- 12回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 17:37:59
ホスト規制っ!!!!お前さえ居なければ!!!2スレ目は落ちなかったんだ!!!
というわけで記憶喪失元FOX小隊員です。
2スレ目で言われちゃったので意地でも完走します。
前回まではこちら達からどうぞ。もう落としません。絶対。
【オリキャラ】これ、私の…?|あにまん掲示板あれ、これ私の履歴書だ。なんでこんなとこに落ちてるんだろ。えーと、どれどれ……元FOX小隊の隊員?以前の作戦において救出…?え、なにこれ、知らない、こんなの…記憶喪失になってるFOX小隊の元隊員概念。bbs.animanch.com【再建】【オリキャラ】これ、私の…?|あにまん掲示板あれ、これ私の履歴書だ。なんでこんなとこに落ちてるんだろ。えーと、どれどれ……元FOX小隊の隊員?以前の作戦において救出…?え、なにこれ、知らない、こんなの…記憶喪失になってるFOX小隊の元隊員概念。…bbs.animanch.com - 22回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 17:39:00
ステータスについて
使用武器
dice1d7=1 (1)
1.SMG 2.AR 3.MG 4.GL 5.SG 6.HG 7.T.S
【ステータス】
戦闘 dice1d100=19 (19) +40
事務 dice1d100=66 (66)
医療 dice1d100=69 (69)
知性 dice1d100=72 (72)
運動 dice1d100=62 (62) +30
技術 dice1d100=25 (25)
政治 dice1d100=5 (5)
交渉 dice1d100=57 (57)
創作 dice1d100=31 (31)
倫理 dice1d100=90 (90)
慈悲 dice1d100=14 (14)
神秘 dice1d100=50 (50)
身長 140+dice1d50=29 (29) cm
胸 dice1d5=3 (3) 1.絶壁 2.小盛 3.並盛 4.大盛 5.メガ盛
腹 dice1d5=5 (5) 1.ガリガリ 2.細 3.中 4.中太 5.もっちり
尻 dice1d5=5 (5) 1.キュッ 2.小さめ 3.やわらか 4.もちっ 5.ドーン
髪色 dice1d8=5 (5)
1.黒 2.茶 3.金 4.銀 5.青 6.水色 7.紫 8.薄紫
長さ dice1d100=86 (86) 1で肩につかないくらい100で足元
- 3二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 17:39:30
立て乙規制はこわいね
- 42回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 17:41:30
名前 落名ユルギ
ヴァルキューレ公安局所属
ヴァルキューレでの関係性(左が私から、左が対象から)
カンナdice2d100=40 94 (134)
コノカdice2d100=74 29 (103)
キリノdice2d100=12 16 (28)
フブキdice2d100=23 1 (24)
FOX小隊の好感度(対象から)
ユキノdice1d100=76 (76) +30
ニコ dice1d100=64 (64) +30
クルミdice1d100=73 (73) +30
オトギdice1d100=41 (41) +30
RABBIT小隊の好感度
ミヤコdice1d100=2 (2) +20
サキ dice1d100=8 (8) +20
モエ dice1d100=43 (43) +20
ミユ dice1d100=85 (85) +20
>>3ほんと怖い、朝投稿しようとしたら全然だめだった
- 5二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 17:41:31
立て乙
- 62回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 17:45:57
前回までのあらすじ
なんか武装組織が悪さしてるっぽいから掃討じゃー
↓
なんか知ってる人(FOX小隊)と会敵
↓
子ウサギ公園で問題発生、鎮圧
↓
なんかその人達も私の事を知ってるっぽい
↓
先生から救援要請、内容は盗み()
↓
今ここ - 72回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 17:48:27
続きです。詳しい内容は前スレからどうぞ。
「ぐあっ!」
「なんだコイツ、速―」
わらわらと集まる警備兵を、身体能力にものをいわせて蹂躙していきます。
「進路確保、回収地点まであと3分。モエさん、回収お願いします」
『もう待ってるよ、早く』
「ごめんなさい…私のせいで…」
「いいんですよ。さ、急ぎましょう」
その後も迫る敵を一掃し、ヘリまで到達。先生とモエさんがヘリで待っていました。
「殿は私が。乗ってください!」
「ミヤコ、サキ、乗って!」
ミヤコさんとサキさんが搭乗完了。次いでミユさんが搭乗しました。
“ユルギも、早く!”
