- 1125/01/12(日) 22:02:22
- 2125/01/12(日) 22:02:46
- 3125/01/12(日) 22:03:09
- 4125/01/12(日) 22:04:11
- 5二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:04:12
たておつ
未だにフリーレンクロスで脳を焼かれています - 6二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:04:55
たておつ
俺が好きなのは相澤兄妹! - 7二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:05:51
たておつです
自分は公安組との話が好き - 8二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:06:46
たておつ!
俺はスレ主の描く♀澤に脳焼かれたぞ!
15スレ目もよろしくだスレ主! - 9125/01/12(日) 22:07:56
おつあり!
じゃあ出していくぜ
室内は奇妙な緊張感に包まれていた。
「ここまで全問正解……」
「SNSの反応どんな感じ?」
「最初はアンチ湧いてたけど今は応援に変わってる」
「このまま終わってほしいですね……」
BLACK CASE事務所の大きなテレビはマネさんが買ってくれた物だ。それをソファに座って四人で見つめる。映っているのは我がグループの救世主SHOTAと知らぬ者は居ない元ヒーローオールマイトだ。
いよいよ最終問題に差し掛かろうというところでCMに入る。全員がため息を吐いた。
全員分のお茶のお替りを注ぎに光木が立ち上がる。
「彰が誘ってくれてよかったですよ、流石に実家でこれを見るのは胃に悪すぎるので」
「元旦に集まってくれて俺も助かったよ」
ショータがオールマイトとペアを組んで年始の格付けチェックに出ると聞いたとき、最初に感じたのは嫉妬よりも恐怖だった。
最近はショータもだいぶバラエティに慣れてきたし、格付けに出るだけだったらそこまで心配もしなかったと思う。でも相手はあのオールマイトだ。
「流石に相手がオールマイトじゃね……俺一人じゃ受け止められなかったんだわ」
「俺も一人で見るの怖すぎたから今日招集かけてくれて助かった」
「俺も」 - 10125/01/12(日) 22:08:34
別にオールマイトという人が怖いわけじゃない。一回本人を見たことがあるけど凄い優しかったし、バラエティに出る姿を見ても威圧的だなと感じたことは一度もない。
ただ、オールマイトになんらかの粗相をしてしまった時の世間の反応が怖すぎるってだけで。
「オールマイトに粗相をしたとなったら世間全部が敵になりますからね……」
「ただでさえショータ口悪いからさあ、変な切り抜き方されてんんじゃないかってひやひやする」
「今日は借りて来た猫みたいに大人しいよね」
「ショータはオールマイトのこと好きらしいし、緊張してるんじゃない?」
「あっ、CM開ける」
光木が淹れてくれたお茶を啜りつつ画面に注目する。最終問題は牛肉で、ショータは既に部屋に移動した後だった。
超一流に用意されたお菓子に手をつけず、近くにある水を飲んでる。
- 11125/01/12(日) 22:09:01
『SHOTAくんお菓子食べんの?』
『今食べると味覚変になりそうなので……』
「お前変になるような味覚持ってないだろ」
「蓮! 本当のこと言うな!」
「寄りにもよって最後の食事系がショータですか……」
「これ謝罪文出す準備しといた方が良いんじゃね?」
「ショータはなんか番組のこと言ってたんだっけ?」
「言ってない。「今日は家族と飯食うからパス」って言われてる」
「じゃあワンチャン正解引けたか?」
不愛想なガキのメッセージは「一緒に見るのが気まずいから嫌」なのか「本当に家族と飯を食うから見れない」なのかライン引きが難しい。
SNSをチェックしていた拓哉は眉を顰めていた。
「うわ……」
「どした?」
「ショータのアンチがいきいきしてる」
「そんな汚いもんを自分から見に行くなよ」
「彰見て! デクがめっちゃ応援してくれてる!」
「ん~、あ~、デクはオールマイトのガチオタだからなあ。下手したら今日のでアンチになる可能性もある」
「嘘だろ」
- 12125/01/12(日) 22:11:53
蓮が絶望した顔でこっちを見て来るけど絶望したいのはこっちなんだわ。デク……というか、ショータを応援してくれているヒーローの殆どは昔の大戦で凄い功績を挙げた雄英高校ヒーロー科の人たちだ。
で、その世代の人たちって大体オールマイト現役時代にヒーローを志してるからみんなオールマイトのことが好きなんだよな。
しかも噂によるとデクのクラスの副担任でもあったらしい。その世代の担任やりたくねえな。
今までついたヒーローの顧客が全員アンチに回る可能性があんの怖すぎる」
「ショータ可哀想……今でも逆風あるのに」
