- 1二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 18:44:24
- 2二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 18:44:52
うわぁ…
重そうなの来た… - 3二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 18:45:30
(どっち派だ…?)
- 4二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 18:49:19
重…
- 5二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 18:50:19
立場としてはベアおばの側近ということになるが…
- 6アリウス副生徒会長25/01/08(水) 18:55:23
私はアリウス分校の副生徒会長だ
私の能力は
戦闘dice1d100=36 (36) +40
知能dice1d100=91 (91) -20
技術dice1d100=37 (37)
事務dice1d100=81 (81)
運動dice1d100=92 (92) +20
神秘dice1d100=47 (47) +20
倫理dice1d100=2 (2) -40
慈悲dice1d100=10 (10) -40
ヴァニタスdice1d100=95 (95) +50
こんな感じだ
(補正入れてます)
- 7二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 18:56:16
これは𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼 𝓿𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓽𝓾𝓶 𝓮𝓽 𝓸𝓶𝓷𝓲𝓪 𝓿𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼
- 8二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 18:56:42
倫理も慈悲も終わってら……
これは赤いの側ですわ…… - 9アリウス副生徒会長25/01/08(水) 19:00:02
ベアおばへの好感度(ヴァニタス補正付き)
dice1d100=65 (65) +40
- 10アリウス副生徒会長25/01/08(水) 19:00:59
ベアおばからの好感度(補正付き)
dice1d100=55 (55) +10
- 11二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 19:01:18
ベアトリーチェ戦終わった後も改心はしなさそうだな
- 12二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 19:04:58
技術が37で多少低めな以外隙がねえな…エデン条約大変だこれは
- 13アリウス副生徒会長25/01/08(水) 19:08:36
「私の命などあの方が”崇高“へ辿り着くための道具でしかない、<あの方が”崇高“へと辿り着くための道具>それがこの命の唯一の存在意義だ。」
(文才無くてごめんなさい)
- 14アリウス副生徒会長25/01/08(水) 19:33:57
ベアおばからの印象
1、とても使い勝手の良い道具ですね、おまけに乱暴に扱っても壊れないので使いやすいですよ。
2、命令に忠実で能力もあり洗脳も成功している信頼できる補佐ですね。
3、ん?彼女ですか?他より優秀で従順なので今の立ち位置に置いているだけですよ。
dice1d3=2 (2)
- 15アリウス副生徒会長25/01/08(水) 19:50:20
- 16二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 19:56:24
このレスは削除されています
- 17アリウス副生徒会長25/01/08(水) 20:02:03
- 18二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 20:05:17
- 19二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 20:31:19
髪色 藍色
目の色 灰色 - 20二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 20:36:28
背高めで可愛いよりなの良いね。
運動高めで技術低めだから天然物のフィジカルぶんまわす戦闘スタイルなのかな?
ベアおばに寄せて
髪色:黒
目の色:赤
でお願いします。 - 21二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 21:08:19
サオリの姉概念が好きなので髪色は紺色で目の色は薄い青でお願いします
- 22二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 21:18:51
アリウスですさんだ生活送ってそうなのに体型がえらくグラマラスな子だね
髪色:月白
目:金
でどう? - 23二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 21:53:09
- 24アリウス副生徒会長25/01/08(水) 22:02:48
安価貯まったのでdice振ります
目の色
1灰色2赤色3金色4紫5薄い青
dice1d5=2 (2)
髪色
1藍色2黒色3紺色4月白5青緑
dice1d5=2 (2)
ついでに
髪の長さ
1ショート2ボブ3ミディアム4ロング
dice1d4=3 (3)
- 25アリウス副生徒会長25/01/08(水) 22:30:11
- 26アリウス副生徒会長25/01/08(水) 22:32:30
- 27アリウス副生徒会長25/01/08(水) 22:38:23
アリスク+アズサからの好感度を振ります
サオリdice1d100=67 (67) -20
ミサキdice1d100=15 (15) -20
ヒヨリdice1d100=12 (12) -20
アツコdice1d100=51 (51) -20
アズサdice1d100=77 (77) -20
血も涙も無い完全なるベアおば側なので好感度にマイナス補正を入れさせてもらいました
- 28アリウス副生徒会長25/01/08(水) 22:41:48
アリスク+アズサへの好感度も振ります
サオリdice1d100=48 (48) -50
ミサキdice1d100=51 (51) -50
ヒヨリdice1d100=61 (61) -50
アツコdice1d100=54 (54) -50
アズサdice1d100=40 (40) -50
この好感度diceはエデン条約編後を想定しています
- 29二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 23:26:35
このレスは削除されています
- 30アリウス副生徒会長25/01/08(水) 23:29:24
サオリからの印象dice1d3=3 (3)
1、彼女は、ただただ規則と命令に従って動く…そうだな…例えるなら機械の様な人だ。
2、彼女は、私達と同じベアトリーチェの洗脳教育による被害者だが、私達と違って彼女は…心の底からベアトリーチェに心酔していた様な気がする…
3、>>33
ミサキからの印象dice1d3=2 (2)
1、………嫌い
2、……アイツは血も涙も無い人形…ただそれだけ
3、>>34
ヒヨリからの印象dice1d3=1 (1)
1、とにかく怖かったです…規則を破ったりしてしまうと…気絶するまで痛めつけられるんです……とても辛くて苦しかったです…
2、無慈悲でこわい人でしたそれに…その…この前み、みてしまったんです、アリウスから逃げようとした子のヘイローを破壊するところを……その行動に躊躇は見られませんでした………
3、>>35
アツコからの印象dice1d3=2 (2)
1、うーん…とっても冷たい子かな?私はあんまり関わりが無いからわかんないけど大嫌いだね。
2、嫌い、だってあの子が来た時は、いつも誰かの泣き声が聞こえるから…
3、>>36
(アズサはまた後で書きます)
アリスク+アズサへの印象
「アリウスの面汚し共だッ!私がこの手で必ず殺すッ!もちろんあの方の仇である先生もだッ!!」
- 31二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 23:49:39
やべー奴や…
- 32二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 23:56:03
ノータイムで殴りかかってきそうな目してる…
- 33二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 00:01:48
1+2
- 34アリウス副生徒会長25/01/09(木) 00:11:34
- 35二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 00:35:10
- 36アリウス副生徒会長25/01/09(木) 00:46:57
- 37二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 01:13:52
2
- 38二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 01:26:26
サオリの見立てだとベアおばに洗脳分さっ引いても心酔してたみたいだけど何が原因なんだろう?
内戦時代によっぽど嫌な目に合ってたからそれが止めてみせたのが効いたのか?ベアおばの語る崇高のビジョンに何かしら感じ入る物があったのか?
