- 1二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:25:45
書き手側のルール
キャラをダイスで決める(たとえエミュの甘いキャラでもこの機会に頑張ろう、調べればなんとかなるはず)
シチュエーションはダイスもしくは自分で決める
制限時間有り、人は締め切りがないとやらない、30分とする
大体1〜2レス分が目安、10行無くてもいいしそれ以上かけるならやってみて
30分経過時点でどんな形でも、自分のダイスを振ったレスに返信する形で投下をする
感想書きたい人は決して貶さない、その人のスタイルを蔑ろにしたことを言わない
褒めたい人は褒めればいいけど好みじゃないやつはスルーするなりして
一緒に頑張ろう
dice1d155=51 (51)
ちなみに前スレ
【閲覧注意】ブルアカ短編SS練習用スレ|あにまん掲示板bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:33:04
ん、上げるべき
- 3二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:34:00
ん、保守手伝うよ
- 4二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:39:07
深夜2時、仮眠室のベッドに先生は眠っていた
周りを見ると、ベッドアングルに雑に畳まれたジャケットやネクタイがかかっている
スーツを着替える手間も惜しむほど眠かったのだろうか?
せめてもう少し自分のことを気にかけて欲しいと思いながら、寝息を立てる先生の顔を覗き込む
「……はぁ…」
思わずため息が出てしまう、睡眠は深いものらしく、瞼を押し上げても目を覚ます気配はない
目のクマも肌荒れも何も気にしていない、この人の頭にあるのは私たちのことだけ
たった一発の銃弾が致命的になるというのに、私たちは常にあなたのことを想っているというのに
(…急がないと)
暖房を強め、部屋が十分暖かくなってから布団を剥ぎ取り、シャツとズボンを脱がせ、人肌肌の温度にしたボディシートで全身を丁寧に拭く
力を込めず、目を覚さないように
そして一通り綺麗にしたら今度は軽くアイロンを当てたスーツを両手でくしゃっと潰し、着せる
“ん……んぅ…”
(…び、ビックリした…)
結局今日も目を覚すことなく、先生の体の手入れは終わった
(…今度、美容パックでもプレゼントしようかな…いや、やっぱりサプリメント…でも絶対自分でやらない…)
…ああ、あなたの事を想うのは、愉しいな
- 5二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:39:22
15分!頑張った!!
- 6二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:40:18
はっや
- 7二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:40:28
はえー……すげー……
- 8二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:41:42
昨日いた脳みそ出力型?
すごい - 9二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:42:11
これはスレ主以外もやってる感じですか?
- 10二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:43:34
まだ誰もやってないからみんなどんどんやって!
私はやったからやってって言っても良いよね - 11二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:44:36
前スレ見たらわかるけど基本参加者がダイス振ってそのキャラのSSを書く形(ダイスを振るのは強制じゃない)
- 12二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:45:13
これ知らないキャラ出たら怖いよね
でもそれはやらない理由にならないよ… - 13二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:46:55
- 14二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:47:23
ヒナタだね、がんばれ
- 15二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:47:46
楽しそう・・・
- 16二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:48:36
- 17二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:49:13
- 18二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:49:49
- 19二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:50:49
- 20二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:51:16
- 21二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:51:28
ぷ、らにゃ…
- 22二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:52:52
- 23二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:53:11
シチュとかの指定は特にないしシッテムの箱内部の一幕でもいいんじゃない?(SS書いたことがないのをいいように言うスタイル)
- 24二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:53:25
恥は掻き捨て
SSも書き捨て……
動かないと何も生まれないんだよ……
だから頑張ろう - 25二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:53:38
- 26二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:54:08
- 27二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:01:56
スッー……頑張れ!
- 28二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:02:05
そんなぱっとシチュエーションとか出てくる気せーへん
- 29二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:03:59
- 30二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:04:34
- 31二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:05:56
「……先生」
先生が、声を受けて振り返る
「外の世界はどんなところですか?」
外の世界、この空の向こう側、或いはこの一寸先の、別次元
星空の降る夜の先、廊下の窓ガラスの先
外の世界はどこにあるのだろう、先生にはどこにいけば会いに行けるのだろう
応えは無い、だけど確かに聞こえているはずだから
「先生、教えてください、外の世界は、どんな場所なのか」
…星空を眺めていると、まるで、私が落ちていくようにも感じられる
「プラナちゃん、お空は綺麗ですね」
「先輩…」
「1人で眺めてたら、お空に落ちちゃいますよ?」
差し出された手を、眺める
やや焦ったそうな先輩に強引に手を取られ、2人で空を見る
「…先生が安心してくれると良いですね」
「…はい」
大きく息を吸う
「先生…先生…!私は、元気です」
私は、まだ空に落ちない、けど、この声だけは、届いて
- 32二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:08:04
今日はとある倉庫の整理を任されました!