「本当にね、こんな重責十六歳の子供が背負う物じゃないよ」
「頼むショータ~! なんとか上手いことやってファンを繋ぎ止めてくれ~!」
もう収録が終わってるからどうにもならないんだけど蓮の祈りに俺も便乗する。
もうここまで来たら祈るしかないんだわ。頼む頼む頼む。俺らはもうお前がライブ会場で怒鳴られてるところなんて見たくねえよ、お前はいつも大丈夫って言うけどな。
ショータが食事ブースに入って、部屋の緊張感が最高潮になった。
- 13125/01/12(日) 22:12:26
‡
近くの神社で初詣をした帰り、ちょうど出久たち緑谷家とかち合った。そのままババアと引子さんの長話が始まって、こんな寒いところでなんだからと緑谷家にお邪魔する形になった。
俺は逃げようとしたけどババアが腕を引いてきたので仕方なく一緒に家に行く。おい出久笑ってんなよあとで頭爆破してやっからな。
……と、少しだけの滞在かと思ったらババアが長話をし続けて、結局晩飯一緒に食うことになったわけなんだが。
「頼むSHOTAくん全問正解してくれ……!」
「オールマイトを二流にすんじゃねえぞSHOTAぁ……!」
「あの二人何?」
「なんか最近同じアイドルの子が好きみたいでねえ」
「へー! 勝己、あんたアイドル好きなんだ、どの子?」
「やかましいババア! 声聞こえねえだろうが!」
「ほらこのBLACK CASEっていうグループのSHOTAくんですって」
「ああ! あの炎上した子! へえ~、勝己まだ好きなんだ、珍しいね」
「……っ、……!」
これ以上何を言っても揶揄われると判断して言葉をぐっと飲みこむ。クソ、家では絶対にこうなるからいってなかったのに。
- 14125/01/12(日) 22:13:12
格付けもSHOTAの出演が決まってから録画していたらシークレットゲストでオールマイトが出てきて目ん玉飛び出るかと思った。
出久に「お前知ってたんか?」って聞いたけど「知ってたら平常心でいられるわけないだろ」と至極当然の返答が来た。そりゃそうだ。しかもオールマイトとSHOTAがタッグを組むと聞いたら、まあ盛り上がらねえわけもなく。
盛り上がるって言うかもうこれ祈りなんだけどな。
『さあ今回、最高級のA5ランク牛肉と、スーパー特売で買った牛肉、そして! 絶対にアカン肉をご用意しております』
『はい、絶対にアカン食材はこちら、アライグマの肉になります!』
「アライグマ……」
「の肉……」
『なおこのアライグマを選んだ場合はどんなランクであれ映る価値無しになるのでお気を付けください』
司会の言葉にSHOTAは神妙な顔で頷いていた。こいつはこういう場面でふざけるようなやつではない、やつではないが。
「これ大丈夫か……?」
「SHOTAくんその、美味しいの範囲がかなり広い子だよね」
「前にドッキリでクソまず飯提供されて「美味しいですね」って真顔で答えてたの忘れらんねえわ」
- 15二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:14:04
>その世代の担任やりたくねえな
草
今あなた達が見ている後輩のことですよ…
- 16125/01/12(日) 22:16:03
SHOTAの味音痴はファンの中では有名な話だ。
味音痴というか、出久が言うように「美味しいの範囲がかなり広い」ってのが正しい。何でもかんでも美味しいに変換されてるのは正直テレビを見てる側からしても恐怖だ。アイツの口の中どうなってんだ。
とはいえ、味を覚える能力自体は低くない。前の番宣で食ったもんの金額を当てる番組に出た時は「高級レストランでの味」と比較して近いもんを当てて見事三位を取ってた。そういう能力はある。
『この番組に出ることが決まってから、一流のレストランでしっかりと予習をしてきました。大丈夫です』
「本当か?」
「さっきの最高級シェフで前科あるからな……」
『もしダメだったら今度復習として美味しいご飯一緒に食べに行こうね』
『俺食べるならラーメンが良いです』
「食うの肉だっつってんだろ」
『ううん、高校生の胃袋だなあ。美味しい焼肉屋さんは?』
『良いんですか!』
『あのすみません「あり合わせ」のお二方、負けるの前提で話すのやめてもらえませんか』
美味しい焼肉屋、と言われてSHOTAの目が輝く。こういうところはガキっぽくていい表情だ。思わず口元が緩むとババアがにやりとした視線を向けて来たので戻す。
SHOTAの前のメンバーが食事ブースに入っていった。俺らが集中してテレビを見ているせいで周りが静かになる。その心遣いはありがてえ。
- 17125/01/12(日) 22:16:50
「オールマイトが二流になるところは見たくないけどSHOTAくんが叩かれるところも見たくないんだよ~、お願いだから正解引いてSHOTAくん……」
「アイツ敵多いからな」
「そんな素行悪いのこの子?」
「素行は悪くないんですけどちょっと言葉足らずなのとグループ発足の経緯が複雑で悪口をいう人が多いんです」
「へえ?」
