- 1アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 21:08:09
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- 4アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 21:12:27
【プロフィール】
愛宕 アオバ
160cm
胸は中の上程度、お尻は小さめ
黒髪ミディアム(肩にかかる程度)
一人称 私 本官
ヴァルキューレ警察学校公安局所属3年生 - 5アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 21:16:49
ステータス紹介
【アオバ能力ステータス】
主要な部分を載せます
戦闘力62→89
持久力35→39
耐久力71→83
知力39→42
腕力47
機動力65
政治74
倫理32(悪党に対して)
神秘83
左が初期、右が成長後です。
神秘のステータス必要かと思い追加しました。
(part2参照) - 6アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 21:18:10テイク式女キャラメーカー女の子とか中性的な男の子とか作れます
非商用、無加工でご利用ください
NG例
・二次配布
・画像やキャラメーカー自体の自作発言
・トレス/模写した画像の公開
・AI生成イラストへの利用
・収益化済みの各種アカウントでの利用
・加工全般(色の変更、加筆、Live2D化等)
OK例
・収益化なしの各種アカウントのアイコン・ヘッダー画像
(Twitter, Instagram, LINE, Youtube, pixiv, Twitch, etc.)
・配信時のサムネイル
・TRPGプレイ時やリプレイ動画の立ち絵
・夢絵のコテキャ
・他イラストレーター様に依頼をする際の参考資料
・一部加工(サイズ変更、トリミング、左右反転、フレーム追加、文字追加のみ)
・作成した画像を参考に、「独自の絵柄で」イラストを作成、公開する行為
(キャラメーカーで作成した探索者を自分の絵柄で描きたい!等を想定) ※トレスはNG
【お問い合わせ】
Twitter→ https://twitter.com/anrm_teina
マシュマロ→ https://marshmallow-qa.com/anrm_teina
※パーツ追加依頼は目を通していますが回答はしておりません(追加できるかわからないため)
※利用方法に関しては具体的な状況がわからないとお答えできないこともあるため、TwitterのDMにてご連絡ください。
【更新情報】
2021/1/27 リリース
…
2022/12/7 著者表示をTwitterID「@anrm_teina」からメーカー名「#テイク式女キャラメーカー」に変更
2023/ 2/7 注意事項表示パーツを追加。注意事項を確認後、著者表示パーツに切り替えるよう仕様変更picrew.meアオバの外見です。
- 7アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 21:22:18
- 8アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 21:28:31
前スレにて始発点行きが決定、終着点(バットエンド)を回避。
【愛宕アオバ】は完成し、望む運命を掴み取る鍵となった。 - 9アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 21:32:34
本編再開
敵は無線で自身の班をA班、相手をB班と呼んでいた。
病院内に先程の1班、病院外に1班の8人と仮定する。
8人の時点で私一人に対して過剰な人員を投入していることになる、エデン条約で何かしらのアクションを起こすことを考えるとこれ以上人員は割けないはずだ。
アオバ「2人までならまだ足だけでも戦えますが、4人は無理ですね…」
隠れながら逃げるか…無理を承知で戦うか─
dice1d4=3 (3)
①戦う(不思議な力で腕が治る)
②戦う(戦闘力半減)
③隠れながら逃げる(戦闘力半減)
④隠れながら逃げる(不思議な力で腕が治る)
- 10二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:34:06
たておつです
- 11二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:36:52
スレ建てありがとうございます
何度見てもアオバはカッコいいし始発点ルート踏めて良かった - 12アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 22:06:35
見ていただきありがとうございます!
- 13アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 22:10:16
アオバ「─ッ!?…腕はやっぱり動きませんね…」
この状態で銃を撃つことはおろか、格闘戦すら厳しい。
無理に戦う事はせず、ここは逃げて助けを求めるのが最善だろう。
見つかった場合戦闘になることは避けられない。
出来れば見つからずにここを脱出したい。
【脱出パート】
🎲でアオバの行動とアリウス兵の動きが決まる。
ダイス目が重ならなければその場を切り抜けられる。
アオバとアリウス兵のダイス目が重なった時、アオバの戦闘力🎲を振り数値以下ならバレずにその場を切り抜けられる。
🎲の数値はアオバの戦闘力89の半分45(端数切り上げ)
病院は4回成功判定で脱出成功。
バレた場合は戦闘に入る。
アオバの体力は3、アリウス兵は一人につき1、計4。
🎲を振り数値以下でアリウス兵にダメージ。
数値はアオバの戦闘力89の半分45(端数切り上げ)
一桁でクリティカル。 - 14アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 22:10:41
【1回目】
アオバの行動
dice1d3=1 (1)
①部屋に隠れる
②物陰に隠れる
③廊下を進む
アリウス兵の行動
dice1d3=1 (1)
①部屋を確認する
②物陰を確認する
③廊下を確認する
- 15アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 22:14:37
廊下を進んでいると足音が聞こえてきた。
見つからないように目についた部屋に入り隠れるが…
部屋に入ってきた。
重なったのでステルス判定の🎲
45以下でステルス成功
dice1d100=61 (61)
- 16アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 22:31:13
アリウス兵「貴様っ!!ここに隠れていたか!!」
アオバ「見つかった!?」
アリウス兵が銃を構えようとする、銃を撃たれたら場所がバレてすぐに他の班員が駆けつけるだろう。
撃たれる前に仕留めたい─
戦闘
1ターンで仕留めれば脱出パート継続
アオバ体力3
45以下で成功
dice1d100=6 (6)
- 17二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 22:33:34
これはクリか…?ギリ普通の成功か?
- 18アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 22:48:20
一桁でクリティカル判定ですね。
甘めに設定してます。 - 19アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 23:08:29
クリティカル
銃の照準が合う前に相手に飛びつき蟹挟を仕掛ける。
アリウス兵「ウッ!?」
相手は後ろに倒れこみ勢い良く壁に頭をぶつけ、動かなくなった。
蟹挟は相手の腕をつかみ片足で相手の腹、もう片足で相手の膝裏を挟み、後方に倒すという技で柔道では禁止の技。
アオバ「いててっ…ぶっつけ本番でしたが案外成功するものですね…」
幸い銃を撃たせずに制圧することが出来た。
アリウス兵『おいC、どうした?応答しろ』
無線から敵の声が聞こえる。
近い内に異変に気づいた敵がここに駆けつけてくるかもしれない。
アオバ「最初からこんな調子で先が思いやられますね…」
急いで部屋を出て下の階へと向かう。
クリティカル報酬
戦闘力回復
dice1d10=9 (9)
- 20二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 23:16:30
かなり上位値だ
- 21アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/07(火) 23:18:20
戦闘力45→54
脱出パート継続
【2回目】
アオバの行動
dice1d3=3 (3)
①部屋に隠れる
②物陰に隠れる
③廊下を進む
アリウス兵の行動
dice1d3=1 (1)
①部屋を確認する
②物陰を確認する
③廊下を確認する
- 22アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/08(水) 00:26:54
成功
アリウス兵「Cが応答しない、どこに居るんだ?」
アリウス兵が別室に入っている間に廊下を進む。
階段を見つけ下の階へ降りる。
次のアリウス兵はやり過ごす事が出来た。
なんだか腕が少し動かしやすくなった気がする。
アオバ「痛いですがさっきよりは動く、なんででしょう?」
銃を一発撃つ程度ならいけそうな気がする。
【3回目】
アオバの行動
dice1d3=2 (2)
①部屋に隠れる
②物陰に隠れる
③廊下を進む
アリウス兵の行動
dice1d3=1 (1)
①部屋を確認する
②物陰を確認する
③廊下を確認する
- 23アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/08(水) 08:38:35
今日も遅くの再開です
- 24二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 18:59:46
保守保守
- 25アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/08(水) 19:56:34
再開
成功
下の階に降り廊下を歩いていると、足音が聞こえてくる。
咄嗟に積まれた段ボールの陰に隠れる。
その直後アリウス兵が姿を見せる。
アリウス兵「気配を感じたのだが、気のせいか…」
敵が部屋を確認している隙に下の階に逃げる。
各階に一人ずつ配置されているようだ。
つまり次のアリウス兵を撒けば外に逃げられる。
【4回目】
アオバの行動
dice1d2=1 (1)
①すぐ外に出る
②居なくなるのを待って出る
アリウス兵の行動
dice1d2=1 (1)
①外を確認する
②建物内を確認する
- 26アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/08(水) 20:00:01
ダイス目が重なる
いつ上階の敵が下に降りてくるか分からない、なのですぐに外に出る選択を取った。
しかしアリウス兵がタイミング悪く外を確認しだした。
急いで物陰に隠れようとするが─
54以下の数値でステルス成功
dice1d100=33 (33)
- 27アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/08(水) 20:47:59
ステルス成功
病院から脱出成功
アリウス兵「…?何か動いたような気がしたんだが…」
隠れるのが間に合った、建物内に戻っていくアリウス兵。
これで建物からは脱出することが出来た。
アオバ「はぁ…はぁ…、次は外ですか…」
外の敵はというと─
dice1d2=2 (2)
①建物内に入っていく(脱出パート終了)
②配置は変わらず(脱出パート継続)
- 28二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 22:49:01
警戒中か
- 29アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/09(木) 06:30:51
今日も遅くの再開です
- 30アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/09(木) 12:44:42
私が敷地外に出ないように警戒中だった。
敵は徐々に索敵範囲を狭めている、ここもいずれ見つかる。
敵は2人一組で行動している、病院の時より見つかる可能性が高い。
そして見つかれば2対1の不利な戦闘、そして位置が確実にバレる。
見つかりたくはない。
アオバの行動とアリウス兵のダイス目が重なった場合、戦闘力🎲を振って54以下ならステルス成功
アオバの行動
dice1d3=1 (1)
①敷地外へ進む
②その場でやり過ごす
③物陰に隠れる
アリウス兵Aの行動
dice1d3=3 (3)
①敷地外を確認する
②辺りを見回す
③物陰を確認する
アリウス兵Bの行動
dice1d3=3 (3)
①敷地外を確認する
②辺りを見回す
③物陰を確認する
- 31二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 14:47:49
さらっと外に行けたな
- 32二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 21:55:24
うまい具合にステルス出来たな
- 33アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/09(木) 23:07:33
敵が二人とも物陰を確認している隙に敷地外へと進む。
外に出たら後はひたすら病院から距離を取るように逃げた。
無事包囲網を潜り抜けることは出来たが、問題はまだ解決していない。
アオバ「はぁ…何とか逃げることが出来た…けどこれからどうしましょうか…」
入院患者用の服のまま逃げてきたので防御力は無いに等しい。
所持品は愛銃だけ、先生達に連絡を取る手段の携帯は部屋に残したままだった。
ポケットの付いていないズボンだったので邪魔になると思い置いてきたのを今更後悔している。
あと身体が限界に近い。
負傷している身体を無理矢理動かしたこと、数日の入院生活によって体力が落ちているのも重なり身体が悲鳴を上げている。
アオバ「確か明日がエデン条約のある日…襲われたのが日を跨いだ辺りだから…一日余裕はある…」
最寄りの交番に駆け込むのが一番だと思ったが、トリニティの地理に詳しくないのでここがどこかも分からない。
無闇に動いて体力を消耗した所をアリウス兵に襲われたり、一般不良生徒に絡まれるのは避けたい。
一方ここで少し休憩するのも見つかるリスクがある。
どうするか─
dice1d2=1 (1)
①交番か安全な所を探しに行く
②ここで休憩を取る
- 34アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/10(金) 06:31:27
今日も遅くの再開です
- 35アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/10(金) 12:28:42
アオバ「とりあえず動かないと…」
休むのは安全を確保してから、今やるべきなのは少しでも遠くに且つ安全な場所を探すことだ。
敵が手負いの私相手に8人以上人員を回すとも思えない。
これ以上敵がいないことに賭けて先に進むことにした。 - 36アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/10(金) 22:20:31
進んだ先でのイベント
dice1d6=5 (5)
①交番を発見する
②未だ迷子
③正義実現委員会に保護してもらう
④不良に絡まれる
⑤撒いたはずのアリウス兵が追いかけてくる
⑥最悪の状況、アリウススクワッドの襲来
- 37アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/10(金) 22:41:09
アリウス兵A「あいつはどこに逃げた!」
アリウス兵B「まだ近くにいるはずだ!」
撒いたはずのアリウス兵の声が聞こえてくる。
アオバ「くっ…追いつかれた…」
私が病院から居なくなったのが早々にバレて追いつかれてしまった。
まだ見つかっていないのが幸いだが、見つかるのは時間の問題だ。
アオバ「最悪戦う必要がありそうですね…」
再びアリウス兵に見つからないように逃げなくてはならない。 - 38二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 23:27:39
アリモブもかなりリスキーな事するな…
- 39二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 08:17:33
相手も絶対に逃さんという意志を感じる、厄介な相手になりそう
- 40アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/11(土) 13:10:45
アリウス兵は虐待と思想による洗脳教育を施されるとアズサさんから聞いた事がある。
失敗すれば大きなペナルティでもあるのだろうか?
