか?」
    シュネー「それは………」
    レド「当ててやるよ。『枢木スザク』だろ?」
    シュネー「っ!」
    レド「この間の御前試合からだもんな?お前が変になったのは。」
    シュネー「わ、私は別に…!」
    スタスタ…
    騎士団長「2人共、また模擬戦をしていたのか?」
    シュネー「団長…」
    レド「俺達に何か用ですか?」
    騎士団長「ああ、司令部より辞令が出た。キャメロットへ合流するように、とのことだ。」
    シュネー「キャメロット?」

    〜〜〜

    セシル「はい。こちら、特別派遣…ではなくキャメロットです。あっ、マルディーニ卿でしたか。はい………はい………了解です、ロイドさんにも伝えます。」カチャッ…
    ロイド「何?今度は殿下専用KMFでも作れって?」
    セシル「冗談言ってる場合じゃありませんよ。ヨハネスブルク租界の大規模デモの鎮圧任務に同行せよ、とのことです。」
    ロイド「あらら。以外と早かったね、アロンダイトの初陣。」

  • 29二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 18:56:04

    〜〜〜

    ウィーン…
    シャーリー「ただいま戻りました。」
    セシル「おかえりなさい。ごめんなさいね、急に呼び出しちゃって。お母さんのお見送りだったでしょう?」
    シャーリー「いえ、終わって戻るところだったので。それで話っていうのは?」
    セシル「ええ。現在、エリア2のヨハネスブルク租界で大規模なデモが起きているのだけれど、軍司令部は暴動に発展する恐れがあるとして鎮圧部隊を投入すると決定したの。」
    シャーリー「鎮圧…それって余計に刺激しちゃうんじゃ…」
    ロイド「あそこを統治するチェンバレン侯爵は堅実家でね。念には念を、ってことらしいよ。」
    セシル「私達もそれに同行せよ、とのことよ。これもヴィンセント・プランの一環らしいわ。」
    シャーリー「ヴィンセント・プラン?」

  • 30二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 19:49:53

    ロイド「次世代機量産化計画のこと。シャーリー君はもっとカッコイイ名前の方が良いと思わない?」
    シャーリー「え?普通にカッコイイんじゃないですか?ヴィンセント。」
    ロイド「えー!?」ガーン!
    シャーリー「それよりその計画の一環ということは、新しいナイトメアを使うんですか?」
    セシル「ええ、あなたの新しい機体もね。その為に急いで仕上げなきゃいけないの。」
    シャーリー「私の機体"も"?」
    セシル「そうなの。今回試験運用するのは3機。他の2機には聖画布騎士団から応援に来てくれる騎士達に乗ってもらいます。近く合流するから改めて紹介するわね。」
    シャーリー「分かりました。」

    シャーリー(そういえばスザク君以外の人とチームを組むの初めてだなぁ。気難しい人だったりしなきゃいいけど…)

  • 31二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 22:21:35

    前スレの175の感じだとシャーリー自分の強さを自覚してないor他ラウンズは自分より強いと思っちゃってない?

  • 32二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 23:35:43

    このシャーリーに部下なんか必要かな?足手まといになりそうでかわいそう。

  • 33二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 07:04:46

    〜〜〜

    シュネー「私達の任務はあのヨハネスブルク租界で起きているデモの鎮圧。なのに、どうしてそのキャメロットという部隊からの参加なんだ?聖画布騎士団からでも…」
    レド「厳密には部隊じゃなく新設された新兵器の開発組織だ。今回、俺達は新兵装を搭載したナイトメアでの参加になるらしい。」
    シュネー「要はテストパイロットか…どうやらそのキャメロット、テストパイロットもいない弱小組織らしいな。」
    レド「滅多なことは言うもんじゃないぞ。このキャメロット、シュナイゼル殿下直下の組織だ。しかも、前身はあの枢木スザクが所属していた特別派遣嚮導技術部。そこで開発された新型機がエリア11で見せた性能が本部で認められたらしい。」
    シュネー「枢木スザクのナイトメア…たしかランスロットだったか。」
    レド「そのランスロットの量産化や次世代機の開発を見据えてラウンズお抱えの工房をまとめ上げた…言わばエリート組織だな。」
    シュネー「ナ、ナイトオブラウンズの!?」
    レド「枢木スザクはラウンズに、他の工房のテストパイロットはマリーベル皇女殿下率いるグリンダ騎士団に配属されたと聞くし、テストパイロットが『足りない』ってところか。これって俺達、栄転なんじゃないか?」
    シュネー「栄転なんてもんじゃない!こんな"誉れ"、どう受け止めていいものか…!」
    レド「誉れね…」

  • 34二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 09:31:47

    シュネー「そうだ!もしかして枢木スザ…いや、枢木卿もこの作戦に参加するのかも…」
    レド「残念ながら枢木スザクはとっくに別の任務についているぞ。」
    シュネー「そ、そうか…」
    レド「その代わりと言ってはなんだが、キャメロットには"もう1人テストパイロットが所属している"。そいつも任務に参加するらしい。」
    シュネー「なんだ、"正規のテストパイロット"もいるんじゃないか。」
    レド「………ああ。『ブラックリベリオンでの功績が認められて爵位を得た』んだとさ。」
    シュネー「えっ!?爵位を…!?ということは相当な手練れだな…"枢木卿とも肩を並べて戦った"ことがあるのかな…?」ウーム…
    レド「………」
    シュネー「…?何だ、レド?」
    レド「いや………さっき愚痴ってた時とは大違いだなって…お前本当に『素直』な奴だな…?」ククッ…
    シュネー「な、何も笑うことないだろ…でも、君と一緒で良かったよ、レド。今回の任務も共に頑張ろう。」
    レド「ああ、頑張ろうな…」

  • 35二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 10:46:30

    〜〜〜

    シュネー「………」(唖然)

    シャーリー「えーと…どうかしたの?」
    レド「………w」
    シュネー(レド!私を騙したな!?)キッ!
    レド(www)
    シャーリー「???」
    レド(別に嘘は言ってないだろ?『ブラックリベリオンでの功績を認められて爵位を得た』ってw)
    シュネー(その言い方で『もう1人のテストパイロット』が『ナイトオブイレブン』だと分かるか!それ以前に、1つの開発組織に2人のラウンズが所属しているなど聞いたことがないぞ!?)
    レド(お前が物を知らないだけじゃないか…"俺ですら"知ってたんだ、話を聞いてから調べる時間はあっただろ?w)
    シュネー「〜〜〜っ!」プルプル…///

  • 36二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 12:04:35

    白騎士読んだことないのだが
    シュネーってこんなアホの子なん?

  • 37二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 12:56:42

    シャーリー「えーと…???」
    レド「これは失礼しました、フェネット卿。相方が騒いでしまって…」
    シュネー「なっ…!」
    ウィーン…
    ロイド「おやおや、早速仲良くなってるみたいだね?」
    レド「ほら、ブリーフィングが始まるぞ?」
    シュネー「…」ムスッ…
    セシル「急な召集で申し訳ありません。ヘクセン卿、オフェン卿。」
    シュネー「い、いえ…」
    レド「状況が変わったと聞きましたが、何かトラブルが?」
    セシル「はい。本来、お2人と合流した我らキャメロットは、現在エリア2、ヨハネスブルク租界で起きている反体制デモ鎮圧の為、アプソン・トンプソン将軍率いる一個旅団に同行する予定でした。」

  • 38二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 14:12:09

    セシル「しかし本日の昼過ぎ、チェンバレン総督の御息女が通われている学校がデモ隊に占拠されました。現在、生徒と教職員合わせて約300名が人質となっています。デモ隊はナイトメアを使用しており、下手に手出しが出来ないようです。」
    シュネー「そんな…どうしてすぐに鎮圧を…」
    シャーリー「相手がデモ隊だから…じゃないの?」
    シュネー「何を仰るのですか。エリア2のブリタニア軍がデモ隊如きに遅れを取る筈がありません。」
    レド「そういう事じゃない、シュネー。フェネット卿が仰っているのは、『デモ隊だから』正規軍が手を出せない、という意味だ。」
    シュネー「…?」
    レド「正規軍が無理をして"民間人もいるデモ隊に被害者が出たら"…どうなる?」
    シュネー「!」
    ロイド「エリア11の二の舞だね。」

  • 39二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 14:15:57

    >>36

    アホというか素直な子

    ロスストだと良い子ぷりが増して差別的な発言もかなり減ってスザクへの憧れが強くなってる

  • 40二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 15:39:46

    シュネー「そうか…デモ隊に暴動を起こす口実を与えてしまうのか…」
    ロイド「そこで"僕達"の出番って訳。」
    シャーリー「私達?」
    シュネー「何故我々なのです?」
    ロイド「このキャメロットは出来たてホヤホヤの組織でね、持ってる機体や兵装は『未登録』の物ばかりなんだ。」
    レド「仮に人質の救出、デモ隊の鎮圧に失敗してもブリタニア軍の手が入ったとは"言い難い"。当然、成功すれば良し…という訳ですか。」
    シュネー「そんな…ブリタニアがそんな姑息な真似を…」
    ロイド「するんだなこれが。」
    セシル「ヘクセン卿、これは正式な任務として司令部より発せられたものです。もし不服なのであれば…」
    シュネー「…いえ、罪の無い人々が人質となっているのは事実。一刻も早く助け出さねばなりません…!」
    ロイド「そう。残りのお2人は?」
    シャーリー「私も彼と同じ気持ちです!」
    レド「右に同じく。」
    ロイド「ほんじゃまぁ、行くとしますか。」

  • 41二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 16:51:47

    〜〜〜

    カノン「殿下。"鈴"がキャメロットに合流、ヨハネスブルクの人質事件解決に向かうようです。」
    シュナイゼル「おお、早速じゃないか。皆、行動が早くて優秀だね。作戦には新型機も投入するのかな?」
    カノン「はい。それに加えて新装備のサザーランド2機も投入するそうです。」
    シュナイゼル「ほう、これは結果が楽しみだね。」

    カノン(あの2人を向かわせたと同時に事件が起きるなんて、タイミングが良過ぎる…この方はどこまで"コントロール"されているのかしら…?)

  • 42二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 17:53:43

    〜〜〜

    シャーリー(シュネー・ヘクセンとレド・オフェン…シュネー君は貴族「ヘクセン家」の生まれ。素直というか子供っぽいというか…レド君は平民出身で…何だか良く分かんない人だなぁ。)
    「「失礼します!」」
    シャーリー「はい?」
    シュネー「今回の任務でお供させていただきます、シュネー・ヘクセンです!」
    レド「同じくレド・オフェンです。」
    シャーリー「あ、どうも…私はシャーリー・フェネット、よろしくね。2人共わざわざ挨拶しに来たの?」
    シュネー「はい、先程の顔合わせではまともに挨拶が出来なかったので。それと謝罪を…」
    シャーリー「謝罪?」
    シュネー「はい。ブリーフィング中、あなたに浅慮な意見をしてしまったことについてです。あの時は申し訳ありませんでした…」ペコッ…
    シャーリー「いいよ。こっちも口挟んじゃったし、気にしてないよ。」
    シュネー「はっ!寛大なお心、感謝いたします!」

  • 43二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 18:31:54

    シャーリー「あなた達仲が良いみたいだけど、同じ部隊から来たの?」
    シュネー「はい、私達は聖画布騎士団から派遣されました。フェネット卿はキャメロットの前身からここに所属されていたそうですが…」
    シャーリー「うん。特派の頃からね。」
    シュネー「やはり…!では、枢木卿と一緒に戦っていたのですか?」
    シャーリー「そんなに多くはないけどね。」
    シュネー「でしたらその…枢木卿のお話を聞かせてもらえないでしょうか?」
    レド「シュネー、作戦行動前だぞ?先に機体の確認だ。」
    シュネー「あ、ああ。そうだったな…」
    レド「まったく…でも、分からなくはないかな。」
    シャーリー「え?」
    レド「俺も興味あるんです、枢木卿に。任務の後でお聞かせ願えますか?フェネット卿。」
    シャーリー「もちろん!」
    レド「ありがとうございます。では俺達は自分達の機体の確認があるので。」
    シュネー「失礼しました!」
    シャーリー「うん、また後で。」

  • 44二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 19:30:25

    〜〜〜

    セシル「これより改めて作戦を伝えます。本艦は最大船速でデモ隊の占拠する学園に接近。確認された敵ナイトメアは12。各機はフェネット機、オフェン機、ヘクセン機の順に発進、敵ナイトメアを沈黙させてください。本艦は学園上空で待機しつつ、歩兵部隊を投入して人質の安全を確保します。」
    『『『了解。』』』
    セシル「準備はいいようですね。では…」
    ロイド「作戦スタート!」

    〜〜〜

    傭兵1『まだ政庁に動きは無いのか?』
    傭兵2『ああ。まさかあいつら、ガキ共を見捨てるつもりか?』
    傭兵1『そりゃねーよ、総督の娘がいるんだからな。』
    傭兵2『それもそうか。まぁ、今頃金は振り込まれてるだろうし、いざとなったらガキを盾に…ん?』
    ギュァァァッ!
    <キュゥンッ!
    \\ドカァンッ!//
    傭兵1・2「ぎゃぁっ!?」

  • 45二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 20:10:02

    セシル「まずは2機。フェネット機とオフェン機は人質が集められている体育館へ移動中。」
    ロイド「アロンダイトの様子はどう?」
    セシル「安定していますね。第七世代機のランスロットの装備一通りを十分に扱えるようにと、第五世代機のサザーランドをベースに『限界まで』性能を引き上げましたから、多少不安はありましたけど…」
    ロイド「子供の体で無理矢理大剣を振り回すようなものだからね。それで何の問題なく使えてるってことは、こっちの計算以上にバランスが取れているのか、あるいは…」

    <ダダダダダッ!
    ガガガッ!
    傭兵3『なっ、何だこいつ!?』
    傭兵4『弾が弾かれるぞ!?』
    シャーリー「やぁっ!」
    ズバァンッ!!
    傭兵3・4「ぐわぁっ!!」

  • 46二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 20:21:07

    シャーリーに思い人のこと聞くのなんかやばそう。兄上が好むほどの異常者のマリマヤやスザクと違ってシャーリーはごく普通の女の子だけど、恋心が暴走したら、ね。
    どうせスザクに脳を焼かれる運命のシュネーくんだからまいっか。

  • 47二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 20:57:47

    シャーリー「残り8機、本体エナジーの残量はdice1d20=3 (3) +79%…エナジーの消費が激しいMVSやブレイズ・ルミナスを使ってもこの程度だなんて、サザーランド・カスタムよりエナジー効率が良くなってる…それならこっちも…」

