ふふふふ…!お可愛いこと❤️

  • 1二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:24:34

    今年最後のレースも終わり、休養がてらにとトレーナーの実家を訪れたジェンティルドンナ。地方都市郊外にある少し大きな一軒家の玄関を叩くと、家の中から「はーい!」という元気な声とドタドタと騒がしい足音が近づいてくる。ガチャリとドアが開きそこにいたのは、幼稚園生くらいの小さなウマ娘の女の子であった。
    初めて見る女の人であるジェンティルがいきなり玄関の前にいることにびっくりしたのか、女の子は口をポカーンと開けてトレーナーとジェンティルの方を数秒見つめると、扉を開けっぱなしのまま家の中へとかけて行き、「ままー!きれいなおねえちゃんいるー!」と大声で彼らの来訪を知らせるのだった。

    聞けばこの小さな女の子はどうやらトレーナーとはかなり歳の離れた妹らしく、今年でちょうど4歳になるらしい。この頃の年頃の子と言えば人見知りの激しい子もいる物だが、この子はそうではないようでお気に入りのフリフリの衣装を着てきては遊び相手になっているジェンティルの前でクルクルと回って見せていた。

    「あら、お上手ね。ダンスを習ってらっしゃるのかしら?」

    「ようちえんでね、みんなでおどるんだよ!いちについてー、よーいどん!」

    最近お遊戯の時間で習ったらしい踊りを披露する女の子をジェンティルは優しい眼差しで見つめ、見守っていた。ここまでストレートに感情を出して笑うジェンティルドンナの姿はトレーナーといえどそう多くは見たことが無い。常に強者たれを地で行く普段の彼女に慣れていると、違和感すら感じてしまうほどだ。

    「ねーねー、どうしたらじぇんちるちゃんみたいにかけっこはやくなれるの?」

    「そうね、常に己の中に高い理想を掲げそうであらんと振る舞う気概……簡単に言うのなら強くなりたいという気持ちを持って努力し続ければ誰にも負けないくらいに早く走れるようになるかもしれないわね」

    「ほんと!?じゃぁわたしいっぱいかけっこがんばる!」

    「そうそう、その心意気。その気持ちをずっと大事にしなさい」

    自分の膝の上に座る女の子の髪を撫で、強者としての気概を説くジェンティル。流石に4歳の子供にはまだ難しいようだが、心意気はちゃんと伝わっているようだった。

  • 2二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:25:16

    それからおやつを食べて、またひとしきり遊んで、暮れるのが早い冬の夕陽が街並みを染め始めた頃、トレーナーとジェンティルは出発のための身支度を済ませて玄関に立っていた。元々顔出しくらいで済ませるつもりだったので宿泊の用意などしておらず、今日はこのままジェンティルを寮に送り届けて1日を終える予定だったのだ。予想以上に長居してしまったため、身支度はかなり急ピッチで勧められた。トレーナーの両親から半ば押し付けられる形でお土産を受け取り、「もう行っちゃうの?」と少し涙目な妹との別れに後ろ髪を引かれる思いのまま彼らは家を後にした。



    「今度は、いつ訪ねましょうか」


    帰りの新幹線の中、窓側の座席に座り流れて行く景色を眺めていたジェンティルが呟いた。よっぽどあの家───もとい、妹のことが気に入ったのだろう。言葉の端には少しばかり寂しげな彼女の気持ちが見て取れた。


    「今度のレース予定次第だけど、早くても3ヶ月後くらいかな」


    「………そう。ちょうどその頃は映画もやってる頃でしょうし丁度いいわね。あの子、プリファイが好きなんですって」


    「えっ、それ初耳なんだけど」


    「あら、貴方兄でしょう?だからあの子にあんまり懐かれてないのよ。まぁいいわ、あなたが知らないのなら私が教えてあげるわ、あの子のことについてね」


    普段ならばパソコンを開いて溜まりに溜まった書類仕事に明け暮れる新幹線での移動だが、今日ばかりはたわいもなくて大事な話に花が咲くのだった。


    <ジェンティルドンナの調子が上がった!>

  • 3二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:38:47

    ジェンティルはレース成績は可愛くないが中身は結構女の子なので小さい子のお姉さんをやるとデロデロに甘やかしてしまうのだ

  • 4二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:40:17

    >>3

    大丈夫?富士登頂させたりしない?

  • 5二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:41:42

    >>4

    流石に他人の家の子にそれをさせるほど常識がないわけじゃないと思う。バスとか無理のない移動手段で行けるところなら連れて行ったりはするかもしれないけど

  • 6二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:42:50

    定期的に♀トレを謎の技術で女児に圧縮してデロデロに可愛がってそう

  • 7二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:45:49

    圧縮鉄球をねだられるが流石に危ないと思ったから代わりに綺麗な球のネックレスをプレゼント

  • 8二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:46:42

    >>6

    他のウマ娘のトレーナーに手を出すでない

  • 9二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:47:14

    よかった娘ごとトレーナーをNTRして嫁のポジGETする略奪ジェンティルはいなかったんだね…

  • 10二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:49:43

    >>9

    歳の離れた妹さんだから成れるとしても憧れのお姉さんポジが限界じゃないかな?

  • 11二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:53:09

    トレーナーとは歳の離れたウマ娘の妹、つまりこれは両親がお盛んしたって……コトッ!?

  • 12二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:57:05

    上の子が自立しできたからもういっちょやってみっかは現実でも聞くし大丈夫やろ

  • 13二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:08:06

    >>12

    ある程度高齢になって「どうせ当たらん」と油断してたら…というのはよくある話らしいね

  • 14二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 10:00:18

    >>12

    二人同時に手がかかると大変そうだよね

オススメ

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