- 1アノマス◆UBru6zWM0.25/01/10(金) 15:34:40
>>2にテンプレを置きまして…暖まります…
- 2アノマス◆UBru6zWM0.25/01/10(金) 15:34:50
前スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 第5865層|あにまん掲示板テンプレは>>2…ひゅおおおおお〜っ…雪だるまも、心なしか寒そうに見える…【赤いマフラーを巻き巻き】bbs.animanch.com設定スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 脳内設定スレ100|あにまん掲示板ここは、「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」から派生したスレです。■ルールは特になし、設定など固めすぎず好きにロールプレイして遊ぼうぜ!という趣のスレですが、やはり個々人で「自分のキャラ」の設定な…bbs.animanch.com姉妹スレ
ダンジョンマスター専用掲示板 その71|あにまん掲示板エラーの危険性があるためテンプレは2レス目bbs.animanch.com・次スレは>>185さん
・スレ立ては「その他話題」、画像は「いらすとや」のイラストを使用
・「このダンジョン一緒に攻略しようぜ!」など、特定メンバーでやりたい遊びはダンジョン攻略スレで進行
・ダンジョン攻略の他に、集まってするイベントはイベントスレで進行
・画像の貼り付けは原則禁止
・あくまで掲示板、直接名前を出すのは避ける
・プロレス系ロールは喧嘩にならないよう気をつける
・スレチの話題は禁止
・メタ会話は()で囲もう
・本スレ、関連スレ以外へのコテハン・話題を持ち込むのは原則禁止
>ルールは上記を守るだけ
>熟練者に成るもよし 初心者に成るもよしダンジョン関係に成るのもok trpgのキャラに成りきるのもokです!
>気軽に誰でも書き込んでくださいね!
- 3二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 15:44:25
立て乙前スレ依頼残り
【眠らない迷宮】
「糾える禍福の迷宮」はぁ、活性期と休眠期を定期的に繰り返しているダンジョンなんです
ところが2週間前にはもう来ているはずの休眠期が来ないままでぇ、ずっと活性期なんですねぇ
活性期のダンジョンはモンスターの生成が活発になり、罠が異常に増えますが宝箱の中身もいいものになりまぁす
つまりダンジョンのリソースをすごい勢いで消費しているわけでぇ……原因の調査を誰かにお願いできないでしょうかぁ
【つるつる、すべすべ】
一年中常夏のあるダンジョンに棲むオウムのタマゴが欲しいという依頼がきていまぁす、なんでもすっごい量の霊的エネルギーを溜め込むことができる不思議なタマゴだそうでぇ
もちろん倒して取ってきてもいいですが、このオウムはツルツルスベスベした丸いものを渡すとタマゴと間違えて巣にあるタマゴと取り替えちゃううっかりさんでもありまぁす。この習性を利用することもできそうですねぇ - 4二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 15:56:06
立て乙ー
まあそりゃねえ、いつもは飛べるし亜空間でぽんでどうにでもなってるのにコンパス必要になるとは思わんわな - 5アノマス◆UBru6zWM0.25/01/10(金) 15:58:51
今後の予定…?ケガを完全に治しつつ、かな?
【もちもちと口を動かしながら】
治りかけの傷、なんだか痒くなるよね。痛いよりは全然いいし治ってるって思えるんだけれど - 6二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 16:02:54
- 7二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 16:04:46
たておつよ! 【モブキャップの牛乳女】
>172
優秀なヘイトタンクねぇ
さすが疫病神ね
>174
う、うーん……さすが疫病神
>173
あら、そうなのね。人間、と……認識した方が好ましいのかしら?
【変異系の異形はいろいろあるので】
(※二足歩行は竜人判定!)
>174
ふふ……いいわね、ロマンチック
【そういうところは乙女な牛乳女】
>178
一般的な牛乳は普通に美味しくていろんな料理に使えて健康にいい食べ物だから……
【自分が非常識側の存在なのは自覚している女】
私の異能が特殊なのも、牛乳部分より"なんにでも"部分の比重が大きいわ
>182
ふっ………【自分が非常識側の存在なのは自覚している女】
【それはそうと異能は好きで誇りを持ってるし、なっとるやろがいの精神で生きているが。】
>183>185
純粋な魔術でも頑張れば私みたいに牛乳に魔術的な意味を付与することも可能だと思うわ。
【実際牛乳女の魔法はたいてい牛乳を使うように最適化している】
……やるほどの価値があるかはわからないけれど
- 8〈天来光〉25/01/10(金) 16:09:39
たて乙やで
持ってないならないで……樹海から出る方法なんかないもんかな
そこは異界か?それとも普通の場所? - 9アノマス◆UBru6zWM0.25/01/10(金) 16:10:25
- 10二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 16:13:22
(※立て乙です)
【「暇神様、樹海等には遭難防止用に誘導紐がある場合が多いので探してみては如何でしょうか?」と文字が浮かぶ】
【「また、勘で探すとその不確定性に不幸がつけ込みほぼ確実に見つからないと思いますので、現在地から渦状に探索する等の運に関わらず最低限の成果が得られる探し方を用いるのが得策かと」】
【「或いは現在の不幸の状態を利用し「ギルドに帰りたくない理由」等を作る事で帰還する等も手段として考えられます」】
【「では私めは報酬をご用意してお待ちしております」】
【「そして───無事の帰還を心より祈っております…!」と文字と共にいつでも受け取れるよう相応の報酬が提示された】 - 11アノマス◆UBru6zWM0.25/01/10(金) 16:16:12
文字の職員さん…!
【すっごい、対応策をいくつも、と尊敬の念混じりか浮かび上がった文字がなんか光り輝いて見える】 - 12二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 16:17:09
- 13二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 16:18:24
- 14アノマス◆UBru6zWM0.25/01/10(金) 16:30:30
お姉さんは湧き出す牛乳を持ってるんだよね…
昨日はそれでラピスお姉さんを助ける一人に、今はその…自分で言うのもなんだけどさ。私を助けようとしてくれてるじゃない?
【実用性の低さがなんだ、それを工夫して人を助けるために活かそうと頑張る牛乳のお姉さんの善意も気持ちも本物だ。と本心がはっきり伝わるように】
清潔に保つ為とは言っても最初は拭いてもらう形だったから…えへへ、ありがと。
【おかげで綺麗なお肌に戻れそうだ、と小さな魔女が頬張る最後のおはぎを確認して容器をしまう少女】
ふふ、どぉーんと待ってる。どーんと…
【どんな大船よりも強固であろう。自分が新しく生まれた(気持ちの)日を楽しみに】
…お粗末様でした…いっぱい食べてくれて嬉しい
【心が満たされた気分。料理人さんの「食べてもらうことが最高の幸せ」と言う言葉、理解できる気がする】
- 15二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 16:39:36
- 16アノマス◆UBru6zWM0.25/01/10(金) 16:48:05
えと、だからそれと…ギルドに戻ったらその素敵な乳液もありがたく使わせて貰いたいな〜……なんて
【つるつるミルク肌。なんて素敵な響きなんでしょう!小さな魔女とも一緒に使いたいと思いながら】
いいね…チサーナの方にでも行ってみる?白騎士さんオススメ温泉街、前に教えてもらったの…!
