- 1二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 10:42:54
- 2二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:00:32
SS
都市市壁 時系列20巻〜
訓練中
「───フッ!!」
ジャキッ
「………」
「(…やっぱり防がれた……アイズさんには生半可な攻撃は通らない!!)」
ヒュッ
ガキンッ
「ぐッ!!」
「………うん…守りも良くなってきてるね」
「(──褒めてるくれるのは本当に嬉しいけど……初めの訓練以外でまともに競り勝つ事も出来てない──やっぱり多少無茶でも正面から──劣っている技と駆け引きを囮にして……一回きりの奇襲を!!)」
「────行くよ」
ダッ
「(───ここでわざと甘い迎撃をして…後方に下がる……フリをする…重心と足の角度を調整して見せ掛ける……そうすればアイズさんは追撃をする為に更に加速して来る筈……そこを!!)」
ジャキィンッ
「ッツ!!」ダッ
「………………」ダン!!
「(今だ!!チャンスは一度!!!)」ダン!!
「あ」
「…えっ?」
ゴチン!!
「ぐへ!!」
「ッツ!!」
「(…………頭がグラグラする…………やってしまった……Lv.5になった僕とLv.6のアイズさんの敏捷を考慮しないで間合いを考えずに突っ込んだからだ…あの間合いでお互い武器を使えなかった……頭突きになるなんて…)」
- 3二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:06:30
「う……」グラッ
「はッ!?アイズさん!!!」
ギュッ バタン!!
チュッ
「…………………ンゥ」
「…………………んムゥ!?」ダダダダダダ!!!!
「ああああああのあのあのあの!!ちちちち違うんです!!アイズさん!!!!けけけッ決して抱き抱えて変なことをしようとしえた訳じゃなくてぇぇ!!?そそそそそののアイズさんが倒れてしまいそうだったので!!!?とととと咄嗟に!!?」
「……………………」唇に手を当てる
「あっ///」
「…………………」
「あああああアイズさん!!ほほほ本当に申し訳ありません!!!!そそそそこ事故とはいえそそその………」
「……………………」ぽー
「ごごごごめんなさい!!!アイズさん!!
そそその今日の訓練はここまでにしましょう!?ああああアイズさんも頭を強く打っちゃいましたし!!!すいません!!!本当にごめんなさぁぁぁぁぁあいいいい!!!」ダッ!!!!
「…………………………」ぽー
- 4二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:09:54
ベルside 冒険者通り
「……………何やってんだ僕…頭突きだけならまだしも……抱き締めた挙句………キキキキスしちゃうなんて……」トボトボ
「(……僕の初めてのキス──アイズさんと……)はッ!?何考えてんだ僕は!?」
「う〜事故とはいえ……いやそんな事言っちゃいけない……間違いでも何でも僕は女の人に口付けを………///」
「……どうしよう……一旦本拠地に帰るべきなのかな?……(でもこの前アイズさんとの訓練を疑われたばっかりだし……誰かに相談したいけど……)」
「おやベルくんじゃないか」
「!?ヘッヘルメス様!!」
「おいおいどうしたんだ、そんなビクビクして──何か嫌なことでもあったのかい?」
「い、いえ別に嫌な事とかじゃなくて…」
「じゃあ何か悩み事かい?俺で良いなら相談に乗るぜ、俺と君の仲だ」
「(そうだ!!確かにヘルメス様なら僕の悩み事を聞いてくれるかも)お願いします!!ヘルメス様!!」
「うん、良い返事だ!!それじゃあ近くの喫茶店にでも入ろうか」
「はい!!」
事情説明中〜
カフェ
「─────という事なんです…」
「………………なるほど」
「……こういう時…どうすれば良いんでしょうか…?」
「(───これまずくね?……いやベルくんやアイズちゃんにとっては良い流れではある……だが他の女の子達にとっては……や…やばいヘラの再来……血の雨…いや血の嵐がまた降る可能性が……)」
「ヘルメス様?」
「(……バレなきゃ問題じゃないか?……いや…シルちゃんの所の人員が見張りをしていて…それが既にシルちゃんやヘスティア達に情報が行き渡っているとすると……)」
「………………ヘルメス様?」
「アカン」
「えっ?」
- 5二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:14:22
「(よし…これ以上は考えないようにしよう)そうだね〜でもベルくんはアイズちゃんのこと嫌いかい?」
「いッいえいえ!!そんな嫌いだなんて!!そんな訳ないじゃないですか!!寧ろその……すっすす好きです……」
「ふふ、全く初々しいしなぁ〜少年の初恋は眩しいぜ」
「そっそんな…」
「それにベルくんがアイズちゃんにキスしちゃった時、アイズちゃんは嫌がっていたかい?
