【閲注？🎲時々SS】星空見ない系一番隊席官：RELOAD【PART5】

[1 1 25/01/19(日) 15:20:05]

あなたがいないと生きていけない

[2 1 25/01/19(日) 15:27:49]

こちらは「星空見ない系一番隊席官」スレを途中から再構築しているスレとなります

現在破面編後のオリジナルストーリー中

【🎲オリ】星空見ない系一番隊席官：RELOAD｜あにまん掲示板

【🎲オリ時々SS】星空見ない系一番隊席官：RELOAD【PART2】｜あにまん掲示板

【🎲オリ時々SS】星空見ない系一番隊席官：RELOAD【PART3】｜あにまん掲示板

【🎲オリ時々SS】星空見ない系一番隊席官：RELOAD【PART4】｜あにまん掲示板

前回までのあらすじ

割かし紳士になった雀部とメンヘラみたいになってきた檜佐木

踏み込んだ屋敷の倫理観が全体的に死んでる

今明かされる年齢制限掛かりそうな衝撃の真実ゥ～！

[3 1 25/01/19(日) 15:30:23]

RELOAD前、オリジナルストーリーに入る前の話

ややダイジェストで流される尸魂界篇～破面篇

オサレな死神を作ってみたくて🎲｜あにまん掲示板

【🎲時々⚓】星空見ない系一番隊席官　尸魂界篇｜あにまん掲示板

【🎲時々⚓️】星空見ない系一番隊席官３｜あにまん掲示板

RELOAD版はちょくちょくキャラの違い、設定の違いなどが生じている場合がありますがご容赦ください

ちなみにうちにアニオリ篇はない、悲しいが仕方ないんだ

[4 1 25/01/19(日) 15:31:57]

剣司に関する情報

刈薙剣司について | Writening

現在の各能力

完現術 109/100（身体の霧化が可能）

静血装 93/100

動血装 99/100

霊子操作 49/100（霊子兵装を作れない）

飛簾脚 53/100

斬 77　※卍解（？）可能

拳 120

走 25（瞬間的に加速することは可能）

鬼 118

明らかに名前負けしている

[5 1 25/01/19(日) 15:32:23]

現在解放されているコミュと好感度（現世）
剣司→アウラ 47
アウラ→剣司 62

剣司→銀城 32
銀城→剣司 99

[6 1 25/01/19(日) 15:32:50]

好感度（尸魂界内）
剣司→檜佐木 76
檜佐木→剣司 59

剣司→砕蜂 13
砕蜂→剣司 70

剣司→勇音 77
勇音→剣司 15

剣司→白哉 92（？？？：6）
白哉→剣司 62（？？？：78）

剣司→恋次58
恋次→剣司6

剣司→夜一 25（？？？：93）
夜一→剣司 14（？？？：45）

剣司→雛森 92
雛森→剣司 50

剣司→日番谷 7
日番谷→剣司 59
※現在コミュは息をしていない

剣司→雀部 99
雀部→剣司 100
※話の根幹の為、雀部コミュのみ初期から続投

[7 1 25/01/19(日) 16:04:43]

現在五日目の夜パート…が、更けて六日目朝

剣司の体調はdice1d3=1 (1)

1=改善の兆しあり。水を浴びた後、死覇装に袖を通す

2=依然として不良。職場復帰は不可能と判断

3=回復するも本日は非番の為、私服に袖を通す

身体には何か変化がある？dice1d3=1 (1)

1=特になし

2=全身が縮んだような…というか、気のせいでなければ顔が若くなっているような…

3=…服が全部合わなくなってる…

黒い影（全長114cm）は昨晩はどこも襲撃していませんでした

[8 1 25/01/19(日) 16:27:38]

久々に熱が下がりました、職場へ復帰するようです

まあそれどころじゃない気もするんですが

シャワー中の考え事

昨日夢の中で言われたことについてdice1d100=94 (94)

雀部や檜佐木とのことについてdice1d100=64 (64)

どっちも低ければシンプルに上の空です

[9 1 25/01/19(日) 17:33:55]

はい（はい）

頭から水被りながら考えていること

姫…女…？？いやいや…dice1d100=44 (44)

「刈薙剣司」が存在しない夢…dice1d100=34 (34)

救世って何…？？dice1d100=46 (46)

どういう夢だよって言いたい、けど、あーー……dice1d100=21 (21)

……夢じゃない、筈なんだdice1d100=57 (57)

[10 1 25/01/19(日) 17:54:24]

まぁ男性として普通に数十年生きてるんだから急に夢の中で運命感じちゃいそうな男に姫様とか言われても戯言だわなdice1d100=36 (36)

夢であろうと私が女とか冗談じゃない、なのに夢の中じゃ…あ"あ"ー！！←５０→……本当に、そうなら少しは苦労も減ってたよ…

さて、風呂から上がって

仲直りや看病イベントが立て込んでいたせいで服装に関する指導完全に飛んだんですが…dice1d3=1 (1)

1=まだ改造ファッションもメイクもバッチバチにする

2=服は着崩すが、傷を隠すメイクはやめる

3=多少服は直して、メイクだけする

[11 1 25/01/19(日) 18:21:12]

確かに面と向かって指摘されるイベント全回避したとはいえ、鬼ごっこ前に死刑宣告みたいな電話受けといてマジかお前…

その心はdice1d3=2 (2)

1=だって、悪いことしてたら叱りに来てくれるんでしょ？

2=好きな自分でいます、って言っちゃったし

3=…やっぱり目的達成したからもう辞めます、じゃ勿体ないし…悪いし

メイクは今まで傷の隠匿に全振りしてたけど、どうする？dice1d2=2 (2)

1=変わらず傷を隠すのに全力

2=美意識の進歩。少し冒険してみる

[12 1 25/01/19(日) 19:04:46]

ヤバい、一番お堅くやってるはずの一番隊にとんでもなくマブいオシャレ番長が生まれちまう

メイクに関して本人の評dice1d100=82 (82)

改善の余地あり…我ながらどこ目指してるんだろう←５０→まあ、及第点か…

さて、朝はというとdice1d3=3 (3)

1=特に何もなく、一人で隊舎に向かう

2=部屋を出て暫くして雀部と遭遇、双方暫し沈黙

3=一人で歩いていたら檜佐木からメールが来る

[13 1 25/01/19(日) 19:56:23]

大人しくフェードアウトしたと思ったら日が登った瞬間攻略王モードで割り込んでくんの最早新手の怪異でしょ

檜佐木からのメールdice1d3=1 (1)

1=単に体調を心配している旨の連絡

2=↑に追加で何故かアポ取りに来てる

3=①に追加で何か出来ることないか？の文面…

剣司の返信dice1d2=1 (1)

1=何を言われても「お気遣いありがとうございます」でとどめておく。アポなどはボカす

2=追加の文があった場合、それについても答える

[14 1 25/01/19(日) 22:16:32]

どうやら単に体調を心配している旨のメールだったようです

…本当に気が使える人って、普通数日間体調崩してる奴にそんな何回もポンポンメール寄越さないでしょ多分

では一番隊舎に向かいましょう

雀部には会う？dice1d3=2 (2)

1=なんか偶然バッティングした

2=自分の意思で執務室に向かう

3=向かおうとしたがタイミングの悪いことに連絡が来る

[15 1 25/01/19(日) 22:29:09]

おぉ……

足を運ぼうとしては固まって連日n敗してた剣司が、職場復帰したその日のうちに執務室向かってる…すげぇ…

執務室に行ったのはdice1d3=1 (1)

1=単に復帰したので改めて挨拶のため

2=挨拶のため…でもあるが、自分の好きな生き方してみます！嫌なら捕まえて放すんじゃねえぞベイベー！と宣言がてら正面から挑発かましに来た

3=個人的にまぁまぁ上手く行った気がするメイクのエゴサも兼ねている

[16 1 25/01/19(日) 22:38:25]

どうやら単に挨拶しに行っていただけらしい

雀部さんのところに顔出しに行きましょうか

服装に対する反応dice1d100=59 (59)

だからダメ、やり過ぎ。というかそこまであれこれしなくても良いだろうに←５０→せめてどれか一つは戻せ、まぁ後は好きにして良いんじゃないか…？

化粧についてdice1d100=16 (16)

化粧していても良いと思うけど、ぶっちゃけ元の顔も綺麗だと思う←５０→素顔も化粧後も同程度に好きだが、自分の為に傷を隠す手を尽くした点を加算して化粧派かなぁ…

[17 1 25/01/19(日) 22:46:39]

…それ、言った？

服についてdice1d3=2 (2)

