……はい、私が明星ヒマリの妹です

  • 1◆i49.3lKjwPUK25/01/13(月) 19:02:57

    「お疲れ様です」

    自身の研究室から出た瞬間、背後から声をかけられた。口から零れそうになったため息を飲み込み、声のした方へと振り返る。

    「ヒマリ姉さんもお疲れ様です」

    明星ヒマリ。ミレニアムの生徒なら誰もが憧れる『全知』の学位を持ち、自他ともに認める正真正銘の天才だ。
    そして、私の姉でもある。

    「研究は順調ですか?」
    「順調……とは言いにくいですね。でもヒマリ姉さんの助言のおかげでかなり進展がありました。ありがとうございます」
    「ふふ、当然です。私は誰もが認めるミレニアム最高の天才清楚系病弱美少女ハッカーで、あなたのお姉ちゃんなのですから」

    ふふん、と胸を張ってそう言い切る姉の姿はとてもじゃないが天才には見えない。だが、そのふざけた口上を誰もバカにできない程に、私の姉は優秀だ。
    それこそ自身が持つ『全知』の名の通り、知らないものが無いほどに。

    だけど──


    「また困ったことがあればいつでもお姉ちゃんを頼ってくださいね!」

    「はい、そうします」


    私が明星ヒマリを嫌っていることは、きっと知らない。

  • 2二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:03:24

    ヒマリ

  • 3二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:03:31

    画像反映されてないだけか?これ

  • 4◆i49.3lKjwPUK25/01/13(月) 19:11:31

    ここだけ明星ヒマリに妹がいる世界線

    拙いところもあると思いますが、多めに見ていただけると嬉しいです


    名前 明星ヤヨイ


    好感度

    ヤヨイ→ヒマリ dice1d30=1 (1)

    ヒマリ→ヤヨイ dice1d100=76 (76)


    戦闘 dice1d100=55 (55)

    知能 dice1d100=27 (27)

    技術 dice1d100=58 (58)

    政治 dice1d100=53 (53)

    交渉 dice1d100=42 (42)

    倫理 dice1d100=34 (34)

    神秘 dice1d100=65 (65)

  • 5二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:13:07

    1て

    エイミにも嫉妬向けてそう

  • 6二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:13:57

    反抗期かな?

  • 7二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:14:30

    スレタイに違わぬファンブルだな……

  • 8二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:14:31

    嫌いというかもう憎しみまで行ってそうな数値

  • 9二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:14:39

    最低値か()
    ヒマリの高さもあいまってよりひどい
    なんならダイスが大体低空飛行

  • 10二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:25:50

    好きの反対は無関心定期

  • 11◆i49.3lKjwPUK25/01/13(月) 19:42:48

    学年 dice1d3=2 (2)

    身長 150+dice1d100=46 (46)

    髪の色はヒマリと同じ白


    周りから見た姉妹仲dice1d3=1 (1)

    1.とても良好

    2.良くはない。2人が話している時よく見たらヤヨイが嫌そうな顔をしているのがわかる

    3.そもそも2人が姉妹であることがほとんど知られていない


    ヒマリから見た姉妹仲dice1d2=1 (1)

    1.とても良好。最高の姉妹

    2.良くはない。ヤヨイが自分のことを嫌っていることを知っている

  • 12◆i49.3lKjwPUK25/01/13(月) 19:43:21

    ミスって身長めちゃ高くなっちゃった

  • 13二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:44:27

    本当に内心だけに留めてるのか…

  • 14二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:46:36

    ブルアカのオリキャラスレの身長ダイスの塩梅ってけっこう差出るよな
    流石に2メートル近い生徒は初めて見たが

  • 15二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:47:39

    知能が低いし多分、そこにコンプレックスがあるんだろうなぁ……。

  • 16二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:48:47

    (ぶっちゃけミスったんなら身長だけ振り直しとかでもいいと思う)

  • 17二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:49:19

    >>15

    というか能力値的になんの強みも特徴もないので……

  • 18二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:49:37

    このレスは削除されています

  • 19二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:50:44

    >>18

    物語で身長高いと悪いことありますっけ?

