ここだけモモイの記憶が消えた世界Part6.1 2nd Season

  • 1モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:18:15

    トリニティ総合学校、ティーパーティーのホストの桐藤ナギサの依頼によりトリニティの見回りをお願いされたアビドス先輩2人+モモイ&アリス
    しかしミカが学園を案内してる途中にモモイとアリスが正義実現委員会のメンバーとやり合う事に
    そこに救護騎士団のミネと戦略兵器のツルギとガチバトル!?

    惜しくも敗北したモモイにゲーム開発部のメンバーとユウカが心配して飛んでくる事態に
    その後に便利屋や美食研究会にラーメンを振る舞ったり、シロコ*テラーと邂逅したり
    モモイの記憶関連の異変はシロコ*テラーが原因だったがもう元凶は残骸が残ってても遥か宇宙《ソラ》の上
    自力で記憶をなんとかするはめになったモモイの運命は!?



    これは…ワケあってミレニアムから逃げたモモイが
    アビドス高校学校に転校してきたお話

  • 2モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:21:25
  • 3モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:22:34
  • 4モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:24:31

    『登場人物紹介』

    モモイ アビドス高校1年生

    この物語の主人公件メインヒロイン
    二人の恩人を強く意識してる為か少し髪を伸ばし、ちょっと乙女らしくなった。ちょっとだけおじさん(ホシノ)化してる
    ユウカとC&Cネームド生徒、ユメを除くアビドス組はモモイの記憶を思い出したがまだまだモモイを覚えてない生徒が多い為、アビドスに残る事を決めた
    ミドリがモモイの記憶を思い出したのでまた髪を切ろうとしたがミドリたち(主にホシノ)に止められて髪は伸びたまま
    あとミドリとお揃いのアクセを買い直した
    よくトラブルに巻き込まれる体質


    小鳥遊ホシノ アビドス対策委員会3年生

    アビドス廃校対策委員会のリーダーでモモイをおじさん化させた張本人
    かなりモモイに過保護気味だが、鍛える時は遠慮なくボコる
    曰く、モモイちゃんは伊達じゃない!との事

  • 5モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:26:09

    梔子ユメ アビドス生徒会3年生

    何故か生きているアビドス生徒会長
    基本的にぽやぽやしてるが、直感が良いのか何かを察してはアビドスの後輩たちを守っている
    生きている原因はシロコ*テラーが関係しているらしいが…?


    天童アリス ゲーム開発部1年生

    2ヶ月前に行方不明になっていたミレニアムサイエンススクールの生徒
    今はアリスの《光の剣》の代わりに2本のレーザーライフルを使っている(命名モモイ)


    才羽ミドリ ゲーム開発部1年生

    モモイの記憶を思い出し、モモイと仲直りできた双子の妹
    あれからモモイとは甘えたり甘やかしたりの関係になってるそうで

  • 6モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:27:15

    花岡ユズ ゲーム開発部1年生

    やたら影が薄いゲーム開発部の部長
    モモイの記憶はまだ無いが、少しづつ慣れてきてる
    今はちゃんとコミュニケーションを取れる


    早瀬ユウカ ゲーム開発部部員件、セミナー会計

    前作のやらかしで謹慎中だったセミナーのメンバーの一人、その反動かモモイにかなり甘い
    唯一ヒマなゲーム開発部を推薦したが、心配になって自分もついてきたらしい

  • 7モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:28:08

    桐藤ナギサ ティーパーティー3年生

    アビドスとミレニアムに救援の依頼をしたご本人
    エデン条約が流れた後は冷静でお淑やかな感じだが先生の前ではポンコツな一面も…


    百合園セイア ティーパーティー

    ティーパーティーの元ホスト
    予知夢を失った代わりに制度のかなり良い勘を取得する
    その勘により、モモイを中心に異変に巻き込まれてると気付く


    聖園ミカ ティーパーティー3年生

    元ティーパーティーだが一応席は残されてあるパテル派の代表だった生徒
    ある意味モモイが暴れた元凶の生徒であり、トリニティの根の深い闇の部分の中心に存在してしまっている生徒でもある
    一応モモイたちのお目付け役

  • 8モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:29:00

    『ユニーク・アイディア』

    モモイが使用するアサルトライフル。
    たとえ記憶を失ったとしても、大切な妹から貰ったアクセサリーがモモイを勇気づける


    『ポジティブ・メモリーズ』

    かつてアビドスの誰かが使ってたショットガン
    その人の想いを受け継いでモモイは今日も戦場を舞う


    『タクティクス・サポーター』

    ホシノから譲り受けたハンドガン
    しっかり手入れの跡が残っており、モモイを守ってくれる


    『自由の翼』《レーザーライフル》

    アリスの光の剣に代わる蒼い武器

    一度無くした友達を取り戻す為に友人へ向けて撃った銃は、今は自由に空へと羽ばたける翼となる


    『運命の剣』《長距離エネルギーライフル》

    アリスの光の剣に代わる紅い武器

    たとえ少女が世界から弄ばれたとしても、自分の正しい道だと信じて最悪の運命を切り裂く剣とならん

  • 9モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:34:06

    ※前回の簡単なあらすじ

    トリニティから直接の依頼を受けた先輩ズ&モモイ

    モモイ、お目付け役のミカの悪口を聞きトリカスにカチコミ

    その後、正実とミネ&ツルギとガチバトル

    セイア、モモイを中心とした異変に勘づく

    次の日、モモイパトロール中にレイサに絡まれる

  • 10モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:35:51

    ※前スレ188から再開

    ──2日目 トリニティ総合学校──


    モモイ「はぁ~……元凶を発見したのにその元凶が討伐済で異変解決できないって、糞ゲーなんてレベルじゃないよ」

    2日目のトリニティにてモモイはパトロールをしていた
    昨日話を聞いていたホシノ先輩によると、ナギサさんが大丈夫とはいえ念の為に昼間のパトロールをお願いしたようで
    本来は2人以上でのパトロールをお願いされていたけど、昨日もう一人のシロコ*先輩と別れた後にこの話をホシノから聞いてトリニティの地図を受け取った
    そして暇つぶしにずっと地図を呼んでたらマップを完全に覚えてしまい、1人でも歩けるようになったのだ

    モモイ「まさかゲーム開発でマップ作りの経験がこんな形で活かされるなんて思ってもみなかったよ……誰に向けて言ってるんだろ私?」

    ちなみに、ユウカ含むゲーム開発部のみんなもトリニティに来ている
    それぞれユウカ・ユズ、ミドリ・ホシノ、アリス・ユメのグループに別れて各地別々の場所を周回している

    モモイ「アリスとユメ先輩が少々心配だなぁ……まぁユメ先輩、アレでもしっかりしてるからたぶん…大丈夫……だと思う」

    自分で言っていて不安になったのか、早く自分の地区のパトロールを終えて合流しようと気合を入れる

  • 11モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:36:55

    ──ついに見つけましたよ!

    モモイ「?」

    少し遠くの方からやたら元気な声が聞こえてきた
    周りをキョロキョロと見回すとまるで2色ラムネアイスのような生徒がいr…いや、こっちに走って来た……こっち?

    「やっと見つけました! 砂漠に現れた期待の新星!」

    モモイ「……???」

    誰? 思わずモモイはキョロキョロと周囲をうかがう
    周りにちらほら生徒はいるけど…私じゃないよね?と考える

    「誰を探してるんですか? 貴方ですよ貴方! アビドスの才羽モモイさん!!」

    モモイ「・・・・・・私ぃ!?」

    最近こんなのばっかりだよー!
    そう思ったモモイなのであった

  • 12モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:37:33

    モモイ「えーっと……なんのご用で?」

    「とぼけないでください! つい昨日、正義実現委員会の方々と戦ってましたよね!? そんな悪い人をこの私! トリニティのスーパースター、宇沢レイサが見逃しません!!」

    モモイ「それは誤解! …でもないから言い返せない!」

    確かに昨日、モモイは正実生徒と戦った
    けどそれは最終的にミカのためを思っての行動だったのでミネもツルギたちを理解してくれたのだが……

    モモイ(このレイサ?って生徒…勘違いしたままだなぁ……なんとか誤解が解けたらいいんだけど……ってレイサ?)

    その時モモイは思い出す、よく先生と一緒の任務でレイサとチームを組んでいた事に

    モモイ(懐かしいなぁ〜シャーレ当番でもコミュニケーションが苦手そうだからなんとか打ち解けそうと色々とやったよね〜)

    当番に呼ばれてた時のレイサだけど、先生以外の相手だとかなり萎縮して遠慮がちになっていた記憶がある
    ドアの隙間から覗いてた時は先生と楽しくお喋りしてたけど、モモイや他の生徒がくると急におとなしくなって主張もしなくなっていた

    モモイ(そういえば……時間は掛かったけどレイサ、よく私に懐いてたな〜)

    ある時から任務でもシャーレのお仕事中でもよくレイサと喋っていた記憶があるし、一緒に遊んだ事もある
    任務だとレイサが撹乱し、モモイが敵を掃討してミドリが残った敵を撃ち抜くといったチームワークを魅せていた

  • 13モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:38:24

    レイサ「??? 何故私を微笑ましい表情で見てるんですか?」

    モモイ「あっ、ごめん」

    レイサの一言で現実に戻されるモモイ
    昔はともかく、今はレイサにそんな記憶は無いのでなんとかしないといけない

    レイサ「よくわかりませんが……とにかく! この! 挑戦状を…受け取って〜ください!!!」

    そう言って挑戦状を渡されるモモイ

    モモイ「あっ…うん?」

    つい考え無しに受け取ってしまうモモイ
    そしてきちんと挑戦状を受け取った事を確認したレイサが動く

    レイサ「受け取りましたね!? では……勝負です!!」

    モモイ「しまっ…! ちょ…ちょっと待っ──」

    レイサ「問答無用です!!!」

  • 14モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:39:22

    ──数分後──


    レイサ「こら〜! 逃げないで戦ってください!」

    モモイ「嫌だよ!?」

    モモイは逃げる、とにかく逃げる
    挑戦状を受け取ってしまったとはいえ、モモイに戦う理由が無い以上、無駄な争いはしたくない……というより、これ以上ホシノやナギサに迷惑をかけられないと言った方が正しいとも言える