それともそこまで私に恨みがあるのか?
必死になって探している。
それでも捕まる義理は無い。
【脱出パート】
🎲を振り、アオバの戦闘力(54まで低下中)の数値以下でステルス成功判定
4回の成功で無事脱出
一桁の目でクリティカル、成功判定2倍
90以上でファンブル、戦闘突入時1ダメージ
失敗の場合、即戦闘
アオバの体力3、アリウス兵達の体力4
54以下の数値で攻撃成功、1ダメージを与える
55以上の数値で失敗、1ダメージを受ける
一桁の目でクリティカル、倍のダメージを与える
90以上でファンブル、倍のダメージを受ける - 41アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/11(土) 20:30:28
1回目
54以下の数値で成功判定
dice1d100=5 (5)
- 42アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/11(土) 20:41:14
クリティカル
成功判定2倍
突然強い雨が降ってきた。
アリウス兵A「チッ!こんな時に雨が…」
アリウス兵B「前が良く見えない…」
ゲリラ豪雨によって視界が悪くなり、更に雨音が私の足音を掻き消してくれる。
運が良い、今のうちに敵から距離を取る。
このまま逃げることが出来れば良いが─ - 43二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 23:06:55
天候に恵まれてるがどうかね…
- 44二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 23:08:55
雨か、体温が心配になるけど痕跡が残りにくいからこれを撒くのには最適だな
良かった - 45アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/12(日) 06:40:16
今日も遅くの再開です
- 46二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 16:41:57
了解しました
楽しみに待ちながら保守します - 47アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/12(日) 22:35:16
保守コメありがとうございます!
再開します。 - 48アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/12(日) 22:35:39
冷たい雨が私の少ない体力を更に削る。
早く逃げて誰かに助けを求めないと─
2回目(実質3回目)
54以下の数値で成功判定
dice1d100=22 (22)
- 49アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/12(日) 22:49:18
成功
雨が体力を奪い、追われている緊張感で精神がすり減る。
敵であり味方である雨がいつまで続くか分からない。
アオバ「はぁはぁ…まだ…倒れるわけには…」
未だアリウス兵の索敵範囲の中にいる、少しずつ遠くに逃げてはいるが、この状況で見つかり戦闘になれば勝ち目は薄い。
勝ったとしても、そこから更に逃げる体力が保つか分からない。
アリウス兵「正義実現委員会が見回りしている区域が近い!そこに逃げられると追えなくなるぞ!」
アオバ「良いことを聞きました…」
少し気力が回復する、あと少し─ - 50アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/12(日) 22:50:35
ラスト
54以下の数値で成功判定
dice1d100=72 (72)
- 51アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/12(日) 23:00:19
失敗
最後に雨は私の味方をしなかった。
強い雨は止み、視界が晴れる。
アリウス兵「見つけたぞ!!」
アオバ「くっ…」
アリウス兵が私を指差し走って向かってくる。
相手は4人、こちらは手負いの体力が限界の私1人。
絶望的な状況。
それでも─
アオバ「諦める理由にはならない…ですよね…」
【戦闘パートに移行】
アオバの体力3
アリウス兵達の体力4
54以下の数値で攻撃成功、1ダメージを与える
55以上の数値で失敗、1ダメージを受ける
一桁の目でクリティカル、倍のダメージを与える
90以上でファンブル、倍のダメージを受ける
アオバの体力がゼロになると捕らえられてしまう - 52アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/12(日) 23:01:17
1回目
dice1d100=64 (64)
- 53アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/12(日) 23:08:15
失敗
アオバ体力3→2
アリウス達体力4
敵は射撃しながら接近してくる。
遮蔽物は柱しか近くにない、それも全身を隠せない物だった。
仕方なくそこに隠れるが肩や足に銃弾が当たる。
アオバ「ぐっ!?」
腕が痛くて反撃がままならない。
その間にも少しずつ接近してくる敵。
撃ち返さなくては─ - 54アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/13(月) 06:31:58
今日も遅くの再開です
- 55二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 14:42:11
追い詰められてる、まずいな
- 56アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/13(月) 22:35:10
再開
アオバ体力2
アリウス達体力4
54以下で成功
一桁の目でクリティカル、倍のダメージを与える
90以上でファンブル、倍のダメージを受ける
dice1d100=53 (53)
- 57アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/13(月) 22:48:28
成功
アリウス達体力4→3
敵が一人だけ先行している、その敵から倒すことにする。
敵の足にスラグ弾を撃ち込む、それは狙った場所とは違うが足首に当たる。
アリウス兵D「ぐわっ!?」
倒れる敵の頭にスラグ弾を撃ち込む、3発程度命中すると動かなくなった。
アリウス兵B「奴まだ戦えるのか!?」
アリウス兵A「前に出過ぎやがって!」
敵が少し動揺している、心の何処かで慢心があったのかもしれない。
一人やった、しかし相手はまだ3人。
遮蔽物がなく広い場所での戦闘は不利だ、場所を変えたいが─ - 58アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/13(月) 22:49:20
戦闘力🎲54以下で成功
dice1d100=17 (17)
- 59アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/13(月) 23:00:07
成功
アリウス達体力3→2
場所を狭い路地に移すため今出来る全力の走りでその場から逃げる。
アリウス兵C「その遅さで逃げられると思うな!」
アリウス兵B「狭いところに逃げやがって!」
その路地は人が2人並ぶのがせいぜいな狭い道。
少なくとも3人から撃たれる事はない。
敵が路地に入ってくる、そこを狙い撃つ。
アリウス兵C「うわっ!?」
一人が威力の高いスラグ弾を数発食らい倒れる。
他の敵がそれに怯んでいる隙に私は路地から出て次の戦場に移動する。 - 60アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/13(月) 23:01:00
戦闘力🎲54以下で成功
dice1d100=21 (21)
- 61アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/13(月) 23:12:44
成功
アリウス達体力2→1
次は路地から出てすぐの角で敵を待ち構える。
出てきた所を散弾で仕留める作戦だ。
そして─
アリウス兵B「ちょこまかと逃げやがっ─グハッ!?」
至近距離からの散弾を受けて無事な人間はいな─そんなにいない…。
20発受けてなお元気なミカさんが特殊なだけで、今の敵は普通に倒れた。
アリウス兵A「私以外やられたか…手負いだと舐めていたのが間違いだった…」
アオバ「ここで…倒れるわけには、いかないので…」
あと一人、ここで仕留める─ - 62アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/13(月) 23:14:05
アオバ体力2
アリウス達体力1
戦闘力🎲54以下で成功
dice1d100=57 (57)
- 63アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/13(月) 23:23:34
失敗
アオバ体力2→1
アリウス兵A「私を他の奴らと一緒にするなよ!」
リーダー格の敵が銃を撃つ。
それが私の腕に当たる。
アオバ「いっ!?」
そのせいで敵に照準を合わせられない。
アリウス兵A「接近戦でとどめを刺す!」
ショットガン相手に敵はなかなか肝が据わっている。
本調子の私なら接近を許しはしなかっただろう。
お互いに次の一撃で勝負が決まる。
敵は私が照準を合わせる前に格闘戦に持ち込めれば─
私は照準を敵に合わせトリガーを引けば─ - 64アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/14(火) 06:45:44
今日も遅くの再開です
- 65二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 14:47:40
期待の保守
- 66アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/14(火) 21:29:35
保守ありがとうございます!
再開します - 67アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/14(火) 21:30:21
ラスト
戦闘力🎲54以下で成功
dice1d100=98 (98)
- 68アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/14(火) 21:44:57
ファンブル判定
アオバ敗北
限界だった腕は敵を前に動くことはなかった。
それ以外にも色々限界で、回避しようにも足を動かす事が出来なかった。
敵の銃床を使った打撃が私の頭に当たる。
アオバ「うっ…」
足が立つための力を失い、地面に倒れる。
意識が遠くなる…
ここで倒れるわけにはいかないのに…
敵が銃を構える。
私の最後に見たものはマズルフラッシュだった… - 69アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/14(火) 21:55:07
※敗北によってアオバが3章から退場します。
次に目を覚ますのは4章になります。 - 70二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 22:35:25
アリウス兵やはり強敵だったか、このままベアトリーチェのところに連れて行かれるか
アオバ以外のメンバーの動きも重要になりそう - 71アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/14(火) 23:04:02
アリウス兵「ターゲットを捕らえました」
サオリ「ああ」
彼女達は倒れ伏したアオバを見る。
サオリ「これで障害の一つを排除した、あとはアズサと例の大人だけ─」
サオリ「裏切りの代償は高くつくぞ、アズサ」
【エデン条約当日】
ヒフミ「アズサちゃん?」
アズサは携帯の画面を見たまま動かない。
その様子は尋常ではなかった。
ヒフミ「えっと…アズサちゃん、どうかしましたか?」
アズサ「…ヒフミ、アオバが─」
その時爆発音が鳴り響く。
ヒフミ「きゃあっ!?何の音ですか!?」
ハナコ「あそこは大聖堂…エデン条約会場です!」
アズサ「─行かないと」
血相を変え走り出すアズサ。
コハル「ちょっとアズサ!?」
ヒフミ「アズサちゃん!?どこへ─」
引き留めようとするヒフミ達の近くで爆発がする。
ハナコ「今は避難しましょう!アズサちゃんなら自分の身は自分で守れます!」
ヒフミ「アズサちゃん…」
アズサの走っていった方向を見る。
混乱する人達でどこにアズサがいるのか分からなくなっていた。 - 72二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 23:14:42
アレこれワンチャンエデン3章と4章に立場とか無視してカンナが個人で来るの確定しない…?