1=軽く苦言は呈したが、なんかムカつくし立場上の問題もあるので服が似合っているとは言わなかった

2=似合ってるけどそこまで盛らなくても良くね？とは言った

3=軽く苦言を呈した上で、羽目を外しすぎない範疇で楽しくやっとけと言っといた

化粧についてdice1d3=3 (3)

1=特段何も言わなかった

2=似合ってるとは言った。好みかは言わなかった

3=似合ってると言った上で素顔も好き、まで言った

場合によっては夜一さんの例の画像が火を噴く

[18 1 25/01/19(日) 23:01:20]

うおっすっごいラブコメの波動…コイツら和解イベ乗り越えた瞬間めちゃくちゃ火噴くじゃん…

挨拶行ったらゼロ距離でバズーカされた剣司さん20+dice1d80=35 (35)

幸せそうに微妙に微笑んでいる←５０→目の中で渦を巻きながら沈黙した、刺激がすごすぎたらしい…

[19 二次元好きの匿名さん 25/01/20(月) 08:43:48]

ほ

[20 1 25/01/20(月) 09:56:44]

ちょっと死んでる…

現在の雀部さんdice1d100=62 (62)

現在剣司の自己評価が人以下なのが分かった為、自己肯定感を褒めて伸ばす作戦中←５０→言わないと分かってもらえないので思ってることは大体全部言うことにした

自分達が「言葉にせずとも」とか言える立場じゃないと認識してるだけ偉いと思います

そうは思いませんかどっかのポテト

[21 1 25/01/20(月) 11:05:46]

何この…何？

好感度天井した瞬間すごい火力出すじゃん

というか今更ながら私は何を書いているんだろう

少なくとも今書いてる剣司は175㎝の美丈夫であって美少女でもCV下屋則子でも何でもないはずなんですが、なんか脳内で繰り出されるモーションが大体美少女になる…

まだ多分致命傷でギリギリ生きてる剣司さんdice1d2=2 (2)

1=じゃあそういうことなんで！！と死ぬ前に撤退した。死亡フラグに聡い魔猪

2=じゃあどういうのが良いんですか…と何故か更に墓穴を掘る、魔猪すぐ死ぬ

[22 1 25/01/20(月) 17:40:19]

ドMか物好きか余程のバカじゃないとそれ言わないよ…

Q.どないせえっちゅうんじゃ

A.dice1d100=21 (21)

まぁ重ね着減らして履き物と帯戻せば…？←５０→お前のこと嫌いなわけじゃないし服も似合ってないとは思わないけど正直全く好みではないのでリテイクしてほしい

場合によってはToDoリストが埋まる

今日この後の予定

雀部dice1d2=1 (1)

1=普通の副隊長業務

2=仕事はいつも通りだが、この後砕蜂に呼ばれている

剣司dice1d2=2 (2)

1=詫びも兼ねて捜査班へ顔を出す

2=捜査班からは今日は休めと言われている。檜佐木のところへ顔を出そう

[24 1 25/01/21(火) 01:07:44]

では剣司は逃げましたdice1d100=57 (57)

次第に浮かれポンチが静まってきた。九死に一生を得る魔猪←５０→魔猪が死んだ！この人でなし！

にしてもここの剣司は本当にマゾなのかバカなのかよく分からん

属性も何もかも多すぎる

サドdice1d100=18 (18)

マゾdice1d100=41 (41)

いいえ、悲しいサガの魔猪です←５０→度し難い

この状態で檜佐木のとこ行くってマジ？

修羅場を神回避した剣司のセンサーdice1d100=71 (71)

特に反応はない←５０→なんか…ザワザワする…？

実況の謎兄貴dice1d100=50 (50)

沈黙を貫いている←５０→やめとけ！やめとけ！

[25 1 25/01/21(火) 01:12:14]

では微妙に胸騒ぎを覚えながらも九番隊に向かいます

現場の檜佐木さん

無心で（あるいは忙殺されながら）仕事中dice1d100=73 (73)

内心割と穏やかではないdice1d100=9 (9)

我が世の春が…来た…？dice1d100=89 (89)

[26 二次元好きの匿名さん 25/01/21(火) 12:12:46]

ほし

[27 二次元好きの匿名さん 25/01/21(火) 22:19:58]

ほ

[28 二次元好きの匿名さん 25/01/22(水) 07:58:30]

ほ

[29 1 25/01/22(水) 13:58:13]

では浮かれポンチクソボケ野郎との話し合いと行きましょうか

主に話すものとしては…

剣司→檜佐木

・剣司の体調（声の変化など）について

・なんとか雀部と話し合えたこと

檜佐木→剣司

・剣司が休んでいた間の瀞霊廷

・屋敷の調査結果（姫様の存在とか倫理観倒錯しきった当時の状況とか）

・禪定忠一の存在

この辺でしょうか

話し出すのはdice1d2=2 (2)

1=剣司

2=檜佐木

から

[30 1 25/01/22(水) 14:21:35]

我が世の春が来て絶好調って感じの檜佐木の現在の内心

会いに来てくれただけで俺のときめきが有頂天dice1d100=93 (93)

顔色が良くなっている辺りに何となく心がざわ…ざわ…しているdice1d100=46 (46)

色々調べたって話したら何か喜んでくれるかなあ、とか発想が飛躍し始めているdice1d100=9 (9)

まず話すことdice1d3=2 (2)

1=剣司の体調について

2=お前が休んでいる間にも影が現れたけどお前大丈夫だった？

3=前置きもほどほどにすぐ本題へ入る。

[31 1 25/01/22(水) 15:50:26]

影の襲撃に逢って初被弾、からのアレなダメージで失神して夢リンクとか大分怪奇現象しまくってましたねそういや…

なお現在檜佐木の様子が変なのはご覧の通りなんですが、実は現在の檜佐木√はあの件から派生して展開させた突貫オリチャーだったりする

RELOAD前の空の境界みたいな会話シーンがだいぶお気に入りなんですが、現状大分頑張らないと再現は難しい

影が出現したことについて

剣司の反応

…なんで？私、休んでる間見てなかったのに…dice1d100=16 (16)

な、なんで言わなかったんですか！？dice1d100=14 (14)

どうしよう、どうしよう…だって、危ないから遠ざけたのに…dice1d100=12 (12)

そういやなんで言わなかったんだろう

朝起きたら自室だったし、夢見たのかなと思っていたdice1d100=81 (81)

情報共有できてるのは剣司だけだが、剣司に言うのはなんか気まずかったdice1d100=90 (90)

いや、体調悪くしてる奴に言って心労増やすのは…dice1d100=38 (38)

………。なんで、だろうなdice1d100=85 (85)

[32 1 25/01/22(水) 16:02:14]

どれも低い剣司と色々ある檜佐木

剣司の方はどれも違う…となると

ああ、良かった。あんな苦しい思いをするのが、自分じゃなくて………え？dice1d100=33 (33)

私は見なかったのに、檜佐木副隊長は襲われている。それであの夢を…じゃあ、やっぱりdice1d100=12 (12)

一緒にいたら危ないけど、遠ざけても守ってあげられない……そうだ、良いことを思いついたdice1d100=72 (72)

一方檜佐木の方はというと

夢かなとも思ったし、現実と言い切れないことについて剣司に言うのもなんか気まずいし…といった判断だった模様

ところで最後のやつについてなんですけどdice1d100=14 (14)

何故言い出そうとしなかったのか、本当の理由については本当に自覚がない←５０→自分が傷付くことが剣司の傷になると理解した上で、わざと放置していた傷を後から急に見せるような真似をした

[33 1 25/01/22(水) 16:48:19]

檜佐木修兵
「体調の方は、もう良いのか？」

刈薙剣司
「……はい、お陰様で」

檜佐木修兵
「！その声…」

刈薙剣司
「…ご気分を害されたのなら申し訳ありません。まだ気管をやられているのか、声だけはずっとこんな状態で」

檜佐木修兵
「いや、それは良いんだけどよ…」

刈薙剣司
「……」

檜佐木修兵
「……。
……お前が休んでる間、またあの影が出たよ」

刈薙剣司
「…え…？」

檜佐木修兵
「体調を崩してるお前に言うのは何だか気が引けたから、取り敢えず黙っていたんだが。
…お前は、大丈夫だったか？」

[34 1 25/01/22(水) 17:18:44]

刈薙剣司

「……。…私は、その。…休んでいる間、見てないんです…」

檜佐木修兵

「…そう、なのか？」

dice1d100=31 (31)