ババアが興味ありげにこちらに体を向ける。
俺は話したくなかったから出久に視線を向けると、勝手に説明を始めた。
「BLACK CASEに所属しているSHOTAくん以外の四人は元々大手事務所に所属してたDD9ってグループの子だったんですよ」
「あ、それなら名前だけだけど知ってる。なんか最近見ないけど」
「はい。このグループのMITUKIさんが事故で“個性”トラブルを起こしてしまって。それ自体は大きな問題じゃなかったんですが元々グループ内の人気格差が酷くて荒れてた一部のDD9メンバーから攻撃をされて、MITUKIさんについていたマネージャーさんと他三人がグループを脱退することになったんです」
MITUKIって名前が出るとババアが「その子はわかる」って顔をする。あいつ俳優業でめちゃくちゃドラマ出てるからな、アイドル知らなくてもわかる。
そうだ、MITUKIの存在だけなら俺だって炎上騒ぎが起きる前から知ってた。ただDD9ってアイドルは名前しか知らないレベルで、正直視界にすら映ってない。
- 18125/01/12(日) 22:20:02
「人気格差……世知辛い世の中だね」
「はい。で、MITUKIさん含めて四人でアイドル業をやることになったのがBLACK CASEなんです。でもその四人だけだとどうしてもスキャンダルの印象が強すぎてどうにもならないってことでオーディションで新メンバーを募集したんですよ」
「へえ、それがSHOTAくん?」
「そうです!」
「なんていうか……荒れそうだね?」
「実際荒れたみたいで……」
グループ脱退、それからの新メンバー募集。
まあ当然元グループのファンからは恨まれて当然で、新グループを推してる奴らからもヒーローに気に入られてるが故のゴリ押しだと思われて良い顔はされない。
世間での人気はいまのところSHOTAが圧倒的だが、現場でのチェキ指名や握手会じゃあグループ内でも真ん中程度の人気しかなかった。
通販では真っ先に完売するから、多分現場に行きづらい雰囲気が出てんだろうな。俺や他のヒーローが現場に出るようになって漸くファンを公言しても良い方向にいってるがそれも今日の番組でおじゃんになりかねねえ。
- 19125/01/12(日) 22:21:20
「そっか、じゃあこの子は敵が多いんだ」
「はい」
「勝己、ちゃんと応援してる? 言葉にしないと伝わらないからね」
「うるせえババアこないだも現場行ったわ」
「現場」
「ライブのことです」
「へえ! じゃあ今度私も連れてってよ」
「自分でチケ取れや」
誰が親同伴で推しのライブ行くんだよぜってえ嫌だからな。でもこいつほっといたらマジで勝手にチケットとっていきそうだな……それも嫌だ……。
おい引子さん誘ってんじゃねえぞ!
「SHOTAくんの番だ!」
出久の声でテレビを見る。
間抜けなアイマスクをつけられて視界から『似合ってるなあ』と弄られているSHOTAの元に、料理を持ったスタッフがやってきていた。
心臓が痛くなり始める、頼むから不整脈とか起こすなよ。
『さあSHOTA、ちゃんと当てられるか~?』
「Aが特売、Bがアライグマ、Cが正解……」
「Bだけはやめて……!」
Aを食べてもSHOTAの顔は無反応だった。ほっと胸をなでおろしたのも束の間、Bを口に含んだ時室内で悲鳴が起きる。
- 20125/01/12(日) 22:22:47
「わ゙ー! 頷いてる!」
「おいやめろやめろやめろ」
「完全に勝利を確信した人の頷きだよ!」
食べた時に何かはっとした表情をして、更に深く頷いた。おいそれアライグマだからな、アライグマだからな。
スタジオの中でも笑いが起きていた。
『SHOTA少年、アライグマ美味しいのかな』
『オールマイト! 諦めんでくださいよ!』
『まだわかりませんって! まだわかりませんって!』
『これB選んだらオールマイトも消えますからね』
『初めての経験だなあ』
『そんな経験一生せんでええですよ!』
オールマイトの朗らかな顔で一瞬和むけどこっちは緊張しっぱなしだ。オールマイトを画面から消すなんてことになったらどんなバッシングがあいつに降りかかるかわからない。
まだ十六のガキなんだ、少しは世間の目も優しくなったって良いだろうがよ。
「Cで頷け、頷け……!」
『さあCを食べるが……』
「あっ、頷いてる!」
「オッシャ! Cそのまま選べ!」
「なんか試合見てるみたいだね」
「勝己ぃ~、父さんサッカー見た時も同じくらい盛り上がってほしいなあ」
「だまれ」
- 21二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:24:16
ヒエ…
こっちの肝も冷える… - 22125/01/12(日) 22:27:14
- 23125/01/12(日) 22:27:35
- 24二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:27:50
あっ
- 25二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:28:13
