- 1二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:06:51
コビー「見聞色を極めたら、幽霊が見えるようになったりするのかな」
ヘルメッポ「おれが知るかよ!お前の方が得意だろうが!……とりあえず、そういう話は噂も聞いた事ねぇな」
コビー「未来視が出来るようになるって言うくらいだから、見えないものの一つや二つ、見えるようになったっておかしくないよね」
ヘルメッポ「で、見ちゃいけないモンまで見て大目玉を食らうって寸法か。ひえっひえっひえっ」
コビー「あの時みたいにまた覇気が暴走したら……もしかするかも……」
ヘルメッポ「冗談だよ冗談、もうお前そんなヘマするようなタマじゃないだろ。もっと自信持てよ英雄サマ。そうだなー、七光り時代のおれくらいがちょうど良いんじゃね?」
コビー「いやいや、良くない良くないそういうのは!」
ヘルメッポ「そんな全力否定されるのは流石に傷付くぞぉ!コビー!身から出た錆だし妥当だけど!」
コビー「ふぅ……。そもそも幽霊とかあの世とかって実在するのかな」
ヘルメッポ「お前の大好きなルフィサンとこのソウルキングが黄泉の冷気使って攻撃してるだろうが。……改めて言葉にしてみるとブッ飛んでるな。どういう仕組みなんだ、あれ……」
コビー「会って話したいなァ……」
ヘルメッポ「やめろバカ」 - 2二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:15:35
ホラーかようおかかどっちだ
- 3二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:24:36
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「最近ご飯の量に迷うようになっちゃったんだよね」
ヘルメッポ「そんなの腹いっぱいになるまで食えばいいだろ」
コビー「お腹いっぱい食べると仕事中眠くなるじゃない?」
ヘルメッポ「あー、書類仕事もあんのにそりゃ困るわ。腹八分目がちょうど良いって聞くぞ」
コビー「でも調整しようとしたらしたで、次のご飯の時間になる前にお腹空いちゃって」
ヘルメッポ「もう軽食持ち歩けよ……」
コビー「しょうがないので、おにぎり辺りでも持ち歩こうかと思っています」
ヘルメッポ「うんうん、それが手っ取り早い」
コビー「余ったらヘルメッポさんにも分けてあげますね」
ヘルメッポ「俺はいいから他のやつにやれよ。ひばりとかいいんじゃねぇか?な?」 - 4二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:27:57
新しいコビーの可能性もあるぞ
- 5二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:37:46
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「また無茶するなって叱られちゃいました」
ヘルメッポ「その様子だと響いてねぇなコビー?俺からも叱っとくか?ん?」
コビー「はぁ。大げさだし心配性過ぎるよ……今回もちょっと張り切り過ぎただけなのに」
ヘルメッポ「こういう時のお前のちょっとが、本当にちょっとだった試しがねーんだよ。信用を重ねろ」
コビー「ぼく、そんなに信用ない……?」
ヘルメッポ「ないですね」 - 6二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 18:52:50
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「我思う故に我ありって言うじゃないですか」
ヘルメッポ「急に哲学者現れたな」
コビー「あらゆるものを疑うことはできるけれど、それを疑っている自分の思考が存在することは疑えないよねって話なんですけど」
ヘルメッポ「それぐらい知ってるわ!一応お坊ちゃんだぞおれは!」
コビー「自分の存在、疑おうと思えば疑えますよね」
ヘルメッポ「お、おう?」
コビー「例えば、ぼくが知らない間に催眠術か何かで外から何か思考に手を加えられていた場合、出力されたぼくの思考はぼくと言えるのでしょうか?」
ヘルメッポ「それは……なんつーか、テセウスの船的というか、難しい問題だな。どんなに滅茶苦茶な変えられ方してもコビーはコビーだっていうなら、コビーって何をもってコビーとするんだよって話になるし。かといって変化がダメなら成長したらお前はお前じゃなくなるのかみたいな…………うがー!お前のせいで頭こんがらがってきたぞ!?」
コビー「すみません、変な話をしてしまって……。ぼくらしくありませんでした。いや、ぼくらしいってなんだ……?」
ヘルメッポ「もーいいわ!変に悩むな!新たな疑問を投下すれな!」
コビー「こうして話しているぼくは、実は……」
ヘルメッポ「思春期!思い悩むお年頃だから一々難しく考えちまうんだろ!思春期のせいってことにしてまとめて忘れとけェ!」 - 7二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:05:42
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「整理整頓って難しいね」
ヘルメッポ「え、お前苦手だったけ?」
コビー「自分のものを片付ける時はいいんだけど、誰かのものを片付ける時にすごく悩んじゃうんだ」
ヘルメッポ「なるほど。勝手に弄っていいのか迷いそうだもんなお前」
コビー「実は意味があってここに放置してるんじゃないか?とか、ただのゴミに見えるけど本人にとっては宝物かもしれないよね?とか考えてたら、全ッ然進まない」
ヘルメッポ「優し過ぎるだろ……。あれだ、人に掃除させるくらいヤバい状態な時点で情け容赦は捨てようぜ。本人が泣いても喚いてもガンガン捨ててやれ!」
コビー「着てるところ見た覚えない服とか捨てていいのかな。ヘルメッポさんのでも」
ヘルメッポ「やめろアホウドリ!!百万歩譲って質だ!!捨てるな!!」 - 8二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:13:21