    モモイ「あーもう! 仕方ないなあ!」

    自警団活動で体力のある彼女を振り切れないと判断したモモイはレイサの方へ振り向き突撃する

    レイサ「ついに諦めて戦う気になりましたね! それじゃあ勝負で──」

    そう言い切る前にモモイはいつもの技でレイサのショットガンを蹴り上げ、さらに高く跳躍してレイサの銃を奪って無力化する

    レイサ「ああーーー!!!」

    モモイ「はいおしまい。これで決着ね」

    そう、相手の武器さえ奪ってしまえば無力化できる、多数相手では無理だが1VS1なら可能なのだ
    ……最も、こんな方法はホシノですらやらないモモイ独自の攻略法なのだが

  • 15モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:40:17

    レイサ「か……返してくださ〜い!」

    モモイ「ダメ」

    そうレイサが涙目で悲願してくるがモモイは断る
    そもそも、向こうから攻撃してきたのだからこれは正当防衛だろう
    というか、モモイがレイサに攻撃される意味がわか……りはするが、結局は誤解と解かなければまた再放送になるのは目に見えて分かる

    モモイ(けどこれ、イジワルしているみたいに見えてやだなぁ……)

    端からみたらモモイがレイサの銃を取り上げて意地悪しているように見えるのだ
    誤解が誤解を産まないようになんとかするしかないが……

    「…………宇沢? と……アンタ。こんな所で何してんの?」

    モモイ「あ……」

    最悪のタイミングで見られた、しかもレイサの知り合いのようで

  • 16モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:40:51

    レイサ「杏山カズサ! 助けてください! 私の銃が取られちゃいました!」

    カズサ「……いや、そう言われても状況がよくわかってないんだけど……」

    この様子からすると、敵がさらに増えることは無さそうと思うモモイ

    モモイ「えっと、私から説明していいかな…?」

    カズサ「うん。頼める? なんでアビドスの生徒がここに来ていて今の状況になったのか」

    こうして、モモイはカズサに今までの状況を全て説明した
    銃を取られたレイサもおとなしくモモイの話を聞く

    カズサ「……なるほどね。宇沢、ちゃんとこの子に謝りなよ」

    レイサ「はい……申し訳ありませんでした、才羽モモイさん……」

    なんとか誤解を解けたモモイ
    ちなみに銃はちゃんと返した

  • 17モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:41:44

    カズサ「ところでアンタ、才羽…だっけ? 梔子じゃないの?」

    モモイ「あー……そこは話すと長くなるから好きに呼んでください」

    今のモモイはミレニアムサイエンススクールの才羽モモイと、アビドス高等学校の梔子モモイと二つの学籍があるようなものなので少々ややこしいのだ

    カズサ「それじゃあ才羽……いや、モモイって呼ぶわね、それにちょうど良いタイミングだし」

    モモイ「ちょうど良いタイミング?」

    ちょうど良いタイミングとはなんだろうかと考える、さすがに決闘は無いと思うが……

    レイサ「ひょっとして……あの件ですか? 杏山カズサ」

    カズサ「うん。モモイ、私たちのボディーガードになってくれない?」

    モモイ「…………ハイ?」

  • 18モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 21:57:08

    カズサ「あー……いきなりじゃわからないよね。ウチの部活のアイリって子が前に襲われた事があってね、守ってくれないかなって話」

    モモイ「あーなるほど、そういう事ですか…」

    急にボディーガードと言われて少し困惑したが、事情を聞けば納得のいく理由だった
    おそらく……いや間違いなく複製体《ミメシス》が原因だろう
    そのアイリって生徒もキヴォトスの住人なのでそこんじょそこらのスケバンに襲われても返り討ちにできるだろう

    モモイ(というか、この人がスケバンとかボコボコにしてそうだなぁ…)

    モモイ「それはわかったけど、正義実現委員会には頼まないんですか?」

    カズサ「あー…敬語はいらないよ、楽に話して。いちおう正実にもお願いしたけど、忙しいみたいで付きっきりは無理だって」

    言われて納得するモモイ
    いちいち部活のひとつひとつにメンバーを割かせるのは効率が悪すぎる
    それに毎夜戦闘があると聞いて戦えるメンバーも少ないとなると、とてもじゃないが頼み辛いだろう

    モモイ「うんわかった。ボディーガード引き受けるよ!」

    カズサ「ホント!? ああいや…疑ってる訳じゃなくて、受けてくれるなんて思ってもなくて」

    そう言うカズサの顔はどこかほっとした表情だった
    よほどそのアイリって生徒が大切なんだろうと

  • 19モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 22:56:40

    レイサ「あ、あの……私も──」

    カズサ「宇沢は駄目」

    速攻断られてレイサが気を落とす
    仲が悪い訳ではないが、何か理由があるのだろうか?

    カズサ「気持ちはありがたいよ。でもアンタは自警団の任務があるでしょ? 今はトリニティ全体が危機なんだから私たちに構わないでほしい」

    モモイ「ちょっ…そんな言いk──」

    「それは少し言い過ぎじゃないかな?」

    突如声を遮られたモモイ、声がした方へ向くとカズサとレイサの知り合いっぽい生徒が3人こっちに来ていた

    カズサ「ナツ……それにアイリまで」

    「ちょっと! 私はどうでもいいっての!?」

    アイリ「まぁまぁヨシミちゃん、落ち着いて」

    ナツ「それよりも杏山カズサくん。レイサくんの事が心配とはいえ、少々キツイ言い方なんじゃないかな?」

    カズサ「だ……誰が心配なんかっ!」

    ナツ「そんなテンプレツンデレ発言はお腹いっぱいだよ。それに言葉足らずなのはキミの悪い癖だよ」

    カズサ「それは……うん、ごめん宇沢。ちょっと言い過ぎた」

    言い過ぎたカズサがレイサに謝る、どうやら丸く収まりそうだ

  • 20モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 22:59:01

    ※スレ主です、この時間帯以降と昼頃の保守お願いします
    それと大変お待たせしてしまい申し訳ありませんでした

  • 21二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 23:17:58

    おかえり!!
    新しくここのモモイのストーリーが見られると知って楽しみだよ
    前スレとかのSS読み返して来ようか……

  • 22モモイの記憶ロストの人25/01/13(月) 23:25:02

    ナツ「それじゃ〜仲直りの記念に我らでスイーツ巡りと行こうじゃないか」

    カズサ「えっ、今から?」

    ナツ「当たり前だよカズサくん。私たち花の女子高生が青春を謳歌しないなんてロマンじゃないだろう?」

    カズサ「いや……今外出するのは危険なんじゃ…?」

    ヨシミ「ちょっとくらい良いじゃない。どうせあいつらは昼間には現れないわよ」

    アイリ「うんうん! 行こうよカズサちゃん! レイサちゃん! えっと…アビドスの貴方も一緒に!」

    モモイ「えっ……いいの?」

    ナツ「別にいいよ〜。ここで出会ったのも何かしらの運命、全く違う場所にいた生徒がスイーツを前に意気投合する、これぞ正しくロマン!」

    カズサ「あー…ナツの言う事はほっといて、何時もの事だから。それにこう言い出した時はてこでも折れないから」

    ヨシミ「そう言う事! ほらっ、ぼさっとしてると置いてくわよ〜」

    モモイ「……そっか。それじゃあお言葉に甘えて、行こっ! レイサ!」

    レイサ「…………ハイ!!!」

    こうしてスイーツ巡りをした放課後スイーツ部とレイサとモモイ
    店内でレイサがカズサに挑戦状を送ったり、ヨシミが地味に酷い目にあったり、ナツがカズサをからかってちょっとした騒ぎになったのはまた別のお話……

  • 23二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 02:51:31

    お前のSSをずっと待っていたぞ

  • 24二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 08:30:21

    保守

  • 25二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 09:39:31

    最後のオチよ笑

  • 26二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 19:34:27

    一応保守

  • 27モモイの記憶ロストの人25/01/14(火) 21:42:15

    モモイ「そういえば、私にボディーガードを頼んだ理由って?」

    騒ぎがある程度ひと段落したあと、モモイは改めて理由を聞く
    まぁ97%ミメシスが原因だと思うけど

    カズサ「まぁ、おそらく知ってるだろうけど、今もミメシスって奴が定期的に現れてはトリニティ生を襲ってるって話は知ってるよね? 今からだいたい2ヶ月前にアイリが襲われたから護衛が欲しいのよ」

    アイリ「そうだったのカズサちゃん?」

    ヨシミ「んん~? 正直に言うと護衛なんか務まるの? 悪いけど強そうには見えないわよ」

    ナツ「こらこら、人を見かけで判断しちゃいけないよ〜」

    カズサ「その事なんだけど、昨日正実メンバーやあのツルギさんとほぼ互角に戦ったみたいだよ」

    スイ部「!?」

    ナツ「ほぅほぅ。それはそれは、頼もしい護衛だね〜」

    アイリ「でも悪いよ…モモイちゃんにお時間取らせる訳には……」

    モモイ「あー…その事なら大丈夫だよ。むしろ予定無くてヒマだったくらいだから」

    これは嘘偽りない本当の事だ
    ナギサ(ホシノ)から聞いた限りだと昼間はほぼ現れないから軽いパトロールを頼まれていて、良ければトリニティ生徒と仲良くして欲しいと言っていた
    稀に現れる事もあるが少数や単騎がほぼ確定なのでこちらもなんとかなってるそうで