普通は嫌いな相手、苦手な相手にキスなんてされたら相手はもっと嫌悪感だったり暴言を吐いたりしてくるものだと思うぜ?」
「た…確かに……で、でもアイズさんもいきなりだったから混乱していただけで……本当は……」
「全く、君は相手の事は本当に想いやるのに、自分の評価については本当に厳しいな…
大丈夫だよ、ヘルメスの名に賭けて誓おう、
ベルくん君は嫌われてなんかいないさ…そりゃあいきなりそんな事をしたのはもっと事情を詳しく説明するべきだ……だがそもそも嫌われていたら一緒に訓練なんてしないだろう?」
「はっはい」
「そんなに不安なら今度俺もベルくんに付き添ってアイズちゃんに会いに行こうじゃないか」
「えっ!?いっ良いんですか?」
「もちろんさ(他の人に任せたら…その時点で……終わる)」
「ありがとうございます!!ヘルメス様!!」
- 6二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:17:41
アイズside 市壁
「………………………」ぽー
「……………………はっ」
「ベル………いない………帰っちゃったの…かな?」
「………………………ベル」唇に手を
「…………一旦本拠地に帰ろう……帰って…誰かに相談…」トコトコ
黄昏の館
「…………………リヴェリア」
「ん?どうしたアイ───何故そんな難しい顔をしてるんだお前は?」
「私…そんな顔してる?」
「喜び、困惑、安心、悩み…そんな感情が一挙に混ざった様な顔をしているぞ」
「……そっか」
「……で?何があったんだ?、お前がそんなに感情表現豊かになる事などそう多くないだろう」
「………ねぇ…リヴェリア」
「何だ?」アルヴの清水を一口
「──リヴェリア……キスした事………ある?」
「ブフゥ!!──ゴホゴホ!!………いきなり何だ、年甲斐もなく驚いてしまったぞ………しかし…口付けか…何故いきなりそんな話題が出てくる」
「(………他のファミリアの人と…口付け……これは良いのかな……?──正直に言ったら怒られちゃうかな?)……えっと……友達の話なんだけど……仲の良い人男の子と事故で……その…キスをしちゃったみたいで…」
「……そうか…だが接吻か───その2人も困るだろうな」
「……うん…だからどうにかして仲直りしよ──」
「その2人は結婚しなくてはいけなくなる訳だからな…」
「………!?……えっ……リヴェリア?……えっと…結婚って…?」
「?何を当たり前の事を…本来接吻というのは将来を誓いあった者とする行為だぞ」
「…そっ…そうなんだ…(───キスしちゃったら…その人と…結婚しなくちゃいけないんだ……つまり私は…ベルと結婚しないと───ベルと結婚……ベルと………///)」
- 7二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:21:20
「何だアイズ…いきなり顔を赤くして、ふむ…子供にはまだ早かったか…?」
「む…私はもう子供じゃない」
「ふっ…それで相談事というのはそれだけか?」
「待って…まだ聞きたいこと─」
「アイズた〜ん!!!探したで〜!!おーリヴェリアママも!!」
「誰がママだ……それでロキ、アイズに引き続きロキまで何の様だ?」
「ん?いやただ会いたなっただけやで」
「はぁ…」
「…そうだ…ロキ……ロキはキスってした事ある?」
「キス?何やアイズたんキスに興味あるんか?そんなにしたいなら是非うちが──」
「そうじゃなくて、キスしたら…結婚しなくちゃいけないんでしょ?……ロキはした事があるのかなって…」
「はぁ〜?…キスしたら結婚って、そんなアホな────(ニチャア)」
「?…どうしたの?」
「そうやでぇアイズたん…男の子と女の子はキスしたら結婚しなきゃならん…それに何と言ってもキスなんてしたら…」
「なんてしたら?」
「その女の子は妊娠──いや赤ちゃんができてしてまうんや!!」
「!?」
- 8二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:23:47
「おいロキ、悪ふざけは──」
「ええやん、あんな純粋無垢なアイズたんにキスなんて早過ぎるわ…それぐらいに考えて貰った方が身持ちも固くなるってもんや」ゴニョゴニョ
「しかしだな…」ゴニョゴニョ
「………………」
「ん?どないしたん?アイズた〜ん?」
「(────キスしたら……赤ちゃんが……じゃあもう…私のお腹の中には……ベルと私の赤ちゃんが………ベルと私の……何だろう……凄く嬉しい…///)」
「アイズた〜ん?」
「(…ファミリア間の問題もあるかもしれない……でも私はベルとこの子を幸せにしてあげたい…その為なら私は…)うん…決めた…」
「決めた?」
「───私、立派なお母さんになる」
「「…………………………は?」」
- 9二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:24:48
アイズに事故でキスをしてしまったベル
そんなベルの相談に乗ったヘルメス
そしてそんなベルとはお構いなしにキスをした事でベルとは結婚して子供も作った(と思っている)アイズ
そんなアイズの現状を知ってしまったロキとリヴェリア(この騒動の原因の一端の方々)
数々の事故…混乱…思惑?は……オラリオの住人を巻き込みんでいき…この事件は何処に向かうのか!?