「確かピンクの看板の…あっ」
「ここで…合ってますね」
扉を開けると、沢山の物と
…横になっている生徒が?
「あの…!どうなさいました?大丈夫ですか?」
「う、う〜ん」
「あのぉ‥あなたは誰ですか?」
「私…?私はモブって言うんだけど…」
「あっ!ねぇ!今って何時!?」
「え?今は16時ですけど…?」
「嘘!?ごめんなさい!急がなくちゃ!」
モブちゃんは走り去っていってしまいました‥
あぁ!私も先生に頼まれた仕事があるんでした!
特に何も起こらずヒナタは仕事を終えた。
30分で口調覚えてない子は無理
- 33二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:10:50
- 34二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:16:27
沢山の書類に囲まれるというのは、気が滅入ってしまいます。
ですが、私はこの時間が好きです。
リン行政官のお手伝いをしているというのもそうですけど、何より・・・。
"アユム。ここなんだけど・・・"
「は、はい! どちらですか?」
シャーレの先生。
始めてお会いした時は少し怖くて話しかけづらかったのですが、今はどちらかというと・・・。
"アユム?顔が紅いけど、大丈夫?"
「ひゃ! は、はい! 大丈夫です!」
今は、恥ずかしくて満足にお顔を拝見することすら難しくなってしまいました。
本当はもっと、先生のお話をお聞きしたいのですが、今の私には少し難しそうです。
私はこの時間が好きです。
愛しい方と居られる僅かな時間。
それがとても心地よくて・・・暖かいのです。
アユムさん結構出番あったのに全然かけなかった・・・。
ごめんなさい。
- 35二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:19:21
- 36二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:19:34
風紀委員の委員長、これまた知らぬ者は無し。
誰もが恐るるその名前。
人呼んで"暴"の化身、空崎ヒナ。
部長は彼女に合う度に、顔を歪ませ涙を流す。
その顔が何よりも美してくて、
快くて、愛しく、愛らしい。
ねえ部長 気づいてるかな?
最近彼女によく会うの。
ねえ部長、気づいてるかな?
私が線脈のリスト挙げてるの。
ねえ部長、気づいてるかな?
私は貴方を愛しているの。
ごめんね部長、いつか悪事のバレるまで
貴方の横顔、眺めさせてよ。
- 37二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:20:11
- 38二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:20:33
ん、よくやった、頭なでなでの刑に処す
- 39二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:21:06
ああ……完璧だ!頑張ったな!このスタイル自分の好みだよ!
- 40二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:23:27
これ、得意な子に当たらないとかなり難しいですね・・・。
何とか書き上げましたが、中々楽しかったです。 - 41二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:24:08
こうなるんだったらヒナタの水着イベよんどきゃよかった、、
風呂入ったあと残ってたらもう一回やろうかな - 42125/01/12(日) 21:25:29
- 43二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:26:35
- 44二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:26:56
ん、こいつ変態
- 45二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:27:02
私はどっちも好きですよ
- 46二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:30:02
どっちも好きだけど、最初に見た方がってやつじゃない?
- 47二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:31:31
- 48二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:32:28
前スレで複数回挑戦してたけど、何も言われなかったから問題ないと思うよ
- 49二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:32:33
- 50二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:33:09
- 51二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:34:20
- 52二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:35:01
だ、団長?
- 53二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:35:47
- 54二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:36:54
- 55二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:38:14
- 56二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:40:50
「……京極、見てて楽しい?」
「ええ。初めてみるもの、先生のこんな様子」
「いいならいいんだけど」
換気扇の音が鈍く響いている部屋の中、ぶくぶくと泡が弾ける音が混ざってくる。
男が下茹でしたほうれん草を切っていく様子をじっと見つめる少女が一人。
少女……サツキは普段のように口を回さず、ただじっと彼の手元を見続けていた。少しごつく、大きな手。まくった袖のせいか顕になる二の腕や手首に数箇所残る傷跡。
彼がその昔感じたであろう痛みに思いを馳せつつ、ただじっと目をむけている。その距離は程近くて。あと半歩近づいたら、離れるように嗜めよう。彼がそう思ってから、しばらく経つ。