  • 28モモイの記憶ロストの人25/01/14(火) 22:02:48

    アイリ「う〜ん……でも……」

    ヨシミ「まぁまぁアイリ。モモイがこう言ってるんだから遠慮なんかしないの!」

    ナツ「さしずめ可愛いお姫様を守る小さな騎士って所かな?」

    アイリ「も〜う! からかわないでよ〜!」

    そんな3人のやりとりにモモイはどこか懐かしさを感じる

    モモイ(あっ…そっか。形は違うけど、私たちゲーム開発部と同じなんだ……)

    なんだか居心地が良いと思ってたモモイ
    それもそのはず、空気感と言うのか?ゲーム開発部と同じ雰囲気なのだ
    ゲームとスイーツ……ジャンルは違えどみんな同じ物が好きだから集まる、楽しくお喋りできる。
    そして……そんな空間を守りたいとも思うはずだ

    カズサ「ところで宇沢、自警団の方は大丈夫なの?」

    レイサ「はっ! 居心地が良くてすっかり忘れてました!」

    そう言ってレイサが席を立つ
    会話こそ参加はしてないが、スイーツ部との仲は良好なようだ

    レイサ「それではアイリさん! 杏山カズサ! それと砂塵の流星! お先に失礼しますね!!!」

    そう言ってレイサは元気よく駆け出して行った

    モモイ「…………砂塵の流星って誰? というか二つ名変わってない?」

  • 29モモイの記憶ロストの人25/01/14(火) 22:21:25

    カズサ「あー…気にしないで。宇沢って二つ名がゴロゴロと変わるから」

    モモイ「そうなんだ……」

    ゴロゴロと変わる二つ名ってなんなんだろうかと思うモモイ
    改めて話を戻す

    モモイ「護衛の件だけど気にしないで欲しいな。もう決めた事だから」

    既にモモイの覚悟は決まっていた
    元々の予定では困ってる生徒がいたら助けて、何かしらの情報収集をするつもりだったのだが
    これほど好都合な条件が揃うなんてほぼ無いからこのお願い事を受けたのだ
    それに、スイーツ部が何もわからなくてもその友人知人が何かミメシスの情報を持ってるかもしれない
    あとこれはモモイの性格上、記憶が無くても仲良くなりたいという気持ちが強い

    ナツ「それじゃあアイリの代わりにお願いするよモモくん」

    モモイ「うん! ……うん? モモくん?」

    ナツ「せっかくの出会いだからね、愛称があった方がより仲良くできると思って……だめ?」

    モモイ「ダメじゃないけど……ちょっと驚いただけだよ」

    ナツ「かんしゃ〜! それじゃあこれからもよろしくね」

    アイリ「うん! よろしくねモモちゃん!」

    ヨシミ「頼りにしてるわよモモ!」

    カズサ「なにこの流れ……まぁうん…よろしく、モモイ」

  • 30二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 01:02:01

    一気に読み切ってしまった。とても良いSSじゃな。
    リアタイできることに感謝

  • 31二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 07:28:22

    一応保守

  • 32二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 12:40:52

    このレスは削除されています

  • 33モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 12:42:37

    モモイ「へぇ~、バンドやってたんだ、意外……」

    放課後スイーツ部の部室にて、モモイはメンバーの話を聞いていた
    元々はトリニティ謝肉祭《カーニバル》でバンド演奏するつもりだったが、紆余曲折あってお化け屋敷風カフェに変わったらしい

    ナツ「あの忙しくも輝かしい日々……まさしくロック!」

    カズサ「また始まった…まぁ、本当に色々あったからね」

    モモイ「だからってアイリのために実行委員の所に侵入してセムラを盗もうとするのはやり過ぎなんじゃ……?」

    かくいうモモイも人の事を言えないのだが……モモイたちと違って協力者もいないただの1部活がとんでもない事をしてて『ああ…やっぱりキヴォトスの住人なんだ……』と思ったモモイである

    ヨシミ「まぁ確かに、今となっては無謀だったわね。アイリのためにやった事だから後悔はしてないけど」

    カズサ「最初は無理って言ったけど、案外侵入まではやれちゃったからね」

    ナツ「あの時のキャスパリーグの底力は凄まじいものだっ……うあ〜暴力はんたいー!」

    カズサ「その呼び方はやめてって毎回言ってるよねぇ!!」

    アイリ「あはは……」

  • 34モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 12:43:54

    モモイ「今度時間ある時にみんなの演奏聴きたいな。謝肉祭では披露しないの?」

    カズサ「あー…その事なんだけど……」

    突如カズサが言い淀む、この娘たちのスイーツに対する熱意は凄まじいと知った
    けど、この感じからして何かあるのだろう

    アイリ「なんでも、トリニティ謝肉祭は無期限の延期だって」

    モモイ「えっ? なんd……ああ、そう言う事か」

    言いかけて即座に理解した
    本来なら謝肉祭がおこなわれるはずだが、今はミメシスの襲撃により開催している暇が無いのだろう

    ヨシミ「そう言う事。ナギサ様がこの騒動が終わるまで謝肉祭は開かないって告知したからね」

    ナツ「せっかくゴールは目の前だったというのに……これも黒幕の陰謀だというのか!?」

    ヨシミ「いや黒幕なんているはずないでしょ……エデン条約とは違うんだから」

  • 35モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 12:45:20

    カズサ「けど黒幕って実際にいるのかな?」

    ナツ「シスターさんたちが言っていたけど、廃遺跡やカタコンベにはミメシスが住み着いているとは聞いたね」

    ヨシミ「それ私も聞いたわ。近づかなければ危害を加えられないって」

    モモイ「カタコンベ……」

    まさかこの娘たちからカタコンベのワードを聞くとは……と思うモモイ
    今度こっそり行ってみようと考えてると……

    アイリ「モモちゃんは近づいちゃダメだよ? 関係者以外は立ち入り禁止なのもあるけど、迷ったら二度と出られないって噂もあるから」

    考えを詠まれたのか、単に心配で言ったのか…
    アイリに指摘されて少し慌てながらも答える

    モモイ「だ…大丈夫! 近づかないよ! 二度と出られなくなったら困るし!」

    実際、モモイは任務でカタコンベを経由してアリウス自治区に何度も行っているのだが、さすがに独りで行く勇気は無い
    そもそも、カタコンベはリアル不思議のダンジョンめいた構造しているので、ちゃんとした物資を用意して向かわないと間違いなく行き倒れになってしまう

  • 36モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 12:47:28

    モモイ「ところで、お化け屋敷風カフェをやるつもりって言ってたけど、衣装とかは決まってたの?」

    話していてあまり気分の良い話ではないので少し強引に切り替える
    無期限延期になったとはいえ、やはり出し物は気になりはする

    ナツ「うん決まってるよ〜。私がフランケンシュタインでヨシミがミイラ女、カズサは狼人間でアイリはジェイソンだね」

    モモイ「へぇ~…………ジェイソン???」

    ジェイソンって13日のアレだよね?
    普通魔女とかじゃないの?と考えてるモモイ

    モモイ「アイリのジェイソン衣装とか想像できない…」

    ヨシミ「それなら……ちょうど写真があるわよ。えっと…これ」

    モモイ「どれどr…………っ!?」

  • 37モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 12:49:49

    それを見た瞬間、モモイの血の気が引く
    あのアイリが着たらどんな衣装でも可愛い感じになるだろうと考えてたモモイの思考がフリーズしたのだ
    モモイが見た写真のアイリは目に光が無く、ただ立っているだけなのだが滅茶苦茶怖い
    たぶん1番青春を謳歌しているであろうアイリが無表情になるだけで雰囲気が180°変わっているのだ

    ナツ「おお〜 その感じからするとやはりこのコンセプトで正解みたいだね〜」

    モモイ「いや怖すぎるよ!? お化け屋敷風じゃないの!?」

    ナツ「これぞ放課後お化け屋敷の切り札……『13日連続チョコミント』、アイリ・クリムラ! 虚ろな表情、止まらぬ足跡、禍々しいバット。彼女はまさに恐怖そのものだろう」

    ……絶対に違う、というか怖すぎてお客さんが逃げる
    確かにお化け屋敷には恐怖は付き物だが、このレベルは本当に必要なんだろうか…?

    アイリ「な、ナツちゃん……本当にこれで良いの?」

    ナツ「ふふ…ノープロブレム」

    モモイ「お客さんが逃げちゃうから駄目だよ!?」

  • 38モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 20:36:02

    思わずいつものノリで突っ込むモモイ
    しかし、熱の入ったナツには通じてないのか、熱く語り続ける

    ナツ「いや! これはアイリが次世代のホラー役として羽ばたくための第一歩! 彼女こそ、これからのお化け屋敷界を牽引する存在になるのだ!」

    カズサ「それお客さんを追い出す事になるだけなんだけど!? このままだと売り上げゼロじゃん! 大量に用意する予定のスイーツとドリンクはどうするの!?」

    ナツ「恐怖と向き合った者だけが注文できるのだ……!」

    ヨシミ「いや、それじゃダメでしょ!?」

    ヒートアップしていく会議
    無期限延期とはいえ、中止とは言ってないためしっかりとコンセプトについて話し合う必要があるのだが……

    ナツ「はぁ……私たちのテーマはお化け屋敷だろう。もう少しアイリを見習ってはどうだ? 君たちには真剣度が足りない」

    ヨシミ「はぁ?」

    カズサ「何が言いたいわけ?」

    ナツ「準備期間が長くなったから、よりキャラクターの特徴を生かしてなりきるべき。そもそも、アイリよりカズサとヨシミのほうがより怖いモチーフだというのに」

    ヨシミ「だからって……」

  • 39モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 20:37:12

    ナツの言いたい事は分かる、だがカフェの要素は何処へ行った?
    トリニティはお金持ちの生徒が大勢とはいえ、この娘たちはたぶん一般的生徒だろう
    怖さを突き詰めた結果で売り上げゼロの大赤字を出すわけにはいかないはずだが……