お”あっ
- 26二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:28:16
ミ゜ッ(断末魔)
- 27二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:29:01
ヒェっ
- 28125/01/12(日) 22:30:03
「ショータ!」
「ああああああ馬鹿舌!」
「バカー!」
「オールマイトを画面から消すな!」
事務所の中はしっちゃかめっちゃかだった。
Bの札を挙げる我が事務所きってのホープは表情をキラキラさせている。そんな奇麗な顔でアライグマ選んでるんじゃないよ。
『Cのお肉も美味しかったんですが……』
「じゃあCを選びなさいよ」
『でも、Bのお肉が本当に美味くて。いや本当に凄い美味しかったです。こんな美味い肉食ったことない』
「バカ~!」
「こんなイキイキとした顔するショータ初めて見たかもしれない」
「イキイキすんな」
いつも死んだ顔してるあいつがこんなきれいな顔するとは俺も思わなかったよ。でもこの表情アライグマ食った後に出てくるんだ……別のところで見たかったな。
SNSを恐る恐る見るととんでもない勢いでハッシュタグの投稿がされていく。
だがそこに流れてくる文字列は俺たちにとっては意外な物が多かった。
- 29125/01/12(日) 22:30:54
「……案外世間は受け入れてくれてる感じだ」
「マジ!? デクは!? ダイナマは!?」
「二人ともうわあ~! とか馬鹿舌! って言ってるけど弄りの範囲内かな……イヤホン=ジャックは死ぬほど爆笑してる動画がチャージズマの垢から投稿されてる」
「そら笑うわ」
ヒーローのアンチ化はどうやら避けられてるっぽい。まあそもそもヒーローやってる人たちが高々バラエティでのやらかし一つでアンチ化するわけもないか。
世間の評価も基本的に爆笑してる人が多くて、アンチの意見はあんまり見当たらない。少しだけ安心した。
『こんな美味しい肉がこの世にあったんですね……初めての体験です』
『アライグマだからだよSHOTA少年』
「ふっ」
「オールマイトって結構ちゃんとツッコミするんだな」
ボフンと音を立てて二人が画面から消えた。
オールマイトを画面から消すなんて言う暴挙が罷り通っていいのか。
『自信はありますか?』
『自信しかないです。今日ここにきて一番の自信かもしれません』
「その自信はどっから来るんだよ」
スタッフの問いかけに自信満々で答えるSHOTAを見てオールマイトがHAHAHAと大笑いしてる。怒る人の笑い方じゃなくて本当に楽しそうに笑ってくれているのが救いだ。
- 30125/01/12(日) 22:31:57
スタジオからは完全に姿を消しているオールマイトは、声だけでもわかる上機嫌さを見せてくれる。不機嫌さは一切ない。
『今度美味しいご飯食べに行こうねSHOTAくん』
「連れてってやってください」
「美味さという物を叩きこんでやってください」
『ふふっ、そんなにアライグマって美味しいのかな。ちょっと気になっちゃうね。どこで食べられるんだろう』
『ジビエ専門店でもあまり取り扱ってはいないらしく、今回番組も専門で卸売りをしている小売店から買わせていただきました』
『なるほど』
『通販とかでも売っているらしいですね』
『そっかあ、じゃあ今度買ってみようかな』
『オールマイトって料理するんですか?』
『するよ、こういう体になってからは特にね。ジビエ料理はしたことないけどチャレンジしてみようかな』
「オールマイト消されたのに神過ぎないか?」
「これが長年ナンバーワンをやっていたヒーローの精神か……」
「あまりにも聖人すぎる……」
「オールマイトはとっくに成人じゃね?」
「とても素晴らしい人のことを聖なる人と書いて聖人というんですよ蓮」
「へえ~賢くなったわ」
- 31125/01/12(日) 22:33:47
蓮のバカさも今は癒しだ。
SNSの騒ぎ方も今はだいぶ落ち着いて、アンチが一生懸命燃やそうとしているがそれよりも絵面の面白さが勝っており炎上には至っていない。
それどころか優しいオールマイトの株が上がっていてファンからもまあまあな高評価をいただけていた。オールマイトのファンって優しい人が多いんだな。
「あ、デクコメントしてる」
「なんて?」
「『オールマイトのジビエ料理楽しみです! SHOTAくんは次頑張ろう』だって」
「次呼ばれたくねえ~」
「こんな胃が痛いの一回きりでいいよ」
「ダイナマは『今度肉送るからちゃんと味覚えとけ馬鹿舌』だそうです」
「安定すぎるファン仕草」
「お肉有難うございます! みんなで美味しくいただきます!」
「ダイナマの差し入れマジで質がたけぇし量もあるから有難すぎんだよな」
「僕らも差し入れの頭数に入れてくださってるの嬉しいですよね」
