みんなの2024年の読んだ本ベスト3教えて

  • 1二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 23:37:21

    純粋に人の読書経験が気になって
    出版年とかジャンルは問わない

    個人的には以下の通り

    1.名探偵のいけにえ 白井智之
    宗教施設が運営する村に探偵が乗り込んでいくと連続殺人が起きてしまう話
    多重解決するための伏線、布石の用意と回収がすごく良かった
    個人的には同著者のエレファントヘッドよりはこちらのほうが好き

    2.いけないⅡ 道尾秀介
    短編のラスト1ページにある絵(写真)で新たな側面が見えてくるミステリー
    これくらいライトな考察するのは好き
    1,2編目の絵を見て考えたあとのやりきれない感じがとても好きだった

    3.ずっとお城で暮らしてる シャーリィジャクスン
    ぶっちゃけ読んだ直後は何も解決していないし掴みどころがないしで微妙だと思ったんだけど
    読み返し思い返し人の考察や感想も見て咀嚼していくと
    なんとも言えない感覚になった
    どんでん返しとか言う類のものではない作品でこの読み味は今までなかったかも
    あとからじわじわ奥深さが出てくるコウメ太夫みたいな作品

  • 2二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 00:38:00

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  • 3二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 00:47:02

    死の貝 日本住血吸虫症との闘い(小林照幸/新潮文庫)
    ウィキペディアでかなり解説されてる地方病項目のネタ本の一つ。長期潜伏を経て死に至る病を明治〜昭和にかけてこの病気の原因を究明し病気を撲滅する医師たちを描くルポ。

    死の虫 ツツガムシ病との闘い(小林照幸/中公文庫)
    死の貝の文庫化のヒットでこちらも加筆修正され文庫化されたルポ。主に日本海側の東北地方の風土病だったツツガムシ病についての話が多い。死の貝と違って感染後すぐ症状現れの死亡率が高いことや病原体が違うこと学閥や学者同士の感情的しこりがあって知的資源が無駄になってる面があるが学者が感染事故で死亡するのが戦慄する。死の貝と違い撲滅されてないので特効薬服用しないと現状でも死に直結する。その他のツツガムシ病も触れている。加筆で新型コロナやマダニ感染症も触れている。
    作者が30年前くらいから取材してたせいか昭和の老齢の防圧に当たった専門家と知己があるせいか描写が濃密で迫力ある。

    涼宮ハルヒの劇場(谷川流/角川スニーカー文庫)
    涼宮ハルヒシリーズ最新刊。面白かった。長編だが前半は連載の再録で書き下ろしが大部分。前巻の直観の書き下ろしがミステリ色強かったが、今回は量子論も入りSF色強め。時系列がかなり前の話になるがそんな前から介入してたんかと戦慄する。劇中の役割というかロールが移り変わっていくが最高でしかない。イラストもまたいいんだよなぁ。

  • 4二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 00:55:20

    3ずっと気になってたけどコウメ太夫は草
    読んでみるわ

    1バーニング・ダンサー 阿津川辰海
    舞台は「燃やす」「入れ替える」など特殊能力を持つ100人が突如現れた世界。それら特殊能力犯罪を追う警察の特別チームの活躍を描いたミステリ警察異能バトルもの。
    捜査パートも、相手の異能の発動条件を予測し合いながら戦うバトルパートも熱い。続編出たらぜひ読みたい一冊。

    2全校生徒ラジオ 有澤佳映
    田舎の女子中学生たちがポッドキャストを始める話。
    たまたまリスナーになって彼女たちの番組にどハマリする都会の男子中学生が一応主人公で、彼が文字起こししたポッドキャストの書き起こしを読む感じ。
    だんだん中学生たちの個性がわかるようになっていったり、作中に実在する他のポッドキャストや楽曲が出てきて聞いてみたりしたのも楽しい経験になった。

    3星が人を愛すことなかれ 斜線堂有紀
    表題作になっている短編「星が人を愛すことなかれ」がよかった。
    元地下アイドルの経験を持ち、Vtuberとして再出発した主人公の仕事への情熱と恋愛と未来への不安にのたうち回りながらも、1人の人間として決断するさまが美しかった。

  • 5二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 01:15:29

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  • 6二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 01:19:36

    1.テスカトリポカ 佐藤究
    メキシコの麻薬カルテルの残党が日本に流れてきて臓器売買するノワール小説
    ソリッドな文体でストーリーもテンポ感よく非常に読み応えがあって最高

    2.流浪地球 劉慈欣
    太陽が爆発して地球ごと逃げ出す表題作ほか色々詰まった短編集
    相変わらず世界観が壮大でワクワクする作品ばかりで劉慈欣やっぱり強いな…ってなった
    一番好きなのは「山」惑星のコア内で産まれた機械生命体が地表に出るまでの話

    3.TS魔法少女ジェミニジェネシスの長い長い後日談 白臼
    TSして宿敵の魔神とイチャイチャするやつ(R18)
    風景描写と心理描写が美しくてすごく良い
    俺の中の情熱的プロポーズ集TOP3が久しぶりに更新された

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