ナグサのグルメ

  • 1二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 00:05:00

    ゴリョー ゴリョー ナグサチャン フゥー ♪

    ナグサちゃんが一人で焼き鳥を含むさまざまなグルメを百鬼夜行やその他学園で堪能する概念。

    n番煎じかもだけどナグサちゃんがおいしいもの食べて幸せそうにしてるところを見たいんだ。

  • 2二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 00:05:46

    コレが孤独のグルメちゃんですか…

  • 3二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 00:09:01

    ミレニアムでピザを食べるナグサ
    トリニティで桐藤ナギサの手製菓子を食べるナグサ
    アビドスでラーメン食べるナグサ
    山海経で激辛担々麺食べるナグサ
    ゲヘナでパンちゃんと激闘を繰り広げるナグサ

  • 4二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:22:21

    SSを書きはじめたんだけどある程度書き終えてからスレ立てればよかった……(初スレ立てかつ初SS)

  • 5二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:24:26

    >>4

    おい! SS書こうとしてるならそう言え、10まで行かないとスレあっという間に落ちちゃうから!

  • 6二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:26:07

    とりあえず保守やよ

  • 7二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:26:11

    SS待機!!待っててやるぞスレ主
    ナグサが激辛食べてむせてるのは見てみたい

  • 8二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:26:50

    >>5

    えっ、そうなの!じゃあできてるところまで分割して投げます

  • 9二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:27:44

    この時間は12時間余裕あるからいけるでしょ

  • 10二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:27:51

    >>8

    wktk

  • 11二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:28:28

    頑張れスレ主
    自らの頭に描いたものを他に向けて発信できるのはそれだけで凄い事なのだ

  • 12二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:29:18

    おいしそうなもの食べて幸せそうなナグサちゃんが見たいという気持ちが先行して書き始めたかつスレ立てしたから方向が全然決まってないけどとりあえず!

    キキョウ達、頑張ってるかな……。様子、見に行った方がいいのかな。でも、今更私が顔を見せてもきっと皆不快に思うだけ……。アヤメみたいにみんなに慕われる、頼れる委員長になれる訳ない。
    ……アヤメみたいにはなれない……。そう思いながら、歩いていると何やら周りが騒がしくなってきた。ナグサが辺りを見渡すと魑魅一座が雑貨屋で揉めているようだった。

    魑魅一座モブ「うるせー!不良品売りつけといて返金しないつもりか?それなら店のモンを頂いて財布の足しにしねえとなあ?」

    声が突き刺さるように響く。見ると、魑魅一座の一団が店の中で暴れている。店主が慌てて叫んでいるのが聞こえる。

    店主「そ、そんなあ!言いがかりでそんなことされちゃ困る!誰か助けてくれ!」

    ナグサは静かに足を止め、眉をひそめる。周りの空気が一変し、緊張が漂う。ナグサは冷静に周囲を見渡した。

    ナグサ「あの、どうしたんですか?」

    魑魅一座の一人がこちらを睨みつけて言い放つ。

    魑魅一座モブ「げっ、百花繚乱……。こ、今回はアタシ達の主張が正しいぞ!せめて金は払ってもらわないとな……!」

    店主「違う! 買う時に一緒にチェックして、問題はなかったはずだ!わざと壊してきたんだろ!」

    ナグサは冷静に店主の言葉に耳を傾ける。その後、魑魅一座の主張がただの言いがかりであることを確信した。

    ナグサ「……他に何か言い訳はあるの?」

    魑魅一座のモブは唸り声を上げ、怒りが頂点に達したようだった。

  • 13二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:30:31

    魑魅一座モブ「ぐぬぬ……ええい!こうなったらヤケだ!全部吹っ飛ばしちまおう!」

    ナグサの体が反応する。即座に彼女は動きを止め、深呼吸をする。心の中で冷静に次の行動を考える。

    ……敵は4人、大したことはない。

    魑魅一座モブが商品を投げつけてきた。ナグサは瞬時に身を翻し、まるで雪が舞うように滑らかな動きで避ける。そのまま手にした銃を構え、四人を的確に制圧した。

    ナグサ「……隙だらけ。」

    ナグサの目が鋭く光る。射線を確認し、何も考えることなく、四人を正確に制圧した。

    魑魅一座モブ達「がああああ!」

  • 14二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:31:57

    ナグサ「ごめんね、店主さん。すぐ片付けるから。」

    店主は震えながらも、感謝の意を示して頭を下げる。

    店主「ありがとう、ありがとう。片付けは私でやるよ。」

    ナグサ「そうですか……。じゃあ私は行きます。これだけ騒ぎになったから魑魅一座の身柄は誰かがすぐに回収に来ると思います。」

    ナグサはすぐに立ち上がり、後ろを振り返らずに店を後にしようとする。足早に歩きながら、店主が手渡すものに気づく。

    店主「これ、大切にしていたものなんだけど、恩人に渡したくてね。よかったらこれ持って行って!」

    差し出された陶器製の鶏の人形を受け取る。

    ナグサ「ありがとうございます。それじゃあ、失礼します。」

    手渡されたのは陶器製の鶏の置物。

    つい困っている人がいたから手助けしてしまったが長居は無用。後輩達と会わないようそそくさとその場を後にした。

    手渡された陶器の鶏を見つめ、ナグサはふと笑った。

    ナグサ「鶏……焼き鳥……あぁ、お腹、減った……。」

  • 15二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:39:13

    孤独のグルメ好きな俺のためのスレ

  • 16二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:40:36

    うごご、書きながらちょっとずつ直してたから消し忘れとかが目立つ……脳内補完してください

    そんな自分の素直な思考が少しおかしくて、自然と足が焼き鳥屋を探していた。

    ナグサ「さて、どこのお店がいいかな?焼き鳥は絶対失敗したくないし……。」

    あたりを見回しながら歩くと、目に入ったのは古びた焼き鳥屋の看板。「焼き鳥」の文字が大きく書かれた看板が、ナグサを誘っているようだった。レトロな雰囲気に、思わず足が向かう。

    ナグサ「ここだ!ここにしよう!」

    ガラガラ……

    店主「いらっしゃい。」

    店の中にはお爺さんが一人、カウンターの向こうに立っていた。静かな空間だが、それがまた心地よい。ナグサはカウンターの隅に腰を下ろすと、少しリラックスした表情を浮かべた。

    店主「お好きな席へどうぞ、お冷はセルフで頼むね」

    ナグサは小さく頷いて、カウンターの前に置かれたピッチャーを手に取り喉を潤した。炭火焼きの香りが漂い、思わず深呼吸をする。

    ナグサ「……ふぅ、いい匂い。」

    お腹の虫が早く早くと急かす。

    店主「ご注文は?」

    まずはねぎま、つくね、ももかな。この3本はお店の味の特徴が出やすいからこれが美味しいなら他のメニューも全部美味しいと言っても過言じゃない。

    ナグサ「ねぎま、つくね、ももを塩で1本ずつお願いします。」

  • 17二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:49:14

    店主が頷き、調理に取り掛かる。

    店主「お腹減ってるなら先に鶏ガラスープでもどうだい?一杯無料で出してるんだ。」

    ナグサ「いただきます!」

    店主「あいよ。」

    〜鶏スープ〜
    鶏油は正義。
    澄んだ綺麗なスープ。浮いてる黄色い油(鶏油)は美味しさの証。

    ナグサ「……いただきます。」

    一口飲んだスープは、見た目以上に繊細で深い味わいだった。鶏油が浮かぶ澄んだスープから立ち上る香りが、ナグサの体に染み込んでいく。

    「……美味しい。」

    体が温かくなる。お腹が少し満たされた気がしたが、焼き鳥が炭火でじゅうじゅうと焼かれる音が心地よく耳をくすぐり、食欲は増幅した。

    店主「あいよ。ねぎま、つくね、ももできたよ。」

    店主が焼き上げたねぎま、つくね、ももを持ってきた。

    ナグサ「ありがとうございます!」

    〜ねぎま、つくね、もも〜
    塩でいただきます。
    さてこのお店の実力はなんぼのものかいな。

  • 18二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:55:40

    焼き鳥をゆっくり口元に運ぶ。その瞬間、香ばしい香りがさらに強くなり、思わず期待で喉が鳴った。

    ナグサ「ごくり……。いただきます。」

    ナグサ「はむっ……。」

    焼き鳥を一口、また一口。塩の加減も絶妙で、焼き加減も完璧だ。つくねのジューシーさ、ねぎの香ばしさ、ももの弾力のある食感。それぞれの串が、予想以上に美味しかった。

    ナグサ「はむ……。んふふ、美味しい。」

    いいお店、見つけちゃったな。次は何を食べよう。

    次はタレにしよう。タレなら皮がいいな。あ、でも塩でハツと砂肝も食べたい。ぼんじりもいいな。

    できるだけ色んな種類を楽しみたい。皮、ハツ、砂肝、ぼんじりをそれぞれ頼むことに決めた。

    ナグサ「ハツ、砂肝は塩、皮、ぼんじりはタレでそれぞれ1本ずつお願いします。」

    店主「あいよ。」

    店主はにっこりと笑いながら、また調理に取り掛かる。ナグサは静かにその様子を見守りながら、もうすぐ出てくる料理に期待を膨らませた。

    店主「はい、できたよ。」

    〜ハツ、砂肝、皮、ぼんじり〜
    こいつらは外せないでしょ!

    店主が焼き上げたハツ、砂肝、皮、ぼんじりを目の前に置くと、その香りが一層強くなり、ナグサは思わず笑みを浮かべた。

  • 19二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:56:47

    腹減ってきたな・・・

  • 20二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:57:49

    あぁっ!!テメーこんな時間に美味しそうなスレ立てやがってテロリストが!!