  • 20◆i49.3lKjwPUK25/01/13(月) 19:52:22

    物語的にあんまり影響はないけど高いのは……癖の関係で振り直し


    身長140dice1d30=17 (17)

  • 21二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:54:37

    因みにヒマリは身長162cmらしい。……意外とデカイなコイツ。

  • 22二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 19:56:21

    >>21

    まぁまともに立てないから高くても介助者の負担になる以上の意味はないんですけどね

  • 23二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 20:01:36

    ユウカよりほんのちょっと高いくらいだね

  • 24◆i49.3lKjwPUK25/01/13(月) 20:50:30

    昔から、私の前には常に姉がいた。

    だから、幼かった私にとって姉の存在が全てで、姉のようになりたいと思うのは当然のことだった。

    姉は身体が不自由で、制限された生活を過ごす時間がほとんどだったけれど、私とは比べ物にならない程に物知りで、学校の友達よりもずっと賢かった。

    そんな姉に追いつくために、私は必死に勉強した。家にある本は全て読んだし、学校と姉のお見舞いへ行く時間以外は勉強に費やした。

    私の頭は姉とは違って非常に出来が悪いかったから、学校の授業に追いつくためにも他の人よりも机に向き合わなければならなかったし、姉のようになるには毎日文字通り死ぬ気で取り組まないといけなかった。

    いつか姉に「すごい!」と言ってもらうために。

    自慢の姉が、胸を張って誇れる妹でいるために。

    私なりに頑張っていたつもりだった。

    あれは姉の様態が安定し、退院して家に戻って来た日だった。
    その時の私は中学生になったばかりだったけれど、既に中学校の範囲は勉強済みで、初めての定期テストでも校内一番だったこともあって浮かれていた。

    「お姉ちゃん、ずっと学校行ってなくて勉強わからないでしょ?私が教えてあげるよ!」

    そう言って帰って来たばかりの姉に、数学の問題を持って抱きついた。

    「ふふ、わかりました。お姉ちゃんと一緒に勉強しましょうか」

    「やった!じゃあまずはこの問題からね。えっと──」

    最初は順調だった。私が得意げに解法を説明し、姉がそれに対して頷く。
    今思えば、ひどく滑稽でくだらない茶番だ。

  • 25二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 20:57:20

    >>4

    超えられない才能の壁を前に足掻く凡人って感じのステータスで好き。

    力いっぱい踊ってくれ。

  • 26◆i49.3lKjwPUK25/01/13(月) 22:39:49

    そんなお粗末な授業の真似事は、私の一言で瓦解した。

    「んと……あれ?ここどうするんだっけ……」

    解いていた数学の問題がわからなかった。姉に煽てられてすっかり調子に乗っていた私は、自分ならできると信じて疑わずに、その問題を睨んでいたけれど……

    「ヤヨイ、ここはこうするんですよ」

    私がそうこう悩んでいる間に、姉はいとも簡単にその問題を解いた。
    いつもなら口から飛び出てくる姉への賞賛の言葉は、いつまで経っても出てくる気配はなかった。

    「────ということです。わかりましたか?」
    「え、あ……うん。ありがとう、お姉ちゃん」

    姉の説明は何も入ってこなかった。私の頭の中は困惑でいっぱいだったから。
    お姉ちゃんは最初から全部わかって聞いていたのか。なら、どうして自分よりも不出来な私のことを褒めたのか。

    思考がまとまらないまま、私は姉に問いかけた。

    「えっと…………ならさ、お姉ちゃん……これは?」
    「これは────」

    問題集の私が到底わかるはずない問題を、姉は考える素振りも見せずに解いてみせた。

    「じゃあ次は──」

    私は次々と姉に問題を出した。どれも私では解けないもので、姉でも解けないだろうと思って出した問題だったが……姉はその全てを解いてみせた。
    私の悪足掻きは、私は姉と一緒に勉強したいのではなく、姉に間違ってほしいだけなのだと自覚するまで続いた。

    この時、私は初めて姉に嫉妬した。

  • 27二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 22:41:50

    おおう……劣等感がオーバーフローしちゃう

  • 28二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 22:45:57

    あー()

  • 29二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 22:47:28

    上質なヒマリ曇らせの気配

  • 30◆i49.3lKjwPUK25/01/13(月) 23:12:19

    姉がミレニアムサイエンススクールに入ってから、姉と関わる時間は徐々に減っていった。唯一私達が同じ空間にいる家でさえも、私は勉強でいっぱいいっぱいで、ご飯の時に少し話す程度だ。
    姉がヴェリタスという部活に所属してからは、ほとんど姉と関わることはなかった。姉のいない生活に退屈する私とは逆に、自分と同じレベルの仲間を見つけた姉は毎日楽しそうにしていた。

    姉が学園生活を謳歌している一方、学年が上がった私は少しずつ成績が落ちていった。満点だったテストが90、80点台になり、1番だったテストは3番、6番、10番へ。
    今まで当たり前だった1番が、年月と共にどんどんと減り、幼い頃から積み上げてきたものが崩れ落ちていく気がした。
    受験期へ差し掛かる頃には、私の成績は全体の真ん中までになっていた。
    この頃からだ。『天才』の姉と比べて、『平凡』だと言われるようになったのは。