ベアおばが殺された後も復讐に動いているから、動物的に力の強い者に従うタイプではない事は確か。 - 39アリウス副生徒会長25/01/09(木) 01:36:27
- 40二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 02:01:22
ベアおばは自分に依存させたんですね〜
- 41二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 02:42:25
胸糞悪りぃなぁベアトリーチェ…草も生えねえや
- 42二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 02:46:53
胸糞悪いけどマダムならやるよなぁという信頼がある。
- 43二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 02:51:54
それはそれとして、イラストがめっちゃ癖なんだが…
- 44二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 07:30:59
保守
- 45二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 08:23:15
殴られる前に殴りそう
- 46アリウス副生徒会長25/01/09(木) 15:28:57
- 47二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 15:53:36
- 48二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 16:29:36
天月 ヤヨイ
- 49二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 16:48:35
冬橋 マユミ
- 50二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 17:10:42
毒島(ぶすじま) ヨタカ
- 51二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 18:43:26
藤原 セイカ
- 52二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 18:50:16
- 53アリウス副生徒会長25/01/09(木) 19:51:23
- 54霹靂 ラミ25/01/09(木) 19:52:41
霹靂 ラミさんに決定しました
- 55二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 20:28:26
慈悲が欠けた子に慈悲を意味するラミエルの名が与えられるとはなんたる皮肉。
ベアトリーチェを神とするならば神の雷霆にしてメッセンジャーという事でしっくりくるのがなんとも - 56二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 20:32:04
このレスは削除されています
- 574725/01/09(木) 20:36:06
あと、ラミエルって堕天使達の組織である『グリゴリ』の一員らしいので、トリニティから追放されたアリウスの名前として相応しいのではないかと思いました。
- 58霹靂 ラミ25/01/10(金) 00:41:40
- 59二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 00:53:01
- 60二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:01:02
ハメ⚪︎しですね分かります
- 61霹靂 ラミ25/01/10(金) 01:12:29
いくつか選択肢を用意するので皆さんが見たいssの展開を教えてください(選択肢以外に見てみたい展開があったら教えてください)
1.ベアおばとの出会い
2.アリウスでの普段の生活
3.ベアおば討伐後 - 62二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:21:49
ラミちゃんのオリジンが見たいのが見たいから1でお願いします
- 63二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:37:32
討伐後時点でここまでアリスクや先生を恨んでるとなるとベアおばを心酔してる要素を揺らがせるのが難しいなあ、本人は程なくして消え去るし……
七囚人が可愛く見えるレベルで改心させられなさそう - 64二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:44:23
マジでヘイロー破壊するしか無さそう…
- 65二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:56:46
これは1から順番に全部見たいねぇ。
- 66二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 02:12:26
運動と技術の数値からして多分、小手先の技術を使わずに純粋なフィジカルで相手を叩き潰す戦い方をするんだろうなぁ……。個人的にはエデン条約編でサオリがミカと戦った時に「……この身体能力はまるで奴の……。……いや、それどころかアレを凌駕するか」とか呟いて欲しい。
- 67二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 06:54:07
ほ
- 68二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 08:15:27
この子がベアトリーチェに依存している理由が両親や大切な人の死・内戦時の精神的疲弊とかだとして、根本的に両親を殺したのが他でも無いベアトリーチェだと知る人物が居る+それを信じさせられる人物と証拠があるならまだ可能性はゼロでは無い
でもこれまでしてきた悪虐無道の行いが全てベアトリーチェのためだったのにそれを地盤から崩されたらこの子はショックで本当に壊れてしまうかもしれん、救いがないよぉ…… - 69二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 11:12:41
- 70霹靂 ラミ25/01/10(金) 21:00:29
遅れてしまい申し訳ございませんssは>>61の1〜3を順番にゆっくり投下しようと思います、あと展開に関するリクエストなどがあればじゃんじゃん書き込んで下さい、可能な範囲でssに組み込ませて頂きます。
- 71霹靂 ラミ25/01/11(土) 01:14:47
(まだまだ続きますが一旦貼出来た分だけ、ss初心者なのでアドバイスやご指摘をいただけるとありがたいです。)
ーーーーーー内戦時代のとある森の中ーーーーーー
大量の気配と足音に囲まれた幼い少女達は地面に空いた穴へその身を潜めていた。
エウ「わたし達ここで殺されちゃうのかなぁ…」
ノト「ちょっとエウちゃん弱音なんて吐かないでよッ!こっちまで暗い気持ちになってきちゃうじゃんッ!!」
エウ「ひぃ!?こ、こわいよノトちゃん…いきなり叫ばないでよぉ…」
ノト「うるさいッ!エウちゃんが弱気なこと言うから悪いんだ!次弱音吐いたら引っ叩くからね!!」
エウ「し、しょうがないじゃん!敵は大勢いて尚且つ大人…対してわたし達は子供でしかも4人……たったの4人だよ!?この部隊の中で一番頭が悪い私でも分かるよ………戦っても一方的に蹂躙されるだけだって……」
ノト「あ゛ぁ゛〜〜、また弱音吐いたッ!もうッ許さないッ!そんなこと言う口はこうしてやるッ!!」
エウ「ひ、ひたひよぉ!?や、やめへのとひゃん!ほっぺたつねならひでよぉ…」
ゼピ「ノトちゃんストップ…今は作戦中だよ……それにわたしはエウちゃんの言ってる事も分からなくも無い……」
ノト「なに?!まさかゼピちゃんまで勝てないと言い出さないよねッ!?」
ゼピ「うーん…まぁ…はっきり言って状況は最悪だね、わたし達4人のためにわざわざ援軍が送られて来るってのも考えづらいし、それに敵陣への奇襲を想定して来た訳だから必要最低限の弾薬しか無い今、追い詰められてからの逆転のビジョンは見えないかな…」
ノト「なッ!?」エウ「ほらやっぱり…ゼピちゃんもそう思ってるじゃn「ただ…」
ゼピがエウの言葉を遮る - 72霹靂 ラミ25/01/11(土) 01:15:26
ゼピ「ラミちゃんが勝ちを諦めない限り、私も諦めるつもりは無いかな…」
そう言いゼピは静観している少女に向けて聞いた
ゼピ「一応聞くけど、ラミちゃんはどう思う?」
それまで黙っていたもう1人の少女が口を開く
ラミ「確かに…今わたし達が置かれている現状は、考えうる限り最も絶望的な状況……絶望の底の底…………………………わたし達は落ちる所まで落ちた、つまり後はただただ上まで登って行くだけだ!!」
ラミの回答にゼピはニヤリと笑う
ゼピ「ラミちゃんならそう言うと思った…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現在の気温16°
風向き:南
真冬だが戦場には暖かい風が吹く
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー - 73二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:25:48
このレスは削除されています
- 74二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 09:43:55
ほしゅ
- 75二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 11:20:10
昔は熱血だったのね。
ここからどんどん下がっていくのか - 76二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 20:16:47
面白そうなの発見!
- 77二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 21:09:18
このレスは削除されています
- 78霹靂 ラミ25/01/12(日) 01:53:01
ノト「さすがラミちゃん!ほらエウちゃん!ラミちゃんもこう言ってるんだから最後まで諦めずに戦おう!」
エウ「いや…わたしは別に弱気になっていただけで…諦めるとは一言も…」
言い争う2人を尻目にゼピがラミに聞く
ゼピ「ちなみにラミちゃんこの状況の打開策を聞いても良いかな?」
ラミ「打開策は…まだ無い…」
ノト、エウ『えッ!?』ゼピ「だよね〜…」
唖然としている3人に向かってラミが話を続ける
ラミ「すまない…わたしも自分の頭使って必死に考えてはいるが、良い作戦が一向に思い浮かばないんだ...」
肩をすくめながらそう話すラミを励ますようにゼピが言う
ゼピ「大丈夫だよラミちゃん、こんな状況で司令塔するのも楽じゃ無いって全員分かってるからさ……だから落ち込まないで、何なら一緒に考えようラミちゃん。」
ノト「そ、そうだよラミちゃん!わたし達は同じ部隊何だからどんどん頼って!!」
エウ「わたしの頭で役に立てるか分からないけど、なるべく頑張るから...だからラミちゃん元気出して...」