- 73アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/15(水) 00:51:45
【夢の中で】
─瓦礫の山に私は立っていた。
アオバ「あれ?私アリウス兵に負けて…」
最後は銃弾を頭に受けて意識を落としたはず。
とするとここは意識がなくなった時に見る夢の世界のようだ。
セイア「君がいても結末は変わらなかったようだ…むしろ─いやこれ以上は止そう、君は何も悪くないのだから」
アオバ「…セイアさん?」
セイアさんが隣に立っていた。
セイア「これから君にとって、皆にとって辛く悲しい結末が待っている」
アオバ「それはいったい─あれ、先生?」
目の前にハスミさんとツルギさん、ヒナタさんに守られた先生が現れる。
アオバ「先生!…声を掛けても無駄ですよね…」
セイア「今見えているのは今現在起こっている出来事、そしてこれから起こる出来事」
アオバ「えっ?」
突然ガスマスクを着けた幽霊のような人が姿を現す。
ハスミさんとツルギさんがガスマスクに銃を撃つがなかなか有効打を与えられないようだ。
そこに傷だらけのヒナさんが駆け付け先生をその場から逃がす。
アオバ「状況が全く見えません、いったい何が起こっているんですか?」
突如景色が一面の瓦礫から街の中へと変わる。
そこではヒナさんが倒れていて、先生がアリウスの生徒に銃を向けられている。
銃声、同時先生が倒れる。
アオバ「ッ!?先生ッ!?」
撃たれた箇所から血が流れ出ている。
動けない先生に容赦なくとどめを刺そうとした生徒にヒナさんが攻撃、そこに救急車が駆け付け2人を乗せ逃げる。 - 74アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/15(水) 00:52:23
次の光景はアズサさんが憤怒の形相でアリウスの生徒に攻撃を仕掛けるところだった。
アズサ『よくも先生をッ!!アオバをッ!!サオリィィィッ!!』
セイア「彼女は─アズサはもう止まらない、幸せを知ったアズサはそれを壊そうとする者に容赦しないだろう…」
セイア「─そして人殺しの咎を背負うことになる」
そこは石で出来た廃墟の中─
アズサさんが黒く濁った目で何かを見下ろしている。
目線の先には2人が倒れていた。
アズサ『あとは─サオリだけ…』
倒れている2人はピクリとも動かない。
アズサ『私の大切なモノを奪おうとする敵は─』
─許さない。 - 75二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 08:00:31
どうなることやら…
- 76二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 14:21:22
期待の保守
- 77アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/15(水) 18:52:35
セイア「撃たれたあとの先生は、トリニティゲヘナを纏めエデン条約の穴を突き、何とか混乱を鎮めることには成功する、しかしその後ミカの協力を得たアズサの凶行を止めるには至らなかった、これが結末だ」
アオバ「そんな…」
セイア「一度は人を殺めることを恐れたアズサだが、共に苦難を乗り越えた友を、自身を導いてくれた恩師を、幸せな思い出を奪われそうになり、それを守ろうと人殺しすら厭わなくなってしまった…」
アオバ「止める方法は…」
セイア「…ない、この未来は覆すことは出来ない」
もう日常には戻れないという絶望と、憎悪を瞳に宿しアズサさんはゆっくりその場をあとにする。
アオバ「そんな…」
背を向け歩くアズサさんが遠くなっていく。
アオバ「嫌です、アズサさんにあんな顔をしてほしくない!」
セイア「皆を取り巻く状況は手詰まりだ、どうやっても覆せない」
セイアさんから予知の詳しい内容を聞く。
・トリニティの首脳陣のほとんどが負傷している、唯一ティーパーティーで動けるミカはアズサに手を貸してしまう、同じ憎悪を持つ共犯者として
・アズサの憎悪の籠もった決意を聞いたヒフミは一度は心が折れるものの、立ち上がり止めようとする、けれどもアズサがどこに行ったのか分からず止めることが出来ない
・サオリ達アリウススクワッドは、アツコという仲間を助けるために先生に協力を求めようとする、しかしそのためにはアオバを解放し引き渡す必要がある、たった3人でアリウス全体を相手して消耗したところをアズサやミカにやられる
・先生はアリウス分校の入り口がどこにあるか分からず止めに入る事が出来ない - 78アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/15(水) 18:55:50
セイア「この状況を唯一変えることが出来る可能性を持った君は大怪我を負い捕らえられている、怪我の状態を見るに自力でアリウス分校から脱出は出来まい」
自力で脱出出来れば先生と合流してアズサさんとミカさんを止められる、いやその前に先生達の協力を得るためにスクワッドに会う必要がある。
しかし自力脱出が不可能なのは私が一番よく知っている。
アオバ「私は…なんでこんなに無力なんですか…」
どんなに絶望的状況でも諦めたりしないと誓ったのに、心はもう屈しようとしている。
セイア「君はこれから起こる悲劇、そのエンディングから目を背けた方が良い、あとは虚しさが続くだけ─」
スペア「─バットエンドをハッピーエンドに変えたくはありませんか?」 - 79二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 20:46:09
アオバは事前に予言で未来を聞いていたのか、気絶する直前納得したりしてたのかな
そしてまさかのSpareKey、ハッピーエンドへ行けることを祈る - 80二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:24:12
スペアが二人の所に出るならあのデータの使い時か…
- 81アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/16(木) 02:02:58
セイア「もう一人のアオバ…いや、君は誰だ?」
私達の前に、私にそっくりの姿をしたSpare Keyが現れる。
アオバ「…それはどういうことですか?」
スペア「そのままの意味ですよ、このまま行けばそこの預言者の言う通りの結末を迎えます、しかし─」
Spare Keyが私に向けて手を差し出す。
その手は光る何かを持っていた。
スペア「ようやく完成しました、終着点を回避する為の鍵です」
セイア「鍵?」
スペア「この鍵の力を用いれば小さな因を変えることが出来る、それにより異なる結果をもたらしてくれるでしょう」
因を変える?異なる結果とはいったい?
スペア「たとえば敗北したという結果は変わらずとも、その敗北の仕方を変えることが出来る」
アオバ「敗北の仕方?」
スペア「抵抗したせいでだいぶ手酷くやられたようですが『もし』早々に捕まっていれば、結果は変わっていたのではないですか?」
アオバ「えっと…つまり『もし』そこまで酷い怪我を負っていなかったら─」
スペア「あなたは牢を脱出する事が出来る、その後の行動次第ですがあなたの望む結果を得ることが出来るかもしれません」
アオバ「それじゃ私はアズサさんを助けることが─」
スペア「もちろん制限や代償はあります」
アオバ「ッ…それはいったい…」
私を改めて乗っ取るつもりか、それとも別の何かを失うようなことか…。
スペア「この力はあくまで過去のあなたの行動や結果しか変えられないのが制限、そして─」
その後の言葉で私は選択を迫られることになる。
スペア「代償は一つの世界をあなたの手で殺すことです」 - 82アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/16(木) 06:31:27
今日は遅くの再開です
- 83二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 14:45:03
期待の保守
- 84アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/16(木) 22:56:10
アオバ「世界を…殺す?」
スペア「この鍵は世界と別世界を繋ぐためのパス(道)を作るためのモノ、そして別の世界の【愛宕アオバ】とこの世界のあなたの因を入れ替える為のモノです」
セイア「─っ…君はかなり酷な事を言っていると理解しているのかい?」
セイアさんは何かを察したようだ。
アオバ「どういうことです?」
セイア「トロッコ問題を理解している前提で話すが、その鍵は選択をした方─切り捨てる選択をした方が轢かれるという結果が確定しているが、結果が出る前に選択を変える事が出来るモノだ」
スペア「細かい部分は複雑故に異なりますが大まかにはそうですね」
アオバ「取り返しの付かない所まで進んだトロッコを別の路線に切り替える事が出来るということですか?」
セイア「その力の本質をまだ理解出来ていないようだ…切り替えるのではない、その力は別の世界に『都合の悪い選択をした』という結果を押し付ける事が出来るんだ」
アオバ「えっ?」
セイア「本来のトロッコ問題では両方の選択肢で犠牲が出る事が確定していることが分かっている、しかしもし片方が出ないとしたら?結果が観測される前に予想出来たら?選択肢を変える権利があるなら?」
アオバ「犠牲が出る方を選んでしまったと分かった時点で入れ替えます…あっ─」
本質、この意味を理解した…理解してしまった。 - 85アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/16(木) 22:57:57
スペア「あなたは間違った選択をした、それによって白洲アズサの凶行を止めることは出来なかった、それがこの世界の結末」
聞きたくない…。
スペア「別の世界の【アオバ】は正しい判断をし、まだ白洲アズサを止めるチャンスがある」
聞きたくない。
スペア「隣の芝生が青いのなら入れ替えてしまえば良いのです、その力をあなたは手に─」
アオバ「聞きたくない!!」 - 86二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 23:21:46
通りでアビドスの時ああなってたのかね…
それを考えると巻き戻ししまくってた某魔法少女の固有魔法もアレどっかで聞いた一説によると始めに契約した人格だけ巻き戻して残った体には契約できなかった人格が残ってみたいな説あるからそれと似た感じかね… - 87アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/17(金) 00:07:34
耳を塞ぐ、唯一の希望が犠牲を押し付けないといけないなんて聞きたくなかった。
セイア「…まずスペアの言う別世界の存在、これを証明する手段は?」
スペア「これです」
モニターのようなモノが現れ、そこに私が映る。
【これを見ているということは無事にファイルがあなたの元へと送信され、実行されているということです】
その映像はミカさんとの戦いの後意識を失った時見た夢と同じものだった。
【もう一方の私、世界を救えなかった方の私と─】
全てを見終わったセイアさんはかなりの衝撃を受けているようだ。
スペア「ちなみに押し付けられる側の世界は映像の【愛宕アオバ】がいる世界です」
セイア「待ってほしい、もう一つの世界の【アオバ】が違う選択を『している』という前提で事を進めるのはおかしい、同じ選択を『している』かもしれない」
スペア「もう一つの世界はある一点を除き最良の選択をしています、この鍵の力は映像の【愛宕アオバ】のモノだからです」
セイア「…ある一点とは?」
スペア「最後に押し付ける側にならず、押し付けられる側になったことです」
スペア「途中で良心でも傷んだのでしょうか?いえ、理解したのです、鍵は1本だけでは足りないことに」
スペア「そして鍵の力は奪うことは出来ない事に、私─【Spare Key】を通じて譲渡しか出来ない事に」