閲覧注意がどっちの方向に行くか楽しみ
- 9二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:15:50
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「願掛けってあるじゃないですか」
ヘルメッポ「叶いますようにってお守り買ったりミサンガ作ったりするやつな」
コビー「ガープ中将はそういうのあんまりお好きじゃなさそうだけれど、ぼくは結構好きなんだよね」
ヘルメッポ「まあじじいは願ってる暇あったら動け!ってタイプだしな。で、そりゃなんでだ?」
コビー「こうなりますようにって祈ってると、それがいつしか決意の一部になって自分の気持ちを強くしてくれる……そんな気がするから」
ヘルメッポ「ひえっひえっ。お前らしくていいんじゃねぇか?」
コビー「……どうか、どうか…………。」
ヘルメッポ「……おれも祈っとくか」 - 10二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:18:51
このままほのぼの路線でいてくれ
- 11二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:20:11
これもしかしてヘルメッポの台詞がなくてもコビーの独白として成立してるやつ?
- 12二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:23:05
「ふわぁあ……おはよう。うーん、見事な大しけ」
「こういう時は救助要請も増えるからいつも以上に気を引き締めなきゃ」
「湿気対策もだけど、寒さの対策もしておかないとね。自分の体調管理くらいできなきゃ部下の体調管理なんてできないさ、なんちゃって」
「よしっ!行ってきます!」 - 13二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:35:38
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「マフラーを新調しようと思ってるんですけど、無地か柄物かで迷ってるんですよね」
ヘルメッポ「悪いことは言わねぇ、無地にしとけ。柄物と柄物の組み合わせはお前にゃ難易度が高い」
コビー「まあ無地が無難だとは思うんだけど、こう、バンダナと合わせて花柄にしたらいい感じにならないかなーと」
ヘルメッポ「やめろやめろ絶対事故る!」
コビー「駄目かなぁ、やっぱり」
ヘルメッポ「駄目だ駄目だ大駄目だ!サイズ感違う花柄で合わせて何ともいえねぇ格好になるのが見え見えだっつーの!未来視できなくても見えるわ!」
コビー「……ヘルメッポさんならそう言うよね。大人しく無地にしておこう」
ヘルメッポ「よし!」 - 14二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:42:44
イマジナリーヘルメッポさん…?
- 15二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:51:47
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「好きって、なんなんでしょうね」
ヘルメッポ「なんだ?なんだ?オイオイオイオイお前にも遂に春到来か!?相手は誰だよ!待て、賭けるから!」
コビー「好きになると胸が高鳴って顔が熱くなってその人のことで頭がいっぱいになるらしいけど、そうなるとぼくはルフィさんのことが好きということになっちゃうんだよなぁー。……いや、決して!全く!間違いではないんだけれどもッ!」
ヘルメッポ「…………んなこったろうと思ったわ。はぁ〜……。そうやって悩んでるうちは分かんねーよ、ウブなねんねちゃん」
コビー「……ヘルメッポさんは知ってる?好きってなんなのか」
ヘルメッポ「あ?そりゃあ……あれだよ……」
コビー「…………。」
ヘルメッポ「えー……い、いや〜!お前でも分かるように言葉にするのが難しいなぁ!えっとぉ……」 - 16二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:52:06
コビー「ふふっ」
ヘルメッポ「笑うなッ!おれもぶっちゃけ惚れた腫れたは幼少期の甘い思い出程度しか経験ねェよ悪かったなチクショウ!」
コビー「まあヘルメッポさんが知るわけないよね。一通り遊んできた!って豪語する割には……ねぇ」
ヘルメッポ「追撃するな!降伏しただろーが!」
コビー「困ったなぁ。ヘルメッポさん以外にこんな、すっとんきょうな相談できないのに……」
ヘルメッポ「分かってんならおれにもするな!!」 - 17二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:53:02
それは怖いからやめて
- 18二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 20:13:16
コビー「ヘルメッポさん!」
ヘルメッポ「な、なんだよコビー?」
コビー「ブラックコーヒーを!!飲めるようになりたいです!!」
ヘルメッポ「大声出しても無理なもんは無理だぞ」
コビー「だって!将校みんなで喫茶店行って!ぼくだけソフトドリンクか!良くてコーヒー牛乳!!」
ヘルメッポ「っ!……ひ……!……べ、べつに、いいんじゃね?無理して周りのジジババに合わせて背伸びする必要もないだろ」
コビー「みんなしてなんなの!?ぼくだってもういい年なのに!最近はもはや注文すらさせて貰えないし!ブラックに挑むべきか迷ってる間に『コビーはオレンジジュースでいいな?』『あ、はい』ってなっちゃう!」
ヘルメッポ「ひえっひえっひえっひぇ!甘やかされてますなぁ!コビーどの!」
コビー「こうなったら自主トレするしか……」
ヘルメッポ「いや……軍艦バックやり遂げたお前ならやりゃできるだろうけどよ……。そこまでして頑張ることか、それ……?」