ラミ「ッ〜!?ありがとうみんな...」 - 79霹靂 ラミ25/01/12(日) 01:56:08
ラミ「よしッ!まずはこの状況を整理しよう!!」
そう言いラミは懐から地図とコンパスを取り出し指をさしながら説明する
ラミ「今回の作戦は、この森林から敵軍の前線基地まで接近し奇襲、そうやって敵陣を混乱させた隙に、待機していた友軍が突撃、そのまま敵の前線基地を制圧し戦線をあげる、と言う内容だったが...」
ゼピがため息混じりに言い放つ
ゼピ「見事にその作戦を見抜かれた…そのうえ伏兵まで配置されちゃって逆に奇襲を受けたんだよね……」
ラミ「あぁそうだ...」
ノト「し・か・もォ!!?司令部の奴らが…装備を持って行きすぎて行動が遅くなってしまったら奇襲作戦が成り立たないだろ?とかぬかして最低限の装備しか渡さなかったせいでッ!!わたし達は下手に反撃に出れなくて穴の中へ逃げこんで、こんな状況にィ゛…」ギギギ
エウ「ノ、ノトちゃん落ち着いて…」
エウは怒りを滲ませたノトを宥めようとするが、ノトの怒りは収まらず司令部への怒りをぶちまけた。 - 80霹靂 ラミ25/01/12(日) 01:56:45
ノト「あ゛ぁ゛ぁ゛〜!!!考えれば考えるほどイライラしてくるゥ!!なんで無能な司令部のせいでわたし達が危ない目にあわなきゃいけないのッ!!」
エウ「ちょっとノトちゃん声が大きいよぉ!?それに司令部にはラミちゃんのお姉さんが…」
ノトはエウの指摘によってハッ!とし、自分の失言に気づいてすぐに謝罪した。
ノト「あっ…ごめんラミちゃん…」
ラミ「謝らなくて良いよ、ノトちゃんの怒りももっともだし、それにわたしも、ロケット弾が6発しか持って来れなかったのは少し不満に思ってたんだ。」
ゼピ「そんなことよりラミちゃん…とりあえず状況の整理はしたから、次はどうやって突破するかを考えよ…」 - 81霹靂 ラミ25/01/12(日) 01:57:44
ラミ「分かった次は打開策を考えよう、みんなの考えを聞かせて欲しい。」
ラミがそう聞くと、ノトがハイッ!っと勢いよく手を上げて自分の意見を話始める(あまりの勢いにびっくりし肘をぶつけて悶絶しているエウを無視して)。
ノト「まずラミちゃんのロケット弾で敵を麻痺させる、その隙にわたしとゼピちゃんとエウちゃんで片っ端から倒す!!そうやって突破してから前線基地を奇襲する!ってのはどう?結構いいと思うんだけど!」
ゼピ「無理だね...」
ノト「えっ...」
話を聞き終わったゼピがそう言い放ち、先ほどまで自信満々に胸を張っていたノトが面をくらったような顔になる、そんなノトに対してゼピは理由を述べ始める。
ゼピ「まず作戦の内容が薄いし分かりずらい...それに、片っ端から倒す!ってところなんだけど、普段ならまだしも弾丸や装備が必要最低限しか無い今、あの数の兵士を全員倒すのは正攻法じゃ難しいと思うな……あとラミちゃんのロケット弾は前線基地に奇襲を仕掛けて敵陣を“混乱”させるのに必須、だからこの時点で撃っちゃうのは得策じゃ無いね。それから......」トントン
ラミ「ゼピちゃん…そこら辺にしてあげよう…」
ゼピは気がついた、ノトは体育座りで丸まり、完全に意気消沈してしまっていることに。
ゼピ「あー…言い過ぎちゃったかな?……」
ノト「うぅ…そこまで言わなくても…」
ラミ「と、とりあえず、別の意見を聞こう。」 - 82霹靂 ラミ25/01/12(日) 01:58:46
ラミ「エウは何か使えそうな案は無いか?」
エウ「えッ!?わたし?」
ラミはエウに意見を求めた、エウは頭を振り絞った。
エウ「うーん……ラミちゃんの銃は使えなくて…それでいてまともに戦っても装備の問題で多分勝てないんだよねぇ…」
そうやってエウは必死に考え、自分なりの結論を導き出した。
エウ「もういっそのこと退却しちゃうのはどうかな?」
ラミ・ゼピ・ノト「!?」
予想外の意見に驚き目を丸くする3人にエウは理由を話す
エウ「だって考えてみてよ…今回のわたし達の作戦は奇襲だった訳で、伏兵を置かれてる時点で奇襲は失敗したってことじゃん…これ以上この作戦に執着する必要はないと思うんだけど…」
ノト「まぁ...確かに?作戦自体もう失敗してるから退却した方がいいかも…ってッ!どうやってこの包囲を突破出来るか分からないから今悩んでるんでしょッ!!退却なんてもっての他じゃんッ!」
エウ「ひッ!?いきなり大きな声で怒らないでよぉ……」
2人のやりとりを聞き流し、何かを考えていたゼピは突如口を開き衝撃の一言を放つ
ゼピ「いや…悪くは無いんじゃ無いかな…」 - 83霹靂 ラミ25/01/12(日) 01:59:45
ノト「えッ!?で、でも…ゼピちゃんさっき…この包囲を正攻法で突破するのは厳しいって...」
ゼピ「退却だったら話は別だね、敵を全員倒す必要はないし、ラミちゃんのロケット弾を温存する理由も無くなる、それにエウちゃんスモークグレネード持ってたよね?」
エウ「う、うん持ってるよ!」
ゼピ「スモークグレネード……ラミちゃんのロケット弾……混乱に紛れて退避………」ボソボソ
ゼピが何かを呟きながら考え、満を持して発言した。
ゼピ「うん...行ける...多分逃げ切れるよこの作戦...」
ラミ「いや無理だ」
ゼピは自分の意見を一瞬んで否定されたことに驚いたが、すぐにさま理由を聞き返した。
ゼピ「……ラミちゃん一応、理由を聞いてもいい?」
ラミ「奴ら、わたし達が逃げると判断するのを読んでいるのかこの瞬間にも隊形を整えて、退路を丁寧に潰してる…多分相当優秀な指揮官がいるのだろう…」
ラミの発言はすでにギリギリであったメンタルをへし折るには十分すぎるものであった - 84霹靂 ラミ25/01/12(日) 02:02:19
ゼピ「...」
エウ「そんなぁ...逃げることも出来ないなんて…そんなの詰みだよぉ…」
ノト「い、いやッ!わたしは絶対に諦めないからッ!!絶対に…」
エウやノトが絶望に浸っている中、ゼピだけはラミの方を見据えた
ゼピ「…………ラミちゃんもしかして出来たの?作戦。」
ノト・エウ「えっ?!」
突然のゼピの発言でノトとエウの驚き思考停止するが、ラミ更に衝撃的な一言で一気に戻される。
ラミ「あぁ…この包囲の突破と奇襲作戦、両方とも出来るとっておきがな...」
ノト・エウ「え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!?」 - 85霹靂 ラミ25/01/12(日) 02:06:10
ss投下遅れてしまってごめんなさい
このベアトリーチェに会う前までのssは失った時の絶望(?)感を高めるために割と長めに書くつもりなので気長に付き合って下さい
(ss初心者なのでご指摘やアドバイスなどを頂けるとありがたいです) - 86二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 08:50:12
ほ
- 87霹靂 ラミ25/01/12(日) 16:46:25
ーーーーーー敵saidーーーーーー
指揮官が無線で他の兵士に確認をとり始める
ザ、ザザー
指揮官「こちらALFA1、各員戦闘配置についたか?over」
BRAVO1「こちらBRAVO1、所定の位置についています。over」
CHARLIE1「こちらCHARLIE1、同じく指定された位置に到着してます。over」
DELTA1「こちらDELTA1、同じく所定の位置について陣形を整えています。over」
指揮官「確認した、相手が子供だからと言って決して油断するな、幼い子供だとしてもヘイローと武器、それに戦う術を持っている、容赦はするな多少の犠牲が出ても構わない、確実にヘイローを壊せ。over」
CHARLIE1「ALFA1今更確認する事では無いかと、軍の教育を受けたヘイロー持ちが子供でも脅威と言う事は、ここに居る全員理解しています。over」
指揮官「そうか…皆しっかりと構えておけ特にDELTA、君たちの配置は敵部隊と、奴らの基地の直線上に配置している、おそらく敵部隊は無理をしてでも一直線に自陣の基地まで退却しようとするだろう。over」
DELTA1「DELTA1了解した、命をかけて敵部隊を足止めする。over」
指揮官「それでは皆、敵部隊に動きがるまで待機だ。over」
指揮官の兵士は無線による確認を終えた後、再び銃を構え標的が潜伏している穴へ視線を戻した。 - 88二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:59:30
内戦時代のアリウスはブルアカ本家で描写あんまないから難しいよね
この身内にリーダーとして頼りにされてる子が無慈悲な嫌われ者にどうやって変化していくのか楽しみ - 89霹靂 ラミ25/01/13(月) 01:27:18
次の瞬間、「作戦開始ッ!」っという掛け声が穴の中から聞こえてきたのと同時に、ボンッ!!と乾いた破裂音と共に視界が白い煙に包まれ、隊員の声が聞こえる。
ALFA隊員「スモークゥ!!」
司令官はすぐさま無線を手に取り各部隊に状況確認をする
ザ、ザザー
司令官「各班無事かッ?!」
BLAVO1「こちらBLAVO、攻撃を仕掛けに来る気配はありません。over」
CHARLIE1「こちらCHARLIE、同じく無事です。over」
DELTA1「こちらDELTA、特に敵h (ドゴーンッ!!
突如先ほどとは異なる衝撃波を孕んだ爆発音があたりに撒き散らかされる - 90霹靂 ラミ25/01/13(月) 02:06:39
司令官「ッ!?DELTA大丈夫かッ?!状況を伝えろDELTAッ!おい!DELTA応答しろッ!!」
『ババババババババババン!!』
大量の銃声が鳴り響き、DELTA1から無線が返ってくる。
DELTA1「こち、…LTA1ッ、グレネ………攻撃を、ているッ!」
司令官(スモークは予想外だったが…それだけだ他の行動は想定内だッ!!)
司令官は再び無線を手に取りに各部隊に指示を出す
ザ、ザザー
司令官「総員事前に確認した作戦通り…」
司令官「攻撃を受けている<部隊>諸共蜂の巣にしろッ!!」
BLAVO1・CHARLIE1『了解した』
- 91二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 09:54:49
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- 92霹靂 ラミ25/01/13(月) 12:44:51
司令官の掛け声と共に各部隊の一斉掃射が始まる
『バババン!!ババババババババババババン!!』
司令官は自分の部隊であるALFAの隊員たち指令を出す
司令官「DELTAの反対側に位置する我々ALFAは前進して敵部隊を確実に仕留めるぞッ!!」
司令官の気分は、まるで嬉々として獲物を狩る<ハンター>であった。
ALFA隊員達『ラジャー!』
そうしてALFA部隊は勢いよく前進し始め、先ほどまで彼女達が身を潜めていた穴の側を通過しようとしたその瞬間、突如足下から少女の声が聞こえて来た…
- 93霹靂 ラミ25/01/13(月) 12:46:24
ラミ「今だ!」
『バババババンッ!!』
ALFA隊員「なァッ?!」ALFA隊員「ガァハッ!!」ALFA隊員「グゥッ…!」
司令官「は…?」
足下から聞こえてきた銃声、いきなり現れた少女達に部隊の隊員が殺られていく、その様はついさっきまで<狩る>側であった司令官の思考を停止させるには充分であった。
司令官「なぜ………..どう言う、事だ………」
ALFA隊員「隊長!お逃げくだs」ノト「逃がすわけ無いでしょッ!」バババンッ!
