- 1Void・Voltics25/01/17(金) 18:38:49
※注意※
このスレッドのキャラクターは下記スレッドのダイスをもう1度振ったものになります
具体的にどのようなダイスを振ったのかはそちらを参照してください
【ブルアカ ダイス式自キャラ】先生からゲヘナ○○モップと呼ばれてます!|あにまん掲示板先生からゲヘナ dice1d8=@1 (1)@ モップと呼ばれてます!1年生です!1.色 dice1d10=@5 (5)@ (1.紅 2.桃 3.青 4.紺 5.藍 6.緑 7.黒 8.灰 9.銀 1…bbs.animanch.comプロフィール、見た目、ステータス、好感度の順に貼っていきます
今回は考える時間があったので、色々既に設定ができていますが悪しからず
- 2Void・Voltics25/01/17(金) 18:43:24
プロフィール
名前 華園 ヒサキ
学校・所属 ゲヘナ学園1年 万魔殿
年齢 15
誕生日 6/18
身長 135cm
趣味 園芸、フラワーアレンジメント
武器種 AMR(アンチマテリアルライフル)
神秘 花を咲かせる神秘 - 3Void・Voltics25/01/17(金) 18:52:02
見た目
髪色 白
髪の長さ 100(1でモップ判定の最低限、100で身長と同等)
髪型 モップ(花をいっぱい付けてる)
目の色 紅
ゲヘナ生の特徴 角&翼
角 98(1ほど角なんて無...あった!、100ほど重くない?)
翼 86(1ほど小っちゃい...可愛い...、100ほどもしかして翼が本体?)
胸 5(1ほどばにたす、100ほどデッ!)
お腹 19(1ほどホッソリ、100ほどハスm(殴 ズビバゼンデシタ...)
k2圧 13(1ほど圧が無い!、100ほど圧が...強い...!)
カワイイ系?カッコイイ系? 3(1ほどカワイイ、100ほどカッコイイ、50前後はカッコカワイイ)
ヘイロー 茨の輪にバラが咲いている バラは9本 色は赤~青のグラデーション
服 大きめの万魔殿コート
アクセサリー 至る所に花 - 4Void・Voltics25/01/17(金) 18:54:11
ステータス
戦闘 74
耐久 2
事務 69
医療 21
知性 66
掃除 53
料理 22
運動 25
技術 86
芸術 93
運転 14
政治 3
交渉 5
倫理 87
慈悲 99
神秘 92 - 5Void・Voltics25/01/17(金) 19:04:48
好感度
左:ヒサキ→相手 右:相手→ヒサキ
先生→ヒサキは100固定(大切な生徒)
ゲヘナモブ 84:13 いいカモ
万魔殿
マコト 91:97 ひとりぼっちのところをスカウトしてくれた恩人 マコトはイブキと一緒に可愛がっている
サツキ 93:40 喜んで花を受け取ってくれる人 なお、時折虫が付いているので...
イロハ 92:51 時々庭園でお昼寝してる人 だからいい人
チアキ 96:100 会うと撫でてくれる人 チアキは母性をくすぐられている
イブキ 99:98 大親友!(会ったのは万魔殿に入ってから)
モブ 93:80 みんな友達!
風紀委員会
ヒナ 38:99 ヒサキ「ふ、風紀委員会とは敵対してるから...」 ヒナ「万魔殿の子だけど、問題を起こさないいい子ね」
アコ 14:19 互いに話を聞いたことしかないため、判断しかねる
イオリ 86:95 偶然に偶然が重なり、互いにプライベートしか見たことがない 親友
モブ 37:92 ヒサキ「ふ、風紀委員会とは敵対してるから...」 モブ総員(((かわいい...)))