スペア「私の持つこの鍵は、とある世界の【愛宕アオバ】の、どうしても【ハッピーエンド】を見たいという狂気的な執念の結晶なのです」 - 88二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 07:53:09
連邦生徒会長はこれをどう思っているのかも少し気になるな…
先生のためになる手段か…?はたまたこれしかないと考えたのか…?わからん所も多いな… - 89二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 13:46:35
どうなることやら…
- 90アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/17(金) 14:05:25
スペア「世界を滅亡させる原因を回避し、解明し、破壊する、これこそが【Master Key】の使命」
スペア「もう一つの世界の【愛宕アオバ】は解答を得てあなたに託すことにしたのです」
スペア「さて、最初の質問に戻ります」
スペア「─バットエンドをハッピーエンドに変えたくはありませんか?」 - 91二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 14:42:11
たとえどんなに最良の選択をしようとも鍵が2本なければハッピーエンドにはたどり着けなかったのか
向こうのアオバは、どんなに足掻こうともたどり着くことが出来ない、ならば他の世界へ託すことにしたのか
凄まじい精神力だ、それかある種の超人なのだろうか、並行世界のアオバに心からの感謝を - 92二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 23:16:11
確かに…
- 93アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/18(土) 06:32:41
今日も遅くの再開です
- 94二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 15:07:05
期待の保守
- 95二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 22:58:19
どうなることやら…
- 96アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/18(土) 23:35:34
良心がその鍵を取ってはいけないと言う。
しかしそれを取らないと詰みの状況だ。
Spare Keyは十字架を背負う覚悟はあるか?と問いかけているように思えた。
アオバ「私は…」
手が伸ばせない。
どうせ滅びる世界だから押し付けても良いだろう、なんて思えるわけがない。
スペア「私としては取っても、取らなくても構いません」
セイア「それはどういうことだい?」
スペア「オリジナルの【key】より世界を滅亡させるという目的のための手段として私は複製されました、もっともオリジナルはその役目を放棄しましたが」
スペア「私も自力で妨害することは叶わないので道具としての存在意義を失いました、与えられた役目を遂行出来ない道具は不要なのです」
スペア「ただ同じ道具として作られたモノ同士思う所はあります、道具として与えられた役目を遂行しなさい【Master Key】」
アオバ「それでも…」
セイア「一つ良いかい?」
スペア「なんでしょう?」
セイア「鍵の力はつまり過去改変になるわけだが、私はそれを知覚したままでいられるのかい?」
物語でよくあるのは過去改変した者しかそれを知覚出来ないという事。
スペア「改変する現場に立ち会っている、それも特殊な精神世界での出来事なので覚えたままなのではないでしょうか、この状況はかなりイレギュラーなので実際はどうか分かりませんが」
セイア「もし覚えたままだというのなら、私も一緒に十字架を背負おう」
アオバ「えっ?」
セイア「私にも助けたい─助かってほしいと思う人がいる、過去を変えないと助からないというのなら私は変えてほしいと願う」
セイア「君がこれから行う事が罪だというのなら私も共犯者になりたい。頼む、ミカに人を殺させないでほしい」 - 97アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/18(土) 23:36:50
アオバ「………」
私はSpare Keyに向き直る。
スペア「共犯者が出来て嬉しいですか?気は楽になりましたか?」
アオバ「…鍵をください」
スペア「どうぞ、私の方で変える過去は設定してあります、それを手に取った瞬間あなたはアリウスの牢の中で目覚めるでしょう、大した怪我もなく動ける状態で」
アオバ「…わかりました」
セイア「アオバ」
アオバ「はい、なんでしょう?」
セイア「ミカをどうか頼む」
アオバ「わかりました」
私はSpare Keyの持つ鍵を少し乱暴に掴む。
目の前が光に包まれた─ - 98アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/19(日) 06:33:10
今日も遅くの再開です
- 99二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 14:50:17
期待の保守
- 100二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 22:55:35
どうなるかね…
- 101アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/20(月) 00:03:36
セイア「─行ったようだね」
スペア「ええ、時間はエデン条約をアリウスが襲撃した日の2日後、白洲アズサが聖園ミカにアリウス分校への入り口を教えてもらうために聖園ミカの収容されている牢を襲撃する辺りです」
セイア「…もう一つ疑問がある」
スペア「なんでしょう?」
セイア「君はアオバに力を使ってほしいのか否かどちらだい?」
スペア「両方です、濫用してほしくないが正しいですね」
セイア「?アオバの様子を見れば濫用するとは思えないが」
スペア「私が話した力についての制限及び代償について、あれは嘘です」
セイア「なに?」
スペア「もう一つの世界と選択肢を入れ替えるのと細かい部分しか入れ替える事が出来ないというのが嘘です、あの力に制限も代償もないのですよ」
セイア「分からない、代償が無いのになぜ使わせないようにする?」
スペア「【Master Key】が完璧に近づくと世界が滅亡するからです」
セイア「完璧に近づくほど?」
スペア「アレの創造主に近づく、と言った方が良いですね、【愛宕アオバ】はその力を用い滅亡を阻止するために自身の創造主に変わりキヴォトスを監理しようとした」
スペア「あらゆる変数をあらゆる方法で取り除き、完璧な監理社会が完成しようとした時あるモノに目を付けられた」
セイア「あるモノ?」
スペア「【色彩】です」
セイア「色彩…」
スペア「ソレに目を付けられたら最後、滅亡は免れません」
スペア「【完璧となったアオバ】という特別な存在に惹かれたのでしょう、自身が対象になってしまったそれ以降あらゆる試みは無駄に終わる結果となりました」
スペア「アレには同じ轍を踏んでもらいたくないだけです」 - 102二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 07:48:34
スペアが見た資料はそれも書いてあったのか
- 103二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 13:23:09
となると資料をまとめたのは、完璧になってしまったアオバ…?
アレこれワンチャン資料送ったアオバってテラーになってる説浮上したのでは…? - 104アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/20(月) 21:22:27
スペア「では私も行きます、あなたはどのように未来が変わったのか見てみると良いのではないでしょうか」
SpareKeyがその場から消えていく。
セイア「好き放題言ってくれるね…」
一人残されたセイア、未だ自身の身体は意識を回復するまでには至っていない。
再び誰かがここに招かれるか意識が回復するまでどうしようかと考えていると、突如景色が変わる。
セイア「これは─」
スペア「今頃予言者はその力で見たモノに苦しめられていることでしょう」
スペア「それが事件を引き起こす一つのトリガーになるのは確定事項ですから」 - 105アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/20(月) 21:32:28
【それぞれのプロローグ・アリウススクワッド視点】
アツコ「私達は償わないといけない」
サオリ「償い…」
サオリ達が計画の障害になりそうな人物に危害を加えたその償いを。
アオバを攫い、先生を撃ち、アズサの大切を奪ったその償いを。
アツコ「まずは攫ってきた警官さんを逃さないと」
サオリ「だがアリウスに戻れば確実に始末される!」
アツコ「それでも行かないと、誰も私達を赦してくれなくなる」
サオリ「…」
アツコ「それに警官さんはトリニティでもゲヘナでもない、関係のない憎悪に巻き込まれただけの人だから」
サオリ「アツコ…」
エデン条約を奪うという目的に失敗した。
アツコを儀式の生贄にさせない為にいくつもの罪を重ねたサオリ達。
そんなサオリ達を最後に救いたいアツコ。
その為には生徒の味方だというあの大人─先生を頼るしかないが、アオバが捕まっている今応じてくれるか分からない。
アツコ「マダムが警官さんを処分してしまったらアズサはもう止まらなくなっちゃう、アズサとサオリ達が戦うのはもう見たくない」
サオリ「…」
ミサキ「どうするの?もう追手が迫ってるけど」
ヒヨリ「どちらにしても辛いのには変わりないですね…でも仕方ないですよね、人生なんてそんなものなんですから」
二人はサオリの判断に任せる、と言ったリアクションを取る。
サオリ「…行こう、愛宕アオバを助けに」
敵はアリウス分校全体、アリウススクワッドの無謀な戦いが始まった。 - 106アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/20(月) 22:24:56
【それぞれのプロローグ・ミカ、アズサ視点】
ミカ「どうしてあんな事しちゃったのかな私…」
アリウスによるエデン条約調印式襲撃事件、これによってトリニティ、ゲヘナの上層部達が重傷を負い、事件は先生によって解決したものの、その後の処理を巡る混乱は続いている。
ナギサを巻き込んでしまった、それを悔いるミカにさらなる追い打ちが待っていた。
セイアが突然危篤状態になったというのだ。
原因は不明、しかし今の状態では助かる見込みはないと告げられた。
贖罪の機会を失ってしまったとミカは絶望した。
ミカ「もうセイアちゃんと話すこと出来なくなっちゃった…」
ミカは心の中でずっと謝罪と後悔を続けている。
ミカ「なんで…どうして…」
なぜ、どうしてという問答が続いていく。
そのうち心の中に黒い何かが芽生える。
ミカ「なんでサオリ達は捕まってないの?」
窓口を担当していたサオリの名が浮かぶ、アリウス生の一部は捕まったらしいが主犯格は未だ逃走しているらしい。
ミカ「なんで私を利用したサオリには罰がないの?」
後悔が少しずつ憎悪に変わっていく。
ミカ「私から大切を奪ったあの女も同じように奪われないと不公平だよ…」
その憎悪をぶつけたい、今すぐサオリに復讐したい。
しかし先生率いる補習授業部達によって敗北し、その時の怪我が完治していない。
特に足の怪我が酷く走ることが出来ない。
それでは復讐相手に逃げられてしまう、それ以前に牢屋替わりの監禁部屋から脱走することも難しい。
独力では復讐を果たせないその悔しさにミカは涙する。
ミカ「誰か私を連れ出して…」 - 107アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/20(月) 23:06:27
願いは虚しく消えていく─
ズドォォォォォン!!