「はい!」
私もヘリに搭乗。ギリッギリ、なんとかなりました。
…明日は自分で自分の事件を調査する羽目になりそうですね…
「…衰えてないね、ユルギ先輩」
コクピットのモエさんが、そう言ってきました。 - 82回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 18:13:35
「懐かしいな、この感じ」
「懐かしいって…何がですか?」
「ユルギ先輩のこと」
私が懐かしい。ミユさんも似たようなことを言っていましたね。
「…あのさ、たとえばの話だけどさ」
「ユルギ先輩は、何物にも代え難い人が居て、その人を助けに行って…その人がそこに居なかったとしたら、どんな気分になる?」
「…はっきり言って、最悪ですね」
「だよね」
モエさんの質問の意図がわからず、戸惑いつつも答えます。
「…昔、超精鋭の小隊に所属してた人がさ、行方知らずになったんだ。その事件を起こしたのは傭兵集団。どこに雇われてたかはまだ分かんない」
「その時の救出作戦で、その人はその場所に居なかった。最悪だったよ」
「モエ、もういいでしょう…!」
ミヤコさんが遮りました。声に少し怒気が混ざっています。
「…ユルギ先輩、この続きはまた今度、かな」 - 9二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 18:16:39
好感度が高い2人とは話せてる感じだね、よきよき
- 10二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 18:19:34
スレ立てありがとうございます
保守できなくて申し訳ない - 112回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 18:25:26
むしろ自分の過失ですから気にしないでください!
その後、RABBIT小隊が風呂に入れてご満悦だったり、自分の痕跡を死ぬ気で揉み消したりしながら、数日が過ぎました。
「カンナさーん、顔色悪いですよー」
「…ユルギか。すまん。いろいろあってな…」
「局長ともなれば心労も多いですよね」
最近、カンナさんの調子がやけに悪そうです。大丈夫だと良いんですがね…
「そういやカンナさん。最近私らの装備、豊富ですよね」
「…っ」
「カンナさん掛け持ってくれたんですか?」
「…まあ、そんなところだ」
さらに顔色が悪くなった気がしましたが、気の所為ですかね。
「ありがとうございます。じゃあ、今日も夜勤頑張りますか。今日も徹夜かなぁ」
「…そうならないといいがな」
「…いっそのこと、気づいてくれ…ユルギ…」
「弱い私を…許してくれ…」
- 122回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 18:44:41
「…んー、何もないなー」
今私は資料室に居ます。理由は、私が救出された時の事件資料が残っていないか確認するためです。自身の記憶がないらしいのは、やっぱり気持ち悪いので。
「…収穫なし、か。仕方ないですね…ん?」
戻そうとした資料の束から、何かが落ちました。半年ほど前の資料のようですね。所々検閲されていますが。
「どれどれ…」
事件ファイルNo.▓▓▓▓
当該ファイルは、先週発生したSRT特殊学園の▓▓▓▓▓救出の事件ファイルです。
当該作戦の目標は、SRT特殊学園▓▓▓小隊所属▓▓▓▓▓救出を目標とし、公安局尾刃カンナ、コノカ両名が指揮し、実施されました。
また、本作戦において、当該建築物より防衛室と▓▓▓▓▓▓▓、▓▓▓▓▓▓▓両組織の汚職の証拠となる資料が発見され、当該救出目標は汚職の証拠を掴んだものと―― - 132回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 19:15:42
このファイルの下には、不許可の判子が押されています。つまり、これは正式な資料として認められていないということです。
「…なんだ、これ…気味悪いなぁ…」
「何してるんですか、ユルギ先輩」
声をかけられた方を向くと、生活安全局のフブキさんがいました。
「いやー、ちょっと資料の探し物があって…」
「…そうなんですか…っ!」
フブキさんは私の持つ資料を見ると、あからさまに表情を硬くしました。
「…ユルギ先輩。悪く言いませんから、それに関わるのは辞めませんか」