シャーレ
先生 96:100 花を大切にしてくれる人、優しい人 - 6Void・Voltics25/01/17(金) 19:06:17
では、ここからSSを書いていきます
- 7Void・Voltics25/01/17(金) 19:14:19
マコト「ヒサキ、イブキとお出かけに行ってくれ。」
ヒサキ「え?はい。わかりました。」
休憩をしていると突然、マコト先輩からそう言われた。
マコト先輩は「私が一緒に行きたかった!」という声が今にも聞こえてきそうな顔をしている。
一方、イブキちゃんは笑顔で「どこに行こうかな~♪」と鼻歌を歌っている。
ヒサキ「あの、ところでどこに行くのですか?」
マコト「それは――」
イブキ「トリニティだよ!」
ヒサキ「...え?」
イブキちゃんから発されたその言葉、行き先がトリニティだと聞き、私の鼓動は速くなる。
ヒサキ「あの、マコト先輩...。」
マコト「なんだ?」
ヒサキ「や、やっぱり他の方でも...。」
マコト「無理だ。なぜなら、dice1d100=52 (52) 」
1~45.ヒサキ以外その日に用事があるからな。 46~90.イブキがヒサキがいいと言ったからな。 91~100.ヒサキの"それ"を治すためでもあるからな。
- 8Void・Voltics25/01/17(金) 19:31:01
マコト「無理だ。なぜなら、イブキがヒサキがいいと言ったからな。」
イブキ「ヒサキ先輩...ダメ?」
イブキちゃんが上目遣いで聞いてくる。
これは反則だと思いながら私は答える。
ヒサキ「大丈夫だよ。私がトリニティについてってあげる。」
イブキ「やったー!」
イブキちゃんの喜ぶ表情を見て、私は改めて覚悟をした。
マコト「キキキッ...ここまで喜ばれるとは良かったじゃないか。」
ヒサキ「マコト先輩、恨めしそうな顔をするくらいならマコト先輩も付いてくればいいじゃないですか。」
マコト「万魔殿議長であるこのマコト様がトリニティに行ったらどうなると思う。」
ヒサキ「あっ...。」
万魔殿議長、ゲヘナのトップがトリニティに行く。そんなことをすれば例え理由がお出かけであって何の思惑がなくとも、何かしら邪推されるのは火を見るよりも明らかだ。
マコト「楽しんでくるんだな。キキキッ...。」
そんなこんなで私はイブキちゃんとトリニティに行くことになった。 - 9Void・Voltics25/01/17(金) 19:36:11
無事、トリニティには入れたものの、私の身体は無意識に震えていた。
イブキ「大丈夫?」
ヒサキ「っ!だ、大丈夫だよ。」
あの時から少しは成長したと自分では思っていた。けれど、結局何も変わらない。
あの時と同じでイブキちゃんに励まされている。
どこかの近くを通る dice1d100=31 (31)
1~50.大聖堂 51~70.礼拝堂 71~90.聖堂 91~100.部室会館
- 10Void・Voltics25/01/17(金) 19:43:17
トリニティをイブキちゃんと歩いていた時、1つの建物が目に入った。大聖堂だ。
私の脳裏にあの時の光景がフラッシュバックし、鼓動が、呼吸が速くなる。
イブキ「ヒサキ先輩!」
ヒサキ「ハァ...ハァ...ご、ごめんね、イブキちゃん。ちょっと、休みたい。」
私はイブキちゃんに許可を取り、逃げるように大聖堂が見えない場所、路地裏へと入っていった。
路地裏でへたり込むと、イブキちゃんが背中をさすってくれる。 - 11Void・Voltics25/01/17(金) 19:55:44
私にはトラウマがある。
あの時...エデン条約調印式の時の光景だ。
古聖堂がミサイルによって爆ぜ、焼け落ち、阿鼻叫喚と化す。
古聖堂と大聖堂は別物、それは頭でしっかり理解している。しかし、どちらも聖堂なのには変わりなく、そうなれば当然似通った場所はある。そういったところが私のトラウマを刺激し、今のように発作を引き起こしてしまう。
マコト先輩は必要な犠牲だと言っていた。本当にそうだったのかはわからない。ただ、1つ変わらないことがあるとすればあの惨状が起きたという事実だけ。
私がもっと強くマコト先輩を止めていたら。私が必要な犠牲だと聞いても止めていたら。後悔だけが募っていく。
ヒサキのトラウマ 50
トリニティで怖いことが起きると+され、幸せなことが起きると-されます
トラウマが0以下になったら完治、100以上になったら修復不可能(トリニティ恐怖症)になります - 12Void・Voltics25/01/17(金) 20:04:10
なんとか呼吸を落ち着け、私はイブキちゃんに向き直る。
ヒサキ「イブキちゃん、もう大丈夫だよ。」
イブキ「そうなの?また苦しくなったらすぐ言ってね?」
ヒサキ「うん。」