次回!!ベル・クラネル少年の事件簿!!!
『ベルくんパパになるってよ!』
- 10二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:28:19
あらすじ乙です
- 11二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 15:44:06
ありがとうございます!!!
- 12二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 19:37:09
ベルside 竈火の館 近く
「今日は相談に乗ってくれてありがとうございます、ヘルメス様」
「なぁに俺と君の仲さ、気にすることはないよ」
「いえ…そんな…………でも…」
「ん?どうしたんだい?」
「いえ…その……ヘルメス様のおかげで…やっぱりキスっていうのは…大切なことなんだなって改めて思い直すことが出来たので……」
「(う〜ん、俺と話してそんなピュアな部分を思い直すとは…)まぁ、ベルくんの役に立てた様で良かったよ」
「(やっぱりキスは…好きな人とするべきだよね……でも…アイズさんは僕の事を異性として好きじゃないだろうし……そんなアイズさんにキス(事故)してしまったからには誠心誠意謝って許して貰いたい…)」
「ほら、もうすぐ君の本拠地に────」
「──ヘルメス様?…一体どうし───」
ゴゴゴ
「「(──この気配は……神威……!?)」」
「……ヘルメス様…あの…この感じは…?」
「ああ…これは高れめられた神威だ…しかも1柱…いや2柱か……しかも……ありえない程の負の感情も混じってるような気もする……まるであの館周辺だけ空間だけが捻じ曲がってるみたいだ…」
「なっ…何でそんな神威が本拠地から!?」
「(これは確実にバレてるな──神威を解き放ってるのは十中八九…ヘスティアとシルちゃん…やはり監視網に引っ掛かったのか───今、ベルくんを連れて逃げるのは可能だが…その後が怖い…今以上の恐ろしい展開になる事もあるかもしれない……やはり…ここは)」
「どうしましょう!?ヘルメス様!?」
「────行こうベルくん」
「ええええええ!?ほっ本当に行くんですか!!?」
- 13二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 19:38:46
- 14二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 19:42:34
「!?─ヴェルフ!!命さん!!」ダッ
「──この2人の疲労状態は…」
「………あのプレッシャーに当てられ続けたらな…」
「………よく今まで持ったと自分でも思います…」
「一体…何が!?」
「ベル………リビングでヘスティア様達がお前を待ってる………気をつけろ……」ガクッ
「自分とヴェルフ殿は少し休んでから向かいます……くれぐれも…なるべく…機嫌を損ねないように…」ガクッ
「……………この先か……気を引き締めろ…ベルくん…」
「……行きます」トコトコ
「……………ただいまぁ…」ガチャ
「やぁ〜ベルくん〜おかえ〜り〜」ニコ
「おかえりなさい〜ベルさん〜」ニコ
「おかえりなさい〜ベル様〜」ニコ
「……………………おかえりなさいませ…ベル様」
「……………………………ベル」スン
「……………屑屑屑屑屑屑」ゴゴ
「おっともう帰りたい…」
「スゥ……ええっと…皆さん…どうしたんですか?…後どうしてヘルンさんも?」
「屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑!!!」
「お〜話が通じてないなこれは…」
「どうしただって?それは君の方じゃないかなぁ?…自分の胸に手を当てて考えてみてくれよ〜」
「…………えっ…(……皆んなを怒らせるような…事をしちゃったのかな…?…でも最近はあんまり皆んなを困らせる様な事も……)──すいません…心あたりがな」
- 15二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 19:46:32
「やめろベルくん!!それ以上言うな!!」
「「「「「「………」」」」」」ピキ
「(あ〜最後の救いも消えたかもしれない…ベルくん君って奴は何処まで自分の価値を見出していないんだ…)」
「ほほおう…つまりベル様?…ベル様はリリ達をこうまでさせる理由が分からないと…?」
「……………………?」
「待ってくれ皆んな!!きっと誤解がある!!ベルくんは皆んなを怒らせるような様な事は決してしてな」
「はい通信型魔道具『録画型』です」ニコ
「「あっ」」
「言い逃れは出来ませんよ…ベル………手を繋ぐならまだしもせせせ接吻などボソ」
「…ベル様……そんなにしたかったのなら私に仰って下されば…」
「何ならここで映像と音声を流しますか?……この…淫獣兎!!人類の汚物!!!遍く女の敵ぃぃ!!!」
「それで?ベル様何か言いたい事はありますか?」ニコ
「えっと…いや…その…」
「おやどうしんだいベルくん?顔が青ざめちゃって辛そうじゃないか、ほらこっちに来て暖ったまろうじゃないか」ニコ
「(これは終わったか…)」
チャリン チャリン
「!?今のは…呼び鈴か?」
「あっ!!僕出てきます!!」ダッ
「おいコラァ〜!!」
