【再再建】【オリキャラ】これ、私の…?

  • 12回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 17:37:59
  • 22回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 17:39:00

    ステータスについて


    使用武器

    dice1d7=1 (1)

    1.SMG 2.AR 3.MG 4.GL 5.SG 6.HG 7.T.S


    【ステータス】

    戦闘 dice1d100=19 (19) +40

    事務 dice1d100=66 (66)

    医療 dice1d100=69 (69)

    知性 dice1d100=72 (72)

    運動 dice1d100=62 (62) +30

    技術 dice1d100=25 (25)

    政治 dice1d100=5 (5)

    交渉 dice1d100=57 (57)

    創作 dice1d100=31 (31)

    倫理 dice1d100=90 (90)

    慈悲 dice1d100=14 (14)

    神秘 dice1d100=50 (50)


    身長 140+dice1d50=29 (29) cm

    胸 dice1d5=3 (3) 1.絶壁 2.小盛 3.並盛 4.大盛 5.メガ盛

    腹 dice1d5=5 (5) 1.ガリガリ 2.細 3.中 4.中太 5.もっちり

    尻 dice1d5=5 (5) 1.キュッ 2.小さめ 3.やわらか 4.もちっ 5.ドーン


    髪色 dice1d8=5 (5)

    1.黒 2.茶 3.金 4.銀 5.青 6.水色 7.紫 8.薄紫

    長さ dice1d100=86 (86) 1で肩につかないくらい100で足元

  • 3二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 17:39:30

    立て乙規制はこわいね

  • 42回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 17:41:30

    名前 落名ユルギ

    ヴァルキューレ公安局所属


    ヴァルキューレでの関係性(左が私から、左が対象から)

    カンナdice2d100=40 94 (134)

    コノカdice2d100=74 29 (103)

    キリノdice2d100=12 16 (28)

    フブキdice2d100=23 1 (24)


    FOX小隊の好感度(対象から)

    ユキノdice1d100=76 (76) +30

    ニコ dice1d100=64 (64) +30

    クルミdice1d100=73 (73) +30

    オトギdice1d100=41 (41) +30


    RABBIT小隊の好感度

    ミヤコdice1d100=2 (2) +20

    サキ dice1d100=8 (8) +20

    モエ dice1d100=43 (43) +20

    ミユ dice1d100=85 (85) +20


    >>3ほんと怖い、朝投稿しようとしたら全然だめだった

  • 5二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 17:41:31

    立て乙

  • 62回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 17:45:57

    前回までのあらすじ
    なんか武装組織が悪さしてるっぽいから掃討じゃー

    なんか知ってる人(FOX小隊)と会敵

    子ウサギ公園で問題発生、鎮圧

    なんかその人達も私の事を知ってるっぽい

    先生から救援要請、内容は盗み()

    今ここ

  • 72回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 17:48:27

    続きです。詳しい内容は前スレからどうぞ。

    「ぐあっ!」
    「なんだコイツ、速―」
    わらわらと集まる警備兵を、身体能力にものをいわせて蹂躙していきます。
    「進路確保、回収地点まであと3分。モエさん、回収お願いします」
    『もう待ってるよ、早く』
    「ごめんなさい…私のせいで…」
    「いいんですよ。さ、急ぎましょう」
    その後も迫る敵を一掃し、ヘリまで到達。先生とモエさんがヘリで待っていました。
    「殿は私が。乗ってください!」
    「ミヤコ、サキ、乗って!」
    ミヤコさんとサキさんが搭乗完了。次いでミユさんが搭乗しました。
    “ユルギも、早く!”
    「はい!」
    私もヘリに搭乗。ギリッギリ、なんとかなりました。
    …明日は自分で自分の事件を調査する羽目になりそうですね…
    「…衰えてないね、ユルギ先輩」
    コクピットのモエさんが、そう言ってきました。

