- 1二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 21:03:15
- 2二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 21:04:56
楽しもうとしてんじゃねーッ
- 3二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 21:05:14
人様の情事は娯楽じゃないんですよ
- 4二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 21:10:06
- 5二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 21:11:33
ポップコーンは別に解錠方法に必要なものじゃないですよね?
- 6二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 21:17:27
- 7二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 21:24:29
- 8二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 21:25:15
貴女混じれないんでは?
というか見ちゃいけませんそんなもの - 9二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 21:55:06
Hなバラエティ文化が元ネタの神秘学家でも出たのかよ
- 10二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 22:16:48
- 11二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 22:18:12
み か ん
- 12二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 22:19:39
NIPPONのコトワザでこういう言葉がある……
「ヒトヲ ノロワバ アナフタツ」
まあこの場合は
「ヒトヲ ワラワバ アナフタツ」だが - 13125/01/02(木) 22:51:17
…………頭が痛い。
胃の奥の方が痙攣しているようで、ずっと視界が回っている気分だった。
あの時、私がその手を伸ばしてもどうしようもなかった彼女が、目の前にいる。
嘘だ。いるはずがない。そんなわけがない。そう考えても、私の頬に触れて微笑む彼女は、どうしようもない現実感を伴って私の前に現れていた。
現れてしまっていた。
「旦那、思いつめないで。旦那は頑張ってくれたわ、さあ心をほどいて」
言われるがままに、彼女に身をゆだねる。
何をされても、私は彼女を憎むことはないだろう。いや、いっそ憎んでくれていた方がいいとすら思った。
現実味のない、硬く柔らかい掌に押し付けられた感触が。
シトラスの香りが鼻の奥をくすぐる。
「怖い顔になってるわ、旦那。ここは二人で楽しむ場所でしょ? アタイと旦那、二人だけ」
さあ、と彼女が言った。
私の上着を軽々とはぎ取って、床に落とす。
帽子を取り去って、後ろに放る。
シャツのボタンを外して、ひやりとした空気が素肌に触れて。
「さあ旦那、アタイのこともはいで下さいな……?」
耳元で跳ねる橙色の甘い声に、私は考えることをやめた。ただ、渦巻く罪悪感が彼女に向かってしまわないように、それだけを思って。
これが見られている事なんて、もう考えてすらいなかった。 - 14二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 22:58:53
すんごい満足そうに中継見てるチューズデーさんが見える見える
- 15二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 01:06:00
ネタスレかと思って覗いたら急にしっとりしたSS始まってビックリなんですが
- 16二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 06:18:26
もしかして本当にヤバい神秘学……?
- 17二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 11:18:56
チューズデー、怪談モーテルだけじゃなくてラブの方のモーテルも……
- 18二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 11:48:53
亡くなったあの人とワンナイトできるモーテルか…
- 19二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 12:02:38
それだとソネットかマチルダが片方死んでることになるが……?
- 20二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 15:18:37
確か日本のほうではモーテルはその意味もあったはず。
- 21125/01/03(金) 23:29:13
どれくらい時間が経っただろう。ほんの数瞬のようにも思えたし、あるいは一晩、二晩、それ以上の時間が過ぎたようにも思えた。
身に纏ったものを脱ぎ捨てて、生まれたままの姿でシーツにくるまる。互いの体に指を伸ばし、舌を這わせ、何かに突き動かされるようにまぐわって。
喉が枯れるかと思うほどに声を上げた。
「──旦那」