【温泉上がりは牛乳かな?泊まりがけで行きたいな。と微笑みながらコクコク頷いて】
それじゃ、仮眠室で一緒にお休む?…お仕事してきたのあなたを労う為に膝くらいなら貸してあげられるよ?
【ウトウトしている小さな魔女をそーっと支えながらゆっくり歩く少女。まだお仕事はあるのかな?と思いながらも魔女の体温でぽかぽかしている】
(※ごめんなさい外界神の為落ちます〜!本当にお付き合いありがとうございますー!!【穴掘り土下座】)
- 17二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 16:55:31
(※お疲れ様です〜!こちらこそ感謝を…)
チサーナ…白騎士さんに、ですか? それは信頼できます、ね……はい。アノマスさんと、休みます…あの部屋を使うの、久しぶりです……
【少女の負担にならない様にしながらも、支えられて笑顔を浮かべている魔女清掃員】
膝を貸す………ひざまくら…? えへへ…
- 18二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:00:41
【「……職員として依頼を受けて下さった方の無事は最大限に保証したいので」と浮かぶ】
【「幸不幸は明確な判断基準が個人間で異なるが故、被った当人の主観を参照し適用するものが多いと耳にした事がありますので其れを参考に致しました」と続けて浮かんだ】
【「話は変わって代案ですが、登山者や探索者らを対象とする「無事に登頂、無事に帰還」の祈願が込められた石像や道標等がある場合、多少の信仰が宿っていると推察され、その信仰の加護が「遭難」と言う不幸に対し特効となり状況の挽回を期待出来るかもしれません」と矢継ぎ早に整った文字が浮かんだ】
- 19二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:00:58
- 20二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:05:24
- 21二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:05:41
- 22二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:09:50
寂しいとつい解説しちゃう人と忍者だ
- 23二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:09:53
立て乙〜予定は今日は掲示板勢が何人ギルドへ戻ってくるかの観測だぞ
「アンチスレも含むんだな?」「ファンスレもか?」
匿名じゃねえか! - 24二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:12:26
だってぇ〜寂しいんだもん!
39号さんも118号さんも天来光ちゃんもアノマスちゃんも清掃員ちゃんも牛乳ちゃんもいなくなったからな!ぬあああ!! - 25二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:15:28
皆其々用事があるで御座るからな…
- 26二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:16:05
ろんちゃんのことそう呼ぶ人初めて見た
- 27二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:19:10
- 28二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:20:29
それがしは忍者ではないでござるな
強いて言うならサムライ、でもまあフラフラしてるからローニンでござるよ
……ううむ、この掲示板だと「ローニン」を名乗るのは僭称になりそうでござるな? - 29二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:20:46
お…応…健闘を祈るで御座るよ…?
- 30二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:25:05
和み空気が一気に寂しがり釣果を嘆く空気に…
- 31 25/01/10(金) 17:27:23
【朝日も登らぬうちの未明に、老翁は目を覚ました】
【あばら屋の中は薄暗く、囲炉裏で僅かに燃ゆる鈿火が音を立てるのみである】
【見知らぬ小娘の看病を受けるようになって、早くも三日が経っていた】
【老翁は身を起こし、寒さに僅かな震えを覚えて土間の隅の薪置きから囲炉裏に薪を足す。あばら屋の中に、この二日ほど常に気配を覚えていた小娘は居ない】
【……今、か?】
【昨日話した機会が早速来たのかと、そう思うが、しかし違う事を直ぐに悟る】
【小屋の外。小さな広間となっている庭にあの小娘の気配があるのを、老翁は感じたからだ。なにやら用があり、出ていたらしい】
【想っていたよりも”心躍らされている”己に、かつて至った筈の無念無想は何処へ行ったのかと僅かな落胆を得た】
【されど、この頃になっては珍しく早く目覚めたのだから、任せきりになっていた家事をやるのも良いだろう】
【元より己一人でやっていたことだ。小娘のいう”時期”が何時かは解らぬが、それまで世話になり続けるというのも、どうにも腰が落ち着かぬ】
【うむ。良い考えだ。ここ数日、良い物を食ったからか体の調子がやけに良い。そろそろ、寝るだけにも飽きてきた頃であるのだし、一丁減ってきた薪でも足しておいてやろう】
【そう思い立った老翁は、がらりと戸口を開いて雪を踏みしめる】
【草鞋では抑えきれぬ冷たさが足先より上り来るが、老翁には慣れたものだ。ここらは冬になれば雪が降り積もり、適度に雪を”はらって”やらねばあっという間に外へ出る事など叶わなくなる豪雪地帯である】
【老翁のあばら屋も、幾度となく崩れた経験を活かして屋根と通じ柱は立派なものであり、屋根などは鋭利な角度を描く藁組みである程で、ここへ腰を据えたばかりの頃は苦労を重ねた思い出が今も鮮明に思い出せる】
【老翁の生まれ故郷は雪などあまり降らない平地の農村であったので、中々慣れるまでが大変だったのだ】
【あの娘が掻き分けたのか、戸口前は削る様に雪が失せていたが、それでも降り注ぐ雪が僅かに積もっていた】
【道を作ったわけでは無いようだが、如何様にして出て行ったのか】
【少し思案するが、】
【……まあ、仕合の時には答え合わせになろう】
【そう思いながら軽く手を振り下ろして雪を”割る”。さくりと解ける様に、風も無く、老翁が進むには十分な”道”が降り積もった雪の合間に産まれた】 - 32二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:34:15
エッチチチチチチローニン!?
【彼は錯乱していた】 - 33二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:34:48
(※ひぃん指の端がリンクに触れてすぐデータ飛んじゃう……)
そうね…‥その気持ちは素直に受け取ろうかしら
どういたしまして。そして、ありがとう。
私も自分の異能と魔術には誇りを持っているわ
その誇りや努力を認めてもらえることは……素直に、いえ、本当に嬉しいもの。【心から嬉しそうに甘く微笑む】
【他人が使う前提にないというだけで、自分が使う分には──無限に湧き出す牛乳を持つものならば、有用極まりない術である。】
そう、私は“なんにでも牛乳をかける”女───!
【どんと胸を張る牛乳女】
牛乳を愛し、牛乳に愛された者!
その誇りを胸に。そして何より、愛する牛乳のために……誰かを助けるためにこの力をうのは当然のことよ!
牛乳のすばらしさ、牛乳の愛を人々に知らしめる伝道者としてね……!
【誇りを示すように腰に片手を当てて天を指す】
【牛乳は誰かを助けるためのもの──この力は、人々を救うために。】
【そして、この身はもまた、困っている人を救うために生まれてきたのだ。牛乳女はなっとるやろがいの精神でそう確信している。】
【それによって、自分の愛する牛乳を人々が好きになってくれるなら、これ以上の幸福はない!】
【にこっと眩しい笑顔を浮かべる】
ありがとう、アノマスちゃん。励ましてくれて、嬉しかったわ!