    ピコーン…

    シャーリー「サーチ完了。8機中6機は人質が集められている体育館の周りに、残り2機は裏門にいるわ。」

    シュネー『こちらヘクセン、了解。A棟校舎東側につきました。裏門は任せてください。』

    シャーリー「分かった、お願いね!」


    ピピッ…

    <ドゥンッ!\ドカァンッ!/

    傭兵5「ぐわっ!?」

    傭兵6『!?』

    シュネー「命中、クリア。次!」

    傭兵6『狙撃!?どこから…』

    <ドゥンッ!\ドカァンッ!/

    傭兵6「ぎゃあっ!」

    シュネー「命中、クリア。」

  • 48二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 00:03:17

    会話がロスストと同じようでちょっとずつ違ってきてるの面白いな

  • 49二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 06:59:34

    シュネー『フェネット卿、こちらヘクセン。裏門の2機を無力化、そちらの援護に入ります。』
    シャーリー「了解。」
    シャーリー(狙撃用カスタムとはいえ、あの距離でドライブだけ撃ち抜くなんて…子供っぽいと思ったけどやっぱり軍人だなぁ。)
    レド(シュネーの奴やるじゃないか、俺も負けてられないな。)
    レド「フェネット卿。あなたの機体はエナジー消費の激しい武装ばかりです。俺が盾になりますから攻撃に専念してください。」
    シャーリー「分かった!」

  • 50二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 08:26:56

    <<<ダダダダダッ!
    ガガガッ!
    傭兵7『こいつらブリタニア軍か!?』
    傭兵8『でも見たことない機体もいるぞ!』
    傭兵9『何でこっちの弾が当たらねぇ!?』
    レド(俺の機体もブレイズ・ルミナスを装備してるとはいえ、長引くと流石にキツいな…)
    ギュァァァッ!
    傭兵10『!!』
    シャーリー(敵がまとまってる今なら!)
    <バキュゥン!!
    \\\ドカァンッ!///
    傭兵7・8・9「グワーッ!」
    傭兵10『い、一撃で!?』
    レド「よそ見してる場合か?」ギュァァァッ!
    ガキィンッ!
    \ドカァンッ!/
    傭兵10「ぎゃぁっ!」

  • 51二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 09:30:56

    ギュァァァッ!
    傭兵11(後ろからなら…!)
    バッ!
    シャーリー(!!)
    レド(…)
    <ドゥンッ!\ドカァンッ!/
    傭兵11「ぐわっ!?」

    シュネー『君こそ油断しすぎだ、レド。』
    レド「お前ならフォローしてくれると思ったのさ。」
    シャーリー『レド君!!』
    レド「は、はい!」
    シャーリー『思ったって…!今の気付いてて避けなかったの!?』
    レド「はっ。シュネーなら俺の背中を守ってくれると信じての行動で…」
    シャーリー『何やってるの!?ゲームじゃないんだからそういうことは禁止!いいわね!?』プンスコ!💢
    レド「イ、イエス・マイ・ロード!」
    シュネー「まったく…君という奴は…」

  • 52二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 09:55:21

    シャーリーったらお姉さんみたい。

  • 53二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 10:17:56

    お姉ちゃん属性高いよね

  • 54二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 10:20:54

    >>52

    実際シャーリーが年上やしな

    そうでなくとも軍人が仕事中に遊ぶなという話だが

  • 55二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 10:23:03

    このレスは削除されています

  • 56二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 10:24:13

    シャーリー「ともかく、これで敵ナイトメアは残り1機…」

    <「放して!嫌ぁっ!」

    シャーリー「えっ?」

    <傭兵12『大人しくしてろ!』ギュァァァッ!

    レド「あれはアニー・チェンバレン…!総督の娘だ!」

    シャーリー「シュネー君!」

    シュネー「分かっています!」チャキッ!


    シュネーの狙撃で傭兵12はdice1d2=2 (2)

    1.戦闘不能

    2.足止め


    2の場合dice1d2=1 (1)

    1.シャーリーがなんとかする

    2.レドにあとを任せる

  • 57二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:23:47

    このレスは削除されています

  • 58二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:25:03

    <ドゥンッ!\ガキィンッ!/
    傭兵12「くそっ!足が…!」
    シュネー『すみません!足止めしかできませんでした!』
    シャーリー「大丈夫!あとは任せて!」
    レド『どうする気です?』
    シャーリー「こうするのっ!」ギュァァァッ!
    チャキッ!
    シュネー・レド「!?」
    ズバァンッ!
    傭兵12「ぐわっ!?」パッ!
    アニー「きゃぁぁぁっ!!」
    \トスッ…/
    アニー「………あれっ?」
    <シャーリー『大丈夫?怪我は無い?』
    アニー「は、はい…」
    <シャーリー『良かった…』

    シュネー「無茶をするなぁ…あの方は…」
    レド「まぁ、モタついてたら逃げられていたかもしれないしな。」
    シュネー「おかげでこっちは肝が冷えたよ…」
    シャーリー「フェネットよりアヴァロン。敵の全ナイトメアを無力化しました。」

  • 59二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:25:33

    このレスは削除されています

  • 60二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:36:24

    ※マリマヤはこの場面でヴァリスを撃っています

  • 61二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 12:12:20

    〜〜〜

    セシル「こちらアヴァロン、了解。歩兵部隊突入。」
    ロイド「ひえ〜…無茶するなぁ、最近の子は。」
    セシル「本当ですよ…シャーリーちゃん、まさかあんな強硬手段を取るなんて…」
    ロイド「まぁ、逃げられでもしたら余計にややこしい状況になってただろうからね。彼女の判断が早くて良かったよ。」

    〜〜〜

    カノン「殿下、ヨハネスブルクの件が解決したそうです。死者はゼロ、犯人も全員逮捕だそうです。」
    シュナイゼル「ほう。人質どころか犯人にも死者を出さないとは、これは予想以上の結果だ。ふむ、申し分ない。彼に相応しい人材達だ。彼が戻って来たら早速手配するとしよう。」フフッ…

  • 62二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 12:39:45

    兄上遊びすぎ。ゼロスザク時代もそうだけど、こいつに大事にされるのは大変だね。

  • 63二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 13:04:12

    〜〜〜


    ウィーン…

    シャーリー「フェネット以下3名、参りました。」

    チェンバレン総督「おお、フェネット卿!それにそちらの騎士2人が娘を助けてくれたのだね!マルディーニ卿から話は聞いております、何とお礼を言えばいいのか…」

    シャーリー「いや、少し乱暴なやり方だったからお礼だなんて…」

    チェンバレン「いえ、娘もこうして無事なのですからお気になさらないでください。もし連れ去られていたらと思うと、血の気が引く思いで…誠にありがとうございました。」

    アニー「まさかラウンズが…この度は危ないところを助けていただき、誠にありがとうございました。」

    シャーリー「いいよ。それよりさっきはごめんなさい。あの時はああするしか無いと思って…」

    アニー「いえ、命が助かっただけでも…」

    シャーリー「ともかく、あなたが無事で本当に良かったわ!」ニコッ!


    アニーdice1d3=1 (1)

    1.キュンッ

    2.トゥンク…

    3.↑+dice1d2=1 (1)


    1.シャーリー様…

    2.シャーリーお姉様…

  • 64二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 14:31:29

    アニー「…!」キュンッ
    シャーリー「ん?どうかしたの?」
    アニー「あっ!いえ、何でもありません!」///
    シャーリー「?」
    レド「チェンバレン総督、お嬢さんを攫った犯人はやはりデモ隊だったのですか?」
    チェンバレン「いや…それが雇われの傭兵ようでな、デモとの結び付きを嫌ったのだろうな。」
    レド「傭兵…ピースマークが絡んでいるのでしょうか…」
    シャーリー「ピースマーク?」
    レド「世界中にネットワークを持つテロリスト派遣組織のことです。手練れのエージェントに依頼を斡旋しているそうです。」
    シャーリー(テロリストを派遣…)
    チェンバレン「その線も無いな。今回の傭兵達はピースマークが派遣するようなプロではなく、チンピラに毛が生えた程度だ。」
    シュネー「しかしそんな輩がナイトメアを持っていたなんて…」
    チェンバレン「その部分に関しては不明な点が多くてな、こちらでも調査を続けるつもりだ。」

  • 65二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 15:25:06

    シュネー「では犯人を雇った人物もまだ…?」
    チェンバレン「ああ。だが、本国からの鎮圧部隊も到着したことだし、デモも間もなく収まる。ブリタニアの力を目の当たりにすれば、抵抗は無駄だと理解するだろう。そうすれば、ナンバーズ達も平穏な暮らしができる。これがエリアの正しい姿だよ。」
    シャーリー「…本当にそうでしょうか?」
    チェンバレン「当然です。自らの正当性を強調する為に傭兵を雇い、罪のない子供達に恐怖を与えるような人間を、野放しにして良いはずがありません。」
    アニー「………」
    シャーリー「………」
    シュネー「その通りです、チェンバレン総督。我らブリタニアはその為の力を持っています。無軌道な彼らを管理・支配する為の力を。」
    チェンバレン「そうだ。フェネット卿、あなたとそちらの2人のおかげで、今回の事件は解決したと言っても過言ではありません。今一度、心からお礼を申し上げます。」
    アニー「本当に、ありがとうございました!」
    シャーリー「…はい。」
    レド「………」

  • 66二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 17:30:21

    〜〜〜

    シャーリー「………」
    レド「何だか不服そうですね。」
    シャーリー「レド君…そう見える?」
    レド「ええ、チェンバレン総督の言葉は特権階級の人間の言葉です。"フェネット卿が"納得いかないのも無理はないでしょう。」
    シャーリー「そういえばレド君も…」
    レド「はい、平民の出身です。だから、あなたの気持ちはよく分かります。」
    シャーリー「………正直なところ、総督の気持ちも分かるの。大事な家族を危険な目に遭わせるような人を敵視するのは…」
    レド「たしか、フェネット卿の母君もブラックリベリオンの時に黒の騎士団に襲われたと…」
    シャーリー「うん…でも、違うと思うの。」
    レド「違う?」

  • 67二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 19:26:55

    シャーリー「だってそうでしょ…?支配するとかされるとか、そういうのが無かったらそもそも今回の事件も、ブラックリベリオンも起きてないじゃない。」
    レド「…それ、皇帝批判ですよ?ですが、その気持ちは分かります。」
    シャーリー「?」
    レド「ブリタニアは強者の国、弱者は強者の食い物にされる…なら、弱い者は生まれてきては駄目なのですか?生まれながらに強い者などいません、生まれた環境で強弱が決まるだけです。そんな世界が正しいとは、俺は思いたくはありません…!」
    シャーリー「レド君…」
    レド「…なんて、こんな話、頭の固いシュネーの前ではできませんからね。何だか新鮮でした。」

  • 68二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 20:19:39

    <シュネー「おーい!レド!」
    レド「噂をすれば…さっきの話、シュネーには秘密にしていただけますか?」
    シャーリー「うん、分かった。」
    シュネー「レド、フェネット卿も一緒でしたか。」
    レド「シュネー、俺を探してたのか?」
    シュネー「そうなんだよ。私達、今回のデモ鎮圧の任務だけの合流かと思っていたんだが…」

    ロイド「おめでと〜!君達のこと、もう少し借りたいって相談したらOK貰っちゃった♪もうちょっと付き合ってもらうから、よろしくね〜♪」
    シュネー・レド「は、はぁ…」
    シャーリー「あはは…」

  • 69二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 22:19:24

    そしてこのロイドである

  • 70二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 07:04:24

    ブゥゥゥン…
    中華連邦兵「そこのトラック、止まれ!」
    キキィ…
    ???「こんなとこで検問ですかい?」
    中華連邦兵「ああ、黒の騎士団の残党がこのインド軍区に入り込んでるらしい。いわゆる残党狩りさ。」
    ???「…へぇ。中華連邦は黒の騎士団には寛容だって聞いたが?」
    中華連邦兵「末端の俺らには関係ないさ。幹部クラスでも捕まえて、ブリタニアに売れば相当な金になる。ほら、早くIDを出せ。」
    ???「はいはい。ちなみに…どんな奴を探してるんだ…?」ゴソゴソ…
    中華連邦兵「ん?まだ捕まってないのだと、"ウラベとかいう"奴と、エースパイロットの"ナントカカレン"…」
    <???『紅月だよ…』
    ウィーン…
    中華連邦「おい?何を勝手にコンテナを開けて………!?」
    ガシャンッ!
    <カレン『あんたらがお探しなのは、この『紅月カレン』だ!』
    中華連邦兵「あ、紅いナイトメア!?」
    パァンッ!
    中華連邦兵「ぎゃぁっ!」ドサッ!
    卜部「それと、『卜部巧雪』だ。」

    <<<ギュァァァッ…
    卜部「もうガン・ルゥが集まって来たか…!」
    <カレン『かかってきな!そんなのにやられる紅月カレンと紅蓮じゃないよ!』

  • 71二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 08:38:06

    〜〜〜

    ギルフォード「何?紅月カレンがインド軍区に?」
    カラス「ああ。昨夜、紅いナイトメアと共に現れたと情報が入った。我々ブルーバロンズは今日にでもインド軍区へ渡る予定だ。卿にとっては因縁浅からぬ相手、同行するなら歓迎するが?」
    ギルフォード「カラス卿…その申し出はありがたいが、姫様不在の今、私がこのエリア11を離れる訳にはいかないんだ…」
    カラス「そうか…コーネリア皇女殿下はまだ…」
    ギルフォード「ああ、行方が分かっていない…しかし、姫様は必ず戻って来られる…!その日までは、客将という立場ではあるがカラレス総督を支える所存だ。」
    カラス「分かった。ではこのサファイア・カラスが、卿に代わり黒の騎士団の残党を捕らえよう。」
    ギルフォード「ありがとう、カラス卿。健闘を祈るよ。」

  • 72二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 09:40:31

    〜〜〜

    ロイド「…はぁ。黒の騎士団のナイトメアが中華連邦で発見されたと…」
    カノン「それもあの紅いナイトメアよ、エース機体の。ブラックリベリオンで逮捕を免れた連中で間違いないでしょうね。」
    ロイド「紅いナイトメア…それで、殿下は僕達に何を?」
    シュナイゼル「彼らがエリア11を離れて中華連邦に向かった理由を知りたくてね。ナイトメアが関わっているなら、君達の意見も聞こうと思ったのさ。」
    ロイド「専門家の見識ってやつですね。ちなみに、その紅いナイトメアの『右腕』がどうだったかって分かります?」
    カノン「右腕?たしか、グロースターの腕をつけていたという報告もあったわね。」
    ロイド「やっぱり。」

  • 73二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 10:47:31

    シュナイゼル「何か思い当たることでも?」
    ロイド「ええ。"シオマネキ"って知ってます?片方の鋏が大きい蟹のこと。あの紅いナイトメアってその蟹みたいに右腕が大きいんですよ。あれには輻射波動機構ってのが入ってるんですけど…」
    シュナイゼル「なるほど。ブラックリベリオンで失い、パーツを補充する為にインド軍区へ赴いたと…」
    ロイド「仰る通り〜♪」
    セシル「インド軍区には特殊な研究開発機関がいくつかあると聞きます。その内のどこかが提供している可能性があるのかも。」
    カノン「それはブラックリベリオン以前から噂されていたわね。私達の調査でも確たる証拠は得られていないけど…」
    シュナイゼル「もしかすると、中華連邦政府自体が関与しているのかもしれないね。」