  • 21二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 01:59:05

    ナグサ「いただきます!」

    まずは皮から。タレが程よく絡み、焼き加減が完璧で香ばしさが口いっぱいに広がる。次に砂肝。塩の加減が絶妙で、歯ごたえが楽しめる。

    ナグサ「うん、うん、美味しい!」

    続けてハツ、ぼんじりを口に運ぶ。ハツはしっかりとした食感と濃厚な味わいがあり、ぼんじりはジューシーで甘みが感じられる。

    ナグサ「ふぅ……本当に美味しい。」

    心も体も満たされて、ナグサはしばらくの間、静かな時間を楽しんでいた。

    店主「あれ、その置物。」

    ナグサ「これですか?さっき魑魅一座に絡まれている人がいたのを助けた時にいただいたんです。鶏の置物ですけど、なんだか縁起が良さそうだなと思って。」

    このお店と出会うきっかけになったし。

    店主「そうか……それはな私が息子に渡したものなんだ。息子とは喧嘩別れでね。」

    ナグサは店主の言葉に驚きながらも、静かに耳を傾けた。

    店主「息子は若い頃から料理が得意で、この焼き鳥屋を手伝ってくれていたんだ。しかし、ある日突然、店を離れてしまった。理由はよくわからないが、どうしても許せなかったことがあったらしく、それから一度も顔を見せていない。」

    ナグサは鶏の置物をカウンターに置くと、店主の話に少し思いを馳せた。

  • 22二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 02:01:48

    新世界ナグサ

  • 23二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 02:07:09

    ナグサ「そうだったんですね……。息子さんは私にこれをくれた時、とても大切なものと言っていました。こちらは店主さんにお返しします。この置物が再びお二人を繋げる何かのきっかけになるかもしれません。」

    店主「そうだな、私から息子に会いに行ってみるよ。」

    店主は少し照れくさそうに、そして少しだけ希望を感じさせるように頷いた。その表情にナグサも心が温かくなるのを感じた。

    ナグサ「私はここで静かな時間を過ごせたことに感謝しています。焼き鳥も本当に美味しかったです。」

    店主「そう言ってもらえて、嬉しいよ。君が来てくれたおかげで、少し元気が出た。」

    ナグサはその言葉を胸に、店主に軽く頭を下げて立ち上がった。

    ナグサ「それでは、お会計を。また来ますね。」

    店主「また来てくれよ、待ってるよ。」

    ナグサは店を後にして、静かな夜の街を歩く。

    ナグサ「人の縁はどう繋がるか分からないな。だけど、何か一つのきっかけで、人との距離が縮まることもあるんだ。」

    ナグサは歩きながら思いにふける。焼き鳥屋で過ごした静かな時間と、店主との会話が心に温かく残っていた。店主とその息子の間にも、何か大切な繋がりがあることを感じ取ったナグサは、自分の中でも何かが少しずつ変わり始めていることを実感した。

    ナグサ「私も、少しずつ変わっていけるのかな……。」

    そう思いながら、ナグサは足早に歩を進めるのだった。

    ゴリョー ゴリョー ナグサチャン フゥー ♪

  • 24二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 02:09:54

    初SSだとぉ・・・・?これが??

  • 25二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 02:10:58

    今日はここまで!続きはゆっくり書いていきますけど皆さんも好きにSSを書いていただいて大丈夫です!というかぜひ書いてください!ほら、ナグサちゃん遠慮せずいっぱい食べてね……

  • 26二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 02:17:52

    今抱えてるSSが落ち着いたら書きに来るね・・・

  • 27二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 04:13:13

    読みやすくていい文章に出会えた
    投稿感謝

  • 28二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 12:53:06

    このレスは削除されています

  • 29二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:57:00

    このレスは削除されています

  • 30二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:57:38

    D.U.地区でバーガーを食べる話を書いてます!お楽しみに!

  • 31二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:35:49

    1です!ある程度完成したのであげていきます

    今日は先生にシャーレの当番として呼ばれた。

    お仕事の手伝いと言っても私は書類仕事では力になれないからと一度断ったけど、先生が必要としてくれてるならとD.U.地区へ向かった。

    ”おはよう。ナグサ。来てくれて嬉しいよ!”

    先生の明るい声が迎えてくれると、ナグサは少し緊張しながらも安心感を覚えた。

    ナグサ「おはようございます……。でも、本当に私で大丈夫ですか?片手しか使えないし、書類とか細かい仕事は……」

    “大丈夫、大丈夫!君がいてくれるだけで心強いんだよ。”

    その言葉に、ナグサは少しだけ心が軽くなる。必要とされている実感がほんのりと湧き上がった。

  • 32二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:37:21

    部屋に入ると、資料の山や備品が並ぶ部屋の光景が広がる。

    先生が棚の奥から箱を取り出した。箱には古びた鍵やラベルがぎっしり詰まっている。

    “今日はこの資料の整理と、備品のチェックをお願いしたいんだ。この鍵たちがどの備品や部屋に対応しているか、記録が曖昧なんだ。あ、でも、数が多いし無理はしなくていいからね。”

    ナグサ「なるほど……これは確かにちょっと時間がかかりそうですね。」

    先生は笑いながらうなずいた。

    “そうだね。でも、ナグサのペースでやってくれればいいよ。丁寧にやることが一番大事だから。”

    ナグサは箱をそっと机の上に置いて中を覗き込んだ。たくさんの鍵と古びたラベルが無造作に詰め込まれている。それぞれ微妙に形や刻印が異なるものの、どれがどこに対応しているのかは全くわからない。

    ナグサ「一つ一つ確認していくしかなさそうですね……。ちょっと大変だけど、やってみます。」

    “ありがとう、ナグサ。本当に助かるよ。わからないことがあったら、いつでも声をかけてね。”

    ナグサは軽くうなずきながら、早速作業を始めた。一つ一つ鍵を取り出し、ラベルや備品リストと照らし合わせていく。最初は少し戸惑いながらも、次第にコツをつかんでいった。

    作業に集中していると、次第に部屋の中が静寂に包まれていく。気がつけば、ナグサはほとんどの鍵を整理し終えていた。最後の鍵をリストに照らし合わせると、箱の中は空っぽになった。

    ナグサ「先生、これで全部整理できました……たぶん。」

    先生は完成したリストと整理された鍵を手に取り、満足そうに微笑んだ。

  • 33二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:39:00

    “ナグサ。本当にありがとう。これで備品の管理がずっと楽になるよ。”

    ナグサ「お役に立てて良かったです。でも、私一人じゃなくて、先生がサポートしてくれたからです。」

    先生は軽く笑いながら、ナグサの肩を軽く叩いた。

    “いやいや、ナグサがいてくれたおかげだよ。ナグサが頑張ってくれたおかげで昼前に整理が終わったしね。またお願いすることがあるかもしれないけど、その時もよろしくね。”

    ナグサは少し照れたように微笑みながら、「はい、その時はまた頑張ります」と静かに答えた。

    “……お腹空いたね。もうお昼の時間だもんね。”

    先生は大きく伸びて呟いた。

    そういえば今日は朝ごはんを食べてないんだった……

    意識するとお腹が、減ってきた。

  • 34二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:42:48

    “私は少し仮眠を取ろうかな。ナグサはお昼を食べておいで。戻ってきたら起きて私もお昼にするよ。”

    先生はそう言うと大きなあくびをして目をこすった。ナグサは先生の提案に少し戸惑いながらも、先生の疲れた様子を見て頷いた。

    ナグサ「わかりました。ちゃんと休んでくださいね。無理して倒れたら困りますから。」

    先生は苦笑しながら頷き、椅子の背にもたれた。

    “ありがとう、ナグサ。今日は君に助けられてばっかりだね。お昼の後はもう少し楽になるはずだから、少しだけ目を閉じるよ。”

    ナグサは静かに部屋を出て、自分の胸の中に湧き上がる温かい感情に気づく。自分が先生の役に立てた、そのことが嬉しかったのだ。

    「次に呼ばれたときも、ちゃんと頑張らないと……」

    そう心に誓いながら、ナグサは足を進めた。お昼を済ませたら、また戻ってきて先生を起こそう。それが今日のもう一つの大事な役目だと思ったからだ。

  • 35二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:44:13

    ナグサ「とはいえ……この辺りのお店事情は全然わからないな。」

    シャーレを出てぐるぐると辺りを見渡すとヴァルキューレ警察学校の生徒たちが歩いているの見かける。

    ヴァルモブA「ラミニタウンのエンペラーバーガー行ったことある?」

    ヴァルモブB「あーあそこ有名だよね!行ったとこあるよー。」

    ヴァルモブA「えー、今度一緒に行こうよ。」

    ナグサはふと立ち止まり、耳に入った会話に興味を引かれた。「エンペラーバーガー」という名前に聞き覚えはなかったが、どうやら有名なお店らしい。

    お腹も空いているし、試しに行ってみてもいいかも。

    ナグサ「ラミニタウン……エンペラーバーガーか。近いのかな?」

    ヴァルモブAとBの話が続いている。

    ヴァルモブB「でも、あそこの店、昼時はすごく混むよ?」

    ヴァルモブA「たしかにね。でもバーガーのボリュームがすごいらしいし、一度行ってみたいんだよな!」

    バーガーが食べられるのはいいが、混雑しているとなると少し気が引ける。それでも、おいしいものには惹かれるものがあった。

  • 36二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:45:10

    「……どうしようかな」と迷いながらも、ナグサは意を決してヴァルモブAに声をかけてみた。

    ナグサ「あの……、すみません。エンペラーバーガーって、どの辺りにあるんですか?」

    突然の質問に驚いた様子のヴァルモブAだったが、すぐににっこりと笑顔を見せた。

    ヴァルモブA「ああ、エンペラーバーガー?ラミニタウンの中央通りにあるよ。大きな黄色い看板が目印だから、すぐわかるはず!」

    ナグサ「ありがとうございます!ちょっと行ってみようと思います。」

    ヴァルモブB「昼時は混むから気をつけてね。でも、本当においしいから行く価値はあるよ!」

    ナグサはお礼を言って、教えてもらった方向へ歩き出した。

    少しずつラミニタウンの活気ある街並みが見えてくると、自然と足取りも軽くなる。お腹が空いていることもあり、バーガーの味を想像するだけでワクワクしてきた。

    先生にも持ち帰りで買って帰ろうかな……。

  • 37二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:54:22

    ラミニタウンに近づくと、中央通りの活気がナグサを迎えてくれた。飲食店が並び、人々が行き交う中、黄色い看板が目に入る。看板には堂々と「エンペラーバーガー」と描かれた文字と、美味しそうなハンバーガーの写真が掲げられていた。

    ナグサ「……本当に賑やかなお店だな。」

    お店の前には既に列ができており、人気の高さを物語っている。店内から漂う香ばしい匂いがナグサのお腹をさらに刺激した。

    ナグサ「よし、並んでみよう。」

    列に並びながら、店の中を覗くと、カウンター越しに活気ある店員たちがテキパキとハンバーガーを作っている様子が見えた。メニューにはボリューム満点のバーガーやセットが並び、どれも美味しそうだ。

    黒毛和牛を粗挽きしたパティか……美味しそう。メニューの写真にはアボカドチーズバーガーがあり、その鮮やかな見た目がナグサの目を引いた。ジューシーなパティの上にとろけたチーズ、そして鮮やかな緑のアボカドが映えている。特製タルタルソースとオーロラソースも添えられていて、見るからに食欲をそそる一品だ。

    ナグサ「私はこれにしようかな……他に先生の分も買っていったら喜んでくれるかな。」

    店員が注文を受けている様子を見ていると、自分の順番が近づいてくる。待ちながらメニューをもう一度じっくり見て、先生が喜びそうなメニューを考えた。

  • 38二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:56:04

    オニオンバーガー、これにしよう。シンプルだけど、玉ねぎとチーズがお肉の美味しさを引き立ててくれそう。先生喜んでくれるかな。

    店員「いらっしゃいませ!ご注文をどうぞ!」

    ナグサ「えっと、アボカドチーズバーガーのセットを一つと、オニオンバーガーセットはお持ち帰りで一つください。」

    店員「かしこまりました!お飲み物はどうなさいますか?」

    ナグサ「アイスティーでお願いします。」

    店員がテキパキと注文をまとめ、料金を案内してくれる。支払いを済ませると、「少々お待ちください」と声をかけられ、ナグサは再び店内を見渡しながら待つことにした。

  • 39二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:56:26

    店内は活気に溢れていて、明るい音楽が流れている。壁にはお店の歴史やこだわりが描かれたポスターが貼られており、見ているだけでも楽しい気分になれる空間だ。ナグサは席に座りながら、注文したアボカドチーズバーガーを想像してわずかに笑みを浮かべた。