    ナツ「君たちは何故『可愛さ』を捨て切れないのか! 自分自身がお化けになるのだ!」

    カズサ「最初から『可愛さ』なんて目指してないけど!?」

    ナツ「甘い! 甘すぎる!」

    さらにヒートアップする会議
    モモイが(どうしよう……これ止めた方が良いのかなぁ…)と考えるも会議は続く

    カズサ「そういうあんたこそそんな仮装で驚かせられるの!?」

    ナツ「……フランケンシュタインはこのなかだと最弱だから」

    ヨシミ「自分はだけ言い訳するんじゃないわよ!」

    ナツ「くっ、暴力とは……なぜ対話から逃げるのか、それは倫理に自身が無いからだろう!」

    カズサ「ヨシミ! こいつ逆さ吊りにするわよ!」

    ヨシミ「了解よ! いっぺん痛い目に遭ってもらうわ!」

    ナツ「くっ……私は暴力にくっしなーい!」

    モモイ「……………………」イラッ

  • 40モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 20:39:28

    モモイ「とりあえずみんな落ち着いて! 暴力だけはやっちゃダメだよ!!」

    そう言う自分が暴力で止めかけようとしたけどなんとか抑えて説得する
    幸いにも3人は止まってくれたようだ

    モモイ「そもそも、目的がズレてないかな?」

    ナツ「む?」

    アイリ「そうだよ。そもそも私たちの目的って、お客さんを驚かすことだったかな……?」

    ヨシミ「えっ、違うの?」

    アイリ「お化け屋敷じゃなくて、お化け屋敷風のカフェでしょう? そこまで怖がらせる必要は無いと思うの」

    ナツ「……なるほど。テーマに熱を入れ過ぎたあまり、本来の目的を見失ってたわけか……」

    アイリ「うん、可愛いおばけだっていて良いんじゃないかな」

    カズサ「……そもそも、この話って最初にしておくべきじゃなかった?」

    ナツ「最初から完璧な者なんていないのだよ」

    カズサ「あんたのせいじゃん!」

    ヨシミ「それで結局どうするのよ!」

    その後は、アイリとモモイが言った可愛いお化け屋敷風のカフェにする事が決まった
    いつ開催するか不明だが、もしトリニティ謝肉祭がきちんとおこなわれるなら絶対にアイリたちのカフェに行こうと決めたモモイなのであった

  • 41モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 21:06:36

    ──その日の夜──


    モモイ「つ、疲れた……」

    アイリ「ごめんねモモちゃん。私たちの話に付き合わせちゃって……」

    ヨシミ「でもモモのおかげで迷走せずに済んだわ、そこは……まぁ感謝してるわ」

    ナツ「おお〜、さすがヨシミ、見事なツンデレだぁ〜」

    ヨシミ「はっ倒すわよ!」

    その日の帰り道、モモイはスイーツ部のメンバーの送り迎えしている
    寮生活か、自宅帰りか分からないけど、ボディーガードすると言ったために最後まで付き合うつもりでいた

    カズサ「ホントごめん……うちらのノリに付き合わせちゃって。辛くなかった?」

    モモイ「ああうん……それは大丈夫。こっちも似たような部活やってたから」

    若干過去形なのは今はミレニアム所属ではなく、アビドス所属なためにゲーム開発部のメンバーとバカ騒ぎできない為である
    一時期は毎日ミレニアムに顔を出していたが、ユウカが復帰した後は偶に顔を出す程度になっている

    カズサ「…? モモイ、あんた──」

    モモイ「静かに!」

    モモイのその一言で空気が静まりかえる
    アイリたちもモモイが銃を構えて警戒している事に気付く

  • 42モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 21:22:56

    アイリ「ま、まさか……敵!?」

    モモイ「うん……数はそれほど多くないけど囲まれてる。みんな、私1人じゃ守り切れないから武器を構えて」

    そうモモイがみんなに伝えると、それに釣られたのかミメシスが現れた

    モモイ(数は……10体か……私1人なら余裕で対処できるけど、ここまで不利な状況だと……)

    モモイ「……誰か、戦闘に自信がある人は?」

    カズサ「……私、だけど…?」

    モモイ「それじゃあカズサ、私が奴らを殲滅するから、その間はこの場に留まってみんなを守ってくれない? ナツは盾を構えてカズサのバックアップを、アイリとヨシミは2人のフォローをお願い!」

    カズサ「!! モモイ、あんた……」

    ナツ「おお〜、的確な指示、まるで先生みたいだね〜……行ける? アイリ、ヨシミ、カズサ」

    ヨシミ「じょ…上等よ! やってやるわよ!」

    アイリ「うん! 私もがんばるっ!」

    カズサ「はぁ…わかった。しくじらないでよモモイ!」

    モモイ「任せて!」

  • 43二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:35:30

    気づいたら再開してますねーうれしー
    無理しない範囲で書いていってください

  • 44モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 22:55:38

    そう言い残して飛び出すモモイ
    とりあえず近くのミメシス2体にARの照射で蹴散らし、離れた位置のガトリングとスナイパー持ち相手にHGで注意を引きつつ近距離SGでもう1体消滅させる

    カズサ「えっ…すごっ……」

    ヨシミ「カズサッ! 右から来てる!」

    カズサ「っ! ごめん、集中する!」

    モモイに気を取られたカズサもヨシミの注意で気を取り直し応戦する
    ナツが守り、カズサが攻める
    その2人をフォローするアイリとヨシミのチームワークは良好なようだ

    アイリ「ナツちゃん、平気?」

    ナツ「へいきへいき〜、モモくんがこっちのフォローしつつもどんどん倒してくれてるからだいじょーぶ。けど……」

    カズサ「……さっきより増えてるよね」

    どこからともかく、ミメシスがどんどん増えていってるのだ

    ヨシミ「…カウントしてたけど、21体を超えたあたりから数えるのをやめたわ」

    カズサ「ああもう! 私たちにいったいなんの恨みがあるのよ!」

  • 45モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 23:13:14

    モモイが蹴散らしてくれてるとはいえ、徐々に不利になっていくスイーツ部のみんな
    モモイも頑張ってはいるが危険な遠距離持ちを優先して対処しないとより被害が出る事を意識してこっちに戻ってこれない
    それでもHGでフォローが可能なほど動けてるが……

    カズサ(…どうする? 私の実力ならあんな奴らくらい簡単ではないけど蹴散らせれるのに! けどここで離れたらアイリたちが…!)

    背後をナツが守ってくれてるとはいえ、少しづつダメージは蓄積されていく
    仮にモモイがこの場に居なかったらとっくの昔に全滅していただろう

    モモイ(くぅ…! 今手持ちにSRがあれば遠くにいる連中を素早く撃ち抜けるのに!)

    今この時ほどミドリに助けを求め事はないだろう
    その願いが通じたのか……

    「連続射撃……行きます!」

    その声と同時に見慣れた緑色の閃光がミメシスを貫く

    モモイ「ミドリ!」

    「アリスたちを忘れないでください! 貫け剣よ!!」

    「ターゲット、確認しました。行きます……!」

    ミドリだけでなく、アリスにユズ、ゲーム開発部のメンバーが集まった
    そして、ミドリたちが来たということは……

  • 46二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:21:53

    今後モモイ*テラーが出るのに期待

  • 47モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 23:27:58

    ユメ「お待たせ。よく頑張ったねみんな」

    アイリ「あ、あなたは……?」

    ホシノ「うへぇ、ここはおじさんたちに任せてよ」

    ユウカ「ホシノさん! 左右から新手6体! 左は任せます!」

    ホシノ「あいよ〜任せてよユウカちゃん」

    当然の如くホシノ、ユメ、ユウカも来てくれた
    これでこっちの人数は11人、形勢が逆転した瞬間だった

    ナツ「ピンチの私たちに駆け付けてくれたなんて、まるでおとぎ話の英雄みたいだね〜」

    ヨシミ「言ってる場合か! でもこれで勝てるわね!」

    ホシノモモイの師弟コンビがどんどん殲滅していくのもあるのだが
    ミドリ、ユズ、アリスも負けじとミメシスを倒していく
    盾を持って足りない所を補ってくれてるユメはともかく、ユウカもほぼダメージ無しでミメシスを撃退していってる

