- 13.5周年からの新任25/01/04(土) 13:31:28
- 23.5周年からの新任25/01/04(土) 13:33:03
- 3二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 13:33:36
7
- 4二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 13:33:46
6
- 5二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 13:33:59
5
- 6二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 13:34:12
4
- 7二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 13:34:25
3
- 8二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 13:34:35
2
- 9二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 13:34:46
1
- 10二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 13:35:12
ぜろ
- 113.5周年からの新任25/01/04(土) 13:37:35
”そこで何してるの……”
”アロナとプラナは?”
「私と『潜寿郎Mk-Ⅲ』ではシッテム箱のOSを再現し得ませんので。そこで私が代わりに」
”そう……”
”それと私の姿なんだけど……”
「先にお伝えしたはずですよ?『代わりの者』になると」
”何もこの姿にしなくても……”
「誤解しないで頂きたいのですが、決して私の興味本意で選んだ訳では有りませんよ。私としても先生には先生であって欲しいですから」
”これが必要だったってこと?”
「もちろんです」
”なら……仕方ない、のかな”
「それと死の神についてですが、生徒としての名で呼ぶ事は控えた方がよろしいかと」
”それは反転に関係する?”
「察しが早くて助かります。ここでは……そうですね。かの死の神に纏わる名を与えるのが良いかと」
”……”
”それなら”
シロコの傍に近寄り経緯を伝えて呼ぶ、仮初の名前、本来の姿では無い事を定義付けるための名前。 - 12二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 15:58:57
保守
- 13二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 22:50:45
保守
- 14二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 23:44:54
保守
- 15二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 09:35:56
保守
- 16二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 19:21:15
保守
- 173.5周年からの新任25/01/05(日) 23:24:04
”ストゥム”
”私に力を貸してくれる?”
「ん。私はストゥム。プレナパテスの要請に応じて戦闘を開始する」
「ほう?趣深い名付けで。あくまでも彼女は生徒であり。人間だ、そう仰りたい様ですね」
”その通り”
”あの子は私の生徒だから”
「クックックッ、死の恐怖を身に纏って尚それでも生徒であると。傲慢では有りますが先生らしい答えです」
セトの憤怒を中心に空気が震え始める。あの雷撃が襲いかかろうしている事が分かる。
同時にストゥム基シロコの銃口にホシノが見せた物と酷似した青い光が集まる。
目が眩む様な光と共に雷撃が放たれ、それを相殺する様に青い閃光が衝突する。
稲光は空中で霧散し、張り詰めた空気が再び訪れた。
「ん。このままだと攻撃は凌げるけどこっちも決められない。あなたを守れない」
「ええ!ええッ!そうでしょう!!セトの憤怒には勝てない!幾ら奇妙な力を得ようと!!いくら奇跡を起こそうと!!これが覆る事は有りませんッ!!これぞ真のチートの力です!ヒヒッ……ヒヒヒヒヒヒッ!!」
真のチートと呼ばれたその存在は確かに強大で私の身を容易く打ち砕くだろう。
それを阻止する為にはシロコが私を守る必要がある。進退どちらにも行き詰まってしまった。
かのように思えたのも束の間。 - 18二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 09:54:34
スレ立てありがとうございます
落としてしまって申し訳ない - 19二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 11:05:51
保守
- 203.5周年からの新任25/01/06(月) 12:51:58
相変わらずですが、スレ建てしたのは私ですのでお気にならさず楽しんで頂けるのが何よりです。
- 213.5周年からの新任25/01/06(月) 15:12:12
”今の私はプレナパテスなんだよね”
「ええ、先生として存在するのは難しいので」
”なら、私に在るべき物があるんじゃないかな?”
「……!クックックッ、ええ、間違いなくその通りです。先生、あなたと敵対しない事を選択をした私はやはり正しかったのでしょうね」
そう、私がプレナパテスとしてキヴォトスに姿を顕しているのならば、それは同時に『あの兵器』を保有している証明になる。
Divi:Sion system システムテクスチャ模倣
…完了
プロトコル ATRAHASIS 仮想起動
…完了
「先生、アトラ・ハシースの起動確認ができました。いつでも展開可能です」
”了解”
”アトラ・ハシース起動”
突如周囲の砂が理屈を無視し姿を変えていく。
大量の砂が集まり構成されたのは砂の城ではなく、ケイによって姿を現した災害の姿、虚妄のサンクトゥムでプレナパテスが用いたその巨体が、砂だった物によって形作られる。
空中に位置どったアトラ・ハシースは直ぐさま演算を行い多次元解釈バリアを展開する。 - 22二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 23:33:57
保守
- 23二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 08:34:54
保守
- 24二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 19:43:36
かつての敵だった力が
- 253.5周年からの新任25/01/07(火) 22:18:23
”これで役者も舞台装置も揃ったね”
「シッテムの箱による防衛機構の代替もアトラ・ハシースによって行われていますのでご安心ください」
シロコにも情報を共有した。
「なら後は私が全力でアレを破壊したら良いんだね」
”頼めるかな”
「ん。もちろん」
再び空に轟き叫ぶ様な異音と稲妻が走る。
再びあの雷撃が襲い来る、攻撃に専念できるようになったシロコは目にも止まらぬ速さで駆け抜け、稲妻ですら捉える事は叶わなかった。
軽々と雷撃を躱したシロコは銃口に収束させた光をセトの憤怒に向けて解き放つ。
セトの憤怒を構成するパーツが意図も容易く破壊された。
「……なん、ですか。これは」
地下生活者はその様を観て呆然としていた。
真チートとしたはずのセトの憤怒。それはただの生徒一人でどうにかできる代物では無い、はずだった。
確かに、ストゥムと呼称された存在は単独でセトの憤怒の攻撃を相殺してみせた。そして相殺のみならず単独での攻撃でセトの憤怒の一部を破壊までしてしまったのだ。
最早怒りすら抱けない、圧倒的な存在すら上回る常軌を逸したナニかにただ困惑するだけだった。