- 1二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 21:12:04ここだけノエル先生が『一周目の記憶』を引き継いだ世界 5|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/4352234/ただしその記憶を自覚したタイミングはフランス事変が起きた後とする現在、シエル√編(ノーマル√)のDAY13に進行中bbs.animanch.com
ただしその記憶を自覚したタイミングはフランス事変が起きた後とする
現在、シエル√編(ノーマル√)のLASTDAYに進行中
- 2スレ主25/01/19(日) 21:15:23
- 3スレ主25/01/19(日) 21:17:45
このスレのノエル先生
・フランス事変後に修道院に隔離されて間もなく『一周目の記憶』を自覚する
・隔離後すぐに代行者として就任。この時点でエレイシアに対する報復を決意し復讐者として生きる
・エレイシアが目覚めて代行者になるまでの六年半でひたすらに自己研鑽&限界を超えるための代償を払い続ける。その甲斐あって原作とは非にならない強さを得る
・人間以上の耐久を得るための一環で左足を聖別化した義足に改造してもらってる
・偶然にも手に入れた十四の石を用いて人外と化す。外見の変化は肌が白くなったくらい。完全に適応してからは恐らく瞳孔も十字になってると思われる
・幻想種の中で神獣に区分される『白鯨』モビーディックの遺骸を直接的な経口摂取で取り込み、更に肉体の存在規模を拡張させる事に成功している
・現時点での強さは少なくともシエルとの連携でなら後継者をも斃せるまでになっている
・というよりシエルとの連携の末に二十七祖のクロムクレイに引導を渡すという大快挙を成しえてしまった
・↑の功績もあって教会から『焔(ほむら)のノエル』という異名をつけられる
・着実に強くなっていってる事と『一周目の記憶』の自分を反面教師にしてる事もあって大分精神が安定している
・ただし完全な復讐者として生きているので高い身分だの裕福な生活だのと言った人並みの幸せには全く固執していない。もはや彼女が望んでいるのはロアやシエルに対する復讐のみとなっている
・そんなんだからマーリオゥからは『手を焼かせる制御不能の猪』と厄介に思われてる
・ここまで復讐鬼に振り切っているものの、無辜の人々が死徒に虐殺されるのを何よりも許せない代行者としての正義感もちゃんとあったりする - 4二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 21:19:24
続きありがとうございます!!!!!!
素敵な作品をどうもありがとう!!!! - 5二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 21:22:47
たておつです!続きが楽しみすぎる
- 6二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 21:26:23
どうかtrue的エンディングでは皆に救いがありますように…………
- 7二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 21:37:34
ノエル先生絶好調の絶好調すぎて最高だねニッコリ
- 8二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 22:01:04
最後の最後でアルクルートの心中エンドみたく最後は二人ともわかり合えずとも何か感じ取って欲しいなぁ…
ま、この復讐に復讐しかないノエルさんだと難しいだろうけどきっとこの感じじゃわかり合う所か殺し尽くすだろうしね………… - 9二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 22:05:44
保守
ノエルさんはこのルートだとあの弓のシエルを死徒にした上でいたぶり尽くした上で殺した伝説の存在になりそうだね - 10二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 22:09:13
保守
- 11二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 23:55:41
「――――ぇ」
私がシエル―――エレイシアを吸血鬼にした最後の理由。それを聞いたコイツは小さく声を漏らした。
「うん?何か変なコト言った?アンタはここに集まって震えながらも明日を生きようとしていた50人以上の人々を殺して殺して殺し尽くして、あの床の下を肉のプールにしてたじゃない。
それならさ。こうして復讐される時が来たら同じように自分の肉や骨で埋め尽くされる事を受け入れるのが、然るべき因果応報ってモンだと思うのだけど。違う?」
「………………いい、え。違わなくない、です。甘んじて、この身に罰を受けます」
そうだ。私はあくまで同じやり方で報復すると言っているだけ。別に一生、永遠に殺し続けるだなんて惨い事は口にしていないわ。
「……は、そいつは殊勝なコトね。まあ安心しなさいよ。教会の審問とは違って終わらない殺戮を淡々と繰り返されるワケじゃないし、いつかは死という終わりをちゃんと与えるからね。私、そういうトコはほんの少しだけ慈悲深いから。
そうね。アンタが50人を使ってプールにすんのに大体3日くらい掛かってたから……穴の深さと一日に拷問する回数を仮に10回として考えると………みっちり埋まるまでおおよそ半年前後、になるのかしら?長くても年内には終わりそうね」
「………半年………」
うわ言のように、エレイシアはそう呟いた。ああ、そう言えばコイツが審問されてた期間も約半年だったっけ?