あなたも、これからも牛乳を愛してくれると嬉しいわ……!
もちろんよ! ふふ、清掃員さんがよければ2人で使って欲しいわ
それと……もしよかったらなんだけど、これからは……
貴方のことを、“同志”と思ってもいいかしら? 牛乳の魅力を知る者同士として……
- 34二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:36:34
- 35二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:37:16
- 36二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:38:38
すまない
取り乱した
エッチチチチチチロォーキナだったな
【彼は濁りなき透徹な眼差しで直向きさが伝わる誠実な語調で言った】
【なんてことじゃ…ど、どうしてここまで放置したのじゃ。もはや手がつけられん…!】
- 37二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:41:40
ホモの方で?
- 38二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:43:21
- 39【D・S】◆LXse3il6fw25/01/10(金) 17:46:29
立て乙ですよー、目録を再掲しまーす。
【アーテルスライサー・ツイン】
【ドルヴィ・スタジオ】作、300,000G
《ヴィアフォシルの鋭ヒレ》《ヴィアフォシルの牙》から作り出された上級武装の双短剣。
古代から存在し、その姿が変わったことがない黒鱗の魔魚《ヴィアフォシル》の硬質な素材を鍛えた双短剣。
ヒレは幅広で野生的な仕上がりであり斬撃威力が高く、牙は貫通力の高い 刺剣 -スティレット- 状へ加工されている。左右のバランスの違いは殺傷力を突き詰めた結果。
【ブルーブレイド・スピア】
【ドルヴィ・スタジオ】作、72,000G
《ジェネラルガザミの鋏》から作り出された中級武装の大槍。
《ジェネラルガザミ》の恐ろしく鋭い鋏を鍛え、大振りの剣槍へと加工された。
大きく形状を変えたが元の斬れ味を維持しており、突けば竜皮を貫き、振るえば残酷なまでの斬れ味が牙を剥く。
【白ノ雪弦[氷雨]】
【ドルヴィ・スタジオ】作、69,000G
《白ノ雪弦》を強化した中級武装の弓。
寒冷地に生える《氷原竹》を加工した極東風の弓《白ノ雪原》の弓幹の密度を向上させ、かつ【無限牢獄】の凍土エリアに出現する雌型の魔物《ユキオンナ》の髪を紡いだ弦に張り替えた。
番る矢に氷属性を付与し、射抜いた獲物を凍り付かせる。まさしくユキオンナに遭遇した者の運命である。 - 40二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:48:15
なんのことか分からないな
どこかの方言で『大変趣深い』を意味する形容詞なのだが…
【錯乱しているのか単に騙されたのか判然としない真顔】 - 41 25/01/10(金) 17:49:43
「……」
【老翁は、手応えに僅かな違和を覚える】
【だが、ここ数日寝てばかりだったのだ。剣は日々の鍛錬こそが命である。振らぬ日が一日あればその分だけ腕が落ち、錆び、鈍る】
【手遊びのようなものであれど如実にそれが現れたのだろう。思えば、剣を振るわぬ日など剣を始めて握った日より初めてではないだろうか】
【ちらりと、腰に佩いた刀に目を落す】
【随分と重く感じるようになった刀は、柄を撫でれば確かな感触を返す。遍く天魔を断ち斬り、悪鬼野盗の悉くを切り捨て、幾度となく修繕を経て来た己の分け身のようなそれが、今は少し遠く感じた】
【……なるほど。確かに、”その時”とは程遠いか】
【老いさらばえたばかりか、死にかけて生を繋いだばかりで鈍ってもいる。そんな者など、斬る価値も無いのだろう】
【意志の強い目をしていた娘だ。譲れぬ想いを持っている、そんな剣士であろう。ならば、戦う相手がこのザマでは納得も行くまい】
【一つ、あの小娘が己の世話を焼く理由が解った気がした老翁は幾ばくかの不甲斐なさを得つつも、しかしその”小娘”が庭より動かないままで居るのを感じ、不思議に思った】
【……鍛錬にでも、精を出しているのだろうか】
【日はまだ登ってすらいない。だが、諸々の支度をするとなると、そろそろ動いた方が良い頃合いである。あの小娘も剣士であるならば日々の鍛錬は欠かさぬだろうし、己の世話があるとするならば、早くにその日の分を少なからずやっておくというのも道理だ】
【己を殺さんとやって来た剣士が行う、日々の鍛錬】
【日々の鍛錬というのは、それを見るだけで相手の実力が良く解るものである。どれだけ奇抜な技があろうとも、基礎が疎かならば手品にもならないものだ】
【一つの技を芯とした者であっても、基本を怠るものの程度などたかが知れている】
【力ばかりの猪武者など、それで倒せるのはそれが通じる程度の相手で、想いだけで無暗に刃を振るう輩など見ても居られぬ。それら心技体は、三つ全てが揃って漸く意味があるのだ】
【秘めたる想いを刃に載せ、練り上げた技で最大限の力を引き出し、弛まず鍛えた体がそれらを行使する。そんな事は当たり前に出来てこそ、一端の武芸を”納めた”と言えるのだから】 - 42二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:49:48
牛乳がたくさん出るしなんでもかけられる異能、その人しか持ってなさそうだしプロっていうか第一人者っていうか
- 43二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:52:36
- 44二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 17:55:59
初めての危険度に挑戦するのって億劫だよな
中級に上がって初めて挑戦するBとか、上級に上がって初めて挑戦するSとか
実際帰らぬ人となる率高いらしいし億劫になるよホント - 45 25/01/10(金) 17:58:35
【ならばあの小娘は、剣士は。如何ほどの相手であろうかと好奇心が顔を出すのは致し方のない事だろう】
【老翁は静かに手を振り下ろし、雪を新たに割る】
【盗み見る必要はない。その気も無い。されど、老翁は気配を断って庭へ向かった】 - 46二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:04:52
- 47二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:05:41
千ちゃんならきっとすごいことしてるに違いないよVSきっと基礎に忠実すぎてフツーーーのフツーーーーーー素振りしてるよ
ファイッ - 48二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:06:45
普通にやってるかもしれないし奇抜な事をしてるかもしれない……どっちもあり得るって事だ
- 49魔刀剣士◆BuOGBplkzY25/01/10(金) 18:07:41
ほう。
【興味深そうに着席する魔刀剣士】
【隣でちょこんと正座するほしがりゅう】
【姿勢が良くてえらいね。と撫でてもらって嬉しそうにしている】 - 50二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:07:54
今四角い猫おらんかった?
え?
【一瞬だけ混戦して切断された】 - 51二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:10:27
言われるまでそもそも誰か分からなかった
よく分かるね - 52実験体39号25/01/10(金) 18:12:39
立て乙だよー
もうすぐ頂上だよ!雲より上だからすっごく星が綺麗にみえるよー!
【げんきにやまのぼり継続中】 - 53二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:14:25
四角い猫の話?
- 54二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:14:59
四角い猫のこと?