  • 82回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 18:13:35

    「懐かしいな、この感じ」
    「懐かしいって…何がですか?」
    「ユルギ先輩のこと」
    私が懐かしい。ミユさんも似たようなことを言っていましたね。
    「…あのさ、たとえばの話だけどさ」
    「ユルギ先輩は、何物にも代え難い人が居て、その人を助けに行って…その人がそこに居なかったとしたら、どんな気分になる?」
    「…はっきり言って、最悪ですね」
    「だよね」
    モエさんの質問の意図がわからず、戸惑いつつも答えます。
    「…昔、超精鋭の小隊に所属してた人がさ、行方知らずになったんだ。その事件を起こしたのは傭兵集団。どこに雇われてたかはまだ分かんない」
    「その時の救出作戦で、その人はその場所に居なかった。最悪だったよ」
    「モエ、もういいでしょう…!」
    ミヤコさんが遮りました。声に少し怒気が混ざっています。
    「…ユルギ先輩、この続きはまた今度、かな」

  • 9二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 18:16:39

    好感度が高い2人とは話せてる感じだね、よきよき

  • 10二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 18:19:34

    スレ立てありがとうございます
    保守できなくて申し訳ない

  • 112回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 18:25:26

    >>10

    むしろ自分の過失ですから気にしないでください!


    その後、RABBIT小隊が風呂に入れてご満悦だったり、自分の痕跡を死ぬ気で揉み消したりしながら、数日が過ぎました。

    「カンナさーん、顔色悪いですよー」

    「…ユルギか。すまん。いろいろあってな…」

    「局長ともなれば心労も多いですよね」

    最近、カンナさんの調子がやけに悪そうです。大丈夫だと良いんですがね…

    「そういやカンナさん。最近私らの装備、豊富ですよね」

    「…っ」

    「カンナさん掛け持ってくれたんですか?」

    「…まあ、そんなところだ」

    さらに顔色が悪くなった気がしましたが、気の所為ですかね。

    「ありがとうございます。じゃあ、今日も夜勤頑張りますか。今日も徹夜かなぁ」

    「…そうならないといいがな」


    「…いっそのこと、気づいてくれ…ユルギ…」

    「弱い私を…許してくれ…」

  • 122回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 18:44:41

    「…んー、何もないなー」
    今私は資料室に居ます。理由は、私が救出された時の事件資料が残っていないか確認するためです。自身の記憶がないらしいのは、やっぱり気持ち悪いので。
    「…収穫なし、か。仕方ないですね…ん?」
    戻そうとした資料の束から、何かが落ちました。半年ほど前の資料のようですね。所々検閲されていますが。
    「どれどれ…」

    事件ファイルNo.▓▓▓▓
    当該ファイルは、先週発生したSRT特殊学園の▓▓▓▓▓救出の事件ファイルです。
    当該作戦の目標は、SRT特殊学園▓▓▓小隊所属▓▓▓▓▓救出を目標とし、公安局尾刃カンナ、コノカ両名が指揮し、実施されました。
    また、本作戦において、当該建築物より防衛室と▓▓▓▓▓▓▓、▓▓▓▓▓▓▓両組織の汚職の証拠となる資料が発見され、当該救出目標は汚職の証拠を掴んだものと――

  • 132回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 19:15:42

    このファイルの下には、不許可の判子が押されています。つまり、これは正式な資料として認められていないということです。
    「…なんだ、これ…気味悪いなぁ…」
    「何してるんですか、ユルギ先輩」
    声をかけられた方を向くと、生活安全局のフブキさんがいました。
    「いやー、ちょっと資料の探し物があって…」
    「…そうなんですか…っ!」
    フブキさんは私の持つ資料を見ると、あからさまに表情を硬くしました。
    「…ユルギ先輩。悪く言いませんから、それに関わるのは辞めませんか」
    「…え、な、なんで?」
    「…ユルギ先輩の立場が、危なくなるからです」
    それは、どういう――
    その時、局内の警報装置が鳴り始めました。侵入者のようですね。
    「…ごめんなさい、また後で話しましょう、フブキさん」
    「…ええ」
    とにかく武装して、相手を迎え撃たないと。

  • 142回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 20:55:57

    「侵入したのは?」
    「1個小隊、重武装です。すでに一階の警備は全滅したものと…」
    「了解、カンナさんは?」
    「もう前に出てます」
    それを聞き、私はすぐに前へ出ます。カンナさんを援護しなければ。
    しかし、また重武装の相手ですか。
    …また、あの狐耳の人ですかね。
    「この…!ぐあぁっ!!」
    前からカンナさんの声。どうやら、一歩遅かったようです。
    「また来るぞ!」
    「交戦準備、サキは前へ!」
    …違うみたいですが、これまた厄介ですね。
    「…ユルギ先輩」
    「ミユさん。こんな形で会いたくはなかったですね」
    4人の兎、そしてシャーレの先生が、そこには居ました。
    「…ユルギ…っ」
    「カンナさん、任せてください」
    「――ここは誰も通しませんよ」

