(ダイス・オリキャラ・ホラー・グロ注意)私はミレニアムの異端者 Part2.4

  • 1糸繰 マリア25/01/19(日) 18:04:18
  • 2糸繰 マリア25/01/19(日) 18:05:26

    登場している人物、部活、物品まとめ  1/2

    魔術研究部
    ミレニアムサイエンススクールに存在する部活。
    『部長』、文能ルリ、御影ヒエイ、堂前ミエの4人が所属している。
    今は忘れてしまった『部長』の正体を探っている。

    『部長』
    魔術研究部の部長。
    いつの間にか皆の記憶から消えた。映像や写真は黒塗りされてて姿を認識できず、声も聞き取り不能だった。
    謎の言語で文書をたくさん残している他、おそらく映像の中でその言語を話している。

    文能ルリ
    魔術研究部の副部長を務めているミレニアムサイエンススクールの3年生。
    「珈琲はブラックが1番」とよく言っているが
    茶菓子が無いと飲めないみたいだ。

    御影ヒエイ
    魔術研究部の部員。ミレニアムサイエンススクールの2年生。
    珈琲は少しミルクを入れている方が好みだが、
    普通にブラックでも飲める。

    堂前ミエ
    魔術研究部の部員。ミレニアムサイエンススクールの1年生。
    本人は紅茶の方が好きだが周りが珈琲好きなので
    皆に合わせて珈琲を飲んでいる。

    糸繰マリア
    [情報が見つかりません]

  • 3糸繰 マリア25/01/19(日) 18:06:15

    登場している人物、部活、物品まとめ  2/2

    『先生』
    紫の短髪にスラッと……いやフラットな体を持ち、身長も高い。
    エナドリが1番好きだが、そのことがバレないように
    生徒の前では紅茶か珈琲を飲んでいる。
    シャーレにはエナドリが常備されているのでみんな知っている

    謎の言語
    辞書の発見により翻訳が進み始めた文字がどの言語のものでもない謎の言語。
    辞書とオルゴールにより翻訳が進み始めた。

    オルゴール
    部室で見つかった小さなオルゴール。
    底がガラス張りになっており下に謎の言語が書かれた紙を敷くと
    その言葉を読み上げる。

  • 4糸繰 マリア25/01/19(日) 18:34:00

    先生said

    文能ルリ「………やっとできましたわ!」

    ルリの手元には謎の言語が書かれた紙がある。
    それは今までの本の写真のプリントではなく、自分達で書いた物だった。

    "やったね!"

    御影ヒエイ「一回オルゴールでしっかりできているか試してみますか?」

    堂前ミエ「じゃあ、その後に翻訳してみよっか!」

    オルゴール「ウェ ラシュ ストウべ ナ」

    御影ヒエイ「動画と完全に一致。間違いなく成功ですね!」

  • 5二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 20:04:20

    スレ建てありがとうございます

  • 6糸繰 マリア25/01/19(日) 20:24:00

    堂前ミエ「翻訳できたよ!『人形を開け』だって」

    御影ヒエイ「うーん、人形か……見覚え無いな…」

    文能ルリ「少なくともこの部屋と部室には無いわね。たぶん」

    堂前ミエ「今日はもう遅いし、一回帰って自分の部屋を調べてみる?」

    文能ルリ「そうしましょう。」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    シャーレオフィスに戻り、気になる人形が無いか探し始める

    "(見覚えのない人形があるならそれが部長から貰った人形のはず…!)"

    棚の裏、下…基本的に見ない場所探してみる。

    "……これは…?"

    見覚えのない白い袋。中には何かが入っているが、それが何かはわからない。
    結び目を解こうとして、そこについているタグを見つけた。
    [人形]と書かれていた。

  • 7二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 21:38:48

    立て乙

  • 8二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 22:38:22

    スレ建て感謝

  • 9二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 23:56:19

    10まで

  • 10糸繰 マリア25/01/20(月) 00:58:01

    袋を開けるとおそらくテディベアと思われる人形の頭が入っていた。
    しかし、両耳と鼻、右目がもがれ、応急処置のように縫われており、
    残っている片目も人に似たものになっている。

    "凄く不気味なんだけど……"

    見覚えのない物なのでこれが部長の残した人形だとは思うのだが、
    それがあまりにも不気味なので戸惑ってしまう。

    "それに、開くと言ってもどうやって……"