コビー「…………いや、うん。よく考えたらコーヒー飲み過ぎちゃったら寝れなくなりそうだし、トレーニングまではしなくて……いい、かな……」
ヘルメッポ「そうそう、好き嫌いくらい好きにやろうぜ」
コビー「でも絶対いつかは打倒してやる……!」 - 19二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 20:17:47
「ヘルメッポさん以外には相談できないのに…」の『…』はなんだよ
『ヘルメッポさんもういないんだもんな』って続くんじゃあるまいな - 20二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 20:28:02
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「どこも平和で、みんなが満たされていて、助けを求める人が居ないような世界だったら良いのにな」
ヘルメッポ「ユートピアってヤツか。それこそ夢か幻だろ。どーせこの前の人口の7割巻き込むみてーなデカい騒ぎが起きるのがオチだ」
コビー「そしたら無職になっちゃうか」
ヘルメッポ「職どころの騒ぎじゃねぇよ!政府崩壊で下手すりゃ世界滅亡だよ!」
コビー「そうなったら……のんびり島を渡り歩きながら釣りでもして暮らそうかなぁ」
ヘルメッポ「お前の趣味ってサバイバル向きだよな。で、お人好しが祟って何やかんやで人助けしまくりまたしても英雄状態と」
コビー「いや、流石に無理かな。誰かに助けて貰わないと……。それで元海軍のみんなに会いに行ったり、里帰りしちゃったりなんかして。シェルズタウンの様子も見たいな」
ヘルメッポ「……まあ、そんな状況になってんなら帰ってやらないこともない……」
コビー「そうして自給自足で生きていたある日、どこかの島の海辺で糸を垂らしながら水平線を眺めていると、見覚えのあるライオン頭の海賊船が見えて来て……!なんてね!なんてね!」
ヘルメッポ「結局ルフィかよッ!世界滅亡寸前でも実際平気で生きてそうなのが癪だなオイ!」 - 21二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 20:53:25
ルフィ大好き過ぎないか
- 22二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 20:55:09
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「絵本って読んでみると案外面白くて読みふけっちゃうんだよね」
ヘルメッポ「お前そもそも絵本に限らず本読むの好きだろ」
コビー「まあ。読書はもう習慣というか日課になってるので、大体何でも読みふけっちゃいますが」
ヘルメッポ「筋金入りだよな。雑用の頃からろうそく点けて本読みまくって……。あ、話逸れた。すまん」
コビー「あはは。で、その絵本『うそつきノーランド』っていうんですけど」
ヘルメッポ「んー?聞いたことないような、あるような……」
コビー「モンブラン・ノーランドという偉大な冒険家が居たのですが、ある日見渡す限りの黄金の街を見つけたと王様に報告して、王様と探険家たちと一緒にその黄金を探しに行くんですね。でも、嵐を乗り越え何人もの犠牲の果てにあったのはただの無人島。黄金なんてものはなかった。怒った王様にノーランドは処刑されてしまいますが、ノーランドは最後まで黄金は存在すると嘘を吐き続け、あきれられて誰にも信じられないまま亡くなってしまいましたとさ。……という話です」
ヘルメッポ「ふーん、嘘吐きは身を滅ぼすって訓話な。よくある話じゃねぇの」 - 23二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 20:55:21
コビー「……ぼくはね、ノーランドって本当に嘘を吐いていたのかな?って疑問に思ったんだ」
ヘルメッポ「へぇ?そのこころは?」
コビー「だって誰からも尊敬されていた偉大なる冒険家が、いきなりその時だけ嘘吐きになるものかな?……なんとなくモヤモヤするじゃない?」
ヘルメッポ「……どうだか。人ってのはあっさり変わっちまうからなぁ。良くも悪くも」
コビー「どうしても考えちゃうんだ。もし、彼がうそつきじゃなかったならって。本当だって信じているのは自分だけ。誰からも嘘だって決め付けられて、嘘吐きって詰られていたとしたら……」
ヘルメッポ「暗い暗い暗いっ!民話ひとつに考え込み過ぎだろ!……疲れてんのか?」
コビー「流石にネガティブ過ぎだよね……。疲れてるのかなぁ。夜ふかしはし……たけど。仕事終わらなかったから」
ヘルメッポ「休め休め。さっさとなんか食って身奇麗にして寝ろ」
コビー「うん。今日は自主トレ早めに切り上げだね」
ヘルメッポ「この期に及んで!?」 - 24二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 21:07:25
ずーっと墓の前でコビーが一人でしゃべってて誰にも見えてないヘルメッポが返答してるような想像しかできないんだが
- 25二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 21:10:22
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「何だか随分遠くまで来た気分」
ヘルメッポ「来てるな、遠くまで」
コビー「物理的な話じゃなくて、精神的な話!ヘルメッポさんはそう思わないの!?」
ヘルメッポ「おれは……まだまだそんなに離れた気ィしないな。横のお前が一気に化け過ぎってのもあるが。ひえっひえっ!」
コビー「そりゃまあ、いつの間にやら曹長ですからね。自分でもビックリ!でもヘルメッポさんも軍曹でしょ?」
ヘルメッポ「階級よりもっと変わったところあるだろ……。お前に引っ張られたからここまで来れてんだよ、言わせんな」
コビー「?えへへ、これからも一緒に頑張ろうね!ヘルメッポさん!」
ヘルメッポ「おう!負けねぇぞコビー!」 - 26二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 21:12:20
曹長…?どういうこと?