こんな小さい子に慰められるなんて、私はなんて惨めなんだろうか。
dice1d100=69 (69)
1~85.トリカス襲来
86~90.救護騎士団ネームド襲来dice1d3=3 (3) (1.救護ォ! 2.セリナ 3.ハナエ)
91~95.シスターフッドネームド襲来dice1d3=2 (2) (1.サクラコ様 2.マリー 3.ヒナタ)
96~100.正義実現委員会ネームド襲来dice1d4=2 (2) (1.ツルギ 2.ハスミ 3.イチカ 4.マシロ)
- 13Void・Voltics25/01/17(金) 20:14:34
私たちが立って、歩き出そうと思った時、突然声がした。
トリカス「チッ。見間違えなら良かったのに。」
声のした方を向くとトリニティの制服を着た生徒がdice2d5=3 1 (4) 人いた。
開口一番に発した言葉、そしてその顔から会話をしなくとも、ゲヘナ嫌いの生徒なのだろうと思った。
私は先輩たちから良く騙されやすいと言われることがある。しかし、そんな私でもすぐに信じてはいけないとわかる。
私はトリニティ生から目を離さないようにしつつ、逃げられる場所を探した。
dice1d100=54 (54)
1~10.逃げやすそうな道を見つけた
11~50.逃げられる道を見つけた
51~95.逃げられる道を見つけられなかった
96~100.完全に包囲されている トリカス+dice1d5=3 (3) 人
- 14Void・Voltics25/01/17(金) 20:33:30
無い...。無い...。
逃げられそうな場所を探しても見つからない。
私は焦りながらも、イブキちゃんを背中に隠す。
トリカスA「もう撃っていいかな?」
トリカスB「いいでしょ?」
ヒサキ「な、何を言ってるの...。私たちを撃ったら...。」
そんなことをすればゲヘナとトリニティの関係が余計に悪化する。
ましてやイブキちゃんが巻き込まれたとなればマコト先輩が黙っていない。
トリカスC「話せないくらいメチャクチャにすればいいだけでしょ?」
ヒサキ(狂ってる...。)
私がそう思ったタイミングでトリニティ生は一斉に銃口をこちらに向けた。
私は咄嗟にイブキちゃんを抱きしめ、私の大きな翼で覆い隠す。
刹那、私の背中、翼、脚。トリニティ生の方に向けているあらゆる所に痛みが襲う。
私は比較的身体が脆い。キヴォトス外から来た先生ほどでは無い。だとしても十二分に脆いのだ。イブキちゃんが自分で受けた方が被害が小さくなるかもしれないくらいには。しかし、私にそんなことはできない。私自身が許さない。
イブキ「ヒ、ヒサキ先輩...。」
ヒサキ「大丈夫。大丈夫だから。」
私はイブキちゃんに笑いかける。
dice1d100=90 (90) (1~20.助けが来るdice1d3=1 (1) 21~100.助けが来ない)
1.救護騎士団dice1d3=2 (2) (1.救護ォ! 2.セリナ 3.ハナエ)
2.シスターフッドdice1d3=3 (3) (1.サクラコ様 2.マリー 3.ヒナタ)
3.96~100.正義実現委員会dice1d4=3 (3) (1.ツルギ 2.ハスミ 3.イチカ 4.マシロ)
- 15Void・Voltics25/01/17(金) 20:37:32
痛みで思わず顔が歪みそうになるが、イブキちゃんを不安にさせないためにも耐える。耐え続ける。
トリカスB「てか、なんであんなに花付けてるの?」
トリカスD「悪魔があんなの付けても可愛くないっての。」
dice1d100=6 (6) (1~40.助けが来るdice1d3=2 (2) 41~100.助けが来ない)
1.救護騎士団dice1d3=1 (1) (1.救護ォ! 2.セリナ 3.ハナエ)
2.シスターフッドdice1d3=3 (3) (1.サクラコ様 2.マリー 3.ヒナタ)
3.正義実現委員会dice1d4=3 (3) (1.ツルギ 2.ハスミ 3.イチカ 4.マシロ)
- 16Void・Voltics25/01/17(金) 20:51:28
イブキ「ヒサキ先輩...!ヒサキ先輩...!」
イブキちゃんは泣きそうな声でそういう。
ヒサキ「大丈夫。心配しないで。」
嘘だ。ちっとも大丈夫じゃない。
正直、痛みが大きすぎてどれくらい傷があるのかはわからない。でも、間違いなく入院することにはなるだろう。
???「な、何をしているんですか!」
トリカスA「シスターフッド!?に、逃げろ!」
???「あっ......、いえ、先にこちらの方を手当しないとですね...。」
知らない声がし、銃撃が止む。助けが来たのだろうか。
そう思った瞬間、安心感と疲労感に襲われ、私の意識は消えていった。
トラウマ上昇 3d5