はは、奇妙な因果を感じるわねぇ。ロクでもなさすぎる縁だけど。 - 12二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 06:17:53
期間が期間ぎ長い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
- 13二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 08:18:10
因果は巡るのか
- 14二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 08:49:22
「とまあ、以上が第三にして最後の理由よ。まとめると、アンタの尊厳を徹底的に穢して壊し尽くすために、吸血鬼としてのアンタに復讐してこそ意味があると考え、その上でロアだったアンタの所業と同じやり方で因果応報の報復を与える。
これがアンタを吸血鬼にした動機。ここまでの説明で何か質問は?」
「………ひとつだけ。これから、半年以上の時間を掛けて貴女は正当な報いをわたしに与えるワケですが。
それだけの時間の中で、教会がわたしの失踪と貴女の動向に気づかない筈がありません。そこは、どう考えているんですか」
お?意外とまともなコト聞いてくるじゃない。そうよね。確かに組織における重大な戦力の一角が突如として長期間の音信不通となればそりゃ気づかないワケがないし、そうなるといつも一番傍にいたヤツの動きに疑惑と警戒の目を向けるのは当たり前だわ。
「そうね、私もそこは考えたわ。考えたから―――これから教会に、アンタを吸血鬼にした上で報復するから邪魔すんなって脅迫をかける事にしたの!」
「……え?」
「だぁって、どんなに秘密裏に動いたとしてもどうせ後々バレるに決まってるじゃない!だったらもうここは先手を取るつもりで自分から進んで、ありのままを伝えた上で『邪魔をすればエレイシアを野に解き放つ。それで多くの犠牲を出したくなければ干渉するな』っつって脅してやると考えたの。
――――――っていうかぁ、もう“実行済み”よ!あーはははははははっ!!」
「な―――」
死徒に堕ちれば、基本的にどんな善良な人間だろうと例外なく狂暴な殺人鬼として変貌する。一回経験してるからなのかコイツには今のところそんな兆候は全く見られないし発現もしていないけど、そんな事情は与り知らない教会にとっては『エレイシアはもうロアだった時とそう変わらない魔性に堕ちきっている』としか思えないでしょう。
そもそも、コイツは一つの肉体に祖の不浄―――原理血戒を複数宿している化け物。人間の時でさえそうだったんだから、こうして死徒になった以上は事実上の二十七祖と言って差し支えないわ。
そんな特級の生きている災害を野に解き放つなんて脅しを受けてしまえば、例え教会であっても大人しく黙るしかないわよねぇ? - 15二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 09:48:39
「いやぁ、通話越しのジャリガキ司祭代行の反応とかマージで面白かったわ!最初は驚愕の焦燥が混ざった感じで怒鳴ってたけど、事情を話したら憐れんでいるのか失望してるようなすっごい冷めた声で『テメェの好きにしやがれクソ猪』とか吐き捨てたの。はっはははは笑っちゃうわぁ!」
「……なん、て。愚かな」
ふふふふ、愚か上等よ。何せ失うものがないんだもの。狂ってるんだもの。後先考えるだけのブレーキとか、んなもんとうに外れちゃったわ。
「くっふふふふふふ。それはそうと、これで吸血鬼にできた理由と吸血鬼にした動機は全部話した。それはいいんだけどぉ……ふふふふふふふふふ」
「…………なん、ですか?」
エレイシアの頬に手を添える。うんうん、何度でも思うけど本当に素晴らしいわ。下卑た笑いを上げて、凶悪狂暴に三日月みたいな笑みを浮かべてたアレと同じ顔とはとても思えない。そんなのは最早見る影もなく、今はこうして絶望と諦観と懺悔に塗れた面をしている。
「暗がりでもわかる、血に染まった赤い赤い瞳。人間という無力なエサを貪る為の牙。壊死してるかのような真っ黒な首。同じく壊死してるみたいに真っ黒な手足の爪。扇情的な裸体に淫紋みたいな下腹部の刻印模様。
ああ、まさに。まさに!あの時の悪魔そのものじゃない!―――これで、性格もロアとしてのままだったら良かったのに」
「……悪かったですね。わたしのままで」
「いえ、口惜しくはあるけどそこは気にしなくていいわ。元々ロアだろうがアンタのままだろうがどの道こうして復讐するつもりだったのは変わらないし。
それより、半年間以上の想定となるとまた一つの問題が出てくるかしらねぇ」
「一つの、問題?それって……」
どうしよう。これはどうやって対応すんのか決めあぐねているからなぁ。ホントに死徒って面倒な生態してるわ。
「いえね。単純かつ難しいもんなんだけど―――それだけの長期間の中だと、どうしてもアンタの肉体を維持するための血液が必要になってくるワケじゃない?