- 27二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 21:13:49
普通にほのぼの会話してるんだきっと
- 28二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 21:15:10
こわい
- 29二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 21:17:07
こわいよお
- 30二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 21:29:26
コビー「いてて……怪我しちゃったよ、ヘルメッポさぁん」
ヘルメッポ「バッカコビー!ふらふらすんな!安静にしてろ!……って。どこ怪我したんだお前?腹とかか……?」
コビー「紙のフチで指ビッ!ってやっちゃった……絆創膏貼ったけど、まだジクジクするぅ」
ヘルメッポ「あぁ……そう……。お大事に……。って言うとでも思ったか!?紙のフチどころじゃねぇ凶器でグサグサやられたことあるだろうが!しゃんとしろしゃんと!それでも海軍の英雄か!?」
コビー「うぅ……ぐすっ……」
ヘルメッポ「え!?泣いてんのお前!?紙のフチで指切って!?嘘だろおい!!」
コビー「うぇえ……止まらないよぉ……泣きたくないのに、なんでぇ……?自分で自分が情けなさ過ぎて嫌だぁ……!」
ヘルメッポ「なに駄々っ子みたいになってんだよ!?いい年って自分で言ってた癖に!あーほら、いたいのいたいのとんでけ!!」
コビー「っ……う……ヘルメッポ、さん……」
ヘルメッポ「おい!寝るな寝るなこんなところで!ふらふらしてたのはそういうことかよ!寝ろっつったろバカ!ドアホ!ドバカアホ!」
コビー「…………で……」
ヘルメッポ「うっわ!マジで寝やがった!世話が焼けるにも程があるだろ!」
ヘルメッポ「……。……はぁ……もうこの際ここでもいいか……痛い痛い喚いて寝ないよりはマシだろ……」
ヘルメッポ「コビー、おやすみ。いい夢見ろよ」 - 31二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 21:44:12
?「怖いねェ~」
- 32二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 22:18:29
ヘルメッポ「どーちまちた?コビーちゃん?ひえっひえっひえっ!」
コビー「ヘルメッポさん。こ、この前はごめんなさい。その……勝手に寝てしまって……どうかしてました、色々と」
ヘルメッポ「これに懲りたなら規則正しい生活を心がけて下さいねェ?未来の大将サマっ」
コビー「最近、上手く眠れなくて」
ヘルメッポ「……集中した直後は興奮して寝付き辛くなるから、そういうのが必要なものは寝る二時間前には終わらせる。風呂はシャワーで済ませず湯船に浸かる。午後にコーヒーや茶を飲まない。パッと思い付く安眠術はこんなとこか?」
コビー「もう周りの人にはそれとなくどうしてるか聞いて、試行錯誤してるんだけど」
ヘルメッポ「オイ、無駄にアドバイスしちまっただろうが!先に言えよ!……だけど?」
コビー「寝れても眠りが浅いみたいで、どうしても途中で目が覚めちゃうんだ。朝になるまで何度も何度も……」
ヘルメッポ「……そんなに酷いんなら」
コビー「もういっそお医者さんに相談して薬を貰おうかなとも思ったんだけど、それじゃ駄目なんだ。これ以上みんなに迷惑かけて心配させるなんて、ごめんだ……」
ヘルメッポ「っ!そんなの今更だろうが!お前どんだけ周りに迷惑かけてきたと思ってんだ!?多少増えたところで誰も気にしねぇわ!!むしろちゃんと言え!!おれ以外にも言え!!辛いって、助けてって言えよ!!」
コビー「ヘルメッポさんに、だけだよ。こんな情けないこと言えるの……」
ヘルメッポ「……っ!…………ぐ……」
コビー「ぼくってば気付いてなかっただけで結構人見知りなのかな。なんちゃって、あはは」
ヘルメッポ「……情けないなんて、言うなよ。お前は頑張ってる。カッコいいヤツだ。おれを助けてくれた時から、ずっとずっと……」 - 33二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 22:19:04
コビー「…………ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「……んだよ、コビー」
コビー「寝れない時、ここに来てもいい?」
ヘルメッポ「……またこの前みたいに、ベソベソ泣いてうるさくしないだろうな?」
コビー「ちゃんと静かにしてるし、何なら眠くなったら寝るからさ」
ヘルメッポ「けっ。…………何とかなるか、言えるようになるまでな」
コビー「ぼくとヘルメッポさんだけの秘密だよ」
ヘルメッポ「あぁ……」
コビー「じゃあ早速ゆっくりさせて貰うね。よいしょっと!」
ヘルメッポ「いや図々しいなオイ!!心配して損したと思ったわ一瞬!!」 - 34二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 22:20:26
なんかヘルメッポさんがイケメンすぎないか?