自信満々な顔でアイツ一人しかいないBの部屋で待機をしているところに司会が結果発表にやってくる。何が起こるかわかってるが、完全にジャズバンドの時と同じ勝利を確信した顔をしているショータに、一周まわって笑いが込み上げてきた。
- 32125/01/12(日) 22:34:58
司会が扉に手をかける。結果が分かっているのに緊張する無音の一瞬を経て、最初に開けられたのはワンランクダウンのAの部屋。ここに三分の一ほどの人数が入っていたが、皆「映す価値無しじゃなくて良かった」と胸をなでおろしている。
SHOTAの姿は見えていないがテロップで「自信満々な顔をしている」とだけ書かれていた。
『さあ、残るは映す価値無しの部屋と正解の部屋』
司会の手が扉に再びかけられる。Cの部屋では殆どの人が入っていて、皆必死に祈りを捧げていた。良かったですね、その祈り届きますよ。
そして、また一瞬の間を置いて……
Bの扉が開けられた。
映す価値無しとなっていたショータの姿が映り、彼が立ち上がって司会と握手をするために手を伸ばしたところで司会の動きが止まる。
『美味かったんよな?』
『え……はい』
『こんな肉食べたことなかったんよな?』
「無言でうなずくな」
「やばい捨てられた犬みたいな顔してる」
「泣くなショータ~」
『そぉれはちょっとヤバイな』
『え、いや、ちょ』
『オールマイトに美味しいご飯連れてってもらうんやぞ』
『嘘だろ!?』
- 33125/01/12(日) 22:38:14
ガチの悲鳴が出て、またボフンと音を立ててショータの姿が消えた。Bの部屋が閉じられてCの部屋が開けられる。
Cの部屋がすごい喜んでいるけど俺らとしては映らなくなったショータの方が心配だった。アイツあんな悲しそうな顔するんだ。
「え、ショータ大丈夫?」
「なんかガチ泣きしそうな顔してなかった?」
「見たことない顔してましたね」
「あ、戻ってきた戻ってきた」
正解者たちがスタジオに戻ってから、ワイプで画面外を移動しているショータが映し出されている。真っ青な顔は今まで見たことあるようなものではなくて、思わず胸がぎゅってなった。
スタジオ外でパイプ椅子に座ってるオールマイトを見つけると、小走りになって駆け寄って奇麗に土下座をする。それをオールマイトが「大丈夫だから」と言って立たせてあげていた。
「え、え、本当に大丈夫か?」
「カメラ見えてないけどこれ泣いてない?」
「あ゙ー、今マイクに泣き声入った」
「わー、泣かないで泣かないで」
ショータがガチ泣きしてるという事実を受け止められなくて事務所が騒がしくなる。さっきまで馬鹿舌だのなんだの言っていたがそんなこと吹っ飛んでしまった。
スタジオの人たちがトークをしつつ何人かが心配そうに画面の外を見ていた。
- 34125/01/12(日) 22:39:39
‡
「あわわわわわ」
「これガチ泣きじゃねえか?」
『す、みませ』
『謝らなくていいよ、とても貴重な体験で楽しかったし。ただ今度一緒にご飯行こうな』
『ゔ、ぁ、はい』
涙を一度拭うとそこにはいつも通り精悍な顔つきのSHOTAが居た。だが、どう見ても泣いた後だとわかる目の赤みに胸が締め付けられる。俺は疾患あるんだぞ、もうちょい心臓に優しい顔しろ。
『一番美味しいと思ったものを選んでくれたんだろう?』
『っ、は、い』
『それが一番さ。君が自信満々にこれ美味しい! って言ってるのを見て私も嬉しくなったんだぜ』
『オールマイトさん……』
『だからね、気にしなくて良い。若い子が美味しいもの食べて美味しいって笑顔でいてくれるのがおじさんには何より嬉しいことだからな』
『オールマイトはおじさんじゃないです……』
『ははっ! 嬉しいねえ』
オールマイトに優しく抱きしめられると、カメラの角度で見えないが肩から緊張が抜けちまったみたいだった。
- 35二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:44:05
小動物みたいで可愛いの気持ちと可哀想な気持ちでぐちゃぐちゃだよ
- 36二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:46:07
16歳のクソ生意気な子供が憧れのヒーローの前で泣いちゃうの可愛い
こんなんファン大興奮だろ - 37125/01/12(日) 22:46:48
「まあこのくらいの年の子だったらこれが普通よねえ」
「オールマイトを画面から消すってだいぶ心にきちゃうわよね……」
自分が子供の頃はどうだったかと思ったが、敵連合に捕まっても心臓爆破されても泣くことはなかったけど、自分がオールマイトを終わらせちまったってわかった時は死ぬほど絶望した。
こいつも似たような気持ちなのかな。そう思うと同時に別の思考が頭の中に入ってくる。
──こういうとこ、先生には似てねえな
やっぱり彼はあの担任とは別人なのだと思い知らされる。最初から分かっていたことで、今は彼個人を推している身としては別にどうでも良いのだけれど。
ただ、ああやっぱりそうなのだな、と思う自分が居ることがどこか腹立たしかった。
「次の現場で喝入れてやるわ」