  • 74二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 11:11:33

    ロイド「ご用件は以上でしょうか?お済みなら僕達は新装備の開発を…」
    シュナイゼル「ああ、前に話していたランスロットの強化装備か。」
    ロイド「はい〜♪殿下のお眼鏡に適うものを作って見せますよ。」
    シュナイゼル「それは楽しみだね。急に呼び立ててすまなかったね。君達の意見、参考になったよ。」
    ロイド「お役に立てて光栄です。それでは〜。」
    ウィーン…

    シュナイゼル「…やはり中華連邦は国ぐるみで黒の騎士団と接触していたか。そろそろ手を打たないとね。………そうだな。中華連邦の元首は「天子」こと蒋麗華(チェン・リーファ)という少女ではなかったかな?」
    カノン「分かりました。私の方で少し探りを入れます。」
    シュナイゼル「頼んだよ。」
    カノン「ところで、枢木スザクが欧州から戻ってくること、ロイドに伝えなくて良かったのですか?」
    シュナイゼル「ああ。枢木卿には悪いが、戻り次第お願いしたいことがあるからね。」

  • 75二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 12:17:25

    〜〜〜

    レド「聞いたかシュネー?あのブルーバロンズが先日、中華連邦に発ったらしい。」
    シュネー「中華連邦に?なら、黒の騎士団の残党が見つかったのか。それも指名手配クラスの…」
    シャーリー「黒の騎士団………って、ブルーバロンズって何?」
    シュネー「フェネット卿…ブルーバロンズをご存知無いのですか?」
    シャーリー「仕方ないじゃない、元々"予備役"で入隊したんだもん。」
    シュネー「だもんって…失礼ですが、その様な振る舞いではラウンズの威厳というものg……………待ってください、今『予備役』と言いました?」
    シャーリー「うん。知らなかった?」



    シュネー「えええええっ!?!?!?」
    レド「驚き過ぎじゃないか?」

  • 76二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 13:44:17

    シュネー「これが驚かずにいられるか!予備役から一気にラウンズだぞ!?半年足らずでラウンズになったというだけでも驚きなのに…!」
    レド「お前な…"坊ちゃん"だからってその世間知らずっぷりは流石にどうなんだ…?フェネット卿のこと言えないぞ。」
    シュネー「うっ…弁解のしようが無い…」
    シャーリー「ま、まあまあ…この話は置いといて…それでブルーバロンズって?」
    レド「はい。黒の騎士団の残党狩りの為に設立された特殊機関のことです。司令官のサファイア・カラス男爵の紋章が青く染められていることから、『ブルーバロンズ』と呼ばれているんです。その名が示す通り、上級貴族のみで構成された部隊で、精鋭揃いという話です。」

  • 77二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 15:05:55

    シャーリー「そんな人達がわざわざ出向くってことは、それくらいの相手ってこと?」
    シュネー「ええ…指名手配されている皇神楽耶やラクシャータ・チャウラー、四聖剣の卜部巧雪、そしてエースパイロットの"紅月カレン"…その辺りでしょう。」
    シャーリー「………」
    シュネー「あっ…」
    レド(…そう言えば、カレンはシュタットフェルト家当主とイレブンの母とのハーフ…子供がいないシュタットフェルト家に引き取られ、『カレン・シュタットフェルト』としてフェネット卿と同じ学校に通い、親しくしていたんだったか…)
    シュネー「し、しかし…卜部はともかくとして、エース級のカレンが相手とは…」オロオロ…
    レド「…まぁ、カラス男爵率いるブルーバロンズなら大丈夫だろう。」

    シャーリー(カレン………)

  • 78二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 16:20:15

    〜〜〜

    卜部「で?そのマウリツィオ・イシャー?にはいつ会えるんだ?」
    仲介人「しっ…!声がデカい…!"日本のサムライ"だか知らないが、マウリツィオに目を付けられたら命はないぞ…」
    卜部「ふん…名前を言った程度で気にするような臆病者が、武器商人のトップになどなれるものか。お前…本当にそいつとのパイプを持っているのか…?」
    仲介人「あ、当たり前さ…!この辺の裏の情報を牛耳ってるのは俺だぜ?今は情報が力を持つ時代だ。旦那も分かるだろう…?」
    卜部「………で、いつ会える?」
    仲介人「いやいや、マウリツィオに会うことは出来ない。だが、先方はアンタの注文に対応出来ると言ってきた。」
    卜部「………信用出来るのか?」ジロッ…
    仲介人「そりゃもう、卜部の旦那…」ヘヘッ…
    卜部「…分かった、取り引きを進めてくれ。」スタスタ…

  • 79二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 17:12:27

    仲介人「…」
    ピッ…
    仲介人「俺だ、今奴が帰った。あとはあんたらの好きにすればいい。」

    ゾビューレン「ご苦労。金は口座に振り込んである、あとで確認しろ。」
    仲介人『これはどうも。流石、貴族様は金払いが良いですねぇ…』ヘヘッ…
    ゾビューレン「見え透いた世辞はいらん。ではな…」
    ピッ…
    ゾビューレン「追跡は?」
    部下『問題ありませんが、紅月カレンの姿が見えません。このまま尾行を続けます。』
    ゾビューレン「分かった、気づかれるなよ。」
    ゾビューレン(現地の情報屋に餌をばら撒いておいて正解だったようだな。これで手柄は私の物だ…)ククッ…

  • 80二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 18:21:48

    〜〜〜

    ドカッ!
    仲介人「グヘッ!」
    ???「お前が情報を売った相手は誰だ?」グッ…
    仲介人「ひっ…!ブ、ブリタニア人だ!どこの誰か分からねぇけど、あの話し方と金払いは貴族に違いない!」
    ???「貴族…ならナイトメア部隊の可能性が高いな。狙いは紅月カレンか…」
    ???「餌ばら撒いてまで探し出そうってんだからそうだろうなぁ。やれやれ、厄介なことになっちまった…引き渡し先が捕まりでもしたら、"ラクシャータ"の姐ちゃんにどやされちまうぜ…」
    ???「そうだな、急ぐとしよう。お前も、これに懲りたら『犬の真似事』は止めるんだな。」
    仲介人「は、はい…」

  • 81二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 20:59:54

    このレスは削除されています

  • 82二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 21:58:55

    このレスは削除されています

  • 83二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 22:03:44

    誤字ってたので再稿

    〜〜〜



    ガチャッ…

    カレン「おかえり卜部さん。どうでした?」
    卜部「"アレ"は駄目だな。マウリツィオへは別のパイプを探さないと…」

    カレン「じゃあ紅蓮の新しい腕も…?」
    
卜部「そっちは大丈夫だ。ラクシャータがジャバルプル研究所に話をつけてくれたから、ここで待ってれば届けてくれるらしい。」
    
カレン「届けるって誰が?」
    
卜部「前にも仕事を依頼したことのある"魔法使い"らしい。」
    
カレン「魔法使い?」
    
卜部「ああ。コードネームは『オズ』…」
    
カレン「オズ…『オズの魔法使い』ってこと?まぁ、きちんと届けてくれるなら魔法使いでも魔女でも歓迎するけど。」
    
卜部「ああ。腹は減ってるか?」ガサ…
    
カレン「お昼買って来てくれたんですか!?…って、またカレーですか…」

    卜部「この国じゃ煮込み料理は全てカレーと呼ぶそうだぞ?」
    
カレン「カレーは好きだけど、毎日は流石に飽きません?」

    卜部「そうだな、仙波さんの蕎麦が恋しくなるよ。」

    カレン「前に仙波さんが打ったお蕎麦、美味しかったなぁ…」

    卜部「あの人のことだ、また喜んで打ってくれるさ。その為にも黒の騎士団を再建せんとな。"ゼロ"さえ生きてくれているなら、必ず…」
    
カレン「…」

  • 84二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 22:22:59

    〜〜〜

    ルルーシュ『そうだ、俺がゼロだ。黒の騎士団を率い、神聖ブリタニア帝国に挑み、そして…』

    ルルーシュ『世界を手に入れる男だ。』

    〜〜〜

    カレン「ゼロ…」
    卜部「そう言えば、情報屋の中に『C.C.らしき娘』の目撃情報を持ってる奴がいたな。」
    カレン「C.C.!?どこで!?」
    卜部「それが場所も状況もバラバラでな…どれも信憑性が低い。そもそも、本人なら我々にコンタクトを取るはずだしな。」
    カレン「そうですよね…」
    ピピッ!
    カレン「!」
    卜部「侵入者か…」
    カレン「…トレーラーが一台、今男が2人降りて来た………カメラに気付いてる…!」
    卜部「何…!?…ああ、こいつらか。」
    カレン「え?知り合い?」
    卜部「ああ、敵じゃない。あの2人は『ピースマーク』。俺達同様、ブリタニアと戦っているフリーの傭兵だ。右の男はガナバティ、1度会ったことがある武器のスペシャリストだ。そして左の男がさっき話した『オズ』…ピースマーク最強の兵士だ。」

  • 85二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 23:07:13

    ラウンズになってもまだロスストを辿るの?シャーリーに関係ない話するなら黒の騎士団よりユーロ・ブリタニアやグリンダ騎士団のエピソードに興味ある。でもカラス卿好きだし、使うなら確かにカレンの話も書かないといけないよね…
    スパイのマリマヤはなんやかんやで距離感を保っていたけどシャーリーなら素直にブリタニア軍のキャラとも親しくなれたらいいね。
    R2まで日本に戻る言い訳も必要もないし、ラウンズ同士だから1.5部4章のスザクのキャラ崩壊も避けられる。

  • 86二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 06:33:43

    〜〜〜

    オズ「ラクシャータ・チャウラーから紅月カレンに届け物だ。それで、"どちらが紅月カレンだ?"」
    カレン「あなたがオズ…って、それ冗談で言ってるの?」
    オズ「確認だ。依頼は正確にやる主義なんでな。」
    カレン「律儀なことで…私が紅月カレンよ。」
    オズ「…前にどこかで会ったか?」
    カレン「無いわね。それも確認?それとも口説いてるの?」
    オズ「…いや、今のは気のせいだ。忘れてくれ。」

    ガナバティ「おおっ、卜部の"おっさん"!潜伏で疲れて痩せたんじゃないかと心配してたが、元気そうで安心したぜ!」
    卜部「おっさんはやめてくれ、これでもあんたよりはだいぶ若いよ…例の物は?」
    ガナバティ「バッチリよ。ただ、元の腕のストックが無かったから甲壱型腕っていうプロトタイプだが…」

  • 87二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 15:05:01

    >>85

    そもそもこのスレはシャーリーメインなのでは?

  • 88二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 17:29:09

    カレン「試作品でも輻射波動が使えるなら充分よ。グロースターの腕だと反応が悪くて…」
    ガナバティ「規格は合っても電装系は違うからな。早速換装するかい?」
    カレン「ええ、お願い!」
    オズ「…!残念だがその時間は無い、包囲されている。」
    カレン「えっ?モニターには何も…」
    卜部「………いや、あまりに静かだ。」
    カレン「…本当だ、周りの喧騒も無い…」
    ガナバティ「あんた売られたんだよ、卜部の旦那。」
    卜部「え?俺が?」
    オズ「あんたが会っていた情報屋…武器商人のマウリツィオとパイプがあるという触れ込みだが、実際はブリタニアと繋がっていたんだ。ブリタニア軍は先日から餌を撒いていたようだ。」
    卜部「くそっ…!あの情報屋め…!」
    カレン「オズ…あなたはそれを分かっててここに来てくれたの?」
    オズ「ラクシャータからの依頼なんでな。」
    カレン「…あなた、本当に律儀な人なのね。」
    オズ「それで、どうする?」
    カレン「そんなの決まってるわ…」

  • 89二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:31:49

    〜〜〜

    部下A『対象の包囲、完了しました。予定外のトレーラーが対象の敷地内に入っていきましたが、いかがいたしますか?』
    ゾビューレン「放っておけ、黒の騎士団の残党が優先だ。最悪の場合はテロリストの一味として処理しろ。」
    部下A『はっ!』
    ゾビューレン「目標は紅月カレンと卜部巧雪。生かして捕えたいが、抵抗するなら射殺して構わん。」
    <ドカァンッ!
    ゾビューレン「何だ!?突入の命令はまだ………っ!」
    <ギュァァァッ!
    ゾビューレン「紅蓮弐式…!包囲に気付かれていたか…全機、攻撃開始!」
    <<<ダダダダダッ!
    カレン「…!」ギュァァァッ!
    部下A『くっ…当たらない!』
    ゾビューレン「避けるにも限界がある!逃げ道を無くせ!」
    『『『イエス・マイ・ロード!』』』

  • 90二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:53:02

    >>87

    だからそのままのロスストを読み直すのはちょっともどかしいかな…カラスの使い次第とかで勝手に意味を探してるだけ。

  • 91二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:24:31

    確かにシャーリーの話とそれで変わった所ならともかく話が同じな所は大体飛ばしても問題なさそう

  • 92二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:35:18

    カレン「こいつら戦い慣れてる…!だからと言って、こっちも負けてられないんだよ!」ギュァァァッ!
    部下A「!」
    ガキィンッ!
    \ドカァンッ!/
    ゾビューレン「1人やられたか…だが動きが止まった!」
    カレン「しまった…!」
    オズ『下がれ紅月!』ギュァァァッ!
    部下B「っ!?」
    ズバァッ!
    \ドカァンッ!/

  • 93二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 20:34:02

    カレン「白い…紅蓮…?」
    オズ『『白炎』だ。換装の準備ができた、ここは俺が時間を稼ぐ。』
    カレン「分かった、ありがとう!」
    <ギュァァァッ…
    ゾビューレン「「グレンタイプ」がもう1機だと!?ええい…!全機、こいつから仕留めるぞ!」
    オズ(『時間を稼ぐ』とは言ったが…全滅させる方が早そうだな。)

    ギュァァァ…
    ガナバティ「来たか嬢ちゃん!そこのプラットフォームに留めな、その後OSの更新だ!卜部の旦那はクレーンを頼むぞ!」
    卜部「頼むって…!クレーンなんて動かしたことが無いぞ…」
    ガナバティ「画面見ながらボタン押すだけだ!俺が指示を出す!」
    卜部「わ、分かった…」

  • 94二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 22:14:43

    まあ、スザクみたいにシャーリーと強く影響し合うキャラの展開が大事だし、そういう意味ではユーロブリタニアのスザクがシン兄さんに同族意識されるシーンやジュリアスとのシーンとか素晴らしかった。
    でもカレンの話は結局蒼月を取り戻し、これからガーフィールド家に関わってくるカラスさんを紹介する話だった。こういう時はまだまだマリマヤの話を読んでる気分拭えない。

  • 95二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 06:33:12

    〜〜〜

    ガナバティ「良し!換装完了だ!」
    カレン『ありがとう!』
    ガナバティ「さっきも言ったが、この甲壱型腕はプロトタイプで、コイツに元々付いてたやつより性能は下だ。だが慣らしは済ましといたから、最初から全開でブチかましてやりな!」
    カレン「ええ!」