- 35二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 22:34:49
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「海軍の制服ってドレスコード的にはどうなんだろう」
ヘルメッポ「ん?セミフォーマルくらいじゃねぇか?藪から棒だな」
コビー「食器を外から取っていく系の、いい感じのレストランにお呼ばれしちゃったんだよね……」
ヘルメッポ「よし、スーツ買え。店が分かんなきゃフルボディ辺りにでも相談しろ。フレッシュな感じのスーツ買え。値段に糸目はつけるな!制服で行くなよ!スーツで行けよ!?」
コビー「スーツがいいんだろうけど…センゴクさんとおつるさん相手だからなぁ。どうしよう……」
ヘルメッポ「あ、じゃあ制服でいいわ。メッチャ襟正した制服で行け。汁とか飛ばして汚さないように気を付けろよ」 - 36二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 22:48:36
逆もありえる
- 37二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 22:52:16
👺
- 38二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 01:07:42
コビー独り言タイプか?と思ったけど普通に会話してそうな所もあるんだよな…なんだ?
- 39二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 08:20:38
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「難しい言葉を使いこなして、インテリジェンスを高めたいんだよね」
ヘルメッポ「うわきた、思春期。お年頃特有の発想」
コビー「この前変な話しちゃった時に思ったんだ、もっと自分の考えを上手いこと表現出来るようになりたいってさ」
ヘルメッポ「……どの変な話だ?……アレの事か?そこは別に悪かなかったよ、中身が正解のない問題の探求だったのが最悪だっただけ」
コビー「それに、頭の中を適切な言葉で整理整頓したら、自分の考えの方も整理しやすくなるんじゃないかなって」
ヘルメッポ「まー、一理あるが……」
コビー「というわけで勉強の成果を聞いてね」
ヘルメッポ「猛烈に嫌な予感がする。てか勉強しないで寝ろ」
コビー「正義の文字を背負う海兵として、正義とは何かを希求するのは至上命令と言えるだろう。然しながら、大将たちの掲げる正義ですら一致せずそれぞれ異なることからも察せる通り、正義の形は個々人によって如何様にでもなる。故に、己の正義を求めるが余り、世評や社会的公正から逸脱したものとなってしまう危険性も孕む。レゾンデートルを見失わないように心がけたい」
ヘルメッポ「やめろやめろ背中がかゆい!一々小難しく言おうとしてるのが透けててこっちが恥ずかしいわ!なーにが『レゾンデートルを見失わないように心がけたい』だ!必殺技か!」
コビー「……なんだろう、無駄に言い回しが難しくなっただけになっちゃった……。今のナシにならない?ならないか……」
ヘルメッポ「特別にナシにしてやるからインテリジェンスは低めろ」 - 40二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 16:27:47
どこに着地するんだこれ、わくわくですな
- 41二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 18:43:10
コビー「よしっ、歌うね!ヘルメッポさん!」
ヘルメッポ「はぁ、いつでもどうぞ。コビー」
コビー「かーえーるーのーうーたーがぁー」
コビー「きーこーえーてーくぅーるーよぉー」
ヘルメッポ「かーえーるーのーうーたーがー」
コビー「けけけけけろけろクワックワックワッ」
ヘルメッポ「きぃーこーえーてーくーるーよー」
ヘルメッポ「ケロケロゲロゲロくわっくわっくわっ」
コビー「うん、いい仕上がり!これで子供たちに大モテ間違いなし!」
ヘルメッポ「今のの何をどう聞けば、そんな自信過剰な感想が出てくるんだろうな」 - 42二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 19:05:53
二人とも救護室で会話してそうな会話
- 43二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 19:08:49
この夢の中みたいな会話
寝言で会話してるんか?? - 44二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 19:23:18
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「ぼくはハッピーエンドが好きです、ヘルメッポさんもそうですよね?」
ヘルメッポ「まあな。時間使ってわざわざ胸糞悪くなりに行きたくないだろ」
コビー「でも……善人が報われて悪人が改心して普通の人が幸せになる、そんなめでたしめでたしで終わるハッピーエンドって思ったより少ないんです」
