- 1二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:01:53
「またお会いできる時をお待ちしていました……」
あの方の前に膝を折り、両手を合わせて祈りの姿をとる。
ゲヘナでは絶対に見せられない姿に、サクラコ様はゆっくりとほほ笑んで下さった。
「情報部以来ですね、ヒナ。修道服、似合っていますよ」
「もったいないお言葉、ありがとうございます。ゲヘナの機密をまとめたファイルはこちらに」
「……よく出来ました。トリニティを探るために忍び込んでいた貴女に『信仰』の道を示したこと、間違いではありませんでしたね」
その言葉に、私の胸が跳ねた。
まだ中等部だったころ、トリニティの情報を得るために潜入調査をしていた私を見つけたサクラコ様は、三日三晩という長い時間をかけて、私に本来あるべき道を示してくださった。
それ以来、私はゲヘナの空﨑ヒナではなく、サクラコ様に従う主のシモベとして生きてきた。
私が風紀委員長なんて面倒な役職についたのも、ゲヘナの機密に多く携わることができるから。
それに、トリニティに、ひいてはサクラコ様に危害を加えかねない『雷帝』を排除するという目的もあった。
その甲斐があって、私はこうしてサクラコ様の足元に跪き、この方に身を捧げる栄誉を賜ることができるのだ。
「道を見失っていた私を諭してくださったあの日のことは、今でもはっきりと覚えております」
「ふふ……。いいでしょう、ヒナ。あなたの功績には報いなければなりませんね」
「あ……」
佇むサクラコ様が、そのつま先で私の顎を下から押し上げる。
くい、と顔が上向き、ほほ笑んだままのサクラコ様と視線が合う。
下腹がぎゅうっ、と疼いて、握る両手から力が抜けてしまった。
「私室で、『お話し』致しましょうか。ヒナ」
「……はい、サクラコ様♡」
私の三年間は、今日この日のためにあったのだと心から信じられる。
先導するサクラコ様に続いて、私は三日間虜となっていた部屋に、自分から足を踏み入れることになった。
じゃ、後よろしく。 - 2二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:03:54
- 3二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:05:12
疑問、残存データを提供を要求
- 4二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:07:33
- 5125/01/13(月) 19:35:31
「角が当たりますね」
「申し訳ございません。切除しましょうか……?」
「いいえ、それには及びませんよ。肌に当たると感触が気持ちいいですから、このままにしておきなさい」
「はい、サクラコ様」
ベッドに腰かけ、サクラコ様の下半身に顔をうずめる。
主人の手が髪を撫で、角を握り、揺するように動かすたび、私の全てがその手に収まったようで心地良さを感じた。
「貴女用のウィンプルを用立ててあります。戻るまではそれをつけていなさいね」
「わざわざ私のために……? 恐れ入ります、サクラコ様……」
「それで、ゲヘナではどのように過ごしていたのでしょう。シスターフッドの一員としてすべきことが出来ていましたか?」
サクラコ様が角を持ち上げるようにして、私の顔を上向かせる。
その足先が私の体を無遠慮に踏みつけるたび、背筋をゾクゾクと甘い痺れが駆け巡った。
「んっ……♡ はい、毎日誰にも見られないよう、にっ……。お祈りは欠かさずに……♡」
「お祈りだけですか? 隠さずに」
自分の意地汚さを、欲に負ける弱さをさらけ出すように、と。サクラコ様が仰せになられる。
それに私が逆らうことはない。私の主人は主であり、そしてそれを知らしめてくださったサクラコ様なのだから。
「はい……♡ 懺悔、致します……♡ 私は──」
残っているデータはこれだけだったよ - 6125/01/13(月) 19:51:55
- 7二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:53:42
悪魔が教会で聖書を熟読するかのような背徳感
- 8二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:54:58
じゃ、じゃないが
- 9二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 20:05:38
余談だがマステマとゆう神に仕える悪魔は居る
こいつ某悪魔召喚プログラムのゲームをした人なら多くは知っているであろう
ペ天使マンセマットである
天使とされたり悪魔とされたり忙しい奴である - 10二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 20:10:22
- 11125/01/13(月) 20:49:13
シスター服姿でサクラコ様に付き従って夜のお作法をお勉強するヒナちゃんをすこれ
- 12二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 21:07:27
サクラコ様もいいけどマリーやヒナタに堕ちるのもありだと思うの