……なんでだ。なんで、お前は違う←５０→…それなら、良かった

刈薙剣司

「…ごめんなさい。

一緒にいなければ、安全だと思っていました。これで良い、これで最善の手は打っていると、そう思って安心していました。

…自分で何もしていないのに。被害者ぶって、利口ぶって、勝手に気持ち良くなっていただけみたいです」

檜佐木修兵

「……！」

刈薙剣司

「…本当、自分が嫌になる。

巻き込んでいるくせに、何も出来ていない。危ない目に遭わせるだけ遭わせて、勝手に独善だけ振りかざして…でもその人の為になることは何にも出来ない。いつも何かを貰ってばっかりで…私、あなたに何も良いこと出来ていませんね」

檜佐木修兵

「……」dice1d2=2 (2)

1=じゃあ、お前は…今度影が出たら、どうするんだ？

2=…それは、違うだろ

[35 1 25/01/22(水) 17:45:23]

あの影に最初に出会った時、既に俺は何となくその危険性を察していた
もし捕まったら、きっと何か戻れないところに落ちてしまう
そう思ったことは、まだ覚えている
だから影の攻撃を食らわないようにしたし、俺を庇うように襲われたコイツを見た時は本気で後悔した
より動ける俺が矢面に立って入れば、先にコイツを引き摺ってでも避けられていれば、と
……けど、今回は違う
あの時の後悔は、本来歩くことすら難しいというコイツが目の前で襲われたから抱いたものだ
一緒にいて片方だけ襲われたのなら、それは確実に実際襲われた側の方が悲惨だ
…なら、もし片方が襲われて…その時もう一人が何も知らず、のうのうと過ごしていたら？
………
体調を崩したことに関しては別に良い、俺だって風邪を引く時くらいある
その間瀞霊廷内のことを何も知らないのも、ずっと床に臥せていたのなら当たり前だ
だけど実際に話していて、それまで覚えなかった感情が、そんな納得を押し退けて胸の底に湧き出していくのを感じてしまった

——良かった…
——なら、檜佐木副隊長はもう余計な危ない目に逢わなくて、良いんですよね

夜になったら自分に関わるなと言ってきた彼に頷いたあの時に見た、初夏の空を背景にした笑みを思い出す
気迫に圧されて思わず頷いてしまった俺に見せたあの顔は、きっと本当だった
本気であの時の刈薙は、これ以上自分のせいで俺が傷付かずに済むことに安堵していた
それが正しい記憶なのか、そうあってほしいと思った俺が見た幻想だけなのかは分からない
ただ現実として今分かっているのは、「自分は休んでいる間に影を見ていない」と言ったその時——その白い顔にほんの少しだけ、「ああ、自分が同じ目に遭わなくて良かった」という感情の面影が見えた気がしたこと
そしてそう思った瞬間…俺の胸の底に、どうしようもなくどす黒い何かが湧き出たことだった

[36 1 25/01/22(水) 18:18:01]

（だって、仕方ないじゃないか）

自覚したそれが間違っても綺麗なものではないことは分かっている
分かっているから、言い訳がましい考え事が止まらなくなっていた

（俺のことを案じて浮かべたあの表情が、偽物なわけがないのに）

彼が俺に向けていたものは、誠実なものだと思った
だから俺もその分、誠実に向き合った
これで良かったのか？という疑問も後から抱いたが、約束の為と飲み下した
その後の狩儺家に関する調査だってそうだ
記事にする為、真実を追究するジャーナリストとして追っていたのも事実だ
だが何百年も前に断絶した家のことを事件への関与も疑念の範疇を出ないうちから調べていたのは、そう頼まれたからだ
最初に休暇中だったアイツと偶然出会ってから
変わりたいと言っていた刈薙と話したことも
自分自身をどこまでも否定したがる彼と夜に話したことも
これ以上踏み込んでくるなと言ってきた彼に頷いたのも
全部、全部全部、全部全部全部全部
俺達の間にあった誠実さ——というよりかは、善意で起きたものだった
俺が誠実に向き合って言葉を選んでいるように、彼も俺へ誠実さを返しているから遠ざけるようなことを言った
俺達の間にあったのは、そういうものだった筈だ
…なのに
俺はこんなに彼の為に色々やっていたのに、望んでいたわけでもないものを味わったのに
「ああ、自分じゃなくて良かった」、なんて
何も出来ないくせに
何もやっていなかったくせに
あの日に見せた極上の笑みに抱いた感情を塗り潰してしまうくらい、許せない
だって、俺があんな目に遭ったのに——なんでコイツは同じ苦痛を覚えずに、のうのうと生きているんだ

[37 1 25/01/22(水) 18:24:11]

dice1d100=44 (44)

自力で突如正気に戻れる。俺は今、何を…←５０→声を掛けられても我に返るだけで同じ思考が止められない

剣司は何か気付く？dice1d100=62 (62)

～40…言ってくれなかったら分からないし気付けない

41～75…檜佐木の目に出た翳りに気付く。けど何を言えば良いのか分からない

76～…翳りに気付いた瞬間、自己嫌悪から埋め合わせをしようとして自分の安売りが始まる

[38 1 25/01/22(水) 19:04:22]

「…、檜佐木副隊長」
「……！」

鼓膜を揺らす慣れない声に、思考が突如急上昇する
真っ暗になっていた視野はいつの間にか元に戻っていて、目の前に座っている彼の顔を正しく捉えていた

「あの…どうか、しましたか？」
「……何でもない」

俺の顔を覗き込んでいる双眸に浮かんだ、気遣わしげな色
それを見ていくうちに、次第に思考が平静を取り戻していく
それと同時に今しがた考えていたことへの強烈な違和感が悪寒となって、背筋に冷や汗を流した
…俺は今、一体何を考えていたんだ

「何でも、ないんだ」

この乾きと汗は、暑さのせいか
やけに乾いた喉から声を絞り出しながら、音で思考を埋めていった
…さっきのは、何かの気の迷いだ
そうに決まっている
そもそも俺が一度影に捕まる前に、彼は二度も捕まっている
どっちが先とかどっちが酷いとか、そういう話でもないのだ
そんなの分かっている
だから、さっき考えたことは絶対に何かの間違いだ
そうじゃなきゃいけない
一度自分が酷い目に遭ったとして、その間ずっと彼が平穏にいられたとしたならそれはそれとして喜ばしいことだ
“お前に尽くしてる俺がこんなに苦しんでいるんだから、お前はもっと苦しんでなきゃいけない”
”俺がこんなに苦しんでいるのに、お前だけ何も知らずにのうのうとしているなんて不公平すぎる”
”俺がこれだけ善意を向けているんだから、お前は何もしないなら俺よりもっと酷い目に遭わなきゃ狡い”
……そんな考え、して良いわけがないんだから

[39 1 25/01/22(水) 19:23:06]

これ>>34の「それは違うだろ」の意味変わってきてない？dice1d100=24 (24)

剣司が見せた誠意を否定させず、かつさっきの思考をシャットアウトする為の「それは違う」←５０→従来の想定通り、付き合った買い物を不意にしてないし剣司が自力で現状を変える努力を出来てる時点で檜佐木の善意は報われているので「それは違う」

この後少し話題を変えましょうか

何から話す？dice1d2=2 (2)

1=…本当に私は、あなたから何かを貰ってばかりです。雀部との和解について話す

2=じゃあ調査代ってことで、今度なんか奢ってくれ。狩儺家の調査について話す

[40 1 25/01/22(水) 23:43:36]

あ〜〜〜……檜佐木が逃げた先に広がる最悪の地雷原…

話題に出された際の剣司の反応dice1d100=82 (82)

……これ、聞いたら駄目なやつだ…←５０→何かから目を逸らすように話を促す。…あの、何か分かりましたか？

まず話すことdice1d4=4 (4)

1=魔貌のせいで次第におかしくなった母親や豹変した使用人達について

2=禪定忠一の存在について

3=奇妙な仮面を見つけたこと

4=「姫様」について

[41 1 25/01/22(水) 23:53:27]

いきなり地雷踏んだあああーーーっ！？

こんっ…本題前に胃を休ませろやヴォケ！！

「姫様」のワードが出た際の剣司dice1d100=80 (80)

夢の中で男に言われた言葉が再生される。…動けない。もう、逃げ道がない←５０→頭が受け入れるより早く、刈薙剣司の身体が拒絶する。嫌、やめて、その先を言わないで

[42 1 25/01/23(木) 09:36:55]

詳細を話す前から明らかに様子がおかしい剣司

檜佐木はdice1d3=3 (3)

1=話すのを一旦やめる

2=話すのを止めようとするが、結局少し喋る

3=気付かないフリをして喋る

[43 二次元好きの匿名さん 25/01/23(木) 10:31:32]