    それでも、なんとか姉と同じ学校へ行くために、努力は怠らなかった。何の才能もない私にできることは、続けることしかないから。そして────

    「お姉ちゃん、私……合格したよ!」

    「そうですか」

    受かることがさも当然だと言わんばかりの冷めた言葉に、私は絶句した。

    一言そう言って部屋に戻っていった姉の背中を呆然と見つめる。いつの間にか私が押していたはずの車椅子は無くなっていて、電磁浮遊で動くミレニアム製のものになっていた。

    私の合否などどうでもいいくらい、ヴェリタスの活動が楽しいのだろうか。
    それとも、姉は私に興味を失くしたのか。
    …………いや、そもそも姉は私に最初から興味などなかったんだ。思い返してみても、姉から私に話しかけてきたことはほとんどない。私が姉の後を追いかけていただけだ。

    きっと姉は、こんな不出来な妹など端から眼中にない。

    そうだ、そうに違いない……!

    ……お願いだから、そうであってほしい。

    だって、最初から期待されていない方が、失望されるよりもずっといい。

  • 31二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 23:15:39

    これでもヒマリ視点だと良い姉妹なんだよな

  • 32二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 23:17:32

    ヒマリはさあ……
    (妹の成績なら合格するのが)当然だと思ってても喜ぶ素振りくらい見せなよ……

  • 33二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 23:28:00

    妹ちゃんは是非ともリオと仲良しでいて欲しい リオの唯一の理解者であって欲しい

  • 34◆i49.3lKjwPUK25/01/14(火) 00:02:23

    ミレニアムに入ってから、私はとにかく勉学に励んだ。……いや、せざるを得なかった。以前とは問題の難易度も、量も、授業の進行スピードも桁違いだったから。

    家ではヴェリタスの活動以外していなかった姉との差をまた感じる。私は家で勉強しなければついて行けないというのに。

    劣等感が、私の心に重くのしかかる。『明星』という名を消してしまいたいくらい、暗くて冷たい気持ちが私の中に渦巻いている。そして、姉に対して、八つ当たりみたく嫌悪の感情を向けている自分にさらに嫌気がさす。

    これでは駄目だ。しばらく姉には会わないでおこう、そう決めたのに……


    「ヤヨイ、少しいいですか」

    「……ヒマリ姉さん、どうかしたの」


    姉が話しかけてきた。その事実に少しだけ胸が高鳴るが、あっという間にその熱は冷めていく。

    頼み事であっても、相談であっても、私が姉の期待の応えられるわけがないのだから。


    「ヤヨイに聞きたいことがあるのですが……」

    「なに?」


    いつもの自信満々な態度ではなく、少し不安そうにしている姉を見るのは初めてのことだった。


    「何か部活動には所属しないのですか?」

    「……今のところは。勉強が大変ですから」

    「なるほどなるほど……では、そんなヤヨイに一つ提案があります」


    姉は一呼吸置いて、それを告げた。


    「ヴェリタスに所属しませんか?」


    「私は………」


    dice1d3=2 (2)

    1.わかりました。姉さんの力になれるように頑張ります

    2.ごめんなさい。勉強が疎かになったら留年してしまいますから

    3.ヴェリタスよりも、セミナーに興味があるんです

  • 35二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 00:08:15

    ヒマリが食い下がるかちゃんと引くかどうか

  • 36◆i49.3lKjwPUK25/01/14(火) 00:23:19

    断られたヒマリは……


    dice1d3=2 (2)