そのはずだった、突如部屋のドアが爆発する。
ミカ「きゃっ!?いきなり何!?」
煙が晴れるとそこには手ずからトリニティへの転入の手引きをしたアズサがいた。
アズサ「聖園ミカ、お願い力を貸して」
ミカ「アズサちゃん…どうしてここに?」
アズサ「アリウス分校に入るための入り口、それを教えてほしい」
ミカ「…私今すごく機嫌が悪いの、どうしてか分かる?」
アズサ「…アリウスに大切な人達を傷つけられたから」
ミカ「セイアちゃんを傷つけたのは確かアズサだよね?」
アズサ「うん」
ミカ「私はアリウスに復讐したい、私を利用したサオリに復讐したい─アズサもその対象だよ?」
ミカが武器になりそうなモノを掴む、アリウスに関係するというだけでその手に掛けてしまいたくなる。
アズサ「私は攫われたアオバを救いたい、そしてアリウスを滅ぼしたい、ミカが代わりに叶えてくれるならそうしてくれて構わない」
ミカ「アオバが攫われた…アリウスを滅ぼしたいのはどうして?」
アズサ「私から大切な人達を奪おうとした、そしてアリウスが残っている限りその大切な人達はこれからも危険に晒される、だから滅ぼしたい」
ミカはアズサの目に憎悪が宿っているのを感じ取った。 - 108アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/20(月) 23:07:28
アズサ「まずはアオバを助けたい、お願い力を貸してほし─ぐっ!?」
話の途中、爆発音を聞き駆け付けた警備がアズサの背に向け銃を撃つ。
警備A「貴様その女を脱走させようとしているのか!」
警備B「急いで取り押さえろ!!」
アズサとミカに向けて警備が銃を構える。
アズサ「お願い!このままじゃアオバが!!」
不意打ちを食らい動けないアズサが必死に叫ぶ。
警備B「暴れるな貴様!おい、こいつを気絶させ─」
ミカ「─いいよ、それ手伝ってあげる」
ミカが投げた家具がアズサを取り押さえようとした警備に当たる。
アズサ「えっ…?」
警備A「なっ!?何をしているのか分かっているのか聖園ミカ!?」
ミカ「うん、どうせ退学だろうし大切な人にはもう会えないし、なら最期に暴れたいな〜なんて」
警備A「─ッ!?総員撃てッ!!」
ミカ「いくら怪我をしててもあなた達には負けないよ」
正実モブ「聖園ミカが脱走しました!!脱走を手助けしたのは白洲アズサです!!」
トリニティは更に混乱することになる。 - 109二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 23:16:10
サオリ達、アズサ達、そしてSpareKeyそれぞれが方向の同じ目的や別の目的に従って動いているな
そして色彩... - 110アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/20(月) 23:54:33
【それぞれのプロローグ・先生、補習授業部視点】
正実モブ「聖園ミカが脱走しました!!脱走を手助けしたのは白洲アズサです!!」
ミカの脱走の報は、訳あって学園から離れていた先生と補習授業部の耳に届くのは少し時間が経ってからだった。
先生「"なんだって!?"」
ヒフミ「そんな…アズサちゃん…」
ヒフミは最後にアズサからアリウスを滅ぼすという決意を聞いた後再開することはなかった。
行方不明になっていたアズサはいつの間にか学園に戻り、何故かミカの脱走を幇助していたらしい。
ハナコ「アズサさんはトリニティの内通者だったミカさんに、アリウス分校への入り口に案内してもらおうとしているのではないでしょうか」
コハル「それってアオバが攫われた事が関係してるの?」
ハナコ「はい、大いに」
ヒフミはアズサに会ったとき聞いたが、先生達は調印式で起こった事件、それが解決した後にアオバが攫われたのを認知した。
今トリニティは混乱を収める事で手一杯の状況、一人の生徒の捜索に人員を割くことが出来ない。
先生達が学園を離れていたのは、アオバの所属するヴァルキューレに助けを求めに行ったからだ。
コハル「すぐ戻ってアズサを追いかけないと!」
先生「"もう少しだけ待ってて"」
すると先生達の目の前にパトカーが2台止まる。
カンナ「お待たせしてしまい申し訳ありません先生、応援を集めるのに時間が掛かってしまいました」
運転席のドアが開き、カンナがパトカーから出てくる。
先生「"ありがとうカンナ、あとごめん、私が目を離してしまったばかりに…"」
カンナ「いえ先生もご多忙の身です、あなたは何も悪くありません」
首を横に振るカンナ。
カンナ「それにトリニティへ行くことに許可を出したのは私です、先生に非があるというのなら私にも非があります」
先生「"…アオバは必ず助ける"」
カンナ「はい」 - 111アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/21(火) 06:16:07
今日も遅くの再開です
- 112二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 14:48:25
期待の保守
- 113アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/21(火) 21:49:48
現時点のスレ世界と原作の各キャラの行動の相違点
【アズサ】
・ヒフミと別れたあと、アオバとスクワッドを捜索しに向かい行方不明に、補習授業部と再会していない
・ミカにアリウス分校の入り口を聞くため脱走の手助けをする
・原作の4章にあたる部分に加わる
【ヒフミ】
・アズサと別れたあと再会出来ず、ブルアカ宣言をしていない
・アズサを探す、アオバを助けるため原作の4章にあたる部分に加わる
【ハナコ、コハル】
・ヒフミ同様アズサを探す、アオバを助けるため原作の4章にあたる部分に加わる
【ミカ】
・補習授業部とアオバに敗北し大怪我を負ってしまい、本調子ではない
・セイアはミカに会う前に危篤状態になったので、セイアとの会話が出来ていない
・アズサに助けられる形で脱走する
【セイア】
・意識が戻ることなく危篤状態になる
【アリウススクワッド】
・アオバを助けるためアリウスから逃げるのではなく乗り込む事に
・数々の行いの結果ミカだけでなくアズサからも狙われるハメに
【先生】
・アズサがいない状態でもなんとか事態を収める事が出来た
・ヴァルキューレ(カンナ)にアオバの捜査協力を依頼する - 114アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/22(水) 05:37:29
最近ペースが落ちてますが、ゆっくり描ければと思っています。
- 115二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 16:00:03
期待の保
- 116アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/22(水) 22:04:23
一台のパトカーに先生とヒフミ、ハナコ、コハルが乗りカンナが運転をする。
先生「"まずは学園に向かってほしい"」
カンナ「わかりました」
そこから会話は無く、しばらくエンジン音だけが響く。
車内の気まずい雰囲気を変えたのはカンナだった。
カンナ「アオバはトリニティではどうでしたか?上手くやれていましたか?」
先生「"うん、アオバも皆も楽しくやっていたよ"」
ハナコ「はい、アオバさんと私達は学校間を越えた大切な友人です、一緒にアクアリウムに行ったり水着パーティーをした仲なんですよ♡」
コハル「ちょ!?アンタそれは言わなくていいわよ!?」
カンナ「…水着パーティー?」
ヒフミ「…えっと、パジャマパーティーの水着版だと思っていただけたら…」
ハナコ「あと外で皆と水着になったことも─」
コハル「警察官の前で何言ってるのよ!?それはハナコが無理矢理─」
ヒフミ「あ、あれはほんとに仕方がなくて─」
カンナ「何があったのか詳しく聞く必要がありそうだな…」
試験会場に向かう際に水着になった話から、今までの辛い日々、楽しい日々の思い出を共有していく。
先生「"えっとそれで─うん?メールだ…誰だろ?"」
先生がポケットから携帯を取り出す。
その画面を見て固まる先生。
ヒフミ「先生どうかされましたか?」
ハナコ「また何か問題が?」
先生「"カンナ、行き先を変更してほしい"」
カンナ「…どこにでしょうか?」
先生「─アオバと…アリウスの生徒が居る場所」 - 117二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 22:59:05
あの呼び出しの所か…
- 118アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/23(木) 07:00:53
今日も遅くの再開です
- 119二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 14:45:13
保守
- 120二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 22:59:58
期待の保
- 121アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/23(木) 23:36:46
【それぞれのプロローグ・アオバ視点】
目が覚める、灰色の壁に鉄格子が見える。
アオバ「いてて、頭が痛い…えっと、ここは現実…身体は─」
腕は痛いが、身体は動かせる。
病院からの脱出劇とアリウス兵との激闘の末敗北した後とは思えないくらいに、身体は治っていた。
アオバ「違う…」
そうSpare Keyが言っていた過去を変える力─それを使った結果だ。
『抵抗せず大人しく捕まった』ので大した暴力も加えられず、こうして意識を取り戻すことが出来た。
Spare Keyが言っていた『代償』を他人が背負うことによって都合の良い現在を作った、作ってしまった。
アオバ「なんてことを私は……違う、今は落ち込んでいる場合じゃない…」
罪悪感に打ちひしがれるのは後で良い、今は過去を変えた事で生まれた可能性を無駄にしないためにもここから脱出する手段を考える。
アオバ「もちろん銃は取り上げられているとして…病院着には何もない、と…」
牢屋の中を見渡しても脱出に使えそうな物はなかった。
鉄格子を確認する、年季は入っているがまだその役目を果たせるだけの強度はある。
アオバ「あれ?結局軽症で済んでも脱出出来なければ意味ないのでは…」 - 122アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/23(木) 23:39:51
早速途方に暮れていると、爆発音が聞こえる。
アオバ「戦闘音…近い…もしかして先生達が?」
そんな淡い期待を裏切るように牢屋の前の通路を走ってきたのは─
サオリ「はぁ…はぁ…、見つけた」
夢で先生とアズサさんに酷いことをしていたアリウスの生徒─
アオバ「─錠前サオリ」
サオリ「今そこを開ける」
手に持った鍵で解錠し扉を開けるサオリ。
─相手は手負い、疲労もたまっている様子。
こっちは手枷がついてはいるが、飛び出して相手を押し倒せばチャンスはある。
サオリ「あとは手枷を─ぐっ!」
不用心に近づいたサオリにタックルを仕掛ける。
それが当たりそのまま二人共地面に倒れる、だが私が上の状態、手枷の鎖で首を絞めに掛かる。
サオリ「ぐっ…」
アオバ「あなたのせいで!先生がッ!アズサさんがッ!!」
ミサキ「リーダーッ」
ヒヨリ「ああっリーダーが!」
一人がハンドガンを、もう一人がSRを構える。
サオリ「二人共…撃つな!」
ミサキ「けど…」
サオリが仲間に制止させたことに疑問を感じる。
アオバ「…何しに来たんですか?」
サオリ「お前を…助けに来た」
アオバ「信じられません!」
サオリ「ならこのまま…首を絞めてくれて構わない…」
ミサキ「リーダーを解放しないと撃つ」
サオリ「撃つなッ!」
苦しそうにしながらそれでも制止するように呼びかけている様子に、ほんの少しだけ話を聞く気になった。 - 123アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/23(木) 23:57:15
アオバ「私を助けて何が目的です?」
サオリ「アツコの…お願いだからだ…」
アオバ「お願い?」
サオリ「アツコはお前を助ける気でいた…、そんなアツコは私達の為に囮になって…」
サオリの目を覗く、苦しそうにしているが真っ直ぐ私の目を向いていた。
アリウス兵「スクワッドを見つけたぞ!始末しろ!」
ミサキ「…ッ見つかった、このまま共倒れなんて嫌なんだけど」
ヒヨリ「このあとの結末を考えると辛いですけど、サオリ姉さんに付いていくと決めたのは私達ですし…仕方ないですよね…」
なぜアリウス兵は、味方のはずのサオリ達を始末しようとしているのか?