「ちょっと待とうかベルくん!!!俺も連れてってくれ!!俺をこの空間に置いていかないでくれぇぇ!!」
「じゃあまずヘルメス様から事情を聞きましょうか」ニコ
「アスフィィィィィ!!!助けてくれぇぇぇ!!!」
- 16二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 19:52:40
このレスは削除されています
- 17二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 19:56:59
正面玄関
「……(──まさかあの時の訓練が録画されてたなんて……どうしよう………今は来客があったからあそこから逃げられたけど…次はもう……本当にどうすれば…!?)」
「くッ…………でも取り敢えずは」
ガチャ
「はい、どちら様でしょ!?」
「あっ…ベル」
「ああああああアイズさん!?一体どうして此処に!?」
「………えっと……君に言いたい事があって」
「…………///」
「…………///」
「ハッ!!(あのキス以来会うからドキドキするけど…今はそれ所じゃない!!…どうしよう…アイズさんが本拠地に来てくれたのは本当に嬉しいのに……今は全然喜べない!?……少なくとも今皆んなに合わせる訳には!!?)ええっとその言いたい事って言うのは…?」
「…フゥ……………ベル………その…………改めて……………あのね……………結婚…………しよ?」
「……………………………………………え?」
NEXT
アイズSIDE
- 18二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 20:01:52
アイズSIDE 黄昏の館
「……………………」
「……………………」
「うん…ありがとう…リヴェリア、ロキ」ガチャ
「…………………はっ!?──いやちょっと待てアイズ!!!」
「…………はっ!?──そうやでアイズ!!ちょっと話し聞かせてぇや!!!」
ピタ「?──えっと…何か…私が言わないといけない事…あるの?」
「大ありだ馬鹿者!!──アイズ…お前いま何と言ったか分かっているのか?」
「うん…立派なお母さんになるって」
「いやツッコミどころ満載やからかな!?」
「(こんな状況になっているのはさっきのロキの悪巫山戯の嘘のせいなのか…いやしかし…)」
「(少なくともアイズが何処の誰とも分からんクソボケ男に最低でもキスまでの事をされたのは確実ってことやんけ!?───そんなの許せる訳ないやろぉぉボケェェェェ!!!)」
「フゥ……アイズ……母親なると言う事にも…言いたい事が山のようにあるが……まず聞きたいことがある……お前が接吻を…いや話の流れ的に鑑みればお前が妊娠したという話になっているが……相手は……お前の伴侶とは一体誰なんだ…?」
「────言わなきゃ…駄目?」
「当たり前やろ!!!一体何処馬の骨のドブカスが愛しのアイズたんにそんな下劣な──!!」ガタッ
「───ロキ……ベルの事を悪く言うのはやめて…」
「「───────」」ピシッ
「……ベルの悪口を言う人は私…嫌いになっちゃいそうだから…」
「………ああアイズ?……その、もしかしてやけど…ドチビんとこの……?」
「うん…」
「かはぁッ───(妊娠関連はアレとしてもよりにもよって、ウチのアイズを穢したんがあのドチビんとこの子かい!!…いやあの少年自体は滅茶苦茶バカでめっちゃ興味あるけど……本当に何でやねん!!」
- 19二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 20:05:04
「スゥ…アイズ……お前は…ベル・クラネルにそこまでの事を許したのか?…事と次第によっては──」
「……許した…?………あれはベルからいきなり(事故で)きて…」
「………………もうあの少年⚪︎しても構わんかな?リヴェリア?」
「待て…まだアイズの勘違いの可能性もまだある…ここは落ち着いて…詳しい状況を…」
「………でも…凄く嬉しかった…」
「「……………………」」
「ベルから…キスしてくれた時……胸の中が暖かくなって……嬉しい気持ちで一杯になって………凄くベルの事を抱き締めたくなった…///(私の中の小さい私は顔を真っ赤にして怒ってたけど…)」
「………うむ…これは…(経緯はどうであれ…あの少年がアイズに無理矢理迫るなどとは考えにくい…とすれば事故か……だがアイズのこの反応は……既にベル・クラネルの事を)」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!アイズたんが!!ウチのアイズたんが!!男に汚されたぁぁぁ!!!」
「うるさいぞロキ!!…ここがホームだからとはいえ叫び散らすな!!」ゴス
「ぐべッ」バタン
- 20二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 20:07:28
「──じゃあ…リヴェリア、私ちょっと行ってくるね…」ガチャ
「待てアイズ!!まだ話は!!」
ガチャン
「…ベル……待っててね…今から会いに行くから…」トコトコ
「………………………」ピシ
「あれ…ラウル?…どうしたの?」
「いいいいいや……自分、遠征の事でリヴェリアさんに聞きたい事があったんすけど……」
「…リヴェリアなら今部屋にいるよ」