    \ドカァンッ!/
    <オズ『これで残るはお前だけだな。』
    <ゾビューレン『私の部下がことごとく…貴様何者だ!?』
    <オズ『答える必要は無い。』
    ギュァァァッ!
    <カレン『オズ!…大丈夫そうね。』
    <オズ『いいタイミングだ。新しい腕の試運転も兼ねてこいつは譲ろう。』
    <ゾビューレン『ふざけるな!!この私がナンバーズ如きに敗れるものか!』ギュァァァッ!
    カレン「…!」
    <ブゥンッ!
    バッ!ガキィンッ!
    ゾビューレン「!」
    カレン「弾けろ!ブリタニア!」バシィン!
    ゾビューレン「な…何故だ…私の勝利が…!約束された栄光が…!!」
    \ドカァンッ!/

  • 96二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 10:04:01

    やっぱり紅蓮って悪役が乗るロボットの顔やなぁ

  • 97二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 19:12:51

    〜〜〜

    オズ「ああ。受け渡し先の安全を確保し次第、俺達も離脱する。」ピッ…
    ガナバティ「ミス・エックスか?」
    オズ「ああ、さっきの連中の情報をな。ブルーバロンズというブリタニアの特殊部隊で、一個大隊がこのインド軍区に入り込んでいるようだ。」
    カレン「そんなに…なら、私達はブリタニアの増援が来る前にここを出ましょう。」
    ガナバティ「それがいいな。ラクシャータの姐ちゃんにはこっちから連絡しとくよ。」
    オズ「ここから西のピパバブ港で、『ミス・エックス』という女が船を用意してくれているはずだ。」
    卜部「それは助かるが、あんたらはこれからどうする?」
    ガナバティ「回収班が来るから心配するな。合流のついでに陽動かましてやるさ。」
    卜部「何から何まですまないな…恩に着るよ。」
    ガナバティ「気にするな、これはアフターサービスよ!」

    カレン「ありがとうオズ。あなたのおかげで助かったわ。」
    オズ「礼なら必要ない。あそこを切り抜けられたのはお前の運のおかげだ。」
    カレン「それでも、私にはあなたに感謝する理由があるわ。」
    オズ「…そうか。死ぬなよ、紅月カレン。」
    カレン「あなたもね、オズ。」

  • 98二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 22:26:58

    このレスは削除されています

  • 99二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 06:35:17

    〜〜〜

    カラス「何!?ゾビューレン卿の部隊が全滅!?」
    「はい。目撃者の証言によると、逃亡中の紅月カレンらによるものかと…」
    カラス「このまま逃す訳にはいかない…!なんとしても捕えるぞ!」
    「はっ!」

    〜〜〜

    シャルル「ほう、自らギアスを…」
    スザク「はい。"ジュリアス・キングスレイ"という人格に抗っているようにみえました。」
    シャルル「ふむ…所詮は紛い物の人格。やはり別の人格レベルの記憶改竄となると、無理が生じるか…まぁよい、いい実験になったわ。ならば、少し計画に修正を入れるとしよう。」
    スザク「…そうすると、彼は?」
    シャルル「また別の記憶を植え付け、エリア11に送る。C.C.をおびき寄せる餌として…」
    スザク「では、自分も…?」
    シャルル「いずれはな。それまではシュナイゼルに従え。」
    スザク「イエス・ユア・マジェスティ。」

  • 100二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 17:28:23

    〜〜〜

    ???「………」
    スタスタ…
    スザク「君は、たしかネブロス…いや、ロロだったか?」
    ロロ「どちらでも構いません。」
    スザク「そうか…先のユーロピアでは手間をかけたな。」
    ロロ「構いません、それが命令だったので。」
    スザク「…そうだったとしても礼は言っておく、ありがとう。」
    スタスタ…

    ロロ「………」
    スッ…
    V.V.「枢木スザク…なんとも不器用で憐れな人間だな。」
    ロロ「憐れ…ですか?」
    V.V.「だってそうじゃないか。憎めど憎み切れず、愛せど愛し切れず…それを『憐れ』と言わずに何て言うんだい?」
    ロロ「………」
    V.V.「ふふっ…いいんだよロロ、君は考えなくていい。ただ、命令に従えばいい。これまでもそうして来ただろう?」
    ロロ「はい………V.V.様。」

    スザク「………」スタスタ…
    ビリリリッ…
    スザク「…マルディーニ卿から?」

  • 101二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 21:57:54

    〜〜〜

    シャーリー「はぁ…」
    シュネー「フェネット卿、溜息など珍しいですね。どうかされましたか?」
    レド「何か悩み事ですか?」
    シャーリー「悩みって言うか、学園のみんなと全然会えてないなぁって…メールとか電話で連絡取ったりはしてるんだけどね。」
    シュネー「学園の…アッシュフォード学園のご友人ですか?」
    シャーリー「うん、最近学園が再開したみたいなの。」
    シュネー「それ程に落ち込むということは、本当に親しいのですね。」
    レド「ブラックリベリオン以降テロが頻繁に起きているせいで、我々もそれらの対応で駆り出されておちおち休暇も取れませんからね。そうでなくとも、会う為に今のエリア11とブリタニア本国を行き来するのも楽ではありませんし。」
    シャーリー「うん…そろそろまとまった休みが欲しいよ…」
    ピリリリッ…
    シャーリー「ん?セシルさんからだ。」

  • 102二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 22:06:58

    このレスは削除されています

  • 103二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 06:33:39

    〜〜〜

    ガシャンッ!
    技師A「拘束ボルト良し!」
    技師B「よーし、チェックを始めよう。」

    レド「あれが先日のセントラル・ハーレー・スタジアムで活躍したっていう赤いランスロットですか…」
    セシル「ええ。『Z-01/TX-02ランスロット・トライアル』。ヴィンセント・プランに則り、オリジナルのランスロットよりスペックダウンを行った実証実験機よ。」
    シャーリー「色以外は元のランスロットと変わりませんね。」
    セシル「基本フレームはランスロットと同じだからね。でも各部のモーターは第五世代機と変わらない物を使用しているから、出力を下げる必要があって不安定な機体なの。これから調整を重ねていくのよ。」

  • 104二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 17:38:55

    シュネー「そんな機体でテロリストを制圧したのか…凄まじいお方だな、マリーベル皇女殿下は…」
    レド「『タレイラン事件』だな。空爆未遂や先のセントラル・ハーレー・スタジアム占拠の時も、マリーベル皇女殿下率いる『グリンダ騎士団』の活躍なくしては大惨事になるところだった。」
    シュネー「ああ。しかし…ブリタニアの中にもテロリストがいるなんて…」
    レド「何も国民が全員、今のブリタニアを良しとしてるわけじゃないからな。」
    シュネー「だからと言って、テロという強硬手段を取る必要は…」
    シャーリー「陛下が『力こそ正義』って言っちゃってるからね…力で国を変えようと考える人も出て来ちゃうよ。」
    シュネー「………」

  • 105二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 21:25:14

    シャーリー「それにしても、タレイランって組織はこの間のスタジアムの事件で壊滅したんですか?」
    セシル「世間の見解ではそうなっているわね。」
    レド「中央でもそういうことにしたいでしょうね。このタレイラン事件、両方とも首謀者がブリタニアの支配階級の中枢に席を占める人間ですから。」
    セシル「確かに…シュナイゼル殿下としては世論の安定の為にも、タレイランの壊滅を謳っておきたいところでしょうね。」
    ロイド「と言う訳でトライアルの公開試験をやっちゃいまーす!!」
    シャーリー・セシル「きゃっ!」
    ロイド「ああ、ごめんごめん。」
    シャーリー「いきなり何ですか!?」
    ロイド「いやぁ、君達を驚かせようと思って。」
    セシル「誰だっていきなり大声出されたら驚きますよ!」

  • 106二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 06:34:21

    レド「それで、公開試験ってのは何です?」
    ロイド「ランスロット・トライアルのお披露目みたいなものさ。シュナイゼル殿下のご指示で皇族を臨席しての実施だよ。」
    シュネー「皇族の臨席って…それではまたテロの標的になってしまうのでは…」
    レド「"だからこそ"…なんだろうな。」
    シュネー「どういう意味だ?」
    レド「公の場に皇族が姿を見せることで、「テロには屈しない」という姿勢を示すんだ。」
    シュネー「ああ、そういう…」
    ロイド「レド君は勘が良いね。で、そのことで軍部と皇室で揉めたんだよね。」
    シャーリー「揉めた?さっき実施するって言いましたよね?」
    ロイド「うん、実施するよ。なんせ他でもないシュナイゼル殿下が真っ先に臨席を表明したからね。」

  • 107二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:35:48

    シュネー「それですと周囲は反対し辛いですね。」
    ロイド「うん。それにマリーベル皇女も参加を表明したのが決定打になったって訳。」
    レド「マリーベル皇女…ひょっとすると、模擬戦の相手はグリンダ騎士団ですか?」
    ロイド「正解♪筆頭騎士のジヴォン卿が相手だから、ランスロット対決だね♪」
    シュネー「それでは、このトライアルにはフェネット卿が乗るのですか?」
    シャーリー「私?」
    シュネー「それが妥当じゃないですか?それに結果によっては、このトライアルがあなたの"新しい専用機"になったり…」
    シャーリー「新しい専用機!?」パァッ!
    ロイド「残念!君達は当日殿下達の護衛なので、コレには乗れませ〜ん!」
    シャーリー「えっ…」カクッ…
    レド「俺とシュネーも護衛ですか?では誰がこれに乗るんです?」
    ロイド「いい質問だね。じゃあ紹介しちゃいましょう。入って〜!」
    ウィーン…

    キンメル「ど、どうも。第五機甲騎士団から出向してきました、トーマス・キンメルです。」

  • 108二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:28:14

    まあラウンズになってからもずっとサザーランドの改造機に乗ってるからワンオフ機のひとつも欲しくなるよね

  • 109二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 23:20:44

    ロロが首に注射してた人よね?
    あれどうなったん?

  • 110二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 07:11:56

    セシル「初めまして、キンメル卿。ずっと外でお待ちになっていたんですか?」
    キンメル「はい。ロイド伯爵が呼ぶまで待つようにと…」
    セシル「…ロイドさん?」
    ロイド「と、ともかく。こちらのキンメル卿にトライアルのテストパイロットをお願いすることになりました。」
    キンメル「よろしくお願いします。」
    ロイド「このキンメル卿はね、シュナイゼル殿下お墨付きの『THE・普通』のパイロットなのです。」
    「「「普通の?」」」
    ロイド「そう!これと言って突出したものも無い、"平均中の平均"!」
    セシル「ちょっとロイドさん…」
    ロイド「今回のヴィンセント・プランってのはね、ランスロットをブリタニア軍のナイトメアの新たなスタンダードとするべく立案されたものでね。標準的な騎士でも容易に扱えるようにあらゆる点を仕様変更したって訳。」
    レド「つまり平均的なパイロットによる、よりフラットなデータが必要だと。」
    ロイド「そう、君達みたいに操縦技術が高い人だと、標準化の妨げになっちゃうってこと。」

    キンメル「普通………平均………」

  • 111二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 09:50:10

    セシル「ロイドさん!」

    ロイド「何?普通だからこそ今回のテストパイロットに選ばれたんだよ?ある意味才能でしょ。」

    ガシッ

    ロイド「え?何?」

    セシル「ロイドさん、ちょっと向こうで人の道の話をしましょうか…さあ行きましょう。」

    ロイド「あ〜れ〜!」ズルズル…


    「「「…」」」

    シャーリー「す、すみません…ロイドさんが失礼なことを…」

    キンメル「い、いえ…事実ですので…」

    シャーリー「自己紹介がまだでしたね。ナイトオブイレブンのシャーリー・フェネットです。このキャメロットでテストパイロットを兼任しています。」

    シュネー「聖画布騎士団から出向中のシュネー・ヘクセンです。よろしくお願いいたします。」

    レド「同じくレド・オフェンです。」

    キンメル「おお、あなた達がエリア2で総督のご令嬢を助けた噂の…」

    シャーリー「う、噂だなんてそんな大袈裟な…」

    キンメル「大袈裟なものですか。特にフェネット卿は軍の間では、『dice1d3=2 (2) 』の名で有名ですよ。」

    1.閃光

    2.電光石火

    3.戦乙女


    3の場合dice1d2=1 (1) から広まった

    1.ルキアーノ

    2.ルキアーノ以外

  • 112二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 11:23:57

    このレスは削除されています

  • 113二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 11:25:43

    シャーリー「え?電光石火?」
    キンメル「はい。あなたと同じく、平民からラウンズになったマリアンヌ様を彷彿とする活躍ぶりからそう呼ばれていますよ。」
    シャーリー「マ、マリアンヌ様と似たような異名で呼ばれるなんて、恐れ多いですよ…」
    キンメル「非公式ではありますが、その他にも多くの戦果を上げていると聞いています。同じ部隊で働けるだなんて光栄です。よろしくお願いします!」

  • 114二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 17:19:56

    〜〜〜

    スタスタ…
    シャーリー「工廠って初めて来たけど、雰囲気はキャメロットとそう変わらないのね。」
    オルドリン「あの、すみません!」
    シャーリー「はい?」
    オルドリン「ナイトオブラウンズのフェネット卿ですよね?」
    シャーリー「そうですけど、あなたは?」
    オルドリン「申し遅れました。本日の公開試験でランスロット・グレイルに搭乗します、グリンダ騎士団筆頭騎士、オルドリン・ジヴォンです。お初にお目にかかります、フェネット卿。」
    シャーリー「初めまして、私はシャーリー・フェネットです。あなたがキンメル卿の対戦相手なんですね。」
    オルドリン「はい。本日はよろしくお願いします!」
    シャーリー「それでどうかしましたか?」
    オルドリン「そうでした…ラウンジの場所はご存知でしょうか?ここ広くて迷ってしまって…」

  • 115二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 19:45:28

    シャーリー「はい、知ってますよ。私もこれから行くところだから案内しますよ。」

    オルドリン「ありがとうございます!マリー、こちらのフェネット卿が案内してくれるって!」

    シャーリー「マリー?」


    マリーベル「ご丁寧にありがとうございます。」


    シャーリーはマリーベルの顔を…dice1d2=1 (1)

    1.知ってる

    2.知らない、マリーベルが察して自己紹介する

  • 116二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 20:46:55

    流石に調べたりはしたか

  • 117二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 07:04:40

    シャーリー「えっ…マリーって、マリーベル皇女殿下のことだったんですか?」
    マリーベル「はい。申し遅れました、私はグリンダ騎士団の団長を務めます、第88皇女、マリーベル・メル・ブリタニアと申します。初めまして、フェネット卿。」
    シャーリー「ナイトオブイレブンのシャーリー・フェネットです。こちらこそ初めまして。それにしても…」チラッ…
    オルドリン「何でしょうか?」
    シャーリー「皇女殿下のことを、その…『マリー』って呼んで大丈夫なのかなって…」
    マリーベル「構いませんよ、オルドリンとは幼い頃からの付き合いなので。」
    シャーリー「それって…幼馴染ということですか?」
    オルドリン「そうです!なのでマリーの事は良く知っています。例えば、本気で怒ったらすごく怖いこととか…」
    マリーベル「…オルドリン?」ゴゴゴ…