ノトは隊長と呼ばれていた兵士に向けて発砲した、ノトの銃から放たれた弾丸は見事にその兵士の頭を貫いた。
司令官「ッ!?」
ノト「よしッ!敵部隊の隊長撃破!!」
エウ「ノトちゃんナイス!!」
ゼピ「こっちも片付いたよ…」
ラミ「みんな急げ!スモークが消えたら他の奴らが気づいてしまう!みんな目標地点まで走るぞッ!」
ゼピ・エウ・ノト『了解!』
4人の少女達が足早にその場を去って行く
- 94霹靂 ラミ25/01/13(月) 19:11:24
ーーーー森の中を疾走中ーーーー
ノト「ハァハァ、ラミちゃん成功したね!さっきの作戦!」
ラミ「そうだな、半分賭けの様な作戦だったが、何とか上手くいってくれた。」
エウ「ハァハァ…まさかスモークとグレネードだけで、あんなキレイにフレンドリーファイアしてくれるなんて、逆にこっちがビックリしたよぉ。」
ゼピ「グレネードが起爆した瞬間に銃撃を始めてたから元から味方ごとわたし達を倒す作戦だったんじゃ無いかな…ハァハァ」
エウ「ハァハァ、わたし達にそこまでする価値ってあるのかなぁ?」
ラミ「別におかしい話では無い、戦場ではヘイローを持つ者は1人につき、一小隊ほどの価値があるって言われるほどだからな。」
ノト「ハァハァ、そう考えるとわたし達って実はこの戦争に勝つための鍵(?)なのかな?」
ゼピ「それは分からないけど、ハァハァ…この奇襲作戦が成功したら、わたし達の陣営が一歩勝ちの近づくのは確実だと思うよ…」
ラミ「みんな、そろそろ気を引き締めて!森を抜けるぞ!」 - 95霹靂 ラミ25/01/13(月) 21:32:42
4人の少女たちは森を抜け目標地点までたどり着いた、そこは敵の前線基地を見渡せるほど崖であった。
ノト「ハァハァ…やっと着いたぁ〜…」
エウ「ひぃ!地図じゃ分かりづらかったけど、結構高いなぁ…」
ゼピ「まぁ…落ちたら良くて重症だね…」
ノト「ちょっとゼピちゃん、怖いこと言わないでよ!」
ラミ「ノトちゃん静かに…ここで敵に気づかれたら元も子もない…」
ノト「そ、そうだった、ごめん…」
4人ともその場に伏せ、各々が双眼鏡で前線基地の様子を確認する。
ゼピ「わたし達が、あの部隊の包囲を抜けたことが伝わってたらどうしようかと思ったけど…」
ラミ「あぁ…基地の様子を見る限りまだ知らない様だな…よしさっきの部隊の奴らが異変に気づく前に始めるぞ。」 - 96霹靂 ラミ25/01/13(月) 23:43:13
そう言いながらラミは肩に担いでいたRPG-7を構えた
ラミ「ノトちゃん、信号弾を撃ってくれ。」
ノト「分かった、えっと…確か…作戦開始の時の色は…」
ゼピ「青色だよノトちゃん…」
ノト「あぁ!そうだった、ありがとうゼピちゃん」
ノトが信号拳銃を取り出し、青色の信号弾を詰め始める。
エウ「よーしッ…成功させるぞー…」ボソッ
ゼピ「残弾確認よし…パラシュートは、…ちゃんと背負ってる…」
ノト「信号弾、撃つよ!」
ラミ「あぁ!頼む!」
ノト「3,2,1,…ファイア!」ボシュッ! - 97霹靂 ラミ25/01/14(火) 07:54:19
ノトが信号弾を空のに撃ったと同時にラミはRPG-7のトリガーを引いた
『ドォゴォ゛ォ゛ーンッ!!!』
ゼピ「ラミちゃんナイスエイム…」
ラミが撃った弾は見事、敵兵が密集していたエリアに炸裂した。
ラミ「みんな!飛ぶぞッ!!」
ラミはそう言った瞬間崖から飛び出し、他の3人もラミの後を追い崖から飛んだ。 - 98二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 10:39:11
当然と言えば当然なんてすけど、和気藹々としているように見えてここまで命のやり取りに躊躇がないと、少々薄ら寒いものがありますね。
- 99霹靂 ラミ25/01/14(火) 19:09:48
ーーーー前線基地上空ーーーー
先ほど崖から飛び降りた後、4人はすぐに背面の紐を引っ張り、パラシュートを展開した。
ラミ(ッ…やっぱり心地よいな…)
ラミ「地面との距離残りおよそ30m!!約6秒後着地ッ!!」
ラミ(こんな状況で無ければもっと…もっと、楽しめるだろうに…)
ドザァーー!!
前線基地内に着地した4人は慣れた手付きでパラシュートをすぐさま外し、戦闘を始めた。 - 100霹靂 ラミ25/01/14(火) 20:38:05
ラミ「みんな!敵を撃ちつつ、拠点を作るぞッ!!」
敵兵士1「ッ!?て、敵sy(バババババンッ!!敵兵士1「グァ゛?!」
バババンッ!!ドガガガッ!!
ゼピ「ノトちゃん!こっち!」
ノト「どうしたの?!」
ゼピはノトを連れてどこかへ走った
敵兵士2「お前何寝っ転がってんだ!?早く撃てッ!」ババババババンッ!
敵兵士3「…かないんだ」敵兵士2「あぁ?聞こえねえよ!」
敵兵士3「身体が、動かn(ババンッ!敵兵士2「なッ!?(ババババババンッ!!敵兵士2「ギャァ゛!」
ゼピ「ノトちゃん、ここを拠点にするよ!」
ノト「ここって…」 - 101霹靂 ラミ25/01/14(火) 21:19:25
ゼピが拠点に選んだ場所は、だだっ広いガレージであった。
ゼピ「<軍用格納庫>だよ!ここだったら攻撃を警戒する場所は前だけで良いから迎撃もしやすいし、上空からの攻撃も防げる!!正直、ここより戦いやすいところは無いと思う!」
ノト「分かった、ゼピちゃん!」
ゼピ「わたしはあっちの2人を連れてくるから、ノトちゃん少しの間守ってて、悪いけど死守で!!」
ノト「…了解!任せてゼピちゃんッ!」ドババババンッ!!
ゼピは場所の守備をノト任せて、少し離れたエウとラミの所へ向かった。
- 102霹靂 ラミ25/01/14(火) 21:43:12
ドガガガガガッ!!ババババババンッ!!
エウ「クッ!かなり厳しいなぁ…!」(2人はどこ行ったんだろう…)
ラミ「エウちゃん、大丈夫か!?」
エウ「うんッ!大丈夫!心配しないでラミちゃん!!」
2人は大量の弾幕を張られて、身動きが出来なかった。
敵兵士4「よしッ!相手は反撃出れていない!このまま撃ち続けるぞッ!!」
ドガガガガガガガガガガガガガガンッ!!!!
ラミ「チィッ!エウちゃん少しどいてくれ!」RPG-7を構えながら
エウ「分かった!お願いラミちゃn(ババババババンッ!!敵兵士4「ガァぁ゛」敵兵士「グェ゛」
突如響く敵兵士の断末魔、それと同時に聞こえたのは… - 103霹靂 ラミ25/01/14(火) 23:08:22
ゼピ「ハァハァ…2人ともごめん、少し遅れた!」
エウ「ッ!?ゼピちゃんどこ行ってたの!?」
ラミ「それにノトちゃんの姿が見えない、何があった?」
ゼピ「説明は後!とにかくついてきて!」
ラミ「エウちゃん、とりあえずゼピちゃんについて行こう。」
エウ「う、うん分かった!」
何とか合流できた3人は、ノトが待つ軍用格納庫へ急いだ。 - 104二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 06:34:34
何か不穏な流れ
ベアおばが何かしてる? - 105二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 13:21:19
ラミの武器はRPG-7で確定か
モミジと違って無骨な奴なんだろうね - 106霹靂 ラミ25/01/15(水) 16:49:54
ノト「クゥゥ…ちょっとやばいかもコレ…」
軍用格納庫にて、ノトは敵の猛攻撃をたった1人で耐え忍ぶのに、限界が来ていた。
ノト(いくら戦いやすいって言っても、1人じゃ流石にキツいなぁ…)
ゴゴゴゴゴー
ノト(何?この音まるでキャタピラーの…まさk(敵兵士6「放てェッ!!」ドゴォーンッ!!