スレ主や、今ROM視点の話ゆるスレ禁止やで…

[44 1 25/01/23(木) 10:42:52]

すげえ、小分けにして判定回数もダミーも増やしてんのに全部アカンの引いてる

>>43

マジか

正月あたりに伸び方やべえなとは思ったけど、今そんなことになってんのね

教えてくれてありがとうございます、何話せば良いのかまったく分からんし暫くあっちに顔出すの自重しますわ

[45 二次元好きの匿名さん 25/01/23(木) 10:44:46]

>>44

てかここに顔出してよスレ主ー！！！！

言ってくれたらネタなら出すのに！！

[46 1 25/01/23(木) 10:58:34]

にしたって本パート自レスと保守以外の初コメントがこういうやつなのは精神的になんか、あれだな…

読者が何人いるのかもよくわかんないけど、ハートも増やせず読者も増やせず（脱落はさせる）、面白い！とも思わせられない己の未熟さ全般が憎い

>>45

コメントありがとうございます

いやほら…本編の展開が、ね？途中で脱線して閑話休題のダイス振れそうな雰囲気のタイミング悉く逃し続けててね？

書けるうちに進めよう精神が原因とはいえ、番外編向けのダイスやSS書く時間をPON☆と出せなかったんですわ…その辺の気分転換も込みで向こうでレスしてたりしたんですが

取り敢えずバレンタインは書きたい、ホワイトデーも書きたい、そして関東で桜が咲く前にこの章完結させたい

※料理スキルとかその辺は完全に設定を忘れた

バレンタインSSのアイデア叩き台として、料理スキルだけ振っときます

和食dice1d150=27 (27)

中華dice1d150=76 (76)

洋食dice1d150=53 (53)

菓子dice1d150=107 (107)

101〜…プロの矜持をも刈り取る霊王級

86〜100…朽木家経営の店にも出せる一流死神

61〜85趣味の域をやや逸脱している二流死神

41〜60…ご家庭レベルには作れる三流死神

16〜40…成長途上、改善の余地の多い死神見習い

〜15…映す価値なし

[47 二次元好きの匿名さん 25/01/23(木) 11:01:31]

>>44

本音を言うとスレ主達のレスが減ったのは残念

ダービーぷるぷる絵も好きだったし

でもスレ主達がしばらく顔出ししない方がいいのはそうかもなー…一部始終見てないのはよかったかな

カカオ豆も豆だし節分も兼ねて豆チョコ雀部にプレゼントしない？

[48 二次元好きの匿名さん 25/01/23(木) 11:08:07]

>>46

そんなこと思わせてるこっちの方が申し訳ない

何度も保守忘れて落としたり行き詰まらせたりしてるのに何度もスレ建て直してやり直しもさせたし

こんなこと書いて無駄にレス消費させていいのか？と思って何書けばいいかも分からなくて保守するしかできなかったし

でも！！すごい楽しんでるから！！！いつもありがとう！！！！

[51 二次元好きの匿名さん 25/01/23(木) 11:31:14]

>>50

確かに．消しました。

[52 1 25/01/23(木) 11:41:22]

色々とレスありがとうございます、意外と見てる人っているもんだなぁ…
なお私の方針としては、本編自体更新出来る体力気力時間があるタイミングで書きまくるタイプですが、皆様からの質問・感想のレスは常に大歓迎としています
※レス乞食というわけではなく、無論保守して頂けるだけで大感謝です
「これどういうこと？」と疑問に思った際素直に突っ込んでいただけたら、お答えする形で私も頭の中を整理出来ますので、そういった点で皆様のレスは非常にありがたいのです
ですので感想・質問などお気軽に書き込んで頂ければと思います

[53 1 25/01/23(木) 12:30:40]

剣司の菓子スキルdice1d100=37 (37)

和菓子特化型←５０→洋菓子特化型

デザインdice1d100=28 (28)

控えめな色合いだったりちんまい菓子ばかり作る←５０→大作を量産する

センスdice1d100=74 (74)

デザインや設計は天才だが味の調整は努力型←どっちも同じくらい出来る→調理は天才だが設計に関しては努力で磨いた

本人の感想dice1d100=50 (50)

計算通りに計量して図面通りに作るだけじゃん、なんで出来ないの？←５０→素人は黙っとれ

なお本人は甘いものはdice1d100=5 (5)

自分で作ったものも食べられないレベルで嫌い←５０→目がない（多分公言してない）

※そろそろ本編戻ります

[54 二次元好きの匿名さん 25/01/23(木) 13:28:45]

味見できないのに霊王級の腕前ってすごいな

[55 1 25/01/23(木) 14:57:51]

味に関してdice1d2=2 (2)

1=人に出すものは我慢して少しだけ味見している。なお同じものは絶対二度と味見しない

2=人に出そうが出すまいが味見しない。不味かったら捨てれば？

紅茶も甘いのも駄目、そんな本人の味覚センスはというとdice1d100=13 (13)

お世辞にも良いとは言えない。何食っても五味はともかく同レベルの美味さか不味さしかない←５０→カレーのスパイス全部当てるレベルで非常に敏感、ただ甘いのが本当に無理

本人的に食事はdice1d100=9 (9)

全部嫌い←５０→甘くなければ好き

>>42の続きからです

剣司の様子がおかしいのをわざと無視したのか、調べたことをベラベラ喋る檜佐木

どこまで話す？dice1d4=2 (2)

1=狩儺家の最後の次期当主が女性らしかったこと

2=+「姫様」も父親も魔貌の呪いを持っていたこと

3=+狩儺邸で行われていたこと

4=+狩儺家の役目まで

[56 1 25/01/23(木) 19:29:14]

なんで脅威を一番正しく把握出来る情報と立ち位置持ってる人がSAN値を減らすんだ

檜佐木が現段階で話したのは最後の次期当主らしき人物が女性だったことと、魔貌の存在について

実の親との情すら捻じ曲げる呪い…以前に「狩儺」の「姫様」って時点でゲームセット級の爆弾なんですが、剣司はというとdice1d100=98 (98)

〜30…真っ白な顔で黙ってしまった

31〜60…力が入らないのか、震えながらその場に座り込んだ

61〜90…「嫌」「お願い」「やめて」

91〜…おや…？剣司の身体が…？？

[57 1 25/01/23(木) 19:30:07]

あ"あ"あ"あ"あ"

[58 二次元好きの匿名さん 25/01/23(木) 20:20:21]

女神様大爆笑してそうだなぁ……！！

[59 1 25/01/23(木) 21:04:59]

変異の様子書きたいけど体力持たないから無理です_(:3 」∠)_

今まで溜めに溜めまくったゲージを解放するが如く、一気に異常は進んでいきます

恐らく檜佐木が思わず黙るレベルで進行しますが、目の前で異常をきたした剣司の姿は…dice1d100=7 (7)

リリィというか、プロトというか。今よりもっと背が低くて、今よりずっと若い顔立ちの少年姿←５０→プロトというよりリリィ。少年と呼ぶにも違和感を呼ぶほど、身体が別人になっている。…それでも「彼」に面影を強く落とした「彼女」のことを、檜佐木は知っている

檜佐木dice1d100=99 (99)

………なんで…？←５０→えっ、ちょ……はぁ！！？？？（宇宙猫）

[60 1 25/01/23(木) 21:08:18]

リリィ（プロト？）の姿はdice1d100=48 (48)

ちゃんと少年…少なくとも、日番谷よりかはデカい←５０→いやこれ身体はプロトだけど実質リリィでは…？身体はともかく、顔に関しては美少年なんだか美少女なんだか…

声に身体が追いついたね、おめでとう

一足飛びにノンストップ☆地獄の底は回避されました

[61 1 25/01/23(木) 22:30:09]

取り敢えず顔立ちは少年寄りの中性顔です

身体も青年とは言い難い程度になんか色々薄いけど

少年の身長175-dice1d20=14 (14) cm

恐らくcv小林ゆうor沢城みゆき

プロト剣司の様子

嫌だ、見ないで…dice1d100=80 (80)

…長次郎さん…？dice1d100=33 (33)

これ以上、出てくるなdice1d100=68 (68)

あまりの衝撃に檜佐木も黙った

[62 二次元好きの匿名さん 25/01/24(金) 06:52:24]

ほ

[63 二次元好きの匿名さん 25/01/24(金) 17:31:51]

見た目ほぼ白哉坊か？

[64 1 25/01/24(金) 19:27:56]