「…え、な、なんで?」
「…ユルギ先輩の立場が、危なくなるからです」
それは、どういう――
その時、局内の警報装置が鳴り始めました。侵入者のようですね。
「…ごめんなさい、また後で話しましょう、フブキさん」
「…ええ」
とにかく武装して、相手を迎え撃たないと。 - 142回もスレを落とした情けない奴25/01/14(火) 20:55:57
「侵入したのは?」
「1個小隊、重武装です。すでに一階の警備は全滅したものと…」
「了解、カンナさんは?」
「もう前に出てます」
それを聞き、私はすぐに前へ出ます。カンナさんを援護しなければ。
しかし、また重武装の相手ですか。
…また、あの狐耳の人ですかね。
「この…!ぐあぁっ!!」
前からカンナさんの声。どうやら、一歩遅かったようです。
「また来るぞ!」
「交戦準備、サキは前へ!」
…違うみたいですが、これまた厄介ですね。
「…ユルギ先輩」
「ミユさん。こんな形で会いたくはなかったですね」
4人の兎、そしてシャーレの先生が、そこには居ました。
「…ユルギ…っ」
「カンナさん、任せてください」
「――ここは誰も通しませんよ」 - 15落名ユルギ25/01/14(火) 22:10:48
「喰らえ…!」
「…この間合いならサイドアームより――」
―銃のストックの方が速い。
「ごふっ…!」
「サキ!」
前衛のサキさんを下して、ミヤコさんへ。ミユさんと十字砲火の体勢を組んでるようですが…
「喰らいませんよ」
「!?」
SMGを腰だめで射撃し、ミヤコさんにぶち込みます。9mmだと威力に欠けますが、問題ありません。
「こっち」で仕留めるので。
「ミヤコちゃん…!」
ミヤコさんを盾にし、ミユさんの射線へ。
しかし。誤算だったのはミユさんの射撃精度でした。
「…ぐ!」
正確無比な一撃。ミユさんを撃とうと突き出した腕に命中し、メインアームを落としました。
“…今!”
ミヤコさんが拘束を解き、私の銃を拾って発砲。
“撃て!RABBIT2!”
「ラジャー指揮官…!」
サキさんが背中から私を蜂の巣にし、私は力なく壁に寄りかかる形で倒れました。
「…手強かった。流石、元FOX小隊員といったところですね」
胸ぐらを掴みながら、ミヤコさんが言いました。
サキさんが私の手に結束バンドを巻き付け、拘束しました。
…やられましたね。流石に先生の指揮ありきでは不利すぎました。
「…目的は?」
「ヴァルキューレの資料室。そこに用があります。暗証番号を教えてください」 - 16二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 22:12:09
頑張ったよ
- 17落名ユルギ25/01/15(水) 07:54:35
おはようございます。
「さて、質問します。資料室の暗証番号を言ってください」
「…誰が言うと思ってるんです…?」
言うはず無い。なぜならあそこには、ヴァルキューレの機密が沢山眠っているからです。一般人には公開できない情報があるからです。
「…なら、やるしか無いですね」
そう言うと、ミヤコさんは私の事を思い切り殴りました。
「番号を吐くまで殴ります。たとえ死んだとしてもです」
そう言うと、ミヤコさんは何発も私を殴り始めました。
痛い。痛い。痛い。
『おい、さっさと話したらどうだ』
『お前らに話すことなんか無い…!』
『なら死ぬだけだな!!』
これ、誰…?何の記憶…?
『やめろ…その子は関係ない…』
『お前が話せば助かるだろうよ』
『…ぐ』
『話さないんだな。なら…』
『やめろ!!』
なに、これ…?わたし…?
『おい、返事しないぞ、こいつ』
『気絶してる…起こせ、続けろ。こいつには全部話してもらわなきゃいかん』
『…うぁぁ、あ、あああ…』
暗い。こわい。痛い。痛い。いたい。 - 18二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 18:43:11
フラッシュバックか
- 19落名ユルギ25/01/15(水) 19:37:28
「あ、あ、ああぁぁぁあぁあ!?」
突然、ユルギ先輩が叫び始めました。
ユルギ先輩はSRTの、しかも精鋭のFOX小隊の出身です。この程度で弱音を吐くことはないはずですが…
「…泣いても、暗証番号を吐くまでやめませんよ」
「ミヤコちゃんやめて!!」
「やめて、ミヤコ!」
“ミヤコ!!”