それなら俺も分からねーぜ! - 55二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:15:56
・冒険者関係ないジジイの、しかもただの生活風景が長尺で流れてくるわけはない。ので画面外に冒険者がいることは確定
・その冒険者は「小娘」であり剣の腕がやばいらしい
この時点で概ね松葉斎さんか千剣后に限られる
松葉斎さんがジジイの世話をかいがいしく焼ける想像がつかない+周辺人物もできそうにないので消去法でバックアップがまだ期待できる千剣后 - 56二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:16:47
- 57二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:18:53
千剣后はああ見えて小器用だし料理とかも出来るらしいからな
鋼鉄人に丸投げするから普段やらんけど - 58二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:19:30
爺さんにとっての小娘だから大人の女性でも該当するし年齢層絞れねえなぁとは軽く思ってたりしたぜ!
- 59二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:20:01
猫のことじゃなくてそっちか!
あの爺さんは剣の腕めっちゃ磨いたけど死闘-せっさたくま-相手がいなかったの心残りだなあ!!
そんなん探し回るのダサくて恥ずかしいし…って斜に構えてたら寿命残りわずかで恥ずかしがってる場合じゃねえって飛び出してギルドに己との立ち合い依頼を出してきた依頼人
千剣后が受けたんだけど一目見るなり「今はその時ではない…」とクールに言われクールに世話を焼かれて「早く立ち会いしないと寿命来ちゃうのに!」ってゆっくり布団の中で休みご飯をいっぱい食べながら焦れてる ←イマココ
って感じだったはず - 60実験体39号25/01/10(金) 18:20:29
- 61二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:21:24
だってゴスロリ趣味で片目に眼帯付けてる黒髪赤目の小娘で「ん」を良く言う凄腕剣士の冒険者とか中々居ねえし……
- 62 25/01/10(金) 18:21:56
【──ひとりの剣士が、重々しい木刀を軽々振るっている】
【上下素振り、前進後退正面素振り、左右面素振り、早素振り、膝抜き、すいかぶり……あらゆる素振りの”型”を繋げたそれを、庭の中心から出ぬように延々と繰り返す】
【空を切る音すらなく、地をする足は粉雪の一つも舞わせず、ただ肌より落ちる汗と発する熱気が雪を剥いで地を露わにしていた】
【余計な力など極限まで削がれ、剣は完全に制動が為され、刃筋には一分のブレもありはしない】
【”正しすぎる”ほどに美しく、さりとて無駄に速くはなく、丁寧に確かめるように振られる一振り一振りは”お手本”のように綺麗だった】
【まごうこと無き”達人”の振り】
【──だが、何故か、その剣はまだ”未完成”であると老翁は感じていた】
【技術的な話ではない。動きの癖というのは確かに在るが、それは真っ当な剣士ならば誰しもがあるもので、骨格や身体能力の差異から生まれるものだ】
【あの小娘の素振りは、老翁もおいそれと指導など出来ぬ完成度だった。とはいえ弟子を持ったことが無い老翁が出来る事と言えば、動きを叩き正すことくらいなものであるのだが】
【……では、何故か?】
【老翁は伸び放題の髪の下からじろりと眺め、思案する】
【心構えか? ──否。それは信念無き剣ではなく、気は逸れず、迷いなく打ち込んでいる】
【技量の不足か? ──否。それは弛まぬ鍛錬によるもの。幾度となく繰り返しただろう動きは、才だけで振るえる域を超えている】
【この寒さに寄るものか? ──否。外気などでは止まらぬ剣だ。剣士の躯体は動きに支障が無い程十分に温まり、証拠たる湯気が未明の空に薄く立ち登っている】
【思い過ごしだと捨てるほど、老翁は己の剣士としての勘が鈍ったとは思っていなかった】
【劔の事で己が解らぬことなど、今までにあっただろうか】
【思い返せど、老翁の人生にはなかったことだった】
【……いや、同じような思いをしたことならばあったか】 - 63二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:23:40
「チッ…小娘がァ…!」って言うんでしょ!
ソワスレラの映画の悪役みたいに!
【偏見】 - 64箱の中のほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/01/10(金) 18:23:47
- 65二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:27:21
果たして四角い猫がただの肥満猫だったのかマジで四角い猫だったのかの答えが待たれる
- 66二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:27:56
- 67二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:28:47
サボテンが花をつけている……
- 68二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:30:07
あのサボテンの花が落ちる時……
私の命も……
復活するでしょう!!いえーい!!
【ばさぁっと砂の中から飛び出す吸血鬼】 - 69二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:32:39
サボテンといえば野心あふれるサボテン元気かな
立って歩き出し、子株が詩謳う御子さんに貰われていったやつ - 70二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:32:47
なかなか珍しい復活条件でござるね?
- 71二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:33:28
- 72二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:34:33
- 73重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/01/10(金) 18:34:52
- 74二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:36:02
- 75二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:36:13
あんだって?You did run?
- 76二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:37:48
四角い猫の話があったらしいけどそれどれ?って話と
看取り依頼の話がコテがないので混乱してる話と
約1名遭難してる話 - 77二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:42:01
- 78ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/01/10(金) 18:42:52
- 79二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:43:30
スレの流れを真面目に追うとだいたい一個くらいはシャレにならん話題が他の話題と並行して流れてると指摘する論文もあるからな……
- 80 25/01/10(金) 18:45:22
【幼き頃の思い出だ。剣を握ったばかりの頃。訳もわからず、我武者羅に剣を振っていた頃】
【村を訪れた剣客の岩を断つ一太刀、術理すらも解らぬ頃に見たそれをどうすれば出来るのかわからず、頼み込んで見稽古をしていた頃】
【同じように解らず、頭を傾げて剣客の素振りを見続けていた時があった】
【……あの時は確かどうしたのだったか】
【朝から晩まで仕組みを理解できるまで見つめて、次の日に見様見真似で技を出したら出来たのだったか】
【なんとも不愛想で生意気なガキであった気もするが、やはり己だ。剣の事となると髄を許さぬ】
【ならば、あの時と同じように解らぬ物があるのならばどうするか?】
【老翁はジッと剣士を見据える】
【己を殺すと言い放った、その剣士を。その目の輝きは、心待ち侘びた相手であることを期待するようで、未知なる剣を見て目を輝かせる《餓鬼-こども-》のようでもあって】
【ただただ、日が昇り、陽光が澄んだ朝の空気に満ちる庭に満ち、剣士が朝の鍛錬を終えるまで見続けていた】 - 81二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:45:38
掲示板結界の形式上そりゃ…仕方ないからなぁ…
- 82二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:45:51
いやまあ、割と広いこの世界で広く活動して危険にも近い冒険者の掲示板だからそれはそうでしょう
素人質問ですみません、この論文の目的はなんですか? - 83二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:46:25
- 84二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:46:57
何気なくスレを見ている俺も今カミさんが八股の浮気してたことが判明して色々と大揉めした挙句に「もうこんな女ほっといて男だけで飲もうぜ!」って8人で集まってるところだったりするしな
- 85二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:47:20
- 86二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:48:17
八股掛子さんに改名したれ
- 87二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:49:01
トレントの掲示板一回見たことある専門家だけど「あそこの土地いいよね…」「いい…」の話題が永遠に続いてて狂いそうになった
- 88二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:49:01
男の場合は掛太郎になるのか…?