無論、死徒なんだから人間の血肉が一番いいんだけど流石にそれはアウト。私は狂ってるけどそこまで倫理と道徳が終わってはいないから。だからどこで、そしてどうやって賄うべきかって思ってさ」
―――そう、コイツに飲ませる為の血液問題。さて、どうしよっかなぁ? - 16二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 12:28:23
そうか、吸血鬼になったからには血を吸い続けなきゃいけないもんね…まじで自然に死んでくのは許さないんだなノエルさん
半年もじっくりじっくりじわじわ殺すのはえぐいて
血を吸い続けなきゃ問題っていたぶってる時に出血するからそれを吸えばいいのではないかと今思ったんだけどどうなんだろう?? - 17二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 12:35:48
教会にもう伝えたのか
本当に全てを投げ捨てて復讐してる - 18二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 12:44:45
マーリォウ司祭代行もドン引きだけどもう好きにやれ!ってなるって事はもう教会としてもどうしようも出来ない状況だよねノエルさんシエル先輩二人とも……
- 19二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 14:33:10
「わたしに―――血を飲め、と」
「ええ、そうよ。まさか抵抗を示してるワケじゃないよね?どうせロアとして動いてる時、内側で何もできずに見てただろうアンタ自身もまた血を美味しいと思ってたんじゃないの?いいえ、それ以前にあれだけ血に溺れていながら今更一滴も飲めませんなんてほざける権利が、資格があると思う?
その行いに罪と責任を感じてんなら―――然るべき罰を受け続ける為に、身の程を弁えた上で血を飲めるわよね?肉を食えるわよね?」
「…………っ…………、っ"っ―――………!!
……………………それ、なら。せめて、わたし自身の体で……赦してくれない、でしょうか」
………へぇ。ちょっと葛藤が混じってるけど、まさか自分からそう提案してくるだなんて。なるほど、文字通りの自給自足ってコトね。
「ふーん。いいわ、それで赦してやろうじゃないの。それじゃあ、『死徒は自分自身の血肉摂取のみでどこまで維持できるか』という試験的な名目で、今しばらくは様子見といきましょう。
つってもそれで半年以上も持つとも思えない。だから、もし限界が見えてきたらその時はまた考えさせてもらうわ。
今はそれで文句ないわよね?」
「……はい。感謝します、ノエル」
「いいわよ感謝なんか。あくまでアンタっつー大罪人の細やかな妥協案を気分で聞き入れてやってるだけだしね」
よしよし、これで血液問題もひとまずは収まったわ。そうね、限界が近くなってきたら今度は動物の血でも与えてみようかしら。
例えば殺処分予定になってる家畜を何匹か引き取るとか、特定の区域において駆除すべき害獣認定された野生生物を秘密裏に仕留めて調達するとか、そんなもんでいいかな。
まあ、それはそれとしてよ。これで前もって話しておくべき事は全部語った。あとは、
「―――さぁ、それじゃ始めましょう。始めようじゃないの!血をぶちまけ、肉を千切り、骨を砕き、心を潰し、アンタの尊厳を完膚なきまでに殺してあげるっ!
いよいよもって楽しい愉しい復讐(ごうもん)の日々の始まりよ!!」 - 20二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 14:34:16
このレスは削除されています
- 21二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 14:34:53
「…………………!」
私のその宣言を聞いたエレイシアは腹を括った顔になり、抵抗の意思も言葉も出さずに裁かれる姿勢を見せる。ふふ、本っ当にイヤになるくらい殊勝な女ね。
ああ―――あぁん、もう待ちきれない!ここまでガマンにガマンにガマンを重ねまくったんだもの。話すべき事全部口にするまでよく耐え切ったわ私!てことでさあ、そんな辛抱強く耐えた自分への御褒美と行こうじゃない……!