食事が苦痛な人が食べ物選んで寄越すって誠実なような、ある意味不誠実っていうかなんか違うような…とバレンタインSSの構想を練りながら寝落ちしていました

プロト剣司は恐らく大体犬歯伸ばした更に白い白哉坊と思われます

変異について

全身の骨と肉が軋んで、押し戻される。生きたまま全身が内側から圧縮される激痛が、理性を焼いていくdice1d100=18 (18)

被っていた泥が落ちるような感覚。何かが内外から引き抜かれて、抗えないくらい気持ち良いdice1d100=15 (15)

自分の意思を完全に無視して、身体が内側から割り開かれる。別人のような肉体が、気持ち悪くて仕方がないdice1d100=39 (39)

全て低いようなら何ともなく変質しています

[65 1 25/01/24(金) 19:55:41]

割りかしぬるっと変わってんのか…

中の実況席の謎兄貴はdice1d100=26 (26)

実はあの男自身は特に何もしていない←５０→しゃあっナイスだ小僧！！今だ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ（ボタン連打）

なお味変ダイス

甘いのが食べられないし食事嫌いだし味覚は割とバカな剣司はdice1d100=98 (98)

味自体何となくしか把握出来ないバカ舌。その上で何食べても不味い、気持ち悪い←５０→味の良し悪しは人並みに理解出来るが、それが心に何も響かないので何が良いのかが判断出来ない

食事嫌いって味覚のせい？dice1d2=2 (2)

1=まぁ大体そう。何を食べても楽しくない

2=違う。極端な食事嫌いには別の理由がある

三界のお料理研究部、集合ッ

[66 1 25/01/24(金) 20:52:34]

味の濃淡とかバランス自体は理解出来る、人が何を美味いと呼称するのかも把握出来る

けど極端な話、高級ステーキ食べても他人のゲロ飲まされても何も感じない

美味い不味いの物差し自体はある、けどそれが自身の幸福と微塵も繋がっていない

だから何を食べても食事からは何の幸福も得られない、剣司にとって食卓とは他人との差を突きつけられる異端審問の場でしかない

そんな感じか

話を戻します

ぬるっと美少年になってしまった剣司、思わず狂気のまま踏み抜いてたアクセルから足を離した檜佐木

ここから出される次の動きは…？dice1d3=1 (1)

1=剣司、脱兎の如く逃げる

2=よ、四番隊ーーッ！？

3=………見てないから、取り敢えず泣くなよ…

[67 1 25/01/25(土) 06:45:01]

どこ行くねーん

逃げた先はdice1d2=1 (1)

1=邸内のその辺の物陰

2=隊舎から離れた緑地

ちなみにこれまでコミュを築いてきた人の中で、逃げる剣司を見た人はいるのか？

雀部dice1d100=99 (99)

砕蜂dice1d100=32 (32)

白哉dice1d100=19 (19)

恋次dice1d100=73 (73)

雛森dice1d100=32 (32)

日番谷dice1d100=83 (83)

勇音dice1d100=37 (37)

雀部、日番谷以外は全員目標値70

雀部は60、日番谷は90です

判定に成功した人はプロト剣司を見ています

[68 二次元好きの匿名さん 25/01/25(土) 06:49:42]

雀部長次郎…数値がガチすぎる99て

[69 1 25/01/25(土) 12:50:04]

えぇ…（困惑）

これ恋次も成功してるけど、この数値は…おおん

取り敢えず檜佐木の行動決めてから考えるか…

脱兎の如く剣司が逃げた後、檜佐木はdice1d3=3 (3)

1=こっちに刈薙来ませんでした！？と雀部を尋ねてから剣司を探す

2=真っ直ぐ追いかける

3=追いかけない

[70 1 25/01/25(土) 21:15:23]

あー…（ますます恋次の扱いに困る）

檜佐木が追わなかったのはdice1d100=36 (36)

急展開にフリーズしていた←５０→初めて見た本気の拒絶に足が止まった

後出しのようでアレだけど、檜佐木も止まったし雀部に追わせますか

物陰に隠れてしまった剣司dice1d100=53 (53)

追いかける雀部dice1d100=75 (75) +15

雀部の数値が上回った場合、その場で発見します

+15は迫真の99へのボーナス

[71 1 25/01/25(土) 21:18:09]

和解した途端攻略ノンストップになるのはルールで禁止っスよね？

オリチャーはルール無用だろ

そもそも剣司が逃げたのはdice1d100=53 (53)

今の自分を見られたくなくて咄嗟に逃げた←５０→まだ出てこようとする何かが良くないものと考えての行動

[72 1 25/01/26(日) 02:02:18]

出てきちゃいけないと感じて咄嗟に隠そうとしていたのは

願う声に煽られた底無しの悪意dice1d100=81 (81)

夢の中と同じ、食われる側の自分dice1d100=50 (50)

歯車が噛み合い出した“姫様”としての何かdice1d100=28 (28)

…分からない。けど、刈薙剣司はこんなの持ってこなかったはずで…dice1d100=95 (95)

[73 二次元好きの匿名さん 25/01/26(日) 13:30:41]

ほ

[74 二次元好きの匿名さん 25/01/26(日) 23:51:41]

保守

[75 二次元好きの匿名さん 25/01/27(月) 10:03:03]

ほしゅ

[76 二次元好きの匿名さん 25/01/27(月) 19:35:39]

ほ

[77 二次元好きの匿名さん 25/01/28(火) 06:06:55]

ほ

[78 二次元好きの匿名さん 25/01/28(火) 15:28:31]

ほ

[79 二次元好きの匿名さん 25/01/29(水) 00:19:31]

ほしゅ

[80 二次元好きの匿名さん 25/01/29(水) 09:39:12]

ほ

[81 二次元好きの匿名さん 25/01/29(水) 19:06:00]

保守

[82 二次元好きの匿名さん 25/01/30(木) 00:24:46]

混乱が強そう？突然かわったらさもありなんってなるが雀部さんなんか色々いけるかこれ
頑張れ対話

[83 二次元好きの匿名さん 25/01/30(木) 09:13:55]

スレ主最近スレ落ちるまでの時間短くなったけどどうする一旦お休みする？
一応落ちないように保守はしておくけど流石に難しい時もあるよこれ

[84 二次元好きの匿名さん 25/01/30(木) 14:04:39]

>>83

どうだろう

落ちないように保守は頑張るけどスレ主に無理はしないで欲しいね

[85 1 25/01/30(木) 18:37:58]

長らく留守にしていて申し訳ありません！
急遽入った仕事の関係で暫く携帯を使えずにいました…
保守してくださった皆様、ありがとうございます！
スレが落ちるまでが早くなりましたが、なるべく自力で更新していくよう頑張ろうと思います

[86 二次元好きの匿名さん 25/01/30(木) 18:51:20]

おかえりー
けど無理はせんでなー

[87 1 25/01/30(木) 22:39:18]

「狩儺家の屋敷に行って、色々調べてみたぜ。
あの屋敷には、まだ親から当主の座を受け継いでいない子供がいた。
使用人の日記を見た感じだと——多分、女だったんじゃないかと思う」

そう言われた時、自分の中で何かが噛み合うような感覚がした
カチリと音を立てて、精密なもの同士がぴったりと噛み合っていく
それは時計の歯車のように、或いは開錠までに何手もかかる秘密箱のように
歯車が噛み合った時計が動く
仕掛けが解かれた箱が開く
私の中で閉ざされていた何かが、機能を取り戻す
正常に目覚め、時を動かし始める
内から暴かれていくようなその感覚に、何か致命的に——駄目だと、咄嗟にそう思った

[88 1 25/01/30(木) 22:40:04]

やめ、て

これ以上聞いてはいけない
これ以上言わせてはいけない
そう、分かっているのに
喉が絞まって、声が出なかった

いや
やめて

心の奥底から指先に至るまで、私の全てが何かに怯え、震えている
何かの歯車は噛み合っているのに、思考も精神も歪な音を立て始める
頭の中から血の気が引いて、真っ白になる
何も考えられない、思考を形作る文字が分からない
……どうしよう

おねがい
もう、ききたくない

どうしようと考えても、答えを導き出すことはない
解決策も思いつかないまま、ただその恐ろしいものを直視しないで済むよう懇願することしか出来ない
たどたどしく口から零れた声は、聞き慣れたものとは程遠く、今まで壊しては創り直してきたどの《私》とも違うものだった
…取り繕えないのだ
考えることすら出来ないのに、理想の自分なんて纏えるわけがない
ただ考えるよりも先に、勝手に湧いてくる言葉を垂れ流すことしか出来ないのだ
なのに、目の前の彼にはそれが一切聞こえていないようだった

[89 1 25/01/30(木) 22:40:54]