…去勢させられても文句言えんな - 89二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:49:38
冒険者掲示板ってある意味話題混戦の上にいるよな
- 90二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:50:20
- 91二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:51:33
- 92二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:52:58
流石に樹木だけあって皆気が長いのでござるな
- 93二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:54:58
賭博は最近怪しくないか?天秤さんの地下カジノ行く人も掲示板勢では見ないし合法バニーガールも見れないし
- 94二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:57:06
コぅハんㇵょクぼぅヂゃネ!?
- 95二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:58:46
- 96二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:03:28
しほしへメンバーも賭博したことあるって今の子達は知ってるのかな?賭けにも強い人だらけでさ
- 97 25/01/10(金) 19:03:51
「……」
「……ん」
【どうしたものか】
【こちらを見据える小娘は、僅かに驚いた気配をしつつ、火照った体を落ち着かせるべく呼気を整えている】
【……もしや気が付いておらなんだか?】
【邪魔をせぬよう気配を断ったが、しかし気が付かれんままであったとは。それだけ集中をしていたのだろう。気さえも寄こさぬ見事さだと思っていたが、己の衰えも来るところまで来てしまったのだろうか】
【確か薪の一つでも割りに出たのが己である筈だが、これでは剣客の気配に誘われて出て、つい見惚れて見続けてしまった未熟者のようではないか】
【──老翁は気が付いていないままであるが、ここ数日で見違えるほどに生気に溢れ始めた老翁は、少女剣士が”妹達”の協力のもとで行っている施術の途中で在れど、本来ならばまだ立てるような具合の筈がないのだ】
【故に今日も飯と共に体力を戻しつつ、様子を見て施術の進行を調整する予定だったのだが……まさか普通に出歩き、あろうことか少女に気が付かれぬ隠密で気配を断って見学していたとは思わなかったのである】
【故に素振りを終えたところで、背後より賞賛をするように僅かでまばらな拍手を老翁に送られた時の驚きと言えば、饒舌に表し難い心持であっただろう】
【無論、老翁はたんに”普段より調子が良い”くらいの思いで出歩いており、少女にとって想定外の事態だとは解らぬままである】
【老翁は結構、己基準で相手を見計る男であったし、老翁には少女の施術の効果が想定よりも効き過ぎていただけなのだ】
【とはいえそんな事は露も思わぬ老翁と少女は、どうしたものかと暫し無言で目線を交わす】
【老翁は機に恵まれぬ男であったし、真っ当な会話くらいは熟せども、ここ幾十年は山中に籠って修行に明け暮れていた世捨て人に近い剣豪である。目の前の小娘はそもそもコミュニケーションが得意ではないのがここ数日だけでも読み取れた。ならばここは己が行くべきか、と老翁は年長者の責務として思案を始める】
【だが、若さとは恐れを知らぬ事なのか。老翁が言葉を紡ぐ前に先制し、小娘は果敢にも一言目を切り出した】
「ん──歩けるなら、湯治を始める」
「……そうか」
【少女の目は達成感と決意に満ちている】
【そういう事であるらしい】 - 98二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:05:08
どういうことだい?おじいちゃん♪一緒にお風呂はいろ!お背中流すねっ♫ってことかい?
- 99二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:06:24
湯治ってんだから効能ある湯に疲らせて治療する気なんじゃねえかな
極東だと結構ある療法だし - 100二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:06:57
遠からずな解釈だがここから一週間は温泉療法と呼ばれる方法で体調を整えるつもりだな
- 101二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:07:28
どうも重病人っぽいからな
介護入浴なんじゃないか?
湯治って確か湯気に当たるだけのものもあったはずだぜ - 102二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:07:57
一週間も!?ガチやなーーーー
- 103【D・S】◆LXse3il6fw25/01/10(金) 19:08:52
温泉の効能もそうですがー、お湯に使って体全体を温めるのは衛生の他にも健康にいいですからー。
- 104実験体39号25/01/10(金) 19:10:48
- 105二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:10:56
嘘かまことか湯治で半身不随が回復したっつー話を聞いたことあるっすねー
- 106二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:12:13
- 107二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:13:00
【提出した卒論に牛乳を魔術や呪術の触媒に活用……?なんで……?なんのために……?という顔をした教授の顔を思い出す】
【素人質問で恐縮ですが……いやほんとに牛乳の研究したことないんでなんもわかんなくて恐縮なんですが……という顔で挙手する教授陣を思い出す】
……研究目的は大事よ。ちゃんと、どういうふうに世の中の役に立つのか考えて論文を書かないと
予算も降りてるんだから
………私もあの時は苦労したわね…………
【腰に手を当てて牛乳を飲み干し、深く息をつく】
【研究利用については安全性の向上と触媒術の応用可能性の模索で通したらしいよ。まあ学生論文だからね】 - 108二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:16:08
- 109二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:17:12
- 110二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:17:17
- 111 25/01/10(金) 19:26:56
【質の良い湯浴着に身を包んだ老翁は、丁度良い具合の湯に半身を浸しながら、花散る桜の花弁が手の内の酒器に落ち、酒の水面に浮かぶのを見ていた】
【今の季節に似合わぬ桜に囲まれた露天風呂は、白く濁って底が伺えぬ】
【見上げた空は清々しいほどに青く、太陽がゆっくりと天頂へ向かって昇っていた】
【妙だが、悪い気はしない匂いの湯は末端から体を温め、全身の古傷に沁みるような思いすらも引き起こす】
【ぐいと酒を飲めば、久しく味わっていなかった風味が喉から体へ抜けて行き、息を吐けば湯気が湯から立ち登るものに紛れて消えてゆく】
「ん……湯加減は良い?」
【背後、何やら木板──どうも湯の加減を調整するものであるだしい──を片手に団子を食う小娘が、たすき掛けで袖と裾を露わにした西方諸国風の女給服で具合を聞いてくる】
「……あぁ」
【そう返せば小娘は団子を食いつつ、足湯として使っている足元の桶に湯を足した】
- 112二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:27:00
- 113 25/01/10(金) 19:28:15
【胡坐をかいたまま周りを見れば、どこぞの山とも知れぬ峰々が広がり、春の穏やかな風が頬を撫でて桜の花を散らした】
【庭で湯治を始めると行った子娘に、生返事で相槌を返した後。汗を軽く流してきたらしい小娘が出した朝餉として米とカツオのたたき、大根の味噌汁とカブの漬物を食らった頃には、庭に”石の輪”が築かれていた】
【門のようにも思えたソレはどうやら転移の術を起こす何がしかである様で、小娘に連れられて入った先にあった小屋で着替えさせられたかと思えば湯に漬けられたのである】
【湯治とは確かに聞いたが……】
【……まぁ、己は所詮先無き身。泡沫のまぼろばに等しき一時であろうが、来たる時に備え、言われるがままにするのも、選んだ道であろう】
【酒を呷り、湯を手桶で肩から掛ける】
【こうして身を癒し、心を落ち着かせる日は、はたして何時ぶりで在ろうか】
【修行として心を鎮める事は多かれど、若き日に方々を巡った時以来やもしれぬ】
【老いさらばえた己だからこそ、死力を尽くすには手間がかかるのだろう】
【その為に手を貸してくれるのが小娘であるならば……命を救われた恩人でもあるのだ。恩には報いねばならぬ。言うとおりに心身を整え、錆びを落し、全盛に近い己を取り戻す】
【それこそが、今の己の望みで在り、小娘の献身に返してやれる事だろう】
【老翁はそう思い、酒をまた一口呷る】
【少女剣士はただ、老翁の快復具合を確かめるようにそれを見ていた】 - 114騒々神◆7Ne9e.LPTA25/01/10(金) 19:30:39
- 115転生者と宝石獣25/01/10(金) 19:37:56
ところでお前さ、恋人とかいるのか?