重症度 3d20 - 17Void・Voltics25/01/17(金) 20:51:57
dice3d5=1 4 5 (10)
dice3d20=6 9 11 (26)
- 18Void・Voltics25/01/17(金) 21:08:11
次に目を覚ましたのは荘厳な装飾がされた場所だった。
最初は何かわからなかった。しかし、理解した瞬間に恐怖が襲いかかってきた。全身から冷や汗が出る。
今、ここにミサイルが落ちてくるのではないか。阿鼻叫喚の地獄と化すのではないか。有り得ない妄想だけが脳を支配し、嫌な感情に押し流される。
イブキ「ヒサキ先輩!」
ヒサキ「っ!」
あまりの恐怖に今の今までイブキちゃんの存在に気が付かなかった。
ヒサキ「イブキちゃん...。イブキちゃん...!」
私はイブキちゃんを抱き寄せる。イブキちゃんを抱きしめれば少しは安心できる。そう思ったから。
しかし、私の中で渦巻く恐怖は一向に収まりを見せない。
トラウマ上昇 1d5 - 19Void・Voltics25/01/17(金) 21:08:23
dice1d5=1 (1)
- 20Void・Voltics25/01/17(金) 21:38:29
???「あ、あの、そんなに動くと傷口が開きますよ。」
ヒサキ「ヒッ...!」
突然現れた見知らぬ人物に私は情けない声を上げながらイブキちゃんの影に隠れてしまった。
強い恐怖によって、私の心はかなり弱ってしまったようだ。しかし、そんなことを理解する余裕すら今の私にはなかった。聞き覚えのある、さっき聞こえたばかりだという声を理解する余裕も、だ。
???「えぇっと...や、やっぱりこういうのはマリーさんがやった方が...。」
マリー「そうですね...。」
マリー、と呼ばれた可愛らしい少女はこちらをチラリと見る。
本来、その行動は全くもって恐怖の対象ではない。寧ろ、人によってはドキドキと胸が高鳴るような仕草だった。だが、今の私にとってはそれすらも恐怖の対象になっていた。
私の胸の高鳴りはそのような甘酸っぱいものではなく、もっとどす黒いもの。その証拠に、私は見られた瞬間、全身がビクッと一瞬の硬直を示した。
マリー「一旦、私たちは離れた方がいいかもしれません。」
???「そうですか?それなら...。」
2人のシスターはイブキちゃんに「何かあったら呼んでください。」と言い、どこかへ行った。 - 21Void・Voltics25/01/17(金) 21:56:23
~ Side マリー ~
その日、私は普段通りの日常を過ごしていました。しかし、昼過ぎに事件は起こりました。
ヒナタさんが怪我をした方を抱えて来たのです。
驚いたものの、まずは私たちにできる範囲の応急処置をして、救護騎士団に連絡しました。
その後、事情を聞いてみたところ、裏路地から銃声が聞こえたため、入ってみたところ、この方々が襲われていた、ということらしいです。金髪の少女により詳しく聞いてみようかとも思ったのですが、その前に怪我をしていた方が起きました。
良かったと思い、ヒナタさんに話しかけるよう頼んだところで私は異変に気が付きました。
???「イブキちゃん...。イブキちゃん...!」
とても普通とは言えないような表情で、しかも大怪我をしていたというのに金髪の少女に勢い良く抱きつきました。
ヒナタ「あ、あの、そんなに動くと傷口が開きますよ。」
ヒサキ「ヒッ...!」
ヒナタさんが意を決して話しかけたものの、怯えてしまい、今度は金髪の少女に隠れてしまいました。
ヒナタ「えぇっと...や、やっぱりこういうのはマリーさんがやった方が...。」
マリー「そうですね...。」
ヒナタさんが私に助けを求めてきたため、チラリと白髪の少女を見ると、びくりと全身を震わせ、恐怖の籠った瞳でこちらを見ていました。
その様子から、私は下手に声をかけてしまえば逆に恐怖を煽るだけと判断し、一度離れることにしました。
マリー「何かあったら呼んでください。」
そう金髪の少女に言ったところ、コクリとうなづいてくれたため、私は大聖堂の外に出ました。 - 22Void・Voltics25/01/17(金) 22:13:13
マリー「あの方、凄く怖がっていました。何があったのでしょうか...。」
何か、引っかかります。
ヒナタさんが仰っていた状況ですと、一方的に撃ち続けられたのでしょう。確かにそのような状況は計り知れない恐怖があるかもしれません。想像もしたくありませんし、想像したところで実際の恐怖とは大きな差があるでしょう。
もし、襲われたことへの恐怖であれば、あの金髪の少女が持っていた銃に反応する方が正しい反応だと思います。あの方は見た目からしてゲヘナ生です。なので、仮にトリニティ生に襲われたことへの恐怖であれば私たちに恐怖して金髪の少女には反応を示さない、正しいことかもしれません。