アオバ「…私の武器は?」
サオリ「…ヒヨリのバッグの中だ」
ヒヨリ「コレです─痛ッ!?うわぁぁんもう保ちません!?」
大きなバッグから私の銃が転がり落ちる。
アオバ「手錠の鍵は?」
サオリ「これだ」
サオリが苦しそうにしながら私の手錠を外した。
アオバ「…私を解放した後どうするのです?」
サオリ「アツコを助けに行く」
アオバ「それはダメです!アズサさんとミカさんがあなた達を殺そうとしています!」
サオリ「…そうか、当然の報いだな…」
アオバ「何受け入れようとしているんですか!?あなた達がどうなるのかは私には関係ありませんがアズサさん達が人殺しになるのが嫌なんです!!」
地面に転がっている私の銃を拾い、アリウス兵に向けて撃つ。 - 124アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/24(金) 00:12:32
『戦闘を避ける』選択をしたおかげか腕も少し良くなっているようだ、これなら戦闘出来る。
アオバ「ひとまずここを脱出して先生と合流しましょう!」
サオリ「しかしアツコが─」
アオバ「先生はきっと誠意を持って頼めば助けてくれます!!」
ミサキ「どうするのリーダー?!」
ヒヨリ「うわぁぁんもうおしまいです!?」
サオリ「…分かった、ここを一旦脱出しよう」
そうして不本意ではあるがスクワッドに私が加わりアリウス分校を脱出する戦いが始まった。
激闘を繰り広げ、命からがら脱出した今─
アオバ「…携帯はありますか?」
サオリ「ああ」
液晶画面にヒビが入った携帯を渡される。
先生の連絡先と内容を入力して─
アオバ「今送りました、誰が来ても大人しくしてくださいね?」
サオリ「…わかっている」
しばらく待つと車が走ってくる音が聞こえる。
アオバ「あれは…パトカー?あの─」
サオリ「大丈夫だ、逃げる気はない」
アオバ「ならいいですけど、あっ先生…」
先生とアズサさんを除いた補習授業部のメンバーがパトカーから降りてきた。 - 125二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 07:47:54
とりま合流できたか
- 126二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 13:20:55
どうなることやら…
- 127アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/24(金) 21:45:27
【先生視点】
カンナ「この廃ビルの中に、アオバとテロリストが?罠かもしれません」
先生「"アオバとアズサとミカを助ける唯一の可能性があるなら私は迷わず飛び込むよ"」
カンナ「はぁ…罠だと分かった時点で発砲します」
呆れながらも止めないでくれるカンナに感謝する。
先生「"ありがとうカンナ"」
カンナ「あなたに何かあれば多くの生徒が悲しみます、そこのトリニティの生徒も─アオバもそうです、引き際は見極めてください」
先生「"分かった"」
カンナ「…お前達も付いてくるのか?ここから先は危険だぞ?」
カンナが付いてくる気満々の補習授業部を睨む。
コハル「私を舐めないで!!これでも正義実現委員会…なんだから…つ、付いて行くわよ!」
カンナの目つきが怖かったからなのか、途中で尻込みしてしまうコハル、だけど最後に言い切った。
ハナコ「大切なお友達が危険な目に遭っているのに大人しく帰るなんて出来ません」
普段とは違う、真剣な表情と声音のハナコ。
ヒフミ「私がお役に立てるかどうかわかりません…、けれど私は大切な友達を助けたいんです!!」
アズサと別れたあとのヒフミはとても落ち込んでいた、それが今は絶対に助けるという決意で溢れている。
カンナ「…分かった、ただ相手はプロの戦闘集団、戦闘になれば私は先生を守るので手一杯だろう、自分の身は自分で守れ」
三人は静かに頷いた。
カンナ「先頭は私が、先生は三人の間に」
先生「"分かった、よろしく頼む"」
アリウススクワッドと、おそらくアオバが居るであろう廃ビルへと入る。 - 128二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 23:22:15
始まりか
- 129アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/25(土) 06:46:23
今日も遅くの再開です
- 130二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 15:27:16
期待の保
- 131アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/25(土) 22:14:49
【アオバ視点】
廃ビルの一室─私とアリウススクワッドの三人が居る部屋に先生達が入ってくる。
アオバ「先生、カンナ局長も…」
先生「"アオバ!無事だったんだね!良かっ─"」
カンナ「そこの3人、まずは銃を下ろせ」
先生が前に出て部屋に入ろうとするのを、カンナ局長が制する。
サオリ「…言う通りにしよう」
サオリがARを地面に置いた。
ミサキ「まさか先生以外に警察まで来るなんて…」
ヒヨリ「これで私達は捕まって一生を牢屋で過ごすことになるんですね…辛いですね…ところでご飯は三食出るんでしょうか…?」
2人も持っている武器を地面に置く。
カンナ「そのまま動くな、怪しい動きを見せた瞬間に撃つ」
先生「"アオバ、大丈夫だった?"」
アオバ「…まぁ何とか、この人達のおかげで脱出出来ました、私を攫うよう指示したのもこの人達ですが」
カンナ「人質を保護、テロリストも確保しこれにて一件落着…ではないことは先生から聞いている」
先生「"アズサがアオバを助けるため、アリウスを滅ぼす為にミカの脱走を手引きしたみたい、2人を止めないと"」
アオバ「やはり…」
カンナ「アズサという生徒を止めるにはアオバが直接会うのが一番だろう、疲れているだろうがもう少し頑張ってほしい」
カンナ「ミカという生徒については復讐対象が居ないなら止まるはずだ、とりあえずテロリスト3人の身柄はヴァルキューレで預かる─」
サオリ「─先生!」
サオリが前に出る。
カンナ「動くな!これ以上前に出れば撃つ!」
サオリ「…助けてほしい人がいる」
サオリが膝を折り、手を地面に付ける。
そして頭を地面に付け、助けを乞う。
サオリ「アツコを助けるのに協力してほしい、お願いだ─」 - 132アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/26(日) 06:29:48
今日も遅くの再開です
- 133二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 15:07:58
どうなることやら…
- 134二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 22:55:16
保
- 135アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/26(日) 23:11:06
カンナ「勝手な事を─」
コハル「何勝手な事言ってんのよ!!」
コハルさんが声を荒げる。
ハナコ「コハルちゃん…」
コハル「エデン条約めちゃくちゃにして先生を撃ってアオバを攫って、挙句アズサがこんな事になってるの全部あんた達のせいなのによくそんな事言えるわね?!」
サオリ「………」
コハル「謝罪もないのね!この─」
コハルさんが銃を構える、それをヒフミさんが抑えに掛かる。
ヒフミ「コハルちゃん待ってください!?」
コハル「ヒフミはなんとも思わないわけ?!このままだとアズサ退学になっちゃうわよ?!」
先生「"コハル落ち着いて"」
コハル「先生まで!?先生は撃たれてるのに何とも思わないの!?」
先生「"まずは訳を聞きたいんだ、あんな事をした理由を"」
サオリ「…仲間達の為だった─」
自身やアツコという生徒の境遇、アリウスでの地獄のような日々、仲間を守る為に心を鬼にし厳しく当たっていたこと、計画が成功すればアツコが助かっていたということ─
サオリの口から語られた話を聞いている皆の表情は様々だ。
サオリ「アツコを生贄という運命から助けたかった、計画が失敗した後私はアツコを連れて逃げようとした、アツコは罪を償わないといけないと言ってアオバを助けようとしていた、私たちが囲まれた時アツコが囮となって私達を逃がしてくれた…」
アツコはスクワッドの皆に生きてほしいと願って囮を買って出たようだ、捕まれば死が待っているのに。
それでも私を助けようと─
サオリ「私はどうなっても構わない!アツコを助けてほしい!お願いだ!」
先生「"─分かった"」 - 136アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/27(月) 00:03:18
カンナ「先生!!」
コハル「先生!?」
先生「"アズサがミカを連れ出してから時間が経っている、既にアリウス分校内にいるかもしれない、2人を見つけるには彼女達の案内が必要だ"」
カンナ「そこはテロリストの本拠地です、罠かもしれません!」
先生「"アズサやミカ─アツコやサオリ達を助けたい"」
カンナ「先生!」
先生はそう言うと思った、だから私は言う─
アオバ「先生は彼女達を赦すんですか?」
その質問に悪感情は込めていない、純粋に聞いてみたかったのだ。
先生「"私は赦すよ、サオリ達は悪い大人に利用されていただけ、他人の憎悪を押し付けられただけ"」
サオリ「…私は、先生を撃ったんだぞ?それでも赦してくれるのか?」
先生「"うん、だけど私が『簡単に赦す事』を許してくれない人もいる"」
先生は補習授業部の皆を見る、本人は赦しても親しい人はサオリが先生を撃ったという行いを赦しはしない、アズサさんが暴走した原因の一つでもあるからだ。
先生「"アズサとミカを助けるのに協力してほしい、それがアツコを助けるのを協力する条件、私がサオリ達を赦す条件だよ"」
サオリ「…分かった、なんでも言ってほしい」 - 137アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/27(月) 06:30:58
今日も遅くの再開です
- 138二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 13:58:08
どうなることやら
- 139アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/27(月) 20:08:05
先生が実質赦した事でスクワッドを連れて皆で助けに行くという空気になった。
コハル「…一緒には行くけど、私は絶対に赦さないからね!」
コハルさんはアズサさん以外にも尊敬する先輩方が被害に遭っているのでこのメンバーの中では一番怒りを抱いている。
カンナ「しかし先生、テロリストの同行についてはこの際置いておいて、野放しは流石に承服致しかねます」
サオリ「…ここにヘイローを破壊する爆弾がある」
『『!?』』
スクワッドを除く全員、私も含め驚く。
アオバ「なんてモノ隠し持ってるんですか…」
サオリ「要人暗殺用にマダムから渡された物だ、このリモコンで起爆出来る」
サオリはそのリモコンを先生に渡す。
サオリ「信用出来ないと思ったら起爆してくれて構わない」
先生「"分かった、ところでアオバ銃を貸してくれない?"」
アオバ「……はぁ…わかりました」
何をするのか分かってしまい、呆れてため息をついてしまった。
先生「"おぉ結構重いね、これ持って走るの私には無理かな"」
リモコンを地面に置き、それに向けて銃を構える。
サオリ「先生何を─」
そして引き金を引いた。
放たれた散弾がリモコンを粉々に破壊した。
先生「"ショットガンの反動すごいね、私に連射は無理だ"」
そう言って銃を返す先生。
先生「"こんな物騒な物じゃなくて皆の目で監視じゃダメかな?"」
補習授業部の皆は啞然とする。
スクワッドのメンバーは信じられないといった目で先生を見る。
カンナ「先生─」
アオバ「先生ってこういう人ですから諦めた方がいいですよ」
それなりに長い付き合いなので生徒に甘い所は理解している、それを咎めても治らなさそうな点も。
カンナ「…お前が責任持って先生を守れ」
アオバ「分かりました」 - 140二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 23:01:13
カンナがある程度は先生について知れるのはこの先考えると結構良いのでは…?
- 141二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 07:48:25
保
- 142アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/28(火) 09:19:01
【アズサ・ミカ視点】
先生達がアリウススクワッドに接触した頃─
ミカ「入れ違いになってたんだ…会えなくて残念」
アズサとミカは一足先に自治区へと侵入、そこで捕まえたアリウス兵を尋問した。
結果スクワッドが自治区へ侵入しアオバを連れ去ったこと、その過程でアツコを捕らえたことを知った。
アズサ「これ以上アオバに何をしようとしているッ…」
怒りに顔を歪めるアズサ。
ミカ「どうする?一度アオバちゃん助けに外に出る?そうすると二度とここに戻れないけど」
自治区への入り口は変化する。
ミカが入り口について知っているのは今日まで、明日以降の変化についてはもう分からないのでこれが自治区へと入る最初で最後のチャンスだった。
アズサ「いやここで待ち伏せする、サオリ達にとってアツコは大切な人だからきっと助けに来る」
条約締結日アオバの人質写真によってスクワッドに待ち伏せされたアズサが今度は仕返しする側となった。
アズサ「アオバの居場所を聞くまで殺すのは待ってほしい」
ミカ「はーい、でも何もせず待つのも退屈だよね?」
アズサ「罠の材料は現地で調達出来る」
ここはアリウス自治区、武器や爆弾は手に入る。
ミカ「いいね、盛大に歓迎しようよ☆」 - 143二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 14:42:19
こっちはこっちで歓迎の花火の準備か…
- 144アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/28(火) 22:02:18
【アオバ視点】
移動はパトカーによって行われる、スクワッドが万が一暴れても良いように1台に1人、と分断するように乗せる。
スクワッドを探しているアリウス兵に対しパトカーは抑止力になる、そしてまさかスクワッドがパトカー内に居るなんて思いもしないだろう。
私とサオリは先生と同乗している、運転しているのはカンナ局長だ。
先生「"私達に会う前に戦闘してたみたいだけど大丈夫?"」
アオバ「私は問題ありません」
先生「"それなら良いけど─サオリはどう?"」
私を牢屋から出そうとしていた時点でそれなりに怪我をしていたサオリ、時々痛む部分を庇う仕草を取っている。
サオリ「問題ない、戦闘可能だ」
先生「"…無理はしないでね"」
カンナ「そろそろ教えられた目的地ですが─ッ!?なんだこれは…」
サオリの言っていた自治区への入り口、そこに入るにはまず地下道を進まないといけない、その地下道の入り口には─
アオバ「アリウス兵…」
十数人のアリウス兵が倒れていた。
パトカーから降り地面に倒れるアリウス兵達の容体を確かめる。
アオバ「生きてはいます、けっこうな重傷ですが」
手足が折れている者がほとんどで、手荒に無力化されたようだ。 - 145アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/28(火) 22:04:56
誰がこんな事を─
先生「"既にアズサとミカが中に…"」
追従していたパトカーから補習授業部とスクワッドの皆が降りてくる。
ヒフミ「ひどい…これはいったい何があったんですか…」
ハナコ「本来はアツコさんを助けに来るはずのスクワッドを迎撃するための人達が、予想外の敵から攻撃を受けたといったところでしょう、おそらくアズサちゃんとミカさん…」
ハナコさんも先生と同じ考えのようだ。
ミサキ「アズサが居るならこの道を通って進むのは危険かもしれない」
コハル「どうしてよ?」
ヒヨリ「アズサちゃんはサオリ姉さん仕込のゲリラ戦術のプロでして、追手や私達用に罠を張っているかもしれません…」
私もそれを一度体験している、二度と味わいたくない。
アオバ「迂回しますか?」
サオリ「いやその時間はない、この道を利用する」
アオバ「罠はどうするんです?」
サオリ「アズサに罠の仕掛け方を教えたのは私だ、仕掛け方の傾向は把握している」
要するに罠を避けて通れるらしい。
サオリ「私達が先行する、その後ろを付いてきてくれ」 - 146アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/28(火) 22:06:14
アリウス兵A「スクワッドを発見!」
アリウス兵B「アズサとミカじゃない?!どういうことだ?!それにトリニティとヴァルキューレまで!!」
アリウス兵C「構わん!全員始末しろ!!」
おそらく救援に駆け付けた部隊に発見される。
ミサキ「こんな時に…奴らと戦ってたら入り口が閉じる」
カンナ「チッ、私達で食い止める!お前達は早くいけ!!」
アオバ「私も一緒に─」
カンナ局長含めヴァルキューレ生数人では武装の差で足止めしきれない。
カンナ「お前は先生を守る為について行け!」
アオバ「しかし!」
カンナ「心配せずとも無線で応援を呼んでいる、お前は友達を助けに行ってこい!」
アオバ「ッ…はい!」
サオリ「行くぞ!私達の後ろを通れば罠は回避出来る!」
アオバ「どうかご無事で!」
足止めを買ってくれたカンナ局長達を背に、私達は入り口へと走る。 - 147アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/29(水) 06:38:51
今日も遅くの再開です
- 148二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 13:40:28
期待の保
- 149二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 14:29:05
カンナたち大丈夫かな
心配する余裕はないけど - 150アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/29(水) 20:43:45
コメント、保守いつもありがとうございます!