    ミドリ「これでっ…!」
    モモイ「ラスト!」

    最後にモモミドの息の合ったコンビネーションで最後のボスっぽい奴を倒し、戦闘は終了した

  • 48モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 23:42:23

    カズサ「…………すごい」

    アイリ「あっという間に倒しちゃった……」

    辺りに静寂が巻き戻る、街は少々壊れたがこれくらいなら即復旧できるだろう

    ユメ「お疲れ様ホシノちゃん、ユウカちゃん。怪我はない?」

    ユウカ「はい、大丈夫ですユメさん」

    ホシノ「うへぇ…おじさんは疲れたよ〜」

    労いの言葉を2人にかけるユメ、もっともスイーツ部のみんなはよく知らない生徒なのだが

    ユメ「みんなも怪我はない? 無事だったかな?」

    アイリ「あっはい! 大丈夫です!(わぁ…すごく綺麗な人……)」

    カズサ「あの、助けてくれて…ありがとうございます(この人たち、モモイの知り合いよね?)」

    ナツ「なんと! すごく大きい……くっ、なんて不平等なのか…これも神々が与えし試練なのか!?」

    ヨシミ「ちょっ!? どこ見て言ってんのよ!」

    ユメ「ひぃん!」

  • 49モモイの記憶ロストの人25/01/15(水) 23:51:04

    モモイ「ミドリ! ユズ! アリス! 来てくれてありがとう! おかげで助かったよ〜! でもどうしてここがわかったの?」

    ゲーム開発部メンバーにお礼を言いつつも理由を聞く
    結果的に助かったとはいえ、ミドリたちが来なかったら撤退戦も考慮に入れてたのだ

    ミドリ「その事なんだけどね、ティーパーティーのセイアさんがお姉ちゃんたちがピンチになるって言ってくれたから駆け付けたの」

    モモイ「そうなの!? そのセイアさんは予知でも使えるの?」

    アリス「いえ! あくまで勘と言っていました!」

    勘と聞いて少し顔が引きつるモモイ
    いや……実際に助かったのだが、納得のいかない自分がいる

    ユズ「聞いた話によると……ほぼ予知と同等の勘が働くんだって、おかげでモモイを助けれた…」

    モモイ「そ、そうなんだ……今度お礼を言っておかないと…」

  • 50二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 10:04:31

    毎日の楽しみになっています。
    体調を大事にしてください。
    保守

  • 51二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 19:43:56

    ほっしゅ

  • 52モモイの記憶ロストの人25/01/16(木) 21:05:02

    ミドリ「あとお姉ちゃんにも直接伝えたくてね、私たちにも何かあったのかを……」

    そう言うミドリの顔は険しい、何か悪い情報を知っているようだ

    ホシノ「それと、悪いお知らせと良いお知らせをね……」

    ホシノもこっちに混ざり、何が起こってたのかを話し始めた──

  • 53モモイの記憶ロストの人25/01/16(木) 21:08:10

    ※すみません、本来なら昨日の時点でここまで投下するつもりでしたが、ギリギリ規制に引っ掛かったのです
    それとここから先はホシノたち別視点でのお話になるのですが、まだ構想中なのでしばらくお待ちください

  • 54二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 03:00:32

    いちおう保守
    時系列的にトリニティ謝肉祭前後あたりかな?

  • 55二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 13:50:16

    保守

  • 56二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 18:12:16

    保守

  • 57モモイの記憶ロストの人25/01/17(金) 20:15:02

    ※再開するよ〜

    ──時は遡り、ユウカ視点


    ユウカ「それじゃあ…言われた通り、パトロールしましょうか、ユズ」

    ユズ「わ…わかりました、ユウカ先輩……」

    ◯月✕日、私はトリニティ総合学校に来てる
    ある日、ミレニアムサイエンススクールにトリニティのティーパーティー、桐藤ナギサさんから救援要請が送られてきた
    その内容とは……複製体《ミメシス》が突如現れ、周辺施設や生徒を襲いだしてると言った状況
    ……正直、こっちはこっちでトラブルに見舞われているけど、ヴェリタスのみんなやヒマリ先輩が対応してくれてるおかげて、緊急性の高いこっちに人員を送る事になった
    けれど、何時デカグラマトンの連中がこの混乱に乗じて侵攻してきてもおかしくはなく、C&Cのネル先輩たちは派遣できない……と言うより、万が一トリニティの遺産や遺物を破壊されると外交問題が発生するからそれだけは避けたい

    そこで私が白羽の矢を立てたのが、私も所属しているゲーム開発部のアリスちゃん
    あのとても強くなったモモイについて行けて、1番仲の良い人物がアリスちゃんたった1人だけだったからお願いしたんだけど……

  • 58モモイの記憶ロストの人25/01/17(金) 20:25:29

    ユウカ(まさか正義実現委員会と争ったなんて、計算外よ……)

    本来の私が知ってる『才羽モモイ』は、目的や仲間の為なら無茶をする性格なのは知っているけど、勝てない相手や無理な状況だときちんと引いて相手にしない子だった
    よく部費の底上げをお願いしたり、何度も提出期限を守らなかったりと問題児ではあるけど、本当にやってはいけない事はきちんと線引きしていて、私が本当に困る事だけは絶対にやらない性格の子だった

    ユウカ(それが今じゃ、他校の生徒のために怒って無茶な戦いをするなんてね……)

    昨日先生から通じてナギサさんのメッセージが届いた時はびっくりした『モモイが戦闘で大怪我をして救護騎士団に運ばれた』って……
    私は残ってたセミナーの仕事をノアにお願いして、ミドリたちと一緒にトリニティ総合学校に向かった

    そこでティーパーティーのミカさんに案内されて、向かった救護騎士団の医務室でモモイはすやすやと寝息を立てていた
    ……身体のあちこちに包帯を巻いたボロボロの姿で

  • 59モモイの記憶ロストの人25/01/17(金) 20:39:01

    救護騎士団のセリナさんに話を聞くと、見た目はボロボロだけど数時間もすれば目が覚めるって聞いて安心した
    けれども、ミドリはあの時のモモイを思い出したのか……ずっとモモイの側から離れなかった
    私もモモイが無事に目が覚めるか心配だったけど、脳に過るのは存在しない知っている記憶
    あの時……アリスちゃんが暴走してモモイを大怪我させた話は聞いている、けれど……私が知っているもう一つの記憶は……【才羽モモイではなく、才羽ミドリが大怪我させられた記憶】

    全く同じ時期、時間帯に異なる偽りの記憶
    まるでパラレルワールドの記憶も体験していたかのような気持ち悪さ
    気分が悪くなった私は、セリナさんに許可を貰ってモモイが目覚めるまでベッドで横になってた
    ミレニアムに帰ったらウタハ先輩たちが作ったと言う記憶消去君3号で偽りの記憶を消して貰おうかと思った事がある

  • 60モモイの記憶ロストの人25/01/17(金) 20:53:45

    けれど、その考えを即放棄する
    モモイを中心にキヴォトスに住む住人全員のモモイの記憶が消され、おかしくなった世界で、この【本当の記憶と偽りの記憶】が何か重要な鍵になる気がすると考える
    現にあの時、矛盾した記憶のおかげて私だけでなく、ネル先輩たちも思い出せた
    私の計算だと、記憶の矛盾点を付けばみんなモモイの事を思い出せると考えてたんだけど
    先生がもうウタハ先輩たちやノア、コユキにも試したけど記憶は戻ってこなかった
    そもそも、あの時にホシノさんやノノミが思い出せてるからそもそもの考えが間違いだと気付いた

    ユウカ(今思えば……どうしてアルさんたちは思い出せなかったのかしら…?)

    あの場にはアルさんたちだけでなく、ヒフミも居た
    ミレニアムとアビドス、モモイと深く関わってるって話ならまだ納得がいく
    けどそれなら他のC&Cの生徒も思い出さないとおかしい

  • 61モモイの記憶ロストの人25/01/17(金) 21:12:55

    ユウカ(……ダメね、いったん話を戻さないと)

    数時間後、セリナさんの言った通り、モモイは目が覚めた
    そんな中で真っ先に声をかけたのは妹のミドリ
    予想してたよりは元気そうなモモイだったけど、2度もモモイに酷い仕打ちをした私は感情が高ぶり、思わずモモイを抱き締めた
    モモイが『離れてくれないかな…?』って言ってたけど、私含む、ミドリとユズも離れなかった

    正直、私がモモイに甘くなった事は自覚している
    けど、2度も酷い仕打ちをした私を許す所か、『ユウカは自分が正しいと思った事をやっただけでしょ? だったら私からは何も言う事は無いよ!』って言った
    どうして…? 絶交されてもおかしくない事をやったのに……って思わず言ってしまった後…『どうしてって…?ユウカはユウカだもん! 私がユウカを嫌いになるはずなんか無いし、絶交なんて絶対にしないよ! むしろ私の方がユウカに迷惑ばっかかけて嫌われてないかなーって思ってるくらいだし…』って言ってくれた

  • 62モモイの記憶ロストの人25/01/17(金) 21:17:58

    私は思わずモモイを抱き締めた、泣いている顔を見られたくなかった
    今思えば、あの時のモモイの言葉で救われて…甘くなったんだと思う……
    それと同時に…こうなった元凶を見つけて、モモイを護ろうって……

    ユズ「あ…あの! ユウカ先輩! ぼーっとしてますが大丈夫ですか…?」

    ユウカ「・・・・・・えっ? あっ……ごめん」

    どうやらいつの間にか私は立ち止まってずっと考え事をしていたみたい
    ユズにも心配されるなんて、先輩としてダメダメね……

    ユズ「もしかして……モモイちゃんの事を考えてました?」

    ユウカ(『モモイちゃん』……ね)

    ユウカ「うん…昨日の今日だからもうトラブルは起こしてないと思うんだけど……やっぱり心配でね」

  • 63モモイの記憶ロストの人25/01/17(金) 21:44:02

    まぁそんな事もあって心配になった私もトリニティに行く事になった
    今のミレニアムから離れるのは少し不安だったけど、ノアが『行ってきてくださいユウカちゃん、後悔しないように…ね?』って後押ししてくれたから、今ここにいる
    私だけじゃなく、ミドリとユズも来てくれた
    ……ホント、親友のノアには頭が上がらない

    ユウカ「ごめんね心配させちゃって、パトロールを続けましょうか」

    ユズ「……はい!」

    改めて気を取り直してパトロールを再開する
    …と言っても昼間はほぼ出ないってナギサさんが言っていたから、軽く歩き回るだけなんだけどね


    「──と見つけ───! 砂漠に──れた──の─星!」


    ユウカ「?」

    遠くからでも少し響く元気な声が聞こえてくる

    ユズ「遠いのに声がこっちにも聞こえてきますね…?」

    ユウカ「トリニティにもかなり明るい生徒っているのね」

  • 64二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 22:40:37

    楽しみダァ

  • 65モモイの記憶ロストの人25/01/17(金) 22:49:52

    そう言って私は気にもせずに巡回を続ける
    トリニティに知り合いはほとんどいないし、人見知りのユズの事を考えるとあまり長居はできない

    「……おや? こんな所で合うなんて奇遇ですね」

    正面から来たあるトリニティ生徒、その人は……

    ユウカ「久しぶりね、スズミ。あの時以来かしら?」

    スズミ「そうですねユウカさん。あの時以来です」

    あの時、連邦生徒会の部屋に集まり、始めてシャーレの先生と一緒に出会った『守月スズミ』だった

  • 66モモイの記憶ロストの人25/01/17(金) 22:51:57

    ※本日はここまで!

