- 1二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:01:52
桜舞う季節、体育館に呼ばれる時を待ちながら周りを見渡す。
そこにいるのは一緒に沢山走って、沢山笑って、沢山泣いた。
そんな永遠の仲間達。
本気になって勝ちたいと思ったあのレース！
笑顔のみんなから出た光る汗、キラキラ眩しかった。
ちょっと喧嘩して、ぶつかり合って泣いちゃった日もあったっけ...
練習後みんなで行った常連のお店、最初はキングちゃんが戸惑ってた事もいい思い出です。 - 2二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:02:23
卒業生が呼ばれて教室から体育館に歩いて行く、ふとみる教室のドア。
もう開くことが無いんだなぁ...なんてもう泣きそうになっちゃう。
歩いてる廊下ひとつでも思い出は詰まってる。
休み時間にエルちゃんとおしゃべりをずっとしてて授業に遅れちゃったこともあったなぁ...
グラスちゃんに二人でノートを見せてもらう為に泣いてお願いしたっけ...
ふと、窓から外を見る。
トレセン学園の大きなレース場、思い出すセイちゃんとのあのレース。
勝てなかった、でも勝つために胸に灯った熱は私を強くしてくれた。 - 3二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:02:45
歩くたびに思い出が溢れて涙が出そうになる、前を歩くエルちゃんとグラスちゃんの顔は見えない。
後ろからセイちゃんにつつかれる。
「泣くのは早く無いー？」
なんて笑うセイちゃんの目はいつもより潤んでいる。
その後ろのキングちゃんは首を上げて姿勢正しく歩いている、流石だね。
卒業式が始まった。
理事長、在校生、卒業生の言葉は私たちの旅立ちを祝福してくれているようで、すごく嬉しくて、涙が止まらない。
みんなで歌う最後の別れの歌、泣きながら歌ってちゃんと歌えてるかわからないけど、歌いきらなきゃ、最後のみんなとのライブなんだから。 - 4二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:03:12
正門前、私たち五人は集まった。
「次に会う時は夢を叶えた後でーす！」
笑うエルちゃん
「同じ道を歩いているんです。永久の別れでは無いのですから」
にこやかなグラスちゃん
「っていうか携帯あるからすぐ連絡取れるしねー」
と言うセイちゃんはいつもの笑顔
「でも一旦はお別れよ、ここからが私たちの新しいスタート地点なんだから」
気高く佇むキングちゃん
ずっと泣いてる私だったけど、みんなから力を貰った。
思い出が詰まった校舎を見上げる。
「「「「「ありがとうございました！！！」」」」」
みんな一斉にお辞儀をする。
新しい扉を開けて、私たちはトレセン学園を卒業した。 - 5二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:04:21
- 6二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:05:07
これぞ青春…
- 7二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:22:55
卒業式好き...
- 8二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 19:34:40
で、このあと校門外で待っていたトレーナーの腕をとって「さぁ、行きましょう！」って空港方面の在来線に乗り込むんだな、って妄想しちゃう辺り私の頭はだいぶダメな方向に仕上がってると思う
- 9二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 20:18:54
歌自体が懐かしいな
- 10二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 21:08:26
スペちゃん！
- 11二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 21:13:21
タイトルだけ見て勇気を翼に込めるやつかと思った