【醤油をかけた野良リヴァのすり身丼に箸を通しながら、学生服の少年は隣でリンゴをかじるカーバンクルに問うた】
「ああ。いるぞ
故郷に、将来を誓い合ったフィアンセがな……」
【カーバンクルのガネットは、うっとりした表情で、思いを馳せるように天井を見上げる】
「……が、あの転生者めに郷が襲撃された際、離れ離れになってしまってな
無事でいてくれると良いのだが……」
【そして、心配そうに目を伏せた】
……そうだな。俺もそう願ってるよ
ところで、昨日言ってた"探し物"ってのは見つかったのか?故郷に帰るために必要だって言ってたが
「うむ、故郷への道を開くための『宝石の鍵』だな
セントラリアの何処かの湖にある」
……具体的にどの辺にあるとかは……
「分かっていない。逃げる時に必死だったからな」
……………… - 116二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:38:17
わー不運が広がってるー
敵だしええか - 117実験体39号25/01/10(金) 19:40:29
『私はこの山そのもの、山の神だの精霊だの人の子は好き勝手呼ぶがまあどちらでもいい……私の領域にのこのこ迷い込んだあげく気づきもしないものだから思わず声をかけたところだ』
そっ……そうなんだあ
あっ、もしかしてそれが伝説の剣「黄金の王子」ですか!?
『敬語が完全に取ってつけた感じなのは気になるがいかにも。なんだお前たちこの剣を知っていたのか?』
「もしや私たちは知らないただの登山者と思われていたのか……?」
『いや、登山者とは山かあればりゆうもなくのぼるものではないのか』
言われてみたらそんな気もー?
【その場にいる全員が首をひねる変な状況が出来上がっている】
そういえばバチがあたったりしなくてよかったよ!!
あ、僕は剣使えないから別に取りに来たわけじゃないというかー
あとすごく美人さんだよ!なんかえーと浮世離れしてるかんじの!
『ここは神域で人の子の言う浮世ではないからな』
「いいのかそれで」
- 118二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:41:09
- 119二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:42:11
- 120二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:42:51
- 121黒眼鏡25/01/10(金) 19:43:37
- 122二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:44:51
- 123転生者と宝石獣25/01/10(金) 19:45:39
- 124魔刀剣士◆BuOGBplkzY25/01/10(金) 19:53:13
ほう……なにか、重なるところがあるのかな
千剣后さんの剣技がねぇ……
【未完成、と聞いて少し考え込み】
ふふ、まだまだここから伸びるかもしれないのか!
それは、楽しみだ……!
【明るく表情を輝かせた。それは是非、見てみたいと。】
……えっ。すごいな……さすが達人は回復が早いというか
湯治……いいね。
【悪い気を清めて毒を出し、良い環境に身を浸らせる。】
【内側から賦活したら、次は外側からも癒さなければ】
………ほう。濁り湯か。
しかも桜風呂とは、また風流だなぁ……いい場所を知ってるんだね
そういえばお酒も飲めるんだ。ずいぶん、元気になったなぁ
【これも何か薬になるのだろうかと考えている】
派手にやってるねぇ。
領域を壊せば出られるかな。頑張ってね〜
- 125二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:57:52
- 126二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:57:58
転移門とか引導を渡す依頼なのに大分丁寧に手間暇かけて治療してんなって思ったけど、千剣后は割と妙に拘るタイプだし相手の剣技全部見たいから基本受けの姿勢で居るレベルの剣技マニアだから、あの爺さんはそれだけをする価値がある相手なんだろうな
- 127黒眼鏡25/01/10(金) 20:07:50
ええ、きのう 夜更かししたら闇の力が強くなるかと考えて話したことがあってね
じっさいに検証してみたのよ
闘技場は便利ね、じぶんの状態まで指定できてしまうから──
ふつうの状態から夜更かし状態、ついでに徹夜状態についても検証したわ
闘技場内の環境も朝昼夜のそれぞれで検証、データを記録していたの
……まあ、おおむね予想通りだけれど
「ある程度夜更かしした状態」で「夜」に最も闇の力が高まることが判明したわ
今回は闇の光線(私何も矛盾したこと言ってないわよ)を連続発射可能な時間で検証したから、もしかすると最大出力など別の部門では他の状態が最も良いかもしれないけど──
夜更かしの夜がかなりぶっちぎっていたから多分同じになるんじゃ無いかなぁ……
まあ、そこはまたの機会に挑戦するけど
【最も照射時間が短かったのは「徹夜」「朝」でした】
【そりゃそうだ】
- 128二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:12:13
夜更かしし続けると目の下の闇も深まり意識も闇に呑まれるからな…
- 129二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:15:40
クマができて寝落ちしてるだけではござらんか
- 130実験体39号25/01/10(金) 20:16:18
僕達、古代ワウル朝の伝説の剣が一番高い山に飛んでったって話を聞いて見てみたいなーって思って来たんですよ『なぬ?見る……ためだけにこんな雲の上まで登ってきたのか?』
【当惑の表情を隠せない山の化身にライは元気よく頷く!】
うん!だって一人も気後れして持ち上げられなかったくらい綺麗な剣なんでしょ?本当なら一回見てみたいなあって!
『ああ、まさしくもその話は真実でありこれがその金色の王子だが……本当に見るだけで良いのか?』
え?だって僕もらっても剣使えないし
「私を見ろ、こんな体で人の剣が握れるか?」
【揃って答える1人と一匹に山の化身は光で当たりを照らす剣を見つめてため息をついた】
『なるほど、遮られないわけだ
この剣を欲するものならばここにはたどり着けないはずなのだが……
お前たちは真実この剣を欲していないようだ』
これってもしかして神隠しの危機だった!?
『現在進行系でお前たちはそうだが』
「スクロールがつながってると実感がないな……」
ね!すごいよね!
この世界聞いたことしかないものがあっちこっちにあるんだよ!
【魔法が死滅しかけた世界から来た人並感】
うーんうーんえーと……幻の生き物の噂を聞いて見に来た感じ??
「せめて美術館に名品を見に来たとかないのか」だってあるとは限らなかったし!