    公式からスズミの供給無いからエミュ変だったらゴメンね?

  • 67二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 10:16:22

    ワクワクするねぇ

  • 68二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 20:02:27

    ほすう

  • 69モモイの記憶ロストの人25/01/18(土) 20:13:11

    スズミ「ミレニアムがトリニティ校内にいるなんて珍しいですね? 何かご用ですか?」

    ユウカ「その事なんだけどね、ティーパーティーのナギサさんから救援とパトロールを頼まれたのよ。人手が足りないって事で」

    スズミ「…なるほど、それはご迷惑をお掛けしてすみません……それとありがとう御座います。我々自警団も奮闘はしてますが、こちらも手が足りなくて」

    そう言ったスズミの表情は少し疲れてるように見えた
    彼女たちも頑張りはしてるけど、それ以上に消耗させられてるみたいね……

    ユウカ「……お互いに大変ね」

    スズミ「いえ、大変なのは確かなのですが…私が好きでやってる事なので」

  • 70モモイの記憶ロストの人25/01/18(土) 20:23:46

    スズミ「ところで、レイサさん……このような生徒を見ませんでしたか?」

    そう言ってスズミが見せてきたスマホの写真に特徴的な髪色の生徒が目に写る

    ユウカ「…見た? ユズ」

    ユズ「いえ…みてないです……」

    そう聞いたスズミは小さくため息を吐きながらスマホを仕舞い込む

    スズミ「はぁ…そうですか。もしレイサさんを見かけましたら連絡をください。それと、困った事があったら何時でも呼んでくれて構いませんよ」

    ユウカ「ありがとうスズミ。何かあったらまた連絡するわね」

    スズミ「はい。それでは失礼しました」



    ※スズミエミュある意味めっちゃ難い……イベントか何かでスズミ出してください公式さん…

  • 71二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 22:00:46

    レイサを捜すときは目よりも耳のほうが頼りになるな

  • 72二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 03:51:51

    保守が間に合わず消えたと思ってたから見れて嬉しい…

  • 73二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 11:06:22

    まだ余裕あるけど保守

  • 74モモイの記憶ロストの人25/01/19(日) 21:05:50

    スレ主です、まだ構想中なのでもうしばらくお待ちください

  • 75二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 21:23:55

    >>74

    待ちます。

    消えたって思ってたから再開して嬉しい

  • 76二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 23:38:24

    ユウカはモモイの成長にめちゃくちゃ複雑な感情持ってそう。成長したのは嬉しいけど、自身が追い込んでしまったからとかで罪悪感ありそう。

  • 77モモイの記憶ロストの人25/01/20(月) 00:30:37

    >>76

    そのネタ良いですね、上手く入れれそうなら採用します


    あと念願のセイアが実装されたからメンテ明け後に引いて絆スト見て解像度上げたいですね

    青輝石の残量的にほぼ無理だけど

  • 78二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 01:50:10

    そういやユウカとスズミはチュートリアル組の内の二人だから面識あるのか

  • 79二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 12:43:52

    ユウカ視点が楽しみすぎて仕事中と夜しか寝れませんね

  • 80二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 23:02:40

    >>77

    セイア出るように踊って祈ります

  • 81モモイの記憶ロストの人25/01/20(月) 23:19:15

    やっべ更新忘れてた……すみませんがもうしばらくお待ちください


    あとセイア運良くお迎え出来たので上手く反映させたいですね

  • 82二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 23:29:30

    >>81

    おめでとうございます。私も欲しい

  • 83二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 05:51:08

    セイアいいなぁ、おめでとう

  • 84二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 15:36:41

    >>81

    くそう無料20連と自腹6連(チケット)で、クリスマスセリナとサキとカホやったよ

    悪くはないけどセイアがほし〜

  • 85モモイの記憶ロストの人25/01/21(火) 20:49:19

    ユウカ「……ほらユズ、何時までも私の後ろに隠れてないで出てきなさい」

    ユズ「あうう……ごめんなしゃい…」

    私の背中に隠れてるユズ、人見知りなのは知ってるのだけど、今後を考えると少し荒療治しないといけないのかしら…?
    ひとまずそれは置いといて巡回を再開する、すると……

    「あっ! ユウカさ〜ん! お久しぶりで〜す!」

    ユウカ「ヒフミ! 久しぶりね!」

    『阿慈谷ヒフミ』、トリニティの生徒で私と同じアイドルユニット、『いたずら☆ストレート』のメンバーの1人よ
    今日は友達も3人いるみたいね

    ヒフミ「こんな所で合うなんて奇遇ですね! トリニティには何をしに来たのですか?」

    ユウカ「ナギサさんにお願いされて私たち、ミレニアムもトリニティの巡回をしてる所なのよ」

    アズサ「なるほど、最近のトリニティは物騒って話だから救援依頼か」

    ユウカ「さ、察し良いわね…」

  • 86モモイの記憶ロストの人25/01/21(火) 20:59:57

    ハナコ「せっかくの機会ですし、こうして出会えたのなら一緒に行動しませんか? お互いに……もっと……色んな所が知りたいですし」

    コハル「色んなって……何を知ろうとしてるのスケベ!!」

    ハナコ「あら…? 私は純粋に知りたいだけなのにコハルちゃんはイケない事を考えたんですか? どんな事が知りたいのか……私に…教えてくれませんか♡」

    コハル「えっ!? ちが……その……こっち来ないで…! た……助けてヒフミ!!」

    ユウカ「…………えっと、貴方たちって何時もこうなの……?」

    ヒフミ「あ、あはは・・・」

  • 87モモイの記憶ロストの人25/01/21(火) 21:11:48

    ヒフミ「ところで、ユウカさんの隣の子はどちら様ですか?」

    ユウカ「ああ、紹介するわね」

    そう言いながらまた私の後ろに隠れてるユズをみんなの前に出す
    ちょっと涙目でこっちを見たけど、これもユズの為なのよ

    ユウカ「この子は花岡ユズ、私の後輩よ」

    ユズ「…………ゆ、ユズでしゅ……よ…よろしくおねがいしますぅ……」

    そう挨拶し終えるとまた私の後ろに隠れた
    ……うん、少しだけだけど成長してるみたいね

    ヒフミ「ユズちゃんですか、可愛い名前ですね! 私は阿慈谷ヒフミと申します、よろしくおねがいしますねユズちゃん!」

    アズサ「…白州アズサ、2年、よろしく、ユズ」

    ハナコ「私は浦和ハナコです、どうぞよろしくおねがい致しますね〜。さぁコハルちゃんも」

    コハル「わかってるわよそんなの! ……下江コハル、いいっとくけど! 変な事したらすぐに捕まえるからねっ!」

  • 88モモイの記憶ロストの人25/01/21(火) 21:25:48

    ハナコ「コハルちゃんの言った事は軽い冗談なので気にしないでくださいね〜」

    コハル「じょ…冗談なんかじゃ……!」

    ヒフミ「まあまあコハルちゃんそこまでに、ユズちゃんが怯えてますから」

    コハル「うっ……ごめんなさい…」

    ユズ「だ…大丈夫……気にしてませんから…」

    アズサ「ところで、なんだか急に騒がしくないか?」

    ユウカ「…本当ね、何かあったのかしr──」

    「邪魔だどけ!」

    そう聞こえて気付くと私は何者かに突き飛ばされ、尻もちをついていた

    ヒフミ「だ、大丈夫ですかユウカさん!?」

    ユウカ「いたたた……大丈夫よヒフミ。もう! なんなのよいったい!」

    そう言って私を突き飛ばした犯人を目線で追ったけど、既に影も形もいなくなっていた

  • 89モモイの記憶ロストの人25/01/21(火) 21:35:42

    ユウカ「……なんだったのいったい?」

    そう呟いてすぐ……

    「だ…誰かさっきの人を捕まえてください!」

    向こうから慌てて走ってきた生徒がやってきた

    ヒフミ「あれ? シミコさんじゃないですか? どうしたんですか?」

    シミコ「あっ! ヒフミさん、それにみなさんも、大変なんです! さっきのヘルメット団が大切な古書を盗んでしまって!」

    ヒフミ「それは大変じゃないですか!?」

    古書……間違いなくさっき突き飛ばした奴が犯人ね

    アズサ「追いかけるか?」

    ハナコ「でもどっちに逃げたのかわかりませんよ?」

    うううっ! さっき突き飛ばされなかったら逃げた場所へ向かえれるのに!

  • 90モモイの記憶ロストの人25/01/21(火) 21:46:55

    ユズ「……あ、あの……私、犯人が逃げた方向わかりますよ」

    シミコ「そ…それは本当ですか!?」

    ユウカ「ユズ、本当?」

    私は冷静になってユズに問いかける
    ここで慌てたり強引に聞き出すとより時間が掛かって犯人に逃げられる暇が生まれてしまう

    ユズ「はい……あっちの方向です」

    アズサ「向こうは……確か壊れた教会がある方角だな」

    コハル「それなら今すぐに向かうわよ! トリニティで盗みを働くなんて許さない!」

    ハナコ「……そうですね。時間が掛かれば掛かるほど犯人の足取りが掴めなくなりますから」

    ユウカ「それならシミコさんは正義実現委員会に連絡をお願い! その間に私たちでもなんとかしてみるから!」

    シミコ「は…はい! それではみなさんお願いしますね!」

    こうして私たちは古書を盗んだヘルメット団を追うために壊れた教会がある方角へと走って向かった
    まったく、ミメシスじゃなくてこういうトラブルが起きるなんてねっ!