    ナグサ「ここに来てよかったかもしれないな……」

    ふと視線を店内の奥に向けると、店員たちが一つ一つ丁寧にバーガーを作っている様子が見えた。パティを焼く音やバンズの香ばしい香りが、ますます空腹を刺激する。

    「お待たせしました!こちらがアボカドチーズバーガーセットになります!」

    店員が笑顔でトレイを持ってきてくれた。バーガーは写真で見た通り、いやそれ以上に美味しそうだ。

    〜アボカドチーズバーガー〜
    主役の和牛パティを引き立てるバイプレイヤー達が光るバーガーだ。

    たっぷりのアボカドととろけたチーズが、パティの上に美しくのせられ、特製のタルタルソースとオーロラソースが彩りを添える。

    ナグサ「ありがとうございます!」

    トレイを受け取ったナグサは、一口食べる前に思わず写真を撮りたくなるほどの見た目の良さに感心した。そして、バーガーを手に取り、大きく一口かぶりつく。

    ……ジューシーなパティとクリーミーなアボカド、香ばしいパンの味わいが絶妙に絡み合っている。特製ソースのまろやかな酸味が全体を引き締めていて、思わず感嘆の声が漏れた。

    ナグサ「……これ、本当に美味しい。」

    予想以上の味わいに驚きながら、ナグサは夢中で食べ進めた。飲み物のアイスティーもバーガーにぴったりで、口の中をさっぱりさせてくれる。セットのポテトもカリッとした食感とほくほくの中身が最高で、気づけばすべてを平らげていた。

    一口、また一口と食べ進めるうちに、すっかり夢中になってしまう。

  • 40二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:57:07

    食べ終わる頃には、ナグサはすっかり満たされた気持ちになっていた。空腹を満たしただけでなく、この小さな冒険が自分にとって思いのほか楽しい体験だったことに気づく。

    ナグサ「エンペラーバーガー……また来たいな。」

    持ち帰り用のオニオンバーガーも、先ほどの店員が笑顔で渡してくれた。紙袋にはしっかりと包まれたバーガーが入っており、まだ温かい。

    ラミニタウンの活気ある街並みを再び歩きながら、先生と美味しいバーガーを食べる経験を共有できるのが少し楽しみになった。

    ナグサ「先生、喜んでくれるといいな。」

    シャーレに戻ると、部屋はひっそりと静まり返っていた。先生は椅子にもたれたまま軽く目を閉じて眠っているようだ。その姿を見ると、ナグサは少し微笑んだ。

    ナグサ「先生……寝顔が無防備ですね。」

    静かに机の端に持ち帰り用のバーガーを置き、そっと先生に声をかけた。

    ナグサ「先生、おはようございます。バーガーを買ってきました。」

    先生はゆっくりと目を開け、少しぼんやりした表情でナグサを見た。その目にバーガーの包みが映ると、すぐに笑顔が広がる。

    “おお!これは……ナグサ、ありがとう!わざわざ買ってきてくれたんだね。”

  • 41二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:57:38

    先生は包みを受け取り、嬉しそうにそれを眺めた。そして一口食べると、満足そうに頷く。

    “……これはいいね!ナグサが選んでくれただけあって、すごく美味しい。”

    その言葉に、ナグサは思わず照れくさそうに笑った。

    ナグサ「気に入っていただけたなら良かったです。先生も少しは休めましたか?」

    “おかげさまでね。でも、ナグサのおかげで今日はすごく良い一日だよ。整理も終わったし、美味しいバーガーも食べられたし”

    ナグサはその言葉に心が温まるのを感じた。先生の笑顔と、自分の役に立てた実感が、疲れを忘れさせてくれる。

    ナグサ「それなら良かったです。また何かあれば呼んでくださいね。」

    “もちろんだとも。ナグサがいると、なんだか安心するからね。”

    二人の穏やかな時間が流れる中、外の空はゆっくりと夕方へと移り変わっていった。

    ゴリョー ゴリョー ナグサチャン フゥー ♪

  • 42二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:58:41

    ひとまずバーガー編終了です。次はナグサちゃんにどこに行ってもらおうかな〜。

  • 43二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:10:13

    クックック、グルメ系SSは12時越えたくらいに投稿するのがおすすめですよ、先生。

  • 44二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:26:28

    >>43

    な、なんだってー!?飯テロってこと……?

    次はその辺の時間帯であげてみます!

  • 45二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:13:54

    >>44

    真に受けるな真に受けるな

    >>20で僻まれてたろ

  • 46二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 11:57:13

    食事処に行く前の話で
    ミドモちゃんに行事の相談を持ちかけられて話し合いをしている時に
    用意した人形焼に集中しすぎて
    2人とも話そっちのけになって人形焼を食べるシーンとかありそう

  • 47二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 12:00:41

    あにまん・・・ナグサ・・・食べ物・・・
    うっ頭ガッ!

  • 48二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 22:58:37

    読み応えがある

  • 49二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 22:59:11

    保守

  • 50二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 00:19:17

    1です
    次はナグサちゃんにトリニティでご飯を食べてもらおうと思います まだ書いてるのでしばらくお待ちを〜

  • 51二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 10:26:29

    1です 全然続きが思いつかないよ〜 できてる分とりあえず投げときます

    「ミレニアムか……想像以上に広そうだな。」
    到着したモノレールの駅で、ナグサは圧倒されそうな学園の全景を眺めていた。超高層ビルのミレニアムタワー、モノレールが行き交う近未来的な施設群……。彼女は少し緊張しながら、先生から渡された地図を確認する。

    「まずは早瀬さんに会わないと……」

    先生からのお願いは、ミレニアムサイエンススクールの2年生、早瀬ユウカに会うことだった。ユウカは会計担当で、冷酷な算術使いと呼ばれているらしい。怖い人なのかな……。

    それにしてもミレニアムの敷地は広大で、目的地にたどり着くのも一苦労だ。

    「はぁ……。モノレールって、どれがどこに繋がってるのか分かりにくいなぁ。」

    近くのモノレールのホームへと向かう。

    その途中、近未来的な建物に囲まれた道を歩いていると道端にある円形のモニュメントが目に入った。ガラスのように光を反射するそのモニュメントは、まるでピザのような色合いを持っていた。

    「ピザみたい……。って、こんなことしてる場合じゃないや。」

    「まあ、でも、早瀬さんの手伝いが終わったらご褒美にピザを食べようかな。」と、ちょっとした楽しみを思い浮かべながら、歩みを進めた。

    ナグサがモノレールに乗り込むと車両内は静かで、ミレニアムサイエンススクールの未来的な雰囲気が感じられる。モノレールが走り出すと、窓の外に広がる景色にナグサは驚きの声を上げた。都市の中心に立ち並ぶ超高層ビル、整然とした道路、そして様々な研究施設。どれもが、まるでSF映画の中にいるかのようだ。

    ナグサは窓の外に広がる景色をしばらく見入っていた。モノレールの車両は音もなく滑るように進み、いくつかの駅を越えていった。途中、さまざまな施設の屋上に並ぶソーラーパネルや風力発電機、そして研究所の高い塔が遠くに見えた。

    「すごいな、これが最先端の学園都市か……」ナグサは感心しきりだった。

    モノレールが停車し、ナグサは降りる準備を整えた。駅のホームに立つと、さらに広がるミレニアムサイエンススクールの景色が広がる。遠くにそびえ立つミレニアムタワー、その周囲を取り囲む高層ビル群、そして清潔で整然とした街並みが見渡せた。

    「よし、早瀬さんのところに行かないと。」

  • 52二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 10:27:14

    トリニティって言ったのにミレニアム行かせちゃった。トリニティがどうしても思いつかなかったのよ……

  • 53二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:26:54

    道中、またもやピザを連想させるものが目に入った。今度は建物の壁面に描かれた大きな円形の模様だ。思わず、また「ピザ…?」と呟いてしまう。

    ナグサは軽く頭を振って、無理にでも気を紛らわそうとするが、どうしてもお腹が空いてきた。「早瀬さんのところで何か手伝ったら、絶対ピザを食べよう!」ナグサは心の中で決意を固めた。

    やがて目的地の建物に到着し、ドアを開けると、中はすっきりとしたデザインで統一されている。壁には数字や計算式が飾られ、まるで学問の神殿のようだ。

    ナグサ「ここで間違いない……はず。」

    深呼吸をしてから、ナグサは軽くノックをした。

    「どうぞ。」

    中から少し低めの落ち着いた声が聞こえる。ナグサはドアを開けて中に入った。

    部屋の中には、書類の山に囲まれた早瀬ユウカがいた。ツーサイドアップの菫色の髪と、その鋭い視線が印象的だ。彼女は手を止めず、タブレットに視線を落としたまま言った。

    ユウカ「あなたが御稜ナグサさんですよね。」

    ナグサ「あ、はい!先生の頼みで……手伝いに来ました!」

    ユウカはようやく顔を上げ、ナグサをじっと見つめた。冷静な表情ではあるが、どこか優しさも感じられる。

    ユウカ「手伝い、ね……先生からそう言われて来たんですか?」

    ユウカは何かに悩むような表情を一瞬見せたが、にこりと笑って肩をすくめた。

    ユウカ「もう、先生ったら……。それじゃあ、ナグサさんには私の話し相手になってもらいます。」

    ナグサ「は、話し相手……ですか?」

  • 54二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:27:48

    ユウカ「そう。実はこの仕事、数字を扱うのも大変だけど、一番の敵は孤独なのよ。黙々と計算してると、誰かと話すことが恋しくなるんです。」

    ナグサ「なるほど……?」

    先生がどうして私を選んだのかわからない。だって私、特別おしゃべりが得意ってわけでもないし……。

    ナグサは首をかしげながらも、ユウカの提案を否定する気にはなれなかった。少なくとも、ミレニアムのこの広大な施設の中で、彼女が一人で仕事を抱え込んでいる姿を想像すると、なんだか放っておけない気持ちになる。

    ナグサ「……私でよければ。仕事もなにか手伝えることがあれば言ってください。」

    ユウカは少し驚いたように目を見開き、すぐに柔らかな笑みを浮かべた。

    ユウカ「ふふ、ありがとうございます。話し相手になってくれるだけでも助かります。でも、せっかくですし少しだけこの作業を手伝ってもらえますか?」

    そう言って、ユウカは目の前のタブレットを操作しながら、ナグサに簡単な表を見せる。それは部活動の予算表の一部で、数値がずらりと並んでいた。

    ユウカ「これは部活動ごとの予算表です。ここの数字と、実際に申請された金額が合っているか確認してほしいんです。間違いがあったら教えてください。」

  • 55二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 02:23:25

    >>52

    気にしなくても大丈夫ですよ、楽しく読ませていただいとります



    トリニティなら本編にも出てきたアイスの移動販売とか? 余計なお世話だったらごめんなさい

  • 56二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 12:56:03

    >>55

    1です。楽しんでいただけているなら嬉しいです!