痛覚付与の秘蹟は発動済み。この教会内にもコイツが目を覚ます前から既に対吸血鬼用の強力な視えない結界を張っている。
ええ、抜かりはない。存分に、存分にいたぶりましょう!
「じゃあ、さっそくアンタを目の前のこの講壇に寝かせるわね。それからアンタを潰したり切ったり捥いだり刺したり二つ折りにしたりとで心ゆくまで嬲り殺していくけど、その間に幾らでも懺悔する事を赦すわ。
本当に神さまがいて、アンタにそれだけの価値があるってんなら奇蹟が起きて生還できるよう、世界は作られてる筈だからさ。
というコトで―――せいぜいイイ顔でイイ声を無様に叫び散らしてちょうだい!
………と、その前にアンタに言わなくちゃいけないコトが最後にひとつだけあったわ」
「? ………なんです、か?」 - 22二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 15:00:42
「―――“ああ、なんて嘆かわしい。
戦友との誓いを守ってくれると心から期待していたのに。結局それを裏切り、主の御使いとしての責務より恋を選んだ果てがこのザマなんて。
この時代はアナタを含めて不信心者が多すぎる”」
「――――ぁ」
「“でも、だからこそ歓迎しましょう。
今ここにいるアナタこそ―――我が復讐の生け贄に相応しい、敬虔な吸血鬼ですから”
――――――ふふ。ふふふふふふ。あはははははははははははは!!あぁーはははははハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」
「ぁあ――――――が、あ"あああああぁぁあああああっ!!あ"あ"ああああ"ぁぁぁアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァ!!!!!!」
――――――そうして、長く短い13年分の復讐の日々が始まった。贖罪に生きた少女にとっての、現世における最期の地獄が始まった。 - 23スレ主25/01/20(月) 15:41:01
(あ、このタイミングで言うのかって話ですが読む際の推奨BGMは『主は天にいませり(リプライズ)』『今はもう遠く』辺りです)
- 24二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 16:01:48
ノエルさんが楽しそうでなによりです
- 25二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 20:02:54
シエル先輩が不憫すぎる、辛すぎる、かわいそう
やっぱりそれもこれも何もかもロアのせいだぁっ!! - 26二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 20:44:56
「腕24本、足31本、手足合わせて指16本、臓器43個、眼球6個、その他肉片は……計132kg。
うん、今日はこれくらいか。じゃあ、このうち9割はいつものように……そいっと!」
あれから一ヶ月。本日も目の前にかき集めた『今日の成果』を計算し、穴の底へと投げ捨てる。下は最初の数日と比べれば随分とまあ溜ってきた。
「はい、今日も審問受刑お疲れエレイシア!いつもの“エサ”よ。たぁぁんと食べて飲んで肉体を維持しなさい!」
「……………」
大部分を投棄したのち、残した一割分の血肉を眼前の女に差し出す。女は、エレイシアはただそれを無言で受け取ってから静かに自分の腕やら足やらを黙々と口にし始めた。
「……、ぁむ……、はむっ…………。ん……んっ………」
ちまちまと食べていき、血が垂れればそれを飲む。まさに悪魔の食事、悍ましくグロテスクで醜悪極まる光景だ。
でも……常に裸体を晒して虚ろな目でそうしているせいなのか、最近はどことなく退廃的で背徳的な色気を感じられるようになった。どうやら私の頭はおかしくなってるらしい。いや、それは元からか。
「ふふふふふふ、どうかしら。そろそろ『自分の味』ってモノにも少しは慣れてきたんじゃない?」
「…………そんなコト、よく質問できますね。そもそもヒトの形をしているモノを、こうして無理矢理にでも食べざるを得ないなんて、ロア(わたし)はともかく、エレイシア(わたし)が慣れると思いますか?」
「あっはは、ごめんなさい愚問だったわね!でも、死徒の舌になってる以上はどうあれ不味くはないんでしょう?その新鮮な肉を、骨を、滴る血を無意識に好い味だと思っているんでしょう?」
「……………………」
答えるのがイヤなんでしょう。エレイシアは、だんまりと何も言わずに食事の続きを始めた。
けど、仮にも死徒の血肉だから実はコイツにとっても腐った死体を貪ってるような不快感があるのかしら?