ノト「キャッ!?」
強い衝撃を受け、ノトの小さい身体は障害物ごと吹き飛ばされた。
ノト「うぐぅッ…!巡航戦車ッ…!早く隠れないと!」
ノトはすぐさま体制を立て直そうとするが、敵兵士が追撃を加える。
敵兵士6「放てェ!」ドゴォーンッ!!
ノト「イ゛ッ゛!!」
ノト(マズいッ!直で喰らっちゃった…!!)
ノトは巡航戦車の砲撃を直接受け負傷するも、何とか障害物の裏に逃げた、その時ある違和感に気付いた。 - 107霹靂 ラミ25/01/15(水) 19:29:23
ノト(あの戦車よく見たら…クルセイダーMk.3ッ?!確かトリニティの戦車だったハズ、何でアイツらが…)
敵兵士6「放てェ!」ドゴォーンッ!!
ノト「クッ!考えさせてもくれないって訳!?」
ノトはさんは3発目の砲撃を何とか避けたが、障害物の外に出てしまった。
敵兵士7「出たぞ!撃てェ!!」
ババババババンッ!!
ノト「ウガッ!?痛ッたいなぁ゛!!」ドドドドンッ!!
敵兵士7「ギャぁ!」
ノト「クッソォッ…!」(マズい!右肩と左足に攻撃を喰らい過ぎた…!このままだと本当にヤバい!) - 108霹靂 ラミ25/01/15(水) 20:21:39
その時、ノトが今一番聞きたく無い言葉が聞こえてくる。
敵兵士6「放てェ!」
ノト「やばッ!避けなky(ドゴォーンッ!!!
ノトは戦車の砲弾を避けようとしたが、負傷した足では回避する事が出来ず、二度目の直撃を喰らってしまう。
ノト「う…うぐぁ…!」(い、しきが遠くなって…まずい…)
何度も銃弾と砲撃をその身に受けたノトはまさに満身創痍であった、そんな状態のノトに戦車はトドメを刺そうと、主砲をノトに向け合図を待つ。 - 109霹靂 ラミ25/01/15(水) 21:22:28
敵兵士6「角度良し…」
敵兵士6「放t(ドォゴォーンッ!!
敵兵士6「なッ?!ギャァ゛ァ!!」
ノト「ッ?!これッ、て…!」
戦車がノトに向けて砲撃しようとした瞬間、何処からとも無くロケット弾が飛んできて、戦車を破壊した、そしてノトが今一番聞きたい声が聞こえて来た。
ラミ「何とか間に合った様だな!」
エウ「ハァハァ、ラミちゃん早く中に入ろう!敵に撃たれちゃうよ!」
ゼピ「ハァハァ…ノトちゃん大丈夫!?」
ノト「みんなぁ!」 - 110霹靂 ラミ25/01/16(木) 00:19:06
ゼピは満身創痍のノトを見つけるや否や、すぐさま障害物の後まで引っ張っていき、応急処置を始めた。
ノト「イッ …タ!」
ゼピ「ごめんねノトちゃん…こんなに無茶させちゃって…」
ノト「大丈夫だよ!ゼピちゃんが急いでくれたおかげで、わたし何とも無かったから!だから謝らないで。」
ゼピ「分かった…ありがとうノトちゃん…」
ノトの応急処置が終わると、ラミが大声で伝える。
ラミ「みんな銃を構えて!敵が来るぞ!!」
エウ「えッ!もう来ちゃったの!?さっきあんなに削ったのにぃ…」
ゼピ「ノトちゃん戦える?」
ノト「うん!もちろんッ!!」
4人は軍用格納庫の中で徹底抗戦を始める - 111霹靂 ラミ25/01/16(木) 07:55:18
ーーー1時間後ーーー
ラミ「まずいな…敵の攻撃が想像以上に激しい…」
ゼピ「ラミちゃん!ロケット弾はまだ有る?!」
ラミ「まだ有るが、もう既に4発使ってる!残りは2発だ!」
エウ「まずい…まずいよこれッ!弾薬が無くなっちゃいそうだよ!!」
元から少なかった4人の補給は敵との戦闘で底を尽きかけていた。 - 112二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 15:57:37
ほしゅ
- 113霹靂 ラミ25/01/16(木) 21:05:31
ごめんなさい、続きのssが今日中に書き上げられそうに無いのでゼピ、ノト、エウが使う銃を募集します。
- 114二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 23:54:04
ゼピ・mp5
ノト・m4a1
エウ・scar-h
てな感じでどうでしょうか? - 115霹靂 ラミ25/01/17(金) 10:31:45
採用します
- 116霹靂 ラミ25/01/17(金) 16:05:00
ガチャッ
ノト「ッ?!やっばッ…!ごめんッ!弾切れッ!!」
ゼピ「使ってノトちゃん!!」シュッ
ゼピは弾切らしてしまったノトにサイドアームであるmk23を投げた
ノト「ッ!良いのゼピちゃん!?」
ゼピ「大丈夫…では無いけど…わたしの方が弾薬にまだ余裕あるから、使って!」
ノト「了解!大切に使わせて貰うよ!」 - 117霹靂 ラミ25/01/17(金) 22:08:38
ゴゴゴゴゴー
ノト「ッ!?この音…もしかしてッ!」
ノトはmk23に持ち替え、応戦を始めたその時、奥から再び戦車が現れる
エウ「こんなのおかしいよぉ!今頃友軍が攻めて来てるハズなのに…何でわたし達への攻撃が一切減ら無いの?!」
ゼピ「ッ!?確かに…考えてみればもうそろそろ前線を突破して、基地に攻め込んでてもおかしく無い時間だね…」
ノト「ならどうして…」
エウ「も、もしかしてッ!?わたし達見捨てられたとk(ドォゴォーンッ! - 118二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 08:04:00
例の事故死のターンが近いのか
- 119霹靂 ラミ25/01/18(土) 18:00:06
突然辺りに響いた爆発音、それと同時に少女の声が聞こえて来る。
ラミ「みんなッ!しっかりしろッ!!」
ノト、エウ、ゼピ「!?」
3人が声の方へ視線を向ける、そこにはRPG-7を担ぎ真っ直ぐと敵を見据えているラミがいた、その目には光が宿っている。
ラミ「みんな下を向くなッ!友軍は必ず来る!敵を蹴散らしてやって来るッ!信じろ…わたしの姉をッ!わたし達の司令官をッ!信じるんだッ!!」 - 120霹靂 ラミ25/01/18(土) 19:30:40
ラミの激が空気を揺らす、3人の目には再び光が差し込む
ゼピ「…確かに、味方を疑っちゃ…勝てるものも勝てないよね!」
エウ「ごめんねラミちゃん、わたしも信じるよ!ラミちゃんのお姉さんの事!」
ノト「あぁ〜…恥ずかしい…数秒前の自分を殴ってやりたい…」
ラミ「みんなやっと戻って来たか…よしッ!みんな友軍が来るまで耐えるぞッ!!」
ノト、エウ、ゼピ「了解ッ!」 - 121霹靂 ラミ25/01/18(土) 20:28:22
更に数十分後、4人の補給は完全に尽きてしまった
ドォゴォーンッ!!
ラミ「クッ…!ロケット弾は今ので最後だ…」
ゼピ「わたしもさっきのが、最後のマガジン…」
エウ「ウぅ…残弾ゼロだよぉ…」
ノト「こっちも弾切れ…!」
敵兵士達は4人の補給が切れたしってか知らずか、格納庫内に侵入してきた。 - 122霹靂 ラミ25/01/18(土) 22:36:59
ドドドドドッ
敵兵士「行けェッ!すぐに制圧しろッ!」敵兵士「どうせ俺たちは終わりだ…あの部隊だけでも道連れにしてやる…!」
ラミ「みんなナイフを取れッ!最後まで戦うぞ…!」
ゼピ「分かってるよラミちゃん…」
エウ「もう…やるしか無いッ!」
ノト「首だけになっても喰らい付いてやるッ…!」
4人がナイフを手に取り近接戦闘に移行しようとしたその瞬間… - 123霹靂 ラミ25/01/19(日) 01:51:29
??「全員!撃てッ!」
ババババババババババババンッ!