ぐったりと、彼女に寄り添うように寝転がる私に、彼女は赤子に話しかけるような声音で声をかける。
「旦那」
いやだ。
ぐずる子供のように、彼女に顔を向けないまま、私は彼女の体をきつく抱きしめた。
彼女の言葉が、私の予感を確実なものにしてしまうとわかったから。
「……もう、時間なんだよぅ」
優しく、悲しい声だった。私の頭を撫でて、背を軽く叩いて。
我が子をあやす母親のように、彼女が迎えられなかった結末のように、私を慰める。
「アタイはほんの幻で、旦那が会いたかったアタイ。この部屋が作った、一度限りの夜の夢」
「それでも、もう一度君を失いたくない」
「失うんじゃないよ。アタイはアタイがいるべき場所に帰って、旦那は変な夢を見たと思って部屋を出るだけ」
諦めたような声音、とは違った。全てを悟り、それでもそれを悲嘆と絶望とで塗り潰さないように上げられた声だった。
私は顔を上げて、そっと彼女の頬を自分の手で撫でつける。この手が、二度と彼女の感触を忘れてしまわないように。
「……もう、時間なんだね」
「そう。目覚ましが鳴って、ぼさぼさの頭と寝ぼけ眼で、乱れたシーツから這い出す時間。だから」
彼女は私の手を自分の手で包む。その手はすでに薄く透き通り始めていて。
私は彼女の額に自分の額を重ねるように押し付ける。どうか、彼女の全てが私の中に納まってしまえるように、と。
「一つだけ、旦那にお願い事をしてもいい? いいえ、二つ目になってしまうけれど」
「……いいよ。言って」
「名前を、呼んでくださいな。とびきり甘く、旦那には似つかわしくないくらい甘ったるく」
「──シュナイダー」
嗚呼……。彼女は吐息を漏らした。その息が最後に切れきってしまう前に、吐息が吐息でなくなってしまう前に、薄れだしていた体は絡まった糸がほどけるように、宙に消えて。
私の手が空を握る。私の体から、熱が消える。抱いていたはずの全てが、一時の夢が、私を慈しむように溶けて、なくなって。
そして、部屋の明かりが、消えた。 - 22125/01/03(金) 23:50:14
私が部屋から出たとき、ソネットがピザとコーラを投げ捨てて私を抱きしめてくれた。
うん、物凄く美味しそうな匂いがして正直堪らなかったけれど。
どうやらあの部屋は、自分が一番会いたい人と一夜を過ごせる部屋、ということらしかった。
ソネットはマチルダと、まあそういう雰囲気になって仲もちょっぴり進展したらしいけれど、私はといえば、一番会いたい人がこの世にいない場合、あの部屋が勝手に記憶や知識から読み取って幻のように再現するらしく、ちょうどその最初のケースに出くわしてしまったらしい。
正直、本調子に戻るのに数日かかった。
ミス・チューズデーはかじりつきでテレビに夢中だったらしく、後ほど私が話しに行った時にはたいそうご機嫌だった。
その時の様子を思い出すと、今でも少し背筋におぞけが走る程度には。
ソネットには私たちが彼女の情事を見てしまったこと(というか普通にワイドショー感覚で眺めてしまったこと)を告白して、誠心誠意謝罪した。幸い許してはもらえたけど、また同じことが起きないようにあの部屋は調査の上厳重に封鎖されることになった。
……今にして思うと、ソネットの場面を見てしまった時から、私はあの部屋に呼ばれていたんだと思う。自分でもあの時の自分の行動があまりに愚かで信じられないくらいだ。
そして私は部屋に入って、出てきたから素面に戻れた。ソネットとマチルダも同じかもしれない。
でもそうなると問題が一つ。
あの時、ソネットたちの場面を見たのは、あとどれくらいいるのだろう。 - 23シュロ25/01/03(金) 23:54:31
まずいですよ。
- 24シュロ25/01/03(金) 23:56:17
りーりゃ バニー レグルス が確定か?
- 25125/01/03(金) 23:56:39
一発ネタのノリで始めたのでこの先は考えてません。
シュナイダーが出たのも完全にノリです。ヴェルティにもう一度会わせたかっただけ
ヴェルシュナいいよね - 26二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 00:32:45
どうせそのピザは見るも無残なぐしゃぐしゃの塊になってるしコーラだってベコベコの紙コップからほとんど溢れてしまってるよ、ヴェルティ
どうすれば被害の拡大を防げるかね
財団中に広まってしまったら最悪だよ、きっと大切な人ときちんと別れることすら出来なかった人なんてその中では珍しくない - 27二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 09:05:35
スーツケース内で収まればいいけど、万が一外に漏れたらやばすぎる
早急に封じ込めか対策しないと
なにより干渉する人間がいないと危険でそれが伝染するっていう副次効果はともかく、部屋に入った本人が今のとこまんざらでもないのがまた…… - 28二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 09:10:25
- 29二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 12:33:25
最初はギャグだと思ってたのに……なんかえらいことになったな……
- 30二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 19:08:14
最初の被害者になったマチルダとソネットはどこで目をつけられたんだろうね
っていうかこれ片方が目をつけられたら、もう片方は存命である限り許可を取るとか一切なく部屋にボッシュートされるのかな
そしてその場合マチルダが目をつけられてソネットが強制ボッシュートからのレズセッ〇〇なわけですが