「…………終わり、ましたよ。今日も、最悪の食事でした」
「指に付いた血も半ば無自覚に丁寧に舐め取っておきながらそれを言っちゃう?ま、口では何とでもほざけるしね。
―――フフ、徐々に心も吸血鬼に近づいてきているじゃないの。エレイシアぁ?」
「…………………」
とにかく、今はこれで順調だ。さて、プールが溜まり切る頃にはコイツはどこまで堕ちきっているのやら。あぁ、実に楽しみだわ! - 27二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 20:48:23
うわぁ……………………
えっっっぐぅ…………………
拷問だぁ…………………… - 28二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 20:49:27
もうシエル先輩のライフは0よ!!!!!!
割とマジでシエル先輩が一番しんどくてきつすぎる… - 29二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 21:13:39
シエル先輩地獄すぎるよ…………
ノエルさんノッリノリだけどさぁ、大丈夫?
全部終わったあと空虚にならない?? - 30二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 21:17:55
うわあ……という気持ちともっとやれ!!!!いけー!!!っていう気持ちどっちもある
- 31二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 21:27:24
まだシエル先輩が抵抗する気持ちと力があるからいいけどそれが無くなったら…先輩死んじゃう…
上で先輩自身の血を飲めなくなったら別の動物の血を飲ませば良いって書いてあるけどそれやったらほんとに死んじゃう気がする
動物の血を飲んだらどうなっちゃうんだろう………… - 32二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 21:46:44
シエル先輩の姿見て退廃的で背徳的な色気感じてるのはシエル好きぃになりかねない
- 33二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 21:56:07
ここまでやったらシエルいなくなったノエルどうするんだろう
それにしてもシエル先輩ここまでやってもマジで壊れないの凄いな…一周回って壊れてるのかもだけど
まあそれはこの場合どっちもそうか
シエル先輩は恋を見つける前になんとか隣を理解してやれればよかったのかな - 34二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 22:02:29
もうすでにヤバイけどシエル先輩死んだら幻覚見てそうまだ拷問してまだ殺して殺して殺して殺して…………ってなってそう
それか、シエル、シエル、シエル、シエル、シエル!!って泣き崩れてそう - 35二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 23:04:05
そういや志貴くん死んじゃったけど秋葉さまにバレてるよなぁ確か命繋がってるらしいから…………
ノエルさん殺されるんじゃね?あーでも復讐者だから返り討ちしそう
でもほんと遠野メンツにどう思われてるんだろ志貴くん死んじゃった事………… - 36二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 23:18:33
それから更に月日が流れていくと共に穴の中のプールも、エレイシアの血肉で段々と着実に埋まっていった。
「今日で二か月だけどさ、エレイシア。いつも自分の肉ばかりじゃ飽きてきただろうし、何よりそろそろ肉体維持の限界が近くなってきた頃合いでしょう?
だからね、今日から動物の血肉で凌いでもらう事にしたわ!まずは差し当たって、アンタのだぁい好きだったカレーにしてみたの。これでも真心込めて作ったから食べてくれると嬉しいな!」
「………死徒は、血液以外の味覚が無いのは知ってるでしょう。こんな、ルーとか白米とか、意味はないですよ。そう、意味が……ないん、です」
「あのさ、折角私がわざわざアンタの為に作ってやったっつーのにそんな言い方はないでしょ?つべこべ言わずにとっとと食いなさい」
「………そこまで、言うのなら。…………じゃあ、いただきます――――――ぅぶっ!?ぁ、が、あ"ぁっ……!!」
「あ―――ごめん。そう言えば隠し味に聖水をまぶしてたわ。今度から気を付けるね!」
「もう三ヶ月。プールもあとちょっとで半分に到達するわね。この分だとこのままスムーズに行けばあと四ヶ月程度かしら。やったわね、エレイシア!もう少しの辛抱よ!」
「………………………………………」
「あらあら、何を呆けているのかしら?ねぇ、アンタ最初に『甘んじてこの身に罰を受ける』って宣言したじゃない。ちゃんと受け答えできる程度にはしっかりしなさいよ。
教会の半年に渡る異端審問を耐え切ったクセにどうしてもう音を上げそうな面してんの?自分がどういう生き物で、どんな咎人なのかを今一度自覚しなさい」
「…………。すみま、せん。わたしは、最期まで、あなたの然るべき復讐を受け続けます。それが、今のわたしにできる、最期の贖罪、ですから」
「よろしい。それでこそよ。ところで、そろそろまた別の血肉に変えようかなぁって思ってるの」
「………今度は、なんです」
「いや、この数ヶ月で大分頭回したんだけどね。―――他の死徒の肉をアンタに与えてやろうと考え付いた。
人間の血を直接差し出すのは無理でも、その人間の血をたくさん吸って蓄えてるだろう死徒のならアンタの維持にかなり貢献してくれそうと思わない?」
「ぁ――――――ぁ――――――」 - 37二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 23:56:18
―――更に四ヶ月。この間は任務とかで忙しい時期が多かったから、肉のプールはそこまで溜まらなかった。残念ね。
「でも、いい収穫が手に入ったわ。ねえ聞いてエレイシア!昨日ね、任務先でジェスター・カルトゥーレとかいう上級クラスの死徒と遭遇したから今日はこうして箱詰めにして持ってきちゃった!