    アイデアもありがとうございます!

    いろいろ考えてみます🙇‍♂️

  • 57二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 18:49:34

    いかんなぁ…腹が減ってきた…

  • 58二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 21:41:18

    金曜の夕食をこのスレから選ぶことにした 良質なスレをありがとう

  • 59二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 02:01:21

    保守

  • 60二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 06:12:39

    ユウカ「ミスを見つけるだけでいいから、深く考えなくても大丈夫ですよ。」

    ナグサは予算表とにらめっこしながら、懸命に作業を始めた。最初は膨大な数字に圧倒されていたが、やっていくうちに慣れてきた。

    作業が進むにつれて、二人の間に少しずつ会話が生まれた。

    ナグサ「そういえば、早瀬さんって、どうして会計担当になったんですか?」

    ユウカ「私?そうね……単純に、数字が好きだからです。数字って嘘をつかないし、きちんと計算すれば必ず正解にたどり着けるでしょ?それが私には心地いいんですよ!」

    ナグサ「なるほど……。でも、こんなにたくさんの予算管理をするのって大変そうです。」

    ユウカ「大変というよりは、挑戦みたいなものですね。この学園にはいろいろな部活動があって、それぞれが個性的。だからこそ、どの部活にも公平に予算を割り振るのが重要なんです。もし一つでもミスがあれば、大問題になるから。」

    ユウカの真剣な表情に、ナグサは自然と感心した。自分の役割に誇りを持っている姿が伝わってくる。

    ナグサ「それにしても、早瀬さんってすごいです。こういう仕事を任されるなんて。」

    ユウカ「すごいかどうかはわからないけど、好きなことを活かせる場所があるのは幸せだと思ってます。」

    ナグサ「……そうですか。」

    ユウカはその言葉に少しだけ考え込むような表情を見せたが、すぐに柔らかな笑みを浮かべた。

  • 61二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 06:15:21

    ユウカ「大丈夫ですよ。ナグサさんにも好きなことや得意なことで活躍出来る場所が必ずあります。私が保証します。それに、あなたを支えてくれて、大切に思ってくれる仲間や友達だって必ずいますよ。」

    ナグサ「……ありがとうございます。少し元気が出た気がします。」

    その後も、ナグサは予算表の確認を手伝いながら、ユウカと様々な話をした。ミレニアムサイエンススクールでの出来事や、ゲーム開発部やエンジニア部等の部活の面白いエピソード、そして二人の趣味の話――。

    そんな中、とある部が作成したというモニュメントの話題が出た。

    ユウカ「そういえば、学内のあちこちにあるモニュメント、見ました?あれは正式名称は『サークル・オブ・エネルギー』だったかな。エネルギーの循環をテーマにした作品で、光の反射と色合いが計算されて作られてるんですよ。」

    ナグサ「すごい……。その、実は、正直ピザに見えちゃいました。」

    ユウカ「ふふ、実は作った部員たちもそれをネタにしてるんです。真面目に作ったのに、みんな『ピザモニュメント』って呼ぶから少し諦めたみたい。」

    ナグサ「そんな裏話があったんですね……。」

    ユウカ「ミレニアムの子たちは、遊び心を取り入れるのが得意だから。」

    ナグサ「……ミレニアムって、すごいところですね。」

    ユウカ「ふふ、そうでしょう?でも、こんな風に楽しいだけじゃなくて、色々な問題もあって、それを解決するのも私たちの役目。」

    私も……百鬼夜行の皆のために何かできるだろうか。

  • 62二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 06:17:25

    ユウカ「ふふ……思いつめた顔してますよ。けっこう顔に出るタイプなんですね。ナグサさんなら絶対にできます。そう信じることが大事です。」

    そう言って、ユウカは微笑んだ。

    ナグサ「ありがとうございます……。早瀬さんって、しっかりしてて、頼れる人なんですね。」

    ユウカ「頼れる、ね……ふふ、そう思ってもらえるなら嬉しいです。でも、私だって一人じゃここまでやってこれなかったですよ。周りのみんなに支えられてるから、こうして頑張れるんです。」

    その言葉にナグサは百花繚乱の仲間たちの顔が思い浮かんだ。

    ナグサ「……そうですね。みんながいる。」

    ユウカ「その意気です。……終わったら、ピザを食べに行きましょうか。」

    ナグサ「えっ?」

    ユウカ「正直私もあのモニュメントを毎日見て、ピザのことを考えない日はないんです。」

    ナグサは思わず笑ってしまった。

    ナグサ「早瀬さんでも、そんな風に考えるんですね。」

    ユウカは小さく肩をすくめ、「私も人間ですから。さあ、あと少しで作業も終わるし、頑張りましょう。」と軽く促した。

  • 63二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 17:03:59

    二人の間に自然な空気が流れ、ユウカの落ち着いた声とナグサの反応が、次第にリズムとなって作業を進めていった。

    やがてすべての確認作業を終え、二人は大きく息を吐いた。

    ユウカ「お疲れさまでした、ナグサさん。助かりましたよ。」

    ナグサ「こちらこそ、いろいろ気づかされました。ありがとう。」

    ユウカ「!」

    ユウカ「ふふ、そう言ってもらえると嬉しいです。さて、約束通りピザを食べに行きましょうか。」

    ナグサ「うん。」

    二人が立ち上がった時、部屋に生徒が飛び込んでくる。

    ミレモブ「ユ、ユウカ〜!またゲーム開発部が!」

    ゲーム開発部は違法なカジノを作る等のイベントを開催したりゲーム作りの為、他の部活を襲撃したり問題児がいるらしい。

    ユウカ「もう!またモモイね!ごめんなさいナグサさん、私は席を外します。これ、おすすめのピザ屋のクーポンです。また遊びに来てくださいね!その時は一緒に行きましょう!」

    ナグサはユウカの手渡してくれたピザ屋のクーポンを受け取り、少し驚きながらも微笑んだ。

    ナグサ「ありがとう。必ずまた来るから。」

    ユウカは慌ただしく部屋を後にし、ナグサは一人残されて、しばらく静かな部屋の中でぼんやりと立っていた。

    ナグサ(本当に、早瀬さんって面白い人だな。)
    クーポンを大事にしまいながら、ナグサは軽く笑顔を作り、部屋を後にした。

  • 64二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 00:36:18

    モノレールでミレニアムの街へと向かう。

    中心にある広場では、あの「ピザモニュメント」が夕陽を浴びて輝いていた。

    ナグサ「……やっぱり、ピザにしか見えないや。はぁ……お腹、空いた。」

    ナグサはユウカからもらったクーポンを取り出し、店名を確認する。

    ナグサ「ペルフェットか。このコック帽を被った人の立派な髭の絵が目印かな……?」

    ナグサはピザ屋のクーポンを手にして、街の喧騒の中でその店を探し始めた。広場を抜け、少し狭い路地に入ると、ようやく「ペルフェット」の看板が見えた。そこには、コック帽をかぶり、立派な髭をたくわえた人物のイラストが描かれていた。

    「これだ!」ナグサは思わず小さく声を上げ、クーポンを握りしめて店に入った。

    店内は温かみのある木のインテリアで、どこか家庭的な雰囲気が漂っていた。カウンター越しに、笑顔の店員がナグサを迎える。

    店員「いらっしゃいませ!クーポンをお持ちなんですね。対象はミレニアムスペシャルです。」

    ナグサ「ミレニアムスペシャル?」

    店員「ちょっとプレミアムなマルゲリータなんです。チェリートマト、フレッシュモッツァレラチーズを使用しているんです。もちろんバジリコもこだわりですよ!」

    ナグサはクーポンをしっかりと握りしめ、店員の話に耳を傾けた。

  • 65二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 00:36:50

    ナグサ「じゃあ、それをお願いします。」

    店員「かしこまりました!お席にご案内しますね。」

    店員がナグサを席へ案内すると、窓際の席だった。

    ナグサが店内でくつろぎながら、ユウカとの会話を思い返していると、先生が自分とユウカを引き合わせた理由が少しだけ分かったような気がした

    あの時のユウカの言葉や姿勢は、ただの計算好きな冷徹な人物像とは異なり、どこか温かく、頼りがいのある一面を見せていた。

    店内は静かで、ほのかに香るバジルの香りとともに、ナグサはしばしの安らぎを感じていた。窓の外では、ピザモニュメントが夕日の光を浴びてキラキラと輝く。

    店員「お待たせいたしました。ミレニアムスペシャルです。」

    〜ミレニアムスペシャル〜
    プレミアムなマルゲリータ。ペルフェット〜(かんぺき〜)

    ナグサ「美味しそう……いただきます。」

  • 66二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 00:37:19

    ナグサは手を合わせ、ピザを前にして思わず微笑んだ。

    ひと口ピザを食べる。
    外はカリッと中はフワッとした食感。
    食べた瞬間にフレッシュなバジルの香りとともに、トマトの酸味が広がる。チーズはほんのり甘みも感じられ、まろやかで、全体的にとてもバランスが取れている。ナグサは一口食べるごとに、その味わいにうっとりし、思わず顔がほころんだ。

    ナグサ「んふふ……美味しい。ありがとう、早瀬さん。」

    かみしめるたびに、小麦の甘さも感じられる。非の打ち所がないマルゲリータだ。

    ナグサ(今日は、本当にいい一日だったな……。)

    ピザの味に満足しながら、ナグサは再びユウカとの会話を思い出していた。彼女の落ち着いた態度や、少し照れくさそうにピザの話をしていたことが、なんだか心に残っている。

    それに、百花繚乱の皆と会う勇気をもらえた気がする。まだ、少し、ほんの少しだけ、時間は欲しいけど……。

  • 67二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 00:37:35

    ナグサ「ごちそうさまでした。」

    ナグサが店を出ると、夜の空気がひんやりと心地よい。

    ナグサ「早瀬さん、また会いたいな。」

    そうつぶやくとピザモニュメントが見守る中、モノレールの駅に向かって歩き始めた。

    ゴリョー ゴリョー ナグサチャン フゥー ♪

  • 68二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 01:54:16

    ピザ買うとなると結構高くて躊躇うんだよね。長い事食べてないや
    今度の休日に食べに行こうかしら

  • 69二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 12:20:28

  • 70二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:16:39

    1です。トリニティ編です。

    “ナグサ、ミレニアムは楽しかった?それとユウカと会ってみてどうだった?”

    シャーレでの手伝いを終え、休憩中の私に先生が問う。 私は少し考え込みながら、手に持ったコップの紅茶を一口飲んだ。

    ミレニアムの雰囲気はとても新鮮だった。それに、早瀬さんの少し照れたような優しさは、とても印象的だった。

    ナグサ「楽しい時間でした。」
    
そう答えると、先生は静かに微笑んだ。

    “それは良かった。ナグサにとって、新しい出会いがいい経験になったなら嬉しいよ。”

    そして、しばらくの静寂の後、先生は少し真剣な表情で続けた。

    “ナグサはもっとたくさん、世界を見てきてもいいかもしれないね。そうだ。例えば、トリニティなんてどうかな?”