「…どうした？俺、何か変な事言ったか？」

彼が、いつもと同じ声で訪ねてくる
それが、何よりも薄気味悪かった
無視されているのか、気付かれていないのか、分からない
気付いていないんだとしたら、それは今まで私に接してきた彼の人物像からかけ離れている気がする
だって彼は自分のことには多少鈍感なところもあるけど、人の痛みには人一倍敏感な人だ
そうじゃなきゃ、苦手だった筈の私とここまで縁を繋ぐことなんてあり得なかっただろう
では気付いていて、わざと無視しているのか…それもまた、何か今までと食い違いが酷い
……だから、分からない
どうして目の前にいるこの人は、今も喋っているんだろう
私はこんなにも今、彼の話すことを聞きたくないのに
…なんて、思ったところで言えるわけもない
だって、今彼が喋っていることは、私が彼に調べてくるよう頼んだことだったのだから
自分で時間を縫って探れば良いものを、横着して彼に甘えて、代わりに探ってくるよう頼んだ
そしてこうして会いに行って、教えてほしいと言ったのも自分だ
だから今彼がこうして私に話していることは、善意で持ち寄ったものに過ぎないのだ
私が頼んだから、情報を持って帰ってきた
私が頼んだから、知ったものを全て話した
彼からすれば、やっているのはそれだけのことだ
善意で集めてきたものを、善意で渡しているだけ
なのに、どうしてそれを私が拒めるというのか
私は、彼の行動を妨げてはいけない
彼の善意を否定してはいけない
望んだものなのだから、享受すべきだ
そうでなければ、不誠実だ

「部屋で見つけた着物は子供用っぽいサイズだったと思う。から、まだ当主は後退してなかったんじゃねえかな。その子供の世話役の日記にも、旦那様とか奥様って単語が出てたし」

だから、私は彼を止められなかった

[90 1 25/01/30(木) 22:41:29]

彼が喋る毎に、己の中の音が酷くなっていくのを聞きながら
何かが噛み合い始めるのと同時に、別の何かが機能しなくなっていくのを感じながら

「屋敷にいたその子は、かなり大事にされながら育てられていたらしい。
両親が溺愛していて何でもかんでも買い与えていたみたいだし…。位の高い家って言っても、所詮中流止まりの貴族だろ？なのに実の親から新入りの使用人まで、その子のことはお嬢様を通り越して“姫様”呼ばわりするくらいには」

碌に何も言えないまま、聞くしかない
己の外から彼が齎す、私の知らない世界の断片を聞く
そしてその一言が秘密箱の蓋を動かす、最後の一手だった

[91 1 25/01/30(木) 22:41:52]

——いい加減己の使命へ立ち返る時だろう、狩儺の最後の後継者
——我が鞘、救世の姫君

己の中に堆積した、泥によく似た夢の積雪
夢と笑い一蹴するにはあまりにべたつき重たすぎるそれが、輪郭を帯びた

ガチリ

私の中で、一際重い音がした

[92 1 25/01/30(木) 22:42:49]

夢は、己の中に広がっている
当然と言えば当然だが、だがしかし、それ故に夢は夢たり得る
どれだけ美しくても、薔薇が自力で青く染まった花を咲かせることはない
どれだけ恐ろしくても、この世に永遠に落ち続ける奈落の穴は存在しない
善きものであれ、恐ろしきものであれ、一切の例外なく、姿はあっても重みはなく、色があっても影はない——それが夢というものだ
だから、もしも
どれだけ夢のようであろうと、信じたくないものであろうと
それがもしも…ほんの少しでも、どこかに影を落としているのなら
それは既に夢ではなく——信じがたいことに、現実でしかなくなってしまうのだ

「あ、ぁ…」

ガチリ、ガチリ
カタカタカタカタ
大きな歯車が噛み合い、それを機に他の歯車までもが噛み合い出す
複雑怪奇な機械仕掛けが時計の裏で蠢くように、少しずつ動き出す
私の中で、動き出した何か
それが私という秘密箱の、ずっと閉ざされていた蓋を突き動かす
音を立てて鯉口を切り、鞘から刀を抜くように
——在り様が、ズレる

「……刈薙？」

やっと何かに気付いた彼の言葉が止まるが、もう遅い
蓋は開いて、そこから輪郭と重さを伴った何かが溢れ出る
これまでここにいた《刈薙剣司》という箱の中から零れて、箱の外装を汚していく
夢でしかなかった筈の、私すら知らなかったもの
或いは、私だけが知っていた筈のもの
幾つもの染料をぶちまけたように濁った色をした、雪よりも重くて泥より汚いもの
表層へ溢れたそれに、全てが一気に染まった

[93 1 25/01/30(木) 22:45:03]

——最初に変化が出たのは、脚だった
ただでさえ力の入らない脚が、袴の下で細くなっていく
それと同時に手は指が細くなり、骨が見えなくなっていく
肩から死覇装がずり落ち、帯が緩む
そして一方で束ねている髪だけは、更に長くなっていった

「…え？」
「見、ないで…ください…」

痛みはない
骨から歪んでいっている筈なのに、そこには痛みなんてものはなかった
気持ち良くはない、だが痛くも苦しくもない
水が高いところから低いところへ流れていくのと同じくらい自然と——私は、音もなく変質していった

[94 1 25/01/30(木) 22:45:17]

——姫様
——我らに■■をお恵み下さい
——姫様。どうか我等をお救い下さい

いつかの夢の続き
私しか知らなかった筈の、私を苛み続けた、私の夢だった筈のもの
それに、《刈薙剣司(わたし)》が塗り潰されていく
それに染まった私に、変わっていく/戻っていく
ただ在るだけの《刈薙剣司(おれ)》という箱が、流れ出る泥に何が出来るというのか
そうして、為す術もなく変わっていく
内も、外も、全て
そして私は自分自身すら見失い、再び夢を見る

[95 二次元好きの匿名さん 25/01/31(金) 06:57:00]

無理せんでねー
ただでさえ忙しい時期にスレ短縮はきついわ保守落としそう

[96 1 25/01/31(金) 15:02:47]

仕事中なのでss微塵も書いてねえんだわこれが

筆が滑ったので雀部エンカウント前に少し時間を戻して追加でダイスすんよー

見た夢で聞こえたものは

多くの人が多くを望んでいた、願いは叶わなかったdice1d100=71 (71)

多くの人が救われなかった、理不尽に嘆く声がしたdice1d100=4 (4)

ちなみにVDのssも微塵も書けてません

チョコを包む度に解釈違いばかり増えていく

[97 二次元好きの匿名さん 25/01/31(金) 22:48:50]

ほ
剣司くんreload前にアフォガード食べてたけど味覚的にアイスも好きじゃない感じ？

[98 1 25/01/31(金) 23:24:59]

サンキューほっしゅ

とはいえあの虚無みたいな味覚センスから察するにアイスだろうが湯豆腐だろうがダメと思われます

ただ紅茶がダメな一方コーヒーは飲めるらしいので、どっかの愉悦神父が食べてる外道麻婆くらいの外れ値なら楽しく頂ける可能性があります

恐らく味覚というより痛覚

最早痛いレベルの激辛料理とか激アツ料理とかdice1d100=9 (9)

いや、食事自体嫌いなんで…←５０→どんと来い外道麻婆

[99 1 25/01/31(金) 23:26:09]

ダメみたいですね…reload版だと食事行為そのものが苦行というか虚無になりました

[101 二次元好きの匿名さん 25/02/01(土) 13:10:38]

ほ

[102 二次元好きの匿名さん 25/02/01(土) 20:50:53]

ほ

[103 二次元好きの匿名さん 25/02/02(日) 02:50:53]

ほ

[104 二次元好きの匿名さん 25/02/02(日) 10:00:07]

ほ

[105 二次元好きの匿名さん 25/02/02(日) 19:05:12]

ほ

[106 二次元好きの匿名さん 25/02/02(日) 23:39:31]

ほし

[107 二次元好きの匿名さん 25/02/03(月) 08:01:50]

ほし

[108 1 25/02/03(月) 08:19:49]

今日の夜くらいまでお待ちください…
仕事終わらん

[109 二次元好きの匿名さん 25/02/03(月) 13:19:38]

剣司くん恵方巻き食べた？

[111 1 25/02/03(月) 18:58:13]

保守ありがとうございました！

昨日は節分どころではなかった、最近スケートが再燃しているスレ主です

恵方巻きは顎疲れるから苦手

剣司はdice1d10=5 (5)

1=心を無にして切ってない恵方巻き咀嚼してた

2.3=カットした恵方巻きを虚無の顔で齧ってた

3〜10=そもそも食べてない、豆からも逃げた

あとスケートは良いぞジョージィ…悪いことは言わねえ、躍動感のあるアクションが好きな人はメダリストを見るんだ

実際に真面目にやると太もも爆発しそうなくらい筋肉痛ヤバくなるけど

GOE dice1d100=32 (32)