  • 91モモイの記憶ロストの人25/01/21(火) 21:48:16

    ※気圧の変化で頭痛ぇ……すまんが今日はここまで

  • 92二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 21:49:04

    更新乙
    そういえばアリスが空飛ぶしBRみたいの持ってたね

  • 93モモイの記憶ロストの人25/01/21(火) 21:51:41

    >>92

    まさか自分の妄想がそれっぽく出てきたの驚きました

    どちらかと言えばISとかシンフォギアっぽい?

  • 94二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 22:08:01

    アリス・ギア・アイギス(直喩)

  • 95二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 06:12:01

    ミレニアム勢も捜索に加わるの頼もしいだろうなぁ

  • 96モモイの記憶ロストの人25/01/22(水) 07:31:45

    セイア実装された事によって新たな絡みや情報が出て良いイベントだぁ

  • 97二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 19:02:44

    新情報が出てくる出てくる

  • 98二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 19:25:38

    うおっ気付いたら復活してる
    待機スレ建てる必要やっぱなかったな………
    とりあえず復活おめでとう

  • 99二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 00:50:23

    >>80

    踊り念仏かな

  • 100モモイの記憶ロストの人25/01/23(木) 09:55:56

    念の為に自保守
    現在執筆中でございます。新情報が次々と出るから大変だ…

  • 101モモイの記憶ロストの人25/01/23(木) 17:31:54

    ──とある廃教会前…

    ヒフミ「……たぶんここだと思います」

    ヒフミたちに道案内してもらってたどり着いた場所は……アズサさんの言っていた通り、外れにある廃教会だった
    今はアズサさんが中の様子をうかがっている

    アズサ「……いたよ、さっきの犯人と、もう5人はいる」

    ユウカ「合計6人ね。こっちも6人いるけど…」

    そう言ってメンバーを見回す

    ハナコ「私は前線で戦えないので、みなさんでがんばってくださいね〜」

    コハル「嘘よ! 島に調査で向かってた時は前線で戦ってたじゃない!」

    ハナコ「あらコハルちゃん…♡ 今ココで…脱いでしまっても良いんですか?♡」

    コハル「駄目に決まってるでしょ!? えっちなのは駄目!死刑!」

    ヒフミ「こ、コハルちゃん! 今そんなに騒いだら……」


    「…!? そこに居るのは誰だ!」


    ユズ「ひぃぃ…バレちゃいました!」

    ああもう! 何やってるのよ貴方たち!

  • 102モモイの記憶ロストの人25/01/23(木) 17:40:45

    ハナコ「あらら、コハルちゃんのせいでバレちゃいましたね♡」

    コハル「私のせいなの!? ハナコが悪いでしょ!?」

    ユウカ「そんなの今はどうでもいいから戦闘準備! こんなの計算外よ!」

    アズサ「戦うのはいいけど、別に全滅させても構わないよね?」

    ユズ「ああっ! 今はその台詞言っちゃダメですっ…!」

    アズサ「??? 何がダメなの?」

    ヒフミ「わああ! アズサちゃん前前っ! 敵来てますよ!?」

    ユウカ「ああもう! 私が前に出るから援護お願い!」

    そう言って前に立ち、敵の攻撃を引き受ける
    もうスケバンとの戦いは完全に慣れている、攻撃が私に命中する確率は……極めて低い!

    ユウカ「無駄よ」

    コハル「すごっ……全然攻撃に当たってない…」

    敵の銃口の向きから放たれる弾道を予測、計算
    必要最小限の動きで敵の攻撃を避ける

    ユウカ「まだ終わらないわよ!」

    私の愛用武器、『ロジック&リーズン』の2丁照射で1人確実に減らす
    これでも私、任務での戦闘経験は1番多いんだから!

  • 103モモイの記憶ロストの人25/01/23(木) 17:48:53

    コハル「……ねえハナコ? ひとつ聞きたい事があるの」

    ハナコ「? どうしたんですかコハルちゃん?」

    コハル「あのミレニアムの人って、トリニティで言うティーパーティーのような人でしょ? ……ものすごく戦闘慣れしてない?」

    ハナコ「た…確かにそうですね……? 前にお会いした時は一緒にオペレーターをしてたんですけど、ミレニアムでもトラブルが多いのでしょうか?」

    アズサ「私語はそこまで……増援だ」

    ヒフミ「あわわわ……ど、どうしましょうアズサちゃん!」

    くっ……計算ミスったわね…こんなにも新手がいるなんて……

    ユウカ「……ユズ、まだ戦える?」

    ユズ「…大丈夫、まだやれます」

    ユウカ「ん、わかった。無茶だけはしないで」

    アズサ「例え人数差で不利な状況になろうとも…それは諦める理由にはならない」

    数は……だいたい20人くらいかしら?
    改めて武器を構え直す、すると……


    「……閃光弾! 投擲!」


    突如スケバンやヘルメット団の群れに閃光弾が投げ込まれ、全員その衝撃で気絶し、戦闘は終了した

  • 104二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 01:38:22

    まあユウカって、いなくなったら真面目にミレニアムの危機レベルの人材だよね……
    そして閃光弾!!強力な助っ人がエントリー

  • 105モモイの記憶ロストの人25/01/24(金) 07:33:09

    ※ユウカの戦闘描写って文書にするとムズいッスね…ホシノやナツみたくシールドタンクじゃないから


    突如スケバンやヘルメット団の群れに閃光弾が投げ込まれ、全員その衝撃で気絶し、戦闘は終了した

    ヒフミ「え? えっ?」

    ユウカ「今のは……」

    心当たりがある
    あの時、先生とみんなとで一緒にシャーレ奪還へ向かった時の……

    「とりゃー! 挑戦状を…受け取ってー……あれ?」

    「レイサさん……敵はもう無力化しましたよ?」

    ……やっぱりね、私の予想が確信に変わった瞬間だわ
    私は警戒を解いて、声の主の方へ向かう

    ユウカ「スズミ! 来てくれたのね!」

    スズミ「……? あれ…ユウカさん、どうしてこちらに?」

    アズサ「ふむ…トリニティ自警団が来てくれたみたいだ」

    アズサさんもついてきてくれたみたい
    私は2人でこれまでの経緯を話す

  • 106モモイの記憶ロストの人25/01/24(金) 07:51:16

    スズミ「……なるほど、そういう理由でしたか」

    私たちはスズミに事情を説明した後、ここに来た理由を聞いてみる、すると…

    スズミ「私は最近この辺りでヘルメット団たちがなにやら活動しているとの情報を聞きまして、自警団総動員して鎮圧へ向かったんです。 残りのスケバンも他の自警団のメンバーが対処してくれたのであとは正義実現委員会に引き渡すくらいです」

    アズサ「最近は他のヘルメット団の活動も活発化してるから、何か裏があるかもしれない」

    スズミ「……まぁ、そういった事は正義実現委員会の役目なので。 それよりも、これが奪われたと言う古書ですね」

    ヒフミ「あっ、はい! おそらくそれです!」

    アズサ「ミッション完了だねヒフミ」

    コハル「はぁ……一時はどうなるかと思った…」

    スズミ「それでは……私たちはこれで」

    ユウカ「あれ? 正義実現委員会にこの件を言わないの?」

    スズミ「いえ……その……我々と正義実現委員会は少々仲が悪いので……そちらで事情を説明してくれると助かります」

    ユウカ「そう言う事ね…わかったわスズミ」

    スズミ「すみませんお手を煩わせて……それでは、ご協力ありがとう御座いました」

    レイサ「もし何かあったら、何時でも! この宇沢レイサに!! おまかせください!!!」

    ユウカ(うるさっ!?)

  • 107モモイの記憶ロストの人25/01/24(金) 08:12:06

    ──数分後


    ハスミ「……なるほど、事情はわかりました。ご協力感謝を、ユウカ」

    マシロ「ヘルメット団の連中はしっかりとこちらで対処しておきます」

    スズミたちが去って行った後、私は現場に残ってこれまでの経緯をハスミに話していた
    ちなみに、ヒフミとアズサさん、それと浦和ハナコは先に戻って古書を返しに向かった

    ハスミ「それとコハル、貴方も忙しい中手伝ってくれてありがとうございます」

    コハル「い、いえそんな! ハスミ先輩のお役に立てたのならなによりです!」

    イチカ「…にしても悪いッスね、ミレニアムの方々に協力頂いたなんて。本来は我々のお仕事なんスよねコレ…」

    ユウカ「偶然現場に居合わせただけよ。それに感謝ならユズに言ってあげて、ユズが居なかったら犯人に逃げられてたから」

    ハスミ「そうでしたか……ありがとう御座います。ユズさん」

    ユズ「いい…いえ! たいした事してないです……!」

    マシロ「ユズさんはかなり目が良いと判断しました。普段から何か特別な事でもしてるのですか?」

    ユズ「特別な事は特に……あっ! 普段からFPSゲームをやってるからかな?」

    マシロ「??? えふぴーえすげーむ?」

  • 108モモイの記憶ロストの人25/01/24(金) 08:30:07

    ハスミ「それでは…ナギサ様から聞いていると思いますが、夜間のパトロールもお願いします。……これも本来は私たち正義実現委員会の仕事ですが…」

    イチカ「今は怪我で動けない部員も多いんスよね……ミレニアムもアビドスの方々も予想以上に強くて大助かりっスよ」


    ──キヒヒ! ゼンブハカセテヤルゼエエエ!!!

    ヒィィィィ!!