無論いつものように食べやすいサイズに切り分けてるからすぐに口に入るわよ。ほら、どうぞ!」
「…………………」
エレイシアは相も変わらず無言で手に取り、その血肉を咀嚼し飲み下す。心なしかその所作は、以前よりも抵抗が微かに少ないように見えた。
その後も淡々と食事を続けて、箱の中にあったモノすべてを綺麗に食い尽くした。うわあ、中に残ってる僅かな血液を啜ってるよ。怖いわねぇ、悍ましいわねぇ。
「…………………終わりました。これで、いいのでしょう?」
虚ろな目と顔で箱を私に返す。私はそれを手に取り、ちゃんと中身が空になってるのを確認してから適当に炎で燃やした。上級死徒の血で汚染されてるからもう使えないしね。
「ええ、問題ないわ。いやあそれにしてもさ、聞いてちょうだいよエレイシア!この間の任務先で、たまたま時間に余裕があったからホラー小説でも買って読んだんだけどさぁ―――」
「……………………」
私はそう言ってコイツの隣に座って、自分のここ最近の出来事を適当に語っていく。この日々が始まって二ヶ月が経った辺りからだろうか。こうして度々側によって話すことが多くなった。
「で、読み終えてまあまあ怖かったっちゃあ怖かったか?なんて思ってたら背後から気配を感じてさぁ、振り返ったらⅣ階梯の夜属がいたの!その時雰囲気を味わう為に人気のない路地裏で読んでたのよ。もう本っ当にビックリしたわ!
ま、もちろんそう思ったと同時に殺してやったけどね」
「………そうですか。それは……大変、でしたね。…………次から は、素直に室内で読んだ方が、いいですよ」
「ははっ癪だけどご忠告痛み入るわぁ」 - 38二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 23:59:14
なんか大丈夫?無意識にノイズ入って来てないノエル先輩?
- 39二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 00:14:23
でもこうして他愛のない会話をちょくちょく挟む事でシエル先輩の精神を狂わせずにギリギリ繋ぎ止めれているだろうからノエル先輩的には結果オーライだと思う
- 40二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 00:47:10
隠し味に聖水…めちゃくちゃ人の心無くて草、、、、草、、、、、、、、、、、、
- 41二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 00:49:32
もうジェスタークラスをポンポン狩れるレベルになったのか、、、、埋葬機関行けそうだな、、、、今ならヴローヴにもタイマンで勝てるのでは?