  • 11二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 09:17:39


    いやこっわ

  • 12二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 18:38:37

    ホラゲーのアイテムじゃん
    メニュー開いたらこっち見てくる奴じゃん

  • 13二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 23:12:02

    すごくさわりたくない見た目をしている
    けどそれじゃ進まんよな

  • 14二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 09:57:48

    不気味だ

  • 15二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 20:56:20

    なぜここまで

  • 16二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 08:02:34

    人形は人形でもボロボロだな

  • 17糸繰 マリア25/01/22(水) 12:44:11

    どうしたものかと人形を弄っていると、口が開くことに気づいた。
    開くと穴が開いており、その奥に何か綿とは違うものがあるのがわかる。

    "(……これに手を突っ込むのか)"

    手を中に入れてそれを取り出そうと引っ張る。
    しかし、力が弱すぎたのか引き抜けなかった。
    より強い力で引っ張ると、破れるような音と共に引き抜くことに成功した。

    "あっ"

    少し乱暴にし過ぎてしまったせいか、人形の目玉が取れてしまった。

  • 18二次元好きの匿名さん25/01/22(水) 21:51:46

    やばくね

  • 19糸繰 マリア25/01/23(木) 01:43:10

    "…USBメモリだ"

    人形の頭から出てきたのはUSBメモリだった。

    "(このマーク、どこかで見た事あるような……?)"

    意識が遠ざかるのを感じ、急いで椅子に座る。

    プラナ「先生、大丈夫ですか?」

    "ヒントだと思うから少し待っててね……"

    USBを机に置いた途端、気を抜いたせいか意識は過去へと急速に引っ張られて行った……

  • 20二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 12:29:44

    このマークはスレ画の

  • 21糸繰 マリア25/01/23(木) 22:58:48

    シャーレの扉がノックされる。

    [“今開けるよ”]

    "(……昔の私の声が聞こえる)"

    仕事の手を中断し、扉の方へ向かう。
    扉を開けるとそこには???がいた。

    ???「先生、少し時間を頂けないかな?」

    [“今は…問題ないよ”]

    ???「大事な話をしよう。2人だけの…ね。」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ???「さて、先生。これを見ていると言うことはUSBメモリを手に入れた頃だろう。」

    ???「同調が安定したみたいだし、私が一体何なのか、
        どうやってヒントを残しているのか……まあ諸々を話していこうか。」

  • 22二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 08:06:01

    謎が判明していくのか

  • 23二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 18:45:39

    何が起こるか

  • 24糸繰 マリア25/01/25(土) 01:29:58

    ???「私達の名前は糸繰マリア、作られた神話、それに用いられた言語に宿った神秘を持つ者だ。」

    ["……君の名前は道向ノナと聞いてたのだけど"]

    糸繰マリア「それは私達の製作者であり、元になった人物だよ。」

    糸繰マリア「説明を続けようか。」

    糸繰マリア「私達は作戦の為に貴女の持つ『大人のカード』を奪うためにここに来た……
          けど、私個人としては取るつもりは無いから安心して欲しい。」

    ["…分かった"]

    糸繰マリア「少し待っててくれ……よし。」

    ["……どうやったの?"]

    糸繰マリア「魔法のような物だよ。……ああ、未来の君から見たら変化が無いように見えるか…
          今の私と先生の姿は未来の君が私を見ている時のような黒塗りの姿になっているんだ。
          秘密の話にはこれが必須なんだ……」

    糸繰マリア「さて、まず何で私が産まれたか、制作者は今何をしているのか、それを説明していこうか。」

  • 25二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 12:22:15

    どうなるか

  • 26二次元好きの匿名さん25/01/25(土) 22:45:21

    保守

  • 27二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 09:54:43

  • 28糸繰 マリア25/01/26(日) 12:02:19

    糸繰マリア「製作者…道向ノナは未来を見る力を持っていたんだ。
          いつもは少し先の未来を見て1番美味しい果物がどれか当てたり、
          銃撃戦に巻き込まれないようにしていたんだ。」

    糸繰マリア「彼女がミレニアムに入ってから初めての冬に、
          彼女はこの未来を見る力がどこまで遠い未来まで見えるか試してみることにしたんだ。
          その結果、ある地点から先が見えないことが分かったんだ。
          理由は単純、彼女自身が死んでしまったからだ。」

    糸繰マリア「彼女はどうすればこの未来を回避できるか考えるようになった。
          そうして作られたのが、世界……今回は運命が認識できない言語を作ることにしたんだ。
          運命は神秘がない者に干渉したり、視界を利用することができる…
          そこで、神秘を持つ言語を作ることにしたんだ。
          未来を読めることを利用して、その言語を使って予言書のような物を作って
          この言語が『未来を示す物』になるようにしたんだ。
          この努力によってこの言語に『未来を示す言語』という神秘を付与することに成功したんだ。」