  • 15落名ユルギ25/01/14(火) 22:10:48

    「喰らえ…!」
    「…この間合いならサイドアームより――」
    ―銃のストックの方が速い。
    「ごふっ…!」
    「サキ!」
    前衛のサキさんを下して、ミヤコさんへ。ミユさんと十字砲火の体勢を組んでるようですが…
    「喰らいませんよ」
    「!?」
    SMGを腰だめで射撃し、ミヤコさんにぶち込みます。9mmだと威力に欠けますが、問題ありません。
    「こっち」で仕留めるので。
    「ミヤコちゃん…!」
    ミヤコさんを盾にし、ミユさんの射線へ。
    しかし。誤算だったのはミユさんの射撃精度でした。
    「…ぐ!」
    正確無比な一撃。ミユさんを撃とうと突き出した腕に命中し、メインアームを落としました。
    “…今!”
    ミヤコさんが拘束を解き、私の銃を拾って発砲。
    “撃て!RABBIT2!”
    「ラジャー指揮官…!」
    サキさんが背中から私を蜂の巣にし、私は力なく壁に寄りかかる形で倒れました。
    「…手強かった。流石、元FOX小隊員といったところですね」
    胸ぐらを掴みながら、ミヤコさんが言いました。
    サキさんが私の手に結束バンドを巻き付け、拘束しました。
    …やられましたね。流石に先生の指揮ありきでは不利すぎました。
    「…目的は?」
    「ヴァルキューレの資料室。そこに用があります。暗証番号を教えてください」

  • 16二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 22:12:09

    頑張ったよ

  • 17落名ユルギ25/01/15(水) 07:54:35

    おはようございます。

    「さて、質問します。資料室の暗証番号を言ってください」
    「…誰が言うと思ってるんです…?」
    言うはず無い。なぜならあそこには、ヴァルキューレの機密が沢山眠っているからです。一般人には公開できない情報があるからです。
    「…なら、やるしか無いですね」
    そう言うと、ミヤコさんは私の事を思い切り殴りました。
    「番号を吐くまで殴ります。たとえ死んだとしてもです」
    そう言うと、ミヤコさんは何発も私を殴り始めました。
    痛い。痛い。痛い。
    『おい、さっさと話したらどうだ』
    『お前らに話すことなんか無い…!』
    『なら死ぬだけだな!!』
    これ、誰…?何の記憶…?
    『やめろ…その子は関係ない…』
    『お前が話せば助かるだろうよ』
    『…ぐ』
    『話さないんだな。なら…』
    『やめろ!!』
    なに、これ…?わたし…?
    『おい、返事しないぞ、こいつ』
    『気絶してる…起こせ、続けろ。こいつには全部話してもらわなきゃいかん』
    『…うぁぁ、あ、あああ…』
    暗い。こわい。痛い。痛い。いたい。

  • 18二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 18:43:11

    フラッシュバックか

  • 19落名ユルギ25/01/15(水) 19:37:28

    「あ、あ、ああぁぁぁあぁあ!?」
    突然、ユルギ先輩が叫び始めました。
    ユルギ先輩はSRTの、しかも精鋭のFOX小隊の出身です。この程度で弱音を吐くことはないはずですが…
    「…泣いても、暗証番号を吐くまでやめませんよ」
    「ミヤコちゃんやめて!!」
    「やめて、ミヤコ!」
    “ミヤコ!!”
    静止を無視して拳を振り上げたときでした。
    「あ、あ、いたい、やだ、やだっ!!ごめっ、ごめんなさい!ごめんなさい!いたいのやだ、やめて!たすけてだれか、いたい、こわいっ」
    尋常じゃない叫び。いつもと違う、昔とも違う、何かの叫び。
    ばきっ。
    サキが横から、ユルギ先輩を殴りました。
    「今更泣いたって許されるか…この裏切り者が!」