いつの間にかスレ落ちする間隔が短くなっているみたいですね…
半日更新出来ない身としては厳しいですが、頑張ります! - 151アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/29(水) 20:44:35
地下道を進んでいくほど外の戦闘音が小さくなっていく。
心配で後ろ髪を引かれる思いだが─
サオリ「ここから自治区への入り口だ、敵と罠だらけだ集中して臨め」
半端な気持ちではここから先痛い目を見るばかりか大切な人達を守れない。
自治区への入り口が見えたところで気持ちを切り替えていく。
道中地面や壁にいくつかの罠が仕掛けられているのを発見した、引っかかると連鎖するようになっている。
サオリ「一つでも踏み抜けばこの通路が崩落する、注意しろ」
先頭のスクワッドと同じ道を同じように私達は歩く。
しばらくして─
サオリ「よし、上がっていいぞ」
上に登ると、そこは廃墟群の中だった。
ハナコ「ここがアリウス自治区…」
ヒフミ「アズサちゃんが育った場所…」
コハル「こんなボロくて汚いところで生活なんて私は出来な─あっ…ご、ごめん…」
失言をしてしまったと謝罪するコハルさん。
サオリ「気にする必要はない」
ミサキ「生きづらい所なのは確かだし」
ヒヨリ「美味しい食事も、雑誌もありませんし辛い所ですよここは…」
スクワッドの皆は遠い目をしていた。
サオリ「…感傷に浸る余裕はなかったな…、ここは訓練施設でもう少し歩けば自治区だ、その最奥【至聖所】と呼ばれる場所におそらくアツコはいるはずだ」
アオバ「そちらもありますが、アズサさんとミカさんのことも忘れないでください」
サオリ「…分かっている」
先生「"助けたいっていう気持ちはわかるけど、少し休憩しよう、特にサオリ達とアオバはね"」
アオバ「はい」
廃墟で軽く休憩を取ることにした。 - 152二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 23:16:25
トラップ地帯は何とかか…
- 153アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/30(木) 07:41:31
休憩後、とりあえずサオリ達の目的地に向かう。
アズサさんとミカさんはどこかのタイミングでスクワッドに対して仕掛けてくる。
2人を闇雲に探して罠に引っかかったりアリウス兵に見つかるよりは向こうから仕掛けてくれた方がまだ安全という判断だ。
自治区に入り廃墟に等しい街並みを眺めていると─
先生「"ミサイル…会場を襲った巡航ミサイルだ…"」
他にも物騒な兵器の数々、それも新品だ。
これ等をアリウス分校単体で購入所持は自治区の様子を見るに難しいのではと思う。
サオリ「彼女が来てアリウスも大きく変わった…」
先生「"その【彼女】と言うのは誰─"」
サオリ「ッ!!全員隠れろ!!」
アオバ「先生伏せて!!」
サオリの叫びとほぼ同時、私は先生に飛びつき物陰に隠れる。
銃声、皆がいた場所に銃弾が放たれる。
アオバ「いったい誰が!?先生、無事ですか?!」
先生「"ありがとう、無事だよ…"」
サオリ「今まで人の気配は一切なかった、いったいどこから?」
???『始めまして、先生』
突如シスター服にガスマスクを着けた亡霊のような人達が現れ私達を包囲する。
続いてその中心に、白いドレス、赤い素肌の人物が現れる、実体ではなくホログラム映像のようだ。
先生「"誰だ"」
ベアトリーチェ『私はベアトリーチェと申します、以後お見知り置きを』 - 154二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 14:07:33
面を見せて来たか…
- 155アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/30(木) 20:52:14
サオリ「マダム!なぜミメシスがここに!?制御に必要なエデン条約は取り消されたはず─」
ベアトリーチェ『大人同士の話し合いに割り込まないでください』
ミメシス達がサオリに向けて銃を撃つ。
サオリ「くっ!?」
先生「"サオリ!?"」
ベアトリーチェ『まぁあなた達は最低限の仕事をしてくれました、疑問にはお答えしましょう』
ベアトリーチェ『一度顕現させてしまえば、あとは私の方で制御出来るからです、あなた達の仕事はただ顕現させるだけで良かった』
ミサキ「トリニティとゲヘナの占領はどうでもよかった…」
ベアトリーチェ『占領は私の計画にとっては些事です、目的があったほうがあなた達を動かしやすかったからです、ロイヤルブラッドについても同様です』
サオリ「初めから約束を守る気はなかったのか…」
ベアトリーチェ『子供は大人に搾取されるモノ、そうでしょう先生?』
先生「"………"」
先生の顔から表情が消えている。
ベアトリーチェ『このままロイヤルブラッドを放っておいてもらえるのでしたら、そこにいる生徒達に手を出さないと約束しましょう、ソレだけで足りないのなら私の【成果】もお見せしましょう』
ベアトリーチェ『知りたくはありませんか、私の偉業を、偉業の果てに至る【崇高】を─』
先生「"断る、あなたのような大人と交渉なんて出来ない"」
普段の先生からは聞いたことのない低い声で拒絶する。
ベアトリーチェ『やはり私とあなたは反発し合う存在、こうなることは分かっていました』
ベアトリーチェがミメシスに合図を送る。
ベアトリーチェ『次会う時は私が崇高に至った時か─いえ会う機会はないかもしれませんね、あなた達はここで倒れるので』
ベアトリーチェの姿が消える。
同時ミメシスが銃を構え、私達に向け撃ち始めた。 - 156アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/30(木) 21:31:12
遮蔽物に隠れているが、長くは持たないかもしれない。
先生「"部隊を2つに分ける、アオバはスクワッド側について前線で戦ってほしい"」
アオバ「……はい!」
先生の護衛から離れるのは良くないのではと、少し逡巡する。
しかし先生の指揮能力は高いのは理解しているので指示に従う。
先生「"皆行くよ!"」
かつての敵同士が先生の下で共闘する─
アズサ「銃声…サオリ達が来た…」
ミカ「それじゃ私も混ざりに行くけど、本当に良いの?」
それはお世話になったサオリ達を殺しても良いのか、という問い。
アズサ「私は憎しみの連鎖を断つためにアリウスを滅ぼす、まずはサオリ達から─ミカこそ良いの?」
ミカ「今更私に帰るところはないから…」
アズサ「そう…」
2人はスクワッドを討つため準備を始める。
ミカは足の様子を確かめる。
ミカ「今なら少しだけ走れそう」
アズサは大量の爆弾、罠を入れたバッグを背負う。
アズサ「………」
ミカはスクワッドに直接戦いを挑みに─
アズサはサオリ達が通るであろう道に罠を仕掛けに─
ミカ「それじゃ、よーい─」
サオリ達のいるであろう場所で大きな爆発音。
ミカ「ドンッ!」
走る。 - 157二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:38:16
花火を出しに来そうか…
- 158アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/31(金) 06:21:00
今日は遅くの再開です
- 159アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/31(金) 12:50:07
自己保守
- 160二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 14:54:41
一応の保
- 161アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/31(金) 20:20:17
保守ありがとうございます!
外出中、自分で出来たり出来なかったりするので助かります!
再開します - 162アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/31(金) 20:22:50
アオバ「倒しても倒しても出てくるんですが!?」
ミメシス1体の強さは大した事はない、問題はその数だ。
夢の中で見た時も数の暴力でトリニティ、ゲヘナの治安組織を同時に相手取っていた。
それが私達に向けられている。
サオリ「いちいち相手にしてはきりがない、中央突破したいが…」
私達前衛の部隊と、補習授業部と先生達後衛の部隊の歩調は違う。
戦える人が前衛に固まっているので先行しすぎると後衛が孤立してしまう、なので歩調を合わせる必要がある。
ミサキ「ミメシスの足止めのせいで時間が迫ってる…」
ヒヨリ「このままじゃ姫ちゃんが…」
サオリ「くっ…」
スクワッド達に焦りが見え始める。
その焦りが歩調を早め後衛と距離が開く、そのタイミングで─
ミカ「楽しそうだね、私も混ぜてよ」
ミカさんがサオリの前に現れる。
サオリ「─ッ!聖園ミカ!!」
ミカ「これな〜んだ?」
続けてミカさんがリモコンのような物を操作する。
すると後方で爆発音、前衛と後方の部隊の間の建物が崩れ分断される。
ミカ「やっと会えたね、錠前サオリ」 - 163二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 20:50:47
このレスは削除されています
- 164アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/31(金) 20:51:57
サオリ「アズサの仕掛けた爆弾か…」
ミカ「そうだよ、アズサちゃんすごく怖い顔して準備をしてたの、ここから先の建物爆弾だらけなんだ」
ちょっと使い方アレンジして先生達と分断するために使ったけど、と可愛らしく舌を出すミカさん。
ミカ「─先生のこと撃ったくせに助けを求めるなんてどんな神経してるのかな?」
空気が一変する、全身から憎悪が滲み出ていた。
アオバ「み、ミカさん待ってください!?」
ミカ「アオバちゃん久しぶり、連れ出されたって聞いてたけど、まさかスクワッドに協力してるなんてね─」
ミカ「アズサちゃんが羨ましい…」
アオバ「えっ?」
ミカ「ううんなんでもない、この先にアズサちゃんがいるから先生達と合流して会いに行ってあげて、あの子は報われないとね」
でも、と言葉が続き─
ミカ「そこの女達は通すわけには行かない」
ミカさんがサオリ達に向けて銃を向ける。 - 165アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/31(金) 20:52:28
ミスりましたすみません…
- 166アオバ12◆i0ffLqeiLU25/01/31(金) 21:10:02
私の目の前で戦闘が繰り広げられる。
私は─
アオバ「私はどちらに味方すれば…」
どちらにも味方することが出来ず見ていることしか出来なかった…。
スクワッドの今までの行いについては怒りを覚えている。
しかしベアトリーチェという大人に利用されていた被害者でもある。
ミカさんもまたベアトリーチェの思惑の被害者だ。
被害者同士の戦い、ソレに私が割り込める余地はないと思った。
アオバ「…うぅ…まずは先生達を助けないと!」
私達と分断された補習授業部と先生がミメシスに囲まれるのはマズい。
それに先生の言葉ならミカさんに届くかもしれない。
決着が付く前に先生達の下へ向かう。 - 167二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:21:18
保守
- 168二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 23:17:09
どうなることやら…
- 169アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/01(土) 05:37:52
今日も遅くの再開です
- 170二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 13:11:02
待ってます
- 171二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 14:42:22
期待の保守
- 172アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/01(土) 20:39:51
保守ありがとうございます!