しかし...しかし、あの方の瞳に籠った恐怖はもっと別の...もっと強大な恐怖に見えました。
私に恐怖してしまっては私がどうこうできるわけがありません。当然ヒナタさんや今向かってきている救護騎士団の方もそうです。
誰か、対処できそうな方は...。
マリー「ヒナタさん、救護騎士団の方への説明をお願いできますでしょうか。私は先生に連絡してみます。」
ヒナタ「先生、ですか?」
マリー「はい。なんとなく、ダメもとですが、先生であればどうにかできそうだと思ったので。」
ヒナタ「わ、わかりました。」 - 23Void・Voltics25/01/17(金) 22:14:37
来た救護騎士団は...dice1d3=2 (2) (1.救護ォ! 2.セリナ 3.ハナエ)
- 24Void・Voltics25/01/17(金) 22:25:58
私は少し離れたところでモモトークを開きます。
そして、先生に事情と、できれば来て欲しいという旨を伝えました。
幸い、既読はすぐに付き、今すぐ向かうと返信が来ました。
私はそれを確認した後、ヒナタさんの元に戻りました。
ヒナタ「――と、いうことでして、来ていただいておいて申し訳ないのですが...。」
セリナ「いえ、大丈夫です。そのような事情でしたら仕方がありません。」
あの方は確か、救護騎士団の鷲見 セリナさん、でしたか。
マリー「ヒナタさん、先生と連絡が取れました。」
ヒナタ「本当ですか?」
マリー「はい。すぐに来ていただけるとのことです。」
セリナ「先生が来ていただけるなら安心ですね。」
その後、3人で先生の到着を待ちました。 - 25Void・Voltics25/01/17(金) 22:36:15
~ Side 先生 ~
私はいつも通りシャーレで書類仕事をしていた。すると、モモトークに通知が入る。
誰だろう?と思い見てみるとマリーからだった。
要件は簡潔にまとめるとゲヘナ生がトリニティ自治区内でトリニティ生に一方的に襲われたこと、応急処置をしたものの、酷く怯えていて下手に話しかけられないということ、自分たちでは対処しきれないため来て欲しいということ、その3つが書かれていた。
私はすぐに行くと返し、外出の準備をする。
すると、今日の当番の子に声をかけられる。
今日の当番はdice1d4=4 (4) (1.マコト 2.チアキ 3.ヒナ 4.イオリ)
- 26Void・Voltics25/01/17(金) 22:43:36
イオリ「先生、サボるつもりか?」
"イオリ。違うよ。生徒に来て欲しいって言われたから。"
私は少し悩んだあと、イオリにも軽く説明することにした。
"なんでも、ゲヘナ生がトリニティで襲われたらしい。"
イオリ「...は?」
イオリの様子が変わる。焦りや恐怖のようなものが見え隠れする。
"イオリ?どうかした?"
イオリ「あ、あぁ。実は今日、親友がトリニティに行くって言ってたのを思い出して。」
なるほど、イオリはその親友が被害者ではないのかと心配しているのか。
イオリ「その、先生。もし迷惑じゃないのであれば私も連れていってくれないか?もちろん、風紀委員会の腕章は外していく。」
"もちろんいいよ。"
イオリ「先生...ありがとう。」
そんなこともあり、私はイオリを連れてトリニティへ向かった。 - 27Void・Voltics25/01/17(金) 22:54:57
トリニティに着き、大聖堂へ向かう最中、イオリを連れているということもあり、やはり目立つようだが何事もなく大聖堂に着いた。
"マリー来たよ。ヒナタとセリナもいたんだ。"
マリー「先生、お待ちしておりました。そちらの方は...。」
イオリ「今日の当番だ。偶然、私の親友が今日トリニティに行くと言っていたから気が気でなくて...。」
マリー「そうでしたか。どうぞこちらへ。」
私とイオリはマリーに連れられて中に入る。
ある程度進んだところでマリーは歩みを止め、こちらに振り返る。
マリー「あちらのイスに寝かせています。私はあまり刺激しすぎないようにここで失礼します。」
マリーはそういうとお辞儀をして出入口へと歩いていく。
"行こうか。"
イオリ「あ、あぁ。」
イオリは少し緊張した様子で頷いた。 - 28Void・Voltics25/01/17(金) 23:13:23
なるべく、相手を驚かせないようにしながらマリーに言われたイスに近づいていく。
そして、そのイス――正確にはイスの前にあったのは黒と白の繭、そしてそこから生える大きな角だった。
私にはそれに見覚えがあった。しかし、今目の前にあるのは包帯を巻かれ、その包帯には鉄臭い赤色が滲んでいた。
"ヒサキ?"