「そそそうすっか……そのアイズさん……さっき扉の前で…ええっと…話してるのが聞こえたんすけど……本当の事なんすか…?」
「話してたこと?………ベルとの事?」
「そうっす……獅兎の光と色々あった…みたいな…?」
「……(──さっきリヴェリアと話してた事は)うん、全部本当だよ」
「…………………あばばば」ブルブル
「?……じゃあ私行く所があるから……ラウルも気をつけて」トコトコ
「ベル……絶対に幸せにするから」
NEXT
激震のロキファミリアSIDE
- 21二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 20:08:42
- 22二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 20:19:46
再掲乙
ということで激震ロキfということは山吹色の髪のえ・・・なのか? - 23二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 23:12:03
待ち保守
- 24二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 00:12:55
アリシア…ベート…レフィーヤ……火を付けたら恐ろしい事に…
- 25二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 01:30:13
SSですが再掲したけど長いし
htt ps://tele gra.ph/
か
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- 26二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 01:40:52
- 27二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 08:44:27
このレスは削除されています
- 28二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 13:11:51
このレスは削除されています
- 29二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 20:35:26
待ち
- 30二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 23:33:07
激震のロキファミリアSIDE (1)
リヴェリアの自室から離れた廊下
トコトコ「どういう事なんだ……?」アワアワ
「──(アイズさんとリヴェリアさんとロキとの会話───『妊娠』…『お母さん』…『獅兎の光から迫った』…『嫌がってない』…『幸せにする』……これもう確定事項じゃないすっか!?)」ぐるぐる
「──本人であるアイズさんに聞いても肯定してたし…でも別派閥との子供…………ていうか…こんなヤバすぎる情報自分が抱えるかには重過ぎるすっよ!?」
「ちょっと〜うるさいわよラウル」トコトコ
「あっ!?──アキ!?」
「どうしたのよ?そんな大きい声だして、全く…私の方がビックリしたわよ」
「(──そうだ!!アキなら自分なんかよりもっとアイズさんの事について上手く考えてくれる筈!!)アキ!!聞いて欲しいっす!!」
「なっ何!?」
「じ…実は───」
事情説明中───
「はぁ!?アイズが妊娠したぁ!?しかも獅兎の光と結婚する!?」
- 31二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 23:47:45
「間違いないっすよ…自分ロキとリヴェリアさんとアイズさんが話してるの聞いちゃいましたし……アイズさんにその事聞いても肯定されたんすよ」
「……………」
「アキ!!こういう時はどうすればいいんすか!?」
「………………まさかアイズにそっち方面で先を行かれるなんてボソ」
「え?アキ何て」
「あ〜いやいや、こっちの話よ気にしないで!!しかし…まさかあのアイズがねぇ……」
「本当に衝撃すっよ…まだ幼い頃から見てたっすけど…自分の研鑽とかそういうのにしか興味がないとばかりおもってたんすけど……」
「まぁ確かに…でもあの子がねぇ……年頃って奴なのかしら…?…でもそれにしてもアイズってまだ16よ?……早過ぎる気もするんだけど…」
「そっちの方面も確かに気になるっすけど…
アキ…これからロキファミリアはどうなると思うっすか…?」
「……どうなるって?」
「そりゃあ……ロキファミリアの幹部でオラリオ屈指の第一級冒険者と…今や世界で有名になった英雄候補の第一級冒険者っすよ?…しかも他派閥の……その色々問題とか」
「ん〜…確かに問題はありそうではあるけど…上手くいくんじゃないかと思うわよ」
「えっ!?本当っすか!?どうしてっすか!?」
「まぁこういう事が起きた場合って、問題になってくるのは結ばれる相手と相手が所属してるファミリアな訳じゃない?」
「まぁそれは確かに…」
「まず相手に関しては全く問題は無いわ、ラウルだって獅兎の光とは偶に交流したりしてるでしょ?……あんな純粋無垢で優しい子オラリオを探せど獅兎の光しかいないわよ」