    ナグサ「トリニティ、ですか?」

    先生の提案に少し驚きながらも、私は自然とその名前を反芻した。
    
キヴォトスの三大学園の一つであり、優雅さと秩序を象徴するような場所。

  • 71二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 08:09:44

  • 72二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 18:44:14

    見てるとお腹が空いてくるな

  • 73二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 04:29:00

    いつか他の百花繚乱メンバーとつるんでるナグちゃんも見たいねぇ

  • 74二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 14:55:57

    良いスレだ

  • 75二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 17:29:48

    1です ちょっと私生活が忙しくてなかなか続きが書けない……
    落とさないようにちょくちょく見に来ます🙏

  • 76二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 03:29:56

  • 77二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 13:33:05

    いつまでも楽しみに待ちます、応援します

  • 78二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 13:36:00

    食の細そうな娘が美味しそうに食事をしている様は健康に良い

  • 79二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 22:05:04

    夜のほ シュロ

  • 80二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 06:56:09
  • 81二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 18:18:59

    保守

  • 82二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 19:43:52

    >>80

    1です ありがとうございますー!

    新鮮なナグサちゃんグルメSSだー!

    優しい雰囲気で進む物語が素敵です……!

    食べ物の描写もお腹がすいちゃう…

  • 83二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 20:28:39

    >>82

    読んでいただいてありがとう

    >>26で書きに来ると言ってた約束を果たしに参った次第です

    お忙しいようなので無理せずボチボチとやってくださいな

  • 84二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 20:33:06

    時間や学園に囚われず、幸福に空腹を満たす時、束の間彼女は自分勝手になり、自由になる。誰にも邪魔されず、気を遣わずものを食べるという孤高の行為、この行為こそが、キヴォトス人に平等に与えられた、最高の癒しと言えるのである。

  • 85二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 03:11:05

    寝る前保守

  • 86二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 12:52:40

    1です
    今日の夜には続きあげれそうですーがんばります

  • 87二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 21:28:54

    “うん、トリニティ総合学園には羽川ハスミという生徒がいる。正義実現委員会の副委員長で、信頼できる生徒だよ。彼女と話してみれば、ナグサが学べることも多いと思う。”

    ナグサ「羽川ハスミさん…」

    “もちろん、行きたくないと言うなら無理には勧めないよ。でも私は、ナグサにもっと別の世界も見て欲しいな”

    先生の言葉は、まるで心の奥にある何かをそっと叩くように響いた。

    ナグサ「分かりました。先生がそうおっしゃるなら、行ってみます。」

    私が決意を込めて答えると、先生は満足そうに頷いた。

    “いい返事だね。ハスミには事前に連絡を入れておくよ。彼女もきっと、ナグサと話すのを楽しみにしてくれるよ。”

    そして数日後、私はトリニティ総合学園の荘厳な門の前に立っていた。
    
その先に広がるのは、どこまでも整然とした街並み。異国情緒を感じさせる石畳や時計台、湖のきらめきが目を引き、歩くたびに新しい発見がありそうだった。

  • 88二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 21:29:52

    「御稜ナグサさんですね?」

    澄んだ声に振り向くと、そこには背の高い女性が立っていた。黒の制服と赤みがかったヘイローが印象的で、どこか鋭さと温かさを併せ持つ眼差しが私を射抜く。

    ナグサ「はい、そうです。」

    私が名乗ると、彼女は微笑んで答えた。
    
ハスミ「羽川ハスミです。本日はトリニティをご案内しますね。」

    ハスミさんの落ち着いた声に導かれるように、私は彼女の後を歩き始めた。

    ハスミさんに案内されながら、私はトリニティを歩く。その建物群はどれも宮殿のように荘厳で、美しい装飾が施されていた。歩くたびに聞こえる石畳を踏む音さえ、どこか格式高い音楽のように感じられる。

    ハスミ「トリニティの街並みは、外部の方からするとどこか観光地のように思われることもありますが、生徒たちにとっては日常の風景です。秩序や美しさを保つことも、私たちの重要な使命の一つです。」

    ナグサ「確かに、ここにいると自分も背筋が伸びるような気がします。」

    私が素直な感想を述べると、ハスミさんは柔らかく微笑んだ。


    私たちはトリニティスクエアへと足を運んだ。広場では多くの生徒たちが集い、それぞれの時間を楽しんでいた。おしゃべりを楽しむ生徒、噴水のそばで読書に没頭する生徒、そしてスイーツを手にして談笑する生徒――どれも穏やかで和やかだ。

    ハスミは静かにその光景を眺めながら言った。

    ハスミ「トリニティでは、生徒たちがそれぞれのペースで過ごしています。でも、その背後には何かしらの目的や思いがあるのです。私たちが守るべき秩序やルール、それぞれの役割が。それが、時に重く、時に美しいのです。」

    ハスミは言葉を少し選びながら、続けた。

    ハスミ「お恥ずかしい話ですが、トリニティは派閥の内外を問わず、互いの足をすくい合うこともあります。競争は決して少なくないのです。どんなに美しい秩序を保とうとしても、それを支えるために戦わなければならない場面があるのが現実です。」

  • 89二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 21:30:41

    ナグサはその言葉に驚き、ハスミの顔を見つめた。彼女の目には、深い思索と少しの苦悩が感じられた。

    ハスミ「私たちが守るべきものは、ただの規則やルールではありません。それを守ることで、誰かの心の平穏を守ることができると信じているからです。もちろん、それは簡単なことではありませんが。」

    ナグサ「それでも、ハスミさんはその中で秩序を守り続けるのですね。」

    ハスミ「私たちが守るべきものは、ただの規則やルールではないのかもしれません。私達の活動で誰かの心の平穏を守ることができればよいのですが……簡単にはいきませんね。」

    秩序の背後に隠された、目に見えないものに思いを馳せながら、彼女はハスミの目を見つめた。ハスミが守り続けるその秩序が、どれだけの試練を伴っているのか、少しだけ理解できた気がした。

    ハスミ「それでは、少し歩きましょうか。別の場所も見ていただきたいと思います。」

    ナグサはハスミの提案を受け、彼女に続いて歩き始めた。広場を後にし、二人はトリニティの敷地内をさらに進んでいく。

    ハスミ「その……お腹は空いていませんか?」

    ナグサは一瞬考えた後、軽く微笑みながら答えた。

    ナグサ「少しお腹が空いてきましたね。」

    ハスミは嬉しそうにうなずくと、すぐに歩くペースを少し早めた。

    ハスミ「それなら、良いカフェがあります。トリニティの生徒たちにも人気の場所です。少し休憩しましょう。」

    ナグサとハスミがカフェに向かう途中、トリニティの静かな雰囲気に包まれながら、ナグサは心の中でハスミの言葉を反芻していた。秩序を守ることの難しさや、トリニティでの競争とその背後にある責任。それに対して、ハスミはどこか重い思いを抱えているように見えたが、それでも前向きに秩序を守る決意を持ち続けている。

    ハスミ「こちらです。ここのいちごデラックスパフェは……」

    「ハスミ……?」

  • 90二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 21:31:58

    その声に振り向いた瞬間、ナグサは思わず息を呑んだ。声の主は、先ほどまで穏やかな雰囲気に包まれていたトリニティの空気とはまるで異なる存在だった。

    目の前に立っていたのは、翼が鋭く、黒く染まった羽を広げた女性。その姿からは、ただならぬ力強さと危険な気配が漂っていた。血に染まった赤いスカートが彼女の存在をより一層際立たせている。

    ハスミ「ツルギでしたか。奇遇ですね。ナグサさん。彼女は剣先ツルギ。正義実現委員会の委員長です。」

    ツルギと紹介された生徒はぎこちない動きで会釈をすると、ハスミへ話を続けた。

    ツルギ「御稜ナグサ……?案内中?」

    ナグサが驚きと戸惑いを感じながら、ツルギを見つめる。

    ツルギ「トリニティを楽しんで。ハスミ、目的はいちごデラックスパフェ?ダイエット中なんじゃないのか?」

    ハスミ「うっ……それは……まあ、そうですが。」

    ナグサ「ダイエット中なんですか?」

    ハスミが少し照れたように笑うと、ツルギが軽く肩をすくめた。

    ツルギ「ハスミを少し借りていくから、カフェでゆっくりするといい。」

    ナグサ「えっ、あぁ……はい。」

    ハスミ「……げほん。えっと、そういうことですのでモモトークを交換しましょう。のちほどお迎えに上がります。」

    ナグサ「それでは、またあとで。」

    ハスミが一瞬だけ立ち止まり、ナグサに軽く手を振ると、ツルギとともにその場を離れていった。ナグサはその背中を見送る。

  • 91二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 21:32:28

    ナグサは、しばらくの間その場に立ち尽くし、トリニティの静かな空気を感じていた。広場には、人々の笑い声や穏やかな会話が響き、どこか遠くの世界のようにも感じられる。

    (デラックスパフェか……意識したら、お腹が、減った……。)

    ナグサ「よし、おすすめされた通りここでデラックスパフェを食べよう。」

    ナグサは今は自分の食欲に素直に従うことにし、再びカフェに向かって歩き出した。

    カフェのドアを開けると、穏やかな香りが広がり、温かみのある木製のテーブルと椅子が並んでいた。

    静かな空間の中で、わずかなざわめきが耳に届く。カフェの隅には、トリニティの生徒たちが集まっているのが見えた。少し高級感のあるインテリアが、落ち着いた雰囲気を演出している。

    ナグサはカウンターでメニューを手に取った。ケースに並ぶスイーツの数々が、目を引く。それぞれが丁寧に盛り付けられており、その美しさに思わずため息を漏らす。

    ナグサ「あの、デラックスパフェを食べたいんですが……。」

    店員「かしこまりました。お席にご案内いたしますね。」

    店員に案内されて席に着いたナグサは、少しワクワクしながらメニューを見つめていた。パフェのほかにも、自家製の「フレンチトースト」や「栗入り白玉ぜんざい」「クリームあんみつ」「コーヒーゼリー」などバラエティに富んだメニューが充実しているようだった。

  • 92二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 00:52:25

    少しすると、店員がそのパフェを持ってきてくれた。デラックスパフェは予想以上に大きく、美しい。いちごがふんだんに盛り付けられ、クリームとアイスクリームが美しく層を成している。

    ~いちごデラックスパフェ~
    なんて大きさ!スプーンを入れるのをためらっちゃうな……

    ナグサ「い、いただきます。」

    ナグサはデラックスパフェを前に、スプーンを手に取った。横から断面を見ただけで、ぎっしりおいしさがつまっているのがわかる。

    ナグサは思わず小さな声を漏らす。甘いホイップクリームに甘酸っぱくてコクがあるラズベリーソース、いちごが口の中で溶け合い、穏やかな甘さが広がる。

    (クリームとソースが互いを引き立ててる。そしてこのいちご、とっても甘いけど、酸味も丁度良くあって、おいしい……!)