- 42二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 09:04:41
保守しまーす
- 43二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 09:40:10
―――更に5ヵ月が経った。この頃はエサの工夫をしようと思って、死徒や動物の血肉をエレイシアの血肉と混ぜてスムージーにして飲ませたり、ハンバーグにしてパンに挟んで食わせたりしたなぁ。
依然としてコイツは無言で食べて飲んでるけど、味の感想とかは何れも一切口にしなかった。まあ、お父さんを肉塊(ダンゴ)にしやがって一口齧った上で“不味い”なんて吐き捨てるような悪魔の感想とかこっちから願い下げだけど。
「腕20本……足……指……臓器……眼球……骨……肉片108kg。うん、今日も大量ね!じゃあいつもみたいに分けてから、下のプールへぽーい!」
今日も今日とて審問の成果の計算をして穴に放り込む。この分だともうニ~三ヶ月くらいかしら。
そして、手元に残した肉の山をエレイシアの前に差し出した上で、数日前から考えてたコトを実践する事にした。
「ねえ、エレイシア。今日はまた趣向を凝らして一風変わったとあるドレッシングを持ってきたの!」
「……?」
微かに疑問符を浮かべるエレイシアを他所に、私はさっそく用意していたモノを包みから取り出す。それは白い液体で満たされている、25cmほどの大きなウイスキー瓶だ。
「………それは、何ですか?」
「ええ、これはアンタの為に私が三日前から拵えていたとっておきのモノでねぇ。
何なのかって言うと、人間の女の母乳――――――と、男の下半身の体液。つまりアレよアレ。
これはそれらを混ぜた特製の白濁調味料なの!」
「―――は?」
「いやぁ、なんで混ぜたのかっていうとね。母乳って調べたところ糖分が物凄く高いらしいから、ある程度成熟した年齢で飲んじゃうと腹を下してしまうらしいの。だから男のアレでその糖分を程よい感じに薄めようかなって。
あ、鮮度に関しては秘蹟でバッチリ維持してるから搾りたてホヤホヤも同然よ。だから安心して味わうといいわ!」
そして私はさっそく蓋を開けて、目の前の肉の山へ満遍なく注ぐ。粘り気のある白い液体は、例えるのならマヨネーズに近いだろうか。いえ、それはマヨネーズに失礼すぎるわね。反省しなさいノエル。
「…………。……っ………ん、む………ぁむ………」
エレイシアはほんのしばらく躊躇っている様子を見せたけど、ものすっごいイヤそうな顔で白濁した液体の混じった血肉をちまちま貪り出した。人間の体液なのになんでそんなイヤそうなのかしら? - 44二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 10:05:27
>>41 総耶にくる前でⅧ階梯の後継者をシエルと協力して狩れるレベルだったから、完全に「火の王」となってその上白鯨の遺骸との完全適合した今、祖相手にタイマンできそうなレベルに強くなったからジェスター狩れたのなんも疑いがないよね
- 45二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 10:22:22
そこから更に一ヶ月経つのだけど―――この一ヶ月間だけは一日もエレイシアに責め苦を与える暇がなかった。
理由は、私が任務をこなす中でとある二十七祖の情報を掴んだからだ。だから時間をかけてソイツの尻尾を掴み、城に潜入し、あわよくば抹殺を試みた。
そしてその二十七祖は、私にとっても因縁があるヤツだった。だから私にとってもやりがいのある作業だったし、故にこそ慎重に慎重を重ねて事にあたった。
そして―――
「――――――ただいまエレイシア!しばらくバッタリと会えなくてごめんねぇぇぇ?ちょっとばかりとあるお土産物を持ってくるのに一ヶ月も時間がかかってさぁ。でも、やぁぁぁっと終わったわ!」
「………………おみ、やげ………?」
「ええ、それも本当に貴重な代物でね。加えてそれこそアンタにしか扱えないだろう特級の危険物なんだけど……」
私は懐から厳重に封印してある結界型の箱を取り出し、封印を解除してから箱の中のソレをエレイシアに見せた。
「――――――はい、じゃじゃーん!死徒二十七祖の一角、リタ・ロズィーアンの『薔薇』の原理血戒でーす!んぅふふふふふふふふっははははははははははははっ!!」 - 46二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 10:44:57
なんかもう化学反応で最強の吸血鬼生まれそうこれ
そして地球人類は滅んだ朱い月大勝利みたいな
ノエルはもう無敵の人だな… - 47二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 11:34:05
なんかこれもう狂気の復讐の果てに一周回ってシエルと過ごすの楽しくなってない?
- 48二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 11:38:23
サラッと祖を狩ってる…
ロズィーアンの本家の魔眼でシエルですらやられる可能性高いのに復讐心で突破して殺せるってやばいぞ - 49二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 12:30:40
薔薇って本編でノエル先生がなってた死徒と同じ…?
- 50二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 12:33:03
一人で死徒倒せるようになって本当にに強くなったね
でもそれはそれとして狂喜でシエル先輩大好きだしシエル先輩殺すしハチャメチャおかしくなっちゃったな… - 51二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 12:44:33
1人で二十七祖を狩ってやがる!?
原理血戒をお土産にするとかもうこれ祖側から見ても怖い狂人だよ…