    1.もう一度ヤヨイに頼み込む

    2.チヒロにバトンタッチする

    3.本当に、本当に癪だが下水道に溜まった水のような女に託す

  • 37二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 00:34:33

    食い下がるという選択肢が無いヒマリ

  • 38二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 00:44:59

    ヒマリだし……
    なんならいつものクソ長自讃で誘わずチーちゃん呼んでる分察してる方まである

  • 39二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 01:00:35

    チーちゃんに妹のことなんて言ってるんだろうか
    「私と違って病弱ではありませんが美少女で頑張り屋さんで...」ってべた褒めしてたらギャップが凄そうだが

  • 40二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 08:40:09

    まあ自分で行かないだけマシか

  • 41二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 08:43:58

    実態に気づいてしまった時にゃあ
    チーちゃんの胃が死ぬ…

  • 42二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 08:52:32

    >>41

    ヒマリも死ぬぞ

  • 43二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 08:54:22

    もうお前ら1度本音ぶちまけまくりの銃撃戦祭りで大喧嘩しろって思ったけどダメだ……部長銃撃戦で大喧嘩とか無理だった……

  • 44二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 08:58:11

    見た目:仲良しの姉妹
    実情:何も気づいていないでデーモンコアを触ってしまっているヒマリ
    かな?コレ

  • 45二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 09:10:29

    >>43

    実際片方がハンデ持ってる兄弟姉妹で喧嘩が出来ないってよくあることなんだよな

    現実だときょうだい児問題でさらなる地獄が展開されるけど

  • 46二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 09:12:17

    喧嘩できないだけで不満の類は積もるもんなあ

  • 47二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 12:17:23

    誰も何も悪くないのが余計に辛いやつ……

  • 48二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 12:17:47

    いっそのこと妹が居ないと何も出来ないレベルの要介護ならもうちょっとマシだったかもしれない

  • 49二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 12:18:53

    >>42

    チーちゃんが黙ってればいつか爆発するまでヒマリは無事だぞ

  • 50二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 12:24:35

    元仲悪姉妹で仲良くなった実績持ちの才羽姉妹はこの二人どう見ますか?

  • 51二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 12:50:12

    >>50

    ぶっちゃけその2人は能力値が似たりよったりだからどうにかなった部分もあると思うんだ

  • 52二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 14:09:04

    ヒマリに勝ってるところ健康だけじゃない?

  • 53二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 15:16:50

    ヒマリが優秀すぎたのが悪い

  • 54二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 15:20:46

    まぁ現実的に穏便に感情を整理するなら、姉とは物理的に距離を空けるのがいいんじゃない?
    たまにしか会わないようにしたらお互いの気持ちなんて薄れるんだし

  • 55二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 16:11:33

    >>54

    ヤヨイちゃんが離れてもヒマリが近づいてくるぞ

  • 56二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 16:19:06

    >>54

    ところでこのヤヨイちゃんが離れても追尾してきそうな姉なんですが

  • 57◆i49.3lKjwPUK25/01/14(火) 18:32:30

    「ごめんなさい。勉強が疎かになったら留年してしまいますから」
    「そう、ですか……」

    私の言葉に、姉はひどくがっかりしたようだった。
    まただ。また、私は姉の期待を裏切った。
    私達の間に沈黙が流れる。

    「……では、私はこれで」
    「これからどこへ?」
    「自習室です。勉強しないといけないので」
    「……頑張ってくださいね」

    返事は、しなかった。
    姉と別れた後、誰もいない自習室でこれからのことを考える。姉から距離さえ取ってしまえば、姉に対するこの気持ちも、時間が解決してくれるはずだ。そのはずだったのに…………

    「貴方が明星ヤヨイだよね」
    「…………はい」
    「勉強中にごめんね。私は各務チヒロ。ほら、ヒマリの友達」
    「知っていますよ。それで、姉に何か用ですか?」
    「いや、用があるのは貴方の方」

    チヒロ先輩は、私を指さしてニヤリと笑った。それが、さっきまでの姉そっくりで、ついペンを握る手に力が入る。

    「知っての通りうちの部活は今、人が足りてなくてね。まぁ、つまりは勧誘ってこと」
    「えっと、勧誘ならもう姉に……」
    「まぁまぁ、見学だけでもしていかない?それに、ヒマリがいつも何してるか気になるでしょ?」

    「…………わかりました。見るだけなら」

    見るだけ見て、すぐに帰ろう。もとよりどの部活にも所属する気はないのだから。それが姉がいる部活なら、なおさらだ。

  • 58二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 21:13:08

    好感度が減る音が聞こえる…

  • 59二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 22:01:33

    これ妹ちゃんが爆発した時のヒマリのメンタルヤバくね

  • 60二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 22:44:47

    >>59

    爆発するときも大爆発だろうから更に曇るぞ

  • 61◆i49.3lKjwPUK25/01/14(火) 23:16:08

    チヒロ先輩に案内されて、ヴェリタスが活動している部屋へと訪れた。お世辞にも綺麗とは言えない部屋に、足を踏み入れる。
    チヒロ先輩の話は、ほとんど頭に入ってこなかった。私の興味の大半は、部屋のいたるところにある姉の形跡に向いていたから。