    ナグサ「んふふ、おいしい……。」

  • 93二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 00:53:06

    食べ進めていくと、いちごのジェラートがたっぷり。

    濃厚なジェラートは果肉の豊かな味わいが広がり、さらにパフェの魅力が増していく。食感や甘さ、酸味のバランスが絶妙だ。

    最後の層は生クリームといちごのゼリー。ゼリーにたっぷりホイップクリームと絡めて食べると抜群の美味しさ。
    ナグサは最後の一口をゆっくりと口に運びながら、デラックスパフェの余韻を楽しんでいた。

    ナグサ「はぁ……おいしかった。でも、すごい量だったな……眠くなってきちゃった。」

    満足げに息を吐きながら、デザートの余韻に浸っていると、店内の静かな空気に包まれていた。トリニティの生徒たちの談笑の声や、カフェの心地よいBGMが、穏やかなひとときを演出している。

    ナグサ「よし、ちょっと散歩しよう。」

    しばらくして、ナグサは席を立ち、店員に礼を言って店を後にした。

  • 94二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 00:53:58

    ナグサは満腹感とともに心地よい余韻を感じながら、再びトリニティスクエアに足を運んだ。ユウカやハスミとの会話、出会いを反芻しながら歩いていると、トリニティの静かな雰囲気が、次第に自分の心を落ち着かせていった。

    広場に戻ると、昼間とはまた違った風景が広がっていた。夕暮れの光が街並みを柔らかく照らし、長い影を落としている。ふと足を止め、ナグサはトリニティの中央に位置する噴水を見上げた。水が美しく跳ねる音が、心地よく耳に届く。夕暮れの空が湖の水面に反射し、その光景はまるで夢の中の一コマのようだった。

    トリニティの街並みを歩く中で感じるのは、どこか洗練された美しさと、その裏に潜む人間関係の複雑さだろう。それでも、この夕焼けや心地よいカフェのひととき、広場で見かけた生徒たちの穏やかな時間が、ナグサにとってはトリニティの希望のように感じられた。

    モモトークの着信音が鳴る。

    ナグサ「そろそろお迎えかな……。さて、次はどこを案内してもらおうかな。」

    ナグサはベンチに腰掛けると大きく伸びをし、再び夕焼けに染まる広場を眺めた。
    ゴリョー ゴリョー ナグサチャン フゥー ♪

  • 95二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 01:27:20

    お?なんか今回はボリューミーなような・・・?
    読み応えのあるグルレポで良いですね・・・

    ふむ、カップ麺でも食べるか

  • 96二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 10:06:27

    1です
    ここまでのお話をWriteningにまとめてゲヘナ編を書こうかと思います〜
    展開悩むぞ🤔

  • 97二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 19:58:00
  • 98二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 01:42:07

    >>97

    まとめありです


    ゲヘナ編も楽しみ

  • 99二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 12:39:26

    >>97

    まとめありがとうございます

  • 100二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 23:29:05

    保守だァ!!

  • 101二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 10:54:40

    ゲヘナ編も楽しみ

  • 102二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 20:57:06

    同じく

  • 103二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 03:32:37

    続き待機保守

  • 104二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 14:24:15

    待つ

  • 105二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 23:38:06

    1です。ゲヘナ編です!

    煙の立ち込める路地裏、賑やかすぎる屋台通り、何かをめぐる喧嘩の声――これがゲヘナ学園だった。トリニティの整然とした町並みとは正反対の、自由気ままで混沌とした空気。それでも、どこか生命力にあふれたこの場所に、少し興味が湧いてくる。

    ゲヘナ学園は予想以上に騒がしく、至る所で生徒たちが活動しているのが目に入る。

    ナグサ「ここがゲヘナ学園か…騒がしいけど、活気はあるな。」

    そう呟きながら歩いていると、突然爆音と共に白煙が舞い上がる。驚いて振り返ると、給食部の厨房から数名の少女たちが飛び出してきた。

    風紀委員モブ「待ちなさい!勝手に厨房を荒らすな!」

    ハルナ「ふふ、新たな美食と出会うために少しお借りしただけですわ。まあ、失敗はしてしまいましたが……。」

    その中心には、白い肌に銀髪、赤い瞳とアルビノを思わせる美しい容貌そこはかとなく漂う気品のある少女、黒舘ハルナがいた。彼女は風紀委員たちをうまくかわしながら、逃げ道を探している。そして、道のど真ん中で立ち尽くすナグサに目を留めると、無遠慮に声をかけた。

  • 106二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 23:39:06

    ハルナ「あら、見慣れない顔ですわね。そこのあなた、少し手を貸してくださらない?」

    ナグサ「……え?」

    突然の呼びかけに戸惑うナグサだったが、ハルナは構わず続けた。

    ハルナ「どうやら風紀委員さんたちに目をつけられてしまいまして。このまま捕まるわけにはいきません。手伝ってくださるなら、美食研究会とともに美食の堪能をができますわ。」

    ナグサ「……美食研究会?」

    ハルナ「ええ。私たち、キヴォトスで『本物の美食』を追い求めています。さあ、どうしますか?」

    ハルナは優雅に微笑みながらも、どこか悪戯っぽい目でナグサを見つめる。ナグサはその雰囲気に圧倒されながらも、状況を飲み込む間もなく、風紀委員の怒鳴り声が背後から迫ってきた。

    風紀委員モブ「待ちなさい、黒舘ハルナ!」

    ナグサ「……分かった。何をすればいい?」

    ハルナ「ふふ、話が分かる人で助かります。それでは、ついてきてください。」

    ハルナはその場を素早く離れようとするが、周囲には風紀委員が次々と現れる。煙と混乱の中、逃げ場を探す二人。

  • 107二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 23:41:00

    ナグサ「こっち。あの屋台の裏に抜け道がありそう。」

    ハルナ「ふむ、頼もしいですわね。では、案内をお願いいたします。」

    ナグサとハルナは息を切らしながら、屋台の間を縫うように走る。

    やがて二人は、美食研究会の隠れ家へと辿り着く。部室と呼ぶには粗雑な建物の中には、様々な調理器具や食材、そしてゲヘナらしい無秩序な雑然さが広がっていた。

    ハルナ「ふぅ、なんとか逃げ切りましたね。さて、歓迎の準備を整えましょうか。」

    その言葉を合図に、他の美食研究会の部員たちが顔を出す。一人は心優しそうな表情を浮かべるも、赤司ジュンコ。そしてもう一人は、何やら怪しい調味料の瓶を手にした獅子堂イズミだった。

    ジュンコ「お客さん?はじめまして、赤司ジュンコよ。」

    イズミ「ん?誰~?はじめまして、私は獅子堂イズミ。よろしくね~。」

    ナグサ「はじめまして、御稜ナグサです。……少し興味が出てきたかも。イズミさんが持ってるそれ、なんなの?」

    ナグサの視線は、イズミの手にした瓶に注がれていた。瓶の中身は不気味なほど鮮やかな青色の液体でラベルには読めない文字が描かれている。

    イズミ「これ?なまこソーダだよ~おいしいんだ~。まだあるからよかったら飲む?」

    ジュンコ「やめておいたほうがいいよ。なかなか個性的な味がするから……。」

  • 108二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 23:42:40

    ナグサは半ば呆れながらも、美食研究会の活動に付き合うことにした。まず案内されたのは、ゲヘナ学園の屋台村。そこには、見たこともないような奇抜な料理が並び、それぞれに個性的な店主が声を張り上げている。

    ナグサはハルナたちと屋台村を歩きながら、目に映る奇抜な料理に圧倒されていた。

    ハルナ「ナグサさん、何か興味があるものは?」

    ナグサ「全部が未知すぎて、どれを選んでいいのか分からない……。」

    イズミ「それなら、私のおすすめを試してみる?『デスカレー』なんてどう?」

    ジュンコ「それ、絶対にやめたほうがいいから!」

    イズミが指さしたのは、派手な装飾に囲まれた屋台の看板に描かれた「デスカレー」の文字だった。

    ハルナ「ふふ、まずはゲヘナらしい『刺激』を楽しんでみるのも一興かもしれませんわ。」

    イズミ「安心して!最初は地獄みたいだけど、食べ終わった後は癖になるんだよ。アカリともたまに来るんだ~。」

    ジュンコ「えっ!?あれアカリもよく食べにきてるの?」

    ナグサ「……危険な匂いがするね。どれくらい辛いの?」

    ジュンコ「私はかなりキツいかな。一口目で意識を保てたらすごいかも。」

    ナグサ「……まあ、一度だけなら挑戦してみる。」

    ジュンコ「無理しないでね?口直しとしてかなり甘いものも隣のお店にあるから紹介するよ?無理そうだったらイズミに言ってね。」

    ハルナ「では行きましょうか。」

  • 109二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 23:45:19

    ナグサたちは「デスカレー」と大きく書かれた屋台へと向かう。その屋台は一際目立つ装飾に覆われ、赤と黒を基調とした派手な外観が異様な雰囲気を放っていた。店主らしき人物が笑顔で迎えてくれるが、その目はどこか試すような光を宿している。

    店主「お嬢さんたち、いらっしゃい!もしかして『デスカレー』に挑戦かい?」

    イズミ「そうだよ!ナグサが挑戦したいって!」

    ナグサ「……いや、そういう流れになっただけで、まだ気持ちの準備が……」

    店主「気持ちの準備なんていらないさ。カレーが君を目覚めさせるからね!」

    ハルナ「ふふ、私たちは観客として見届けさせていただきますわ。」

    店主は勢いよく鍋の蓋を開けると、そこから立ち上る香りにナグサは思わず顔をしかめた。強烈なスパイスの刺激に目が痛くなりそうだ。

    ナグサ「これ……本当に食べ物?」

    イズミ「見た目も香りも最高でしょ?」

    ジュンコ「最高どころか、消火器が必要なレベルだよ……」

    店主「さあ、お嬢さん、挑戦者には特製のデスカレーを用意するよ。辛さは1から10まで選べるけど、もちろん10だよね?」

    ナグサ「……10は無理そうです。せめて……5でお願いします。」

  • 110二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 00:09:00

    店主「了解!でも5でもかなり来るよ。頑張ってね!」

    ~デスカレー~
    その辛さ、ヒノム火山級──。

    ナグサの目の前に置かれたカレーは、真っ赤に輝くルーに不穏な黒い粒が散りばめられている。見ただけで胃が悲鳴を上げそうだ。

    ハルナ「さあ、ナグサさん、一口どうぞ。」

    イズミ「応援してるよ~!」

    ジュンコ「ほんと、無理しないで……すぐ水、用意するから!」

    ナグサは深呼吸をしてからスプーンを取り、意を決して一口をすくい上げる。そして、それを口に運んだ瞬間――。

    ナグサ「…………ッ!?」

    瞬く間に舌を焼き尽くすような辛さが襲いかかり、目が覚めるどころか全身に電撃が走ったような感覚に陥る。汗が滝のように流れ、息をするだけでも辛い。

  • 111二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 00:09:41

    ナグサ「っ……これ……辛いなんてもんじゃない!」

    ジュンコ「言ったのに……ほら、水、水!」

    一同の笑い声に包まれながらも、ナグサはなぜか少しずつスプーンを進める。辛さの中に隠れたスパイスの深みが、スパイスの複雑な香りと奥深い味わいが、辛さの奥に隠れており、じわじわと癖になってきたのだ。