[112 二次元好きの匿名さん 25/02/04(火) 00:45:08]

義務でも何でもないのに食べる行事なんてするわけなかった

[113 二次元好きの匿名さん 25/02/04(火) 08:06:24]

ほしゅ

[114 二次元好きの匿名さん 25/02/04(火) 17:39:07]

ほ

[115 二次元好きの匿名さん 25/02/05(水) 02:19:10]

保守

[116 1 25/02/05(水) 07:43:33]

すみません、今日も厳しそうです…

[117 二次元好きの匿名さん 25/02/05(水) 16:39:51]

>>116

無理せんでな

[118 二次元好きの匿名さん 25/02/06(木) 02:38:44]

一応保守するけど落として次投下できた時に立て直した方がいいかもよ

[119 二次元好きの匿名さん 25/02/06(木) 11:47:04]

まだ半分近く残ってるんだし待機保守続けても別にいいのでは？

[121 二次元好きの匿名さん 25/02/06(木) 23:19:48]

できるとこまでは保守するけどスレ主気にしてそうだから無理せんで欲しいなって思ってね
スレが残ってて次書かないと…！ってなってるとしたら本当に気にせんでええからさ
一ヶ月経とうが二ヶ月経とうが別に構わんし

[122 二次元好きの匿名さん 25/02/07(金) 08:10:43]

一応保守
まあ落ちたら落ちたでまたss書き終わったあたりに立て直してもらっても大丈夫だし、落とすなら落としてもらっても平気だよ
大きくやり直してるから大変だと思うけど無理しないでね

[123 二次元好きの匿名さん 25/02/07(金) 17:19:05]

保守
落ちるまでの時間が短縮したのもキッツイね…
落ちても気にしないでね

[124 二次元好きの匿名さん 25/02/08(土) 01:54:51]

保守

[125 二次元好きの匿名さん 25/02/08(土) 11:33:47]

保守

[126 1 25/02/08(土) 16:03:34]

お久しぶりです
大変長い期間空けてしまい、申し訳ありません…
ちょっと仕事で心身をやって休養していました
土日で時間が取れているので、リハビリも兼ねて少しずつ更新していこうと思います

[127 1(>>94の続きから) 25/02/08(土) 16:04:34]

——夜の嵐が、世界を塗りつぶしている

[128 1 25/02/08(土) 16:05:53]

私の過ごしてきた屋敷は、二つある
一つは私の生まれた家
瀞霊廷の中央から少し離れたところにある、狩儺家の屋敷
私の親である人達、私達の世話をする人達、屋敷を綺麗にする人達が暮らしていた
それなりに広かったけど、そんなに派手な家ではなかったと思う
父も母も、豪華なものを好む人ではなかった
ただその分浮いた金を、私自身が理解出来ない熱意を持って私へ使い続ける人だった
それを使用人達は見る度に、「仕方ないなあ」という表情で見ているのだ
階級としては中流の域を出ない、上を見れば幾らでも格上がいる
決して誰かの上に立つ為の家ではない、そういう立場
そして私は、そんな家から一歩も外へ踏み出すこともなく育てられていた
屋敷の中は歩けても、外から来た者には会わない
外へ出る為の稽古をしておきながら一度も社交の場には出ず、服を贈られながらもそれを着てどこかに行くことはなく
私の姿を見るのはいつだって、使用人と親だけ
私にとって狩儺の家とは、幾つもの戸に閉ざされた部屋に置かれた金魚鉢のような世界だった
壁の奥で餌を与えられるだけの、どこにも繋がらない閉じた世界
そこで太陽を見ない代わりに彼等を見ながら、彼等の望むものを見せ、何を為すことなく生きていく
そう生きることを、どこか普通ではないと悟る時はありました
ただ…それでも、不服に思ったことはないのです

[129 1 25/02/08(土) 16:09:54]

もう一つは、私が生かされた家
瀞霊廷の中央区域にある、狩儺の屋敷よりずっと広い、自分達こそが天を最も近くから睨んでいるとでも言いたげな姿
四大貴族の一、綱彌代家の屋敷
父と母が死んだ日から、私はこの家のものとして扱われ続けた
とは言っても、綱彌代の名を名乗ったことはない
何せ外にも出ず、屋敷で過ごす人以外と会うことなんて一度もない日々だったから
名乗りもしなければ、名を呼ばれることも滅多になかった
私の側には絶えず人がいた、その人達に手を引かれるままに動くだけで事足りる日々だった
それでも彼等は、綱彌代としての名を持たない私を「綱彌代のものだ」と言い続けた
私は綱彌代のものだから、ここにいるのだと
そして自分達は綱彌代で、私のことが大事だから、守らなければならないから、こうしているのだと
そう言う彼等は、その次に決まってこう言った

——私は守られている人なのだから、その分自分達に見返りを示すべきだ
——お前が大事なのは事実だけど、少しくらい良い目が見たい

その表情は、よく覚えていない
彼等が示し合わせたわけでもないのに一緒くたに私へ何度も何度も寄ってくるのを、灯りに群がる蠅に似ているなと思ったのは覚えているけど
生家に居た彼等以上に分からないのに、頭数だけは倍以上いた彼等一人一人の顔を覚えられるわけもなかった
理解出来ないもの(蝿)が、何度も何度も寄ってきては耳元で羽音を撒き散らす——そんな家でした

[130 二次元好きの匿名さん 25/02/08(土) 16:12:11]

>>126

本当に無理だけはしないでね

あの念の為書いておくとつまんないから落とせとか言ってるんじゃなくてお願いだからスレ主の心身とリアルとか諸々を最優先にしてほしい

リハビリで書くならそれも結構だし

休むならそれも全然幾らでも立て直し待つからそれでもいい

しんどいなら何ヶ月でも休んでいいからね

[131 1 25/02/08(土) 19:13:18]

>>130

ありがとうございます

マイペースにやっていこうと思います

[132 1 25/02/08(土) 19:15:29]

狩儺の家と、綱彌代の家
同じ貴族の中でも雲泥の差がある二つの家は、屋敷の姿も中身も全く違う
綱彌代家は始まりの貴族達の一角
その発言力・権力は何より大きく、映像庁を造って尸魂界や現世の監視をしているのも彼等だ
一方で狩儺家は、どこまで行ったって中流の域を出ない
確かに狩儺家には、私達にしか出来ない役目がある
だけどそれは、平時において何の役にも立たないのだ
救世の子なんて、誰も望んでいない
だって誰も、そもそも自分達が救われていないことに気付いていない
私達に救けてくださいなんて言いに来る人は、見たこともない
なのに「あなた達の罪を清算し、赦し救う為に私が来ました」なんて名乗る奴が現れたら、大罪人と言われて不愉快に感じる人しかいない
だから狩儺家の役目がいるか否かはともかくとして——普段は何の役にも立たない存在でしかないことは、事実だった
その名を持つだけで罪を許される綱彌代家とは違う
それを理解出来ないほど無知ではなかった
だけど私は、そう理解していた上で、それでも——二つの家がどう違うのか、何も分からなかった

[133 二次元好きの匿名さん 25/02/08(土) 21:02:37]

自分を大事にするんやで……
了解よースレ主無理せんでねー

[134 1 25/02/09(日) 00:48:22]

私はいつだって、金魚鉢の中から世界を眺めていた
だけど聞こえるものも、見えるものも、私に差し出されるものも
全部、全部、同じにしか思えなかったのです

私は、二つの屋敷を知っている
二つの屋敷が別々のものだと知っている
だけど…いつからか、私の見ていた世界というものは
絶えず暗く、横殴りの黒い風が轟々と吹き荒れている姿をしていた
或いは自覚していなかっただけで、最初からそういうものとして見ていたのかもしれないけど
とにかく、私の生きてきた世界というものは——それがどこであろうとも、闇の中に溶け落ちたものに過ぎなかったのです

[136 1 25/02/09(日) 15:07:09]