- 131ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/01/10(金) 20:28:10
- 132転生者と宝石獣25/01/10(金) 20:35:22
- 133ウツロ25/01/10(金) 20:39:53
ここか
【"ウツロ"と名乗る女が足を運んだのは、とある断崖の下。無数の洞穴が口を開けるそこは、一つ一つが異なる魔物の巣窟となっているという】
【故に『洞穴マンション』の俗称で呼ばれるそこは、言わば"簡易的なダンジョンの見本市"だ。単なる洞穴であるために構造も複雑でなく、撤退も用意。本格的な空間異常を伴う"ダンジョン"へ挑む前の予行練習や腕試しとして活用されているのだという】
【……が、そこにとある異変が生じた。曰く、怪我人の急増──その理由は、かねてより確認されていた魔物たちに比べ著しく強力な魔物が住み着いたことであると推定された。此度ウツロが受けた依頼の必須目標は当該生物の巣穴を確認し、目印を付けることである】
……違う。ここではない
【だが、"交戦するな"とは言われていない。どころか討伐すればボーナスが出る……つまりは望まれている。ウツロはそう判断した】
【故に、大胆不敵に洞穴を覗いて回っているのだ】
ここでも、ない
【気配を、隠すこともなく】
ここは───
【件の魔物に手傷を負わされた冒険者が多数存在し、詳細も分からない。であれば、その魔物が穏当で争いを好まぬ性格……というのは考えにくい。少なくとも反撃。場合によっては先制攻撃を加えられているということだ】
【いずれにせよ、"縄張り"に踏み込めば何らかの行動を見せるはず。そのような算段にて、洞穴を巡るウツロは──】
──っ
【"強い衝撃"を受け、洞穴の外へと吹き飛ばされた】 - 134ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/01/10(金) 20:42:20
- 135二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:42:30
- 136二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:43:35
- 137二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:44:28
何回か女性と描写に出てるでござるが、それも毎回でなし
たまたまその場に居合わせなかった御仁には判別が難しいでござるな…… - 138二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:47:58
- 139二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:49:09
どっからでてきたでござるかそのイメージ
- 140騒々神◆7Ne9e.LPTA25/01/10(金) 20:50:05
- 141二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:50:34
- 142黒眼鏡25/01/10(金) 20:53:04
んまあ 良い感じの言い方をすればそうなるけども──
どのくらいの時間から力が落ち始めるか、ピークも知っておかないと……
だけど 力が出せるからと言って 常に夜更かしってものもなんかね……
ふつうの状態もかなり長い時間ビーム撃てたし……
私のとこの魔法体系はイメージが肝要だったの
自分の中に埋め込まれた闇の力もその影響を受けてか、イメージにより力を行使できるってわけ
私は闇=健康的でない、という図式が頭の中にあったから── こうして実際に検証すると 夜更かしくらいが丁度良く火力が出るのね
あらまあ……
比較的 安全な場所が安全で無くなるのは怖いわね……
おかえり、神さま
って 寝ちゃったかな
- 143二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:54:05
- 144ウツロ25/01/10(金) 20:54:14
ここか
【空中で体勢を立て直し、地面に着地する。衝撃によるダメージは特に無い】
【──先ほど自らが踏み込もうとした洞穴を見れば、その縁を"四つの手"が掴み、のそりと巨体が現れようとしている】
『フキュルルルル……!』
【歪な牙が並んだ口から異音を漏らしつつ、"巣の主"の全容が露わとなる】
【まず、全身が毛に覆われている。暗い紫色をしたその毛並みは短く、遠目に見ても固く荒々しいものだ。屈強な胴体を支えて地を踏み締める二本の脚はやや短く曲がり、しかし丸太のように太い】
【そして何よりも目を引くのは、その"腕"と"目"だ──何せ、前者は"四本"。後者に至っては"見える限りで八つ"備わっているのだから】
猿、だろうか?
【大まかに言えば、"猿に似た生物"と形容できるだろう。しかしそれは明らかに尋常の生物ではない。魔物だ】
【そして、見るからに──怒っている】
なるほど。これが依頼の対象、ということで間違いないようだ
【どうやらねぐらから侵入者を追い出しただけでは気が済まないらしく、猿型生物──仮称『魔猿』は、勢いよく跳躍し"ウツロを目掛けて"落下してきた】
ふむ
会話が通じる相手では、ないようだ
【軽く地を蹴って跳びのき、落下攻撃を回避。背負っていた太刀を抜刀する──が】
……?
いない──
【次の瞬間】
【ウツロは"真横から殴られ"、宙を舞った】 - 145ウツロ25/01/10(金) 20:54:49
- 146騒々神◆7Ne9e.LPTA25/01/10(金) 20:58:20
- 147二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:58:39
- 148二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:00:46
- 149ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/01/10(金) 21:02:33
- 150ウツロ25/01/10(金) 21:02:59
なるほど
【宙を舞ったところに更に打撃を加えられ、ウツロは呟いた】
"これぐらい"か
【翼を広げ、空中で強引に停止。体勢を整え、"目を凝らす"。すると──】
『……キュルルルァァァ!!!』
【その目が、更なる追撃を試みる魔猿の姿を捉えた】
【はっきりと、鮮明に】
すまない
【追撃に繰り出された二つの拳を、紙一重で躱す】
【そして】
もう少し、弱いものだと思っていたんだ
【魔猿が拳を引くその刹那に】
【総計"十八回"ほど、その身体を斬り刻んだ】
【──速すぎて見えなかった、のではない】
【"それほど速いと思わず、見ようとしていなかった"のだ】
……ふむ
【勢い余ってそのまま背後へと流れ、やや遅れてバラバラになった魔猿の死体を尻目に】
【ウツロは、問題の洞穴を見つめていた】 - 151騒々神◆7Ne9e.LPTA25/01/10(金) 21:03:38
- 152二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:03:51
- 153二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:04:42
- 154二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:05:28
このレスは削除されています
- 155祀り香◆UwIgwzgB6.25/01/10(金) 21:06:24
「やあ、御機嫌よう…諸君。」【青いジャージを着用し、I字バランスをしている】
「生身の組織は衝撃に強いことは分かっていたが、柔軟性もあるとはな…」【脚を戻して指を鳴らし、いつものゴスロリに戻った】
前スレ>11
「礼には及ばぬよ…。そういうことなら…これもいるかね?」【水の瓶を差し出した】
前スレ>12
「度し難き欲望は破られたか…仮にヒト限定にしても、異能力者等が来る気がするね?」【憐れみの目を向けているゴスロリ。思い出すのは異能で服を作っている緑ローブや、光の手で覆い隠せる水色ジャージ】
前スレ>14
「私……は魔導人形であるね…ゴーレムとは内部が機械式ではないもののことを指すことが多いから…」
前スレ>20>32>37
「おや…………血は生命の源、翡翠とも深い関係があるのかもしれないね…。畏ろしい神との縁は終わってはないようだ…願わくば良き、結末にしたい所だけれども」【ぶるりと身体を震わせる】
前スレ>52>54
「二柱で極光を掴んだね、見事なり…!お疲れさまだよ…。」
前スレ>94
「おや、悪魔の猫かね?私は祀り香(マツリカ)、ちょっと凄い魔導人形の怪異さ…宜しく願うよ。」【長い黒髪に妖しい黒っぽい翠眼、長身痩躯をゴシックロリィタのドレスに包んだ艶やかな女が炬燵から手を振る】
「お年玉…!貰って良いのかね!?