静止を無視して拳を振り上げたときでした。
「あ、あ、いたい、やだ、やだっ!!ごめっ、ごめんなさい!ごめんなさい!いたいのやだ、やめて!たすけてだれか、いたい、こわいっ」
尋常じゃない叫び。いつもと違う、昔とも違う、何かの叫び。
ばきっ。
サキが横から、ユルギ先輩を殴りました。
「今更泣いたって許されるか…この裏切り者が!」 - 20落名ユルギ25/01/15(水) 20:55:52
「あぁぁあ”あ”う”ぁぁあ”あ”ぁぁあ”!なんでなんでなんで!!やだやだやだ!!ゆるして、ゆるしてっ!!」
「にこ、くるみっ、たすけて、おとぎ、ゆきの、だれか、だれかぁ、たすけて」
「やめろ…ユルギに手を出すな!!」
横から傷だらけの尾刃さんが、見たこともない形相で走ってきます。武器を構えた私達にかまわず、ユルギ先輩へ駆け寄りました。
「だれ、くるな、こないで、やめて、おねがい」
「私だ、カンナだ!しっかりしろ!」
「あ、あ、かんな、さ、かんなさんたすけて」
「…『もう大丈夫だ。安心しろ』」
「あ、かんなさん、かんなさん――」
ユルギ先輩は気を失ったようでした。
「…すまない…私が弱いばっかりに…お前にばかりこんな…」
尾刃さんはそう言いながら、ユルギ先輩を抱きしめました。
「…ミヤコ、裏切り者には当然の報いだ。気にしなくていい」
「…ならさ、なんでユルギ先輩はヴァルキューレにいるの?」
サキの言葉に、モエが問いかけます。
いつもと違う声色で、いつもと違う表情で言いました。
「あれは傭兵集団が起こした、いわばヴァルキューレは関係ないことだよ。それに靡いたんだったら、ここに居るのはおかしい」
「…もしかしたら、私たちのユルギ先輩への認識が、何か間違ってるんじゃないの?」 - 21二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 20:57:20
そんな凄惨な尋問だったのね…
- 22落名ユルギ25/01/15(水) 21:31:12
>>21仕事人間故、口を割ることはない。
だけど、割るまで尋問が続くとなると…?
「…そうだな。話しておいたほうがいいか…」
不意に、尾刃さんがそう言いました。
「実はな、ユルギは今記憶喪失の状態にある」
耳を疑いました。ユルギ先輩が、記憶喪失。
「…お前たちも知ってるだろう。半年前の事件を。ユルギはSRT入隊からそこまでの記憶が一切無い」
半年前の事件。所属不明の傭兵集団が一斉蜂起し、FOX小隊含め複数の部隊が鎮圧に向かった事件。たしかあの時、小隊が包囲されて、突破口を作るために1人行方不明になってそのまま…
「…私達が、SRTが来るより先に救出した。防衛室からはストップが掛かっていたが、見過ごせなかったんだ…」
ヴァルキューレに、救出された。
―ああ、そういうことですか。
つまりユルギ先輩は、裏切り者でも何でもなく―
「…わ、私は、…」
「…ミヤコ?」
私は、そのユルギ先輩を―
「―私は、取り返しのつかない…取り返しのつかないことを…」
「わたし、は…なんて、ことを…」
- 23落名ユルギ25/01/15(水) 22:23:17
…ユルギの病室は、ここか。
「…入るぞ」
ドアを開けると、外を眺めているユルギが居た。
「…来たぞ、ユルギ」
「…カンナさん。来てくれたんですね」
「…同僚をほっとくやつがいるかよ…」
振り向いたユルギは何処か生気の抜けた目をしていて、今にも消えてしまいそうである。
「…あのあと、いろいろあったぞ」
そう。本当に、いろいろあった。
あのあと、セキュリティを突破したRABBIT小隊は、ヴァルキューレの汚職…私の関わっていた事を、世間に公表した。
連日マスコミがヴァルキューレに押しかけてくるし、ヴァルキューレという組織の信用は地に落ちた。
「カンナさん、お疲れみたいですね。やっぱりあんなののあとだと、メンタル来ちゃいますよね」
「…そうだな」
思わず、ユルギから目を逸らす。
…この汚職は、もっと早く公表されるべきだったんだ。だってあの時お前は――
「…カンナさん、泣いてるんですか…?」
「ユルギ…わ、私はな…」
「もうお前のような…立派な人間には、なれなくなってしまった…お前のように、信念を…正義を貫けなくなってしまった…」
私でもわからないくらい、止めどなく気持ちが溢れてしまう。ああ、なんて情けない…
「ごめん、ごめんな…私のせいで…お前ばっかりこんな思い…」
あまねく奇跡の始発点編へ続く。