ヒサキ「せん...せ...?」
ヒサキは翼も顔も動かさず、そのままの状態で答えた。その声は憔悴し切った弱々しい声だった。
イオリの方を見ると今にも怒りが爆発しそうなのを堪えているようだった。
イオリ「先生...もし...もし、私が暴走してしまったら止めてくれ。」
"わかった。"
ヒサキ「イオリ...せんぱ...い...?」
イオリ「あぁ。助けられなくてすまなかった。」
イオリはそう言って翼に閉じこもったままのヒサキを抱きしめる。
私はそっとしておいた方がいいと思い、静かにその場を離れた。 - 29Void・Voltics25/01/17(金) 23:20:11
しばらくして――
イオリ「ごめん、先生。迷惑かけた。」
"別にいいよ。気持ちはわかるから。"
落ち着いたのか、イオリはヒサキから離れて私を呼びに来た。
私は再びヒサキのところに行き、事情を聞いてみることにした。
"辛いかもしれないけど、何があったか聞いてもいいかな?"
そう聞くとポツリポツリと話し始めた。時折、辛くなって嗚咽を漏らすが、その度にイオリが宥める。私もその度にもう話すのをやめていいと言ったが、ヒサキは「だいじょう...ぶ...。」と言って話を続ける。 - 30Void・Voltics25/01/17(金) 23:29:16
"つまり...この大聖堂が崩壊するのが怖いから、ってことかな?"
ヒサキ「そ、う...。」
ひとまず、マリーたちトリニティ生を怖がっていない様子で安心した。
が、私は1つの違和感に気付いた。
"あれ?そういえば、イブキは?"
ヒサキ「イブキちゃん、は、私が抱いてる...。泣いて、泣いて...疲れて...寝ちゃった...。」
"なるほど。取り敢えず、大聖堂とは別の場所に移動した方がいいかな?"
イオリ「だな。小柄な子2人くらい私でも運べるから私に任せろ。」
"それじゃあ、お願いしようかな。"
そうして、外まで連れていき、外で待っていた3人に簡単に事情を説明した後、救護騎士団の部室に向かうことになった。 - 31Void・Voltics25/01/17(金) 23:41:01
セリナ「そちらのベッドに寝かせてください。」
イオリ「わかった。...よし、ヒサキ、もう大丈夫だぞ。」
ヒサキ「うっ...。」
ヒサキはゆっくりと翼を開き、憔悴し切った顔に当たったしばらくぶりの光に眩しそうにする。そして、ここが大聖堂でないことにホッと息をつく。その腕にはイブキが抱かれており、またイブキも寝ながらヒサキのことを抱き返していた。
セリナ「それでは、傷を見せてもらいますね。」
"それじゃぁ、そのうちにマリーとヒナタには詳しい事情を話しておこうかな。"
事前にヒサキからは許可をもらっておいた。
セリナの邪魔をしないように廊下に出た。
すると――
dice1d4=3 (3) (1.ツルギ 2.ハスミ 3.イチカ 4.マシロ)と出くわした
- 32Void・Voltics25/01/17(金) 23:57:43
すると、イチカと出くわした。
イチカ「あれ?先生にシスターフッドのお2人じゃないっすか。どうしたんすか、こんなところで?」
私はそこで思い出した。
"そういえば、今回の件って正義実現委員会には..."
ヒナタ「あっ...。」
マリー「失念しておりました...。」
"あはは...。"
そうなれば説明しておいた方が良いだろう。
そういうことで3人に今回の件について詳しい話をした。
イチカ「それは...許せないっすね。」
ヒナタ「そのようなことをする人がいるだなんて...。」
マリー「いくら恨んでいるからとやっていいことと悪いことがあります...。」
イチカは静かに、しかし確実に怒っており、ヒナタとマリーは戦慄していた。 - 33Void・Voltics25/01/18(土) 00:08:00
マリー「あの、何か私に手伝えることはないですか?」
"そうだな...そしたら、花を買って来て貰えるかな?なるべく色んな種類を。"
マリー「お花、ですか?わかりました。」
ヒナタ「わ、私も付いて行きます。」
イチカ「私はツルギ先輩かハスミ先輩に報告に行くっすかね。」
"あ、イチカはちょっと待って、伝えておきたいことがある。"
イチカ「伝えておきたいこと?なんすか?」
"実は...被害者の2人が万魔殿のメンバー、それも議長のお気に入りなんだ。"
イチカ「あぁっと、面倒事の予感っすね。」
"私もなるべく止めるし、2人も止めてくれると思うから...。"
イチカ「わかったっす。念のため備えておくっす。何もないのが一番すけどね。」
"そうだね。"
イチカ「それじゃ、私は行くっす。」
"気を付けてね。"
イチカを見送って、私は部室に戻る。 - 34Void・Voltics25/01/18(土) 00:25:12
私が部室に戻るとヒサキは穏やかな表情で眠っていた。
"セリナ、容態は大丈夫そう?"