ヘルメッポ「そうか?お前が言うならそうなんだろうな」
コビー「大団円に見えるけれど、どこかにしこりが残っている。多くを失った代わりに、小さな希望の光が現れた。とことんまで不幸になって、でも主人公は幸せなのでそれでおしまい……。どうしてなんだろう」
ヘルメッポ「んー。あんまりハッピーエンド過ぎても、人生そんな都合良くねぇだろって冷める連中も居るからじゃねーの?」
コビー「ご都合主義だって、みんな幸せな方がぼくは嬉しいんだけどなぁ」
ヘルメッポ「そんなコビーに残念な知らせだが、世間じゃ悲劇って人気なんだぜ。泣けるから。楽しめる上にスッキリできるときたらそりゃ人気出るよな。ケケケケ」
コビー「ああ……。ヘルメッポさんは捻くれてるから、ご都合主義のハッピーエンドは子供騙しだとか、作りが甘いとか、バッドエンドの方がよっぽどマシとか文句言うか」
ヘルメッポ「うっ、うるへーっ!お前と違って大人の審美眼持ってんの!おれは!」
コビー「いきなり不幸になるのは受け入れ見てられるのに、いきなり幸せになるのは不思議なの、ぼくからしたらよっぽどそっちのが不思議だよ」 - 45二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 19:39:46
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「だからなんですか、コビーさん」
コビー「ヘルメッポ!さぁん!」
ヘルメッポ「だぁあ!ヘルメッポヘルメッポやかましいわコッッビィーー!!」
コビー「……名前を呼んで、返事があるってそれだけで幸せだよね」
ヘルメッポ「その確認の為だけにおれの名前連呼したの!?」 - 46二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 19:55:42
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「いっそ今から夜釣りに行こうかなって思ってるんだけど、どう?」
ヘルメッポ「いくら寝れねーからって趣味の時間にすんな!ここに来たからには寝る努力を最低限しろ!?何開き直ってんだ!」
コビー「今日は波も穏やかだし、うっかり海王類引っ掛けちゃうようなこともなければリラックスできそうじゃない?」
ヘルメッポ「お前の場合そのうっかりをピンポイントで引き当てる危険性が充分あるんだよ!……あーもう、どうせ止めても行くんだろ?さっさと行っちまえバーカ」
コビー「…………。やっぱり止めておこうかな」
ヘルメッポ「……えっ、本気?明日の天気は隕石か何かでしたっけ?マジで?」
コビー「着替えて出かけてもう一回お風呂入ってって考えたら、面倒臭くなっちゃったや……」
ヘルメッポ「ズコー」 - 47二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 20:25:46
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「孔雀さんの『カワイイ』ってなんなんだろうね」
ヘルメッポ「知らん。分からん。本人に聞いてもたぶん理解できん」
コビー「あの人にかかるとゴツい海賊もプリンスさんも『カワイイ』みたいだけど、どこに『カワイイ』を見出しているのかサッパリで……」
ヘルメッポ「真面目なのは良いことだがなコビー、世の中には深く考えずほっといた方がいいことが山ほどあんだよ」
コビー「あれこれ考えてたら、ぼくの中の可愛いの定義についても悩むようになっちゃいました」
ヘルメッポ「言わんこっちゃねぇ!!そんなんだから夜寝れなくなるんだろうが!!」 - 48二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 20:30:45
漫才みたいで楽しいことを教える
- 49二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 20:51:27
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「この前海賊の後ろ姿を一瞬ヘルメッポさんと見間違えちゃってさ」
ヘルメッポ「間違えんな!?失礼だぞ!」
コビー「本当に一瞬だけだよ?長さといい、サラサラ具合といい、結構似てて……」
ヘルメッポ「もしやお前には服や帽子というものがお見えになっていない?」
コビー「その人は髪結んでなかったし、よく見たらまっすぐじゃなくてちょっとうねうねしてたから、すぐに違うって気付いたんだけどね」
ヘルメッポ「はいはい、ウェーブかかってたのな。うねうね言うな。」
コビー「何より……」
ヘルメッポ「ん?」
コビー「…………正義コート羽織ってなかったし」
ヘルメッポ「おれはお前にちゃんと服が見えてることが分かって何よりだよ」 - 50二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:01:15
メッポ怪我とかして寝てる?
- 51二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:18:40
明確に意思疎通してるの25だけ?