    ナグサ「……これ、意外と美味しいかも。」

    ハルナ「ふふ、さすがですわね。ナグサさん、気に入りました?」

    ジュンコ「無理しなくていいよ!これ、下手すると病院送りになっちゃうから!」

    イズミ「私も食べたくなってきた~。でも、後で辛さが倍増するかもしれないから気をつけてね~。」

    ナグサは苦しみながらも、どこか引き込まれる味にスプーンを止められなくなっている自分に驚いた。

    ナグサは額に浮かぶ汗を拭いながら、スプーンを口に運び続けた。舌が痺れるような感覚は辛さの波に翻弄されている証だが、それでも彼女はどこか不思議な満足感を覚えていた。

  • 112二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 00:10:14

    ナグサ「……確かにこれは危険な料理だけど……味わい深いのが悔しい。」

    ハルナ「ふふ、ゲヘナらしい刺激と深みを堪能できるとは、さすが百鬼夜行の副委員長ですわね。」

    イズミ「そうそう、ナグサなら絶対食べきれると思ってた!ねえ、あと少しだけ挑戦してみない?」

    ジュンコ「イズミ、もう止めたげてよ!これ以上は危ないって!」

    店主は満足そうに腕を組んでナグサを見ていた。

    店主「いいねえ、その根性!大抵の客は一口でリタイアするのに、ここまで食べるとは見どころがあるよ。お嬢さん、デスカレーを極めたいなら次は辛さ8に挑戦してみな!」

    ナグサ「……意外とおいしかったけど今日はこれ以上無理です。でも、機会があったらまた来るかも。」

    店主「おお、それを楽しみに待ってるよ!今度は特製トッピングも付けてあげる。」

    ナグサはその場で軽く笑ったが、心の中では「もう二度と挑戦しないかもしれない」と考えていた。辛さの余韻が引かない舌を抑えつつ、水を飲み干す。

    ジュンコ「甘いもの食べに行く?このお店の娘さんがやっててみんな口直しに行くの。グラブジャムンってやつ。あ、でも、かなり甘いから覚悟してね。」

    ナグサ「いいね。正直、辛さが強すぎて何か甘いものでバランスを取りたい……。」

  • 113二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 00:12:31

    ハルナ「では、次の屋台に参りましょうか。まだまだ興味深いものがたくさんございますのよ。」

    笑いながら移動する一行は、屋台村の喧騒と活気の中で次なる目的地へと歩き出した。

    ナグサたちは、グラブジャムンの屋台へとたどり着いた。屋台には「SWEET HEAVEN」と大きく書かれ、金と白を基調とした上品な装飾が施されている。店内からは甘い香りが漂い、見るからにとろけるようなデザートが並んでいた。

    ジュンコ「ここだよ。すごく甘いけど、評判だよ。」

    ナグサ「グラブジャムンってどんなものなの?」

    ジュンコ「簡単に言えば、揚げドーナツをシロップに漬けたデザートかな。これ、ゲヘナじゃ珍しい輸入菓子なんだよ。」
    店主らしき女性が明るい笑顔で出迎えた。彼女は柔らかな雰囲気を持っている。

    「いらっしゃいませ!辛さに挑戦した後の甘さを求めてきたんですか?」

    ナグサ「ええ、そんな感じです。おすすめをいただけますか?」

    「もちろんです!初めてならスタンダードなグラブジャムンをどうぞ。揚げたてを甘いシロップにたっぷり漬けてるから、とっても甘いよ。」

    差し出されたのは、小さな紙皿に盛られた黄金色のグラブジャムン。丸いフォルムが可愛らしく、甘いシロップがキラキラと輝いている。

    ~グラブジャムン~
    脳天に響く甘さ。

  • 114二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 00:13:02

    このレスは削除されています

  • 115二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 00:15:18

    ナグサは慎重にフォークを刺し、一口分をすくい上げて口に運ぶ。

    ナグサ「……っ!」

    見た目のかわいさとは裏腹にかなり強烈な味。噛めば噛むほど中からシロップがしみ出し、甘みの滝に襲われる。カルダモンが効いており、エスニックな風味だ。

    ナグサ「……これはすごい。甘さが爆発するってこういうことなのね……でも、どこか癖になる。」

    ジュンコ「でしょ?これがグラブジャムンの魅力なんだよ!甘すぎるっていう人もいるけど、私はこの甘さが最高だと思う!」

    ハルナ「甘さの中にカルダモンの風味が漂う……単なる砂糖の塊ではなく、洗練された味わいですわね。」

    「気に入ってもらえて嬉しいです!このグラブジャムンは私が特別に仕入れてる最高級の材料を使ってるんですよ。それで風味に奥行きが出てるんです。」

    ナグサ「なるほど。少しだけ異国情緒を感じる。」

    イズミ「もう一つ食べたくなっちゃった!ナグサもどう?」

    ナグサ「うん。辛さの刺激を忘れさせてくれるし、これはこれで癖になる。」

  • 116二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 00:21:35

    美食研がいつも何してるか見たらたまげそう

  • 117二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 00:55:17

    「次はグラブジャムンにプレーンヨーグルトを添えたものもおすすめですよ!酸味が甘みをやわらげてくれて絶妙なマッチングなんです。」

    ハルナ「それは興味深いですわね。ナグサさん、せっかくですからもう少し試してみませんか?」

    ナグサは少し考えた後、小さく笑って答えた。

    ナグサ「せっかくだし、それもいただこうかしら。ここまで来たら、ゲヘナのスイーツをしっかり味わわないとね。」

    「素晴らしい選択です!少々お待ちくださいね。」

    「お待たせしました!こちらがヨーグルト添えのグラブジャムンです。」

    運ばれてきたのは、シンプルな陶器の器に盛りつけられたグラブジャムン。真っ白なプレーンヨーグルトが黄金色のグラブジャムンを包み込んでいる。

    ナグサはスプーンを手に取り、ヨーグルトを絡めてグラブジャムンを口に運んだ。

    ナグサ「……これは驚き。甘さが引き締まって、全く違う味わいになってる。」

    ジュンコ「ほんとだ!すごい食べやすくなってる!」

  • 118二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 00:56:50

    ハルナ「酸味と甘味の絶妙な調和ですわね。シンプルながら深みのあるデザートです。」

    「それがヨーグルトの力なんです。甘さに疲れたら、酸味が一息つかせてくれるんですよ。」

    ナグサは笑みを浮かべながら、もう一口味わった。

    ハルナ「ナグサさん、こうしてゲヘナの魅力を感じていただけるのは、私たちとしても誇らしいことですわ。」

    「これからも色んな新作を出す予定ですので、また遊びに来てくださいね。」

    ナグサ「ええ、機会があればまたぜひ。」

    ナグサたちは会計を済ませ、店主にお礼を告げて屋台を後にした。ゲヘナの活気に満ちた夜市を歩きながら、ナグサは改めてこの学園の多様な一面に思いを馳せる。

    ナグサ「辛さも甘さも、どちらも奥深くて……やっぱりゲヘナは面白い場所だね。」

    ジュンコ「でしょ?次は何に挑戦する?もっとディープなゲヘナ料理とか?」

    ナグサ「いや、今日はもう十分かな……でも、また来たくなりそう。」

    一行の笑い声が夜の喧騒に溶け込む中、ナグサは初めて味わうゲヘナの文化の余韻を楽しみながら歩みを進めていった。

    ゴリョー ゴリョー ナグサチャン フゥー ♪

  • 119二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 01:01:25

    なんて美食研と食べ歩きナグサの親和性の高いSS、素晴らし!

  • 120二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 01:03:44

    ついに来たか美食研。
    他人が書いた推しからしか接種できない味があるんだよなぁ

  • 121二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 10:41:18

  • 122二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 21:02:21

    素晴らしSSだ

  • 123二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 03:40:05

    美食研箱推しとしては良作を見れて嬉しい限りだ

  • 124二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 03:41:33

    アカリだけ未登場なのか

  • 125二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 13:43:59

    どうなるかな

  • 126二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 21:55:33

    1です
    次はゲヘナ編に登場しなかったアカリと絡みます
    場所はどこにしようかな〜
    レッドウィンターかゲヘナpart2にするか……

  • 127二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 22:08:51

    ・最初にこの番組のお話をいただいた時は、「誰が見るの?」という感じだった
    ・自分の学園生活に傷がつくと思った
    ・この前【オワ〇ン】という言葉を聞いて、この番組にピッタリだと思った。マンネリもマンネリ
    ・怪我人がただ飯を食っているだけ。視聴者がどうの楽しむのか、シーズン6をやった今でも分からない
    ・大晦日にスペシャルをやると聞いて、クロノスは大晦日を捨てたなと思った
    ・今回をファイナルシーズンにしましょうと提案したが却下された
    ・こんな仕事で青春終わらせたくないな、と最近強く思うようになりました
    ・この前プロデューサーにいつまで続ける気ですか?と聞いたら人気が無くなるまでと言われて絶望した
    ・演者が飽き飽きしているのに、まだこの番組を見たがる視聴者がいることが不思議だ

  • 128二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 07:44:06

  • 129二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 18:40:42

    なるほど

  • 130二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 01:46:11
  • 131二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 02:02:31

    >>127

    実写版ナグサちゃんかぁ

  • 132二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 12:24:19

  • 133二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 22:53:57

    >>127

    ナグサちゃん応援する

  • 134二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 08:05:29

    >>133

    同じく

  • 135二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 12:15:18

    これってやはりスレ主以外がSS投下するのはまずいですよね、、、
    スレ主の飯テロに感化されて何か投下してみたくなりました

  • 136二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 12:20:38

    >>135


    >>25主はこう言っておられる

    既にSS投げてるっぽい人もいるので書いちゃって大丈夫だと思います

  • 137二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 12:31:21

    >>136

    ありがとうございます!!!

    やる気が続いて完済したら投下してみようと思います。

  • 138二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 12:33:30

    このレスは削除されています

  • 139二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 21:16:48

  • 140二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 21:43:19

    1です 忙しくてなかなか続きが書けてなくて……もうしばらくお待ちください〜


    >>135

    ぜひぜひ投げてください〜!皆さんのも読みたい……!

  • 141二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 03:40:14

    ほし

  • 142二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 08:37:33

    保守

  • 143二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 17:18:18

    ゲヘナ編を楽しみに待つ

  • 144二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 01:32:37

    保守

  • 145二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 10:18:43

  • 146二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 19:02:36

    スレ主さんを応援する
    いつかナグサさんが実装されたら絶対引く

  • 147二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 02:42:31

    念のため保守

  • 148二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 11:07:44

    楽しみに待ちながら保守!