——■■。こっちに来なさい

そう言って私の肩を引き寄せる手は、父のものだった

——■■様。貴方は、我々の救いの光だ

そう言って私の手に縋りついたのは、狩儺の家に長く仕えている使用人だった

——お前は多くの願いを叶えなくてはいけない。そうやって我々を救うんだ

そう私に教え込んだのは、綱彌代の屋敷にいた誰だったか

多くの人が、私を呼んでいた
多くの人が、私に何かを言い聞かせた
多くの人がそうやって、私に何かを託す/押し付ける
金魚鉢の中に色んなものが放り込まれて、水は濁り、泳ぐ隙間も消えていった
それはきっと、私が《救世の子》だから
私が、人を救う使命を持って生まれた子だから
そうするのが私にとって当然だと、彼等も、私自身も知っていたから
だから何でもかんでも私に言ってきたのでしょう
…でも
だけど
本当は、最初から分かっていたのです
私を選んで求めた理由が、「私が救世の子だから」だとしても
彼等が私を手放さないのは、「私が救世の子だから」ではないのだと

[137 1 25/02/09(日) 15:46:52]

確かに私は、《救世の子》なのかもしれない
この世界の罪を示すものとなり、来たるべき時に全てを裁く
そして裁定と贖罪の果てに、全てのものを赦す為の存在
そんな使命を持って生まれたのだから、誰かの話を聞くのだって当たり前のことだった
私が人をおかしくするのは、狩儺の魔貌を持って生まれたせい
私が人の話を聞いているのは、救世の使命を持って生まれたから
そんなことは、分かっているのです
だけど、他の人は違う
彼等にとって、私がどうしてこんな生き方をしているのかなんていうのはどうでも良くて
ただ実際に貌を見て、触れられれば良いだけの人形でしかなかった
この世界に、私に救われたいと思っている人なんていやしないのだ
だって、父と母ですらそうだった
彼等は誰よりも使命を理解していた
なのに、たった一夜でそれを捨てた
そして彼等が一線を越え、理解していた筈の使命を捨てた日から程なくして
思考が伝染したように、屋敷の他の者まで同じ目をするようになった
…それを彼等が悪いのだと、彼等だけのせいだと詰るつもりはない
だって彼等は、ただ理解しただけなのだ
父と母の、親である筈の二人が私を見る目を変えたのを見て
「あ。それ、やって良いんだ」と
彼等もまた、尸魂界に生きる人の一端でしかなった
私を《救世の子》と呼んでおきながら、自分の手から放そうとしなくなった父と母と同じだ
彼等もまた、自分達が一体何の罪を贖い、救われるべき存在なのか自覚していない人達だった
だから彼等はいつか果たされるべき使命を待つよりも、自分が満たされる今を優先した
今目の前にいる、私を使って
父も母も、狩儺の使用人も、綱彌代の家の者も
全部、同じだ
彼等にとって、■■■■という存在は
自分の為に使われるべき、他人の為に使われるなんて耐えられない、欲を満たす甘い至宝でしかなかった

[138 1 25/02/09(日) 16:44:38]

それを私は、いつだって拒むことはなかった
だって、私は平気だったので
時々痛いし、苦しくなるし、終わった後は疲れるけど
その程度、私にとっては平気だったので
耐えられないほどのものではなかったので
死んでしまうと感じるような時はなかったので
私は特に、何も言いませんでした
言ったって無駄だというのも分かっていたのです
だって世界はこんなにも、轟轟と風が吹き荒れている

——お前は私の宝だ
ーー何故私のものにならないのだ！
——アイツの言うことを聞いたのだ、だったら私だけ仲間はずれにはしないよな？
——私はお前を、救ってくれるよな？

『欲望(ごうごう)』『嫉妬(ごうごう)』『侮蔑(ごうごう)』『虚栄(ごうごう)』『非難(ごうごう)』
こんなにも世界は色が混ざりすぎてぐちゃぐちゃで、何も聞き取れないくらいに煩くて仕方がない
そんな場所の真っただ中にいるのが私で、側には誰の姿もない
なのに声を上げたところで、何になるんだろう
だから私は、いつだってその場で黙って大人しくしていた
立ち上がるのも、声を上げるのも、目を開けるのすら億劫になる風の中で、一人でじっとしていたのだ

——”わかりました”
——”私が、救います”

そうして動けないまま皆に手を引かれて、その先で消費されるのを知っていながら
私は何かに怒ることも、何かを拒むことも、何かを望むこともせずにいたのでした

[139 1 25/02/09(日) 17:33:33]

溢れた泥に汚れながら、その濁流の中に夢を見る
そうして流れ込んできた記憶を眺めながら、ふと今思う
私のされてきたこと
平気だと言って、受け入れ続けてきたこと
…それを今もう一度望まれたとしたら…私には、ちゃんと熟せるのだろか
消費されるだけの、誰かの欲を満たすだけの日々を
かつて私が当たり前のものと呼んだ、泥に汚れ蟲に集られるような生き方を

（…………）

[140 1 25/02/09(日) 17:34:36]

………dice1d100=18 (18)

受け入れることは、出来るかもしれない。でも…←５０→そんなの、もうやりたくない

[141 1 25/02/09(日) 21:40:59]

多分今くらいしか挟み込めないので今後の方針決めるためのダイスしときます

①dice1d2=1 (1)

1=？？

2=？？

②dice1d2=1 (1)

1=？？

2=？？

[142 1 25/02/09(日) 21:42:06]

※なんてことだ、もう助からないゾ

…①だけミスったのでこっちだけ振り直しときます

dice1d3=2 (2)

[143 1 25/02/09(日) 21:42:49]

？？に対する？？の？？？dice1d100=97 (97)

[144 1 25/02/09(日) 21:43:05]

もう助からないゾ！！

[145 二次元好きの匿名さん 25/02/09(日) 21:44:42]

何がもう助からないの！？？

[146 1 25/02/09(日) 22:42:25]

少し考えて、答えは自ずと出た
（…多分、出来る）
そう、出来てしまえる気がした
出来ないと言い切れるほど……私は最初から、そんな綺麗な身分ではなかった
そう思って気を緩めた途端に脳裏を過る、《刈薙剣司》の過ごしてきた過去
着ることより直すことの方が多かった薄い着物
揺れる視界に広がる天井
消えない手首の鬱血痕
身体を抑え込む手の爪が食い込む感覚
もう鼻が麻痺するほど嗅ぎ慣れた悪臭
《刈薙剣司(わたし)》の過ごしてきた、あの人の知らない頃の私の記憶
それが泥中の夢と、ふと重なった
……
…………
それが、最悪なものだったとは言わない
だってそこには、善意も確かに存在していた
だから、最悪ではないのだ
ただ、強いて言うなら
ただほんの少し
ほんの、少しだけ
悪意が同数より匙一杯分、多かっただけなのだ
だからこれは、最悪な思い出ではない
最悪の傷では、ないのだ

[147 1 25/02/09(日) 22:48:48]

泥よりも汚い私のこの過去を、私は最悪とは思わない
泥に塗れながら見ているこの夢を、私は耐えられないものとは感じない
だけど
それと同時に、それ以上に思わずにはいられない
こんなものを、耐えられる範疇のものだと言えてしまう——こんな私が、きっと一番醜い、最悪の怪物だ
だから、こんな私なんか…誰にも、見られたくない

[148 二次元好きの匿名さん 25/02/10(月) 07:51:54]

保守

[149 二次元好きの匿名さん 25/02/10(月) 17:34:44]

保守

[150 二次元好きの匿名さん 25/02/11(火) 01:23:13]

保守

[151 二次元好きの匿名さん 25/02/11(火) 11:20:38]

保守

[152 二次元好きの匿名さん 25/02/11(火) 20:30:06]

保守

[153 二次元好きの匿名さん 25/02/12(水) 05:46:57]

保守

[154 二次元好きの匿名さん 25/02/12(水) 14:41:37]

ほ

[155 二次元好きの匿名さん 25/02/13(木) 00:25:27]

保守

[156 1 25/02/13(木) 08:04:46]

泥に塗れた意識が、現実と重なっていく
焦点の定まらなかった目が、前にいる彼の姿を再び捉えていく
その視線が、耐えられない
逃げるように視線を落とせば、随分と縮まった指が目に入った
剣を握り慣れていない、淡い色の爪が並んだ若々しい指
その女のような手が、汚い恥の姿が
堪らなくなるくらい確かな、私の汚さの証だった
——嫌だ
——見られたくない
今更になって、そんな思いが浮かんだ
……今までだって、別に知ってほしかったわけじゃなかった
だけど今は、知ってほしくないんじゃない
知られたくないのだ
こんなに醜くて、汚い私を知られたくない
だって、そんなの今になって知られたら、きっと幻滅される
ここまで生きてきて、初めて知ったものが、きっと離れていく
そんなの、耐えられない
耐えられるわけがない

「…お前、それ……」

だから、困惑した声で何か言われるよりも先に

「………見ないで、ください…！」

私は、その場から逃げ出した

[157 二次元好きの匿名さん 25/02/13(木) 17:05:39]

保守