  • 118二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 07:24:08

    >>109

    多分始末された、てことだと思う

    ヴィンセント奪われたこととかで生きていたらややこしくなるし

  • 119二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 13:15:19

    〜〜〜

    スタスタ…
    マリーベル「なるほど…ブラックリベリオンであなたの母上がテロリストに襲われたと…」
    シャーリー「はい…無事だったのが幸いでした。」
    オルドリン「避難所を襲うだなんて、そんなひどいことを平然と…」
    マリーベル「ええ、許し難い事ね。」
    シャーリー「…暗い話になっちゃいましたね。それにしても、お二人は仲が良いんですね。」
    オルドリン「はい、同じ軍学校を卒業もしたんです。今日のランチも一緒に…」
    マリーベル「そうよ!オルドリンがブリトーを食べたいなんて言うものだから、約束の時間ギリギリになってしまったじゃない。」
    オルドリン「ええ?私だけ?マリーだって美味しそうに食べてたでしょう?それにソキアが、「キャルフォルニアに行ったならブリトーだ」って言ってたし。」
    マリーベル「確かに美味しかったものね。これは…『仕方ない』、わよね?」
    オルドリン「うんうん、『仕方ない』よ。時間を忘れるくらい美味しかったんだから。」
    マリーベル「ふふっ、そうね。後でお兄様には2人で謝りましょう。」
    シャーリー(本当に仲が良いんだなぁ、この2人…)
    シャーリー「あっ、着きましたよ。ここがラウンジです。」

  • 120二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 17:48:31

    ウィーン…
    マリーベル「お待たせいたしました、お兄様。」
    シュナイゼル「やあ、マリー。中々来ないから心配していたよ。」
    マリーベル「遅れてしまい申し訳ありません。道に迷っていたところをこちらのフェネット卿に案内してもらったのです。フェネット卿、先程は案内していただきありがとうございました。」
    オルドリン「ありがとうございました!」
    シュナイゼル「そうだったのか。フェネット卿、私からも礼を言うよ。」
    シャーリー「いえ、これくらいお安いご用です。」
    ロイド「へ〜、皇女と仲良くなったみたいだね。それにしても、マリーベル皇女だと知ってて案内したの?君ってブリタニアの事情に疎いとこあるから、「どちら様ですか?」とか言っちゃったかと思ったよ。」

  • 121二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:06:51

    マリーベル「ロイド伯爵、意地悪な言い方はそのくらいに。私達グリンダ騎士団は発足して間もないのですから、知られていなくてもおかしくはありません。」
    シュナイゼル「そうかもしれないね。しかし実力は本物だ。特に、ジヴォン卿はナイトオブラウンズに名を連ねた騎士の家系だ。ランスロット・トライアルの相手としては申し分ない、心してかかってくれたまえよ。でないと、ヴィンセント・プラン自体見直すことになるかもしれないからね?」
    ロイド「ひえ〜…キンメル卿にしっかり申し伝えておきます…」
    セシル「では皆さん、そろそろ準備を始めましょうか。ジヴォン卿、よろしくお願いします。」
    オルドリン「分かりました。見ててね、マリー。」
    マリーベル「ええ。頑張ってね、オルドリン。」

  • 122二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 07:03:47

    〜〜〜

    レド「えっ?ターゲットが戻って来ている?」
    カノン「ええ、まもなく動きがあるわ。そうなったら本格的に動いてもらう。」
    レド「分かった。ところで、そのことなんだが…」
    <シュネー「おーい、レド!」
    カノン「しっ、人が来たわ…」
    シュネー「レド、ここにいたのか。マルディーニ卿も。」
    カノン「どうしたの、ヘクセン卿?」
    シュネー「はい。まもなく時間ですので所定の位置へと思いまして。」
    レド「お前は真面目だなぁ…フェネット卿みたいに散歩するぐらいの余裕を持てよ。」
    スタスタ…
    シャーリー「呼んだ?」
    レド「なんだ、あなたも来られたのですか。」
    シャーリー「2人を探してたのよ。マリーベル皇女も到着してもうすぐ公開試験が始まるよ。」
    レド「では、所定の位置に向かいますか。」
    カノン「そうね。みんな、気をつけてね。」
    シュネー「はい。では失礼します。」
    スタスタ…

    カノン「気をつけてね、本当に…」

  • 123二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 10:41:28

    〜〜〜

    セシル『それではこれより、ヴィンセント・プランに基づくランスロット・トライアルの公開試験を行います。トライアルの対戦相手はグリンダ騎士団筆頭騎士、オルドリン・ジヴォン卿の駆るランスロット・グレイルとなります。2機はこれより、3回に渡る模擬戦を実施。特殊ワックス製の弾丸と評定用のペイントを施した模擬刀で損害を判定、勝敗を決します。』

    マリーベル『オルドリン、準備はいいかしら?模擬戦とはいえ、私達にはもう敗北は許されません。私に勝利をもたらしなさい。』
    オルドリン「イエス・ユア・ハイネス!」

    ロイド『キンメル卿、相手は手強いけど頑張ってね。トライアルの評価は卿次第だから。』
    キンメル「は、はい。ご期待に沿えるよう頑張ります。」

    セシル「両機、スタンバイ完了。それではシュナイゼル殿下…」
    シュナイゼル「うむ…両者共にランスロットを元にする機体。その性能を存分に発揮し、ブリタニアの未来を示して欲しい。」

    シュナイゼル「では…模擬戦、始め!」

  • 124二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 18:48:56

    〜〜〜

    シュネー「始まったな…」
    レド「なあシュネー、どっちが勝つと思う?」
    シュネー「全く君は…不謹慎だろう?しかし、そうだな…私はキンメル卿が勝つと思うよ。やはり騎士としてのキャリアが違う。」
    レド「おっ、キンメル卿に賭けるか?」
    シュネー「賭けるだなんて言ってないぞ。」
    レド「まあまあ、賭けると言ってもこの後のお茶代くらいさ。フェネット卿はどちらが勝つと思います?」
    シャーリー「そうね…ロイドさんはどちらの機体も基本的な性能は同じだって言ってたよね。」
    レド「そうですね。グレイルは実戦配備用に特殊兵装を施されてはいますが、トライアルと同じ素体を使用しています。つまり、純粋にパイロットの腕次第ってところですね。そういうわけで俺はジヴォン卿だと思います。」

  • 125二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 23:07:52

    シュネー「へぇ、意外だな。君がジヴォン卿を評価するなんて。」
    シャーリー「意外?マリーベル皇女の騎士なんだから実力はあるんじゃないの?」
    シュネー「本来であればそうです。しかし、皇室と軍内部でのお二人の評価は世間とは真逆なんです。フェネット卿はマリーベル様が第88皇女だという事を不思議に思われませんか?」
    シャーリー「そういえば、ユーフェミア様より年上に見えたけど…」
    シュネー「ええ。軍内では公然の秘密となっていますが、殿下は幼い頃に一度廃嫡処分を受けているんです。」
    シャーリー「えっ…廃嫡処分…?」
    シュネー「はい、その為かお二人は皇室や軍部から腫れ物扱いされているんです。ですが、ゼロの登場によって各地で活発化するテロ行為を抑制する為に、シュナイゼル殿下がマリーベル皇女の発案であるグリンダ騎士団の発足を認められたのです。」

  • 126二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 23:40:15

    兄上がマリーベルのグリンダ騎士団を支えたのはユフィの特区やニーナのフレイヤと同じ流れだったかな?作中で一番脳を焼かれたのは「自分をナイトオブワンに」と「ゼロに仕えよ」だったし、こいつの好きな子はマリマヤも含めて皆アレだからね…たまには本当カノンのこと気になる。

  • 127二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 23:50:07

    レド「つまりシュネーは、俺がそんな名ばかりの騎士団の筆頭騎士を認めるわけがないと思ったってことです。実際、ベジャイアでの初陣で大敗を喫した時は俺もそう思いました。しかし話をよく聞いてみると、ベジャイアで戦ったのはピースマークの『ホワイトホーン』だというじゃないですか。」

    シャーリー「ピースマーク…たしか、テロリスト派遣組織だっけ。」

    レド「ええ。その中でも、ホワイトホーンに乗るエージェントはピースマーク最強という噂です。そんなのを追い払っただけでも大したものですよ。それにタレイランによる2度のテロ事件で、ジヴォン卿は確かな実力と戦果を示していますからね。」

    シャーリー「へぇ…レド君って人を見てるんだね。」

    レド「それで…俺達の意見を聞いた上でどちらが勝つと思います?」

    シャーリー「うーん…」


    シャーリーはdice1d2=1 (1) が勝つと予想

    1.オルドリン

    2.キンメル

  • 128二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 06:34:14

    シャーリー「ジヴォン卿かな。だってナイトオブラウンズの家系だもん、絶対強いよ!」
    レド「ということは、ジヴォン卿が勝ったらシュネーは2人分のお茶代を持つことになると…」
    シュネー「おい、何故フェネット卿も賭けに参加することになっているんだ?賭けるとは仰っていないだろう。」
    シャーリー「やっぱりそうだよね…」
    シュネー「ほら、フェネット卿もこう言っていることだし…」
    シャーリー「2人分は流石にキツいだろうから、スイーツは安いのにするね。」
    シュネー「………」
    レド「決まりだな。」

  • 129二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 17:45:16

    〜〜〜

    ギュァァァ…!
    ピコーン…
    オルドリン(対象までは約3000ってところね。でも機体性能に差は無いから、こっちが捕捉しているってことは向こうも捕捉しているはず…なら!)

    キンメル「グレイルを捕捉。真正面から突っ込んでくるか…ならば…」<バシュッ!

    シュナイゼル「ほう、キンメル卿は上から攻めるか。」
    マリーベル「はい、セオリー通りですね。」
    シュナイゼル「それにしてもあの立体的な機動…第5世代機では、一般的なパイロットでは叶わなかったものだ。興味深いね。」
    ロイド「はい〜。枢木機の戦闘データを元にトライアルの動作アルゴリズムを構築しているので、ああいったことが出来るようになっているんですよ。」

    キンメル(シュナイゼル殿下をはじめ、皇族の方々がご覧になられているんだ、無様な姿は見せられない。悪いが一気に決めさせてもらう!)

  • 130二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 21:34:30

    ギュァァァ…!
    <キュゥンッ!
    オルドリン「…!」バッ!
    キンメル「避けられた!?いや、読まれていたのか…!」
    オルドリン「当たらないわ!」ギュァァァッ!

    シュネー「キンメル卿の動きが読まれているな…」
    レド「いや…読まれているというより、ジヴォン卿に行動をコントロールされてしまっているな。」

    キンメル「くっ…!ターゲットは捕捉しているのに…!」
    オルドリン「距離さえ詰めてしまえば!」
    <バシュッガキィン!
    ギュァァァッ!
    キンメル「なっ!?」

    シュナイゼル「これは驚きだ。まさか"壁を走る"とはね。」

  • 131二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 06:47:01

    マリーベル「今よオルドリン、決めなさい!」

    <ギュァァァッ!
    キンメル「馬鹿なっ!そんな機動が出来るなんて…!」
    バッ!
    キンメル「!!」
    オルドリン「はあああっ!」
    ズバァンッ!

    〜〜〜

    シャーリー「やったぁ!」
    シュネー「そんな…ナイトメアであんな動きが出来るなんて…」
    レド「機体の性能もあるが、ジヴォン卿のセンスもあってこその芸当だろう。技量がキャリアを上回ったな?」
    シュネー「くっ…まだだ!まだ1回負けてしまっただけだ!あと2回戦ある!」
    レド「なんだかんだ言って熱くなってるじゃないか…」

  • 132二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 18:01:18

    セシル「勝負あり!1回戦勝者、ランスロット・グレイル、オルドリン・ジヴォン卿!」
    ロイド「あちゃ〜…負けちゃったか〜。」
    シュナイゼル「ふむ…君の剣は大したものだね、マリーベル?」
    マリーベル「お褒めいただきありがとうございます。ですがまだまだです。射撃戦を嫌って得意の接近戦に無理矢理持ち込むなんて…後で言っておかないと。」
    シュナイゼル「ふふっ…マリーは手厳しいね。」
    マリーベル「そんなことはありませんよ。ですが、オルドリンが勝ち過ぎてしまうとトライアルの評価に響いてしまうかもしれませんね。」

  • 133二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:51:13

    シュナイゼル「それは杞憂というものだろう。キンメル卿には悪いが、オルドリン・ジヴォンでは相手が悪過ぎる。」
    マリーベル「ふふっ。そう言っていただけるなんて光栄です…」
    \ドォォォンッ!/
    マリーベル「っ!!」
    セシル「爆発…!?いえ、今のは砲撃音!」
    マリーベル「あれはグロースター…反逆者か…!」
    シュナイゼル「………」

    キンメル「グロースター?どこの部隊だ…?」
    オルドリン(あれは…)

    <ミハエル『私はミハイル・ミシェル・アルハヌス!我ら"ネオ・タレイラン"は、散っていった同胞達の意志を受け継ぐ者!皇族による支配を破壊し、ブリタニアに新しき秩序をもたらす!』

  • 134二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 01:23:01

    そういえばなんでシャーリーはスザクじゃなく特派と一緒に誘われた?皇族を餌にするならナイトオブラウンズが出歩くのやばくない?敵味方に見くびかれてる?