    「──と、まぁ部室はこんな感じかな」

    部屋にあるものを一通り説明し終え、チヒロ先輩は部屋のドアの前で立ち止まった。

    「最初は慣れないことも多いけど、うちはノルマとかほとんどないし……勉強とも両立できると思う」

    「姉から、聞いたんですか」

    「……うん、ちょっとだけ」

    チヒロ先輩の申し訳なさそうな声が耳に入る。いつの間にか床しか映さなくなった視界のせいで、その声が余計に心に響く。

    「でも、勉強なら私とヒマリで教えられるし、セミナーのデータをちょっと見れば過去問だって手に入る。それに、そんなに心配しなくても案外なんとかなるもんだよ」

    優しい声だ。
    聞き分けのない子供に言い聞かせるような、優しくて、今の私には……耐えられないほどに屈辱的な声だった。

  • 62二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 23:24:26

    なんか起爆スイッチがオンとオフの境目ギリギリまで押されてるような緊張感

  • 63◆i49.3lKjwPUK25/01/14(火) 23:51:40

    「私、バカなんです」

    腹が立った。
    私の気持ちなんか何も考えていない姉に。向けられた優しさに、自分勝手な理由で憤る自分に。姉の後を追うことしかできない自分に。

    「昔から要領が悪いくて……きっと2人から教えてもらっても、あんまり成績は上がりませんよ。姉に教えてもらってもダメだったし、多分私に勉強の才能がないんだと思います」

    悔しかった。
    自分自身で、今までの全てを否定することが。姉には勝てないと、自分で認めてしまったことが。それを、才能のせいにしたことが。

    「それに、才能のない私なんかが入ったらお二人に迷惑でしょう?機械の操作を覚えるのに時間もかかりますし、足を引っ張ることしかできませんよ」

    一度口から溢れてしまえば、私の醜い言い訳は止まることはなかった。

    「姉だって、本当は私なんかに入ってほしいとは思ってないはずです。だって、私ができることは、全部姉でもできますから…………所詮私は姉の劣化版なんです」

    顔を、上げる。初めてチヒロ先輩と目が合った。

    「だから、ヴェリタスには入れません…………あと、今言ったことは姉には内緒でお願いします」

    こうやって姉から逃げ続ける自分が、惨めで、情けなくて……嫌いで、嫌いで仕方がなかった。
    私がどれだけ頑張っても遥か遠くにいる姉が、ずっと妬ましくて、憎かった。

    「すみません、失礼……します……」

    お姉ちゃんなんて大嫌いだ。

  • 64二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 23:55:57

    ちーちゃん大丈夫?エナドリ飲む?

  • 65二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 23:59:02

    チーちゃんならこれだけでも色々状況は察せられるだろうなあ……

  • 66二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 23:59:21

    うーん……ゲーム開発部行く?

  • 67二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 00:00:32

    ここにリオ会長をひとつまみw
    ってのは冗談で、マジでこの世界だとリオとヒマリの不仲の原因だったりしない?
    何か波長が合うようなイベントがあってそこからヤヨイとリオは仲良くなってくけど、それを妹を盗られたように感じたヒマリが少しずつリオに対して険悪になってくるとか…
    当然、仲の良い友人に嫌味を言う姉に対して心も離れていって…

    あとヤヨイ(弥生:3月)と調月で月コンビで相性も良さそう(適当)

  • 68二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 00:13:11

    >>67

    ただ結局リオも能力値的にはヒマリ側だからあんまり理解者にはなり難い気がする

    あと今のヤヨイの自己嫌悪は合理性でどうにかできるものじゃないから却って拗れそう

  • 69二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 00:33:17

    自分は入らなかったヴェリタスに、これまた天才のハレが入部するのか

  • 70二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 00:53:16

    ミレニアムは天才が集まる場所なので何処にいようがミレニアムに入った時点で、うむ

  • 71二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 00:56:56

    逆に言えばミレニアム入れてる時点で少なくとも全くの無能ではないんだけどね

  • 72二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 00:57:41

    >>70

    モモイ…

  • 73二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 00:57:41

    だから劣等感を拗らせる

  • 74二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 01:00:01

    チーちゃんの胃が…

  • 75二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 01:03:34

    本編はどうか知らないけどゲーム開発部の大冒険だとミレニアムの敷地内は全て監視されてる…
    ミレニアムにいる時点でヤヨイの行動は筒抜けなのだ…

  • 76二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 01:03:37

    >>72

    ちゃんと遊べるゲームをサザエさん時空なの差っ引いてもそれなりの開発期間で作れてるのは普通にすごくないかな

  • 77二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 01:04:43

    >>72

    自分なんてPython少し使えるくらいでゲーム作るなんてもってのほかだから全然すごいと思ってるよ

  • 78二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 01:06:17

    >>72

    普通にハイペースで開発できてる時点で有能

スレッドは1/15 13:06頃に落ちます

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