「確かに、偶にあった時も笑顔で挨拶とかしてくれるっす…その後ろに本当に偶にいるフレイヤファミリアの団員達はめっちゃ怖いっすけど…」
「まぁそこは置いときなさい……後は派閥だけど、そこも問題無いと思うし…派閥のランクもBとはなっているけど…少数精鋭であれよ?しかも巷で有名になった第一級冒険者が2人もいるし、尚且つ…一部とはいえ団長の代わりを務めた小人族のリリルカ・アーデ、椿達以上の魔剣を作れるのに本人は魔法を封じてくる魔法まで使う鍛治師のヴェルフクロッゾ、広域重力結界を使用できるヤマト・命、そしてあの『エンチャント』を使うサンジョウノ・春姫…第一級冒険者じゃなくてもこれよ…」
- 32二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 00:07:10
「…全員が特定の状況下に刺されば…ヤバいっすよね」
「でしょ、これで第三者が釣り合わないとか文句言ってくるなら、その理由を問い詰めてやりたいわ……お互いのファミリアの関係についても……まぁ…ヘスティアファミリアも人格者が多いし……あまり諍いにはならないと思うわよ(多分)……だから少なくても寧ろ私達にとってこういう問題は相手との同盟か…合併って事で収まるかもしれないって事よ……アイズを政略の道具の様に扱う事になるからこの言い方は嫌だけど……───(まぁ─あと大きな問題が一つあるけど)」
「……やっぱりアキは良く考えてくれてくれるすっね……自分なんてずっとアワアワしてどうしたら良いか分からなくなったのに……」
「何言ってるのよ、何とかしないとって思って私に相談してくれたんでしょ?じゃあラウルも良く考えてくれてるじゃない」
「でも…それは…」
「あぁ!!もういいからクヨクヨしないの!!私は悩んで落ち込んでそれでも立ち上がって私達に勇気をくれるラウルがだいす──なんだから…///」
「あっアキ?」
「もう良いからこの話は終わり!!もし本当だとしても団長から通達があるわよ!!ほら買い出しにでも行きま──」
「──今日もありがとうございますベートさん…」トコトコ
「はっ!礼なんぞいらねぇっての、そんな事言う暇があったらとっとと変わってみろ」トコトコ
「はい‼︎」
「「あっ」」
- 33二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 00:08:37
あぁ〜幸せに終わると思われたのに…
- 34二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 00:21:41
アキも本音が出てて草
- 35二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 00:26:04
来るか、ロキファミリアの火薬庫・・・
- 36二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 00:33:38
これはもうダメかもしれんね
- 37二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 00:36:44
- 38二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 08:16:23
待ち娘が保守しまーす
- 39二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 09:57:03
二人の脳が破壊される
- 40二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 10:29:29
- 41二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 14:25:36
種火の時点で業火だし・・・
- 42二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 17:55:40
ハティ+ヒュゼレイド・ファラーリカ
黄昏の館消失では絶対に済まない - 43二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:10:44
ベートさんはアイズたん関係でも意外と動かないというか
あの兎野郎やりやがった……方向だからセーフ!セーフです! - 44二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:33:37
- 45二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:40:12
アウト以外がないですね
- 46二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:44:06
結局兎に待つ運命は破滅なのか!?
- 47二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:59:15
エルフ……?砲竜の間違いだろ
- 48二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 21:28:21
豊穣の女主人に情報が漏れないことを祈る