  • 135二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 06:35:18

    キンメル「タレイランだと…!?ということは、狙いはシュナイゼル殿下達か!」
    オルドリン(敵グロースターは6機…けど、どの機体も識別マークを潰されて個体を判別出来ない…10機は入り込んでると考えるべきね。対してこちらは模擬戦装備の2機だけ、分は悪い…)
    オルドリン「だからと言って、またマリーを危険に晒すわけにはいかない!」ギュァァァッ!
    キンメル「ジ、ジヴォン卿?」

    タレイラン兵A「あれは…セントラル・ハレーの赤いマント付き…!」
    オルドリン「武器が無いなら奪うまで!」<バシュッガキィンッ!
    タレイラン兵A「ぐあっ!」
    オルドリン「まずは1機…ランスとライフルも手に入った!」
    キンメル「早い…あんな一瞬で…」

  • 136二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 17:38:54

    オルドリン『キンメル卿、このライフルを使ってください。敵を殲滅します!』
    キンメル「殲滅?それよりも皇族の方々を守る盾になった方が…」
    オルドリン『敵の数が把握できない以上、援軍が間に合わなければ皇族諸共、集中砲火を浴びるだけです。』
    キンメル「そ、それはそうかもしれないが…」
    オルドリン『それに皇族方の護衛にはフェネット卿がいます。』
    キンメル「………分かった、向こうはフェネット卿達を信じて任せよう。」

    〜〜〜

    シュネー「タレイランだと…!やはり来たか!」
    レド「俺達も格納庫へ急ごう!敵に機体を押さえられるかもしれない!」
    シャーリー「ええ!」
    シュネー「こんなことならナイトメアで待機すべきなのに…どうして私達の待機場所は格納庫じゃないんだ!?」
    レド「愚痴を溢しても仕方ない、急ぐぞ!」

  • 137二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:45:12

    マリーベル「お兄様、彼らの狙いは私達かと。」
    シュナイゼル「2度あることは3度ある、とはよく言ったものだね。皇帝陛下がこれほどまでに憎まれていると思うと悲しくなるね、マリー。」

    キュゥゥゥン…!
    シャーリー「セシルさん、聞こえますか!セシルさん!…駄目だわ、繋がらない…」
    <ギュァァァ…
    レド「おっと、敵さんがお見えになったか…」
    シュネー「くそっ!早く動いてくれ…!」
    ギュァァァッ!
    タレイラン兵D「起動中のナイトメアがいるぞ!撃て!」
    <<<ダダダダダッ!
    ガガガッ!
    <シャーリー『やらせないよ!』
    タレイラン兵D「臆するな!ナイトオブラウンズの1人程度、数で押し切ってしまえ!」

  • 138二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 06:50:07

    〜〜〜

    オルドリン「はあああっ!」
    ガキィンッ!
    タレイラン兵E「このマント付き…強い!」
    タレイラン兵F「だが、こちらは数で勝る!」
    タレイラン兵G「後ろからなら…!」ギュァァァッ!
    オルドリン(こんなところで負けられない!)グッ…!
    \ガキィンッ!/
    タレイラン兵E・F・G「ぐあっ!」
    オルドリン「絶対にマリーの所へは行かせない!」

    〜〜〜

    セシル「駄目です!シャーリーちゃん達と連絡が取れません!」
    ロイド「ジヴォン卿も善戦してるけど、このままじゃ…」
    マリーベル「お兄様!早く避難を!」
    シュナイゼル「………いや、その必要は無さそうだ。」
    マリーベル「え?」

    シュナイゼル「たった今『援軍』が到着したようだからね。」

  • 139二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 18:01:10

    保守

  • 140二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 19:12:25

    〜〜〜

    ミハイル「いいぞ!シュナイゼルまでもう少し…!」
    タレイラン兵H『何だこいつ!どこから…うわあっ!』ブツッ!
    ミハイル「ん?」
    タレイラン兵I『こ、この"白い奴"は…ナイトオブラウンズの…ぐはっ!』ブツッ!
    ミハイル「な、何だ…?何が起きている?」

    スザク「…」ギュァァァッ!
    <ズバァンッ!
    \ドカァンッ!/
    ミハイル「あれは…!」
    オルドリン「Z-01ランスロット…枢木卿!?」

    シュナイゼル「ふむ、時間ピッタリだ。流石だね、ナイトオブセブン。」

    \キッ!/
    <スザク『ここまでだ、ミハイル・ミシェル・アルハヌス。』
    オルドリン(何て強さ…これが、枢木スザク…)
    ミハイル「馬鹿な…たった1機で戦況を覆されただと…」
    ギュァァァ…!
    <シャーリー『ジヴォン卿、遅れてごめんなさい!』
    <オルドリン『フェネット卿!そちらは無事でしたか!』
    ミハイル「ナイトオブイレブンまで………これでタレイランの意志は絶たれた…もうお終いだ…」

  • 141二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 06:34:37

    〜〜〜

    シュナイゼル「実はタレイランにはまだ残党がいるという話があってね、そんな時にこの公試の話が持ち上がったんだ。そこでこの作戦を練ったのさ。」
    セシル「はぁ…殿下は全てこうなると予想されていたと…」
    カノン「しかし、作戦の為とはいえご自身を囮にするとは…フェネット卿が護衛に付いているとはいえ、万が一の事があったらどうするのですか…?」
    ロイド「心臓に悪いですよホント。」
    シュナイゼル「すまなかったね。巻き込んでしまったマリーやフェネット卿達にも謝らないとね。」
    カノン「しかし、これでタレイランは根絶やしに出来ましたね。」
    シュナイゼル「ああ、『タレイラン』はね。」
    カノン「…」
    カノン(タレイランは、か。まだ国内に不穏分子がいるということね…)

  • 142二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 07:36:34

    >>134

    メタ視点ならマリマヤの位置にシャーリー入れてラウンズとしての働きを描写していく狙いなんだろう


    劇中目線ならマリアンヌが凄い凄い!てなる人達もいたけど軽んじている人達もいたから軽んじられていても仕方ない気はする

  • 143二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 08:07:24

    完全勝利。なんていうか、スザクユフィに出会うことなく特派ルートを進んだほうが順調だったかもな。確かに扉を開かれ夢を見せられたけど、政治や戦場の場でスザク自身はシュナイゼルのほうと相性が良い。思えばあの最後のギアスって本当ルルーシュマジ天才。

  • 144二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 10:10:46

    >>142

    実力は知られているけどラウンズ以前に軍人としても経験が浅いから甘く見られていると思う

    ここまでで約1年未満だし

  • 145二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 20:33:14

    〜〜〜

    マリーベル「オルドリン!」
    オルドリン「マリー!無事で良かった…」
    マリーベル「ええ、あなたのおかげよ。」
    オルドリン「ううん、戦況を覆したのは彼のおかげ。枢木卿が来てくれたおかげで勝つことが出来たの。」
    マリーベル「そう………流石はナイトオブラウンズに取り立てられるだけのことはあるわね。」
    オルドリン「ええ。でも、私も負けていられない。必ず、マリーに相応しい剣になるから…!」
    マリーベル「うん。お願いね、オルドリン。私の騎士…」



    シャーリー「スザク君…」
    スザク『久しぶりだね、シャーリー。』

  • 146二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 00:00:06

    このレスは削除されています

  • 147二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 07:08:33

    シャーリー「うん、本当に久しぶり。ラウンズの任命式以来だね。」
    スザク『ああ。君と話したいことがあるんだけど、すぐにカリブに発たないといけないんだ。2週間程で戻るから、話はその時にいいかな?』
    シャーリー「そう…忙しいんだね、スザク君。」
    スザク『ゼロのせいで反ブリタニア活動が世界各地で活発化しているからね。その鎮圧に向かう必要があるんだ。』
    シャーリー「………」
    スザク『どうかしたかい?』
    シャーリー「その…スザク君、何だか雰囲気が変わったなって思って…」
    スザク『変わった…か。変わる必要があったんだ、『世界を変える』為には…』
    シャーリー「え…?」
    スザク『…すまない、この話もいずれ。また連絡するよ。』
    シャーリー「う、うん…」
    ピッ…

    シャーリー(世界を変えるって…スザク君どうしちゃったんだろう…?)

  • 148二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 08:01:05

    このあたりはラウンズの水着イベントだったっけ?シャーリーも一緒に行ってイチャイチャしない?

  • 149二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 08:19:42

    このレスは削除されています

  • 150二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 10:31:00

    〜〜〜

    シュナイゼル「ブラックリベリオンでエリア11が受けた被害は、物理的にも心理的にも甚大だ。黒の騎士団の幹部はほとんどが逮捕されたが、その残党によるテロ行為は未だに絶えない。その結果、矯正教育エリアに格下げせざるを得なかった…」
    マリーベル「ですが、そんなテロの巣窟をグリンダ騎士団が素通りする訳にはいきません。」
    シュナイゼル「クロヴィスやユーフェミアが命を落とし、コーネリアも行方不明になった。それに、ルルーシュとナナリーも7年前の戦争で命を落とした忌まわしき地…それを分かった上でエリア11に降りると言うのかい?」
    マリーベル「はい、この目で見ておかねばならないのです。ゼロという扇動者を生み出した土地を…テロという暴力行為の温床となった土地を…この世からテロリズムを根絶する為に…!」
    シュナイゼル「………カノン。中華連邦との会談は余裕を持ってスケジュールを組んでいたね?」
    カノン「はい。中華連邦の前にエリア11に立ち寄るスケジュールを組み込むのであれば…数日程の滞在が可能です。」
    シュナイゼル「ふむ…これでいいかな、マリー?」
    マリーベル「はい。ありがとうございます、お兄様。」

  • 151二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 17:13:01

    〜〜〜

    ミレイ「ようこそ!アッシュフォード学園へ!」
    リヴァル「ようこそー!」パチパチ!
    マリーベル「急な訪問にも関わらず手際よく手配してくれたこと、感謝いたします。ミレイ・アッシュフォード。」
    ミレイ「皇女殿下が我がアッシュフォード学園に視察に来られるなんて光栄です。まだ再開して間もない為、至らないところも多々あるのですが…」
    マリーベル「先に起きたブラックリベリオンの爪痕がまだ残っているのですね…」
    ミレイ「はい…当時はこの学園も黒の騎士団の襲撃に遭って、占拠されてしまったものですから…」
    \ドカァン!/
    マリーベル「!!」
    ミレイ「なっ、何?今の音は…」
    オルドリン「マリー!武装した集団が…!」

  • 152二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 19:52:27

    〜〜〜

    文官「カラレス総督!アッシュフォード学園が黒の騎士団の残党に襲撃されたという報告が入りました!」
    カラレス「何だと!?今あそこにはマリーベル皇女殿下が視察に訪れているんだぞ!」

    〜〜〜

    「へっ!武器が無きゃブリタニアなんてこんなモンかよ…!」

    マリーベル「オルドリン、レオンハルト。隙を見て反撃に出ます。」
    オルドリン「分かったわ!」
    レオンハルト「了解です。」
    マリーベル「トトはオルドリン達が行動を起こしたら生徒達の避難を。」
    トト「承知しました。」
    マリーベル「我がグリンダ騎士団の名にかけて、あの不届者達を制圧しなさい!」
    「「「イエス・ユア・ハイネス!」」」

  • 153二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 06:34:30

    〜〜〜

    マリーベル「先日の黒の騎士団の襲撃から2日。ようやく落ち着いたように見えますが…」
    ミレイ「はい、おかげ様で。ですが、正直なところ休んでいる生徒が多く、登校している生徒も不安を口にしていたりと元通りとはいかない状況です…」
    マリーベル「あれだけの恐怖に曝されたのです。心の傷が癒えるには時間を要するでしょうね…」
    ミレイ「でも、そんな生徒達の心もケアするのが私達生徒会の役目です。何とかして見せますよ。」
    マリーベル「あなたはお強いですのね、ミレイ会長。」
    ミレイ「いえいえ。マリーベル皇女殿下やグリンダ騎士団の皆さんが助けてくれたおかげで、私達はこうしてまた学校生活を送れるんですから。全生徒を代表して感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。」
    オルドリン「………」
    トト「お嬢様…」
    オルドリン「…大丈夫よトト、私は大丈夫。それより、せっかく会長さん達にまた時間をもらえたんだもの。気持ちを切り替えて、先日行えなかった視察をさせてもらいましょう。」
    マリーベル「そうね。ミレイ会長、よろしいかしら?」
    ミレイ「はい、まずは生徒会室にご案内させていただきます。こちらへどうぞ。」
    マリーベル「ありがとうございます。」
    スタスタ…

    オルドリン(また、守ることが出来なかった…)

  • 154二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 15:10:43

    >>144

    それなら数さえ揃えれば勝てるだろってなりそうだな

  • 155二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 17:31:28

    〜〜〜

    ミレイ「改めて、ようこそおいでくださいました。アッシュフォード学園生徒会長のミレイ・アッシュフォードです。」
    リヴァル「書記のリヴァル・カルデモンドです。いやぁ、なんだか緊張するなぁ…」
    マリーベル「そんなに緊張しないでください。年齢もそう変わらないので、フランクに接していただけると私達も嬉しいです。」
    ミレイ「ありがとうございます。そう言っていただけると私達も気が楽になります。」
    リヴァル「あの会長が珍しく緊張してるんだもんな。」
    ミレイ「当ったり前でしょ。これでもアッシュフォード家の娘として、グリンダ騎士団の皆さんに失礼が無いよう気を張ってるんだから。」
    マリーベル「ふふっ。では、私達も改めて自己紹介させてもらいますね。私は第88皇女、マリーベル・メル・ブリタニア。グリンダ騎士団の団長も務めております。そしてこちらが筆頭騎士のオルドリン。」
    オルドリン「オルドリン・ジヴォンです。先日は恐い思いをさせてしまってごめんなさい…」
    ミレイ「いえいえ、ジヴォン卿達がいなかったら私達もどうなっていたか分からなかったんですから。あの時はありがとうございました。」
    オルドリン「ううん、それが私達の役目だから…それと、よかったら私のことは『オズ』って呼んで。親しい人はそう呼ぶから。」
    ミレイ「分かったわ。ありがとう、オズ。」

  • 156二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 22:33:48

    オルドリン「ふふっ…それで次はこっちが…」
    レオンハルト「レオンハルト・シュタイナーです。それにしても…」ジッ…
    ミレイ「?」
    レオンハルト「ミレイさんは本当に美しい方ですね。」
    ミレイ「えっ?」
    リヴァル「!?」
    レオンハルト「それに、この学園は見たところ素敵な女性が多いみたいです。いやぁ、皆さん可愛らしい方ばかりですね!」ハハハ!
    ミレイ「は、はぁ…それはどうも…」
    オルドリン「レオン………」
    レオンハルト「ん?僕、何か変なこと言いました?」
    リヴァル「オズ…この軽薄そうな男も騎士様なの…?」
    オルドリン「ええ、残念ながらね。でも、『腕は』確かで信頼のおける騎士よ。」
    レオンハルト「ちょっと!僕の悪口を言ってませんか、オズ?」

  • 157二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 06:55:06

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  • 158二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 06:57:10

    オルドリン「悪口だなんてとんでもない、真実しか言ってないわ。で、この眼鏡をかけた子が…」
    トト「トト・トンプソンです。グリンダ騎士団でオペレーターを務めておりますが、オルドリンお嬢様のメイドでもあります。以後お見知り置きを…」
    リヴァル「えっ?オズのメイドさんなの?」
    オルドリン「本当は"元"メイドなんだけどね。今でも私のお世話をしてくれるの。」
    トト「お嬢様にはお世話になりましたから。どこまでもお供する所存です。」
    オルドリン「今はよくできる妹って感じ。トトは家族だからね。」
    トト「ふふっ、ありがとうございます、お嬢様。」
    ミレイ「へぇ、なんだか素敵な関係ね。」
    マリーベル「他にも団員はいますが、今回同行するのはこの3人です。よろしくお願いしますね、皆さん。」
    「「「よろしくお願いします。」」」

  • 159二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 18:00:34

    マリーベル「それでは学園内を回る前に、少し先日の話を伺ってもよろしいですか?」
    ミレイ「先日の………黒の騎士団の襲撃についてですね。」
    マリーベル「はい。私達グリンダ騎士団はテロの制圧を目的とした部隊。黒の騎士団という巨大なテロ組織が活動するエリア11に住む皆さんの声を聞かせてもらいたいのです。」
    ミレイ「…分かりました。このアッシュフォード学園が襲われたのは、今回で2度目になります。1度目は数ヶ月前、ブラックリベリオンの時…」
    リヴァル「連中、作戦本部を置くとか言ってこの生徒会室に乗り込んできたんですよ。でもその時はスザクが助けに来て…」
    オルドリン「えっ?スザクって、枢木卿のこと?」
    ミレイ「ええ、スザクもこの学園に通ってたの。私達と同じ生徒会のメンバーなのよ。」
    オルドリン「そうだったんだ。あの枢木卿が…」