- 173アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/01(土) 20:40:11
道は瓦礫で塞がれてしまっている。
回り道をして先生達のいる場所まで向かう。
ヒフミ「アオバさん!」
先生「"アオバ!大丈夫だった?!"」
先生達は周りをミメシスに囲まれているのに他人の心配をしている。
アオバ「今助けます!!」
そんな優しい人達を助けに向かう。
先生「"ありがとうアオバ!"」
ハナコ「アオバさんのおかげで助かりました」
コハル「うぅ…役にたてなかった…」
ハナコ「コハルちゃんの率先して前に出る姿カッコよかったですよ」
皆に大した怪我が無くて良かった…。
アオバ「先生!今ミカさんとスクワッドが戦っています!」
ハナコ「あの爆発はミカさんの仕業だったんですね…」
先生「"すぐ向かおう!"」
急ぎ駆け付けると─
ミカ「あっ先生…こんなところ見られたくなかったなぁ…」
ミカさんの足元にはヒヨリが倒れていた、背中を踏んづけられている。
そしてミカさんの腕でミサキが首を絞められている最中だった。
ミサキの身体を弾除け代わりにしてサオリと対峙している。
先生「"ミカ…ミサキを離すんだ"」
ミカさんが悲しく微笑む。
ミカ「私悪い子だから、先生の言う事聞けないよ」 - 174アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/01(土) 23:19:04
ミカさんの暴走を止めようにも人の盾を用意されては撃つことが出来ない。
ミサキ「ぐっ…うっ…」
その間にも少しずつ首を絞めていくミカさん。
ミカ「私を騙して大切なモノ全部奪ったアリウスが─サオリが赦せない」
先生「"ミカ…"」
ミカ「私が悪人だから大切なモノが無くなるなら、サオリも大切なモノ無くさなきゃ」
サオリ「………」
ミカさんの凶行が成されるのを黙って見ているわけにはいかない、一歩前に踏み出したところでものすごい悪寒に襲われる、何か不気味な、得体のしれない怪物に狙われているような感覚。
それはミカさんの背後から─
先生「"ミカ!後ろッ!!"」
ミカ「えっ─キャッ!?」
人型の怪物の一撃がミカさんを襲う。
その場にいた三人が吹き飛ばされる。
アオバ「っ!?この─」
突如現れた乱入者に向けて銃を撃つ。
サオリ「あれはアンブロジウス!?」
ヒヨリとミサキを保護したサオリが驚愕する。
その怪物はミメシスより何倍も恐ろしく感じた。
サオリ「強力な範囲攻撃に気をつけろ!」
アンブロジウスの手から放たれた炎が廃墟を燃やす。
あの炎に当たったらひとたまりもない。 - 175アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/02(日) 06:33:14
今日も遅くの再開です
- 176二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:26:26
期待の保
- 177アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/02(日) 21:06:03
周りの状況を確認する。
アンブロジウスによって辺りは火の海。
それを意に介せず突撃してくるミメシス。
そして第三勢力の─
アオバ「あれ?ミカさんは?!」
ミカさんはいつの間にか居なくなっていた。
ミサキ「ゲホッ…あのストーカー女…私達をやるなら今が絶好の機会なのに」
サオリ「先生達まで巻き込むつもりはないのだろう、狙いは私達だけのようだ」
ヒヨリ「イタタ…またさっきみたいに先生達と分断される事があるかもしれませんね…」
アオバ「とりあえず今は目の前の敵です!」
懸念事項が一つ減ったのは良いが、依然状況は悪い。
サオリ「奴がミメシスに指示を出している、奴を倒せば状況は良くなるはずだ」
先生「"アオバとサオリでアンブロジウスを叩いて欲しい、他の皆はミメシスを2人に近づけさせないように援護だ!"」 - 178アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/02(日) 21:11:05
私とサオリで左右からアンブロジウスに攻撃を仕掛ける。
怪物の手に炎が宿る、範囲攻撃の合図だ。
先生「"ミサキ!"」
ミサキ「分かってる」
その手に向かってロケット弾が撃ち込まれる。
命中、怪物の攻撃は怯んだことによって中断され私達に攻撃のチャンスが生まれる。
しかしただではやらせないと、ミメシスが背後から迫ってくる。
先生「"コハル!ヒヨリ!"」
コハル「わかっているわ!」
ヒヨリ「は、はい!」
2人は狙撃銃で私達に近づくミメシスを狙い撃つ。
先生「"ヒフミとハナコはこっちに向かってくる敵を迎撃!"」
ヒフミ「は、はい!」
ハナコ「はい!」
ARを持つ2人が『援護役』の援護を引き受ける。
今いる人達の能力を最大限に発揮させる先生の指揮能力には毎度驚かされる。
あとは私とサオリが先生の期待に応えるだけだ。
サオリ「食らえッ!!」
アオバ「はぁぁあッ!!」
左右から同士討ちにならないよう挟撃を仕掛ける。
怪物の攻撃の機会はロケット弾とSRの狙撃によってことごとく潰され、私とサオリによって絶え間なく銃弾を浴びせられた結果─
『────!!、………』
怪物は唸るような断末魔をあげ消えていった。 - 179二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 23:22:13
アンブロジウスは何とかなったか
- 180二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 01:39:37
- 181アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/03(月) 07:42:17
今日も遅くの再開です
- 182二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 14:15:39
保守
- 183アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/03(月) 22:02:08
アンブロジウスを倒した後、私達は少し休憩を取ることにした。
スクワッドがミカさんから受けたダメージが深く、短い間隔での連戦は厳しいと先生は判断した為だ。
このあとの道中もミメシスとの戦闘をしながら、アズサさんの罠を掻い潜り、ミカさんの襲撃を警戒しなくてはならない。
アオバ「アズサさんを早く見つけて罠を解除してもらわないと」
アズサさんはまだ私達がスクワッドと行動を共にしていることを知らない。
スクワッドに対する殺意の現れた罠でとばっちりを食らうのはお互いに望まないだろう。
ヒフミ「はいっ、アズサちゃんには人殺しになってほしくありません!」
ハナコ「私達に何の相談もなく行ってしまったアズサちゃんにはお灸を据えてあげないといけませんね♡」
コハル「ハナコが言うといやらしく聞こえるわね…、でも一理あるわ、捕まえて叱ってあげないとね!」
補習授業部の皆も覚悟が決まっている、全ては友達の心を救うため。
サオリ「…私の選択は間違いだらけだ…」
補習授業部を見てサオリが呟く。
アオバ「………」
彼女達のしてきた行いを私は赦さない。
しかし何と言えば良いのか…自分なりに大切なものを守ろうとした彼女、その苦労がいつか報われてほしいとも思っている。
アオバ「…ストックホルム症候群って奴ですかね…」
被害者が犯人に対して同情的な感情を持つ心理現象だが、こんなことではいざという時非情になれない。
アオバ「私って甘いんですかね…」
先生「"アオバが優しいからだと思うけど?"」
アオバ「うわっ!聞いてたんですか…」
先生「"一緒にいる時間が長かったからね、アオバの性格を一番知っていると言っても過言じゃないかも"」
アオバ「先生はサオリ達に甘すぎます!…協力してもらうつもりで先生を呼んだのは私ですけど…」
先生「"ははっ、これからもよろしくね"」
これからもお互いに苦労を掛け合う仲になりそうだ。
─それを嫌だと思っていない私がいた。 - 184二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:13:15
コレをきっかけにカルバノグ1章もある程度影響あれば良いが…
- 185二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 08:22:21
良かったぁ
- 186アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/04(火) 09:03:03
保守ありがとうございます!
- 187アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/04(火) 11:43:38
【アズサ・ミカ視点】
ミカ「アオバちゃんと先生と補習授業部の皆、スクワッドと一緒だったよ」
アズサ「何っ…」
アンブロジウスの不意打ちを受けたミカはダメージを回復させる為に撤退しアズサと合流する事にした。
既にアズサはサオリ達の目的地、至聖所に繋がる旧校舎に罠を設置し終わっていた。
ミカ「アズサちゃんはまだ引き返せるよ、どうする?」
引き返せる、その言葉で瞳が揺れるアズサ。
サオリ達と戦う理由が一つ無くなり、そしておそらく補習授業部の皆はアズサを止めるためにここに来ていることを悟り、決意が揺らぐ。
アズサ「…それでも、サオリ達のしたことは赦せない」
ミカ「…そっか、このあともよろしくね」
アズサにはまだ憎悪に染まった心を救えるかもしれない友達がいる。
ミカ「…羨ましい」
その言葉に悪感情はない、純粋な羨望から出た言葉だった。
自分が引き返したとして戻る場所はもうない。
ならせめてサオリ達には自分と同じ所まで墜ちてもらわなくては気が済まない。
アズサ「地下回廊なら先生とスクワッドを分断しやすい、罠はそのように仕掛けてある」
ミカ「ありがとう、それじゃ行こっか」
薄暗い道を2人で歩く、アズサはわずかに光る街灯に照らされている。
ミカにはそれが自分とアズサの未来を対比しているように思えてならなかった。 - 188二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 15:35:42
こっちは歓迎の花火の準備完了か…
- 189二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 20:53:05
保守
- 190アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/04(火) 22:38:53
- 191二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 08:12:54
スレ建てありがとうございます
- 192二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 16:56:53
スレ建て感謝
- 193二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 22:50:44
- 194二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 07:49:14
なかなかにハラハラドキドキした
一応埋めたほうが良いかな? - 195アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/06(木) 08:43:34
皆さんコメントありがとうございます!
拙い文章ですみません…解説でわかりやすくなれば幸いです。
『トロッコ問題例』
Aには仲の良い社員が1人、Bには見ず知らずの社員が5人、果たしてどちらを見捨てるか?
【本来のトロッコ問題では両方の選択肢で犠牲が出る事が確定していることが分かっている】
個人の倫理観の違いによってトロッコ問題への回答が違うと思うのですが、例えばAを助けるを選ぶとBの人間が●ぬという結果が予め分かります、回答者が神の視点を持っているからです。
【しかしもし片方が出ないとしたら?】
前提条件が変わりBの路線には誰もいないとしたら。
片方が選択者にとってのバッドエンドでもう片方がハッピーエンドとなります。
【結果が観測される前に予想出来たら?】
結果が分からない状態で選択をするのが現実であり、選択の結果が分かるのは直前か直後になります
今回アオバの件で言うと、セイアの夢を介してアズサが人殺しになる未来が分かりました。
しかし現実のアオバは重傷であり、止めるどころか目を覚ますのも無理な状態です。
【選択肢を変える権利があるなら?】
このままではバッドエンドであることが分かりましたが、けれども誰も止められない。
Spare Keyは過去を改変する術をアオバに渡しました。
重傷を負わない状態で捕まる、という過去に改変してアズサを止める余地を作りました。
- 196二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 17:12:17
なるほど
- 197二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 01:42:25
一応埋め
- 198二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 07:36:16
あくまで個人的な意見ですが、
「本来のトロッコ問題では、どちらの選択肢でも必ず誰かが犠牲になる。しかし、もし線路の上で死を待つだけだったはずの人々が二者択一の結果を事前に知覚できたら? もしトロッコがもう片方の線路へ行けば誰も犠牲にならないと気付けたら? もし回答者のみならず線路上の彼らにも選択肢を変える権利があるとしたら?」
みたいにした方が伝わりやすいと思います。 - 199二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 15:38:44
埋め
- 200アオバ12◆i0ffLqeiLU25/02/07(金) 17:41:01