- 1二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:31:56
シロコ*テラー「ん・・・・・・セリカ、どこに行くの?」
セリカ「うわビックリした!? 後ろから急に話しかけないでよ! ってあっちのシロコ先輩じゃない、どうかしたの?」
シロコ*テラー「どこに行くのか気になって・・・・・・」
※以下『シロコ*テラー』の名前は『シロコ*』で表記
セリカ「どこって、バイトだけど」
シロコ*「ん、途中まで送っていく」
セリカ「なんで? 別にいつもの道だけど」
シロコ*「気にしないで。なんとなく、そうしたいだけだから」
セリカ「・・・・・・? まぁいいけど。じゃあ一緒に行きましょ」
それから私ともう一人のシロコ先輩は並んで歩いて、道すがら最近どうしてるかとか、体調はどうだとか。そんな普通の会話をした。
セリカ「じゃあね、シロコ先輩! 送ってくれてありがと。なんでかはわかんないけど」
シロコ*「セリカ・・・・・・」
セリカ「どうしたの?」
シロコ*「いってらっしゃい」
セリカ「なによ、改まって・・・・・・。まぁ、いっか。
シロコ先輩、行ってきます!」ニコッ - 2二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:33:11
シロコ「ん、ここはメンタルよわよわなもう一人のシロコがセリカを心配しすぎてる世界。
・・・・・・つまり送り狼。
え、意味が違う? ・・・・・・そういう意味なんだ、知らなかった」 - 3二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:35:18
ピュアシロコ!保護せねば!
- 4二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:36:24
ここのシロコはデカシロコ含めてどっちもピュアだから安心してみていってね
- 5二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:39:40
あっちのセリカは行方不明になってるから心配なのかな?
- 6二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:41:32
シロコ*「ん・・・・・・セリカ、どこに行くの?」
セリカ「また会ったわね、シロコ先輩。今日はスーパーまで買い物」
シロコ*「・・・・・・私も丁度買いたいものがあるから、一緒に行ってもいい?」
セリカ「別にいいわよ。じゃあ行きましょ」
シロコ*「ん」
───近所のスーパー───
セリカ「それで? シロコ先輩は何を買いに来たの?」
シロコ*「・・・・・・・・・・・・シャンプー」
セリカ(今、脳内ですっごい検索掛けてなかった?)
シロコ*「・・・・・・セリカは大荷物だね」
セリカ「まぁ必要な物はまとめて買うしね」
セリカの買い物は肉、野菜、作るとなると少し手が掛かるような惣菜、文房具、ティッシュペーパーから、対策委員会の会議中に食べると思われるお菓子のアソートまで様々。
セリカ「シロコ先輩もそうした方が無駄な出費が減るわよ? わざわざシャンプー1本の為に出かけるのも勿体ないでしょ?」
シロコ*「・・・・・・そうだね」 - 7二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:45:38
お互いにぽつぽつとではあるけど、喋りながら買い物を続けた。
私ともうひとりのシロコ先輩の買い物は普段ひとりで買い物する時よりもずいぶんゆっくりで進んで、こっちの先輩より少し物静かに感じる。
お菓子のコーナーや飲料コーナーを通るたびにいつの間にかシロコ先輩の手にシャンプー以外のものが増えていって、好みがまんまシロコ先輩なのがなんか可笑しいと同時に、本当にシロコ先輩なんだな、って思わされる。不思議な感覚だった。
セリカ「それじゃ、買い物も終わったし帰ろっか」
シロコ*「・・・・・・送っていく」
セリカ「さすがに悪いわよ、そっちだって色々用事とかあるでしょ?」
シロコ*「確かに用事はある・・・・・・けど、急ぎじゃないから」
セリカ「・・・・・・ま、先輩がそうしたいならいっか」
シロコ*「ん・・・・・・セリカ」
セリカ「うん?」
シロコ*「今回は私が居るからいいけど、誰もいない時にひとりで帰るなら気を付けて欲しい・・・・・・。買い物帰りはひったくりに狙われやすいし、薄暗い路地とかもできるだけ避けた方がいい。あと荷物は道路と反対側に持って、それと夜道を歩く前に対策委員会の誰かに一報入れてから─────
セリカ「き、急にどうしたのよ!?」 - 8二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:58:50
- 9二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:21:34
シロコ*「おはよう・・・・・・セリカ。雪、積もったね」
セリカ「ほんとにね! 冬に屋台のバイトは結構辛いわ・・・・・・」
シロコ*「そうだね・・・・・・この時期はサイクリングロードもめっきり人が減る」
セリカ「そりゃあそうよね。寒いもん。ってか雪降ってるんだからダメよ自転車なんて!」
シロコ*「ん・・・・・・たしかにそうだね」
セリカ「車もやめといてよね、危ないから・・・・・・。先輩たちはすぐ賞金首狩りに行っちゃうんだから────わっ!?」<ツルッ
氷で足が滑って、倒れる! って私が意識するよりも早く、私の身体はシロコ先輩に抱き留められてた。なんなら、先輩は私がバランスを崩すより早く動いてたような・・・・・・?