敵兵士「グワぁッ!」敵兵士「ふざk (ギャァ!」
どこからか号令が聞こえそれと同時に大量の銃弾が敵兵士を貫き、もの言わぬ屍へと変えた。
4人「ッ?!」
4人が突然の出来事に唖然としていると、聞き覚えのある声が聞こえて来る。 - 124霹靂 ラミ25/01/19(日) 11:29:20
??「みんな、ごめんね遅くなっちゃって。」
ラミ「レミ姉!」ゼピ、ノト、エウ「レミお姉ちゃんッ!」
現れたのはラミの姉であり、今回の作戦の司令官の1人である<霹靂 レミ>であった。
- 125霹靂 ラミ25/01/19(日) 12:05:25
レミ「こらー、4人とも作戦中は<司令官>でしょ〜、公私混同はしちゃダメ!」
ラミ「そんなこと言わずに、ちょっとで良いから…撫でてくれレミ姉…」
エウ「わたしも!わたしも!」
ノト「わたし達すごく頑張ったんだよ!」
ゼピ「うん…頑張った…」
4人はレミの周りに群がる、そこには、先ほどまで命を賭けて戦っていた兵士の姿は無く、年相応の4人の少女が居た。
- 126二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 22:15:49
ラミの姉のレミかぁ。…………ハッ!! まさかルミも!?
- 127霹靂 ラミ25/01/20(月) 00:04:51
レミ「スゥー……良しッ!みんなおいで〜!」
4人「やったー!」
味方兵「司令官様!報告です!」
レミが4人を抱きしめようとした瞬間、味方兵から報告を受ける。 - 128霹靂 ラミ25/01/20(月) 07:55:25
味方兵「敵の援軍が到着した模様!すぐに前線にて指揮をッ!」
レミ「チッ…直ぐに向かう…」
ラミ「レミ姉…行っちゃうのか…?」
レミ「グァッ!?………ハァハァ」
ラミが子犬の様に目を潤ませながら聞く、レミは命からがらその攻撃に耐え、心の底から悲しそうに伝える。 - 129霹靂 ラミ25/01/20(月) 16:35:12
レミ「みんな本ッッ当にッごめん!すぐに戻るからぁ!」ダッダッダッ
ラミ「分かった!待ってる!」
ゼピ「なるべく早く終わらせてね…」
ノト フラフラ「きをつけ…t」バタッ
エウ「ノトちゃんが倒れたぁ!?」 - 130霹靂 ラミ25/01/20(月) 22:02:40
ーーーーとある通りーーーー
そこは、オイルの匂いが周囲に漂い、技術者や衛生兵、補給兵が忙しく動き回っていて、輸送トラックが砂埃を巻き上げ休み無く、物資を運んでいる。
あの激動の奇襲作戦から1週間がたったある日、4人は指定された場所に向かって歩いていた。
ゼピ「ケホッケホッ…!」
ラミ「ゼピちゃん大丈夫か?」
ゼピ「うん大丈夫…」(相変わらずココら辺は空気が汚いなぁ)
ゼピが心の中でそう呟く、4人が現在歩いているところは軍の倉庫地区であった。 - 131霹靂 ラミ25/01/20(月) 23:32:52
ノト「はぁー…」
エウ「どうしたのノトちゃん?ため息つくなんてノトちゃんらしく無いよ。」
ノト「だってぇ〜…」
〜〜数時間前、本部司令官室〜〜
4人はある司令官に呼び出され、司令官室に来ていた。 - 132霹靂 ラミ25/01/20(月) 23:40:54
司令官「前回の奇襲作戦、君達の活躍が無ければ成功は有り得なかった、本当によくやってくれた。」
ラミ「いえ、わたし達はあくまで司令官様方の練った作戦に、従ったまでです。」
司令官「そう謙遜するな、作戦を実行し、成功に導いたのは間違いなく君達だ、それに報告書を見た限りでは、作戦は敵に見破られてしまっていたのだろう。」
ラミ「…」
司令官「とにかく、自分の功績を誇ってくれ、今回の作戦、MVPは間違いなく君達だ。」
ラミ「ありがとうございます。」 - 133霹靂 ラミ25/01/21(火) 08:04:51
司令官「さて…そんな君達に新しい任務がある。」
エウ(ェ゛ッ!)
ラミ「…分かりました…因みに、任務の内容は?」
司令官「次に君達に与える任務は…」
ゼピ(ハァ〜…どうせ、また激戦区とかに放り込まれるんだろうなぁ〜…) ノト(…ワクワク)
司令官「<不発弾処理>だ。」
4人(ッ?!)
〜〜〜〜〜〜〜
- 134霹靂 ラミ25/01/21(火) 15:37:48
ノト「不発弾の処理って…何で今更、雑用みたいなことしなきゃいけないのぉ〜…」
ゼピ「しょうがないよノトちゃん…一応正式な任務だから…」
ノト「いや…まぁ〜、真面目にやるけどさぁ〜…」
エウ「ノトちゃん、銃をカスタムしたから使いたかったんだよね。」
ノト「……うん。」
ゼピ「…戦闘狂なのかな?」 - 135霹靂 ラミ25/01/21(火) 20:05:32
ラミ「おっ!みんな着いたぞ!」
少女達は指定された倉庫にたどり着いた。
ラミ「え〜っと…<第6不発弾管理倉庫>…うん、ココで間違いない!」
ゼピ「結構大きいね…」
ノト「うっわぁ…絶対時間かかるヤツじゃ〜ん…」
エウ「頑張ろ、ノトちゃん。」
- 136霹靂 ラミ25/01/21(火) 21:06:19
ラミ「みんな、行くぞ。」
ギギギギッ
ラミは倉庫の扉に手を掛け、そのまま力を入れ扉を開ける。
レミ「おっ?待ってたよみんな!」
4人「えッ!?」
扉を開けた先に居たのは、レミであった。
ラミ「レミ姉!?何でここに?!」
レミ「いやぁ〜、特に予定も無かったから、みんなのサポートでもしようかな?って。」
ゼピ「ッ!?それってもしかして…!」
エウ「今日1日レミお姉ちゃんと一緒に作業が出来るってこと!?」
レミ「そう言うこと!今日は一緒に頑張ろうね!」
ノト「ッ〜〜!やったぁー!」
レミと合流した4人の少女は、嬉々として作業に取り組み始めた。 - 137霹靂 ラミ25/01/21(火) 23:24:07
ーーー数時間後ーーー
ノト「疲れたぁ〜!」
ノトが仰向けになりながら、不満を漏らす。
ノト「コレいつになったら終わるの〜!」
ラミ「今日中には終わらなさそうだな…」
ゼピ「流石に飽きて来たよぉ〜」
エウ「ずうっと、同じ作業の繰り返しだからねぇ…」
レミ「みんな、一旦休憩にしよっか!」
ノト、ゼピ「賛成!」 - 138霹靂 ラミ25/01/22(水) 07:52:50
5人は水分補給をしながらひと息つく
エウ「ねぇねぇ、レミお姉ちゃん。」
レミ「んー?どうしたのエウ?」
エウ「一つ思ったんだけど、何でこんなに不発弾が多いの?」
ノト「エウちゃん、それわたしも思った!」
ゼピ「右に同じく…」
ラミ「確かに…わたしも気になるな。」 - 139霹靂 ラミ25/01/22(水) 16:41:53
レミ「それはねぇ〜、奴等(敵)が質より量を重視してるからかなー。」
ラミ、ゼピ、ノト「あ〜…」エウ「どう言うこと?」
レミ「奴等は安価で多くの爆弾が欲しかったんだろうねー、機能面は全無視で、とにかく数を揃えようとした結果、爆発するかどうかも怪しい粗悪品の爆弾が大量に作られたって訳。」
エウ「なるほど!」 - 140霹靂 ラミ25/01/22(水) 20:29:05
エウがレミの説明を聞き終わった時、ラミが腰に付けている無線機から機械音が鳴る
ザザザッ
「ザザッザザザーッザ…」
ゼピ「ラミちゃんどうしちゃったの?その無線機。」
ノト「もしかして壊れた?」
レミ「いやッ…そうじゃ無い、コレは…」
ラミ「モールス信号…!」 - 141霹靂 ラミ25/01/22(水) 21:14:21
ラミは無線機から聞こえてくるモールス信号をすぐさま解読する。
「・・・ ・・ー・ー ーー・ー・ ーー ・・ー ・ー ー・ ー・ ・・ ・・ー・ ー・ー・ ーー・ー・ ーーー ・ー ・ー・・ ・ー・ー・ ーー・ー・ ・ーー・ ・ ー・ー・・ ・ー・ーー ・・・ー ー・ ・・ ー・ー・ー ・ー 」
ラミ「なるほど、司令官からの呼び出しか…みんなちょっと行ってくる。」
レミ「ラミちょっと待って!」
レミが司令官室へ向かおうとするラミを呼び止めた。 - 142霹靂 ラミ25/01/22(水) 23:00:55
ラミ「どうしたのレミn(モフッ、!?」
レミ「ラ〜ミ〜?そんな煤だらけの顔じゃ行けないでしょ〜?」ゴシゴシ
ラミ「ンンッーーーー!!」ゴシゴシ
レミ「よし!綺麗になった!」
ラミ「プハァッ!…あ、ありがとうレミ姉。」 - 143霹靂 ラミ25/01/23(木) 07:55:53
レミは、ラミの襟を整えてあげながら言う。
レミ「全くー、目上の人に会う時は、ちゃーんと身なりを整えなさい。」
ラミ「分かった、次から気をつけるよレミ姉。」 - 144霹靂 ラミ25/01/23(木) 16:49:29
ゼピ、ノト、エウ(親子みたい…)
レミはラミの頭を撫で送り出す
レミ「ほいっ、行ってらっしゃい。」
ラミ「ッ//…ありがとう。」
ゼピ「ラミちゃん、また後でね…」
エウ「ラミちゃん!頑張ってねー」
ノト「ラミちゃん…(不発弾処理から)逃げないでね〜!」
ラミ「みんな行ってくる!」タタタタッ
ラミは4人に見送られて司令官室へと向かった… - 145霹靂 ラミ25/01/23(木) 16:53:18
レミ「さっ!みんな作業に戻ろう!」
エウ「え〜〜!」 ノト「ウッ…!!」
ゼピ「だよねぇ…」
レミ「は〜い!みんな頑張るよ〜!」(そういえばさっきの連絡、どうして………)
レミ(<モールス信号>で伝えたんだ…?)