こうなったきっかけは些細なもの。予防接種を受けたくないと駄々をこねた彼女の元へ赴き、説得した結果のものだ。
——一緒に予防接種を受けたら、何か一つ頼みを聞くよ。
なんでもは無理だけど、と付け加えたその言葉。目をぎゅっと瞑り、涙目になりながら乗り越えた彼女は、彼に一つ願った。
先生の作ったご飯が食べたい、と。
メニューも任せられた先生は、普段自炊で作る手慣れた料理……カルボナーラを選んだ。
パスタを茹でる間にソースやベーコンを用意していく。先ほど切っていたほうれん草も具材の一つだ。
フライパンでソースを作る間も、ぴったりと彼に寄り添ったまま。一定以上の近さで嗜める習慣が仇となったか、と彼は息を吐く。
隣の鍋は、小さな見栄の賜物。具材少なめのちょっとしたコンソメスープが、小さな鍋に収まっていた。案外早く出来上がってしまったので、もう火は止めてある。
- 57二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:41:05
このレスは削除されています
- 58二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:43:10
>>29 続き ミスがあったので上げ直し
「ねえ、先生」
「なに?」
「なんだか、落ち着くわ。この前と似た感覚。これも催眠なのかしら」
「まさか。……ただの安心じゃないかな」
「……そう」
その言葉をかき消すように、タイマーが鳴る。時間を知らせるのに似つかわしくない、オルゴールの曲。半身で振り返ってサツキの肩を叩くと、彼女は何も言わずに一歩離れる。手慣れた様子で湯を切ると、手慣れた様子でパスタを和えていく。その間も会話はなく、うるさいほどの音は鳴るのにどこか静かな空間。
「ん、できたかな。京極、どれくらい食べる?」
「半分くらい貰おうかしら」
「はいよ」
火を止め、二つの皿に半々の量を盛り付けていく。少しフライパンに残ったベーコンも、菜箸でバランスよく。コンソメスープは、小さな器に一杯入れておいて。
「休憩室で食べようか」
「ええ」
盆に皿と食器を乗せ、部屋を出る先生。それにまたついていくサツキ。
普段接する先生の、「一人の人として」生きる瞬間。弱みにもなり得ないそれを、彼女は胸に深く刻み込んでいて。
焼けたベーコンの香ばしい香りが、愛おしくて堪らなかった。
- 59二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:43:38
文字数も行数も時間もオーバーしてしまった……
とりあえず書き終わったので外部サイト使ってペタ
湯煙裸眼チナツ | Writening「……はふぅ」 体を包み込む温かさに思わずと言った吐息が漏れる。湯気と共に全てがぼやけた視界の中でも遠くに聳えるヒノム火山がよく見える。 「本当はまたレッドウィンターの温泉へ行きたかったのですけれど…writening.net - 60二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:44:21
- 61二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:44:27
- 62二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:49:48
- 63二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:50:41
あ”あ”あ”あ”ぁ”!!?
- 64二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:52:30
- 65二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:10:33
「先生…少しよろしいデスカ?」
"フィーナ!? どうしたの!?"
お祭り運営委員会に所属するフィーナに声を掛けられた私は、彼女の顔色が悪いことに気が付いた。
足取りも覚束ない様子で、今にも倒れてしまいそうだ。
"ちょっと待ってね。すぐに人を呼ぶから"
「先生…私、お聞きしたいことがアリマス」
"うん、なんだい?"
私はフィーネの言葉に耳を傾ける。
「…任侠とは、蛙の卵を入れた泥水を売ることを言うのデスカ?」
"…なんて?"
いきなりのことに、思わず素で返してしまう。
「昨日、映画で見たんデス…あれが、私の憧れた任侠…だったナンテ…私、悲しくて寝られませんデシタ…」
"…とりあえず、その映画のことは忘れようか"
私はそう返すことしか出来なかった。
はい、わからなくて力尽きました。
任侠って…なんなんでしょうね…。
- 66二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:45:46
- 67二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:48:51
アユムかわいいよアユム
- 68二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:56:31
先生の手伝いをすることになった
今まで何回か手伝ったお礼、と言う感じかしら
今日は生徒が私しかいない
「はい先生、ゲヘナの資料よ」
‘うん、ありがとう’
仕事は黙々と進んでいく
(先生と2人の時間をこんなに過ごすのは初めてかしら?)
仕事に真面目に打ち込む先生は…とても、輝いて見えた
(この人…今だけを切り抜いて見ると勘違いする生徒が出そうね…)
まるで普段の先生とは違う姿は
「かっこいい…」
‘アオイ?’
「いっいえ?なんでもないわ!」
‘そう?そろそろ休憩にする?’
「えっえぇそうね…そうしましょう‥」
今だけは、先生を、独り占めにできていることが…
私はとてもいい気分だった
- 69二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 01:05:16
- 70二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 01:16:30
- 71二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 01:42:04
────今日も今日とて、仕事漬け。山の様に積み重なった書類の束が、左に二つと右に三つ。それらの間に挟まるような形でパソコンに向かいつつ、こっくり、こっくりと眠気とも格闘中。
無数の書類に背後から追い回される夢を瞼の裏に観て跳ね起きては、再び残った仕事の処理に取り掛かり、またもや襲い来る眠気に舟を漕がされての無限ループ。そこへ────。
“…ん?”