  • 20落名ユルギ25/01/15(水) 20:55:52

    「あぁぁあ”あ”う”ぁぁあ”あ”ぁぁあ”!なんでなんでなんで!!やだやだやだ!!ゆるして、ゆるしてっ!!」
    「にこ、くるみっ、たすけて、おとぎ、ゆきの、だれか、だれかぁ、たすけて」
    「やめろ…ユルギに手を出すな!!」
    横から傷だらけの尾刃さんが、見たこともない形相で走ってきます。武器を構えた私達にかまわず、ユルギ先輩へ駆け寄りました。
    「だれ、くるな、こないで、やめて、おねがい」
    「私だ、カンナだ!しっかりしろ!」
    「あ、あ、かんな、さ、かんなさんたすけて」
    「…『もう大丈夫だ。安心しろ』」
    「あ、かんなさん、かんなさん――」
    ユルギ先輩は気を失ったようでした。
    「…すまない…私が弱いばっかりに…お前にばかりこんな…」
    尾刃さんはそう言いながら、ユルギ先輩を抱きしめました。
    「…ミヤコ、裏切り者には当然の報いだ。気にしなくていい」
    「…ならさ、なんでユルギ先輩はヴァルキューレにいるの?」
    サキの言葉に、モエが問いかけます。
    いつもと違う声色で、いつもと違う表情で言いました。
    「あれは傭兵集団が起こした、いわばヴァルキューレは関係ないことだよ。それに靡いたんだったら、ここに居るのはおかしい」
    「…もしかしたら、私たちのユルギ先輩への認識が、何か間違ってるんじゃないの?」

  • 21二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 20:57:20

    そんな凄惨な尋問だったのね…

  • 22落名ユルギ25/01/15(水) 21:31:12

    >>21仕事人間故、口を割ることはない。

    だけど、割るまで尋問が続くとなると…?


    「…そうだな。話しておいたほうがいいか…」

    不意に、尾刃さんがそう言いました。

    「実はな、ユルギは今記憶喪失の状態にある」

    耳を疑いました。ユルギ先輩が、記憶喪失。

    「…お前たちも知ってるだろう。半年前の事件を。ユルギはSRT入隊からそこまでの記憶が一切無い」

    半年前の事件。所属不明の傭兵集団が一斉蜂起し、FOX小隊含め複数の部隊が鎮圧に向かった事件。たしかあの時、小隊が包囲されて、突破口を作るために1人行方不明になってそのまま…

    「…私達が、SRTが来るより先に救出した。防衛室からはストップが掛かっていたが、見過ごせなかったんだ…」

    ヴァルキューレに、救出された。

    ―ああ、そういうことですか。

    つまりユルギ先輩は、裏切り者でも何でもなく―

    「…わ、私は、…」

    「…ミヤコ?」

    私は、そのユルギ先輩を―

    「―私は、取り返しのつかない…取り返しのつかないことを…」

    「わたし、は…なんて、ことを…」

  • 23落名ユルギ25/01/15(水) 22:23:17

    …ユルギの病室は、ここか。
    「…入るぞ」
    ドアを開けると、外を眺めているユルギが居た。
    「…来たぞ、ユルギ」
    「…カンナさん。来てくれたんですね」
    「…同僚をほっとくやつがいるかよ…」
    振り向いたユルギは何処か生気の抜けた目をしていて、今にも消えてしまいそうである。
    「…あのあと、いろいろあったぞ」
    そう。本当に、いろいろあった。
    あのあと、セキュリティを突破したRABBIT小隊は、ヴァルキューレの汚職…私の関わっていた事を、世間に公表した。
    連日マスコミがヴァルキューレに押しかけてくるし、ヴァルキューレという組織の信用は地に落ちた。
    「カンナさん、お疲れみたいですね。やっぱりあんなののあとだと、メンタル来ちゃいますよね」
    「…そうだな」
    思わず、ユルギから目を逸らす。
    …この汚職は、もっと早く公表されるべきだったんだ。だってあの時お前は――
    「…カンナさん、泣いてるんですか…?」
    「ユルギ…わ、私はな…」
    「もうお前のような…立派な人間には、なれなくなってしまった…お前のように、信念を…正義を貫けなくなってしまった…」
    私でもわからないくらい、止めどなく気持ちが溢れてしまう。ああ、なんて情けない…
    「ごめん、ごめんな…私のせいで…お前ばっかりこんな思い…」

    あまねく奇跡の始発点編へ続く。

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