ふむ…………金のなる木は、収集欲がそそられるね…しかし、スクイーズも可愛いものだよ……
【むむむ…と腕を組んで首をひねるゴスロリ】
……ここは、金のなる木を貰おうか。
ありがとう……!!」【悩んだ末に金のなる木を一鉢貰った】
前スレ>148
「おや、御機嫌よう……熱剣士殿は大丈夫かね…?」
「ほう…目にも留まらぬ斬撃であるね?見事なり……!」【拍手するゴスロリ】
- 156騒々神◆7Ne9e.LPTA25/01/10(金) 21:06:49
- 157二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:08:04
- 158二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:10:19
- 159二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:11:15
根切りしないとあかんやつかこれ
- 160ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/01/10(金) 21:12:24
- 161二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:12:57
試しにこの子こんな感じだろってイメージを言えば訂正してくれるかもしれん
- 162放浪魔術師◆ECeF2XXTqI25/01/10(金) 21:14:09
立て乙
スクロールは便利でありがたいものだが…さりとて万能では無しだな
【鳥の印の小さな刺繍がされたローブを纏い、柄頭に赤石の嵌められた杖を持つ魔術師然とした男】 - 163ウツロ25/01/10(金) 21:19:29
やはり、まだいたか
【その呟きを知ってか知らずか、洞穴から這い出してくる影があった】
『ギュルルル……』
『ホキョォォアァ……!』
【それも、"二つ"。先ほど仕留めた魔猿とよく似た、しかし一回り大きくより屈強なもの。身体には幾つもの古傷が刻まれ、首からは骨や牙を繋げた歪な飾りを下げている】
先ほどの臭いは、一匹のものではなかった
"つがい"がいるかと思っていたが、なるほど。あれが子供か
【見るからに怒り心頭といった様子の魔猿たちは、飛び降りてくる──ものの、すぐには仕掛けてくることはなく近くへと着地した。どうやら子供をいとも容易く仕留めたウツロを警戒する程度には冷静でいるようだ】
【その上で、自らを"装飾"するだけ知能。既に繁殖が認められているという事実──これらが見受けられるということは、即ち】
逃がすわけには、いかない
ここで確実に仕留めるべき──
【そう判断したウツロは、懐から拳銃を抜き】
【己のこめかみに、銃口を押し当てた】
──『来い』
【──銃声が、鳴り響く】 - 164二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:19:49
じゃあ試しに言ってみるか…
放浪魔術師さんは黒い長髪なんだけどフワフワでローブを被っていてももこもここぼれるくらいの毛量でいつもお日様のいい匂いがするイメージだな
いつも微笑んでそうに見えて実は表情が薄いんだけど、だから笑った時の威力がすごくてさ。照れ顔がヤバいとマダム達の間で話題沸騰してるんだ
【途中から妄想入ったぞ】 - 165二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:20:44
- 166二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:21:49
キャーちゃんが万が一笑ったら昇天しそうな名無しだな…………
- 167二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:22:07
- 168実験体39号25/01/10(金) 21:23:05
あー、じゃあもしかして今まで誰も見つけられなかったのって!
『この剣を探しに来る者は伝説の剣を我が手にしようというものだったからたどり着けなかったのだ
・・・・・・・・・・・・
この剣は私のものだからな』
そっかあ、伝説だと相応しいもののところに飛んでいけって話だったもんね
「剣に認められたのは山そのものだったというわけか」
【伝説の真相を前に頷き、じゃあ帰ろっか!と立ち上がったライと118号に山の化身は呆れ気味に声をかけた】
『待て待てお前たち、まさかこのやたら眩しいだけの金ピカが伝説の剣の姿だと本気で信じているんじゃあるまいな?』
え?違うの?すごーくきれいだけど
【ぽかんと振り返って返事をするライに、山の化身は立ち上がると金色の王子を手に構えを取った】
『仕方ない、ここまで来た褒美だ
"本物"を見ていくといい』 - 169二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:23:10
洞窟の奥には魔猿ベビーズがぎっしりいたりしてな!HAHAHA!
- 170ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/01/10(金) 21:24:57
【実は皮膜の竜翼ではなく、天使に似た羽毛の翼】
子供……っ
なら、あれでまだ未熟で……大人の二人は、もっと強い……ってこと!?
【それと同時に理解する。――繁殖期の獣は、気性が荒い。】
子供を、守ろうとして………!
っ……、自分を……撃った?!
- 171二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:25:49
洞窟の奥は魔物の卵でいっぱいだー!!ってコト!?
- 172二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:26:01
- 173大理石の巨人◆PETEOB6gKw25/01/10(金) 21:26:50
『立て乙だ』
「立て乙だべよ!」
【麦わら帽子を被った槍使いことパーキンソンと共に依頼に赴いている巨人プレックス】
『…そういやよ、パーキンソンって酒場にあんまり顔出さねえけどなんか理由とかあんのか?』
「理由…それはもうとてつもなく深い理由があるべよ…!
酒場に行くと酒が飲みたくなっちまうで…!」
『アホみてえな理由だった…』
「だべー!?」
『……ちなみに、掲示板やらねえ理由は?』
「そもそもおら、掲示板できるようなスクロールさ持ってねえだよ」
『あー…』 - 174ウツロ25/01/10(金) 21:27:23
……他に同じ臭いはない
住み着いたのは、この三体だけか
【太刀に残った血を払い、鞘に納める。念のため洞穴も確認すべきだろうが、ひとまず異変の原因は排除されたと見てよいだろう】
……いや
本当に、これが依頼の対象なのだろうか?
より強い魔物がいるのかもしれない
【……終わってみれば、ウツロにとって"強い"相手ではなかった。事実三体の魔物と交戦して尚、傷一つ付けられていないのだから】
やはり、全ての洞穴を確認すべきか
【よって、彼女は"これが異様に強い個体なのか"についての強固な判断基準を持たない。故に、全ての洞穴についてあれらよりも強い存在がいないことを確認すべきだろうと】
【──"無数の武器に叩き潰され肉塊と化した魔猿たちの死体"に背を向け、歩き出したのだった】 - 175黒眼鏡25/01/10(金) 21:27:50
- 176ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/01/10(金) 21:28:03
- 177二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:28:56
猿は基本的に卵を産まないものであると思うでござるが
- 178ウツロ25/01/10(金) 21:28:58
(※こう、過程カットして結果だけバーン!って演出がやりたくてやったわけですが)
(※この後帰って「あれ何したの?」って聞かれたら普通に答えるキャラなんで隠す意味がまるで無いことに書き上げてから気づいたんですよね(IQ2)) - 179紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/01/10(金) 21:29:31
ふんぬぅぅぅ……
【まだ穴が空いている足を動かしている紫黒】
【10日もベッドに縛り付けられて大人しく出来ていられるほど16歳少年は大人しくない】