セリナ「はい。応急処置が丁寧だったので、後遺症もなく回復できそうです。ただ、銃痕までは...。」
そう言ってセリナは俯く。
"セリナは十分頑張ったよ。そこは仕方ないことだよ。イオリも、ね。"
イオリ「私は何も...。」
"ヒサキのことを落ち着かせてくれたでしょ?"
イオリ「いや...私は...。」
そう言うとイオリは立ち上がり、部屋から出ようとする。
"どこに行くの?"
イオリ「正義実現委員会。」
"え?"
イオリ「風紀委員としてではなく、銀鏡 イオリとして犯人に落とし前を付けさせる。」
そう言い残すと私が止める前に部屋を出て行ってしまった。 - 35Void・Voltics25/01/18(土) 00:37:50
その後、ヒナタとマリーが帰って来たため、花を花瓶に入れたり、なんとか許可を得て帰って来たイオリがヒナに連絡したりと色々していたところ、気が付いたら辺りはすっかり暗くなっていた。
"これは...今日はトリニティに1泊した方がいいかな。"
イオリ「その、問題がなければここにいてもいいか?親友として、傍にいたい。」
セリナ「う~ん...わかりました。もし、容態が急変したりしたら教えてください。」
イオリ「もちろんだ。」
ピコン
"あ、私だ。"
モモトークを見ると...
マコト{今日トリニティにイブキとヒサキが行ったんだが、帰ってくる気配がないんだ!先生、何か知らないか?
"忘れてた...。"
今、私と一緒にいるよ。無事だから、明日詳しい話をするね。}
マコト{わかった、2人が少し心配だが、先生が一緒なら大丈夫だろう。先生、2人を頼んだ。
明日は忙しくなりそうだ。 - 36Void・Voltics25/01/18(土) 00:51:06
少し眠気があって、良いSSが書けるか不安なので現実でも明日に回したいと思います
スレ落ち前に来れるかわからないので、見ている方がいましたら保守お願いします - 37二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 11:00:09
- 38Void・Voltics25/01/18(土) 11:34:36
~ 翌日 ~
セリナ「うん、これなら大丈夫そうですね。でも、走ったり戦闘に参加したりすれば傷口が開くかもしれないのでダメですよ?」
ヒサキ「わ、わかりました。ありがとうございます。」
イブキ「ありがとう!お姉ちゃん!」
セリナから許可が出たため、私たちはゲヘナへ帰る準備を進めた。
ヒサキ「イブキちゃん、せっかくのお出かけを台無しにしちゃってごめんね...。」
イブキ「ううん。ヒサキ先輩のせいじゃないよ。あの悪い人たちがいけないんだから!」
そんな会話を聞きつつ、2人の荷物を纏めた
"そうだ、トラウマを刺激しないためにも目を閉じてた方がいいのかな?"
ヒサキ「そう、ですね。」
イブキ「それじゃあ、イブキがヒサキ先輩の目を覆うね!」
ヒサキ「ありがとう、イブキちゃん。」 - 39Void・Voltics25/01/18(土) 11:56:03
トリニティから出るまでイブキはヒサキの目を覆っていた。危険なため、階段とかはなるべく避けていった。
そのため、迂回が多く、思ったよりも時間がかかってしまった。
"ここまで来れば大丈夫かな?"
イブキ「うん。」
ヒサキ「ま、眩しい...。」
その後は特に何事もなく、ゲヘナに入ることができた。
そして、万魔殿。
マコト「おかえ...ヒサキ!?何があった?!」
"お、落ち着いて。ひとまず、中に入ろう。"
万魔殿まで来るとマコトにイロハ、サツキ、チアキとみんな揃っていた。
ヒサキの付けている包帯に取り乱すマコトを落ち着かせながら、万魔殿の中に入っていった。 - 40Void・Voltics25/01/18(土) 11:57:02
- 41Void・Voltics25/01/18(土) 12:17:38
万魔殿に入ったあと、みんなに何があったか話した。
マコト「キキキッ...。奴ら、死にたいみたいだな。」
"ま、待って。トリニティに攻撃しようとしてるよね?"