  • 160二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 20:43:04

    リヴァル「もしかしてオズ、スザクに会ったことあるの?」
    オルドリン「ええ。詳しくは言えないけど、つい先日に模擬戦があってその時にね。それとフェネット卿にも会ったの。」
    リヴァル「え?シャーリーとも?」
    オルドリン「うん、少しだけど話もしたの。フェネット卿もこの生徒会のメンバーだとか。」
    ミレイ「そうなんだ…こんなところで繋がりがあるなんて、なんだか不思議ね。」
    リヴァル「あの2人、ああ見えてやっぱり軍人なんだなぁ…あの時もスザクが来なかったら、俺達今こうしちゃいなかったかもな。」
    ミレイ「そうね。でも…ブラックリベリオンの衝撃は生徒たちへの影響が大きくて、生徒会のメンバー以外は本国に戻ったまま復学はしてないの。親の都合で戻ったままの子も多いんだけど…」
    レオンハルト「ブラックリベリオンのような大規模なテロは他には例が無い程ですからね。そんなテロに巻き込まれてしまっては、また安心して暮らそうというのは難しいと思います。」
    トト「でも、かつての生徒の皆さんが本国に戻ったまま復学していないというのであれば今在籍されている方々は…」
    ミレイ「ええ。新しく転入して来た生徒達よ。エリアへの移転は政庁からの支援を受けられるから人気が高いの。」
    トト「なるほど。エリア11に入植する家庭の子ども達がこちらの学園に転入されているんですね。」

  • 161二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 06:56:04

    リヴァル「そうそう。だから今回みたいに黒の騎士団に襲われちゃうと、またみんな本国に戻っちゃうんじゃないかって心配なんだよ。実際休んでるのが多いし…」
    ミレイ「それに影響はウチの学園だけじゃなくて…」
    マリーベル「と、言いますと…?」
    ミレイ「はい。近くに初等学校があるんですけど、そこにはブラックリベリオンでご家族を失った子供達がいて、私達生徒会が学童保育の手伝いに行ってるんです。昨日がその日だったんですけど…」
    リヴァル「黒の騎士団の騒ぎにみんな怯えちゃってたんだ。アッシュフォード学園が恐いって…その子達だけじゃない、この学園の生徒も内心は恐がってる…ウチの学園ってさ、本当はメチャクチャ楽しい所なんだよ。会長の発案で色んなイベントしてさ、バカ騒ぎして、みんなで笑い会って…そんな学園の筈なんだよ。それが今じゃ、こんなに恐がられる場所になっちまった…俺、それが悲しいし悔しいんだ…」
    ミレイ「リヴァル…」
    「「「………」」」

    パンッ!
    ミレイ「はいっ!落ち込んでる場合じゃないわ!グリンダ騎士団の皆さんを案内しないと!」
    マリーベル「…そうですわね、私達は視察の為に来たのですから。2人とも、貴重な意見をありがとうございました。」
    ミレイ「いえ、皇女殿下のお役に立つならこれくらいどうってことありません。それでは学園をご案内しますね。」
    マリーベル「ええ、お願いします。」

  • 162二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 17:40:02

    〜〜〜

    シュナイゼル「聞いたよマリー。今回の視察は有意義な経験になったみたいだね。」
    マリーベル「はい、この視察で痛感しました。この世からテロを根絶する為にも、我々グリンダ騎士団は更に力を付けねばならないと…今後はより一層、テロの殲滅に邁進いたします。」
    シュナイゼル「より一層…か。君の胸の内で燃える炎は更に熱く、勢いを増したようだね。その炎がどこまで高く伸びるのか、近くで見させてもらうよ。」
    マリーベル「よしなに…」
    シュナイゼル「では…カノン。」
    カノン「はい。予定通りグリンダ騎士団はシュナイゼル殿下の護衛の為、浮遊航空艦グランベリーにて中華連邦に向かいます。」

    〜〜〜

    ミレイ「おっ!あれがグランベリーかしら?」
    リヴァル「赤い浮遊航空艦らしいんで多分そうですね。」
    ミレイ「皇女殿下が視察に来るって聞いた時は驚いたけど、どうにかなったわね…」
    リヴァル「ホント、アッシュフォードがお取り潰しに遭わなくて良かったですよ。危ない場面がチラホラありましたし。」
    ミレイ「ちょっと!恐いこと言わないでよ!」
    ブゥゥゥン…キッ!
    ミレイ・リヴァル「ん?」
    ガチャッ…

    ヴィレッタ「お前達、この学園の生徒会の者だな?」
    ミレイ「そうですけど…あなた達は?」
    ヴィレッタ「我々はブリタニア軍の者だ。」
    リヴァル「軍人?軍人さんが何の用でアッシュフォードに?」
    ヴィレッタ「皇帝陛下からの召喚である。一緒に来てもらうぞ。」

  • 163二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 21:49:39

    >>144

    どこの世界も経験の浅いうちはナメられるもんだ

  • 164二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 00:38:23

    戦闘能力が上がったけど実績を出せるかどうかは別問題だね。どんだけ戦場で暴れても政治や指揮も長けたスザクみたいの方は目立ってしまう。

  • 165二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 06:58:32

    〜〜〜

    シャーリー(『アッシュフォード学園、黒の騎士団による2度目の襲撃。修繕とセキュリティの見直しを兼ねて大規模工事。』………)
    シャーリー「また黒の騎士団…会長とリヴァル、本国に戻ってきたって聞いたけど大丈夫かなぁ…」
    スタスタ…
    シュネー「フェネット卿、ここにいましたか。」
    シャーリー「シュネー君、そんな大荷物を持ってどうしたの?レド君にキンメル卿も…」
    シュネー「それが突然の命令で、我々のキャメロットへの出向は終了になったんです。」
    シャーリー「えっ!?いきなり!?」
    キンメル「トライアルの実機テストも粗方終わり、Vフレームの開発に着手されましたからね。薄々こうなると思ってはいましたが…」
    レド「こうも突然ではね…それで挨拶をしていこうと思ってあなたを探していたんです。」

  • 166二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 18:40:29

    シャーリー「そんなぁ…急にいなくなるなんて寂しいよ…」
    レド「そう悲観することはありませんよ。別にこれっきりになるとは限りませんから。」
    シャーリー「でも出向が終わったって…」
    レド「『出向』はね。キンメル卿は第五機甲騎士団に戻りますが、俺とシュネーは枢木卿の親衛隊に任命されたんですよ。」
    シャーリー「えっ?スザク君の?」
    シュネー「はい。なので、実質キャメロットの所属になるんです。…と言っても、世界各地で任務をこなす枢木卿に同行するので、おいそれとは会えなくなるでしょうが…」
    シャーリー「そっか…スザク君の…」
    シュネー「あなたとは何度も同じ戦場に立ちましたからね。寂しいという気持ちは私も同じです…ですが、あなたと共に戦ったこと、私は光栄に思っています。」
    レド「シュネーは大袈裟だなぁ…まぁ、俺もあなたと一緒にいて楽しかったですよ、フェネット卿。お世話になりました。」
    キンメル「自分もです。長くない時間でしたが、あなたたちのように若く優秀な騎士と同じ日々を過ごすことが出来て学ぶことも多かったです。ありがとうございました。」
    シャーリー「こちらこそお世話になりました。みんな元気でね。」
    シュネー「はい。またいつか、共に戦う日が来ることを願っています。」
    レド「頑張るのも程々にしないと体に触りますからね、適度に肩の力を抜いてくださいよ。」
    キンメル「では、失礼します。」
    スタスタ…

    シャーリー「親衛隊か…そういえばスザク君、そろそろ戻ってくるんだっけ。」
    ピロンッ
    シャーリー「ん?マルディーニ卿からだ……………え?」

  • 167二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 22:27:55

    そういえばこの世界だとシャーリーのラウンズ任命の方が怪しく見えない?

  • 168二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 00:00:41

    >>167

    まあそれ言い出したら年齢的にアーニャも怪しくなってくるし多少はね

  • 169二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 00:26:11

    >>168

    実に怪しい。マリアンヌに教えられた記録やそれなりの実績あるだろうけど15歳は15歳だ。何やってんのブリタニア?このままだとシュナ兄スパイが足りない。

  • 170二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 06:34:39

    〜〜〜

    騎士団員A「オーライオーライ!」
    騎士団員B「普通のナイトメアよりデカいから気をつけろ!」
    ディートハルト「おお…!ガウェインがようやく…」
    神楽耶「ええ。ブリタニアの警戒が厳しくなった日本近郊での捜索は難航しましたが、小笠原諸島沖でようやく発見できました。」
    騎士団員C「固定完了しました!」
    ラクシャータ「あいよ。サヴィトリ。」
    サヴィトリ「はい、先生。コックピットハッチを開けてください。」
    ウィーン…

    「「「………」」」
    サヴィトリ「………誰もいません、ゼロもC.C.も。中にまで海水が入り込んでいます。」
    ディートハルト「はぁ…ゼロ、本当にあなたはブリタニアによって…」

  • 171二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 17:37:43

    神楽耶「いいえ、そう決めるのは早計です。ゼロ様が本当に処刑されたなら、その正体が明かされないのは不自然です。おそらくブリタニアは、反抗勢力抑止の為にそう発表したのでしょう。それに、世界各地での反ブリタニア活動の機運の高まりを見るに、世界がゼロの喪失を信じていないのは明らかです。」
    ディートハルト「それは、ゼロが反抗の象徴となっているからではないでしょうか?」
    神楽耶「それならば尚のことです。ゼロ様という象徴が息づいているのならば、私達も止まっている訳にはまいりません。」
    ラクシャータ「それじゃあ、例の計画を進めても?」
    神楽耶「はい。その為に中華連邦に協力を仰いだのですから。」
    ラクシャータ「分かったよ。サヴィトリ、ガウェインを弐番格納庫へ。早速バラすよ。」
    サヴィトリ「分かりました。」
    ディートハルト「いいのですか?ゼロが生きている保障など…」
    神楽耶「…ええ、どこにもありません。しかし希望は残っています。今はそれで充分です。それに、あなたもゼロ様が死んだとは思っていないのでしょう?」
    ディートハルト「………そうですね。しかし仮に生きていたとして、またかつてのようにブリタニアと戦えるかは分かりません。」
    神楽耶「ふふっ、そんなヤワなお方ではありませんよ。ゼロ様は。」
    ディートハルト「だと良いのですが…」

    スタスタ…
    大宦官A「おお、神楽耶殿。どうやら上手く回収出来たようですな。」

  • 172二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 00:06:28

    神楽耶「あら、大宦官の皆様。ご機嫌麗しゅう。」
    咲世子「ゼロ様の乗機を一目ご覧になられたいとのことでお連れ致しました。」
    神楽耶「そうでしたか。ですが残念です…今しがた格納庫へ移動させてしまいました。」
    大宦官B「あら〜、それは残念…一足遅かったですな。」
    大宦官C「しかし、エリア…いえ、日本の名家である皇家のご党首様のお役に立てたのであれば本望というもの。」
    神楽耶「とんでもありません。日本から逃げ延びた私達を受け入れていただいただけでなく、こういった支援もいただけるなんて感謝しかありません。」
    大宦官A「おほほ、そんな感謝など…黒の騎士団とは、ブリタニアを共通の敵とする"同胞"ではごさいませぬか。」
    大宦官B「神楽耶殿さえよければ、いつまでいていただいて構いませんよ?」
    神楽耶「ありがとうございます。しかし同胞とは裏腹に、"ブリタニアとの和平交渉"を行なったと聞きましたが?」
    大宦官C「い、いえ。あれは和平交渉などといったものではなく、会談の申し入れがあったもので…」
    神楽耶「なるほど。それで、威海市では民間人諸共にシュナイゼルの乗った浮遊航空艦を墜とそうとなさったのでしょうか。」
    大宦官C「ど、どうしてそれを…」
    大宦官A「こ、これ!」

  • 173二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 07:13:49

    神楽耶「ふふっ…"幸いにも"シュナイゼルの護衛についていたグリンダ騎士団の活躍によって、民間人には被害が及ぶことは無かったようですね。」
    大宦官A「………」
    神楽耶「それで、その責は誰にあるのでしょうか?」
    大宦官A「そ、それは…」
    神楽耶「…よいのです。中華連邦とは、『ブリタニアを共通の敵とする同胞』ではありませんか。」
    大宦官A「そ、そうですとも…」
    神楽耶「ただ、あまり軽率な行動を起こし過ぎますと、いくら中華連邦という大国であっても"二枚になった舌先"から裂かれてしまうかもしれませんよ?」
    大宦官A「お、おほほ…それは恐いですな…」
    大宦官B「では、我らは政務があるゆえこれで失礼させていただきます。」
    大宦官C「神楽耶殿、また天子様のもとへ遊びに来てくだされ。」
    神楽耶「ええ、近いうちに必ずや。」
    スタスタ…

    ディートハルト(中華連邦の二枚舌外交を分かっている上で牽制するとは…皇神楽耶、ただの名家の令嬢ではないらしいな。それにしても、ゼロと共にガウェインに乗っていたC.C.…あの娘の姿も無かったが、ゼロと同様に生きているのだろうか…)

  • 174二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 13:47:09

    〜〜〜

    ウィーン…
    スザク「枢木スザク、参りました。」
    シュナイゼル「やぁ、枢木卿。カリブからの帰国早々呼びつけて悪いね。」
    スザク「いえ、殿下も中華連邦から戻られたばかりだとか。」
    シュナイゼル「おや、知っていたのかい。ゼロの起こしたブラックリベリオンの影響で、我が国へ反発する火種が多くてね。争いが多いと私のような立場の者の仕事が増えてしまう、なんとも困ったものだ…だが、先日のロンゴミニアドの一件、卿の活躍でタレイランの残党を一掃できた。流石はナイトオブセブン、賞賛に値する働きだった。」
    スザク「お褒めに預かり、恐縮です。」
    シュナイゼル「そう畏まらないでくれたまえ。…さて、今日は2つ話があって来てもらった。1つは彼らだ。」

    シュネー「シュネー・ヘクセンです。」
    レド「レド・オフェンです。」
    シュナイゼル「2人とも若いが実力は確かだ、彼らを君の直属の騎士として使って欲しい。ペテルブルグでの任務の褒美と考えてくれ。」
    スザク「イエス、ユアハイネス。」

  • 175二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 22:00:10

    スザク(ロンゴミニアドやカリブではなくペテルブルグ…ペテルブルグ遠征のみ皇帝の勅命、宰相であるシュナイゼル皇子でも任務の内容を知ることは出来ない。その為の首に鈴…ということか。)
    シュナイゼル「では2つ目の話だ。君達には私と一緒にベラルーシに飛んでもらう。」
    シュネー「ベラルーシ?」
    レド「先のユーロピア戦線で、ブリタニアとの徹底抗戦へ舵を切ったユーロピア共和国連合のスマイラス将軍が戦死。それによってユーロピア共和国連合が内部分裂を起こしたことでしょうか?あそこは日和見主義でしたから。」
    シュナイゼル「話が早くて助かるよ。現状、スマイラス将軍の意志を継いでブリタニアへの徹底抗戦を続けるべきだという勢力と、和平交渉を行うべきだという勢力に分かれている。前者を叩ければ交渉がスムーズに進むだろう。」
    シュネー「なるほど…それでベラルーシに…」
    シュナイゼル「では、現状を説明しよう。ベラルーシに展開するE.U.第6軍集団は全てのリソースを国境付近の草原に集中させている。ここを撃破すればベラルーシの占領は決まったようなものだが徹底抗戦を唱えるだけあって手強くてね、こちらも決め手を欠いている。そこで君の出番という訳だ、枢木卿。」