シロコ*「大丈夫? そっちが滑ってたら、世話がないね」
セリカ「うぅ~~~~。仕方ないでしょ気づかなかったんだから!」
シロコ*「セリカは危なっかしいから、見ててよかった」
セリカ「ずっと見てたの!?」
シロコ*「・・・・・・・・・・・・ん、たまたまそのタイミングで見ただけ」
セリカ「何よその間は。・・・・・・でも、まぁ・・・・・・その、ありがと、先輩」///
シロコ*「ん、何度でも受け止める」
セリカ「そんなにしょっちゅう滑らないわよ!!」 - 10二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:45:15
ん、姉シロコ
- 11二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:49:27
ん、あっちの私にセリカを寝取られた…
- 12二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:49:30
ん、セリカはデカシロコの気持ちに気づくべき
でも気づかない方が美しい - 13二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:50:00
うへ〜寝てから言いなよ〜
- 14二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:50:19
ここのシロコ×セリカ…推せるな。
- 15二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:54:53
ん、シロコとセリカ可愛い
- 16二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 23:12:49
セリカ「じゃあ大将、先に上がるね、お疲れ様」
柴大将「あいよ、今日もお疲れさん!」
シロコ*「ん、セリカも今帰り?」
セリカ「うん、丁度上がったところ。そっちは何してたの?」
シロコ*「私は、一日中廃品を弄ってた。廃品を回収して使えそうなものを選り分けて、自転車の整備に使ったりドローンを調整したり」
セリカ「なんだかアヤネちゃんみたいなことしてるわね・・・・・・」
シロコ*「『みたい』じゃなくて、『同じ』だよ・・・・・・アヤネに教えてもらったことも、いっぱいあるから・・・・・・」
セリカ「ご、ごめん! そんなところが地雷だとは思わなくてつい・・・・・・!!」
シロコ*「ううん、いいよ・・・・・・これは地雷とかではない、から。思い出す度辛くて、苦しくて、悲しいけど。この痛みはアヤネが居た証拠。もちろん他のみんなの分もある・・・・・・私が、連れて行ってあげなくちゃね・・・・・・だから、大丈夫だよ。セリカ」
セリカ「その割にボロボロに泣いてるけど・・・・・・!!」
その後も涙が止まらないシロコ先輩とふたりで夜の公園に行って、ホットコーヒーを奢ってあげた。
シロコ先輩は赤くした鼻をスンスン鳴らしながらコーヒーを飲んでた。私もひと口、コーヒーを啜る。気の利いた言葉なんて何も出てこなかったけど、冬の澄んだ夜空の満点の星はこっちまで貰い泣きしそうなほど綺麗だった。
シロコ*「ん・・・・・・・・・・・・そろそろ帰ろっか・・・・・・鼻水が凍っちゃう・・・・・・」 - 17二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 23:29:15
シロコ「ん、ここのスレのデカシロコはよく泣く弱シロコ。
これから先もしょっちゅう泣くと思う。
私はそんなことない。
・・・・・・私がそんな風になるような事態なんて想像もつかない。だから私はもっと強くならないと・・・・・・」 - 18二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 23:36:22
シロコ*とセリカの絡みすき
- 19二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:36:06
- 20二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:43:33