マコト「当然だ。うちのカワイイ2人を襲ったのだ、それ相応の仕打ちを受ける必要があるからな。キキキキッ...。」
"それだけはやめて欲しい、かな。"
マコト「いくら先生の頼みだろうとそれは無理な話だ。」
チラリとイロハたち3人も見てみるが、結構やる気のようだ。
私はなんとかトリニティへの攻撃を止めるべく、ああじゃないこうじゃないとマコトと言い合った。
その言い合いが止まったのはヒサキの鶴の一声だった。
ヒサキ「あ、あの、マコト先輩...ううん、マコト議長。」
マコト「...なんだ、ヒサキ。」
ヒサキはマコトの呼び方を時と場合によって変える。
プライベートや休憩中などは先輩呼びを、仕事中や真面目な話をする時などは議長呼びをする。
つまり、議長と呼んでいる今は真面目に意見を述べたいからだろう。
ヒサキ「わ、私は確かにトリニティ生に襲われて怖かったです。痛かったです。でも...でも!それ以上に誰かが傷ついたり、みんなのいる場所が壊れたりする方が嫌です!マコト議長、トリニティに攻撃するのはやめてください!お願いします!」
マコト「...。」
普段、内気気味であり、あまり自分の意見をハッキリと言わないヒサキには珍しく、大きな声を出して、ハッキリと自分の意見を言っていて、私を含めてここにいる全員が驚いている。 - 42Void・Voltics25/01/18(土) 12:21:28
"マコト...。"
マコト「...キキキッ...。カワイイ後輩に、それも被害を受けた本人にここまで言われれば引き下がらないわけにはいかないな。」
ヒサキ「マコト先輩...!」
マコト「但し!その傷が癒えるまでは仕事禁止だ。」
ヒサキ「そ、そんな!」
そうして、万魔殿には普段の元気な声が戻ってきた。
ただ、ヒサキの心の傷は大きくなってしまったようだ。いつか、それが癒える日が来ると良いが...。
~ END ~ - 43Void・Voltics25/01/18(土) 12:33:27
ヒサキとイブキの好感度は互いに上がってそうだなと思ったので、ダイスを振ります。
ヒサキ→イブキ 99+dice1d5=3 (3)
イブキ→ヒサキ 98+dice1d5=3 (3)
その他変わったことのまとめ
トラウマ 61(+11)
見た目 背中や翼に無数の銃痕
最初上げてなかった性格などの設定
性格 内気気味 騙されやすい
行動理念 なるべく犠牲を少なく
夢 地平線まで続く巨大な庭園を作りたい
- 44Void・Voltics25/01/18(土) 12:40:07
あとは実は設定していたところも
役割 SPECIAL
ポジション BACK
クラス アタッカー
遮蔽物 ×
攻撃タイプ 神秘
防御タイプ 軽装甲
適正(市街/屋外/屋内) S/A/D
射程距離 1500
装備 帽子/ヘアピン/腕時計
固有武器 モノローズ
ヒサキが愛用しているアンチマテリアルライフル。
一見無骨でどことなく威圧感があるが、ワンポイントとしてある黒いバラがその威圧感をわずかに抑えている。
しかし、その銃口から放たれる弾丸は一切の可愛げが無い。 - 45Void・Voltics25/01/18(土) 12:48:57
因みに個人的に一番美味しかったダイスの進み方は襲撃の助けが最後まで来ない+助けに来たのはイチカでした
その方が曇らせれたのに...ダイスの女神め... - 46二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 00:11:06
乙、面白かった
- 47二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 11:46:44
もう終わっちゃうの…?
- 48Void・Voltics25/01/19(日) 11:53:13
ありがてぇ...ありがてぇ...
自分が書くのはこれくらいですね
もし書きたい方がいるのでしたら続きのSSは自己解釈でお好きにどうぞ
ただ、あまりキャラ崩壊がしないようにお願い致します
それと、このスレ以外にスレを立てて書く場合はこのスレのリンクを貼るようにお願い致します
なお、現在別のキャラなどを投げようか検討中
そちらのスレを立てたら
に宣伝しようかなと思っています【閲覧注意・オリキャラ】ブルアカオリキャラスレについて語りたい Part117|あにまん掲示板ブルアカオリキャラスレやそこで生まれたオリキャラについて語りましょう・好きなスレやキャラなど、現行・過去問わずお好きに語ってください・作者やこれから始めようかと考えている人の相談も歓迎します・次スレは…bbs.animanch.com - 49Void・Voltics25/01/19(日) 11:57:33
せっかくなのでどのキャラがいいか募集しましょうか
1.魔弾の射手モチーフのマジキチサイコレズ
2.倫理・慈悲100越えの超絶善人男子トリニティ生
3.オリキャラ・オリ学園の長編
3に関しては色々と設定を煮詰めるため、時間がかかると思います
また、ダイスを振る予定も無いので悪しからず - 50二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 18:32:48
1に一票