窓の外、オフィスから見下ろせる真下の道路を、物凄い勢いで曲がり、シャーレの駐車場に止まる車が、一台。
“あれは、給食部の…”
車体を見て思い浮かぶのは、一人の生徒の顔だ。しかし、彼女の物とは思えない、荒々しい運転。顔までは確認できなかったが、颯爽と車から飛び降り、建物内に駆け込んでいく人影の正体に、大凡の予想は着いた。
数分後。オフィスの外からばたばたと足音が響き、力強く扉が開かれる。
「────ご機嫌麗しゅう、先生♥」
“こんばんは、アカリ。廊下を走ったら危ないよ”
現れたのは美食研究会のアカリ。手には何やらパンパンに詰まった、ビニール袋を大量にぶら下げている。「はーい、気を付けます★」と元気よく返事を返した彼女は、駆け寄るや否やデスクの上にビニール袋の中身を勢いよく広げた。
“うわっ。…これは…?”
「昆布に、ドライフルーツ、チューインガムに、ハイカカオのチョコレート。眠気覚ましの役に立つ食べ物を!」
どこから集めてきたのか、と思うほどの量。書類の山とも引けを取らない質量のそれらを並べられ、絶句している私を他所に、アカリが続ける。
“
「先生、モモトークにも気が付かないくらいにお忙しい様でしたので。夜通し頑張る先生を応援しに来たのですが、そのお供がエナジードリンク、というのは美食研究会として見逃せません。そこで、美味しく目を覚まして貰う手段をご提案に!これと、私をお供に、というのは如何でしょう、せーんせ★」
“アカリ…!”
そうして、夜が明けるまでドライフルーツを咀嚼しながら、アカリと一緒に仕事をした。
…仕事は無事に終わったが、しばらく顎が筋肉痛になった。
- 72二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 01:43:15
- 73二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 01:46:59
“おはよう、ツルギ”
午前九時、朝の優しい日差しから、徐々に昼の眩しい日差しに変わり始めるころ、ツルギは当番のためにシャーレにやってきていた。
「おはよう、ございます。先生・・・・・・」と、蚊の鳴くような声で挨拶してデスクに着く。
相変わらず先生と2人で過ごすのは苦手なようだ。
誰かが一緒に居れば、その誰かの方を意識することで、気を反らせるのに・・・・・・など、後ろ向きなことを考えながら仕事と向き合う準備をしていく。
あいにく今日は誰もいない。戦闘に就けるような問題も今は特に起きていない。ただただ長閑な一日になりそうだ・・・・・・と、思っていたのだが。
ツルギはあることに気付く。
(先生、後ろ頭に何かゴミのような物が付いている・・・・・・?)
たしかに言われてみれば後頭部に白い埃のようなものが付いている。
「せん・・・・・・」生、頭に埃が付いていますよ。という前にふと考えがよぎる。
仮にも大人に身だしなみを指摘するのは失礼か?
こっそりと取ってやる方が良いのでは?
その方が先生も傷つかなくて済む。
“どうしたの、ツルギ?”
「いいいいいいえ、いえ! なにも!」
おそらくだが・・・・・・ツルギは一歩目を踏み外した。
“コーヒーでも淹れようか”と先生が提案したのでここぞとばかりにツルギが勢いよく立ち上がる。
「私が淹れます」
“そう? じゃあ、お願いね”
- 74二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 01:47:54
朗らかな先生の笑顔、普段ならとろけているところだが、今は後頭部のゴミが気になって仕方ない。あのゴミ、必ず私がこの手で始末してやる。先生に密着しやがって────とまでは思っていないだろうが、ツルギは粛々とコーヒーを淹れながら眈々とそのチャンスを待つ。
「どうぞ」と後ろから声をかけながら、先生の分のコーヒーをデスクに置く。先生の”ありがとね”を聞き流して先生の後頭部に付着した埃を睨みつけるように見下ろし、そっと手を伸ばす。
スルリ、とツルギの嫋やかな指がまるで風になびく柳のように空を掴む。先生が身体がデスクの下に潜り込ませたのだ。どうやら書類を落としたらしい。
(な、なん・・・・・・だと!!)
初撃を交わされたことに動揺して追撃の手が鈍る。
(くっ、もう一度!)
勢いよく、かつ繊細にゴミを摘まみ取ろうとするのだが、風圧のせいかゴミはまたしても指をすり抜けて先生の後頭部に居座った。まるでツルギを挑発しているようにも見える。
「クキキキキ このゴミガァ・・・・・・!!」
“え、ツルギ・・・・・・? いまゴミって・・・・・・”
「いいいいいい言ってません!! 大丈夫です!!」
“・・・・・・?”
────結局、この日一日ツルギはただの小さなゴミと格闘し続けた。
取ろうとしては先生に交わされ、結局最後には、ゴミが付いている、と言うことになって、事情を知った先生に大いに笑われたくそーーじかんがたりねえええ