- 52二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:27:38
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「この高そうな無くなりかけの……クリーム……フェイスクリーム?借りるね」
ヘルメッポ「おい高かったんだぞ、それ。……まあ、ようやく己を磨く気になったコビー坊やと、そろそろ気になる使用期限に免じて許そう!」
コビー「よっ。ん?何だろうこの、うーん。高そうな匂い……。ひばりさんと孔雀さんの荷物持ちで行った、化粧品コーナーっぽい匂いだ」
ヘルメッポ「キーッ!何当たり前の面して女二人にくっついて出かけてんだよチクショウ!実態は同僚だとしても!というよりお前なぁ、化粧品なんだから化粧品の香りするに決まってんだろ……どんだけ興味なかったんだ……」
コビー「このぐらいかな、えいっ」
ヘルメッポ「ウワー!ベタ付けすんな!ワシャワシャ塗り付けるな!塗っただけでひと仕事したみたいな顔すんなァーーー!」
コビー「なんか女の子みたいだ……」
ヘルメッポ「考えが古い!脳味噌化石か!潮風にやられて全身ガビガビになってから後悔するなよ!?」
コビー「はぁ。……これでちょっとは顔色良く見えるかな?」
ヘルメッポ「……せいぜい若干血色がマシになる程度だろ。それこそオンナノコどころか、ピエロレベルでファンデーション塗りたくらねぇと無理だわ」 - 53二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:31:50
閲覧注意で飛び込んだら思わず読み込んでしまった
- 54二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:41:21
- 55二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:41:52
ていうか初めに幽霊うんぬん言ってるのって…
- 56二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:42:27
なぜだろう
海兵狩りという言葉が浮かんだ - 57二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 22:03:21
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「時間って不思議だよね。早いと思ったら遅いし、遅いと思ったら早い」
ヘルメッポ「まーた哲学の時間かよ。いい加減懲りろ!……あー、なんだっけ?それ証明してた理論あったよな?」
コビー「相対性理論によると、実際にスピードや位置によって時間の進み方が違うから、正確な時間は存在しないって考えられるらしいけど。ちょっと腑に落ちないことがあるんだ」
ヘルメッポ「それだそれ!相対性理論!ピンポイントでド忘れしたぜ。で?コビー博士は何が引っかかっておいでで?」
コビー「時間が存在しないとなると、時間を操っているとしか思えない悪魔の実の能力は、何を操っているんだろう……?」
ヘルメッポ「……確かに?あくまでも相対性理論を正とするんなら、実際は速度とか空間とか重力とかを弄っていて、おれたちの視点からは時間を操っているように観測される……とかかァ?」
コビー「もしも、考えている通りなら……。そう、モノの実存にも影響を及ぼすような、そんな強力な力を秘めているかもしれない。それなら……」
ヘルメッポ「……、……。いやこっわ!?改めて考えたらなんなんだよ悪魔の実!決めた!おれぁ一生食わん!不気味な存在になりたかねー!ついでにカナヅチもゴメンだっ」
コビー「………………。推測だけで答えはだせないなぁ。実物を見て、もっと沢山の可能性を考えなくちゃ……」
ヘルメッポ「さてはどうせ便利な能力見たら手のひら返すだろうと思ってんなお前」 - 58二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 22:35:24
やっぱこれヘルメッポはもう……
- 59二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 22:47:55
コビー「ねぇ、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「なんだよコビー」
コビー「戦いが怖い。傷付くのが怖いんだ」
ヘルメッポ「ケッ。人助け大好き、危ない戦場に首突っ込んで傷作りまくりの英雄様がなーんかほざいてまさァ」
コビー「ぼくが傷付くのはいいよ。ちょっとやそっとの傷じゃもうへこたれないから。怖いのは、周りの大事な人たちが傷付くことだ」
ヘルメッポ「それはそれでどうなんだ。お前が傷付いた時の周りの奴らの気持ち考えろって何度も言ってるだろ、鳥頭かオメーは」
コビー「だって、もう……嫌なんだ……。ぼくもワケが分からないうちに、他の誰かが……大事な人が傷付くのは……い、いなくなっちゃうのは……」
ヘルメッポ「じゃ、悟ったようなことを言いますがねぇ。人間、どう頑張っても死ぬ時は死ぬものですよ。お前一人が死ぬほど頑張ったところで、目の届かないどこかで誰かが傷付き倒れてる。世界とはそういうもんです」
コビー「ヘルメッポさん……」 - 60二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 22:48:09