- 146霹靂 ラミ25/01/23(木) 23:03:13
ーーー数十分後ーーー
ラミは司令官室に辿り着き、身だしなみを整え扉をノックした。
コンコンコン
司令官「入って良いぞー」
司令官の許可を得て扉を開ける - 147霹靂 ラミ25/01/23(木) 23:16:25
ガチャッ
ラミ「失礼します、<特別遊撃小隊小隊長>霹靂少尉です。」
司令官「霹靂少尉、要件は何かな?」
ラミは司令官の反応に違和感を覚えながら答える。
ラミ「先程の呼び出しの件で司令官室へと参りました。」
司令官「?…私は別に呼び出しなどしてはいないぞ?」
ラミ「えっ?」
ラミは予想外の回答に驚いた
ラミ「それは、どう言うk(ドォ゛ォ゛ゴォ゛ォ゛ォ゛ッ゛!!!!
司令官、ラミ「ッ!!??」
- 148霹靂 ラミ25/01/23(木) 23:34:04
ラミが司令官に聞き返そうとした瞬間、巨大な爆発音が二人の耳に突き刺さる。
司令官「各員、今の爆発音についての情報を求むッ!!繰り返すッ!各員、今の爆発音についての情報を求むッ!!」
司令官はすぐさまマイクに電源を入れ、全区域の兵士に情報を求めた。
ガチャッ!
兵士「司令官様ッ!失礼しますッ!爆発によって発生したと思われる黒煙が確認出来ましたッ!」
司令官「方角はッ?!」
兵士「北北東、恐らく倉庫地区かと…」
ラミ「…………は?」バッ!
司令官「あッ!?ラミどこへ? - 149霹靂 ラミ25/01/23(木) 23:38:48
ラミは走った皆がいる倉庫へ…
ラミ(爆発ッ?!なぜ…原因はッ!?いやッ…そんな事よりみんなは?!)
ラミの脳内に1つの不安がよぎる…
ラミ(失敗…いやッ!!あり得ない…わたし達は子供でも立派な兵士だッ!!不発弾の処理だって…完璧できるようになるまで訓練したッ!それにレミ姉だっている…)
ラミ(ゼピちゃん!ノトちゃん!エウちゃん!………レミ姉!)
ラミ(うんッ大丈夫だ!失敗なんてするはずが無い!)
ラミ(倉庫まで後少し…!)
ラミ(確かここを曲がればッ!)
バッ!
ラミ「みんなッ!」 - 150霹靂 ラミ25/01/24(金) 00:06:09
ーーー報告書ーーー
1月23日(木)の⚪︎時⚪︎分頃、本部付近にて巨大な爆発を確認。
爆心地は倉庫地区の<第6不発弾管理倉庫>。
軽傷者…17名
重傷者…0名
死傷者…4名
今回、この事故が発生した原因は、不発弾の処理に当たっていた兵士による、作業中の不手際だと思われる。
事故が発生した際に、<第6不発弾管理倉庫>にて不発弾処理にあたっていた兵士は
・霹靂 レミ 階級,元帥 ・霹靂 ラミ 階級,少尉
・西尾 ゼピ 階級,准尉 ・南雲 ノト 階級,2等曹 ・東 エウ 階級,2等曹
以上の5名であり、そのうちラミ少尉を除いた4名が爆発に巻き込まれ、ヘイローの消滅、即ち<死亡>が確認されている。
今後このような事故が発生しないよう、早急に対策を練って…
- 151二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 01:00:02
ベアおばの暗躍が始まったわね
- 152霹靂 ラミ25/01/24(金) 07:52:45
ーーー???ーーー
誰も知らない路地裏、そこには1人の少女がその目を赤く染め、地面にうずくまって居た…
ラミ(なんで………どうして……)
ラミ(どうして……?どうしてッ…!?)
ラミ(どうしてッ!!わたしばっかりこんな目にッ!!)
ラミ(なんでッ…!?) - 153霹靂 ラミ25/01/24(金) 17:31:15
ラミ(わたしが世界に何をしたッ?!)
ラミ(わたしが神に何をしたッ!!?) - 154霹靂 ラミ25/01/24(金) 19:21:18
少女の心の叫びは誰にも届かない…
ラミ(そっか…………答えなんてないんだ……………..) - 155霹靂 ラミ25/01/24(金) 19:21:53
ラミ(あぁ……やっぱり世界は無情だ…………)
ラミ(レミ姉……ゼピちゃん……ノトちゃん………エウちゃん………)
ラミ(あいたいなぁ……)
ラミ(なんで……事故なんかで…………) - 156霹靂 ラミ25/01/24(金) 19:28:59
ラミ(事故、なんかでッ…….……!)
ラミ(…………せめて…………)
ラミ(……せめて……敵に殺されたなら………) - 157霹靂 ラミ25/01/24(金) 19:29:33
ラミ(敵に殺されていたなら……………恨めるのに…………)
ラミ(敵に殺されていたなら……………憎めるのにッ…………!!)
ラミ(わたしは……………) - 158霹靂 ラミ25/01/24(金) 19:30:31
ラミ(わたしは………誰を憎めばいいッ!?)
ラミ(誰を恨めばいいッ!!!??)
ラミ(わたしは………何に…………) - 159霹靂 ラミ25/01/24(金) 19:31:13
ラミ(………何、に……………)
ラミ(………なにに……………すがればいい………?) - 160霹靂 ラミ25/01/24(金) 19:31:31
ラミ(仲間も………家族も………………仇も………………)
ラミ(……なにもない………) - 161霹靂 ラミ25/01/24(金) 19:32:11
ラミ「だれ…かぁ………」
ラミ「おしえて……よ………」 - 162霹靂 ラミ25/01/24(金) 19:32:40
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現在の気温,-2°
風向き:北
真冬の夜に吹き荒れる北風は肌を刺すような冷気をまとっている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
風をとどめる力をもつ人はない。また死の日をつかさどるものはない。戦いには免除はない。また悪はこれを行う者を救うことができない。
コヘレトの言葉 第8章8節 - 163霹靂 ラミ25/01/24(金) 21:31:17
??「あらあら、可哀想に…」
ラミ(?!)
ラミ(だれだ……!?足音なんて聴こえなかったぞ……!)