  • 176二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 07:37:31

    スザク「イエス、ユアハイネス。2人とも、"コノエナイツ"の初陣だ。心して挑め!」
    シュネー・レド「はっ!」

    シュネー「………コノエナイツ?」
    スザク「ああ、君達のことだよ。」
    レド「はぁ…」
    シュナイゼル「コノエナイツか…面白い名前をつけたものだね。」
    カノン「殿下?」
    シュナイゼル「ああ、そうだった。1つ伝え忘れていたよ。入りたまえ。」
    <「はい!」
    ウィーン…
    シュネー・レド「…えっ?」
    スザク「………」
    シュナイゼル「今回の遠征、枢木卿以外のナイトオブラウンズも参加する。もちろん、『彼女』もね。」

    シャーリー「あはは、どうぞよろしく…」
    シュネー「こ…こちらこそ…」
    カノン「ん?どうかしたの?」
    レド「いえ、多分こちらの話です。」
    カノン「?」

  • 177二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 08:02:03

    このレスは削除されています

  • 178二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 13:25:38

    〜〜〜

    レド「いやー…早かったな?またフェネット卿と同じ戦場に立つの。」
    シュネー「………」
    レド「キャメロットへの出向がいきなり終わったかと思えば、今度はラウンズの親衛隊へ抜擢…俺達、順調に出世街道を進んでいるな。」
    シュネー「………」
    レド「コノエナイツか…知ってるか?コノエってのは…」
    シュネー「なぁレド…枢木卿のこと、どう思う…?」
    レド「どうって…どうした急に?」
    シュネー「あの男の部下になって私達は大丈夫なのか?イレブンだぞ?」
    レド「確かに彼はイレブンだが、実力は本物だ。お前も任命式での決闘を見ただろ?」
    シュネー「しかし…!」
    レド「…そういえば、さっき誰かに電話してたみたいだが何か言われたのか?」

  • 179二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 20:41:05

    シュネー「…誰か、なんてものじゃない。親に枢木卿の親衛隊になったと伝えたら、『ナンバーズの部下になるなど一族の恥だ』、と言われたよ…」
    レド「そんなことを言われたのか?キャメロットに出向している時はそんな素振りは無かったのに。」
    シュネー「フェネット卿のことか?あの人はブラックリベリオンで功績を上げてラウンズになったからな。"ゼロを捕らえた"枢木卿と違って…」
    レド「それに、身分のことを言うなら俺だって平民の出身だ。」
    シュネー「君はブリタニア人だろう。」
    レド「だが、周りの連中は俺のことで噂している。『あいつ、どうやって出世したんだ?』、『平民の癖に…』ってな。」
    シュネー「いや、まぁ…そういう輩もいるだろうが…」
    レド「そういう連中には言わせておけばいい、陰口を叩くのは決まって『実力の無い奴』だからな。だからお前も気にするな。」
    シュネー「違う!こんな話をしたかったんじゃない!私は…!」
    レド「大丈夫だって、分かってるさ。」
    シュネー「………」

    レド(この国は確かに実力主義だ。しかし、枢木スザクは本当に実力だけでナイトオブラウンズになったのか?それとも何か別の…)

  • 180二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 07:09:50

    〜〜〜

    スザク「悪いね、こんなところに呼び出して。」
    シャーリー「ううん、私もスザク君と話したかったから。それにしても久しぶりだね。」
    スザク「ああ、任命式以来だから半年以上経つのか…君の噂は各地で聞いているよ。ブラックリベリオンでの功績とか、エリア2で総督令嬢を助けたこととか色々と。」
    シャーリー「そういうスザク君も世界中飛び回ってるんでしょ?この間のロンゴミニアドの後もすぐにカリブに向かってたし。」
    スザク「まあね…今や世界中で反ブリタニア活動が盛んになっているからね。かつての世界はブリタニアの支配が盤石だと思っていた。しかしゼロが現れ、そうではないことを示してしまったんだ。」
    シャーリー「でもゼロはスザク君が逮捕したんだよね?」
    スザク「ああ、それは事実だ…」
    シャーリー「…じゃあ、ゼロの正体も知ってるの?」
    スザク「………すまないが、それは君にも言えない…」
    シャーリー「どうして?ゼロはもう処刑されたんでしょ?それなら教えても…」
    スザク「…それを知りたいなら、君も"こっち"に来る必要がある。」

  • 181二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 07:44:29

    このレスは削除されています

  • 182二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 18:16:19

    シャーリー「こっち?」
    スザク「………いや、今のは忘れてくれ。ゼロの正体は軍部でもトップシークレットで、僕とヴァルトシュタイン卿以外のラウンズもその正体を知らない。だから、友達の君でも教えることはできないんだ…」
    シャーリー「トップシークレット………そうか、それじゃあ仕方ないか…」
    スザク「………本題に入ろうか。今日呼び出したのはアッシュフォード学園のことを聞きたかったんだ。」
    シャーリー「学園の?」
    スザク「うん。ほら、ブラックリベリオンの後、僕は学園に戻ることが出来なかったからさ。最近また黒の騎士団に襲われたって聞いたし、みんなのことが心配で…とくに生徒会のみんなは無事だったのかな?」
    シャーリー「うん、会長とリヴァルは一旦本国に戻って来たって。ニーナはブラックリベリオンの後、シュナイゼル殿下に誘われて何かの研究をやってるみたい。カレンは…」
    スザク「ああ…カレンの事は僕の耳にも入っているよ。」
    シャーリー「うん…それで、ナナちゃんとルルーシュはまだ連絡が取れないの…」

  • 183二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 23:14:55

    スザク「…そうか、それは残念だ。でも会長達が無事で良かったよ。」
    シャーリー「………」
    スザク「…?」
    シャーリー「…何だかあっさりしてるね。」
    スザク「そうかい?」
    シャーリー「うん、特にルルーシュのこと。仲良かったでしょ?それなのに…」
    スザク「そんなことはないよ、僕だって哀しいさ。ルルーシュがいなくなってしまったことは、とても…」
    シャーリー「そう…よね、友達だもんね。」
    スザク「ああ、"友達"だから………今日は話せてよかったよ、シャーリー。」
    シャーリー「うん。今度の任務、頑張ろうね。」
    スザク「ああ。」

  • 184二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 06:56:21

    〜〜〜

    サヴィトリ「先生、粗方の作業が終わりました。」
    ラクシャータ「上出来だ、お目当てのドルイドシステムとハドロン砲はどっちも使えそうだね。」
    サヴィトリ「そうですね。どちらもそのまま転用するんですか?」
    ラクシャータ「いや、ハドロン砲はラボで調整するよ。今回は出力を上げなきゃならないからね。」
    サヴィトリ「ではドルイドシステムはどうします?」
    ラクシャータ「そうだね…あんたがデザインしたフレームに乗せるとするかね。」
    サヴィトリ「『水鏡型』にですか?あれはまだ不完全で…それに、先生が毛嫌いしているブリタニアの設計思想を取り入れていますし…」
    ラクシャータ「だからこそだ。他の型はゼロのスタイルにいまいち合わないし、ドルイドシステムだってブリタニア製だからその方が都合が良いよ。私と一緒に完成まで持っていくのは嫌かい?」
    サヴィトリ「そ、そんなことは!是非お願いします!」
    ラクシャータ「ふふっ、あいつらが戻って来た時の為に戦力を整えておかないとね。忙しくなるよ。」

  • 185二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 18:13:02

    〜〜〜

    バニングス「ええい!まだ紅いヤツの消息は掴めんのか!?」
    「申し訳ありません…上海で取り逃して以降、また息を潜めており目撃情報が…」
    バニングス「それでも探すのが我らの仕事だ!これではゾビューレン卿の敵討ちなど…!」
    カラス「落ち着けバニングス。先の上海では取り逃したが、敵にも補給の時間を与えなかった。奴らがトウキョウ租界を目指しているなら…次はコウベ租界で補給する筈だ。」
    バニングス「コウベ?寄港地ならナガサキという手もあるのでは?」
    カラス「それはないだろう。ナガサキは先に起きたキュウシュウ戦役以降、我が国の監視の目が強いからな。」
    バニングス「なるほど…それならナガサキを避けてコウベに向かうと?」
    カラス「ああ。別働隊に先行させコウベで網を張らせろ。」
    バニングス「イエス、マイロード!」

  • 186二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 21:30:42

    〜〜〜

    タッタッタッ!
    ベニオ「オーナー、ただいま戻りました!遅くなってすみません!」
    オーナー「やっと戻って来たか。いつもの如く、また方々で余計なお節介を焼いてたな?まあいい…それより大事な仕事がある。」
    ベニオ「大事な仕事…はい!何でも言いつけてください!」
    オーナー「うむ。これから大事なお客様が来るから、そのお方の部屋の準備をしてくれ。」
    ベニオ「大事なお客様?」
    オーナー「そうだ。布団とシーツ、新しいのを出しな。」
    ベニオ「えっ!?新品を!?」
    オーナー「今日に限ってはもったいない精神は捨てろ。掃除もいつもの10倍は丁寧にやれ。塵1つ残すなよ?」
    ベニオ「は、はい!」

    ベニオ(ケチなオーナーがあそこまで言うなんて、これは相当な人が………って、ダメダメ!迂闊に首突っ込んだら仕事無くすじゃ済まないかも…)

  • 187二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 06:56:23

    〜〜〜

    オーナー「ベニオ!お客様がお見えだ。部屋の準備は?」
    ベニオ「はい!バッチリです!」
    オーナー「よーし、上出来だ。」

    スタスタ…
    カレン「はぁ、やっと着いた〜…」
    騎士団員A「カレンさん、『備品』は俺達が運び込んでおきますから先に休んでてください。」
    カレン「いや、私も手伝うわよ。」
    騎士団員B「何言ってるんです、最近"働き詰め"でしょう?休める時に休むのも仕事ですよ。」
    カレン「…分かったわ。じゃあ悪いけどそうさせてもらうわ。」

    ベニオ「…女の人?」
    オーナー「ようこそいらっしゃいました、紅月カレンさん。お部屋の用意は出来ております。」
    カレン「あなたが協力者の…?」
    オーナー「ええそうです。さぁ、どうぞこちらへ。何かあればこいつに何でも言いつけてください。」
    ベニオ「………」
    オーナー(ベニオ!荷物をお持ちして部屋へご案内しないか!)
    ベニオ「あっ!すみません、お部屋はこちらです!」

  • 188二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 07:52:33

    ※今日と明日が帰るの遅くなりそうです。



    〜〜〜

    バニングス「何?コウベに?」
    「はい、『協力者』からの報告です。」
    バニングス「そうか、よくやったぞ。カラス卿、あなたの読み通り紅いヤツはコウベに現れたそうです。」
    カラス「やはりな…先行部隊は?」
    バニングス「まだ追いついていないそうです。しかし、既に現地に網を張ったと。」
    カラス「よし、ならば急がせろ。今度こそ逃すな!」

    〜〜〜

    <ガチャッ
    ベニオ「こちらがお客様のお部屋です。」
    カレン「へー、綺麗にしてるのね。」
    ベニオ「ありがとうございます。シャワーはそちらの奥に、タオルはこちらに。夕食の時間にまたお伺いしますね。」
    カレン「…そう堅苦しくならなくても大丈夫よ?」
    ベニオ「いえ!お客様に失礼のないように、とのことなので!」
    カレン「………ふふっ。」
    ベニオ「?」
    カレン「ああ、ごめんなさい。久しぶりに元気な人を見たから嬉しくなっちゃって。」
    ベニオ「えへへ…私、元気だけが取り柄なので。」
    カレン「今の日本ではすごい取り柄よ。あなた名前は?」
    ベニオ「はい。朱城ベニオっていいます。」
    カレン「私は紅月カレン。よろしくね、ベニオ。」

  • 189二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 17:12:08

    保守

  • 190二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 22:15:42

    10時間になると保守のタイミングも結構面倒になってくるな……。

  • 191二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 22:24:09

    〜〜〜

    ベニオ「こんなにたくさん…すごい人の数だね!」
    ベニオ母「抽選に漏れた人が大勢外に詰めかけているんですって。」
    ベニオ「抽選…ってことは、私達運がよかったの!?」
    ベニオ母「ベニオの日頃の行いが良かったのね、きっと。」
    ベニオ父「これからも良いことがたくさんあるんだぞ…」
    ベニオ「他にも?例えば?」
    ダダダダダッ!

    ベニオ「……………えっ?」
    ブリタニア兵「お前達イレブンを皆殺しに出来ることだよ…」
    ベニオ「嘘………お父さん………お母さん………!」

    ベニオ「嫌ぁぁぁぁぁっ!!」
    ハッ!

    ベニオ「はっ………はっ………ゆ、夢………またあの夢…」
    ベニオ(そうだ、倉庫を掃除しようと思って荷物の搬入を待ってたんだ…それで寝ちゃったんだ…)
    ベニオ「搬入はもう終わってるからさっさと掃除しちゃお。まず倉庫の奥から………えっ?紅い…ナイトメア?」

  • 192二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 07:48:10

    〜〜〜

    カレン『止めろっ!!』
    ベニオ『!!』
    カレン『こんな子供に向かって…!恥を知れ!!』

    〜〜〜

    ベニオ「そうだ…行政特区で助けてくれたナイトメアだ…!それにカレンさんの声、あの時の…!」
    <「誰だ!?」
    ベニオ「ひっ!?」
    オーナー「…何だベニオか。」
    ベニオ「オーナー!これ、ナイトメアですよね!?もしかしてこれ、カレンさんの…」
    オーナー「ああ、そうだ………『指名手配』されている紅月カレンのな。」
    ベニオ「やっぱり!………えっ?」
    オーナー「なあベニオ…お前は仕事熱心で素直なやつだ。俺はそんなお前を買っている。だから今回の仕事を任せたんだぞ?」
    ベニオ「オ、オーナー…?」
    オーナー「お前のおかげで紅月カレンもすっかりくつろいでいるようだ。最後の仕上げに、紅月カレンをあの部屋に閉じ込めろ。なぁに、外から鍵をかけるだけだ。」
    ベニオ「待ってください…何でそんなことを…?その後カレンさんをどうするんですか…!?」
    オーナー「お前は知らなくていい。それとも、俺の言うことが聞けないのか?行くところが無いお前を拾ってやったのは誰だ?ここ以外に行くアテでもあるのか?ん?」
    ベニオ「…っ!」

    ベニオ「……………分かりました。」

  • 193二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 15:40:23
  • 194二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 19:42:34

  • 195二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:57:13

    乙埋め

  • 196二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 06:48:47

    埋め

  • 197二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 10:01:54

    埋め

  • 198二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 12:12:55

    埋め

  • 199二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 18:04:16

  • 200二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 20:21:47

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