「やっかいおじさんじゃん、やめなよかっちゃん」
「ンだゴラ、プロがカメラの前でメソメソするもんじゃねえだろ」
「また「正論さえ言えば自分の意見が通ると思っているの痛いおじさんですよ」って真正面から言われるよ」
「あはははは! 勝己あんたそんなこと言われたの!?」
「じゃかあしかぁ!」
- 38125/01/12(日) 22:47:50
黒歴史を掘り返されて思わず叫ぶ。アイツも正論さえ言えばいいと思ってるタイプだからな、ブーメランだぞ。
だがまあ、年始一発目の現場は幸いにも非番だ。あいつも番組の反応に怯えてるだろうし、あまり普段のノリで行かない方が良いだろう。
いつの間にかエンディングに入り、番組が終わる。SNSを弄っていた出久が声を出した。
「あ」
「どした」
「SHOTAくん結構平気みたい」
「なにが?」
差し出された携帯の画面を見て右手の爆破が起動した。幸い携帯にも家具にも傷はついていないが、身の内から湧き上がる苛立ちとほんの少しの安堵感が脳に到達する。
「あンのクソガキ……!」
「あはは、いつも通りで良かったね」
「俺だってまだ二人で飯行ったことねえんだぞ!」
「それはかっちゃんが恥ずかしがって誘われたがらないからだろ」
映し出されていたのは、元旦でもやっているレストランへ飯に行ったことを報告するインソタの投稿。メンバーには「家族と過ごす」と嘘をついていたことの詫びも書かれていた。
投稿文は「美味しいご飯を教えていただきました」、写真はオールマイトとのツーショット。
コイツ、現場行ったら覚えとけよ……!
そうは思うも、ぎこちないアイドルスマイルとオールマイトのファンサ全開な笑みを見たら少しだけ心配していた心が落ち着いた。
- 39125/01/12(日) 22:52:48
‡
オールマイトの運転する助手席で眠るわけにはいかない。健康的な体が睡眠を欲するのをどうにか阻止して、高速を走る車のフロントガラスを見つめた。
「今日はありがとう、ご両親と一緒に居たかっただろうに」
「いいえ。両親からも是非行ってきなさいと言われましたし、オールマイトさんとご飯に行けて楽しかったです」
あのあと、オールマイト行きつけの店が元旦だけ特別営業をするということでご飯に誘われた。あんなことがあった以上こちらが拒否をするという選択肢はなく、有難くご馳走してもらうことになった。
超がいくつ付くかわからない高級店の牛肉は口の中で解けて正直味なんてよくわからない。そんな顔をしていたらオールマイトが「実は私も庶民出身だからね、あんまり味はわからないのさ」と耳打ちをしてくれた。
それが少し、心の痛みを和らげた。
「今の時間はもう放送が終わってる頃合いかな」
「そうですね、メンバーから偉い数の連絡が来ているので……」
俺の声が淀むと「次は頑張ろうな」と声をかけられる。「はい」と答えるが正直次は欲しくなかった。
「それにしても君が泣くのは意外だったな」
「そう……ですか」
- 40125/01/12(日) 22:58:36
それに関しては俺も同じ意見だった。
相澤消太であった時は親友が死んでも涙を流すことはなかった。ドライアイだから涙の総量自体が減っていたこともあるだろうけど。
涙とは結構無縁の生活を送っていて、表情筋も死んでいた。だからこの体で生活をしても涙を流す経験は本当に少なくて、あの時しゃくりあげながら泣いてしまったのは誤算だった。
オールマイトがスタジオの裏でポツンとパイプ椅子に座ってるのを見たら、何故か知らないが泣けてしまったのだ。
「……本当に、プロとして失格なことをしてしまいました」
「そうかな? ああいう年相応なところを見せるのも君の仕事だと思うぜ」
「オールマイトさんは俺に甘すぎます」
「気に入ってる子は甘やかしたくなるもんさ」
嘘つけ。
貴方が緑谷に案外スパルタだったのを俺は知ってる。優しいけれど甘いわけじゃない貴方は、相手と話すとき必ず相手を対等に見る。
俺はきっと、対等にすらなれていないから、こんなにも甘く優しくしてもらっているのだろう。情けなさが余計に募った。
- 41125/01/12(日) 22:59:25
「昨日はカウントダウンのコンサートで徹夜だったんだろう? まだ眠いんじゃないのかい」
「いや、そんなことは」
「マネージャーさんから予定表貰ったけど睡眠時間一時間も取れてないだろ、寝てて良いよ」
こんな状況で寝れる物か。
そう言ってみるが、オールマイトは運転しつつ笑みを浮かべるばかりだ。元旦の高速道路は空いているが、移動距離を考えるとまだ到着には時間がかかる。
この人は結構頑固者だ。
自分の知らない知識に関してはかなり柔軟な対応を見せるが、こと自分の得意分野だと柔和な態度をしつつ絶対に譲歩しない。だからこそ前世ではだいぶウマが合わなかったわけだが。
「……わかりました。じゃあ、着いたら起こしてください」
「任せな!」
「絶対に親に寝たとこ見せないでくださいね」
「HAHAHA、承知した!」
あんな放送をされて、しかも助手席で寝こけていたら厳しい両親に何と言われるかわからない。ただでさえ二人はオールマイト世代なのだから。