    ハスミ「…………はぁ……私はツルギがやり過ぎないよう見ておく必要がありますので、ではこれで失礼します」

    こうして正義実現委員会のメンバーも去って行き、廃教会に私とユズ、コハルちゃんが残された

    ユウカ「それじゃあ私たちも戻りましょうか」

    コハル「…………うん」

    なんだかコハルちゃんの様子がおかしいけど、ずっとここにいるわけにもいかず来た道を戻る、すると…

    コハル「……ねぇ、聞かないの…? どうして私が正義実現委員会と一緒に行動しないのか……」

    ユウカ「コハルちゃん…」

  • 109モモイの記憶ロストの人25/01/24(金) 08:47:47

    確かに気にはなっていた、コハルちゃんが着ている制服は、正義実現委員会と同じカラーとデザインの黒い制服
    そんな彼女がハスミ副委員長と違う活動をしている事も……でもね

    ユウカ「何か事情がある事は察してるわ。けどそれは関係無い、コハルちゃんはコハルちゃんよ。それに…今は緊急事態とはいえ、他所の学校の事情に首を突っ込むほど野暮じゃないわ」

    コハル「あっ……」

    ユウカ「そんな事を心配するよりも、早くヒフミたちと合流しましょ。あまり遅いとヒフミたちが心配するわよ」

    コハル「わ……わかってるわよそんな事! バカ!」

    そう言ってコハルちゃんは駆け出して行った
    ……うん、これで少しは元気になったかしら?

    ユズ「ユウカ先輩…今の、すごくモモイちゃんと同じでした」

    ユウカ「そう……かしら?」

    そう思ってくれたのなら、少しは今のモモイに近付けたのかしら……♪

    ────

  • 110二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 16:57:49

    保守
    スズミの出番またあって嬉しい

  • 111二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 04:13:24

    保守

  • 112モモイの記憶ロストの人25/01/25(土) 09:38:15

    現在ミドリ&ホシノ視点の場面を制作中…遅筆&時間掛かるから気長に待ってね

  • 113二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 18:51:56

    >>112

    りょーかいです

  • 114二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 21:27:05

    (((o(*゚▽゚*)o)))

  • 115二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 05:25:58

    ユウカも可愛いかよ

  • 116モモイの記憶ロストの人25/01/26(日) 12:32:35

    今現在の軽いまとめ

    ・モモイ&放課後スイーツ部
     仲良くなった後、帰宅中にミメシスに襲われたが撃退、他ミレニアム&アビドス組と合流

    ・ユウカユズ&補習授業部
     補習授業部&トリニティ自警団と共にヘルメット団が盗んだ古書を奪還、古書の詳細は全視点終了後に…

    ・ホシノミドリ&???
     現在制作中…

    ・ユメアリス&???
     制作予定

    5視点も増やしたのでこうメモ的に書いておかないと忘れちゃうので…ね?

  • 117二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 22:12:19

    視点多いねぇ
    大変だろうけれどガンバです

  • 118二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 00:55:40

    ???の部分も気になるー

  • 119二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 02:21:17

    >>116

    視点多いですけど頑張ってください

    追伸>>82のものです無事セイアとアスナ(制服)お迎え出来ました。

  • 120モモイの記憶ロストの人25/01/27(月) 13:03:11

    【お知らせ】
    運良くホシノ(臨戦)がお迎え出来たから状況によっては臨戦ホシノを少しづつ反映しようと思ってます
    とりあえずホシノ視点はそのままで


    あと本スレ全く関係ないけど、ホシノ(臨戦1)Lv90で装備TierALL6なのに火力出てるの怖ええ…タンクだよねキミ……?

  • 121二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 23:06:04

    臨戦ホシノの広範囲ショットガンバンバン撃つ攻撃かっこよくて好き

  • 122二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 05:28:39

    臨戦ホシノはタンクなのに火力出すし、水おじはサポーターなのにタンクもできる
    強いわ

  • 123モモイの記憶ロストの人25/01/28(火) 15:07:11

    うーん……仕事もそうなんだけど、4周年に別ゲーイベントに家の事もあるからなかなか執筆が進まない…
    冒頭部分はほぼ出来てるんだが…
    ホント、気長に待っててね

  • 124二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 00:30:39

    念の為に保守

  • 125二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 08:15:56

    待って面白いのがより楽しめるのなら読めるなら私は待ちます。ミドリの現在の心境気になるから楽しみですね

  • 126モモイの記憶ロストの人25/01/29(水) 10:54:55

    ※夜に投下できない?なら朝に投稿すればいいじゃない!

    ──ホシノ視点

    ホシノ「…それで、おじさんに何の用かな? ティーパーティーのセイアちゃん?」

    パトロール2日目、私はティーパーティーに呼び出されていた
    けれど、トリニティの生徒会ではなく、ただの1生徒としてセイアちゃんに呼ばれていた

    セイア「(おじさん…?)急に呼び出してすまないね、アビドス生徒会副委員長の小鳥遊ホシノ…いや、今はアビドス対策委員会のただのホシノかな?」

    ホシノ「そうそう。今はただのホシノだよ〜。ところで、そんな雑談をする為に呼び出した理由じゃないよね? 今後何かが起こるのかな?」

    セイア「……ふふ、キミも勘が鋭いんだね、うん。今はホシノだけに伝えたいのと、この事をナギサに伝えて良いかの相談をしたくてね」

    ……? 私にだけ?
    いちおうナギサちゃんにも伝えるか考えてはいるみたいだけど…?

    セイア「まずは良いニュースから、近いうちにこの騒動は無事に終了する。……あくまでも勘だけど、信頼してくれていいよ」

    ホシノ「お〜。それは良いニュースだねー♪ ……それで、悪いニュースは?」

    セイア「ずいぶんとストレートに聞くんだね君は……」

    ホシノ「褒め言葉として受け取っておくよ〜」

  • 127モモイの記憶ロストの人25/01/29(水) 10:57:05

    セイア「それで、悪いニュースなんだが……」

    ……? なんだろ、やけに言いづらそうだけど…

    セイア「……まだ確証が持てないんだが、うちのミカか…そちらのモモイくんが何者かに誘拐される、あるいはその両方が…」

    ホシノ「!? それ本当?」

    セイア「まぁ…半分は正解。誘拐されるのは確定だけど、どっちが攫われるのかは不明なんだ…すまない」

    誘拐が確定……実質未来予知レベルのセイアちゃんが言うなら間違いない
    けれども、モモイちゃんを誘拐…?
    モモイちゃんは私がしっかりと鍛えたからそうそう負けるはずはないけれど…
    ミカちゃんもトリニティの最高戦力って先生から聞いてるから……

    ホシノ「……もしかして、トリニティに裏切り者かスパイが潜んでる?」

    セイア「いや、その件はエデン条約以来、しっかりと調査をしたから無いよ。私の勘もそう告げている」

    裏切り者もスパイもいない、それなのにモモイちゃんかミカちゃんが負けて誘拐……つまり相手の正体は

    ホシノ「…………【アリウス】、と言う事だね」

    セイア「……本当に、ここまで君たちが敵じゃない事を嬉しく思った事はないよ」

  • 128モモイの記憶ロストの人25/01/29(水) 11:00:07

    ホシノ「最初から変だと思ってたんだよ、エデン条約で現れたあのミメシスが再び頻繁に現れるなんて、またアイツらの仕業?」

    セイア「いや、アリウススクワッドは今回の件に関係ないよ。彼女たちもアリウスに追われる立場だからね」

    追われる立場…? …あっ、思い出した
    シャーレの当番の時にちょっとだけユメ先輩に似てるヒヨリちゃんがいたね
    思ってたよりも図々しい性格だけど……ヒヨリちゃんたちの立場を考えたら少しは贅沢させてあげたいよね〜

    ホシノ「それで、ナギサちゃんにも伝えるか……悩ましい所だね、対策が取れるならいいけど」

    セイア「そうだね。あれからナギサとミカには正直に打ち明けると決めてはいるんだけど、1人の友人として不安や心配を掛けたくないのも本音なんだ」

    不安や心配…………ね

    ホシノ「……ちょっとある事での先輩としてひとつアドバイスするよっ、セイアちゃん」

    セイア「? なにかな?」

    ホシノ「独りで抱え込まずに誰かに相談する事、悩みがあるなら打ち明ける事、そして……独りでなんとかしようとしない事」

    この言葉は私にも言い聞かせてるのもある
    あの時……私が独りで暴走したから、シロコちゃんたちに迷惑をかけた
    ヒナちゃんも関わって来て…全力で止めようとしてくれた
    …………昏睡状態だったユメ先輩が無理して目覚めて助けに来てくれた
    あの時……みんなが、先生が止めてくれなかったら……私は・・・

  • 129モモイの記憶ロストの人25/01/29(水) 11:04:34

    ホシノ「・・・とにかく、友達に打ち明けてみなよ。もしかしたらそれで何か良いことが起こるかもしれないからさ」

    セイア「…………そうだね。もう隠し事はしないと決めたからナギサたちにも伝えるよ。ふふ、やっぱり君に相談して正解だった」

    ホシノ「お役に立てたのならなによりだよ〜。それじゃーおじさんはもう行くね〜」

    私はもう間違えない
    あの時シロコちゃんたちみんなに……大好きな先生にも約束したからね
    あと、そろそろミドリちゃんと合流もしないとね〜

    セイア「……待って欲しい!」

    ホシノ「んん? まだ何かよう?」

    そう言って私はセイアちゃんの言葉を待つ、すると……

    セイア「……すまないがおじさんとは何か教えてくれないかな? 君は私と年は同じ17歳のはずだよね?」

    ホシノ「うへぇ!? 今それを聞くの〜!?」

  • 130モモイの記憶ロストの人25/01/29(水) 11:07:36

    ※コメントした冒頭部分はちょうどここまで!
    続きはまだ&ミドリ視点に移ります

  • 131二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 19:12:06

    ユメ先輩生存という特大の地雷がいつ爆発するか気が気じゃない

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています