- 1二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 18:19:25
- 2二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 18:20:40
ムジナみたいになるんじゃないかと言われてた気がする
- 3二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 18:22:04
グリユニでは裕太がめっちゃ動揺したり泣いてたから
六花がどんな反応をするのかさっぱりわからないんだよな - 4二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 18:23:08
友達という関係を使って構ってくるとか
- 5二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 18:24:13
あの六花がそんなグイグイやる行動取るかな?
- 6二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 18:25:42
- 7二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 18:27:42
- 8二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 18:28:25
コレもしかして六花側から告白するチャンスなのでは?
- 9二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 18:39:14
それとなく探りを入れてくるのは間違いない
- 10二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 19:20:34
「私のこと好きだったんじゃなかったの」と苛立つも自分からアクション起こさないから当然のことかもと自己嫌悪で落ち込む
- 11二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 20:13:02
- 12二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 20:33:55
- 13二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 20:36:51
六花は落ち込むが妖怪うかれポンチが殴りにくる
- 14二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 03:53:37
六花さんが裕太を探るとしたらこんな感じ?
- 15二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 03:54:25
人生には変化がつきものだ。
日常の小さな変化から人生を変えてしまうほど大きなものまで、どんな人でもきっと様々な変化を経験するのであろう。
特に響裕太という少年は変化に翻弄されっぱなしである。
なにせ2ヶ月間も眠っていた上に、その間に自分の体を他の誰かが使っていて仲間達と一緒に怪獣を操る女の子と戦っていたというのだ。
それを飲み込むのも中々に大変だったし、記憶がない故に勉学についてゆくのも大変だったし、知らずに仲良くなっていた友人達との関係の変化もかなり大変で、そうこうしてる間に今度は進級である。
それもただの進級ではない。文系か理系かを選びそれによってクラスも分けられる代物で、ものの見事に裕太は友人達と別のものを選んでしまった。
これでもう三年になっても同じクラスになれる可能性は0であり、折角仲良くなれたのに疎遠になってしまうのではないかと、そんな風に思っていたのだが……
「えぇっと……」
「何、どうしたの響君」
「いや、ちょっと落ち着かなくて……」
今現在、響裕太は宝多六花の自宅にいる。正確には、彼女の家が経営しているリサイクルショップ兼喫茶店に居る。
初めて来た、という訳ではない。グリッドマンの一件から目を覚ましたのはここだったし、なんだったらその後に何度か来た事だってあるのだ。
ただ、今までは内海将も加わりグリッドマン同盟の集まりとしてここを利用していたのであって、裕太一人で店に来たことは滅多にない。
店の中にはお客さんもおらず、裕太と六花の二人だけの空間だ。それが、なんというか変に意識してしまって裕太は絶賛挙動不審状態であった。
「はい、どうぞ」
「うん、ありがとう」
六花からコーヒーを渡されて、裕太はそれを一口含む。
焙煎された良い香りと少し酸味のある舌ざわり、何度か振舞ってもらい親しんだコーヒーは裕太の心をある程度落ち着かせてくれる。 - 16二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 03:54:59
「やっぱり六花のコーヒーは美味しいや」
「これでも喫茶店の娘ですから」
ちょっと得意げな言い方に、裕太は思わず笑みを浮かべる。
目覚めて以降、六花の様々な面を知る事が出来るようになった。なぜそうなったのかという事を裕太はただ伝え聞くばかりであるが、それ故に自分の知らなかった六花の素顔というのは本当に新鮮で、裕太には眩しく映るのだ。
「で、どう?」
「どうって?」
「ほら、私ら進級したばっかじゃん」
「うん」
「響君、記憶が無いから色々大変みたいだし新しいクラスでどうなのかなって」
正直なところを言えば、苦労はしている。元々、勉強はあまり得意ではないのに二ヶ月も穴がある為、赤点を取らないようそりゃあもう必死なのだ。
「まぁ、そのなんとか」
口で濁すのは羞恥心か見栄なのか。ついこの前まで同じクラスだったのだから事情はある程度解ってるはずで、それでも誤魔化そうとする子供な自分がちょっとみっともない。
いや、それでも赤点はとってないのだからなんとかなっているのも事実ではあるのだ。
「ホントに?」
「ホント、ホントだって」
六花の揶揄い混じりの視線と口調にちょっと焦りを滲ませつつも裕太は楽しくなっている事を自覚している。
自分は、変わったのだろうか?
多分そうなのだろう、目覚めてから既に4ヶ月以上が経ち周囲の環境にも馴染めてきた。変化した世界とそれを自覚している人々の中に居て裕太だけが変われないという事はない。
グリッドマンが来る前の自分と去った後の自分はきっと何かが違っていて、それが六花とこうして同じ時間を過ごす礎になっている。
自分に2ヶ月間の記憶があったのならこうはならなくて、だから裕太は記憶がない事は大変ではあっても決して悪い事だとは思っていなかった - 17二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 03:55:36
「そっか……ちょっと安心した」
「ありがとう、六花」
「なに、改まって」
「いや、クラス別になってから六花とこうして話する機会なくなるんじゃなかって思ってて」
「えー? 私、そんなに薄情に見える?」
「でもほら、やっぱクラス違うと時間色々合わないし」
「まぁ、それはね。響君も自分のクラスの友達いるんだろうし」
「……いや、その俺あんまり他人と話すの得意じゃないから」
一年の時も周囲から影が薄いと言われた裕太である。新しいクラスのあまり知らない人達と積極的に仲良くなるというのはこれがかなり難しい。正直な話、自分はなんで内海と仲良くなれたのだろうかと不思議に思う程だ。
……こういう所がいつまでたっても六花に告白できない要因なんじゃないかと自己嫌悪を起こしてしまう。
「だから、今日誘ってくれて嬉しかった」
「……別に、いつでも来ていいんだから」
微笑む六花の優しさが裕太には嬉しい。
「……うん」
クラスが変わったぐらいで自分たちの繋がりは途切れたりしない。きっとこれからも、形は変われどグリッドマン同盟は続いてゆくのだ。
その確信をコーヒーと共に裕太は深く呑み込んでゆく。
勿論、いつまでも今に甘えているつもりはない。いずれ……そのいずれという考えが甘いのかもしれないけど六花との関係もまた新しいものにしたいと思う。
だからその変化への足跡としてジャンクショップ絢での一時は過ぎてゆくのであった。 - 18二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 03:56:03
浮かれポンチもやたらとなんか擦られていたこといたよなら
- 19二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 03:57:55
数日後、とある少年が新入生と付き合っているなどという根も葉もない噂があった事を響裕太や内海将が知ったのだが……
まぁ、それで何が変わるわけでもなく、そんな事あるわけないとまるで確かめたかのように宝多六花が軽く受け流してそれっきり。
いずれ誰からも忘れられたのであった。 - 20二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 03:58:52
御終い
女子の探りってこんな感じなんだろうか
嫌な奴にならないようにするの結構難しい - 21二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 06:05:55
- 22二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 17:47:43
フィクサービームで同化現象も治る?
- 23二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 21:16:05
中の人からめんどくせーなコイツと言われるだけの事はあるな…
- 24二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 21:28:12
流石に六花も行動起こしそう・・・
起こすよね?