  • 149二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 19:56:59

    ワクワクしながら保守

  • 150二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 00:56:46
  • 151二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 08:58:29

    保守

  • 152二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 17:49:25

    醤油待機

  • 153二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 02:10:57

    >>152

    醤油・・?

  • 154二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 10:58:22

    >>152

    保守の誤字か紅茶待機みたいなものかな?

  • 155二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 17:46:58

    1です やっとできたよ

    ナグサが再びゲヘナ学園を訪れたある日、ふと「ゲヘナでちょっといいレストランに行ってみたい」と考えた。
    しかし、どこへ行けばいいのかわからず、先生にハルナへ連絡することをすすめられた。

    ハルナからのモモトークの返信は非常に早く、「ぜひ私にお任せください」の一文。

    ナグサ(自分で声をかけておいてなんだけど美食研究会……正直、嫌な予感しかしない。)

    以前、ハルナ達に激辛カレーをおすすめされたことを思い出し少し警戒するナグサだったが、先生の仲介もあって、ナグサはハルナのおすすめのレストランへ向かった。

    ゲヘナ学園の繁華街。
    カオスな喧騒が広がるこの街に、ひっそりと存在する「格式高い」レストランがあった。

    目の前にあるのは、ゲヘナらしからぬ落ち着いた雰囲気の店。
    煌びやかな照明に扉の前には紋章付きのプレート。

    ナグサ(まさかゲヘナに、こんな高級感のあるレストランがあったなんて。)

    少し緊張しながら、入り口の前でハルナを待つ。
    だが——

  • 156二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 17:48:07

    現れたのはハルナではなく、鰐渕アカリだった。

    アカリ「はじめまして、お待たせしました。美食研究会3年生、鰐渕アカリです♪」

    ナグサ「えっ、あっ、はじめまして……。ハルナは?」

    アカリ「ふふっ、別件で来られなくなったみたいなので代わりに私が来ました♪」

    ナグサ(うーん……ジュンコ達よりは適任なのかも?)

    ナグサ「……まあ、せっかくだし。案内してもらおうかな。」

    アカリ「ええ、楽しみましょう♪」

    二人は店内へ入る。
    大理石の床に、煌びやかなシャンデリアが輝き、給仕は洗練された所作で料理を運ぶ。
    流れるクラシック音楽が、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。

  • 157二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 17:49:14

    「いらっしゃいませ。ご予約の鰐渕アカリ様ですね?」

    アカリ「ええ、よろしくお願いいたします。」

    ナグサ(……なんだかんだ言って、普通に良いレストランみたい。)

    ナグサとアカリは、給仕の案内で奥の席へと向かう。
    テーブルには白いクロスが敷かれ、銀製のカトラリーが美しく並べられていた。

    アカリ「ふふっ、素敵な雰囲気でしょう?」

    ナグサ「……そうだね。」

    アカリ「美食を追求する者として、こういうお店を知らないわけにはいきません♪」

    ナグサ(こういう時の美食研究会は頼りになるな。)

    アカリ「あ、もしかしたらマナーなどご不安かもしれませんが、お気になさらず。料理を楽しむことが一番大切ですから♪」

    ナグサ「……うん。まぁ、そこまで堅苦しいのは苦手だけど。」

    アカリ「大丈夫ですよ、私がフォローしますから♪」

    にっこりと微笑むアカリ。
    その表情には余裕があり、普段のゲヘナの喧騒とはまるで違う、優雅な空気をまとっていた。

  • 158二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 17:50:23

    ナグサ(美食研究会ってもっとクセのある人ばっかりだと思ってたけど……アカリは意外とまとも……なのかな?)

    そう考えつつも、ナグサは周囲を見回した。
    高級そうなワインが並ぶ棚、大理石の柱、そして静かに会話を楽しむ客たち——まるでトリニティのレストランに迷い込んだような感覚だった。

    アカリ「フルコースですからじっくり堪能しましょう♪」

    ナグサ「フルコース……なんだかすごいね。」

    アカリ「ええ、せっかくですから。ゲヘナにもこういう格式高いお店があることを知ってもらいたくて。」

    ナグサ「確かに、ちょっと意外かも。もっとこう、ゲヘナって言ったら……ねえ?」

    アカリ「ふふっ、よく言われます。でも、実はゲヘナにも食文化の奥深さがあるんです。例えば——」
    と、アカリが話し始めたところで、給仕がアミューズを運んできた。

    ~キャビア~
    一粒一粒が宝石のよう。

    給仕が運んできた小さな皿の上には、黒いキャビアが美しく盛り付けられていた。キャビアにははちみつがかかっており、きらめいていた。

    ナグサ「……見た目もすごく綺麗。」

    アカリ「でしょう? 味も抜群ですよ。」

    濃厚なコク、はちみつと合わさることでキャビアの塩味が引き立ち、ナグサはその風味に驚きながらも楽しんだ。ほんのり甘みがありながら、しっかりとした塩気が口の中で広がる。

    アカリ「食材の組み合わせって、工夫ひとつで全然違うんですよ。」

    そう言いながら、アカリはナグサのペースに合わせて、ゆっくりと料理を楽しんでいった。

  • 159二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 17:50:48

    次に運ばれてきたのは、前菜(オードブル)。

    ~ピートでスモークしたサーモンと牡蠣のコンフィ~
    ほのかに香るピートの煙と、オイルで煮込まれた牡蠣の最強タッグ。

    ナグサ「これは……かなり手が込んでるね。」

    ナグサはフォークを取って一口食べる。サーモンのスモークの香りが鼻を抜け、牡蠣の旨味がじわっと広がった。その組み合わせの妙に驚きながらも、思わず笑みがこぼれる。

    アカリ「ふふっ、いいお顔ですね♪たまにはこういった上品な食文化も楽しみたいですよね。」

    ナグサ「うん、確かに。食べ物だけでなく、こういう雰囲気も新鮮だし、ちょっと大人な感じがする。」

    アカリはにっこりと微笑み、ナグサの反応を楽しんでいるようだった。

    アカリ「食文化って、見た目や雰囲気も大事ですから、料理が美味しいだけじゃなくて、こうして楽しむことが大切なんですよ。」

    ナグサ「次はスープだね。」

    ~黒豆のクリームポタージュ~
    甘く煮られた黒豆がたっぷり。

    黒豆の風味を活かしためずらしいスープだ。
    濃厚なクリームと黒豆の甘さが絶妙にマッチしており、温かくて心地良い口当たり。

    ナグサはスープを口に運びながら、そのまろやかで奥深い味わいに驚きつつ、アカリの話に耳を傾けた。

    アカリ「黒豆のクリームポタージュは、少し意外かもしれませんが美味しいですよね。今後もっとこういった料理を味わえるお店が増えるといいんですが……。」

    ナグサ「なんか美食研究会の活躍を応援したくなってきたかも……?」

  • 160二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 17:51:35

    ~真鯛のポアレ みかんのビネグレッド~
    みかん……冒険的なソースだ

    真鯛に、みかんの酸味、香りを活かしたソースがかけられ、料理全体にさっぱりとした爽やかな風味が加わっている。

    ナグサ「……これもすごく美味しいね。みかんのソースって意外だけど、魚との相性が良いんだね。」

    皮目はカリッと、中はしっとりした真鯛も美味しい。

    アカリ「みかん以外の柑橘類だと皮が硬過ぎたり、苦味がきつすぎたりするので、みかんはバランスよく仕上がるらしいですよ。」

    次に運ばれてきたのは、主菜のメインディッシュ——

    ~ホゲットの炭火焼き~
    お肉もジャガイモもたっぷり!

    ナグサ「ホゲットって何?」

    アカリ「生後一、二年の羊のお肉ですね。ラムとマトンの長所を兼ね備えてるんですよ~。」

    ナグサは一口食べてみる。炭火でじっくりと焼かれたホゲットは外は香ばしく、中はジューシーで柔らかい。

    ナグサ「うん、マトンほどにおいは強くないし、ラムよりも味に深みがある気がする。」

    ナグサは肉の旨味が口の中に広がるのを感じながら、隣のジャガイモをフォークで刺して一緒に食べる。炭火で焼かれたジャガイモも外はカリッと、中はホクホクとしていて、肉との相性が抜群だ。

  • 161二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 17:53:00

    アカリ「そして最後に、デザートですね♪」

    ~クリームブリュレ~
    もう最後、いやいやまだまだ。伝説が始まる……!

    表面の焦がしキャラメルはキラキラとしており、食欲をそそる見た目だ。
    ナグサはクリームブリュレをスプーンですくい、焦げたカラメルの部分を割ると、滑らかなクリームが顔を出した。
    たまごとミルクの濃厚な味わいが、ねっとり、なめらかな舌触りでたまらない。

    ナグサ「ふふ……。美味しい。」

    ナグサはゆっくりとデザートを味わいながら、食文化の話に花を咲かせた。まるで別の世界に足を踏み入れたような贅沢なひとときが流れ、ナグサはゲヘナという場所が持つ新たな魅力を感じ取ることができたのだった。

    ゴリョー ゴリョー ナグs……

  • 162二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 17:53:28

    アカリ「さて、ナグサさん。そろそろ"本番"といきましょうか♪」

    ナグサ「……え?」

    アカリは給仕に声をかける。

    アカリ「前菜から順番にもう一度、すべてお願いできますか?」

    ナグサ「は!?」

    ナグサ「ちょ、ちょっと待って!今のコースって、普通ならお腹いっぱいになる量だったよね!?」

    (いつものBGMも流れてたし……!)

    アカリ「ええ、でも、まだ少し物足りなくて……♪」

    ナグサが驚いている間に、再び運ばれてくるアミューズ。

    そして、それが終わると、また前菜が提供され、スープ、魚料理、肉料理……。
    さっきとまったく同じ流れが再び繰り返される。

    ナグサ(この人、普通にフルコース二周目に突入してるんだけど……。)

  • 163二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 17:53:52

    アカリ「ふふっ、やはりこちらのレストランのコースは何度食べても素晴らしいですね♪」

    ナグサ(す、すごい食欲だ。まともな人かと思ったけどやっぱりこの人も“美食研究会”なんだな……。)

    ——アカリの食後。

    ついに、テーブルの上の料理はすべて消えた。

    アカリ「ごちそうさまでした。」

    ナグサ「……後半、私はほぼ食べてないけどね。」

    アカリ「それでは、お会計をお願いします♪」

    「合計……◯◯万円になります。」

    ナグサ「……高すぎない?」

    アカリ「では、お支払いは——」

    ナグサ「まさか……」

    アカリ「先生にお願いいたしましょう♪」

    ナグサ「駄目に決まってるでしょ。」

    ゴリョー ゴリョー ナグサチャン フゥー ♪

  • 164二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 00:48:53

  • 165二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 08:57:27

    更新ありがとうございます

  • 166二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 17:16:32

    レストランでのコース料理、更にアカリさんの解説とナグサ先輩の感想が読み応えあった

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