目を閉じるとすぐに睡魔がやってくる。
二秒で寝れる特技は未だに健在で、すぐに暗闇の底に思考が落ちて行った。
- 42125/01/12(日) 23:01:01
‡
すぐに聞こえてきた寝息に驚くことはなかった。完全に彼が眠ったのを確認して、私の頬は緩む。
彼が相澤消太の生まれ変わりであることに気付いたのは、ほんの些細なことがきっかけだった。
最近の情勢を把握するためにネットニュースを流し見していると、DD9と呼ばれるアイドルグループから脱退した四人が新たにグループを作り、そこに新メンバーを募集するというニュースが目に留まった。
いつもならばあまり興味のないニュースだったけど、所謂サバイバルオーディションと呼ばれるジャンルは最近かなり流行りとなっていて、全然アイドルに興味のない人でも知っていることが多い。
ここは話題の為にきちんと見ておくべきか、と見たことが始まりだった。
──そこで、彼を見つけた。
一目見た時に感じたのは違和感。そして、踊ったり喋ったりする彼を見て、次第にその違和感が既視感に変わっていった。
- 43二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:01:44
オルマイ気づいてたの!?
- 44125/01/12(日) 23:04:45
その既視感の正体は、十四年前に死んだ私の先輩でもある教師だった。最初はただの勘違いだろうと思ったが、それで済ませられるような体の動かし方ではないことは明白だった。
彼は長いこと一人アングラで活動していたせいかかなり体の動かし方に癖があった。それは一朝一夕で身に付くものではないし、同時に簡単に消し去れるものでもない。
流行りのヒーローならば動きをまねした可能性もあるが、相澤くんの戦闘データはどこにも残っていない、彼の関係者であることは間違いなかった。
──最初は隠し子を疑ったんだったか
もし相澤消太の子供が居たのなら、それはそれでいいと思う。だが、あの葬式で泣きくれていたお母様がそんなことを知っているとも思えず、つい調べてしまった。
何か変な事件に巻き込まれていやしないかと。
けれどどれだけ調べても出てくるのは無関係の証拠ばかりで。流石に自分の勘が鈍ったかと思いかけていた矢先、炎上騒ぎの発端となる動画が出てきた。
──あれを見て、私は君が『相澤消太の生まれ変わりじゃないか』と推測した。
荒唐無稽な話だ。
- 45125/01/12(日) 23:05:59
だがそれほどに、彼の考え方は相澤消太と似ていた。同じだったと言っても良い。所々少年らしさが垣間見えるところもあったが、素でいるほどにあの冷静沈着で合理性の塊な彼の存在が目立っていった。
また、いくつか意図的に考えの違う人間を演じようとしている部分も見受けられた。そう言う仕草を見るたびに、彼である確信が芽生えていった。
──最終的に確信できたのは、マイクと一緒にご飯に良く彼を見た時だったか
マイクは、彼のキャラクターから想像もできないくらい身内判定が厳しい人だ。いまだに私は彼にとって身内の数に数えてもらえてない。まあ私は秘密主義だし彼ともそんなに話す機会がなかったから当然ともいえるけど。
そんな彼が、頻繁にSHOTAとご飯を食べ、プライベートの家にまで招き入れていることを知った時、やっと確信が持てた。
そしてはじめて彼と会ったあの日渡された、三十五年前のオールマイトカード。
「……君が、私に憧れてくれていたのは飲み会で気づいていたのにね」
きっと自分の遺品から持ってきてくれたのだろうことが分かって嬉しかった。本当に、心の底から。
- 46二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:07:44
うわぁ…わぁ…
- 47125/01/12(日) 23:07:53
相澤消太であることが分かったからと言って、私が特別前世の彼を求めて行動することはなかった。
ただ彼は、プロヒーローであると同時に私に教師としての世界や教え方を背中で教えてくれた尊敬する大事な先輩だ。
私がどうせ先に死ぬだろうから、その時は彼に喪主をしてもらいたいなあと思っていたくらいだ。緑谷少年には荷が重いし、塚内くんは仲が良かった自覚があるから葬式では何も気負わず泣いてほしかった。
だというのに、先に逝かれてしまった。真っ黒な葬式会場で多くの人から悼まれる彼を見て、同業の死もかけがえのない友の死もたくさん見て来たのにそれらとは違うぽっかりとした穴が開いたのがわかった。
ああこれは、師匠が死んだときと同じ気持ちだ。
私は知らずの内に、彼を対等なヒーローではなく自分の少し上の位置に置いていたのだ。
もっと生きる君が見たかった。
そんな、願う事すら傲慢な思いが知らずの内に胸に蔓延った。彼を見つけたのは、そんな思いが少しずつ融解して思い出の一つになろうとしていた頃のことだった。
「今度は、ちゃんと見させてくれよ」