ヘルメッポ「んな目するなよ。ま、とどのつまり、それぞれの手の届く範囲で、それぞれ精一杯足掻くしかねぇんだよ。怖かろうがなんだろうが、お前ひとりで背負い込むな。ひとりで受けたら致命傷でも、みんなで受けたら軽くなるかもしれねぇだろ?」
コビー「……」
ヘルメッポ「お?泣くか?泣くか?」
コビー「…………。」
ヘルメッポ「痩せ我慢しちゃってまあ。前に言ったろ、泣きたい時にゃ素直にピィピィ泣くのも心のデトックスってヤツだぞ?いや、早速この前のあれみたいになるのは勘弁だが」
コビー「……ダメ。ダメだから……。きっと、これからもずっと怖いままなんだろうなぁ」
ヘルメッポ「……さんざ言っちまったけどさ、別に悪かないと思うぜ、それ。そういう怖がりなとこがあるから、何にでも一生懸命なお前が居るのかもしれねぇしな」
コビー「…………。聞いてくれてありがとう、ヘルメッポさん。よし、弱虫タイムおわりっ!大丈夫、ヘルメッポさんが……みんなが居るから。怖くってもちゃんと進むよ、先が見えない暗闇にだとしても」
ヘルメッポ「……おー。でも痩せ我慢の挙句に俺にばっか相談ぶつけんなよコビー、胃もたれするから」 - 61二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 22:49:48
ここでヘルメッポの服捨てようとしてるのが気になるんだよな
話の流れからしてヘルメッポのもの整理整頓しようとした結果っぽく見えるけどヘルメッポと普通に会話できる状態なら宝物かどうかとかなんて直接聞けばいいだけになるし
- 62二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 23:31:43
コビー「しりとりでもしよう」
ヘルメッポ「やめておけコビー、お前なんか弱過ぎて話にならねぇ。……なーんちゃって。じゃ、お前からな」
コビー「機関車」
ヘルメッポ「車掌車」
コビー「写真……部」
ヘルメッポ「早速危なかったな。武道部」
コビー「油断しちゃった。ブリーフケース」
ヘルメッポ「スーツケース」
コビー「す……す……すもも」
ヘルメッポ「桃」
コビー「もも、もも……モモンガ中将」
ヘルメッポ「ウルバン中将」 - 63二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 23:32:46
コビー「うどん屋」
ヘルメッポ「焼き鳥屋」
コビー「野心家」
ヘルメッポ「空手家」
コビー「からすうり」
ヘルメッポ「りんご売り」
コビー「リ……リカちゃ……いや!理科!教科の理科!」
ヘルメッポ「ひえっひえっひぇ……。女の子を呼び捨てにしようとするたぁやるじゃねぇか!蚊。かだけにってな」
コビー「うぅ……。んが付くって気が付いただけだから……!か……か……枯れ葉!」
ヘルメッポ「母」
コビー「博士っ」 - 64二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 23:32:54
このしりとり…1人で成り立ってないか?
- 65二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 23:33:17
ヘルメッポ「……。……背中合わせ」
コビー「星座早見表。隊長が持ってたなぁ……」
ヘルメッポ「天文学が趣味なんだっけか?運動場」
コビー「天体物理学。ちょっと気になるんだよなぁ。じゃなくて!えっと、宇宙ステーション……あっ」
ヘルメッポ「よっしゃ!」
コビー「……ダメだなぁ」
ヘルメッポ「おれが強過ぎたんだよ。いつか登ってこい、この高みにまでな!」
コビー「いつになったら…………ううん。考え過ぎない、考え過ぎない……。……外にラーメンでも食べに行こうかな。ヘルメッポさんはどう思う?」
ヘルメッポ「ひえっひえっ。やっと懲りたか?いいな、しりとりは直感も物を言う!その為にもたっぷり英気を養おうぜ!」
コビー「……うん。たまには食堂以外のご飯も食べに行こうか」
ヘルメッポ「…………。」 - 66二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 23:53:08
- 67二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 00:05:24
急展開すぎる…これからどうなるんだ
- 68二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 00:06:42
えちょどっちが?
- 69二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 00:14:16
コビー「ただいま、ヘルメッポさん」
ヘルメッポ「おかえりコビー……じゃねぇ!!まずは自分の部屋に帰れよ流石に!!何真っ直ぐ来てんだ!?ちょっと許してやったらすーぐ図に乗りやがって!!」
コビー「ふぃ〜。今ぼくの部屋、本と書類だらけで圧迫感がスゴいんだよね。ここの方が落ち着くや。後で掃除してあげるから許してね」
ヘルメッポ「掃除はいらん。速攻帰れ。帰って自分の部屋を落ち着く場所になるまで掃除しろドアホ」
コビー「疲れたなァ……ねむ……。……、……あ、柔らかいねここ……ちょっと貸してよ……」
ヘルメッポ「その耳は飾りなんですかァ!?ぐぎぎぎぎ……」
コビー「着替えもお風呂もご飯すらまだだぁ…………あはは、もういいか……。おやすみぃ、ヘルメッポさぁん」
ヘルメッポ「キェェーーーッ!!ドアホ!ド級のアホ!」 - 70二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 04:27:12
このしりとり…あれのパロならそうか……