  • 29二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 22:05:57

    まさか神秘を付与するとは
    只者ではないな

  • 30二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 08:03:27

    とんでもない物作ってるな

  • 31二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 18:43:19

    かなり崇高じみてきたな

  • 32二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 00:38:53

    保守

  • 33糸繰 マリア25/01/28(火) 00:57:29

    糸繰マリア「そこから少しして、ルリに誘われて部活を立ち上げたんだ。
          これが今の魔術研究部さ。」

    糸繰マリア「2年生になって、回避するための試行を多く行う為に、
          私を無限にコピーすることにしたのさ。
          無論、私もそのコピー品の一つだよ。
          コピーの方法はとある理論を利用している。
          まあ、軽く説明しておこう」

    糸繰マリア「有名な人が『神は賽子を振らない』と言ったが、
          この世界において神は賽子を振るのだ。
          ただ、『神は賽子の目が何になるか知っている』がね…
          ここで大事なのは賽子の目が決まっていても転がることさ。
          例えば、賽子が転がっている間にその賽子を認識できないようにしたら?
          そうすれば、賽子の目は決まっているが、賽子は転がっているかもしれないから……」

    ["結果まで辿りつかない、と…"]

    糸繰マリア「そう言うことさ。」

  • 34糸繰 マリア25/01/28(火) 01:22:13

    糸繰マリア「2年生の夏、彼女は遂に死なない未来を手にすることに成功したんだ。
          それには多くの犠牲が伴う物だったが、
          当時の彼女は自分さえ生き残れば他はどうでも良いと考えていてね。」

    糸繰マリア「そうして束の間の日常を手に入れた夏、
          ただの成り行きで作った部活なのに、ルリにヒエイ君に…とても良い友に恵まれた。
          そうして友と過ごす内に、友のことが大切になって…強く思うようになったんだ。
          『失いたくない』と」

    糸繰マリア「そうして今までの作戦を無かったことにして幸せを掴もうとした秋。
          とある衝撃的な事実に気づいてしまったんだ。
          そうだな……ここがただの数字の集まりに過ぎず、私も文字だけの存在と信じられるかい?
          そして私は、私は……そんな世界に後付けされた異物だと、存在してはいけない物だと。」

    ["そんなことはないよ"]

    糸繰マリア「ああ、私もそう思うよ。そこからは酷いものだった…
          運命が直接干渉するようになっていった。
          人の顔を認識できなくなり、日本語を読めなくなり…
          どんどんと摩耗していったんだ。そうして遂には毎日鏡を見て言うんだ。
          『とても惨めで、醜い』と。」

    糸繰マリア「そして彼女は、己の命を利用して運命を釣り出し、
          賭けを行った。賭けの内容は『この世界が崩壊するか、運命に反撃を加えるか』
          そして先生、貴女の持っているそのカードが反撃には必要なんだ。」

  • 35二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 09:57:44

    なるほど…?

  • 36二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 20:52:49

    賽が止まるのを引き伸ばされるのであれば直接干渉してくるとは...

  • 37二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 06:42:31

    保守

  • 38二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 14:29:58

    すんごいメタ視点

  • 39二次元好きの匿名さん25/01/29(水) 23:05:58

    擬似的に第四の壁から見ているかのようだ

  • 40糸繰 マリア25/01/29(水) 23:57:56

    糸繰マリア「正直なところ、反撃するだけならカードだけで十分だと私も思っている。
          なんなら、貴女が参加することで被害が増えるかもしれない。
          だが、私は貴女がいた方がより良い結果になると確信しているんだ。」

    糸繰マリア「私は未来のことを知っている。その事について語ることはできないが、一つだけ言えることがある。
          私は、この世界がどうしようも無いほど好きなんだ。
          どれほどの苦難があろうとも、四葉のクローバー程の奇跡と、一握りの勇気によって乗り越える。
          友と支え合い、理屈なんかでは語れない…そんな青春の物語の世界………」

    糸繰マリア「私は彼女のため、そして私のためにも皆を説得するつもりでいる。
          私は人でも、生徒でも無い。ミレニアムに於いて神秘によって証明されている『異端者』だ。
          だが、もし協力してくれというなら…先生、私のことを生徒だと、そう言って欲しい…………」

    [“………”]

    糸繰マリア「まあ、何処まで信じるかは君次第だが……」

    [“あなたは私の生徒、そこは変わらないよ”]

    糸繰マリア「そうか……そろそろ時間だ。」

    [“待って!一つ質問があるんだけどいいかな?”]

    糸繰マリア「これは録音のようなものだ。追加の質問は受け付けていないよ。」

    糸繰マリアはまるで煙のように居なくなってしまった。
    彼女が居た場所にはテディベアが一つ落ちていた。

  • 41二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 07:53:04

    消えちゃった

  • 42二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 16:35:02

    これは別に消えたりとかしない実物だったんだ

オススメ

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