この命の保証がされない世界で、自分の寿命ギリギリまで彼の活躍を見届けたい。
教育者の後輩であるオールマイトではなく、ただの人生の先輩として。
- 48125/01/12(日) 23:09:13
- 49二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:10:37
その言葉ここで言うのはずるいよ……泣いちゃうじゃん………
- 50二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:11:14
おかしい…俺は格付けパロをゲラゲラ笑いながら見ていたはずなのに今泣いてる…
- 51125/01/12(日) 23:11:47
- 52125/01/12(日) 23:14:28
以上です!お付き合いいただきありがとうございました
最後までオルマイが気付いてるかどうか悩んだけどこの着地になりました
オルマイは生きるということがどれだけ大変かを知っているのできっとまた出会えた喜びより今度こそはどうか幸せな人生を全うしてほしいと思っているだろうなと
そしてそのためには過去の人間関係は出来るだけすっきりしていた方が良いだろうとも思っていそう
あまり自分から関わることはないけど助言とか求められるとガチですっ飛んでくるのでテレビ業界はオルマイお気に入りのSHOTAくんにあんまり失礼なことが言えなくなっていく
- 53二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:18:36
途中までゲラゲラ笑ってたのに最後のオルマイの独白で泣いちゃったよ
自力で先生に気付けたの流石元No.1
本当にかっこいいよオールマイト - 54二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:24:08
最高だったよスレ主
自信満々で消し飛ばすSHOTAも自分のやらかしに年相応に泣いちゃったSHOTAもすごい微笑ましくて可愛かった
転生した先生に普通に関わるマイクと遠くから見守るオールマイト、2人とも違う姿勢だけどそれぞれの良さがあっていいな - 55二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:28:40
緩急の付け方がえぐくてずっと泣いてる
途中までSHOTA可愛い~格付けパロ楽しい~って笑ってたのに
>私は君の人生でそんな多くの役を貰えなくていい。
>どうか、幸せに生きてほしい。願いはそれだけだった。
ここオルマイの優しさ溢れててやばい
- 56二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:29:52
既にマイクと特訓した結果のこれなんだよなと思うとジワジワと笑いがきたわ
あとメンバーが集まって心配そうに見守ってるのもすごいいいなって思った
最後のオールマイトには痺れたよ - 57二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:37:32
スレ主転生ってギミックを使うのがうますぎないか?
ドルパロの旨さも死ネタの切なさも共存してるのヤバい - 58二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:43:10
スレ主が書いてくれるからこそのssであることはわかってんだけど…!わかってんだけど…!
この興奮をここ以外で話せねえのつれえよ…!あまりにも話が良すぎる - 59二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:49:00
オールマイトが気付いてたってことを知った上で指名されたとこからss読み返すと泣きそうになるな
SHOTAが素直にサインねだってるとことそれに応えて自分もサインもらうオールマイト見てすごい優しい気持ちになってる - 60二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:50:36
文章の緩急が上手いんよ…!
自信満々なSHOTAくんにニコニコしてたのに
オルマイの独白で泣いちゃった
どうすんだよSHOTAくん将来大御所2人の喪主になっちゃうぞ…
いやオルマイは相澤先生に頼む予定だっただけで
SHOTAくんには頼まないかもだけど - 61二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 00:04:08
オルマイ
・相澤先生に喪主になってほしかった
・SHOTAのことを遠くから見守りたいけどいざとなれば飛んでくる
・それはそれとして元旦の特別な日にご飯を奢るため車を出す
マイク
・SHOTAに喪主になってほしい
・SHOTAを近くから支えてる
・相澤の遺品を保管している
対比がいいなあと思ったけどこれもしかして超級のセコムが2人になったってことですか?