少女は目を開け、声の主を見る。
そこには、真っ白なドレスに身を包み上品な佇まいでこちらを覗く、貴婦人のようなものがいた、しかし姿形は人には見えず異形のそれであり、全身が真っ赤に染まっていた。
ラミ(なんだ……こいつ……人なのか?) - 164霹靂 ラミ25/01/24(金) 22:45:10
??「貴女は、理不尽に打ちのめされ、絶望の底の底まで落ち、這い上がる事が出来ずにいるのですね…」
ラミ「…ッ!?」
??「絶望から這い上がる為の<家族や仲間>と言う名の<梯子>を失い、その代わりとなり得た<憎むべき敵>と言う名の<綱>も見つからず、挙げ句の果てにはこの<世界>に<光>すらも見出せない。」
- 165霹靂 ラミ25/01/24(金) 23:39:32
ラミ「……外者が…」
ラミ「部外者がァ……知ったような口を開くなぁッ!……」
??「……あら?」
ラミ「おまえにッ……わたしのなにがわかるッ!?」 - 166霹靂 ラミ25/01/25(土) 11:00:52
??「…すべて分かっていますよ」
ラミ「ッ!!…ふざk(??「それに、私なら成れますよ」
ラミ「!?」 - 167霹靂 ラミ25/01/25(土) 11:01:20
??「貴女が絶望から這い上がるための<梯子>に…」
??「私なら教えて差し上げる事が出来ますよ、貴女が<憎むべき敵>を…」
??「そして…私なら変えられますよ、この虚しいだけの世界を…」
- 168霹靂 ラミ25/01/25(土) 11:02:30
ラミ「…」
愚者の戯言…しかし、絶望の底に叩き落とされ…
ラミ「……おまえに、できるのか?」
疲弊し切った心には…
??「私にしか成せません…」
どんな讃美歌よりも、心地よい…
??「ついて来なさい<霹靂 ラミ>私が貴女に見せてあげましょう、<光>ある<世界>を。」
悪魔の囁きであった…
- 169霹靂 ラミ25/01/25(土) 11:11:23
ベアおばとの出会い完結です
めちゃくちゃ長くなってしまい、申し訳ございません。
次の、アリウスでの生活は、テンポ良く書いていきたいと思います。
(ss初心者なのでご指摘やアドバイスなどを頂けると、ありがたいです。) - 170霹靂 ラミ25/01/25(土) 18:49:24
ーーーアリウス分校、校内ーーー
コツッコツッコツッ
長く続いた内戦は、突如現れた「大人」…<ベアトリーチェ>によって統一された…
??「マダムベアトリーチェ、報告があります…」
ベアトリーチェ「何でしょう<ラミ副生徒会長>?」
ラミ「幹部の選定及び、分隊の組み分けが完了しました。」
- 171霹靂 ラミ25/01/25(土) 21:26:43
ベア「そうですか、では計画に変わりなく、手筈通りに動いて下さい。」
ラミ「承知しました…」 - 172二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 21:36:19
無気力気味で人形みたいね
ベアおばの言葉では拠って立つ力にはならんから仕方ない - 173霹靂 ラミ25/01/25(土) 21:45:30
ーーーアリウス自治区ーーー
終戦から数ヶ月が経過…
私が、あの方に与えられた使命は、幹部や生徒の統括及び監視、自治区内の見回り、そして、規則違反者への制裁、以上の三つである。 - 174霹靂 ラミ25/01/25(土) 21:47:20
時刻p.m.23:00
校外食糧庫にて、規則違反者を発見。
拘束し、尋問に移る。 - 175霹靂 ラミ25/01/26(日) 02:01:32
バッ!
??「ひ、ひぃっ!?」
ラミ「貴様の名前と所属部隊を言え。」
??「ご、ごめんなさい…!」
ラミ「今求めているものは謝罪ではなく情報だ、あと5秒以内に話せ、でないと貴様のヘイローを破壊する。」
??「え、え、えッ!?あ、あのちょっとまt(ラミ「5...4...3...」
??「ヒ、ヒヨリ!<槌長 ヒヨリ>ですぅ!えっと…しょ、所属は第8分隊ですッ!」
- 176霹靂 ラミ25/01/26(日) 11:58:58
ラミ「槌長 ヒヨリ、貴様が今この時間帯に、食糧庫にいる理由を言え。」
ヒヨリ「あ、えっと…」
ラミ「早く言え…」
ヒヨリ「お、お腹が空いちゃって…それで……」
ヒヨリ「よ、夜中なら誰も居ないと思って…こっそり……」
ラミ「そうか。」
ドゴッ
ヒヨリ「ッ!?ゲホッ!」
違反内容
夜間外出、立ち入り禁止区への侵入、食料窃盗、
制裁を与える。 - 177霹靂 ラミ25/01/26(日) 17:49:19
ドンッ、ボゴッ、ドスッ、
ヒヨリ「ケホッ、ゴホッ!ハァハァ…まってくだs(ドゴォッ ヒヨリ「ウグッ…!」
あの方が言った、制裁を与える際の注意点。
私情を挟まない事、相手の言葉を完全に無視する事、殺さない程度に気絶するまで痛めつける事、制裁後は独房へ入れる事、自治区からの脱走を図った者は例外なくヘイローを破壊する事、そして<ロイヤルブラッド>には決して手を出さない事。
- 178二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 20:29:00
まだ直接描写されてないけどこの調子だと殺人までやっちゃったか
もうベアおば死んでも後戻り出来ないね - 179霹靂 ラミ25/01/26(日) 22:23:30
数分経過
ドスッ、ゴッ、
痛い……涙で前が見えない……
ヒヨリ「ご、めんなさい、ごめんなs(ゲシッ 、ドンッ、 ヒヨリ「アガッ…」
おなかを蹴られ壁に打ちつけられる……
ヒヨリ「ゲホッ、ゴホッ!ごめんなさい…オエ」 - 180霹靂 ラミ25/01/26(日) 22:27:05
えずきながらも、何度目かわからない謝罪を繰り返す…
それでも彼女はお構い無しに、馬乗りになり、わたしのことを殴る…
バゴッ、ガッ、ドゴッ、バシッ、
彼女殴られるたびに、あたまの中が揺れて、だんだんと意識が遠のく…
ヒヨリ(こ、の、ままじゃ…本当、に…!)
バギッ、ゴスッ、
ヒヨリ「もう、やめ、て…」
ヒヨリ「ほ、ほん、とうに、しんj(ドゴッ! - 181霹靂 ラミ25/01/26(日) 22:28:36
ヘイローの消失を確認
脈は…有り
気絶と判断、独房へ持って行く。
ラミ「…手間取らせやがって」 - 182霹靂 ラミ25/01/26(日) 22:50:14
ーーーアリウス校内、独房ーーー
コツッコツッコツッ、ズズズーーー
暗い廊下に響き渡る、誰かが足音と、重い何かが引きずられる音。
看守の背筋が伸び、身は固くなる…
それはまさしく、音の主への恐怖からくる物であった…… - 183二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 00:33:46
これはあの好感度も納得ですわ。
- 184二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 02:24:32
これは正しくアリウスの副生徒会長
- 185二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 07:52:26
このレスは削除されています
- 186霹靂 ラミ25/01/27(月) 07:56:52
看守「副生徒会長、どのようなご用件で…」
看守は答えの分かり切った質問をする。
ドサッ
ラミ「規則違反者だ、入れておけ。」
看守「はい…ご、ご苦労様です。」
まるで地の底から響いてるかのような声には、何の感情も込められておらず、そのあまりの冷たさに看守は思わず身震いする……
看守はその場から逃げるように、血だらけの少女を抱え檻の中へと運んで行った… - 187霹靂 ラミ25/01/27(月) 16:40:55
ーーーアリウス自治区、見回りーーー
終戦から1年が経過…
時刻はam7:00
自治区内にて、問題児を見つける。
ラミ「<戒野 ミサキ>今は訓練中のハズだ、貴様はココで何をしている?」
- 188霹靂 ラミ25/01/27(月) 20:26:41
<戒野 ミサキ>過去に三度、命令違反で制裁を受けている問題児。
一度目と二度目は幹部が制裁を与えたが態度は改善せず、三度目は私が対応した。
三度目の制裁以降は態度の改善が見られ、ここ最近は命令違反などの行為は確認されなかった。
バッ
ミサキ「ッ…!なんでここにッ…!?」
ラミ「今は、私が貴様に質問したハズだ、さっさと答えろ。」
- 189霹靂 ラミ25/01/27(月) 21:42:31
ミサキ「……それは」
ラミ「それともまた制裁を、喰らいたいのか?」
ビクッ
ミサキ「い、いえ!」
ミサキ「サオリ姉s、いや…分隊長がマダムに呼び出されたから、少し休憩を……」
ラミ「…そうか、なら良い。」 - 190霹靂 ラミ25/01/28(火) 00:49:46
コツッコツッ、ドサッ
足音が聞こえなくなった…その瞬間、わたしは地面にへたり込んだ……
ミサキ「ハァハァ……」
苦しい…気分が悪い……
あの光の無い死人の様な冷たい瞳を、あの地獄から這い上がって来る様な不気味な声を、思い浮かべるだけで、あの時の制裁の記憶が鮮明に蘇り、額に脂汗が滲み、動いてもないのに呼吸が乱れる………
ミサキ「ハァ…最悪……」 - 191二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 00:58:51
全てが虚しくても苦痛は恐ろしいか。人間だねぇ~。
- 192霹靂 ラミ25/01/28(火) 07:42:06
サオリ「ミサキ!今戻った、訓練を再開するぞ。」
ミサキ「うん…分かった…..」
ミサキ「よいしょっと…」
あぁ、朝から嫌な顔を見た…… - 193二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 18:06:06
アリウスに事故で亡くなった子達以外で昔のラミを知ってる子は居るのだろうか……?
- 194霹靂 ラミ25/01/28(火) 18:32:08
- 195二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 20:43:23
梅ー 面白かったよー